JP4932966B2 - 移動通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムに関する。
図18に示すように、3GPPで規定されているLTE方式(Release.8)の移動通信システムでは、移動局UEの無線基地局eNB#1から無線基地局eNB#2へのハンドオーバ処理が行われる際に、無線基地局eNB#1と無線基地局eNB#2との間でX2ベアラが設定され、ハンドオーバ処理において、かかるX2ベアラを介して無線基地局eNB#1から無線基地局eNB#2に対してUプレーンPDU(Protocol Data Unit)が転送されるように構成されている。
図18に示すように、無線基地局eNB#1及び無線基地局eNB#2は、上述のX2ベアラを設定するためのX2ベアラ機能として、ネットワークレイヤ1/2(NW L1/L2)機能と、IP(Internet Protocol)レイヤ機能と、UDP(User Datagram Protocol)レイヤ機能と、GTP(GPRS Tunneling Protocol)-Uレイヤ機能とを具備している。
3GPP TS36.300(V8.8.0)、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN) Physical Channels」、2009年3月 3GPP TS36.401(V8.5.0)、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN) Architecture description」、2009年3月 3GPP TS36.420(V8.1.0)、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN) X2 General aspects and principles」、2008年12月
LTE方式の後継の通信方式であるLTE-Advanced方式の移動通信システムでは、移動局UEと無線基地局eNBとの間に、無線基地局eNBと同様な機能を具備する「リレーノード(Relay Node)RN」を接続することができる。
しかしながら、従来の移動通信システムでは、リレーノードRNが接続された場合、どのように移動局UEのハンドオーバ処理を行うべきか規定されていないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、リレーノードが接続された場合であっても、移動局のハンドオーバ処理を実現することができる移動通信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動通信システムであって、リレーノードと無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、移動局が、前記リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該リレーノード及び前記無線基地局を介して通信を行っている状態と、該無線基地局との間で無線ベアラを設定し該無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記リレーノードと前記無線基地局との間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動通信システムであって、リレーノードと第1無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、前記第1無線基地局と第2無線基地局とが接続されており、移動局が、前記リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該リレーノード及び前記第1無線基地局を介して通信を行っている状態と、前記第2無線基地局との間で無線ベアラを設定し該第2無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記リレーノードと前記第2無線基地局との間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、移動通信システムであって、第1リレーノードと第1無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、第2リレーノードと第2無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、前記第1無線基地局と前記第2無線基地局とが接続されており、移動局が、前記第1リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第1リレーノード及び前記第1無線基地局を介して通信を行っている状態と、前記第2リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第2リレーノード及び前記第2無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記第1リレーノードと前記第2リレーノードとの間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、移動通信システムであって、第1リレーノードと無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、第2リレーノードと無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、移動局が、前記第1リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第1リレーノード及び前記無線基地局を介して通信を行っている状態と、前記第2リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第2リレーノード及び前記無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記第1リレーノードと前記第2リレーノードとの間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、移動通信システムであって、第1リレーノードと第2リレーノードとが無線ベアラを介して接続されており、前記第2リレーノードと無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、移動局が、前記第1リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第1リレーノードと前記第2リレーノードと前記無線基地局とを介して通信を行っている状態と、前記第2リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第2リレーノード及び該無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記第1リレーノードと前記第2リレーノードとの間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、移動通信システムであって、第1リレーノードと第2リレーノードとが無線ベアラを介して接続されており、前記第2リレーノードと無線基地局とが無線ベアラを介して接続されており、移動局が、前記第1リレーノードとの間で無線ベアラを設定し該第1リレーノードと前記第2リレーノードと前記無線基地局とを介して通信を行っている状態と、前記無線基地局との間で無線ベアラを設定し該無線基地局を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されており、前記ハンドオーバ処理において、前記第1リレーノードと前記無線基地局との間の無線ベアラを介してデータ信号を転送するように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、リレーノードが接続された場合であっても、移動局のハンドオーバ処理を実現することができる移動通信システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第1の実施形態の変更例1に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第1の実施形態の変更例2に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第2の実施形態の変更例1に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第2の実施形態の変更例2に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第3の実施形態の変更例1に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第3の実施形態の変更例2に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第4の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第4の実施形態の変更例1に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第4の実施形態の変更例2に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第5の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第5の実施形態の変更例1に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第5の実施形態の変更例2に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第6の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 従来の移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。
