JP4937074B2 - 焼却灰の水洗処理方法及びシステム - Google Patents
焼却灰の水洗処理方法及びシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4937074B2 JP4937074B2 JP2007261184A JP2007261184A JP4937074B2 JP 4937074 B2 JP4937074 B2 JP 4937074B2 JP 2007261184 A JP2007261184 A JP 2007261184A JP 2007261184 A JP2007261184 A JP 2007261184A JP 4937074 B2 JP4937074 B2 JP 4937074B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ash
- washing
- particle size
- water
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Description
また、特許文献2(特許第3391371号公報)には、焼却灰中の塩素分を水洗または酸洗すると同時に、比重選別により比重の大きな金属類成分を除去するようにした焼却灰の塩素および金属類等の除去方法が開示されている。
さらに、特許文献3(特開2004−82100号公報)には、予め設定した粒度より大きい焼却残渣はそのまま又は水により洗浄脱塩処理を施し、粒度が小さい焼却残渣は必要に応じてアルカリ度を低減させたり、水洗脱塩処理をした後、有機物含有物を混合したうえで屋外処分場に貯留し、自然脱塩により塩分濃度を低減させる構成が開示されている。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、焼却灰の水洗処理を効率化することによって、設備を大型化することなく焼却灰を再利用に適した塩素含有量まで低下させることができ、且つ排水発生量を低減することを可能とした焼却灰の水洗処理方法及びシステムを提供することを目的とする。
前記焼却灰を分級手段にて大粒径灰と小粒径灰に分級した後、該大粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する大粒径灰洗浄工程と、該小粒径灰を洗浄水のみで洗浄する粗洗浄工程と、該粗洗浄工程後の該小粒径灰を化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら洗浄水により精密洗浄する小粒径灰洗浄工程と、を実行して、該粗洗浄工程及び該小粒径灰洗浄工程を含む洗浄工程での該小粒径灰の滞留時間を前記大粒径灰洗浄工程で前記大粒径灰の滞留時間よりも長くし、
前記粗洗浄工程では、液体サイクロンの側周面から液体流れ接線方向に前記小粒径灰と前記洗浄水を供給して、該液体サイクロン内で該洗浄水により該小粒径灰を洗浄した後、該液体サイクロンにおける上部から該小粒径灰を排出し、
前記大粒径灰洗浄工程では、前記液体サイクロンにおける上部の中心寄りの部分から前記大粒径灰を供給して、該液体サイクロン内で前記洗浄水により該大粒径灰を洗浄した後、該液体サイクロンの下部から該大粒径灰を排出し、
前記小粒径灰洗浄工程は、前記液体サイクロンの後段に配置された他の洗浄手段により実行されることを特徴とする。
前記水洗処理設備の前段に前記焼却灰を大粒径灰と小粒径灰に分級する分級装置が設けられるとともに、該分級装置により分級された大粒径灰が供給される大粒径灰水洗処理設備と、前記小粒径灰が供給される小粒径灰水洗処理設備とが設けられ、
前記大粒径灰水洗処理設備は、前記大粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する大粒径灰洗浄装置を備え、前記小粒径灰水洗処理設備は、前記小粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する小粒径灰第1洗浄装置と、該粗洗浄した小粒径灰を化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら洗浄水により精密洗浄する小粒径灰第2洗浄装置とを備え、
前記大粒径灰洗浄装置と前記小粒径灰第1洗浄装置とが同一の液体サイクロンで構成され、
前記液体サイクロンは、円筒部とその下方に円錐部を備えるとともに、前記円筒部の側面から液体流れ接線方向に小粒径灰と洗浄水を供給する小粒径灰供給口と、前記円筒部の上部の中心寄りの位置から大粒径灰を供給する大粒径灰供給口と、前記円錐部の下部から自重により沈降した大粒径灰を排出する大粒径灰排出口と、前記円筒部の中心部から上昇旋回流とともに小粒径灰を排出する小粒径灰排出口とを備えていることを特徴とする。
