JP4936067B2 - 水素エンジンの排気浄化装置 - Google Patents
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水素エンジンは、車両に水素を高圧状態で貯蔵する水素貯蔵タンクを搭載し、この水素貯蔵タンクから供給する水素を燃焼させて車両の駆動力を得るものである。
このとき、前記水素エンジンは、水素を高圧状態で水素貯蔵タンクに貯留した際の圧力を利用し、水素エンジンの燃焼室に直接噴射することで燃料供給を行っている。
しかし、始動時や加速時等の出力を要求される場合は、空燃比を理論空燃比近傍、もしくはリッチにする必要がある。
この理論空燃比近傍もしくはリッチ領域の運転では、燃焼室内の温度が上昇するため、NOx(「窒素酸化物」ともいう。)の発生は避けられず、排気管への触媒の取付が必要となる。
そのため、水素を燃料として使用する自動車においても排気ガス中のNOxを処理するために、ガソリンを燃料として使用する自動車と同様に、触媒が使用される。
そして、触媒が十分に活性化された状態、および理論混合比運転条件では、NOxを効率よく浄化することができるが、
(1)触媒が活性化されていない状態
(2)理論混合比以外の運転条件
では、NOxがそのまま排出されることとなり、NOxを浄化することができないという不都合がある。
図2において、1は水素エンジンの排気浄化装置である。
この排気浄化装置1は、水素を高圧状態(数10MPa程度。例えば、35〜70MPa程度。)で貯蔵する水素貯蔵タンク2と、この水素貯蔵タンク2から供給する水素を燃焼する水素エンジン3と、水素エンジン3の排気管4内の排気通路5に設けた触媒6とを備え、水素エンジン3の運転中に排気管4内部に微量の水素ガスを供給可能に設けたものである。
このとき、水素エンジン3は、筒内直接噴射式燃料供給を採用するものであり、後述する過給機24付の4サイクルエンジンである。
そして、前記シリンダブロック7には、ピストン10が摺動可能に設けられる。
また、前記シリンダヘッド8と共働した燃焼室11が形成される。
更に、シリンダヘッド8には、吸気系で、吸気カム軸12が設置されているとともに、この吸気カム軸12で駆動される吸気弁13が設けられる。
また、シリンダヘッド8には、排気系で、排気カム軸14が設置されているとともに、この排気カム軸14で駆動される排気弁15が設けられている。
一方、前記水素エンジン3の排気系においては、水素エンジン3からの排気を導くようにシリンダヘッド8に取り付けられる排気マニホルド22と、この排気マニホルド22に上流側が接続し、途中部位に前記触媒6を収容する触媒コンバータ23を配設する前記排気管4とが、順次に接続されている。
このとき、触媒コンバータ23は、NOxと添加したH2(「水素」ともいう。)とを反応させ、H2O(「水」ともいう。)とN2(「窒素」ともいう。)とに分解する。
この過給機24は、エアクリーナ16側からの吸入空気を過給し、この過給された空気を水素エンジン3側に供給するものである。
この過給機24は、過給機ケース25内で、吸気管17の途中に配設されるコンプレッサ26と、排気マニホルド22と触媒コンバータ23間の前記排気管4部位に配設されて排気流で回転するタービン27とを備えている。
そして、このタービン27への排気流は、ウェストゲートバルブ(「ウェストゲートコントロールVSV」ともいう。)28を備えたウェストゲート機構29によって調整される。
前記コンプレッサ26とスロットルボディ19との間の吸気管16には、過給機24で過給された吸入空気を冷却するインタクーラ30が設けられている。
この水素ガス噴射システム31は、吸気側水素ガス噴射装置32と排気側水素ガス噴射装置33とからなる。
このとき、吸気側水素ガス噴射装置32は、水素エンジン3の吸気系において燃焼室11内部に水素ガスを直接噴射する筒内直接噴射式燃料供給を採用している。
また、排気側水素ガス噴射装置33は、前記排気管4内部に水素ガスを噴射するものである。
このとき、プレッシャレギュレータ35は、2系統の切換機能を有しているとともに、水素貯蔵タンク2内に高圧状態(数10MPa程度。例えば、35〜70MPa程度。)で貯蔵される水素ガスを数100kPa(例えば、数気圧程度。)に減圧する機能を有している。
そして、前記吸気側水素ガス噴射装置32は、プレッシャレギュレータ35に一端側が接続する一次供給側通路36と、この一次供給側通路36の他端側が接続する前記シリンダヘッド8に取り付けたデリバリパイプ37と、デリバリパイプ37に接続し、前記燃焼室11に直接水素を噴射する噴射手段である一次供給側インジェクタ(「筒内インジェクタ」ともいう。)38とからなる。
