JP4927406B2 - スパイラル脱葉機 - Google Patents
スパイラル脱葉機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4927406B2 JP4927406B2 JP2006015092A JP2006015092A JP4927406B2 JP 4927406 B2 JP4927406 B2 JP 4927406B2 JP 2006015092 A JP2006015092 A JP 2006015092A JP 2006015092 A JP2006015092 A JP 2006015092A JP 4927406 B2 JP4927406 B2 JP 4927406B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spiral
- roller
- rollers
- base
- sugar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
特許文献1には、砂糖キビ等の収穫物の搬送方向である前後方向に伸延する左右一対のスパイラル式ローラを左右幅方向に間隔を開けて横架すると共に、両スパイラル式ローラを相互に反対方向に回転可能とし、左右一対のスパイラル式ローラ同士はスパイラル状の突条体同士を相互に嵌合させ、相互のブラシの先端と突条体の先端とが干渉する程度に近接させて突条体の上部間に形成される摩擦角を大きく形成したことを特徴とする砂糖キビ等の付着物除去装置が記載されている。
(1)スパイラル式ローラの軸両端が固定されているため、その中央部は収穫物に付着した砂や泥などの夾雑物を挟んだ時に撓んで膨れる。このローラ間に挟まれたままの夾雑物はスパイラルの送り作用を受け先端部まで送られるが、先端部が固定されて撓まないため夾雑物が積層して抵抗が大きくなり、機械を停止して清掃する必要があった。
(2)スパイラル式ローラ軸先端の固定軸受は、砂糖キビの酸性を帯びた水分及び水分により運ばれる土砂により摩擦が激しい。このため次々と送られて来る夾雑物は先端部で圧縮され、軌間を広げようとする圧力となり軸受部の寿命を著しく短くしていた。
(3)脱葉処理されてローラ上を移動する収穫物がローラ末端の固定軸受の部分で停止して堆積するため、その排出速度が一定せず作業性が悪いという問題があった。
この際、突条部の先端と、対向するローラ本体の周壁とを可及的に近接させて配置した場合には、葉を確実に挾持して脱葉するとともに、茎がローラ本体間に形成される間隙より脱落するのを防止することができる。
傾斜角度調整部を設けることによって、収穫物が供給されるスパイラルローラの傾斜角度を、その収穫物の種類や形状、作業形態、供給速度などに応じて適正角度に調整することが可能となり、砂糖キビなどの収穫物の処理操作を効率良く行うことができる。例えば、スパイラル脱葉機への収穫物の供給速度が過大となって、スパイラルローラの撓み量や回転駆動部の負荷が増大した場合には、スパイラルローラの傾斜角度を変更して、撓み量や負荷を所定範囲に制御して安定した運転を継続させることもできる。
傾斜角度調整部としては、例えば、スパイラル脱葉機の装置本体を前側支持体と後側支持体とにより支持し、前側支持体に設けた油圧シリンダにより装置本体の後部側を軸芯として傾斜調節可能として、装置本体を所望の傾斜姿勢に変更することができるようにした機構のものとすることができる。なお、前記のように装置全体を傾斜させる他に、スパイラルローラを片持ち支持するローラ軸受部を基台部に対して所定角度に傾斜可能に取り付けルようにしてもよい。
これのように形成された突条部を設けることによって、収穫物とスパイラルローラとの当りをソフトにして砂糖キビなどの茎を損傷させることなく、脱葉や付着物の除去を行なって、砂糖キビの商品価値を良好に確保することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は実施例1のスパイラル脱葉機の正面図であり、図2はその平面図であり、図3は図2における矢視A−A及び矢視B−Bの断面図である。
図1、図2において、10は実施例1のスパイラル脱葉機、11は枝葉や砂、泥を有した砂糖キビなどの収穫物Sが供給されるその搬送方向に所定のローラ中心間隔Dを有して並列された左右一対のローラR、ローラLからなるスパイラルローラ、12はスパイラルローラ11の一方の基端部11aを自由端とし他方の基端部11bを駆動端として回転自在に軸支するためのローラ軸受部、13はローラ軸受部12により片持ち支持されたローラR、Lをそれぞれ逆方向に回転させるための電動モータからなる回転駆動部、14はスパイラルローラ11の基端部11bを片持ち支持するローラ軸受部12及び回転駆動部13が設置されるフレーム状に形成された基台部である。
各ローラR,Lのローラ本体11cの周面には、合成樹脂製の線条が植設されてブラシ状に被覆層11dが形成されその表面にはスパイラル状の突条部11eがそれぞれ逆向きとなるように設けられている。従って、ローラR及びローラLをそれぞれ反対方向に回転させことによって、そのローラ軸間に供給された収穫物Sをスパイラルローラ11の自由端となる基端部11a側に向けて移動させることができるとともに、それぞれの突条部11eの間に収穫物Sの葉Hやその表面に付着した砂Nなどを噛み込ませるようにして葉Hを引きちぎりながらローラ軸間の隙間を通してその下部に排出することができる。
回転駆動部13は、ローラ軸受部12により片持ち支持されたローラR、Lの回転軸をそれぞれ逆方向に回転させるための動力源となる装置であり、ベルト13aやプーリ13b、ギア13c、ギアボックス13dを介してスパイラルローラ11にその動力が伝達されるとともに、図示しない制御部を介してその回転速度が制御できるようになっている。
基台部14は所定の剛性と強度を有したスチールやステンレススチールなどによってフレーム状に形成され、前記ローラ軸受部12及び回転駆動部13が取り付けられる。こうして、そのフレーム上部に形成された開口部から輸送コンベアなどを介して砂糖キビ畑で刈り取られた砂糖キビなどの収穫物Sが定量的に供給されて、収穫物Sの脱葉処理がなされるようになっている。
図5は前述したスパイラル脱葉機10を用いて構成される砂糖キビ集中脱葉設備のフロー図である。
図5に示すように砂糖キビ集中脱葉設備20はスパイラル脱葉機10の他に、砂糖キビやその処理物などを搬送するための複数の搬送コンベア21と、収穫物Sに付着した砂Nや除去された葉Hなどを吹き飛ばすための送風機22と、搬送コンベア21の末端に滞留した処理物を落下させるための掻き落し装置23と、を有して構成されている。砂糖キビ畑などで刈り取られた砂糖キビなどの収穫物Sは第1送風分離装置の搬送コンベア21上に載置され、搬送コンベア21末端の掻き落し装置23により掻き落とされる。このとき搬送コンベア21末端の下方に設けられた送風機22により収穫物Sに送風して、付着した砂や泥、自然脱落した葉などの夾雑物を脱葉収集装置の搬送コンベア21を介して収集する。一方、掻き落とされた砂糖キビの茎部は、前記第2送風分離装置と同様の第2、第3送風分離装置を介して以上のような洗浄処理を繰り返し実行した後、スパイラル脱葉機10に供給されるようにしている。
図6は実施例3のスパイラル脱葉機の正面図である。
図6において、30は実施例3のスパイラル脱葉機、31はスパイラルローラ11の基端部11bを片持ち支持するローラ軸受部12及び回転駆動部13が設置されるフレーム部、32はフレーム部31に設けられた回動軸部33を回動軸芯としてフレーム部31全体を傾斜自在に支持する基台部、34はその両端がそれぞれフレーム部31の他方の回動軸部35及び基台部32の支持軸36に連結されて全体が伸長してフレーム部31を基台部32に対して所定の傾斜角度θに調整固定するための油圧シリンダや電動シリンダなどからなる傾斜角度調整部である。なお、実施例3のスパイラル脱葉機30は、実施例1のスパイラル脱葉機10とその基台部の構成を異にするが、他の構成は略同様であるので、実施例1と同様の機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
11 スパイラルローラ
11a 自由端側の基端部
11b 駆動端側の基端部
11c ローラ本体
11d 被覆層
11e 突条部
12 ローラ軸受部
13 回転駆動部
13a ベルト
13b プーリ
13c ギア
13d ギアボックス
14 基台部
20 砂糖キビ集中脱葉設備
21 搬送コンベア
22 送風機
23 掻き落し装置
30 実施例3のスパイラル脱葉機
31 フレーム部
32 基台部
33 回動軸部
34 傾斜角度調整部
35 回動軸部
36 支持軸
Claims (3)
- 枝葉や砂、泥を有した細長の収穫物が供給される搬送方向に所定間隔を有して伸延並列された一対のスパイラルローラと、
前記スパイラルローラの一方の基端部を自由端とするとともに他方の基端部を駆動端として回転自在に軸支するローラ軸受部と、
前記ローラ軸受部により片持ち支持された前記スパイラルローラの回転軸をそれぞれ逆方向に回転させて上方から供給される前記収穫物の枝葉や砂、泥をローラ軸間に挟み込んで除去排出しながら前記収穫物を駆動端側から自由端側に搬送する回転駆動部を備えた基台部と、を有し、
前記ローラ軸受部によって、前記駆動端となる基端部側のスパイラルローラは、前記一対のスパイラルローラの中心間隔が所定長さに固定される一方、前記自由端となる基端部側は、前記スパイラルローラの弾性により撓むことによって、前記中心間隔が拡大しうる状態に保持されていることを特徴とするスパイラル脱葉機。 - 前記スパイラルローラの駆動端を片持ち支持する前記ローラ軸受部を、前記基台部に対して所定角度に傾斜させて固定する傾斜角度調整部を有することを特徴とする請求項1記載のスパイラル脱葉機。
- 前記スパイラルローラにはそのローラ本体の周壁面に合成樹脂製ブラシや弾性ゴムからなる被覆層が配置されており、それぞれの被覆層に突条部がスパイラル状に形成されるとともに両突条部のねじれ方向を相互に反対方向としたことを特徴とする請求項1又は2記載のスパイラル脱葉機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015092A JP4927406B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | スパイラル脱葉機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015092A JP4927406B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | スパイラル脱葉機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007195420A JP2007195420A (ja) | 2007-08-09 |
JP4927406B2 true JP4927406B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=38450638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006015092A Active JP4927406B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | スパイラル脱葉機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4927406B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020057574A1 (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 广东粤威环境技术有限公司 | 除杂系统及除杂方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5069551B2 (ja) * | 2007-12-23 | 2012-11-07 | 一哲 根間 | サトウキビ積込装置 |
CN103718736B (zh) * | 2012-10-15 | 2016-06-15 | 黄焕珠 | 一种电动的甘蔗脱叶机 |
CN102918991A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-02-13 | 黄焕珠 | 一种钢刷式的气控甘蔗脱叶机 |
JP7120654B2 (ja) * | 2020-02-03 | 2022-08-17 | 株式会社Sugar Hero | 夾雑物分別装置 |
CN114287228B (zh) * | 2021-01-15 | 2023-08-22 | 陈业才 | 整秆式或切段式的甘蔗联合收割机 |
CN113498680B (zh) * | 2021-06-23 | 2022-04-19 | 周兴 | 一种花椒串的花椒叶分离装置以及分离方法 |
CN115430689B (zh) * | 2022-07-21 | 2023-07-14 | 北京市首发天人生态景观有限公司 | 一种废弃树枝的多级细化破碎回收设备 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619072Y2 (ja) * | 1988-02-04 | 1994-05-18 | 株式会社ケット科学研究所 | 穀粒移送装置 |
IT1220385B (it) * | 1988-05-30 | 1990-06-15 | Gd Spa | Metodo e dispositivo per l'avanzamento,in successione,di prodotti appiattiti |
JP2667639B2 (ja) * | 1993-07-19 | 1997-10-27 | 株式会社マツオ | 砂糖キビ等の付着物除去装置 |
JPH08266131A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-15 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | キャベツ収穫機の搬送ロール |
JPH09108627A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Daito Togyo Kk | サトウキビの夾雑物分別装置 |
JP3586759B2 (ja) * | 1997-03-25 | 2004-11-10 | 日立造船株式会社 | スクリュ式フィーダにおける供給量計測装置 |
JP2003290669A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-14 | Marumasu Kikai Kk | 循環式精米機の精白部 |
-
2006
- 2006-01-24 JP JP2006015092A patent/JP4927406B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020057574A1 (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 广东粤威环境技术有限公司 | 除杂系统及除杂方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007195420A (ja) | 2007-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4927406B2 (ja) | スパイラル脱葉機 | |
US5697451A (en) | Crop cleaner | |
KR101639340B1 (ko) | 컨베이어 벨트 클린장치 | |
JP4469413B1 (ja) | スイートコーン収穫機 | |
JP5171168B2 (ja) | 農産物の清浄装置 | |
US9718626B2 (en) | Cleaning mechanism for use with a closed loop conveyor belt | |
EP0678234A1 (en) | Crop cleaner | |
US5203259A (en) | Blueberry destemmer | |
KR100511510B1 (ko) | 콘베이어 벨트의 이물질 제거장치 | |
US2751743A (en) | Snapping rolls having trash removing means | |
US1071925A (en) | Corn-husking machine. | |
JP2010098952A (ja) | 魚のぬめり取り装置 | |
CN212355338U (zh) | 用于运输健康食品的高效传输设备 | |
JP2667639B2 (ja) | 砂糖キビ等の付着物除去装置 | |
US2365997A (en) | Maize harvester | |
JP4648864B2 (ja) | ロールベーラ | |
US2587857A (en) | Endless belt snapping rolls | |
CN221104144U (zh) | 一种玉米剥皮辊组及玉米剥皮机 | |
JP4609652B2 (ja) | 作物洗浄機 | |
CN219990350U (zh) | 一种具有清洁功能的物流传送带 | |
US535228A (en) | Corn harvester and husker | |
JP7134008B2 (ja) | コンバイン | |
US5137493A (en) | Corn husking machine | |
KR830001341B1 (ko) | 과실류의 꼭지따기 장치 | |
US332275A (en) | Hop-stripping machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120209 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4927406 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |