JP4927068B2 - エアコン置台 - Google Patents

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Description

本発明は、エアコン室外機を地面等の比較的平らな基礎面に設置する場合に据付台として使用されるエアコン置台に関し、特に仮組み出荷時の梱包スペースの縮小化を可能としたエアコン置台に関する。
一般に、エアコン室外機を地面等の比較的平らな基礎面に設置する場合の据付台として使用されるエアコン置台は、長尺の横フレームと短尺の縦フレームとが組み合わされた平面視長方形の水平枠部材と、水平枠部材の四隅から下方に延出される支柱と、水平枠部材に取り付けられるベースフレームとが組み合わされて構成されている。また、このようなエアコン置台は、現地で組み合わされる組付け作業の簡略化と、梱包サイズの縮小化のための工夫がなされている。
その一例として、特許文献1に記載のものがある。これを図17及び図18に基づき以下説明する。なお、以下の従来技術の説明において括弧内に記載した名称は、特許文献1記載の名称を示す。特許文献1のエアコン置台(据付け台)は、図17に示すように、前後一対の横フレーム(横材)111と左右一対の縦フレーム(縦材)112とが突き合わされて平面視長方形に形成された水平枠部材(エアコン支持枠)110と、水平枠部材110の四隅から下方に延出される4本の支柱120とを備えている。また、水平枠部材110の上方には、横フレーム111間に架け渡されるように取り付けられる左右一対のベースフレーム130が取り付けられている。
水平枠部材110は、図17に示すように、横フレーム111と縦フレーム112との突合せ部において、エアコン載置面に略直角な軸体113により横フレーム111と縦フレーム112とを回動可能に連結して仮組み可能な構造とされている。また、水平枠部材110は、図18(b)及び(c)に示すように、エアコン載置面に平行な面内において平行移動的に折り畳み、直線状にまで折り畳み可能に形成されている。また、支柱(脚材)120は、横フレーム111に対し回動自在に連結される仮組み構造可能に形成されており、図18(c)に示すように、水平枠部材110と共に折り畳み可能に構成されている。
このように構成された従来のエアコン置台は、梱包する場合には、図18(a)に示すように、先ずベースフレーム130が除去された状態に形成される。次いで、図18(b)に示すように、各支柱120は、連結されている横フレーム111の垂直部に対し、組付け状態時に鉛直方向に位置する平面部が重なるように折り畳まれて、横フレーム111に重ねられる。そして、図18(b)に示す矢印の方向に力が加えられ、図18(c)に示すように水平枠部材110がエアコン載置面に平行な面内おいて平行移動により直線状に折り畳まれる。具体的には、横フレーム111が側方に移動した状態で突き合わされる。このとき、両側の縦フレーム112が横フレーム111の一端側に連結され、横フレーム111の上下の水平部材間に嵌まるように折り畳まれる。なお、組立の際は、上記梱包のときとは逆の方向に拡げる作業が行なわれ、横フレーム111、縦フレーム112、支柱120及びベースフレーム130の結合部がそれぞれ固定されることにより、図17のような状態に組み立てられてエアコン置台として使用される。なお、上記構成において、エアコン置台が2段用として構成される場合には、支柱120の長さが長くなり支柱120を折り畳むことができなくなるため、この場合には支柱120が取り外される構造となっている。
特開2006−17439号公報
しかしながら、上記従来のエアコン置台は、水平枠部材110の四隅において横フレーム111と縦フレーム112との突合せ部を単純な回動可能な構造とし、前後の横フレーム111を平行移動させて互いの間隔を狭めて直線状に折り畳んでいる。このため、折り畳んだ状態の長さが、横フレーム111の長さと縦フレーム112の長さとを加算した長さに略等しくなり、梱包寸法が依然として大きいという問題があった。
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、その目的は、組立作業を容易に行えるようにしながら梱包寸法をより一層小型化したエアコン置台を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るエアコン置台は、前後一対の横フレームと、左右一対の縦フレームと、横フレームと縦フレームの結合部を支持する支柱と、前後一対の横フレーム間に渡って取り付けられる左右一対のベースフレームとを備えるとともに、ベースフレームが端部において横フレームに対しボルトにより取り付けられたエアコン置台であって、横フレームは、長手方向を押し出し方向とした押出型材からなり、前記ボルトの頭部を回転不能かつ長手方向に摺動自在に収納するための、長手方向に延びる中空状溝部と、前記ボルトのねじ部を外部に突出させるための、中空状溝部の壁面に形成されたスリットとを備え、前記ボルトは、ねじ部が前記スリットから外部に突出するよう頭部が中空状溝部に収納され、前記中空状溝部及びスリットは、横フレームの長手方向に縦貫するように形成され、
前記横フレームは、中空状溝部の端部に前記ボルトの脱落を防止するためのストッパを有し、さらに、前記ベースフレームと横フレームとは、縦フレームが取り外されて前記ボルトにより取り付けられた状態において、一対の横フレームを平行移動して相互間隔を最小とすることができるように、かつ、各横フレームの端部を略揃えることができるように、ベースフレームが前記ボルトを介して横フレームの長手方向に摺動自在に保持されるとともに鉛直方向の中心軸を備えた軸体により回動自在に保持される仮組み状態可能に形成されていることを特徴とする。
このような構成上の特徴を備えた本発明に係るエアコン置台によれば、横フレームとベースフレームとは、ベースフレームの端部が横フレームの長手方向に摺動自在で、かつ鉛直方向の中心軸を備えた軸体によりエアコン載置面と平行な平面上において回動自在に保持される仮組み状態物に形成することができる。したがって、前記軸体を中心としてベースフレームの端部を回動させることにより、一対の横フレームの相互間隔を最小とするように前記仮組み状態物を折り畳むことができる。また、ベースフレームの端部を横フレームの長手方向に摺動させることにより、横フレームの端部の位置を揃える方向に前記仮組み状態物を変形させることができる。この場合において、前記中空状溝部及びスリットは、横フレームの長手方向に縦貫するように形成されている。また、前記ベースフレームと横フレームとは、縦フレームが取り外されて前記ボルトにより取り付けられた状態において、一対の横フレームを平行移動して相互間隔を最小とすることができるように、かつ、各横フレームの端部を略揃えることができるように、ベースフレームが前記ボルトを介して横フレームの長手方向に摺動自在に保持されるとともに鉛直方向の中心軸を備えた軸体により回動自在に保持される仮組み状態可能に形成されている。したがって、ベースフレームの端部を、横フレームの端部を略揃えることができるように、横フレームの端部まで移動させることができる。さらに、中空状溝部の端部に前記ボルトの脱落を防止するためのストッパを有しているので、横フレームの端部を揃えるようにベースフレームの端部を移動させる場合に、前記ボルトが脱落する心配がなく、前記仮組み状態物の変形作業及び組立作業を容易に行うことができる。このようにして、一対のベースフレームと一対の横フレームとの仮組み状態物を小型化して梱包ケースに収納することができ、その周囲空間部に支柱、ベースフレームに取り付けられる絶縁防振材等を収納し梱包寸法を小型化することができる。また、ボルトの頭部が横フレームの中空状溝部内に回転不能とするとともに、中空状溝部の壁面に形成されたスリットからボルトのねじ部を外部に突出させるように形成されているので、このボルトを緩ませることなく横フレーム内において摺動自在に容易に保持することができる。
