JP4938842B2 - ルーティングマネージャの階層構造 - Google Patents

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Description

本発明はRM(ルーティングマネージャ)の階層構造に関し、特に、IPベースのネットワークシステムに適用可能なRMの階層構造に関するものである。
IPベースのIMTネットワークプラットフォーム(以下、“IP2”という)は、ルーティングの最適化と場所の秘匿の両方を実現しつつ端末のモビリティをサポートするネットワークアーキテクチュアである(例えば、非特許文献1を参照)。IP2の基礎となる思想は、ネットワーク制御プラットフォーム(NCPF)とIPバックボーン(IP−BB)との分離である。IP2アーキテクチュアにおいて、NCPFはIP−BBを制御する。IP−BBは一時的なパケットバッファリングやアドレス交換のような付加的なパケット処理機能を有したIPルータから構成される。NCPFはIP−BBエンティティに高機能に命令を与えるシグナリングサーバから構成される。
複数の移動体端末(或は、移動体ノード、以下、“MN”という)はIPアドレスの形式をもつ恒久的な端末識別子が割当てられる。加えて、複数のMNにはそれらがアタッチされるアクセスルータ(AR)におけるルーティングアドレスが割当てられる。そのルーティングアドレスはMNの位置に対して固定のものであり、それ故に、位置の秘匿をサポートするために、他のMNに対しては公開されてはならない。MNが他のARに移動するとき、新しいルーティングアドレスが、そのARで利用可能なルーティングアドレスのプールからそのMNに対して割当てられる。MNの端末識別子(IPha:“IPホームアドレス”)とそのルーティングアドレス(IPra:“IPルーティングアドレス”)との関係付けがNCPFに対してARにより通信される。即ち、そのアドレスが在圏ネットワークにおけるMNの動きを管理するMNのローカルルーティングマネージャ(LRM)に送信される。LRMは次に、IPraについて、そのMNにホームルーティングマネージャ(HRM)を通知する。
MN(MN1)がパケットを別のMN(MN2)に送信したいとき、MN1はそのパケットに宛先アドレスとしてMN2のIPhaを用い、そのパケットをAR(AR1)に送信する。AR1(送信側ARという)はパケットがMN2のIPhaに宛てられたものであることを検出し、NCPFに、即ち、MN2のHRMに、MN2のIPraについて照会する。HRMはその照会に応答し、MN2のIPraがMN2のIPhaとともにAR1に格納される。それから、パケットの宛先アドレス(MN2のIPha)はMN2のIPraに置換される。この操作はアドレス交換として言及される。その後、パケットはMN2のIPraを所有するノード、即ち、AR2に従来のIP転送を用いて配信される。AR2(受信側AR)は次に、そのパケットの宛先をMN2のIPhaへする。
IP2の重要な機能はARの通知である。MN2が新しいARに移動するときにはいつでも、その新しいARはMN2について新しいIPraを割当て、この新しいIPraについてLRMに通知される。それから、LRMはHRMを更新し、次に、HRMはAR1を更新する。事実、HRMはパケットをMN2に送信したMNを有する全てのARを更新する。即ち、ARがMN1のIPraについてHRMに照会するとき、HRMは照会を行なったARのアイデンティティを格納し、そして、MN1のIPraが変更されるとき、HRMはそのような全てのARを更新する。この挙動は、“ARが特定IP2端末識別子の更新のためにサブスクライブされる(the AR being subscribed for updates of a particular IP2 terminal identifier)”という。HRMにIP2端末識別子についてARが行なう各照会の結果、所与のIP2端末識別子について所与のHRMにおいてARがサブスクライブされる。
そのような更新の頻度を低減するために、LRMはMN2の在圏ネットワークにおいてアンカルータ(ANR)を構成する。ANRはまた、HRMを更新するために、LRMによって用いられるMN1についてのルーティングアドレスを割当てる。従って、MN2についてANRにより割当てられたIPraは、MN1がパケットをMN2に送信するとき、AR1により用いられる。これらのパケットがANRに到着するとき、ANRはその宛先アドレスをMN2についてAR2により割当てられたIPraに置換する。それから、そのパケットは従来のIP転送を用いてさらにANRからAR2に配信される。AR2はその宛先アドレスをMN2のIPhaに切り戻して、そのパケットをANRがないものとしてMN2に配信する。ハンドオフは発生するときはいつでも、LRMはANRにそのMNについて新しいARにより割当てられた新しいIPraを通知する。これに対して、ANRにより割当てられたIPraは変更されないために、HRMには通知されない。それ故に、MN2に送信するMNをもつARもまたハンドオーバでは通知を受ける必要はない。HRM(そして、これに続くAR)はANRが変更されるときにのみ更新される。これは、経路最適化或は負荷バランスのために意図的に発生させることもできるし、現在のANRが故障したり、他のものが選択されるときには意図せずに発生する。アンカルータの使用については上述した非特許文献1でも定義されている。
宛先アドレスの交換に加えて、パケットの発信元アドレスも同様に交換できる。この場合、MN1がMN2にパケットを送信するとき、ARはMN2のIPraに対する宛先アドレスとMN1のIPraに対する発信元アドレスとを交換する。それから、そのパケットがIPルーティングを用いて(おそらくはANRを経由して)AR2に配信される。AR2はその宛先アドレス(MN2のIPra)をMN2のIPhaに置換し、この時点で発信元アドレス、即ち、MN1のIPraに基づいて、MN1のIPhaに関してNCPFに照会する。NCPFはその照会に応答し、AR2はその発信元アドレスをMN1のIPhaで置換し、それからそのパケット(これはオリジナルのパケットと同一である)をMN2に転送する。発信元アドレス交換は非特許文献2において詳細に規定されている。
AR間でパケットを送信する他のオプションは、標準的なIPトンネリングである。この場合、送信側AR(この例ではAR1)はパケットの宛先(と発信元)アドレスを置換せずに、トンネル内でパケットをカプセル化する。そのトンネルの終端部は、宛先MN(この例ではMN2)のIPraである。それから、ARの宛先(AR2)は到来したパケットのカプセルを外すことだけが必要であり、これらパケットをすぐさまMN2に送信することができる。なお、この場合、AR2は、AR2にアタッチされた各MNについて別々のIPraを割当てる必要はないが、それ自身のアドレスを何度も再利用することができる。
まとめると、パケットをあるMNから別のMNへと送信する場合に、3つのオプションがある。即ち、(1)宛先アドレスのみの交換と、(2)発信元アドレスと宛先アドレスの交換と、(3)IPトンネリングである。