尚、前記第1洗浄装置、前記第2洗浄装置は、夫々又は何れかが複数設置される構成としてもよい。また、第2洗浄装置の後段に、灰表面に付着した塩素含有水を水洗する後洗浄装置を配置してもよく、該後洗浄装置は、洗浄水のみで小粒径灰を水洗処理する簡素化された構成であることが好ましい。
このとき、前記小粒径灰が供給された洗浄水に所定量の界面活性剤を供給し、該洗浄水がpH10を超えてpH12以下、好適にはpH11以下となるようにpH調整することが好ましい。また、前記界面活性剤は、弱アルカリ性の界面活性剤であることが好適で、さらに該界面活性剤は、カチオン系界面活性剤以外の界面活性剤であることが好適である。
本発明のごとく水洗時に湿式ミル等により焼却灰を破砕することにより、灰の表面積が増加し、灰内部に存在する塩素分の抽出を促進することができる。このとき、破砕のみでは細かい粒子が水中で再凝集してしまう惧れがあるが、本発明では界面活性剤を供給しているため、灰の粒子を分散させることができ再凝集を防止することができる。
さらに、小粒径灰洗浄工程にて小粒径灰を粗洗浄した後、化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら精密洗浄を行う構成とすることにより、凝集し易い小粒径灰の表面積を増大させることができ、塩素含有量の多い小粒径灰から塩素を確実に除去することが可能で、大粒径灰とともに小粒径灰も再資源化に適した原料とすることができる。
また、焼却灰を液体サイクロンで分級するとともに粗洗浄を行うことにより、分級装置を別個に設ける必要がなくなり、装置数のさらなる削減及び排水発生量の低減が可能となる。
さらに、本発明では小粒径灰の精密洗浄にて界面活性剤を供給するとともにpH調整して水洗処理を行う構成としており、該界面活性剤の分散作用と洗浄水のpH調整にて焼却灰の凝集が抑制されて洗浄効果が高まり、塩素除去効率の大幅な向上が図れる。
さらにまた、水洗時に焼却灰を破砕することにより、灰の表面積が増加し、灰内部に存在する塩素分の抽出を促進することができる。
図1及び図2は本発明の参考例に係る処理システムの全体構成図、図3は本発明の実施例1に係る処理システムの全体構成図、図4は図3の実施例1に適用される液体サイクロンの一例を示す図、図5は本発明の実施例2に係る処理システムの全体構成図、図6は図5に示した実施例2に適用される液体サイクロンの一例を示す斜視図である。
そこで本実施形態では、焼却灰を大粒径灰と小粒径灰に分級し、塩素濃度が比較的低い大粒径灰には簡素化された水洗処理を施し、塩素濃度が高い小粒径灰は集中的に水洗処理を施すようにしている。ここで小粒径灰は約0.7mm以下の粒径を有する灰をいい、大粒径灰は0.7mmを超える粒径を有する灰をいうものとする。また、焼却灰は、焼却炉の炉底から排出される主灰と焼却炉排ガスから集塵された飛灰を含む。
大粒径灰を水洗処理する大粒径灰水洗処理設備は一段構成であり、洗浄水のみにより大粒径灰を粗洗浄する水洗処理とする。
さらにまた、上流側の洗浄装置から順に、水洗処理のみにより小粒径灰を粗洗浄する第1洗浄装置と、粗洗浄後の小粒径灰を、化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら洗浄水により精密洗浄する第2洗浄装置とを備えることが好ましい。前記化学的な手段としては、洗浄水への界面活性剤の供給、洗浄水のpH調整が挙げられる。前記物理的な手段としては、湿式ミル等の破砕手段が挙げられる。
小粒径灰洗浄工程にて小粒径灰を粗洗浄した後、化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら精密洗浄を行う構成とすることにより、凝集し易い小粒径灰の表面積を増大させることができ、塩素含有量の多い小粒径灰から塩素を確実に除去することが可能で、大粒径灰とともに小粒径灰も再資源化に適した原料とすることができる。
本参考例のシステムは、焼却炉から排出された焼却灰20を大粒径灰31と小粒径灰32に分級する装置である篩分け装置1と、該分級された大粒径灰31を水洗処理する大粒径灰水洗処理設備と、該分級された小粒径灰32を水洗処理する小粒径灰水洗処理設備と、を備える。
前記篩分け装置1は、所定のメッシュを有する金網等により大粒径灰31と小粒径灰32を分級する周知の装置であるが、これに限定されるものではなく、所定粒径にて大粒径灰31と小粒径灰32とを分級する装置であれば何れの構成を有していてもよい。
