JP4945921B2 - 設置部材 - Google Patents

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本発明は、設置部材に関し、特に、ユーザが設置された任意のモニタを容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のモニタを設置することができるようにする設置部材に関する。
従来、多数のテレビジョン受像機を互いに接続して使用し、単体で使用する場合よりも高機能を実現するようにする方法がある。(例えば、特許文献1参照)。このような方法を用いたスケーラブルTVシステムにおいては、例えば、接続された複数のテレビジョン受像機の全ての画面を使って1つの画像を表示させたり(全ての画面を1つの画面として使用したり)、各画面に同じ画像を表示させたり、同じ動画像より互いに異なるタイミングでキャプチャした静止画(一連の動作を複数の静止画像で表現した連続画像)をそれぞれのモニタに表示させたり、互いに異なるチャンネルの番組を同時に表示させたりすることができる。
また、テレビジョン受像機を安定して設置するための専用部材を用いる方法がある。このような専用部材として例えば、テレビジョン受像機を入れる棚であるラックや、テレビジョン受像機を壁に設置するための壁掛けフック等がある。また、テレビジョン受像機を上に置いて、テレビジョン受像機が好ましい高さ(位置)に設置されるようにするスタンドもある。
このようなスタンド(ディスプレイスタンド)には、設置するディスプレイの設置向き等を変更することができる可動式のスタンドも存在する(例えば、特許文献2参照)。このディスプレイスタンドは、可動式のアームを有しており、このアームによってディスプレイの背面を固定する。これにより、ディスプレイはアームの可動範囲内で設置向きや位置などを変更することができる。また、このアームを複数個設けることにより、このディスプレイスタンドは、複数のディスプレイを設置することも可能である。
特開2003−195843号公報 特開2004−191601号公報
しかしながら、例えば、上述したように、複数のテレビジョン受像機を連携して動作させ、全ての画面を1つの画面として使用し、1つの画像を表示するようにする場合、各テレビジョン受像機の画面が互いに離れていて、各画面の間隔が広いと、表示された1つの画像が1つの画像に見えない恐れがある。つまり、各テレビジョン受像機が互いに離れていると、ユーザにとって画像が見づらくなってしまう恐れがある。従って、各テレビジョン受像機は、互いにできるだけ近接して設置されるほうが望ましい。
しかしながら、上述したアームを用いる方法の場合、例えば行列状に互いに接するように配置されたディスプレイの中央付近のディスプレイ、すなわち、周囲を他のディスプレイによって囲まれたディスプレイの場合、そのディスプレイの側面に隙間が無いため手や指を挿入することができず、ユーザは、取り外しや設置の作業が困難である恐れがあった。
特に、特許文献1に記載のスケーラブルTVシステムの場合、複数のテレビジョン受像機を接続して使用することも、各テレビジョン受像機を個別に使用することも想定されている。このようなスケーラブルTVシステムにおいては、テレビジョン受像機のスタンドへの装着や取り外し(着脱)は頻繁に行われるが、上述したように、ユーザが自由に容易にディスプレイの着脱を行うことができない場合、システムの利便性を低下させてしまう恐れがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが設置された任意のモニタを容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のモニタを設置することができるようにするものである。
本開示の一側面は、モニタを設置する設置部材であって、前記モニタを装着する装着部と、前記装着部を前記設置部材に対して前後方向に所定の範囲で可動な状態で接続する接続部と、前記装着部が前記接続部の可動範囲内の前方に位置する場合、前記モニタを前記装着部から着脱可能な状態とし、前記装着部が前記可動範囲内の後方に位置する場合、前記モニタを前記装着部に固定する固定部とを備え、前記固定部は、前記装着部の前記モニタ装着面に対して前方に開閉するフックと、前記モニタ装着面に対して開いたフックに装着された前記モニタを検出し、前記フックとともに、検出された前記モニタを固定するチャックと、前記装着部の移動に応じた方向に回転動作するシャフトと、前記装着部が前記可動範囲内の前方に移動する場合、前記シャフトの回転動作に基づいて前記フックを前記モニタ装着面に対して開かせ、前記装着部が前記可動範囲内の後方に移動する場合、前記チャックにより前記モニタが検出されていないとき、前記シャフトの回転動作に基づいて前記フックを前記モニタ装着面に対して閉じさせ、前記チャックにより前記モニタが検出されたとき、前記フックを前記モニタ装着面に対して閉じさせないようにするリンクとを備える設置部材である。
前記フックおよび前記チャックは、前記モニタの把持用のパイプを固定することができる。
前記固定部は、前記装着部が前記可動範囲内の前方に移動する場合、前記モニタを固定しない状態で前記モニタ装着面の前方に露出し、前記装着部が前記可動範囲内の後方に移動する場合、前記モニタが前記装着部に装着されていないとき、前記モニタ装着面後方に収納され、前記モニタが前記装着部に装着されているとき、前記モニタを固定するフックをさらに備えることができる。
前記モニタと前記設置部材を電気的に接続するコネクタをさらに備えることができる。
前記接続部は、パンタグラフ機構を有し、前記パンタグラフ機構による可動範囲内で、前記装着部を、前記設置部材に対して前後方向にスライド動作させることができる。
前記装着部、前記接続部、および前記固定部を複数備えることができる。
本開示においては、モニタが装着される装着部が、その装着部が設置部材に対して前後方向に所定の範囲で可動な状態で接続される接続部の可動範囲内の前方に位置する場合、その装着部の移動に応じた方向に回転動作するシャフトの回転動作に基づいて、装着部のモニタ装着面に対して前方に開閉するフックがモニタ装着面に対して開かれることにより、モニタが装着部から着脱可能な状態とされ、装着部が可動範囲内の後方に位置する場合、モニタ装着面に対して開いたフックに装着されたモニタを検出し、フックとともに、検出されたモニタを固定するチャックによりモニタが検出されていないとき、リンクにより、シャフトの回転動作に基づいてフックがモニタ装着面に対して閉じられ、チャックによりモニタが検出されたとき、リンクにより、フックがモニタ装着面に対して閉じさせないようになされることにより、モニタが装着部に固定される。
本発明によれば、ユーザが設置された任意のモニタを容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のモニタを設置することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した、スケーラブルテレビシステム(スケーラブルTVシステム)を設置するためのスタンドの一実施形態に係る構成例を示す図である。
図1において、スタンド10は、スケーラブルテレビシステム1(以下、スケーラブルTVシステム1と称する)を安定して設置させるための設置部材(または収納部材)である。
スケーラブルTVシステム1は、9つのテレビジョン受像機(テレビジョン受像機21−1乃至21−9)により構成されるシステムであり、各テレビジョン受像機が互いに連携して動作したり、個別に動作したりして、単体のテレビジョン受像機よりも高機能を実現するシステムである。以下において、テレビジョン受像機21−1乃至21−9を互いに区別して説明する必要の無い場合、テレビジョン受像機21と称する。
例えば、スケーラブルTVシステム1において、テレビジョン受像機21のそれぞれは、互いに連携して動作することにより、各画面全体を1つの画面として使用し、1つの画像を表示させたり、一部の画面だけ他の画像を表示させたり、各画面において、互いに異なるチャンネルの放送番組の画像を表示したり、連続画像等のように互いに関連性のある静止画像を表示させたりすることができる。なお、このテレビジョン受像機21は、それぞれ単体としても動作可能である。また、スケーラブルTVシステム1として連携するテレビジョン受像機21の数は、9つでなくてもよく、2つ以上であればいくつであってもよい。
スタンド10は、このようなスケーラブルTVシステム1を構成するテレビジョン受像機21(モニタ(ディスプレイ))を安定的に設置する(固定する)ための設置部材(モニタ固定装置または固定機構)である。つまり、スタンド10には、9つのテレビジョン受像機21を装着する装着部11−1乃至装着部11−9が設けられている。装着部11−1乃至装着部11−9には、それぞれ、テレビジョン受像機21が1つずつ装着される。以下において、装着部11−1乃至装着部11−9を互いに区別する必要の無い場合、装着部11と称する。
なお、図1においては、装着部11−1、装着部11−4、および装着部11−7のみが示されており、それ以外の装着部の図示は省略されている。図1においては、9つの装着部11が3行×3列のマトリクス状に一平面上に配置されている。つまり、最も左上が装着部11−1で、その装着部11−1の向かって右隣が装着部11−2、さらに装着部11−2の向かって右隣が装着部11−3、装着部11−1の下が装着部11−4、その装着部11−4の向かって右隣が装着部11−5、さらに装着部11−5の向かって右隣が装着部11−6、装着部11−4の下が装着部11−7、その装着部11−7の向かって右隣が装着部11−8、さらに装着部11−8の向かって右隣が装着部11−9となっている。そして、それらの装着部11−1乃至装着部11−9には、それぞれ、順番にテレビジョン受像機21−1乃至テレビジョン受像機21−9が設置される。なお、実際には、各テレビジョン受像機21は、自分自身が設置された場所を把握する機能を有するので、どの装着部11にどのテレビジョン受像機21が装着されても構わないが、ここでは、説明の便宜上、図1に示されるような順番で、テレビジョン受像機21が装着部11に設置されるものとする。
つまり、スタンド10は、9つのテレビジョン受像機21を、一平面上に、3行×3列のマトリクス状に配置し、一番左上がテレビジョン受像機21−1、そのテレビジョン受像機21−1の向かって右隣がテレビジョン受像機21−2、さらにテレビジョン受像機21−2の向かって右隣がテレビジョン受像機21−3、テレビジョン受像機21−1の下がテレビジョン受像機21−4、そのテレビジョン受像機21−4の向かって右隣がテレビジョン受像機21−5、さらにテレビジョン受像機21−5の向かって右隣がテレビジョン受像機21−6、テレビジョン受像機21−4の下がテレビジョン受像機21−7、そのテレビジョン受像機21−7の向かって右隣がテレビジョン受像機21−8、さらにテレビジョン受像機21−8の向かって右隣がテレビジョン受像機21−9となるように配置して固定する(設置する)。
