JP4945713B2 - 冷却装置 - Google Patents
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気化冷媒を凝縮して液化冷媒とする熱交換部と、この熱交換部の下方に配置され、液化冷媒を蒸発させて気化冷媒とする蒸発器とを、液配管およびガス配管で接続し、液化冷媒を熱交換部から蒸発器へ液配管を介して流下させると共に、気化冷媒を蒸発器から熱交換部へガス配管を介して流通させる自然循環サイクルを形成し、前記蒸発器に延在する冷媒経路は、前記液配管の下端に接続する流入端を、該蒸発器の上部に配置すると共に、前記ガス配管の下端に接続する流出端を、該蒸発器の下部に配置した冷却装置において、
前記熱交換部は、複数のプレートを離間させて並列に対向配置し、対向するプレートの間に複数の冷媒流路が並列に形成され、該熱交換部の下部には、一次回路の冷媒配管に接続する一次流入路が設けられ、
前記熱交換部の上部には、一次回路の冷媒配管に接続する一次流出路が設けられ、該熱交換部の上部には、二次回路に接続する二次流入路が設けられ、該熱交換部の下部には、二次回路に接続する二次流出路が設けられ、
前記一次流入路および一次流出路が連通する1つおきの流路により一次熱交換部が構成され、
前記二次流入路および二次流出路は、前記一次流入路および一次流出路が開口する流路とは互い違いに並んだ流路に対し開口するようになっており、二次流入路および二次流出路が連通する1つおきの流路により二次熱交換部が構成され、
前記二次熱交換部では、対向するプレートの間の冷媒流路が狭小に設定されて、液相二次冷媒の粘着力や表面張力が作用して、二次回路側の冷媒流路の下部が液相二次冷媒で塞がれた液封を生じるように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、蒸発器に延在する冷媒経路は、流入端を蒸発器の上部に設けると共に、流出端を蒸発器の下部に設けることで、流入端を流出端より上方に位置させた状態で、冷媒の循環方向前側に向かって落差が設けられる。すなわち、冷媒経路に流入した液化冷媒が、この落差による重力の作用下に管路に沿って流出端側へ誘導されて自然に拡散するから、伝熱面積を広く確保することができる。このように、冷媒経路に液化冷媒を満たさなくても伝熱面積を確保し得るので、二次回路内の冷媒量を低減し得る。そして、二次回路の冷媒量を低減することで、一次回路を運転停止した際の二次回路の圧力上昇を抑えることができ、二次回路に要求される耐圧性能が低くなるから、設備の重厚化を回避し得る。例えば、二次回路に膨張タンクを設ける場合であっても、膨張タンクの内容積を小さくし得るから、設備の大型化を回避できると共に、コストの上昇を最小限に抑えることができる。
次に、実施例に係る冷却装置の作用について説明する。冷却装置32では、冷却運転を開始すると、一次回路34および二次回路44の夫々で冷媒の循環が開始される。先ず、一次回路34について説明すると、圧縮機CDおよび凝縮器ファンFMが駆動され、圧縮機CMで気相一次冷媒が圧縮されて、この一次冷媒を冷媒配管38を介して凝縮器CDに供給して、凝縮器ファンFMによる強制冷却により凝縮液化することで液相とする。液相一次冷媒は、膨張手段EVで減圧され、熱交換器HEの一次熱交換部36において二次熱交換部46を流通する二次冷媒から熱を奪って(吸熱)一挙に膨張気化する。このように一次回路34は、熱交換器HEにおいて、一次熱交換部36により二次熱交換部46を強制冷却するように機能している。そして、一次熱交換部36で蒸発した気相一次冷媒は、冷媒配管38を経て圧縮機CMに帰還する強制循環サイクルを繰返す。
本発明は、実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)蒸発器の蒸発管としては、外周に半径方向へ延出するフィンを設けた所謂フィンチューブや、外周に半径方向へ延出するフィンを螺旋状に設けた所謂スパイラルフィンチューブを採用してもよい。また、蒸発管の管路としては、流入端で複数(2系統)の系統に分岐されて、これら複数系統の分岐蒸発管が、循環方向前側に向けて下り勾配となるように蛇行状に延在し、流出端で再びまとめられる構成も採用し得る。
(2)実施例では、蒸発管の管路を流入端側から流出端側に向かうにつれて下方傾斜するように形成したが、全体として流出端側への重力作用下に液化冷媒を拡散し得るのであれば、管路の一部に流出端側に向けて上方傾斜する部位あるいは水平に延在する部位を設けてもよい。
