JP4925172B2 - 分離型多目的ウエストニッパー及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着 - Google Patents

分離型多目的ウエストニッパー及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着 Download PDF

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本発明は、分離型多目的ウエストニッパー及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着に関し、より詳しくは、腹部側帯と背面腰部側帯とが体の左右側面側で係止されてなる分離型多目的ウエストニッパー及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着に関するものである。
ウエスト(腰)周りに使用するファンデーションとしては、ウエストニッパー、コルセット、ガードルなどがある。ウエストニッパーは、ウエストを細くして体形をスマートに整えるためのものである。コルセットは、胸の下から腰までを締めつけて細く見せるためのものと、整形外科的な用途で腰を支持、固定又は矯正等するためのものとがある。ガードルは、腹部から腰部へかけての体型を整えるためのものである。
このように腰周り付近は、種々のファンデーションによって、いわゆるウエストと呼ばれる胴回りの一番細いところから、骨盤部分まで比較的広い範囲で、整えたり、矯正したりすることが行われる。また、ファンデーション以外でも、腰周り付近に用いられるものとして、ベルト、帯、腹巻等、種々のものがあり、体型補整、矯正、保温など種々の目的で用いられる。さらに、腰周りにおいて、腹部は他の部位に比較して極端に大きくなることが可能な部位で、お腹の大きな人にも対応できるファンデーション等も要求される。極端にお腹が大きいと、お腹が重いため、その重みを腰が支えようとして腰痛を引き起こしやすく、腰痛防止機能も要求される。また、お腹が大きい人でも妊婦には、腹帯の機能も要求される。この腹帯は、下腹部を保温するとともに、胎児を正常な位置に保つため、下から支えるように下腹に巻かれる。
このような腰周りに要求される種々の機能のうち、個々の機能を有するファンデーション等については、従来から数多く提案されている。
例えば、腰痛を防止するためのベルトや腹巻等は、数多く提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。従来の腰痛を防止するための腹巻きの一例を図21乃至23に示す。図21は、腹巻きを体に装着する側から見た斜視図である。図22は、腹巻きを体に装着する外側から見た斜視図である。図23は、腹巻きを体に巻いたときの形を示す図である。この腹巻きは、一対となるように接合部分(110)を設けてある2本の独立した伸縮性のあるベルト(107、108)を、別に設けた背当て部分(101)に、面ファスナー(102,103,110,111)などで着脱可能な構造にし、長さを調整することが可能にした腰痛予防や治療に使われるものである。
この腹巻きは、腹巻きの背中側に長さを調整する機能を設けることにより、一つの腹巻きで体形の違う人が利用できるため、使用者は自分の体形に合うか合わないかを気にしなくても購入、使用することができるものである。
しかしながら、体形を気にしなくても使用できるといっても、平面の単純な帯状ベルトであるため、腹帯をするような、お腹の大きな妊婦に適用するのは困難である。
従来から妊婦の下腹部の膨らみを考慮したベルト状の腹帯なども提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。従来のベルト付腹帯の一例を図24乃至26に示す。図24及び図25は、各々、ベルト付腹帯(201)の正面図及び背面図である。図26は、ベルト付腹帯の使用例を示す図である。この腹帯は、腹部の上下が膨らみ、背部の上下がくびれているように形成された腹帯本体(202)と、この腹帯本体(202)に重ねて取り付けられるベルト(203)からなるものであって、腹帯本体(202)及びベルト(203)が、ストレッチ性を有する合成繊維の布帛からなること、腹帯本体(202)の上端及び下端にストレッチテープ(204)が縫い付けられ、かつ、この腹帯本体(202)の背部に他の部分よりも伸縮性の少ない厚手の布帛(206)が逢着されている構造にし、着用が容易で、妊婦の下腹部の膨らみに応じて腹回りの長さを調節することができるものである。
