JP4934453B2 - 金融商品販売支援方法、金融商品販売支援システム、金融商品販売支援プログラム - Google Patents

金融商品販売支援方法、金融商品販売支援システム、金融商品販売支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、金融商品(保険、投信、外貨預金、債券など)の取引(販売、預入、解約、換金など)を支援する技術に関する。その中でも特に、金融商品の販売員と顧客との間で適宜な情報共有を図りつつ効率的な販売手順進行を促す技術に関する。
商品取引の支援に関する従来技術として特許文献1の発明がある。特許文献1においては、販売元及び販売者の両方において販売コストを合理化することができ、また顧客にとっても商品選択を有効に行うことができるとの目的の下、 商品の販売元が販売会社に対して販売委託する形態をとる販売手法における販売支援を行うための販売支援方法であって、販売元において該当商品の専門的知識を有する説明要員を待機させ、予め該説明要員が操作可能なサーバまたは端末装置と前記販売会社が有する端末装置との間で画面の共有機能と音声相互通信機能を実現可能としておき、販売会社の販売員が端末装置を携行して、もしくは客先で端末装置を用意した上で顧客を往訪し、該販売員が客先で前記端末装置を起動して販売元のサーバまたは端末装置にインターネットを用いて接続して前記画面の共有機能と音声相互通信機能を実現する環境を確立し、販売元の説明要員と顧客との間で商品説明に関する情報の提供もしくは相互の情報交換を行うことを特徴とする販売支援方法などが提案されている。
また、特許文献2においては、顧客の属性や商品の危険度に応じた最適な説明情報を販売員に提示すると共に、問題のある取引を事前に検知して販売員に確認を促したり、取引自体を停止し得るシステムを実現することを目的としている。本目的を達成するために、特許文献1においては、証券の危険度(その証券(銘柄)のリスク)に応じた商品ランクと、顧客の属性(リスク許容度)に応じた顧客ランクとの組み合わせによって取引パターンを決めておき、この取引パターン毎に取引の適合性判断コードを設定しておく。そして、実際に取引要求があった場合、この適合性判断コードを用いて、要求された取引についての適合性を判定する。
特開2005−38146号公報 特開2003−281352号公報
ところで、金融商品の従来の販売手法においては、例えば販売員が顧客と対面し、顧客からの要望に応じた商品提案、顧客が納得した商品についての購入申込書類の作成依頼、顧客からの購入申込書類の受領といった手順を踏む場面があった。こうした一連の手順を経て金融商品の販売がなされるが、所定手順に際しては、販売員が顧客に説明を行うことで商品内容や取引リスクなどについて顧客の理解を確認する必要があった。しかしながら従来では、顧客に説明すべき情報の販売員と顧客とでの共有が図られておらず、更には、顧客からのリスク確認応答や申込指示の受付などを口頭や書類作成に頼っていた。したがって、販売員と顧客とで金融商品や販売に関する各種情報の理解度の差が生じたまま販売手順が進行してしまう可能性があった。また、リスク確認や購入指示に関する確認についても、各手順に確実に対応させて迅速に取得するといった処理が困難であった。
また、従来は金融商品の取引上の問題(法令、通達および社内規定などへの抵触の可能性)を確認する場合、顧客の過去の取引履歴及び、複数の業務分野にまたがる取引の考慮をしていなかったため、確認精度としては不十分であった。
そこで本発明では、金融商品販売に際した、販売員と顧客との間における適切な情報共有や、状況に即した顧客指示の迅速な確認、取引履歴を加味した金融商品の推奨可能判断を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
そこで本発明の金融商品販売支援方法は、販売員端末と顧客端末とに接続され、金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムが、金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを記憶装置に格納して、顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、を実行することを特徴とする。
また、前記金融商品販売支援方法において、前記画面データテーブルは、顧客端末で表示される画面データのうち、顧客端末での入力を受付可能なものにフラグを対応付け、金融商品販売時における販売手順毎に格納するものであり、前記コンピュータシステムは、前記入力受付可能な画面データの顧客端末への送信を前記フラグの検知により特定し、前記入力受付可能な画面データの送信毎に、前記顧客認証を行って、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理を実行する、こととしてもよい。
また、前記金融商品販売支援方法において、前記コンピュータシステムは、各金融商品を識別する商品IDと当該金融商品の属性情報とを対応付けた商品マスタテーブルを記憶装置に格納しており、販売員端末から金融商品の検索条件を受信し、当該検索条件に該当するIDまたは属性を備える金融商品の検索を前記商品マスターテーブルで実行して、金融商品候補を特定する処理と、前記特定した金融商品候補の数が所定数以上である場合、販売員端末に対し、前記金融商品候補の数を所定数以下に絞り込む指示たる候補絞り込み指示を前記金融商品候補の情報と共に送信する処理と、前候補絞り込み指示に応じて販売員端末から送信された金融商品候補の絞り込み結果を受信し、絞り込み済み金融商品候補の情報を顧客端末に送信する処理と、を実行することとしてもよい。
また、前記金融商品販売支援方法において、前記コンピュータシステムは、前記販売員端末からの検索条件に基づいて特定した前記金融商品候補の情報を前記商品マスターテーブルで特定し、ここで特定した金融商品候補の情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、前記金融商品候補の情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記金融商品候補の特定から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された商品と前記金融商品候補の情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、前記判断の結果、前記属性が一致しない商品らの情報についてのみ、金融商品候補として前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、を実行することとしてもよい。
また、前記金融商品販売支援方法において、前記コンピュータシステムは、販売員端末に対して、当該販売員端末に送信すべき画面データの他に、顧客端末に同送すべき画面データも送信する処理を実行することとしてもよい。
また、前記金融商品販売支援方法において、前記コンピュータシステムは、販売員端末側では表示するが顧客端末側では表示させない特定情報の属性を定めた表示属性テーブルを記憶装置に格納しており、販売員端末および顧客端末に同送する画面データを、その送信前に前記表示属性テーブルに照合し、画面データが含んでいた情報のうち前記特定情報に該当する項目に画面表示上の強調処理を行う処理を実行することとしてもよい。
また、本発明の金融商品販売支援システムは、販売員端末と顧客端末とに接続され、金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムであって、金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを格納する記憶装置と、顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理とを実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の金融商品販売支援プログラムは、金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを記憶装置に格納し、販売員端末と顧客端末とに接続されて金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムに、顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、を実行させることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、金融商品販売に際した、販売員と顧客との間における適切な情報共有や、状況に即した顧客指示の迅速な確認、取引履歴を加味した金融商品の推奨可能判断が可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の金融商品販売支援システム100のネットワーク構成図である。図1に示す金融商品販売支援システム100は、金融商品を顧客に対して提案等するなどして販売する販売員が備える販売員端末200と、例えば前記販売員の面前にいて商品提案等を受けて金融商品の購入を検討する顧客が利用する顧客端末300とにネットワーク140で接続されたコンピュータシステムであり、一例としては、記憶装置、通信装置、演算装置を備えたサーバ装置を想定できる。なお、この金融商品販売支援システム100は、販売員端末200および顧客端末300との間に例えばVPN(Virtual Private Network)を構築し、このVPNを介して、商品販売に関する各種処理データの送受信を実行するとすれば好適である。
次に、本実施形態における金融商品販売支援システム100を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態の金融商品販売支援システム100の構成例を示す図である。前記金融商品販売支援システム100(以下、システム100)は、本発明を実現する機能を備えるべく記憶装置たるハードディスクドライブ101などに格納されたプログラムデータベースが含むプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106(必要であれば備えるとしてよい)、ならびに、販売員端末200や顧客端末300との間のデータ授受を担う通信装置たるNIC(Network Interface Card)107などを有している。なお、前記システム100はこのNIC107を制御して、販売員端末200や顧客端末300とのデータ通信を確立し、各種データの送受信等の通信処理を実行する。
