JP4928545B2 - ユーザ嗜好ベースdslシステム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ディジタル通信システムを管理するための方法、システム、および装置に関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、米国特許法第119条第(e)項に基づいて、以下の優先権の利益を主張するものである。
2005年6月10日出願の「OPERATOR−CONTROLLED USER−PREFERENCE−BASED XDSL SYSTEM」と題された米国仮特許出願第60/689,421号(代理人整理番号0101−p26p)の全開示内容は、あらゆる目的のために、その全体が、参照により本明細書に援用されるものとする。
2005年7月10日出願の「DSL SYSTEM」と題された米国仮特許出願第60/698,113号(代理人整理番号0101−p28p)の全開示内容は、あらゆる目的のために、その全体が、参照により本明細書に援用されるものとする。
ディジタル加入者回線(DSL)技術は、既存の電話加入者回線(ループおよび/または銅プラント(copper plant)とも呼ばれる)上でのディジタル通信のために、潜在的に大きな帯域幅を提供する。特に、DSLシステムは、加入者回線の各端において、モデム(通常は、トランスミッタおよびレシーバの両方として機能するトランシーバ)のトレーニングおよび初期化の間に判定されたチャネル状態に合わせて調整可能な、複数のビットを各トーン(または、副搬送波)に割り当てる、ディスクリートマルチトーン(DMT)回線コードを使用することによって、加入者回線の特性に合わせて調整することが可能である。
DSLシステムは、そのようなDSLシステムのパフォーマンス側面の間での、一定のトレードオフを可能にする程度まで、設定可能である。したがって、DSLシステムの設定は、しばしば、カスタマによるDSLサービスの使用における、カスタマの満足度に影響を及ぼす。DSLシステムは、カスタマ(ユーザ)にとって最も重要なパフォーマンス側面を取得、記録、評価、および/または実施すること、ならびに、そのような嗜好に対応するためにDSLシステムがどのように設定されるべきかを決定することは、できなかった。
DSLシステムのユーザ嗜好を識別するための、そして、識別されたユーザ嗜好を満足するためにそのDSLシステムを設定するための、改良を提供する、システム、装置、方法、および技術は、当技術分野における大幅な進歩を表す。さらに、そのようなユーザ嗜好評価およびDSLシステム設定を実施するための、システム、装置、方法、および技術は、同様に、当技術分野における大幅な進歩を表す。
本発明の実施形態は、ユーザ嗜好の、オペレータにより制御される実施を、実現可能な場合に提供する。DSLシステムオペレータ(telco CLECまたはILECなど)は、システムの「動作領域(operational space)」を定義、制限、設定、および制御することが可能である。ここで、「動作領域」とは、そのようなシステムをユーザがどのように使用できるかを定義する、規則、許容される使用法、特性、動作パラメータ範囲などを含む。本発明を使用する場合、ユーザ嗜好データがオペレータによって取得され、DSLシステムなどの通信システムの、オペレータにより定義された動作領域と比較されて、ユーザ嗜好のうちの1つ以上がシステム内で実施されてもよいかどうかが判定される。ユーザ嗜好の実施がシステムの動作規則に違反する場合、または、実施がシステム動作に悪影響を及ぼす場合、嗜好は実施される必要はない。しかし、ユーザ嗜好が、問題を発生させることなく、システムの動作領域内で実施されることが可能な場合、オペレータは、ユーザの所望を実現するために、ユーザ嗜好を実施してもよい(または、別のパーティに実施させてもよい)。ユーザ嗜好データは、(例えば、調査、およびその他の直接的なユーザフィードバックにより)ユーザから直接取得されてもよく、または、(例えば、ユーザ嗜好を示す隠れマルコフモデルを構築することにより)間接的に取得されてもよい。オペレータは、ユーザ嗜好データを、ユーザセット(例えば、1つのユーザ、または複数のユーザ)から収集してもよい。ユーザ嗜好データは、ユーザ嗜好データを実施するために実現可能な程度まで調整されてもよい、2つ以上のパフォーマンス測定基準と比較されてもよい。
本発明のさらなる詳細および利点は、以下の詳細な説明および関連する図面において示される。
本発明は、以下の詳細な説明を、添付の図面と組み合わせることによって容易に理解されるであろう。図面において、同様の参照番号は、同様の構造要素を示す。
本発明の以下の詳細な説明では、本発明の1つ以上の実施形態に言及するが、本発明はそのような実施形態に限定されない。むしろ、詳細な説明は、あくまで例示のためのものである。図面に関連して本明細書に示す詳細な説明は、本発明がこれらの限定された実施形態を超えて拡張される際の、説明の目的のために提供されることを、当業者は容易に理解するであろう。
DSLオプティマイザ、動的スペクトル管理センタ(DSMセンタ)、「スマート」モデム、および/またはコンピュータシステムなどの、コントローラは、本発明のさまざまな実施形態に関連して説明する、動作データおよび/またはパフォーマンスパラメータ値を収集および解析するために使用されてもよい。コントローラおよび/またはその他の構成要素は、コンピュータによって実施される装置、または装置の組み合わせであってもよい。一部の実施形態では、コントローラは、通信回線に結合されたモデムまたはその他の通信装置から、遠く離れた場所にある。その他の場合、コントローラは、モデム、LT装置、DSLAM、またはその他の通信システム装置に直接接続され、それにより「スマート」モデムを作成する装置などの、「ローカル」装置(すなわち、通信回線に直接結合された装置、またはそのようなローカル装置の一部)のうちの一方または両方と一緒に置かれてもよい。さらに、当業者によって理解されるように、コントローラは、本発明が有用となる、その他の任意のタイプのデータ転送システムに結合されてもよい。「結合され(coupled to)」および「接続され(connected to)」などの語句は、本明細書では、2つの要素および/または構成要素の間の接続を記述するために使用され、直接結合されること、または、例えば、必要に応じて、1つまたは複数の介在する要素を経由して、または無線接続を経由して、間接的に結合されることを意味することが意図されている。その上、「通信システム(communication system)」への言及も、適切な場合は、その他の任意のタイプのデータ転送システムへの言及を含むことが意図されている。
本発明の実施形態の、以下の例のいくつかは、例示的データ転送システムとしての、ADSLおよび/またはVDSLシステムに関連して使用される。これらのDSLシステム内では、例示的DSLシステムの動作、ならびに、システムに結合されたユーザおよび/または装置から入手可能な、情報および/またはデータを記述するための、特定の規約、規則、プロトコルなどが使用されてもよい。ただし、当業者によって理解されるように、本発明の実施形態はさまざまなタイプのデータ転送システムに適用されてもよく、したがって本発明はいかなる特定のシステムにも限定されない。
さまざまなネットワーク管理要素が、ADSLおよびVDSL物理層リソースの管理のために使用され、ここで、要素とは、ADSLまたはVDSLモデムペアの全体内の、または個々の端における、パラメータまたは関数を意味する。ネットワーク管理フレームワークは、1つ以上の管理対象ノードからなり、各管理対象ノードはエージェントを含む。管理対象ノードは、ルータ、ブリッジ、スイッチ、モデム、またはその他であってもよい。少なくとも1つのNMS(ネットワーク管理システム)(しばしばマネージャとも呼ばれる)が、管理対象ノードを監視および制御し、NMSは、通常、一般的なPCまたはその他のコンピュータをベースにしている。NMSは、場合によっては、要素管理システム(EMS)とも呼ばれる。NMSおよびEMSシステムは、オペレーションサポートシステム(Operations Support Systems(OSS))の部分であると見なされる。ネットワーク管理プロトコルが、マネージャおよびエージェントによって、管理情報およびデータの交換のために使用される。管理情報の単位は、オブジェクトである。関連するオブジェクトの集合は、管理情報ベース(MIB)として定義される。
図1は、さまざまなADSLおよびVDSLシステムに適用される、G.997.1標準(G.ploam)による参照モデルシステムを示す。それらのさまざまなADSLおよびVDSLシステムは、当業者によく知られており、その中で本発明の実施形態が実施されてもよい。このモデルは、ADSL1(G.992.1)、ADSL−Lite(G.992.2)、ADSL2(G.992.3)、ADSL2−Lite(G.992.4)、ADSL2+(G.992.5)、VDSL1(G.993.1)、およびその他の出現しつつあるG.993.x VDSL標準、ならびに、G.991.1およびG.991.2 SHDSL標準など(すべて、ボンディングあり、またはボンディングなし)の、スプリッタを含む、または含まない、さまざまな標準を満たしているADSLおよびVDSLシステムに適用される。これらの標準、それに対する変形、およびG.997.1標準に関連したそれらの使用は、すべて、当業者によく知られている。
G.997.1標準は、G.997.1で定義されたクリア・エンベッディド・オペレーション・チャネル(clear embedded operation channel(EOC))に基づく、ADSLおよびVDSL転送システムのための物理層管理と、G.99x標準で定義されたインジケータビットおよびEOCメッセージの使用とを規定する。さらに、G.997.1は、構成、障害、およびパフォーマンス管理のための、ネットワーク管理要素の内容も規定する。これらの機能の実行において、システムは、アクセスノード(AN)において入手可能な、およびアクセスノード(AN)から収集可能な、さまざまな動作データを利用する。DSL ForumのTR69レポートには、さらに、MIBと、それがどのようにアクセスされてもよいかが示されている。図1で、カスタマの端末装置110は、ホームネットワーク112に結合されており、ホームネットワーク112は、さらに、ネットワーク終端ユニット(NT)120に結合されている。ADSLシステムの場合、NT 120は、ATU−R 122(例えば、ADSLおよび/またはVDSL標準のうちのいずれかによって定義される、場合によってはトランシーバとも呼ばれる、モデム)、または、その他の任意の適切なネットワーク終端モデム、トランシーバ、またはその他の通信ユニットを含む。VDSLシステム内のリモート装置は、VTU−Rである。当業者によって理解されるように、そして、本明細書に記載するように、各モデムは、接続先の通信システムと相互作用を行い、また、通信システム内でのモデムのパフォーマンスの結果としての、動作データを生成してもよい。
NT 120は、さらに、管理エンティティ(ME)124を含む。ME 124は、任意の適用可能な標準および/またはその他の基準によって要求されるとおりに実行可能な、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、または、ファームウェアまたはハードウェア内の回路状態機械などの、任意の適切なハードウェア装置であってもよい。ME 124は、パフォーマンスデータを収集して、そのMIB内に記憶する。MIBは、各MEによって維持される、情報のデータベースであり、また、MIBは、ネットワーク装置から情報を収集して管理者コンソール/プログラムに提供するために使用される管理プロトコルであるSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)などの、ネットワーク管理プロトコルを介してアクセスされてもよく、または、電気通信ネットワーク要素間での応答とコマンドとをプログラムするために使用される伝統的なコマンド言語である、TL1コマンドを介してアクセスされてもよい。
システム内の各ATU−Rは、CO内またはその他のアップストリームかつ/または中央の位置内の、ATU−Cに結合される。VDSLシステムにおいては、システム内の各VTU−Rは、CO内またはその他のアップストリームかつ/または中央の位置(例えば、ONU/LT、DSLAM、RTなどの、任意の回線終端装置)内の、VTU−Oに結合される。本発明においては、そのようなVTU−O(または均等物)は、終端装置上で終端する、すべてまたは多くの回線の、送信(ダウンストリーム)および受信(アップストリーム)に関して調整される。そのような調整された送信受信は、ベクトル化回線終端装置(vectored line−termination device)を構成する。図1では、ATU−C 142は、CO 146内のアクセスノード(AN)140に位置している。当業者によって理解されるように、AN 140は、DSLAM、ONU/LT、RTなどの、DSLシステム構成要素であってもよい。ME 144は、同様に、ATU−C 142に関するパフォーマンスデータのMIBを維持する。当業者によって理解されるように、AN 140は、ブロードバンドネットワーク170、またはその他のネットワークに結合されてもよい。ATU−R 122とATU−C 142とはループ130によって結合され、ループ130は、ADSL(およびVDSL)の場合は、一般に、その他の通信サービスも搬送する電話ツイストペア線である。
図1に示すインタフェースのうちのいくつかは、動作および/またはパフォーマンスデータの決定と収集とのために使用されてもよい。図1内のインタフェースが、別のADSLおよび/またはVDSLシステムインタフェース方式と違わない範囲内までは、システムは当業者によく知られており、また、差異は、当業者にとって既知であり明白である。Qインタフェース155は、オペレータのNMS 150と、AN 140内のME 144との間のインタフェースを提供する。G.997.1標準で規定されたすべてのパラメータは、Qインタフェース155において適用される。ME 144内でサポートされる近端パラメータは、ATU−C 142から得られ、一方、ATU−R 122からの遠端パラメータは、Uインタフェース上の2つのインタフェースのうちのいずれかによって得られてもよい。埋め込みチャネル132を使用して送信され、PMD層において提供される、インジケータビットとEOCメッセージとは、必要なATU−R 122パラメータをME 144内で生成するために使用されてもよい。または、ME 144によって要求された場合にATU−R 122からパラメータを取得するために、OAM(オペレーション、アドミニストレーション、およびマネジメント)チャネルと、適切なプロトコルとが使用されてもよい。同様に、ATU−C 142からの遠端パラメータは、Uインタフェース上の2つのインタフェースのうちのいずれかによって得られてもよい。PMD層において提供される、インジケータビットとEOCメッセージとは、必要なATU−C 142パラメータをNT 120のME 124内で生成するために使用されてもよい。または、ME 124によって要求された場合にATU−C 142からパラメータを取得するために、OAMチャネルと、適切なプロトコルとが使用されてもよい。
(本質的にループ130である)Uインタフェースにおいては、2つの管理インタフェースが、1つはATU−C 142(U−Cインタフェース157)において、1つはATU−R 122(U−Rインタフェース158)において存在する。インタフェース 157は、ATU−C近端パラメータを、ATU−R 122がUインタフェース130を越えて取得するために提供する。同様に、インタフェース158は、ATU−R近端パラメータを、ATU−C 142がUインタフェース130を越えて取得するために提供する。該当するパラメータは、使用されているトランシーバ標準(例えば、G.992.1またはG.992.2)に依存してもよい。
G.997.1標準は、Uインタフェースを横切る任意選択のOAM通信チャネルを規定する。このチャネルが実装されている場合、ATU−CとATU−Rとのペアは、物理層OAMメッセージを伝送するためにこのチャネルを使用してもよい。したがって、そのようなシステムのトランシーバ122、142は、それらのそれぞれのMIB内に維持されているさまざまな動作およびパフォーマンスデータを共有する。
ADSL NMSに関するさらなる情報は、「ADSL Network Element Management」と題されたDSL Forum Technical Report TR−005(ADSL Forum、1998年3月)に見出すことができる。さらに、「CPE WAN Management Protocol」と題されたDSL Forum Technical Report TR−069(2004年5月)にも見出すことができる。最後に、「LAN−Side DSL CPE Configuration Specification」と題されたDSL Forum Technical Report TR−064(2004年5月)にも見出すことができる。これらの文献は、CPE側管理のためのさまざまな状況を扱い、その中の情報は当業者によく知られている。VDSLに関するさらなる情報は、ITU標準G.993.1(「VDSL1」と呼ばれることもある)、および出現しつつあるITU標準G.993.2(「VDSL2」と呼ばれることもある)、ならびに、進行中のいくつかのDSL Forum作業テキストに見出すことができ、これらはすべて当業者に知られている。例えば、追加情報は、「VDSL Network Element Management」と題されたDSL ForumのTechnical Report TR−057(2003年2月)(旧WT−068v5)、および「FS−VDSL EMS to NMS Interface Functional Requirements」と題されたTechnical Report TR−065(2004年3月)、ならびに、VDSL1およびVDSL2 MIB要素のためのITU標準G.997.1の出現しつつある改訂版、またはATIS North American Draft Dynamic Spectrum Management Report(NIPP−NAI−2005−031)で入手可能である。
同じバインダ(binder)を共有する回線が、同じ回線カード上で終端することは、VDSLにおいて一般的であるのに比べて、ADSLにおいてはあまり一般的ではない。ただし、同一バインダ回線の共通終端は同様に行われてもよいため、DSLシステムの以下の説明は、ADSLにも拡張されてもよい(特に、ADSLおよびVDSLの両方を処理する、より新しいDSLAMにおいて)。複数のトランシーバペアが動作中および/または利用可能である、DSLプラントの一般的なトポロジにおいては、マルチペアバインダ(またはバンドル)内で、各加入者ループの一部が、他のユーザのループと一緒に置かれる。ペデスタルの後、カスタマ構内設備(CPE)の非常に近くで、ループは引き込み線の形態を取り、バンドルを出る。したがって、加入者ループは、2つの異なる環境を横切る。ループの一部はバインダの内部に配置されてもよく、そこでは、ループは外部の電磁インタフェースからは遮蔽される場合があるが、クロストークが発生しやすい。ペデスタルの後、このペアが引き込み線のほとんどにわたって他のペアから遠く離れている場合、引き込み線はクロストークには影響されないことが多いが、引き込み線は遮蔽されていないため、転送は電磁妨害によって、同様により大きく損なわれる可能性がある。多くの引き込み線は、それらの中に2〜8本のツイストペア線を有し、家庭への複数のサービス、またはそれらの回線のボンディング(1つのサービスの多重化および逆多重化)の状況においては、引き込み線セグメント内で、それらの回線間に、追加のかなりのクロストークが発生する可能性がある。
一般的な、例示的DSL配備シナリオを、図2に示す。合計(L+M)個のユーザ291、292のすべての加入者ループは、少なくとも1つの共通バインダを通過する。各ユーザは、専用の回線を介して中央局(CO)210、220に接続される。ただし、各加入者ループは、異なる環境および媒体を通過してもよい。図2では、L個のカスタマまたはユーザ291が、光ファイバ213と銅ツイストペア線217との組み合わせを使用して、CO 210に接続されており、これは一般に、ファイバ・ツー・ザ・キャビネット(FTTCab)またはファイバ・ツー・ザ・カーブと呼ばれる。CO 210内のトランシーバ211からの信号は、CO 210および光ネットワークユニット(optical network unit(ONU))218内の、光回線終端装置(optical line terminal)212および光ネットワーク終端装置(optical network terminal)215によって変換される。ONU 218内のモデム216は、ONU 218とユーザ291との間の信号のためのトランシーバとしての役割を果たす。
CO 210、218、およびONU 220(ならびに、その他)などの位置で共通終端するユーザの回線は、ベクトル化などの、連係したやり方で動作させられてもよい。ベクトル化された通信システム(ベクトル化ADSLおよび/またはVDSLシステムなど)においては、信号および処理の連係が達成されてもよい。ダウンストリームベクトル化は、DSLAMまたはLTからの、複数回線の転送信号が、共通のクロックおよびプロセッサを用いて共同生成される場合に発生する。そのような共通クロックを有するVDSLシステムにおいては、ユーザ間のクロストークは、各トーンについて別々に発生する。したがって、多くのユーザについてのダウンストリームトーンのそれぞれは、共通ベクトルトランスミッタによって別個に生成されてもよい。同様に、アップストリームベクトル化は、複数回線の信号を共同受信するために、共通のクロックおよびプロセッサが使用される場合に発生する。そのような共通クロックを有するVDSLシステムにおいては、ユーザ間のクロストークは、各トーンについて別々に発生する。したがって、多くのユーザについてのアップストリームトーンのそれぞれは、共通ベクトルレシーバによって別個に処理されてもよい。
残りのM個のユーザ292のループ227は、銅ツイストペア線のみであり、このシナリオは、ファイバ・ツー・ザ・エクスチェンジ(FTTEx)と呼ばれる。可能であり、かつ経済的に実現可能である限り、FTTCabの方がFTTExよりも好ましく、その理由は、それにより、加入者ループの銅部分の長さが減少し、したがって、達成可能な速度が増加するからである。FTTCabループの存在は、FTTExループに問題を引き起こす可能性がある。さらに、FTTCabは、将来、ますます普及したトポロジとなることが期待される。このタイプのトポロジは、かなりのクロストーク干渉をもたらす可能性があり、また、さまざまなユーザの回線が、それらが動作する特定の環境のため、異なるデータ搬送およびパフォーマンス能力を有することを意味する可能性がある。トポロジは、ファイバ供給の「キャビネット」回線と交換回線とが、同じバインダ内で混合されることが可能であるようなものであってもよい。
図2からわかるように、CO 220からユーザ292への回線は、CO 210とユーザ291との間の回線によって使用されていない、バインダ222を共有する。さらに、別のバインダ240が、CO 210およびCO 220と、それらのそれぞれのユーザ291、292との間のすべての回線に共通している。図2では、遠端クロストーク(FEXT)282と近端クロストーク(NEXT)281とが、CO 220において一緒に置かれた回線227のうちの少なくとも2本に影響するものとして示されている。
当業者によって理解されるように、これらの文献に記載された動作データおよび/またはパラメータのうちの少なくとも一部は、本発明の実施形態に関連して使用されてもよい。さらに、システムの説明のうちの少なくとも一部は、同様に、本発明の実施形態に適用可能である。DSL NMSから入手可能な、さまざまなタイプの動作データおよび/または情報は、その中に見出されてもよく、その他は、当業者に知られている可能性がある。
本発明の一部の実施形態では、バインダ内の回線は、単一の回線カード上で終端することが望ましい(その回線カード上には、ベクトル化DSLチップまたは装置が搭載されているか、または、その回線カードには、そのような装置が別の方法で結合されている)。ただし、通常の配線の実践においては、そのような単一回線カード共通バインダ終端が行われるという保証はない。行われる場合、クロストークは、ベクトル化を用いてキャンセルされる/利用されることが可能である。信号のルーティングは、さらに、電子分配フレームまたはバックプレーン内で行われてもよいが、それらはシステム全体のコストを増加させる可能性がある。このように、近隣の、または建物内の、48、96、または192本の回線を、1つまたはいくつかの回線カード上で一般に終端させる、VDSLの回線終端装置(line termination(「LT]))は、バインダからのすべての回線を1つの回線カード上で終端させる可能性が、特に、そのような共通カード終端を保証するために電話会社が配線において何らかの取り組みをする場合は、比較的高い。
一般的な通信システムにおいては、さまざまなパフォーマンス測定基準の間で、多数のトレードオフがある。一般に、システム動作特性およびパラメータの実施に関して行われる、評価および決定は、電気通信会社(すなわち、「telco」)などの、システムのサービスプロバイダまたはオペレータによって実行される(すべてのそのような集中型システム制御部を、本明細書では「オペレータ」と呼ぶ)。DSLオペレータは、一般に、DSLシステム内のアクセスノードを、制御し、動作させ、かつ/または、所有する。これらのアクセスノードは、DSLAM、RT、LT、ONU、および/または、その他の任意の類似した機器および/または装置であってもよい。
DSLシステムオペレータ(telco CLECまたはILECなど)は、システムの「動作領域(operational space)」を定義、制限、設定、および制御する(一般に、「定義する」と呼ばれる)ことが可能であり、ここで、「動作領域」は、そのようなシステムをユーザがどのように使用できるかを定義する、規則、許容される使用法、特性、動作パラメータ範囲などを含む。本発明を使用する場合、ユーザ嗜好データがオペレータによって取得され、DSLシステムなどの通信システムの、オペレータにより定義された動作領域と比較されて、1つ以上のユーザ嗜好がシステム内で実施されてもよいかどうかが判定される。実現可能な場合、または許容される場合、オペレータは、オペレータによるDSLシステムの操作と矛盾しない、ユーザ嗜好を実施してもよい。言い換えると、オペレータによって定義および維持される動作領域内に収まるユーザ嗜好を、オペレータは実施してもよい。
さまざまな動作特性およびパラメータは、オペレータによる考慮事項の一部である。これらの動作特性およびパラメータは、システムの機能的属性(例えば、回線状態、外部ノイズなど)、システム実施(例えば、利用可能なDSLサービスのタイプ、オペレータのサービスプランによって課される制限など)、ならびにユーザサービス制限(例えば、ユーザは3Mbpsよりも大きなデータレートを受信するための加入者ではない、かつ/またはそのための十分な支払いをしていない、ユーザ装置など)を含んでもよい。例えば、ADSLまたはその他のDSLシステムにおいて、データレートとサービス安定性とは一般に逆比例し、より高いデータレートは、通常、サービス停止の確率を増加させ、より低いデータレートは、そのようなサービス停止の確率を減少させる。オペレータは、一般に、オペレータ独自の広く適用される規則を規定し、それらの一般的規則を、すべての通信リンク上で実施する。本発明の実施形態では、オペレータ(例えば、DSLサービスプロバイダ)は、1つ以上のユーザの嗜好データを評価し、ユーザ嗜好をある程度実施するように、1本以上の回線を設定する。ユーザの嗜好と、それらの嗜好を反映するユーザ嗜好データとは、直接的に(例えば、ユーザとの電話、電子メールによる調査、Webインタフェースなど)、または間接的に(例えば、ユーザデータ活動の、1つ以上の隠れマルコフモデルに基づいて)見出されてもよい。
以下の例のいくつかは、より高いデータレート(およびサービス停止のより高い確率)と、サービス停止/モデム再トレーニングのより低い確率(およびより低いデータレート)との、2つの逆比例する嗜好の間でトレードオフが行われる、DSLシステムのための、本発明の実施形態の実施を示す。一部のDSL回線は、時間とともに変化するノイズスペクトルによって、または時間とともに変化するインパルスノイズによって引き起こされる、劣化を受ける。そのような時間変化ノイズは、回線の最大達成可能データレートおよび/または安定性に直接影響を及ぼし、ノイズの影響が増加するにつれて回線はより不安定なサービスを経験する。多くの状況において、この時間とともに変化するノイズは、他のユーザのクロストークであってもよい。さらに、ファントムまたはスプリットペア回路が使用される場合は、ベクトル化差分システムにおけるように、一部のバインダ容量が、要求に応じて、異なるユーザに再割り当てされてもよく、その場合、各回線は、あたかも他の回線のうちの何本かはいかなる方法でも信号を搬送していないかのように動作する。非ベクトル化の状況では、任意の、および/または、すべてのユーザによって使用される、サービス品質およびデータレートにおいて、相互クロストークが制限効果となる可能性がある。
DSLモデムは、多くの場合、トレーニングの間に規定された一定のデータレートで動作する。レートまたはその他の何らかの動作パラメータ設定の、任意の後続の変更は、モデムの再トレーニングを必要とし、これは短いサービス停止(例えば、20〜60秒)を発生させる。これらの停止は、ユーザの不満および/または問題を発生させる可能性がある。サービス停止の予防が望ましい場合、より低いデータレートは、一般に、そのような停止の頻度を減少させるのに役立つ。他方、一部のユーザは、いかなるサービス停止にもかかわらず、それらのユーザの使用の性質のため、高データレートを要求および/または所望する場合がある。この第2のタイプのユーザは、ほとんどの時間、インターネットを対話的には使用しない可能性があり、そのため、時折のサービス停止は、より高いデータレートがその他の場合に維持されている限り、許容できる可能性がある。
第1のオペレータ戦略(「高信頼性」戦略)は、第1のユーザタイプの満足に焦点を合わせてもよく、したがって、非常に控えめなデータレート制限を設定する。そのような場合、1日(または1週間)につき数回の短いサービス中断を防止するために、データレートは、回線の平均最大達成可能データレートの20〜30%に抑制されてもよい。第2のオペレータ戦略(「高レート」戦略)は、第2のユーザタイプを満足させることを目指してもよく、第1の(高信頼性)戦略における場合よりも高いデータレートを設定する。第2の(高レート)戦略では、モデムはそのデータレートを、トレーニングのたびに、可能な最大レートに設定しているため、チャネルの大幅な時間変化を有する回線については、サービス停止がより頻繁に発生する可能性がある。
これまで、オペレータは、すべてのユーザにわたって適用される、上述した一般的な規則を使用して操作を行ってきており、完全なユーザ満足と使用ニーズとを考慮することはできなかった。本発明の実施形態は、オペレータが、ユーザ嗜好データ(例えば、ユーザ入力、または、HMM分析などのその他の形態のユーザ嗜好情報)に基づいて、異なるユーザおよび/またはユーザセットに、異なる規則を適用することを可能にする。当業者によって理解されるように、本発明は任意の通信システムに適用されてもよい。例えば、無線サービスオペレータは、本発明の実施形態を使用して、カバレージエリアとバッテリ寿命とのトレードオフに使用される、個々のユーザリンクパラメータを設定してもよい。本明細書に記載した例および特許請求の範囲は、特に、DSLシステムを対象としている場合があるが、本発明はこれに限定されない。
本発明の一実施形態は、図3の流れ図に示す、方法300である。310において、第1のパフォーマンス測定基準と第2のパフォーマンス測定基準との間の動作関係が決定される。これは、オペレータによる、または、システムの評価および制御においてオペレータを支援する、DSLオプティマイザまたはその他のエンティティなどのコントローラによる、通信システムから収集された動作データの解析を含んでもよい。これは、方法300のこの段階において、オペレータが、システムの「動作領域」を定義、制限、設定、および制御してもよいことを意味し、ここで、「動作領域」は、そのようなシステムをユーザがどのように使用できるかを定義する、規則、許容される使用法、特性、動作パラメータ範囲などを含む。
一実施形態では、特に、非常に時間変化しやすいノイズまたはインパルスノイズを有する回線において、データレートとサービス安定性との間の関係が評価されてもよい。本発明の他の実施形態では、その他の測定基準およびそれらの関係が考慮されてもよい。例えば、特に、インパルスノイズを有する回線において、レイテンシとサービス安定性との間の関係、または、レイテンシとデータレートとの間の関係が評価されてもよい。ユーザは、これらのタイプの動作特性によって影響される、または決定付けられる、嗜好を有してもよく、それらの嗜好は、どのパラメータ値および/または範囲がユーザの嗜好に対応するのに役立つかを決定するために使用されてもよい。その他のパフォーマンス測定基準は、データレートの時間変化(すなわち、レートが、サービスに影響するのに十分なだけ、時間の経過とともに変化するか)、サービス安定性の時間変化、および、当業者に明白なその他を含む。
320において、1本の回線または複数の回線(例えば、DSLバインダグループ)であってもよい、ユーザセットから、嗜好データが収集される。収集されるユーザ嗜好データは、(例えば、ユーザとの直接通信からの)直接的なユーザ情報、または(例えば、HMMなどからの)間接的なユーザ情報を含んでもよい。直接的なユーザ情報を得るために、オペレータは、ユーザと直接連絡してユーザの嗜好を識別してもよく、さもなければ、HMMモデル、ユーザ苦情(トラブルチケット)などに基づいて、ユーザ満足のレベルを評価してもよい。直接的なユーザ調査では、パフォーマンス、使用、ユーザ満足などに関する、以下のような質問をしてもよい(または、これらは、ユーザに直接尋ねずに、サービス履歴から自動的に推論されてもよく、さまざまなサービス質問への回答は、記録された発生頻度に応じて導き出されてもよい)。
−長時間にわたるファイルのダウンロードを頻繁に行うか。
−VoIP、ネットワークゲームプログラム、その他のレイテンシに影響されやすいプログラムを使用するか。
−より高いデータレートを選ぶか、またはより安定したサービスを選ぶか。
−現在のデータレートに満足しているか。
−使用中のインターネット接続の安定性に満足しているか。
調査質問は、さらに、ユーザ嗜好データを後で解析する際の、ユーザの嗜好の定量化を可能にするために、評点またはその他の数値入力データを使用してもよい。オペレータとユーザとの間の直接的なユーザ連絡は、電話(ユーザがユーザサービスセンターに電話をかけた場合)、電子メールによる調査、Webインタフェースなどを介して行われてもよい。電子メールまたはWebインタフェースが使用される場合、データは、自動的に処理されて、コントローラ(DSLオプティマイザなど)に提供されてもよい。以下でより詳細に説明するように、ユーザ嗜好特性は、さらに、回線統計情報をある期間にわたって観測することによって推論されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ユーザ嗜好は、さらに、オペレータのデータベース(例えば、加入者アカウントデータベース)のうちの1つ以上の中のユーザ嗜好情報から導き出されてもよい。オペレータは一組のサービスを提供してもよく、ユーザはそれらのサービスから選択してもよい。ユーザの、選択したサービスおよび/またはサービス選択履歴は、このアカウントデータベース内に存在する。一部の実施形態では、このユーザ嗜好情報は、サービス管理システム(SMS)またはオーダーアンドコンフィギュレーションOSS(オペレーションサポートシステム)内に存在してもよい。そのようなデータベースの作成および維持に関する、ネットワーク管理の基本分野は、「ポリシー管理」と呼ばれる。
ユーザセットの回線の適切な動作を依然として可能にしながら、ユーザセットからの嗜好の実施を可能にする、動作設定が存在するかどうかを判定するために、330において、ユーザ嗜好データが解析される。関与する回線セットに適用可能な、妥当な選択肢が、識別および生成されてもよい。これらの選択肢の評価は、さまざまなユーザの嗜好が相互に整合性があるかどうかを(言い換えると、ユーザセットの回線内でユーザのさまざまな嗜好の実施可能な程度を)考慮することを含んでもよい。さらに、オペレータは、ユーザの嗜好が、オペレータによるシステムの操作と整合性があるかどうかを(すなわち、動作規則に違反することなく、ならびに/または、オペレータおよび/またはその他のユーザのためのシステムの動作を損なうことなく、オペレータがユーザ嗜好を実施できる程度を)評価してもよい。例えば、一部のユーザが非常に高いデータレートを要求し、そのデータレートを提供するために必要とされる電力レベルは、他のユーザに重大なクロストークの問題を発生させる場合、オペレータは、そのユーザ嗜好を実施しないことを選んでもよい。その他のそのような考慮は、当業者に明白であろう。
本発明の別の実施形態では、330において、ユーザ嗜好データを解析することによって、許容できる動作設定を決定するステップは、以下のステップを含む。既知のオペレータ規則(例えば、最小信頼性要件、最大データレートなど)を使用して、1つ以上の設定可能動作パラメータについての許容される値が識別される。これらの値のうちの1つ以上の選択は、DSLシステムの妥当で丁重な動作のための、オペレータの制約条件内での、DSLシステムの動作を可能にする。当業者によって理解されるように、オペレータはそのような制約条件を、丁重さだけでなく、任意の基準に基づいて設定してもよい。例えば、オペレータは、特別な加入または使用特権を有する「プレミアム」ユーザに、より広範な値を提供してもよい。許容される値の組は、ユーザ嗜好によって課される要求を満足するであろう値を選択するための、最適化領域を表してもよい。ユーザ嗜好データを明らかにした後、許容される値の組は、さらに、ユーザ嗜好とオペレータ規則との両方を満足するシステム動作をもたらすであろう値のみに制限される。最後に、得られる最高のパフォーマンスをDSLシステムが達成するように、設定可能動作パラメータの値が(制限された組の中の値から)選択されてもよい。このようにして、オペレータとユーザとの両方の要求が、得られる最大の限度まで満足される。DSLシステムの動作パラメータを設定するための、値の範囲を絞るために、オペレータ規則とユーザ嗜好との両方が考慮に入れられる。
適用可能なシステム動作規則および動作パラメータに違反することなく、かつ/または、例えば、1つ以上のユーザにとっての不当な問題を引き起こすことなく、ユーザ嗜好データが実施可能である場合、340において、オペレータは、選択されたユーザセット(および/または、場合により、その他のユーザ)についての動作パラメータを、第1および第2のパフォーマンス測定基準に関するユーザ嗜好を実施するために設定してもよい。一部の実施形態では、オペレータは、所与のユーザまたはユーザのグループについて、動作パラメータベクトル値を実施してもよく、ここで、その動作パラメータベクトル値は、1つ以上の動作パラメータに値を割り当てる。当業者によって理解されるように、そのような動作パラメータベクトルは、1つの動作パラメータ値または複数の値を含んでもよい。
オペレータ(または、DSLオプティマイザなどの、オペレータのコントローラ)は、一部またはすべてのユーザ嗜好が、動作規則またはパラメータに違反するまでは有効であるように、または、ユーザセットがユーザ嗜好データを更新するまでは有効であるように、例えば、更新されたユーザ嗜好データが320において収集された場合に、回線を適切に設定してもよい。第1のパフォーマンス測定基準と第2のパフォーマンス測定基準との間の動作関係が、発展するか、またはその他の方法で変化する場合、方法300は、ユーザ嗜好データを収集する前に、その関係情報を再構築するために、310に戻ってもよい。一部の実施形態では、オペレータは、回線設定自体を直接変更するのではなく、回線設定のために使用される規則を変更してもよい。上述したように、一部のデータ収集、解析、HMM構築、設定などは、所望される場合、DSLオプティマイザなどの、オペレータのコントローラによって実行されてもよく、また、DSLシステム内で実施されてもよい。さらに、これらの方法のうちの1つ以上は、当業者によって理解されるように、ソフトウェアおよび/またはその他のコンピュータプログラムプロダクト内で実施されてもよい。
一般に、隠れマルコフモデル(HMM)は、定義可能なパラメータを使用して、複雑な挙動をモデル化する、確率的信号モデルである。HMMは、複数の内部または隠れ状態と、状態遷移確率によって記述される定義済み状態シーケンスとを使用して、複雑な挙動をモデル化する。システムは、内部状態とは別個の出力を使用する。出力は、観測可能シンボルと呼ばれ、HMMへの1つの入力および/または入力タイプを表すスカラ値であってもよく、または、複数の入力および/または入力タイプを表すベクトル量であってもよい。観測可能シンボルは、HMMをモデル化するため、および、測定されるデータにHMMがどれだけよく一致するかを表す確率を生成するために使用される。
より具体的には、(通信システムなどの)所与のシステムは、一般に、直接に観測可能ではない複数の内部状態を有する。本発明の実施形態によって実施されるHMMは、特に、現在の状態と、システムが遷移してもよい次の状態と、システムの1つ以上の観測可能シンボルが既知の場合に、システムが所与の状態にある確率とを決定するのを支援する。数学的には、HMMは、以下のように記述される。
N:隠れ状態の数。
M:観測可能なスカラまたはベクトルシンボルの数。
A:次の時間周期内に状態iに移動する、状態jの、状態遷移確率マトリクスであり、ここで、aij=Pr(nt+1=i|n=j)、1≦i,j≦Nであり、また、tは時間周期の指標であり、nは時間周期tの間の状態番号である。
B:状態がjである間の、観測しているシンボルkの観測確率分布ベクトルであり、ここで、B(k)=Pr(o=k|n=j)、1≦k≦M、1≦j≦Nであり、oは、時間周期tの間の観測されるシンボルである。
π:初期状態分布、π=Pr(n=j)、1≦j≦N。
λ:完全なHMMモデルλ=(A,B,π)。
各時間周期内にM個のシンボルのうちの1つが観測されるが、状態は、直接観測可能ではないため、観測に基づいて推定される必要があることに留意されたい。
本発明の実施形態では、1つ以上のユーザ嗜好データを推定するために、1つ以上のHMMが、オペレータによって使用されてもよい。このデータは、所与の通信回線が使用中である頻度、および回線について行われている使用の種類(例えば、VoIPおよびその他の高需要の使用)などの、状態を表してもよい。場合によっては、各状態は、パフォーマンス測定基準(例えば、サービス安定性についてのユーザ満足度)であってもよく、一方、依拠される出力は、1つの動作またはパフォーマンスパラメータ値または分布、または、動作またはパフォーマンス状態(例えば、ユーザ/カスタマ苦情)、または、パラメータおよび/またはパフォーマンス特性の組み合わせであってもよい。
HMMは、対象の通信システムおよび/またはそのユーザから入手可能な情報に基づいて選択されてもよい。DSLシステムの場合、本開示で上述したように、また以下にも記載するように、システムMIBから、および/またはシステムのその他の構成要素から入手可能な、多数のパラメータおよび/またはデータが存在する。さらに、本明細書でより詳細に説明するように、また、当業者に知られているように、DSLオプティマイザなどの、オペレータのコントローラが、その他の手段を介して、システムからその他の動作データを収集してもよい。
本発明の実施形態は、考慮中のユーザセット内の1つ以上のユーザの嗜好の推定を支援するために、HMMを使用する。本発明の実施形態のさまざまな例は、DSLシステムと関連付けて、本明細書に示されている。ただし、当業者によって理解されるように、本発明は、より一般的に、本発明の方法、装置、およびその他の実施形態が適用されることが可能な、任意の通信システムに適用される。
本発明の一部の実施形態では、ユーザ嗜好を識別するために使用される方法は、「教師なし学習」(non-supervised learning)または「クラスタリング」または「ベクトル量子化」としてさまざまに知られているアルゴリズム分野に関連していると見られてもよい(これらの分野のいずれも、本発明の実施形態に関連して使用される方法に類似した方法で適用されたことはないが)。
以下のステップが実行されてもよい。
a)未知のユーザ嗜好を有するユーザのDSLリンクから観測されたデータが、ベクトルxにフォーマットされる(例えば、ATMセルカウント、現在のデータレート、CV違反、FEC訂正など)。
b)最小距離基準に基づいて、ベクトルxは、いくつかのクラスタのうちの1つに分類される。
c)選択されたクラスタに属する、既知のユーザ嗜好を有するユーザの、その他のDSLリンクが、未知のユーザ嗜好を有するユーザのDSLリンクについてのユーザ嗜好を推定するために調べられる(例えば、ユーザ嗜好は、トラフィック負荷、トラフィックタイプなどを示してもよい)。
一部の実施形態では、クラスタリング方法は、トレーニングのための独立した方法と、上述の、分類のための独立した方法とを含んでもよい。クラスタリングに関連する一般的なトレーニング方法は、当業者によく知られている(本発明の実施形態によって対処されるタイプの状況に適用されたことはないが)。本発明による1つ以上の方法を説明する例を、以下に示す。xを、DSLリンクの、観測されるデータのベクトルであると仮定し、y、i=1,...,Cを、C個のクラスタに関連付けられたベクトルであると仮定し、ここで、各クラスタは、別個のユーザ嗜好に対応する。以下のステップが実行される。
i.ベクトルy、i=1,...,Cを初期化する。
ii.1回以上のイタレーションを実行して、トレーニングセットのデータに基づく新しいモデルベクトルy、i=1,...,Cを取得する。
iii.トレーニングセットのデータについての、全ひずみを計算する。
iv.全ひずみが、何らかの閾値よりも小さい場合は、終了する。それ以外の場合は、ステップiiに進む。
ステップiiおよびiiiについて、以下に、より詳細に説明する。
ステップiiについては、
a)トレーニングセットに属する各ベクトルxについて、i以外の任意のjについてd(x,y)≦d(x,y)となる、クラスタ/モデルiを見つける。
b)各クラスタについて、クラスタ/モデルiに同様に属するトレーニングセットのすべてのベクトルxの平均として、yを再計算する。当業者によって理解されるように、「平均」は、ここでは、任意の適切な平均化操作であると定義される。
ステップiiiについては、
a)全ひずみを、D=average[d(x,y)|d(x,y)≦d(x,y),j≠i]として計算。言い換えると、これは、トレーニングセットのデータの各ベクトルの、最も近いyベクトルからの平均距離である。
b)上記の分類段階方法を使用することによって、観測されたデータのベクトルxは、C個のクラスタのうちの1つに分類されてもよく、ここで、各クラスタは、1つ以上の特定のループ特性(例えば、特定のHMM)に関連している。
図4は、前の例を実施し、4クラスタの場合のクラスタを使用する、本発明の一実施形態を示す。それぞれの十字形411、412、413、414は、ベクトルyに対応する。DSL回線の、クラスタへの分類も示されており、ここで、同じクラスタに分類されたDSL回線は、図400の線430によって境界を付けられた、正方形421、円形422、星形423、および三角形424として示されている。これらのタイプのシステム内で、別個のユーザ嗜好に対応するクラスタの組を決定する、DSLシステムについてのユーザ嗜好データが収集されてもよい。クラスタの組は、ユーザ嗜好を十分に分類するために必要なだけ多くのクラスタ(またはクラスタ点)を含んでもよい。DSLシステムについての動作データが、次に、収集されてもよく、その後、所与のユーザは、収集された動作データに基づいて、特定のクラスタに割り当てられてもよい。ユーザ嗜好データは、その場合、割り当てられたクラスタへのユーザの割り当てに基づいた、iである。
本発明の一部の実施形態では、嗜好データは、さらに、ユーザのコンピュータ、ネットワーク装置、DSLモデムなどの中に記憶されてもよいデータから取得されてもよい。そのようなデータは、ネットワーク統計情報(例えば、ATMセルカウント、パケットカウント、パケット遅延測定基準など)、アプリケーション情報(例えば、ビデオデコーダ、娯楽システム、VoIP電話など)、およびユーザ嗜好に関する情報を抽出するために使用されてもよいその他のデータを含んでもよい。
回線および/またはシステムが、設定、維持、または変更されるべきかどうかの評価、ならびに/または、本発明の実施形態による動作データの任意のその他の評価は、動作状態に関する最新の利用可能な動作データに基づくことが要求されてもよく、または、現在データだけでなく履歴データにも基づいてもよい。例えば、過去にパフォーマンスの問題を引き起こしたノイズ源(例えば、機器またはその他の装置)が除去された(例えば、居住者によって捨てられた)場合、その源からのノイズに関する、HMMの構造および/または規則の実施への、以前の影響は、取り除かれるか、または少なくとも低減されるべきである。したがって、履歴データは、使用される場合、任意の適切な方法で重み付けされてもよい。例えば、現在および履歴データの重み付けが、データがどれだけ新しいかに応じて適用されてもよいように、データ重み付けベクトル(W)が、各回線および/または動作状態に与えられてもよい。例えば、重み付けベクトルがW1=[111]である場合、適合の評価において、最後の3つの更新期間(例えば、日)からのデータは、等しい重みを与えられる。重み付けベクトルがW2=[10000000.5]である場合、最後に報告された動作状態データからのデータは、重み付け1とともに使用され、7更新期間前(例えば、1週間前)からのデータは、重み付け0.5とともに使用される。その他の更新期間からのデータは無視される。最後の2か月のみからのデータを、等しい重み付けとともに使用することが所望される場合、重み付けベクトルは、1日の更新期間を使用し、サイズ60で、すべて1(すなわち、W3=[111...111])であってもよい。例えば、1回の読み取りが、任意の決定および/またはHMMへの変更のための基礎となるべきかどうかに依存して、異なる動作状態について異なる重み付けベクトルが使用されてもよい。
考慮される動作データの適時性に加えて、任意の決定が行われるべきかどうか、および/または処置が取られるべきかどうかの評価、ならびに/または、動作データのその他の任意の評価は、十分な量の利用可能な動作データに基づくことが要求されてもよい。例えば、場合によっては、データ収集システムが誤動作するか、または非活動状態になる可能性があり、これは、利用可能なデータが非常に少ないか、または、まったくない可能性があることを意味している。そのような場合、高信頼の評価の基となるデータが不十分にしかないならば、システムは、システムおよび/または回線動作への、または、それらに適用可能なあらゆる制限および/またはパラメータへの、いかなる変更も行うことを控えることが役立つ可能性がある。不適切な変更が実施されるのを防止するために、変更の実施は、最後の評価以来、または指定された期間内に、十分な追加データが収集された場合のみに限られてもよい。動作データは、カーディナリティ技術およびデータ確率分布を使用して調べられてもよい。最近収集されたデータに有利なように、遠い過去の値の影響を低減するための、高度な分布推定が使用されてもよく、これは当業者によってよく理解されている。データの十分性または適時性規則が満足されない場合、そのような規則が満たされることを可能にする新しいデータが収集されるまで、動作は行われなくてもよい。
いくつかの実施例は、同様に、本発明の実施形態を説明する。
実施例1
この実施例では、(例えば、回線状態に対してデータレートが比較的高い場合の、DSLモデムの再トレーニングによる)サービス停止についてのユーザ苦情と、同じ時間周期の間の、実施されているデータレートとに関する、ユーザ嗜好データが、オペレータによって/オペレータのために収集される。図5Aは、ある期間にわたる、これらの2つのタイプのデータの可能な関係を、この実施例の目的のために示す。HMMを使用した、データレート対サービス安定性の合同推定を、時間線520に示し、ここで、時間線510に示す利用可能なユーザデータレートが、その「より高い実施されているデータレート」状態512にある場合に、状態524において、ユーザ苦情が起こる可能性がより高い(例えば、それらは確率の閾値を超える)。この場合、このユーザセット内のユーザは、安定したサービスへの関心に比較して、データレート速度への関心はより少ないと結論付けられてもよい。状態514において、低いデータレートが実施されている場合に、ユーザ苦情がない(または比較的低い)という事実は、ユーザ嗜好の決定に影響を及ぼしてもよく、または及ぼさなくてもよいが、サービス速度に関する苦情がない(または非常に少ない)ため、場合によっては、ユーザの満足と解釈されてもよい。
実施例2
図5Bに示す、実施例1の変形では、モデルは、実施例1および図5Aの、サービス安定性の苦情ではなく、高データレートを必要とするサービスの利用可能性に関するユーザ苦情を調べる。図5Bの時間線530には、より低いデータレート期間534と、より高いデータレート期間532とが、再び描画されている。時間線540では、1つ以上の所望のユーザサービスを提供するための十分に高いデータレートが利用できないことにより、544においてユーザ苦情が発生することがわかる。この場合、対象のユーザセットはサービス安定性よりも回線速度により関心があると、オペレータは推測してもよい。
実施例3
ユーザは、定められた/限定された長さの時間にわたる、より高いデータレートのサービスの購入を所望することを示してもよい。Webインタフェースを介して、ユーザは、限定された期間(1時間〜1日)のレート増加を指示する、アップグレードされたDSLサービスを注文してもよい。DSLオプティマイザまたはその他のコントローラは、続いて、DSLシステムの設定を、より高いデータレートを可能にするために変更してもよい。指定された期間が過ぎた後の、対応するレートの減少も、DSLオプティマイザ、コントローラなどを介してスケジュールされる。そのような機能は、ADSL2/2+およびVDSL2のシームレスレート適合(Seamless Rate Adaptation(SRA))機能を利用することにより提供されてもよく、その場合、より高い、またはより低いデータレートに向けて接続を導くために、SRAに関連付けられたアップシフトおよびダウンシフトマージンが、SHOWTIMEの間に適合されてもよい。または、レートの変更は、再トレーニングを強制することによって可能にされてもよい。
実施例4
ユーザ嗜好は、既知のトラフィックタイプによって特徴付けられる特定のアプリケーションとともにDSLサービスを使用することに向けての嗜好を含んでもよい。ユーザ嗜好の知識は、したがって、ネットワークプロトコル(TCP、UDP、RTPなど)の設定可能パラメータをチューニングするために利用されてもよい。そのようなチューニングは、ユーザと最もしばしば関連付けられるトラフィックタイプについての、転送を向上することを目指す。レイテンシ設定およびインパルスノイズ保護などの、DSL物理層パラメータを設定するために、パケット損失、スループット、バッファサイズなどのネットワークプロトコル統計情報も、ユーザ嗜好の知識と組み合わされてもよい。
図6Aに示す、本発明の一実施形態によれば、嗜好ベース制御ユニット600は、DSLまたはその他の通信システムに結合されたオペレータの一部であるか、またはそのようなオペレータに結合されていてもよい。コントローラ610(例えば、オペレータのDSLオプティマイザ、DSMサーバ、DSMセンタ、または動的スペクトルマネージャとして、またはそれらとともに機能している装置)は、システムの運用において、および、場合により、システムの使用の最適化において、オペレータを支援する。(DSLオプティマイザは、動的スペクトルマネージャ、動的スペクトル管理センタ、DSMセンタ、スペクトルメンテナンスセンタまたはSMCとも呼ばれてもよい)。一部の実施形態では、コントローラ610は、完全に独立したエンティティであってもよく、一方、他の実施形態では、コントローラ610は、telco COまたはその他の位置から複数のDSL回線を操作している、ILECまたはCLECの一部であってもよい。図6Aの破線646からわかるように、コントローラ610は、CO 146内にあってもよく、または、CO 146の外部にあってもよい。さらに、コントローラ610は、複数のCO内のDSLおよび/またはその他の通信回線に、結合されていてもよく、かつ/または、それらを制御していてもよい。
オペレータの嗜好ベース制御ユニット600は、収集手段として識別されるデータ収集ユニット620と、解析手段として識別される解析ユニット640とを含む。図6Aに示すように、収集手段620(一般的に知られているタイプの、コンピュータ、プロセッサ、IC、コンピュータモジュールなどであってもよい)は、NMS 150、AN 140におけるME 144、および/または、ME 144によって維持されるMIB 148に結合されてもよく、それらのいずれかまたはすべては、例えば、DSLシステムの部分であってもよい。データは、さらに、ブロードバンドネットワーク170を介して(例えば、所与のDSLシステム内の通常の内部データ通信の外側で、TCP/IPプロトコルまたはその他のプロトコルまたは手段を経由して)収集されてもよい。これらの接続のうちの1つ以上は、嗜好ベース制御ユニット600が、動作データをシステムから、および、適切な場合は、他の場所から、収集することを可能にする。データは、一度に、または、ある期間にわたって収集されてもよい。場合によっては、収集手段620は、周期的に収集を行うが、さらに、要求に応じて、またはその他の任意の非周期的なやり方で(例えば、DSLAMまたはその他の構成要素が嗜好ベース制御ユニットにデータを送信した場合に)データを収集してもよく、それにより、嗜好ベース制御ユニット600は、必要な場合に、その情報、動作などを更新することが可能になる。手段620によって収集されたデータは、通信システム内の、1つ以上のパフォーマンス測定基準、ユーザ嗜好の推定において使用される1つ以上のHMMの構築および/または修正、ユーザ嗜好のパフォーマンス測定基準の実施を可能な程度まで許可する動作パラメータの定義などに関する、ユーザ嗜好についての解析および任意の決定のために、解析手段640(同様に、一般的に知られているタイプの、コンピュータ、プロセッサ、IC、コンピュータモジュールなどであってもよい)に提供される。
図6Aの例示的システムにおいて、解析手段640は、オペレータのコントローラ610内の信号生成手段650に結合される。この信号発生器650(コンピュータ、プロセッサ、IC、コンピュータモジュールなどであってもよい)は、モデム、および/または、通信システムのその他の構成要素(例えば、ユーザのDSLトランシーバ、および/または、システム内のその他の装置、構成要素など)への指示信号を、生成および送信するように構成される。これらの指示は、データレート、転送電力レベル、コーディングおよびレイテンシ要件、再トレーニングのスケジューリングおよび実施、システム設定指示、ユーザ嗜好データおよび/またはその他のデータの直接的要求などに関する指示を含んでもよい。指示は、コントローラ610に結合された所与の通信システム内で、1つ以上のユーザ嗜好が実施されてもよいかどうかを、コントローラ610が判定した後で生成されてもよい。
本発明の実施形態は、収集されたデータ(ユーザ嗜好データ、動作領域データ、収集された動作データなどに関する履歴データ、およびその他のタイプのデータを含む)、以前に構築されたHMMなどに関する、データベース、ライブラリ、またはその他のデータの集合を利用してもよい。この参照データの集合は、例えば、図6Aのコントローラ610内の、またはコントローラ610が利用可能な、ライブラリ648(例えば、データベースまたはメモリ)として、オペレータによって記憶されてもよく、そして、解析手段640、収集手段620などによって使用されてもよい。オペレータは、さらに、ライブラリ、メモリ、および/またはデータベース情報を、コントローラの外部の位置において記憶してもよく、そこから、コントローラはデータにアクセスしてもよい。これは、図6Bのライブラリ/データベース/メモリ675についても同様である。
本発明の一部の実施形態では、嗜好ベース制御ユニット600は、PC、ワークステーションなどの1つ以上のコンピュータ内で、および/または、1つ以上のコンピュータプログラムプロダクト内で、実施されてもよい。収集手段620および解析手段640は、当業者によって理解されるように、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、または両方の組み合わせであってもよい。多数のモデム、回線、ユーザなどを処理する場合は、収集される大量のデータを管理するために、データベースが導入されて使用されてもよい。
本発明の別の実施形態を、図6Bに示す。オペレータのDSLオプティマイザ665は、DSLAM 685またはその他のアップストリームエンドDSLシステム構成要素(例えば、RT、ONU/LTなど)上で、および/または、それらに関連して動作し、それらのいずれかまたは両方は、電気通信会社(「telco」)の構内695にあってもよい。オペレータのDSLオプティマイザ665は、ユーザ嗜好データ、動作データなどの、収集、組み立て、調整、操作、および/または供給を、DSLオプティマイザ665のために、およびDSLオプティマイザ665に対して行ってもよい、データモジュール680を含む。モジュール680は、1つ以上の、PCなどのコンピュータ内で実施されてもよい。モジュール680からのデータは、解析(例えば、さまざまなパフォーマンス測定基準の間の動作関係の決定、収集されたユーザ嗜好データの解析、ユーザ嗜好の実施を許可する、可能な動作パラメータ範囲および値の解析など)のために、DSMサーバモジュール670に供給される。情報は、さらに、telcoに関係していてもよく、またはtelcoとは無関係であってもよい、ライブラリまたはデータベース675から入手可能であってもよい。
通信システムの動作に影響を及ぼす信号を実施するために、動作セレクタ690が使用されてもよい。当業者によって理解されるように、そのような決定は、DSMサーバ670によって、または、その他の任意の適切な方法で行われてもよい。セレクタ690によって選択される動作モードは、DSLAM 685内、および/または、その他の任意の適切なDSLシステム構成装置内で実施されてもよい。そのような装置は、カスタマ構内装置699などの、DSL装置に結合されてもよい。装置685は、DSLオプティマイザ665によって評価されたユーザ嗜好データ(直接的または間接的)に基づいて指示される任意の変更を実施するために使用されてもよい。図6Bのシステムは、当業者によって理解されるように、図6Aのシステムに類似した方法で動作可能であるが、本発明の実施形態をやはり実施しながら、差異を実現することが可能である。
一般に、本発明の実施形態は、1つのコンピュータ、複数のコンピュータ、および/または、コンピュータの組み合わせ(これらのすべては、本明細書では、「コンピュータ」および/または「コンピュータシステム」と、区別せずに呼ばれてもよい)であってもよい、1つ以上のコンピュータシステム内に記憶された、またはそれらのコンピュータシステムを通して転送される、データが関与する、さまざまなプロセスを用いる。本発明の実施形態は、さらに、これらの動作を実行するためのハードウェア装置またはその他の装置に関する。この装置は、必要な目的のために特別に構築されてもよく、または、コンピュータ内に記憶されたコンピュータプログラムおよび/またはデータ構造によって選択的にアクティブにされる、または再設定される、汎用のコンピュータおよび/またはコンピュータシステムであってもよい。本明細書に記載したプロセスは、いかなる特定のコンピュータまたはその他の装置にも、本質的には関連しない。特に、さまざまな汎用のマシンが、本明細書に記載した教示に従って書かれたプログラムとともに使用されてもよく、または、必要な方法ステップを実行するためのより特殊化された装置を構築することが、より好都合な場合がある。さまざまなこれらのマシンのための、特定の構造は、以下に示す説明に基づくことにより、当業者にとって明らかになるであろう。
上記のような、本発明の実施形態は、コンピュータシステム内に記憶されたデータが関与する、さまざまなプロセスステップを用いる。これらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずしもではないが、通常、これらの量は、記憶、転送、組み合わせ、比較、およびその他の操作をされることが可能な、電気的または磁気的信号の形態を取る。主に一般的使用の理由で、これらの信号を、ビット、ビットストリーム、データ信号、制御信号、値、要素、変数、文字、データ構造などと呼ぶことが、場合によっては好都合である。ただし、これらおよび類似した用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるものであり、これらの量に適用される単なる好都合なラベルにすぎないということに留意すべきである。
さらに、実行される操作は、しばしば、識別する(identifying)、適合させる(fitting)、または比較する(comparing)などの用語で呼ばれる。本発明の部分を形成する、本明細書に記載するいかなる動作においても、それらの動作はマシン動作である。本発明の実施形態の動作を実行するための有用なマシンは、汎用ディジタルコンピュータ、またはその他の類似した装置を含む。すべての場合に、コンピュータを動作させることにおける動作の方法と、計算自体の方法との間の区別に留意すべきである。本発明の実施形態は、電気的またはその他の物理的信号を、その他の望ましい物理的信号を生成するために処理することにおいて、コンピュータを動作させるための、方法ステップに関する。
本発明の実施形態は、さらに、これらの動作を実行するための装置に関する。この装置は、必要な目的のために特別に構築されてもよく、または、コンピュータ内に記憶されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティブにされる、または再設定される、汎用コンピュータであってもよい。本明細書に記載したプロセスは、いかなる特定のコンピュータまたはその他の装置にも、本質的には関連しない。特に、さまざまな汎用のマシンが、本明細書に記載した教示に従って書かれたプログラムとともに使用されてもよく、または、必要な方法ステップを実行するためのより特殊化された装置を構築することが、より好都合な場合がある。さまざまなこれらのマシンのために必要とされる構造は、上に示した説明から明らかになるであろう。
その上、本発明の実施形態は、コンピュータによって実施されるさまざまな動作を実行するためのプログラム命令を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体に、さらに関する。媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計および構築されたものであってもよく、または、それらは、コンピュータソフトウェア技術における当業者によく知られた、そのような当業者が入手可能な種類のものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、以下に限定されるものではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープなどの磁気媒体、CD−ROMディスクなどの光媒体、フロプティカルディスクなどの光磁気媒体、ならびに、読み出し専用メモリ装置(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)などの、プログラム命令を記憶および実行するために特別に構成されたハードウェア装置などがある。プログラム命令の例には、コンパイラによって生成されるような、マシンコードと、インタープリタを使用してコンピュータによって実行されてもよい、より高水準なコードを含むファイルとの、両方が含まれる。
図7は、本発明の1つ以上の実施形態に従って、ユーザおよび/またはコントローラによって使用されてもよい、一般的なコンピュータシステムを示す。コンピュータシステム700は、一次記憶装置706(一般に、ランダムアクセスメモリ、またはRAM)、一次記憶装置704(一般に、読み出し専用メモリ、またはROM)を含む、記憶装置に結合された、任意の数のプロセッサ702(中央処理ユニット、またはCPUとも呼ばれる)を含む。当技術分野でよく知られているように、一次記憶装置704は、データおよび命令を、CPUへの一方向で転送するように働き、一次記憶装置706は、一般に、双方向の方法でデータおよび命令を転送するために使用される。これらの一次記憶装置の両方は、上記のコンピュータ読み取り可能な媒体のうちの、任意の適切なものを含んでもよい。大容量記憶装置708は、CPU 702に双方向でさらに結合されて、追加のデータ記憶容量を提供するもので、上記のコンピュータ読み取り可能な媒体のうちのいずれを含んでもよい。大容量記憶装置708は、プログラム、データなどを記憶するために使用されてもよく、一般に、一次記憶装置よりも低速な、ハードディスクなどの二次記憶媒体である。大容量記憶装置708内に保持される情報は、適切な場合には、仮想メモリとして、一次記憶装置706の一部として標準的な方法で組み込まれてもよいということが理解されるであろう。CD−ROM 714などの特定の大容量記憶装置も、CPUに一方向でデータを渡してもよい。
CPU 702は、さらに、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチセンシティブディスプレイ、トランスデューサカードリーダ、磁気または紙テープリーダ、タブレット、スタイラス、音声または手書き文字認識装置、または、当然ながら、他のコンピュータなどの、その他のよく知られた入力装置といった、1つ以上の入出力装置を含む、インタフェース710に結合される。最後に、CPU 702は、任意選択で、712において一般的に示されているようなネットワーク接続を使用して、コンピュータまたは電気通信ネットワークに結合されてもよい。そのようなネットワーク接続を用いて、CPUは、上記の方法ステップの実行中に、ネットワークから情報を受信してもよく、または、ネットワークに情報を出力してもよいということが考えられる。上記の装置および事項は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術における当業者によく知られている。上記のハードウェア要素は、本発明の動作を実行するための複数のソフトウェアモジュールを規定してもよい。例えば、コードワード合成コントローラ(codeword composition controller)を実行するための命令は、大容量記憶装置708または714上に記憶され、一次メモリ706と連携してCPU 702上で実行されてもよい。好ましい実施形態では、コントローラは、ソフトウェアサブモジュールに分割される。
本発明の多くの特徴および利点は、記載した説明から明らかであり、したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明のそのような特徴および利点をすべて包含することを意図したものである。さらに、多くの変形および変更に、当業者は容易に想到するため、本発明は、説明および記載されたとおりの構成および動作には限定されない。したがって、記載された実施形態は、限定的ではなく例示的なものと解釈されるべきであり、また、本発明は、本明細書に記載された詳細に限定されるべきではなく、特許請求の範囲と、現在または将来において予測できる、または予測できない、それらの全範囲の均等物とによって規定されるべきである。
本発明の実施形態が使用されてもよい、さまざまなDSLおよびその他の通信システムに適用可能な、G.997.1標準による参照モデルシステムの概略ブロック図である。 一般的な、例示的DSL配備を示す概略図である。 本発明の1つ以上の実施形態による方法の流れ図である。 本発明の一実施形態に従ってクラスタリングを使用する方法を示す図である。 本発明の一実施形態による方法の実施を示す図である。 本発明の一実施形態による別の方法の実施を示す図である。 本発明による、オペレータにより制御されるユーザ嗜好ベース制御ユニットを含むコントローラである。 本発明による、オペレータにより制御されるユーザ嗜好ベース制御ユニットを含むコントローラを実施する、DSLオプティマイザである。 本発明の実施形態の実施に適した、一般的なコンピュータシステムまたは集積回路システムのブロック図である。

Claims (20)

  1. カスタマにDSLサービスを提供するオペレータによってDSLシステムの動作を制御する方法であって、
    前記DSLシステムについての動作領域モデルに基づいて前記DSLシステムの第1のパフォーマンス測定基準と前記DSLシステムの第2のパフォーマンス測定基準との間の動作関係を決定するステップと、
    前記提供されるDSLサービスについての嗜好または前記提供されるDSLサービスについて認識される問題に関するカスタマ入力を受信するステップと、
    前記DSLシステムの動作パラメータベクトル決定するために、前記カスタマ入力を解析するステップであって、前記動作パラメータベクトル
    前記動作領域モデル内での前記DSLシステムの動作を可能にし、かつ、
    嗜好に関する前記カスタマ入力に基づいて前記第1および第2のパフォーマンス測定基準に関する1つ以上の前記カスタマ嗜好を実装し、または問題に関する前記カスタマ入力に基づいて1つ以上の前記カスタマ問題を解決するステップと、
    前記DSLシステムの適用可能なシステム動作規則および動作パラメータに違反することなく実装されることが可能である1つ以上の動作パラメータを有する前記動作パラメータベクトルを実装して、前記カスタマに提供される前記DSLサービスを調整するステップと
    を含む方法。
  2. 前記動作領域モデルは、少なくとも2つのパフォーマンス測定基準の間の動作関係をむ、請求項1に記載の方法。
  3. カスタマ入力を受信するステップは、ユーザ調査を行うステップ、電子メールによるアンケートを送信するステップ、ユーザとの電話を介してユーザフィードバックを取得するステップ、Webインタフェースを使用するステップ、または、直接的なユーザフィードバックを取得するステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記カスタマ入力が間接的に受信される方法であって、
    隠れマルコフモデル(HMM)を取得するステップと、
    前記DSLシステムについての動作データを収集するステップと、
    前記収集された動作データに基づいて、HMM内部状態を判定するステップと、
    前記HMM内部状態に基づいて、前記カスタマ嗜好を導き出すステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 別個のカスタマ嗜好またはカスタマ問題に対応する、クラスタの組を決定するステップであって、前記クラスタの組は、第1のクラスタを含むステップと、
    前記DSLシステムについての動作データを収集するステップと、
    前記収集された動作データに基づいて、前記第1のクラスタにカスタマを割り当てるステップと、
    前記第1のクラスタへの前記カスタマの前記割り当てに基づいて、前記1つ以上のカスタマ嗜好またはカスタマ問題を選択するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. カスタマ入力を受信するステップは、前記受信したカスタマ入力をデータベースに記憶し、次いで前記データベースへ前記カスタマ入力の問い合わせを行うステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記カスタマ入力を解析するステップは、
    設定されるべき動作パラメータベクトルを決定するステップと、
    前記動作パラメータベクトルの、許容されるベクトル値の組を識別するステップであって、前記許容されるベクトル値の組の中の、各ベクトル値は、前記動作領域モデルに適合するステップと、
    前記動作パラメータベクトルの、前記許容されるベクトル値の組を、カスタマ入力に適合するように制限するステップと、
    前記制限された許容されるベクトル値の組の中から、目標パフォーマンスレベルを達成する、前記動作パラメータベクトルの最適化ベクトル値を決定するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記動作パラメータベクトル前記カスタマのために実装するステップの前に、前記DSLシステムを再トレーニングするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記カスタマ入力を解析するステップは、
    前記DSLシステムの動作データを収集するステップと、
    前記受信したカスタマ入力内に反映された1つ以上の嗜好の実装の実現可能性を、前記DSLシステムの前記収集された動作データに照らして判定するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記DSLシステムの動作データを収集するステップは、前記収集された動作データに重み付け係数を適用するステップ、前記収集された動作データについての十分性検査を実行するステップ、または、前記収集された動作データについての適時性検査を実行するステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
  11. スタマにDSLサービスを提供するオペレータによってDSLシステムの動作を制御する方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記方法は、
    前記DSLシステムについての動作領域モデルに基づいて前記DSLシステムの第1のパフォーマンス測定基準と前記DSLシステムの第2のパフォーマンス測定基準との間の動作関係を決定するステップと、
    前記提供されるDSLサービスについての嗜好または前記提供されるDSLサービスについて認識される問題に関するカスタマ入力を受信するステップと、
    前記DSLシステムの動作パラメータベクトル決定するために、前記カスタマ入力を解析するステップであって、
    前記動作パラメータベクトル
    前記動作領域モデル内での前記DSLシステムの動作を可能にし、かつ、
    嗜好に関する前記カスタマ入力に基づいて前記第1および第2のパフォーマンス測定基準に関する1つ以上のカスタマ嗜好を実装し、または問題に関する前記カスタマ入力に基づいて1つ以上の前記カスタマ問題を解決するステップと、
    前記DSLシステムの適用可能なシステム動作規則および動作パラメータに違反することなく実装されることが可能である1つ以上の動作パラメータを有する前記動作パラメータベクトルを実装して、前記カスタマに提供される前記DSLサービスを調整するステップとを含む、コンピュータプログラム
  12. オペレータデータベースと、
    コントローラとを含むDSLシステム動作制御システムであって、
    前記コントローラは、
    データ収集ユニットであって、
    前記DSLシステムの第1のパフォーマンス測定基準と前記DSLシステムの第2のパフォーマンス測定基準との間の動作関係を含む前記オペレータデータベースからの動作領域データと、
    前記DSLシステムからの動作データと、
    前記DSLシステムによって提供されるDSLサービスについての嗜好または前記DSLシステムによって提供されるDSLサービスについて認識される問題に関するカスタマ入力とを収集するデータ収集ユニットと、
    前記収集ユニットに結合された解析ユニットであって、
    前記収集された動作データと、前記収集されたユーザ入力とを解析し、および、
    嗜好に関する前記カスタマ入力に基づく前記第1および第2のパフォーマンス測定基準に関する1つ以上の前記嗜好の実装または問題に関する前記カスタマ入力に基づく1つ以上の前記カスタマの問題の解決の実現可能性を判定する解析ユニットと、
    前記解析ユニットに結合された制御信号発生器であって、
    前記DSLシステムに制御信号を送信し、さらに、前記制御信号は、前記DSLシステムの動作を制御する信号を含む制御信号発生器と
    を含む、DSLシステム動作制御システム。
  13. 前記収集ユニットは、
    隠れマルコフモデル(HMM)を取得し、
    前記DSLシステムについての動作データを収集し、
    前記収集された動作データから、HMM内部状態を判定し、および、
    前記HMM内部状態から、前記カスタマ入力を導き出すように構成される、請求項12に記載のコントローラ。
  14. 前記収集ユニットは、
    別個のカスタマ嗜好に対応する、第1のクラスタを含むクラスタの組を決定し、
    前記DSLシステムについての動作データを収集し、
    前記収集された動作データに基づいて、前記第1のクラスタにカスタマを割り当て、および、
    前記第1のクラスタへの前記カスタマの前記割り当てに基づいて、1つ以上のカスタマ嗜好またはカスタマ問題を選択するように構成される、請求項12に記載のコントローラ。
  15. 前記収集ユニットは、前記収集されたカスタマ入力を加入者アカウントデータベースに記憶し、次いで、前記カスタマ入力を取得するために、前記加入者アカウントデータベースへの問い合わせを行う、請求項12に記載のコントローラ。
  16. 前記解析ユニットは、
    設定されるべき動作パラメータベクトルを決定し、
    前記動作パラメータベクトルの、許容される値の組であって、オペレータ規則の組に適合する前記許容される値の組の中の各値を識別し、
    前記動作パラメータベクトルの、前記許容される値の組を、前記収集されたカスタマ入力に適合するように制限し、および、
    前記制限された許容される値の組の中から、目標パフォーマンスレベルを達成する、前記動作パラメータベクトルの最適化値を決定する、請求項12に記載のコントローラ。
  17. 前記制御信号発生器は、さらに、前記DSLシステムに再トレーニング信号を送信する、請求項12に記載のコントローラ。
  18. 前記制御信号発生器は、さらに、前記DSLシステムのトラフィックレベルが閾値未満である場合のみ、前記DSLシステムに再トレーニング信号を送信する、請求項17に記載のコントローラ。
  19. 前記データ収集ユニットは、さらに、前記収集された動作データへの重み付け係数の適用、前記収集された動作データについての十分性検査の実行、前記収集された動作データについての適時性検査の実行、前記収集されたカスタマ入力への重み付け係数の適用、前記収集されたカスタマ入力についての十分性検査の実行、前記収集されたカスタマ入力についての適時性検査の実行、前記収集された動作領域データへの重み付け係数の適用、前記収集された動作領域データについての十分性検査の実行、または、前記収集された動作領域データについての適時性検査の実行のうちの少なくとも1つを実行する、請求項12に記載のコントローラ。
  20. オペレータデータベースをさらに含む、請求項12に記載のコントローラ。
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