なお、後述するように、スタンド10は、各テレビジョン受像機21を互いに接続する機能を有しており、このスタンド10を介して互いに接続されたテレビジョン受像機21が、スケーラブルTVシステム1として動作する。また、後述するように、装着部11は、可動式の部材であり、テレビジョン受像機21の装着や取り外しの際(着脱の際)に、それぞれが互いに独立して前後方にスライドするようになされている。
なお、以下において、スタンド10の装着部11が設けられている面、すなわち、テレビジョン受像機21が設置される面がスタンド10の正面とする。
スタンド10の、装着部11の下の段には、ラック12−1乃至ラック12−3が横方向に並べて設けられている。つまり、図1に示されるように、装着部11−7の下部にラック12−1が設けられ、装着部11−8の下部にラック12−2が設けられ、装着部11−9の下部にラック12−3が設けられている。以下において、ラック12−1乃至ラック12−3を互いに区別して説明する必要の無い場合、ラック12と称する。ラック12は、収納部材であり、内部(または表面)に、スピーカや、図示せぬリモートコントローラに対する赤外線受光部等の、スケーラブルTVシステム1の構成に含まれる、テレビジョン受像機21以外の機材が収納(設置)される。
また、スタンド10の最下部、すなわち、ラック12の下の段はボックス13−1乃至ボックス13−3となっている。つまり、図1に示されるように、ラック12−1の下部にボックス13−1が設けられ、ラック12−2の下部にボックス13−2が設けられ、ラック12−3の下部にボックス13−3が設けられている。以下において、ボックス13−1乃至ボックス13−3を互いに区別して説明する必要の無い場合、ボックス13と称する。ボックス13は、内部の一部または全部が空洞の箱状の筐体であり、その内部に、例えば、電源を外部より取得し、スタンド10に設置される各テレビジョン受像機21に分配供給する電源回路や、スタンド10に設置される各テレビジョン受像機21をスタンド10の外部に設けられたテレビジョン放送信号受信用のアンテナに接続する分配器等の電気ユニット等が格納される。
なお、スタンド10は、例えば、ラック12やボックス13に、レコーダ等のスケーラブルTVシステム1以外の装置を設置することができるようにしてもよい。
図2は、図1に示されるスタンド10を右側面(テレビジョン受像機21−3、テレビジョン受像機21−6、テレビジョン受像機21−9、ラック12−3、およびボックス13−3の側)より見た図である。
図2に示されるように、スタンド10の装着部11の部分は、ラック12やボックス13の部分より薄く、スタンド10に設置されたテレビジョン受像機21(図2の場合、テレビジョン受像機21−3、テレビジョン受像機21−6、およびテレビジョン受像機21−9)の前面(画像が表示される面)が、スタンド10のラック12やボックス13の正面と略同一平面上に位置するようになされている。なお、スタンド10は、このテレビジョン受像機21の前面がラック12やボックス13の正面と異なる平面上に位置するようになされていてもよい。
図1や図2に示されるように、スタンド10は、9つのテレビジョン受像機21を略隙間無く(例えば、テレビジョン受像機21間にユーザの手を挿入できない程度に隙間無く)マトリクス状に並べて設置する。また、このスタンド10は、テレビジョン受像機21が、ユーザにより容易に装着したり取り外したりすることができるように(着脱可能なように)なされている。テレビジョン受像機21の装着時や取り外し時(着脱時)には、その着脱されるテレビジョン受像機21の側面や背面をユーザが掴みやすいように、図3に示されるように、装着部11が前方に(正面から垂直に離れる方向に)スライドされる。
図3は、テレビジョン受像機21−1およびテレビジョン受像機21−4が装着部11−1または装着部11−4より外されている状態のスタンド10の様子の例を示す図である。図3において、装着部11−1は、前方にスライドされており、装着部11−4は、テレビジョン受像機21が設置されている他の装着部と同様の位置にセットされている。
スタンド10において、ユーザは、どの装着部11であっても、装着部11−1と同様ように、前方にスライドさせた状態でテレビジョン受像機21を装着したり、取り外したりさせる(着脱させる)。例えば、設置を完了し、その設置したテレビジョン受像機21をスケーラブルTVシステム1として動作させる場合、ユーザは、装着部11(に装着されたテレビジョン受像機21)を押し込み、図3の装着部11−7(テレビジョン受像機21−7)のような状態にセットする。また、例えば、装着部11よりテレビジョン受像機21を取り外した場合、その装着部11がそのままの状態だとスタンド10より飛び出していて邪魔になるので、ユーザは、その装着部11を押し込み、装着部11−4のような状態にセットする。
図4および図5は、装着部11の詳細な構成例を示す斜視図である。図4は、装着部11−4が前にスライドされた状態を示しており、図5は、装着部11−4が奥にセットされた状態を示している。図4および図5のいずれの場合も、装着部11−4には、テレビジョン受像機21−4は装着されていない。
図4に示されるように、装着部11−4の前面(テレビジョン受像機21−4が設置される面)には、テレビジョン受像機21−4を引っ掛けるためのモニタフック31、テレビジョン受像機21−4と電気的に接続される端子群であるコネクタ32、および、モニタフック31に引っ掛けられて設置されたテレビジョン受像機21−4を動かないように固定するモニタロック33が設けられている。
これらのモニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33の詳細については後述するが、図4に示されるように、装着部11−4が前方にスライドされている状態のとき、モニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、いずれも、装着部11−4の前面より突き出ている。例えば、モニタフック31は、装着部11−4が前方にスライドされると、図4に示されるように、上部が前方に傾くように飛び出し、テレビジョン受像機21−4に設けられた把持用のパイプを引っ掛けることが出来るようになる。また、例えば、コネクタ32は、装着部11−4が前方にスライドされると、図4に示されるように、水平方向を軸として回転し、上側が水平になるまで前方に倒れて飛び出し、端子部分が前方に突き出てくる。これにより、テレビジョン受像機21−4のパイプがモニタフック31に引っ掛けられると、テレビジョン受像機21−4に設けられている、コネクタ32の端子に対応する端子がコネクタ端子32の端子部分に合致し、テレビジョン受像機21−4と装着部11−4(スタンド10)が電気的に接続される。さらに、例えば、モニタロック33は、装着部11−4が前方にスライドされると、図4に示されるように、鋏状に(中央部分で折れたV字となるように)左右端が飛び出し、テレビジョン受像機21−4の下側を固定するためのフックが飛び出し可能な状態にセットされる。
これらのモニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、装着部11−4が、テレビジョン受像機が装着されていない状態で後方にセットされると、図5に示されるように、装着部11−4の後方に引っ込み、装着部11−4の前面が略凹凸の無い平面となるようになされる。つまり、例えば、モニタフック31は、図4の状態から装着部11−4が後方にスライドされると、前方に傾いていた上部が後方に回動し、垂直になる。この状態においてモニタフック31の前面は、装着部11−4の前面の一部となり、1つの平面を構成するようになされている。また、例えば、コネクタ32は、図4の状態から装着部11−4が後方にスライドされると、前方に倒れていた上部が後方に起き上がるように回動し、垂直になる。この状態においてコネクタ32の前面は、装着部11−4の前面の一部となり、1つの平面を構成するようになされている。さらに、例えば、モニタロック33は、図4の状態から装着部11−4が後方にスライドされると、鋏状に飛び出していた左右端が、鋏が開くように後方に回動する。この状態においてモニタロック33の前面は、装着部11−4の前面の一部となり、1つの平面を構成するようになされている。
つまり、これらのモニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、図4に示されるように装着部11−4が前方にスライドされると、前方に飛び出し、それぞれの機能を果たすことの出来る状態にセットされる。逆に、図5に示されるように、テレビジョン受像機を装着せずに装着部11−4が後方にスライドされると、これらのモニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、装着部11−4内に収納され、装着部11−4の前面が略1つの平面となるようになされている。
なお、図4および図5においては、装着部11−4について説明したが、全ての装着部11は、上述した装着部11−4と同様の構成を有している。つまり、装着部11−1乃至装着部11−9は、それぞれ、上述したようなモニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33が設けられており、これらを用いてテレビジョン受像機21が装着されるようになされている。
この装着部11は、スタンド10に対して、図6に示されるように、複数のアームを組み合わせたパンタグラフ機構によって可動であるように接続される。図6は、装着部11−1を側面より見た図である。図6において、テレビジョン受像機21−1は、装着部11−1に対してモニタパイプ41を用いて固定される。モニタパイプ41は、テレビジョン受像機21の背面(画像が表示される面の反対の面)に設けられた、把持用の部材であり、単体で使用される場合、ユーザはこのモニタパイプ41を掴んでテレビジョン受像機21を持ち歩いたり、移動させたりする。このモニタパイプ41は、テレビジョン受像機21を装着部11に固定する際にも用いられる。
後述するように、図6に示される状態において、モニタパイプ41は、装着部11−1のモニタフック31に引っ掛けられている。このとき、装着部11−1のコネクタ32の端子部分は、テレビジョン受像機21−1の端子部分に電気的に接合される。また、図6に示される状態において、装着部11−1のモニタロック33は、図4に示されるように飛び出した状態であるものの、まだそのフックは飛び出しておらず、テレビジョン受像機21−1の下部は固定されていない。
また、この装着部11−1とスタンド10本体とは、複数のアームがX字に組まれたパンタグラフ機構42により動作可能に接続されており、装着部11−1は、スタンド10本体に対して両矢印43に示されるように前後方向にスライド可能である。
図7は、スタンド10に設置されるテレビジョン受像機21の背面の構成例を説明するための斜視図である。
図7に示されるように、テレビジョン受像機21の背面には、接合部材を介して、モニタパイプ41が接続される。モニタパイプ41の素材は、例えば、ステンレスやアルミ等の金属やプラスチック等、どのようなものであってもよいが、頑丈であり、軽量であり、かつ、コストの低い素材が望ましい。モニタパイプ41は、筒状の金属(パイプ)が曲げられ、略四角形をなしている。このモニタパイプ41は、例えば、所定の接合部材に溶接され、その接合部材がテレビジョン受像機21に螺子止めされる等して固定される。
