JP4927273B2 - 無機スラリーミックスを用いて含アルミニウムコーティングを施工する方法 - Google Patents

無機スラリーミックスを用いて含アルミニウムコーティングを施工する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面に含アルミニウムコーティングを施す方法に関し、具体的には含アルミニウムスラリーからガスタービン翼形部の内部表面に含アルミニウムコーティングを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機ガスタービン(ジェット)エンジンでは、空気をエンジンの前方から取り込み、シャフト装着圧縮機で圧縮し、燃料と混合する。混合気を燃焼し、高温排気ガスを同一シャフトに装着したタービンに通す。燃焼ガスの流れがタービン動翼及び静翼の翼形部に衝突することでタービンが回転し、それにともなってシャフトが回転し、圧縮機及びファンに動力を供給する。さらに複雑な形式のガスタービンエンジンでは、圧縮機と高圧タービンを1本のシャフトに装着し、ファンと低圧タービンを別のシャフトに装着する。いずれの場合も、高温排気ガスはエンジン後方から流出し、エンジンと航空機を前方に駆動する。
【0003】
燃焼ガス及び排気ガスが高温であるほど、ジェットエンジンの作動効率が高い。そのため、燃焼ガス及び排気ガスの温度を高めることが奨励される。燃焼ガスの最高温度は、通常、高温燃焼ガスが衝突するタービン静翼及び動翼の製造に用いられた材料によって制限される。現行のエンジンでは、タービン静翼及び動翼はニッケル基超合金から製造され、最高約1900〜2150°Fまでの温度で作動できる。
【0004】
タービン動翼及び静翼の翼形部の作動温度限界を現在のレベルまで押し上げるのに様々なアプローチがとられてきた。例えば、ベース材料自体の組成及び加工が改良され、方向性結晶粒構造及び単結晶構造の利点を活用するために各種凝固技術が開発されている。
【0005】
物理的冷却技法も使用し得る。ある技術では、タービン翼形部の内部に内部冷却通路を設ける。冷却通路に強制的に通気し、翼形部外面の開口から外に出して翼形部内部から熱を奪い、場合によっては翼形部表面に低温空気の境界層を形成する。
【0006】
内部冷却通路の表面は拡散アルミナイドコーティングで保護することができ、アルミナイドコーティングは酸化して酸化アルミニウム保護スケールとなり、内面がそれ以上酸化するのを防ぐ。内部拡散アルミナイド被膜の施工法として、化学蒸着、気相アルミナイジング、アバブザパック(above-the-pack)法など多数の方法が知られている。これらのアプローチには、他の露出表面も被覆してしまうという欠点がある。被覆すべきでない表面をマスキングにより保護できることもあるが、多くの状況下でマスキングは実用的でない。
【0007】
別の方法では、アルミニウム源とその他の成分を含有するスラリーコーティングを内面に塗工する。スラリーコーティングを化学反応させてアルミニウムを内面に堆積させる。スラリーコーティングには、含アルミニウムコーティングの空間的範囲を内面など特定の領域に限定できるという利点がある。しかし、現行のスラリーコーティング技術には、動翼に分解副生物の形態の不都合な汚染を残すおそれがあるという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、表面、特にガスタービン翼形部などの物品の内面の特定領域に含アルミニウムコーティングを堆積するための改良法に対するニーズが存在する。本発明はこのニーズに応えるとともに、種々の効果をもたらすものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品の表面を含アルミニウムコーティングで被覆するためのスラリー法に係る。本発明は、物品の内面、例えばガスタービン動翼及び静翼の中空翼形部内の通路内面の被覆に特に適している。本発明の方法は、従来のスラリーコーティング法に比べて幾つかの利点をもつ。さらに、スラリーは、被覆段階後の余分なコーティング材を表面から容易に除去できるように処方される。
【0010】
