JP4925700B2 - 燃料電池局部発電性能測定装置および燃料電池局部発電性能測定方法 - Google Patents

燃料電池局部発電性能測定装置および燃料電池局部発電性能測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池の電極表面において、局部的な発電性能を測定するための燃料電池局部発電性能測定装置および燃料電池局部発電性能測定方法に関するものである。
燃料電池は、水素と酸素とを電気化学反応させることにより電気を発生させるためのものであり、電解質と、前記電解質を挟んで両側に設けられた一対の電極とを有するセルから構成されている。前記一対の電極は、燃料極と、燃料極側セパレータと、空気極と、空気極側セパレータとから構成されている。前記電解質側から前記燃料極および前記燃料極側セパレータの順に設けられ、負極が構成されている。また、前記電解質側から前記空気極および前記空気極側セパレータの順に設けられ、正極が構成されている。そして、前記燃料極および前記燃料極側セパレータの間に、水素や炭化水素等の燃料ガスが供給される。また、前記空気極および前記空気極側セパレータの間に、酸素や空気等の酸化剤ガスが供給される。これより、前記電解質、前記燃料極および前記空気極の3相界面において電極反応が進行し電気が発生する。
燃料電池が効率的に発電を行うためには、セル全体で均一に電極反応が進行する必要がある。しかしながら、電解質中の水分量および電解質の劣化の程度または燃料ガス中の水素濃度や空気中の酸素濃度などが異なることにより、セル全体で反応が均一に進行しない場合がある。
そのため、セルの各部における電極反応の程度を把握することで、電解質や電極触媒などの構成部材の最適化または燃料ガスや酸化剤ガスの加湿量等の最適化を図ることが可能となる。また、セルの劣化原因や劣化の進行具合等も知ることができる。
燃料電池のセルの電極反応分布を簡便に得るための装置が特許文献1および特許文献2に記載されている。
特許文献1に記載された電極反応分布測定システムについて図12を参照して説明する。図12は従来の電極反応分布測定システム101の電極−電解質構造体の構成を示す断面図である。
従来の電極反応分布測定システム101の電極−電解質構造体は、電解質102と、燃料極103と、空気極104と、燃料極側集電体105と、空気極側集電体106とから構成されている。そして、燃料極側集電体105は、絶縁体による仕切り107により電気的に複数の領域に区分されている。そして、区分された燃料極側集電体105は、各区画に設けられた集電端子108を介して半田付け109によりリード線110と接続されている。リード線110は、図示しない電圧測定装置に接続されている。また、空気極側集電体106は、銅板を介して上記電圧測定装置に接続されている。
なお、電圧測定装置は、特許文献1では図示しないが、測定対象となる燃料電池の電極−電解質構造体に接続され、前記電極−電解質構造体の電流または端子間電圧を制御する1つの負荷装置と、前記電極−電解質構造体の複数の部分領域の各々における反応電流を測定する電流測定装置と、前記電極−電解質構造体の前記複数の部分領域の各々における電解質抵抗を測定する抵抗測定装置と、前記複数の部分領域のうちの同一の部分領域における反応電流と電解質抵抗との測定を同時に行うように電極反応分布測定システム101を制御する測定制御装置とを含む構成となっている。
また、特許文献2には、セパレータの表面電流を引き出す方法により、燃料電池の電流分布を測定するための測定装置および測定方法が記載されている。特許文献2に記載された燃料電池電流分布測定装置201について図13を参照して説明する。図13は、燃料電池電流分布測定装置201の燃料電池202およびプローブ203を示す断面図である。
図13は従来の燃料電池電流分布測定装置201の燃料電池202およびプローブピン203を示す断面図である。
燃料電池電流分布測定装置201の燃料電池202は、電解質204と、燃料極205と、空気極206と、燃料極側セパレータ207と、空気極側セパレータ208とから構成されている。そして、燃料極側セパレータ207の外側表面の非区画領域に複数のプローブピン203が接触自在に接触され、各プローブピン203に流れる電流を図示しない電流測定部により測定する。これにより、燃料電池の電流分布測定を容易に行うことができる。
特開2003−77515号公報(公開日平成15年3月14日) 特願2005−302498号公報(公開日平成17年10月27日)
燃料電池の構造設計や発電性能の評価などにおいては、燃料電池の発電量分布または燃料電池の各部位における局部的な発電性能のデータが必要である。しかしながら、上述した特許文献1に記載された電極反応分布測定システム101および特許文献2に記載された燃料電池電流分布測定装置201の構成では、燃料電池の負極側の電極表面全体において測定を行っている。
燃料電池の負極側の表面全体において測定を行うためには、電極反応分布測定システム101における電極−電解質構造体のように、燃料極側集電体105を、絶縁体による仕切り107により複数の領域に区分する必要があり、操作の煩雑化や装置の複雑化によりコストが高くなる。
また、電極反応分布測定システム101および燃料電池電流分布測定装置201を用いて、燃料電池の局部測定を行ったとしても、燃料極は導電体であるために、セル全体の発電量をその点から引き出してしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、燃料電池表面の局所的な発電能力を測定することができる燃料電池局部発電性能測定装置および燃料電池局部発電性能測定方法を提供することにある。
本発明の燃料電池局部発電性能測定装置は、上記課題を解決するために、燃料電池の電極表面の発電量から前記燃料電池の発電性能を測定する燃料電池局部発電性能測定装置において、前記燃料電池の負極側の電極表面における複数の任意の点において電位を測定する電位測定手段と、前記電位測定手段により測定された各点の電位から、前記電極表面の電位測定された各点で規定される測定範囲内の発電量を算出する信号処理手段とを備え、前記電位測定手段は、前記測定範囲内の前記電極表面の中心に点接触し、前記接触部位の電位を測定するための中心測定部材と、前記中心測定部材が前記電極表面に接触したときに、前記電極表面の、前記中心測定部材の接触点を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上に、前記交点を介して点接触し、前記接触部位の電位を測定するための一対の周辺測定部材とを含んでいることを特徴としている。
燃料電池の負極側の電極表面において、任意の局部的な測定範囲における発電量は、前記電極表面の測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを算出することにより求められる。したがって、前記電極表面において、前記測定範囲の中心と、前記中心を交点として直交する直線上にそれぞれ前記測定範囲の中心を介した位置とにおいて電位を測定することにより、前記測定原理に基づいて、前記測定範囲内の発電量を求めることができる。
