JP4939131B2 - 遠隔表示システム、及び、方法 - Google Patents

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本発明は、通信手段を介して画像の表示再生を行なうネットワーク表示システムに関する。
従来より、ネットワークを介して遠隔の動画像コンテンツを表示再生する装置として、VOD(ビデオオンデマンド)ストリーミングシステムやネットワークモニタリングシステムが知られている。VODストリーミングシステムは、遠隔のサーバ上に蓄積されたコンテンツをネットワークに接続したPCで視聴する。ネットワークモニタリングシステムは、遠隔の監視カメラで撮影した画像をネットワークに接続したPCや専用モニタで表示させて監視を行なう。
これらシステムは、蓄積サーバ或いはカメラサーバとPC或いは表示端末装置をネットワークで接続して構成する。PCで視聴するには、さらにコンテンツ視聴用のアプリケーションソフトなど各種ソフトウェアが必要である。画像データは、データ量を減らすためにMPEG2やMPEG4等の形式で圧縮され、パケット化して伝送される。伝送プロトコルは、通信帯域を減らして制御を簡素にするために、RTPプロトコルを用いるものが多い。
RTPプロトコルで伝送する場合は、ネットワーク上でのデータ欠損が問題になる。ネットワークのルーティング経路の異常や外乱により、パケットロス、遅延、到着順の入れ代わりなどが発生する。これにより、動画が突然に停止したり、画面の一部が崩れたりする現象が生じ、再生表示品質が著しく劣化してしまう。
RTPプロトコルで画像データを伝送する際のデータ欠損対策としては、下記のものがある。
(1)再送プロトコルと組合わせる方法がある。TCP/IP等の再送プロトコルを併用し、データ欠損が生じた場合は再送プロトコルで再送要求するように構成する。再送データの到着待ち等のために、受信装置側の入力段でバッファリングを行なった後に表示制御を行なう(例えば、特許文献1参照)。
(2)RTPプロトコルの誤り耐性を高める方法がある。一般にFEC(Forward Error Correction )と称される。送信側で予め冗長符号を付加することで、伝送中にパケットロスがあっても受信側でデータの復元が出来るようにする。冗長符号化は、Tornado符号、LT符号 、Reed−Solomon符号を用いたものが知られている。n個のパケットをグループ化し、それを元に冗長化したm個のパケットを生成する(n<m)。パケットロスが生じた場合は、グループ内の残りのパケットを用いて、消失したパケットの内容を復元することができる(例えば、特許文献2参照)。
さらに細やかな制御を行なう例として、下記のものがある。
(3)ネットワークの輻輳状態、端末の負荷、受信端末のバッファリング状態、ユーザの指示、何れかの情報で誤り耐性方式を選択する方法が考案されている。統計情報観測手段で前記の情報を収集し、誤り耐性のアルゴリズム、特にFECとARQの切換えを行なう(例えば、特許文献3参照)。
(4)エラー耐性の異なる複数の画像データの何れかを指定して、受信、再生する方法が考案されている。サーバには、Iフレームの周期が異なる複数のビデオストリームを格納しておく。受信端末からの指令信号でビデオストリームの一つを指定した後、当該ストリームの配信を行なう(例えば、特許文献4参照)。
(5)画像を領域分割し、領域毎に階層符号化の解像度を変えて伝送する方法が考案されている。画像データを領域分割し、各々をベースレイヤとエンハンスメントレイヤで階層符号化する。伝送時は、まず全面をベースレイヤの解像度で送り、通信帯域が許容する範囲内で重要領域のエンハンスメントレイヤデータを伝送する(例えば、特許文献5参照)。
特開2003−169040号公報 特開2001−045098号公報 特開2002−141964号公報 特開2003−032690号公報 特開2004−096309号公報
しかしながら、上記従来例では、画像品質とリアルタイム性が両立できないという問題があった。従来例(1)と(3)は、再送パケットの到着待ち時間を確保するために大量のバッファリングが必要であり、表示のリアルタイム性が著しく悪くなるという欠点があった。従来例(2)は、誤り強度に比例した帯域が必要なため、帯域一定の場合は、誤り強度を高めると画像品質が劣化してしまう問題があった。例えば、ラインやフレーム単位での欠損や画面崩れは少なくなるが、ブロックノイズやモスキートノイズ等が増加してしまう場合があった。従来例(4)は、サーバの用意するストリームの種類で一律に画質が決定されてしまい、それ以上の画質改善の余地がないという問題があった。従来例(5)は、階層符号化のデータにしか適用できないという欠点があった。
本発明は、表示状態に応じた誤り耐性強度を画面の領域毎に設定することで、リアルタイム性を維持しつつ注目領域の画質を大幅に改善した、好適な遠隔表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の受信装置は以下の構成を有する
すなわち、送信装置によって送信された動画像データを受信する受信装置であって、前記受信された動画像データを表示させる表示制御手段と、前記受信された動画像データのうちの前記表示制御手段によって表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記表示制御手段によって表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、誤り耐性強度を決定する決定手段と、前記決定された誤り耐性強度に基づいた前記動画像データの訂正用データを前記送信装置に送信させるための要求コマンドを生成する生成手段と、前記生成された要求コマンドを前記送信装置に送信する送信手段とを有し、前記決定手段は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とする。