本コーティング方法は、被覆すべき表面を有する物品を用意する段階と、水及び無機ゲル形成剤を含むキャリヤ成分と、アルミニウム源と、任意成分としてのハライド系活性剤と、酸化物系分散剤との混合物を含有するコーティングスラリーを調製する段階を含む。無機ゲル形成剤は、好ましくはモンモリロナイト粘土のような膨潤性粘土であり、最も好ましくはヘクトライト粘土又はベントナイト粘土である。コーティングスラリーを物品表面に塗工し、次いで物品表面のコーティングスラリーを乾燥してスラリーから水を除去する。乾燥段階は、好ましくは物品表面のコーティングスラリーを空気中約180°F〜約950°F、最も好ましくは約180〜約250°Fの温度に約2〜約48時間加熱することによって行われる。本発明の方法では、さらに乾燥コーティングスラリーを有する物品表面を加熱して物品表面に固着したアルミニウムコーティングを形成する。この加熱段階は、好ましくは、不活性又は還元性雰囲気中約1700°F〜約2100°Fの温度に約1〜約16時間加熱することによって行われる。しかる後、任意段階ではあるが望ましい段階として、余分なコーティング材を物品表面から除去する。
【0011】
物品は好ましくはガスタービン動翼又は静翼の翼形部である。一例では、翼形部は中空で内部通路が設けられている。塗工段階は、コーティングスラリーを物品の内部通路に注入して内部通路を満たすことによって行う。
【0012】
アルミニウム源は、好ましくは、アルミニウム、クロム−アルミニウム合金、コバルト−アルミニウム合金、チタン−アルミニウム合金、鉄−アルミニウム合金、アルミニウム−バナジウム合金、アルミニウム−マンガン合金又はこれらの混合物である。ハライド系活性剤は、これを使用する場合、AlF3、NH4F、AlCl3、NH4Cl、CrCl3、CrCl2、NaCl、FeCl2、FeCl3、CrF2、CrF3又はこれらの混合物であるのが好ましい。酸化物系分散剤は、アルミナが好ましいが、イットリア、ジルコニア、クロミア、ハフニア又はこれらの混合物のようなその他の酸化物も使用し得る。
【0013】
好ましくは、アルミニウム源はアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして約1〜50重量%であり、ハライド系活性剤はアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして約0.5〜10重量%であり、酸化物系分散剤はアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして約50〜99重量%である。最も好ましくは、アルミニウム源は約50重量%のコバルトと残部のアルミニウムからなるコバルト−アルミニウム合金であり、アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして約28〜35重量%の量で存在する。最も好ましくは、ハライド系活性剤はAlF3であり、アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして約4〜6重量%の量で存在する。無機ゲル形成剤は、水と無機ゲル形成剤の合計重量を基準にして約1〜6重量%の量で存在する。アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計は、キャリヤ成分とアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤との混合物の約30〜約70重量%をなす。
【0014】
本発明のその他の特徴及び利点は、本発明の原理を例示した図面と併せて、好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明から明らかになろう。本発明の技術的範囲はこうした好ましい実施形態に限定されない。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、タービン動翼やタービン静翼のようなガスタービンエンジンの構成物品を示したもので、ここでは特にタービン動翼20を示す。タービン動翼20は実施可能なあらゆる材料で形成できるが、好ましくはニッケル基超合金である。タービン動翼20は翼形部22を含んでおり、この翼形部22に向かって高温排気ガスの流れが導かれる。(タービン静翼は翼形部については同様の外観を有するが、典型的には他端にも翼形部を支持する構造を有する。)。タービン動翼20は翼形部22から下方に延在したダブテール24によってタービンディスクのスロットと係合してタービンディスク(図示せず)に装着される。翼形部22とダブテール24とがつながる領域から縦方向外側にプラットホーム26が延在している。多数の内部通路が翼形部22内部に延在し、翼形部22表面の開口28を終端とする。稼働中、冷却空気の流れを内部通路に通して翼形部22の温度を下げる。翼形部22はダブテール24に隣接して根元部30を有しており、ダブテール24とは反対側に翼先端32を有していると述べることもできる。
【0016】