また、前記排気側水素ガス噴射装置33は、前記プレッシャレギュレータ35に一端側が接続する二次供給側通路39と、この二次供給側通路39の他端側が接続し、前記排気管4内の排気通路5に水素ガスを噴射する二次供給側インジェクタ40とからなる。
このアイドル回転数制御装置41においては、スロットルバルブ18を迂回してスロットルボディ19内とサージタンク20内とを連通するようにバイパス通路42が設けられ、このバイパス通路42の途中に水素エンジン3へのアイドル空気量を調整するISCバルブ(「アイドル空気量制御バルブ」ともいう。)43が設けられている。
このPCVバルブ45には、サージタンク20内に連通するタンク側ブローバイガス通路46が接続している。
また、前記シリンダヘッドカバー9には、エアクリーナ16内に連通するクリーナ側ブローバイガス通路47が接続している。
この燃料圧力センサ48は、デリバリパイプ37に取り付けられて一次供給側インジェクタ38への燃料の圧力を検出するものである。
また、エンジン水温センサ49は、水素エンジン3の一部に形成した冷却水通路50内の冷却水温度を検出するものである。
この導圧通路52の他端側には、スロットルバルブ18の下流側の吸気管圧力を検出する吸気圧センサ53が設けられている。
前記サージタンク20には、吸入空気の温度を検出する吸気温度センサ54が取り付けられている。
前記触媒コンバータ23の上流側、つまり、前記触媒6よりも上流側の排気管4に、排気ガス成分を検知する空燃比検出手段である上流側排気ガスセンサ(「空燃比センサ」または「λセンサ」ともいう。)55を設けるとともに、排気管4内部に水素ガスを噴射する前記排気側水素ガス噴射装置33(32)をその上流側排気ガスセンサ55の上流側に設ける。
また、前記触媒6の下流側の排気管4に排気ガス成分を検知する下流側排気ガスセンサ(「水素(H2)センサ」または「NOxセンサ」ともいう。)56を設ける。
このとき、前記水素エンジン3の排気側には、図2に示す如く、上流側から順次に、排気マニホルド22と過給機24のタービン27と上流側排気ガスセンサ55と触媒コンバータ23と下流側排気ガスセンサ56とが配設されており、前記排気側水素ガス噴射装置33によって排気管4内部に水素ガスを噴射するために、排気側水素ガス噴射装置33の二次供給側インジェクタ40を過給機24のタービン27よりも上流側の排気マニホルド22の下流側端部に配設する。
また、この制御手段57には、クランク角センサ58と、メインスイッチ59及びフューズ60を介したバッテリ61とが連絡している。
このとき、クランク角センサ58は、クランク角を検出し、制御手段57において、エンジン回転数や燃料噴射開始時期を決定させる。
詳述すれば、前記触媒温度推定手段62は、エンジン始動後からの空気量累積値や排気ガス温度センサ出力などを用いた触媒温度推定ロジックを使用し、触媒温度推定値を推定するものである。
また、前記噴射量補正手段63は、前記触媒温度推定手段62により推定された触媒温度である触媒温度推定値が設定値未満の場合は、設定値以上の場合より、噴射する水素の量が大きくなるように補正する。
この発明は、水素エンジン自動車において、排気ガス中の水素濃度をコントロールすることにより、触媒活性(「ライトオフ」ともいう。)性能を向上させ、エンジン始動直後のNOx(「窒素酸化物」ともいう。)排出量を抑えるものである。
前記水素エンジン3の排気ガス中には、H2OやN2と微量のH2やO2(「酸素」ともいう。)、NOxが含まれている。
理論空燃比において排気ガス中のNOxを触媒6上で除去するためには、以下の式1のように、燃料である水素の一部を還元剤として使用することになる。
<式1>
NOx + H2 → H2O + N2
すなわち、エンジン冷機始動直後など、前記触媒6の温度が低い状態(例えば、350度以下)では、排気ガス中の水素濃度をNOx濃度の3倍以上にすることにより、ライトオフ温度を下げ、排出されるNOxを浄化することが可能となる。
そして、触媒温度が高い状態では、低い水素添加量においても十分な浄化性能を見込めることから、排気ガス中のNOx濃度と同濃度の水素を添加してNOxを浄化する(図4参照)。
また、前記触媒6のライトオフ性能を確認するために、試験ガス発生装置(図示せず)により、図3に示す如く、水素エンジン3の排気ガスを模擬したガスを発生させ、触媒6前後の排気成分を分析してNO(「一酸化窒素」ともいう。)の浄化率を測定した。
反応は、室温から550度まで10度/minの昇温速度で行った。
また、図5には、NO浄化率50%におけるガス温度(T50)を示す。
このガス組成でのNOと水素の反応では、以下の式2のように水素とNOの濃度が、「1:1」の割合のとき、化学等量となる。