上記構成により、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内において、前記電位測定手段に含まれる、前記測定範囲内の前記電極表面の中心に点接触し、前記接触部位の電位を測定するための中心測定部材と、前記中心測定部材が前記電極表面に接触したときに、前記電極表面の、前記中心測定部材の接触点を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上に、上記交点を介して点接触し、前記接触部位の電位を測定するための一対の周辺測定部材とは、前記負極側の電極表面と点接触している位置の電位を測定することができる。そして、前記信号処理手段において、前記電位測定手段により測定された電位から、前記測定範囲内の発電量を算出する。
前記測定範囲内の発電量は、発電量を求める測定原理に基づいて、前記信号処理手段により算出される。すなわち、前記中心測定部材により測定された電位と、前記周辺測定部材により測定された電位との電位差に基づき、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを計算することができる。これにより、前記測定範囲内の発電量が算出される。
このような構成を用いることで、燃料電池の発電量を測定するために、燃料電池自体に特別な構成を設ける必要がなく、装置の製造が容易になり、コストも削減することができる。そして、燃料電池の負極側の電極表面に前記測定部材を接触させる簡易な構成によって、任意の前記測定範囲内の局部的な発電量を測定することが可能である。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記各周辺測定部材は、前記中心測定部材を中心とする円周上に配置されていてもよい。
上記構成により、前記中心測定部材と前記各周辺測定部材との間の距離を等しくすることができる。そのため、前記測定範囲内の発電量を算出するための計算式を簡略化することができ、前記信号処理回路を簡易な構成にすることができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記電位測定手段は、燃料電池の負極側の電極表面に点接触する部分以外において、絶縁性部材により覆われていてもよい。
上記構成により、前記電位測定手段が受ける外部からのノイズの影響を抑制することができ、より正確な前記測定範囲の発電量を測定することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記電位測定手段は、1つの支持台に搭載されており、前記支持台は前記負極側の電極表面に対して離接自在であってもよい。
上記構成により、1つの支持台に搭載された前記電位測定手段は、前記電極表面に対して離接自在なために、前記電極表面に固定させる必要がなく、容易に装置を製造することができる。また、前記電位測定手段を前記電極表面の他の場所へ移動させることができるために、1つの燃料電池局部発電性能測定装置を用いて、燃料電池の負極側の電極表面における任意の場所において、発電量を測定することが可能になる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記信号処理手段は、前記中心測定部材により測定された電位に対する前記周辺測定部材により測定された電位の電位差を加算する加算部を備えていてもよい。
上記構成は、前記測定範囲内の発電量の測定原理に基づいて構成されており、前記中心測定部材により測定された電位に対する前記各周辺測定部材により測定された電位の電位差を加算することにより、前記測定範囲内の発電量が算出される。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記一対の周辺測定部材は、第1および第2の該周辺測定部材からなり、前記信号処理手段は、前記中心測定部材により測定された電位に対する前記一対の周辺測定部材の第1周辺測定部材により測定された電位の電位差である第1電位差を算出する第1算出部と、前記一対の周辺測定部材の第2周辺測定部材により測定された電位に対する前記中心測定部材により測定された電位の電位差である第2電位差を算出する第2算出部と、前記第2電位差に対する前記第1電位差の差分値を算出する第3算出部とから構成される電位算出部を2n個と、前記第3算出部により算出された全ての差分値を加算する加算部とを備えていてもよい。
上記構成により、前記測定範囲内の発電量の測定原理から求められた方程式に基づき、前記測定範囲内における燃料電池の発電量を算出することができる。すなわち、前記中心測定部材により測定された電位と、前記周辺測定部材により測定された電位との電位差に基づき、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを計算することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する接続配線を備え、前記信号処理手段では、前記接続配線が分岐し、その一端が接地していてもよい。
本発明では、前記測定範囲の正確な発電量を調べる必要がない場合は、燃料電池の負極側の電極表面の各部位における発電電力の相対量を調べることができればよい。そのため、本発明では、前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する前記接続配線を分岐し、その一端を接地させることにより、前記中心測定部材に測定された電位を0としている。これにより、前記各周辺測定部材の前記中心測定部材に対する電位の相対値を計算することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する接続配線を備え、前記接続配線は分岐し、その一端が接地しており、前記信号処理手段は、前記各周辺測定部材により測定されたそれぞれの電位を加算する加算部を備えていてもよい。
上記構成により、前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する前記接続配線を分岐し、その一端を接地させることにより、前記中心測定部材に測定された電位を0としている。本発明に用いられた前記測定範囲内の発電量の測定原理より、前記中心測定部材により測定された電位を0とすることにより、前記信号処理手段を簡略化することができる。前記信号処理手段を簡略化することにより、前記周辺測定部材により測定された電位をそれぞれ加算することにより、前記測定範囲内の発電量を求めることができる。上記構成により、より簡易な回路により前記測定範囲内の発電量を算出することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定装置では、前記信号処理手段は、差動信号処理回路であってもよい。
上記構成により、前記電位測定手段により測定された電位は、前記差動信号処理回路により差動信号処理される。これにより、外部からのノイズの影響を抑制することができ、より正確な前記測定範囲の発電量を測定することができる。
本発明の燃料電池局部発電性能測定方法は、燃料電池の負極側の電極表面における発電量を測定すべき所定の測定範囲内において、前記測定範囲の中心に位置する中心測定位置と、前記中心測定位置を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上にそれぞれ前記中心測定位置を介して位置する周辺測定位置との電位が測定され、測定された前記各電位に基づいて前記測定範囲内における発電量を算出することを特徴としている。