図2は翼形部22の縦方向断面図で、翼形部22の内部を貫通した内部通路34の一つを示す。内部通路34は翼形部内面36を有し、翼形部22の金属部分の翼形部外面38も図示されている。
【0017】
拡散アルミナイド保護領域40が翼形部内面36に存在する。拡散アルミナイドは、翼形部内面36に含アルミニウムコーティングを堆積することにより形成され、翼形部22の本体は基材42として働く。アルミニウムを基材42の材料と相互拡散させ、翼形部内面36の下にアルミニウム富化保護領域40を形成する。拡散アルミナイド保護領域40は、翼形部内面36近くでアルミニウム濃度が最も高く、翼形部内面36から基材42内部への距離が増すにつれてアルミニウム濃度が減少する組成を有する。拡散アルミナイド保護領域40の厚さは典型的には約0.0005〜約0.005インチである。高温酸化性環境に暴露されると、翼形部内面36のアルミニウム富化領域は酸化され、翼形部内面36に密着性の高い酸化アルミニウム(Al23)保護スケールを形成し、それ以上の酸化損傷を阻止し、抑制する。拡散アルミナイド保護領域40には、任意成分として、ハフニウム、ジルコニウム、イットリウム、ケイ素、チタン、タンタル、タングステン、モリブデン、レニウム、ルテニウム、コバルト、クロム、白金、パラジウム及びこれらの混合物のような反応性で貴なアルミナイド改質元素が存在していてもよい。翼形部外面38に施工されるオーバーレイコーティング(後述)は、翼形部内面36には使用しない。
【0018】
翼形部外面38を保護してもよく、図2にその一例を示す。保護コーティング44は翼形部外面38上にあってこれと接している。保護コーティング44は、翼形部外面38上にあってこれと接する保護層46を有する。保護層46は好ましくは拡散アルミナイド又はオーバーレイ組成物からなる。拡散アルミナイドを用いる場合、これは上述のタイプの単純な拡散アルミナイドであってもよいし、白金アルミナイドのような改質拡散アルミナイドであってもよい。かかるコーティングは外側保護層46の場合には当技術分野で公知である。オーバーレイ保護コーティングを用いる場合、これは好ましくはMCrAlX型のものである。「MCrAlX」という用語は、遮熱コーティング系における耐環境性コーティング又はボンドコートとして使用し得るオーバーレイ保護層46の様々な群に関する当技術分野での略語である。この式及び他の式において、Mはニッケル、コバルト、鉄及びこれらの組合せを表す。これらの保護コーティングのあるものでは、クロムを除いてもよい。Xはハフニウム、ジルコニウム、イットリウム、タンタル、レニウム、ルテニウム、パラジウム、白金、ケイ素、チタン、ホウ素、炭素及びこれらの組合せを表す。具体的な組成物は当技術分野で公知である。MCrAlX組成物の具体例としては、例えばNiAlCrZr及びNiAlZrがあるが、これらに限定されない。保護層46の厚さは約0.0005〜約0.010インチである。このような保護層46は当技術分野で公知である。
【0019】
任意には、セラミック層48が保護層46上にあってこれと接している。セラミック層48は好ましくはイットリア安定化ジルコニアであり、これは約2〜約12重量%、好ましくは約3〜約8重量%の酸化イットリウムを含有する酸化ジルコニウムである。セラミック層48の厚さは典型的には約0.003〜約0.010インチである。他の適当なセラミック材料も使用し得る。セラミック層48が存在しないとき、保護層46は「耐環境性コーティング」と呼ばれる。セラミック層48が存在するときは、保護層46は「ボンドコート」と呼ばれる。
【0020】
図3に、本発明の方法の実施のための好ましい順序を示す。物品、この例ではタービン動翼20やタービン静翼にみられるような翼形部22を用意する(60)。
【0021】
コーティングスラリーを調製する(62)。コーティングスラリーはキャリヤ成分と粉末混合物とを含む。キャリヤ成分は水と無機ゲル形成剤とを含む。後段での水の蒸発を容易にするため、アルコールのような揮発性が高く完全に揮発する有機化合物を少量、水と混合してもよい。無機ゲル形成剤は好ましくは膨潤性粘土であり、さらに好ましくはモンモリロナイト粘土、最も好ましくはヘクトライト粘土又はベントナイト粘土である。ヘクトライト粘土は、初期重量の約24倍もの水を吸収するので、最も効率的なゲル形成剤であり、初期重量の最高約16倍の水を吸収するベントナイト粘土よりも好ましい。ヘクトライト粘土はNaMgLi−ケイ酸塩粘土であり、その粒子は典型的には公称約0.8×約0.08×約0.001μmの細長い平板状である。本発明での使用に最も好ましい粘土はRheox社(米国ニュージャージー州ハイツタウン)から入手可能なヘクトライト粘土であるBentone(登録商標)AD粘土である。Bentone(登録商標)MA粘土(同じくRheox社から入手可能)も使用し得るが、Bentone(登録商標)AD粘土よりも若干粒度が粗く、その結果Bentone(登録商標)AD粘土の方が沈降防止性に優れ、ゲル形成剤として優れている。二番目に好ましい粘土であるベントナイト粘土はNaAlMg−ケイ酸塩粘土であり、その粒子は典型的には公称約0.8×約0.8×約0.001μmの正方形平板状である。
