JP4925895B2 - ループバックモジュールおよび試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ループバックモジュールおよび試験装置に関する。より詳細には、光信号を送信および受信する機能を有する被試験デバイスに対してループバック試験を実施する場合に用いるループバックモジュールと、それを備えた試験装置とに関する。
半導体集積回路等の被試験デバイスに試験信号を処理させてその機能および性能を評価する試験装置がある。被試験デバイスの多くは電気信号を取り扱う半導体回路等であるが、近年は、光信号を取り扱うデバイスも試験の対象となりつつある。また、光信号を取り扱うデバイスには、光送信部および光受信部を備えたものがあり、このようなデバイスを試験する場合は、ひとつのデバイスの光送信部から送信された光信号を、当該デバイスの受信部で受信するループバック試験が実施される場合がある。
下記の特許文献1には、ループバック試験を実施する場合に使用する目的で、受信用受光素子とは別にモニタ用受光素子を設けることが記載される。また、下記の特許文献2には、試験装置において、試験信号としての光信号に擬似的なエラーを発生させることが記載される。更に、下記の特許文献3には、光信号に生じさせるループバック試験において使用するテスト用光信号発生器が発生したテスト用光信号を、光ファイバを通じてテストヘッドに供給することが記載される。これにより、テストヘッドに対する接続が簡潔になると共に、劣化の少ない試験信号を伝送できる。
また、下記の特許文献2には、2つの強度変調光信号を合成することにより、安定な試験用光信号を発生する光信号発生装置が記載される。これにより、光信号を処理する被試験デバイスにおけるジッタ耐性を評価できる。
特開平05−175887号公報 特開平10−021170号公報 特開2006−220660号公報
光信号に対する送信機能と受信機能を備えた被試験デバイスを試験する場合、ひとつの被試験デバイスにおける光信号送信部および光信号受信部の間で光信号を結合する光信号伝送路を有するループバックモジュールを用いて、光ループバック試験を実行する場合がある。このような試験方法により、光信号送信部および光信号受信部とそれらに関わる機能を1回の試験動作で評価することができる。信号速度の高い光信号を電気信号に戻すことなく試験を実行できるので、比較的低速な試験装置を用いて光信号を取り扱う被試験デバイスを試験できる。
しかしながら、ループバック試験では、ひとつの被試験デバイスに含まれる光信号送信部および光信号受信部の両方で処理された信号に基づいて試験動作を実行するので、光送信部および光受信部の特性が重畳された評価しかできない。このため、光信号送信部側と光信号受信部側の評価を切り分けることができないので、プロセス変動等による被試験デバイス全体の特性変動を正確に判定できないという問題があった。また、光信号送信部および光信号受信部を非同期に試験して、光信号送信部側および光信号受信部側の個別の評価結果を得ることができないという問題があった。
そこで、上記課題を解決する目的で、本発明の第1の形態として、光信号を送信する光信号送信部と光信号を受信する光信号受信部とを有する被試験デバイスに対して、光信号送信部および光信号受信部の間でループバック試験をする場合に、光信号送信部から出力された光信号を光信号受信部に伝送するループバックモジュールであって、光送信部が出力する特定波長の光信号とは異なる波長の制御光信号を発生する制御信号発生部と、光信号および制御光信号を重畳して入力され、制御光信号の波長に応じて特定波長とは異なる変換波長を有する波長変換光を出力する波長変換部と、互いに経路長の異なる複数の光経路を有し、変換波長に応じた複数の光経路のいずれかを経由して光受信部に向かって波長変換光を出力させる遅延発生部とを備え、制御光信号発生部は、光信号送信部において光信号に発生したジッタを打ち消す遅延量が発生する光経路に光信号を伝播させる制御光信号を、光信号のパルス毎に発生するループバックモジュールが提供される。
また、本発明の第2の形態として、光信号を送信する光信号送信部と光信号を受信する光信号受信部とを有する被試験デバイスに対して、光信号送信部および光信号受信部の間でループバック試験をする場合に、光信号送信部から出力された光信号を光信号受信部に伝送するループバックモジュールを備えた試験装置であって、試験動作において被試験デバイスに処理させる試験信号を発生する試験信号発生部と、光送信部が出力する特定波長の光信号とは異なる波長の制御光信号を発生する制御信号発生部と、光信号および制御光信号を重畳して入力され、制御光信号の波長に応じて特定波長とは異なる変換波長を有する波長変換光を出力する波長変換部と、互いに経路長の異なる複数の光経路を有し、変換波長に応じた複数の光経路のいずれかを経由して光受信部に向かって波長変換光を出力させる遅延発生部とを備え、制御光信号発生部は、光信号送信部において光信号に発生したジッタを打ち消す遅延量が発生する光経路に光信号を伝播させる制御光信号を、光信号のパルス毎に発生するループバックモジュールとを備える試験装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、試験装置100全体の構造を示す図である。同図に示すように、半導体試験装置100は、ハンドラ170、テストヘッド180およびホスト装置150を備える。