上記方法により、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内において、前記測定範囲内の中心に位置する中心測定位置と、前記中心測定位置を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上にそれぞれ前記中心測定位置を介して位置する周辺測定位置との電位が測定される。そして、測定された前記各電位に基づいて、前記測定範囲内の発電量を算出する。
前記測定範囲内の発電量は、発電量を求める測定原理に基づいて算出される。すなわち、前記中心測定位置により測定された電位と、前記周辺測定位置により測定された電位との電位差に基づき、燃料電池の負極側の電極表面の前記測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを計算することができる。これにより、前記測定範囲内の発電量が算出される。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定方法では、前記一対の周辺測定位置は、第1および第2の該周辺測定位置からなり、前記中心測定位置における電位に対する前記一対の周辺測定位置の第1周辺測定位置における電位の電位差である第1電位差を算出し、前記一対の周辺測定位置の第2周辺測定位置における電位に対する前記中心測定位置における電位の電位差である第2電位差を算出し、前記第2電位差に対する前記第1電位差の差分値を算出することにより、第2n対目までの前記差分値を算出し、第2n対目までの前記差分値を加算してもよい。
上記方法により、前記測定範囲内の発電量の測定原理から求められた方程式に基づき、前記測定範囲内における燃料電池の発電量を算出することができる。すなわち、前記中心測定位置における電位と、前記周辺測定位置における電位との電位差に基づき、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを計算することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定方法では、前記中心測定位置において測定された電位を0としてもよい。
本発明では、前記測定範囲の正確な発電量を調べる必要がない場合は、燃料電池の負極側の電極表面の各部位における発電電力の相対量を調べることができればよい。そのため、本発明では、前記中心測定位置において測定された電位を0としている。これにより、前記各周辺測定位置において測定された電位の前記中心測定位置において測定された電位に対する相対値を計算することができる。その結果、燃料電池の負極側の電極表面の各部位における比較を容易にすることが可能になる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定方法では、前記中心測定位置において測定された電位を0とし、前記各周辺測定位置において測定された各電位を加算してもよい。
前記中心測定部材により測定された電位を0とすることにより、本発明に用いられる発電量の測定原理より、前記各周辺測定位置により測定された電位を加算することにより、前記測定範囲内の発電量を求めることができる。上記方法により、より簡易に前記測定範囲内の発電量を算出することができる。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定方法では、測定された各電位は、差動信号処理されてもよい。
上記方法により、前記中心測定位置および前記周辺測定位置において測定された各電位は、差動信号処理される。これにより、外部からのノイズの影響を抑制することができ、より正確な前記測定範囲の発電量を測定することができる。
本発明の燃料電池局部発電性能測定装置は、以上のように、燃料電池の負極側の電極表面における複数の任意の点において電位を測定する電位測定手段と、前記電位測定手段により測定された各点の電位から、前記電極表面の電位測定された各点で規定される測定範囲内の発電量を算出する信号処理手段とを備え、前記電位測定手段は、前記測定範囲内の前記電極表面の中心に点接触し、前記接触部位の電位を測定するための中心測定部材と、前記中心測定部材が前記電極表面に接触したときに、前記電極表面の、前記中心測定部材の接触点を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上に、前記交点を介して点接触し、前記接触部位の電位を測定するための一対の周辺測定部材とを含んでいることを特徴としている。
また、本発明の燃料電池局部発電性能測定方法は、燃料電池の負極側の電極表面における発電量を測定すべき所定の測定範囲内において、前記測定範囲の中心に位置する中心測定位置と、前記中心測定部材を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上にそれぞれ前記中心測定位置を介して位置する周辺測定位置との電位が測定され、測定された前記各電位に基づいて前記測定範囲内における発電量を算出することを特徴としている。
上記構成により、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内において、前記電位測定手段に含まれる、前記測定範囲内の前記電極表面の中心に点接触し、前記接触部位の電位を測定するための中心測定部材と、前記中心測定部材が前記電極表面に接触したときに、前記電極表面の、前記中心測定部材の接触点を交点として直交する2n(nは1以上の整数)本の直線上に、上記交点を介して点接触し、前記接触部位の電位を測定するための一対の周辺測定部材とは、前記負極側の電極表面と点接触している位置の電位を測定することができる。そして、前記信号処理手段において、前記電位測定手段により測定された電位から、前記測定範囲内の発電量を算出する。
前記測定範囲内の発電量は、発電量を求める測定原理に基づいて、前記信号処理手段により算出される。すなわち、前記中心測定部材により測定された電位と、前記周辺測定部材により測定された電位との電位差に基づき、燃料電池の負極側の電極表面における前記測定範囲内に流れ込む電流と、前記測定範囲内から流れ出す電流とを計算することができる。これにより、前記測定範囲内の発電量が算出される。
このように、簡易な構成で、燃料電池表面の局所的な発電能力を測定することができる燃料電池局部発電性能測定装置および燃料電池局部発電性能測定方法を実現できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1〜図11に基づいて説明すると以下の通りである。
本発明の燃料電池局部発電性能測定装置は、電解質と前記電解質を挟んで両側に設けられた一対の電極を有する燃料電池の負極側の電極表面において、局部的な発電量を測定するためのものである。
〔第1実施形態〕
本実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置1の構成について図1〜7を参照して説明する。図1は本発明における燃料電池局部発電性能測定装置1の実施の一形態を示すものであり、全体概要を示す斜視図である。