IPベースのIMTネットワークプラットフォーム(IP2)に関する移動性管理アーキテクチュアにおけるアドレス交換手順(Address interchange procedure in mobility management architecture for IP-based IMT network platform (IP2))、マンヒー ジョー(Manhee Jo)、タカトシ オカガワ(Takatoshi Okagawa)、マサヒロ サワダ(Masahiro Sawada)、マサシ ヤブサキ(Masami Yabusaki)、第10回通信に関する国際会議ICT’2003(10th International Conference on Telecommunications ICT'2003)、2003年2月23日 IP2モビリティ管理における可能性とボトルネックの実験的評価(Experimental Evaluations of Feasibility and Bottlenecks of IP2 Mobility Management)、シンタ スギモト(Shinta Suigimoto)、マサトシ アリヨシ(Masayuki Ariyoshi)、クサバ ケセイ(Csaba Keszei)、ゾルタン トゥランイ(Zoltan Turanyi)、アンドラス ヴァルコ(Andras Valko)、ヨシノリ ハヤシ(Yoshinori Hayashi)、カツトシ ニシダ(Katsutoshi Nishida)、シンイチ イソベ(Shin-ichi Isobe)、アツシ イワサキ(Atsushi Iwasaki)、通信についてのIEEE国際会議ICCC2005(IEEE International Conference on Communications ICC2005)、2005年5月16日
本発明が解決策を提供する基本的な課題とは、送信側ARがMNのIPhaに基づいてどのように宛先のMNのHRMを突き止めるのか?、そして、そのようなARが宛先MNのIPhaが実際には端末の識別子であり、正規のIPアドレスではないかどうかをどのように検出するのか?という点にある。
この明細書では、これは問題点1と名付けられ、3つ全ての“転送オプション”(IPトンネリング、宛先アドレスのみの交換、発信元アドレスと宛先アドレスの交換)に関係している。
問題点2は発信元アドレスと宛先アドレスの交換の場合にのみ生じるものである。この場合、受信側ARは送信側MNのIPraに基づいて、送信側MNのIPhaに照会する必要がある。どのように受信側ARは関係するNCPFエンティティを識別して、その結合を知っているかもしれないエンティティに照会するのか?という問題がある。
IP2は非常に新しい技術開発であるため、上述の問題に関して、何の解決策も公開されていない。
しかしながら、従来よりいくつかの明らかなアプローチがある。
問題点1の解決に関して:
1.最も明白な解決策は、全てのMNに対して単一のHRMを使用することである。もし、照会されるIPhaがIP2端末識別子ではないなら、HRMは誤って応答する。
2.別のオプションは、夫々が一連のMNを担当する多数のHRMを用いることである。各HRMがその全てのMNのIPhaをインターネットのルーティング機構にアドバタイズするのである。この場合、HRMはMN自身のIPhaを有している。もし、各HRMが端末識別子のブロックをインターネットのルーティング機構へとアドバタイズするなら、IP宛先アドレスとして端末識別子の1つをもつインターネットで送信されるいずれかのパケットはその端末識別子を所有する(そしてアドバタイズする)HRMに到達するであろう。それ故に、IP宛先アドレスとして端末識別子を用いた照会送信は、HRMに到達するであろう。次に、そのHRMは応答することができる。しかしながら、これに対して、そのアドレスにHRMがないなら、おそらく、ICMP宛先到達不能メッセージ以外に、そのような照会に対する応答はないであろう。これが、その場合であるとすれば、照会の送信元は、“IPraにHRMはない”ことを推定することができるに過ぎず、(その照会に対する回答が到着することはない)。そのとき、照会元のARは“そのIPraはIP2端末識別子ではない”と結論するであろう。
3.第3のオプションは、リザーブDNS(ドメイン・ネットワーク・システム)を用いてHRMアドレスを格納することである。もし、DNSがIPhaに対応する予約名の下で何の情報も含んでいないなら、照会元のARは、そのIPraはIP2端末識別子ではないと結論するであろう。
問題点2の解決に関して:
これらのオプションは問題点2に対しても同様に部分的には適用可能である。
1.単一のHRMの使用も問題点2を解決するものである。
2.宛先MNのIPraを所有する受信側ARは宛先MNのIPhaとともに応答することができる。この場合、IPraに宛てられた特別にフォーマットされたIPパケットが照会として用いられる。
3.DNSもIPhaアドレスを格納するために用いられる。
上述のナイーブなアプローチにはいくつかの問題がある。
HRMの数を制限すること、特に、HRMの数を最大1にすることは、システムにおけるスケーラビリティの限界を意味するものとなる。
問題点1を解決するために第2のアプローチを用いることは、ルーティング可能なIPアドレスのIP2端末識別子の使用を制限することになる。このことはネットワーク設計を制限するものとなる。なぜなら、IPアドレスとしてのIP2端末識別子の使用は、IP2MNが非IP2の対応するノード(CN)と通信するときに必要であるからである。そのようなCNがパケットをIP2MNに送信するとき、それらのパケットは宛先アドレスにおけるMNのIPhaに基づいて伝統的なインターネットにおいてルーティングされる。問題点1に対する第2のアプローチを用いるとき、MNのIPhaに宛てられたパケットはそのHRMにルーティングされる。これはそのHRMに照会とCNによりMNに送信されるパケットの両方を扱うことを強いることになる。これは明らかにNPCFとIP−BBの分離の原則を破るものであり、非常に非実際的である。
問題点2を解決するために第2のアプローチを用いることは結果として、特別にフォーマットされたIPパケットを使用することになる。このことは、具体的なIPv6オプションか、或は、ある形式でのプロトコル/ポート番号の組み合わせを意味するものとなる。ARは、もし、パケットが“特別にフォーマットされたもの”であるなら、アドレス交換の前に全てのパケットをテストしなければならない。機密保護はこの環境では不可欠なものである。なぜなら、IPha−IPraのマッピングはロケーション情報を表わしているからである。各AR(或はANR)は照会エンティティがMNのIPraを知る資格があるかどうかを確認できなければならないので、その照会処理を機密保護することは非常に難しい。信用管理のスケーラビリティの問題の他に、このアプローチもNCPF−IP−BBの原理を破るものとなる。なぜなら、アクセスがIP−BBのルータではなくNCPFにより制御されねばならないからである。
(リザーブDNSを用いた)第3のアプローチも問題が多い。なぜなら、これはDNSに過大な負荷をかけることになるからである。DNS(例えば、ルートサーバ)に対する何らかの攻撃はIPレベルでの通信を不可能にしてしまうかもしれない。加えて、DNSは、運用者がやや制御できない重大な性能上の問題を被ることになる。最後に、問題点2の場合、DNSは新しいIPraが割当てられるとき迅速に更新される必要がなる。これはDNSの設計に準拠するものではない。
従って、本発明は従来技術の上述したような不利益に対して考え出されたものである。
本発明では、上述の問題を解決するために階層構造のサーバを提案する。その解決策は上述の問題点を克服してIP2の拡張機会を提供するものともなる。
本発明の一側面によれば、好ましくは、複数のルータと複数のサーバとを含み、個々の移動体ノードに対して、前記複数のサーバの内の一部が、ホームルーティングマネージャ(HRM)としての役目を果たし、前記複数のサーバの内の一部がローカルルーティングマネージャ(LRM)としての役目を果たすIPベースのネットワークシステム(1)において用いられるモビリティ管理の方法であって、発信元移動体ノードによりトリガされる、前記複数のルータの内の発信元アクセスルータ(AR)からのアクティベーション通知(AN)に基づいて、前記アクティベーション通知を受信するLRMから前記HRMに向かって宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第1の照会を送信する工程と、前記第1の照会が前記HRMに到達するまでに、前記HRMにより近い場所にある1つ以上の中間ルーティングマネージャ(IRM)を介して、前記第1の照会を中継する工程と、前記第1の照会に応答して、前記HRMから前記中継の経路を通って前記発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する工程とを有することを特徴とする方法を備える。
