JP4930005B2 - 情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。具体的には、複数の作業工程からなる作業の処理手順を定義したワークフローに従って処理を実行させる構成において、ワークフローの変更、すなわち、作業の追加、削除、変更などの処理を行う情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
業務処理の作業効率化や迅速化を実現することを目的として、予め複数の作業工程を記録したワークフローを設定し、ワークフローに従って、処理を自動的に実行させるシステムがある。ワークフローに従った処理の管理処理を行う情報処理装置は例えばワークフロー管理システムと呼ばれる。
ワークフロー管理システムは、例えばPC、プリンタ、データベース、FAXなどの様々な情報処理装置がネットワーク化された分散処理環境において、ワークフローにおいて定義された様々な処理、例えば文書の作成、プリント、文書送信、受信、データベースへの記録、担当者の承認受領などの、一連の処理を実行させワークフローを完結させるための処理管理を行う。
ワークフローは、上述したように、文書の作成、プリント、文書送信、受信、データベースへの記録、担当者の承認受領などの様々な処理(アクティビティ)を、予め設定した順番に実行させるように定義されており、ワークフロー管理システムとしての情報処理装置は、予め設定されたワークフローに従って処理を監視し実行させる。
しかしながら、従来型のワークフロー管理システムでは、一度、ワークフローに従った処理を開始してしまうと、その途中で、ワークフローに定義された処理(アクティビティ)の変更を行うことが困難であった。すなわち、予めワークフローに設定された処理を、順番に実行させて完了させることはできるが、途中で処理を変更させることが困難となるという問題がある。
具体的な例としては例えば以下のような例がある。
複数の取引先に見積もり依頼を発送し、各取引先から見積もり書を受信し、予め定めたルールに従って取引先を決定するといった処理ステップを含むワークフローを実行させる構成において、ワークフローに、各取引先からの見積もり書の受信が1回の設定となっていると、取引先から見積もり書にミスがあり再度、見積もり書の再提出を行いたいといった要望が発生した場合、ワークフローに見積もり書の再提出の処理ステップが設定されていないため、ワークフローをそのまま継続して実行することができなくなり、ワークフローを停止しなければならなくなる。
すなわち、ワークフローを停止して、始めからもう一度、ワークフローをやり直して、再提出の見積もり書をワークフロー上で受け取る1回目の見積もり書とした処理を行うといったことが必要となり、処理効率が大幅に低下する。
このように、従来のワークフロー管理システムは、1度決めたフローに従って処理を実行することを前提としており、ワークフローに定義された処理をたやすく変更可能とした性質を有していない。このワークフロー管理システムの性質は、例えば、稟議処理など処理方法の容易な変更を行わせたくない場合には有効である。しかし、実際の業務では、上述したように、ワークフローに定義された処理の削除や、追加、あるいは変更といった処理変更が必要となることも多い。
ワークフローの変更を実現するシステムについて開示した従来技術として、例えば、特許文献1(特許第3767666)、特許文献2(特開平7−334572)がある。
特許文献1は、ワークフローにおいて、例えば決裁者による決済の受領ステップが定義されている場合、決済者の変更を可能とする構成を開示している。
また、特許文献2は、ワークフロー実行後に、フローの差し替えを行うことで、処理の変更を実現する構成を開示している。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、決裁者の変更など実行中のアクティビティの変更を行うため、ワークフローを定義するプログラムの変更処理が必要とされ、変更処理を行うためにはワークフローを定義するプログラム、例えばJava(登録商標)などの高級言語を理解できるプログラマー等の専門家による処理が必要となるという問題がある。
また、特許文献2に記載の方法は、フローの置き換えにより処理を変更するものであり、プログラムの書き換え等は不要となり、一般的なユーザによるアクティビティの順序変更や入れ替えが可能であるが、差替え用のフローには、例えば、プリント先や、送信先といった処理の属性情報が、差替え前のフローに設定された属性をコピーしたものとして設定されてしまうため、これらの設定された属性が正しいか否かを逐一確認することが必要となり、属性のコピーでは対応できない場合には、属性の再入力が必要となるという問題があり、属性チェックで誤りが発生するとワークフローが誤って実行されてしまう、あるいは予期しないで停止するといった問題がある。
特許第3767666号公報 特開平7−334572号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、ワークフローを定義したプログラムの変更といった処理や、ワークフローの構成ステップに定義された属性の確認といった処理を行うことなく、簡易な処理で、かつ属性情報の設定誤りなどの発生も防止した正確で効率的なワークフローの変更を可能とした情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
複数の処理情報から構成されるワークフローの生成処理を行う情報処理システムであり、
ワークフロー指示データを受信し、受信したワークフロー指示データに基づくワークフロー解析部を有し、
前記ワークフロー解析部は、
ワークフローを構成する処理対応のエントリを有する変換テーブルを適用してワークフローの生成処理を行う構成であり、
前記変換テーブルから、前記ワークフロー指示データに記録された指示情報に対応するエントリを選択し、選択したエントリに記録されたパラメータ設定情報に従ってパラメータ設定処理を実行して、ワークフロー生成を行う構成であることを特徴とする情報処理システムにある。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記ワークフロー解析部は、前記変換テーブルのエントリ選択処理において、前記ワークフロー指示データに記録された処理指示情報および文書名と一致するデータを持つエントリの選択を行い、選択エントリ毎にパラメータ設定情報に従ったパラメータ設定処理を実行して、ワークフロー生成を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、前記ワークフロー解析部に対して入力される属性データ、または、前記ワークフロー解析部のアクセス可能な設定ファイルの記録データからパラメータの取得を行うことを指示するデータであり、前記ワークフロー解析部は、前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報に従って、前記属性データ、または前記設定ファイルの記録データからパラメータを取得して、パラメータ設定処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、先行処理と同一のパラメータ値の設定を指示するデータを含み、前記ワークフロー解析部は、前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報が、先行処理と同一のパラメータの設定を指示するデータである場合、先行処理と同一のパラメータを設定する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記ワークフロー解析部は、ワークフローの実行ステータスを保持するステータス保持部を有し、前記ワークフロー解析部は、ワークフロー実行中に、新たに新規ワークフロー指示データが入力された場合、ワークフローの実行を中断し、前記ステータス保持部に保持された実行中の処理以降の処理に対応するワークフローを前記新規ワークフロー指示データに基づいて生成する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置において、複数の処理情報から構成されるワークフローの生成処理を行わせるコンピュータ・プログラムであり、