本発明に係る移動通信システムは、LTE-Advanced方式の移動通信システムであって、例えば、図1に示すように、交換局MMEと、リレーノードRN1乃至RN4と、リレーノードRN1が接続されている無線基地局DeNB(Donor eNB)1と、リレーノードRN2及びRN3が接続されている無線基地局DeNB2と、無線基地局eNB1とを具備している。
ここで、無線基地局DeNB1と無線基地局DeNB2とが、X2-Cインターフェイスを介して接続されており、無線基地局DeNB2と無線基地局eNB1とが、X2-Cインターフェイスを介して接続されている。
また、無線基地局DeNB1、無線基地局DeNB2及び無線基地局eNB1のそれぞれと、交換局MMEとが、S1-MMEインターフェイスを介して接続されている。
かかる移動通信システムにおいて、移動局UEは、無線基地局eNB(DeNB)及びリレーノードRNとの間で無線ベアラを設定して、無線通信を行うように構成されている。
また、移動局UEは、特定の装置(無線基地局又はリレーノード)との間で無線ベアラを設定し通信を行っている状態と、別の装置(無線基地局又はリレーノード)との間で無線ベアラを設定し通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うことができるように構成されている。
以下、図2乃至図16を参照して、移動局UEが、図1の(1)乃至(6)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、図2を参照して、上述の(1)及び(5)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1に示すように、パターン(1)では、移動局UEが、リレーノードRN2との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN2及び無線基地局DeNB2を介して通信を行っている状態と、無線基地局DeNB2との間で無線ベアラを設定し無線基地局DeNB2を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
また、図1に示すように、パターン(5)では、移動局UEが、リレーノードRN4(第1リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN4とリレーノードRN3(第2リレーノード)と無線基地局DeNB2とを介して通信を行っている状態と、リレーノードRN3との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN3及び無線基地局DeNB2を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
図2に示すように、パターン(1)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ(無線ベアラ)」を介して、データ信号(UプレーンPDU(Protocol Data Unit))を転送するように構成されている。
また、パターン(5)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を介して、データ信号(UプレーンPDU)を転送するように構成されている。
ここで、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoS(Quality of Service)ごとに設定されている。なお、かかるQoSは、例えば、移動局UEによって行われる通信ごとに設定されるものである。
また、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB2、或いは、リレーノードRN3及びリレーノードRN4は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMAC(Media Access Control)レイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLC(Radio Link Control)レイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB2、或いは、リレーノードRN3及びリレーノードRN4は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
ここで、(UE)GTP-Uレイヤ機能は、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN4との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN4との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第1の実施形態の変更例1)
本発明の第1の実施形態の変更例1では、図3を参照して、上述の(1)及び(5)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例1について、上述の第1の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例1においても、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB2、或いは、リレーノードRN3及びリレーノードRN4は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN4との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN4との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第1の実施形態の変更例2)
本発明の第1の実施形態の変更例2では、図4を参照して、上述の(1)及び(5)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例2について、上述の第1の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例2では、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」は、移動局UEごとで、かつ、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB2、或いは、リレーノードRN3及びリレーノードRN4は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備しておらず、ハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」上で送信されるように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN3との間で、データ信号(UプレーンPDU)に付与されるオーバヘッドを低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」上で、移動局ごとの優先制御を行うことができる。
(本発明の第1の実施形態の変更例3)
本発明の第1の実施形態の変更例3では、上述の(1)及び(5)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)を、上述のX2ベアラを介してではなく、S1ベアラを介して転送するように構成されている。
すなわち、本発明の第1の実施形態の変更例3に係る移動通信システムでは、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、或いは、リレーノードRN3とリレーノードRN3との間で、上述のX2ベアラが設定されないように構成されている。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、図5を参照して、上述の(2)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1に示すように、パターン(2)では、移動局UEが、リレーノードRN2との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN2及び無線基地局DeNB2(第1無線基地局)を介して通信を行っている状態と、無線基地局DeNB1(第2無線基地局)との間で無線ベアラを設定し無線基地局DeNB1を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
図5に示すように、パターン(2)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ(無線ベアラ)」を介して、データ信号(UプレーンPDU)を転送するように構成されている。
ここで、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されており、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」は、リレーノードRN2と無線基地局DeNB1との間で設定されている。
また、リレーノードRN2は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB1は、無線基地局DeNB2との間で有線ベアラを設定するための有線ベアラ機能として、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能と、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能の上位レイヤ機能として設けられているネットワークレイヤ2(NW L2)機能とを具備している。
無線基地局DeNB1は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
ここで、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB1の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、リレーノードRN2と無線基地局DeNB1との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB2は、無線基地局DeNB1との間で有線ベアラを設定するための有線ベアラ機能として、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能と、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能の上位レイヤ機能として設けられているネットワークレイヤ2(NW L2)機能とを具備している。
無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能及び有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能を具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第2の実施形態の変更例1)
本発明の第2の実施形態の変更例1では、図6を参照して、上述の(2)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例1について、上述の第2の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例1においても、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備している。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能等を具備していない。
また、無線基地局DeNB2は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能とを具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第2の実施形態の変更例2)
本発明の第2の実施形態の変更例2では、図7を参照して、上述の(2)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例2について、上述の第2の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例2では、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」は、移動局UEごとで、かつ、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
また、無線基地局DeNB2は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、無線基地局DeNB1と無線基地局DeNB2との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
上述の(2)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」及び移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」上で送信されるように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、データ信号(UプレーンPDU)に付与されるオーバヘッドを低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(perUE)」上で、移動局ごとの優先制御を行うことができる。
(本発明の第2の実施形態の変更例3)
本発明の第2の実施形態の変更例3では、上述の(2)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)を、上述のX2ベアラを介してではなく、S1ベアラを介して転送するように構成されている。
すなわち、本発明の第2の実施形態の変更例3に係る移動通信システムでは、無線基地局DeNB1とリレーノードRN2との間で、上述のX2ベアラが設定されないように構成されている。
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、図8を参照して、上述の(3)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1に示すように、パターン(3)では、移動局UEが、リレーノードRN1(第1リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN1及び無線基地局DeNB1(第1無線基地局)を介して通信を行っている状態と、リレーノードRN2(第2リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN2及び無線基地局DeNB2(第2無線基地局)を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
図8に示すように、パターン(3)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN1と無線基地局DeNB1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ(無線ベアラ)」を介して、データ信号(UプレーンPDU)を転送するように構成されている。
ここで、リレーノードRN1と無線基地局DeNB1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されており、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」は、リレーノードRN1とリレーノードRN2との間で設定されている。
また、リレーノードRN1及びリレーノードRN2は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN1及びリレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、有線ベアラを設定するための有線ベアラ機能として、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能と、ネットワークレイヤ1(NW L1)機能の上位レイヤ機能として設けられているネットワークレイヤ2(NW L2)機能とを具備している。
無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能を具備している。
ここで、リレーノードRN1及びリレーノードRN2の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、リレーノードRN1とリレーノードRN2との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第3の実施形態の変更例1)
本発明の第3の実施形態の変更例1では、図9を参照して、上述の(3)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例1について、上述の第3の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例1においても、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN1及びリレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備している。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能等を具備していない。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能とを具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第3の実施形態の変更例2)
本発明の第3の実施形態の変更例2では、図10を参照して、上述の(3)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例2について、上述の第3の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例2では、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」は、移動局UEごとで、かつ、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN1及びリレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2は、有線ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB1及び無線基地局DeNB2の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、無線基地局DeNB1と無線基地局DeNB2との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
上述の(3)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)は、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」と、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」と、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」とを介して送信されるように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、データ信号(UプレーンPDU)に付与されるオーバヘッドを低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB1とリレーノードRN1との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」上で、移動局ごとの優先制御を行うことができる。
(本発明の第3の実施形態の変更例3)
本発明の第3の実施形態の変更例3では、上述の(3)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)を、上述のX2ベアラを介してではなく、S1ベアラを介して転送するように構成されている。
すなわち、本発明の第3の実施形態の変更例3に係る移動通信システムでは、リレーノードRN1とリレーノードRN2との間で、上述のX2ベアラが設定されないように構成されている。
(本発明の第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態では、図11を参照して、上述の(4)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1に示すように、パターン(4)では、移動局UEが、リレーノードRN2(第1リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN2及び無線基地局DeNB2を介して通信を行っている状態と、リレーノードRN3(第2リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN3及び無線基地局DeNB2を介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
図11に示すように、パターン(4)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ(無線ベアラ)」を介して、データ信号(UプレーンPDU)を転送するように構成されている。
ここで、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されており、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」は、リレーノードRN2とリレーノードRN3との間で設定されている。
また、リレーノードRN2及びリレーノードRN3は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN2及びリレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN2及びリレーノードRN3との間でリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能を具備している。
ここで、リレーノードRN2及びリレーノードRN3の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、リレーノードRN2とリレーノードRN3との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第4の実施形態の変更例1)
本発明の第4の実施形態の変更例1では、図12を参照して、上述の(4)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例1について、上述の第4の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例1においても、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2及びリレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備している。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、GTP-Uレイヤ機能を具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第4の実施形態の変更例2)
本発明の第4の実施形態の変更例2では、図13を参照して、上述の(4)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例2について、上述の第4の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例2では、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」は、移動局UEごとで、かつ、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN2及びリレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
上述の(4)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)は、リレーノードRN2と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」を介して送信されるように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、データ信号(UプレーンPDU)に付与されるオーバヘッドを低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(perUE)」上で、移動局ごとの優先制御を行うことができる。
(本発明の第4の実施形態の変更例3)
本発明の第4の実施形態の変更例3では、上述の(4)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)を、上述のX2ベアラを介してではなく、S1ベアラを介して転送するように構成されている。
すなわち、本発明の第4の実施形態の変更例3に係る移動通信システムでは、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、上述のX2ベアラが設定されないように構成されている。
(本発明の第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態では、図14を参照して、上述の(6)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1に示すように、パターン(6)では、移動局UEが、リレーノードRN4(第1リレーノード)との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN4とリレーノードRN3(第2リレーノード)と無線基地局DeNB2とを介して通信を行っている状態と、無線基地局DeNB2との間で無線ベアラを設定し無線基地局DeNBを介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
図14に示すように、パターン(6)のハンドオーバ処理において、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」内に多重されている移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ(無線ベアラ)」を介して、データ信号(UプレーンPDU)を転送するように構成されている。
ここで、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されており、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」は、リレーノードRN4と無線基地局DeNB2との間で設定されている。
また、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2は、上述のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN3は、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2との間でリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
リレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、IPレイヤ機能を具備している。
ここで、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2の(UE)GTP-Uレイヤ機能は、リレーノードRN4と無線基地局DeNB2との間で、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」を設定するように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第5の実施形態の変更例1)
本発明の第5の実施形態の変更例1では、図15を参照して、上述の(6)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例1について、上述の第5の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例1においても、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備している。
また、リレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、GTP-Uレイヤ機能を具備している。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、通信中の移動局UEの数だけ、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がない。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定する必要がないため、ハンドオーバ処理を迅速に行うことができる。
(本発明の第5の実施形態の変更例2)
本発明の第5の実施形態の変更例2では、図16を参照して、上述の(6)に示すパターンのハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。以下、本変更例2について、上述の第5の実施形態との相違点に着目して説明する。
本変更例2では、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」は、移動局UEごとで、かつ、QoSごとに設定されている。
また、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
また、リレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として、(UE)GTP-Uレイヤ機能を具備していない。
上述の(6)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)は、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」及びリレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間のリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(per UE)」を介して送信されるように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、LTE方式の移動通信システムで用いられていた各装置のプロトコルスタックに対して、大きな改修を施すことなく、リレーノードRNが関連するハンドオーバ処理を実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、データ信号(UプレーンPDU)に付与されるオーバヘッドを低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEのハンドオーバ処理の際に、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ(perUE)」上で、移動局ごとの優先制御を行うことができる。
(本発明の第5の実施形態の変更例3)
本発明の第5の実施形態の変更例3では、上述の(6)に示すパターンのハンドオーバ処理において、データ信号(UプレーンPDU)を、上述のX2ベアラを介してではなく、S1ベアラを介して転送するように構成されている。
すなわち、本発明の第5の実施形態の変更例3に係る移動通信システムでは、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間で、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN3との間で、上述のX2ベアラが設定されないように構成されている。
(本発明の第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態では、図17を参照して、上述の(1)乃至(6)に示すパターン以外のハンドオーバ処理を行う場合のX2ベアラの構成について説明する。
例えば、図1において、かかるパターンでは、移動局UEが、リレーノードRN4との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN4とリレーノードRN3と無線基地局DeNB2とを介して通信を行っている状態と、リレーノードRN2との間で無線ベアラを設定しリレーノードRN2と無線基地局DeNBとを介して通信を行っている状態との間で、ハンドオーバ処理を行うように構成されている。
また、リレーノードRN4は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN4は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
同様に、リレーノードRN3は、リレーノードRN4及び無線基地局DeNB2との間でリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN3は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
同様に、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN4及びリレーノードRN2との間でリレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
さらに、リレーノードRN2は、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」を設定するためのリレーノードRN用X2ベアラ機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、物理(PHY)レイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているMACレイヤ機能と、MACレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているRLCレイヤ機能と、RLCレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているPDCPレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN2は、リレーノードRN用X2ベアラ機能の上位レイヤ機能として設けられているIPレイヤ機能と、IPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられているUDPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能の上位レイヤ機能として設けられている(UE)GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
ここで、リレーノードRN用のX2ベアラ「(RN)X2ベアラ」は、QoSごとに設定されており、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間、リレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間に設けられている。
また、同様に、移動局UE用のX2ベアラ「(UE)X2ベアラ」も、リレーノードRN4とリレーノードRN3との間、リレーノードRN3と無線基地局DeNB2との間、及び、無線基地局DeNB2とリレーノードRN2との間に設けられている。
なお、上述の移動局UEやリレーノードRNや無線基地局DeNB、eNBや交換局MMEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UEやリレーノードRNや無線基地局DeNB、eNBや交換局MME内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UEやリレーノードRNや無線基地局DeNB、eNBや交換局MME内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

Claims (4)

  1. リレーノードと無線基地局との間で、移動局用のX2ベアラ及び該リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用のX2ベアラを、前記リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  2. 第1リレーノードと無線基地局との間で、移動局用の第1のX2ベアラ及び該第1リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用の第1のX2ベアラを、前記第1リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されており、
    第2リレーノードと前記無線基地局との間で、前記移動局用の第2のX2ベアラ及び該第2リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用の第2のX2ベアラを、前記第2リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  3. 第1リレーノードと第2リレーノードとの間で、移動局用の第1のX2ベアラ及び該第1リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用の第1のX2ベアラを、前記第1リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されており、
    前記第2リレーノードと無線基地局との間で、前記移動局用の第2のX2ベアラ及び該第2リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用の第2のX2ベアラを、前記第2リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  4. 第1リレーノードと第2リレーノードとの間で、移動局用のX2ベアラ及び該第1リレーノード用のX2ベアラを設定するように構成されており、
    前記移動局用のX2ベアラを、前記第1リレーノード用のX2ベアラに多重するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
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