JP4931936B2 - 送信装置及び通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能なパワーアンプを有する送信装置及び通信装置に関し、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の無線通信方式に用いられる送信装置及び通信装置に好適なものである。
従来、送信系の最終段に設けられるパワーアンプを飽和モードで動作させることで、消費電流の低減を可能とした送信装置が知られている。その代表的なものとして、ポーラ変調送信装置が提案されている。ポーラ変調送信装置については、例えば特許文献1で開示されている。
図1に、特許文献1で開示されたポーラ変調送信装置の概略構成を示す。ここで、ポーラ変調技術は、既に広く知られた技術なので、以下、図1を用いて簡単に説明する。図1の送信装置では、送信データが振幅信号・位相信号形成部11に入力され、振幅信号・位相信号形成部11によって、送信データに応じた振幅信号及び位相信号が形成される。
振幅信号は、ミキサ12によって、パワー制御部13からのスケーリング係数に応じて増幅される。この増幅された振幅信号は、パワーアンプ14の電源電圧Vamとしてパワーアンプ14の電源端子に供給される。一方、位相信号は、位相変調部15によってアップコンバートされることで、RF位相信号とされる。因みに、位相変調部15は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)や、PLL(Phase Locked Loop)回路を含んで構成されている。
RF位相信号は、振幅調整回路16によって、パワー制御部13からのスケーリング係数に応じてその振幅が調整された後、パワーアンプ14の信号入力端に入力される。因みに、振幅調整回路16は、アッテネータやVGA(Variable Gain Amplifier)により構成されている。
これにより、図1の送信装置は、パワーアンプ14において振幅信号とRF位相信号が合成され、合成された信号がアンテナ(図示せず)から送信される。
ところで、W−CDMA方式の携帯電話では送信電力制御の規格に従い、パワーアンプ14から出力される出力信号の送信パワーについて74dBのダイナミックレンジを確保する必要がある。このような広いダイナミックレンジを確保するために、図1に示したような送信装置において、パワーアンプ14の動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能な構成とするものが知られている。
図2を用いて、各モードでの動作を説明する。図中の一点鎖線は、動作モードの切換点を示す。送信パワーPoutが大きい場合は、飽和モードで動作させる。飽和モード時、送信装置は、電源電圧Vamのレベルを変化させることで送信パワーPoutを変化させる。パワーアンプ14の電源電圧Vamを制御するだけでは74dBに及ぶ広いダイナミックレンジでの電力制御は不可能であるため、送信パワーPoutが小さくなった場合は、非飽和モードで動作させる。非飽和モード時、送信装置は、電源電圧Vamのレベルを固定し、RF位相変調信号のパワーPpmのレベルを変化させることで送信パワーPoutのレベルを変化させる。このように、パワーアンプ14の電源電圧Vamを変化させることで送信パワーPoutを変化させるモードを飽和モード、パワーアンプ14の入力信号パワーPpmを変化させることで送信パワーPoutを変化させるモードを非飽和モードと呼び、送信装置は、こ
の2つのモードを併用することで74dBのダイナミックレンジを確保する。
米国出願公開第2002/0177420号明細書
ところで、W−CDMA方式は、同時送受信を行う方式であるため、W−CDMA方式の携帯電話端末等においては、受信帯域の送信出力雑音が受信入力端に漏れこむという課題がある。実際上、図1の送信装置が携帯電話端末に搭載される場合には、パワーアンプの出力端は、アンテナ共用器を介してアンテナに接続される。またこのアンテナ共用器には、パワーアンプの出力端が接続されているとともに、受信装置の受信入力端も接続される。このような構成を採用した場合、送信装置から発生する送信出力雑音が、アンテナ共用器を介して、受信装置に洩れ込むという課題があった。
従って、受信帯域の送信出力雑音は、受信感度を劣化させない程度まで抑圧する必要がある。図1の出力信号の雑音を抑圧するためには、振幅調整部16を雑音特性の良い構成とする必要がある。
例えば、振幅調整部16を可変アッテネータで構成することが考えられるが、可変アッテネータを差動ゲインコントロールアンプ等のアクティブ回路で構成する場合、良好な雑音特性を得るためには、消費電力が増加するという課題がある。また別の方法として、可変アッテネータをπ型抵抗アッテネータ等のパッシブ回路で構成する方法もあるが、この場合には、可変アッテネータでの電力損失が大きくなるという欠点がある。加えて、これらの場合には、C/N比(Carrier to Noise Ratio)が非常に良いRF位相信号のC/N比が、可変アッテネータによって劣化してしまうという欠点がある。
本発明の目的は、W−CDMA方式の無線機器に適用した場合でも、受信装置に洩れ込む送信出力雑音を低減できる送信装置及び通信装置を提供することである。
本発明の送信装置は、送信信号の電力を増幅するパワーアンプを有し、当該パワーアンプの動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能な送信装置であって、前記パワーアンプに供給する電源電圧を制御する電源電圧調整回路と、前記パワーアンプの信号入力端に、振幅が調整された入力信号である第1の入力信号を入力させる入力信号振幅調整回路と、前記パワーアンプの信号入力端に、前記入力信号振幅調整回路をバイパスした第2の入力信号を入力させるバイパス回路と、前記パワーアンプが非飽和モードで動作する場合には前記パワーアンプに前記第1の入力信号を入力させ、前記パワーアンプが飽和モードで動作する場合には前記パワーアンプに前記第2の入力信号を入力させるバイパス制御回路とを具備する構成を採る。
本発明によれば、パワーアンプが非飽和モードで動作する場合には入力信号振幅調整回路を介してパワーアンプに信号を入力させ、パワーアンプが飽和モードで動作する場合にはバイパス回路を介して、すなわち入力信号振幅調整回路を介することなくパワーアンプに信号を入力させるので、受信装置に洩れ込む送信出力雑音を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図3に、本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示す。なお、図3では、図1との対応部分には図1と同一の符号が付されている。図3の送信装置100は、バイパス回路101及びバイパス制御回路103を新たに有し、振幅信号がパワー制御部13にも入力される点が図1と異なる。なお、送信装置100は、所謂ポーラ変調送信装置と呼ばれるものである。
送信装置100において、送信データが振幅信号・位相信号形成部11に入力され、振幅信号・位相信号形成部11によって、送信データに応じた振幅信号及び位相信号が形成される。
この振幅信号は、ミキサ12によって、パワー制御部13からのスケーリング係数に応じて増幅される。増幅された振幅信号は、パワーアンプ14の電源電圧としてパワーアンプ14の電源端子に供給される。一方、位相信号は、位相変調部15によってアップコンバートされることで、RF位相信号とされる。因みに、位相変調部15は、VCOやPLL回路を含んで構成されている。
RF位相信号は、振幅調整回路16によって、パワー制御部13からのスケーリング係数に応じてその振幅が調整された後、パワーアンプ14の信号入力端に入力される。因みに、振幅調整回路16は、アッテネータやVGAにより構成されている。
これにより、送信装置100は、パワーアンプ14において振幅信号とRF位相信号が合成され、合成された信号がアンテナ(図示せず)から送信される。
なお、パワー制御部13は、送信相手(例えば基地局)から送られてきたTPC(Transmit Power Control)ビットに基づいて、ミキサ12に送出するスケーリング係数及び振幅調整回路16に送出するスケーリング係数を決定する。なお、TPCビットは、送信装置が搭載される通信装置の受信装置により取得される。この通信装置の概略構成については、図4を用いて後述する。
かかる構成に加えて、送信装置100は、バイパス回路101を有する。バイパス回路101は、振幅調整回路16をバイパスして(振幅調整回路16を介することなく)、RF位相信号をパワーアンプ14の信号入力端に供給するための回路である。このバイパス回路101は、位相変調部15と振幅調整回路16とを結ぶ信号ライン上に設けられた接続点P1と、振幅調整回路16とパワーアンプ14とを結ぶ信号ライン上に設けられた接続点P2と、の間を電気的に接続している。また、バイパス回路101は、スイッチ102を有する。
また、送信装置100は、振幅調整回路16とパワーアンプ14とを結ぶ信号ライン上のうち、バイパス回路101の接続点P2よりも振幅調整回路16に近い方に、スイッチ104が設けられている。
さらに、送信装置100は、バイパス制御回路103を有する。バイパス制御回路103は、パワー制御部13から入力される送信パワー値に基づいて、スイッチ102、104のオン/オフを制御する。
実際上、バイパス制御回路103は、パワー制御部13から入力される送信パワー値がある閾値よりも小さく、パワーアンプ14を非飽和モードで動作させるべきであると判断した場合には、スイッチ104をオンに制御すると共にスイッチ102をオフに制御する。これにより、RF位相信号は振幅調整回路16に入力され、振幅調整回路16によって振幅調整されたRF位相信号が、パワーアンプ14の信号入力端に入力される。なお、このとき、パワー制御部13によってパワーアンプ14の電源電圧は固定電圧とされる。
これに対して、バイパス制御回路103は、パワー制御部13から入力される送信パワー値がある閾値以上であり、パワーアンプ14を飽和モードで動作させるべきであると判断した場合には、スイッチ104をオフに制御すると共にスイッチ102をオンに制御する。これにより、RF位相信号は振幅調整回路16に入力されることなくバイパス回路101を通過し、固定レベルのRF位相信号がパワーアンプ14の信号入力端に入力される。なお、このとき、パワー制御部13によってパワーアンプ14の電源電圧が可変とされる。
図4に、送信装置100が搭載された通信装置200の構成を示す。通信装置200は、例えば携帯電話機であり、W−CDMA方式の通信を行う構成とされている。通信装置200は、図3の送信装置100と、受信装置200と、共用器120と、アンテナ130とを有する。送信装置100のパワーアンプ14からの出力信号は、共用器120を介してアンテナ130から送信される。また、アンテナ130で受信された受信信号は、共用器120を介して受信装置110に入力され、受信装置110によって復調処理等の所定の受信処理が施される。なお、送信相手(例えば基地局)から送信されたTPC(Transmit Power Control)ビットは、受信装置110により復調され、送信装置100のパワー制御部13に送出される。
次に、本実施の形態の送信装置100及び通信装置200の動作について説明する。
送信装置100は、W−CDMA方式で要求される広いダイナミックレンジを確保するために、送信パワーに応じて、飽和モードと非飽和モードとを切り換える。実際上、送信装置100は、飽和モードと非飽和モードとの切換を、パワー制御部13からミキサ12及び振幅調整回路16へ送出するスケーリング係数と、バイパス制御回路103によるスイッチング制御とによって行う。
具体的には、送信パワー値がある閾値以上の場合には、パワーアンプ14を飽和モードで動作させる。この場合、パワー制御部13がミキサ12に送信パワーに応じたスケーリング係数を送出することでパワーアンプ14の電源電圧を送信パワーに応じて変化させると共に、バイパス制御回路103がスイッチ102をオンに制御し、かつスイッチ104をオンに制御することで、振幅調整回路16をバイパスしたRF位相信号(バイパス回路101を経由したRF位相信号)が、パワーアンプ14に入力される。これにより、RF位相信号が、可変アッテネータ等で構成された振幅調整回路16を介さずにパワーアンプ14に入力されるので、パワーアンプ14には良好なC/N比を維持したままのRF位相信号が入力される。
一方、送信パワー値がある閾値より小さい場合には、パワーアンプ14を非飽和モードで動作させる。この場合、パワー制御部13が、ミキサ12からパワーアンプ14に固定電圧が供給されるように、ミキサ12を制御する。また、パワー制御部13には振幅信号
・位相信号形成部11から振幅信号が入力され、パワー制御部13は、振幅調整回路16に、振幅信号及び、送信パワーに応じた制御信号を送出する。この振幅調整回路16によって、RF位相信号に、振幅信号に応じた瞬時振幅変動及び送信パワーに応じた平均パワー変動が付与される。加えて、バイパス制御回路103がスイッチ104をオンに制御し、かつスイッチ102をオフに制御することで、振幅調整回路16により振幅調整されたRF位相信号がパワーアンプ14に入力される。
このような動作を行うと、非飽和モード時には、RF位相信号は振幅調整回路16を通過してパワーアンプ14に入力されるので、C/N比の劣化したRF位相信号がパワーアンプ14に入力されることになる。しかし、非飽和モード時の送信パワーは小さいので、受信装置110の受信端に漏れこむ雑音レベルも低くなるため問題とならない。
一方、飽和モード時の送信パワーは大きいので、パワーアンプ14に入力されるRF位相信号のC/N比が劣化すると、受信装置110の受信端に洩れ込む雑音レベルも高くなるので受信帯域雑音も大きくなる。しかし、本実施の形態における送信装置100は、飽和モード時には、バイパス回路101を介してRF位相信号がパワーアンプ14に入力されるため、RF位相信号はそのC/N比を良好に維持したままパワーアンプ14に入力されるので、受信帯域雑音を所望のレベル以下に抑えることができる。
以上のように、本実施の形態の送信装置は、バイパス回路101とバイパス制御回路103を有し、パワーアンプ14が非飽和モードで動作する場合には、RF位相信号は振幅調整回路16を通過してからパワーアンプ14に入力され、パワーアンプ14が飽和モードで動作する場合には、RF位相信号はバイパス回路101を介してパワーアンプ14に入力されるように制御する構成をとることにより、受信装置110での受信帯域雑音特性を良好に維持しつつ、W−CDMA方式等で求められる広い送信電力制御ダイナミックレンジを満たすことができる送信装置100及び通信装置200を実現できる。
ところで、本実施の形態のバイパス回路101を設けずに、振幅調整回路16から出力されるRF位相信号のC/N比そのものを改善する方法として、振幅調整回路16の後段にフィルタを設けてもよい。しかしながら、マルチバンド対応の送信装置にこのような構成を採用すると、複数のフィルタを設ける必要があり、本実施の形態の構成と比較して、構成が複雑になる。
なお、本実施の形態では、本発明を、ポーラ変調送信装置に適用した場合について述べたが、本発明はポーラ変調送信装置に限らず、送信信号の電力を増幅するパワーアンプを有し、当該パワーアンプの動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能な送信装置に広く適用可能である。
(実施の形態2)
図3の構成においては、スイッチ102をオフ制御した時のアイソレーションは振幅調整回路16の可変レンジよりも十分広くとる必要がある。アナログ回路のスイッチとしてよく知られているトランスファーゲートで構成したアナログスイッチは、オフ制御時のアイソレーション特性は良くない。アイソレーション特性が悪いと、バイパス回路101がオフ制御された場合に、接続点P1からP2への信号リークにより、送信信号の品質が劣化すると考えられる。本実施の形態は、この点に着目してなされたものである。
図3との対応部分に同一符号を付して示す図5に、実施の形態2の送信装置の構成を示す。送信装置300は、主に、バイパス回路301の構成が図3のバイパス回路101とは異なる。本実施の形態のバイパス回路301は論理回路を有する。これにより、バイパス回路301は、トランスファーゲート等のスイッチで構成した場合と比較して非常に良
好なアイソレーション特性を得ることができる。
実際上、バイパス回路301は、コンデンサ304と、トランジスタ305と、バイアス回路306とを有し、これらの回路で図3のスイッチ102の機能を実現するようになっている。また、振幅調整回路16の後段には、コンデンサ321、トランジスタ322及びバイアス回路323が接続されており、これらの回路で図3のスイッチ104の機能を実現するようになっている。
すなわち、本実施の形態では、バイパス制御回路310がトランジスタ305、322のバイアス回路306、323のオン/オフを制御することで、図3におけるスイッチ102、104のオン/オフと同等の機能を持つ。具体的には、バイパス制御回路310は、バイパス回路301をオン制御する場合には、トランジスタ305がオン動作するバイアス電圧がバイアス回路306からトランジスタ305に与えられるように、バイアス回路306を制御する。この場合、バイパス制御回路310は、トランジスタ322がオフ動作するバイアス電圧(例えば0[V])がバイアス回路323からトランジスタ322に与えられるように、バイアス回路323を制御する。これとは逆に、バイパス制御回路310は、バイパス回路301をオフ制御する場合には、トランジスタ305がオフ動作するバイアス電圧(例えば0[V])がバイアス回路306からトランジスタ305に与えられるように、バイアス回路306を制御する。この場合、バイパス制御回路310は、トランジスタ322がオン動作するバイアス電圧がバイアス回路323からトランジスタ322に与えられるように、バイアス回路323を制御する。なお、トランジスタ305、322はインダクタ324との組み合わせでソース接地アンプを構成している。
かかる構成に加えて、バイパス回路301は、NAND回路302と、インバータ回路303とを有し、これらの回路でバイパス回路301がオフ制御された場合のアイソレーションを確保する。すなわち、バイパス回路301がオフ制御された場合における接続点P1からP2への信号リークを阻止する。
具体的に説明する。トランジスタ305のオフ時のアイソレーションは、NAND回路302とインバータ回路303で確保する。NAND回路302にはRF位相信号とバイパス回路310からのモード制御信号が入力される。飽和モードの場合は、NAND回路302を介してインバータ回路303にRF位相信号が伝えられる。一方、非飽和モードの場合は、NAND回路302でRF位相信号をゲーティングすることで、NAND回路302の出力はH(High)レベルに固定される。さらに、その出力がインバータ回路303に入力され、インバータ回路303の出力はL(Low)レベルに固定される。このように非飽和モードでは、NAND回路302及びインバータ回路303の出力のインピーダンスは非常に低くなるので、トランスファーゲート等のスイッチと比較して非常に良好なアイソレーション特性を得ることができる。なお、本実施の形態におけるバイパス回路の構成は、上記の効果が得られる論理回路であれば、上述した構成に限定されない。
以上のように、本実施の形態によれば、バイパス回路301を、論理回路を有する構成としたことにより、バイパス回路301をオフ制御した場合に、バイパス回路301の入出力間の信号リークを確実に阻止できるので、実施の形態1の効果に加えて、非飽和モード時の送信信号品質の劣化を抑制できる。
ところで、RF位相信号は位相成分に情報が載っているため、矩形波を採用することができる。従ってNAND回路やインバータ回路等の論理回路を使うことができる。本実施の形態の構成は、ポーラ変調であるが故に実現できる構成である。
なお、インバータ回路303を複数段設けるようにしてもよい。このようにすると、一
段とアイソレーション特性を良くすることができる。
なお、図5の構成では、バイパス回路に設ける論理回路を、NAND回路302と、インバータ回路303とで構成する場合について説明したが、これに限らない。例えば、図6に示したように、NAND回路302に代えて、OR回路402を用いてもよい。この場合も、図5の場合と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図5との対応部分に同一符号を付して示す図7に、実施の形態3の送信装置の構成を示す。送信装置500のバイパス回路501は、複数段のトライステートインバータ回路503とスイッチ502とを有する。また、送信装置500は、バイパス回路501の接続点P1と振幅調整回路16の間に、複数段のトライステートインバータ回路504とスイッチ505とが設けられている。スイッチ502、505は、遅延調整回路506により制御され、これによりトライステートインバータ回路503、504に入力されるRF位相信号がトライステートインバータ回路503、504によって遅延調整されて出力される。
ここで、送信装置500においては、飽和モード時にはトライステートインバータ回路503を介したRF位相信号がパワーアンプ14に入力され、非飽和モード時にはトライステートインバータ回路504を介したRF位相信号がパワーアンプ14に入力される。
ところで、バイパス回路501の信号ラインと、振幅調整回路16を介する接続点P1からP2までの信号ラインとではライン長が異なるため、飽和モードと非飽和モードの切替時には、信号の位相に不連続点が生じると考えられる。
本実施の形態の送信装置500は、飽和モードと非飽和モード間の位相不連続性に応じて、遅延調整回路506によって、トライステートインバータ503、504の段数を変更することにより、飽和モードと非飽和モードの切替時の位相の不連続を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態の送信装置500によれば、トライステートインバータ回路503、504と、RF位相信号を通過させるトライステートインバータ回路503、504の段数を変えることで、バイパス回路501での信号遅延量と振幅調整回路16を介する信号ラインでの信号遅延量とを調整する遅延調整回路506とを設けたことにより、飽和モードと非飽和モードの切替時の位相の不連続を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、トライステートインバータ回路503、504を設けた構成について説明したが、トライステートインバータ回路504及びスイッチ505を省略し、バイパス回路501のトライステートインバータ回路503及びスイッチ502のみで遅延調整して、飽和モードと非飽和モードの切替時の位相の不連続を解消してもよい。
(実施の形態4)
図3と図5との対応部分に同一符号を付して示す図8に、実施の形態4の送信装置の構成を示す。図8の送信装置600は、送信データを振幅信号・位相信号形成部11に入力する。
振幅信号・位相信号形成部11は、送信データに応じた振幅信号及び位相信号を形成する。位相信号は、加算器601により位相オフセットと加算された後、位相変調部15によってアップコンバートされることで、RF位相信号とされる。
飽和モードと非飽和モード位相連続性に応じて、位相オフセット量を変化させることにより、飽和モードと非飽和モードの切替時の位相の不連続を抑制することができる。
位相変調部15で周波数がアップコンバートされる前のベースバンド周波数領域で位相を変化させるため、図1の構成と比べて低消費電力で実現できるというメリットがある。
2006年12月26出願の特願2006−349807の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、送信信号の電力を増幅するパワーアンプを有し、当該パワーアンプの動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能な無線通信機器に広く適用可能である。
従来の送信装置の構成を示すブロック図 飽和モードと非飽和モードの説明に供する図 本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態4の送信装置の構成を示すブロック図

Claims (9)

  1. 送信信号の電力を増幅するパワーアンプを有し、当該パワーアンプの動作モードを飽和モードと非飽和モードとで切換可能な送信装置であって、
    前記パワーアンプに供給する電源電圧を制御する電源電圧調整回路と、
    前記パワーアンプの信号入力端に、振幅が調整された入力信号である第1の入力信号を入力させる入力信号振幅調整回路と、
    前記パワーアンプの信号入力端に、前記入力信号振幅調整回路をバイパスした第2の入力信号を入力させるバイパス回路と、
    前記パワーアンプへの入力を切り換えるためのバイパス制御回路と
    を具備し、
    前記バイパス制御回路は、前記パワーアンプを非飽和モードで動作させる場合には前記パワーアンプに前記第1の入力信号を入力させ、前記パワーアンプを飽和モードで動作させる場合には前記パワーアンプに前記第2の入力信号を入力させる
    送信装置。
  2. 前記第1の入力信号は位相変調された位相信号の振幅が調整された信号であり、
    前記第2の入力信号は位相変調された位相信号である
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 送信データから振幅信号及び位相信号を形成する振幅信号・位相信号形成部と、前記位相信号を位相変調する位相変調部とをさらに具備し、
    前記振幅信号は前記電源電圧調整回路に入力され、前記振幅信号は増幅され前記パワーアンプの電源端子に入力される
    請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記バイパス回路は、論理回路と、スイッチング回路とを有する
    請求項1に記載の送信装置。
  5. 前記論理回路は、NAND回路またはOR回路と、インバータ回路とを有する
    請求項4に記載の送信装置。
  6. 前記論理回路は、NAND回路またはOR回路と、複数のインバータ回路とを有する
    請求項4に記載の送信装置。
  7. 前記バイパス回路は、
    論理回路と、
    従属接続された複数のインバータ回路と、
    前記入力信号を通過させる前記インバータ回路の段数を変えることで、前記パワーアンプへの前記入力信号の遅延量を調整する遅延調整制御回路と、
    を具備する請求項1に記載の送信装置。
  8. 前記第1の入力信号と前記第2の入力信号の位相不連続性に応じて、位相オフセットを位相信号に加算する加算器をさらに具備する
    請求項1に記載の送信装置。
  9. 請求項1に記載の送信装置と、
    アンテナと、
    受信装置と、
    前記アンテナと、前記送信装置及び前記受信装置との間に設けられたアンテナ共用器と、
    を具備する通信装置。
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