このベルト付腹帯は、ベルト(203)の左右両端が腹帯本体(202)の背部に縫い付けられているものと、ベルト(203)の左右両端と、腹帯本体(202)の背部とに取り付けられた係止具によって装着できるものとがある。
しかしながら、前者のように縫い付けられている場合には、頭からかぶるようにするか、両足を入れて腹部まで持ち上げるようにするしかなく、いずれにしても、かなり伸縮性がないと装着しづらく、あまり伸縮性があると下腹部を保持する力が弱くなり、また、保持する力を調節することは不可能である。また、後者のように係止具によって装着する場合、係止具が背部に取り付けられる構造であるため、背部に手を回さなければならず、妊婦でなくても装着しづらいものとなっている。
実用新案登録第3104738号公報 特開平10−266002号公報
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、体型補整から腰痛防止などの整形外科的な用途、さらには妊婦の腹帯にも適用可能なように、多目的で使用するために、任意の締め付け強度で装着することができ、その締め付け強度を調節しながら容易に装着することが可能な分離型多目的ウエストニッパー及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着を提供するものである。
請求項1に係る発明は、腹部に当てる腹部側帯と、該腹部側帯と接続して背面腰部に当てる背面腰部側帯とからなる分離型多目的ウエストニッパーであって、前記腹部側帯は、腹部を覆って係止具と着脱可能に係止される被係止具が設けられている腹部側カバー部材と、該腹部側カバー部材の長さ方向両端部に夫々設けられ、その基端部から先端部にかけて次第に幅が狭くなっている腹部側締め付け部材と、各腹部側締め付け部材の先端部から延出され、係止具が設けられた腹部側係止用把持バンドとからなり、前記背面腰部側帯は、腰部の背面部分を覆って係止具と着脱可能に係止される被係止具が設けられている背面腰部側カバー部材と、該背面腰部側カバー部材の長さ方向両端部に夫々設けられ、その基端部から先端部にかけて次第に幅が狭くなっている背面腰部側締め付け部材とからなり、着用時の人体左右の各側面側において、腹部側締め付け部材及び背面腰部側締め付け部材のうちの少なくとも一方側の部材に、他方側の部材の係止用把持バンドを挿通するための挿通可能部が形成されていることを特徴とする分離型多目的ウエストニッパーに関する。
請求項2に係る発明は、前記挿通可能部は、前記腹部側帯における両方の腹部側締め付け部材にのみ形成されていることを特徴とする請求項1記載の分離型多目的ウエストニッパーに関する。
請求項3に係る発明は、前記腹部側締め付け部材及び背面腰部側締め付け部材において、各締め付け部材の先端部は、各締め付け部材の基端部の幅方向中央から前記幅方向に対して垂直方向に延びる線上に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の分離型多目的ウエストニッパーに関する。
請求項4に係る発明は、前記腹部側カバー部材は、大きく突出した下腹部に沿うように、曲面かつその上下端が曲線であり、前記背面腰部側カバー部材は、ウエストラインから下に当てる幅で構成されることを特徴とする請求項1乃至3に記載の分離型多目的ウエストニッパーに関する。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4いずれかに記載の分離型多目的ウエストニッパーを備えた分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着であって、前記背面腰部側帯は、背面腰部側カバー部材の少なくとも一部が下半身用下着の背面腰部に固着されていることを特徴とする分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着に関する。
請求項6に係る発明は、前記下半身用下着がガードルであることを特徴とする請求項5記載の分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着に関する。