また、このエアコン置台においては、前記横フレームは、長手方向を押し出し方向とした押出型材からなり、中空状溝部及びスリットが長手方向に縦貫するように形成されているので、横フレームは、長手方向に中空状溝部及びスリットが形成された構造部でありながら、必要な強度を維持することができる。
また、前記スリットは中空状溝部の上面に形成されるとともに、前記ボルトは、ねじ部が中空状溝部から上方に突出するように収納され、さらに、前記ベースフレームは、このボルトを前記軸体として横フレームに対し回動自在に保持されていることが好ましい。このようにすると、ベースフレームを取り付けるボルトを軸体としてベースフレームを回転することができるので構造が簡略化される。また、このボルトによりベースフレームを上方から取り付けることができるので、ベースフレームの取付作業が簡単になる。また、横フレームに対するベースフレームの回動及び摺動を横フレームの上面で行うことができるので、回動及び摺動を円滑に行うことができる。
また、前記ストッパは、横フレームの中空状溝部に対し挿入されて取り付けられる別体物であって、挿入の際に中空状溝部を構成する壁部と係合するように構成されていることが好ましい。このように構成すれば、ベースフレームがストッパに当接したときにストッパ自体の脱落を防止することができる。
また、前記横フレームに対しベースフレームが仮組みされた状態物は、一対のベースフレームの間隔を横フレームの端部まで押し広げるときに、前記ストッパによりベースフレームの脱落が防止されるとともに組付け完了時と同一の長方形状に広げられ、さらに、前記ストッパとベースフレームとの間にはベースフレームをその位置に仮止めする仮止め機構が形成されていることが好ましい。このように構成すれば、一対のベースフレームの間隔を、ベースフレームが横フレームの端部に位置するまで押し広げたときに、ストッパによりベースフレームの脱落が防止されるとともに組付け完了時と同一の形状の長方形状に広げられる。また、ストッパとベースフレームとの間には、このように長方形状に広げられたときに、ベースフレームをその位置に仮止めする仮止め機構が形成されている。したがって、このときに、ベースフレームの間隔を押し広げる力を緩めたり、その手をベースフレームから離してもこの長方形状が維持される。このため、支柱をコーナブラケットの環状壁部に挿入したり、縦フレームをコーナブラケットの縦フレーム支持部に取り付けたりする作業が容易になる。
また、前記ストッパは、上記のような別体物ではなく横フレームの中空状溝部を構成する壁部の一部を内側に突出させてボルトの頭部が端部から脱落することを防止するように構成されたものであるようにしてもよい。このようにすれば、簡単な構成でストッパを形成することができる。
また、前記横フレームは、中空状溝部の下部に略方形断面形状の筒状部が形成され、この筒状部において、横フレームに対し縦フレームと支柱とを取り付けるためのコーナブラケットが取り付けられていることが好ましい。このように構成すると、筒状部により横フレームの強度を向上させることができ、中空状溝部の上面を平面状に形成することができる。これにより、横フレームの上面に取り付けられるベースフレームの回転や移動を円滑に行うことができる。
また、前記コーナブラケットは、支柱に固定される基部と、基部から左右方向の内向きに突出する、横フレームを取り付けるための横フレーム支持部とを備え、この横フレーム支持部は、横フレームの筒状部に挿入されて結合されていることが好ましい。このように構成すれば、コーナブラケットの横フレーム支持部が横フレーム内に収納されるので見栄えが良好になるとともに、横フレームとコーナブラケットとの結合強度を向上させることができる。
また、前記コーナブラケットは、基部から前後方向の内向きに突出する縦フレームを取り付けるための縦フレーム支持部を備えていることが好ましい。このよう構成すれば、横フレームに対しベースフレームとコーナブラケットとが取り付けられた状態で縦フレームを着脱自在に取り付けることができる。
また、前記コーナブラケットの基部は、支柱を鉛直方向にスライド自在に挿入する環状壁部と、この環状壁部において高さ方向のスリットを有するスリット部が形成され、さらに、このスリット部において環状壁部からスリットの間隔を維持して略直交状に突出する一対の対向する締結片が形成され、前記コーナブラケットは、締結部材により一対の締結片間の間隔寸法を狭めるように締め付けられることにより、環状壁部において支柱と結合されることが好ましい。このように構成すると、横フレームに取り付けられたコーナブラケットの環状壁部内に支柱を挿入して、締結片間に架け渡された締結部材を締結することにより、ベースフレームが取り付けられた横フレームに対し、コーナブラケットを介し支柱を容易に取り付けることができる。また、この締結部材を緩めることにより、コーナブラケットが横フレームに取り付けられた状態のまま、コーナブラケットから支柱を容易に取り外すことができる。
また、この場合において、前記コーナブラケットの一対の締結片は、環状壁部から前後方向の内向きに突出するように形成され、縦フレーム支持部として兼用されていることが好ましい。このように構成すれば、ベースフレームが取り付けられた横フレームに対し、コーナブラケットを介し縦フレーム及び支柱を容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。また、支柱を取り付けるための機構と縦フレームを取り付けるための縦フレーム支持部とが兼用されるので構造が簡略化される。
また、前記縦フレームは、上壁、下壁及び側壁からなる断面コ字状に形成されるととともに、前記コーナブラケットの締結片を外側から覆うように組み合わされるとともに、締結片を締め付ける締結部材により共締めされていることが好ましい。このように構成すると、ベースフレームが取り付けられた横フレームに対する縦フレーム及び支柱の取付部材が簡略化されるとともに、単一の締結部材の締付又は弛緩作業により縦フレームと支柱との取付け又は取外しを行うことができる。また、この取付け又は取外し作業をエアコン置台の外側から行うことができるので作業が容易になる。
本発明に係るエアコン置台によれば、梱包する際に、縦フレーム、及び支柱を取り外し横フレームとベースフレームとの仮組み状態物において、横フレームに対しベースフレームの端部を回転させることにより一対の横フレームを平行移動して相互間隔を最小とするとともに、横フレームに対しベースフレームの端部を横フレームの長手方向にスライドさせることにより両横フレームの端部を略揃えるように折り畳み可能としたものである。そして、横フレームとベースフレームとの仮組み状態物をこのように折り畳むことにより、梱包寸法を小型化することができる。また、梱包された仮組み状態物において、横フレームに対しベースフレームの端部を回転又は摺動させることによりエアコン置台の略完成状態まで広げ、その後に、横フレームに対し縦フレームと支柱を取り付けることにより置台として組付けを完了することができる。したがって、全ての部品を一から組付ける場合に比し、組付け作業を簡略化することができる。
[概要説明]
以下、本発明を具体化した実施の形態に係るエアコン置台について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において左右、手前などの方向をいうときは、図1に示したエアコン置台における斜め左手前を正面とした方向をいうものとする。
(全体概略構造の説明)
このエアコン置台は、図1の斜視図に示すように、支柱1により上下2段に水平枠部材2が支持された2段用平置台である。水平枠部材2は、前後一対の長尺の横フレーム20と、左右一対の短尺の縦フレーム30と、横フレーム20と縦フレーム30とを連結するとともにこの連結部を支柱1に固定するためのコーナブラケット40と、前後一対の横フレーム20間に跨って支持される左右一対のベースフレーム50とから形成されている。また、支柱1は、支柱フレーム10の下部にアジャスタ15が取り付けられたものである。
