JP4926766B2 - 撮影範囲調節装置、撮影範囲調節方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

撮影範囲調節装置、撮影範囲調節方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、顔画像を撮影する撮像装置の撮影範囲を調節する撮影範囲調節装置、撮影範囲調節方法及びコンピュータプログラムに関する。
顔画像に基づいて眼の状態を判定し、その人の視線の方向を計測したり、その人の覚醒度を推定する方法がある。眼の状態を判定するためには、顔画像の眼部を正確に検出することが必要である。また、車両の運転者の状態を判定するような場合には、リアルタイムに顔の特徴点を検出することが必要である。顔画像から眼を正確にしかも短時間で検出するために、顔の中心位置を検出して、顔中心の位置から眼部を探索する領域を限定する方法がある。
顔中心位置を検出する技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1の技術は、顔の両端の範囲内で、横エッジを横方向に投影してヒストグラムを作成して、ヒストグラムのピークに基づいて顔の上及び下位置を推定する。そして、縦方向に白黒白と変化する箇所である横エッジを構成する各画素のx座標の平均値を顔中心位置として検出する。
ところで、車両の運転席の運転ポジションを、運転する乗員の体格に合わせて調節することは、車両の安全走行にとって重要である。そのため多くの車両では、運転席のシートとステアリングホイールの位置が調節できるようになっている。車両によっては、シートの位置を動力で調節できるパワーシート装置を備えるものがある。
多くの車両は、運転者の体格に合わせてシートの前後位置、シートの高さ及びシート背もたれの角度と、ステアリングホイールの角度や伸縮長さなどを調節できるようになっている。それらの調節項目を総称して、シートポジションと呼ぶ。シートポジションは、運転に最適に調節した場合、そのままでは乗降しにくいことがある。例えば、ステアリングホイールとシートの間が乗降には狭い場合がある。そのため、乗降する際にはシートポジションを乗降しやすいように移動することが行われる。また、運転者が交代したときには、運転者に合わせてシートポジションが調節される。
特許文献2には、乗車から発車までの時間を短くしたドライビングポジションおよび視界調整システムの技術が記載されている。特許文献2の視界調整システムは、車両に乗ろうとする運転者の身長を測定し、車両に乗車後の運転者の顔を撮影する。そして、運転者の身長と運転者の顔の目の高さに基づいてステアリング位置とシート位置を制御する。
特開2006−65673号公報 特開2006−15872号公報
顔画像に基づいて眼の状態を判定する方法において、例えば特許文献1の方法は、顔画像を写すカメラの撮影範囲の中に運転者の顔中心位置検出に必要な情報がすべて含まれていることが前提である。運転者の顔位置をあらかじめ想定してカメラを設置するが、身長の高い人の場合、顔の撮影範囲から対象者の顔が上方向にはずれて、顔を検出できない可能性がある。顔の一部が撮影範囲からはずれると、顔の特徴点を正確に検出できない場合がある。さらに、目的の特徴点が撮影範囲に入っていなければ、その特徴点を検出することができない。
また、特許文献2の方法では、顔画像を写すカメラはインストルメントパネル上に配置される。運転者のシート位置とステアリングホイールの位置によっては、ステアリングホイールなどが遮蔽物となって、顔画像を得られない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、運転者の体格とシート位置に適応して、正しく顔画像を撮影できる撮像装置の撮影範囲調節装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る撮影範囲調節装置は、顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節する撮影範囲調節装置であって、車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出手段と、前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段と、前記顔特徴点検出手段が検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更手段と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記顔特徴点検出手段は、顔画像から鼻孔を検出し、前記撮影範囲変更手段は、前記顔特徴点検出手段が検出した鼻孔の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記撮像装置の撮影する範囲を変更することを特徴とする。