<式2>
NO + H2 → H2O + N2
350度以上の触媒温度では、水素濃度が0.1%以上存在すれば、NO浄化率は変わらず、良好に浄化することができる。
すなわち、等量点において、NOを十分に浄化できる。
一方、350度以下の触媒温度ではNOの浄化は水素濃度に依存し、0.2%以下の水素濃度ではNOを十分に浄化できない。
しかし、水素濃度を0.3%以上にすると、150度においても、350度以上の時と同様な浄化率が得られる。
すなわち、冷機始動時に排出されるNOの濃度の3倍以上の水素を添加することにより、前記触媒6のNO浄化活性を早期化させることができ、350度以下の温度でもNO排出量を大幅に削減することができる。
通常エンジン制御においては、運転条件(部分負荷、全負荷)に応じて目標空燃比を設定し、出力・排気ガス性能の最適化を図っている。
水素エンジンの場合には、空燃比(「A/F」とも記載する。)が極リーン状態においてはNOxをほとんど排出しないが、理論混合比近傍になると排出量は急増する。
つまり、エンジンを運転する場合に、目標空燃比によってNOx排出量が変化するため、これらを推定する必要がある。
また、図5の水素濃度とライトオフ温度との関係からも明らかなように、最適水素添加量を知るためには、触媒温度を推定することが必要である。
すなわち、冷機始動時のような触媒温度が低い場合には、上記の空燃比から算出した「NOx推定値」×3倍以上の水素を添加し、また、暖機後などの触媒6が暖まった状態では、「NOx推定値」と同量の水素を添加する。
完暖状態におけるNOx排出量は、運転条件(例えば、エンジン回転数とエンジン負荷(空気量)など)で一義的に推定できることから、「エンジン回転数×エンジン負荷」のマップ(「MAP」とも記載する。)からのNOx排出量を定義する。
そして、エンジン運転条件毎のNOx排出量基本値を算出する。
また、冷機状態や同じ運転条件であっても目標空燃比が異なる場合などには、空燃比および吸気温度の補正をNOx排出量基本値に乗ずることことにより、最終NOx排出量を推定する。
つまり、最終NOx排出量は、以下の式にて算出する。
最終NOx排出量 = NOx排出量基本値
× 目標空燃比補正値
× 吸気温補正値
× 水温補正値
エンジン始動後からの空気量累積値や排気ガス温度センサ出力を用いた触媒温度推定ロジックを使用し、触媒温度推定値を算出する。
触媒温度推定値が350度未満の条件では、水素添加比はNOx濃度の3倍以上が良いことから、以下の式にて算出する。
水素添加量 = 最終NOx排出量
× 水素添加量補正値(例えば、「3」)
また、触媒温度推定値が350度以上の条件では、水素添加比はNOx濃度の等倍が良いことから、以下の式にて算出する。
水素添加量 = 最終NOx排出量
× 水素添加量補正値(例えば、「1」)
上記の水素添加量の算出の方策から算出した水素添加量に対応したパルス変換テーブル(目標水素濃度とするための噴射パルス幅)を持つことで、最終水素噴射パルス幅を算出する。
このセンサ出力読込みの処理(102)は、前記制御手段57が、以下の信号を読込む処理である。
(1)クランク角センサ58からの出力信号によるエンジン回転数Ne
(2)吸気圧センサ53からの出力信号による吸気管圧力
このNOx排出量基本値読込みの処理(103)は、運転条件(例えば、エンジン回転数とエンジン負荷(空気量)など)で完暖状態におけるNOx排出量を一義的に推定できるため、「エンジン回転数×エンジン負荷」のマップからのNOx排出量を定義し、エンジン運転条件毎のNOx排出量基本値NObseを算出して、このNOx排出量基本値NObseを前記制御手段57が読込む処理である。
このセンサ出力読込みの処理(104)は、前記制御手段57が以下の信号を読込む処理である。
(1)上流側排気ガスセンサ55からの出力信号による空燃比AF
(2)吸気温度センサ54からの出力信号による吸気温度Tair
(3)エンジン水温センサ49からの出力信号による冷却水温度Twtr
このNOx排出量補正値読込みの処理(105)は、エンジン運転条件毎のNOx排出量基本値NObseを算出するための処理であり、前記制御手段57が以下の信号を読込む処理である。
(1)空燃比AFテーブルからの目標空燃比補正値Caf
(2)吸気温度Tairテーブルからの吸気温補正値Cair
(3)冷却水温度Twtrテーブルからの水温補正値Cwtr
この最終NOx排出量算出の処理(106)は、NOx排出量基本値NObseや目標空燃比補正値Caf、吸気温補正値Cair、水温補正値Cwtrによって最終NOx排出量NOcを算出するための処理であり、最終NOx排出量NOcは以下の式によって算出される。