ハンドラ170は、試験の対象となる被試験デバイス130を物理的に操作する機能を有する。これにより、多数の被試験デバイスから、半導体試験装置100が処理できる数の被試験デバイスを順次取り出して、テストヘッド180に供給して試験をする作業を自動化する。また、試験後に、試験結果に応じて被試験デバイス130を分別して収納する機能を設ける場合もある。
テストヘッド180は、被試験デバイス130の仕様に応じたインターフェイスとなるパフォーマンスボード160を備え、試験装置100および被試験デバイス130の間の信号伝送路を形成する。また、テストヘッド180は、その内部に複数のピンエレクトロニクスボード182(図2参照)を収容して、パフォーマンスボード160を介して被試験デバイス130に試験信号を供給する。
ホスト装置150は、接続ケーブル140を介してハンドラ170およびテストヘッド180に接続される。これにより、試験装置100全体の動作を制御すると共に、制御信号およびデータ信号をハンドラ170およびテストヘッド180に供給して、被試験デバイス130の試験を実行する。接続ケーブル140には、電気信号を伝送するメタルケーブルの他に、光信号を伝送する光ファイバケーブルが収容される場合もある。
図2は、半導体試験装置100におけるテストヘッド180の内部構造を模式的に示す図である。同図に示すように、テストヘッド180の上部にはパフォーマンスボード160が装着される。また、テストヘッド180の内部には、複数のピンエレクトロニクスボード182が収容される。
パフォーマンスボード160は、被試験デバイス130を装着できるソケット162を上面に、パフォーマンスボード160自体をピンエレクトロニクスボード182のいずれかに接続する場合に用いるコネクタ164を下面に、それぞれ備える。コネクタ164は、両端にコネクタを備えた集合ケーブル166を介して、ピンエレクトロニクスボード182のコネクタ184に電気的に接続される。なお、図示は省くが、被試験デバイス130およびピンエレクトロニクスボード182は、光ファイバケーブル等を介して、相互に光信号を入出力することもできる。
更に、このパフォーマンスボード160は、ループバックモジュール300を備える。ループバックモジュール300は、被試験デバイス130に対して光信号伝送路を介して接続され、被試験デバイス130が出力した光信号を、被試験デバイス130自体に戻す機能を有する。なお、ループバックモジュール300の内部構造については、図3を参照して後述する。
ピンエレクトロニクスボード182は、試験信号を発生して被試験デバイス130に送り出す試験信号発生部110と、被試験デバイス130が試験動作により処理した後に出力した試験信号を受信して被試験デバイス130の動作を評価する試験信号評価部120とを各々が備える。試験信号発生部110は、試験信号の信号パターンを発生するパターン発生器112と、パターン発生器112が発生した信号パターンを被試験デバイス130で処理される信号レベルに合わせて出力する増幅器114とを備える。
一方、試験信号評価部120は、被試験デバイス130において処理された試験信号を受信する増幅器124と、増幅器124の出力信号から信号パターンを再生するデジタル信号取り込み器122とを備える。これにより、パフォーマンスボード160に実装された被試験デバイス130の機能、性能、特性等を評価できる。
上記のようなテストヘッド180において仕様の異なる被試験デバイス130を試験する場合は、パフォーマンスボード160を交換することにより同じテストヘッド180を用いることができる。更に、ピンエレクトロニクスボード182を交換または追加することにより、既存のテストヘッド180の機能を変更または追加することができる。
図3は、テストヘッド180に装着された被試験デバイス130に対する試験信号の信号経路101を模式的に示す図である。なお、以下の各図において、斜線を付された信号線は、光信号を伝送する信号線路であることを示す。
同図に示すように、被試験デバイス130は、光信号送信部132および光信号受信部134を有する。被試験デバイス130の光信号送信部132側は、テストヘッド180の複数のピンエレクトロニクスボード182から受けた試験信号を個別に処理する複数のコア部131と、複数のコア部131の出力を受けて重畳するマルチプレクサ133と、マルチプレクサ133の出力を光信号に変換して出力する光信号送信部132とを有する。
ループバック試験においては、光信号送信部132の出力する送信光信号21は、ループバックモジュール300を介して被試験デバイス130自体の光信号受信部134に戻される。被試験デバイス130の光信号受信部134側は、光信号受信部134により電気信号に変換された受信光信号を分配するデマルチプレクサ135と、デマルチプレクサ135により分配された信号を個別に処理する複数のコア部137とを有する。コア部137の出力は、テストヘッド180の対応するピンエレクトロニクスボード182に個々に戻され、試験信号評価部120において評価に供される。
上記のようなループバック試験において、光信号送信部132の出力する送信光信号21は、複数のコア部131の出力を重畳した高い信号速度を有する。しかしながら、光信号受信部134側においては、分配されて信号速度が低い信号が試験信号評価部120に戻される。従って、テストヘッド180自体の動作速度を光信号の信号速度に合わせることなく、信号速度の高い光信号を取り扱う被試験デバイス130を試験できる。