テレビジョン受像機21の背面には、電気回路等が収納される収納部51が設けられており、そこには、テレビジョン受像機21がテレビジョン受像機として動作するための制御部等の構成が格納されている。また、その一部には外部端子群が設けられるコネクタ部52が設けられている。このコネクタ部52の端子には各種信号の入力端子や出力端子が含まれており、さらに、装着部11側の端子(コネクタ32の端子)に電気的に接合される端子も含まれる。
なお、図6までにおいて説明したように、テレビジョン受像機21は、スタンド10に装着される際に、モニタパイプ41の上側、すなわち、図7の接合部材53Aおよび接合部材53Bの間の部分54付近がモニタフック31に引っ掛けられる。また、そのとき、接合部材55Aおよび接合部材55Bは、モニタロック33のフックが引っ掛けられることにより装着部11に対して固定される。
図8乃至図11は、テレビジョン受像機21が設置されている場合とされていない場合の、装着部11のスライドの様子の例を説明する図である。図8は、テレビジョン受像機21が装着された装着部11が前方にスライドされている状態を示す図である。
図8において、装着部11は、パンタグラフ機構42を構成する長板状のアーム61およびアーム62によりスタンド10本体(支柱)に接続される。アーム61およびアーム62は、互いに、それぞれの中央部で連結部75により接続されている。アーム61はアーム62に対して(アーム62はアーム61に対して)この連結部75を回転軸とする回転方向に回動可能である。また、アーム61の一方の端は、装着部11の側面上部と固定端71により接続され、他方の端は、図示せぬレール上に配置されたインナー63と固定端72により接続される。つまり、アーム61は、装着部11に対して固定端71を回転軸とする回転方向に回動可能であるとともに、インナー63(スタンド10本体(支柱))に対して固定端72を回転軸とする回転方向に回動可能である。
同様に、アーム62の一方の端は、スタンド10本体(支柱)の装着部11に対応する部分の側面上部と固定端73により接続され、他方の端は、図示せぬレール上に配置されたインナー64と固定端74により接続される。つまり、アーム62は、スタンド10本体(支柱)に対して固定端73を回転軸とする回転方向に回動可能であるとともに、インナー64(スタンド10本体(支柱))に対して固定端74を回転軸とする回転方向に回動可能である。
インナー63は、スタンド10本体の装着部11に対応する部分の側面の下側に設けられた図示せぬレール部分を、両矢印84に示されるように、上下に平行移動可能に設置されている。このインナー63が上下することにより固定端72と固定端73との間隔が可変になる。つまり、アーム61がアーム62に対して(アーム62がアーム61に対して)固定端75を回転軸として回転する際に、インナー63がスライドして固定端72と固定端73との間隔が広がったり縮まったりする。
インナー64は、装着部11の側面の下側に設けられた図示せぬレール部分を、両矢印83に示されるように、上下に平行移動可能に設置されている。このインナー64が上下することにより固定端71と固定端74との間隔が可変になる。つまり、アーム61がアーム62に対して(アーム62がアーム61に対して)固定端75を回転軸として回転する際に、インナー64がスライドして固定端71と固定端74との間隔が広がったり縮まったりする。
アーム61およびアーム62がこのように動作することにより、装着部11とスタンド10本体(支柱)との距離が広がったり縮まったりする。つまり、装着部11は、スタンド10本体に対して、図中左右方向に平行移動(スライド)可能に設置されている。なお、実際には、装着部11の反対側の側面にも、アーム61およびアーム62と同様の2本のアームが接続される。つまり、実際には、装着部11は、4本のアームでスタンド10本体に支えられるが、図示せぬ反対側のアームの構成も図8に示されるアーム61およびアーム62の構成と同様であるので、その説明を省略する。なお、強度(剛性)を上げるために、一方のアーム61には、紙面に対して垂直方向を長手方向とし、図示せぬ反対側のアームにまで達する2本のシャフト76およびシャフト77が設けられている。
シャフト76には、シャフト76の中心軸を回転軸とする回転方向(図中量矢印85の方向)に回動可能であるように、連結用部品65が設けられる。つまり、連結用部品65の一方の端が、シャフト76に接続される。また、連結用部品65の反対側の端には、エアシリンダ66とガススプリング67の一方の端が回転可能に接続される。エアシリンダ66およびガススプリング67は、それらの他方の端がスタンド10本体(支柱)に接続され、装着部11を前方に押し出す(スライドさせる)ようにパンタグラフ機構42に対して作用する。
ガススプリング67は、窒素等の所定の気体を用いたスプリングであり、ピストン構造を有している。両矢印86に示されるように、その長手方向(ピストン方向)に伸縮運動を行う。ガススプリング67は、ピストンが縮められる向きに加えられる外力に対して、伸びる向き(外力に対してピストンを押し戻す向き)に力が働く。つまり、装着部11が後方に押し込まれると(装着部11がスタンド10本体側にスライドされると)、パンタグラフ機構42のアーム61およびアーム62は、図中横方向に開き、連結部材65は、図中上下方向に立ってくる。すると、ガススプリング67の両端の間隔が短くなり、ガススプリング67のピストンは押し込まれる形になる。ガススプリング67は、このような外力対してピストンを押し戻す(伸ばす)方向に力を加え、結果的に、パンタグラフ機構42に対して装着部11を前方に押し戻すように力を加える。
また、エアシリンダ66は、シリンダ内の空気が外に出たり、シリンダ内に外の空気が入ったりする量を調整することにより、その長手方向(ピストン方向)の伸縮運動の際に反力を生み出す。つまり、エアシリンダ66とガススプリング67の組み合わせにより、所望のバネ係数のスプリング機構が得られる。
このようなスプリング機構(エアシリンダ66とガススプリング67)により、パンタグラフ機構52は、通常、装着部11を前方に押し出す方向に力が加えられている。
図8に示されるように、装着部11が前方に押し出されている場合、モニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、上述したように装着部11の前面より飛び出している。図8においては、装着部11にテレビジョン受像機21が設置されており、モニタフック31には、テレビジョン受像機21のモニタパイプ41が引っ掛けられている。
また、コネクタ32の端子部は、テレビジョン受像機21の外部端子に電気的に接続される。なお、コネクタ32は電気ケーブル91を介してスタンド10本体(支柱)側の電気回路92に電気的に接続される。また、コネクタ32は、その後部をワイヤ93によってシャフト77を介して固定端73付近より吊設されている。そして、装着部11が図8に示されるように前方に押し出されると、このワイヤ93によってコネクタ32の後部が引っ張られ、コネクタ32が回転し、前方に飛び出すようになされている。装着部11が後方に押し込まれると、コネクタ32と固定端73との距離が短くなるのでワイヤが緩んで引っ張られなくなるので、コネクタ32は後述するバネの力によって収納されるように逆方向に回転する。
なお、図8の状態においては、モニタロック44のフックは飛び出しておらず、テレビジョン受像機21のモニタパイプ41の下部はロックされていない。
なお、装着部11をスタンド10本体(支柱)に固定するための図示せぬロック機構も用意されている。従って、例えば、図8のような状態から、矢印81に示されるように、ユーザがテレビジョン受像機21を所定の位置まで後方に押し込むと、装着部11は、ガススプリング67の力により再度前方に押し出されようとするものの、図示せぬロック機構が働き、矢印82に示されるように短い距離しか前方にスライドせず、図9に示されるように後方において固定される。
図9は、テレビジョン受像機21が装着された装着部11が後方にスライドされている状態(図示せぬロック機構により装着部11がスタンド10本体(支柱)にロックされている状態)を示す図である。
図9に示されるように、装着部11が後方に押し込まれると、インナー63およびインナー64が下方にスライドし、アーム61およびアーム62が横方向に開く。そして、ガススプリング67やエアシリンダ66のピストンは縮められる。従って、装着部11には、前方に押し戻すような力が加えられているものの、図示せぬロック機構により固定されるため、後方に押し込まれた状態で固定される。
この状態において、装着部11にはテレビジョン受像機21が装着されているので、モニタフック31は閉じず、上部が前方に傾いて突き出たままである。この理由(動作)については後述する。
また、コネクタ32は、その先端部分がテレビジョン受像機21の端子部分に挿入された状態であるので、装着部11が後方に押し込まれることによりワイヤ93が緩んでも、テレビジョン受像機21の筐体に引っかかって閉じない。つまり、図9に示される状態において、テレビジョン受像機21は、スタンド10本体側の電気回路92と電気的に接続されており、この接続を介して、電源の供給を受けたり、他のテレビジョン受像機21と連携し、スケーラブルTVシステム1として動作したりする。
装着部11が図9に示されるように後方に押し込まれると、モニタロック33よりフックが飛び出し、テレビジョン受像機21のモニタパイプ41の接合部材55Aおよび接合部材55B(図7)を引っ掛けて、テレビジョン受像機21の下部を固定する(ロックする)。つまり、装着部11に装着されたテレビジョン受像機21は、図9の状態において、モニタフック31とモニタロック33によりどの方向にも動かないように固定される。これにより、スタンド10は、テレビジョン受像機21を安定的に設置することができる。
なお、図9に示される状態から、矢印101に示されるように、再度装着部11を後方に押し込むと、図示せぬロック機構が解除され、矢印102に示されるように、装着部11が前方にスライドされる(図8に示される状態になる)。
図10は、図8の状態において、装着部11からテレビジョン受像機21を取り外した状態を示す図である。図10に示されるように、図8に示される状態においてテレビジョン受像機21を装着部11より取り外しても、モニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は装着部11の前面より飛び出したままの状態となる。
この図10の状態から装着部11を後方に押し込むと、図9の場合と同様にロック機構が働き、装着部11は、図11に示されるように、後方に固定される。ただし、この場合、上述したように、モニタフック31、コネクタ32、およびモニタロック33は、装着部11内に収納され、装着部11の前面は1つの平面となる。
次に、各部の詳細について説明する。最初に、モニタフック31について説明する。図12は、モニタフック31の詳細な構成例を示す斜視図である。