請求項1に係る発明によれば、腹部側帯と背面腰部側帯とからなり、人体左右の各側面側での接続部分において、腹部側締め付け部材及び背面腰部側締め付け部材のうち少なくとも一方側の部材に、他方側の部材の係止用把持バンドを挿通するための挿通可能部が形成されていることによって、人体両側面側のうちのいずれの側でも容易に締め付け強度を調整し、容易に係止して接続することができ、締め付け動作から係止動作に至る一連の動作を一度行うだけで装着することができる。
請求項2に係る発明によれば、挿通可能部が腹部側締め付け部材にのみ設けられ、背面腰部側締め付け部材には設けられていないことによって、引っ張られる力に対する強度が増し、腹部側をより強固に押さえることが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、腹部側及び背面腰部側の締め付け部材の先端部が、その部材の基端部中央から垂直方向に位置することによって、先端部から延出された係止用把持バンドを把持して引っ張ると、その力が締め付け部材の全体に略均等に伝わり、その均等な力がカバー部材に伝達され、腹部側帯及び背面腰部側帯における上側及び下側の締め付け強度を等しくすることが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、腹部側カバー部材は、大きく突出した下腹部に沿うように、曲面かつ上下端が曲線で構成し、背面腰部側帯はウエストラインから下に当てる幅で構成されるようにしたので、臨月を迎えた妊婦等かなりお腹の大きい人が下腹部を覆うように着用することができ、重いお腹を固定して支えることによって背面腰部に掛かる負担を軽減し、腰痛を防止することができる。また、妊婦が装着する場合には、腹帯として下腹部を保護し、胎児を正常な位置に保つようにすることが可能となる。さらに、妊婦用の場合、お腹があまり大きくないときには腹部側帯(2)を地面と略垂直にした状態で装着し、お腹がかなり大きくなったときには腹部側帯(2)を斜めにして下腹部に当てるように装着することができ、背面腰部側帯(3)に対する腹部側帯(2)の装着角度を自由に変えることができる。すなわち、胎児の成長過程に応じた腹部の膨らみに合わせ、適正な位置で腹部を支えることができる。
請求項5に係る発明によれば、背面腰部側帯は、背面腰部側カバー部材の少なくとも一部が下半身用下着の背面腰部に固着されているので、装着時に背面腰部側帯が動かないように支える必要がなく、より容易に係止し、安定に装着することができる。また、下半身用下着をはくだけで背面腰部において常に適切な位置に背面腰部側帯を配置することができ、これに合わせて腹部側帯も適切な位置に装着することが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、下半身用下着がガードルであることによって、ガードルによる予め定められた部位に対する補整力に、任意の締め付け強度で補整力を加えることができ、また、ウエストラインから胸下にかけての補整を追加することができる。
以下、本発明に係る分離型多目的ウエストニッパー(以下、ウエストニッパーとも称する)及び分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着(以下、ウエストニッパー付下半身用下着とも称する)の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。図2は、図1の様子を人体正面側から見た正面図である。図3は、図1の様子を人体背面側から見た背面図である。図4は、本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを構成する腹部側帯の一例を示す正面図である。図5は、図4の背面図である。図6は、本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを構成する背面腰部側帯の一例を示す正面図である。図7は、図6の背面図である。
第1実施形態に係るウエストニッパー(1)は、腹部に当てる腹部側帯(2)と、腹部側帯(2)と接続して背面腰部に当てる背面腰部側帯(3)とで構成される。
腹部側帯(2)は、腹部側カバー部材(12)と、腹部側締め付け部材(13)と、腹部側係止用把持バンド(14)とからなる。背面腰部側帯(3)は、背面腰部側カバー部材(32)と、背面腰部側締め付け部材(33)と、背面腰部側係止用把持バンド(34)とからなる。
腹部側カバー部材(12)は、ウエスト部の前面部、即ち、腹部を覆う部材である。この腹部側カバー部材(12)は、伸縮性の少ない布地で構成され、当該腹部側カバー部材(12)の左右両端部から中央部へ夫々突出した半楕円形状部分に、面ファスナーの被係止側を構成する被係止具(21)が縫い付けられている。なお、図示例では、腹部側カバー部材(12)の左右方向において、左右両端から夫々約1/4の位置で上下方向に、棒状で可撓性を有する芯材(22)が埋め込まれている。芯材(22)は、腹部側カバー部材(12)の左右両端部にも埋め込まれている。
腹部側締め付け部材(13)は、腹部側カバー部材(12)の左右両端側に夫々設けられている。この腹部側締め付け部材(13)は、腹部側帯(2)の上側と下側に等しい締め付け力を発生させるために設けられる。各腹部側締め付け部材(13)は、その基端部(23)から先端部(24)にかけて次第に幅が狭くなるとともに、先端部(24)が腹部側締め付け部材(13)の基端部中央から垂直方向(α方向)に位置している。
また、腹部側締め付け部材(13)には、後述する背面腰部側把持バンド(34)を挿通するための挿通可能部(25)が形成されている。図示例では、1本のテープを中央部で斜めに折り返すことにより、V字状の腹部側締め付け部材(13)を構成している。V字状体の拡開側両端部の一方は、腹部側締め付け部材(13)の左右両端部の上端部に取り付けられ、V字状体の拡開側両端部の他方は、腹部側締め付け部材(13)の左右両端部の下端部に取り付けられている。このような構成とすることにより、腹部側締め付け部材(13)には、背面腰部側把持バンド(34)を挿通するための挿通可能部(25)が形成される。
この腹部側締め付け部材(13)は、例えば布地や伸縮性を有するテープで構成することができ、その布やテープの種類は限定されない。例えば、パワーネット布地を二重にして用いることができる。
腹部側係止用把持バンド(14)は、腹部側締め付け部材(13)の先端部(24)であって、V字状体の中央折り返し部に取り付けられている。腹部側係止用把持バンド(14)の少なくとも先端部(24)には、面ファスナーの係止側を構成する係止具(27)が設けられている。この係止具(27)は、後述する背面腰部側カバー部材(32)の正面側を構成する面ファスナーの被係止具(43)と着脱可能となっている。
背面腰部側カバー部材(32)は、ウエスト部の背面部、即ち、背面腰部を覆う部材である。この背面腰部側カバー部材(32)は、背面中央カバー片(41)と、この背面中央カバー片(41)の両端部に夫々設けられた背面側方カバー片(42)とで構成される。背面中央カバー片(41)は、伸縮性の少ない布地で構成されている。背面側方カバー片(42)は、裏面側が伸縮性の少ない布地で構成され、正面側が面ファスナーの被係止側を構成する被係止具(43)で構成されている。なお、図示例では、背面側方カバー片(42)と背面中央カバー片(41)との境界部分に沿って、棒状で可撓性を有する芯材(44)が埋め込まれている。この境界部分の位置は、背面腰部側カバー部材(32)の左右方向において、左右両端から夫々約1/4である。芯材(44)は、背面腰部側カバー部材(32)の左右両端部にも埋め込まれている。
背面腰部側締め付け部材(33)は、背面腰部側カバー部材(32)の左右両端側に夫々設けられている。この背面腰部側締め付け部材(33)も、腹部側締め付け部材(13)と同様、背面腰部側帯(3)の上側と下側に等しい締め付け力を発生させるために設けられる。各背面腰部側締め付け部材(33)は、その基端部(47)から先端部(48)にかけて次第に幅が狭くなるとともに、先端部(48)が背面腰部側締め付け部材(33)の基端部中央から垂直方向(α方向)に位置している。
このような構成であれば、背面腰部側締め付け部材(33)は、特に具体的な構造は問わない。図示例では、背面腰部側締め付け部材(33)は、その基端部(47)が背面腰部側カバー部材(32)の左右端に相当し、先端部(48)にかけて次第に幅が狭くなり、上底幅が狭い台形形状である。この背面腰部側締め付け部材(33)は、伸縮性に富んだ布地が使用されている。伸縮性に富んだ布地としては、パワーネットを例示することができる。