ワークフロー解析部に、受信したワークフロー指示データに基づいて、ワークフローの生成処理を行わせるワークフロー生成ステップを有し、
前記ワークフロー生成ステップは、
ワークフローを構成する処理対応のエントリを有する変換テーブルを適用してワークフローの生成処理を行わせるステップであり、
前記変換テーブルから、前記ワークフロー指示データに記録された指示情報に対応するエントリを選択し、選択したエントリに記録されたパラメータ設定情報に従ってパラメータ設定処理を実行させて、ワークフロー生成を行わせるステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記ワークフロー生成ステップは、前記変換テーブルのエントリ選択処理において、前記ワークフロー指示データに記録された処理指示情報および文書名と一致するデータを持つエントリの選択を行い、選択エントリ毎にパラメータ設定情報に従ったパラメータ設定処理を実行して、ワークフロー生成を行わせるステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、前記ワークフロー解析部に対して入力される属性データ、または、前記ワークフロー解析部のアクセス可能な設定ファイルの記録データからパラメータの取得を行うことを指示するデータであり、前記ワークフロー生成ステップは、前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報に従って、前記属性データ、または前記設定ファイルの記録データからパラメータを取得して、パラメータ設定処理を実行させるステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、先行処理と同一のパラメータ値の設定を指示するデータを含み、前記ワークフロー生成ステップは、前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報が、先行処理と同一のパラメータの設定を指示するデータである場合、先行処理と同一のパラメータを設定する処理を実行させるステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記コンピュータ・プログラムは、さらに、前記ワークフロー解析部に、ワークフロー実行中に新たに新規ワークフロー指示データが入力されたことを検出した場合、ワークフローの実行を中断させ、ワークフローの実行ステータスを保持するステータス保持部に保持された実行中の処理以降の処理に対応するワークフローを、前記新規ワークフロー指示データに基づいて生成するステップを実行させることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において、複数の処理情報から構成されるワークフローの生成処理を行う情報処理方法であり、
ワークフロー解析部が、ワークフロー指示データを受信し、受信したワークフロー指示データに基づくワークフローの生成処理を行うワークフロー生成ステップを有し、
前記ワークフロー生成ステップは、
ワークフローを構成する処理対応のエントリを有する変換テーブルを適用してワークフローの生成処理を行うステップであり、
前記変換テーブルから、前記ワークフロー指示データに記録された指示情報に対応するエントリを選択し、選択したエントリに記録されたパラメータ設定情報に従ってパラメータ設定処理を実行して、ワークフロー生成を行うステップであることを特徴とする情報処理方法にある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータシステムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータシステム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、複数の処理情報から構成されるワークフローの生成を行う構成において、ワークフロー解析部がワークフロー指示データを受信し、ワークフローを構成する様々な処理に対応するエントリを有する変換テーブルを適用してワークフローの生成処理を行う構成とし、変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報に従ってパラメータの自動設定を行う構成とした。具体的には、例えば、ワークフロー解析部に対して入力される属性データ、または、ワークフロー解析部のアクセス可能な設定ファイルの記録データからパラメータの取得を行うことを指示するパラメータ設定情報を変換テーブルに記録して、このパラメータ設定情報に従ってパラメータの自動設定を行う構成としたので、オペレータによるパラメータの入力処理を省略することが可能となり、効率的に正確なワークフローの生成が可能となり、例えば、ワークフローの変更時にもパラメータの新規設定を省いて処理指示情報を再入力することで効率的に正確なワークフロー変更が実現される。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。なお、以下の項目に従って説明を行う。
1.情報処理システムの構成および処理の概要について
2.ワークフローの生成処理について
3.ワークフローの変更処理について
(3.1)ワークフローの変更処理例1
(3.2)ワークフローの変更処理例2
[1.情報処理システムの構成および処理の概要について]
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成および処理の概要について、図1を参照して説明する。図1に示す情報処理システム100がワークフローの作成およびワークフローの実行管理を実行する情報処理システムである。具体的には、PC等の情報処理装置、あるいはネットワーク接続された複数の情報処理装置によって構成される。
情報処理システム100は、複数の処理情報から構成されるワークフローの生成や実行管理を行うシステムであり、ワークフロー解析部110、記憶部120、ワークフロー実行管理部150、ドキュメントサービスライブラリ160、実行ログ記録部170を有する。
ワークフロー解析部110は、入力情報、すなわち、図1に示すワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13等に基づいて、ワークフローを生成する。これらの各情報の詳細については後述する。
ワークフロー解析部110は、ワークフローの生成のみならず、ワークフローの変更、すなわち、生成済みのワークフローに設定された処理(アクティビティ)の追加、削除、変更等の処理によるワークフローの変更、更新処理も実行する。ワークフロー解析部110は、変換テーブル111、設定ファイル112、ステータス保持部113を有し、これらを利用してワークフローの生成、変更処理を実行する。これらの各情報の詳細、およびワークフロー解析部110における処理の詳細ついては後段で詳しく説明する。
記憶部120は、ワークフロー解析部110において生成、あるいは変更されたワークフロー(ワークフローインスタンス)や、文書データなどを格納する。ワークフロー実行管理部150は、記憶部120に格納されたワークフロー(ワークフローインスタンス)に従った処理の実行管理を行う。ワークフローに記述された処理を実行するためのプログラムやパラメータなどが、ドキュメントサービスライブラリ160に格納されており、ワークフロー実行管理部150は、記憶部120に格納されたワークフロー(ワークフローインスタンス)に従って、ドキュメントサービスライブラリ160からプログラムを取得して、ワークフローに従った処理をネットワーク接続された各種の情報処理装置において実行させる。なお、図に示すDMS180は文書データを格納し、文書の管理処理を行うドキュメントマネージメントシステム(DMS)であり、様々な種類の文書データを格納した記憶部を有し、ネットワーク接続された情報処理装置の要求に応じて文書データの入出力するサービスを行う。