上記構成において、ベースフレーム50は、端部において横フレーム20に対し鉛直方向を軸心とするボルトにより、この実施の形態においては六角ボルト51により、取り付けられている。このため、この六角ボルト51による締結を緩めた仮組み状態とすることにより、ベースフレーム50の端部は、この六角ボルト51を軸体として横フレーム20に対し回動自在となる。また、この六角ボルト51は、横フレーム20において長手方向に摺動自在に保持されている。また、縦フレーム30及び支柱1は、ベースフレーム50が横フレーム20に対し固定的に取り付けられた組付品、及びベースフレーム50が横フレーム20に対し仮組みされた仮組み状態物に対して、それぞれ着脱自在に形成されている。
(小型化梱包を可能とした折り畳み機構の説明)
図2及び図3(a)は、このエアコン置台において、水平枠部材2から支柱1を取り外すとともに、支柱1の取り外された水平枠部材2から縦フレーム30を取り外し、横フレーム20に対しベースフレーム50及びコーナブラケット40が取り付けられた状態のものを示している。そして、このように形成された横フレーム20とベースフレーム50との組付品を、六角ボルト51による締結を緩めた仮組み状態とする。そうすると、図3に示すように、当初図3(a)に示すような長方形状にあった物を、横フレーム20に対しベースフレーム50の端部を回転させたりることにより、図3(b)、(c)のようにエアコン載置面と平行な平面上において横フレーム20を平行移動して折り畳み、前後一対の横フレーム20を近接させた状態とすることができる。また、この図3(c)の状態において、横フレーム20に対しベースフレーム50の端部の位置を摺動(すなわち、スライド)させることにより、図3(d)に示すように、横フレーム20の端部を略揃えることができる。したがって、図3(d)のように折り畳むと、横フレーム20とベースフレーム50とを仮組みしたままの状態で極めて小型化された状態を形成することができる。図4は、横フレーム20とベースフレーム50とが、このように折り畳まれた状態で梱包ケース60内に梱包されることを示したものである。
(開梱後の組立を容易にした組立機構の説明)
また、エアコン置台として組み立てるときは、上記のように梱包された横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物を取り出して広げる。図5は、その途中過程における一形態を示したものであるが、ベースフレーム50の端部が横フレーム20に対し回動自在、かつ、長手方向にスライド可能に仮組みされているので、拡げる工程において横フレーム20が平行状態のまま広がるとは限られず、図5のように横フレーム20が非平行状態となり易い。しかしながら、ベースフレーム50の端部を横フレーム20の端部までスライドさせて仮止めするように構成しておくと、図6に示すように、一対のベースフレーム50を左右に押し広げ、ベースフレーム50の端部を横フレーム20の端部まで持ってくることにより、組付け品と同形の長方形状物に形成することができる。また、このような長方形状に形成された横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物において、コーナブラケット40に対し、支柱1及び左右の縦フレーム30を取り付けると、水平枠部材2が長方形状に保持される。また、このように長方形状に保持された水平枠部材2に対し、ベースフレーム50を所定位置に移動させて固定することによりエアコン置台としての組付けが完了する。
[上記組付け、梱包を可能とした各部構造の詳細説明]
次に、上記のように組付け又は梱包されるエアコン置台の各部の詳細構造について、図7〜図13に基づき説明する。ここで、図7は、水平枠部材の四隅及びベースフレーム取付部の分解斜視図である。また、図8は、水平枠部材の四隅及びベースフレーム取付部の詳細図であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。図9は、水平枠部材の四隅連結部の詳細図であって、(a)は平断面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。図10は、コーナブラケットの単体図面であって、(a)は右手前に取り付けられた状態における正面図であり、(b)は同状態における平面図であり、(c)は同状態における底面図であり、(d)は同状態における右側面図である。図11は、前側の横フレームの右端部の斜視図である。図12は、前側の横フレームの右端部に取り付けられるストッパの説明図であって、(a)は横フレームに対するストッパの取付け状態を示す斜視図であり、(b)はストッパの断面図である。図13は、横フレームとベースフレームとの仮組み状態物を広げる工程において、ベースフレームの側部の係合部がストッパに係合する工程を示したものである。そして、同図(a)は、ベースフレームの側部の係合部がストッパに接触した状態図であり、同図(b)は、ベースフレームの側部の係合部が持ち上げられながら横フレームの端部の方向に進む途中状態図であり、同図(c)は、ベースフレームの側部の係合部とストッパとの係合部との係合が完了した状態図である。
(小型に折り畳み可能とした横フレームに対するベースフレーム取付部の説明)
先ず、横フレームとベースフレームとの取付け構造を説明する。そのために、横フレーム20の主な構造について図7及び図8に基づき説明する。横フレーム20は、図7に右前側の端部が示されるように、上部にベースフレーム50を取り付けるためのボルトである六角ボルト51保持用の中空状溝部21が形成されている。また、この中空状溝部21の下部には、コーナブラケット40の横フレーム支持部42を挿入してコーナブラケット40と横フレーム20との結合構造を形成するための略方形筒断面形状の筒状部22が形成されている。なお、この横フレーム20は、長手方向に押し出しされたアルミニウム又はアルミニウム合金製の押出型材からなるものであって、左右対称的、かつ、前後対称的に形成されているので前後の横フレーム20は同一物が使用されている。
中空状溝部21は、図8及び図9に示すように、六角ボルト51の頭部51aを長手方向に摺動自在に収納するためのものであって、溝幅が六角ボルト51の頭部51aの対向する2辺の間隔寸法と同程度の寸法に形成されている。また、この中空状溝部21の上面には、六角ボルト51のねじ部51bを貫通させることができる程度の幅寸法を備えたスリット23が形成されている。そして、この中空状溝部21には、六角ボルト51のねじ部51bが中空状溝部21からスリット23を貫通して上方に向けて突出するように六角ボルト51の頭部51aが収納されている。このようにして、ベースフレーム50を取り付けるための六角ボルト51が横フレーム20に取り付けられている。
なお、上記のように六角ボルト51の頭部51aを中空状溝部21に挿入するには、六角ボルト51の頭部51aの対向する2辺が中空状溝部21の溝幅方向となるようにして、中空状溝部21の端部又は中空状溝部21の長手方向の中央に形成された上面の切欠部23a(図2参照)から中空状溝部21に挿入される。頭部51aが挿入された六角ボルト51は、所定の位置までスライド式に移動される。
一方、ベースフレーム50は、図7及び図8に前部が示されることから分かるように、長手方向に押し出しされた押出型材からなる物であって、略方形筒断面形状を成すとともに上面を成す上壁部52には絶縁防振材70(図1参照)を長手方向の任意の位置に取付け可能とするためのスリット53が形成されている。絶縁防振材70は、上壁部52を上下で挟み込むように取り付けられる物であって、ベースフレーム50の端部、または、上壁部52の長手方向中央部に形成された切欠部54(図2、図7参照)から挿入され、所定位置にスライドされる。また、この絶縁防振材70の中心部にはねじ座(図示せず)が埋め込まれており、エアコンの取付片部(図示せず)を介して取付ボルト(図示せず)が上方からねじ込まれることによりエアコンが絶縁防振材70を介してベースフレーム50上に取り付けられる。なお、この取付ボルトは、締め付けた状態においてその先端部がベースフレーム50の底壁部55から突出するので、底壁部55にはこのねじの突出を逃げるための長孔56(図2、図7参照)が2箇所に形成されている。
ベースフレーム50の前後の端部における底壁部55には、横フレーム20の中空状溝部21内に頭部51aが収納されている六角ボルト51のねじ部51bを貫通させるための貫通孔57が形成されている。この貫通孔57を貫通して上方に突出する六角ボルト51のねじ部51bに対し座金51cを介してナット51dを締結することにより、ベースフレーム50が横フレーム20の上面に固定される。なお、この締結を容易にするためにベースフレーム50の端部においては、上壁部52及び側面を成す側壁部58が切りかかれている。なお、切りかかれた小さな高さ寸法となった側壁部は、ベースフレーム50を後述するストッパ80に係止させるために小さな溝状にさらに切りかかれている。この小さな溝状の切欠59aが形成された部分は、図8(b)に示すように、ベースフレームと50と横フレーム20の仮組み状態物が図6のように広げられたときにストッパ80に係止される係止片部59を構成する。そのために、係止片部59を構成する溝状の幅寸法は、横フレームの20のスリット23の幅寸法と略同一とされている。なお、ストッパ80及びこのストッパ80による上記係止については詳細を後述する。
ベースフレーム50は、左右対称的、かつ前後対称的に形成されているので、左右のベースフレーム50は同一物である。また、ベースフレーム50は、長手方向(前後方向)を押出方向としたアルミニウム又はアルミニウム合金製の型材を使用する。
横フレーム20に対するベースフレーム50の取付部は、以上のように構成されているので、六角ボルト51に締結されるナット51dを緩めて横フレーム20に対してベースフレーム50が仮組み状態とされたときには、基本的にベースフレーム50の端部は、この六角ボルト51を軸体として回動自在となる。また、横フレーム20に対しベースフレーム50を仮組みしている六角ボルト51が中空状溝部21内において長手方向に摺動自在となっている。したがって、横フレーム20に対し支柱1及び縦フレーム30が組み付けされていない状態において、ベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51による締結を緩めた状態とすると、ベースフレーム50の端部を回動自在かつ横フレーム20の長手方向に対し摺動自在の構成とすることができる。このため、この状態においては、横フレーム20の間隔を自由に狭めることが可能であるとともに、前後の横フレーム20間の長手方向の相対位置もベースフレーム50が仮組み状態を維持できる範囲内において自由に変化させることができる。このため、前述のような小型化された梱包状態が可能となる。
(縦フレーム及び支柱を着脱自在とした結合部の説明)
次に、横フレーム20に対する縦フレーム30および支柱1の結合部について、図7〜図11に基づきエアコン置台の右前面の結合部を例として説明する。なお、左右の結合部は、前面側及び後面側においてそれぞれ左右対称的に構成されており、前後の結合部は、左側及び右側においてそれぞれ前後対称的に構成されている。したがって、この結合に用いられるコーナブラケット40は、前部の左右に用いられるコーナブラケット40が左右対象的な構造に形成され、前部右側のコーナブラケット40と後部左側のコーナブラケット40とは同一であり、前部左側のコーナブラケット40と後部右側のコーナブラケット40とは同一物である。以下この結合部の説明については、簡略化のため前面右側についてのみ説明する。
コーナブラケット40は、図7〜図10に示すように、支柱1を鉛直方向にスライド自在に挿入する所定高さの環状壁部41を基部とするとともに、環状壁部41から左右方向内向きに突出する横フレーム支持部42と、環状壁部41から前後方向内向きに突出する縦フレーム支持部43とを備えたものである。そして、コーナブラケット40は、高さ方向に押し出し成形された押出成型品により製作されている。
環状壁部41は、図10の平面図に示すように、内面の断面形状が支柱1を構成する支柱フレーム10の外表面の断面形状に略一致するように形成されている。すなわち、環状壁部41は、外側の二つの壁部41a,41b、二つの壁部41a,41bが交差する外側角部に形成された所定半径の円弧からなる曲面状の壁部41c、内側の二つの壁部41d,41e、内側の二つの壁部41d,41eが交差する位置に形成された平面状の壁部41fを備えている。そして、環状壁部41の左右方向に延びる内側の壁部41dには、図7〜10に示すように、所定幅のスリットが高さ方向に延びるスリット部44が形成され、スリット部44を形成する環状壁部41の左右方向の内側の壁部41dからスリット間隔を維持して略直交状に突出する一対の対向する締結片43A,43Bが形成されている。
一対の対向する締結片43A,43Bの高さ方向中心位置には、図9,10等に示すように、締結部材としてのボルト31により締結片43A,43Bの相互間隔を狭めるように締め付けるためのボルト孔43aがそれぞれ1個形成されている。また、一対の締結片43A,43Bを構成する内側の締結片43Bの内側面には、四角ナット45をスライド式に挿入するための一対の立上壁46が高さ方向に延びるように形成され、その内部に四角ナット45が収納されるととともにかしめにより固定されている。締結片43A,43Bをボルト31より締め付けると、一対の締結片43A,43Bの間隔が狭められることにより、環状壁部41の内周面が狭められる。したがって、環状壁部41に挿通された支柱フレーム10とコーナブラケット40とが結合される。なお、上述のコーナブラケット40は、高さ方向を押出方向としたアルミニウム又はアルミニウム合金製の押出型材が使用されている。
また、前述の一対の締結片43A,43Bは、縦フレーム30を取り付けるための縦フレーム支持部43を構成する。縦フレーム30は、図7及び図9に示すように、上壁、側壁及び下壁からなる断面コの字型に形成されたものであって、側壁の端部には、上記締結片43A,43Bにボルト止めするためのボルト孔32が形成されている(図7参照)。このボルト孔32は、縦フレーム30の端面がコーナブラケット40の環状壁部41の外周面に当接するように位置が設定されている。そして、縦フレーム30は、側壁の内面が外側の締結片43Aの外面に当接され、さらに、側壁が締結片43A,43Bに対し座金33を介しボルト止めされるが、このボルトと、前述の一対の対向する締結片43A,43Bを締め付けるためのボルトとは兼用されている。なお、縦フレーム30は、長手方向(前後方向)を押出方向としたアルミニウム又はアルミニウム合金製の押出型材が使用されているものであって、前後対称的に形成されているので左右の縦フレーム30は同一の物が使用とされている。
また、コーナブラケット40の基部を成す環状壁部41の左右方向の内側には、図7〜図10に示すように横フレーム20の筒状部22の内側幅寸法と略同一幅であり、かつ、図9(b)に示すように、筒状部22の内側高さ寸法と略同一の高さ寸法である横フレーム支持部42が環状壁部41から突出するように一体的に形成されている。横フレーム支持部42は、平面視略長方形の、高さ方向に延びる二つの貫通孔が左右方向に並んで形成されたれた中空状であって、二つの貫通孔の仕切り壁部42aと先端壁部42bの中央部には、平面断面が部分円形を成す、高さ方向に延びる溝部42cが形成されている。この溝部42cは、横フレーム20を取り付けるタッピングねじ24を螺合するためのものである。この溝部42cに対応して、横フレーム20の筒状部22の下面を成す壁部には、タッピングねじ24を挿通させるための貫通孔25が形成されている(図7〜9,図11参照)。このようにして、横フレーム20とコーナブラケット40とは、タッピングねじ24が貫通孔25からコーナブラケット40の溝部42cにねじ込まれることにより固定されている。また、図11に示すように、横フレーム20の貫通孔25の長手方向中央よりには水抜き孔26が形成されている。この水抜き孔26は、横フレーム20の筒状部内に侵入した雨水等の水を排出するためのものである。