そして、湿式ミル10を回転させて粉砕用ボールにより小粒径灰を粉砕、分散させながら洗浄水により洗浄する。このように精密洗浄にて焼却灰を破砕することにより、灰の表面積が増加し、塩素分の抽出を促進することができる。このとき、破砕のみでは細かい粒子が水中で再凝集してしまう惧れがあるが、本参考例では界面活性剤40を供給するとともにpH調整しているため、灰の粒子を分散させることができ再凝集を防止することができる。
粒子の凝集は、粒子表面の電荷であるゼータ電位の影響を受ける。焼却灰においては、粒子表面はプラスかマイナスのどちらか一方に帯電しているため、ゼータ電位の絶対値を大きくすることにより粒子同士が反撥しやすくなり、凝集しにくくなるものと考えられる。焼却灰において、このゼータ電位はpHに依存しており、pHを適正に調整することによりゼータ電位の絶対値を高くし、凝集を最小限に抑えることが可能となる。焼却灰含有水においてゼータ電位の絶対値が高くなるpHは、pH10を超えてpH12以下、好適にはpH10を越えて11以下であるため、この範囲内にpH調整することにより灰の凝集を防止することが可能となる。
さらに前記界面活性剤40は、カチオン系界面活性剤以外の界面活性剤であることが好適である。カチオン系界面活性剤は、親水基部分が陽イオンに電離するため陰イオンであるClイオンが灰の近傍に集まりやすくなり、塩素の洗浄水への移動、抽出が悪くなるものと考えられる。従って、カチオン系界面活性剤以外の界面活性剤を用いることによりClイオンが灰から分離しやすくなり、効率的に塩素を除去することが可能となる。カチオン系界面活性剤以外の界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、或いはこれらの組み合わせからなる界面活性剤が挙げられる。
排水43を系外に排出したときは、バルブ11を制御して新たに洗浄水39を補給する。電導度計17に基づいて可能な限り循環利用することが好ましい。これにより排水発生量のさらなる低減が可能となる。
該洗浄槽18は、洗浄水44を供給する洗浄水供給手段と、必要に応じて撹拌手段とを備える。洗浄水44はバルブ19によりその供給量が調整される。洗浄槽18の固液分離装置20は、洗浄後の小粒径灰が供給され、これを処理灰45と排水46に固液分離するように構成され、固液分離後の排水46は塩素濃度が所定以上となるまで循環利用されることが好ましく、バルブ22により排水の循環を制御する。循環利用した排水43は、不純物濃度、好適には塩素濃度が所定濃度以上となったらバルブ22を開放して系外へ排出するか、或いは排水タンク21に一旦貯留し、粗洗浄を行う洗浄槽6の洗浄水36又は精密洗浄を行う湿式ミル10の洗浄水39として再利用する。
さらに、本参考例では小粒径灰32の精密洗浄にて、湿式ミル10を用いて物理的破砕、分散作用を図るとともに、界面活性剤40の供給及びpH調整からなる化学的分散作用を図っているため、塩素含有量が多い小粒径灰を効率的に水洗することができ、塩素濃度の大幅な低減が可能となる。
このように、比重差分離装置28を備えることにより金属片等の異物を除去することができ、水洗処理後の焼却灰をセメント原料等として好適に再利用することが可能となる。
本実施例1では、篩分け装置1にて分級した大粒径灰31の粗洗浄と、小粒径灰32の粗洗浄を同一の液体サイクロン25にて行い、該液体サイクロン25にて粗洗浄した後の小粒径灰37は前記参考例と同様に他の洗浄を行う構成となっている。
該液体サイクロン25は、円筒部201とその下方に円錐部202を備えるとともに、円筒部201の側面から装置内部の液体流れ接線方向に小粒径灰32と洗浄水36を供給する小粒径灰供給口203と、円錐部202の上方から大粒径灰31を供給する大粒径灰供給口204とを備えている。該大粒径灰供給口204は、円筒部201の中心から僅かにずらした位置に大粒径灰31を供給するように構成されることが好ましい。
前記小粒径灰排出口は、(b−1)に示されるように円筒部上方の外周に沿って切欠き部206を設け、該切欠き部206からオーバーフローにより小粒径灰と処理水を排出する構成としてもよいし、(b−2)に示されるようにサイクロン中心に内筒207を配設し、該内筒207から上昇旋回流とともに小粒径灰を排出する構成としてもよい。
本装置構成によれば、小粒径灰32は洗浄水36とともに円筒部側面から供給することにより外壁に沿った旋回流に搬送されることになり滞留時間を長くでき、大粒径灰31は円筒部上方から供給することにより装置中心側を通り短時間で洗浄することができ、滞留時間を調整して夫々の灰に適した水洗処理を行うことが可能となる。
本装置構成によれば、小粒径灰32は洗浄水36とともに円筒部側面から供給することにより、下降旋回流から上昇旋回流に亘る経路を通過することになり滞留時間を長くでき、大粒径灰31は下降旋回流のみを経路とするため滞留時間が短くなり、夫々に適した水洗処理を行うことが可能となる。
また、これらの装置構成によれば、大粒径灰31と小粒径灰32の供給口を異ならせたことにより、予め分級した灰がサイクロン25内で夫々の異なる経路を通り洗浄後に分級された状態で排出され易くなる。
本実施例2は、篩分け装置を設置しない構成とし、焼却灰30を分級するとともに小粒径灰と大粒径灰の粗洗浄を行う液体サイクロン25’を設けた構成としている。該液体サイクロン25にて分級及び粗洗浄した後の小粒径灰37は前記参考例と同様に他の洗浄を行う。
該液体サイクロン25’では、装置内にて、装置外壁に沿った下降旋回流が形成されるとともに、中心部には上昇旋回流が形成されている。焼却灰供給口303より供給された焼却灰30は、前記下降旋回流に沿って下降し、円錐部下端にて比重の大きい大粒径灰は大粒径灰排出口304より排出され、比重の小さい小粒径灰は上昇旋回流に沿って上昇し、上部の小粒径灰排出口305から排出される。
2 大粒径灰洗浄槽
4 大粒径灰固液分離装置
6、18 小粒径灰洗浄槽
8、14、20 小粒径灰固液分離装置
10 湿式ミル
15、21 排水タンク
25、25’ 液体サイクロン
30 焼却灰
31 大粒径灰
32 小粒径灰
40 界面活性剤
41 硫酸
Claims (6)
- 焼却灰を水洗処理して塩素を除去する焼却灰の水洗処理方法において、
前記焼却灰を分級手段にて大粒径灰と小粒径灰に分級した後、該大粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する大粒径灰洗浄工程と、該小粒径灰を洗浄水のみで洗浄する粗洗浄工程と、該粗洗浄工程後の該小粒径灰を化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら洗浄水により精密洗浄する小粒径灰洗浄工程と、を実行して、該粗洗浄工程及び該小粒径灰洗浄工程を含む洗浄工程での該小粒径灰の滞留時間を前記大粒径灰洗浄工程で前記大粒径灰の滞留時間よりも長くし、
前記粗洗浄工程では、液体サイクロンの側周面から液体流れ接線方向に前記小粒径灰と前記洗浄水を供給して、該液体サイクロン内で該洗浄水により該小粒径灰を洗浄した後、該液体サイクロンにおける上部から該小粒径灰を排出し、
前記大粒径灰洗浄工程では、前記液体サイクロンにおける上部の中心寄りの部分から前記大粒径灰を供給して、該液体サイクロン内で前記洗浄水により該大粒径灰を洗浄した後、該液体サイクロンの下部から該大粒径灰を排出し、
前記小粒径灰洗浄工程は、前記液体サイクロンの後段に配置された他の洗浄手段により実行されることを特徴とする焼却灰の水洗処理方法。 - 前記小粒径灰洗浄工程では、前記粗洗浄工程後の前記小粒径灰に前記界面活性剤を供給し、さらに、該小粒径灰に酸を供給してpH調整して、水洗処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の焼却灰の水洗処理方法。
- 前記小粒径灰洗浄工程では、前記粗洗浄工程後の前記小粒径灰に洗浄液を供給して洗浄すると共に前記界面活性剤を供給して該小粒径灰の凝集を防ぎ、さらに、該界面活性剤の存在下にて該小粒径灰を機械的に粉砕することを特徴とする請求項1に記載の焼却灰の水洗処理方法。
- 焼却灰を水洗処理して塩素を除去する水洗処理設備を備えた焼却灰の水洗処理システムにおいて、
前記水洗処理設備の前段に前記焼却灰を大粒径灰と小粒径灰に分級する分級装置が設けられるとともに、該分級装置により分級された大粒径灰が供給される大粒径灰水洗処理設備と、前記小粒径灰が供給される小粒径灰水洗処理設備とが設けられ、
前記大粒径灰水洗処理設備は、前記大粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する大粒径灰洗浄装置を備え、前記小粒径灰水洗処理設備は、前記小粒径灰を洗浄水のみで粗洗浄する小粒径灰第1洗浄装置と、該粗洗浄した小粒径灰を化学的若しくは物理的に分散或いは破砕しながら洗浄水により精密洗浄する小粒径灰第2洗浄装置とを備え、
前記大粒径灰洗浄装置と前記小粒径灰第1洗浄装置とが同一の液体サイクロンで構成され、
前記液体サイクロンは、円筒部とその下方に円錐部を備えるとともに、前記円筒部の側面から液体流れ接線方向に小粒径灰と洗浄水を供給する小粒径灰供給口と、前記円筒部の上部の中心寄りの位置から大粒径灰を供給する大粒径灰供給口と、前記円錐部の下部から自重により沈降した大粒径灰を排出する大粒径灰排出口と、前記円筒部の中心部から上昇旋回流とともに小粒径灰を排出する小粒径灰排出口とを備えていることを特徴とする焼却灰の水洗処理システム。 - 前記小粒径灰第2洗浄装置が、洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、界面活性剤を供給する界面活性剤供給手段と、酸の供給によりpH調整するpH調整手段とを備え、前記粗洗浄後の小粒径灰に前記界面活性剤を供給するとともに前記pH調整して水洗処理を行う構成を有することを特徴とする請求項4に記載の焼却灰の水洗処理システム。