本実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置1は、図1に示すように、センサーユニット2と、リード線(接続配線)3と、センサー信号処理ボックス(信号処理手段)4とから構成されている。そして、燃料電池局部発電性能測定装置1のセンサーユニット2は、燃料電池の構成要素である矩形の底面を有した直方体のセル5の上面に設置されている。燃料電池は、セル5と、上面集電板6と、下面集電板7と、スイッチ8と、負荷9とにより構成されている。また、パーソナルコンピューター10がセンサー信号処理ボックス4に接続されている。
以下に燃料電池の構成について図2を参照して説明する。図2はセル5を分解した構成を示す斜視図である。セル5は、矩形の底面を有した直方体の形状をしており、水素と酸素とを電気化学反応させることにより電気を発生させる燃料電池の発電単位である。セル5は、電解質11と、その両端に設けられた燃料極12および空気極13の一対の電極と、その外側に設けられた導電性の燃料極側セパレータ14および空気極側セパレータ15とから構成されている。
燃料極側セパレータ14の燃料極12に面している面および空気極側セパレータ15の空気極13に面している側の面には、凹凸が設けられている。これにより、燃料極12と燃料極側セパレータおよび空気極13と空気極側セパレータ15とを接触させたとき、前記凹凸に燃料ガスおよび酸化剤ガスを導入することができる。燃料極12側に水素や炭化水素等の燃料ガスを、空気極13側に酸素や空気等の酸化剤ガスを供給することにより、電解質11、燃料極12および空気極13の界面において電極反応が生じ、燃料極12側から電子が遊離する。
燃料極12と、燃料極側セパレータ14と、上面集電板6とが負の電極を構成しており、空気極13と、空気極側セパレータ15と、下面集電板7とが正の電極を構成している。そのため、上面集電板6と下面集電板7との間を、スイッチ8および負荷9が設けられた配線で接続することにより、燃料極12側から遊離した電子が流れ、電気が発生する。
センサーユニット2は、図3に示すように、円柱状をしており、セル5上面における電位を測定するためのものである。図3(a)は本実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置1に係るセンサーユニット2の概略構成を示す断面図であり、図3(b)はセンサーユニット2の測定プローブ18の配置を示した模式図である。
センサーユニット2は、底面が絶縁性を有した絶縁リング17に、上面および側面が絶縁性を有したシールドキャップ16により構成されている。センサーユニット2の内部には、その底面および上面の間に、底面と平行な絶縁性を有した絶縁板20が設けられている。そして、絶縁板20の底面から、絶縁リング17に向かって垂直に、棒状の測定プローブ(測定部材)18が5つ(P1、P2、P3、P4、P5)設けられている。測定プローブ18は、セル5の上面に接触し電位を測定するための測定端子と、リード線3と接続され前記測定端子により測定された電位をセンサー信号処理ボックス4に出力する出力端子とを備えている。前記測定端子は絶縁リング17を貫通しており、前記出力端子は絶縁板20を貫通している。そして、前記出力端子は絶縁板20近傍においてリード線3と接続され、リード線3はシールドキャップ16の上面に設けられた穴を介してセンサー信号処理ボックス4と接続されている。また、測定プローブ18の外周面は、絶縁リング17と絶縁板20との間において、プローブ用絶縁体(絶縁性部材)19により覆われている。
このように、測定プローブ18および測定プローブ18とリード線3との接続点近傍のリード線3は、測定プローブ18がセル5の上面に接触する部分以外において、シールドキャップ16および絶縁リング17により囲まれている。これにより、外部からのノイズの影響を抑制することができ、より正確に電位を測定することができる。
次に、5つの測定プローブ18の配置について図3(b)を参照して説明する。センサーユニット2の上面方向から測定プローブ18の配置を見た場合、P5(中心測定部材)がセンサーユニット2の円の中心に配置され、P1とP3およびP2とP4(周辺測定部材)の2対は、P5に対して点対称に配置されている。そして、P5を交点とする直角に交わる直線上にP1とP3およびP2とP4がそれぞれ設けられている。そして、P1、P2、P3、P4は、P5から距離d離れて配置されている。本実施形態では、センサーユニット2の測定範囲とは、P1、P2、P3、P4により囲まれた範囲のことを示す。
なお、距離dの値は、理論上では小さいほどに測定範囲内の発電量の測定精度が高くなる。しかしながら、センサー信号処理ボックス4に設けられた信号処理回路の電圧分解能(S/N比)に限界があるために、信号処理回路の精度に応じて距離dを決定する。また、後述するが、距離dには燃料極側セパレータ14の厚みも関係しており、例えば、燃料極側セパレータ14の厚みが1〜2mmの場合には、距離dの値は4〜6mmであることが好ましい。
また、本実施形態では、P5とP1、P2、P3およびP4との間の距離は距離dであるが、本発明はこれに限られず、それぞれ異なる距離を有していてもよい。
リード線3は、センサーユニット2の測定プローブ18の出力端子から出力された信号を、センサー信号処理ボックス4へと伝達するためのものである。
センサー信号処理ボックス4は、センサーユニット2の各測定プローブ18により測定された電位から測定範囲内の発電量を算出するためのものであり、信号処理回路を備えている。センサー信号処理ボックス4の信号処理回路は、図4に示すように、差動信号処理回路であり、オペアンプA1〜A7および抵抗R1〜R3により構成されている。図4は、センサー信号処理ボックス4内に設けられた信号処理回路の回路図である。以下に、信号処理回路について図4を参照して説明する。なお、オペアンプA1〜A7は、低オフセットOPアンプであり、差動入力形式である。通常、オペアンプA1〜A7のゲインは1に設定されているが、測定プローブ18からの信号が弱い場合にはオペアンプA1〜A4のゲインを約50にまで設定することが可能である。
オペアンプA1は、測定プローブ18のP1およびP5の間の電位差を計算するためのものであり、非反転入力端子に測定プローブ18のP1からのリード線3が接続され、反転入力端子にP5からのリード線3が接続される。オペアンプA2は、測定プローブ18のP5およびP3の間の電位差を計算するためのものであり、非反転入力端子に測定プローブ18のP5からのリード線3が接続され、反転入力端子にP3からのリード線3が接続される。オペアンプA3は、測定プローブ18のP2およびP5の間の電位差を計算するためのものであり、非反転入力端子に測定プローブ18のP2からのリード線3が接続され、反転入力端子にP5からのリード線3が接続される。オペアンプA4は、測定プローブ18のP5およびP4の間の電位差を計算するためのものであり、非反転入力端子に測定プローブ18のP5からのリード線3が接続され、反転入力端子にP4からのリード線3が接続される。なお、オペアンプA1およびオペアンプA3の反転入力端子ならびにオペアンプA2およびオペアンプA4の非反転入力端子に接続された測定プローブ18のP5からのリード線3は、接地されている。