係る本発明の構成において、コンテンツの表示レイアウトを検出し、コンテンツの領域毎にレイアウトの重要度に応じた誤り耐性強度を設定する、という動作を行なう。
本発明によれば、表示状態に応じた誤り耐性強度を画面の領域毎に設定することで、リアルタイム性を維持しつつ注目領域の画像品質を向上できるという効果がある。
(実施例1)
以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施例を詳細に説明する。
本実施例の遠隔表示システムは、サーバーと表示端末を1対1で接続する。コンテンツ画面の領域毎に表示レイアウト状況を検出し、他のオブジェクトに透過的に重なる領域や隠れてしまう領域は誤り耐性強度を下げる、という動作を行なう。
<表示端末の表示画面と誤り耐性強度の設定例(図2〜3)>
図2を用いて、表示端末における表示画面例を説明する。本実施例の表示端末は、複数の画像コンテンツのマルチウインドウ表示を行なう。各画像コンテンツをウインドウ形式にし、表示エリア内の任意の場所に配置して任意の大きさで表示できる。他のウインドウや表示オブジェクトと干渉する場合は、ウインドウを背後に隠したり、ある透明度で重ね合せる処理を行なう。図中、21〜23はそれぞれ、画像コンテンツを表示するウインドウである。ウインドウ21はネットワークから伝送されるストリーミングコンテンツ、ウインドウ22と23は表示端末50内のメモリに蓄積されている画像コンテンツである。ここでウインドウ21に着目すると、上部はウインドウ22によって隠され、下部はウインドウ23と透過的に重ね合せられて表示されている。
図3は、コンテンツ画像の誤り耐性強度の設定例を説明する図である。本実施例では、分割した各領域の表示状態に基づいて誤り耐性強度を設定する。隠されたり、透過重ね合せされた領域の誤り耐性強度が低くなるように設定する。図中、ウインドウ21の画面は、9つの帯状の領域31〜39に分割されている。領域31はウインドウ22に隠され、領域38〜39はウインドウ23と透過的に重ね合わされている。この場合、元の画像コンテンツそのものが表示されている領域32〜37は高い耐性強度に設定し、隠される領域31は低い強度、領域38〜39は中程度の強度に設定する。視覚的に目立つ領域は高い強度の誤り耐性が施されているから、画像品質は保たれる。一方で視覚的に重要でない領域は誤り耐性を低くすることで、伝送データ量を低減させることができる。通信帯域一定の場合、視覚的に目立つ領域に、より高いデータレートを割当てることができるので、画像品質の向上を図ることができる。
<遠隔表示システムの全体構成(図4)>
図4のブロック図を用いて、本実施例の遠隔表示システムの構成を説明する。本実施例の遠隔表示システムは、ネットワークカメラサーバーと表示端末で構成される監視システムである。両装置は、ネットワークを介して画像コンテンツデータや制御データのやり取りを行なう。
40はネットワークカメラサーバーであり、カメラで撮影した画像を低レートに符号化し、ネットワークに送出する機能を備える。ネットワークカメラサーバー40において、41はCPUであり、サーバー40内の各モジュールの動作パラメータ設定やシーケンス管理など各種制御を行なう。42は、CPU41の制御プログラムや各種パラメータを格納し、撮影した画像データの保存等にも用いるメモリ部である。43は周辺インタフェースであり、スイッチ等の各種ユーザーインタフェースの制御や、メモリカードなど各種周辺インタフェース装置の制御を行なう。44はカメラ光学制御部であり、レンズやセンサ、レンズ駆動モータと制御系で構成される。45は撮影画像処理部であり、センサからの出力データにγ補正やホワイトバランスなど各種補正を施す。
48は画像データをネットワークに送出する画像送信部であり、詳細は後述する。46はエンコーダであり、撮影画像データを低レートの圧縮形式データに変換する。本実施例ではMotion―JPEG形式へ変換するが、他の任意の方式を用いることができる。例えば、MotionJPEG2000やMPEG1、2、4、H.263、H.264、マイクロソフト社のWMV形式などを用いることができる。47は通信インタフェースであり、圧縮された画像データをパケット化してネットワークに送出する。本実施例では、誤り耐性符号化した後、RTP形式にパケット化し、UDP/IPプロトコルで送出する。49はネットワークである。
50は表示端末であり、ネットワークから入力した画像データをマルチウインドウ形式で表示再生する。表示端末50において、51はCPUであり、表示端末50内の各モジュールの動作パラメータ設定やシーケンス管理など各種制御を行なう。アプリケーションプログラムやユーザの指示に応じて、表示レイアウトの設定制御も行なう。52は、CPU51の制御プログラムや各種パラメータを格納するメモリである。53は周辺インタフェースであり、スイッチ等の各種ユーザーインタフェースの制御や、メモリカードなど各種周辺インタフェース装置の制御を行なう。58は、マルチウインドウ画面の表示再生を行なう表示パネルである。CRTやLCD、プラズマ、FED方式など、各種の表示パネルを用いることができる。