- 前記小粒径灰第2洗浄装置が、洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、界面活性剤を供給する界面活性剤供給手段と、前記焼却灰を機械的に破砕する破砕手段とを備え、界面活性剤存在下にて前記焼却灰を破砕しながら水洗処理する構成を有することを特徴とする請求項4に記載の焼却灰の水洗処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007261184A JP4937074B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 焼却灰の水洗処理方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007261184A JP4937074B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 焼却灰の水洗処理方法及びシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009090173A JP2009090173A (ja) | 2009-04-30 |
JP4937074B2 true JP4937074B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=40662708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007261184A Active JP4937074B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 焼却灰の水洗処理方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4937074B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5783547B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2015-09-24 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | 焼却灰処理システム |
JP5712656B2 (ja) * | 2011-02-16 | 2015-05-07 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼却灰の洗浄方法及びセメント原料化方法 |
JP2014038009A (ja) * | 2012-08-13 | 2014-02-27 | Kogakuin Univ | 放射性物質除去装置および放射性物質除去方法 |
JP6198617B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-09-20 | 太平洋セメント株式会社 | ごみ焼却灰のセメント原料化方法及び原料化装置 |
JP5761544B1 (ja) * | 2014-10-17 | 2015-08-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 塩素含有灰の脱塩処理方法および脱塩処理装置 |
CN112222087A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-15 | 浙江大学台州研究院 | 一种垃圾焚烧飞灰的多级逆流清洗装置及其方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3284861B2 (ja) * | 1995-12-19 | 2002-05-20 | 三菱マテリアル株式会社 | セメント原料用廃棄物の処理方法 |
JP2001033022A (ja) * | 1999-07-19 | 2001-02-09 | Fujita Corp | 環境汚染を伴わない焼却灰の処理方法 |
JP2002018410A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-22 | Kumagai Gumi Co Ltd | 焼却灰の処理方法及びその装置 |
JP3965621B2 (ja) * | 2002-04-04 | 2007-08-29 | 株式会社タクマ | 焼却灰の選別洗浄方法 |
JP2003334510A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-25 | Unitika Ltd | 溶融飛灰の塩素除去処理方法 |
JP4431672B2 (ja) * | 2002-06-27 | 2010-03-17 | 株式会社産学連携機構九州 | 焼却残渣の再利用方法 |
JP2006326462A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Unitika Ltd | 灰類のセメント原料化方法 |
JP2007130608A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-05-31 | Hitachi Zosen Corp | 飛灰中の塩素分の除去方法および装置 |
-
2007
- 2007-10-04 JP JP2007261184A patent/JP4937074B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009090173A (ja) | 2009-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4937074B2 (ja) | 焼却灰の水洗処理方法及びシステム | |
EP0460828B1 (en) | Method and apparatus for treating contaminated particulate material | |
JP5222519B2 (ja) | 焼却灰の水洗処理方法及びシステム | |
EP1775267B1 (en) | Plant and process for the recycling of sweepings, water purifier wastes and the like | |
US9216419B2 (en) | Processing of waste incineration ashes | |
JP6274875B2 (ja) | ごみ焼却灰のセメント原料化方法及び原料化装置 | |
JP2006326434A (ja) | 汚染土壌の浄化方法 | |
JP7084883B2 (ja) | ごみ焼却灰の資源化方法及び資源化装置 | |
JP6284156B2 (ja) | 汚染物質分離減容化システム及び方法 | |
JP5702567B2 (ja) | 汚染土壌の浄化方法および浄化装置 | |
JP2007268398A (ja) | 焼却灰の処理方法及び処理設備 | |
JP2007130608A (ja) | 飛灰中の塩素分の除去方法および装置 | |
KR100404642B1 (ko) | 쓰레기소각설비로부터의슬래그처리방법 | |
JPWO2022003995A5 (ja) | ||
JP5020202B2 (ja) | 焼却灰の水洗処理装置 | |
US20140056796A1 (en) | Processing of waste incineration ashes | |
JP2010227860A (ja) | 含油粒状物の処理方法 | |
EP2723499A1 (en) | Method and apparatus for the treatment of bottom ashes | |
US6666904B1 (en) | Method and system for extracting metal from glass waste | |
JP5086961B2 (ja) | 焼却灰の処理方法及びシステム | |
JP2010234217A (ja) | 粉粒体処理システム及び粉粒体処理方法 | |
JP2006511718A (ja) | ガラス屑から金属を抽出するための方法およびシステム | |
JP2010234216A (ja) | 粉粒体処理システム及び粉粒体処理方法 | |
JP2004041895A (ja) | 焼却灰の処理方法 | |
JP2004167350A (ja) | 焼却灰の処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20100916 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120221 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4937074 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |