JP4932853B2 - フォールドバックのない、容量デジタル変調器 - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
同一出願人により同日に出願がなされ、共に係属中である、「差圧検出器のための、容量デジタルインターフェース回路」とタイトルが付された出願を参照する。
発明の背景
本発明は、測定システムに関する。より詳細には、本発明は、容量式差圧検出器と共に使用するための容量デジタル変調器に関する。
フィールドトランスミッタは、工業的プロセスの運用を監視するために用いられる装置である。フィールドトランスミッタには、検出要素を用いて測定されるプロセス変数に反応し、その変数を、測定された変数の関数である標準化された伝送信号に変換する、トランスデューサが含まれる。「プロセス変数」という用語は、物質の物理的又は化学的状態、又はエネルギー変換に言及している。プロセス変数の例としては、圧力、温度、流量、伝導性、そしてpHが含まれる。
そのようなトランスミッタの1つが、Roger L. FrickとDavid A. Brodenとによる米国特許第6,295,875号(特許文献1)において説明されている。このトランスミッタは、偏倚可能な検出ダイヤフラムと、ダイヤフラムと共に個々の容量式検出要素を形成する3以上のキャパシタ電極と、を備える容量式検出器を採用している。キャパシタ要素のうちの2つは、プライマリ検出キャパシタの容量がプロセス変数に逆比例して充電されるように別個配置された、プライマリ検出キャパシタである。
第3及び第4のキャパシタ要素は、プライマリキャパシタに関連するオフセット誤差又はヒステリシスを表す信号を提供する、補償キャパシタである。ダイヤフラムの一方の側、又は両方の側に圧力が印加されると、ダイヤフラムは偏倚する。ダイヤフラムの偏倚は、その偏倚に関しての電気容量の比における変化を測定することにより、検出可能である。容量比は、アナログデジタル変換器を用いてデジタルフォーマットへと変換される。
アナログデジタル変換器において特に好都合な1つの形においては、シグマ−デルタ(又はデルタ−シグマ)変調器が用いられる。トランスミッタにおいてのシグマ−デルタ変調器の使用は、Roger L. FrickとJohn P. Schulteとによる米国特許第5,083,091号(特許文献2)、Michael Gabouryによる米国特許第6,140,952号(特許文献3)、Rongtai Wangによる米国特許第6,509,746号(特許文献4)、及びRongtai Wangによる米国特許第6,516,672号(特許文献5)において説明されている。
容量デジタル(CD:capacitance−to−digital)変換器としての役割を果たす、シグマ−デルタ変調器を備えたトランスミッタにおいては、励起回路が、容量式検出器要素に電荷パケットを提供する。検出器要素は、その容量式要素の容量値に基づいた量だけ、充電される。電荷は、シグマ−デルタ変調器の積分器/増幅器に対して伝送され、容量比の関数である、1ビットのバイナリ出力を生み出す。
CD変調器の基本機能は、容量比をPCM(pulse code modulation)信号へと変換することである。測定下にある容量比は、η=(CX−CY)/(CX+CY)として定義されるのであり、ここでCXとCYとは、共通プレートを用いての2つの検出器キャパシタにおける容量を表している。
シグマ−デルタアーキテクチャを用いるCD変調器に対して、実際のプロセスには電荷比をPCM信号へと変換することが伴う。通常の動作状態下では、電荷は容量に比例するので、電荷比は容量比に等しい。
しかしながら、特定の異常な動作状態下においてはこの等価関係が成り立たない。そのような動作状態の1つは、検出器キャパシタの1つにおける短絡と過度の圧力とが併せて生じた場合である。短絡により引き起こされる漏出に起因して、検出器キャパシタから伝送される電荷は非常に小さくなるかもしれない。この結果として、PCM信号により提供されるデジタル読み取り値は、容量比と等しくならない。読み取り値の大きさが正しくないだけでなく、多くの場合においては読み取り値の極性さえも間違っている。この種の現象は「フォールドバック異常」と呼ばれる。フォールドバック異常を取り除く、改良された回路が必要とされている。
米国特許第6,295,875号 米国特許第5,083,091号 米国特許第6,140,952号 米国特許第6,509,746号 米国特許第6,516,672号
発明の概要
容量デジタル(CD)変調器が、圧力検出器の容量を、パルス符号変調出力信号へと変換する。CD変調器における第1段階は、積分器入力ノードと増幅器入力部との間に接続された自動ゼロ(auto−zero)キャパシタを有する、シグマ−デルタ積分器である。自動ゼロフェーズの間、フィードバックキャパシタは増幅器の入出力部の間に接続されており、そして自動ゼロキャパシタは、積分器入力ノードに接続された検出器キャパシタの漏れ抵抗の関数である、電圧を記憶する。積分フェーズの間、フィードバックキャパシタは積分器入力ノードに接続される。過度の圧力/短絡という状態が存在するとき、自動ゼロキャパシタへの記憶された電圧が電流を誘導し、その電流はフィードバックキャパシタへと流れて、積分器を飽和へとドライブし、そしてフォールドバック異常を抑制する。
詳細な説明
図1において圧力トランスミッタ10を示す。それは、主検出器キャパシタCMX及びCMYと、線形補償キャパシタCLX及びCLYと、抵抗器RX及びRYと、アナログ区域12(2次容量デジタル(CD)変調器14と、1次電圧デジタル(VD)変調器16と、そしてデジタルインターフェースユニット18とが含まれる)と、デジタル区域20と、マイクロプロセッサ22と、そしてインターフェース24とを備える、容量ベースの差圧トランスミッタである。トランスミッタ10とコントロールルームとの通信は、インターフェース24を介して提供される。通信は、2ワイヤループを介しても、アナログ、デジタル、又はアナログ及びデジタルを組み合わせての信号が伝送されるようなネットワークを介しても、又は無線伝送を介してもよい。
アナログ区域12とデジタル区域20とは、混在ASIC(mixed signal ASIC:mixed signal application specific integrated circuit)チップに埋め込まれていてもよい。アナログ区域12におけるデジタルインターフェースユニット18は、デジタルクロック信号や他の制御信号をデジタル区域20から受信する。デジタルインターフェースユニット18は、デジタル区域20に対して要求される信号レベルとアナログ区域12に対して要求される信号レベルとの間のレベルシフト関数を提供する。それはまた、CD変調器14とVD変調器16とに対するタイミング信号や他の制御信号を発生させる。
デジタルインターフェースユニット18により提供されるタイミング信号には、ゼロ位相信号Z及びZD、積分位相信号I及びID、量子化タイミング信号SCK及びDCK、そしてリセット信号が含まれる。
2次CD変調器14はシグマ−デルタ変換器であり、それは容量入力CXとCYとを入力ノード30と32とにおいて受信し、容量CXとCYとの差を容量CXとCYとの和で割ったものの関数である、パルス符号変調圧力(PCMP:pulse code modulation pressure)信号を生成する。CD変調器14は、デジタルインターフェースユニット18からタイミングと制御の信号を受信し、励起信号SENEX及びLINEXを発生させる。
構成要素CMX及びCMYは、受信検出器励起信号SENEXに接続された、それらに共通なプレートを用いての検出器キャパシタを表す。構成要素CLX及びCLYは、線形化励起信号LINEXに接続された、それらに共通なプレートを有する、線形補償キャパシタである。入力容量CX及びCYは以下のように定義される。
X=CMX−CLX
Y=CMY−CLY
差分容量比ηP は、以下の通りである。
Figure 0004932853
CD変調器14に対する伝達関数は、以下の通りである。
ηP=2・DP−1
ここでDPはPCMP信号のパルス密度である。通常動作に対して、比ηPのダイナミックレンジは以下の通りである。
−0.8≦ηP≦0.8
ここでCX及びCYが到達可能な最大実効容量は、各々について約100pFである。CD変調器14は、短絡して過度の圧力が生じている場合においてフォールドバックしないに違いない。
VD変調器16は、1次シグマ−デルタ変換器又は積分器であり、入力電圧VTINを、抵抗器R0及び温度検出抵抗器RTDによって機能する分圧器から入力ノード34において受ける。VD変調器16の出力は、パルス符号変調温度(PCMT:pulse code modulation temperature)信号である。
CD変調器14とVD変調器16とからのPCMP及びPCMT出力はデジタル区域20に提供され、そこでフィルタリングされる。フィルタリングされたPCMP及びPCMT信号に基づいた圧力と温度のデータは、マイクロプロセッサ22によって使用するために、及び、インターフェース回路24を介しての伝送のために、デジタル区域20において記憶される。
図2はCD変調器14のブロック図を示しており、そこには第1段階積分器40、第2段階積分器42、量子化器44、制御ユニット46、そしてバイアス回路48が含まれている。第1段階積分器40はシグマ−デルタ積分器であり、容量CX及びCYの関数である第1段階出力を生み出す。積分器40は、タイミング信号Z及びZDによって定められる第1(又は自動ゼロ)フェーズの間は、自動ゼロモードで動作する。ここでZDはZに対して僅かに遅延している。積分器40は、積分タイミング信号I及びIDによって定められる第2(又は積分)フェーズの間は、積分モードで動作する。ここでIDはIに対して僅かに遅延している。入力(CX又はCY)のどちらを積分器40に接続するかという選択は、量子化器44からの出力信号Yの状態に基づく。
第2段階積分器42はシグマ−デルタ積分器であって、第1段階積分器40の出力をサンプリングし、そして量子化44へと供給されるべき出力を生み出す。第1段階積分器40は自動ゼロフェーズの間はリセットされないので、2フェーズ2次での(two phase second order)CD変調が可能である。第1段階積分器40がZ、ZD、I、及びIDタイミング信号を用いている時、第2段階積分器42は、その自動ゼロフェーズと積分フェーズとを同時に実行する。加えて、第2段階積分器42はリセット信号を受信する。
量子化器44の機能は、第2段階積分器42の出力信号をパルス符号変調信号PCMPへと変換することであり、それがデジタル区域20に届けられる。量子化器44は併せて、信号PCMPの逆信号(inverse)である信号Yを提供する。YはCD制御ユニット46と第1段階積分器40とによって用いられる。
制御ユニット46の主な機能は、SENEX信号及びLINEX信号を発生させることである。これらの信号は、Yと、タイミング信号ZDとIDとの関数として発生する。SENEX及びLINEX信号は、中間レベルの励起電圧源VMIDと、低い側の励起電圧源VSSAとの間で切り替えられる。LINEX信号は、SENEX信号の逆信号である。
CDバイアス回路48は、積分器40及び42における増幅器と量子化器44における比較器のためのソース電流を提供する。それはまた、増幅器のためのバイアス電圧を発生させ、VD変調器16におけるバイアス回路のためのソース電流を提供する。
図3は、第1段階積分器40の回路概略図である。図3にはまた、検出器キャパシタCX及びCY、漏れ抵抗器RXL、RYL及び抵抗器RX、RY、そしてCD制御ユニット46の単純化された図が、併せて示されている。
第1段階積分器40は、増幅器A1、フィードバックキャパシタCF1、自動ゼロキャパシタCZ1、スイッチSW1−SW7、及びオンチップ抵抗器R1−R3を備える。1つの実施形態において、フィードバックキャパシタCF1は150pFであり、自動ゼロキャパシタCZ1は30pFであり、抵抗器R1及びR2は各々10kΩであり、そして抵抗器R3は4kΩである。
スイッチS1−S7、SWA及びSWBに対するスイッチ制御信号は以下の通りである。
Figure 0004932853
第1段階積分器40の動作は次の通りである。自動ゼロフェーズの間、スイッチSW5はオフであり、スイッチSW6とSW7とはオンである。第1段階積分器40がリセットされることなく(すなわち、フィードバックキャパシタCF1が放電されることなく)、増幅器A1のオフセットがキャパシタCZ1に記憶される。同時に、検出器キャパシタ(CXとCYのいずれか)が、充電又は放電される。
Yが高い場合、積分器40の共通ノードAに対しては、検出器CXが、SW1によって接続されるその入力ノードを用いて選択される。YとZDが高いならば、CD制御ユニット46のスイッチSWBがオンであり、そして検出器CXにかけられるSENEX信号はVSSAである。結果として、積分器40における積分器入力ノードAはスイッチSW7と抵抗器R3とを介してVMIDに接続されるので、CXをまたがっての電圧降下が生じる。
Yが低い場合は、検出器CYがSW3によって積分器40における積分器入力ノードAに接続される。その場合、SENEXノードがVMIDに接続されるように、スイッチSWAはオンであり、そしてSWBはオフである。スイッチSW3とSW7が閉じており、CYの両プレート印加される電圧はVMIDであるので、CYをまたがっての電圧降下はゼロである。
積分フェーズの間、スイッチSW5はオンであり、スイッチSW6とSW7はオフである。積分器40は積分モードに入る。
Yが高い場合、スイッチSWBがオフになりSWAがオンになることの結果として、SENEXノードはVSSAからVMIDへと突然に変化していることだろう。正電荷パッケージが、CXからスイッチSW1を介して、積分器40における積分器入力ノードAへと伝送される。結果として、負の電圧ステップがVOUT1において生成される。
Yが低い場合、SENEXノードはVMIDからVSSAへと突然に切り替えられる。負電荷パッケージが、CYからSW3を介して、積分器入力ノードAへと伝送される。結果として、正の電圧ステップがVOUT1において生成される。
励起電圧ΔVEXは、VMIDとVSSAとの間での電圧差である。各々の動作においてCX又はCYから第1段階積分器40へと伝送される電荷の量は、各々ΔQX=CX・ΔVEX又はΔQY=CY・ΔVEXと表すことができる。N0をCX動作の数と、N1をCY動作の数と、そしてN=N0+N1を動作全体の数として表すことにより、第1段階積分器40に対する電荷釣り合いの方程式を次のように書くことができる。
0・CX・ΔVEX−N1・CY・ΔVEX=0
これにより、要求されている測定関係が得られる。
Figure 0004932853
ここにおいて比N1/Nは、PCMP信号のパルス密度である。
図4は、第1段階積分器40に対するVOUT1の波形の一例を、自動ゼロフェーズ信号Zと積分フェーズ信号Iと共に示す。この例においては、CX=75pF,CY=25pF,Cn=150pF,Cz=30pFであり、VDDA=4.8V,VSSA=0,そしてVMID=2.4Vである。
図4において分かる通り、第1段階積分器40における出力VOUT1は、自動ゼロフェーズ(Zが高いとき)の間は保留されている。言い換えれば、各々の自動ゼロフェーズの間、VOUT1はゼロへとリセットされない。これにより、第2段階積分器42が第1段階積分器40と同じ自動ゼロフェーズ及び積分フェーズを用いるような、2フェーズ2次動作が可能となる。結果として、CD変調器14に対して要求されるスイッチと制御信号の数が減り、回路の複雑さとレイアウトの複雑さが低減し、そして積分器40及び42の落ち着き(settlement)も改善される。
図5は、増幅器82、フィードバックキャパシタCF2、自動ゼロキャパシタCZ2、2つのサンプリングキャパシタC1及びC2、そしてスイッチSW8−SW15を備えた第2段階積分器42の回路概略図を示す。1つの実施形態においては、CF2=40pF,CZ=10pF,C1=20pFそしてC2=10pFである。
SW8−SW15に対するスイッチ制御信号は、以下の通りである。
Figure 0004932853
図6は、CD量子化器44の単純化した回路概要である。そこにおいては、VOUT2とVMIDとの比較が行われ、制御信号Yと共に、パルス符号変調圧力信号PCMPが生み出される。CD量子化器44は、比較器50、D型フリップフロップ52、そしてインバータ54及び56とを備える。
比較器50における正の入力ノードはVMIDに接続されており、一方で負の入力ノードは第2段階積分器42の出力VOUT2に接続されている。タイミング信号SCKは、比較器50に対してアクティブな低いトリガーを提供する。
D型フリップフロップ52は、同期化の目的に役立つ。それは、DCK信号の先端によってトリガーされる。その先端は、積分フェーズタイミング信号IDの立ち下りと、自動ゼロフェーズタイミング信号Zの立ち上がりとの間に位置する。
2段階CD変調器14は、フォールドバック異常を抑制するために短絡検出器又は他の補助回路を必要とすることなしに、自動的フォールドバック特徴を備える。2つの場合を考慮する必要がある。すなわち、CX側において短絡を伴う過度の圧力が生じる場合と、CYの側において短絡を伴う過度の圧力が生じる場合とである。両方の場合において、第1段階積分器40はフォールドバックを防止する。
短絡を伴い、CX側で過度の圧力が生じている場合において、自動ゼロキャパシタCZ1はまた、短絡アダプタとして役に立つ。自動ゼロフェーズの間、スイッチSW6及びSW7は閉じており、SWBは閉じており、CXに対してVSSAを印加する。電流がVMIDから、R3とSW7を介してノードAへと、そしてSW1、RX及びRXLを介してVSSAへと流れる。CXをまたがっての漏れ抵抗RXLが小さいので(すなわち短絡である)、自動ゼロフェーズの間、積分器入力ノードAにおける電圧はVMIDよりも非常に低くなる。この低い電圧が自動ゼロフェーズ中にサンプリングされ、積分フェーズ中において第1積分器40によって保持される。
積分フェーズの間、SW5は閉じており、SW6及びSW7は開いており、そしてSWAは閉じており、CXに対してVMIDを印加する。ノードAにおけるその低い方の電圧は、積分フェーズの間、VMIDからRXL、RX、そしてSW1及びSW5を介してCF1へと電流を誘導する。この誘導電流が、積分器40における飽和を維持する。結果として、フォールドバック異常は発生しない。
短絡を伴い、CY側で過度の圧力が生じている場合において、自動ゼロフェーズ中に、CYでの電圧降下はゼロへと放電される。Yが低くZDが高いとき、CYの両プレートにはVMIDが印加されるからである。従って、CYをまたがっての漏れ抵抗器RYLは、CYをまたがっての電圧に影響を与えない。Yが低い積分フェーズにおいて、SENEXノードはVSSAへと接続される。CYをまたがっての短絡は、尚更深い積分器の飽和をもたらすであろうし、そしてフォールドバック異常は発生しないであろう。
VMID電源を過度の圧力での短絡から保護するために、図3に示される積分器40内には抵抗器R1−R3が備えられる。抵抗器R1は、スイッチSW2とVMIDとの間に置かれる。抵抗器R2は、スイッチSW4とVMIDとの間に置かれる。抵抗器R3は、スイッチSW7とVMIDとの間に置かれる。抵抗器における値は、VMIDからVSSAへの平均DC電流漏出が常に100マイクロアンペア(microamps)よりも低くなるよう、選択される。同時に、第1段階積分器40が要求に応じて落ち着くように、RC時定数は適度に小さい。
自動的フォールドバック抑制を実演するために、HSPICEソフトウェアを用いて回路動作のシミュレーションを実行した。結果は、図7A及び図7B、そして図8A及び図8Bにおいて図解されている。
図7Aと図7Bとは、通常の入力を用いての、CD変調器14の動作例である。この例においては、CX=75pF,CY=25pF,CF1=150pF,CZ1=30pF,そしてVDDA=4.8V,VSSA=0及びVMID=2.4Vである。図7Aは、第1段階積分器40からの出力VOUT1の波形を示す。図7Bは、対応するパルス符号変調出力信号PCMPを示す。
図8Aと図8Bとは、X側で過度の圧力と短絡とが生じた例を示す。この例において、CX=2,000pF,CY=l0pF,CF1=150pF,CZ1=30pF,VDDA=4.8V,VSSA=0そしてVMID=2.4Vである。CXにまたがっての漏れ抵抗器RXLは1Ω(ohm)であり、一方でCYにまたがっての漏れ抵抗器RYLは1GΩ(Gohm)である。図8Aは、第1段階積分器40における出力VOUT1の波形である。図7Bは、対応するパルス符号変調出力信号PCMPの波形を示す。見れば分かるように、X側における過度の圧力と短絡との複合効果にもかかわらず、出力信号PCMPは高い、ないしは過度の圧力の状態を指示する。
図9は、第1段階積分器の別の実施形態40’を示す。それは一般的には図3において示される実施形態に類似しているのだが、保護抵抗器R1−R3が、演算相互コンダクタンス増幅器(OTA:operational transconductance amplifier)バッファ70によって置き換えられている点が例外である。OTAバッファ70は、中間レベル供給電圧(VMID)を、OTAバッファ70の出力においての負荷抵抗の関数として変化する、変化可能な電圧VMIDAへと変換する。OTAバッファ70における正の入力部は、VMIDに接続されている。OTAバッファ70における負の入力部と出力部とは、一緒に接続されている。
図10Aと図10Bとは、OTAバッファ70における出力電流と出力電圧の特性をそれぞれ図示する。図10Aにおいて、OTAバッファ70における出力電流IOUTが、負荷抵抗RLの関数として示されている。負荷抵抗RLが特性抵抗R0よりも大きい領域では、バッファ出力電流IOUTは、負荷抵抗RLが増加するに従って減少する。その関係は、近似的にIOUT=VREF/RLとなる。負荷抵抗RLがR0より小さい領域では、バッファ出力電流IOUTはおおよそ一定値を保つ。この一定電流は、OTAバッファ70における最大スルー電流(slew current)I0に等しい。
図10Bにおいて示される通り、出力電圧VOUTもまた、負荷抵抗RLの関数として変化する。負荷抵抗RLがR0より大きい領域では、OTAバッファ70における出力電圧VOUTは、OTAバッファ70における出力電流IOUT及び相互コンダクタンスGMによって決定される。すなわち、以下の通りである。
Figure 0004932853
負荷抵抗RLがR0よりも小さい領域では、バッファ出力電圧VOUTは、負荷抵抗が減少するにつれて減少する。
Figure 0004932853
特性抵抗値R0は、
Figure 0004932853