ワークフロー解析部110において生成するワークフローには、例えば、文書の作成、プリント、発送などの様々な処理が含まれ、ワークフロー実行管理部150は、各処理に応じた実行機器、たとえば、PC、プリンタ、FAXなどのネットワーク接続機器を利用してワークフローを実行させる。ワークフローに従って実行された処理情報(実行ログ)は、実行ログ記録部170に記録される。
本発明の情報処理システム100の生成するワークフローを構成する処理ステップの例について図2を参照して説明する。本発明の情報処理システム100は、例えば図2に示すフローに従った処理を実行させるワークフローを生成する。
図2に示すワークフローは、情報処理システム100の生成するワークフローの一例であり、複数の取引先に見積もり依頼を出して、各社からの見積もりを受領して発注先を決定し発注を行い、納品、検品、支払いを行うワークフローである。具体的には、以下の処理ステップが含まれる。
ステップS101:A社へ見積もり依頼
ステップS102:B社へ見積もり依頼
ステップS103:C社へ見積もり依頼
ステップS104:購入先決定
ステップS105:稟議処理
ステップS106:発注
ステップS107:納品
ステップS108:検品
ステップS109:支払い
これらの様々な処理から構成されるワークフローである。
さらに、ステップS101のA社へ見積もり依頼の処理は、
ステップS201:文書(見積もり依頼書)とQRコード(登録商標)(2次元コード)との合成
ステップS202:文書の保存
ステップS203:文書の印刷
ステップS204:文書の印刷済み通知
ステップS205:スキャン待ち(A社から受信した見積もり書のスキャン)
ステップS206:スキャン文書の確認
ステップS207:文書の保存
ステップS208:文書の保存通知
これらの処理が含まれる。
B社、C社への見積もり依頼(ステップS102、S103)も同様に、それぞれB社、C社に対して、ステップS201〜S208の処理が実行されることになる。図1に示す情報処理システム100のワークフロー解析部110は、例えば図2に示すフローに従った処理を実行させるためのワークフローを生成し、生成したワークフローを記憶部120に格納し、ワークフロー実行管理部150は、記憶部120に格納されたワークフローに従って、各種の情報処理機器に対し処理を実行させる。なお、図2に示す処理フローには、例えば稟議処理など、人の介在する処理が含まれるが、このような処理は、例えば稟議処理を実行する担当者への通知処理、担当者からの承認情報の入力確認処理等の一連の処理によって構成され、これらの一連の処理が完了したことをワークフロー実行管理部150が確認し、その後、次の処理ステップに進むといった実行管理が行われることになる。
[2.ワークフローの生成処理について]
次に、図3以下を参照して、ワークフロー解析部110において実行されるワークフロー生成処理について説明する。ワークフロー解析部110は、図1に示すワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13等を受信し、変換テーブル111、設定ファイル112、ステータス保持部113を利用してワークフローの生成、変更処理を実行する。ワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13は、例えばオペレータによって入力される。なお、文書データ12は、図1に示すDMS180から入力する構成としてもよい。
文書データ12は、例えば、図2に示す処理を実行する場合に必要となる見積もり依頼書や、見積もり書、あるいは注文書、注文請書などの様々な形式の文書データである。また属性は、各文書の発行先、出力先など、文書に対応する処理を実行する際に必要となるパラメータであり、例えば、図2に示すフローに従った処理を実行する場合には、見積もり依頼書の発行先としての、[A社]、[B社]などのデータが属性情報として入力される。
ワークフロー解析部110の受信するワークフロー指示データ11の例を図3に示す。ワークフロー指示データ11は、ワークフローを構成する一連の処理を記述したデータであり、例えばオペレータによって入力される。ワークフロー指示データ11として入力されるデータは図3に示すように各処理についての指示情報とパラメータ部を有するデータである。図3に示す例は、先に図2を参照して説明したワークフローを構成するステップの一部の処理に対応する。
ワークフロー指示データ11に設定されたパラメータ部は、ワークフローで実行する処理に応じた様々なパラメータを入力可能な構成とされる。図3に示す例は、先に図2を参照して説明した処理を実行する場合のワークフロー指示データであり、パラメータ入力部に、文書ID、文書名、属性1,2の各入力項目が設定されている。
本発明のシステムでは、ワークフロー指示データ11として入力の要求されるパラメータ項目はすべてではなく、文書名等、一部のパラメータ項目の入力があればよい。すなわち、従来の多くのシステムでは、各指示に応じたパラメータの設定が要求されるが、本発明のシステムでは、パラメータの全てを入力するといった必要がない。
すなわち、図3に示すように、パラメータとして例えば文書名のみを入力すればよい。具体的には、図に示すような[見積もり依頼書]、[見積もり書]等の文書名情報が入力される。その他のパラメータである文書ID、属性1,2は、オペレータによる入力が要求されない。本発明のシステムでは、ワークフロー解析部110において、各処理に必要なパラメータの値を、変換テーブル111の設定情報や、その他の情報に基づいて自動設定する構成であり、オペレータが属性等のパラメータを設定する処理を行う必要がない。なお、パラメータ自動設定処理の詳細については後述する。
ワークフロー解析部110は、ワークフロー指示データ11に含まれる[指示情報]と、[文書名]とに基づいて変換テーブル111から対応するエントリデータを選択して、選択したエントリデータに設定された指示データに基づいてパラメータを決定する。すなわち、ワークフロー指示データ11として入力される[指示情報]やパラメータとしての[文書名]は、ワークフロー解析部110の保持する変換テーブル111に設定された[処理内容]や[文書名]と対応する情報である。ワークフロー解析部110はワークフロー指示データ11の指示情報と文書名をキーとし変換テーブル111を検索し、エントリを選択する。詳細については後述する。
図4にワークフロー解析部110の保持する変換テーブル111の具体的例を示す。変換テーブル111は、エントリNo.(E01〜)毎に1つの[処理内容]、および各処理に対応するパラメータが対応付けられたテーブルである。パラメータ項目は、ワークフローで実行する処理に応じて異なる項目が設定される。図4は、先に図2を参照して説明した処理を実行するために適用される変換テーブルの一部を示しており、パラメータ項目として、[文書ID]、[文書名]、[属性1],[属性2]の各パラメータ項目が設定された例である。
変換テーブル111に記録される[処理内容]は、図では、説明のため日本語で説明しているが、オペレータの入力するワークフロー指示データにおける[指示情報]との対応付けが可能なデータとされ、さらに、この変換テーブル111に記録される[処理内容]に基づいてワークフローを構成する各処理の情報である[処理指示情報]が設定される。従って、変換テーブル111に記録される[処理内容]は、各処理を実行する実行プログラム、すなわち、ドキュメントサービスライブラリ160等に格納された処理プログラムが特定可能なデータとして記録される。