好ましくは、前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の光学系を撮像対象の顔に対して変位させる光学系変位手段を備えることを特徴とする。
又は、前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の光学系に対して撮像素子を変位させる素子変位手段を備えてもよい。
又は、前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の撮像素子が対象とする撮像可能領域の中で、前記撮影する範囲である画像として信号を出力する範囲を変更する出力領域変更手段を備えてもよい。
好ましくは、前記光学系変位手段は、前記撮像装置の筐体を固定したままで、該筐体に対して前記光学系を変位させる。
本発明の第2の観点に係る撮影範囲調節方法は、顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節する撮影範囲調節方法であって、車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出ステップと、前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段を用いて、前記顔特徴点検出ステップで検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るコンピュータプログラムは、顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節するコンピュータを、車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出手段、および、前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段を用いて、前記顔特徴点検出手段が検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更手段、として機能させる。
本発明の撮影範囲調節装置によれば、確実に顔画像を取得することができる。
本発明に係る撮影範囲調節装置の一実施の形態について、図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る顔画像撮像装置1の概念構成図である。図1は、車両の運転席を横から見た図を示す。運転者Dはシート7に着座し、ステアリングホイール6(以下、ホイール6と略称する場合がある)を操作する。運転者Dはその体格に合わせてシート7とステアリングホイール6の位置を調節する。シート7は、例えば、前後方向F、上下方向E、背もたれ角度Rを調節できる。また、ステアリングホイール6は、チルト角度Tを調節できる。その他、ホイール6の軸の伸縮方向、いわゆるテレスコピック方向を調節できる場合がある。
図1に示す顔画像撮像装置1は、コンピュータ2と、カメラ3と、カメラ姿勢制御装置4と、チルト角度制御装置5とから構成される。本実施の形態では、カメラ3はホイール6の軸のケースの上に設置される。カメラ3は撮像した画像をコンピュータ2に送信する。カメラ姿勢制御装置4は、カメラ3の架台を制御して、カメラ3の姿勢を変位させる。チルト角度制御装置5は、ホイール6のチルト角度を変位させる。
コンピュータ2は、カメラ3、カメラ姿勢制御装置4、及びチルト角度制御装置5に接続する。コンピュータ2は、カメラ3から入力した画像に基づいて、カメラ姿勢制御装置4及び/又はチルト角度制御装置5を制御して、カメラ3の撮影範囲を調節する。
図2は、顔画像撮像装置1のコンピュータ2の構成を示すブロック図である。コンピュータ2は、図2に示すように、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、入力部24、表示部25及び出力部26を備える。主記憶部22、外部記憶部23、入力部24、表示部25及び出力部26はいずれも内部バス20を介して制御部21に接続されている。
制御部21はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部23に記憶されているプログラムに従って、撮影範囲を調節させるための処理を実行する。
主記憶部22はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部23に記憶されているプログラムをロードし、制御部21の作業領域として用いられる。
外部記憶部23は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、前記の処理を制御部21に行わせるためのプログラムを予め記憶し、また、制御部21の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。
入力部24は、モデム又は網終端装置、及びそれらと接続するシリアルインタフェース又はLAN(Local Area Network)インタフェースあるいはNTSCインタフェース等から構成されている。制御部21は、入力部24を介して、カメラ3から画像データを入力する。主記憶部22は、カメラ3により生成され、入力部24を経由して入力された画像データを記憶する。
表示部25は、発光ダイオード、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成される表示装置8と接続するインタフェースから構成されている。制御部21は、表示部25を介して表示装置8に、二値化された顔画像や顔特徴点の位置などを表示する。表示部25及び表示装置8はなくてもよい。また、表示装置8は、ナビゲーションシステムの表示装置を利用してもよい。
出力部26は、カメラ姿勢制御装置4及びチルト角度制御装置5と接続するシリアルインタフェース又はLAN(Local Area Network)インターフェースから構成されている。制御部21は出力部26を介して、カメラ姿勢制御装置4及びチルト角度制御装置5にそれぞれ、カメラ姿勢の変位及びホイール6のチルト角度の指令を出力する。また、カメラ変位動作又はチルト角度制御動作が完了したことの信号を受信する。
図3は、本発明の実施の形態に係るカメラ3の構成概念図である。カメラ3は、筐体30の内部に収容される。筐体30は、カメラ3が撮像する波長の光を透過するが、内部の光学系の動きが外から見えないことが望ましい。カメラ3は、筐体30の内部にカメラ3の光学系31と、チルト機構41、上下機構42、方位機構43とから構成される架台40とを備える。
光学系とは、光を反射、屈折、分散、吸収したり偏光させたり、その他光にさまざまな作用をするために、特定な配置になっている反射鏡、レンズ、プリズムの集合体をいう。本実施の形態では、例えば、屈折面を組み合わせた写真用レンズである。ここでは、結像を光電変換する撮像素子を含めた一体としてカメラ3の光学系31とする。
チルト機構41は、カメラ3の光学系31の垂直方向の角度を変位させる。上下機構42は、光学系31を高さ方向に変位させる。方位機構43は、光学系31の水平面内の方位方向に変位させる。架台40はカメラ姿勢制御装置4に接続され、カメラ姿勢制御装置4の指令に従って、光学系31の姿勢を制御する。
次に、図1及び図2に示す顔画像撮像装置1の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る顔画像撮像装置1のカメラ姿勢制御の動作の一例を示すフローチャートである。なお、上述のように、コンピュータ2の動作は、制御部21が主記憶部22、外部記憶部23、入力部24、表示部25、出力部26、カメラ3、カメラ姿勢制御装置4及びチルト角度制御装置5と協働して行う。
図4において、制御部21は、カメラ3から入力部24を経由して顔画像を入力する(ステップS1)。そして、顔画像から鼻孔を検出する(ステップS2)。鼻孔を検出するには、例えば、2つの隣り合ったほぼ丸い形の暗所を探索する。例えば、顔画像の中で、水平方向エッジ及び垂直方向エッジを検出する。
本発明では、画像中で水平方向に輝度が明から暗、又は暗から明に変化する点の連なりを水平方向エッジという。水平方向エッジの点は概ね縦方向に連続するので、縦エッジともいう。また、垂直方向に輝度が明から暗、又は暗から明に変化する点の連なりを垂直方向エッジという。垂直方向エッジの点は概ね横方向に連続するので、横エッジともいう。
ここで、左から右に向かって明から暗に変化する点を縦マイナスエッジ、左から右に向かって暗から明に変化する点を縦プラスエッジとする。また、上から下に向かって明から暗に変化する点を横マイナスエッジ、上から下に向かって暗から明に変化する点を横プラスエッジとする。鼻孔の1つは、顔画像に向かって、縦マイナスエッジが左に、縦プラスエッジが右に、横マイナスエッジが上に、横プラスエッジが下に現れる。
それら4種類のエッジがそれぞれ、外側の明領域に向かって中央がふくらむ凸形状であって、エッジの両端が上述の順序で重なる場合に、鼻孔の1つの候補とする。このようなエッジの集合が横にならんで2つ隣り合って検出された場合に、それらを鼻孔候補とする。
図5は、ステップS2の鼻孔検出処理の動作の一例を示すフローチャートである。制御部21は、顔画像における画素の平均輝度を算出し、その平均輝度から明暗を識別するための明暗閾値を算出する(ステップB1)。ついで、顔画像の画素から、明暗閾値より低い(暗い)輝度値の画素を探索する。そして、連続する低輝度画素群の丸らしい尤度を算出し、鼻孔探索領域Nにおける尤度マップを作成する(ステップB2)。
連続する低輝度画素群の丸らしい尤度は、例えば、前述の低輝度画素群の周囲の4種類のエッジについて、エッジの長さに対する、エッジの中点と重心の距離を用いることができる。又は、例えば、円に近いほど、周に対する面積が大きいことを利用して、低輝度画素群の境界を構成する画素の数に対する、低輝度画素群内の画素数としてもよい。
制御部21は、尤度マップの中で最大尤度から、尤度の閾値を算出し(B3)、尤度閾値を超える低輝度画素群を鼻孔候補とする(ステップB4)。このとき、距離が近い候補同士をペアにする。そして、制御部21は、鼻孔(ペア)候補のうち、最も尤度が高い候補を有するペアを鼻孔と決定する(ステップB5)。
図4のフローチャートに戻って、制御部21は、画像の中心位置と鼻孔の重心との偏差を算出する(ステップS3)。鼻孔の重心が画像の所定の位置、例えば画像の中心位置になるように、撮影範囲を変更する。そのためには、カメラ3の姿勢を調節する(ステップS4)。例えば、鼻孔の重心が画像の中心より上に検出された場合、撮影範囲を上に変位させる。従って、その場合はカメラ3のチルト角度を上方に変位させる。
チルト角度の変位だけでは不十分な場合、カメラ3の光学系31を上下に変位させてもよい。また、画像の水平方向に鼻孔の重心が変位して検出される場合には、カメラ3の水平方向の方位を変位させてもよい。運転者Dは通常、ホイール6に正対するので、カメラ3の水平方向の方位は不変でもよい。
通常、カメラ3はホイール6が遮蔽にならない範囲で撮像範囲を変えられるようにする。そして、運転者Dが正常な運転姿勢をとったときに、ホイール6が遮蔽にならないようにカメラ3を設置する。カメラ3の姿勢の変位だけでは、鼻孔が撮影範囲の中央付近の所定の範囲に入るように撮影範囲を設定できない場合、又は、運転者Dの顔の一部がホイール6に隠れてしまう場合は、ホイール6のチルト角度を調節する(ステップS5)。その場合は、ホイール6のチルト角度が正常な運転姿勢からずれていると推測できるからである。ただし、運転者Dの意思を尊重して、チルト角度の調節は最低限にとどめるべきであり、また、顔画像撮像装置1によるチルト角度の調節を行わない設定にできるようにしてもよい。
画像の中心と鼻孔の重心の高さ方向の偏差が所定の値以下であるかどうかを判定する(ステップS6)。偏差が所定の値より大きい場合(ステップS6;Yes)、鼻孔が正しく検出されていない可能性があるので、鼻孔検出(ステップS2)からやり直す。画像の中心と鼻孔の重心の高さ方向の偏差が所定の値以下である場合(ステップS6;No)、撮影範囲は正常に調節できたと判断できるので、カメラ姿勢制御を終了する。
本実施の形態では、顔特徴点のうち鼻孔を検出して、その位置を撮影範囲を調節する基準としたが、基準とする顔特徴点としては、鼻孔以外に口、眉などであってもよい。カメラ3の設置位置と姿勢は、撮影範囲の変動中心が、正常な運転姿勢における顔の位置の統計的な平均又は中央値になるように設定する。鼻孔は顔のほぼ中央にあるので、統計的に決めた撮影範囲から顔が上下どちらにはずれても、鼻孔は撮影範囲に入って検出できる可能性が高い。また、鼻孔は口や目のように変形せず検出しやすい。以上の理由から、鼻孔を基準とすることが最適である。
本発明の撮影範囲調節装置1によれば、確実に顔画像を取得することができる。その結果、顔画像から眼などの顔特徴点を検出する精度が向上する。撮影範囲を調節する際、カメラ3の筐体30を固定したまま、光学系31の姿勢を変位させ、外部からは動きが見えないので、カメラ3で撮影され監視されているという運転者Dの不快感を払拭できる。
(実施の形態の変形例1)
カメラ3の光学系31の姿勢を変位させる代わりに、撮像素子をカメラ3の光軸に対して変位させる実施の形態の変形例1について説明する。図6は、カメラ3の断面を模式的に表した図である。レンズ33によって撮影対象の像が結ばれる位置に、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)などの撮像素子34が置かれる。撮像素子34は撮像素子保持部35に取り付けられる。撮像素子保持部35は、結像位置でレンズ33の光軸に対して直角方向(図6の矢印方向M)に撮像素子34を移動させることができる。撮像素子保持部35は撮像制御部32に接続し、撮像制御部32の指令によって撮像素子34の位置を移動する。撮像素子34で光電変換された信号は、画像データとして撮像制御部32を経由して、コンピュータ2の入力部24に伝送される。
レンズ33の結像面で撮像素子34を移動することによって、撮影範囲を調節することができる。撮影範囲を調節するには、コンピュータ2の制御部21は、撮像制御部32に対して撮像素子34の移動量を指令する。撮像制御部32は、指令された移動量だけ撮像素子34を移動させる。すなわち、図4のフローチャートのカメラ姿勢の調節(ステップS4)の代わりに(又は、カメラ姿勢の調節に加えて)、撮像素子34を撮影範囲の移動方向に移動することによって、鼻孔の重心が撮影範囲の中央の所定の位置になるように調節する。
一般的に、光軸から離れるに従ってレンズ33の像は歪むが、撮影範囲の調節可能域における歪み量が許容限度に収まるように、レンズ33を選定する。撮像制御部32又はコンピュータ2の制御部21で、画像の歪みを補正してもよい。変形例1では、撮像素子34を移動させて撮影範囲を調節するので、移動させる空間が小さく、カメラ3の設置場所が小さくて済むという利点がある。
(実施の形態の変形例2)
撮像素子から出力する範囲を変えることによって、撮影範囲を調節する実施の形態の変形例2について説明する。図7は、撮像素子の撮像可能領域36で撮影範囲37を調節する方法を説明する図である。撮像可能領域36は、レンズ33の結像面において、撮像素子が光電変換できる(対象とする撮像可能な)領域を表す。撮影範囲37は撮像可能領域36の中で、画像データを伝送する範囲を表す。撮影範囲37の画素数は前2例と同じであり、顔画像の解像度は変わらない。
現在の撮影範囲37が実線で示す枠内とする。図7に示すように、鼻孔が撮影範囲37の上の方に検出された場合、鼻孔の重心Nが撮影範囲の中央の所定の位置になるように、撮影範囲37(画像データを伝送する範囲)を、例えば、二点鎖線の枠で示す領域38に変更する。
撮影範囲37を変更するには、例えば、コンピュータ2の制御部21は、撮像制御部32に画素単位などで水平・垂直の移動量を指令する。移動量を指令された撮像制御部32は、画像データを伝送する範囲を移動量だけシフトして撮像素子の信号を伝送する。すなわち、図4のフローチャートのカメラ姿勢の調節(ステップS4)の代わりに(又は、カメラ姿勢の調節に加えて)、画像データを伝送する範囲を変更する。
撮像素子の撮像可能領域36のデータを全て伝送して、コンピュータ2で画像処理してもよいが、伝送する範囲を限定することによって、データ伝送量を小さくし、コンピュータ2で常に画像処理する処理量を抑制できる。また、顔以外の領域が画像に含まれることによって、顔以外の領域で顔特徴点を誤って検出することを回避できる。
変形例2においても、変形例1と同様に、撮影範囲37の調節可能域(撮像可能領域36)における歪み量が許容限度に収まるように、レンズ33を選定する。撮像制御部32又はコンピュータ2の制御部21で、画像の歪みを補正してもよい。変形例2では、機械的に動く構造がなく、全て電子的に操作することができるので、部品点数が少なくて済み、信頼性も向上する。また、組み立てや調整の工数も少ないという利点がある。
上述の実施の形態では、カメラ3をステアリングホイール6の軸ケースの上に設置する場合を例に説明した。カメラ3は、ステアリングホイール6以外の場所に設置されてもよい。例えば、インストルメントパネルの上又は前面に設置してもよい。インストルメントパネルの計器類の1つとして埋め込んでもよい。ステアリングホイール6以外の場所に設置した場合、ステアリングホイール6のチルト角度を調節してもカメラ3の姿勢は変位しないので、チルト角度調節を撮影範囲変更に用いることはできない。
しかし、その場合でも、撮影範囲の顔画像の一部にステアリングホイール6が掛かって遮蔽になるときに、ステアリングホイール6のチルト角度を調節して、遮蔽にならないように除けることができる。チルト角度制御装置5は、妨害物を除ける手段として有効である。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、入力部24、出力部26及び内部バス20などから構成されるコンピュータ2の、顔画像撮像装置1の動作処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するコンピュータ2を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでコンピュータ2を構成してもよい。
また、コンピュータ2の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の一実施の形態に係る顔画像撮像装置の概念構成図である。 顔画像撮像装置のコンピュータの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの構成概念図である。 本発明の実施の形態に係る顔画像撮像装置のカメラ姿勢制御の動作の一例を示すフローチャートである。 鼻孔検出処理の動作の一例を示すフローチャートである。 カメラの断面を模式的に表した図である。 撮像素子の撮像可能領域で撮影範囲を調節する方法を説明する図である。
符号の説明
1 顔画像撮像装置(撮影範囲調節装置)
2 コンピュータ(顔特徴点検出手段、撮影範囲変更手段)
3 カメラ(撮像装置)
4 カメラ姿勢制御装置(撮影範囲変更手段、光学系変位手段)
5 チルト角度制御装置(撮影範囲変更手段、チルト角度調節手段)
6 ステアリングホイール
21 制御部(顔特徴点検出手段、撮影範囲変更手段)
22 主記憶部
23 外部記憶部
24 入力部
26 出力部
30 筐体
31 光学系
32 撮像制御部(撮影範囲変更手段、素子変位手段、出力領域変更手段)
33 レンズ
34 撮像素子
35 撮像素子保持部(撮影範囲変更手段、素子変位手段)
36 撮像可能領域
37 撮影範囲
40 架台(撮影範囲変更手段、光学系変位手段)
41 チルト機構
42 上下機構
43 方位機構

Claims (8)

  1. 顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節する撮影範囲調節装置であって、
    車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出手段と、
    前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段と、
    前記顔特徴点検出手段が検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更手段と、
    を備えることを特徴とする撮影範囲調節装置。
  2. 前記顔特徴点検出手段は、顔画像から鼻孔を検出し、
    前記撮影範囲変更手段は、前記顔特徴点検出手段が検出した鼻孔の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影範囲調節装置。
  3. 前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の光学系を撮像対象の顔に対して変位させる光学系変位手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮影範囲調節装置。
  4. 前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の光学系に対して撮像素子を変位させる素子変位手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮影範囲調節装置。
  5. 前記撮影範囲変更手段は、前記撮像装置の撮像素子が対象とする撮像可能領域の中で、前記撮影する範囲である画像として信号を出力する範囲を変更する出力領域変更手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮影範囲調節装置。
  6. 前記光学系変位手段は、前記撮像装置の筐体を固定したままで、該筐体に対して前記光学系を変位させることを特徴とする請求項3に記載の撮影範囲調節装置。
  7. 顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節する撮影範囲調節方法であって、
    車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出ステップと、
    前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段を用いて、前記顔特徴点検出ステップで検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更ステップと、
    を備えることを特徴とする撮影範囲調節方法。
  8. 顔画像を取得する撮像装置の撮影する範囲を調節するコンピュータを、
    車両のステアリングホイールに設置された前記撮像装置が取得する顔画像から、所定の顔特徴点を検出する顔特徴点検出手段、および、
    前記車両のステアリングホイールのチルト角度を調節するチルト角度調節手段を用いて、前記顔特徴点検出手段が検出した顔特徴点の位置の、前記撮像装置の撮影する範囲に対する相対位置が所定の位置になるように、前記ステアリングホイールのチルト角度を調節して、前記撮像装置の撮影する範囲を変更する撮影範囲変更手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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