ただし、試験信号評価部120に戻される試験信号は、コア部131およびマルチプレクサ133を含む光信号送信部132側と、デマルチプレクサ135およびコア部137を含む光信号受信部134側の両方において処理されている。従って、試験信号評価部120において、例えば、光信号送信部132側および光信号受信部134側を個別に評価することが難しい。
しかしながら、図3に示したループバックモジュール300は、光信号送信部132側において送信光信号に発生したジッタを低減するジッタ低減部200を備える。これにより、光信号送信部132側で発生したジッタの影響を排除して、光信号受信部134側の特性を個別に評価することができる。
ここで、ジッタ低減部200は、光信号送信部132から出力された送信光信号を受信する波長変換部220と、波長変換部220に対して制御光信号を供給する制御信号発生部210と、波長変換部220の出力する波長変換光を受けて、光信号受信部134に向かってループバック光信号を送り出す遅延発生部230と備える。
なお、ジッタ低減部200の波長変換部220における後述するような処理により減衰した信号レベルは、光増幅器260により補われる。従って、ループバックモジュール300を経由したことにより光信号が劣化することはない。以下、ジッタ低減部200の構成要素の個々の構造と動作について順次説明する。
図4は、ジッタ低減部200の内部構造をより詳細に示すブロック図である。同図に示すように、ジッタ低減部200は、制御信号発生部210、波長変換部220および遅延発生部230を順次接続して形成される。
制御信号発生部210は、パターン発生器112の発生する電気信号であるパターン信号を受け、その信号パターンに応じて定性的に発生するジッタを打ち消すことができる制御光信号22を、光信号伝送路202を介して出力する。以降、波長変換部220および遅延発生部230においては、一貫して光信号が取り扱われる。
波長変換部220は、シリーズに接続された光カプラ222および波長変換素子224を備える。光カプラ222は、制御信号発生部210が出力した制御光信号22と、光信号伝送路201を介して入力された送信光信号21とを合波して出力する。波長変換素子224は、後述された独特の効果により、送信光信号21の波長を制御光信号22の波長に応じて変換した波長変換光を発生する。
遅延発生部230において、光分波器240は、光信号伝送路203を介して受けた波長変換光23を、その波長に応じて異なる光導波路241、243、245に誘導するスラブ導波路242を備える。また、分岐された伝播光は、スラブ導波路244を介して結合された光遅延線250の光導波路251、253、255に個別に結合される。光遅延線250の光導波路251、253、255は互いに光学的な経路長が異なるので、いずれの光導波路251、253、255を伝播するかによって、ループバック光信号24として出力されるタイミングが変化する。
このような構造により、遅延発生部230に入射した波長変換光23には、その波長に応じて遅延量が異なる遅延が生じる。更に、光導波路251、253、255を伝播した伝播光は、光合波器254においてひとつの光信号伝送路204に誘導される。光信号伝送路204は、ジッタ低減部200の出射ポートでもあり、ループバック光信号24が被試験デバイス130の光信号受信部134に向かって出力される。
図5は、図3に示すループバックモジュール300における制御信号発生部210のひとつの形態を示す図である。同図に示すように、制御信号発生部210は、複数の制御光源素子214と、制御光源素子214をそれぞれ駆動する複数の光源素子駆動回路212と、制御光源素子214の出力光を断続する複数の光スイッチ216と、光スイッチ216の出力光を光信号伝送路202に結合する光合波器218とを備える。
複数の制御光源素子214は、互いに異なる発光波長で常時発光する。複数の光スイッチ216は、制御電気信号11に従って、制御光源素子214のいずれかの出力光を選択的に光信号伝送路202に結合する。これにより、制御電気信号11により、異なる波長を有する制御光信号22を、波長変換部220の光カプラ222に供給する。
図6は、図3に示すループバックモジュール300における制御信号発生部210の他の形態を示す図である。同図に示すように、制御信号発生部210は、図5に示した制御信号発生部210の制御光信号発生部217と比較すると、制御光源素子214として単一の波長可変半導体レーザ215を備えている点に固有の特徴がある。これにより、簡素な構造を有する回路で、任意の波長を有する制御光信号22を発生できる。なお、図5および図6に記載した形態において、光スイッチ216を省略する代わりに、光源素子駆動回路212を有効または無効にすることにより、要求に応じた制御光信号を発生させることもできる。
図7は、図5または図6に示した制御信号発生部210において、制御電気信号11を発生する回路のひとつの形態を示す図である。同図に示すように、制御信号発生部210、パターンジッタテーブル213を有する制御電気信号発生部211を備える。パターンジッタテーブル213は、パターン発生器112が発生する信号パターンに基づいて、光信号送信部132が出力する送信光信号21において発生することが想定されるジッタの予測値を格納する。