また、支柱1を構成する支柱フレーム10は、図1,7,9等に示すように、長手方向に押し出された筒状のアルミニウム又はアルミニウム合金製の押出型材であって、その断面形状がコーナブラケット40の環状壁部41の内周面の形状と略同一に形成されている。また、支柱1は、支柱フレーム10が環状壁部41に対し所定位置まで挿入され状態で、コーナブラケット40の締結片43A,43Bが縦フレーム30の取付けを兼用するボルト31が締め付けられることにより、コーナブラケット40と支柱1とが所定高さ位置で固定される。また、四隅の支柱1の挿入高さ位置を容易に一致させることができるように、支柱フレーム10の左右方向の外側面を成す壁部における上方部及び下方部に、位置決め用のタッピングねじ11を取付るための下孔12が一定の間隔で複数個形成されている(図1参照)。そして、コーナブラケット40の環状壁部41の外側の側面に位置する壁部41bには、このタッピングねじ用の貫通孔47が形成されている。なお、支柱1の上部には、水やごみの侵入を防止するとともに見栄えを良好にするために樹脂製のキャップ18が取り付けられている。
本実施の形態のエアコン置台においては、横フレーム20に対する支柱1及び縦フレーム30の結合部が以上のように構成されているので、横フレーム20に対しベースフレーム50が取り付けられた状態においてボルト31を取り外すと、縦フレーム30が取り外される。また、このようにボルト31を取り外すことにより環状壁部41による支柱フレーム10を締め付ける締付力が解除される。したがって、上下2段の水平枠部材2において、以上のようにして縦フレーム30を取り外した後、位置決め用のタッピングねじ11を取り外すことにより、横フレーム20に対しベースフレーム50が取り付けられた状態において、支柱1を取り外すことができる。なお、このように縦フレーム30及び支柱1を取り外すことができるのは、横フレーム20に対しベースフレーム50が緩く固定されて取り付けられている場合においても同様である。
次に、前述のように、横フレーム20に対しベースフレーム50が仮組みされた仮組み状態物に対して、支柱1とベースフレーム50とを取り付けるときは、横フレーム20の端部に取り付けられたコーナブラケット40の基部を成す環状壁部41に対し支柱1を挿入し、所定位置において位置決め用のタッピングねじ11を締結する。このようにして上下2段のコーナブラケット40に対し支柱1を挿入し位置決めを行った後、エアコン置台の外側部から縦フレーム30をコーナブラケット40の縦フレーム支持部43を覆うように押し当ててボルト31を締結する。このようにして縦フレーム30が最終的に取り付けられるとともに、環状壁部41の締付力により支柱1が確実にコーナブラケット40に固定される。
(組立容易化のためのベースフレーム脱落防止、仮止め機構の説明)
次に、ベースフレーム50と横フレーム20の仮組み状態物を梱包状態に折り畳む作業や、開梱時において梱包時の折り畳み状態(図4参照)からエアコン置台として完成状態へ拡げる作業のときに、ベースフレーム50及びこのベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51が横フレーム20から外れないようにする必要がある。また、ベースフレーム50と横フレーム20の仮組み状態物を長方形状に容易に拡げられるようにする必要がある。このため、図7に示すように、横フレーム20の中空状溝部21の端部には、ベースフレーム50の脱落防止及び仮止めするための仮止め機構を構成する別体物のストッパ80が設けられている。以下このストッパ80の構造について、図7、図12及び図13に基づき説明する。図12は、横フレームの端部に取り付けられるストッパの分解組立図であり、図13は、ストッパによりベースフレームを仮止めする工程図である。
ストッパ80は、樹脂一体成型品であって、横フレーム20の中空状溝部21の端部に取り付けられるように構成されている。このために、ストッパ80は、横フレーム20の中空状溝部21に挿入される挿入部81と横フレーム20上面のスリット23から上方に突出する、ベースフレーム50のスライド移動を規制するための規制部82とに構成されている。挿入部81は、中空状溝部21の上壁の内面に接する平面接触部81a、中空状溝部21の側壁の内面に接する側面壁部81b及び中空状溝部21の底壁の内面に接触する下面壁部81cを備えている。この中空状溝部21の底壁は、中空状溝部21と筒状部22との境界壁をなすものである。なお、下面壁部81cは平面接触部81aの左側(横フレーム20の長手方向中央側)端において下方に垂下する壁部81dの下端から右側(横フレーム20の長手方向の端部側)へ折れ曲がったものである。また、平面接触部81aの前後方向の中央部は、スリット23の幅寸法と略同一に形成されて上方に2段階に突出したものであって、低段側突出面部811aと高段側突出面部812aとを備えている。また、低段側突出面部811aと高段側突出面部812aとの境界部は傾斜面813aにより連結されている。
側面壁部81bの上方部は壁の肉厚を厚くした厚肉部811bに形成され、側方に突出するように形成されている。したがって、厚肉部811bの外形幅寸法は、側面壁部81bの下方部の外形幅寸法より大きくなっている。また、横フレーム20の中空状溝部21の側壁には、図12(a)に示すように、この厚肉部811bの幅寸法に対応した段部21aが形成されている。
また、下面壁部81cの先端部は、図12(b)に示すように、先端部の肉厚を厚くすることにより下面が突出する突出部81eに形成されている。そして、この突出部81eは、ストッパ80が横フレーム20の端部から挿入されたときに、横フレーム20の中空状溝部21と筒状部22との境界壁に形成された係合穴部21bに弾力的に係合するように形成されている。このように構成された係合機構により、横フレーム20の端部に挿入されたストッパ80が容易に脱落しないように構成されている。
規制部82は、横フレーム20の端部から垂直に立ち上がる立上壁部82aと、立上壁部82aの上端から横フレーム20の中央部に向けて水平に延びる水平壁部82bと、水平壁部82bの端部から垂直に立ち上がる規制壁部82cとを備えている。規制壁部82cは、開梱後の組立のための作業においてベースフレーム50が図6のように横フレーム20の端部へ移動させる際に、その過程においてベースフレーム50の側面が規制壁部82cに当接し、図6の状態への移動を助長するものである。また、ベースフレーム50が図6のように横フレーム20の端部に移動されたときにストッパ80により仮止めするための構成として、前述の高段側突出面部812a及び傾斜面813aが形成されている。また、規制壁部82cと水平壁部82bとの角部が下方に突出する係止突起部82dとして形成されるとともに、係止突起部82dの端部側が上方に傾斜する傾斜面82eにより水平壁部82bの下面に連結されている。
下方の傾斜面813aは、ベースフレーム50が図6のような横フレーム20の端部へ移動されるときに、図13に示すようにベースフレーム50の下面を持ち上げ、係止突起部82d、水平壁部82b、立上壁部82a及び高段側突出面部812aにより形成される凹部83内にベースフレーム50の係止片部59を案内するガイドの機能を成す。このように、ベースフレーム50の係止片部59が凹部83内に位置することにより、ベースフレーム50と横フレーム20との左右方向の相対位置関係が規制される。また、このとき係止突起部82dが係止片部59を構成する切欠59aに嵌るように構成されているので、ベースフレーム50と横フレーム20との前後方向の相対位置関係が規制される。また、上部の傾斜面82eは、ストッパ80による係止片部59の係止を解く場合に、即ち、ベースフレーム50と横フレーム20との仮組み状態物を図6のように広げ、これに対し支柱1及び縦フレーム30を取り付けた後、ベースフレーム50を中央よりの所定位置に移動させる場合に、係止片部59の係止を解き易くするものである。
