JP4936311B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、主にマンション等の集合住宅において利用される侵入者を監視するシステムに関する。
マンションやアパートなどの共用住宅、集合住宅にセキュリティシステムが導入されるケースが多くなっている。マンション内の廊下、エレベータ内、非常階段などには監視カメラが取り付けられ、不審者の映像を撮影するようにしている。たとえば、住人からの通報を受けた監視センタでは、監視カメラから送られてくる映像を参照することで、不審者の位置を把握し、適切な対応をとるようにしている。たとえば、近くの住人を避難誘導するといった対応や、不審者の位置に警備員を急行させるといった対応が可能である。
特開2003−288657号公報
共用住宅や集合住宅に不審者が出現した場合、不審者が監視カメラの届かない位置に潜んでしまうことがある。この場合、不審者の現在位置を特定することが困難であり、他の住人の避難誘導に支障をきたす場合がある。避難誘導は、二次被害の発生を防止するために非常に重要である。
人体検知センサ等、侵入者を検知するセンサを取り付けることにより、不審者が侵入したことを検知することが可能であり、また、検知したセンサの設置位置から侵入場所を特定することは可能である。しかし、侵入者は、当然ながら侵入後に建物の中を移動するだろうから、その後の侵入者の移動経路を把握することができれば、さらなるセキュリティの向上が期待できる。
上記特許文献1は、建物内に不審者を検知した場合、センサによって不審者の移動経路を算出し、建物内の人々に対して避難経路の情報を提供するシステムに関するものである。この技術は、ビル内に設置された各認証センサが侵入者を逐次検知することで、侵入者の移動経路を把握しようとするものである。このような方法で侵入者の移動経路の算出精度を高めるためには、建物内に多数の認証センサを設置し、監視エリア内にセンサ網を張り巡らせる必要がある。また、住人は認証センサによって認証を受けるためには携帯端末を所持しておく必要がある。もし、住人がこの携帯端末を所持していない場合には、住人が侵入者と誤検知されることになる。したがって、全ての住人が携帯端末を常に持ち歩くということが前提となる。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、多大な設備投資を必要とすることなく、侵入者の現在位置を把握し得る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、監視エリアを複数のブロックに区分して管理する管理手段と、前記複数のブロックのうち、一のブロックに侵入者がいることを検知した場合、前記一のブロックを第1レベル監視ブロックと設定するとともに前記一のブロックに隣接するブロックを第2レベル監視ブロックと設定するレベル設定手段と、
を備え、前記レベル設定手段は、前記侵入者が監視エリア外に隣接する外部隣接ブロックから監視エリア外に移動することを検知した場合、前記外部隣接ブロックの設定を前記第2レベル監視ブロックに設定することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合、前記他のブロックを前記第1レベル監視ブロックと設定するとともに前記他のブロックに隣接するブロックを前記第2レベル監視ブロックと設定することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の監視システムにおいて、前記管理手段は、前記第1レベル監視ブロック内の人体検知センサを有効化することで、前記第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が前記第1レベル監視ブロック内に留まっているか否かを監視することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の監視システムにおいて、前記第1レベル監視ブロックと前記第2レベル監視ブロックとの境界には、ブロック間の物体の移動を検知する移動検知センサが設けられており、前記管理手段は、前記移動検知センサを有効化することで、前記第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が前記第2レベル監視ブロックへ移動するか否かを監視することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合であって、前記一のブロック内に人体検知センサが存在しない場合、前記一のブロックの設定を前記第1レベル監視ブロックのまま維持することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合であって、前記一のブロック内に人体検知センサが存在しない場合、前記一のブロックに隣接するブロックの設定を前記第2レベル監視ブロックのまま維持することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記管理手段は、前記第2レベル監視ブロックに設定されたブロックの入り口を施錠するよう制御することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記管理手段は、前記第2レベル監視ブロックに設定されたブロックが移動手段を含む場合、当該移動手段を停止させるよう制御することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の監視システムにおいて、さらに、前記レベル設定手段により設定されたブロックのレベル情報を表示する手段、を備えることを特徴とする。