(3)実施例の蒸発管は、流入端と流出端との上下位置の間で延在するように管路を形成したが、少なくとも流出端より上方に延在させればよい。
(4)実施例では、気相二次冷媒の逆流を防ぐ手段として、プレート式熱交換器における二次熱交換部の流路に形成される液封部を利用したが、これに限定されず、熱交換器の内部における液配管との接続部近傍から液配管の間に、気相二次冷媒に対し流通抵抗となる抗力を設ければよい。例えば、熱交換器の内底部または液配管の途中に液相二次冷媒を貯留する構成として、この貯留部に溜る二次冷媒のヘッド(水頭)を抵抗部としてもよい。更には、液配管に流れ抵抗が大きくなる手段や、絞り部あるいはトラップ等を設ける配管形状としたり、あるいは液配管に介挿した逆止弁等も抵抗部として用いることができる。これら種々の態様の抵抗部を単体で用いるだけでなく、実施例および変更例の構成を組合わせて抵抗部として機能させてもよい。
(5)実施例に係るサーモサイフォンは、空調設備等の冷却回路にも適用可能である。
(6)実施例の蒸発器は、蒸発管が延在する構成であるが、箱体の内部を壁で区切ることで冷媒経路を形成したタイプの蒸発管であってもよい。
(8)実施例では、冷蔵庫の冷却装置として本願発明に係るサーモサイフォンを採用する場合について説明したが、冷凍庫、冷凍・冷蔵庫、ショーケースおよびプレハブ庫等の所謂貯蔵庫に対しても適用し得る。
(10)実施例の熱交換器として、一次回路の第1熱交換部と二次回路の第2熱交換部と備えたプレート式熱交換器を用いたが、第1熱交換部と第2熱交換部とを別体で構成したり、他の方式の熱交換器であってもよい。
(11)実施例では、一次回路において液化冷媒を減圧する手段として膨張弁を用いたが、これに限られず、キャピラリーチューブまたはその他の減圧手段を採用し得る。
44 二次回路,46 二次熱交換部(熱交換部),48 液配管,50 ガス配管
52 蒸発管(冷媒経路),52a 流入端,52b 流出端,54 膨張タンク
62 液封部(抵抗部,液封された部位),EP 蒸発器
Claims (1)
- 気化冷媒を凝縮して液化冷媒とする熱交換部(46)と、この熱交換部(46)の下方に配置され、液化冷媒を蒸発させて気化冷媒とする蒸発器(EP)とを、液配管(48)およびガス配管(50)で接続し、液化冷媒を熱交換部(46)から蒸発器(EP)へ液配管(48)を介して流下させると共に、気化冷媒を蒸発器(EP)から熱交換部(46)へガス配管(50)を介して流通させる自然循環サイクルを形成し、前記蒸発器(EP)に延在する冷媒経路(52)は、前記液配管(48)の下端に接続する流入端(52a)を、該蒸発器(EP)の上部に配置すると共に、前記ガス配管(50)の下端に接続する流出端(52b)を、該蒸発器(EP)の下部に配置した冷却装置において、
前記熱交換部(46)は、複数のプレート(60)を離間させて並列に対向配置し、対向するプレート(60,60)の間に複数の冷媒流路(60a,60b)が並列に形成され、該熱交換部(46)の下部には、一次回路(34)の冷媒配管(38)に接続する一次流入路(64)が設けられ、
前記熱交換部(46)の上部には、一次回路(34)の冷媒配管(38)に接続する一次流出路(66)が設けられ、該熱交換部(46)の上部には、二次回路(44)に接続する二次流入路(68)が設けられ、該熱交換部(46)の下部には、二次回路(44)に接続する二次流出路(70)が設けられ、
前記一次流入路(64)および一次流出路(66)が連通する1つおきの流路(60a)により一次熱交換部(36)が構成され、
前記二次流入路(68)および二次流出路(70)は、前記一次流入路(64)および一次流出路(66)が開口する流路(60a)とは互い違いに並んだ流路(60b)に対し開口するようになっており、二次流入路(68)および二次流出路(70)が連通する1つおきの流路(60b)により二次熱交換部(46)が構成され、
前記二次熱交換部(46)では、対向するプレート(60,60)の間の冷媒流路(60b)が狭小に設定されて、液相二次冷媒の粘着力や表面張力が作用して、二次回路(44)側の冷媒流路(60b)の下部が液相二次冷媒で塞がれた液封を生じるように構成した
ことを特徴とする冷却装置。
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