図12に示されるように、モニタフック31は、上述したように上部から開閉する可動部分であるフック111−1およびフック111−2を有する。このフック111−1およびフック111−2は、下部のほうで互いに接続されているが、上部においては図12に示されるように2つ(フック111−1およびフック111−2)に分離されている。以下において、フック111−1とフック111−2を互いに区別する必要の無い場合、フック111と称する。
フック111には、フック111(モニタフック31)が閉じた際に装着部11の前面の一部となる前面パネル112が設けられている。この前面パネル112の裏面(モニタフック31が閉じた際に装着部11の前面の一部となる面の裏となる面。図中手前側の面)において、フック111は、モニタパイプ41がセットされるようになされており、そのセットされたモニタパイプ41が接触する部分は、装着されたディスプレイ装置21が安定するように、セットされたモニタパイプ41の外形に合うような曲率で湾曲されている。
また、前面パネル112の裏面の、フック111の左右両側には、(フック111を挟むように)フック補助部113−1およびフック補助部113−2が設けられている。フック補助部113−1およびフック113−2は、フック111に引っ掛けられたモニタパイプ41を支える補助部材である。フック補助部113−1の曲面113−1−A、およびフック補助部113−2の曲面113−2−Aは、セットされたモニタパイプ41が接触する部分であり、装着されたディスプレイ装置21が安定するように、セットされたモニタパイプ41の外形に合うような曲率で湾曲されている。
また、フック111−1とフック111−2の間の、モニタパイプ41を支える部分には、フック部112とフック部113の間には、モニタパイプ41がセットされる部分であり、セットされたモニタパイプ41をさらに安定するようにモニタパイプの略上側から押さえつけるように固定し、さらに、モニタパイプ41がセットされている(テレビジョン受像機21が装着部11に引っ掛けられている)ことを検出する部材であるチャック114が設けられている。
チャック114は、軸部114Aによってフック111−1に軸の中心(点線115)を回転軸とする回転方向に(両矢印116のように)所定の範囲の角度で回動可能なように接続されている。また、チャック114は、軸部114Aと同様の図示せぬ軸部(以下においては、こちらの軸部も含めて軸部114Aと称する)によってフック111−2に軸の中心(点線115)を回転軸とする回転方向に(両矢印116のように)所定の範囲の角度で回動可能なように接続されている。つまり、チャック114は、軸部114Aの中心を回転軸とする揺りかごのように可動である。このチャック114は、図12において、軸部114Aより奥側の部分114Bと、軸部114Aより手前側の部分114Cとをそれぞれ用いて互いに異なる2つの機能を有する。
例えば、部分114Bは、図12に示されるように、軸部114Aより奥に向かって平面状に競りあがっているため、モニタパイプ41が接触する部分において、この部分114Bの箇所だけ、曲面113−1−Aおよび曲面113−2−A等の曲率と異なり浮き上がっている。従って、チャック114がその状態のときにモニタパイプ41がモニタフック31に引っ掛けられると(装着されると)、モニタパイプ41がこの部分114Bを押し下げるので、チャック114が軸部114Aの中心を軸に回転する。
チャック114の下部には、平行ピン117を介して案内部119が接続される。案内部119は、平行ピン117を回転軸としてチャック114に対して回転可能に接続されている。案内部119は、側面から見て卵型の形状をしており、曲率が大きい側(尖った側)の部分がフック111−2に接するようになされている。チャック114が上述したように回転すると、平行ピン117を介して接続される案内部119も両矢印118のように移動する。このとき、案内部119の曲率が大きい側(尖った側)の部分は、フック111−2の曲面に沿って移動するため、案内部119はその移動とともに平行ピン117を軸に回転する。
案内部119は、リンク120に固定的に接続されており、そのリンク120は、平行ピン121を介してリンク122に接続される。リンク122はリンク120に対して(リンク120はリンク121に対して)平行ピン121を軸として回転方向に回動可能である。さらにリンク122は、平行ピン123を介してリンク124に接続されている。リンク124の一方の端は、回転軸125により、フック111−2に回転可能に接続されている。リンク122は、平行ピン123を介してリンク124の略中央部分に接続される。
このリンク124は、後述するシャフトに設けられたピンを引っ掛けたり離したりする部材である。つまり、上述したように、チャック114が回転すると、その動きが、平行ピン117、案内部119、リンク120、平行ピン121、リンク122、および平行ピン123を介してリンク124に伝えられる。これにより、リンク124は、回転軸125の中心を回転軸として両矢印126に示されるように他方の端が上下する。
つまり、換言すると、チャック114の部分114Bは、モニタパイプ41がセットされたことを検出する。そして、平行ピン117、案内部119、リンク120、平行ピン121、リンク122、および平行ピン123等が、この検出結果をリンク124に通知する。リンク124は、その通知された検出結果に基づいて、後述するシャフトに設けられたピンを引っ掛けたり離したりすることにより、フック111(モニタフック31)の開閉を制御する。
また、チャック114の軸部114Aより手前側の部分114Cは、フック111にモニタパイプ41がセットされると、上述したようにチャック114全体が回転し、セットされたモニタパイプ41を略上側から押さえつけるように固定する。このようにすることにより、装着部11に装着されたテレビジョン受像機21は、より安定して固定される。
さらに、部分114Cは、セットされたモニタパイプ41がユーザなどにより取り外される場合に、その取り外されるモニタパイプ41によって開くように(図12において手前側に)押し出される。これによりチャック114全体が軸部114Aを回転軸として回転し、押し込まれていた部分114Bが引き上げられ、また、モニタパイプ41の装着を検出可能な位置に戻す。つまり、部分114Cは、セットされたモニタパイプ41の取り外しを検出し、さらに、チャック114の状態をリセットし、モニタパイプ41の装着を検出する検出部(部分114B)の状態を初期値(モニタパイプ41の装着を検出可能な位置)に戻す。なお、このチャック114の動きにより、引き上げられていたリンク124は、下側に押し下げられる。
モニタフック31の開閉する可動部分であるフック111は、平行ピン132の中心(点線133Aおよび点線133B)を回転軸とする回転方向に所定の範囲の角度で回転可能ように、フック支持支柱131と接続されている。フック支持支柱131には、フック111が開くことができるように、前面パネル112の下部が入り込むための溝133が設けられている。フック111は、開いたとき、この前面パネル112の下部が溝133の内側の面に接触してとまる。また、フック支持支柱131には、フック111が閉じたときの位置を決定する位置決定部134が設けられており、フック111は、閉じたとき、その一部がこの位置決定部134に接触することにより、停止する。
図13は、図12と異なる角度より見た場合のモニタフック31の斜視図である。
図13に示されるように、フック111の下部には、ピン142Aおよびピン142Bが設けられており、フック支持支柱131には、板バネ141Aおよび板バネ141Bが設けられている。この板バネ141Aおよび板バネ141Bは、それぞれ、ピン142Aおよび142Bに接触するように構成されている。また、板バネ141Aおよび板バネ141Bは、そのピン142Aおよび142Bに接触する部分が、ピン142Aおよび142Bに対して山形(凸状)に湾曲している。この湾曲形状により、フック111がフック支持支柱131に対して最も開いた状態か、または最も閉じた状態で安定するようになされている。
つまり、上述したように、フック111は、フック支持支柱131に対して平行ピン132の中心を軸として回転し、開いたり(モニタパイプ41がかけられる状態)、閉じたり(前面パネル112が装着部11の前面と同一面を形成する状態)するが、上述した板バネ141Aおよび板バネ141Bや、ピン142Aおよび142Bの構成により、最も開いた状態か、または最も閉じた状態でのみ安定する。例えば、途中の状態(フック114がフック支持支柱131に対して中途半端に開いた状態)においては、上述した板バネやピンの構成により、さらにフック111が開くようにフック111に対して力を加えるか、若しくは、フック111を閉じるようにフック111に対して力を加える。
図14は、図12のリンク124の構成例を示す図である。リンク124は、その下面に、アーム61やアーム62等に設けられた横方向のシャフト151のピン152に対する案内溝が形成されている。
シャフト151は、アーム61やアーム62等に固定されており、装着部11が前後にスライドされると、パンタグラフ機構42を形成するアーム61やアーム62が連結部75を軸として互いに対して回転するのに合わせて、モニタフック31に対する位置を変化させる。図8と図9、または図10と図11を比較して明らかなように、モニタフック31と、アーム61またはアーム62に固定的に設けられたシャフト151との距離は、装着部11の位置により(装着部11を前後方向にスライドさせることにより)変化する。
このシャフト151のモニタフック31に対する動きに合わせて、シャフト151に固定的に設けられたピン152も、モニタフック31に対して動揺に移動する。リンク124の下面には、このように移動するピン152の動きを追うことができるように案内溝が形成されている。また、その案内溝の両端は、ピン152によってリンク124が引っ張られたり押し込まれたりするようにフック部124Aおよびフック部124Bが設けられている。
詳細については、後述するが、例えば、ピン152によりリンク124のフック部124Aが引っ張られると、そのリンク124の動きが回転軸125を介してフック111に伝えられ、開いていたフック111が内側に引っ張られて閉じる。
また、例えば、ピン152によりリンク124のフック部124Bが押し込まれると、そのリンク124の動きが回転軸125を介してフック111に伝えられ、閉じていたフック111が外側に押し出されて開く。
次に、以上のような構成のモニタフック31の動作について説明する。最初にフック111が閉じられている状態から開くまでを説明する。例えば、装着部11にテレビジョン受像機21が装着されていない状態において、装着部11が後方に押し込まれて固定されている場合、フック111は閉じられている。図15は、そのときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図15に示されるように、装着部11が後方に押し込まれている場合、フック111は、フック支持支柱131に対して直立しており(閉じており)、さらに、上述したシャフト151(ピン152)は、フック支持支柱131に近接される(シャフト151の可動範囲内において近い方に位置する)。