によって見積もることができる。
短絡のない通常動作状態の下では、検出器キャパシタCXにおける漏れ抵抗RXLは非常に高い。自動ゼロフェーズの間は、OTAバッファ70によって見られる負荷抵抗はRX+RXLである(従って非常に高い)ので、バッファ70は定圧電源としての役目を果たす。バッファ70の出力部におけるVMIDAは、小さいオフセットの分、VMIDとは異なる。
電圧差VMIDA−VSSAは、自動ゼロフェーズの間、CX検出器キャパシタをまたいで完全に降下し、そして所望の電荷パッケージが検出器キャパシタCXに記憶される。積分フェーズの間は、期待される電圧ステップが、通常動作中の積分器出力ノードにおいて生成される。短絡を伴わず過度の圧力が生じている場合においては、入力キャパシタCXの値がフィードバックキャパシタCF1の値を超えるので、積分器40’は飽和する。
短絡と併せてのCXにおける過度の圧力を伴う異常動作状態の間は、検出器キャパシタCXをまたいでの漏れ抵抗RXLは非常に小さい。自動ゼロフェーズの間は、OTAバッファ70によって見られる実効負荷抵抗はR0より非常に小さいので、バッファ70は、スイッチSW1、RX及びRXL、そしてスイッチSWBを介しての電源VSSAへの電流源としての役目を果たす。バッファ出力電圧VMIDAは、VMIDよりも低くなる。より低いバッファ出力電圧VMIDAは、ノードAにおいて、より低い電圧をもたらす。ノードAと増幅器A1における負の入力部との間での電圧差は、自動ゼロキャパシタCZ1において記憶される。
積分フェーズの間、自動ゼロキャパシタCZ1において記憶された電圧に起因して、電流が誘導される。電流は、VMIDから、SWA、RXL、RX、SW1、そしてSW5を介してフィードバックキャパシタCF1へと流れる。積分器40’を完全に飽和させるのが、この電流である。
要約すれば、図9において示される実施形態において、自動ゼロフェーズの間、漏れ抵抗RXL(アナログ変数)は入力ノードAの電圧(別のアナログ変数)へと変換され、自動ゼロキャパシタCZ1において記憶される。積分フェーズの間、自動ゼロキャパシタCZ1において記憶された電圧が、積分作業を制御するであろう。短絡して過度の圧力が生じている場合は、積分器40’は飽和するであろう。
図9中に示される回路においての自動的フォールドバック抑制を実演するために、HSPICEソフトウェアを用いて回路動作のシミュレーションを実行した。結果は、図11A及び図11B、図12A及び図12B、そして図13A及び図13Bにおいて図解されている。
図11A及び図11Bは、変化する抵抗負荷と共に、OTAバッファ70の特性をHSPICEシミュレーションした結果を示す。図11Aは出力電流を、そして図11Bは出力電圧を示している。
図11A及び図11Bで示されるシミュレーション結果について、バッファ回路における供給は4.8Vであり、基準入力VMIDは2.4Vである。このシミュレーションにおいては、線形電圧制御負荷抵抗が採用されている。すなわち、制御電圧が1VCの時、負荷抵抗値は100Kである。制御電圧が500Vの時、負荷抵抗値は50Kである。シミュレーションにおける特性負荷抵抗は、R0=45.4Kである。
図11Aは、制御電圧VCの関数として出力電流IOUTを示す。RLがR0よりも小さい領域では、出力電流はほぼ一定である(約58μA)。負荷抵抗RLが特性負荷抵抗R0よりも大きい領域内では、RLが増加するに従い出力電流は減少する。
図11Bは、制御電圧VCと対比しての出力電圧VOUTを示す。負荷抵抗RLが特性負荷抵抗R0よりも小さい領域内では、負荷抵抗値(制御電圧)が減少するに従い出力電圧VOUTは減少する。負荷抵抗RLが特性負荷抵抗R0を超える領域内では、バッファ出力電圧VOUTはほぼ一定である。
図12A及び図12Bは、アンチフォールドバック回路を有さないCD変調器におけるHSPICEシミュレーション結果を示す。図12Aは、第1段階積分器40’の出力を表す出力電圧VOUT1の波形を示す。図12Bは、PCMP出力信号の波形を示す。
このシミュレーションにおいて、入力検出器容量サイズは、CX=2000pF及びCY=10pFである。X側に対する漏れ抵抗は、RXL=500Ωであり、Y側に対してはRYL=100GΩである。入力抵抗器系RX及びRYは、12.1Kである。
その入力に基づけば、このシミュレーションに対しての容量比の計算値は0.90を超える。しかしながら、PCMP信号に基づけば、CD変調器によって生み出される容量比は約0.65である。このことは、フォールドバック異常によって生み出された不正確さを説明している。