また、オペアンプA5は、オペアンプA1により算出された電位差とオペアンプA2により算出された電位差の差を計算するためのものである。オペアンプA5は、非反転入力端子にオペアンプA1の出力端子からの配線が接続され、反転入力端子にオペアンプA2の出力端子からの配線が接続される。また、オペアンプA6は、オペアンプA3により算出された電位差とオペアンプA4により算出された電位差の差を計算するためのものである。オペアンプA6は、非反転入力端子にオペアンプA3の出力端子からの配線が接続され、反転入力端子にオペアンプA4の出力端子からの配線が接続される。
オペアンプA5およびオペアンプA6の出力端子からの配線は、それぞれ抵抗R1の一端と接続され、抵抗R1の他端に接続された配線は互いに合流している。オペアンプA7は、反復増幅器となっており、合流した前記各配線は、2方向に分かれ、一方がオペアンプA7の反転入力端子に接続され、他方が抵抗R2の一端に接続されている。そして、オペアンプA7の非反転入力端子は、接地されている。また、一方の前記配線が接続された抵抗R2の他端からの配線は、オペアンプA7の出力端子からの配線と接続された後、抵抗R3の一端と接続されており、抵抗R3の他端は接地されている。そして、抵抗R3からの配線は、パーソナルコンピューター10へと接続されている。
上述した信号処理回路は、測定範囲内において発電量を算出するための測定原理に基づいて設計されている。測定範囲内の発電量は、測定原理に基づき、セル5の燃料極側セパレータ14における測定範囲内に流れ込む電流と、測定範囲内から流れ出す電流とにより求められる。前記測定原理について、図5を参照して説明する。図5は燃料電池の発電量を算出するため測定原理を示した模式図である。測定プローブ18のP1〜P5において測定された電位を、VP1〜VP5とする。図中に示された立方体は、各測定プローブ18間を一辺とする、セル5の燃料極側セパレータ14を示す。
測定範囲内における発電量は、電流連続性原理により下記の方程式により求められる。
Figure 0004925700
そのため、上記方程式の差分形式は下記の方程式となる。
Figure 0004925700
燃料電池の燃料極側セパレータ14の測定範囲におけるX方向およびY方向からの電流密度は、Jx、Jx、Jy、Jyである。JxおよびJyは前記測定範囲内に流れ込む電流密度で、JxおよびJyは前記測定範囲内から流れ出す電流密度である。また、各測定プローブP1〜P4とP5との距離はdであり、燃料極側セパレータ14の厚みはhであるため、立方体の体積はd×d×hとなる。そのため、燃料極側セパレータ14の測定範囲において、X方向およびY方向から流れ込む電流IX1およびIY1と、X方向およびY方向から流れ出す電流IX2およびIY2とは下記の方程式により求められる。
Figure 0004925700
なお、pは燃料極側セパレータ14の比抵抗であり、hは定数と考えられるため、pが変化しないと仮定した場合、電位差VP1〜VP5と発電量Izとの関係はkという定数で表示できる。
この結果、前記測定範囲内における発電量Iz=k×(VP1+VP2+VP3+VP4−4×VP5)となる。
次に、本実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置1を用いて燃料電池の負極側における発電量を測定するための燃料電池局部発電性能測定方法について説明する。
まず、燃料電池のスイッチ8をオンにすることにより、上面集電板6から下面集電板7へと電流が流れる。そして、燃料電池のセル5の上面における任意の位置に対し、センサーユニット2を絶縁リング17の面を向けて設置する。これにより、センサーユニット2に設けられた5つの測定プローブ18がセル5の上面に点接触し、それぞれの接触位置における電位を測定する。センサーユニット2に設けられた5つの測定プローブ18(P1、P2、P3、P4、P5)で測定された電位は、それぞれVP1、VP2、VP3、VP4、VP5と記載する。各測定プローブ18により測定された電位は、各測定プローブ18の出力端子に接続されたリード線3を介して、センサー信号処理ボックス4に設けられた信号処理回路のオペアンプA1〜A4の反転入力端子または非反転入力端子に出力される。
ここで、各測定プローブ18から出力された電位信号に基づいて、センサー信号処理ボックス4に設けられた信号処理回路が行う処理について述べる。
オペアンプA1では、非反転入力端子に測定プローブP1において測定されたVP1が入力され、反転入力端子に測定プローブP5において測定されたVP5が入力される。そして、オペアンプA1の出力端子からは、VP1−VP5が出力される。
オペアンプA2では、非反転入力端子に測定プローブP5において測定されたVP5が入力され、反転入力端子に測定プローブP3において測定されたVP3が入力される。そして、オペアンプA2の出力端子からは、VP5−VP3が出力される。
オペアンプA3では、非反転入力端子に測定プローブP2において測定されたVP2が入力され、反転入力端子に測定プローブP5において測定されたVP5が入力される。オペアンプA3の出力端子からは、VP2−VP5が出力される。
オペアンプA4では、非反転入力端子に測定プローブP5において測定されたVP5が入力され、反転入力端子に測定プローブP4において測定されたVP4が入力される。オペアンプA4の出力端子からは、VP5−VP4が出力される。
そして、オペアンプA5では、非反転入力端子にオペアンプA1から出力されたVP1−VP5が入力され、反転入力端子にオペアンプA2から出力されたVP5−VP3が入力される。そして、オペアンプA5の出力端子からは、VP1−VP5−(VP5−VP3)が出力される。
また、オペアンプA6では、非反転入力端子にオペアンプA3から出力されたVP2−VP5が入力され、反転入力端子にオペアンプA4から出力されたVP5−VP4が入力される。そして、オペアンプA6の出力端子からは、VP2−VP5−(VP5−VP4)が出力される。
オペアンプA5から出力された電位差がVP1−VP5−(VP5−VP3)であるために、抵抗R1から流れる電流は、VP1−VP5−(VP5−VP3)/R1となる。また、オペアンプA6から出力された電位差がVP2−VP5−(VP5−VP4)であるために、抵抗R1から流れる電流は、VP2−VP5−(VP5−VP4)/R1となる。前記二つの電流は合流し、VP1+VP2+VP3+VP4−4VP5/R1となる。前記合流された電流は全て抵抗R2を流れる。したがって、抵抗R2によって発生する電圧降下は、R2(VP1+VP2+VP3+VP4−4VP5)/R1となる。そのため、出力電位Vは、−R2(VP1+VP2+VP3+VP4−4VP5)/R1となる。
そして、出力電位Vは、抵抗R3により出力信号幅が調整され、A/D変換されてパーソナルコンピューター10に送信される。そして、パーソナルコンピューター10において、測定範囲内の発電量Izが計算され、画面上に表示される。発電量Izは、Iz=k×Vより、Iz=k{−R2(VP1+VP2+VP3+VP4−4VP5)/R1}となる。