前記方法はさらに、前記ルーティングアドレスをもつ宛先アクセスルータ(AR)についてのモビリティ管理を実行するLRMに対して前記発信元移動体ノードのホームアドレスについて第2の照会を送信する工程と、前記第2の照会が前記発信元アクセスルータのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMに到達するまで、1つ以上の中間ルーティングマネージャ(IRM)を介して前記第2の照会を中継する工程と、前記第2の照会に応答して、前記発信元アクセスルータのルーティングアクセスをアドバタイズする前記LRMからの前記中継の経路を通って前記宛先アクセスルータに、前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを返信する工程とを有することが好ましい。
前記方法が適用される上記システムにおいて、前記発信元移動体が前記発信元ARにアクティベーション信号(ACT)を送信し、前記アクティベーション信号に基づいて、前記発信元ARはアクティベーション通知(AN)を送信するは言うまでもない。
さらに、前記方法は、各IRMが前記HRMに向かって1つ以上の経路を有しているかどうかを判別する工程と、前記判別の結果に基づいて、前記HRMにより近い場所にある経路を選択する工程と、前記選択された経路を用いて前記第1の照会を中継する工程とを有することが好ましい。
さらにその上、前記方法は、前記HRMにより近い位置にある1つ以上の近接したルーティングマネージャについての情報を含む第1のデータベースを前記複数のIRM夫々と前記複数のLRM各々に備える工程を有することが好ましいかもしれない。この場合、前記第1の照会の中継は、前記第1のデータベースに含まれた情報に基づいて実行されると良い。
また、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを前記発信元アクセスルータに返信することにおいて、前記方法はさらに、前記第1のデータベースに含まれた情報に基づいて、前記アクティベーション通知を受信する前記LRMに向かってより近い経路を選択する工程を有すると良く、前記選択された経路を介してそのような返信を実行すると良い。
前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを更新する際に、前記方法は前記選択された経路を介してそのような更新を実行すると良い。
前記発信元移動体ノードが前記発信元アクセスルータから移動して離れるとき、前記方法はさらに、前記発信元移動体ノードから新しい発信元アクセスルータに別のアクティベーション信号(ACT)を送信する工程と、前記アクティベーション信号に基づいて、前記新しい発信元アクセスルータからアクティベーション通知を送信する工程と、前記アクティベーション通知を受信するLRMからの前記アクティベーション通知(AN)に基づいて、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第3の照会を送信する工程と、前記第3の照会が前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて知る第1のルータマネージャに到達するまで、前記HRMに対してより近い位置にある1つ以上の中間ルーティングマネージャ(IRM)を介して前記第3の照会を中継する工程と、前記第3の照会に応答して、前記第1のルーティングマネージャから前記中継の経路を通って前記新しい発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する工程とを有することが好ましいかもしれない。
前記発信元移動体ノードのホームアドレスを取得する際、前記方法はさらに、前記発信元アクセスルータのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMに向かう複数のルーティングマネージャについての情報を含む第2のデータベースを前記複数のルーティングマネージャ各々に備える工程を有することが好ましいかもしれない。この場合、前記第2の照会の中継は、前記第2のデータベースに含まれた情報に基づいて実行されると良い。
前記方法が適用される前記システムにおいて、前記アクティベーション通知を受信する前記LRMとしての役目を果たすサーバと、前記複数のIRMの少なくとも1つとしての役目を果たすサーバとは、互いに近接して位置しているべきであり、前記複数のルータの少なくともいくつかはアクセスルータとしての機能し、各アクセスルータは移動体ノードと無線通信が可能である。
本発明の別の側面によれば、好ましくは、複数のルータと複数のサーバとを含み、個々の移動体ノードに対して、前記複数のサーバの内の一部が、ホームルーティングマネージャ(HRM)としての役目を果たし、前記複数のサーバの内の一部が複数のローカルルーティングマネージャ(LRM)としての役目を果たすIPベースのネットワークシステムであって、前記複数のLRM各々は、発信元移動体ノードによりトリガされる、前記複数のルータの内の発信元アクセスルータ(AR)からのアクティベーション通知(AN)に基づいて、前記HRMに向かって宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第1の照会を送信する手段を有し、前記HRMは、前記第1の照会に応答して、前記発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する手段を有し、前記複数のサーバの少なくとも1つは中間ルーティングサーバとしての役目を果たし、前記中間ルーティングマネージャは、前記HRMに向かって前記第1の照会を中継する手段と、前記発信元アクセスルータに向かって前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを中継する手段とを有することを特徴とするシステムを備える。
なお、前記中間ルーティングマネージャは、前記発信元アクセスルータのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMに向かって、前記発信元移動体ノードのホームアドレスについて第2の照会を中継する手段と、前記第2の照会に対する応答として、前記宛先アクセスルータに、前記発信元アクセスルータのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMから発信された前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを中継する手段とを有することが好ましい。
本発明のさらに別の側面によれば、好ましくは、IPベースのネットワークシステムにおいて用いられるサーバであって、前記ネットワークシステムの発信元アクセスルータからホームルーティングマネージャ(HRM)に向かって、アクティベーション通知(AN)から発信される宛先移動体ノードのルーティングアドレスについての照会を中継する手段と、前記照会に対する応答として、前記発信元アクセスルータに向かって、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを中継する手段とを有することを特徴とするルータを備える。
前記サーバはさらに、前記発信元アクセスルータのルーティングアドレスをアドバタイズするローカルルーティングマネージャ(LRM)に対して発信元移動体ノードのホームアドレスについて第2の照会を中継する手段と、前記第2の照会に対する応答として、宛先アクセスルータに、前記LRMから発信された前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを中継する手段とを有することが好ましい。