図13A及び図13Bは、図9で示される通りのOTAバッファ70を用いたアンチフォールドバック特徴を備える2フェーズCD変調器におけるHSPICEシミュレーション結果を示す。図13Aは、第1段階積分器40’の出力を示し、一方で図13BはPCMP出力信号の波形を示す。
図13A及び図13Bで示されるシミュレーションに対して、容量は、CX=2,000pF及びCY=10pFである。漏れ抵抗は、RXL=500Ω及びRY=100GΩである。入力抵抗器系RX及びRYは、12.1Kである。すなわち、容量と抵抗の値は、図12A及び図12B中のシミュレーションに対して用いられたものと同一である。バッファ70に対して用いられるOTA特性は、図11A及び図11Bに示す通りである。
その入力に基づけば、容量比の計算値は0.90を超える。図13Bにおいて示されるPCMP信号に基づけば、容量比の読み取り値は約0.90である。すなわち、フォールドバック異常は抑制されている。
本発明は好ましい実施形態への参照をもって説明されてきたのではあるが、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱することなく形式及び詳細を変更することが可能であると、分かるであろう。
図1は、差圧トランスミッタのブロック図である。 図2は、図1のトランスミッタにおける容量デジタル(CD)変調器のブロック図である。 図3は、図2のCD変調器における第1段階積分器の1実施形態の概略図である。 図4は、図3の第1段階積分器におけるVOUT1、自動ゼロ(Z)、そして積分(I)信号の一例を示す図である。 図5は、図2のCD変調器における第2段階積分器の概略図である。 図6は、図2のCD変調器における量子化器の概略図である。 図7Aと図7Bとは、図2から図6におけるCD変調器の通常動作についてのコンピュータシミュレーションから得られる、第1段階出力電圧VOUT1と、パルス符号変調圧力信号PCMPとの波形を示す。 図8Aと図8Bとは、図2から図6におけるCD変調器の過度の圧力/短絡動作についてのコンピュータシミュレーションから得られる、第1段階出力電圧VOUT1と、パルス符号変調圧力信号PCMPとの波形を示す。 図9は、図2のCD変調器における第1段階積分器の別の実施形態の概略図である。 図10Aと図10Bとはそれぞれ、演算トランスコンダクタンス増幅器(OTA)バッファに対する負荷抵抗の関数として、出力電流と出力電圧とを示す。 図11Aと図11Bとは、図9の第1段階積分器において用いられるOTAバッファの出力電流特性と出力電圧特性とのコンピュータシミュレーションを示す。 図12Aと図12Bとは、アンチフォールドバック回路を有さないCD変調器における過度の圧力/短絡動作についてのコンピュータシミュレーションから得られる、第1段階出力電圧VOUT1と、圧力信号PCMPとの波形を示す。 図13Aと図13Bとは、図9の第1段階積分器を含んだCD変調器における過度の圧力/短絡動作についてのコンピュータシミュレーションから得られる、第1段階出力電圧VOUT1と、圧力信号PCMPとの波形を示す。

Claims (16)

  1. 検出器励起ノードと、
    積分器入力ノードと、
    第1の入力部と第2の入力部と出力部とを有する増幅器と、
    前記積分器入力ノードと前記増幅器における前記第1の入力部との間に接続された自動ゼロキャパシタと、
    前記増幅器における前記出力部に接続された第1の端部と、自動ゼロフェーズの間は前記増幅器における前記第1の入力部に接続され積分フェーズの間は前記積分器入力ノードに接続される第2の端部と、を有するフィードバックキャパシタと、
    検出器通電ノードに接続され、前記積分器入力ノードに選択的に接続された第1の検出器キャパシタと、
    前記自動ゼロフェーズの間は第1の供給電圧レベルを有し前記積分フェーズの間は第2の供給電圧レベルを有する検出器励起信号を前記第1の検出器キャパシタに与えるための検出器励起ノードに接続された検出器励起信号源と、
    前記自動ゼロフェーズの間、前記第1の検出器キャパシタにおける漏れ抵抗の関数である電圧を、前記積分器入力ノードに対して与えるための回路と、
    を含む、シグマデルタ積分器。
  2. 前記回路は演算相互コンダクタンス増幅器(OTA)バッファを含む、請求項1に記載のシグマデルタ積分器。
  3. 前記OTAバッファは、前記第2の供給電圧レベルを受けるための第1の入力部と、出力部に接続された第2の入力部と、を有する、請求項2に記載のシグマデルタ積分器。