本発明の監視システムは、監視エリア内の一のブロックに侵入者がいることを検知した場合、一のブロックを第1レベル監視ブロックと設定するとともに一のブロックに隣接するブロックを第2レベル監視ブロックと設定する。これにより、侵入者のいる場所をブロック単位で把握することが可能である。これにより、侵入者に対する適切かつ迅速な対応をとることが可能である。
また、侵入者が一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合、他のブロックを第1レベル監視ブロックと設定するとともに他のブロックに隣接するブロックを第2レベル監視ブロックと設定する。これにより、移動する侵入者の位置を常にブロック単位で把握することが可能である。これにより、侵入者に対する適切かつ迅速な対応をとることが可能である。
また、第1レベル監視ブロック内の人体検知センサを有効化することで、第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が第1レベル監視ブロック内に留まっているか否かを監視する。侵入者の検知のみならず、その後の動向についても監視することにより、セキュリティの向上が図られる。
また、移動検知センサを有効化することで、第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が第2レベル監視ブロックへ移動するか否かを監視する。これにより、監視エリア内に多数のセンサを設置することなく、境界に設けられたセンサを利用して侵入者の位置をブロック単位で把握することが可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る監視システムの全体図である。本実施の形態において、この監視システムはマンション1に導入されている。マンション1には、管理室11、エレベータ(EV)12、非常階段13、各階の廊下14,14・・・および居室15,15・・・が存在する。
ここで、エレベータ(EV)12、非常階段13、各階の廊下14,14・・・および居室15,15・・・は、それぞれこの監視システムにおける管理ブロックに対応している。言い換えると、壁で区切られた空間ごとに管理ブロックを形成している。
管理室11には、このマンション1に導入されている監視システムを制御する管理端末21が設置されている。管理端末21には、各管理ブロック内に設置されている人体検知センサ25、動体検知センサ26が接続されている。人体検知センサ25は、温度センサ、赤外線センサなどであり、所定範囲内に存在する人体を検知する。動体検知センサ26は、赤外線やマイクロ波を利用した動体センサであり、物体の移動を検知するセンサである。この動体検知センサ26は、管理ブロックの境界部分に取り付けられる。このような、人体検知センサ25、動体検知センサ26は、各居室15にホームセキュリティシステムが導入されている場合には、その設備を利用することが可能である。また、マンション1内に導入されているセキュリティシステムの設備を利用することが可能である。
この監視システムでは、人体検知センサ25および動体検知センサ26を利用して侵入者の移動経路を特定する。まず、人体検知センサ25が人体を検知することにより、その人体検知センサ25が設置されている管理ブロック内に侵入者が存在することを特定することができる。あるいは、動体検知センサ26が動体を検知することにより、当該管理ブロックへ不審者が侵入したことを特定することができる。次に、侵入者が存在することが検知されている管理ブロックと隣接するブロックとの間に設けられた動体検知センサ26が動体を検知することにより、その管理ブロックから隣接する管理ブロックに侵入者が移動したと判断することが可能である。あるいは、侵入者が存在することが検知されている管理ブロック内の人体検知センサ25が人体を検知しなくなることにより、その管理ブロックから隣接する管理ブロックに侵入者が移動したと判断することができる。
なお、ブロック間で侵入者が移動することを検知するセンサとしては、この実施の形態のように動体検知センサを用いるほかに、窓開閉センサ、戸開閉センサなどを利用してもよい。
管理端末21には、モニタ22が取り付けられている。管理人や警備員は、このモニタ22を参照して、各管理ブロックの状態を観察することや、各センサ25,26の検知情報を参照することが可能である。
管理端末21は、ネットワーク4を介してセキュリティ会社3内の管理サーバ31に接続されている。管理サーバ31は、このマンション1に導入されている監視システム以外にも、多数の建物に導入されている監視システムと接続されることで、各建物に導入されている監視システムの集中管理をしている。