本発明に従うモビリティ管理の方法は、照会を行い、IP2端末識別子をルーティングアドレスマッピングに配分することに関してはスケーラブルである。それ故に、本発明は、この方法が小規模なネットワークシステムから大規模なネットワークシステムにまで効果的に適用可能であるので利点がある。
加えて、多少非効率な方法ではあるが、リバースマッピングも分散できる。
本発明の他の特徴や利点については、添付図面に関連してとられた次の説明から明らかとなるであろう。その添付図面において、同じ参照記号は図面を通じて同じ或は類似の構成要素や部分を指し示すものである。
明細書に組み込まれる、その一部を構成する添付図面は、以下の説明とともに、本発明の実施例を例示するものであり、本発明の原理を説明する役目を果たすものである。
本発明の実施例に従うIPベースのネットワークシステムにおけるIPra通知に関する照会−応答を示す図である。 宛先MNのIPraを発信元アクセスルータに通知する通信シーケンスを示す図である。 ルーティングマネージャについてのトポロジーの例を示す図である。 宛先MNのIPraを発信元アクセスルータに通知する別の通信シーケンスを示す図である。 IPra通知処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例に従うIPベースのネットワークシステムにおけるIPha通知に関する照会−応答を示す図である。 発信元MNのIPhaを宛先アクセスルータに通知する通信シーケンスを示す図である。 IPha通知処理を示すフローチャートである。
本発明の好適な実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
この実施例では、まず、宛先移動体ノード(MN)のIPra通知に関する照会−応答処理について説明する。
図1は本発明の実施例に従うIPベースのネットワークシステムにおけるIPraに関する照会−応答を示す図である。このシステムは基本的に、複数のサーバと、複数のルータと、複数の移動体ノード(MN)とから構成される。このIPベースのネットワークシステムでは、サーバはモビリティ管理だけでなくQoS/セション制御、AAA(認証、許可、課金機能)、無線管理調整などを担当する。
しかしながら、本願はモビリティ管理に焦点を当てているので、上述の他の機能についてはこれ以上説明することはない。
モビリティ管理はドーマントMNについてのロケーション管理とアクティブMNについてのルーティング管理とに分けられる。この明細書の背景技術から明らかなように、本発明はルーティング管理を扱うものである。従って、以下の説明では、サーバはルーティングマネージャ(RM)として扱われる。
上述のように、複数のルーティングマネージャ(RM)は通常、ユーザが加入するホームを管理し、発信元MNを管理するホームルーティングマネージャ(HRM)と、ネットワークの在圏領域において宛先MNの動きをローカルに管理するローカルルーティングマネージャ(LRM)とに分けられる。
なお、移動体加入者をもつ各運用者はIP2端末識別子空間のブロックを所有している。そのような運用者は1つ以上のHRMをセットアップする。各HRMは移動体加入者のサブセットを担当する。(1つ以上のHRMを移動体加入者に割当てることにより冗長性をもたせることもできる。この明細書ではこの点についてこれ以上詳述はしない。)HRMはMNの現在のルーティングアドレスを格納する。在圏IP2移動体加入者を受け入れるアクセスネットワークは1つ以上のLRMを維持して非特許文献1に説明されているようなローカルなモビリティを扱う。
しかしながら、説明を簡単にするために、図1に示されたネットワークシステムは複数のLRMと単一のHRMとを含む。
IPベースのネットワークシステムでは、発信元MN10が宛先MN20にパケットを送信するために、発信元アクセスルータ(AR)30は宛先MN20のルーティングアドレス(IPra)を知らなければならない。
従来、アクティベーション信号(ACT)を受信するとき、LRM40は、例えば、HRM100に対して照会を送信し、HRM100からそのルーティングアドレスを取得する。
本発明に従うこの実施例では、ネットワークシステムは、“中間ルーティングマネージャ(IRM)”と呼ばれる付加的なルーティングマネージャを採用する。図1の例では、発信元MN10の観点からすれば、LRM41、42、43がIRMとして動作する。各IRMは実際にはサーバであり、発信元MNがどこに位置するのかに依存してLRMとして動作することもある。管理者は、いくつかのLRMとIRMとHRMとの間の隣接関係を構成設定する。HRMはIP2端末識別子のブロックをアドバタイズし、特別なプロトコルを用いて自分の隣接するサーバに対して責任をもつ。隣接するRM(それは、LRM、IRM、或は、他のHRMであるかもしれない)は次に、これらのブロックをさらにアドバタイズする。アドレスのブロックをアドバタイズするのに用いられるプロトコルは、現存するルーティングプロトコルの方向に沿って、ルータとしてのリンクやRMとしての隣接関係を保持しつつ設計される。例えば、ルーティング情報プロトコルのバージョン2[G.マルキン(G. Malkin), "RIP version 2", IETF RFC 2453, STD 56, November, 1998]の設計やボーダゲートウェイプロトコル4+[Y.レークテルとT.リー(Y. Rekhter and T. Li),"Border Gateway Protocol (BGP-4)", IETF RFC 1771, March 1995]などは、その良い例としての役割を果たしている。アドバタイズの結果、各RMは少なくとも、妥当なIP2端末識別子のセットを知ることになる。加えて、アドバタイズはより多くの情報を搬送する(この点は後述)。
アクセスルータ(AR)が宛先移動体ノードのルーティングアドレスに関心をもつとき、そのアクセスルータは、自分が属するアクセスネットワークのLRMの1つに照会を送信する。
どのLRMが最初にARからの照会を受信するのかに依存して、HRMへのルーティング経路は変化するかもしれない。加えて、そのHRMからの応答経路にもいくつかのオプションがある。
オプション#1
アドバタイズはIP2端末識別子の特定のブロックを所有するHRMのアイデンティティを搬送することができる。この情報に基づいて、LRMは照会をした送信側ARにHRMアドレスを応答することができる。例えば、図1に示されているように、HRMに近接して置かれたLRM110が最初にARからの照会を受信し、LRM110がそのようなアドバタイズを受信したなら、LRM110がARに対して応答を送信することができる。それから、ARは宛先移動体ノードのルーティングアドレスについてHRMに照会するすることができる。もし、ARがそのようにするなら、HRMはARにその特定のIP2端末識別子についてのサブスクライブされたARのリストを追加する。対応するルーティングアドレスが変化するとき、HRMはその更新情報を送信するであろう。
図2Aは宛先MNのIPraを発信元アクセスルータに通知する通信シーケンスを示している。
図2Aは、特に、LRMがHRMから遠く離れて位置している場合の通信シーケンスを示している。この場合の一例は、図1に示されているように、HRM100とHRM100から離れて位置しているLRM40との間の関係である。具体的には、LRM40はHRM100からIRM1とIRM2とを経由してアドバタイズを受信し、AR30に対して、HRM100のアイデンティティ(アドレス)を含む応答を送信する。それから、AR30はHRM100に対して直接、宛先MNのIPraについての照会を送信する。この照会に応答して、HRM100はAR30に、宛先MNのIPraを応答する。