最終NOx排出量NOc = NOx排出量基本値NObse
× 目標空燃比補正値Caf
× 吸気温補正値Cair
× 水温補正値Cwtr
この触媒温度推定値読込みの処理(107)は、エンジン始動後からの空気量累積値や排気ガス温度センサ出力を用いた触媒温度推定ロジックを使用し、前記触媒温度推定手段62によって触媒温度推定値Tcatを推定し、この触媒温度推定値Tcatを前記制御手段57が読込む処理である。
判断(108)がYESの場合には、水素添加比をNOx濃度の3倍以上とするため、水素添加量補正値読込みの処理(109)に移行する。
この水素添加量補正値読込みの処理(109)は、前記噴射量補正手段63によって水素添加量補正値ChをA、例えば3倍の「3」とする。
また、判断(108)がNOの場合には、等倍の水素添加比からなるNOx濃度とするため、水素添加量補正値読込みの処理(110)に移行する。
この水素添加量補正値読込みの処理(110)は、前記噴射量補正手段63によって水素添加量補正値ChをB、例えば等倍の「1」とする。
この水素添加量算出の処理(111)は、前記噴射量補正手段63によって水素添加量補正値Chを3倍の「3」とし、以下の式によって算出する。
水素添加量Hc = 最終NOx排出量NOc
× 水素添加量補正値Ch
この水素噴射パルス幅算出の処理(112)は、上述の水素添加量算出の処理(111)から算出した水素添加量Hcに対応したパルス変換テーブル(目標水素濃度とするための噴射パルス幅)によって、最終水素噴射パルス幅PWを算出する処理である。
この水素添加量算出の処理(114)は、前記噴射量補正手段63によって水素添加量補正値Chを等倍の「1」とし、以下の式によって算出する。
水素添加量Hc = 最終NOx排出量NOc
× 水素添加量補正値Ch
この水素噴射パルス幅算出の処理(115)は、上述の水素添加量算出の処理(114)から算出した水素添加量Hcに対応したパルス変換テーブル(目標水素濃度とするための噴射パルス幅)によって、最終水素噴射パルス幅PWを算出する処理である。
従って、触媒温度が変化しても、触媒のNOxに対する浄化性能を悪くすることはない。
従って、触媒温度が低い冷機始動時においても、また触媒6が暖機された状態においても、触媒6のNOxに対する浄化性能を悪くすることがない。
2 水素貯蔵タンク
3 水素エンジン
4 排気管
5 排気通路
6 触媒
11 燃焼室
13 吸気弁
15 排気弁
16 エアクリーナ
17 吸気管
18 スロットルバルブ
23 触媒コンバータ
24 過給機(「ターボチャージャ」ともいう。)
29 ウェストゲート機構
30 インタクーラ
31 水素ガス噴射システム
32 吸気側水素ガス噴射装置
33 排気側水素ガス噴射装置
34 水素ガス供給通路
38 一次供給側インジェクタ(「筒内インジェクタ」ともいう。)
40 二次供給側インジェクタ
41 アイドル回転数制御装置
43 ISCバルブ(「アイドル空気量制御バルブ」ともいう。)
48 燃料圧力センサ
49 エンジン水温センサ
50 冷却水通路
51 スロットルセンサ
53 吸気圧センサ
54 吸気温度センサ
55 上流側排気ガスセンサ(「空燃比センサ」または「λセンサ」ともいう。)
56 下流側排気ガスセンサ(「水素(H2)センサ」または「NOxセンサ」ともいう。)
57 制御手段(「ECM」ともいう。)
58 クランク角センサ
62 触媒温度推定手段
63 噴射量補正手段
Claims (1)
- 燃焼室に直接水素を噴射する噴射手段と、排気通路に設けられた触媒と、この触媒の上流に設けられた空燃比検出手段と、前記触媒の温度を推定する触媒温度推定手段と、この触媒温度推定手段により推定された触媒温度に応じて排気工程中に前記噴射手段により噴射する水素の水素添加量を変更する噴射量補正手段とを備えた水素エンジンの排気浄化装置において、前記噴射量補正手段は、前記水素エンジンの運転条件毎に定義したNOx排出量基本値を前記空燃比検出手段により検知される空燃比の目標値として設定する目標空燃比に応じて設定する目標空燃比補正値と前記水素エンジンの吸気温度に応じて設定する吸気温補正値と前記水素エンジンの冷却水温度に応じて設定する水温補正値とを含む補正値を乗じて補正することにより最終NOx排出量を推定し、前記水素添加量を、前記触媒温度推定手段により推定された触媒温度が設定値未満の場合は前記最終NOx排出量の3倍以上の量とする一方、前記触媒温度推定手段により推定された触媒温度が設定値以上の場合は前記水素添加量を前記最終NOx排出量の等倍の量とするよう補正することを特徴とする水素エンジンの排気浄化装置。
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