図4に示すように、変換テーブル111のパラメータ部は、パラメータ値が必要となる項目については、予めパラメータ値が設定済みであるか、または、パラメータ値設定のための指示データが予め記録された構成となっている。パラメータの値の設定が不要である場合は、パラメータの設定が不要であることを示す情報[−]が記録されている。
ワークフロー解析部110では、入力されたワークフロー指示データ11の[指示]や[文書名]と、一致する[処理内容][文書名]データを持つ変換テーブル111のエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納する。
パラメータの値は、パラメータ設定情報に従って、例えば、図1に示すワークフロー解析部110に入力される文書データ12、属性データ13、あるいはワークフロー解析部110の有する設定ファイル112から取得される。
図4に示す変換テーブル111の例では、パラメータ項目として、文書ID、文書名、属性1,2の各パラメータ項目が設定されており、各エントリに設定されたパラメータ値またはパラメータ設定情報としては、
文書ID:[新文書ID],[↑]
文書名:[見積もり依頼書][見積もり書]
属性1:[入力属性],[↑]
属性2:[−]
これらの各データが記録されている。
パラメータ項目[文書ID]に設定されたパラメータ設定情報が、[新文書ID]の場合、新たな文書IDを設定することを意味している。この場合、文書名として設定された[見積もり依頼書]や、[見積もり書]にそれぞれ固有の新たな文書IDを設定することを意味する。
文書IDの記録データが、パラメータ設定情報としての[↑]の場合、ステータス保持部113で保有する文書IDで処理することを意味している。
パラメータ項目[文書名]に設定されたデータが、有効なパラメータ値である[見積もり依頼書]であれば、見積もり依頼書に対する処理、[見積もり書]であれば、見積もり書に対する処理であることを示している。
パラメータ項目[属性1]に設定されたパラメータ設定情報が[入力属性]である場合、そのパラメータ項目のパラメータの値として、ワークフロー解析部110に入力された属性データ13の値を設定することを意味する。属性1の記録データが、パラメータ設定情報としての[↑]である場合、ステータス保持部113で保有する属性1で処理することを意味している。
パラメータ項目[属性2]に設定されたパラメータ設定情報が[操作者]である場合、そのパラメータ項目のパラメータの値として、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112の設定情報を適用して、[操作者]に対応する具体的な人物の特定情報をパラメータ値として設定する。
また、パラメータ項目[属性2]に設定されたパラメータ設定情報が[確認者]である場合、設定ファイル112の設定情報を適用して、[確認者]に対応する具体的な人物の特定情報をパラメータ値として設定する。
設定ファイル112のデータ構成例を図5に示す。設定ファイルには、図5に示すように、属性2の種類として、様々な担当者の種類が記録され、さらに各担当者の種類に応じた具体的な人物特定情報がパラメータ値として対応付けられて登録されている。
ワークフロー解析部110は、変換テーブルのパラメータ項目に、パラメータ設定情報として、[操作者]や[確認者]などの担当者種類情報が記録されている場合、これらの担当者種類情報に対応する具体的な担当者の特定情報を設定ファイル112から取得してワークフローにおけるパラメータの値として設定する処理を実行する。図5に示す設定ファイルを適用した場合、変換テーブルに[操作者]の設定のあるパラメータ値として[S氏]、[確認者]の設定のあるパラメータ値として[T氏]を設定する。
このように、ワークフロー解析部110は、ワークフロー解析部110に入力されるワークフロー指示データ11に記録された[処理内容]や[文書名]と一致するエントリを変換テーブル111から取得して、さらに、取得した変換テーブルエントリのパラメータ項目のパラメータ設定情報に基づいて、必要なパラメータを設定してワークフローを完成させる。図6にワークフロー解析部110の生成するワークフロー実体データとしてのワークフローインスタンスの構成例を示す。
ワークフロー実体データとしてのワークフローインスタンスは、図6に示すように、ワークフローを構成する複数の処理を処理順に設定し、各処理の処理指示情報と、各処理内容に対応するパラメータを持つデータから構成される。なお、図6には、[処理指示情報]として処理の説明が記載されているが、これは、説明のために記載しているものであり、これらの処理指示情報の文がワークフローに記録されていることは必須ではなく、ワークフローには、処理指示情報に対応するプログラム指定情報等が含まれていればよい。前述したように変換テーブルの[処理内容]に基づいて、ワークフローの[処理指示情報]が設定され、このワークフローの[処理指示情報]には、各処理を実行するために必要なプログラムを特定するためのプログラム指定情報が含まれる。
なお、図6に示すワークフローは、先に説明した図2に示す処理ステップの一部に対応するワークフローである。すなわち、図2に示すステップS101の詳細処理として説明したステップS201〜S208の処理を含むワークフローに相当する。
図1に示すワークフロー実行管理部150は、図6に示すワークフローの各処理No.1〜9に対応する処理を順次、実行させることで、ワークフローの実行管理を行う。なお、ワークフロー実行管理部150は、ワークフローに示された処理指示情報に基づいて、各処理に対応する処理実行プログラム等をドキュメントサービスライブラリ160から取得し、処理を実行する。
図1に示すワークフロー解析部110は、ステータス保持部113に、実行中の処理に対応するパラメータを含む実行ステータス情報を保持する。すなわち、図7に示すように、処理の実行推移に応じて、各処理No.1〜9に対応するパラメータを順次、実行ステータス情報として切り替えて保持し、ワークフロー実行管理部150はこれらのパラメータを適用した処理を行うことになる。
ワークフロー解析部110におけるワークフローの生成過程について、図8、図9を参照してより詳細に説明する。ワークフロー解析部110は、先に説明したように、ワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13を受信し、これらの各入力データ、および設定ファイル112(図5参照)に記録された情報に基づいて図6に示すワークフローインスタンスの生成を行う。
図8は、図6に示すワークフローにおける処理ステップ1の生成工程を説明する図である。図8には、ワークフロー解析部110に入力される(A)ワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13、さらに、ワークフロー解析部110の保持する(B)変換テーブル111を示し、これらのデータから生成されるワークフローを構成する1つの処理に対応する(C)ワークフローインスタンスを示している。
まず、ワークフロー解析部110は、図8に示すステップS01において、(A)ワークフロー指示データ中の第1番目の[指示情報]および[文書名]を取得し、これらの取得データに基づいて、変換テーブル111のエントリ検索を実行して、[処理内容]と[文書名]とが一致するエントリを変換テーブル111から抽出する。次に、取得したエントリのパラメータ項目の設定情報を参照する。
ステップS02において、ワークフロー解析部110は、パラメータ項目の[文書ID]を参照すると、パラメータ設定情報として[新文書ID]が記録され、新たな文書IDの設定が必要であることを確認する。ワークフロー解析部110は、このパラメータ設定情報に基づいて、[文書ID]のパラメータ値として新たな文書IDを設定する。図に示す例では、(C)ワークフローインスタンスのパラメータ項目[文書ID]に示すように[A1234]という新しい文書IDを設定した例を示している。