オプション#2
各RM(HRM,IRM,LRM)はアドバタイズを格納する“ルーティングデータベース”を保持する。各IP2端末識別子に関して、そのデータベースはそのIP2端末識別子に対して責任をもつHRMに“より近い”位置にある隣接RM(LRM,IRM)を含む。例えば、HRM100から遠く離れて位置するLRM40がAR30から宛先MN20のルーティングアドレスについての照会を受信する場合、LRM40はその照会をLRM41に転送することができる。それから、その照会はHRM100に向かうRMのチェイン(例えば、LRM40、LRM41、LRM42)を通過する。この場合、LRM41とLRM42とはIRMとして動作する。HRM100は、ルーティングアドレスを要求している送信側AR30に問題のMN20のルーティングアドレスで応答する。加えて、HRM100はARに、特定のIP2端末識別子についてのサブスクライブされたARのリストを追加する。対応するルーティングアドレスが変更されるとき、HRMはその更新情報を送信するであろう。
変形例として、LRMとIRMとが次のホップの他にもHRM100に向かう経路を知っているとき、例えば、次の次のホップも同様に知っているなら、次のホップをスキップして照会を次の次のホップに直接転送しても良い。例えば、LRM40がLRM42或はLRM50のアイデンティティについて知っているなら、LRM40はLRM41をスキップしても良いし、或はその照会をLRM50に送信しても良い。
極端な場合、LRMはHRM100までの完全な経路を知っているかもしれず、直接HRMに照会を送信することができるかもしれない。実際上、これはオプション#1と同じことである。
オプション#3
図2Bはルーティングマネージャのトポロジーの例を示す図である。このトポロジーのツリーは、図1に示されたHRM100とLRM40〜44とAR30〜31と発信元MNとの間の関係から導出されたものである。HRM100はこのツリーのルートであり、AR30〜31に関係するLRM40〜44はそのリーフ(葉)である。
図2CはLRMがHRMから遠く離れて位置している場合の通信シーケンスを示している。
オプション#2におけるように、照会がRMのチェイン(LRMとIRM)とを通過してHRMに到達した後、HRMはその応答を照会の発信を行った送信側ARに送信する代わりに、そのチェインの最後のRMに対して送信する。このようにして、ルーティングアドレスを含むその応答はRMのチェインを逆に辿り伝播し、LRMに到達し、最後に発信元のARに到達する。
この場合、HRMは問題となっているIP2端末識別子についてのサブスクリプションリストに発信元ARを追加することはない。その代わり、応答を送信したチェインの最後のRM(IRM或はLRM)を追加する。次に、そのRM(IRM或はLRM)は前のRMにIP2端末識別子についての自分自身のサブスクリプションリストを付加する。同じことがそのチェインにある全てのRMで行われる。最後に、LRMは発信元ARにそれ自身のサブスクリプションリストを付加する。
図1の例では、HRM100はIRMとして動作するLRM42に応答を送信し、LRM42がその応答を別のIRMとして動作するLRM41に送信(中継)し、LRM41はその応答をLRM40に送信(中継)する。最後に、LRM40がその応答を発信元AR30に送信する。
特に、図2Cの上部(A)は発信元AR(AR1)とHRMとの間のそのような通信シーケンスを要約している。図2において、IPU_CDTは宛先端末用キャッシュのIP更新(IP update for Cache for Destination Terminal)を示す。
ルーティングアドレスが変更されるとき、HRMは前のRMに通知する。次に、そのRMが自分のサブスクリプションリストに従って、その前のRMに通知する。その更新は送信側ARにまで後戻りして伝播し、各RMはその処理の間に情報を更新する。
発信元MNに関係する別のAR(例えば、図2CではAR2)が同じIP2端末識別子のルーティングアドレスに関心をもつとき、そのARもHRMに対して照会を開始する。これは、(1)別のMNが同じ宛先のMNに対してパケットを送信する場合であるか、或は(2)図1に示されているように、発信元MN10がAR30からAR31に移動し、AR31がLRM44に照会を送信する場合である。後者の場合には、ハンドオーバが発生する。
図2Bに示されているトポロジーのツリーによれば、IRMとして動作するLRM41は分岐点である。1つの枝はLRM40に伸びているが、他の枝はLRM43に伸びている。そのような分岐点に位置するルーティングマネージャはしばしば、RMクロス(RMcross)として言及される。RMクロスとして動作するLRMは、AR30がHRM100に対して照会を送信し、そのHRMが複数のIRMを介して応答を返信したときには、IRMの1つとして既にそのルーティングアドレスについて知っているにちがいない。
この場合、LRMからの照会はHRMに必ずしも到達する必要はない。そのルーティングアドレスについて既に知っており(そして、HRMにより近い位置にあるRMのサブスクリプションリストにある)RM(RMクロス)に照会が到達するとき、そのRM(RMクロス)が応答し、照会を受信したRMをもつサブスクリプションリストを拡張するであろう。応答は、そのチェインに沿って確立されたサブスクリプションとともに新しく関心を示したARへと伝え返される。
図1の例では、LRM44がLRM43に照会を送信し、次に、LRM43がその照会をLRM41に送信し、それから、LRM41がLRM44に応答を返信する。LRM44はAR31に応答(IPU_CDT)を送信する。
この通信シーケンスは図2Cの中間部(B)に示されているように要約される。なお、その中間部は別の発信元MN(発信元MN2)が同じ宛先MNにパケットを送信する場合を示しているに過ぎない。
宛先MN20が図1に示されているように現在のARから新しいARに移動するとき、同じIP2端末識別子についてのルーティングアドレスは変化する。そのとき、HRMには新しいルーティングアドレスが通知される。
それから、図2に示すトポロジーのツリーに従って、HRM100はその通知をLRM42(IRM1)に送信し、次に、その通知をLRM41(IRM2)に送信し、次に、その通知をLRM40に送信し、LRM40がIPU_CDTをAR30に送信する。また、LRM41(IRM2)はその通知をLRM43(IRM3)に送信し、次に、その通知をLRM44に送信し、LRM44がIPU_CDTをAR31に送信する。この通信手順は図2Cの下部(C)に示されているように要約される。
ルーティングアドレスが再び変更されるとき、HRMは自分のサブスクリプションリストにあるRM(LRM或はIRM)を更新する。その更新はRMクロスに到達するであろう。例えば、宛先MN側でハンドオーバが発生するとき、HRMは図2Bに示されているツリーに沿って通知だけを送信する。そのような通知が一度、分岐点に到達したなら、RMクロスはそのメッセージの複製をつくる。RMクロスは自分のサブスクリプションリストにある両方のRMを更新する。この更新は両方の関心を示すAR(例えば、図2BではAR30とAR31)にまで達するであろう。要するに、複数のRMのネットワークはIP2端末識別子についてルーティングアドレスをキャッシュすることによりキャッシュの階層構造として動作する。そのキャッシュはサブスクリプションの時間内は強制的にリフレッシュされる。これにより、全てのキャッシュ(複数のRM)が最新の情報をもつことが保証される。
オプション#1とオプション#3における処理の一部は図3のフローチャートのように要約される。
ステップS10において、階層構造をした複数のRMを備えるIPベースのネットワークで動作する発信元MNはデータパケットをアクセスルータ(AR1)を介して宛先MNに送信する。ステップS15では、AR1はMN1により送信されたデータパケットを一時的にバッファする。ACTに応答して、ステップS20では、AR1は照会をLRMに送信する。ステップS30では、LRMは、より階層上位のRM(IRM或はLRM)に照会を送信(中継)する。