前記システム100は、前記NIC107により、前記販売員端末200や顧客端末300と例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行するのである。また、システム100は、フラッシュROM108と、上記各部101〜150を接続するバスを中継するブリッジ109と、電源120と、を有する。
なお、前記フラッシュROM108には、BIOS135が記憶されている。前記CPU104は、電源120の投入後、先ずフラッシュROM108にアクセスしてBIOS135を実行することにより、システム100のシステム構成を認識する。また、記憶装置たるハードディスクドライブ101には、各機能部やテーブル類の他に、OS133が記憶されている。このOS133は、CPU104がシステム100の各部101〜150を統括的に制御して、後述する各機能部を実行するためのプログラムである。CPU104は、BIOS135に従い、ハードディスクドライブ101からOS133をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、システム100の各部を統括的に制御する。
続いて、前記システム100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記システム100は、金融商品販売用の画面データであって、販売員端末200で表示される画面データと顧客端末300で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブル125と、顧客端末300での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブル126と、前記顧客端末300での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブル127と、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブル128と、各金融商品を識別する商品IDと当該金融商品の属性情報とを対応付けた商品マスタテーブル129と、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブル130と、販売員端末側では表示するが顧客端末側では表示させない特定情報の属性を定めた表示属性テーブル131とをハードディスクドライブ101などの記憶装置に有しているものとする。
こうした前記システム100は、顧客端末300とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブル128における該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブル128に格納する認証処理部110を備える。
なお、前記画面データテーブル125が、顧客端末300で表示される画面データのうち、顧客端末300での入力を受付可能なものにフラグを対応付け、金融商品販売時における販売手順毎に格納するものであるとすれば、以下のような処理を実行する。この時、前記認証処理部110は、前記入力受付可能な画面データの顧客端末300への送信を前記フラグの検知により特定し、前記入力受付可能な画面データの送信毎に、前記顧客認証を行って、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブル128に格納する処理を実行することとなる。
また、前記システム100は、前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末200と顧客端末300のそれぞれについて前記画面データテーブル125で販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末200と顧客端末300のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する画面データ送信部111を備える。
なお、前記画面データ送信部111は、販売員端末200に対して、当該販売員端末200に送信すべき画面データの他に、顧客端末300に同送すべき画面データも送信する処理を実行するとしてもよい。
また、前記システム100は、前記顧客端末300に送信した画面データに関し該当顧客端末300においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末300から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブル127に格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブル126に照合し該当販売手順の遷移可否を判定する遷移判定部112を備える。
また、前記システム100は、前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末200と顧客端末300のそれぞれについて前記画面データテーブル125で特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末200と顧客端末300のそれぞれに同送する遷移画面送信部113を備える。
また、前記システム100は、販売員端末200から金融商品の検索条件を受信し、当該検索条件に該当するIDまたは属性を備える金融商品の検索を前記商品マスターテーブル129で実行して、金融商品候補を特定する候補検索部114を備えるとしてもよい。
また、前記システム100は、前記特定した金融商品候補の数が所定数以上である場合、販売員端末200に対し、前記金融商品候補の数を所定数以下に絞り込む指示たる候補絞り込み指示を前記金融商品候補の情報と共に送信する絞り込み指示部115を備えるとしてもよい。
また、前記システム100は、前候補絞り込み指示に応じて販売員端末200から送信された金融商品候補の絞り込み結果を受信し、絞り込み済み金融商品候補の情報を顧客端末300に送信する候補送信部116を備えるとしてもよい。
また、前記システム100は、法令チェック部117を備えるとしてもよい。この法令チェック部117は、顧客端末300から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワーク140を介して受信する処理を実行する。また、前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブル130において該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理を実行する。また、前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブル130にて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブル130にて特定する処理を実行する。また、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブル130にて特定する処理を実行する。また、前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブル130における該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理を実行する。また、前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末300および販売員端末200に同送する処理を実行する。
なお、前記法令チェック部117は、以下のような処理を実行するとしてもよい。すなわち、前記販売員端末200からの検索条件に基づいて特定した前記金融商品候補の情報を前記商品マスターテーブル129で特定し、ここで特定した金融商品候補の情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブル130において該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、前記金融商品候補の情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブル130にて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブル130にて特定する処理と、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記金融商品候補の特定から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブル130にて特定する処理と、前記特定された商品と前記金融商品候補の情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブル130における該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、前記判断の結果、前記属性が一致しない商品らの情報についてのみ、金融商品候補として前記顧客端末300および販売員端末200に同送する処理とを実行する。
また、前記システム100は、販売員端末200および顧客端末300に同送する画面データを、その送信前に前記表示属性テーブル131に照合し、画面データが含んでいた情報のうち前記特定情報に該当する項目に画面表示上の強調処理を行う処理を実行する、強調処理部118を備えるとしてもよい。この強調処理部118は、例えば、前記特定情報に該当する項目について、画面データ中での表示色設定を他項目の設定と異なる赤色等としたり、或いは使用フォントの種類を他項目と異なるものとしたり、または、使用フォントのサイズを他項目のものより大きくしたりといった強調処理を実行する。前記強調処理部118は、コンピュータが従来から備える画面表示制御機能(販売員端末200が備える)に対して、前記のような強調処理の指示を出すことで、こうした強調処理を実現できる。
図3は本実施形態の販売員端末200の構成例を示す図である。一方、前記販売員端末200は、金融商品の購入を考えている顧客に適宜な金融商品を提示して購入を促す販売員が備える端末装置であり、例えば、銀行などの金融機関におけるテラーが利用するテラー端末を想定し、具体的には通常のデスクトップPCの他、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機などが適用できる。
こうした販売員端末200は、本発明を実現する機能を備えるべく、ハードディスクドライブ201などにおけるプログラムデータベースに格納されたプログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記販売員端末200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス205、ディスプレイなどの出力インターフェイス206、ならびに、システム100との間のデータ授受を担うNIC207、フラッシュRAM208などを有している。前記販売員端末200は、前記NIC207により、前記システム100と例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。
なお、前記フラッシュROM208には、BIOS235が記憶されている。前記CPU204は、電源220の投入後、先ずフラッシュROM208にアクセスしてBIOS235を実行することにより、販売員端末200のシステム構成を認識する。また、記憶装置たるハードディスクドライブ201には、各機能部やテーブル類の他に、OS236が記憶されている。このOS236は、CPU204が販売員端末200の各部201〜250を統括的に制御して、後述する各機能部を実行するためのプログラムである。CPU204は、BIOS235に従い、ハードディスクドライブ201からOS236をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、販売員端末200の各部を統括的に制御する。
また、本実施形態において前記販売員端末200は、暗号化通信プログラム271を前記ハードディスクドライブ201にて備えているとしてもよい。前記暗号化通信プログラム271は、システム100との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU204は、OS236に従い、ハードディスクドライブ201から暗号化通信プログラム271をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、NIC207を介してシステム100へ通信開始要求を送信して、当該販売員端末200との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該販売員端末200とシステム100とで通信する。
また、前記販売員端末200として、シンクライアントシステムに利用されるセキュリティPC(ハードディスクドライブレス)を想定するとしても良い。このセキュリティPCは、上記各機能部等を実現するプログラムらを、TPM(Trusted Platform Module)と呼ばれるチップ内に収めている。このTPMは、スマートカード(IC カード)に搭載されるセキュリティチップに似た機能を持っており、非対称鍵による演算機能、またこれら鍵を安全に保管するための耐タンパー性を有するハードウェアチップである。このTPMの機能としては、例えば、RSA(Rivest-Shamir-Adleman Scheme)秘密鍵の生成・保管、RSA秘密鍵による演算(署名、暗号化、復号)、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)の保持(PCR)、 鍵、証明書、クレデンシャルの信頼チェーンの保持、高品質な乱数生成、不揮発性メモリ、その他Opt-in やI/O等があげられる。
前記TPM は、暗号鍵(非対称鍵)の生成・保管・演算機能の他、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)をTPM 内のレジスタPCR(Platform Configuration Registers)に安全に保管し、通知する機能を有している。TPMの最新仕様では、さらにローカリティやデリゲーション(権限委譲)等の機能が追加されている。なお、TPMは、物理的にプラットフォームのパーツ(マザーボードなど)に取り付けることとなっている。
また、前記販売員端末200は、販売員の認証を行うための認証プログラム273をハードディスクドライブ201に格納しているものとする。認証プログラム273は、CPU204によりRAM203に読み出されて実行され、USBポート230を介して接続されるICカードリーダ255から販売員が提示するICカード(メモリ251に認証用データを格納している)の格納情報を読取り、その格納情報をシステム100に認証対象のデータとして送信することとできる。販売員端末200が認証データベース274を備えて、前記ICカードリーダ255から得た格納情報を照合することで、販売員端末200で販売員の認証処理を実行するとしても良い。
図4は本実施形態の顧客端末300の構成例を示す図である。一方、前記顧客端末300は、金融商品の購入を考えている顧客が前記販売員と対面して利用する端末装置であり、販売員端末での表示情報と同様の情報を表示して販売員と顧客とで情報共有を図るものである。但し、販売員端末200と顧客端末300とで完全に同じ情報を共有するか否かは、金融機関等のサービス運用方法に応じて定められる。こうした顧客端末300は、前記販売員端末200と同様に、例えば通常のデスクトップPCの他、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機などが適用できる。
前記顧客端末300は、本発明を実現する機能を備えるべく、ハードディスクドライブ301などにおけるプログラムデータベースに格納されたプログラム302をRAM303に読み出し、演算装置たるCPU304により実行する。
また、前記顧客端末300は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス305、ディスプレイなどの出力インターフェイス306、ならびに、システム100との間のデータ授受を担うNIC307、フラッシュRAM308などを有している。図1で示す例では、入力インターフェイス305および出力インターフェイス306が一体となった、タッチパネルディスプレイ353を想定した。前記顧客端末300は、前記NIC307により、前記システム100と例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。
なお、前記フラッシュROM308には、BIOS335が記憶されている。前記CPU304は、電源320の投入後、先ずフラッシュROM308にアクセスしてBIOS335を実行することにより、顧客端末300のシステム構成を認識する。また、記憶装置たるハードディスクドライブ301には、各機能部やテーブル類の他に、OS336が記憶されている。このOS336は、CPU304が顧客端末300の各部301〜350を統括的に制御して、後述する各機能部を実行するためのプログラムである。CPU304は、BIOS335に従い、ハードディスクドライブ301からOS336をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、顧客端末300の各部を統括的に制御する。
また、本実施形態において前記顧客端末300は、暗号化通信プログラム371を前記ハードディスクドライブ301にて備えているとしてもよい。前記暗号化通信プログラム371は、システム100との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU304は、OS336に従い、ハードディスクドライブ301から暗号化通信プログラム371をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、NIC307を介してシステム100へ通信開始要求を送信して、当該顧客端末300との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該顧客端末300とシステム100とで通信する。
また、前記顧客端末300として、前記販売員端末200と同様に、シンクライアントシステムに利用されるセキュリティPC(ハードディスクドライブレス)を想定するとしても良い。
また、前記顧客端末300は、顧客の認証データを取得するための認証用デバイス350をUSBポート70などの適宜なインターフェイスを介して備えるとすれば好適である。この認証用デバイス350の例としては、図1で示すような、指静脈認証装置351など、顧客の生体情報(指紋、虹彩、声紋、静脈など)を読み取るための生体情報読取り装置や、こうした生体情報やID、パスワードなど各種認証用情報を予めICチップに格納したICカード50のリーダ装置55たるマルチカードリーダ352、更には、顧客が暗証番号を入力するための暗証番号入力パッド354などが想定できる。顧客端末300はこうした認証用デバイス350から顧客の認証データを取得し、システム100に対して顧客認証の処理対象データとして送信することとなる。なお、前記マルチカードリーダ352は、ICカードの他、免許証など各種認証用のカード媒体の読取り処理を可能とするリーダである。また、顧客端末300は、本実施形態における金融商品販売支援方法の処理結果を逐次出力して顧客に提示できる、金融商品取引記録印字用のレシートプリンタ355を備えるものとすれば好適である。
なお、これまで示した金融商品販売支援システム100における機能部110〜118等は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記CPU104がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムを各RAM103に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、シリアル・インターフェース通信線など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。なお、前記シリアル・インターフェイスは、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で、外部機器と接続するためのインターフェースを指し、通信方式としてはRS−232C、RS−422、IrDA、USB、IEEE1394、ファイバ・チャネルなどが想定できる。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における金融商品販売支援システム100が利用可能な各種テーブル類の構造について説明する。図5は本実施形態における、(a)画面データテーブル125、(b)遷移基準テーブル126、(c)入力履歴テーブル127、(d)認証テーブル128の各データ構造例を示す図である。
前記画面データテーブル125は、金融商品販売用の画面データであって、販売員端末200で表示される画面データと顧客端末300で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納するテーブルである。例えば、販売手順IDをキーとして、画面ID、画面データファイル、配信先、といった情報を関連づけしたレコードの集合体となっている。つまり、システム100は、この画面データテーブル125を予め用意しておくことで、例えば、販売員端末200および顧客端末300で販売手順が進行するに伴い、この販売員端末200または顧客端末300から販売手順の情報(ID)を取得し、その販売手順またはその前後の販売手順に応じた画面データをこの画面データテーブル125から読み出し、販売員端末200や顧客端末300らに提供することとなる。
また、前記遷移基準テーブル126は、顧客端末300での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めたテーブルである。例えば、画面IDをキーにして、各画面での入力事象属性、各入力事象属性に応じて定まる次販売手順への遷移可否基準、といった情報を関連づけしたレコードの集合体となっている。つまり、ある画面である入力事象が実行された場合、その入力事象の属性(例:リスク認識ボタン押下、商品最終申込ボタン押下、キャンセルボタン押下、など)をこの遷移可否基準テーブル126に照合し、前記入力事象属性に応じて、現在の販売手順から次の販売手順へ遷移を行ってよいかが決定される。具体的には、例えば、リスク説明を行う販売手順に伴う画面が顧客端末300にて表示中である時に、この画面でリスク認識ボタン押下がなされた場合、顧客が該当金融商品に関するリスクを認識したシステム側で判断し、顧客側でのリスク認識を前提として次なる販売手順に処理を進めることとなる。
また、前記入力履歴テーブル127は、顧客端末300での入力事象の履歴を格納するテーブルであり、例えば顧客IDをキーとして、入力事象属性、入力事象があった画面の画面ID、事象発生日時、といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。このような入力履歴テーブル127をシステム100で備えることで、上述したような、金融商品販売に伴うリスク説明の実行と、それに応じて顧客がリスクを認識した事実がデータとして確実に残せることとなる。
また、前記認証テーブル128は、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納するテーブルであり、例えば、顧客IDをキーとして、該当顧客の認証用情報(認証基準となるデータ)、および認証履歴(認証時の販売手順、認証結果、認証処理日時)を対応付けたレコードの集合体となっている。こうして認証履歴をシステム側で残しておくことで、システム100がこの認証履歴と、前記入力履歴テーブル127での入力履歴とを突き合わせて照合すれば、どの販売手順のどの画面において、どのような認証処理を経た顧客の誰が顧客端末300での入力を実行したか、確実な記録を確保できる。
また、図6は本実施形態における、(a)取引履歴テーブル130、(b)商品マスターテーブル129の各データ構造例を示す図である。
前記取引履歴テーブル130は、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納したテーブルである。例えば顧客IDをキーとして、取引があった日付、金融商品の属する業務分野(保険、投信、外貨預金、債券・・・)のID、取引経緯(取引履歴)の通し番号、前記取引経緯(取引履歴)のID、およびその内容データ(商品ID、取引種類(購入、解約、換金、預入・・・)、取引金額、資金の性格(例:投信解約資金・・・))、といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記商品マスタテーブル129は、各金融商品を識別する商品IDと当該金融商品の属性情報(投資対象等)とを対応付けたテーブルである。例えば、商品IDをキーとして、商品名、投資対象といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
なお、上記商品マスターテーブル129や取引履歴テーブル130において、投資対象やそのリスクなどの特徴、或いは投資対象の近しさといった各商品間の類似性を記述するとしてもよい。例えば、商品A(特徴ポイント:国内株式特化)−商品B(類似度大)−商品C(類似度小)−商品D(類似度中)・・・といったレコードを各商品毎に設定すればよい。
また、図7は本実施形態における表示属性テーブル131のデータ構造例を示す図である。前記表示属性テーブル131は、販売員端末側では表示するが顧客端末側では表示させない特定情報の属性を定めたテーブルであり、例えば、画面IDをキーとして、特定情報(例:顧客の年収などある種の個人情報等)、特定情報の適用基準(例:情報Aの値が一定値以上、情報Bの内容にキーワードCを含む、属性がDである顧客の情報E、など)といった情報を関連づけしたレコードの集合体となっている。
−−−金融商品販売支援のメインフロー−−−
以下、本実施形態における金融商品販売支援方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する金融商品販売支援方法に対応する各種動作は、前記金融商品販売支援システム100のRAM103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。勿論、前記販売員端末200および顧客端末300と前記システム100とが協働する際には、販売員端末200および顧客端末300のそれぞれでは、それぞれにプログラムをRAMに読み出してCPUが処理を実行する。
図9は本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例1を示す図である。この例では、銀行等の金融機関を訪れた顧客が、金融商品の販売を行う販売員と対面している状況をまずは想定する。勿論、本例以外にも、販売員と顧客が対面せず、顧客が自宅にて顧客端末300を操作する状況を想定することも可能である。
金融商品の購入を考えている顧客が金融機関窓口を訪れた際、これに対応する販売員が利用する販売員端末200は、金融商品に関する情報提供や購入提案を行うための各種情報(画面データ等)をシステム100から取得する。また一方で、前記顧客は前記販売員の面前に設置された顧客端末300を操作する。前記顧客端末300は、ある販売手順のフェーズで前記販売員端末200がシステム100から取得した商品情報等と同様の情報をシステム100から取得し、ディスプレイ装置などの出力インターフェイス306に表示し、顧客に提示する。
つまり、システム100から販売員端末200および顧客端末300へ、同一の販売手順のフェーズ毎に、類似または一致した金融商品販売に関する情報が同送され、販売員端末200と顧客端末300とで、金融商品販売の各場面で画面連携が図られるのである。こうした処理を行うことで、販売員と顧客とで適切な情報共有が図れる。また、顧客からの意志表示(例:リスク認識済み、購入意志決定など)を、顧客端末300を介して各販売手順や画面と関連づけて取得し履歴を残したり、次処理への遷移判断基準とすることが可能である。
こうした、販売員端末200と顧客端末300とでの画面共有について、図8にその概念を説明している。本図に示すように、販売員端末200の出力インターフェイス206(ディスプレイ装置など)では、画面800上に別ウィンドウで画面850が表示される。前記画面800は、システム100から販売員端末用に送信されてきた画面データが出力されたものである一方、前記画面850は、システム100が顧客端末用に顧客端末300に送信した画面データと同じものをシステム100から受信し、別ウィンドウにて出力したものである。つまり、販売員は販売員端末200において、販売員が本来閲覧する画面と共に、顧客端末300での表示画面もあわせて閲覧できる。但し、前記画面800と画面850とは同じ、または類似のデータ構成となっている。
本例では、顧客端末300において、年齢、投資経験、投資の目的・方針、投資期間、投資の考え方等の各項目を問う画面900が出力されており、顧客はこの画面900において、前記各項目の入力用のフィールド910に対し、タッチパネル等を使って入力を行う。顧客端末300では前記フィールド910への入力値をシステム100に送信し、システム100では前記フィールドの入力値を例えばRAM103またはハードディスクドライブ101の所定領域(例:予め区画したフィールド値格納用の記憶領域)に、該当画面IDとフィールドIDに対応付けて格納しておく。
一方、例えば前記販売員端末200の画面800において、更新ボタン802が押下された場合、販売員端末200からシステム100に対して、画面IDを含む画面更新要求が送信される。或いは、販売員端末200が、販売員ログイン後の所定時間毎に前記画面更新要求をシステム100に発するスケジュール情報をハードディスクドライブ201やRAM203に備えているとし、前記更新ボタン802の押下に頼らず、自立的に画面更新要求を行うとしても良い。または、システム100が、前記顧客端末300での入力処理をモニタリングして入力データ量をカウントし、前記入力データ量が一定量以上となったタイミングを認識して、当該タイミングにて前記販売員端末200に自動的に画面更新用の画面データ(一定量となった入力データを画面800の該当フィールド801に設定するもの)を送信するとしてもよい。
システム100では前記画面更新要求を受けて、前記RAM103またはハードディスクドライブ101に格納しておいた、該当画面IDに関する顧客端末300での前記フィールドの入力値を読み出し、該当フィールド801への書込を行う。図8の例では、顧客の年齢「90歳」や投資経験が「1年未満」のチェックボックス、「定期的な分配金収入を重視」とされた投資目的、「中期」の投資期間、「利益重視」とされた投資の考え方といったフィールド値が、販売員端末200の前記画面800の該当フィールドに設定され、画面820へと更新されている。
このように販売員端末200と顧客端末300との間で画面共有が適宜に図られることで、販売員は顧客端末300での入力状況を迅速かつ確実に認識できる。また顧客は、販売員からの説明内容を販売手順にそくした画面データとして自分でも容易に認識できることとなる。
−−−金融商品販売支援のメインフロー−−−
以下、本実施形態における金融商品販売支援方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する金融商品販売支援方法に対応する各種動作は、前記金融商品販売支援システム100のRAM103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。勿論、前記販売員端末200および顧客端末300と前記システム100とが協働する際には、販売員端末200および顧客端末300のそれぞれでは、それぞれにプログラムをRAMに読み出してCPUが処理を実行する。
図9は本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例1を示す図である。この例では、銀行等の金融機関を訪れた顧客が、金融商品の販売を行う販売員と対面している状況をまずは想定する。勿論、本例以外にも、販売員と顧客が対面せず、顧客が自宅にて顧客端末300を操作する状況を想定することも可能である。
本実施形態における処理フローでは、まず、販売員端末200において、前記販売員が適宜な認証手順を踏んでログイン処理を予め行っているものとする。例えば、販売員端末200はログイン画面を表示しておき、この画面で販売員がID、パスワードといったログイン用情報を入力し、そのログイン用情報が販売員端末200からシステム100に送られる(s100)。システム100では販売員認証用のデータを予め備えておき、これと前記販売員端末200から送信されてきたログイン用情報とを照合することで、前記販売員の認証処理を実行する(s101)。この認証処理結果がOKであったならば、前記販売員は前記販売員端末200を利用し、以後の金融商品販売業務を開始する。
他方、顧客端末300では初期画面として「いらっしゃいませ」といった表示をディスプレイ装置などの出力インターフェイス306に表示しておく(s102)。顧客はこの金融機関を訪れ、金融商品販売を担当する前記販売員のブースを目指し、この顧客端末300の画面表示を目にする。
前記販売員は前記顧客の到来に応じて、前記顧客の認証要求を販売員端末200の入力インターフェイス205で指示し、販売員端末200はこの認証要求をシステム100に送信する(s103)。システム100ではこれを受けて、認証処理画面のデータを画面データテーブル125から読み出して、これを顧客端末300に送信する(s104)。前記顧客端末300は、この認証処理画面のデータをディスプレイ装置に表示し、顧客からのIDや認証データの入力を促す。
そこで前記顧客は、例えば前記認証用デバイス350に対し、生体情報やID、パスワードなどが格納されたICカード50の読み取りを実行させる。認証用デバイス350は、前記ICカード50の読取り動作を行って、当該ICカード50に格納されている認証データを取得する。ここで取得した認証データは、この顧客端末300からシステム100に送信される(s105)。
一方、システム100の前記認証処理部110は、前記顧客端末300とデータ通信を行って前記認証データと顧客のIDとを取得し、当該認証データを前記認証テーブル128における該当顧客IDの認証用情報と照合し顧客認証を行って、その結果を認証履歴として前記認証テーブル128に格納する(s106)。
こうした顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば(s106:OK)、システム100の画面データ送信部111は、前記顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末200と顧客端末300のそれぞれについて前記画面データテーブル125で販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末200と顧客端末300のそれぞれに各販売手順にあわせて同送することとなる。
こうした顧客認証を経た上で、それに続く販売手順に応じた各画面データの同送が繰り返され、本発明の金融商品販売支援方法の処理手順が進んでいく。本例では、サービス開始時にまず顧客認証を行って、更に、最終的な申込手順時に再度顧客認証を行うという、2度の顧客認証を販売手順中に実行する例を想定しているが、その他にも、各販売手順で発生する顧客端末300での入力事象毎に顧客認証を行うとしてもよい。なお、前記ステップs106の顧客認証にて、認証結果がNGであった場合(s106:NG)、処理は終了する。
またシステム100では、前記顧客認証を経た前記顧客の顧客IDに基づき、前記取引履歴テーブル130や顧客データベース(図示しない)から、該当顧客の情報を取得する(s107)。この顧客情報には顧客の氏名や連絡先などの基本情報の他、金融機関での金融資産残高や、取引履歴テーブル130由来の取引履歴の情報が含まれる。これをシステム100の画面データ送信部111は、前記顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データとして、販売員端末200と顧客端末300に同送する(s108)。以後、特に記載しないが、販売員端末200と顧客端末300とに対し、販売手順に応じた画面データを送信する際には、当該画面データ送信部111が送信処理を実行しているものとする。また、前記画面データ送信部111は、販売員端末200に対して、当該販売員端末200に送信すべき画面データの他に、顧客端末300に同送すべき画面データも送信する処理を実行するとしてもよい。この場合、販売員端末200では、例えば、販売員端末200で元来表示すべき対象の画面データの他に、顧客端末300に送信した画面データを小ウィンドウであわせて表示する(図8参照)。
前記販売員端末200では前記顧客情報をシステム100から受信してディスプレイ等の出力インターフェイス206に表示する(s109)。また、顧客端末300でもこの顧客情報をシステム100から受信してディスプレイ装置などの出力インターフェイス306に表示する(s110)。前記販売員と前記顧客はシステム100からこうして受信した顧客情報をそれぞれ閲覧し、自身の金融資産残高や過去の取引などについて情報を認識する。
その上で顧客端末300は、顧客からの顧客情報の修正指示を入力インターフェイス305で受付けることもできる(s111)。顧客情報は、変化することもあるためである。顧客端末300がこうした顧客情報の修正指示を受け付けた場合、これをシステム100に送信し(s112)、一方、システム100はこの修正指示を受け付けて、当該修正指示に基づく顧客情報の更新処理を顧客データベース(図示しない)等で実行する(s113)。システム100は、この顧客情報の更新に伴って、更新後の顧客情報を販売員端末200と顧客端末300とに送信し(s114)、販売員端末200と顧客端末300は、それぞれのディスプレイ装置等に前記更新後の顧客情報を表示する(s115、s115’)。
続いてシステム100は、取引選択を促す画面の画面データを前記画面データテーブル125より読み出して、販売員端末200と顧客端末300に同送する(s116)。この画面データは、金融商品の販売に際して一般的な情報が含まれるものとなる。この画面を通じて顧客端末300ないし販売員端末200で所定の取引(金融商品の購入、売却、換金・・・・)の選択指示を受け付けたならば、この販売員端末200ないし顧客端末300はその取引指示の情報をシステム100に転送する(s117)。なお、図中のフローでは販売員端末200からの転送処理を例示し、顧客端末300からの転送処理は省略してある。
システム100ではその取引指示の情報を受けて、例えばプレチェック処理を実行する(s118)。ここでは、例えば、該当顧客の投資資金の余裕度や資金性質等につき問題がないかチェックする。チェックにあたっては、システム100が備える顧客データベース(図示しない)にて、該当顧客の登録情報を所定のプレチェック基準(システム100のハードディスクドライブ101等に格納)と照合する。
システム100でのプレチェック結果は、前記販売員端末200に送信される。販売員端末200ではこれを受信して出力インターフェイス206にて表示する(s119)。
前記プレチェック結果に問題が無い場合、例えば前記顧客情報に基づいて前記販売員が判断する提案商品や前記顧客が所望している金融商品についての指示を、販売員端末200は入力インターフェイス206で受付ける(s120)。販売員端末200は、その金融商品の指示情報(商品属性など)をシステム100に対して商品検索要求として送信する(s121)。
システム100ではこの検索要求を受信し、前記候補検索部114が、前記検索要求を検索条件として前記商品マスタテーブル129での検索を実行し、該当金融商品を金融商品候補として特定する(s122)。
ここで、前記システム100の絞り込み指示部115は、前記候補検索部114より前記金融商品候補の情報を受取ってRAM103等に一次格納し、ここで金融商品候補の数をカウントし、このカウント数と所定値(例:RAM103等に予め格納)を比較する(s123)。ここで、前記金融商品候補数が所定値以上であった場合(s123:YES)、前記絞り込み指示部115は、販売員端末200に対し、前記金融商品候補の数を前記所定値以下に絞り込む指示たる候補絞り込み指示を前記金融商品候補の情報と共に送信する(s124)。他方、前記金融商品候補数が所定値以下であった場合(s123:NO)、処理をステップs127に進める。
前記候補絞り込み指示をシステム100から受信した販売員端末200は、これを出力インターフェイス206に表示する(s125)。前記候補絞り込み指示は、例えば、金融商品候補毎に送信指定チェックボックスが付帯した金融商品候補リストを想定する。従って、こうした金融商品候補リストを販売員端末200の出力インターフェイス206で閲覧した販売員は、顧客に提案する金融商品のみを前記送信指定チェックボックスで指定し、販売員端末200はその送信指定チェックボックスへのチェックデータ(送信指定された、つまり販売員に選ばれた金融商品候補に対応付けされている)を取得して、絞り込み結果としてシステム100に送信する(s126)。
前記システム100では候補送信部116が、金融商品候補の情報を顧客端末300に送信する(s127)。なお、前記候補絞り込み指示に応じて販売員端末200から金融商品候補の絞り込み結果を受信した場合、絞り込み済み金融商品候補の情報を顧客端末300に送信することとなる。
顧客端末300では前記金融商品候補の情報をシステム100から受信して出力インターフェイス306にて表示し、顧客からの商品選択と取引内容(例:取引金額等)を受付ける(s128)。図10は本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例2を示す図である。以下、上記図9のフロー例1に引き続くフローをこの図10に即して説明する。顧客端末300で表示される前記金融商品候補の情報は、例えば、商品選択用のチェックボックスが各金融商品候補毎に設けられていて、顧客は購入を希望する商品のチェックボックスにチェックを入れることで、希望商品の選択を行える。また希望商品毎に取引金額の指定欄が設けられていて、顧客はこの指定欄で取引金額の指定ができる。こうして商品と取引内容の指示がなされたならば、顧客端末300はこれら指示を受けて、システム100に指示データを送信する(s129)。
システム100ではこの指示データを受信して(s130)、顧客が最終的に選択した金融商品とその取引金額の情報を、あらためて販売員端末200と顧客端末300とに同送する(s131)。販売員端末200と顧客端末300は、この最終的な選択商品と取引金額の情報を受信して出力インターフェイスに表示する(s132、s132’)。
前記販売員は前記販売員端末200において前記最終的な選択商品や取引金額の情報等を閲覧する。またそれに続いて、該当商品に関する取引リスクの説明依頼を販売員端末200を通じてシステム100に行う。販売員端末200は該当商品のIDや属性情報と共に前記取引リスクの説明依頼をシステム100に送信する(s133)。
システム100ではこの説明依頼を受信し、商品毎のリスク説明データを格納したテーブル(ハードディスクドライブ101に予め格納)で該当商品に関するリスク説明データを特定し、このデータを含む画面データに表示指示を付帯させて顧客端末300に送信する(s134)。
顧客端末300は、前記リスク説明データを含む画面データとその表示指示を受信して、ディスプレイ装置などの出力インターフェイス306に表示する(s135)。この表示処理に際しては、顧客からのリスク確認済みである意志表示を受付ける、リスク確認ボタンを画面中に表示する。前記リスク説明を閲覧し、該当商品に関する取引リスクを確認した顧客は、前記リスク確認ボタンを押下することとなる。顧客端末300では前記リスク確認ボタンの押下を受け付けて、この入力事象をシステム100に送信する(s136)。
なお、こうした顧客端末300での入力事象が発生する販売手順に関して、本実施形態においては以下のような処理を行うものとできる。例えば、システム100のハードディスクドライブ101に備わる前記画面データテーブル125が、顧客端末300で表示される画面データのうち、顧客端末300での入力を受付可能なもの(上記の場合、リスク説明データを含む画面データで、リスク確認ボタンを表示するもの)にフラグを対応付け、金融商品販売時における販売手順毎に格納するものであるとする。上記の例であれば、「顧客による最終的な商品選択」の後の、「リスク説明時」という販売手順に対応付けして、前記リスク説明データを含む画面データが、画面データテーブル125に格納されているのである。
また、前記システム100の遷移判定部112は、前記顧客端末300に送信した画面データに関し該当顧客端末300においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末300から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブル127に格納する(s137)。またそれと共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブル126に照合し、該当販売手順の遷移可否を判定する(s138)。上記の例であれば、前記リスク説明データを含む画面データ(が表示される販売手順)において、「リスク確認ボタンの押下」という入力事象がなされた状況を前記遷移基準テーブル126に照合し、「リスク説明」の後に続く販売手順(に対応する画面データの送信)に処理を遷移するかシステム100が判定するのである。通常、金融商品の販売に先だって、商品取引リスクを顧客に予め説明することとなっているため、こうしたリスク説明に伴う顧客側からのリスク認識ボタンの押下、というリスク認識結果の確固たるデータを必要な場面でシステム100が取得し、次への手順への関門とすることは顧客側および金融機関側双方のリスク管理面から非常に好適である。
勿論、次処理への遷移可否を判定するための顧客端末300での入力事象としては、上述したようなリスク説明画面表示に伴うリスク認識ボタン押下だけでなく、金融商品販売に伴って必要となる様々な顧客端末300での入力事象を対象とすることができる。
前記システム100の遷移画面送信部113は、前記ステップs138の判定により前記販売手順である「リスク説明」より遷移可となった場合(s138:OK)、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末200と顧客端末300のそれぞれについて前記画面データテーブル125で特定する(s139)。そしてここで特定した該当画面データを販売員端末200と顧客端末300のそれぞれに同送する(s140)。
「リスク説明」の次に実行される販売手順としては、例えば、該当取引が法令、通達および社内規定に抵触する可能性を判断するものが想定できる。したがって、この法令チェック処理に関する画面データをシステム100は画面データテーブル125から読み出して、前記販売員端末200や顧客端末300に同送することとなる。前記ステップs140に続いて実行される前記法令チェック処理(s141)の詳細については後述する。
システム100にて実行された前記法令チェック処理(s141)の結果は、システム100から販売員端末200に通知される(s142)。販売員端末200ではこれを受信して、出力インターフェイス206に表示する(s143)。前記法令チェック処理の結果は、システム100から販売員端末200のみならず顧客端末300にも送信するとしてよい。
前記法令チェック処理の結果は、例えば「所定の○○日の間に同種商品を既に購入済みです」といった、金融商品の取引再考を促すものであったり、或いは、特に問題が無い旨を通知するものであったりする。販売員と顧客らはこうした通知を認識して、自らの金融商品取引についての問題性などを事前に明確に知見出来る。
図11は本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例3を示す図である。上述のように、リスク説明や法令チェック処理が問題なく済んだならば、以後、該当金融商品の購入手続に移る。この場合、販売員端末200は、金融商品購入の申込実行画面の表示指示(顧客端末300に対するもの)をシステム100に行う(s144)。システム100ではこれを受けて、前記申込実行画面のデータを画面データテーブル125より抽出し、前記表示指示と共に顧客端末300に送信する(s145)。なお、前記申込実行画面には、顧客に関する生体認証処理実行を要求する情報も含まれている。これは、前記認証処理部110が行う処理であって、前記入力受付可能な画面データたる申込実行画面の顧客端末300への送信を前記フラグの検知により特定し、前記申込実行画面の送信毎に、前記顧客認証を行う処理に由来する。具体的には、顧客端末300を介した顧客からの指示が必要な場面で該当顧客の正当性を確認し、ひいてはその手続の正当性を担保する意図から実行される処理であるから、金融商品購入申込という重要な販売手順に際して、顧客認証を実行する必要があるためである。勿論、これにともなって実行される顧客認証の結果は認証テーブル128において顧客IDと対応付けて格納される。
こうした状況で前記顧客端末300は、前記生体認証処理の実行要求を伴った、申込実行画面のデータと前記表示指示とをシステム100から受信し、前記生体認証処理をまずは実行する(s146)。顧客端末300とシステム100では前記ステップs104〜s106と同様に生体認証処理を実行することとなる。この生体認証処理の認証結果がNGであれば処理は終了し、他方、認証結果がOKであれば、顧客端末300では前記申込実行画面をディスプレイ装置などの出力インターフェイス306に表示する(s147)。
顧客端末300で前記申込実行画面が表示され、さらにその画面上で顧客による申込要求ボタン(前記金融商品候補のうちのいずれかに対応)が押下されたならば、顧客端末300はこの申込要求をシステム100に送信する(s148)。システム100はこの申込要求を受信し、申込確認画面データを画面データテーブル125より抽出して顧客端末300に送信する(s149)。この申込確認画面データも、顧客端末300だけでなく、販売員端末200に送信するとしてもよい。
顧客端末300ではシステム100から前記申込確認画面データを受信して表示し、顧客からの申込実行指示を受付けて、これをシステム100に返信する(s150)。この申込実行指示が顧客からの金融商品購入の最終的な購入指示となる。システム100では前記申込実行指示を顧客端末300より受信し、金融機関が別途備えている基幹系システム180と連動して、顧客の金融口座からの決済用代金引き落としやそれに伴う金融商品購入の決済処理などを行う(s151)。この処理結果は、システム100から販売員端末200と顧客端末300とに送信され(s152)、それぞ販売員端末200と顧客端末300とで表示される(s153、s153’)。
なお、こうしたフローの結果、金融商品を最終的に取引したならば、その取引の経緯は、取引履歴の情報としてシステム100が、前記取引履歴テーブル130において該当顧客に対応付けて格納する(s154)。以上が金融商品販売の大きな流れとなる。
−−−強調表示処理−−−
図12は、本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例4を示す図である。なお、本実施形態におけるシステム100は強調処理部118により、販売員端末200および顧客端末300に同送する画面データに関する所定処理を実行するとすれば好適である。この場合、前記強調処理部118は、送信前の前記画面データを前記表示属性テーブル131に照合する(s200)。そして、前記画面データが含んでいた情報のうち前記特定情報に該当する項目を特定する。前記特定情報とは、例えば、顧客の年収などある種の個人情報等を想定する。
前記強調処理部118は、こうした特定情報が前記画面データに含まれることを認識した場合(s201:有り)、更に、この特定情報が適用基準に適合するか判定する(s202)。前記適用基準とは、例えば、「特定情報Aの値が一定値以上」、「特定情報Bの内容にキーワードCを含む」、「属性がDである顧客の特定情報E」、「画面Fにおける特定情報G」などといった情報となる。具体例としては、特定情報たる「年収情報」が画面Aの画面データに含まれていた場合に、適用基準として「画面Aに年収情報」といったものが前記表示属性テーブル131に設定されていれば、前記特定情報たる年収情報は、画面Aの画面データにおいて強調表示処理が施されることとなる。他方、前記ステップs200において、特定情報が前記画面データで認識されなかった場合(s201:無し)、当該フローを終了する。
前記特定情報が適用基準に適合するかの判定により、前記特定情報の強調表示適用が判定されれば(s202:適用)、前記強調処理部118は、前記特定情報に該当する項目に関し、販売員端末200に送信する画面データについて画面表示上の強調処理を行う(s203)。この強調処理としては、例えば、前記特定情報に該当する項目について、画面データ中での表示色設定を他項目の設定と異なる赤色等としたり、或いは使用フォントの種類を他項目と異なるものとしたり、または、使用フォントのサイズを他項目のものより大きくしたりといった処理を想定する。または、「この情報は顧客端末では表示しない項目です。注意しましょう。」といったメッセージを、該当項目に追記したり、或いはカーソルのタッチに応じてポップアップするようにしてもよい。
このような強調処理を施した画面データが、システム100から販売員端末200に送信されることとなる。この画面データが販売員端末200で表示されることで、販売員端末200で表示される画面内容が、特定情報に関しては顧客端末300と異なっていることが販売員に周知されやすくなる。販売員は、販売員端末200と顧客端末300とで画面連携による必要な情報共有を十分図っていることを認識する一方で、顧客側への提示が不必要な特定情報について顧客に誤って通知しないよう意識を高めることができる。
−−−法令チェック処理例−−−
次に、前記法令チェック部117による前記法令チェック処理について説明する。図13は、本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例5を示す図である。ここで前記法令チェック部117は、前記顧客端末300から、顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワーク140を介して受信する(s300)。ここで顧客端末300から受信する前記要求情報は、上述したフローにおけるステップs127で顧客端末300がシステム100に送信した取引内容の指示データが含むものと想定できる。
次に、システム100の法令チェック部117は、前記要求情報に含まれていた業務ID(例:"001"の投資信託)を、前記取引履歴テーブル130において該当顧客ID(例:101001)に対応するレコード内で検索する(s301)。
システム100の法令チェック部117は、前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブル130にて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴ID(例:0609030001)を前記取引履歴テーブル130にて特定する(s302)。
次にシステム100の法令チェック部117は、前記特定された前記取引履歴ID(例:0609030001)に対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブル130にて特定する(s303)。図6の取引履歴テーブル130の例であれば、例えば、取引履歴ID:0609030001に対応する商品として、商品IDが"1234567"の、「投信商品AAA」があり、これが例えば現在から規定期間内だったとすれば、法令チェック部117は、この「投信商品AAA」を特定することとなる。
システム100の法令チェック部117は、前記特定された商品:投信商品AAA、と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブル130(ないし商品マスタテーブル129)における該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する(s304)。例えば、要求情報に含まれていた商品の属性が"投信商品"であったとすれば、前記特定された商品」投信商品AAAとは属性が一致することとなる。
こうした判断の後、システム100の法令チェック部117は、前記判断の結果が、前記商品らの属性が一致するとなった場合(s304:NG)、前記要求情報に対するアラームを、ネットワーク140を介して前記販売員端末200および顧客端末300に同送し、処理をステップs300に戻す(s305)。
また、システム100の法令チェック部117は、前記ステップs304での判断の結果、前記商品らの属性が不一致だった場合(s304:OK)、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブル129から検索する(s306)。またそれと共に、前記取引履歴テーブル130において、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブル129から検索する(s307)。そして、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に(s308:NG)、前記要求情報に対するアラームを、前記ネットワーク140を介して前記販売員端末200および顧客端末300に同送し、処理をステップs300に戻す(s305)。
なお、前記判断の処理のパターンとしては、(1)短期売買チェック:顧客が所望した金融商品と同一の商品が所定期間内に既に当該顧客のもとで取引されているか否か、(2)乗換えチェック:顧客が所望した金融商品と投資対象が同一或いは同種の商品が所定期間内に既に当該顧客のもとで取引されているか否か、のパターンが想定できる。短期売買のチェックであれば、対象商品の取引日付を前記取引履歴テーブル130から取得し、顧客からの要求情報を受信した日付と比較することで所定期間内の同一商品取引を検知できる。また、乗換えチェックであれば、対象商品の投資対象の情報を取引履歴テーブル130および商品マスタテーブル129を利用して特定し、顧客が所望する商品と投資対象が同一または同種であるか判定することで、所定期間内の同一ないし同種投資対象の金融商品取引を検知できる。また、いずれ処理パターンも、同じ業務分野について実行しても良いし、他の業務分野に跨って実行しても良い。
−−−法令チェックの並行処理例−−−
なお、前記法令チェック部117は、以下のような処理を実行するとしてもよい。図14は、本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例6を示す図である。すなわち、前記ステップs120において販売員端末200からの検索条件に基づいて特定した前記金融商品候補の情報を、前記商品マスターテーブル129で特定し、ここで特定した金融商品候補の情報から業務IDを読み出す処理を実行する(s350)。このステップs350以降の処理は、前記ステップs121以降の上記金融商品販売支援のメインフローでのフローと並行して実行するものとする。
また、前記ステップs350に続き、前記読み出した前記業務IDを、前記取引履歴テーブル130において該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理を実行する(s351)。更に、前記金融商品候補の情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブル130にて検索された場合(s352:NG)、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブル130にて特定する(s353)。
また、前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記金融商品候補の特定から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブル130にて特定する(s354)。更に、前記特定された商品と前記金融商品候補の情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブル130における該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する(s355)。そして前記判断の結果、前記属性が一致しない商品らの情報についてのみ、前記法令チェック部117は、金融商品候補として前記顧客端末300および販売員端末200に同送する(s356)。こうした、ステップs351〜s356の処理については、上記法令チェック処理例で述べた法令チェック内容と同様である。
こうした法令チェック部117による法令チェック処理を上記金融商品販売支援のメインフローにおける前記ステップs121以降の処理と並行して実行することで、顧客が取引したい金融商品を指定するタイミングで法令チェック処理も開始して、その後に顧客が顧客端末300にて行う種々の選択や指示に、前記法令チェック処理の結果を待ち時間無く含ませることが可能となる。したがって、顧客も販売員も金融商品の取引効率の向上効果を更に享受できる。
本発明によれば、金融商品販売に際した、販売員と顧客との間における適切な情報共有や、状況に即した顧客指示の迅速な確認、取引履歴を加味した金融商品の推奨可能判断が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の金融商品販売支援システムのネットワーク構成図である。 本実施形態の金融商品販売支援システムの構成例を示す図である。 本実施形態の販売員端末の構成例を示す図である。 本実施形態の顧客端末の構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)画面データテーブル、(b)遷移基準テーブル、(c)入力履歴テーブル、(d)認証テーブルの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における、(a)取引履歴テーブル、(b)商品マスターテーブルの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における表示属性テーブルのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例2を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例3を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例4を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例5を示す図である。 本実施形態における金融商品販売支援方法の処理フロー例6を示す図である。 本実施形態における販売員端末と顧客端末とでの画面共有例を示す図である。
符号の説明
100 金融商品販売支援システム
101、201、301 記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)
102、202、302 プログラム
103、203、303 RAM(Random Access Memory)
104、204、304 CPU(Central Processing Unit)
105、205、305 入力インターフェイス
106、206、306 出力インターフェイス
107、207、307 通信装置、NIC(Network Interface Card)
108、208、308 フラッシュROM
109 ブリッジ
110 認証処理部
111 画面データ送信部
112 遷移判定部
113 遷移画面送信部
114 候補検索部
115 絞り込み指示部
116 候補送信部
117 法令チェック部
118 強調処理部
133、236、336 OS
120 電源
125 画面データテーブル
126 遷移基準テーブル
127 入力履歴テーブル
128 認証テーブル
129 商品マスターテーブル
130 取引履歴テーブル
131 表示属性テーブル
135 BIOS
140 ネットワーク
150 接続処理装置
200 販売員端末
300 顧客端末
350 認証用デバイス

Claims (8)

  1. 販売員端末と顧客端末とに接続され、金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムが、
    金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを記憶装置に格納して、
    顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、
    前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、
    前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、
    前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、
    顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、
    前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、
    前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    を実行することを特徴とする、金融商品販売支援方法。
  2. 前記画面データテーブルは、顧客端末で表示される画面データのうち、顧客端末での入力を受付可能なものにフラグを対応付け、金融商品販売時における販売手順毎に格納するものであり、
    前記コンピュータシステムは、
    前記入力受付可能な画面データの顧客端末への送信を前記フラグの検知により特定し、前記入力受付可能な画面データの送信毎に、前記顧客認証を行って、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理を実行する、ことを特徴とする、請求項1に記載の金融商品販売支援方法。
  3. 前記コンピュータシステムは、
    各金融商品を識別する商品IDと当該金融商品の属性情報とを対応付けた商品マスタテーブルを記憶装置に格納しており、
    販売員端末から金融商品の検索条件を受信し、当該検索条件に該当するIDまたは属性を備える金融商品の検索を前記商品マスターテーブルで実行して、金融商品候補を特定する処理と、
    前記特定した金融商品候補の数が所定数以上である場合、販売員端末に対し、前記金融商品候補の数を所定数以下に絞り込む指示たる候補絞り込み指示を前記金融商品候補の情報と共に送信する処理と、
    前候補絞り込み指示に応じて販売員端末から送信された金融商品候補の絞り込み結果を受信し、絞り込み済み金融商品候補の情報を顧客端末に送信する処理と、
    を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の金融商品販売支援方法。
  4. 前記コンピュータシステムは、
    前記販売員端末からの検索条件に基づいて特定した前記金融商品候補の情報を前記商品マスターテーブルで特定し、ここで特定した金融商品候補の情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、
    前記金融商品候補の情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記金融商品候補の特定から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された商品と前記金融商品候補の情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、
    前記判断の結果、前記属性が一致しない商品らの情報についてのみ、金融商品候補として前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    を実行することを特徴とする請求項に記載の金融商品販売支援方法。
  5. 前記コンピュータシステムは、
    販売員端末に対して、当該販売員端末に送信すべき画面データの他に、顧客端末に同送すべき画面データも送信する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の金融商品販売支援方法。
  6. 前記コンピュータシステムは、
    販売員端末側では表示するが顧客端末側では表示させない特定情報の属性を定めた表示属性テーブルを記憶装置に格納しており、
    販売員端末および顧客端末に同送する画面データを、その送信前に前記表示属性テーブルに照合し、画面データが含んでいた情報のうち前記特定情報に該当する項目に画面表示上の強調処理を行う処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の金融商品販売支援方法。
  7. 販売員端末と顧客端末とに接続され、金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムであって、
    金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを格納する記憶装置と、
    顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、
    前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、
    前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、
    前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、
    顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、
    前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、
    前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理とを実行する演算装置と、
    を備える金融商品販売支援システム。
  8. 金融商品販売用の画面データであって、販売員端末で表示される画面データと顧客端末で表示される画面データとを、金融商品販売時における販売手順毎に格納する画面データテーブルと、顧客端末での入力事象に応じた販売手順の遷移可否基準を定めた遷移基準テーブルと、前記顧客端末での入力事象の履歴を格納する入力履歴テーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に認証用情報と認証履歴とを格納した認証テーブルと、各金融商品を識別する商品IDと、当該金融商品の属性情報および投資対象の情報とを対応付けた商品マスタテーブルと、金融商品の購入者である顧客を識別する顧客ID毎に、当該顧客が購入済みの金融商品について、金融商品販売に際しての取引履歴を識別する取引履歴ID、当該金融商品を識別する商品ID、および前記購入済み金融商品を扱う業務分野を識別する業務IDをそれぞれ対応付けて格納した取引履歴テーブルとを記憶装置に格納し、販売員端末と顧客端末とに接続されて金融商品の販売支援を行うコンピュータシステムに、
    顧客端末とデータ通信を行って顧客のIDと認証データとを取得し、当該認証データを前記認証テーブルにおける該当顧客IDの認証用情報と照合し、顧客認証を行うと共に、この認証結果を認証履歴として前記認証テーブルに格納する処理と、
    前記顧客認証により顧客の正当性が確かめられたならば、顧客認証後に対応付けされた販売手順の画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで販売手順の進行に合わせて特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに各販売手順にあわせて同送する処理と、
    前記顧客端末に送信した画面データに関し該当顧客端末においてなされた入力事象のデータを前記顧客端末から受信し、この入力事象データを顧客IDに対応付けて前記入力履歴テーブルに格納すると共に、前記入力事象データを前記遷移基準テーブルに照合し該当販売手順の遷移可否を判定する処理と、
    前記判定により前記販売手順より遷移可となった場合に、前記販売手順の次手順に対応する画面データを、販売員端末と顧客端末のそれぞれについて前記画面データテーブルで特定し、ここで特定した該当画面データを販売員端末と顧客端末のそれぞれに同送する処理と、
    顧客端末から、当該顧客の金融商品取引要求として、取引要求された金融商品の商品ID、当該商品IDが属する業務分野の業務ID、および顧客IDを含む要求情報を、ネットワークを介して受信する処理と、
    前記要求情報に含まれていた業務IDを、前記取引履歴テーブルにおいて該当顧客IDに対応するレコード内で検索する処理と、
    前記要求情報に含まれていた前記業務IDが前記取引履歴テーブルにて検索された場合、検索された業務IDに対応付けられた取引履歴IDを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された前記取引履歴IDに対応付けられた商品で、前記取引要求から所定期間以内のものを前記取引履歴テーブルにて特定する処理と、
    前記特定された商品と前記要求情報に含まれていた商品とを、取引履歴テーブルにおける該当商品の情報で比較し、両者の属性が一致するか否かを判断する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が一致する場合、前記要求情報に対するアラームの画面データを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    前記判断の結果、前記商品らの属性が不一致の場合、前記要求情報に含まれていた商品IDに対応する投資対象である第1の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索すると共に、前記取引履歴テーブルにおいて、前記要求情報に含まれていた業務IDと異なる業務IDに対応する商品IDを特定し、前記特定された商品IDに対応する投資対象である第2の投資対象を前記商品マスタテーブルから検索して、前記第1の投資対象と前記第2の投資対象とを比較して、両者が一致する場合に、前記要求情報に対するアラームを、前記顧客端末および販売員端末に同送する処理と、
    を実行させる金融商品販売支援プログラム。
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