次に、ステップS03において、パラメータ項目の[属性1]を参照すると、パラメータ設定情報として[入力属性]が記録されており、ワークフロー解析部110に入力された属性情報に従って、パラメータ値を設定することが必要であると判定する。
ワークフロー解析部110は、この指示データに基づいて、[属性1]のパラメータ値として、ワークフロー解析部110に入力された属性データ13を参照して、属性値を取得して、取得した属性値をパラメータ項目[属性1]のパラメータ値として設定する。図に示す例では、(C)ワークフローインスタンスのパラメータ項目[属性1]に示すように[A社]が設定される。すなわち、ワークフロー解析部110に入力された属性データ13には、[A社]と記録されており、この記録情報がパラメータ値として設定されることになる。
次に、パラメータ項目の[属性2]を参照すると、パラメータの設定が不要であることを示すパラメータ設定情報[−]が設定され、新たな処理が不要であることが確認される。さらに、ステップS04において、処理内容を設定したパラメータを適用した処理内容に変更する。このようにして必要とするすべてのパラメータの設定が完了し、ワークフロー中の最初の処理に対応する(C)ワークフローインスタンスが完成する。
図1に示すワークフロー実行管理部150は、この図8に示す(C)ワークフローインスタンスに従って処理を実行する。この処理は、文書作成処理であり、例えば、図8に示す文書データ190の生成処理が行われる。文書データ190の基本となる文書情報は、入力される文書データ12から取得され、さらに、生成された文書データ190は、文書ID[A1234]が設定される。
次に、図9を参照して、図6に示すワークフローにおける処理ステップ9の生成工程について説明する。図9にも、図8と同様、ワークフロー解析部110に入力する(A)ワークフロー指示データ11、文書データ12、属性データ13、さらに、ワークフロー解析部110の保持する(B)変換テーブル111を示している。さらに、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112を示している。(C)ワークフローインスタンスは、これらのデータから生成される。
まず、ワークフロー解析部110は、図9に示すステップS11において、(A)ワークフロー指示データ中の第9番目の処理ステップの[指示情報]および[文書名]が一致するエントリを変換テーブル111から抽出する。次に、取得したエントリのパラメータ項目の情報を参照する。
ステップS12において、パラメータ項目の[文書ID]を参照すると、パラメータ設定情報として[↑]が記録されており、(C)ワークフローインスタンスの生成は、ステータス保持部113の実行ステータス情報(図7)の処理No9より、[A1236]という文書IDを設定している。なお、この文書IDは、図4に示す変換テーブルのエントリ[E06]に対応するワークフローの設定時に設定された文書IDに相当する。
次に、ステップS13において、パラメータ項目の[属性1]を参照すると、パラメータ設定情報として[↑]が記録されており、(C)ワークフローインスタンスの生成は、ステータス保持部113の実行ステータス情報(図7)の処理No9より、ワークフロー解析部110は、この指示データに基づいて、ワークフロー中の前の処理ステップにおいて設定済みの[属性1]のパラメータ値を設定する。図に示す例では、(C)ワークフローインスタンスのパラメータ項目[属性1]に示すように[A社]という属性パラメータを設定している。なお、このパラメータは、図4に示す変換テーブルのエントリ[E01]に対応するワークフローの設定時に設定された属性パラメータに相当する。
次に、ステップS14において、パラメータ項目の[属性2]を参照すると、パラメータ設定情報として[確認者]が記録されており(図7)、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112に従って、パラメータ値を設定することが必要であることが確認される。
ワークフロー解析部110は、このパラメータ設定情報に基づいて、[属性2]のパラメータ値として、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112を参照して、属性値としての[T氏]を取得して、取得した属性値をパラメータ項目[属性2]のパラメータ値として設定する。図に示す例では、(C)ワークフローインスタンスのパラメータ項目[属性2]に示すように[T氏]が設定される。さらに、ステップS15において、処理内容を設定したパラメータを適用した処理内容に変更する。このようにして、必要とするすべてのパラメータの設定が完了し、ワークフロー中の最初の処理に対応する(C)ワークフローインスタンスが完成する。
このように、ワークフロー解析部110は、まず、入力されたワークフロー指示データ11の処理内容と一致する処理内容と文書名を持つ変換テーブル111のエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納する。
上述した説明から明らかなように、ワークフロー解析部110に対して入力する情報は、
*ワークフロー指示データ11、
*文書データ12、
*属性データ13、
これらのデータである。なお、文書データ12は、例えば図1に示すDMS180から取得可能な場合は、入力の必要はない。
[3.ワークフローの変更処理について]
本発明の情報処理システムを適用することで、ワークフローの変更が容易となる。以下、ワークフローの変更処理の具体例について説明する。
(3.1)ワークフローの変更処理例1
具体的な例として、先に図2で説明した複数の取引先に見積もり依頼を行って見積もり書を受領するという処理工程に対応し、ワークフローに変更を行う場合の処理について説明する。
図10に示すワークフローは、先に図2で説明したワークフローと同様のワークフローである。ただし、このワークフローに従って処理を実行した際、B社の見積もりの保存通知処理が完了した時点で、B社からたとえば、記載にミスがあり、再度、見積もり書を提出したいといった要求があった場合のワークフローの変更処理について説明する。
すなわち、図10に示すステップS102のB社への見積もり処理において実行される処理ステップS201〜S208中のS208の処理完了時点で、B社から再度、見積もり書を再提出したいといった要求があった場合である。
この場合、B社からの見積もり書の再受領からの処理、すなわち、ステップS205からステップS208を再度実行するための処理ステップを追加したワークフローを設定することが必要となる。すなわち、図10に示すステップS205〜S208の処理を繰り返し実行するワークフローを生成することが必要となる。
この場合、オペレータは、ワークフロー解析部110にデータを再入力する。すなわち、図1に示す入力データである以下のデータ、
*ワークフロー指示データ11、
*文書データ12、
*属性データ13、
これらのデータ中、変更を要するデータのみを変更して入力する。
ワークフロー指示データ11については、図11に示すように、繰り返して再実行させる追加処理ステップ202を追加する変更を実行して、新たなワークフロー指示データ201としてワークフロー解析部110にデータを再入力する。図11に示す処理No.19〜22が追加変更された追加処理ステップ202である。この処理は、図11に示す処理No.15〜18の繰り返しとして設定される。
オペレータは、例えば、先に作成済みのワークフロー指示データ11に基づいて、図11に示す新たなワークフロー指示データ201に変更してワークフロー解析部110にデータを再入力する。なお、この処理変更においては、処理に適用する文書データ12や、属性データ13の変更はないので、これらのデータについての新たな入力は必要としない。
ワークフロー解析部110では、先に入力済みのワークフローに基づく処理の実行中に、新たなワークフロー指示データ201が入力されると、この新規入力されたワークフロー指示データに基づいて、ワークフローの生成処理を実行する。ワークフローの生成工程は、先に説明したと同様の処理であり、まず、入力されたワークフロー指示データ201の[指示情報]および[文書名]と一致する[処理内容]、[文書名]を持つ変換テーブル111のエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納するという処理である。
まず、ワークフロー解析部110は、ステータス保持部113に保持された情報に基づいて実行処理ステップを判断し、その処理ステップにおいて処理を停止し、ワークフローの生成を開始する。この処理について図12、図13を参照して説明する。
図12には、ワークフロー解析部110に入力され変更された(A)ワークフロー指示データと、ワークフロー解析部110が保持する(B)変換テーブルの一部を示している。(B)変換テーブルは、先に図4を参照して説明したと同じ変換テーブルである。ワークフロー解析部110は、新たに入力される(A)ワークフロー指示データの各処理ステップの[指示情報]および[文書名]と一致する[処理内容]および[文書名]を有する変換テーブルのエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定された情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成する。
図13には、図12に示す変更された(A)ワークフロー指示データに基づいて生成される(C)ワークフローインスタンス(ワークフロー実体)と、ワークフロー解析部110のステータス保持部113に保持されている現在実行中の(D)実行ステータス情報を示している。
まず、ワークフロー解析部110は、ステータス保持部113に保持された(D)実行ステータス情報に基づいて実行処理ステップを判断する。ステータス保持部113に保持された(D)実行ステータス情報は、処理No.18に相当し、ワークフロー解析部110は、この処理ステップにおいて処理を停止し、ワークフローの生成を開始する。
ワークフロー解析部110は、新たに入力された(A)ワークフロー指示データの未処理ステップである処理No.19以降の処理に対応するワークフローを新たに生成する。このワークフロー生成処理は、前述したワークフローの生成処理と全く同様の処理として実行される。すなわち、まず、入力されたワークフロー指示データの[指示情報]、[文書名]と一致する[処理内容]および[文書名]の設定された変換テーブルのエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納する。
例えば、図13に示す処理No.19のワークフローインスタンスの生成処理は、図12に示すワークフロー指示データの[指示情報:スキャン待ち]と、[文書名:見積もり書]と一致する[処理内容]および[文書名]データを持つ変換テーブルのエントリを選択する。選択される変換テーブルのエントリはエントリNo.[E06]である。このエントリ[E06]のパラメータ項目のパラメータ設定情報に基づいて、パラメータ設定を実行する。
ここで、図12に示す変換テーブルのエントリ[E06]のパラメータ項目[文書ID]には[新文書ID]とのパラメータ設定情報が設定されているので、新たな文書IDの設定が行われる。すなわち、図13に示すワークフロー中の処理No.19のパラメータ項目に示す様に文書IDとして[B1237]が付与される。文書は、文書ID毎に管理され保存されることになるので、B社が再提出する見積もり書は[B1237]の文書IDの下に管理、保存される。B社が先に提出した見積もり書は[B1236]の文書IDの下に管理、保存されており、提出済みの見積もり書についても消去されることなく保存されることになる。
その他のパラメータの設定は、前述した処理と同様に実行され、すべての必要なパラメータの設定が行われる。図13に示す処理No.19〜22について、変換テーブルのエントリE06〜E09を適用して、それぞれパラメータの値が設定され、ワークフローインスタンスは、新たに入力されたワークフロー指示データに対応する設定とされる。
これらの設定が完了すると、ワークフロー解析部110は生成したワークフローインスタンスを記憶部120に格納する。ワークフロー解析部110は、ワークフロー実行管理部150に処理の再開を指示し、ワークフロー実行管理部150は、実行ステータス情報として保持されている処理No.18の次の処理No.19からの処理を実行する。この処理によって、B社から再提出される見積もり書を再び受領する処理が実行されることになる。
このように、本発明の情報処理システムでは、入力されるワークフロー指示データ11を変更する処理のみで、ワークフローの変更が可能となる。このワークフロー指示データ11の入力に際して、オペレータはパラメータ項目に含まれる属性情報の入力を行う必要がない。属性情報は、ワークフロー解析部110の保持する変換テーブル111のパラメータ設定情報に基づいて、取得先が解析され、自動設定されるからである。具体的には、ワークフロー解析部110に入力されている属性情報や、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112から正しい属性情報を取得してパラメータとして設定することが可能であり、オペレータは属性情報を逐一確認して入力することなくまたワークフロー変更時に修正することなく、正しいワークフローの生成、変更処理を行うことができる。
(3.2)ワークフローの変更処理例2
次に、ワークフローの変更処理例2について説明する。上述した処理例と同様、先に図2で説明した複数の取引先に見積もり依頼を行って見積もり書を受領し、その取引先の中より、発注先を決定し、稟議処理をし、発注するという処理工程に対応するワークフローに変更を行う場合について説明する。
図14に示すフローは、先に図2で説明したフローと同様のフローである。このフローに従った処理を実行している際、ステップS102のB社の見積もりの保存通知処理が完了した時点で、ステップS103のC社の見積もり処理〜S105の稟議処理を省略し、発注先をA社としてステップS106の発注処理以降を実行するという処理変更例について説明する。このワークフロー変更処理では、図14に示すステップS103〜S105を削除することになる。
この場合、オペレータは、ワークフロー解析部110にデータを再入力する。すなわち、図1に示す入力データである以下のデータ、
*ワークフロー指示データ11、
*文書データ12、
*属性データ13、
これらのデータ中、変更を要するワークフロー指示データ11のみを変更して入力する。この場合、変更したワークフロー指示データ11を入力し、さらに、発注先としての決定情報である[A社]を文書属性データとして入力する。
ワークフロー指示データ11については、図15に示すように、先に生成して入力したワークフロー指示データ11から、図14に示すフローのステップS103〜S105に相当する処理ステップを削除する変更を実行して、新たなワークフロー指示データ251としてワークフロー解析部110にデータを再入力する。図15に示す処理No.19〜35が削除対象となる処理ステップ252である。
オペレータは、例えば、先に作成済みのワークフロー指示データ11に基づいて、図15に示す処理ステップ252を削除した新たなワークフロー指示データ271を生成してワークフロー解析部110にデータを再入力する。すなわち、図16に示すのがワークフロー指示データ271で、これをワークフロー解析部110に入力する。
ワークフロー解析部110では、先に入力済みのワークフローに基づく処理の実行中に、新たなワークフロー指示データ271が入力されると、この新規入力されたワークフロー指示データ271に基づいて、ワークフローの生成処理を実行する。ワークフローの生成工程は、先に説明したと同様の処理であり、まず、入力されたワークフロー指示データ271の[指示情報]および[文書名]と一致する[処理内容]および[文書名]を持つ変換テーブル111のエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータ記録部に設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納するという処理である。
まず、ワークフロー解析部110は、ステータス保持部113に保持された情報に基づいて実行処理ステップを判断し、その処理ステップにおいて処理を停止し、ワークフローの生成を開始する。この処理について図17、図18を参照して説明する。
図17には、ワークフロー解析部110が保持する(B)変換テーブル111の一部を示している。(B)変換テーブル111は、先に図4を参照して説明したと同じ変換テーブル111である。ワークフロー解析部110は、新たに入力された図16に示す(A)ワークフロー指示データ271の各処理ステップの[指示情報]および[文書名]と一致する[処理内容]および[文書名]を持つ変換テーブルのエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータに設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値をステータス保持部113および設定ファイル112より設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成する。
図18には、図16に示す変更された(A)ワークフロー指示データ271に基づいて生成される(C)ワークフローインスタンス(ワークフロー実体)と、ワークフロー解析部110のステータス保持部113に保持されている現在実行中の(D)実行ステータス情報を示している。
まず、ワークフロー解析部110は、ステータス保持部113に保持された(D)実行ステータス情報に基づいて実行処理ステップを判断する。ステータス保持部113に保持された(D)実行ステータス情報は、処理No.18に相当し、ワークフロー解析部110は、この処理ステップにおいて処理を停止し、ワークフローの生成を開始する。
ワークフロー解析部110は、新たに入力されたワークフロー指示データ271の未処理ステップである処理No.19以降の処理に対応するワークフローを新たに生成する。このワークフロー生成処理は、前述したワークフローの生成処理と全く同様の処理として実行される。すなわち、まず、入力されたワークフロー指示データの[指示情報]、[文書名]と一致する[処理内容]および[文書名]を持つ変換テーブル111のエントリを選択し、さらに、選択エントリのパラメータに設定されたパラメータ設定情報を用いて、必要なパラメータの値を設定してワークフロー(ワークフローインスタンス)を生成して記憶部120に格納する。
例えば、図18に示す処理No.19のワークフローインスタンスの生成処理は、図16に示すワークフロー指示データ271の処理No.19の[指示情報:文書作成]と、[文書名:注文書]と一致する[処理内容]および[文書名]を持つ(B)変換テーブル(図17参照)のエントリを選択する。選択される(B)変換テーブルのエントリはエントリNo.[E21]である。このエントリ[E21]のパラメータ項目のパラメータ設定情報に基づいて、パラメータ設定を実行する。
ここで、図17に示す(B)変換テーブルのエントリ[E21]のパラメータ項目[文書ID]には[新文書ID]とのパラメータ設定情報が設定されているので、新たな文書IDの設定が行われる。すなわち、図18に示すワークフロー中の処理No.19のパラメータ項目に示す様に文書IDとして[A5432]が付与される。前述したように、文書は、文書ID毎に管理され保存されることになるので、生成される注文書は[A5432]の文書IDの下に管理、保存される。
また、[属性1]には、[入力属性]とのパラメータ設定情報が設定されているので、新たに入力された属性データを参照して、ここからパラメータ値としての[A社]を取得して、[属性1]に対応するパラメータとして設定する。図18に示す処理No.19以下の各処理ステップについて、変換テーブルのエントリE21〜を適用して、それぞれパラメータの値が設定され、ワークフローは、新たに入力されたワークフロー指示データに対応する設定とされる。
これらの設定が完了すると、ワークフロー解析部110は生成したワークフローインスタンスを記憶部120に格納する。ワークフロー解析部110は、ワークフロー実行管理部150に処理の再開を指示し、ワークフロー実行管理部150は、実行ステータス情報として保持されている処理No.18の次の処理No.19からの処理を実行する。このワークフロー変更処理によって、図14に示すステップS103〜S105の処理が省略され、ステップS106の発注処理以降が実行されることになる。
このように、本発明の情報処理システムでは、入力されるワークフロー指示データ11を変更し、必要となる属性データ13を入力するのみで、ワークフローの変更が可能となる。このワークフロー指示データ11の入力に際して、オペレータはパラメータ項目に含まれる属性情報を各処理に対応して設定する必要がない。すなわち、属性情報は、ワークフロー解析部110の保持する変換テーブル111のパラメータ設定情報に基づいて、属性が解析され、自動設定されるからである。具体的には、ワークフロー解析部110に入力されている属性情報や、ワークフロー解析部110の保持する設定ファイル112から正しい属性情報を取得してパラメータとして設定することが可能であり、オペレータは属性情報を逐一確認して入力や変更することなく正しいワークフローの生成、変更処理を行うことができる。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにロードして実行するか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行することが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、ハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるとは限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、複数の処理情報から構成されるワークフローの生成を行う構成において、ワークフロー解析部110がワークフロー指示データ11を受信し、ワークフローを構成する様々な処理に対応するエントリを有する変換テーブル111を適用してワークフローの生成処理を行う構成とし、変換テーブル111に記録されたパラメータ設定情報に従ってパラメータの自動設定を行う構成とした。具体的には、例えば、ワークフロー解析部110に対して入力される属性データ13、または、ワークフロー解析部110のアクセス可能な設定ファイル112の記録データからパラメータの取得を行うことを指示するパラメータ設定情報を変換テーブル111に記録して、このパラメータ設定情報に従ってパラメータの自動設定を行う構成としたため、オペレータによるパラメータ(属性)の入力や変更処理を省略することが可能となり、効率的に正確なワークフローの生成が可能となり、例えば、ワークフローの変更時にもパラメータの新規設定を省いて処理指示情報を再入力することで効率的に正確なワークフロー変更が実現される。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成および処理の概要について説明する図である。 本発明の情報処理システムの生成するワークフローを構成する処理ステップの例について説明する図である。 ワークフロー解析部110に入力されるワークフロー指示データ11の例について説明する図である。 ワークフロー解析部110の保持する変換テーブル111の具体的例を示す図である。 設定ファイル112のデータ構成例を説明する図である。 ワークフロー解析部110の生成するワークフロー実体データとしてのワークフローインスタンスの構成例を示す図である。 ステータス保持部113が保持する実行中の処理に対応するパラメータを含むステータス情報について説明する図である。 ワークフロー解析部110におけるワークフローの生成過程について説明する図である。 ワークフロー解析部110におけるワークフローの生成過程について説明する図である。 ワークフローの変更処理例について説明するフローを示す図である。 ワークフローの変更処理に際して入力されるワークフロー指示データ201の例について説明する図である。 ワークフローの変更処理に際して入力される(A)ワークフロー指示データおよびワークフロー変更処理に適用する(B)変換テーブルについて説明する図である。 ワークフローの変更処理によって生成される(C)ワークフローインスタンスと(D)実行ステータス情報について説明する図である。 ワークフローの変更処理例について説明するフローを示す図である。 ワークフローの変更処理に際して入力されるワークフロー指示データ251の例について説明する図である。 ワークフローの変更処理に際して入力されるワークフロー指示データ271の例について説明する図である。 ワークフローの変更処理に際して適用する(B)変換テーブルについて説明する図である。 ワークフローの変更処理によって生成される(C)ワークフローインスタンスと(D)実行ステータス情報について説明する図である。
符号の説明
11 ワークフロー指示データ
12 文書データ
13 属性データ
100 情報処理システム
110 ワークフロー解析部
111 変換テーブル
112 設定ファイル
113 ステータス保持部
120 記憶部
150 ワークフロー実行管理部
160 ドキュメントサービスライブラリ
170 実行ログ記録部
180 DMS
201 ワークフロー指示データ
251,271 ワークフロー指示データ

Claims (3)

  1. 文書に関連する複数の処理から構成されるワークフローの生成処理を行う情報処理システムであり、
    文書に関連する処理の各々ついて、処理内容および文書名の組み合わせごとにエントリを設け、当該エントリごとに、当該処理のパラメータを設定するためのパラメータ設定情報を記録した変換テーブルと、
    ワークフローを構成する一連の処理の各々について処理内容を特定する情報および文書名を記述したワークフロー指示データを受信し、前記ワークフローを構成する一連の処理の各々について前記変換テーブルを適用して当該パラメータ設定情報に従ってパラメータを設定しワークフローインスタンスを生成するワークフロー解析部とを有し、
    前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、
    前記ワークフロー解析部に対して入力される属性データをパラメータとして採用するか、または、前記ワークフロー解析部のアクセス可能な設定ファイルの記録データからパラメータを取得して採用するかを指示するデータであり、
    前記ワークフロー解析部は、
    前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報に従って、前記ワークフロー解析部に対して入力前記属性データ、または前記設定ファイルの記録データからパラメータを取得して、パラメータ設定処理を実行する構成であり、
    さらに、前記ワークフロー解析部は、
    ワークフローの実行ステータスを保持するステータス保持部を有し、
    前記ワークフロー解析部は、
    ワークフロー実行中に、新たに新規ワークフロー指示データであって、実行済みの処理の各々については処理内容を特定する情報および文書名をそのまま記述し、かつ、最後に実行した処理に続き、しかも変更を反映させた一連の処理の各々について処理の内容を特定する情報および文書名を記述する当該新規ワークフロー指示データが、入力された場合、現在実行中のワークフローの実行を中断し、前記新規ワークフロー指示データに基づいて新たにワークフローインスタンスを生成し、当該ワークフローインスタンスは、前記ステータス保持部に保持された実行ステータスに基づいて、前記新規ワークフロー指示データにおいて前記実行済みの処理の後に実行すべき処理のみ実行する構成であることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、
    先行処理と同一のパラメータ値の設定を指示するデータを含み、
    前記ワークフロー解析部は、
    前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報が、先行処理と同一のパラメータの設定を指示するデータである場合、先行処理と同一のパラメータを設定する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 情報処理装置において、複数の処理から構成されるワークフローの生成処理を行わせるコンピュータ・プログラムであり、
    コンピュータを、
    文書に関連する処理の各々ついて、処理内容および文書名の組み合わせごとにエントリを設け、当該エントリごとに、当該処理のパラメータを設定するパラメータ設定情報を記録した変換テーブル、
    ワークフローを構成する一連の処理の各々について処理内容を特定する情報および文書名を記述したワークフロー指示データを受信し、前記ワークフローを構成する一連の処理の各々について前記変換テーブルを適用して当該パラメータ設定情報に従ってパラメータを設定しワークフローインスタンスを生成するワークフロー解析部、
    として機能させ、
    前記変換テーブルに記録されたパラメータ設定情報は、
    前記ワークフロー解析部に対して入力される属性データをパラメータとして採用するか、または、前記ワークフロー解析部のアクセス可能な設定ファイルの記録データからパラメータを取得して採用するかを指示するデータであり、
    前記ワークフロー解析部は、
    前記変換テーブルエントリに記録されたパラメータ設定情報に従って、前記ワークフロー解析部に対して入力前記属性データ、または前記設定ファイルの記録データからパラメータを取得して、パラメータ設定処理を実行する構成であり、
    さらに、前記ワークフロー解析部は、
    ワークフローの実行ステータスを保持するステータス保持部を有し、
    前記ワークフロー解析部は、
    ワークフロー実行中に、新たに、新規ワークフロー指示データであって、実行済みの処理の各々については処理内容を特定する情報および文書名をそのまま記述し、かつ、最後に実行した処理に続き、しかも変更を反映させた一連の処理の各々について処理の内容を特定する情報および文書名を記述する当該新規ワークフロー指示データが、入力された場合、現在実行中のワークフローの実行を中断し、前記新規ワークフロー指示データに基づいて新たにワークフローインスタンスを生成し、当該ワークフローインスタンスは、前記ステータス保持部に保持された実行ステータスに基づいて、前記新規ワークフロー指示データにおいて前記実行済みの処理の後に実行すべき処理のみ実行する構成であることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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