次に、ステップS40では、その照会がHRMに到達したかどうかを調べる。それが到達したなら、処理はステップS50に進む。それが到達しないなら、処理はステップS30に戻る。
ステップS50では、HRMは(宛先MNのルーティングアドレスを含む)応答をより階層下位のRM(IRM或はLRM)に送信し、ステップS60では、HRMはそのRM(IRM或はLRM)を自分のサブスクリプションリストに追加する。
ステップS70では、その応答がLRMに到達したかどうかを調べる。それが到達したなら、処理はステップS100に進む。それが到達しないなら、処理はステップS80に進む。ステップS80では、そのRMは応答をさらにより下位のRMに送信(中継)し、ステップS90では、そのRMは自分のサブスクリプションリストに前のRMを追加する。その後、処理はステップS70に戻る。
ステップS100では、LRMは宛先MNのルーティングアドレスをAR1に送信する。それから、AR1はステップS15で一時的にバッファされたパケットをそのルーティングアドレスに送信する。
ステップS110では、発信元MNがAR1の範囲外に移動したかどうかを判別する。もし、そうでないなら、そのような監視を継続する。しかしながら、発信元MNがAR1の外に移動したと判別されるなら、処理はステップS120に進む。ステップS120では、発信元MN(MN1或はMN2)は別のAR(AR2)にパケットを送信し、それからAR2は照会をAR2に関係のあるLRMに対して送信する。その照会に応じて、ステップS130では、LRMはより階層上位のRMに照会を送信する。
次に、ステップS140では、そのRMが宛先MNのルーティングアドレスについて知っているかどうかを調べる。もし、知っているなら、処理はステップS155に進み、応答をLRMに送信する。それから、ステップS160では、LRMはその応答をAR2に送信する。
これに対して、そのRMが宛先MNのルーティングアドレスについて何も知らないなら、処理はステップS170に進み、その照会が宛先MNのルーティングアドレスについて知るRMに到達するまで、より階層上位のRMに対してさらに照会を送信する。
オプション#4
これはオプション#3の少しの変形例であり、この場合、種々のRMの“ルーティングツリー”が“サブスクリプションツリー”の外に残されても良い。
“ルーティングツリー”という用語は次のように定義される。上述した図2に示すようなトポロジーのツリーにおいて、発信元MNからパケットを受信するAR30は照会を送信する。この場合、オプション#3に従えば、LRM40、LRM41(IRM2)、LRM42(IRM1)は照会をHRMに中継する。この中継経路(LRM→IRM2→IRM1→HRM)は“ルーティングツリー”として言及される。同様に、発信元MNからのパケットを受信するAR31が照会を送信する場合、オプション#3に従えば、LRM44、LRM43(IRM3)、LRM41(IRM2)、LRM42(IRM1)がその照会をHRMに中継する。この中継経路(LRM→IRM3→IRM2→IRM1→HRM)も“ルーティングツリー”として言及される。HRMからの返答経路はHRM→IRM1→IRM2→IRM3→LRMである。
しかしながら、上記“ルーティングツリー”は短縮することができる場合がある。この場合がオプション#4である。
まず、オプション#2と同様に、もし複数のRMが次のホップの他に、特定のIP2端末識別子のHRMに対してより多くの経路を知っているなら、それらのRMはその経路のいくつかのRMをスキップして、照会をより向こうのRMに対して直接送信しても良い。HRMに向かう経路が、LRM、IRM3、IRM2、IRM1、HRMであると仮定しよう。この場合、もし、IRM3がIRM1が次の次のホップであることを知っているなら、IRM2をスキップしても良い。当然ながら、IRM1はIRM3を自分のサブスクリプションリストに加えるであろう。従って、応答がやってきたなら、IRM1はIRM3を更新し、IRM2をスキップするであろう。
次に、たとえ照会が経路上の全てのRM(LRM、複数のIRM、HRM)を通って転送されるなら、その応答はいくつかのRMをスキップしても良い。例えば、複数のIRMはその経路の次のホップだけを知っていると仮定しよう。そのとき、(上記の例を用いると)、照会はIRM1〜3を通過するかもしれない。もし、これらのIRMがその照会に(IPv4のルートレコードオプションと類似の方法で)自分のアイデンティティを格納するなら、応答するIRMはその応答経路からいくつかのIRMをスキップしても良い。例えば、IRM1がIRM2から照会を受信したとしても、IRM1がIRM3にサブスクライブして、これに照会を送信しても良い。
例えば、このことは、次のような条件で真実なものとなるかもしれない。
図2Bに示されているように、HRMに向かうルーティングツリーがLRM、IRM3、IRM2、IRM1、HRMであり、照会にはデフォルトでは送信側RMと設定されている“被通知RM(RM to notify)”という名称のフィールドがあると仮定しよう。より具体的に言えば、上記の仮定では、LRMとIRM3との間の照会では“LRM”に設定され、IRM3とIRM2との間の照会では“IRM3”に設定され、IRM2とIRM1との間の照会では“IRM2”に設定され、IRM1とHRMとの間の照会では“IRM1”に設定される。しかしながら、複数のIRMの1つが既に、どんなより階層上位のRMが特定のIP2端末識別子に関連しているかについて知っている場合がある。例えば、図1と図2Bとから明らかなように、IRM2(LRM41)は宛先MNのHRMに向かうルーティングツリーについて既に知っている。そのような場合、IRM2はIRM1への照会における“被通知RM(RM to notify)”は、“IRM2”ではなく“IRM3”と設定すると決定しても良い。そのとき、IRM1は自分のサブスクリプションリストに“IRM3(IRM2ではない)”を追加する。
この場合、HRMからの応答経路はHRM→IRM1→IRM3→LRMとなる。言い換えると、応答ではIRM2をスキップする。上述のサブスクリプションリストに基づく応答経路は“サブスクリプションツリー”として言及される。
“サブスクリプションツリー”は“ルーティングツリー”よりも短いので、これにより更新をより高速に伝えることが可能になる。
なお、上記オプションのいずれかで返信されるルーティングアドレスはAR或はANR(或は、宛先アドレス交換を実行したり、トンネルのエンドポイントとしての役目を果たす何か別のノード)により割当てられても良い。
次に、発信元移動体ノード(MN)のIPha通知に関する照会−応答処理について説明する。
図1と同様に、図4は本発明の実施例に従うIPベースのネットワークシステムにおける初期の照会−応答を示す図である。
図4に示されているように、宛先MN20と通信する宛先AR(宛先AR60)は、発信元MN10のルーティングアドレスに基づいて、発信元MN10のIPhaについて知らなければならない。このことを行うために、宛先AR60は発信元MN10のIPhaについての照会を、宛先AR60を担当するLRM210に送信する。そのような照会を“逆照会(reverse query)”と呼ぶ。なお、図4のみならず、後述する図5と図6でも“逆照会”について言及する。
逆照会はIPhaと関係するIPraをもつ発信元MNから送信されたデータパケットが宛先ARに到着したときに開始される。受信データパケットの送信元は発信元MNであるので、宛先ARは発信元MNのIPhaについて知らなければならない。従って、逆照会はネットワークからのデータパケットの到着が契機となり、それは発信元MNのIPhaを取得するために開始される。これが逆照会が必要とされる理由である。