管理サーバ31は、ブロック管理部311とレベル設定部312を備えている。ブロック管理部311は、上述したようにマンション1内のエレベータ(EV)12、非常階段13、各階の廊下14,14・・・および居室15,15・・・を個別の管理ブロックとして管理している。ブロック管理部311は、各ブロックをデータベースで管理している。各ブロックについて、名称(居室、廊下等)、場所(階、方向、居室番号等)、センサ情報(設置されているセンサの種類、数等)、レベル設定情報などをデータベースで管理している。たとえば、このデータベースに基づいてモニタ32にマンション1の管理ブロックリストや管理ブロック図が表示されることで、監視員は、マンション1のブロック構成を把握することが可能である。
レベル設定部312は、マンション1内に侵入者が出現した場合に、各管理ブロックのレベル設定を行う。本実施の形態においては、レベル設定部312は、各管理ブロックを第1から第3のレベルで管理する。ここで、第1レベルに指定されるブロックは、侵入者が検知されたブロックであり、最大の注意が必要となるブロックを示している。第2レベルに指定されるブロックは、第1レベルのブロックに隣接するブロックである。つまり、侵入者が移動する可能性の高いブロックである。第3レベルに指定されるブロックは、第1レベル、第2レベルに設定されるブロック以外のブロックである。同じ建物内に侵入者が存在する以上、すべてのブロックにおいて警戒が必要であることには変わりないが、ブロックを第1〜第3のレベルに設定することで、侵入者の現在位置と、警戒すべきエリアとをレベル別に把握することが可能である。
図2は、マンション1内のある1つの階の平面図である。居室15が6室隣接して配置されており、それら居室15と玄関を介して1つの廊下14が隣接している。また、廊下14の一端側にはエレベータ12が隣接し、他端側には非常階段13が隣接している。エレベータ12、非常階段13、廊下14には、それぞれ人体検知センサ25が設置されている。したがって、エレベータ12、非常階段13、廊下14では、それぞれのブロック内で侵入者を検知することが可能である。また、各居室15には、廊下14と接する玄関の扉付近と外部と接する窓付近にそれぞれ動体検知センサ26が設置されている。なお、本実施の形態においては、プライベート保護の観点から居室15内には人体検知センサ25を設けていないが、もちろん居室15内に人体検知センサ25を設ける構成であってもよい。
この人体検知センサ25および動体検知センサ26は、各居室15や管理端末21においてON/OFF制御を行うことが可能である。一般的には、各居室15の動体検知センサ26のON/OFF制御は、各居室15に設けられているコントローラ(図示せず)により設定される。各住人は、一般的には、日中の在宅しているときは動体検知センサ26をOFF制御し、外出中や就寝中に動体検知センサ26をON制御する。これにより、留守中に不審者が窓や玄関から侵入することを検知可能である。また、エレベータ12、非常階段13は、定常状態(侵入者が検知されていない状態)では、OFF制御されている。
さらに、各ブロック内の人体検知センサ25および動体検知センサ26は、管理サーバ31からON/OFFの制御を行うことが可能である。つまり、セキュリティ会社3において、マンション1内のセンサを集中制御することが可能となっている。
以上のようなシステム構成において、侵入者が検知されたときの処理の内容について説明する。図3は、居室15において侵入者が検知されたときのレベル設定内容を示す図である。図に示すように、左から3番目の居室15において侵入者が検知されている。たとえば、この居室15の住人が外出しており、玄関や窓の動体検知センサ26が有効化(ONに制御)されている状態で、侵入者が玄関や窓から侵入することで、動体検知センサ26が異常を検知するのである。そして、この異常通知が管理サーバ31に送信される。あるいは、居室15に住人がいる状態で侵入者が侵入し、住人がコントローラを操作して手動で異常通知を行うような場合も含まれる。
居室15からの異常通知を受けて、レベル設定部312は、この異常通知を受けた居室15を第1レベルに設定する。たとえば、レベル設定部312は、上述したようにブロック管理部311が管理しているデータベースのレベル設定情報を更新する。図3〜図8において、第1レベルの空間は、間隔の狭いハッチングで示している。また、レベル設定部312は、この居室15に隣接する空間、つまり、両隣の居室15,15と廊下14を第2レベルに設定する。図3〜図8において、第2レベルの空間は、間隔の広いハッチングで示している。また、ハッチングの掛かっていないブロックは、第3レベルのブロックである。
また、ブロック管理部311は、レベル設定部312の設定内容にしたがって各ブロックのセンサの制御を行う。ここでは、侵入者が検知された居室15の動体検知センサ26を有効化する(既に有効化されている場合はそのまま維持する。)。もし、侵入者が検知された空間に人体検知センサ25が存在すれば、その人体検知センサ25も有効化する。
