JP4934708B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、帳票等の媒体から画像データを取得する画像読取り装置と、この画像読取り装置から送信する画像データを受信する上位装置により構成される画像処理システムに関するものである。
従来の画像読取り装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。この画像読取り装置は、原稿の両面を第1のセンサと第2のセンサで読取り、読取ったそれぞれの画像データに処理装置でシェーディング処理等を行ってパーソナルコンピュータ等の上位装置に出力するものとなっている。
また、原稿から読取った画像領域(画像データ)の中から要素領域(必要個所)を切出す技術として、例えば特許文献2に示されるものがある。この技術は、イメージスキャナのスキャニング部で読取った画像データを画像取得部で取得し、その画像データによって表される画像領域の中から画像処理部により要素領域の上端部、左端部、下端部、右端部を検出し、この検出した要素領域の上端部、左端部、下端部、右端部を含む矩形の上端部、左端部、下端部、右端部の4つの端部を座標値として特定し、この4つの端部で特定される矩形領域を切出してホストコンピュータに送信するもので、画像切出し処理を実行するか否かの設定は、ホストコンピュータから提供されるGUIを用いることで行うことが可能である。
特開2006−080941 特開2007−124186
しかしながら、上述した従来の技術においては、以下の問題がある。
特許文献1のように、画像読取り装置で読み取った画像データを上位装置に送る際、画像データのサイズが大きい場合は、複数回に分けて送ることがある。その場合、従来は画像読取り装置から画像データを送信する旨の通知をコマンドとして上位装置に送信してから、画像データを上位装置に送り、上位装置は画像データを受信すると、続けて送られる画像データがあるかどうかを問い合わせる旨のレスポンスを画像読取り装置に返信し、続けて送られる画像データがある場合、画像読取り装置から画像データを送信する旨の通知をコマンドとして上位装置に送信して、画像データを上位装置に送るという動作を、すべての画像データを上位装置に送り終わるまで繰り返すため、画像データの送信処理に時間がかかるという問題がある。
また、画像読取り装置で読み取った画像データの中から要素領域(必要個所)を切出す場合、特許文献2の技術では、画像データの中から要素領域の上端部、左端部、下端部、右端部を検出し、この検出した要素領域の上端部、左端部、下端部、右端部を含む矩形の上端部、左端部、下端部、右端部の4つの端部を座標値として特定し、この4つの端部で特定される矩形領域を切出すようにしているが、例えば金融機関で使用される帳票の画像データの中の予め切出す位置が決まっている帳票の特定部分、例えば氏名の記入領域や、取引金額の記入領域等の必要個所を切出す場合、特許文献2の技術では必要部分の上端部、左端部、下端部、右端部を検出してから更に矩形領域の4つの端部を特定して切出しを行うため切出し処理に時間がかかるという問題がある。
更に、特許文献1のように、画像読取り装置で帳票から読み取った画像データを上位装置に送る際、その前に上位装置に送信された画像データの格納処理が終了していない等の理由で、上位装置が画像データの受信ができない場合、画像読取り装置は読み取った画像データを送信することができず、その間にも画像読取り装置で次の帳票の画像データが読み取られると、画像データを一時的に格納するバッファメモリに格納することができなくなり、その結果システムエラーとなって、システムが停止されてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明の画像処理システムは、媒体を光学的に読取って画像データを取得する画像読取り部、この画像読取り部が取得した画像データを一時的に記憶する一時記憶部、画像読取り部に搬送される媒体を検知する検知手段、この検知手段の出力から前記媒体のサイズを検出する媒体サイズ検出手段、画像データの一部を切出す切出し手段、及び画像データのサイズを検出するサイズ検出手段を備えた画像読取り装置と、画像データ記憶部を備えると共に、媒体の種類毎に予め切出しが必要と決められている必要個所の切出し範囲を指定するデータを保有した上位装置から成り、前記画像読取り装置は、前記検知手段の検知結果から媒体サイズ検知手段が検出した帳票のサイズのデータを前記上位装置に送信し、前記上位装置は前記媒体のサイズデータを受信すると、そのサイズに一致する媒体の切出し範囲を指定するデータを前記画像読取り装置に送信し、前記画像読取り装置は前記画像読取り部が画像データを取得すると、取得した画像データを一時記憶部に記憶させると共に、その画像データの中から切出し範囲を指定するデータに基づいて前記必要個所を切出して、切出す毎に切出した画像データのサイズを検出して前記上位装置へ送信し、その後、前記切出した画像データを複数回に分けて前記上位装置に送信し、前記上位装置は、前記画像読取り装置から画像データを受信する毎に、受信した画像データを前記画像データ記憶部に記憶すると共に、受信した画像データのサイズの合計と画像データのサイズデータを比較して画像データがすべて送られてきたかどうかを判断することを特徴とする。
このようにした本発明は、画像データのサイズが大きく、複数回に分けて画像データが送られてくる場合でも、上位装置が画像データを受信する毎に画像読取り装置に対して続けて送られる画像データがあるかどうかを問い合わせる旨のコマンドを画像読取り装置に返信し、画像読取り装置から上位装置にレスポンスを送信するという処理を繰り返す必要がなくなり、画像の送信処理を短縮できるという効果が得られる。
第1の実施例のシステム構成を示すブロック図 第1の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図 第2の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図 画像切出し範囲指定コマンドのフォーマット例を示す図 画像切出し処理の一例を示す説明図 第3の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図 第4の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図
以下、図面を参照して本発明による画像処理システムの実施例を説明する。
図1は第1の実施例のシステム構成を示すブロック図で、図に示したように本システムは、画像を取得する画像読取り装置1と上位装置11から成り、画像読取り装置1と上位装置11はUSB回線21により接続されている。
画像読取り装置1は、画像読取り部2と、この画像読取り部2が読取り対象である帳票(媒体)から読取った画像データを一時的に記憶するバッファメモリ(一時記憶部)3と、画像読取り装置1全体の動作を制御するための制御プログラム等を記憶した記憶部4と、この記憶部4に記憶した制御プログラムにより画像読取り装置1全体を制御する制御部5等により構成され、ここで画像読取り部2は、種類の異なる帳票をまとめてセットすることが可能なセット部と、このセット部にセットされた帳票を一定の間隔で連続的に繰出す繰出し手段と、繰出された帳票を搬送する搬送ベルト等からなる搬送手段と、この搬送手段により搬送される帳票を光学的に1ラインずつ読取って画像データを取得するラインセンサ等の読取り手段を備えている。
上位装置11としてはPC(パーソナルコンピュータ)が用いられ、画像読取り装置1からUSB回線21を介して送られてくる画像データを記憶して蓄積するHDD等の画像データ記憶部12と、上位装置11全体の動作を制御するための制御プログラム等を記憶した記憶部13と、この記憶部13に記憶した制御プラグラムにより上位装置11全体を制御する制御部14を備えている他、図示しないLCD等の表示部、キーボードやマウス等の入力部を有しており、制御部14は画像データ中の文字を認識するOCR機能を有している。
この上位装置11は、オペレータによって操作されるもので、オペレータはキーボードやマウス等の入力部を操作して画像データ記憶部12に記憶された画像データを表示部に表示させ、その画像データの内容や文字認識結果の確認、修正を行う処理を実行するものとなっている。
尚、画像読取り装置1と上位装置11の制御部5、14は、それぞれデータを一時記憶する一時記憶メモリを有している。
上述した構成による第1の実施例の作用について説明する。尚、以下の説明において画像読取り装置1と上位装置11とのデータの通信はUSB回線21を介して行われるものとして、以下の説明ではUSB回線21の説明は省略する。また、本実施例において画像読取り装置1の制御部5は画像データのサイズを検出するサイズ検出手段として機能するものとなっている。
図2は第1の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図で、まず画像読取り装置1の画像読取り部2で読取り手段により帳票の読取りが行われ、その読取りによって取得された画像データが制御部5に送られると、制御部5は当該画像データをバッファメモリ3に記憶させると共に、その画像データのサイズデータ(読取り手段による読取り幅、読取りライン数)を検出して図示しない一時記憶メモリに記憶し、そして画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信する(S1)。
上位装置11の制御部14は画像データを取得した旨の通知を受信すると、画像データを要求する指示コマンドを画像読取り装置1に送信する(S2)。
画像読取り装置1の制御部5は画像データを要求する指示コマンドを受信すると、バッファメモリ3に記憶されている画像データのサイズデータ(読取り手段による読取り幅、読取りライン数)と共に画像データを送信する旨のデータをレスポンスとして上位装置11に送信する(S3)。
上位装置11の制御部14は、サイズデータを受信すると、そのサイズデータを図示しない一時記憶メモリに記憶し、画像データが送信されてくるのを待つ。
画像読取り装置1の制御部5は前記レスポンスの送信後、バッファメモリ3から画像データを読出し、その画像データを上位装置11へ送信する(S4)。この場合、画像データのサイズが大きいときは、制御部5は画像データを複数回に分けて送信する。
上位装置11の制御部14は、画像読取り装置1から画像データが送られてくると、それを受信して順次画像データ記憶部12に記憶させ、そして受信した画像データのサイズを検出して、そのサイズが一時記憶部に記憶したサイズデータに達したかどうかを判断し、同じでない場合は次の画像データの送信を待つ。そして次の画像データを受信すると、その画像データのサイズを検出して、そのサイズと前回受信したサイズの合計が一時記憶部に記憶したサイズデータに達したかどうかを判断し、同じでない場合は次の画像データの送信を待つという処理を繰り返す。
これにより一時記憶部に記憶したサイズデータの分だけ画像データを受信すると、制御部14は画像データがすべて送信されたものと判断し、受信が正常に終了した旨の通知を画像読取り装置1に送信する、その制御部5は受信した画像データに対するOCR認識処理等を実行する。
以上説明した第1の実施例によれば、画像読取り装置1での帳票からの画像データ取得後、その画像データのサイズを画像読取り装置1から上位装置11へ通知し、上位装置11は画像読取り装置1から送られてくる画像データの受信時、予め受信してある画像データのサイズにより受信する画像データがすべて送信されたどうかを判断することができるので、画像データのサイズが大きく、複数回に分けて画像データが送られてくる場合でも、画像データを受信する毎に上位装置11が画像読取り装置1に対して続けて送られる画像データがあるかどうかを問い合わせる旨のコマンドを画像読取り装置1に返信し、画像読取り装置1から上位装置11にレスポンスを送信するという処理を繰り返す必要がなくなり、画像の送信処理を短縮できるという効果が得られる。
本発明の第2の実施例について説明する。この第2の実施例のハードウエア上の構成は上述した第1の実施例と同様であるが、画像読取り装置1の画像読取り部2には搬送手段により搬送される帳票を検知する検知センサが設けられ、また、本実施例において画像読取り装置1の制御部5は帳票(媒体)のサイズを検出する帳票サイズ検出手段及び画像データの一部を切出す切出し手段として機能するものとなっている。また、上位装置11の記憶部13には、本システムで取り扱う帳票を特定するための帳票毎のサイズ、帳票毎に氏名記入欄や取引金額欄等の予め切出しが必要と決められている必要個所(領域)を切出すための切出し個所の指定数、X方向の切出し開始座標、Y方向の切出し開始座標、切出し開始座標を基点とするX方向の切出しサイズ、及びY方向の切出しサイズが切出し範囲を指定するデータとして格納されている。
上述した構成による第2の実施例の作用について説明する。尚、この実施例においても画像読取り装置1と上位装置11とのデータの通信はUSB回線21を介して行われるものとして、以下の説明ではUSB回線21の説明は省略する。
図3は第2の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図で、まず画像読取り装置1の画像読取り部2においてセット部にセットされた帳票が繰出し手段により繰出されて、搬送手段により搬送される。搬送された帳票は画像データを取得する読取り手段の手前で検知センサによる検知位置を通過する。このときの検知センサによる帳票先端の検知から、帳票後端の検知までのセンサ出力信号により制御部5は帳票の搬送方向のサイズ(長さ)を検出し、その帳票サイズのデータを上位装置11に送信する(S1)。
上位装置11の制御部14は帳票サイズのデータを受信すると、記憶部13に記憶されている帳票毎のサイズのデータの中から受信した帳票サイズのデータと一致するデータを検索して帳票の種類を特定する。そして制御部14は特定した帳票に該当する必要部分を切出すための切出し個所の指定数、X方向の切出し開始座標、Y方向の切出し開始座標、切出し開始座標を基点とするX方向の切出しサイズ、及びY方向の切出しサイズのデータを記憶部13から読出し、その読出したデータを画像切出し範囲指定コマンドとして画像読取り装置1に送信する(S2)。
図4はこのときの画像切出し範囲指定コマンドのフォーマット例を示す図で、この画像取得範囲指定コマンドにおける、切出し個所の指定数は最大8個所指定可能となっている。またX方向の切出し開始座標とY方向の切出し開始座標はそれぞれドットで表され、このX方向とY方向の切出し開始座標により帳票の画像データの右下を基準に切出し個所(必要個所)の左上の位置(点)を指定することができる。X方向の切出しサイズとY方向の切出しサイズは、X方向とY方向の切出し開始座標により特定される切出し個所の左上の位置を基点としたX方向とY方向のそれぞれの長さであり、ドットで表され、これにより切出し個所の範囲を特定することができる。このX方向の切出し開始座標、Y方向の切出し開始座標、切出し開始座標を基点とするX方向の切出しサイズ、及びY方向の切出しサイズのデータは切出し個所の指定数のデータにより指定された数だけ設けられる。
画像読取り装置1の制御部5は画像取得範囲指定コマンドを受信すると、その画像取得範囲指定コマンドを図示しない一時記憶メモリに記憶し、画像取得範囲指定コマンドを受信した旨の通知をレスポンスとして上位装置11に送信する(S3)。そして画像読取り部2で読取り手段により帳票の読取りが行われ、その読取りによって取得した画像データが制御部5に送られると、制御部5は当該画像データをバッファメモリ3に記憶させ、画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信し(S4)、上位装置11の制御部14は画像データを取得した旨の通知を受信すると、画像データを要求する指示コマンドを画像読取り装置1に送信する(S5)。
画像読取り装置1の制御部5は画像データを要求する指示コマンドを受信すると、画像データを送信する旨の通知をレスポンスとして上位装置11に送信し(S6)、更に制御部5はバッファメモリ3に記憶されている画像データの中から画像取得範囲指定コマンドにより指定された切出し個所の切出しを行う。
図5はこのときの画像切出し処理の一例を示す説明図で、帳票の画像データAの中の必要個所BとCが画像取得範囲指定コマンドにより指定されている場合、制御部5は必要個所Bに対してX方向の切出し開始座標とY方向の切出し開始座標により画像データの右下の位置aを基準に必要個所Bの左上の位置bを特定し、この位置bを基点としてX方向の切出しサイズとY方向の切出しサイズにより必要個所Bの範囲を特定して、必要個所Bの画像を切出す。同様に必要個所Cの場合も、X方向の切出し開始座標とY方向の切出し開始座標により画像データの右下の位置aを基準に左上の位置cを特定し、この位置cを基点としてX方向の切出しサイズとY方向の切出しサイズにより必要個所Cの範囲を特定して、必要個所Cの画像を切出す。
画像読取り装置1の制御部5は上記のようにして切出した画像データを上位装置11へ送信し(S7)、上位装置11の制御部14は画像データを受信すると、その画像データを順次画像データ記憶部12に記憶させる。
尚、画像読取り装置1の制御部5が必要個所の画像を切出す毎に、切出した画像データのサイズを検出して上位装置11へ送信し、その後、画像データを送るようにすれば、第1の実施例と同様に画像データがすべて送られてきたかどうかを判断することが可能となる。
以上説明した第2の実施例によれば、帳票を特定するための帳票毎のサイズ、帳票毎に氏名記入欄や取引金額欄等の予め切出しが必要と決められている必要個所(領域)を切出すための切出し個所の指定数、X方向の切出し開始座標、Y方向の切出し開始座標、切出し開始座標を基点とするX方向の切出しサイズ、及びY方向の切出しサイズのデータを上位装置11に保有させ、画像読取り装置1で検出した帳票のサイズを上位装置11に送ることで、上位装置11から帳票のサイズに該当するX方向の切出し開始座標、Y方向の切出し開始座標、切出し開始座標を基点とするX方向の切出しサイズ、及びY方向の切出しサイズのデータを画像読取り装置1に送り、画像読取り装置1で画像読取り部2が帳票から取得した画像データの必要個所の切出しを行うようにしているため、短時間で切出し処理を行うことができるという効果が得られる。
本発明の第3の実施例について説明する、この第3の実施例の構成も上述した第1の実施例と同様であるので、構成については図1を参照する。
第3の実施例の作用について説明する。尚、以下の説明において画像読取り装置1と上位装置11とのデータの通信はUSB回線21を介して行われるものとして、以下の説明ではUSB回線21の説明は省略する。
図6は第3の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図で、まず画像読取り装置1の画像読取り部2で読取り手段により帳票の読取りが行われ、その読取りによって取得された画像データが制御部5に送られると、制御部5は当該画像データをバッファメモリ3に記憶させ、そして画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信する(S1)。
画像読取り装置1の制御部5は画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信してから一定時間以内(例えば、次の帳票の画像データを取得するまで)に上位装置11の制御部14から画像データを要求する指示コマンドが送信されてこない場合、連続して帳票の読取りを行う画像読取り装置1により次の帳票の画像データが取得されると、その画像データをバッファメモリ3に記憶させることができなくなるので、その旨を知らせるオーバーフロー通知を上位装置11へ送信する(S2)。
ここで、一定時間以内(例えば、次の帳票の読取りを開始するまで)に上位装置11の制御部14から画像データを要求する指示コマンドが送信されてこない場合とは、例えば、上位装置11の制御部14が前回受信した画像データの格納処理(画像データ記憶部12に記憶させる処理)中である場合等である。
上位装置11の制御部14はオーバーフロー通知を受信すると、画像データの受信が可能かどうかを判断し、上記のように前回受信した画像データの格納処理中で、次の画像データを受信できない場合、画像読取り装置1へ画像データの破棄を指示する通知をコマンドとして画像読取り装置1へ送信し(S3)、画像読取り装置1の制御部5は上位装置11から画像データの破棄を指示する通知のコマンドを受信すると、バッファメモリ3に記憶されている画像データを消去して、画像データを消去した旨の通知をレスポンスとして上位装置11に送信する(S4)。
これにより画像読取り装置1では次の画像データが取得されると、その画像データをバッファメモリ3に記憶させることができ、その間上位装置11の制御部14は既に受信した画像データの画像データ記憶部12への記憶を終了させて、次の画像データの受信に備えることが可能となる。
尚、破棄した画像データが必要な場合は、後で該当する帳票の読取が再度行われ、その画像データが取得される。
以上説明した第3の実施例では、画像読取り装置1の制御部5は画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信してから一定時間以内に上位装置11の制御部14から画像データを要求する指示コマンドが送信されてこない場合、次の帳票の画像データをバッファメモリ3に記憶させることができなくなることを知らせるオーバーフロー通知を上位装置11へ送信し、上位装置11の制御部14はオーバーフロー通知を受信すると、次の画像データを受信できない場合、画像読取り装置1へ画像データの破棄を指示する通知をコマンドとして画像読取り装置1へ送信するようにしているため、上位装置11が前回受信した画像データの格納処理中などの理由で、画像データが受信できない状態にある場合等に、取得した画像データを破棄して、次の画像データをバッファメモリ3に記憶させることが可能になり、システムが停止されることなく動作を継続できるという効果が得られる。
本発明の第4の実施例について説明する、この第4の実施例の構成も上述した第1の実施例と同様であるが、画像読取り装置1の画像読取り部2には搬送手段により搬送される帳票を検知する検知センサが設けられ、また、本実施例において画像読取り装置1の制御部5は帳票(媒体)のサイズを検出する帳票サイズ検出手段として機能するものとなっている。また、上位装置11の記憶部13には、画像データを受信する必要のない帳票のサイズデータが記憶されている。
第4の実施例の作用について説明する。尚、以下の説明において画像読取り装置1と上位装置11とのデータの通信はUSB回線21を介して行われるものとして、以下の説明ではUSB回線21の説明は省略する。
図7は第4の実施例におけるデータ通信のシーケンスを示す図で、まず画像読取り装置1の画像読取り部2においてセット部にセットされた帳票が繰出し手段により繰出されて、搬送手段により搬送される。搬送された帳票は画像データを取得する読取り手段の手前で検知センサによる検知位置を通過する。このときの検知センサによる帳票先端の検知から、帳票後端の検知までのセンサ出力信号により制御部5は帳票の搬送方向のサイズ(長さ)を検出し、その帳票サイズのデータを上位装置11に送信する(S1)。
そして、帳票が画像読取り部2の読取り手段により帳票の読取りが行われ、その読取りによって取得された画像データが制御部5に送られると、制御部5は当該画像データをバッファメモリ3に記憶させ、そして画像データを取得した旨の通知を上位装置11に送信する(S2)。
上位装置11の制御部14は帳票サイズのデータを受信すると、記憶部13に記憶されている画像データを受信する必要のない帳票のサイズデータと比較して、一致したサイズデータがある場合、画像読取り装置1へ画像データの破棄を指示する通知をコマンドとして画像読取り装置1へ送信する(S3)。
画像読取り装置1の制御部5は上位装置11から画像データの破棄を指示する通知のコマンドを受信すると、バッファメモリ3に記憶されている画像データを消去して、画像データを消去した旨の通知をレスポンスとして上位装置11に送信する(S4)。
このようにすることで順次取得される画像データをバッファメモリ3に記憶させることが可能となる。
以上説明した第4の実施例では、画像読取り装置1の制御部5は帳票を検知する検知手段の検知結果から帳票のサイズを検出してそのサイズデータを上位装置11へ送り、上位装置11の制御部14はサイズデータを受信すると、記憶部13に登録してサイズデータと比較して、一致する場合は画像読取り装置1へ画像データの破棄を指示する通知をコマンドとして画像読取り装置1へ送信するようにしているため、画像読取り装置1では取得した画像データを破棄して、次の画像データをバッファメモリ3に記憶させることが可能になり、システムが停止されることなく動作を継続できるという効果が得られる。
1 画像読取り装置
2 画像読取り部
3 バッファメモリ
4 記憶部
5 制御部
11 上位装置
12 画像データ記憶部
13 記憶部
14 制御部
21 USB回線

Claims (3)

  1. 媒体を光学的に読取って画像データを取得する画像読取り部、この画像読取り部が取得した画像データを一時的に記憶する一時記憶部、画像読取り部に搬送される媒体を検知する検知手段、この検知手段の出力から前記媒体のサイズを検出する媒体サイズ検出手段、画像データの一部を切出す切出し手段、及び画像データのサイズを検出するサイズ検出手段を備えた画像読取り装置と、
    画像データ記憶部を備えると共に、媒体の種類毎に予め切出しが必要と決められている必要個所の切出し範囲を指定するデータを保有した上位装置から成り、
    前記画像読取り装置は、前記検知手段の検知結果から媒体サイズ検知手段が検出した帳票のサイズのデータを前記上位装置に送信し、
    前記上位装置は前記媒体のサイズデータを受信すると、そのサイズに一致する媒体の切出し範囲を指定するデータを前記画像読取り装置に送信し、
    前記画像読取り装置は前記画像読取り部が画像データを取得すると、取得した画像データを一時記憶部に記憶させると共に、その画像データの中から切出し範囲を指定するデータに基づいて前記必要個所を切出して、切出す毎に切出した画像データのサイズを検出して前記上位装置へ送信し、その後、前記切出した画像データを複数回に分けて前記上位装置に送信し
    前記上位装置は、前記画像読取り装置から画像データを受信する毎に、受信した画像データを前記画像データ記憶部に記憶すると共に、受信した画像データのサイズの合計と画像データのサイズデータを比較して画像データがすべて送られてきたかどうかを判断することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像読取り装置は、前記画像読取り部が画像データを取得した後一定時間を経過しても前記上位装置から画像データを要求する通知が送信されてこない場合、次の帳票の画像データを記憶させることができなくなる旨の通知を上位装置に送信し、
    上位装置は前記帳票の画像データを記憶させることができなくなる旨の通知を受けたとき、画像データの受信ができない場合、画像データの破棄を指示する通知を前記画像読取り装置に送信し、
    前記画像読取り装置は、前記画像データの破棄を指示する通知を受信すると前記一時記憶部に記憶されている画像データを消去することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記上位装置は、画像データを受信する必要のない媒体のサイズデータを保有し、
    記上位装置は前記媒体のサイズデータを受信すると、そのサイズが画像データを受信する必要のない媒体のサイズデータと一致する場合、画像データの破棄を指示する通知を前記画像読取り装置に送信し、
    前記画像読取り装置は、前記画像データの破棄を指示する通知を受信すると前記一時記憶部に記憶されている画像データを消去することを特徴とする画像処理システム。
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