これにより、制御電気信号発生部211は、パターン発生器112の出力を監視して、パターンジッタテーブル213を参照することにより、光信号送信部132において発生するジッタを予測できる。この予測に基づいて発生された制御電気信号11は、光信号送信部132で発生したジッタをジッタ低減部200において打ち消すべく、適切な制御光信号22が発生される制御電気信号11を発生する。これにより、パターン発生器112の発生した信号パターンに応じて光信号送信部132において発生するパターン依存ジッタが効果的に抑制される。
図8は、波長変換素子224として用い得るPPLN(Periodically Poled LiNbO:周期分極ニオブ酸リチウム)光導波路の構造を示す斜視図である。同図に示すように、PPLN光導波路は、非常に短い周期で分極が反転する非線形光学結晶であるLiNbO基板223と、反転する分極分布を横切るようにLiNbO基板223に形成された光導波路225とを有する。このような構造を有する波長変換素子224に波長の異なる2つのレーザ光が注入された場合、それらレーザ光の一方の2次高調波と他方との差周波光が出射される。
図9は、図5に示した構造を有する波長変換素子224の動作を説明する図である。同図に示すように、波長変換素子224には、互いに異なる波長ε、ε、εを有する制御光信号22のいずれかと、特定波長λを有する送信光信号21とが注入される。ここで、送信光信号21の光強度が十分に高い場合、送信光信号21の第二高調波が発生し、更に、制御光信号22および第二高調波の差周波に相当する波長λ、λ22、λ23を有する波長変換光23が出射される。従って、制御信号発生部210を介して制御光信号22の波長ε、ε、εを選択することにより、波長変換光23の波長を波長λ21、λ22、λ23のいずれかに変換することができる。
なお、上記のような波長変換処理された結果である波長変換光23は、波長変換素子224に注入された送信光信号21に対して、一定の割合で信号レベルが減衰する。従って、波長変換素子224の出力よりも後のいずれかの信号処理段階で増幅して信号レベルを補償することが好ましい。
また、LiNbOは、室温では可視光により光損傷を受けることが知られている。従って、酸化マグネシウム等を添加して材料の安定性を増すことが好ましい。また、波長変換素子224の材料としては、LiNbOの他に、例えばLiB、BaB、KTiOPO等も例示できる。
更に、波長変換素子224は、半導体光増幅器SOA(Semiconductor Optical Amplifier)などの非線形光学素子を用いても形成することができる。また、非線形光ファイバ、電界吸収型変調器などを用いて形成することもできる。
図10は、上記のような内部構造と構成要素を有するジッタ低減部200における送信光信号21、制御光信号22、波長変換光23およびループバック光信号24のタイミングを比較して示す図である。同図に示すように、波長変換素子224には、特定波長λを有する送信光信号21と、特定波長ε、ε、εのいずれかを有する制御光信号22とが入力される。ただし、送信光信号21の一部のパルスXは、点線で示す本来のタイミングに対して遅れが生じている。また、遅れ量は少ないが、本来のタイミングに対して遅れた他のパルスYも含まれる。
これ対して、制御光信号22は、送信光信号21の各パルスを包含する一定のパルス幅を有する。また、制御信号発生部210は、パターン発生器112の発生した送信光信号21の信号パターンに基づいて、遅れたパルスXおよびパルスYに対して、後述するようにしてそのジッタを打ち消すことができる、互いに異なる波長ε、ε、εいずれかを有するパルス光信号を生成する。
送信光信号21および制御光信号22は、光カプラ222において合波されて波長変換素子224に入力される。従って、波長変換素子224から出力される波長変換光23のうち、送信光信号21のパルスXは、制御光信号22と合波された上で波長変換素子224において波長変換される。ここで、送信光信号21においてタイミング遅れが生じていなかったパルスは、波長εの制御光信号22により変換されて波長λを有する波長変換光23となる。また、送信光信号21においてタイミング遅れが生じたパルスX、Yについては、波長εまたはεを有する制御光信号22により波長変換され、波長λ22またはλ23を有する波長変換光23として出力される。
上記のように、波長λ、λ22、λ23のパルスを含む波長変換光23が遅延発生部230に入力されると、光分波器240において波長毎に個別の光導波路241、243、245に個別に伝播される。この実施形態では、例えば、波長λの光信号が光導波路245に、波長λ22の光信号が光導波路243に、波長λ23の光信号が光導波路245に、それぞれ伝播される。
光分波器240の光導波路241、243、245は、光遅延線250の光導波路251、253、255に個別に接続されている。従って、光遅延線250において、波長λの信号は光導波路255に、波長λ22の信号は光導波路253に、波長λ23の信号は光導波路251にそれぞれ伝播される。ここで、光遅延線250における光導波路251、253、255は相互に経路長が異なり、光導波路255がより長い経路長を有する。このため、光導波路253を伝播する波長λ22の光信号は、光導波路251を伝播する波長λ23の光信号よりも、遅れて光合波器254に到達する。
また、光導波路255を伝播する波長λの光信号は、光導波路253を伝播する波長λ22の光信号よりも更に遅れて光合波器254に到達する。これにより、光信号のパルスのタイミングは、すべて、遅れていたパルスXのタイミングに揃うので、実効的にジッタは解消される。なお、光遅延線250において、光導波路251、253、255の経路長の差が数百μmあれば、ジッタを有効に低減できる。
図11は、ループバックモジュール300を用いたループバック試験の他の形態について、被試験デバイス130に対する信号経路101を参照して説明する図である。なお、図11において、図3と同じ構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示すように、このループバック試験において、被試験デバイス130は、光信号送信部132側においてマルチプレクサ133に接続された疑似ランダムパターン発生器136と、光信号受信部134側においてデマルチプレクサ135に接続されたビットエラーレートカウンタ138とを、それぞれBIST(Built in SelfTest)回路として有する。
これら疑似ランダムパターン発生器136およびビットエラーレートカウンタ138を用いることにより、特に光信号受信部132のデマルチプレクサ135に実装されたクロックデータリカバリー回路の精度を正確に評価できる。従って、クロックデータリカバリー回路の精度に基づいて、試験信号の評価を補償することができる。なお、疑似ランダムパターン発生器136およびビットエラーレートカウンタ138を用いてデマルチプレクサ135を評価する場合は、ループバックモジュール300自体は単純に光信号を通過させる。
図12は、ループバックモジュール300を用いたループバック試験の更に他の形態について、被試験デバイス130に対する信号経路101を参照して説明する図である。なお、図12において、図3および図11と同じ構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示すように、このループバック試験においては、光信号送信部132およびループバックモジュール300の間、ループバックモジュール300および光信号受信部134の間にそれぞれ光スイッチ312、314が挿入される。光信号送信部132側に接続された光スイッチ312は、光信号送信部132の出力を、ループバックモジュール300またはDC試験装置322に選択的に結合する。また、光信号受信部134側に接続された光スイッチ314は、光信号受信部134の入力を、ループバックモジュール300またはDC試験装置324に選択的に結合する。DC試験装置322、324は、それぞれスペクトラムアナライザ、光パワーメータ等を含む。また、光信号受信部134側に接続するDC試験装置324は波長可変光源も含む。
光スイッチ312により光信号送信部132がDC試験装置322に結合された場合、光信号送信部132において光信号を発生する発光素子の発光波長、閾値電流、駆動電流/光信号出力特性、偏光特性が測定できる。また、光スイッチ314により光信号受信部134がDC試験装置324に結合された場合、光信号受信部132において光信号を受光して電気信号に変換する受光素子の変換効率/波長特性、感度特性、偏光特性が測定できる。
上記のようにして、光信号送信部132における発光素子および光信号受信部134における受光素子の特性を測定することにより、光信号送信部132および光信号受信部134において、素子固有の特性に依存して発生する確定ジッタを精度よく予測することができるようになる。従って、制御信号発生部210において、確定ジッタを打ち消すことができる制御信号を精度よく発生させることができる。なお、確定ジッタを算出する方法としては、例えば、「光エレクトロニクス基礎編、ヤリーヴ著、多田邦雄、神谷武志訳、丸善(1971年)刊」に記載のレート方程式を例示できる。
上記のような一連の方法により、光信号送信部132において発生する確定ジッタの影響を低減して、光信号受信部134の固有の特性を評価できる。更に、光信号と高精度クロック光信号とを注入した場合に周期的な分極反転構造を有する高誘電体光導波路が乗算器として作用することを利用してランダムジッタを低減する方法が知られている。このような方法を併用してランダムジッタの影響を排除することにより、光信号受信部134の評価精度をさらに向上させることもできる。
図13は、他の実施形態に係るループバックモジュール300におけるジッタ低減部200の内部構造を模式的に示す図である。なお、図4に示したジッタ低減部200と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示すように、このジッタ低減部200も、制御信号発生部210、波長変換部220および遅延発生部230を備える。ここで、制御信号発生部210および波長変換部220の構造は、図4に示したジッタ低減部200と変わらない。
これに対して、遅延発生部230は独特の構造を有しており、波長変換光23を受ける光サーキュレータ410、光サーキュレータ410に接続された光ファイバグレーティング420および出力ポートとしての光信号伝送路204を備える。光サーキュレータ410は、入力された光信号を、順次隣接するポートから出力する機能を有する。従って、この実施形態においては、光信号伝送路203から入力された波長変換光23は光ファイバグレーティング420に入力され、光ファイバグレーティング420から光サーキュレータ410に入力された光信号は、ループバック光信号24として光信号伝送路204に出力される。
光ファイバグレーティング420は、その光の伝播方向に沿って異なる位置に形成された複数のファイバ・ブラッグ・グレーティング(以下、「FBG」と記載する)422、424、426を有する。FBG422、424、426の各々は、光の伝播方向に沿ってその屈折率を周期的に変化させることにより形成され、特定の波長(ブラッグ波長と呼ばれる)を中心とする狭い帯域の光を高い効率で反射する。従って、FBG422、424、426が相互に異なるブラッグ波長を有することにより、光ファイバグレーティング420に入力された光信号を、その波長毎に異なる経路長で入射端に戻すことができる。光ファイバグレーティング420の入射端から再び光サーキュレータ410に戻された光信号は、出力ポートとしての光信号伝送路204から、ループバック光信号24として出力される。
そこで、光ファイバグレーティング420において、FBG426の反射波長をλ、FBG424の反射波長をλ22、FBG422の反射波長をλ23とそれぞれ設定することにより、波長変換光23が入力された場合に、より遅延量の大きなパルスに対して少ない経路長で光信号伝送路204に出力して、ジッタを効果的に解消できる。
なお、光ファイバグレーティング420としては、FBGのピッチが軸方向について連続的に変化するチャープドFBGを用いることもできる。チャープドFBGの場合は、波長を連続的に変化させることにより、光信号の遅延量を決定する反射位置を連続的に変化させることができる。従って、連続的に変化する制御光信号22を発生できる制御信号発生部210と組み合わせることにより、さまざまなタイミング制御を実行できる。また、光サーキュレータ410から光ファイバ204への出力には、フィルタ430を設けて、出力光24に含まれる制御光信号22成分を取り除くことが好ましい。
図14は、さらに他の実施形態に係るループバックモジュール300におけるジッタ低減部200の内部構造を模式的に示す図である。同図に示すように、このジッタ低減部200も、制御信号発生部210、波長変換部220および遅延発生部230を備える。制御信号発生部210および波長変換部220の構造は、図4に示したジッタ低減部200と変わらない。
これに対して、遅延発生部230は、それぞれ光導波路基板510にバルク光導波路として形成された光分波器512と、光分波器512に結合された複数の光ファイバ521、523、525とを備える。光分波器512は、入射した光信号をその波長に応じて分離する機能を有する。分離された波長毎の光信号は、光ファイバ521、523、525の何れかに伝播される。また、光ファイバ521、523、525は、それぞれ、互いに長さが異なる光ファイバ541、542、543の一端に個別に結合される。光ファイバ541、542、543から入射された光信号は、1本の光信号伝送路204に、ループバック光信号24として出力される。
このような遅延発生部230において、光ファイバ543に波長λの波長変換光23を、光ファイバ542に波長λ22の波長変換光23を、光ファイバ541に波長λ23の波長変換光23を、それぞれ伝播させることにより、図10に示した波長変換光23が入力された場合に、より遅延量の大きなパルスに対して短い経路長で光信号伝送路204に出力してジッタを解消できる。また、この実施形態では、光ファイバ541、542、543を交換することにより、遅延発生部230において発生する光信号の遅延量を容易に変更できる。
図15は、他の実施形態に係るループバックモジュール300の構造を、被試験デバイス130に対する信号経路101により示す図である。同図において、図3および図11に示したループバックモジュール300と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示すように、このループバックモジュール300は、図3および図11に示したループバックモジュール300の構造に、ジッタ発生部270、発生ジッタ制御信号発生部272およびもうひとつの光増幅器262を備える。ジッタ発生部270は、発生ジッタ制御信号発生部272の発生する発生ジッタ制御信号に従って、遅延発生部230の出力するループバック光信号24に、任意のジッタを付加する。
既に説明したように、遅延発生部230の出力するループバック光信号24からは、光信号送信部132で発生したジッタが除去されているので、ジッタ発生部270においてループバック光信号24に任意の既知のジッタを付加することにより、光信号受信部134のジッタ耐性等を精密に評価できる。
なお、発生ジッタ制御信号発生部272は、ジッタ低減部200の制御信号発生部210と同じ内部構造により実現できる。ただし、制御電気信号11は、ループバック光信号24に付加するジッタに対応して発生させる。また、ジッタ発生部270も、ジッタ低減部200から制御信号発生部を除いた部分と同じ内部構造により実現できる。これにより、ループバック光信号24に対して、パルス毎に任意のジッタを個別に発生させることができる。更に、ジッタ発生部270においても波長変換素子224を用いた場合、信号レベルが低下するので、光増幅器262により信号レベルが補償される。
図16は、更に他の実施形態に係るループバックモジュール300の構造を、被試験デバイス130に対する信号経路101により示す図である。同図において、図3、図1および図15に示したループバックモジュール300と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図16に示すループバックモジュール300は、図15に示したループバックモジュール300と同等の機能を、より簡素な構造で実現する。即ち、前記したように、発生ジッタ制御信号発生部272およびジッタ発生部270は、ジッタ低減部200と同じ構造により形成できる。そこで、このループバックモジュール300は、光信号送信部132で発生したジッタを打ち消すべく制御電気信号発生器211が発生した制御電気信号11と、発生ジッタ指示部266が発生した、ループバック光信号24に付加すべきジッタ量とを加算機268において電気的に加算して、演算結果に基づいて単一の制御信号発生部210が制御光信号22を発生する。これにより、単一の波長変換部220および遅延発生部230を用いて、光信号送信部132で発生したジッタを低減すると共に、任意のジッタを付加したループバック光信号24を出力するループバックモジュール300が形成される。
なお、図15および図16に示した形態においても、ループバック試験に先立って、BISTを利用したデマルチプレクサ135のビットエラーレート測定を実施することができる。また、DC試験装置322、324を用いた発光素子および受光素子の特性評価を実施することもできる。これらの測定および評価に基づいて、制御信号発生部210において、確定ジッタを精度よく補償する制御信号を発生できる。
以上説明したように、上記の各実施形態に係るループバックモジュール300は、被試験デバイス130における光信号送信部132で発生したジッタの影響を排除して、被試験デバイス130の光信号受信部134固有の特性を正確に評価できる。また、このループバックモジュール300を実装することにより、被試験デバイス130の光信号受信部134固有の特性を評価できる試験装置を形成できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
実施形態に係る試験装置100の全体構造を示す図である。 試験装置100におけるテストヘッド180の内部構造を示す図である。 試験装置100における試験信号の信号経路101を示す図である。 ジッタ低減部200の構造を示す図である。 制御信号発生部210の構造を示す図である。 制御信号発生部210の他の構造を示す図である。 制御電気信号11を発生する回路装置を説明する図である。 波長変換素子224の構造を示す斜視図である。 波長変換素子224の動作を説明するグラフである。 ジッタ低減部200の動作を説明するタイミング図である。 ループバック試験の他の形態を信号経路101により示す図である。 ループバック試験の更に他の形態を信号経路101により示す図である。 遅延発生部230の他の構造を示す図である。 遅延発生部230の更に他の構造を示す図である。 他の実施形態に係るループバックモジュール300の構造を、試験信号経路101により示す図である。 更に他の実施形態に係るループバックモジュール300の構造を、試験信号経路101により示す図である。
符号の説明
11 制御電気信号、21 送信光信号、22 制御光信号、23 波長変換光、24 ループバック光信号、100 試験装置、101 信号経路、110 試験信号発生部、112 パターン発生器、120 試験信号評価部、114、124 増幅器、122 デジタル信号取り込み器、130 被試験デバイス、131、137 コア部、132 光信号送信部、133 マルチプレクサ、134 光信号受信部、135 デマルチプレクサ、136 疑似ランダムパターン発生器、138 ビットエラーレートカウンタ、140 接続ケーブル、150 ホスト装置、160 パフォーマンスボード、162 ソケット、164、184 コネクタ、166 集合ケーブル、170 ハンドラ、180 テストヘッド、182 ピンエレクトロニクスボード、200 ジッタ低減部、201、202、203、204 光信号伝送路、210 制御信号発生部、211 制御電気信号発生部、212 光源素子駆動回路、213 パターンジッタテーブル、214 制御光源素子、215 波長可変半導体レーザ、216、312、314 光スイッチ、217 制御光信号発生部、218 光合波器、219 積分器、220 波長変換部、222 光カプラ、223 LiNbO基板、224 波長変換素子、230 遅延発生部、225、241、243、245、251、253、255 光導波路、240 光分波器、242、244 スラブ導波路、250 光遅延線、254 光合波器、260、262 光増幅器、266 発生ジッタ指示部、268 加算機、270 ジッタ発生部、272 発生ジッタ制御信号発生部、300 ループバックモジュール、322、324 DC試験装置、410 光サーキュレータ、420 光ファイバグレーティング、422、424、426(FBG) ファイバ・ブラッグ・グレーティング、430 フィルタ、512 光分波器、521、523、525、541、542、543 光ファイバ

Claims (13)

  1. 光信号を送信する光信号送信部と光信号を受信する光信号受信部とを有する被試験デバイスに対して、前記光信号送信部および前記光信号受信部の間でループバック試験をする場合に、前記光信号送信部から出力された光信号を前記光信号受信部に伝送するループバックモジュールであって、
    前記光信号送信部が出力する特定波長の光信号とは異なる波長の制御光信号を発生する制御信号発生部と、
    前記光信号および前記制御光信号を重畳して入力され、前記制御光信号の波長に応じて前記特定波長とは異なる変換波長を有する波長変換光を出力する波長変換部と、
    互いに経路長の異なる複数の光経路を有し、前記変換波長に応じた前記複数の光経路のいずれかを経由して前記光信号受信部に向かって前記波長変換光を出力させる遅延発生部と
    を備え、前記制御信号発生部は、前記光信号送信部において前記光信号に発生したジッタを打ち消す遅延量が発生する前記光経路に前記光信号を伝播させる前記制御光信号を、前記光信号のパルス毎に発生するループバックモジュール。
  2. 前記制御信号発生部は、前記制御光信号の波長で発光する制御光源素子と、前記制御光信号を発生すべき場合に前記制御光源素子を動作させる駆動装置とを有する請求項1に記載のループバックモジュール。
  3. 前記制御信号発生部は、前記制御光信号の波長で常時発光する制御光源素子と、前記制御光信号を発生すべき場合に前記制御光源素子の出射光を前記波長変換部に結合する光スイッチとを有する請求項1に記載のループバックモジュール。
  4. 前記制御光源素子は、互いに異なる発光波長を有して、択一的に有効になる複数の発光素子を含む請求項2または請求項3に記載のループバックモジュール。
  5. 前記制御光源素子は、発光波長を変化させることができる波長可変発光素子を含む請求項2または請求項3に記載のループバックモジュール。
  6. 前記波長変換部は、前記光信号および制御光信号を入力された場合に、前記光信号および前記制御光信号のいずれか一方の第2高調波および他方の波長の差周波を出力する非線形光学素子を含む請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のループバックモジュール。
  7. 前記非線形光学素子は、周期的な分極反転構造を有するPPLN(Periodically Poled LiNbO:周期分極ニオブ酸リチウム)素子を含む請求項6に記載のループバックモジュール。
  8. 前記遅延発生部は、入力された前記波長変換光をその波長に応じた異なる伝送経路に分波する光分波器と、前記光分波器に分波された前記波長変換光を個別に伝播させる互いに経路長の異なる複数の光導波路と、前記複数の光導波路から出射された光信号を単一の光導波路に結合する光合波器とを有する請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のループバックモジュール。
  9. 光信号を送信する光信号送信部と光信号を受信する光信号受信部とを有する被試験デバイスに対して、前記光信号送信部および前記光信号受信部の間でループバック試験をする場合に、前記光信号送信部から出力された光信号を前記光信号受信部に伝送するループバックモジュールを備えた試験装置であって、
    試験動作において被試験デバイスに処理させる試験信号を発生する試験信号発生部と、
    前記光信号送信部が出力する特定波長の光信号とは異なる波長の制御光信号を発生する制御信号発生部と、
    前記光信号および前記制御光信号を重畳して入力され、前記制御光信号の波長に応じて前記特定波長とは異なる変換波長を有する波長変換光を出力する波長変換部と、
    互いに経路長の異なる複数の光経路を有し、前記変換波長に応じた前記複数の光経路のいずれかを経由して前記光信号受信部に向かって前記波長変換光を出力させる遅延発生部と
    を備え、前記制御信号発生部は、前記光信号送信部において前記光信号に発生したジッタを打ち消す遅延量が発生する前記光経路に前記光信号を伝播させる前記制御光信号を、前記光信号のパルス毎に発生する試験装置。
  10. 前記光信号送信部の出力を、前記ループバックモジュールおよびDC試験装置のいずれかに結合する光スイッチと、前記光信号受信部の入力を、前記ループバックモジュールおよびDC試験装置のいずれかに結合する光スイッチとを介して前記被試験デバイスに接続される請求項9に記載の試験装置
  11. 前記光スイッチを介して前記光信号送信部に接続されるDC試験装置は、前記光信号送信部において光信号を発生する発光素子の発光波長、駆動電流/光出力特性、閾値電流および偏光特性の少なくともひとつを測定する請求項10に記載の試験装置。
  12. 前記光スイッチを介して前記光信号受信部に接続されるDC試験装置は、前記光信号受信部において光信号を電気信号に変換する受光素子の変換効率/波長特性、感度特性および偏光特性の少なくともひとつを測定する請求項10または請求項11に記載の試験装置
  13. 前記被試験デバイスは、光信号送信部側に実装されて、前記光信号に疑似ランダムパターンを重畳する疑似ランダムパターン発生器と、光信号受信部側に実装されて、前記光信号を受信した場合に発生するビットエラーを計数するビットエラーカウンタとを備え、
    前記制御信号発生部は、前記ビットエラーカウンタにより計数されたビットエラーレートを参照して前記制御光信号を発生する請求項10から請求項12までのいずれか一項に記載の試験装置
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