つまり、ブロック管理部311は、第1レベルに設定されたブロック内の人体検知センサ25を有効化するとともに、第1レベルに設定されたブロックと第2レベルに設定されたブロックとの境界に設けられた移動検知センサ(ブロック間の物体の移動を検知するセンサ)を有効化するのである(この実施の形態では、移動検知センサは動体検知センサ26である。)。このように第1レベルのブロック内の人体検知センサ25を有効化することで、第1レベルのブロック内で検知された侵入者がその空間に留まっているか否かを監視する。また、第1レベルのブロックと第2レベルのブロックとの境界の移動検知センサを有効化することで、第1レベルのブロック内で検知された侵入者が第2レベルのブロックへ移動するか否かを監視するのである。
図4は、廊下14で侵入者が検知された場合のレベル設定例を示す図である。この場合には、廊下14が第1レベルに設定され、廊下14に隣接する全ての居室15とエレベータ12と非常階段13が第2レベルに設定されている。この場合には、廊下14の人体検知センサ25が有効化されるとともに、廊下14と各居室15との境界、つまり各居室の玄関に設けられた動体検知センサ26が有効化される。さらに、廊下14とエレベータ12との境界に設けられた動体検知センサ26、廊下14と非常階段13との境界に設けられた動体検知センサ26についても有効化される。これにより、侵入者が検知された廊下14に侵入者が留まっているのか、隣接する第2レベルの空間に侵入者が移動したかを監視するのである。
図5は、エレベータ12で侵入者が検知された場合のレベル設定例を示す図である。この場合には、エレベータ12が第1レベルに設定され、エレベータ12に隣接する廊下14が第2レベルに設定されている。この場合には、エレベータ12の人体検知センサ25が有効化されるとともに、エレベータ12と廊下14との境界、つまりエレベータ12の入り口に設けられた動体検知センサ26が有効化される。これにより、侵入者が検知されたエレベータ12に侵入者が留まっているのか、隣接する第2レベルの空間である廊下14に侵入者が移動したかを監視するのである。なお、エレベータ12に侵入者が検知されているので、この階の廊下14のみならず、全ての階の廊下14が第2レベルに設定される。
次に図6を参照しながら、侵入者の移動経路を追跡する方法について説明する。まず、図6(A)に示すように、左から3番目の居室15において侵入者が検知されたとする。上述したように、異常通知が管理サーバ31に送信されることで、レベル設定部312は、この居室15を第1レベルに設定するとともに、この居室15に両隣する居室15,15と廊下14とが第2レベルに設定される。また、ブロック管理部311は、侵入者が検知された居室15と廊下14との境界の動体検知センサ26を有効化する。もし、第1レベルに設定された居室15に人体検知センサ25が設置されているのであれば、この人体検知センサ25も有効化する。
この状態で、侵入者が検知された居室15と廊下14との境界の動体検知センサ26が物体の移動を検知したとする。この情報が管理サーバ31に送信される。これにより、レベル設定部312は、侵入者が廊下14に移動したと判断し、図6(B)に示すように、廊下14を第1レベルに設定するのである。
さらに、レベル設定部312は、第1レベルに設定するブロックが変更されることに応じて、第2レベルの設定も変更する。つまり、新たに第1レベルに設定されたブロックに隣接するブロックを第2レベルに設定するのである。この図の例であれば、新たに廊下14が第1レベルに設定されるので、全ての居室15,15・・・とエレベータ12と非常階段13が第2レベルに設定される。そして、ブロック管理部311は、第1レベルに設定された廊下14の人体検知センサ25を有効化するとともに、廊下14と第2レベルに設定されたブロックとの間の動体検知センサ26を有効化するのである。つまり、各居室15,15・・・の玄関に設置された動体検知センサ26、エレベータ12の入り口の動体検知センサ26、非常階段13の入り口の動体検知センサ26が有効化される。
ここで、侵入者が複数人いる場合も想定しなければならない。図6(A)の状態において、動体検知センサ26が侵入者の移動を検知したため、廊下14を第1レベルに設定変更したが、複数人いる侵入者の一部が未だ左から3番目の居室15に留まっている可能性がある。つまり、この居室15には人体検知センサ25が設置されていないので、侵入者がまだ存在するかどうかを判断することができない。このため、レベル設定部312は、引き続きこの居室15を第1レベルに設定するのである。そして、この居室15に隣接するブロックについては第2レベルに設定する(廊下14は、第1レベルに設定されるので、この注意度の高いレベルを優先的に設定する。)。もし、侵入者が最初に検知された居室15内に人体検知センサ25が設けられおり、動体検知センサ26が侵入者の移動を検知した後、この人体検知センサ25が侵入者を検知しなくなったのであれば、侵入者が廊下14に移動し、この居室15には他の侵入者も残っていないことが分かる。この場合には、侵入者がいなくなった居室15は廊下14に隣接するブロックとして第2レベルに設定される。