【0022】
無機ゲル形成剤は好ましくは水と無機ゲル形成剤の合計重量の約1〜約6重量%であり、最も好ましくは4重量%である。無機ゲル形成剤を水と混合してキャリヤ成分を形成する。混合は高剪断又は高速ミキサ、例えば通常の家庭用ブレンダを用いて行う。
【0023】
「固形」成分には、粉末状アルミニウム源と、粉末状酸化物系分散剤と、任意成分の粉末状ハライド系活性剤とが含まれる。(無機ゲル形成剤も固体で、キャリヤ成分に含まれているが、上記の成分を「固形」成分という。)。アルミニウム源は、好ましくは、アルミニウム、クロム−アルミニウム合金、コバルト−アルミニウム合金、チタン−アルミニウム合金、鉄−アルミニウム合金、アルミニウム−バナジウム合金、アルミニウム−マンガン合金又はこれらの混合物である。約50重量%のコバルトと残部のアルミニウムからなるコバルト−アルミニウム合金が好ましい。十分量(固形成分の約50〜80重量%)のアルミニウム源を使用すれば、ハライド系活性剤を用いなくてもコーティングは達成し得る。しかし、アルミニウム源を比較的低濃度で存在させることができること、並びにハライド系活性剤は後の洗浄段階で役立ち余分なコーティング材の除去を容易にすることから、ハライド系活性剤を使用するのが好ましい。ハライド系活性剤は、これを使用する場合、AlF3、NH4F、AlCl3、NH4Cl、CrCl3、CrCl2、NaCl、FeCl2、FeCl3、CrF2、CrF3又はこれらの混合物であるのが好ましい。酸化物系分散剤は好ましくは酸化アルミニウム(Al23)であるが、その代わりに、イットリア、ジルコニア、クロミア、ハフニアなどの他の酸化物を使用してもよい。固形成分の好ましいメッシュサイズは約150メッシュ〜約325メッシュである。アルミニウム源は、アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして好ましくは約1〜50重量%、さらに好ましくは約28〜35重量%、最も好ましくは約30重量%であり、ハライド系活性剤は、アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして好ましくは約0.5〜10重量%、さらに好ましくは約2〜6重量%、最も好ましくは約5重量%であり、酸化物系分散剤はアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計重量を基準にして好ましくは約50〜99重量%である。
【0024】
キャリヤ成分と固形成分とを混ぜ合わせてコーティングスラリーを形成する。アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤の合計は、キャリヤ成分とアルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤との全混合物の好ましくは約30〜約70重量%、最も好ましくは約40重量%である。アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤をブレンダで混合し、次いでスパチュラを用いて固形成分をキャリヤ成分に混合する。
【0025】
コーティングスラリーを目的の物品表面に塗工する(64)。コーティングスラリーを内部通路34の翼形部内面36に塗工する好ましい実施形態では、シリンジ及びポンプを用いて、コーティングスラリーを内部通路34中に注入する。
【0026】
表面に塗工されたコーティングスラリーを乾燥する(66)。好ましい実施形態では、乾燥段階66は、物品表面のコーティングスラリーを空気中約180°F〜約950°Fの温度に約2〜約48時間加熱することによって達成する。乾燥によってコーティングスラリーの水は蒸発する。蒸発を促進すべく、アルコールのような少量の蒸発助剤を水に添加してもよい。蒸発助剤は完全に蒸発し、乾燥コーティングに有機残渣は残らない。
【0027】
乾燥コーティングスラリーを加熱して物品表面に含アルミニウムコーティングを堆積させる(68)。この加熱段階68は、好ましくは、不活性(例えばアルゴン)又は還元性(例えば水素)雰囲気中約1700°F〜約2100°Fの温度に約1〜約16時間加熱することによって達成される。この段階では、物品を残留酸素及び水蒸気による酸化から保護するのが望ましい。かかる保護を達成すべく物品をニッケル箔その他ステンレス鋼や工具鋼やタンタルやニッケル基超合金などの箔で包むのが好ましい。この加熱段階では、アルミニウム源及びハライド系活性剤によってアルミニウム含有蒸気が発生する。アルミニウム含有蒸気は表面に堆積し、含アルミニウムコーティングが残る。被覆した物品はしかる後室温まで冷却する。
【0028】
加熱段階48の結果、表面がアルミニウム含有層40で覆われた物品が得られる。アルミニウム含有層40は加熱段階68の際基材42中へと部分的に相互拡散する。
【0029】
さらに、当初の固形粉末の約5〜10%しか反応しないので、表面には残渣が残る。残渣には、未反応のアルミニウム源とハライド系活性剤、酸化物系分散剤及び残りの無機ゲル形成剤が含まれる。この余分なコーティング材を好ましくは除去する(70)。かかる除去は、内部通路内であっても、高圧空気又は高圧流水を吹き込むことによって達成される。
【0030】
その他のコーティングを施工する(72)。タービン翼形部の場合、コーティング44又は遮熱コーティングのようなコーティングを翼形部外面38に施工してもよい。選択した外部コーティングに適用可能などんな方法を用いてもよく、段階72は段階68の後でも、前でも、同時でもよい。図2に示す結果を与える好ましい実施形態では、翼形部外面38上にあってこれに接する保護コーティング44を堆積する。保護コーティング44には翼形部外面38上に堆積された保護層46が含まれる。保護層46は好ましくはMCrAlX型である。保護層46は実施可能なあらゆる方法、例えば物理蒸着(例えばスパッタリング、陰極アーク、電子ビーム)又は溶射方法で堆積する。保護層46の厚さは好ましくは約0.0005〜約0.010インチ、最も好ましくは約0.002〜約0.007インチである。
【0031】
オーバーレイ保護コーティングには、任意には、保護層46上にあってこれと接するセラミック層48が含まれ。セラミック層48の厚さは好ましくは約0.003〜約0.010インチ、最も好ましくは約0.005インチである。(図2は正確な縮尺によって描いたものではない。)。セラミック層48は好ましくはイットリア安定化ジルコニアであり、これは約2〜約12重量%、好ましくは約3〜約8重量%の酸化イットリウムを含有する酸化ジルコニウムである。その他の実施可能なセラミック材料を使用してもよい。セラミック層は、物理蒸着、溶射など実施可能な方法で堆積することができる。
【0032】
本発明の方法を実際に実施した。
【0033】
第一の実施例では、固形成分として、約20重量部のコバルト−50重量%アルミニウム合金、約5重量部のAlF3、残部の酸化アルミニウムからなる混合物を調製した。水中に約4重量%のBentone(登録商標)AD粘土を含むキャリヤ成分を調製した。約40重量部の固形成分と約60重量部のキャリヤ成分を混ぜ合わせた。コーティングスラリーを高圧タービン動翼の翼形部の内部通路中に注入した。翼形部の処理を上述の通り、空気中180°Fで24時間乾燥し、水素中1975°Fで4時間加熱することによって行った。コーティングの厚さは約0.0011インチであり、アルミニウム含量はコーティングの頂部5μmで測定して約16重量%であった。
【0034】
第二の実施例では、固形成分中のコバルト−アルミニウム合金を混合物の約30%に増し、コーティングの厚さを0.0015インチとした以外は、第一の実施例と同じ方法を行った。この実施例では、コーティングのアルミニウム含量が約22重量%であった。コーティングのアルミニウム含量が高いため、第二の実施例の方が好ましい。
【0035】
上述の方法及びその変更例により、全部で約175個の高圧タービン動翼を製造した。
【0036】
本発明の方法の利点が得られる原因が判然としているわけではなく、また本発明の実施にはそうした原因が明らかにされることは必要とされないが、従来のスラリーコーティング技術の問題の源はスラリーに用いる有機ゲル形成材料にあると考えられる。有機ゲル形成材料は、アルミニウム源とハライド系活性剤と酸化物系分散剤をキャリヤ成分中で懸濁状態に保つために存在する。有機成分は、乾燥及び/又は加熱中に燃焼副生物蒸気を発生しかねず、これが物品表面に反応残渣を残す作用をして、加熱反応段階後の反応残渣の除去を阻止又は妨害するおそれがある。反応生成物もコーティングを汚染しかねない。
【0037】
本発明の方法は、無機材料、好ましくはヘクトライト粘土又はベントナイト粘土を用いてゲル形成機能を実現する。有機ゲル形成(又は懸濁)剤を用いることは本発明の範囲に属さない。本発明では、キャリヤ成分中の無機粘土がゲル特性を発現し、かくしてコーティングスラリーを物品表面に塗工する際に、他の固形分が懸濁状態に保持される。ゲル形成成分から発生する有機蒸気は存在しない。粘土を用いることには、粘土は乾燥段階で有機材料よりも格段に容易に水を放出し、一層完全かつ迅速な乾燥を達成するという追加の利点がある。水を一層完全に除去することは極めて望ましい。残留水があると、アルミニウム源中のアルミニウムが酸化アルミニウムへと酸化して、その焼結の原因となり、反応後の余分なコーティング材の最終的な除去を阻止するからである。したがって、水の存在は、翼形部の冷却穴が酸化アルミニウムで部分的に或いは完全に塞がれることにつながり、このような望ましくない作用の発生が本発明により抑制される。
【0038】
以上本発明の特定の実施形態を具体的な説明を目的として詳述したが、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変更、増強が可能である。したがって、本発明は特許請求の範囲以外にはなんら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タービン動翼の斜視図である。
【図2】 図1のタービン動翼の2−2矢視拡大断面図である。
【図3】 内部通路をコーティングしたガスタービン翼形部の製造方法を示すブロック流れ図である。

Claims (8)

  1. 被覆すべき表面(36)を有する物品を用意する段階、
    ヘクトライト粘土及びベントナイト粘土から選択される膨潤性粘土である無機ゲル形成剤及び水を含むキャリヤ成分と、アルミニウム源と、酸化物系分散剤との混合物を含んでなるコーティングスラリーを調製する段階、
    コーティングスラリーを物品表面(36)に塗工する段階、
    次いで、物品表面(36)上のコーティングスラリーを乾燥して水を除去する段階、
    次いで、乾燥コーティングスラリーを有する物品表面(36)を加熱して物品表面(36)に部分的に相互拡散したアルミニウム含有コーティングを形成する段階
    を含んでなるコーティング方法。
  2. 前記コーティングスラリーがさらにハライド系活性剤を含有する、請求項1記載のコーティング方法。
  3. さらに、前記加熱段階後に、物品表面(36)から余分なコーティング材を除去する段階を含む、請求項1又は請求項記載のコーティング方法。
  4. 前記塗工段階が、コーティングスラリーを物品の内部通路に注入する段階を含む、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のコーティング方法。
  5. 前記乾燥段階が、物品表面(36)上のコーティングスラリーを空気中180°F(82.2℃)〜950°F(510℃)の温度に2〜48時間加熱する段階を含む、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のコーティング方法。
  6. 前記加熱段階が、乾燥コーティングスラリーを有する物品表面(36)を不活性又は還元性雰囲気中1700°F(927℃)〜2100°F(1482℃)の温度に1〜16時間加熱する段階を含む、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のコーティング方法。
  7. 物品表面(36)が物品の内部通路である、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のコーティング方法。
  8. 被覆すべき内部通路を有するガスタービン翼形部(22)を用意する段階、
    ヘクトライト粘土、ベントナイト粘土及びこれらの混合物から選択される膨潤性粘土及び水を含むキャリヤ成分と、アルミニウム源と、ハライド系活性剤と、酸化物系分散剤との混合物を含有するコーティングスラリーを調製する段階、
    コーティングスラリーをガスタービン翼形部(22)の内部通路に塗工する段階、
    次いで、ガスタービン翼形部(22)の内部通路上のコーティングスラリーを乾燥して水を除去する段階、
    次いで、コーティングスラリーで被覆されたガスタービン翼形部(22)を加熱してガスタービン翼形部(22)の内部通路に部分的に相互拡散したアルミニウム含有コーティングを形成する段階、
    次いで、ガスタービン翼形部(22)の内部通路から余分なコーティング材を除去する
    を含んでなるコーティング方法。
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