JP4928664B2 - プリントヘッドカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット・プリントシステムおよびプリント方法に関する。特に、本発明は、インクジェット・トランザクションプリント装置およびトランザクションレシートのプリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なインクジェット・プリント装置は、通常、1つまたは複数のプリントヘッドをインク受け表面に対して所望の向きに支持する移動キャリッジユニットを備える。この点に関して、キャリッジユニットがインク受け表面に隣接した直線の移動経路に沿って移動する際に、プリントヘッドがインクをインク受け表面に噴射して、所望のしるしを形成する。
【0003】
このようなプリントヘッドは、通常、インクをインク受け表面に向けて噴射するための複数の小さなオリフィスを備えるオリフィス板を有する。これら小さなノズルすなわち開口部に、またはその周囲に残留物が蓄積されるため、多くのインクジェットプリント装置は、吐出されたインク滴をキャップすると共に、拭き取り、キャッチする、プリントヘッドを清潔に保つよう促進するサービスステーションモジュールを備えている。このようなプリントヘッドへサービスを提供する際に必要な動作とは、かかる残留物の除去に利用されるワイパも周期的にクリーニングするよう確実にすることである。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
このようなワイパのクリーニングに対する従来の解決策としては、サービスステーションモジュール内にワイパクリーニングステーションを設けるというものが挙げられる。この点に関して、ワイパクリーニングステーションが必要となるだけでなく、ワイパをクリーニングするために、特別なワイパクリーニング液も必要となる。このため、このようなワイパクリーニングステーションは、意図した目的を満足するものではあるが、ワイパクリーニングステーション部分は、プリント装置の寿命までもつよう要求され、かつ特別なクリーニング液を提供しなければならないため、プリンタを動作させるコストを上げてしまう。
【0005】
したがって、プリント装置の寿命までもつよう要求されず、かついかなる特別なクリーニング液をも必要としない新規の改良されたインクジェットプリント装置が非常に望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、幅の寸法が約6.5インチ以下であるベースと、該ベースに連結され、プリント装置の幅寸法に沿った移動経路に沿って直線移動するために搭載されるプリントヘッドカートリッジストールと、を備えるトランザクションプリント装置を提供する。ストールは、プリントヘッドカートリッジの下から支持して、約3インチの幅寸法を有するトランザクションレシートへのインクの噴射を促進するよう採寸される。プリントヘッドカートリッジは、内部にインク供給を保持するため、前壁部材、側壁部材、上壁部材、および底壁部材を含む略箱様形状を有するカートリッジ本体を備え、インク供給と液通するプリントヘッドは、カートリッジ本体内に収容されるインクを噴射し、前壁部材に一体的に接続され、外側に突出するボスは、プリントヘッドと前壁部材の間に間隔をあけると共に、トランザクションレシートプリントの際に、プリントヘッドカートリッジの線形並進を逆にすることを容易にするため、前壁部材に隣接して、一対のプリントヘッド線形並進を逆にするスペースを画定する。トランザクションレシートのプリント方法は、プリントヘッドカートリッジおよびプリントヘッドワイパを互いに対して、実質的に6.5インチ未満の直線の移動経路に沿って一方向に移動し、インクをロール用紙の一部上に噴射して、トランザクションレシートの形成を促進すると共に、プリントヘッドをワイパでクリーニングすることを含む。プリントヘッドカートリッジおよびプリントヘッドワイパは、次に、直線の移動経路に沿って反対方向に互いに対して移動して、インクをロール用紙の他の部分に噴射し、さらにトランザクションレシートの形成を促進すると共に、プリントヘッドをワイパでクリーニングする。プリントヘッドカートリッジの移動は、トランザクションレシートがプリントされるまで、十分な回数分繰り返される。
【0007】
添付図面と共に以下の本発明の実施形態の説明を参照することで、本発明の上記特徴および該特徴を得る方法がより明白となり、かつ本発明自体が最も良く理解されよう。
【0008】
【発明の実施の形態】
ここで、図1に、本発明により構築されたトランザクションプリンタ10等のインクジェットプリント装置を示す。トランザクションプリンタ10は、通常の商業的なトランザクションにおいて、レシート等のプリントに利用されている。この点に関して、トランザクションプリンタ10は、図1に示すトランザクションレシート12等、トランザクションレシートのプリントに利用される消耗品を交換する目的のためだけに、操作者の介入を必要とする信頼性の高い様式で、使いやすいように構築される。
【0009】
次に、図1を参照してトランザクションプリンタ10についてより詳細に考慮する。プリンタ10は、通常、用紙送出システム18およびインク送出システム20を内部に支持するためのベース14を備える。用紙送出システム18は、連続ロール用紙22をプリントゾーン24を通して移動させ、インクは、インク送出システム20の部分を形成するプリントヘッドカートリッジ26等、1つまたは複数の使い捨て式低プロファイルインクジェットプリントヘッドカートリッジから用紙22に噴射される。
【0010】
図1に最もよく示すように、インク送出システム20は、プリントゾーン24に隣接した直線の移動経路におけるスライドバー32に沿って移動するキャリッジカートリッジストール30の移動を制御するプリントエンジン28を備える。また、プリントエンジン28は、カートリッジ26からのインクの噴射を制御して、トランザクションレシートの形成を促進する。キャリッジカートリッジストール30の移動制御様式、およびカートリッジ26からのインクの噴射様式は、インクジェットプリントの分野において既に知られているため、プリントエンジン28の詳細については、以下これ以上詳細には説明しない。同様に、連続ロール用紙22をプリントゾーン24を通して移動させる用紙送出システム18もまた、衝撃式プリンターの分野では既に知られているため、用紙送出システム18についてはこれ以上詳細に説明しない。なお、カートリッジストール30は、ブラックインクでのプリントのための単一カートリッジ26、あるいはブラックおよび選択したカラーでのプリントのための一対のカートリッジ26のいずれを収容してもよい。
【0011】
次に、図2を参照して、インクジェットプリントヘッドカートリッジ26についてより詳細に考慮する。インクジェットプリントヘッドカートリッジ26は、通常、インク供給を保持するための略中空の構造を有するカートリッジ本体34を含む。この点に関して、カートリッジ26に設けられるインク供給は、ブラック、あるいは例えばマゼンタ、シアン、またはイエロー等のユーザが選択した色の速乾顔料インクである。
【0012】
図2に最も良く示すように、カートリッジ本体34は、後壁37と、上壁39と、底壁41と、一対の側壁43および44それぞれと、前壁46とを含む略箱様構造を有する。前壁46に一体形成され、かつそこから外側に突出するものは、下部リップ65において終端する傾斜上壁71を有する前面部分36である。前面部分36の下部は、より詳細に後述するように、インクジェットプリントヘッドワイパクリーニングステーション45の画定を助ける。インクジェットプリントヘッド47は、前面部分36の凹形溝エリア42内に搭載され、ワイパクリーニングステーション45の間に挟まれる。
【0013】
プリントヘッド47の信頼性のある動作の改良を助けるために、プリント装置10はまた、ワイパアセンブリ38と、ワイパ40とを備える。ワイパアセンブリ38は、ワイパ40と、プリントヘッドカートリッジ26との間に妨害物を設けるように、用紙送出システム18に搭載される。この点に関して、その上部に形成される微細に採寸されたオリフィス58(図7)のセット上の、またはその周囲に蓄積された残留物をいずれも除去するために、プリントヘッド47にも妨害物が設けられる。この点に関して、プリントヘッド47とのワイパ40の妨害物は、約0.25mmから約0.75mmの間に設定される。より好ましい設定は、約0.35mmから約0.60mmであり、最も好ましい設定は、約0.50mmである。プリントヘッドカートリッジ26の前面部分36によって画定されるワイパクリーニングステーション45は、ワイパ40およびプリントヘッド47が相対的に移動する都度、ワイパ40に蓄積された残留物を確実に除去する。
【0014】
インク送出システム20はさらに、カートリッジ本体34の内部内の中空スペースによって画定されるチャンバ50内に担持されるスポンジ48を含む。スポンジ48は、インク供給をカートリッジ本体34の内部内に保持するためのものである。直立管(図示せず)は、チャンバ50からプリントヘッド47にプリント用液を搬送する。
【0015】
次に、図7を参照してプリントヘッド47についてより詳細に考慮する。プリントヘッド47は、通常、プリントヘッド47を、回路トレース54および電気接点56のセットを介して、プリントエンジン28に電気接続するプリント回路53を備える。すなわち、電気接点56は、フレキシブル回路(図示せず)上の整合する接点を、キャリッジストール30に対して個々に電気接続し、プリントエンジン28とのプリントヘッド47の電気的インタフェースを提供する。プリントヘッド47のオリフィス58等、個々の精緻に採寸されたオリフィスは、適切な制御信号がプリントエンジン28により接点56に加えられたときに、液を噴射する。精緻に採寸されたオリフィス58は、プリントヘッドカートリッジ26の前面部分36が下にある凹形エリア42の床に接着材で取り付けられた金属板部材62に形成される。
【0016】
チャンバ50と、カートリッジ本体34の前面部分36に形成された液収容キャビティ64の間に液通経路を設けるために、前面部分36と金属板部材62の間に貫通孔66を形成する。
【0017】
次に、プリントヘッドカートリッジ26についてより詳細に考慮する。プリントヘッドカートリッジ26は、通常、キャリッジストール30に対するプリントヘッドカートリッジ26の設置および取り外しを容易にするための、一体形成された外側に突出するタブ35を備える。タブ35は、カートリッジ本体34の上壁39に隣接するカートリッジ本体34の後壁37上に配置される。
【0018】
上壁39に一体形成される上部リップ52は、後壁37に隣接するカートリッジ本体34の幅寸法Wの略全体にわたって延在する。底部リップ60は、カートリッジ本体34の底壁41上の後壁37の底部に隣接して配置される。底部リップ60は、上部リップ52の幅寸法の約半分である。この点に関して、上部リップ52および底部リップ60は、桶状部(図示せず)と協働して、アセンブリを製造する目的のために、カートリッジ本体34が適切な向きになるよう促進する。
【0019】
カートリッジ本体34は、右側基準部材93および左側基準部材95を一体形成している。基準部材93および95は、側壁43および44それぞれに一体形成される。この点に関して、基準部材93および95はそれぞれ、側壁43および44それぞれの縦方向寸法Dの略全体にわたって延在する。基準部材93および95は、桶状部と協働して、組立目的のためにカートリッジ本体34を適切な向きにすることで、プリントヘッドカートリッジ26の製造の促進をさらに助けるために、カートリッジ本体34に設けられる。
【0020】
基準部材93および95はまた、プリントヘッドカートリッジ26をカートリッジストール30に適切に設置する際の助けにもなる。この点に関して、図2に最も良く示すように、基準部材93および95はそれぞれ、カートリッジ26の前面部分36から外側に延出し、カートリッジ26のカートリッジストール30への設置時に、前面部分36とカートリッジストール30の間に間隔を設ける。この間隔の距離としては、プリント目的のために、オリフィス58と用紙22の間の間隔が適切になるよう助けるものが選択される。
【0021】
次に、図4から図6を参照して、前面部分36についてより詳細に考慮する。前面部分36は、一対の間隔のあけられた屈曲クリップクリーニングスロット31および33をそれぞれ備える。スロット31および33は、略長方形の形状を有し、プリント回路53に隣接したプリントヘッド47の両側に配置される。屈曲クリップクリーニングスロット31および33は、配置されている屈曲ケーブルクリップ(図示せず)を妨害することなく、プリントヘッドカートリッジ26をカートリッジストール30に置載できるようにする。
【0022】
図4に最もよく示すように、細長い凹形エリア42は、その中にプリントヘッド47を収容するのに十分な深さおよび幅を有する。この点に関して、プリントヘッド47が凹形エリア42内に搭載されると、プリントヘッド47は、凹形エリア42の右側壁69および左側壁70と協働して、一対の残留物蓄積溝73および74をそれぞれ形成する。溝73および74は、それぞれ略長方形箱様形状を有する一対の凹形残留物キャッチャ77および79それぞれに延出する。残留物キャッチャ77および79は、一端が閉じており、かつ各溝73および74内に向けては開いているため、重力の作用で溝を流れ落ちる残留物残留物キャッチャ77および79内に蓄積できる。一対のダム67および68は、溝に残留したインクを残留物キャッチャ77および79に向けるよう助けるため、各溝73および74をブロックする。
【0023】
前面部分36はさらに、前壁46から外側に向けて垂直に延出する一対の間隔のあけられた側壁部材81および83を備える。側壁部材81および83は、凹形エリア42に隣接して配置される一対のリップ85および87それぞれにおいて終端する。この点に関して、リップは、プリントヘッド47に対して平行であるが、わずかに高い水平面に配置される。これは、側壁部材81等の側壁部材にまず係合してから、リップ87等のリップに係合するようにして、ワイパ40のクリーニングを容易にするためである。図2に最も良く示すように、リップ85および87はそれぞれ、ワイパ40のクリーニング表面に係合するクリーニング表面を提供するのに十分な幅を有する。
【0024】
次に、図1および図2を参照して、ワイパクリーニングステーション45の動作についてより詳細に考慮する。プリントヘッドカートリッジ26およびワイパ40が第1の方向に互いに対して移動するにつれて、プリントヘッドカートリッジ26が、ワイパ40の第1のクリーニング表面を側壁81と係合させる。この同じ第1の方向に相対移動し続けるにつれ、ワイパ40の第1のクリーニング表面がリップ85の表面によって設けられる第2のクリーニング表面に沿って擦られる。この擦りアクションによって、ワイパ40の第1のクリーニング表面上のあらゆる残留物を落とし、側壁81から下部右側段差(plateau)98に流し出す。リップ85の表面から、ワイパ40が溝73にスナップ嵌めされて、残っているワイパの残留物をすべて溝73および残留物蓄積キャッチャー77に自由落下させる。
【0025】
次に、ワイパ40は、プリントヘッド47のオリフィス58を横切って移動し、ワイパ40のクリーニング済み拭き取り表面でオリフィス58をクリーニングする。ワイパ40は、オリフィス58をクリーニングした後、プリントヘッド47からスナップ嵌めを解除して、反対側の溝74に入り、あらゆる残留物をプリントヘッド47から除去して、溝74を自由落下させて溝74および残留物蓄積キャッチャ79に蓄積できるようにする。第1の方向に相対移動し続けるにつれ、ワイパの第1のクリーニング表面が壁70に係合してから、リップ87の表面に係合する。この係合および擦りアクションはさらに、ワイパの第1のクリーニング表面をクリーニングし、残留物を壁70および溝74から自由落下させ、残留物蓄積キャッチャ79に蓄積できるようにする。ワイパ40は、リップ85の表面を通過した後、反対側の側壁83にスナップ嵌めし、残っているあらゆる残留物を重力の作用で下部左側段差99外に落とすようにする。
【0026】
次に、図1および図2を参照して、ワイパクリーニングステーション45の動作についてさらに考慮する。プリントヘッドカートリッジ26およびワイパ40が第2の方向すなわち第1の方向と反対の方向に互いに対して移動するにつれて、プリントヘッドカートリッジ26が、ワイパ40の第2のクリーニング表面を側壁83と係合させる。この同じ第2の方向に相対移動し続けるにつれ、ワイパ40の第2のクリーニング表面がリップ87の表面によって設けられる第2のクリーニング表面に沿って擦られる。この擦りアクションによって、ワイパ40の第2のクリーニング表面上のあらゆる残留物を落とし、側壁83から下部左側段差99に流し出す。リップ87の表面から、ワイパ40が溝74にスナップ嵌めされて、残っているワイパの残留物をすべて溝74および残留物蓄積キャッチャ79に自由落下させる。
【0027】
次に、ワイパ40は、プリントヘッド47のオリフィス58を横切って移動し、ワイパ40の第2のクリーニング済み拭き取り表面でオリフィス58をクリーニングする。ワイパ40は、オリフィス58をクリーニングした後、プリントヘッド47からスナップ嵌めを解除して、反対側の溝73に入り、あらゆる残留物をプリントヘッド47から除去し、溝73を自由落下させて溝73および残留物蓄積キャッチャー77に蓄積できるようにする。第2の方向に相対移動し続けるにつれ、ワイパの第2のクリーニング表面が壁69に係合してから、リップ85の表面に係合する。この係合および擦りアクションはさらに、ワイパの第2のクリーニング表面をクリーニングし、残留物を壁69および溝73を自由落下させ、残留物蓄積キャッチャー77に蓄積できるようにする。ワイパ40は、リップ85の表面を通過した後、反対側の側壁81にスナップ嵌めし、残っているあらゆる残留物を重力の作用で下部左側段差98外に落とすようにする。
【0028】
ワイパ40の第1のクリーニング表面およびワイパ40の第2のクリーニング表面の上記クリーニングアクションは、プリントヘッドカートリッジ26のインク供給が使い果たされるまで、繰り返される。この時に、プリントヘッドカートリッジ26が交換されて、新しいワイパステーションが設けられることになる。また、当業者は、段差98および99それぞれの上の隆起した前面部分の各側の概して55および57で示す切り欠きエリアにより、ワイパをプリントヘッドから係合解除することができ、これは次に、実質的にワイパを全く摩耗せずに、プリントヘッドカートリッジの線形並進運動を逆にすることができることを理解されたい。切り欠きエリア55および57はまた、中央に配置されるサービスステーションをプリント装置10内に配置できるようにするため、プリント装置10の全体幅がかなり低減される。
【0029】
次に、図7乃至図10を参照して、プリントヘッド47の完全に一体化されたサーマル(FIT:Fully Integrated Thermal)液噴射アーキテクチャについてより詳細に考慮する。サーマルインクジェットプリントヘッド47は、最も好ましくはガラス板(すなわち、非晶質の、通常非導電性材料)として形成される基板72(図9および図10)を含む。平面図に示すように、基板72は、略長方形の形状を有する。最も好ましくは、ガラス基板は、普通のガラス窓に利用される安価な種類のソーダ石灰ガラスから形成されるため、プリントヘッド47を極めて低価格で製造可能であるものとしている。プリントヘッド47は、シリコンまたは他の晶質半導体材料を必要とする従来技術を利用したプリントヘッドと比較して考えた場合に、特に経済的であり、製造が安価である。
【0030】
ガラス基板72上には、複数層の薄膜構造75が形成される。さらに説明するように、プリントヘッド47の製造中、薄膜構造75は、それぞれ基板72の平面形状全体をカバーすると共に、それと一致する、順にかつ重ねて付着される実質的に複数の薄膜層で形成される。ここでも、基板72のこの平面形状については、図7および図8からわかる。これら薄膜層の選択されたものが基板72上に形成されると、例えば、接点56およびプリント回路53を画定するために、続けてパターニングおよびエッチング動作を用いるが、これについてはより詳細に後述する。
【0031】
薄膜構造75は、金属製ヒートシンクと、基板72の上に付着される拡散隔壁薄膜層76(図5および図6)を含む。層76は、基板72の平面形状全体をカバーし、好ましくは、約1から2ミクロン厚のクロムで形成される。あるいは、層76は、他の金属および合金で形成してもよい。例えば、薄膜ヒートシンクおよび拡散隔壁層76は、金、パラジウム、またはプラチナ、あるいはこれらまたは他の金属の合金で形成してもよい。
【0032】
金属製薄膜層76上に、絶縁薄膜層78が形成される。絶縁層78は、酸化シリコンで形成されることが好ましく、約1から2ミクロンの厚さである。ここでも、この絶縁層78は、基板72の平面形状全体をカバーするとともに、これと一致する。
【0033】
次に、基板72上かつ絶縁層76上に、抵抗薄膜層80が形成される。抵抗薄膜層80は、タンタルとアルミニウムの合金で形成されることが好ましく、また、約600オングストロームの厚さであることが好ましい。抵抗薄膜層80は、基板72の平面形状全体をカバーするとともにこれと一致するが、この広さを維持しない。すなわち、抵抗薄膜層80は、プリント回路53のトレース54、各接点56、および複数のプリント抵抗器82のエリアそれぞれと一致するエリア(図9、および図8において概して矢印付きの符号82で示す)のみをカバーするようになるまで、後にパターニングされて、エッチングバックされる。
【0034】
次に、パターニングされておらず、かつエッチングされていない抵抗層80上に、金属導体薄膜層84が形成される。金属導体薄膜層84は、好ましくはアルミニウムで形成され、約0.5ミクロン厚である。ここでも、この金属導体薄膜層84は、まず、基板72の平面形状全体をカバーするとともに、これと一致するよう形成される。しかし、導体層84もまた、プリント回路53のトレース54を画定するとともに、接点56を画定するエリアのみをカバーするよう後にパターニングされ、エッチングバックされる。より詳細には、導体層84はまず、プリント抵抗器82の場所においてエッチングにより除去されて、プリント回路53のトレース54の間に延びる抵抗薄膜層80の一部が、これらトレース54間の導体経路のみを提供するようにする。後に、エッチング動作がさらに行われ、トレース54および接点パッド56の場所を除き、基板72の平面形状全体にわたり、導体層64およびその下にある抵抗層60の双方を除去する。図9からわかるように、このエッチング動作により、トレース54および接点パッド56を絶縁層78上に浮き上がらせた状態にする。
【0035】
したがって、上記を鑑みて、プリントヘッド47の動作中、電流が、トレース54を介してプリント抵抗器82の1個の両側に繋がっている2つの接点56の間に加えられると、各プリント抵抗器82への電流およびそこからの電流が、導体薄膜層84およびその下の抵抗薄膜層80の組み合わせによって、プリント回路53のトレースに運ばれることが理解されよう。導体層64は、抵抗層80よりもはるかに低い抵抗を有するため、この電流の大部分は、導体薄膜層84に流れる。しかし、プリント抵抗器82自体では、下にある抵抗層80のみが搬送に利用可能である(上にある導体層64は、局所的にエッチングにより除去されている)。プリント抵抗器82は、抵抗層80の精緻に採寸されたエリアである。したがって、プリント抵抗器82は、エネルギを迅速に散逸させ、熱を発散させることができる。しかし、また、図7に最も良く示し、かつ金属製ヒートシンク層76が基板72の平面形状の略全体をカバーすることを想起すると、このヒートシンク層76が、抵抗器82からの熱を吸収するために抵抗器82の下にあり、かつそこから余分な熱を放散する広いエリア(すなわち、本質的にプリントヘッド47の平面エリア全体)を有することが理解されよう。したがって、動作中のプリントヘッド47は、望ましい低温度を維持し、ガラス基板を用いた従来のプリントヘッドでは今まで不可能であった発射反復率で動作することが可能である。
【0036】
図10において部分断面図を示すように、上述したパターニングおよびエッチングステップ以前、かつ貫通孔66の形成以前の、第1の製造中間製品90が、上述した製造ステップから得られる。第1の製造中間製品90は、基板72と、薄膜層76、78、80、および84とを有し、該薄膜層はそれぞれ、基板72の平面形状の略全体をカバーすると共に、それと一致している。第1の製造中間製品90は、上述したパターニングおよびエッチング工程を受けて、実質的に図4および図5に示すような第2の製造中間製品92を生成する。第2の製造中間製品92の上に、一対のパッシベーション薄膜層86(図9)が形成されるが、これは図6において破線で示されている。このパッシベーション薄膜層86は、窒化シリコンの第1の基板層88と、それに続く炭化ケイ素の第2の基板層89とを含む。部分的に図9に示すように、プリントヘッド47の完成に必要なのは、金属製板部材44をプリントオリフィス58に、プリント抵抗器82と位置合わせして接着剤で取り付けるということだけである。
【0037】
以上を鑑みれば、薄膜構造74を、様々な技術を用いて、基板72上に形成することができることが理解できるであろう。概略としては、1つまたは複数の蒸着工程中に、第1および第2の中間製品になると共に、完成されたプリントヘッド47になるワークピースを、無線周波数エネルギにさらしてもよい。特に、パッシベーション層88および89の形成中に、第2の製造中間製品92は、層の蒸着を補助するため、高温および無線周波数エネルギにさらされる。製品92を高温で無線周波数エネルギにさらしている間、金属製ヒートシンク76は、ナトリウムがソーダ石灰ガラス基板72からプリントヘッド47の他の薄膜構造に移動しないように、拡散隔壁として機能する。特に、ナトリウムのパッシベーション層88への移動が防止されていない場合、ナトリウムは、パッシベーション層に損傷を生じさせる可能性があり、この層は、該損傷においては、インクジェット滴の噴射後泡がつぶれる度に、プリント用液において発生する空洞現象に対して長く耐えることができない。しかし、ヒートシンク層76がプリントヘッド47の平面形状全体をカバーするため、ガラス基板72からのナトリウムが、金属製ヒートシンク層76上の薄膜層構造に移動可能な場所はない。したがって、ガラス基板72からのナトリウムによる薄膜構造74の汚染が防止される。
【0038】
次に図3を参照して、本発明により構築された別のプリントヘッドカートリッジ126を示す。プリントヘッドカートリッジ126は、前面部分の構造以外は、プリントヘッドカートリッジ26と略同一である。この点に関して、プリントヘッドカートリッジ126は、隆起した前面部分136に一体接続されたカートリッジ本体134を含む。隆起した前面部分136は、側壁と外部段差とが相互接続されている以外は、前面部分36と略同一である。この点に関して、前面部分136は、それぞれ角度θで段差198および199それぞれから上向きに延出する(但し、角度θは、30度以上かつ90度以下、好ましくは、60度以上かつ90度以下、さらに好ましくは60度又は90度である)一対の側壁181および183を含む。側壁181および183はそれぞれ、リップ185およびリップ187等のリップにおいて終端する。上記から、くさび形側壁181および183がまずワイパ40の先端部分と係合し始めてから、徐々に第1のクリーニング表面、およびかかるクリーニング表面に対してより多くの擦り取りアクションを提供する第2のクリーニング表面のそれぞれに係合することを、当業者は理解されたい。
【0039】
本発明の特定の実施形態を開示したが、各種の異なる変形が可能であり、かつこれらが特許請求の範囲の趣旨および範囲内にあるものと意図されることを理解されたい。したがって、本明細書に提示した厳密な要約または開示に制限する意図はない。この点に関して、当業者はさらに、本発明の趣旨または中心をなす特徴から逸脱せずに、本発明を他の具体的な形態で実施しうることを理解しよう。本発明の上記説明は、本発明の特に好ましい例示的な実施形態のみを開示するため、他の変更が本発明の範囲内にあるものとして認識されることを理解されたい。例えば、本発明のガラス基板は、平面において長方形を有するものと説明されたが、本発明の実施に、他の平面形状を同様に形成することができるということが意図される。したがって、本発明は、本明細書に詳細に記載された特定の実施形態に制限されない。本発明の趣旨およびその範囲は、特許請求の範囲に記載された内容による。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、ワイパクリーニングステーション部分はプリント装置の寿命までもつよう要求されず、いかなる特別なクリーニング液をも必要としないので、プリンタを動作させるコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により構築された、一体型プリントヘッドおよびプリントヘッドワイパクリーニングステーションを備える例示的な使い捨て式インクジェット・プリントカートリッジを用いたインクジェットプリント装置の斜視図である。
【図2】 図1のプリント装置に使用することの可能な一体型インクジェットプリントヘッドおよびプリントヘッドワイパステーションを備える例示的な使い捨て式プリントカートリッジである。
【図3】 図1のプリント装置に使用することの可能な一体型インクジェットプリントヘッドおよびプリントヘッドワイパステーションを備える別の例示的な使い捨て式プリントカートリッジである。
【図4】 図2のプリントカートリッジ前面の平面図である。
【図5】 図4の線5−5に沿った概略的な部分拡大断面図である。
【図6】 図4の線6−6に沿った概略的な部分拡大断面図である。
【図7】 図2のプリントカートリッジのプリントヘッド前面をかなり拡大した平面図である。
【図8】 説明を明確にするために、いくつかの部分を取り外したプリントヘッド前面を図7と同様にかなり拡大した平面図である。
【図9】 図8の線5−5に沿った概略部分断面図であり、図8の図と比較してかなり拡大して示している。
【図10】 製造工程段階でのプリントヘッドの一部の概略断面図であり、図9に見られる部分と同様なものである。
【符号の説明】
14 ベース
26 プリントヘッドカートリッジ
30 プリントヘッドカートリッジストール
34、134 カートリッジ本体
36、136 前壁
40 ワイパ
42 凹形溝エリア
45 ワイパクリーニングステーション
47 プリントヘッド
55、57 切り欠きエリア
81、83、181、183 クリーニング表面
98、99、198、199 残留物蓄積段差
77、79 残留物コレクタ

Claims (9)

  1. プリント装置に設けられるワイパをクリーニング可能とするように一体に形成されるワイパクリーニングステーション、およびカートリッジ本体の前壁に設けられた凹形溝エリアを有し、該カートリッジ本体の内部で液体の供給を維持するように箱形状を有する形状に形成されるカートリッジ本体と、
    前記カートリッジ本体内に収容される液体を噴射するために、前記液体の供給と液通するように、前記凹形溝エリアに取付けられたプリントヘッドと
    を備え、
    プリント装置に、水平方向に沿った直線上を移動するように取付け可能に構成されているプリントヘッドカートリッジであって、
    前記カートリッジ本体の前壁は、前記移動方向及び前記カートリッジ本体の高さ方向に沿って配置され、
    前記ワイパクリーニングステーションは、前記前壁から突出し、かつ前記高さ方向に沿うとともに前記移動方向に互いに間隔を空けて配置される一対の側壁と、一対の残留物蓄積段差と、一対の凹形残留物コレクタとを備えており、
    前記凹形溝エリアは前記一対の側壁の間に配置され、
    前記一対のクリーニング表面が、それぞれ前記側壁の前記凹形溝エリアと反対側の表面に設けられており、前記プリントヘッドを前記移動方向に移動させる際にワイパと係合するように構成され、前記カートリッジ本体の前壁に対して角度θとなるように前記高さ方向の上方に延在して形成され、
    前記プリントヘッドと前記側壁との間に残留物蓄積溝が形成され、
    前記一対の残留物蓄積段差が、落下するワイパの残留物を蓄積するように、それぞれ対応する前記クリーニング表面から前記移動方向に沿って配設され、
    前記一対の凹形残留物コレクタが、前記凹形溝エリアを挟むと共に、前記プリントヘッドから拭き取られた残留物を蓄積させるように前記残留物蓄積溝と連通し、それぞれ対応する前記残留物蓄積段差の真下で、前記前壁にて開口するように凹状に形成され、かつ前記移動方向に沿ってそれぞれ配設され、
    前記前壁、前記一対のクリーニング表面、および前記一対の残留物蓄積段差によって、一対の切り欠きエリアが画成され、
    前記プリントヘッドが、停止して、前記移動経路に沿って反転移動する際、前記ワイパの摩耗を減少させるように、前記ワイパが前記切り欠きエリアと間隔を空けた状態となる構成となっていることを特徴とするプリントヘッドカートリッジ。
  2. 前記前壁が、前記一対のクリーニング表面と一体に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のプリントヘッドカートリッジ。
  3. 前記一対のクリーニング表面の両方が、前記前壁に対して角度θとなるように配設され、前記クリーニング表面のそれぞれが、前記ワイパの先端部に最初に係合してから、前記ワイパを前記クリーニング表面のそれぞれに徐々に係合させるように、くさび型の側壁を形成していることを特徴とする請求項2に記載のプリントヘッドカートリッジ。
  4. 前記角度θが、60度となっていることを特徴とする請求項3に記載のプリントヘッドカートリッジ。
  5. 前記角度θが、30度以上かつ90度以下となっていることを特徴とする請求項1に記載のプリントカートリッジ。
  6. 前記角度θが、60度以上かつ90度以下となっていることを特徴とする請求項5に記載のプリントヘッドカートリッジ。
  7. 前記角度θが、90度となっていることを特徴とする請求項6に記載のプリントヘッドカートリッジ。
  8. 水平方向に沿った直線上を移動するようにプリント装置に取付け可能に構成され、
    インクの供給を維持するための箱形状の本体を備え、
    該本体が細長い凹形エリアを有する前面部分を備え、
    該凹形エリアが、プリントヘッドカートリッジ内にプリントヘッド機構を収容するための十分な深さおよび幅を有し、さらに前記前面部分から突出し、かつ前記本体の高さ方向に沿うとともに前記移動方向に互いに間隔を空けて配置される右側壁および左側壁の間に配置され、
    プリント装置に設けられるワイパをクリーニング可能とするように前記前面部分に一体に連結されたワイパサービスステーションが設けられている、プリントヘッドカートリッジであって、
    前記前面部分は、前記移動方向及び本体の高さ方向に沿って配置され、
    前記ワイパサービスステーションが、右側段差および左側段差と、右側残留物コレクタおよび左側残留物コレクタと、右側ワイパクリーニング表面および左側ワイパクリーニング表面とを備え、
    前記右側クリーニング表面および前記左側クリーニング表面が、それぞれ前記右側壁および前記左側壁の前記凹形エリアと反対側の表面を形成しており、
    該右側段差および前記左側段差が、前記ワイパの残留物を蓄積するように、それぞれ対応する前記クリーニング表面から前記移動方向に沿って配設され、
    前記右側残留物コレクタおよび前記左側残留物コレクタが、前記ワイパ残留物およびプリントヘッド残留物を蓄積するように、前記右側段差および前記左側段差の下方で、前記前面部分にて開口するように凹状に形成され、かつ前記移動方向に沿って配置され、
    前記右側クリーニング表面および前記左側クリーニング表面がそれぞれ前記右側壁および前記左側壁を形成しており、
    前記プリントヘッドと前記右側側壁との間に右側残留物蓄積溝が形成され、
    前記プリントヘッドと前記左側側壁との間に左側残留物蓄積溝が形成され、
    前記右側残留物蓄積溝が前記右側残留物コレクタと連通し、
    前記左側残留物蓄積溝が前記左側残留物コレクタと連通し、
    前記右側段差が、前記ワイパに対して下方で、前記右側クリーニング表面から前記移動方向の右側に向かって延びるように配置され、
    前記左側段差が、前記ワイパに対して下方で、前記左側クリーニング表面から前記移動方向の左側に向かって延びるように配置されていることを特徴とする、プリントヘッドカートリッジ。
  9. 前記ワイパサービスステーションが一対のダムを備えており、前記一対のダムは、それぞれ前記残留物蓄積溝の一つを堰き止めると共に、前記右側残留物コレクタおよび前記左側残留物コレクタのうちの一つに溝に残ったインクを導くように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のプリントヘッドカートリッジ。
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