ストッパ80によるベースフレーム50の脱落防止及び仮止め機構が以上のように構成されているので、開梱後の組付け作業において、横フレーム20とベースフレーム50とが仮組みされた仮組み物を広げるときに、ベースフレーム50を左右の手で握って左右に押し広げると、図6のような長方形状を得ることができる。なお、この過程において図5のような歪な四角形状態となり、さらに、この歪な形のときにベースフレーム50が横フレーム20の端部の方に移動することがあり得るが、このときは、ベースフレーム50の側壁部58がストッパ80の規制壁部82cに当接する。また、ベースフレーム50の側壁部58がストッパ80の規制壁部82cに当接することにより、歪な四角形状が図6のような長方形状に是正される。
また、横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物が図6のような長方形状を成す位置に移動するときに、図13(a)〜(c)の工程を経て仮止めされる。すなわち、横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物が図6のような長方形状を成す位置に近づいたときに、図13(a)〜(b)に示すように、ベースフレーム50の底壁部55の側部がストッパ80の下方の傾斜面813aにガイドされて上方に持ち上げられながら凹部83に導かれる。これにより、図13(c)に示すように、係止片部59は、上端部がストッパ80の係止突起部82dの下端位置より上方に位置することにより、力を加えずには凹部83から抜け出すことができなくなる。すなわち、ベースフレーム50と横フレーム20との左右方向の相対位置関係が規制される。また、このとき、係止突起部82dが係止片部59を構成する切欠59aに嵌るように構成されているので、ベースフレーム50と横フレーム20との前後方向の相対位置関係も規制される。このようにして、左右一対のベースフレーム50を左右に広げる作業を行うことにより、ベースフレーム50が横フレーム20の端部に位置する状態にされるとともに、その位置で仮止めされる。
したがって、横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物の四隅がこの状態に仮止めされることにより、図6のような長方形状が維持されるので、横フレーム20の端部に取り付けられたコーナブラケット40を介し、支柱1及び縦フレーム30を横フレーム20に対し容易に結合することができる。また、上下2段の水平枠部材2が組み付けされるとともに、支柱1が水平枠部材2の四隅に取り付けられることにより、エアコン置台の基本形状が完成する。また、完成したエアコン置台に対し、エアコンを取り付けるときは、ベースフレーム50を水平枠部材2上で所定の位置に移動し、座金51cを介してナット51dを締め付けることにより、ベースフレーム50を横フレーム20に対し所定位置に固定してエアコンを取り付けることができる。
本実施の形態における横フレーム20からベースフレーム50又はベースフレーム50を仮止めする六角ボルト51が脱落するのを防止するための仮止め機構は、以上のように構成されている。したがって、この仮止め機構は、横フレーム20とベースフレーム50との仮組み状態物を、組付け状態に拡げる際ば勿論のこと梱包状態に折り畳む際においても、ベースフレーム50及びベースフレーム50を仮組みしている六角ボルト51が横フレーム20から脱落することを防止することができる。
以上のように構成された本実施の形態に係るエアコン置台によれば次の効果を奏することができる。
(1)横フレーム20に対しベースフレーム50を取り付ける六角ボルトによる締結を緩めると、横フレーム20とベースフレーム50とは、ベースフレーム50の端部が横フレーム20の長手方向に摺動自在であり、かつ鉛直方向の締結部材を軸体として平面上で回動可能に保持される仮組み状態物に形成される。したがって、六角ボルトを軸体としてベースフレーム50の端部を回動させることにより、一対の横フレーム20の相互間隔を最小とするように前記仮組み状態物を折り畳むことができる。また、ベースフレーム50の端部を横フレーム20の長手方向に摺動させることにより、横フレーム20の端部の位置を揃える方向に前記仮組み状態物を変形させることができる。このようにして、一対のベースフレーム50と一対の横フレーム20との仮組み状態物を小型化して梱包ケース60に収納することができ、その周囲空間部に支柱1、ベースフレーム50に取り付けられる絶縁防振材70等を収納し梱包寸法を小型化することができる。
(2)また、この実施の形態においては、六角ボルト51の頭部51aが横フレーム20の中空状溝部21内に回転不能に収納され、六角ボルト51のねじ部51bが中空状溝部21の上面のスリット23から上方に突出するように取り付けられている。したがって、ベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51を軸体としてベースフレーム50を回転することができるので構造が簡略化される。また、六角ボルト51によりベースフレーム50を上方から取り付けることができるので、ベースフレーム50の取付作業が簡単になる。
(3)また、横フレーム20は、中空状溝部21及びスリット23が長手方向に縦貫するように形成された、長手方向を押し出し方向とする押出型材により形成されているので、長手方向に中空状溝部及びスリットが形成されているにも拘わらず必要な強度を維持することができる。また、横フレーム20に対するベースフレーム50の回動及び摺動を横フレーム20の上面で行うことができるので、回動及び摺動を円滑に行うことができる。
(4)また、横フレーム20は、中空状溝部21の下部に、略方形断面形状の筒状部22が形成され、この筒状部22において、横フレーム20に対し縦フレーム30と支柱1とを取り付けるためのコーナブラケット40が取り付けられている。したがって、筒状部22により横フレーム20の強度を向上させることができ、中空状溝部21の上面を平面状に形成することができる。これにより、横フレーム20の上面に取り付けられるベースフレーム50の回転や移動を円滑に行うことができる。
(5)また、横フレーム20の中空状溝部21の端部に、ベースフレーム50を仮組み状態に保持するボルトの脱落を防止するためのストッパが設けられているので、梱包時の作業及び開梱後の組み付け作業においてボルトの脱落が防止され、安心して作業を行うことができるとともに、作業性を向上させることができる。
(6)また、横フレーム20の端部に取り付けられるストッパ80は、横フレーム20の中空状溝部21に挿入されて取り付けられる別体物であるが、挿入の際に中空状溝部21を構成する壁部と係合するように構成されているので、ストッパ80自体の脱落を防止することができる。
(7)また、横フレーム20に対しベースフレーム50が仮組みされた状態物は、一対のベースフレーム50の間隔を横フレームの端部まで押し広げるときに、ストッパ80によりベースフレーム50の脱落が防止されるとともに組付け完了時と同形の長方形状に広げられる。また、ストッパ80とベースフレーム50との間には、このように長方形状に広げられたときに、ベースフレーム50をその位置に仮止めする仮止め機構が形成されている。したがって、このときに、ベースフレーム50の間隔を押し広げる力を緩めたり、その手をベースフレーム50から離してもこの長方形状が維持される。このため、支柱1をコーナブラケット40の環状壁部41に挿入したり、縦フレーム30をコーナブラケット40の縦フレーム支持部に取り付けたりする作業が容易になる。
(8)また、コーナブラケット40は、支柱1を固定する基部と、基部から左右方向の内向きに突出する横フレーム20を取り付けるための横フレーム支持部42とを備えるとともに、横フレーム支持部42が横フレーム20の筒状部22に挿入されて結合されている。したがって、コーナブラケット40の横フレーム支持部42が横フレーム20内に収納されるので見栄えが良好になるとともに、横フレーム20とコーナブラケット40との結合強度を向上させることができる。
(9)また、コーナブラケット40は、基部から前後方向内向きに突出する縦フレーム30を取り付けるための縦フレーム支持部43を備えているので、横フレーム20に対しベースフレーム50とコーナブラケット40とが取り付けられた状態で縦フレーム30を着脱自在に取り付けることができる。
(10)また、コーナブラケット40は、基部が支柱1を鉛直方向にスライド自在に挿入する環状壁部41に形成され、環状壁部41には高さ方向のスリット有するスリット部44が形成され、さらに、スリット部44において壁面からスリットの間隔を維持して略直交状に突出する一対の対向する締結片43A,43Bが形成されている。また、コーナブラケット40は、締結部材としてのボルト31により一対の締結片43A,43B間の間隔寸法を狭めるように締め付けられると、環状壁部41において支柱1と結合される。したがって、横フレーム20に取り付けられたコーナブラケット40の環状壁部41内に支柱1を挿入して、締結片43A,43B間に架け渡されたボルト31を締結することにより、ベースフレーム50が取り付けられた横フレーム20に対し、コーナブラケット40を介し支柱1を容易に取り付けることができる。また、このボルト31を緩めることにより、コーナブラケット40が横フレーム20に取り付けられた状態のまま、コーナブラケット40から支柱1を容易に取り外すことができる。
(11)また、コーナブラケット40の一対の締結片43A,43Bは、環状壁部41から前後方向の内向きに突出するように形成され、縦フレーム支持部43として兼用されている。このため、ベースフレーム50が取り付けられた横フレーム20に対し、コーナブラケット40を介し縦フレーム30及び支柱1を容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。また、支柱1を取り付けるための機構と縦フレーム30を取り付けるための縦フレーム支持部43とが兼用されるので構造が簡略化される。
(12)また、縦フレーム30は、上壁、下壁及び側壁からなる断面コ字状に形成されるととともに、コーナブラケット40の締結片43A,43Bを覆うように組み合わされるとともに、締結片43A,43Bを締め付けるボルト31により共締めされている。したがって、ベースフレーム50が取り付けられた横フレーム20に対する縦フレーム30及び支柱1の取付部材が簡略化されるとともに、単一の締結部材の締付又は弛緩作業により縦フレーム30と支柱1との取付け又は取外しを行うことができる。また、この取付け又は取外し作業をエアコン置台の外側から行うことができるので作業が容易になる。
(13)この実施の形態に係る梱包方法によれば、前記のように組付けされたエアコン置台において、縦フレーム30と支柱1とを横フレーム20から取り外すとともに、ベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51による締結を緩めてベースフレーム50を横フレーム20に対して仮組みされた仮組み状態物を形成する。そして、ベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51を鉛直方向の中心軸を備えた軸体としてベースフレーム50を回転させるとともにこの締結部材を横フレーム20に対して摺動させることにより、一対の横フレーム20が対向状態で近接するとともに、長さ方向において端部が略揃うようにこの仮組み状態物を折り畳むことができる。したがって、この折り畳まれた仮組み状態物を梱包することにより梱包寸法を小型化することができる。また、エアコン置台として組付けるときは、梱包された仮組み状態物において、横フレーム20に対しベースフレーム50の端部を回転又は摺動させることにより、エアコン置台の略完成状態まで広げ、その後に、横フレーム20に対し縦フレーム30と支柱1を取り付けることによりエアコン置台として組付けを完了することができる。したがって、全ての部品を一から組付ける場合に比し、組付け作業を簡略化することができる。
(14)また、この実施の形態に係る梱包方法によれば、エアコン置台は、スリット23が中空状溝部21の上面に形成されるとともに、六角ボルト51のねじ部51bが中空状溝部21から上方に突出するように六角ボルト51の頭部51aが中空状溝部21に収納されている。また、ベースフレーム50は、六角ボルト51を軸体として横フレーム20に対し回動自在に保持されている。したがって、ベースフレーム50を取り付ける六角ボルト51を軸体としてベースフレーム50を回転させる構造が簡略化される。また、六角ボルト51によりベースフレーム50を上方から取り付けることができるので、ベースフレーム50の取付作業が簡単になる。また、横フレーム20に対するベースフレーム50の回動及び摺動を横フレーム20の上面で行うことができるので、回動及び摺動を円滑に行うことができる。また、六角ボルト51にナット51dを締め付けるときには六角ボルト51を保持する必要がないときには、組み付け作業が簡略化される。
(変形例)
以上説明した本実施の形態に係るエアコン置台は、一例を示すものであり、本発明の範囲内において適宜変更できるものである。例えば、次のように変形することができる。
・上記実施の形態は2段用平置台に形成されているが、図14に示すように1段用平置台として形成してもよい。また、他の複数段の平置台として形成することも可能である。
・横フレーム20に対しベースフレーム50を取り付ける締結部材して六角ボルト51が使用されているが、他のボルトとしてもよい、例えば、このボルトの頭部を正四角形などの四角形としてもよい。
・また、ストッパ80は、上記のような別体物ではなく、横フレーム20の中空状溝部21を構成する壁部の一部を内側に突出させてボルトの頭部が端部から脱落することを防止するように構成したものとしてもよい。図15及び図16は、これを具体的に示したものであって、横フレーム20の中空状溝部21と筒状部22との境界壁の一部を上方に切り起し、この切起し片をストッパ91としたものである。また、ボルトとしては四角ボルト92が使用されている。そして、切起し片からなるストッパ91は、四角ボルト92を中空状溝部21の端部から挿入した後、機械加工されて形成されている。また、このように四角ボルト92が挿入されているので、この変形例においては、前述の横フレーム20の上面における切欠部23aも省略されている。
ストッパ91は、図15に示すように、切起し片の端部で四角ボルト92の頭部の移動を規制している。したがって、この場合も前述の場合と同様に、開梱後の組付け作業において、横フレーム20とベースフレーム50とが仮組みされた仮組み物を広げるときに、ベースフレーム50を左右の手で握って左右に押し広げると、図6のような長方形状を得ることができる。ただし、この場合のストッパ91は、前述のストッパ80のように仮止めを行う機能は備えていないので、ベースフレーム50を左右一杯に拡げた後にベースフレーム50から手を離すと、ベースフレーム50が横フレーム20の端部から移動する可能性がある。なお、ストッパ91のための折曲片は、中空状溝部21の側壁や上面壁に形成してもよい。
・コーナブラケット40の一対の締結片43A,43Bの内側の締結片の内側の面に四角ナット45が取り付けられているが、このように四角ナット45を予め取り付けないで、独立のナットにより締結片43A,43Bの内側の面からナット掛けするようにしてもよい。
・横フレーム20に対しコーナブラケット40を介して支柱1及び縦フレーム30を結合しているが、横フレーム20に対し直接的に取り付ける構造としてもよい。また、この場合に、支柱1の断面形状や縦フレーム30の断面形状を、横フレーム20に対し直接的に取り付ける他の形状としてもよい。
・ベースフレーム50の脱落防止の機構として樹脂一体成形された独立部材のストッパ80が用いられているが、これに代えて、横フレーム20の中空状溝部21を形成する壁部の端部を変形させて脱落防止を行なう構造とすることも可能である。
本発明の実施の形態1に係るエアコン置台の斜視図である。 同エアコン置台において、支柱及び縦フレームを取り外した横フレームとベースフレームとの組付け品の斜視図である。 同組付け品の折り畳み工程図であり、(a)は図2の状態の平面図であり、(b)及び(c)は折り畳み工程における途中状態図であり、(d)は最終状態図である。 同エアコン置台の梱包状態図である。 同エアコン置台において、梱包された横フレームとベースフレームとの仮組み状態物を広げる工程の途中状態図である。 同エアコン置台において、梱包された横フレームとベースフレームとの仮組み状態物を長方形状まで拡げた状態図である。 同エアコン置台における水平枠部材の四隅及びベースフレーム取付部の分解斜視図である。 同エアコン置台における水平枠部材の四隅及びベースフレーム取付部の詳細図であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。 同エアコン置台における水平枠部材の四隅連結部の詳細図であって、(a)は平断面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。 同エアコン置台におけるコーナブラケットの単体図面であって、(a)は右手前に取り付けられた状態における正面図であり、(b)は同状態における平面図であり、(c)は同状態における底面図であり、(d)は同状態における右側面図である。 同エアコン置台における前側の横フレームの右端部の斜視図である。 同エアコン置台における前側の横フレームの右端部に取り付けられるストッパの説明図であって、(a)は横フレームに対するストッパの取付け状態を示す斜視図であり、(b)はストッパの断面図である。 同エアコン置台における梱包された横フレームとベースフレームとの仮組み状態物を広げる工程において、ベースフレームの側部の係合部がストッパに係合する工程を示したものであり、(a)は、ベースフレームの側部の係合部がストッパに接触した状態図であり、(b)は、ベースフレームの側部の係合部が持ち上げられながら横フレームの端部の方向に進む途中状態図であり、(c)は、ベースフレームの側部の係合部とストッパとの係合部との係合が完了した状態図である。 変形例に係るエアコン置台の斜視図である。 他の変形例に係るエアコン置台のストッパ周りの詳細図である。 同変形例に係るエアコン置台の横フレーム端部の平面図である。 従来例に係るエアコン置台の斜視図である。 同エアコン置台を梱包する際の折り畳み工程図であり、(a)は開始状態図であり、(b)は支柱折り畳み状態図であり、(c)は最終状態図である。
符号の説明
1…支柱、20…横フレーム、21…中空状溝部、22…筒状部、23…スリット、30…縦フレーム、31…(締結部材としての)ボルト、40…コーナブラケット、41…(基部を成す)環状壁部、42…横フレーム支持部、43…縦フレーム支持部、43A,43B…(一対の)締結片、44…スリット部、50…ベースフレーム、51…(ボルトとしての)六角ボルト、51a…(六角ボルトの)頭部、51b…(六角ボルトの)ねじ部、60…梱包ケース、80,91…ストッパ。

Claims (11)

  1. 前後一対の横フレームと、左右一対の縦フレームと、横フレームと縦フレームの結合部を支持する支柱と、前後一対の横フレーム間に渡って取り付けられる左右一対のベースフレームとを備えるとともに、ベースフレームが端部において横フレームに対しボルトにより取り付けられたエアコン置台であって、
    横フレームは、長手方向を押し出し方向とした押出型材からなり、前記ボルトの頭部を回転不能かつ長手方向に摺動自在に収納するための、長手方向に延びる中空状溝部と、前記ボルトのねじ部を外部に突出させるための、中空状溝部の壁面に形成されたスリットとを備え、
    前記ボルトは、ねじ部が前記スリットから外部に突出するよう頭部が中空状溝部に収納され、
    前記中空状溝部及びスリットは、横フレームの長手方向に縦貫するように形成され、
    前記横フレームは、中空状溝部の端部に前記ボルトの脱落を防止するためのストッパを有し、
    さらに、前記ベースフレームと横フレームとは、縦フレームが取り外されて前記ボルトにより取り付けられた状態において、一対の横フレームを平行移動して相互間隔を最小とすることができるように、かつ、各横フレームの端部を略揃えることができるように、ベースフレームが前記ボルトを介して横フレームの長手方向に摺動自在に保持されるとともに鉛直方向の中心軸を備えた軸体により回動自在に保持される仮組み状態可能に形成されている
    ことを特徴とするエアコン置台。
  2. 前記スリットは中空状溝部の上面に形成されるとともに、前記ボルトは、ねじ部が中空状溝部から上方に突出するように収納され、さらに、前記ベースフレームは、このボルトを前記軸体として横フレームに対し回動自在に保持されていることを特徴とする請求項記載のエアコン置台。
  3. 前記ストッパは、横フレームの中空状溝部に対し挿入されて取り付けられる別体物であって、挿入の際に中空状溝部を構成する壁部と係合するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアコン置台。
  4. 前記横フレームに対しベースフレームが仮組みされた状態物は、一対のベースフレームの間隔を横フレームの端部まで押し広げるときに、前記ストッパによりベースフレームの脱落が防止されるとともに組付け完了時と同一の長方形状に広げられ、さらに、前記ストッパとベースフレームとの間にはベースフレームをその位置に仮止めする仮止め機構が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエアコン置台。
  5. 前記ストッパは、横フレームの中空状溝部を構成する壁部の一部を内側に突出させてボルトの頭部が端部から脱落することを防止するように構成されたものであることを特徴とする請求項記載のエアコン置台。
  6. 前記横フレームは、中空状溝部の下部に略方形断面形状の筒状部が形成され、この筒状部において、横フレームに対し縦フレームと支柱とを取り付けるためのコーナブラケットが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のエアコン置台。
  7. 前記コーナブラケットは、支柱に固定される基部と、基部から左右方向の内向きに突出する、横フレームを取り付けるための横フレーム支持部とを備え、
    この横フレーム支持部は、横フレームの筒状部に挿入されて結合されていることを特徴とする請求項記載のエアコン置台。
  8. 前記コーナブラケットは、基部から前後方向の内向きに突出する縦フレームを取り付けるための縦フレーム支持部を備えていることを特徴とする請求項6又は7記載のエアコン置台。
  9. 前記コーナブラケットの基部は、支柱を鉛直方向にスライド自在に挿入する環状壁部と、この環状壁部において高さ方向のスリットを有するスリット部が形成され、さらに、このスリット部において環状壁部からスリットの間隔を維持して略直交状に突出する一対の対向する締結片が形成され、
    前記コーナブラケットは、締結部材により一対の締結片間の間隔寸法を狭めるように締め付けられることにより、環状壁部において支柱と結合されることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載のエアコン置台。
  10. 前記コーナブラケットの一対の締結片は、環状壁部から前後方向の内向きに突出するように形成され、縦フレーム支持部として兼用されていることを特徴とする請求項記載のエアコン置台。
  11. 前記縦フレームは、上壁、下壁及び側壁からなる断面コ字状に形成されるととともに、前記コーナブラケットの締結片を外側から覆うように組み合わされるとともに、締結片を締め付ける締結部材により共締めされていることを特徴とする請求項10記載のエアコン置台。
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