  4. 前記回路は更に、前記自動ゼロフェーズの間は前記OTAバッファの前記出力部と前記積分器入力ノードとを接続し、前記積分フェーズの間は前記積分器入力ノードから前記OTAバッファの前記出力部への接続を断つ、ためのスイッチを含む、請求項3に記載のシグマデルタ積分器。
  5. 前記増幅器における前記第2の入力部は前記第2の供給電圧レベルに接続される、請求項1に記載のシグマデルタ積分器。
  6. 前記自動ゼロフェーズの間、前記自動ゼロキャパシタは、前記増幅器の前記第1の入力部における電圧と前記積分器入力ノードにおける電圧との間の差を表す電圧を記憶する、請求項1に記載のシグマデルタ積分器。
  7. 前記自動ゼロフェーズの間、前記増幅器の前記第1の入力部における電圧は、前記フィードバックキャパシタの電圧の関数である、請求項6に記載のシグマデルタ積分器。
  8. 前記検出器励起ノードに接続され、前記積分器入力ノードに選択的に接続された第2の検出器キャパシタ、
    を更に含み、
    前記検出器励起信号源は、前記自動ゼロフェーズの間は前記第2の供給電圧レベルを、前記積分フェーズの間は前記第1の供給電圧レベルを、前記第2の検出器キャパシタに与える、
    請求項1に記載のシグマデルタ積分器。
  9. 前記第1の供給電圧レベルは前記第2の供給電圧レベルよりも低い、請求項1に記載のシグマデルタ積分器。
  10. 積分器入力ノードと、
    第1の入力部と第2の入力部と出力部とを有する増幅器と、
    前記増幅器の前記出力部に接続されたフィードバックキャパシタと、
    自動ゼロフェーズの間、検出器漏れ抵抗の関数である電圧を記憶するための、前記積分器入力ノードに接続された自動ゼロキャパシタと、
    を含む、
    自動ゼロフェーズの間は検出器容量の関数として電荷を選択的に形成し、積分フェーズの間は積分器出力電圧を生み出すために該電荷を積分する、ためのシグマデルタ積分器。
  11. 過度の圧力及び短絡の状態下において、前記自動ゼロフェーズの間に前記自動ゼロキャパシタによって記憶された電圧は、前記積分フェーズの間、前記積分器の飽和を引き起こす、請求項10に記載のシグマデルタ積分器。
  12. 第2の供給電圧レベルを受けるための第1の入力部と、出力部に接続された第2の入力部と、を有する、演算相互コンダクタンス増幅器(OTA)バッファと、
    前記自動ゼロフェーズの間は前記OTAバッファの前記出力部と前記積分器入力ノードとを接続し、前記積分フェーズの間は前記積分器入力ノードから前記OTAバッファの前記出力部への接続を断つ、ためのスイッチと、
    を更に含む、請求項10に記載のシグマデルタ積分器。
  13. 第1の容量圧力検出器と、
    第2の容量圧力検出器と、
    第1フェーズの間は前記第1の容量圧力検出器及び前記第2の容量圧力検出器のうちの1つにおける容量の関数として電荷を選択的に形成し、積分器出力電圧を生み出すために第2フェーズの間は電荷を積分するための、第1の積分器と、
    積分器入力ノードと、
    第1の入力部と第2の入力部と出力部とを有する増幅器と、
    前記増幅器における前記出力部に接続されたフィードバックキャパシタと、
    前記第1の容量圧力検出器と前記第2の容量圧力検出器とを前記積分器入力ノードに選択的に接続するための、前記第1フェーズの間は前記フィードバックキャパシタを前記第1の入力部に接続するための、前記第2フェーズの間は前記フィードバックキャパシタを前記積分器入力ノードに接続するための、スイッチング回路と、
    前記積分器入力ノードと前記増幅器における前記第1の入力部との間に接続された自動ゼロキャパシタと、
    を含み、
    前記第1フェーズの間、前記自動ゼロキャパシタは、検出器漏れ抵抗の関数である電圧を記憶する、
    容量デジタル変調器。
  14. 前記第1フェーズ及び前記第2フェーズの関数として、励起信号が中間レベル供給電圧と低レベル供給電圧との間での切り替えを行う、請求項13に記載の容量デジタル変調器。
  15. 前記増幅器における前記第2の入力部は前記中間レベル供給電圧を受けるよう接続される、請求項14に記載の容量デジタル変調器。
  16. 過度の圧力及び短絡状態が存在する場合、前記自動ゼロキャパシタによって記憶される電圧は、積分フェーズの間、前記増幅器の飽和を引き起こすような前記フィードバックキャパシタへの電流を誘導する、請求項13に記載の容量デジタル変調器。
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