59はネットワークからの画像データを受信する画像受信部であり、詳細は後述する。54は、パケット化された画像データを入力する通信インタフェースである。ネットワークカメラサーバー40の通信インタフェース部47が送出したデータを受信できるよう構成される。55は、圧縮形式の画像データを展開伸張するデコーダである。前述のエンコーダ46の圧縮形式を展開できるよう構成される。56は表示画像処理部であり、表示パネルの特性に合せて、γ補正や階調補正、色調補正など各種補正を行なう。必要であれば、解像度など各種変換も行なう。57は表示制御部であり、駆動タイミング信号と表示画像データを出力する。
<画像送信部と画像受信部の構成(図1、5)>
次に、図1のブロック図を用いて、画像送信部48と画像受信部59の構成を詳細に説明する。画像送信部48は、圧縮形式へのエンコードの後、画面領域毎に異なった強度で誤り耐性符号化を施し、パケット化して送信を行なう。画像受信部49は、誤り耐性符号を元にして欠損パケットを復元した後に、圧縮形式のデコードを行ない、表示制御データを作成する。また、表示レイアウト状態に応じた画面領域毎の誤り耐性強度の設定を行なう。
画像送信部48は、エンコーダ46と通信インタフェース47で構成される。
エンコーダ46は、誤り耐性を向上させるために、スライス単位で圧縮を行なう。図3で説明したように、画面を複数のスライス領域に分割して、分割領域毎に圧縮を行なう。各スライスの先頭には、再同期マーカと呼ばれる符号が付加されており、以前のデータが失われた場合でも当該スライスのデコードは可能なようになっている。エンコーダ46において、1はスライス設定部であり、符号化を行なう単位となる領域へ分割する。本実施例では、Motion−JPEGの符号化効率を考慮して、横長の短冊状にスライスを設定する。スライスは複数のマクロブロックで構成され、スライス境界はマクロブロック境界と一致するように構成する。他の符号化方式を用いる場合には、符号化性能を加味しながら任意の形状にしてもよい。H.264方式はマクロブロック単位で任意形状にスライス構成ができるので、重ね合わせ状態を反映させたスライス形状にするように制御してもよい。スライスの構成情報は、接続開始時や伝送開始時に表示端末50へと通知しておく。また、動的にスライス構成を変更する場合は、変更毎に通知を行なうようにする。2は符号化部であり、Motion−JPEGの手順に従ってDCT符号化やエントロピー符号化を行ない、低レートのデータ列へと変換する。
通信インタフェース47において、3〜5で示すブロックが画像データの送信処理を行なう。3はFEC付加部であり、スライス毎に誤り耐性符号化を行なう。後述の誤り耐性制御部9が指定する強度で符号化する。符号化方式は、リードソロモン符号やターボ符号など、任意のものを用いてよい。4はパケット生成部であり、RTP及びUDP/IP形式のパケットを生成する。5は下位層制御部であり、MAC層及びPHY層のプロトコルを制御して、パケットデータの送出を行なう。
一方、7〜8で示すブロックは、表示端末50の出力する設定要求コマンドの処理を行なう。同処理は、通信制御CPU6のソフトウェアで処理実行が行なわれる。プログラム/データメモリは通信制御CPU6内に内蔵されており、内蔵プログラムに従って処理が実行される。設定要求コマンドは、TCP/IP形式のパケットで通信される。7はTCP/IP制御処理であり、プロトコルに従ってパケット受信処理を行なう。8は誤り耐性設定処理であり、表示端末50の設定要求コマンドに従って、誤り耐性制御部9の制御テーブルを書換える。
9は誤り強度制御部であり、スライス位置に応じた誤り耐性強度の指示信号を出力する。内部は、スライス位置と誤り耐性強度を対応させた制御テーブルで構成されている。スライス設定部1の出力するスライス番号に従って、同テーブルが検索され、対応する誤り耐性強度信号を出力する。この誤り耐性強度信号に従って、FEC付加部3で誤り耐性符号化が行われる。図5は、誤り耐性制御テーブルの例であり、スライス番号61と誤り耐性強度の設定値62が対になるよう記述されている。同図は図3の画面をテーブル化した例であり、スライス31は隠れる領域であるので強度「Low」になっている。また、スライス38は、透過重ね合せ領域であるために強度「Mid」に設定されている。
画像受信部59は、通信インタフェース54とデコーダ55、表示画像処理部56、表示制御部57で構成される。
まず、画像データの流れを説明する。通信インタフェース54において、11は、PHY層とMAC層プロトコルの制御を行なう下位層制御部である。12はパケット取得部であり、RTP及びUDP/IPパケットを解析し、ペイロードを取出す。13はFECデコード部であり、誤り耐性符号化されたデータのデコードを行なう。また、パケット欠損があった場合は、到着しているパケットを用いて欠損パケットの復元を行なう。
デコーダ55は、エンコーダ46で圧縮したデータを展開伸張する。前段でパケット欠損が復元できなかった場合にも、再同期マーカを用いてスライス構造を抽出し、スライス単位でデコードを継続する。表示画像処理部56は、上述のしたように、表示パネルの特性に合せた各種補正を行なう。
表示制御部57は、レイアウト制御部14とブレンド合成部15、パネル駆動部16で構成される。レイアウト制御部14は、CPU51の設定に従って、各ウインドウの大きさと位置、ウインドウ間の重ね合わせ、ウインドウ端面処理等の指示を出力する。ブレンド合成部15は、レイアウト制御部14の指示に従って各コンテンツ画像をブレンド合成し、表示画面データを作成する。表示画面データは不図示のVRAMに格納され、パネル駆動部16の要求に合せて読み出される。パネル駆動部16は、表示パネルに合せた駆動タイミング信号を作成し、同タイミングに合せて表示画像データを読み出して出力する。
次に、誤り耐性強度変更を行なうための要求制御の流れを説明する。17は通信制御CPUであり、要求制御処理は同CPU上のソフトウェアによって実行される。プログラム/データメモリは通信制御CPU17内に内蔵されており、内蔵プログラムに従って処理が実行される。18は誤り耐性指示処理であり、表示レイアウトに応じて画面各領域の誤り耐性強度を決定し、サーバ40に設定要求コマンドを送信する処理を行なう。表示レイアウトが更新された場合に、レイアウト制御部14からの通知で起動され、表示状態に応じた設定要求コマンドを作成して出力する。同処理の流れは後述する。19はTCP/IP制御処理であり、プロトコルに従って設定要求コマンドをパケット化する。下位層制御部11を介することで、ネットワーク上へパケットが送信される。
<誤り耐性指示の処理の流れの説明(図6〜7)>
図7のフローチャートを用いて、誤り耐性指示の処理の流れを説明する。同処理は、通信制御CPU17上のソフトウェアで実現される。表示レイアウトが更新された場合に起動され、コンテンツの領域毎のレイアウト状態に応じて誤り耐性強度を決定し、設定要求コマンドを作成して出力する処理を行なう。
図中、ステップs211では、コンテンツ画像がどのような形状で領域分割されているかの情報取得を行なう。接続時又は伝送開始時にサーバー40のスライス設定部1から通知された設定値を、通信制御CPU17のメモリに記録しておき、これを読み出して参照する。また、同ステップで、サーバー40に問い合せるようにしてもよい。ステップs212では、レイアウト制御部14の情報を元にして、分割された領域画像の重なり検出を行なう。また、CPU51に重なり状態を問合せるように構成してもよい。ステップs213では、重なり状態の情報を用いて、当該領域の誤り耐性強度を決定する。例えば、図6のような誤り耐性判定テーブルを用いて判定する。図6では、重なり状態71と誤り耐性強度72を対応させたテーブルとなっている。重なり状態71は、「最上位」、「透明度80%〜」、「透明度60%〜」、「透明度40%〜」、「透明度20%〜」、「透明度0%〜」、「背景」の7段階に区分されている。誤り耐性強度72は、「High」、「Mid」、「Low」の3つが割当てられている。前ステップでの検出結果に応じて耐性強度を決定する。図7のフローチャートに戻ると、ステップs214では、全領域の決定処理が終了したか判定し、終了していればステップs215へ進み、残り領域があればステップs212に進んで次の領域の処理を行なう。ステップs215では、誤り耐性強度の設定要求コマンドを作成する。例えば、図5のように、画像領域(スライス)と誤り耐性強度設定値を対応付けた形式でコマンドを作成する。それぞれの設定値はテキスト形式でもよいし、数ビットにエンコードして指示して指示してもよい。ステップs216では、設定要求コマンドをTCP/IP制御処理に出力し、処理を終了する。
以上の処理により、表示レイアウトが更新された場合に、コンテンツの領域毎のレイアウト状態に応じて誤り耐性強度を決定し、設定変更要求を行なうことができる。また、サーバー40は設定要求に応じて誤り耐性符号化の強度を変更するから、他の表示オブジェクトと干渉する場合に誤り耐性強度を低く符号化するような制御が可能となる。
以上説明したように本実施例によれば、表示レイアウト状態に応じた誤り耐性強度を画面領域毎に設定することで、リアルタイム性を維持しながら注目領域の画像品質を大幅に向上できる。
なお、本発明は上記に限定されることなく、幅広く応用することが可能である。
例えば、誤り耐性強度の決定処理は、サーバー側で行なうようにしてもよい。この場合、表示端末は、表示レイアウト情報または各コンテンツのレイアウト情報をサーバーに送信する。サーバーは、この表示レイアウト情報から画面領域毎の重要性を判定して、誤り耐性強度を設定する。
また、領域毎の重なり状態の判定はに幅を持たせてもよい。本実施例ではスライス領域の重ね合せ状態が一様な場合を説明したが、一様でない場合にも応用可能である。例えば、図11のように、スライス領域が部分的に重なったような場合である。ウインドウ21に対して、ウインドウ111が右上角部から斜めに重ね合わされている。図12は各スライス領域への重ね合わせ状況を表す図である。スライス31にウインドウ111が重なっているが、全面ではない。このような場合は、領域内で干渉がある部分の面積比率を計算し、所定割合以上に隠されていたときは「当該領域は隠されている」と判断するように制御すればよい。割合によって、誤り耐性強度を変更するようにしてもよい。
さらに、表示されるウインドウの重なり具合を検出し、二枚目以下のコンテンツの誤り耐性強度を一律に下げるようにしてもよい。また、ウインドウ画面がアクティブ状態(入力操作を受け付けられる状態)か否かを検出して、誤り耐性強度を下げるようにしてもよい。
(実施例2)
前述の実施例では、サーバーと表示端末を1対1で接続する場合を説明した。本実施例では、サーバーに複数の表示端末が接続され、マルチキャストでデータ配信する場合を説明する。サーバーは各端末の設定要求を集計し、全端末で重要度が低い画像領域の誤り耐性強度を下げる、という動作を行なう。
<遠隔表示システムの全体構成(図8)>
図8のブロック図を用いて、本実施例の遠隔表示システムの構成を説明する。前述の実施例と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明は省略する。
図中、40はネットワークカメラサーバーであり、撮影した画像をマルチキャストでデータ配信するように構成されている。82〜85は表示端末であり、個々の端末は前述の実施例の表示端末50と同様の構成をとる。各表示端末は、マルチキャストされたコンテンツ画像を入力してマルチウインドウ形式で表示再生する。各表示端末で表示レイアウトが変更された場合は、サーバー40宛てに誤り耐性の設定要求コマンドを送信する。サーバー40の誤り耐性設定処理8は、各表示端末からの設定要求コマンドを集計して設定値を決定し、誤り耐性制御部9の制御テーブルへ書込みを行なう。誤り耐性設定処理8は、通信制御CPU6内のメモリに要求集計テーブルを作成し、同テーブルを用いて設定要求コマンドの集計を行なう。
<要求集計テーブルの構成例(図9)>
図9は、要求集計テーブルの一例を示す図であり、同図を用いて要求集計処理の仕組みを説明する。本実施例では、全端末の要求をテーブル形式で集計し、一致して重要度が低いスライスの誤り耐性強度を低下させるよう設定する。図中、91はスライス番号であり、92は再評価後の誤り耐性設定値である。93〜98は、列毎に各表示端末の設定要求値を記述する。図の例では、記述欄93〜96は表示端末82〜85に割当てられ、97〜98は受信する端末がないために空欄となっている。
設定値92の決定方法は、全端末の要求の中で最も高い強度のものを検索し、これを設定値とする。一端末でも高い強度を要求している場合は、その要求強度で伝送して画像品質を維持する。一方で、全端末が低い強度しか要求していない場合は、低強度に設定して通信データ量の削減を図る。
<誤り耐性設定処理の流れの説明(図10)>
図10のフローチャートを用いて、サーバー40における誤り耐性設定処理の流れを説明する。同処理は、通信制御CPU6上のソフトウェアで実現される。設定要求コマンドが到来した場合に起動され、全端末の要求を集計して誤り耐性強度を決定し、誤り耐性制御部の設定を書換える、という処理を行なう。
図中、ステップs221では、表示端末から出された設定要求コマンドを入力する。ステップs222では、設定要求コマンドに従って、要求集計テーブルの当該端末の項目を更新する。ステップs223では、スライス毎に全端末の設定要求値を取出す。ステップs224では、全端末の要求の中で最も高い強度を検索し、設定値欄92に書込む。ステップs225では、全スライスの評価が終了したか判定し、終了していればステップs226へ進み、残り領域があればステップs223に進んで次のスライスの評価を行なう。ステップs226では、設定値92の値を誤り耐性制御部9に書き込んで、処理を終了する。
以上の処理により、設定要求があった場合に全表示端末の要求を再評価して誤り耐性強度を設定することができる。これにより、全端末で一致して重要度が低いスライスは、誤り耐性強度を低下させるような設定が可能になる。
以上説明したように本実施例によれば、前述の実施例と全く同様な効果が得られる。さらに、複数の表示端末がそれぞれに異なる表示レイアウトで表示させた場合であっても、画質向上の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記に限定されることなく、幅広く応用することが可能である。
例えば、端末間で優先度を付けるようにしてもよい。優先度が高い端末の変更要求は即座に反映し、低い優先度の要求は所定数が集まった場合に反映させるような制御を行なう。監視モニタリングシステムで、専任の監視者の端末と、一般ユーザ端末を共存させる場合に有効である。
また、各端末で表示されている大きさに応じて優先度を付けるようにしてもよい。大きなウインドウで表示している端末の要求優先度は高く、小さくサムネール表示している端末の要求優先度は低くするよう制御する。
(実施例3)
前述の実施例では、エンコーダのスライス単位で領域分割する例を説明した。本実施例では、マクロブロック単位で任意形状に領域分割する例を説明する。
<遠隔表示システムの画像伝送部の構成(図13〜14)>
図13、14のブロック図を用いて、本実施例の遠隔表示システムの画像伝送部の構成を説明する。前述の実施例と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明は省略する。
図13は、本実施例の画像送信部の構成を示すブロック図である。
エンコーダ46において、2は符号化部である。本実施例では、Motion−JPEGの手順で符号化するが、マクロブロック毎に通信インタフェースへデータ出力する。符号化部2において、131はDCT演算を行なう直交変換部、132は高周波領域のデータ削減を行なう量子化部、133はジグザグスキャンを行なってハフマン符号化を行なうエントロピー符号化部である。ここで、エントロピー符号化部133は、各マクロブロックのデータを連結せずに、ブロック単位でデータを出力する。同時に、134に示すように符号化したマクロブロックの番号を通信インタフェースに通知する。
通信インタフェース47では、マクロブロック毎に重み付けて誤り耐性符号化を行ない、パケット化して送信する。誤り耐性制御部9は、誤り耐性設定部8からの設定によってマクロブロックの位置毎の耐性強度設定を保持している。エンコーダ46からブロック番号134が入力されると、その位置に応じた耐性強度信号を出力する。
FEC付加部3は、マクロブロック毎の強度に応じて誤り耐性符号化を行なう。本実施例では、マクロブロックを耐性強度毎に振分け、同じ強度のブロックをグループ化して誤り耐性符号化を行なう。FEC付加部3は、振分け部135、バッファメモリ136、FEC符号化部137で構成される。振分け部135は、入力されたマクロブロックを耐性強度毎に振分けを行なう。バッファメモリ136は、同一の耐性強度毎にマクロブロックデータを保持する。振分けの際にデータは順不同となってしまうから、以降はブロックデータとブロック番号は対にして保持及び処理を行なう。FEC符号化部137はバッファ残量を監視し、FEC符号を作成できるデータ量が揃った場合に、FEC符号化を行なう。符号化されたデータ列はパケット生成部4へ出力される。FEC符号化できるデータ量に満たない耐性強度があった場合は、フレーム末尾又はタイムアウトのタイミングを検出して、別の方式で誤り耐性符号化を行なって送信する。データの重複送信など別の方式で誤り耐性を高めてもよいし、強度の高い側のデータと一緒に符号化を行なうようにしてもよい。
続くパケット生成部4がRTP及びUDP/IPパケットを生成し、下位層制御部5がMAC層及びPHY層プロトコルを制御することで、誤り耐性符号化された画像データパケットが送出される。
図14は、本実施例の画像受信部の構成を示すブロック図である。
通信インタフェース54において、下位層11を介して入力した画像パケットは、ペイロード取得部12でペイロードデータが取出される。
FECデコード部13では、パケット欠損があった場合は、到着しているパケットを用いて欠損パケットの復元を行なう。その後、誤り耐性符号化されたペイロードデータをデコードし、マクロブロックデータを取出す。本実施例では、耐性強度毎にグルーピングされたペイロードを逆符号化し、マクロブロックの番号に従って並べ替えを行なう。FECデコード部13は、逆符号化部141、並べ替え部142、バッファメモリ143で構成される。逆符号化部141は、誤り耐性符号化されたペイロードデータをデコードする。並べ替え部143は、マクロブロック番号に従って、データの並べ替えを行ない、バッファメモリ143に格納する。Motion−JPEGデコーダの処理単位のデータが揃った場合、並べ替え部142はデコーダ55へレディ信号を通知する。デコーダ55は、バッファメモリ142のマクロブロックデータを読出し、デコード処理を開始する。
デコーダ以降の処理は、前述の実施例と同一であるために、説明を省略する。
以上説明したように本実施例によれば、前述の実施例と全く同様な効果が得られる。さらに、マクロブロック単位できめ細かな設定が可能となるので、より画質向上が図れるという効果がある。
なお、本発明は上記に限定されることなく、幅広く応用することが可能である。
本実施例では同じ耐性強度のマクロブロックをグループ化してパケットを構成したが、マクロブロック毎にパケット化を行なうようにしてもよい。また、誤り耐性符号にリードソロモン符号等の冗長符号を用いたが、同一データの重複送信で耐性を高めるようにしてもよい。
本実施例ではMotion−JPEGのマクロブロックを分割単位とした例を説明したが、圧縮方式に応じて任意の分割単位を用いることが可能である。例えば、H.264方式は16×16、8×8等の複数サイズのマクロブロックを共存させることができるので、さらにきめ細かな分割領域を作成することができる。
また、マクロブロックを用いない圧縮方式の場合は、画素単位で領域分割を行なうことが可能である。例えば、階調を圧縮して画素データの構成ビット数を減らす場合や、隣接画素との差分値で圧縮を行なうような場合である。このような場合、本実施例のように、同一の強度設定の画素をグループ化して誤り耐性符号化することで、同一の効果を得ることができる。画素の位置情報とデータを対にするとデータ量があまりにも冗長になるから、画素位置と強度設定、パケット格納位置の対応情報を予め交換しておくようにするとよい。
前述の実施例と含め、監視カメラシステムの例を説明したが、VODストリーミングシステムなど任意のネットワーク表示システムに応用することが可能である。本実施例では、他の画像コンテンツと干渉した時の制御を説明したが、ボタンや枠などユーザインタフェースのための表示オブジェクトとの干渉にも応用することができる。
前述の実施例と含め、ハードウェアと記載した要素をソフトウェアで、ソフトウェアと記載した要素をハードウェアで実現することが可能である。例えば、誤り耐性制御部9やFEC付加部3、パケット生成部4などの処理をソフトウェアで実現してもよいし、通信制御CPU6や17で行なっていた制御処理をハードウェアロジックに置き換えてもよい。
(実施例4)
本実施例は、表示端末が複数のサーバーと接続される例を説明する。複数のサーバーから送られてきたコンテンツを同一画面にレイアウトして表示する。コンテンツ画面の領域毎に表示レイアウト状況を検出し、他のオブジェクトに透過的に重なる領域や隠れてしまう領域は誤り耐性強度を下げる、という動作を行なう。
<遠隔表示システムの全体構成(図15)>
図15のブロック図を用いて、本実施例の遠隔表示システムの構成を説明する。図4と比較し、二つのサーバーが接続された構成となっている。同図と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
150はネットワークカメラサーバーA、151はネットワークカメラサーバーBである。サーバ150、151は、図4のネットワークカメラサーバー40と同一の構成を備える。サーバー150、151はそれぞれ、画像送信部160、161を備える。表示端末50は、サーバー150、151から送信されるコンテンツ(カメラ撮影映像)を受信し、画面にレイアウトして表示する。
<画像送信部と画像受信部の構成(図16)>
図16のブロック図を用いて、画像送信部160、161と画像受信部59の構成を説明する。図1と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
160は画像送信部A、161は画像送信部Bであり、図1の画像送信部48と同一の構成を備える。
画像受信部59において、162は誤り耐性指示処理部である。誤り耐性指示処理部162は、表示レイアウトに応じて画面各領域の誤り耐性強度を決定し、画面領域に応じたサーバに対して設定要求コマンドを送信する。
<誤り耐性指示の処理の流れの説明(図17)>
図17のフローチャートを用いて、誤り耐性指示の処理の流れを説明する。図7のフローチャートと同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省略する。コンテンツの領域毎のレイアウト状態に応じて誤り耐性強度を決定し、領域に応じたサーバに対して設定要求コマンドを作成して出力する処理を行なう。
図中、ステップs211では、コンテンツ画像の分割状態を検出する。ステップs212では、レイアウト制御部14の情報を元にして、分割された領域画像の重なり検出を行なう。ステップs213では、重なり状態の情報から当該領域の誤り耐性強度を決定する。ステップs214では、全領域の決定処理が終了したか判定し、終了していればステップs215へ進み、残り領域があればステップs212に進む。ステップs215では、誤り耐性強度の設定要求コマンドを作成する。例えば、図5のように、画像領域と誤り耐性強度設定値を対応付けた形式でコマンドを作成する。コマンドの送信先は、当該画像領域のデータを送信するサーバー宛てに設定する。ステップs216では、設定要求コマンドをTCP/IP制御処理に出力し、処理を終了する。
以上の処理により、コンテンツの領域毎のレイアウト状態に応じて誤り耐性強度を決定し、領域に応じたサーバに対して設定変更要求を行なうことができる。
以上説明したように本実施例によれば、複数のサーバーであっても、前述の実施例と全く同様な効果が得られる。
本実施例ではサーバーが2つの例を説明したが、任意の台数のサーバーであってもよい。
また、ステップs213で各領域の誤り耐性強度を決定する際に、コンテンツを送信するサーバーの状態を含めて決定するようにしてもよい。例えば、サーバー毎の伝送エラーレートを別途取得しておき、エラー率の高いサーバーの画像領域は誤り耐性強度を高く決定するようにしてもよい。
実施例1における遠隔表示システムの画像送信部と受信部の概略構成を示すブロック図。 実施例1における表示端末の表示画面の例を示す図。 実施例1における表示端末のコンテンツ画面の領域分割の様子を示す図。 実施例1における遠隔表示システムの概略構成を示すブロック図。 実施例1における誤り耐性制御部の制御テーブルの例を示す図。 実施例1における誤り耐性指示処理の判定テーブルの例を示す図。 実施例1における誤り耐性指示の処理の流れを示すフローチャート。 実施例2における遠隔表示システムの概略構成を示すブロック図。 実施例2における誤り耐性設定処理の集計テーブルの例を示す図。 実施例2における誤り耐性設定の処理の流れを示すフローチャート。 実施例1における表示端末の表示画面の例を示す図。 実施例1における表示端末のコンテンツ画面の領域分割の様子を示す図。 実施例3における遠隔表示システムの画像送信部の概略構成を示すブロック図。 実施例3における遠隔表示システムの画像受信部の概略構成を示すブロック図。 実施例4における遠隔表示システムの概略構成を示すブロック図。 実施例4における遠隔表示システムの画像送信部と受信部の概略構成を示すブロック図。 実施例4における誤り耐性指示の処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 スライス設定部
2 符号化部
3 FEC付加部
4 パケット生成部
5 下位層制御部
6 通信制御CPU
7 TCP/IP制御処理
8 誤り耐性設定処理
9 誤り耐性制御部
11 下位層制御部
12 ペイロード取得部
13 FECデコード部
14 レイアウト制御部
15 ブレンド合成部
16 パネル駆動部
17 通信制御CPU
18 誤り耐性指示処理
19 TCP/IP制御処理
20 表示画面
21〜23 コンテンツウインドウ画面
31〜39 スライス画面
40 ネットワークカメラサーバー
41 CPU
42 メモリ
43 周辺インタフェース
44 カメラ光学系
45 撮影画像処理部
46 エンコーダ
47 通信インタフェース
48 画像送信部
49 ネットワーク
50 ネットワーク表示端末
51 CPU
52 メモリ
53 周辺インタフェース
54 通信インタフェース
55 デコーダ
56 表示画像処理部
57 表示制御部
58 表示パネル
59 画像受信部
82〜85 表示端末

Claims (6)

  1. 送信装置によって送信された動画像データを受信する受信装置であって、
    前記受信された動画像データを表示させる表示制御手段と、
    前記受信された動画像データのうちの前記表示制御手段によって表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記表示制御手段によって表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、誤り耐性強度を決定する決定手段と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいた前記動画像データの訂正用データを前記送信装置に送信させるための要求コマンドを生成する生成手段と、
    前記生成された要求コマンドを前記送信装置に送信する送信手段と
    を有し、
    前記決定手段は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とする受信装置。
  2. 受信した動画像データを表示する受信装置に動画像データを送信する送信装置であって、前記受信装置から、受信した動画像データのうち表示している領域と表示していない領域に関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信装置が前記動画像データを表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記受信装置が前記動画像データを表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、前記受信した領域に関する情報に基づいて前記第1、第2の領域の誤り耐性強度を決定する決定手段と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいて前記動画像データのエラーを前記受信装置が訂正するための訂正用データを生成する生成手段と、
    前記動画像データと前記訂正用データを送信する送信手段と
    を有し、
    前記決定手段は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とする送信装置。
  3. 送信装置によって送信された動画像データを受信する受信装置が行う通信方法であって、
    前記受信された動画像データを表示させる表示制御工程と、
    前記受信された動画像データのうちの前記表示制御工程によって表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記表示制御工程によって表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、誤り耐性強度を決定する決定工程と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいた前記動画像データの訂正用データを前記送信装置に送信させるための要求コマンドを生成する生成工程と、
    前記生成された要求コマンドを前記送信装置に送信する送信工程と
    を有し、
    前記決定工程は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とする通信方法。
  4. 送信装置によって送信された動画像データを受信するコンピュータに、
    前記受信された動画像データを表示させる表示制御手順と、
    前記受信された動画像データのうちの前記表示制御手順によって表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記表示制御手順によって表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、誤り耐性強度を決定する決定手順と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいた前記動画像データの訂正用データを前記送信装置に送信させるための要求コマンドを生成する生成手順と、
    前記生成された要求コマンドを前記送信装置に送信する送信手順と
    を実行させ
    前記決定手順は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とするプログラム。
  5. 受信した動画像データを表示する受信装置に動画像データを送信する送信装置が行う通信方法であって、
    前記受信装置から、受信した動画像データのうち表示している領域と表示していない領域に関する情報を受信する受信工程と、
    前記受信装置が前記動画像データを表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記受信装置が前記動画像データを表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、前記受信した領域に関する情報に基づいて前記第1、第2の領域の誤り耐性強度を決定する決定工程と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいて前記動画像データのエラーを前記受信装置が訂正するための訂正用データを生成する生成工程と、
    前記動画像データと前記訂正用データを送信する送信工程と
    を有し、
    前記決定工程は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とする通信方法。
  6. 受信した動画像データを表示する受信装置に動画像データを送信するコンピュータに、前記受信装置から、受信した動画像データのうち表示している領域と表示していない領域に関する情報を受信する受信手順と、
    前記受信装置が前記動画像データを表示させている第1の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度が、前記受信装置が前記動画像データを表示させていない第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、前記受信した領域に関する情報に基づいて前記第1、第2の領域の誤り耐性強度を決定する決定手順と、
    前記決定された誤り耐性強度に基づいて前記動画像データのエラーを前記受信装置が訂正するための訂正用データを生成する生成手順と、
    前記動画像データと前記訂正用データを送信する送信手順と
    を実行させ
    前記決定手順は、前記送信装置からの動画像データの表示領域のうち、他の画像であって所定の透過率で透過する画像が表示されている第3の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度のほうが、他の画像であって透過しない画像が表示されている前記第2の領域に対応する動画像データの誤り耐性強度よりも高くなるように、動画像データの領域の誤り耐性強度を決定することを特徴とするプログラム。
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