“逆”照会を実行するために、即ち、ルーティングアドレスに関するIP2端末識別子を与えるために、各LRMは、ルーティングアドレスのプールとして自分自身が扱う複数のARに割当てられたIPアドレスのブロックをアドバタイズする。さらにその上、LRMはまた、(発信元アドレス交換を実行するかもしれない他の全てのルータを含む)全てのANR(アンカルータ:不図示)に割当てられたルーティングアドレスブロックも自分の裁量でアドバタイズする。この情報は(潜在的な)ルーティングアドレスへのエントリを含む第2の“ルーティングデータベース”を創成する複数のHRMのIP2端末識別子と類似の複数のRM間でも配信される。
(逆発信元アドレス交換を実行することを望む)宛先ARは問題となるルーティングアドレスで自分のLRMに逆照会を送信する。その照会はRMのチェインを通過して、そのルーティングアドレスをアドバタイズするLRMに向かう。上述のようにオプション#2と同様に、その照会は経路に沿ういくつかのRMをスキップしても良い。図4の例に従えば、宛先AR60はLRM210に発信元MN10のIPhaについての照会を送信し、その照会は、LRM220、LRM230、LRM250を通過して、その後、発信元MN10のIPraとIPhaとについて知る発信元AR30と通信するLRM260に到達する。
その照会がそれをアドバタイズしているLRM(例えば、図4のLRM260)に到達したとき、そのLRMは対応するIP2端末識別子で、経路上の前のRM(の1つ)か、或は、直接に発信元AR(例えば、図4におけるAR)或はそのLRMに応答する。もし、その応答がRMに送信されたなら、そのRMはさらにその応答を発信元ARに向かって返信する。このメッセージは最終的には、逆アドレス交換を実行するARに到達するであろう。
上記の通信シーケンスは図5に要約されている。
図5は宛先アクセスルータの初期の照会−応答についての通信シーケンスである。
発信元MNのルーティングアドレスをアドバタイズするLRMは、もし発信元ARがHRMに対して発信元MNのIPhaとIPraとについて既にレポートしていたなら、そのHRMであっても良い。なお、図5ではLRMが発信元MNからのアクティベーション信号(ACT)に応答していることを示しているが、そのLRMがARやANRにより扱われる全てのIPha空間についてのアドバタイズを送信するように主導する。
上述のことから明らかなように、全ての逆照会は、宛先MNのルーティングアドレスに対する照会とは反対に、最終LRMに到達する。ここで、キャッシングにより、その照会が最終LRM以外のRMにより応答されることが可能になる。しかしながら、前に説明したのと同じ方法でキャッシングとサブスクリプションとの内の少なくともいずれかも可能である。
図6はIPha通知の処理を示すフローチャートである。
ステップS200では、宛先ARは、データパケットがその宛先ARに到着したときに、発信元ARのルーティングアドレスに基づいて、発信元MNのIPhaについての照会をLRMに送信する。その照会に応答して、ステップS210では、LRMはその照会を別のLRM(IRM)に送信(中継)する。
次に、ステップS220では、その照会がルーティングアドレスをアドバタイズしているLRMに到達したかどうかを調べる。到達したなら、処理はステップS230に進む。到達していないなら、処理はステップS210に進み、さらにその照会を中継する。
ステップS230では、そのLRMが発信元MNのIPhaを含む応答を前のLRM(IRM)に送信する。それから、ステップS240では、その応答が照会アドレスを最初に送信したLRMに到達したかどうかを調べる。もし到達したなら、処理はステップS240に進み。もし到達していないなら、処理はステップS230に進み、さらにその応答を中継する。
最後に、ステップS250では、照会アドレスを最初に送信したLRMがその応答を宛先ARに送信する。それから、宛先ARは発信元MNから送信されたデータパケットを宛先MNに送信する。
従って、以上説明した実施例に従えば、一度、発信元ARが宛先移動体ノードのルーティングアドレス(IPra)を取得し、宛先ARが発信元移動体ノードの識別子(IPha)を取得したなら、発信元ARはパケットをHRMを用いることなく宛先ARに送信する。
さらに、上記説明した実施例に従えば、特別にフォーマットされたIPパケットが用いられることはなく、発信元移動体ノードと宛先移動体ノードとはルーティングアドレスと他のロケーション情報について知ることはないので、パケットをルーティングするための内部情報は機密保護される。
さらにその上、上記説明した実施例に従えば、HRMはルーティング管理についての全てのMNの情報を知る必要はなく、IRMがそのような役割を引き継ぐので、HRMの過大な負荷を回避でき、従って、システム全体にわたって負荷バランスをとることができるという結果になる。
なお、上記の実施例におけるシステムは単一のHRMを含むのみであったが、HRMの数は1つ以上でも良い。
請求の範囲の精神や範囲を逸脱することなく、本発明の多くの明らかに様々に異なる実施例を実現することが可能であるので、本発明は添付の請求の範囲において規定された事項以外には、特定の実施例によって限定されるものではないことを理解すべきである。

Claims (12)

  1. 複数のルータと複数のサーバとを含み、個々の移動体ノードに対して、前記複数のサーバの内の一部が、ホームルーティングマネージャ,HRMとしての役目を果たし、前記複数のサーバの内の一部がローカルルーティングマネージャ,LRMとしての役目を果たすIPベースのネットワークシステム(1)において用いられるモビリティ管理の方法であって、
    発信元移動体ノードによりトリガされる、前記複数のルータの内の発信元アクセスルータ,ARからのアクティベーション通知,ANに基づいて、LRMから前記HRMに向かって宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第1の照会を送信する工程と、
    前記第1の照会が前記HRMに到達するまでに、前記HRMにより近い場所にあり、中間ルーティングマネージャ,IRMとして動作する1つのLRMを含む第1の経路を介して、前記第1の照会を中継する工程と、
    前記第1の照会に応答して、前記HRMが前記第1の経路を通って前記発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する工程と、
    前記ルーティングアドレスをもつ宛先アクセスルータから、該宛先アクセスルータについてのモビリティ管理を実行するLRMに対して前記発信元移動体ノードのホームアドレスについて第2の照会を送信する工程と、
    前記発信元移動体ノードのホームアドレスが前記HRMにレポートされていないなら、前記第2の照会が前記HRMを経ることなく前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズするLRMに到達するまで、中間ルーティングマネージャ,IRMとして動作する1つ以上のLRMを含む第2の経路を介して前記第2の照会を中継する工程と、
    前記第2の照会に応答して、前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMは、前記第2の経路を通って前記宛先アクセスルータに、前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを返信する工程とを有することを特徴とする方法。
  2. 前記発信元移動体ノードから前記発信元アクセスルータにアクティベーション信号,ACTを送信する工程と、
    前記アクティベーション信号に基づいて、前記発信元アクセスルータからアクティベーション通知ANを送信する工程とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 各IRMが前記HRMに向かって1つ以上の経路を有しているかどうかを判別する工程と、
