JP2008057834A - フレーム接続構造、及びエアコン置台 - Google Patents
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Abstract
【課題】互いに略直交状に配置される複数のフレームを接続する際に、組み立て作業性を向上させることができるフレーム接続構造、及びこれを利用したエアコン置台を提供する。
【解決手段】接続部材40は、縦フレーム10に固定されるとともに横フレーム20に係合され、縦フレーム10と横フレーム20とをL字状に接続する。支柱30は、横フレーム20と接続部材40との係合部に対して前記L字の外側から重ねられるように配置される。支柱30の溝部35にボルト75の頭部75aがはめ込まれ、ボルト75のねじ部75bが、ねじ孔26,27,57,58に挿通される。そして、支柱30と前記係合部とが、前記L字の内側から縦フレーム10の長手方向と略平行方向へのナット76の締結によって固定される。
【選択図】図2
【解決手段】接続部材40は、縦フレーム10に固定されるとともに横フレーム20に係合され、縦フレーム10と横フレーム20とをL字状に接続する。支柱30は、横フレーム20と接続部材40との係合部に対して前記L字の外側から重ねられるように配置される。支柱30の溝部35にボルト75の頭部75aがはめ込まれ、ボルト75のねじ部75bが、ねじ孔26,27,57,58に挿通される。そして、支柱30と前記係合部とが、前記L字の内側から縦フレーム10の長手方向と略平行方向へのナット76の締結によって固定される。
【選択図】図2
Description
本発明は、互いに略直交状に配置される複数のフレームを接続するフレーム接続構造に関するものである。また、本発明は、こうしたフレーム接続構造を用いたエアコン置台に関するものである。
従来、エアコン室外機等を載置するような置台として、互いに略直交状に配置される縦フレームと横フレームと支柱とをそれぞれ接続することで構成されているものがある。こうした置台としては、特許文献1に示されるように、各2本の縦フレームと横フレームとを矩形状に接続して水平フレームを形成し、この水平フレームの4隅をそれぞれ支柱に対して固定するようにしたものが知られている。
図9は特許文献1に係る置台のフレーム接続構造を示す水平断面図である。このフレーム接続構造においては、縦フレーム101と横フレーム102とを支柱103の内面側で接続する接続部材104が設けられる。接続部材104には、縦フレーム101及び横フレーム102の中空部に挿入される挿入部104a,104bが形成される。挿入部104a,104bには、その先端に係合部104c,104dが設けられている。そして、この係合部104c,104dが縦フレーム101及び横フレーム102に設けられた被係合部101a,102aと係合することにより、接続部材104を介してと縦フレーム101と横フレーム102とが接続されて、水平フレームが形成される。
接続部材104は、支柱103の内面側に配置され、凸状に形成された2つの継手部104eが支柱103の内面に形成された2つの溝部103aと係合することで、支柱103に対して高さ方向にスライド自在に支持されている。そして、支柱103内面側の縦フレーム101及び横フレーム102に挟まれた空間から、ボルト105を締結することによって、接続部材104を支柱103に対して固定する。このようにして、特許文献1のフレーム接続構造では、支柱103の内側からボルト105を締結するように構成し、ボルト105や接続部材104が置台の外側から見え難くなるようにして外観性の向上を図っている。
特開2005−299953号公報
ところで、上記のようなフレーム接続構造では、接続部材を支柱に対して固定するときに、縦フレーム及び横フレームにより形成される水平フレームの内隅部でボルトの締結が行われるため、ボルトの締結作業時にボルトを回転させるスパナが隣接する縦フレーム又は横フレームにぶつかり、スパナを大きく回転させることができない場合がある。このようにスパナを大きく回転させることができなくなると、ボルトの締結に時間を要し、組み立て作業性が悪くなるという問題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、互いに略直交状に配置される複数のフレームを接続する際に、組み立て作業性を向上させることができるフレーム接続構造、及びこれを利用したエアコン置台を提供することにある。
本発明に係るフレーム接続構造は、互いに略直交状に配置される第1フレームと第2フレームと第3フレームとを接続するフレーム接続構造であって、第1フレームに固定されるとともに、第2フレームの長手方向に沿って延びるように形成された延設部が第2フレームに係合されることで、第1フレームと第2フレームとをL字状に接続する接続部材を備え、第3フレームは、前記延設部と第2フレームとの係合部に対して前記L字の外側から重ねられるように配置されて、この第3フレームと前記係合部とが、前記L字の内側から第1フレームの長手方向と略平行方向への締結部材の締結によって固定されていることを特徴とする。
同構成によれば、第1フレームと第2フレームとをL字状に接続する接続部材は、第1フレームに固定されるとともに、第2フレームの長手方向に沿って延びるように形成された延設部によって第2フレームに係合される。そして、第3フレームは、前記延設部と第2フレームとの係合部に対して前記L字の外側から重ねられるように配置されて、第3フレームと係合部とが、前記L字の内側から第1フレームの長手方向と略平行方向への締結部材の締結によって固定される。このため、締結部材を締結する際に、締結作業に対して空間的な制約を与える部材が、第1フレーム側のみに配置されるため、前記L字の内隅部といった奥まった空間で締結作業を行う場合に比べて、組み立て作業性が向上する。例えば、締結部材がナットである場合には、ナットを回転させるためのスパナ等を大きく回転させることができるため、締結部材の締結時間を短縮し、組み立て作業性を向上させることができる。また、締結部材は前記L字の内側に配置されるため、外観性の向上を図ることができる。
また、前記締結部材はナットであり、前記ナットと螺合するボルトは、前記係合部に設けられたねじ孔に挿通されるとともに、前記第3フレームの長手方向に沿ってスライド自在に、且つ回り止めがされた状態で第3フレームに保持されるようにしてもよい。
同構成によれば、締結部材はナットであり、ナットと螺合するボルトが、第3フレームの長手方向に沿ってスライド自在に保持されるため、第1フレーム及び第2フレームを、第3フレームの長手方向の任意の位置で固定することができる。また、ボルトは、係合部に設けられたねじ孔に挿通されるとともに、回り止めがされた状態で第3フレームに保持されるため、係合部を所望の位置に位置決めしながら、容易にナットの締結作業を行うことができる。
また、上記のフレーム接続構造において、前記ボルトの頭部は、前記第3フレームの長手方向に沿って形成され、前記係合部側に向かって開口する溝部に対して保持されるようにしてもよい。
同構成によれば、ボルトの頭部は、第3フレームの長手方向に沿って形成され、係合部側に向かって開口する溝部に対して保持されるため、ボルトの頭部を前記L字の外側から見え難くすることができ、外観性の向上を図ることができる。また、第3フレームには、第1フレームの長手方向に対して、ボルトの頭部をその厚み方向に保持するだけの長さが確保されていればよいため、第3フレームの薄型化を図ることができ、フレームの構造における有効空間を増加させることができる。
また、前記第2フレームには、長手方向に沿って中空部が形成されており、前記接続部材は、前記延設部が前記中空部の内面と嵌合することで、第2フレームに係合されるようにしてもよい。
同構成によれば、接続部材は、延設部が第2フレームの長手方向に沿って形成された中空部の内面と嵌合することで、第2フレームに係合されるため、接続部材によって第1フレームと第2フレームとを接続したときに、第1フレームと第2フレームとの仮組み状態を安定して維持することができ、組み立て作業における取り扱いが容易となる。また、第2フレームの中空部の内面を利用して係合部が形成されるため、外観性の向上を図ることができる。
また、前記第3フレームは、2つの壁体がL字状に配置されて形成され、一壁体が前記締結部材によって前記係合部に固定されるとともに、他壁体が前記第1フレームにねじ固定されるようにしてもよい。
同構成によれば、第3フレームは2つの壁体がL字状に配置されて形成されるため、第3フレームの強度を向上させることができる。また、一壁体が締結部材によって係合部に固定されるとともに、他壁体が一方のフレームにねじ固定されるため、第3フレームの各壁体がそれぞれ第1フレームと第2フレームとに固定されて、各フレームの結合強度を増加させることができる。
本発明に係るエアコン置台は、上記のフレーム接続構造を備えたエアコン置台であって、前記第1フレームは所定間隔で2本平行に配置されるとともに、前記第2フレームは第1フレームの長手方向の両端部においてそれぞれ直交するように2本配置されて水平フレームが形成され、さらに、第1フレームと第2フレームとの各接続部で前記第3フレームが支柱を構成するように形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、各2本の第1フレーム及び第2フレームにより形成されるエアコン置台の水平フレームと、第1フレームと第2フレームとの各接続部で第3フレームにより形成されるエアコン置台の支柱とは、上記のフレーム接続構造により接続されて構成されるため、組み立て作業性及び外観性を向上させたエアコン置台とすることができる。
本発明によれば、第1フレームと第2フレームとは、接続部材によってL字状に接続され、前記L字の外側に配置される第3フレームへの固定が、前記L字の内側から第1フレームの長手方向と略平行方向への締結部材の締結によって行われる。このため、締結部材を締結する際に、締結作業に対して空間的な制約を与える部材が、第1フレーム側のみに配置されるため、前記L字の内隅部といった奥まった空間で締結作業を行う場合に比べて、組み立て作業性が向上する。また、締結部材は前記L字の内側に配置されるため、外観性の向上を図ることができる。
以下、図1〜8を参照して、本発明に係るフレーム接続構造をエアコン置台に適用した一実施形態について説明する。
図1は本実施形態のエアコン置台1の斜視図である。エアコン置台1は、その骨格を構成する縦フレーム(第1フレーム)10と横フレーム(第2フレーム)20と支柱(第3フレーム)30とを備える。エアコン置台1は、縦フレーム10が所定間隔で2本平行に配置されるとともに、横フレーム20が縦フレーム10の長手方向の両端部においてそれぞれ直交するように2本配置されて、その水平フレームが形成されている。縦フレーム10と横フレーム20とは、各フレームの端部に設けられる4箇所の接続部Aにおいて接続される。4箇所の接続部Aには、その外側から、縦フレーム10及び横フレーム20に対して直交状に配置された支柱30がそれぞれ接続されている。すなわち、縦フレーム10と横フレーム20と支柱30とは、互いに略直交状に配置され、接続部Aにおいてそれぞれが接続されている。
図1は本実施形態のエアコン置台1の斜視図である。エアコン置台1は、その骨格を構成する縦フレーム(第1フレーム)10と横フレーム(第2フレーム)20と支柱(第3フレーム)30とを備える。エアコン置台1は、縦フレーム10が所定間隔で2本平行に配置されるとともに、横フレーム20が縦フレーム10の長手方向の両端部においてそれぞれ直交するように2本配置されて、その水平フレームが形成されている。縦フレーム10と横フレーム20とは、各フレームの端部に設けられる4箇所の接続部Aにおいて接続される。4箇所の接続部Aには、その外側から、縦フレーム10及び横フレーム20に対して直交状に配置された支柱30がそれぞれ接続されている。すなわち、縦フレーム10と横フレーム20と支柱30とは、互いに略直交状に配置され、接続部Aにおいてそれぞれが接続されている。
2本の横フレーム20の間には、縦フレーム10と平行して2本の載置ステー60が設けられている。載置ステー60の上面には、各2個ずつ除振部材61配置され、この除振部材61の上にエアコン室外機が載置される。また、支柱30の下部には、アジャスタ70が設けられており、アジャスタ70の支柱30に対する固定位置を変更することによって、水平フレームの高さ方向位置を調整できるように構成されている。
図2は接続部Aにおける分解斜視図である。接続部Aは、縦フレーム10と横フレーム20とが接続部材40を介して接続され、縦フレーム10と横フレーム20との接続によって形成される水平フレームの隅部の外側に支柱30が固定されることで構成される。
縦フレーム10は、ステンレス等の板材により形成され、上側壁11、外側壁12、及び下側壁13がコの字状に配置されて構成される。縦フレーム10は、長手方向に沿って略一定の断面形状を有するように形成されている。上側壁11には、ねじ71が挿通するねじ孔14が設けられ、外側壁12には、ねじ72,73,74が挿通するねじ孔15,16,17が設けられる。
接続部材40は、アルミニウム又はアルミ系合金を材料として、押出加工により形成され、上下方向に沿って略一定の断面形状を有するように形成されている。接続部材40は、縦フレーム10の各側壁11,12,13に囲まれる空間に配置され、縦フレーム10に対して固定される固定部41と、横フレーム20の長手方向に延びるように形成された延設部42とを備える。接続部材40は、縦フレーム10に固定されるとともに、延設部42が横フレーム20に係合されることで、縦フレーム10と横フレーム20とをL字状に接続する。
固定部41は、2つの中空部43,44を有している。支柱30と反対側に形成された中空部43の外側壁45には、ねじ72,73が締結されるねじ孔46,47が設けられている。支柱30側に形成された中空部44内には、中空部43と中空部44とを仕切る中間壁48に、ねじ71が締結される略円環状の下孔部49が設けられている。また、中空部44の外側壁50には、ねじ74が締結されるねじ孔51が設けられている。
延設部42は、固定部41の中空部44の内側壁52から横フレーム20側に向かって形成された2つの突出部53,54によって構成される。内側の突出部53及び外側の突出部54には、それぞれ中空部55,56が形成されている。突出部53及び突出部54には、支柱30側から挿入されるボルト75が挿通するねじ孔57,58が、縦フレーム10の長手方向と平行方向に設けられている。
横フレーム20は、アルミニウム又はアルミ系合金を材料として、押出加工により形成され、内部に形成された中空部21の4つの側壁、すなわち、上側壁22、外側壁23、下側壁24、及び内側壁25が矩形状に配置されて構成される。横フレーム20は、長手方向に沿って略一定の断面形状を有するように形成されている。中空部21は、延設部42の2つの突出部53,54が、その内面に嵌合するような形状に形成されている。そして、中空部21と突出部53,54とが嵌合することで、横フレーム20と接続部材40との係合部が構成される。また、外側壁23及び内側壁25には、ボルト75が挿通するねじ孔26,27が設けられている。
横フレーム20の上側壁22には、載置ステー60をねじ固定するための凹状のレール部28が長手方向に沿って形成されている。ここで、図3に横フレーム20と載置ステー60との固定状態を示す。横フレーム20の上側壁22の上面には載置ステー60が配置される。載置ステー60の下面62にはねじ孔62aが設けられている。そして、ねじ77がねじ孔62aから挿入されて、横フレーム20のレール部28の内面28aに螺合し、これにより載置ステー60が横フレーム20に対して固定される。
支柱30は、アルミニウム又はアルミ系合金を材料として、押出加工により形成され、上下方向に沿って略一定の断面形状を有するように形成されている。支柱30は、縦フレーム10の外側に配置される第1壁体31と、横フレーム20の外側に配置される第2壁体32とによって、L字状に形成される。すなわち、支柱30は、L字状に接続される縦フレーム10と横フレーム20との外側から重ねられるように配置される。
第1壁体31には、ねじ74が挿通するねじ孔33が設けられている。第2壁体32には、中空部34と溝部35とが設けられている。中空部34は、接続部材40の中空部44の外側に位置する。中空部34には、下方からアジャスタ70が挿入され、図1に示すようにアジャスタ70と支柱30とが固定されている。溝部35は、支柱30の長手方向に沿って形成され、横フレーム20と接続部材40との係合部側に向かって開口している。溝部35には、ボルト75の頭部75aがはめ込まれる。溝部35の両側面35a間の幅は、頭部75aの六角形の対辺の幅よりも僅かに大きくなるように形成されている。これにより、ボルト75の頭部75aが、支柱30の高さ方向に沿ってスライド自在に、且つ回り止めがされた状態で、溝部35に対して保持される。ボルト75のねじ部75bは、横フレーム20の内側に配置された締結部材としてのナット76に螺合される。
図4は接続部Aをエアコン置台1の上方からみたときの平面図である。縦フレーム10と横フレーム20とを接続する接続部材40は、エアコン置台1の上方から見て隠れるように配置されている。図5は図4のB−B線に沿う断面図である。同図に示すように、縦フレーム10と接続部材40とは、ねじ71,72,73によって固定される。すなわち、ねじ71が、縦フレーム10の上側壁11のねじ孔14から挿入されて、接続部材40の下孔部49に締結されるとともに、ねじ72,73が、それぞれ縦フレーム10の外側壁12のねじ孔15,16から挿入されて、接続部材40のねじ孔46,47に締結される。
図6は図4のC−C線に沿う断面図である。同図に示すように、接続部材40の延設部42は、横フレーム20の中空部21の内面に嵌合され、これにより横フレーム20と接続部材40との係合部Fが構成される。接続部材40の延設部42は、レール部28を挟むように内側と外側とに分岐して配置され、それぞれの突出部53,54が中空部21の内面と嵌合している。
また、頭部75aが溝部35に保持されたボルト75は、ねじ部75bが、横フレーム20の外側壁23のねじ孔26、接続部材40の突出部54のねじ孔58、接続部材40の突出部53のねじ孔57、横フレーム20の内側壁25のねじ孔27の順に貫通するように配置される。そして、ボルト75のねじ部75bに対するナット76の螺合により、支柱30と係合部Fとが固定される。
このように、支柱30は、横フレーム20と接続部材40との係合部Fに対して、L字状に接続される各フレーム10,20の外側から重ねられるように配置されて、この支柱30と係合部Fとが、前記L字の内側から縦フレーム10の長手方向と略平行方向にナット76が締結されることで固定されている。
図7は図6のD−D線に沿う断面図である。同図に示すように、支柱30と縦フレーム10と接続部材40とは、ねじ74によって固定される。すなわち、ねじ74が、支柱30の第1壁体31のねじ孔33から挿入されて、縦フレーム10の外側壁12のねじ孔17を挿通して接続部材40のねじ孔51に締結される。このように、支柱30の第1壁体31は、ねじ74によって縦フレーム10に対してねじ固定され、第2壁体32は、ボルト75及びナット76によって横フレーム20と接続部材40との係合部Fに固定される。
次に、上記のように構成される接続部Aの組み立て方法について説明する。接続部Aの組み立てを行う際には、まず縦フレーム10と接続部材40との結合を行う。縦フレーム10と接続部材40との結合は、接続部材40を縦フレーム10の各側壁11,12,13に囲まれる空間に配置するとともに、ねじ71,72,73を縦フレーム10のねじ孔14,15,16から挿入して、接続部材40の下孔部49及びねじ孔46,47に締結することで行う。
次いで、接続部材40を横フレーム20に対して係合する。接続部材40と横フレーム20との係合は、接続部材40の延設部42を横フレーム20の中空部21に挿入することで行う。これにより、接続部材40を介して縦フレーム10と横フレーム20とがL字状に接続される。また、他の3箇所の接続部Aにおいても、上記と同様の手順をもって縦フレーム10と横フレーム20との接続を行い、これによって水平フレームが組み立てられる。
次いで、水平フレームを支柱30に対して固定する。このとき、水平フレームと支柱30との固定に先立って、支柱30の溝部35にボルト75の頭部75aをはめ込んでおく。そして、ボルト75のねじ部75bを横フレーム20の外側壁23のねじ孔26側から挿入し、横フレーム20の内側壁25側からナット76を締結する。
ここで、ボルト75のねじ部75bに対してナット76を締結するときの状態を図8に示す。図8は図4の矢印E方向の矢視図である。ナット76はスパナSを用いて締結される。スパナSを回転させる際には、同図に示すように、縦フレーム10と接続部材40とが配置される領域X以外の領域を使用することができる。すなわち、スパナSを回転させることができる角度Yを、180°以上の大きな角度とすることができるため、組み立て作業性を向上させることができる。
そして、ねじ74を支柱30の第1壁体31のねじ孔33から挿入して、接続部材40のねじ孔51に締結する。また、他の3箇所の接続部Aにおいても、上記と同様の手順をもって水平フレームと支柱30との結合を行う。これにより、エアコン置台1の接続部Aにおける組み立てが完了する。なお、ボルト75は支柱30の高さ方向に沿ってスライド自在に保持されているため、支柱30におけるボルト75の高さの設定によって、水平フレームが固定される高さ位置を適宜選択することができる。
上記実施形態のフレーム接続構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、接続部材40は、縦フレーム10に固定されるとともに横フレーム20に係合され、縦フレーム10と横フレーム20とをL字状に接続する。支柱30は、係合部Fに対して前記L字の外側から重ねられるように配置される。そして、支柱30と係合部Fとが、前記L字の内側から縦フレーム10の長手方向と略平行方向へとナット76が締結されることで固定される。このため、ナット76を締結する際に、締結作業に対して空間的な制約を与える部材が、縦フレーム10及び接続部材40のみとなり、図8に示すように、スパナSを回転させることができる角度Yを180°以上の大きな角度とすることができる。従って、前記L字の内隅部といった奥まった空間で締結作業を行う場合に比べて、ナット76の締結時間を短縮することができ、組み立て作業性を向上させることができる。また、ナット76は前記L字の内側に配置されるため、外観性の向上を図ることができる。
(1)上記実施形態では、接続部材40は、縦フレーム10に固定されるとともに横フレーム20に係合され、縦フレーム10と横フレーム20とをL字状に接続する。支柱30は、係合部Fに対して前記L字の外側から重ねられるように配置される。そして、支柱30と係合部Fとが、前記L字の内側から縦フレーム10の長手方向と略平行方向へとナット76が締結されることで固定される。このため、ナット76を締結する際に、締結作業に対して空間的な制約を与える部材が、縦フレーム10及び接続部材40のみとなり、図8に示すように、スパナSを回転させることができる角度Yを180°以上の大きな角度とすることができる。従って、前記L字の内隅部といった奥まった空間で締結作業を行う場合に比べて、ナット76の締結時間を短縮することができ、組み立て作業性を向上させることができる。また、ナット76は前記L字の内側に配置されるため、外観性の向上を図ることができる。
(2)上記実施形態では、ボルト75は、支柱30の長手方向に沿ってスライド自在に保持されるため、縦フレーム10と横フレーム20とにより形成される水平フレームを、支柱30の高さ方向の任意の位置で固定することができる。また、ボルト75は、係合部Fに設けられたねじ孔26,27,57,58に挿通されるとともに、回り止めがされた状態で支柱30に保持されるため、係合部Fを所望の位置に位置決めしながら、容易にナット76の締結作業を行うことができる。
(3)上記実施形態では、ボルト75の頭部75aは、横フレーム20と接続部材40との係合部側に向かって開口する溝部35に対して保持されるため、ボルト75の頭部75aを接続部Aの外側から見え難く構成することができ、外観性の向上を図ることができる。また、支柱30の第2壁体32には、ボルト75の頭部75aを保持するだけの厚みが確保されていればよいため、第2壁体32を薄型化することができ、エアコン置台1の有効空間を増加させることができる。
(4)上記実施形態では、接続部材40は、延設部42が横フレーム20の中空部21の内面と嵌合することで、横フレーム20に係合されるため、接続部材40によって水平フレームを形成したときに、縦フレーム10と横フレーム20との仮組み状態を安定して維持することができ、組み立て作業における取り扱いが容易となる。また、横フレーム20の中空部21の内面を利用して係合部Fが形成されるため、外観性の向上を図ることができる。
(5)上記実施形態では、支柱30は、第1壁体31と第2壁体32とがL字状に配置されて形成されるため、支柱30の強度を向上させることができる。また、第1壁体31はねじ74によって縦フレーム10に対してねじ固定され、第2壁体32はボルト75及びナット76によって横フレーム20と接続部材40との係合部Fに固定されるため、各フレーム10,20及び支柱30の結合強度を増加させ、エアコン置台1の耐荷重性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ボルト75とナット76との締結によって、支柱30と係合部Fとを固定するように構成しているが、ねじ部材を支柱30に対してねじ固定する等、他の締結方法によって支柱30と係合部Fとを固定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ボルト75とナット76との締結によって、支柱30と係合部Fとを固定するように構成しているが、ねじ部材を支柱30に対してねじ固定する等、他の締結方法によって支柱30と係合部Fとを固定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ボルト75は、溝部35により支柱30の長手方向に沿ってスライド自在に保持されているが、ボルト75を支柱30の所定の高さ位置に保持するように構成してもよい。また、ボルト75は、溝部35により回り止めがされた状態で支柱30に保持されているが、ナット76の締結時にボルト75の回り止め治具を用いる等、他の回り止め手段又は回り止め構成を用いてもよい。またこの場合、ボルト75が、支柱30の所定位置に設けられたねじ孔を挿通するように構成してもよい。
・上記実施形態では、接続部材40の延設部42と横フレーム20の中空部21との嵌合により、横フレーム20と接続部材40とを係合しているが、係止爪と係止孔との係合といった他の係合態様により横フレーム20と接続部材40とを係合してもよい。また、横フレーム20と接続部材40との係合部Fは、横フレーム20の中空部21以外の箇所に設けられていてもよい。
・上記実施形態では、支柱30は、第1壁体31と第2壁体32とがL字状に配置されて形成されているが、係合部Fに固定される第2壁体32のみで形成してもよい。
・上記実施形態の縦フレーム10、横フレーム20及び支柱30の構成を互いに入れ替えてエアコン置台1を構成してもよい。
・上記実施形態の縦フレーム10、横フレーム20及び支柱30の構成を互いに入れ替えてエアコン置台1を構成してもよい。
・上記実施形態では、横フレーム20、支柱30、及び接続部材40を、アルミ等の押出加工により形成しているが、他の材料、他の製造方法により形成してもよい。また、縦フレーム10をアルミ等の押出加工により形成してもよい。
・上記実施形態では、1台のエアコン室外機が載置されるエアコン置台1のフレーム接続構造に本発明を適用したが、縦フレーム及び横フレームにより構成される水平フレームが支柱に対して複数面設けられ、複数台のエアコン室外機を載置することができる多段のエアコン置台のフレーム接続構造についても本発明を適用することができる。
・また、上記実施形態では、エアコン置台のフレーム接続構造に本発明のフレーム接続構造を適用したが、略直交状に接続されるフレーム接続構造であれば、エアコン置台以外のフレーム接続構造についても本発明のフレーム接続構造を適用することができる。
1…エアコン置台、10…縦フレーム、20…横フレーム、30…支柱、35…溝部、40…接続部材、41…固定部、42…延設部、60…載置ステー、70…アジャスタ、75…ボルト、76…ナット。
Claims (6)
- 互いに略直交状に配置される第1フレームと第2フレームと第3フレームとを接続するフレーム接続構造であって、
第1フレームに固定されるとともに、第2フレームの長手方向に沿って延びるように形成された延設部が第2フレームに係合されることで、第1フレームと第2フレームとをL字状に接続する接続部材を備え、
第3フレームは、前記延設部と第2フレームとの係合部に対して前記L字の外側から重ねられるように配置されて、この第3フレームと前記係合部とが、前記L字の内側から第1フレームの長手方向と略平行方向への締結部材の締結によって固定されている
ことを特徴とするフレーム接続構造。 - 請求項1に記載のフレーム接続構造において、
前記締結部材はナットであり、
前記ナットと螺合するボルトは、前記係合部に設けられたねじ孔に挿通されるとともに、前記第3フレームの長手方向に沿ってスライド自在に、且つ回り止めがされた状態で第3フレームに保持される
ことを特徴とするフレーム接続構造。 - 請求項2に記載のフレーム接続構造において、
前記ボルトの頭部は、前記第3フレームの長手方向に沿って形成され、前記係合部側に向かって開口する溝部に対して保持される
ことを特徴とするフレーム接続構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレーム接続構造において、
前記第2フレームには、長手方向に沿って中空部が形成されており、
前記接続部材は、前記延設部が前記中空部の内面と嵌合することで、第2フレームに係合される
ことを特徴とするフレーム接続構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のフレーム接続構造において、
前記第3フレームは、2つの壁体がL字状に配置されて形成され、一壁体が前記締結部材によって前記係合部に固定されるとともに、他壁体が前記第1フレームにねじ固定される
ことを特徴とするフレーム接続構造。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のフレーム接続構造を備えたエアコン置台であって、
前記第1フレームは所定間隔で2本平行に配置されるとともに、前記第2フレームは第1フレームの長手方向の両端部においてそれぞれ直交するように2本配置されて水平フレームが形成され、さらに、第1フレームと第2フレームとの各接続部で前記第3フレームが支柱を構成するように形成されている
ことを特徴とするエアコン置台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234050A JP2008057834A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | フレーム接続構造、及びエアコン置台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006234050A JP2008057834A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | フレーム接続構造、及びエアコン置台 |
Publications (1)
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JP2008057834A true JP2008057834A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39240799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006234050A Withdrawn JP2008057834A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | フレーム接続構造、及びエアコン置台 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008057834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145004A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Daikin Ind Ltd | エアコン置台及びその梱包方法 |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006234050A patent/JP2008057834A/ja not_active Withdrawn
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