図6(B)の状態で、廊下14と非常階段13との境界の動体検知センサ26が物体の移動を検知したとする。この情報が管理サーバ31に送信される。これにより、レベル設定部312は、侵入者が非常階段13に移動したと判断し、図6(C)に示すように、非常階段13を第1レベルに設定するのである。
さらに、レベル設定部312は、第1レベルに設定するブロックが変更されることに応じて、第2レベルの設定も変更する。つまり、新たに第1レベルに設定されたブロックに隣接するブロックを第2レベルに設定するのである。この図の例であれば、新たに非常階段13が第1レベルに設定されるので、廊下14が第2レベルに設定される。ここで、廊下14の人体検知センサ25が引き続き人を検知してれば、複数人いる侵入者の一部が廊下14に留まっている可能性があるので、そのまま第1レベルに設定されるが、ここでは、人体検知センサ25が人を検知しなくなったので、廊下14を第2レベルに設定している。そして、ブロック管理部311は、第1レベルに設定された非常階段13の人体検知センサ25を有効化するとともに、非常階段13と第2レベルに設定された廊下14との間の動体検知センサ26を有効化するのである。
また、居室15には、引き続き侵入者の一部が留まっている可能性がある。このため、レベル設定部312は、引き続きこの居室15を第1レベルに設定し、この居室15に隣接するブロックについては第2レベルに設定する。左端の居室15と右端の2つの居室15については第2レベルのブロックから除外され、第3レベルに設定される。
図6(C)の状態で、非常階段13と外部(マンション1の外)との境界の動体検知センサ26が物体の移動を検知したとする。さらに、非常階段13内の人体検知センサ25が人を検知しなくなったとする。この情報が管理サーバ31に送信される。これにより、レベル設定部312は、侵入者がマンション1の外部に逃走したと判断し、図6(D)に示すように、非常階段13の第1レベルの設定を解除する。
しかし、侵入者が再度侵入を試みる可能性がある。そこで、レベル設定部312は、侵入者が逃走した非常階段13を第2レベルに設定する。また、居室15には、引き続き侵入者の一部が留まっている可能性がある。このため、レベル設定部312は、引き続きこの居室15を第1レベルに設定し、この居室15に隣接するブロックについては第2レベルに設定する。
このように、レベル設定部312により侵入者の検知される場所に応じてブロックのレベルが設定される。したがって、このブロックのレベル設定情報を参照することで、侵入者の移動経路を特定でき、調査範囲、監視ポイントを絞り込みやすくなる。たとえば、管理サーバ31がモニタ32に図6で示したような平面図とレベル情報を視覚的に表示すれば、セキュリティ会社の監視員は侵入者の移動経路を特定して適切な対応をとることが可能である。たとえば、現場に急行する警備員に適切な指示を送ることが可能である。単に、侵入者が検知されたという情報だけでは、マンション1内をくまなく調べる必要があり、侵入者を捕らえるまでに時間を要することになる。しかし、このブロックのレベル情報を利用することで、効率的な調査、捜索を行うことが可能である。
また、マンション1内に監視カメラが設置されていれば、第1レベルや第2レベルに設定されている空間を重点的に撮影するよう制御すれば有効である。現場に急行した警備員は、管理室11内のモニタで監視カメラの映像を確認し、迅速に侵入者を特定することも可能である。あるいは、証拠映像として有効な映像を保存することも可能である。
図7はレベル設定の別の例を示す図である。居室15にベランダがある場合、ベランダについても居室15に隣接するブロックとする。この例であれば、左から3番目の居室15が第1レベルに設定されているので、ベランダは第2レベルに設定される。ベランダは居室15ごとに区切られているが、一般には、壁を破って容易に隣の居室のベランダに移動することができるので、全てのベランダを第2レベルに設定している。また、ベランダには人体検知センサ25も設置するようにする。
図8は、上下の階の移動も考慮したレベル設定の例である。図に示すように、3階の左から3番目の居室15が第1レベルに設定されている。この場合、上記の実施の形態で説明したように、3階については、両隣の居室15,15と廊下14が第2レベルに設定される。そして、これに加えて第1レベルに設定されている居室15の上下の居室15についても第2レベルに設定されている。つまり、2階と4階についても左から3番目の居室15が第2レベルに設定されているのである。このように、たとえば、侵入者が窓から出て上下の階へ移動するような場合も考慮して監視体勢を整えている。
このように、本実施の形態においては、侵入者の移動経路を常に監視し、侵入者が現在存在するブロックを第1レベル、それに隣接するブロックを第2ブロックとして特定するようにし、侵入者に対する適切かつ迅速な対応を可能とするものである。このブロック管理を応用して次のような制御を行っても良い。
第1に、第2レベルに設定されたブロックの鍵を自動的に施錠する。たとえば、図3で示したように、左から3番目の居室15で侵入者が検知された場合、その両隣の居室15,15は第2レベルに設定されている。そこで、この両隣の居室15,15の玄関や窓をブロック管理部311の制御により自動的に施錠するのである。これにより、侵入者が隣接する居室15に移動して、二次被害が発生することを防止するのである。
第2に、廊下14で侵入者を検知した場合、ブロック管理部311の制御のもと、その階の全ての居室15,15・・・および非常階段13の扉を自動的に施錠するとともに、エレベータ12の運転を停止させるのである。つまり、第2レベルに設定されるブロックがエレベータ12のように移動手段である場合には、この移動手段の機能を停止させるのである。これにより、侵入者を廊下に閉じ込めることが可能である。
なお、本実施の形態においては、この監視システムの制御を遠隔の管理サーバ31による行うこととしたが、この制御を管理室11内の管理端末21により行うようにしてもよい。
本実施の形態に係る監視システムの全体図である。 マンションの平面図とセンサの設置場所を示す図である。 居室で侵入者が検知された場合のレベル設定例を示す図である。 廊下で侵入者が検知された場合のレベル設定例を示す図である。 エレベータで侵入者が検知された場合のレベル設定例を示す図である。 侵入者の移動に伴い変更されるレベル設定例を示す図である。 ベランダを含めたレベル設定例を示す図である。 上下の階も考慮したレベル設定例を示す図である。
符号の説明
12 エレベータ
13 非常階段
14 廊下
15 居室
25 人体検知センサ
26 動体検知センサ
31 管理サーバ
311 ブロック管理部
312 レベル設定部

Claims (9)

  1. 監視エリアを複数のブロックに区分して管理する管理手段と、
    前記複数のブロックのうち、一のブロックに侵入者がいることを検知した場合、前記一のブロックを第1レベル監視ブロックと設定するとともに前記一のブロックに隣接するブロックを第2レベル監視ブロックと設定するレベル設定手段と、
    を備え、
    前記レベル設定手段は、前記侵入者が監視エリア外に隣接する外部隣接ブロックから監視エリア外に移動することを検知した場合、前記外部隣接ブロックの設定を前記第2レベル監視ブロックに設定することを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合、前記他のブロックを前記第1レベル監視ブロックと設定するとともに前記他のブロックに隣接するブロックを前記第2レベル監視ブロックと設定することを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の監視システムにおいて、
    前記管理手段は、前記第1レベル監視ブロック内の人体検知センサを有効化することで、前記第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が前記第1レベル監視ブロック内に留まっているか否かを監視することを特徴とする監視システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の監視システムにおいて、
    前記第1レベル監視ブロックと前記第2レベル監視ブロックとの境界には、ブロック間の物体の移動を検知する移動検知センサが設けられており、
    前記管理手段は、前記移動検知センサを有効化することで、前記第1レベル監視ブロック内で検知された侵入者が前記第2レベル監視ブロックへ移動するか否かを監視することを特徴とする監視システム。
  5. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合であって、前記一のブロック内に人体検知センサが存在しない場合、前記一のブロックの設定を前記第1レベル監視ブロックのまま維持することを特徴とする監視システム。
  6. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    前記レベル設定手段は、前記侵入者が前記一のブロックから他のブロックへ移動することを検知した場合であって、前記一のブロック内に人体検知センサが存在しない場合、前記一のブロックに隣接するブロックの設定を前記第2レベル監視ブロックのまま維持することを特徴とする監視システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の監視システムにおいて、
    前記管理手段は、前記第2レベル監視ブロックに設定されたブロックの入り口を施錠するよう制御することを特徴とする監視システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の監視システムにおいて、
    前記管理手段は、前記第2レベル監視ブロックに設定されたブロックが移動手段を含む場合、当該移動手段を停止させるよう制御することを特徴とする監視システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の監視システムにおいて、さらに、
    前記レベル設定手段により設定されたブロックのレベル情報を表示する手段、
    を備えることを特徴とする監視システム。
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