    前記判別の結果に基づいて、前記HRMにより近い場所にある経路を選択する工程と、
    前記選択された経路を用いて前記第1の照会を中継する工程とをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 前記HRMにより近い位置にある1つ以上の近接したルーティングマネージャについての情報を含む第1のデータベースを前記複数のIRM夫々と前記複数のLRM各々に備える工程をさらに有し
    前記第1の照会の中継は、前記第1のデータベースに含まれた情報に基づいて実行されることを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記第1のデータベースに含まれた情報に基づいて、前記アクティベーション通知を受信する前記LRMに向かってより近い経路を選択する工程をさらに有し、
    前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを前記発信元アクセスルータに返信することは、前記選択された経路を介して実行されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記選択された経路を介して前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを更新する工程をさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記発信元移動体ノードが前記発信元アクセスルータから移動して離れるとき、前記発信元移動体ノードから新しい発信元アクセスルータに別のアクティベーション信号,ACTを送信する工程と、
    前記アクティベーション信号に基づいて、前記新しい発信元アクセスルータからアクティベーション通知,ANを送信する工程と、
    前記アクティベーション通知を受信するLRMから、前記アクティベーション通知,ANに基づいて、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第3の照会を送信する工程と、
    前記第3の照会が前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて知る第1のルーティングマネージャに到達するまで、前記HRMに対してより近い位置にある1つ以上の中間ルーティングマネージャ,IRMとして動作する1つ以上のLRMを含む第3の経路を介して前記第3の照会を中継する工程と、
    前記第3の照会に応答して、前記第1のルーティングマネージャから前記第3の照会の中継の経路を通って前記新しい発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する工程とをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. 前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMに向かう複数のルーティングマネージャについての情報を含む第2のデータベースを前記複数のルーティングマネージャ各々に備える工程をさらに有し
    前記第2の照会の中継は、前記第2のデータベースに含まれた情報に基づいて実行されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記アクティベーション通知を受信する前記LRMとしての役目を果たすサーバと、前記複数のIRMの少なくとも1つとしての役目を果たすサーバとは、互いに近接して位置していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記複数のルータの少なくともいくつかはアクセスルータとしての機能し、各アクセスルータは移動体ノードと無線通信が可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  11. 複数のルータと複数のサーバとを含み、個々の移動体ノードに対して、前記複数のサーバの内の一部が、ホームルーティングマネージャ,HRMとしての役目を果たし、前記複数のサーバの内の一部が複数のローカルルーティングマネージャ,LRMとしての役目を果たすIPベースのネットワークシステムであって、
    前記複数のLRM各々は、
    発信元移動体ノードによりトリガされる、前記複数のルータの内の発信元アクセスルータ,ARからのアクティベーション通知,ANに基づいて、前記HRMに向かって宛先移動体ノードのルーティングアドレスについて第1の照会を送信する手段を有し、
    前記HRMは、
    前記第1の照会に応答して、前記発信元アクセスルータに、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを返信する手段を有し、
    前記複数のサーバの少なくとも1つは中間ルーティングマネージャとしての役目を果たし、
    前記中間ルーティングマネージャは、
    前記HRMに向かって前記第1の照会を中継する手段と、
    前記発信元アクセスルータに向かって前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを中継する手段と、
    前記発信元移動体ノードのホームアドレスが前記HRMにレポートされていないなら、前記HRMを経ることなく前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズするLRMに向かって、前記発信元移動体ノードのホームアドレスについて、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを有する宛先アクセスルータ,ARについてのモビリティ管理を実行するLRMから発信された第2の照会を中継する手段と、
    前記第2の照会に対する応答として、前記宛先アクセスルータに向かって、前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMから発信された前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを中継する手段とを有することを特徴とするシステム。
  12. IPベースのネットワークシステムにおいて用いられるサーバであって、
    前記ネットワークシステムの発信元アクセスルータ,ARからホームルーティングマネージャ,HRMに向かって、アクティベーション通知,ANから発信される宛先移動体ノードのルーティングアドレスについての第1の照会を中継する手段と、
    前記第1の照会に対する応答として、前記発信元アクセスルータに向かって、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを中継する手段と、
    発信元移動体ノードのホームアドレスが前記HRMにレポートされていないなら、前記HRMを経ることなく前記発信元移動体ノードのルーティングアドレスをアドバタイズするローカルルーティングマネージャ,LRMに対して前記発信元移動体ノードのホームアドレスについて、前記宛先移動体ノードのルーティングアドレスを有する宛先アクセスルータ,ARについてのモビリティ管理を実行するローカルルーティングマネージャ,LRMから発信される第2の照会を中継する手段と、
    前記第2の照会に対する応答として、前記宛先アクセスルータに向かって、前記発信元移動体ノードの前記ルーティングアドレスをアドバタイズする前記LRMから発信された前記発信元移動体ノードの前記ホームアドレスを中継する手段とを有することを特徴とするサーバ。
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