この状態から、例えば、ユーザが1度装着部11を押し込んでロックを解除した後、手を離すと、ガススプリング67の力により装着部11は、矢印170に示されるように前方に押し出される。この装着部11のスライド移動に応じて、シャフト151は、矢印172に示されるようにフック支持支柱131より離れる方向に移動する。具体的には、シャフト151は、図15に示される黒丸171を中心とした回転方向に移動する。従って、ピン152も同様に、黒丸171を中心とした回転方向に移動する。つまり、ピン152は、矢印173に示されるように、リンク124の平行な案内部124Cに沿ってフック部124Aに向かって移動する。つまり、リンク124のフック部124A側は、ピン152により、その移動に合わせて持ち上げられていく。なお、黒丸171は説明の便宜上設けた点であり、実際には存在しない。
図16は、装着部11が図15の状態から前方に移動したときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図16において、シャフト151およびピン152は、図15の場合よりも、フック支持支柱131より離れている。従って、ピン152は、図15の場合よりも、フック部124Aに近づいている。この図16の状態から、装着部11はさらに前方にスライドする(矢印170)。それにより、シャフト151およびピン152は、モニタフック31に対して黒丸171を中心とする回転方向に移動を続ける(矢印172および矢印173)。
図17は、装着部11が図16の状態からさらに前方に移動したときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図17において、シャフト151およびピン152は、図16の場合よりも、さらにフック支持支柱131より離れている。ピン152はフック部124Aに到達し、さらに矢印173の方向に移動するため、フック部124Aを引っ張り始める。このピン125の引張りにより、リンク124は、矢印181に示される方向に引っ張られる。これにより、フック111の下部の回転軸125が引っ張られ、フック111の下部がフック支持支柱131に対して平行ピン132の中心を回転軸として矢印182に示されるように回転する。すなわち、フック111の上部は矢印183に示されるように、平行ピン132の中心を回転軸として前方に傾くように回転する(フック111が開き始める)。これに伴い、チャック114も矢印184に示されるように前方に傾き始める。
図18は、装着部11が前方に移動し安定したときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。装着部11がスライド可能範囲内において最前方まで移動されると、シャフト151やピン152のフック支持支柱131に対する動きは停止する。つまり、フック部124Aは、これ以上引っ張られない。
このようにリンク124がピン152によって引っ張られ、ある程度までフック111が開くと、上述した板バネ141Aおよび板バネ141B、並びに、ピン142Aおよびピン142Bによって、フック111に矢印183に示される方向に力が加えられ、フック111は全開状態まで開かれて停止する。
次に、テレビジョン受像機21がセットされていない状態で、装着部11を後方に押し戻す場合のモニタフック31の各部の動作の例について説明する。
図19は、装着部11が図18の状態から後方に移動したときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図19に示されるように、例えば、ユーザにより装着部11が、矢印190に示されるように、後方に押し込まれると、シャフト151は、図15乃至図18までの動作による軌跡を辿るように、黒丸171の中心を回転軸として円運動を行い、フック支持支柱131に対して近づいていく。これに合わせてピン152も矢印192に示されるように、図15乃至図18までの動作による軌跡を辿るように、黒丸171の中心を回転軸として円運動を行い、フック支持支柱131に対して近づいていく。
このとき、リンク124は、吊り上げられていないので、ピン152が下方に移動するのに合わせてフック部124A側が下がっていく。
図20は、装着部11が図19の状態からさらに後方に移動したときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図20に示されるように、装着部11が矢印190のようにさらに後方に移動すると、ピン152が矢印193のように黒丸171の中心を回転軸として円運動を行い、フック部124Bに到達する。そして、さらにシャフト151が矢印191のように移動すると、ピン152も矢印192のように移動し、フック部124Bを押し込む。これにより、リンク124を介してフック111の下部(回転軸125)が押し込まれ、矢印201に示されるように、前方に押し出される。つまり、フック111は、平行ピン132の中心を軸として回転し、フック111の上部は、矢印202に示されるように後方に押し込まれる。つまり、ピン152によるフック部124Bの押し込みによりフック111はフック支持支柱131に対して閉じていく(直立していく)。
図21は、装着部11が後方に移動し、図示せぬロック機構等により固定されたときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。装着部11がスライド可能範囲の後方のロック位置に移動されると、シャフト151やピン152のフック支持支柱131に対する動きは停止する。つまり、フック部124Bはこれ以上押し込まれない。
このようにリンク124がピン152によって押し込まれ、ある程度までフック111が閉じると、上述した板バネ141Aおよび板バネ141B、並びに、ピン142Aおよびピン142Bによって、フック111に矢印183に示される方向に力が加えられ、フック111は全閉状態まで閉じて停止する(直立する)。
このようにテレビジョン受像機21が装着されていない状態で、装着部11が後方に押し込まれると、リンク124がピン152によって押されるので、例えば、図5を参照して説明したようにモニタフック31は閉じた状態となり、装着部11の前面のモニタフック31による凹凸が無くなる。
テレビジョン受像機21は、必ず、装着部11を前方にスライドさせた状態で装着したり取り外したりされる。つまり、装着部11が押し込まれている状態においては、テレビジョン受像機21をモニタフック31に引っ掛けることはないので、モニタフック31は不要である。逆に、モニタフック31が飛び出したままで不要に凹凸があると、視覚的に好ましくないだけでなく、例えば、他の物体がその凸部にぶつかってモニタフック31が故障する恐れもある。また、ユーザがその凸部に手や体をぶつけたり引っ掛けたりしてけがをする恐れもある。従って、上述したように不要な状態においてモニタフック31が装着部11内に収納されるようにすることにより、スタンド10のデザイン、耐久性、および安全性等を向上させることができる。
換言すると、装着部11が前方にスライドされた状態、すなわち、モニタフック31にテレビジョン受像機21を引っ掛ける場合には、ユーザは、装着部11を一端押してロックを解除し、前方にスライドさせるだけで、モニタフック31を前方に飛び出させ、フックとして使用可能な状態にすることができる。つまり、ユーザがスタンド10に設置されたテレビジョン受像機21(モニタ)を容易に装着したり取り外したりすることができる。
なお、この構成は、全ての装着部11に適応される。従って、ユーザは、スタンド10に設置された任意のテレビジョン受像機21(モニタ)を容易に装着したり取り外したりすることができる。換言すると、スタンド10は、ユーザが、設置された任意のテレビジョン受像機21(モニタ)を容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のテレビジョン受像機21(モニタ)を設置することができる。
次に、このようなモニタフック31にテレビジョン受像機21のモニタパイプ41を引っ掛ける場合について説明する。テレビジョン受像機21は、例えば図18に示されるように、装着部11が前方にスライドされた状態(前方で安定した状態)において装着される。図22は、そのように前方にスライドされた装着部11のモニタフック31にモニタパイプ41がセットされる様子の例を説明するための、モニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図22に示されるように、フック111の上部にモニタパイプ41が矢印211のようにセットされると、チャック114の部分114Bが押し込まれて、チャック114全体が軸115を回転軸として回転し、部分114Cが矢印212のようにセットされたモニタパイプ41を略上方から覆い被さるように固定する。
図23は、図22に示される状態から、さらにモニタパイプ41がより安定する位置にセットされた場合の、モニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図23において、モニタパイプ41がフック111にしっかりとセットされることにより、チャック114の部分114Bがさらに押し込まれ、部分114Cがモニタフック41を略上方から押し込むように固定する。つまり、チャック114は、部分114Bがセットされたモニタパイプ41の存在を検出し、部分114Cがその検出されたモニタパイプ41を略上方から固定する。これによりモニタパイプ41は、より安定して固定される。つまり、装着部11は、テレビジョン受像機21のぐらつき等を抑え、より安定して固定することができる。
そして、上述したようなチャック114の回転動作(モニタパイプ41の検出結果)は、平行ピン117、案内部119、リンク120、平行ピン121、リンク122、平行ピン123を介してリンク124に伝えられる(伝送される)。つまり、チャック114が回転することにより、平行ピン117が持ち上げられ、結果的に、リンク124が回転軸125を軸とする回転方向の上向きに持ち上げられる。つまりリンク124のフック部124A側の端は、矢印215のように持ち上げられ、それまでピン152に接していた案内部124Cは、ピン152より離れる。このとき、リンク124のフック部124Bの位置も高くなる。
この状態において、図19の場合と同様に、装着部11が後方にスライドされると(矢印190)、シャフト151は、黒丸171を軸とした回転運動を開始し、矢印191のようにフック支持支柱131に近づく。このとき、ピン152もシャフト151と同様に黒丸171を軸とした回転運動を開始する(矢印192)。
図24は、図23の状態から、装着部11がさらに後方にスライドされたときの、モニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図24に示される状態においても、図19に示される場合と同様に、装着部11が矢印190のようにスライドされると、シャフト151は矢印191のように、ピン152は矢印192のように移動する。ただし、図24の場合、リンク124は、平行ピン117乃至平行ピン123の構成により、チャック114によって吊り上げられているので、ピン152が矢印192に示されるように下側に移動しても、その動きに連動して下に下がらずに、ピン152から離れたままとなる。