なお、本実施形態では、測定プローブ18のP5からのリード線3は分岐し、その一端が接地されているため、VP5は0となる。出力電位Vは、−R2(VP1+VP2+VP3+VP4−4VP5)/R1であるので、VP5が0となることにより、−R2(VP1+VP2+VP3+VP4)/R1となる。そのため、本実施形態では、上述した信号処理回路に限られず、図6に示すような簡略化された信号処理回路を用いることが可能となる。
簡略化された信号処理回路は、図6に示すように、オペアンプA8および抵抗R1〜R3により構成されている。測定プローブ18のP1〜P4からのリード線3は、それぞれ抵抗R1の一端と接続され、抵抗R1の他端に接続された配線は合流している。オペアンプA8は、反復増幅器となっており、合流した前記各配線は、2方向に分かれ、一方がオペアンプA8の反転入力端子に接続され、もう一端が抵抗R2と接続されている。そして、オペアンプA8の非反転入力端子は、接地されている。抵抗R2と接続されている一方の前記配線は、オペアンプA8の出力端子からの配線と接続された後、抵抗R3と接続されている。抵抗R3の一端は接地されている。そして、抵抗R3からの配線は、パーソナルコンピューター10へと接続されている。
上記構成の信号処理回路により、測定プローブ18のP1からのリード線3に接続された抵抗R1から流れる電流は、VP1/R1となる。同様に、P2、P3、P4からのリード線3に接続された抵抗R1から流れる電流は、VP2/R1、VP3/R1、VP4/R1となる。そして、前記4つの電流は合流し、VP1+VP2+VP3+VP4/R1となる。前記合流された電流は全て抵抗R2を流れる。したがって、抵抗R2によって発生する電圧降下は、R2(VP1+VP2+VP3+VP4)/R1となる。そのため、出力電位Vは、−R2(VP1+VP2+VP3+VP4)/R1となる。
このように、測定プローブ18のP5により測定された電位を0とすることにより、信号処理回路は簡略化することができる。これにより、より簡易な回路により前記測定範囲内の発電量を算出することができる。
なお、本実施形態では、センサーユニット2により測定された電位からセンサー信号処理ボックス4により測定範囲内の発電量が算出された後、パーソナルコンピューター10に表示される構成であるが、本発明はこれに限られない。つまり、図7に示すように、信号処理回路と表示装置が1つになった点電流測定器21により、測定範囲内の発電量の算出と、表示とが行われてもよい。
また、図8に示すように、セル5の上面に複数のセンサーユニット2を設けることにより、燃料電池の全体の発電量を測定することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置51について説明する。図9は、第2実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置51のセンサーユニット52における測定プローブの位置関係を示す斜視図である。また、第1実施形態のセンサーユニット2における構成要素と、同等の機能を有する構成要素については同一の符号を付記している。
燃料電池局部発電性能測定装置51は、センサーユニット52と、リード線3と、センサー信号処理ボックス54とから構成されている。燃料電池局部発電性能測定装置51において、燃料電池局部発電性能測定装置1と異なっている部分について以下に説明する。
燃料電池局部発電性能測定装置51では、図9に示すように、センサーユニット52において、測定プローブ18が9つ設けられている構成である。センサーユニット52の上面方向から測定プローブ18の配置を見た場合、P0がセンサーユニット52の円の中心に配置され、P1とP1’、P2とP2’P3とP3’、P4とP4’の4対がそれぞれP0に対して点対称に配置されている。そして、P0を交点とする直角に交わる直線上にP1とP1’、P2とP2’がそれぞれ設けられている。また、P0を交点とする直角に交わり、P1とP1’、P2とP2’が設けられている直線とは45度離れた直線上に、P3とP3’、P4とP4’がそれぞれ設けられている。なお、P1、P1’、P2、P2’P3、P3’、P4、P4’は、P0から距離d離れて配置されている。
センサー信号処理ボックス54の信号処理回路は、図10に示すように、差動信号処理回路であり、オペアンプA1、A1’、A1”、・・・AN、AN’、AN”、AN+1および抵抗R1〜R3により構成されている。図10は、センサー信号処理ボックス54内に設けられた信号処理回路の回路図である。なお、P2とP2’P3とP3’およびP4とP4’の3対の測定プローブ18からセンサー信号処理ボックス54へ伝達された電位信号は、信号処理回路において同様に処理される。そのため、説明の簡略化のために、PNとPN’の対として記載する。
信号処理回路におけるオペアンプA1、ANは、第1実施形態の信号処理回路におけるオペアンプA1と同様の構成であり、オペアンプA1’、AN’は、信号処理回路におけるオペアンプA2と同様の構成である。また、オペアンプA1”、AN”、AN+1は、信号処理回路におけるオペアンプA5、A6、A7とそれぞれ同様の構成である。そのため、具体的な説明は省略する。
次に、本実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置51を用いて燃料電池の負極側における発電量を測定するための燃料電池局部発電性能測定方法について説明する。
まず、燃料電池のスイッチ8をオンにすることにより、上面集電板6から下面集電板7へと電流が流れる。そして、燃料電池のセル5の上面における任意の位置に対し、センサーユニット2を絶縁リング17の面を向けて設置する。これにより、センサーユニット52に設けられた9つの測定プローブ18がセル5の上面に点接触し、それぞれの接触位置における電位を測定する。センサーユニット2に設けられた9つの測定プローブ18(P0、P1、P1’、PN、PN’)で測定された電位は、それぞれVP1、VP1’、VPN、VPN’と記載する。各測定プローブ18により測定された電位は、各測定プローブ18の出力端子に接続されたリード線3を介して、センサー信号処理ボックス54に設けられた信号処理回路のオペアンプA1〜AN’の反転入力端子または非反転入力端子に出力される。
ここで、各測定プローブ18から出力された電位信号が、センサー信号処理ボックス54に設けられた信号処理回路により行われる処理について述べる。
オペアンプA1では、非反転入力端子に測定プローブP1において測定されたVP1が入力され、反転入力端子に測定プローブP0において測定されたVP0が入力される。そして、オペアンプA1の出力端子からは、VP1−VP0が出力される。
オペアンプA1’では、非反転入力端子に測定プローブP0において測定されたVP0が入力され、反転入力端子に測定プローブP1’において測定されたVP1’が入力される。そして、オペアンプA2の出力端子からは、VP0−VP1’が出力される。
オペアンプA1”では、非反転入力端子にオペアンプA1の出力端子から出力されたVP1−VP0が入力され、反転入力端子にオペアンプA1’の出力端子から出力されたVP0−VP1’が入力される。そして、オペアンプA1”の出力端子からは、VP1−VP0−(VP0−VP1’)が出力される。
オペアンプANでは、非反転入力端子に測定プローブPNにおいて測定されたVPNが入力され、反転入力端子に測定プローブP0において測定されたVP0が入力される。そして、オペアンプANの出力端子からは、VPN−VP0が出力される。
オペアンプAN’では、非反転入力端子に測定プローブP0において測定されたVP0が入力され、反転入力端子に測定プローブPN’において測定されたVPN’が入力される。そして、オペアンプAN’の出力端子からは、VP0−VPN’が出力される。
オペアンプAN”では、非反転入力端子にオペアンプANの出力端子から出力されたVPN−VP0が入力され、反転入力端子にオペアンプAN’の出力端子から出力されたVP0−VPN’が入力される。そして、オペアンプAN”の出力端子からは、VPN−VP0−(VP0−VPN’)が出力される。
オペアンプA1”から電位差VP1−VP0−(VP0−VP1’)が出力されるために、オペアンプA1”の出力端子に接続された抵抗R1から流れる電流は、VP1−VP0−(VP0−VP1’)/R1となる。また、オペアンプAN”から電位差VPN−VP0−(VP0−VPN’)が出力されるために、オペアンプAN”の出力端子に接続された抵抗R1から流れる電流は、VPN−VP0−(VP0−VPN’)/R1となる。前記複数の電流は合流し、VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’−NVP0/R1となる。前記合流された電流は全て抵抗R2を流れる。したがって、抵抗R2によって発生する電圧降下は、R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’−NVP0)/R1となる。そのため、出力電位Vは、−R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’−NVP0)/R1となる。
そして、出力電位Vは、抵抗R3により出力信号幅が調整され、A/D変換されてパーソナルコンピューター10に送信される。そして、パーソナルコンピューター10において、測定範囲内の発電量Izが計算され、画面上に表示される。発電量Izは、Iz=k×Vより、Iz=k{−R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’−NVP0)/R1}となる。
このように、本実施形態の信号処理回路では、センサーユニット52に設けられる測定プローブ18の数が増えても処理することができる。その結果、センサーユニット52の測定範囲内において、より精度が高い発電量の測定を行うことができる。
なお、信号処理回路では、P0と接続されたリード線3が分岐し、その一端が接地している。そのため、P1、P1’、P2、P2’P3、P3’、P4、P4’のP0に対する電位の相対値を計算することができる。その結果、外部からのノイズの影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、測定プローブ18のP0からのリード線3は分岐し、その一端が接地されているため、VP0は0となる。出力電位Vは、−R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’−NVP0)/R1であるので、VP0は0となることにより、−R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’)/R1となる。そのため、本実施形態では、上述した信号処理回路に限られず、図11に示すような簡略化された信号処理回路を用いることが可能となる。
簡略化された信号処理回路は、第1実施形態の信号処理回路と同様の構成であり、測定プローブ18のP1〜PN’からのリード線3は、それぞれ抵抗R1の一端と接続され、抵抗R1の他端に接続された配線は合流している。オペアンプAN+2は、反復増幅器となっており、合流した前記各配線は、2方向に分かれ、一方がオペアンプAN+2の反転入力端子に接続され、もう一端が抵抗R2と接続されている。そして、オペアンプAN+2の非反転入力端子は、接地されている。抵抗R2と接続されている一方の前記配線は、オペアンプAN+2の出力端子からの配線と接続された後、抵抗R3と接続されている。抵抗R3の一端は接地されている。そして、抵抗R3からの配線は、パーソナルコンピューター10へと接続されている。
上記構成により、測定プローブ18のP1からのリード線3に接続された抵抗R1から流れる電流は、VP1/R1となる。同様に、P1’、PN、PN’からのリード線3に接続された抵抗R1から流れる電流は、VP1’/R1、VPN/R1、VPN’/R1となる。そして、前記複数の電流は合流し、VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’/R1となる。前記合流された電流は全て抵抗R2を流れる。したがって、抵抗R2によって発生する電圧降下は、R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’)/R1となる。そのため、出力電位Vは、−R2(VP1+VP1’+・・・VPN+VPN’)/R1となる。
このように、測定プローブ18のP0により測定された電位を0とすることにより、信号処理回路は簡略化することができる。これにより、より簡易な回路により前記測定範囲内の発電量を算出することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、燃料電池の負極側の電極表面における局部的な発電量の測定に好適に利用できる。
本発明における燃料電池局部発電性能測定装置の実施の一形態を示すものであり、全体概要を示す斜視図である。 セルを分解した構成を示す斜視図である。 (a)は第1実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置に係るセンサーユニットの概略構成を示す断面図であり、(b)はセンサーユニットの測定プローブの配置を示した平面図である。 センサー信号処理ボックス内に設けられた信号処理回路の一例を示す回路図である。 燃料電池の負極側の電極表面の電位から発電量を算出するための原理を説明する説明図である。 センサー信号処理ボックス内に設けられた信号処理回路の他の一例を示す回路図である。 本発明の燃料電池局部発電性能測定装置の実施の他の一形態を示すものであり、全体概要を示す斜視図である。 本発明の燃料電池局部発電性能測定装置の実施のさらに他の一形態を示すものであり、全体概要を示す斜視図である。 第2実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置に係るセンサーユニットの測定プローブの配置における他の一例を示した平面図である。 第2実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置に係るセンサー信号処理ボックス内に設けられた信号処理回路の一例を示す回路図である。 第2実施形態の燃料電池局部発電性能測定装置に係るセンサー信号処理ボックス内に設けられた信号処理回路の他の一例を示す回路図である。 従来の電極反応分布測定システムの電極−電解質構造体の構成を示す断面図である。 従来の燃料電池電流分布測定装置の燃料電池およびプローブピンを示す断面図である。
符号の説明
1 燃料電池局部発電性能測定装置
2 センサーユニット(電位測定手段)
3 リード線
4 センサー信号処理ボックス(信号処理手段)
16 シールドキャップ
17 絶縁リング
18 測定プローブ(中心測定部材、周辺測定部材)
19 プローブ用絶縁体(絶縁性部材)
20 絶縁板
A1〜A7 オペアンプ
P0、P5 中心測定部材
P1〜P4’ 周辺測定部材
R1〜R3 抵抗

Claims (13)

  1. 燃料電池の電極表面の発電量から前記燃料電池の発電性能を測定する燃料電池局部発電性能測定装置において、
    前記燃料電池は、電解質と、その両端に設けられた燃料極および空気極の一対の電極と、前記燃料極の外側に設けられた導電性の燃料極側セパレータと、前記空気極の外側に設けられた導電性の空気極側セパレータとから構成されており、
    前記燃料電池の負極側となる前記燃料極側セパレータ表面における複数の任意の点において電位を測定する電位測定手段と、
    前記電位測定手段により測定された各点の電位から、前記燃料極側セパレータ表面の電位測定された各点で規定される測定範囲内の発電量を算出する信号処理手段とを備え、
    前記電位測定手段は、
    前記測定範囲内の前記燃料極側セパレータ表面の中心に点接触し、前記接触部位の電位を測定するための中心測定部材と、
    前記中心測定部材の接触点を交点として直交する2本を1組とするn組(nは1以上の整数)の直線のそれぞれの直線上に、前記中心測定部材に対して点対象に配置され、前記燃料極側セパレータ表面に点接触する一対の周辺測定部材とを含み、
    前記各周辺測定部材は、前記中心測定部材を中心とする円周上に配置されており、各点で規定されている測定範囲は、前記各周辺測定部材で囲まれた範囲であり、
    前記信号処理手段は、前記中心測定部材と前記各周辺測定部材との間の電位差によって求められる、前記燃料極側セパレータの測定範囲内に流れ込む電流と前記燃料極側セパレータの測定範囲内から流れ出す電流とを用い、電流連続性原理に基づいて測定範囲内の発電量を算出することを特徴とする燃料電池局部発電性能測定装置。
  2. 直交する2本の上記直線が2組あり、上記周辺測定部材は四対の周辺測定部材であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  3. 前記電位測定手段は、燃料電池の前記燃料極側セパレータ表面に点接触する部分以外において、絶縁性部材により覆われていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  4. 前記電位測定手段は、1つの支持台に搭載されており、前記支持台は前記燃料極側セパレータ表面に対して離接自在であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  5. 前記信号処理手段は、前記中心測定部材により測定された電位に対する前記周辺測定部材により測定された電位の電位差を加算する加算部を備えることを特徴とする請求項に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  6. 前記一対の周辺測定部材は、第1および第2の該周辺測定部材からなり、
    前記信号処理手段は、
    前記中心測定部材により測定された電位に対する前記一対の周辺測定部材の第1周辺測定部材により測定された電位の電位差である第1電位差を算出する第1算出部と、
    前記一対の周辺測定部材の第2周辺測定部材により測定された電位に対する前記中心測定部材により測定された電位の電位差である第2電位差を算出する第2算出部と、
    前記第2電位差に対する前記第1電位差の差分値を算出する第3算出部とから構成される電位算出部を2n個と、
    前記第3算出部で算出された全ての差分値を加算する加算部とを備えることを特徴とする請求項に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  7. 前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する接続配線を備え、
    前記信号処理手段では、前記接続配線が分岐し、その一端が接地していることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  8. 前記中心測定部材と前記信号処理手段とを接続する接続配線を備え、
    前記接続配線は分岐し、その一端が接地しており、
    前記信号処理手段は、前記各周辺測定部材により測定されたそれぞれの電位を加算する加算部を備えることを特徴とする請求項に記載の燃料電池局部発電性能測定装置。
  9. 電解質と、その両端に設けられた燃料極および空気極の一対の電極と、前記燃料極の外側に設けられた導電性の燃料極側セパレータと、前記空気極の外側に設けられた導電性の空気極側セパレータとから構成された燃料電池の負極側となる前記燃料極側セパレータの表面における発電量を測定すべき所定の測定範囲内において、前記測定範囲の中心に位置する中心測定位置と、前記中心測定位置を交点として直交する2本を1組とするn組(nは1以上の整数)の直線のそれぞれの直線上に前記中心測定位置に対して点対象に配置される一対の周辺測定位置との電位が測定され、
    前記各周辺測定位置は、前記中心測定位置を中心とする円周上に配置されており、前記所定の測定範囲は、前記各周辺測定位置で囲まれた範囲であり、
    前記中心測定位置と前記各周辺測定位置との間の電位差により、前記燃料極側セパレータの測定範囲内に流れ込む電流と前記燃料極側セパレータの測定範囲内から流れ出す電流とを用い、電流連続性原理に基づいて前記測定範囲内における発電量を算出することを特徴とする燃料電池局部発電性能測定方法。
  10. 直交する2本の上記直線が2組あり、上記周辺測定位置は四対の周辺測定位置であることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池局部発電性能測定方法。
  11. 前記一対の周辺測定位置は、第1および第2の該周辺測定位置からなり、
    前記中心測定位置における電位に対する前記一対の周辺測定位置の第1周辺測定位置における電位の電位差である第1電位差を算出し、前記一対の周辺測定位置の第2周辺測定位置における電位に対する前記中心測定位置における電位の電位差である第2電位差を算出し、前記第2電位差に対する前記第1電位差の差分値を算出することにより、第2n対目までの前記差分値を算出し、第2n対目までの前記差分値を加算することを特徴とする請求項に記載の燃料電池局部発電性能測定方法。
  12. 前記中心測定位置において測定された電位を0とすることを特徴とする請求項11に記載の燃料電池局部発電性能測定方法。
  13. 前記中心測定位置において測定された電位を0とし、前記各周辺測定位置において測定された各電位を加算することを特徴とする請求項に記載の燃料電池局部発電性能測定方法。
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