図25は、図24の状態から、装着部11がさらに後方にスライドされたときの、モニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図25に示されるように、装着部11が矢印190のようにさらにスライドされると、シャフト151は矢印191のように、ピン152は矢印192のように、さらに移動する。この状態においてもリンク124は、ピン152に対して浮いている(離れている)。つまり、ピン152は、リンク124のフック部124Bに引っかからずに、フック部124Bの下側を通過し、フック支持支柱131に近づいていく。従って、リンク124やフック111の下側は押し込まれない。従って、フック111は平行ピン132を軸とした回転運動を行わず、開いたままとなる(閉じない)。
図26は、図25の状態からさらに装着部11が後方に押し込まれ、図示せぬロック機構によりスタンド10本体に固定されたときのモニタフック31の様子を側面より見た透視図である。
図26に示されるように、ピン152は、リンク124のフック部124Bを押しておらず、モニタパイプ41がセットされたフック111は、装着部11が後方に固定されても開いたままとなる。つまり、モニタフック31は、モニタパイプ41がセットされている場合(テレビジョン受像機21が装着部11にセットされている場合)、フック111が閉じようとしないので、モニタパイプ41に不要な負荷をかけたり、モニタパイプ41を破損したりすることを抑制することができる。つまり、モニタフック31は、装着部11の前後方向のスライド動作に応じて、開く必要がある場合にのみ開き、閉じる必要がある場合にのみ閉じることができる。
なお、例えば、モニタフックを単純に装着部11の動作に応じて開閉させることは、例えば、ワイヤ、ゴム、またはバネ等を用いて引っ張ったり、押したりすることにより実現可能であるが、上述したように、開く必要がある場合にのみ開き、閉じる必要がある場合にのみ閉じる等して、モニタパイプ41に不要な負荷をかけたり、モニタパイプ41を破損したりすることを抑制することは困難である。仮に実現できたとしてもバネやワイヤなどを使用するため、耐久性の向上を望むことは困難である。しかしながら、現実には、モニタフック31には、モニタパイプ41、すなわちテレビジョン受像機21が引っ掛けられる等、大きな負担がかけられるため、耐久性の向上が重要な要素となる。
仮に、上述したようにワイヤやバネ等を用いて耐久性を向上させるようにしたとしても、その構成は複雑になるだけでなく、その構成の複雑さによりスタンド10の規模が必要以上に大きくなる恐れもある。その場合、スタンド10の製造コストが増大してしまう恐れがあるだけでなく、スタンド10が複数のテレビジョン受像機21を近接させて配置させることができなくなる恐れもある。
これに対して、上述したモニタフック31は、単純な構造でモニタパイプ41を検出し、その検出結果によって、フック111の開閉を制御するので、製造コストを低減させ、装置規模を縮小し、耐久性を向上させたフック機構を実現する。
このような省スペースに設置可能なモニタフック31を用いることにより、スタンド10は、上述したような装着部11を実現することができ、ユーザが、設置された任意のテレビジョン受像機21(モニタ)を容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のテレビジョン受像機21(モニタ)を設置することができる。
次に、図4に示されるコネクタ32の構造について説明する。
図27は、コネクタ32の構成例を説明する図である。図27は、コネクタ32が開いた状態の時に、スタンド10の上側から見た場合の図である。
図27において、コネクタ32の下側には、コネクタ32が装着部11に対して閉じたときに装着部11の前面の一部を構成するようになる前面パネル231が設けられている。前面パネル231には、板状の端子部232が重ねられている。前面パネル231と端子部232は、それらの左右両端において支柱233と支柱234により装着部11に固定されている。ただし、前面パネル231および端子部232は、軸部235Aおよび軸部235Bにより、点線251を中心とする回転方向に、両矢印252に示されるように、回転可能に結合されている。つまり、前面パネル231および端子部232は、この軸部235Aおよび軸部235Bを軸として回転し、装着部11に対して閉じたり開いたりする。
なお、支柱234内の軸部235Aには、点線251を中心とする回転方向(両矢印252に示される方向)に負荷をかける巻き取りバネ236が設けられている。この巻き取りバネ236により、前面パネル231および端子部232には、閉じる方向に力が加えられている。
また、端子部232の左右両端にはガイド部237およびガイド部238が設けられている。このガイド部237およびガイド部238は、それぞれ、接続部239および接続部240を介して設置される。この接続部239および接続部240は、それぞれ、ガイド部237およびガイド部238を、端子部232に対して所定の自由度を持たせて、端子部232に設置する。つまり、ガイド部237およびガイド部238は、端子部232に対して、所定の角度だけ上下左右方向に可動範囲を有する。これは、例えば、斜め方向よりテレビジョン受像機21の端子部が接近した場合等に、より容易かつ確実にその端子部を端子部232にガイドすることができるようにするためのものである。
つまり、例えば、端子部232に対して若干位置がずれるようにテレビジョン受像機21が装着部11に接続された場合、端子部232とテレビジョン受像機21の端子部の位置がずれてしっかりと接続されない恐れがあるが、ガイド部237およびガイド部238が上述したように自由度を有しており、端子部232に対して曲がることができるようにされていれば、例えば、テレビジョン受像機21がずれて装着されても、ある程度の範囲内であれば、ガイド部237およびガイド部238は、テレビジョン受像機21側の、ガイド部237およびガイド部238に対応する部分を容易に検出し、テレビジョン受像機21を最適な位置に案内することができる。これにより、ユーザは、端子部232を、より容易に確実にテレビジョン受像機側の端子部と接続することができる。
端子部232の後方には、図8を参照して説明した電気ケーブル91が接続される接続部241が設けられている。また、前面パネル231の後方には、図8を参照して説明したワイヤ93の一方の端が固定される固定部242が設けられている。前面パネル231は、この固定部242に結び付けられたワイヤ93が引っ張られることにより回転し、装着部11に対して開く。このとき、巻き取りバネ236により、閉じる方向に力が加えられるので、装着部11が後方にスライドされワイヤ93が緩むと前面パネル231および端子部232は、装着部11に対して閉じる。ただし、装着部11にテレビジョン受像機21が装着されている場合、端子部232やガイド部237およびガイド部238は、テレビジョン受像機21内に挿入されているため、テレビジョン受像機21に引っかかって閉じない。
図28は、図27のコネクタ32を、スタンド10の背面側より見た場合の透視図である。なお、説明に不要な部分は省略されている。図28に示されるように、前面パネル231と端子部232は、支柱233および支柱234により装着部11より浮いた状態で設置される。つまり、前面パネル231と端子部232の下側に、前面パネル231と端子部232が回転したときに装着部11に接触しないように所定のスペースが確保されている。上述したように、前面パネル231と端子部232は、点線251を軸とする回転方向に回転可能とされる。
図29は、図27のコネクタをスタンド10の側面側より見た場合の透視図である。なお、説明に不要な部分は省略されている。図29に示されるように、前面パネル231の固定部242に結び付けられたワイヤ261が矢印262に示されるように引っ張られると、前面パネル231等は、軸235Aを回転軸として回転して開く、これにより、巻き取りバネ236の両端が回転方向に閉じられるので、矢印263に示されるように、巻き取りバネ236は、前面パネル231等に、その両端が回転方向に開くように力を加える。このように、前面パネル23等は、両矢印264に示されるように、装着部11の前後方向のスライドに応じて、軸235Aを回転軸として回転動作する。
コネクタ32は、テレビジョン受像機21を支えたりしないので、強度な耐久性を確保する必要はない。従って、コネクタ32は、このようにワイヤや巻き取りバネによって回転動作するように構成されている。つまり、コネクタ32は、モニタフック31よりも単純な構造により、装着部11の前後方向のスライドに応じた開閉動作を実現することができ、モニタフック31の場合と同様の理由で、スタンドのデザイン性、耐久性、および安全性を向上させることが出来る。
以上に説明したコネクタ32の端子部が電気ケーブル91により電気回路92に電気的に接続されるの。この電気回路92は、図30に示されるように、電気ケーブル271によってスタンド10の下側のラック12やボックス13等に収納または格納される電気系統(例えば電源回路や通信回路等)に接続され、さらにその電気的な構成を介して、他の装着部11とも電気的に接続される。
次に、図4のモニタロック33について説明する。
図31は、モニタロック33に関する説明をするための、スタンド10を上方から見た透視図である。モニタロック33に関する説明に不要な構成は省略されている。モニタロック33は、前後方向に可動な装着部11に設けられており、モニタフック31にモニタパイプ41が引っ掛けられてセットされたテレビジョン受像機21の下側を左右および前後方向に固定する部材である。
より具体的には、モニタロック33は、後述する2枚のフックを有しており、そのフックが内側から外側に向かって開くように飛び出して、テレビジョン受像機21の下側のモニタパイプ41とテレビジョン受像機21の背面とを接合する接合部材55Aおよび55Bに横方向に引っ掛ける。
また、装着部11の後方のスタンド10本体(支柱)には、フック311、フック312、ばね支え313、ガイドブロック314、およびガイドブロック315等、モニタロック33の動作を補助する部材が設けられている。
フック311およびフック312は、モニタロック33が前方に移動する際に、モニタロック33に設けられるつば(後述する)を引っ掛けて、モニタロック33を鋏状に開かせる(飛び出させる)ように作用する。ばね支え313は、モニタロック33が後方に移動する際に、ばねで当たりを緩衝させながら、つばを押し戻し、鋏状に開いたモニタロック33を元の状態に戻す(閉じさせる)。ガイドブロック314およびガイドブロック315は、モニタロック33が後方に移動する際に、モニタロック33に設けられるカムフォロア(後述する)の軌道を制御することにより、モニタロック33に設けられるフック(後述する)を開かせる。
図32は、モニタロック33の構成例を説明するための、モニタロック33を下側後方から見た場合の斜視図である。図32において、モニタロック33は、左ベース板321、右ベース板322、つば323、つば324、および中央ベース板325が平行ピン331により、平行ピン331を軸として互いに回転可能に接続されている。なお、図32は、モニタロック33を下から見た図であり、実際には上下裏返しに設置される。従って、図32に示される左右方向は実際と逆になる。ただし、左ベース板321は、装着部11の前面から見て左側のベース板を示しており、右ベース板322は、装着部11の前面から見て右側のベース板を示している。
左ベース板321には、装着部11が後方にスライドされ、モニタロック33が装着部11内に収納された状態において、装着部11の前面の一部として平面を構成する前面パネル341が設けられている。また、左ベース板321には、装着部11が後方にスライドされ、モニタロック33が後方に下がる際に外側に向かって飛び出して、セットされたテレビジョン受像機21の下部の接合部材に引っ掛けるフック342が、平行ピン343によって、平行ピン343を軸とする回転方向に回転可能に接続される。
また、フック342の後方部分には、周囲の部分が回転可能なカムフォロア344が設けれれている。このカムフォロア344とフック342が接合される部分(つまりフック342側)と、左ベース板321の平行ピン343付近(つまり左ベース板321側)とがばね345により接続されている。
上述したように、フック342は、平行ピン343の中心である点線351を軸とする、両矢印352に示されるような回転方向に回転する。これにより、矢印353や矢印354に示されるように、フック342は、その前方の鉤型の部分が外側に飛び出したり内側に引っ込んだりする。フック342は、カムフォロア344がガイドブロック315に当たることにより、矢印355に示されるように内側に押し込まれると、点線351を軸として回転し、鉤状の先端部が矢印353のように外側に飛び出す。このときばね345は伸びる。そして、このガイドブロック315とカムフォロア344が離れると、矢印355に示される方向に働く外力が無くなるので、ばね345の引っ張り戻す力によってフック342が、点線351を軸として回転し、鉤状の先端部が矢印354に示されるように内側に引き戻される。
なお、カムフォロア344の側面は、カムフォロア344の中心である点線356を軸とする、両矢印357に示されるような回転方向に回転する。これにより、カムフォロア344は、ガイドブロック315の内側の側面を滑らかになぞることができる。つまり、カムフォロア344の側面が回転することにより、ガイドブロック315による抵抗力(摩擦力)の発生を抑制することができる。
また、左ベース板321の前方中央よりには、つば324の一方の端を回動可能に接続するためのピン346が設けられている。このピン346は、つば324の一方の端に設けられた楕円状のガイド穴382に通すように設置される。つば324は、平行ピン331を軸として回転可能である。このつば324の回転によってピン346が、すなわち、左ベース板321の、平行ピン331、すなわち、中央ベース板325に対する位置が移動される。このピン346の移動により、左ベース板321は、開いたり閉じたりする。
右ベース板322は、形状が異なるものの、左ベース板321と基本的に同様の構成を有している。例えば、前面パネル341に対応する前面パネル361が設けられていたり、先端が鉤状のフック362(フック342に対応する)が平行ピン363(平行ピン343に対応する)によって右ベース板322に回転可能に接続されたり、フック362の後部にカムフォロア364(カムフォロア344に対応する)が設けられたり、このカムフォロア364とフック362が接合される部分(つまりフック362側)と、右ベース板322の平行ピン363付近(つまり右ベース板322側)とがばね365により接続されたりする。
上述した左ベース板321の場合と同様に、フック362は、平行ピン363の中心である点線371を軸とする、両矢印372に示されるような回転方向に回転する。これにより、矢印373や矢印374に示されるように、フック362は、その前方の鉤型の部分が外側に飛び出したり内側に引っ込んだりする。フック362は、カムフォロア364がガイドブロック314に当たることにより、矢印375に示されるように内側に押し込まれると、点線371を軸として回転し、鉤状の先端部が矢印373のように外側に飛び出す。このときばね365は伸びる。そして、このガイドブロック314とカムフォロア364が離れると、矢印375に示される方向に働く外力が無くなるので、ばね365の引っ張り戻す力によってフック362が、点線371を軸として回転し、鉤状の先端部が矢印374に示されるように内側に引き戻される。
なお、カムフォロア364の側面は、カムフォロア344の場合と同様に、カムフォロア364の中心である点線376を軸とする、両矢印357に示されるような回転方向に回転する。これにより、カムフォロア344は、ガイドブロック315の内側の側面を滑らかになぞることができる。つまり、カムフォロア344の側面が回転することにより、ガイドブロック315による抵抗力(摩擦力)の発生を抑制することができる。
また、右ベース板322の前方中央よりには、つば323の一方の端を回動可能に接続するためのピン366が設けられている。このピン366は、つば323の一方の端に設けられた楕円状のガイド穴381に通すように設置される。つば323は、平行ピン331を軸として回転可能である。このつば323の回転によってピン366が、すなわち、右ベース板322の、平行ピン331、すなわち、中央ベース板325に対する位置が移動される。このピン366の移動により、右ベース板322は、開いたり閉じたりする。
なお、左ベース板321および右ベース板322の、中央ベース板325に対する可動範囲は、平行ピン332が左ベース板321や右ベース板322の凸部に当たることにより制限される。
また、ピン346およびピン366は、互いにばね391を介して接続されている。ばね391は、両端を引き寄せる方向に引っ張る力(縮もうとする力)をピン346およびピン366に常時加えている。また、ピン346およびピン346は、上述したように、それぞれ、楕円形のガイド穴381またはガイド穴382に通されるように設置される。つまり、つば323およびつば324の開閉動作において、ばね391がピン346およびピン346に対して互いに引き寄せる方向に力を加えることにより、つば323およびつば324は2つの状態で安定する。つまり、つば323およびつば324は、図32に示されるような、つば323およびつば324が開ききった状態か、若しくは、、つば323およびつば324が最も閉じている状態(図33)で安定する。すなわち、ピン346およびピン346は、ばね391により互いに引っ張られているので、ガイド穴381およびガイド穴382のピン331側の端か、その反対側の端において安定する。ピン346およびピン346がガイド穴381およびガイド穴382のピン331側の端に位置する場合、図32に示されるように、つば323およびつば324は、開ききった状態となる。逆に、ピン346およびピン346がガイド穴381およびガイド穴382のピン331側のと反対の端に位置する場合、図33に示されるように、つば323およびつば324が最も閉じた状態となる。
なお、図32に示されるモニタロック33の状態は、装着部11内に収納される際の、所謂「閉じた状態」である。
図33は、図32に示されるモニタロック33の別の状態を示している。図33は、例えば装着部11が前方にスライドされていて、モニタロック33がその装着部11の前面より飛び出している状態を示している。つまり、図33のモニタロック33の状態は、所謂「開いた状態」である。
図33において、つば323およびつば324は、最も閉じた状態であり、ばね391によりこの状態で安定する。
図34は、スタンド10本体側の構造について説明する図である。図31においても説明したように、図34においてフック311およびフック312は、左右に所定の間隔で並ぶように配置される。
図35は、この部分をスタンド10の正面側より見た場合の図である。図35に示されるように、フック312は、ピン401を用いてスタンド10に接続されており、ピン401を軸としてスタンド10に対して、矢印402のように前方に回転可能なように構成される。ただし、フック312は、図35に示されるようにピン312が立った状態より後方には回転しないようになされている。フック311についても同様である。
ばね支え313は、モニタフック33のつば323が接触する接触部が、ばねを介してスタンド10に接続されている。従って、このばね支え313は、モニタフック33が当たる衝撃を抑制しつつ、つば323を押し戻して、モニタフック33を閉じた状態にする。
図36乃至図43は、モニタフック33の動作の様子を説明するための、装着部11およびスタンド10本体を、上側から見た透視図である。従って、説明の便宜上、不要な構成は省略されている。
最初に、図36乃至図38を参照して、テレビジョン受像機21が装着部11にセットされている場合について説明する。図36は、スタンド10の前方に位置していた装着部11が、テレビジョン受像機21をセットされた状態で、後方に押し込まれている状態を示している。
図36においては、装着部11は前方に位置していたので、モニタロック33は開いた状態であり、装着部11の前面より飛び出している。また、この装着部11が前方に移動した際に、フック311およびフック312がそれぞれ、つば324およびつば323を引っ掛けたので、つば324およびつば323は閉じている。図36は、この装着部11が、矢印411に示されるように後方に押し込まれ、カムフォロア344およびカムフォロア364がそれぞれガイドブロック315およびガイドブロック314に接するまで下げられた状態を示している。なお、上述したようにモニタフック33は、開いた状態である。つまり、つば323およびつば324は、最も閉じた状態であるので、フック311およびフック312には、接触せずに、それらの内側を通過する。
図37は、図36の状態より、装着部11がさらに後方に押し込まれた様子を示している。装着部11が図36よりさらに押し下げられると、カムフォロア344およびカムフォロア364は、それぞれガイドブロック315およびガイドブロック314の内側の側面の形状により、矢印421および矢印422のように、まっすぐ下がってきていたそれらのカムフォロアの軌道が内側方向に変更される。従って、上述したように、鉤状のフック342およびフック362が、矢印423および矢印424に示されるように、外側に開くように飛び出し、接合部材55Aおよび接合部材55Bを横方向および前後方向にロックする(固定する)。
そした、図38に示されるように、さらに装着部11が後方に押し込まれると、接合部材55Aおよび接合部材55Bは、フック342およびフック362により完全に固定される。このときテレビジョン受像機21は、上部をモニタフック31により固定され、下部をこのモニタロック33のフック342およびフック343により固定される。従って、装着部11は、より安定するようにテレビジョン受像機21を固定することができる。
なお、装着部11にテレビジョン受像機21が装着されている場合、接合部材55Aおよび接合部材55Bや、モニタパイプ41がスタンド10本体に当たるので、装着部11は、これ以上下がらない。従って、この場合ばね支え313は、つば323を押し戻さない。従って、図38においても、モニタロック33は、開いた状態のままである。
次に、装着部11に手例ビジョン受像機21がセットされていない場合について、図39乃至図43を参照して説明する。
図39は、図36の場合と同様に、前方に位置していた装着部11が、テレビジョン受像機21が装着されていない状態で、矢印451のように後方に押し込まれている状態を示している。この場合も、図36の場合と同様に、カムフォロア344およびカムフォロア364がガイドブロック314とガイドブロック315にそれぞれ接している。なお、上述したようにモニタフック33は、開いた状態である。つまり、つば323およびつば324は、最も閉じた状態であるので、フック311およびフック312には、接触せずに、それらの内側を通過する。ここまでは、テレビジョン受像機21が装着部11に装着されている場合もされていない場合も同様である。
図40は、図39の状態から、装着部11がさらに後方に押し込まれた状態を示している。図40において、装着部11が図39よりさらに押し下げられると、カムフォロア344およびカムフォロア364は、図37の場合と同様に、それぞれガイドブロック315およびガイドブロック314の内側の側面の形状により、矢印471および矢印472のように、まっすぐ下がってきていたそれらのカムフォロアの軌道が内側方向に変更される。従って、上述したように、鉤状のフック342およびフック362が、矢印473および矢印474に示されるように、外側に開くように飛び出す。ただしこの場合、装着部11にテレビジョン受像機21はセットされていないので、飛び出したフック342およびフック362は、何も固定しない。
図41は、図40の状態から、装着部11がさらに後方に押し込まれた状態を示している。図41の場合、装着部11にテレビジョン受像機21が装着されていないので、装着部11は、図38の場合よりもさらに後方まで押し込まれる。このとき、つば323がばね支え313に接触すると、ばね支え313は、つば323を前方に押し返す。するとつば323とつば324は開く方向に力が加えられ、この力により、右ベース板322は、矢印481に示されるように後方に閉じる方向に回転動作する。
そして、図42に示されるように、右ベース板322が、矢印481に示されるように後方に閉じる方向に回転動作することにより、カムフォロア364は、矢印482に示されるように、ガイドブロック314の側面より離れる。すると、フック362は、ばね365の力により内側に閉じられる。
このようにしてつば323とつば324がある程度開くと、今度はばね391の引っ張る力によりさらに開く方向に力が加えられる。すると、その力によって、左ベース板321に、矢印483に示されるように、後方に閉じる方向に回転動作する。この回転動作に伴って矢印484に示されるように、カムフォロア344が内側に引き込まれると、ガイドブロック315の側面より離れる。すると、フック342は、ばね345の力により内側に閉じられる。
このようにして右ベース板322と左ベース板321は閉じていき、最終的に図43に示されるように、前面パネル341と前面パネル361が装着部11の前面の一部として1つの平面を形成するように平行になるまで閉じられ、モニタフック33は、装着部11内に完全に収納される。
このように、モニタロック33は、モニタフック31の場合と同様に、装着部11の前後方向のスライド動作に応じて、開く必要がある場合にのみ開き、閉じる必要がある場合にのみ閉じることができる。
また、モニタフック31がテレビジョン受像機31の上部を上下方向に固定するのに対して、モニタロック33は、テレビジョン受像機21の下部を横方向および前後方向に固定するので、テレビジョン受像機31は、これらによってより安定した状態で装着部11に装着される。
また、例えば、モニタロックを単純に装着部11の動作に応じて開閉させることは、例えば、ワイヤ、ゴム、またはバネ等を用いて引っ張ったり、押したりすることにより実現可能であるが、構成が複雑になる恐れがあり、狭いスペースにおいてこれらの機能を実現することは困難である。また、より強度な耐久性を維持することは困難である。その場合、スタンド10の製造コストが増大してしまう恐れがあるだけでなく、スタンド10が複数のテレビジョン受像機21を近接させて配置させることができなくなる恐れもある。
これに対して、上述したモニタロック31は、カムフォロアの軌道を制御することにより、単純な構造でフックの開閉を制御するので、製造コストを低減させ、装置規模を縮小し、耐久性を向上させたロック機構を実現する。
このような省スペースに設置可能なモニタロック33を用いることにより、スタンド10は、上述したような装着部11を実現することができ、ユーザが、設置された任意のテレビジョン受像機21(モニタ)を容易に装着したり取り外したりすることができるように、複数のテレビジョン受像機21(モニタ)を設置することができる。
なお、以上においては、スタンド10が9つのテレビジョン受像機21を装着することが出来るように説明したが、その数は8個以下であってもよいし、10個以上であってもよい。ただし、その場合、装着するテレビジョン受像機21の最大数分だけ装着部11を用意する必要がある。
また、本明細書において、1つの装置として説明した構成を分割し、複数の装置として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置として説明した構成をまとめて1つの装置として構成されるようにしてもよい。また、上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、装置全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある部分の構成の一部を他の部分の構成に含めるようにしてもよい。
本発明を適用した、スケーラブルTVシステムを設置するためのスタンドの一実施形態に係る構成例を示す図である。 図2は、図1に示されるスタンドを右側面より見た図である。 図3は、スタンドの様子の例を示す図である。 装着部の詳細な構成例を示す斜視図である。 装着部の詳細な構成例を示す斜視図である。 装着部を側面より見た図である。 テレビジョン受像機の背面の斜視図である。 装着部が前方にスライドされている状態を示す図である。 テレビジョン受像機が装着された装着部が後方にスライドされている状態を示す図である。 装着部からテレビジョン受像機を取り外した状態を示す図である。 後方に固定された装着部の様子を説明する図である。 モニタフックの詳細な構成例を示す斜視図である。 モニタフックの詳細な構成例を示す斜視図である。 リンクの構成例を示す図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 モニタフックの様子を側面より見た透視図である。 コネクタの構成例を説明する図である。 コネクタを、見た場合の透視図である。 コネクタをスタンドの側面側より見た場合の透視図である。 電気回路の構成例を示す図である。 スタンドを上方から見た透視図である。 下側後方から見た場合の斜視図である。 モニタロックの別の状態を示している。 スタンド本体側の構造について説明する図である。 スタンドの正面側より見た場合 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。 装着部およびスタンド本体を、上側から見た透視図である。
符号の説明
1 スケーラブルTVシステム, 10 スタンド, 11 装着部, 12 ラック, 13 ボックス, 21 テレビジョン受像機, 31 モニタフック, 32 コネクタ, 33 モニタロック, 41 モニタパイプ, 42 パンタグラフ機構, 55Aおよび55B 接合部材, 91 電気ケーブル, 93 ワイヤ, 111 フック, 112 前面パネル, 114 チャック, 124 リンク, 131 フック支持支柱, 132 平行ピン, 232 端子部, 311ロック, 312 ロック, 313 ばね支え 314及び315 ガイドブロック 321 左ベース板, 322 右ベース板, 323 つば, 324 つば, 325 中央ベース板, 331 平行ピン, 342 フック, 344 カムフォロア, 362 フック, 364 カムフォロア, 391 ばね

Claims (6)

  1. モニタを設置する設置部材であって、
    前記モニタを装着する装着部と、
    前記装着部を前記設置部材に対して前後方向に所定の範囲で可動な状態で接続する接続部と、
    前記装着部が前記接続部の可動範囲内の前方に位置する場合、前記モニタを前記装着部から着脱可能な状態とし、前記装着部が前記可動範囲内の後方に位置する場合、前記モニタを前記装着部に固定する固定部と
    を備え
    前記固定部は、
    前記装着部の前記モニタ装着面に対して前方に開閉するフックと、
    前記モニタ装着面に対して開いたフックに装着された前記モニタを検出し、前記フックとともに、検出された前記モニタを固定するチャックと、
    前記装着部の移動に応じた方向に回転動作するシャフトと、
    前記装着部が前記可動範囲内の前方に移動する場合、前記シャフトの回転動作に基づいて前記フックを前記モニタ装着面に対して開かせ、前記装着部が前記可動範囲内の後方に移動する場合、前記チャックにより前記モニタが検出されていないとき、前記シャフトの回転動作に基づいて前記フックを前記モニタ装着面に対して閉じさせ、前記チャックにより前記モニタが検出されたとき、前記フックを前記モニタ装着面に対して閉じさせないようにするリンクと
    を備える請求項1に記載の設置部材。
  2. 前記フックおよび前記チャックは、前記モニタの把持用のパイプを固定する
    請求項に記載の設置部材。
  3. 前記固定部は、前記装着部が前記可動範囲内の前方に移動する場合、前記モニタを固定しない状態で前記モニタ装着面の前方に露出し、前記装着部が前記可動範囲内の後方に移動する場合、前記モニタが前記装着部に装着されていないとき、前記モニタ装着面後方に収納され、前記モニタが前記装着部に装着されているとき、前記モニタを固定するフックをさらに備える
    請求項に記載の設置部材。
  4. 前記モニタと前記設置部材を電気的に接続するコネクタをさらに備える
    請求項1に記載の設置部材。
  5. 前記接続部は、パンタグラフ機構を有し、前記パンタグラフ機構による可動範囲内で、前記装着部を、前記設置部材に対して前後方向にスライド動作させる
    請求項1に記載の設置部材。
  6. 前記装着部、前記接続部、および前記固定部を複数備える
    請求項1に記載の設置部材。
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