背面腰部側係止用把持バンド(34)は、背面腰部側締め付け部材(33)の先端部(48)であって、台形状体の上底に取り付けられている。背面腰部側係止用把持バンド(34)の少なくとも先端部(48)には、面ファスナーの一方側を構成する係止具(49)が設けられている。この係止具(49)は、前述の腹部側カバー部材(12)の正面側に縫い付けられた面ファスナーの被係止具(21)と着脱可能となっている。
なお、腹部側及び背面腰部側の係止用把持バンド(14,34)は、人が確実に把持できる程度の大きさ・形状であれば特にその構成は問わないが、図示例では舌状に形成されている。また、挿通可能部(25)は、背面腰部側係止用把持バンド(34)を挿通できる程度の大きさ・形状に形成されていれば、特にその構成は問わないが、図示例では背面腰部側締め付け部材(33)の先端部(48)から中途部までを挿通できる大きさ・形状である。
このように構成される腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とは、腹部側締め付け部材(13)に設けられた挿通可能部(25)に、背面腰部側係止用把持バンド(34)を腹部側帯(2)の裏面側から正面側へ挿通し、その背面腰部側係止用把持バンド(34)に設けられた係止具(49)と、腹部側締め付け部材(13)に縫い付けられた被係止具(21)とを相互に係止し、その状態で腹部側係止用把持バンド(14)に設けられた係止具(27)と、背面側方カバー片(42)の正面側を構成する被係止具(43)とを相互に係止することによって使用する。
なお、本第1実施形態においては、腹部側帯(2)において腹部側締め付け部材(13)に挿通可能部(25)を設け、背面腰部側締め付け部材(33)に設けられた背面腰部側係止用把持バンド(34)を挿通するようにしているが、これに限るものではない。腹部側帯(2)には挿通可能部(25)を設けず、背面腰部側帯(3)において挿通可能部を設けてもよいし、腹部側帯(2)及び背面腰部側帯(3)の両方において挿通可能部を設けてもよい。また、例えば、装着時の人体右側面側では、腹部側帯(2)に挿通可能部(25)を設け、人体左側面側では、背面腰部側帯(3)に挿通可能部(25)を設けるようにすることも可能である。
いずれにしても、腹部側及び背面腰部側の係止用把持バンド(14,34)は、ウエストニッパー(1)を装着する際に、装着者の手に把持されて側方へ引っ張られた後、他方側のカバー部材(12,32)に係止されるものであり、腹部側及び背面腰部側の係止用把持バンド(14,34)の挿通可能部(25)への挿入長さ及びウエストニッパー(1)の伸び量如何によって、ウエストニッパー(1)の締め付け強度を任意に調節することができる。
次に、本第1実施形態に係るウエストニッパー(1)の使用方法について、図1乃至図3及び図8を参照しつつ説明する。
図8は、腹部側帯と背面腰部側帯とを接続する様子を示す状態図である。
まず、人体左右側面のうち、いずれの側面側で腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とを相互に係止するか決める。利き手に応じて係止しやすい側面側を選択することができる。
そして、例えば、右側面側で係止すると決めた場合、腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とを係止して人体左側面側になる部分を接続する。背面腰部側帯(3)において着用時に人体左側面側に位置することになる一方の背面腰部側係止用把持バンド(34)を、腹部側帯(2)において同じく人体左側面側に位置することになる一方の腹部側締め付け部材(13)に形成されている挿通可能部(25)の裏面側から正面側へ挿通し、その係止具(49)を、前記一方の腹部側カバー部材(12)に縫い付けられた面ファスナーの被係止具(21)の適当な位置に押し付け、これらを相互に係止する。
また、このように係止した接続部分において、この接続部分に位置する一方の腹部側締め付け部材(13)の先端部(24)に設けられた腹部側係止用把持バンド(14)の係止具(27)を、同じくこの接続部分に位置する一方の背面側方カバー片(42)の正面側を構成する被係止具(43)に押し付け、これらを相互に係止する。
次に、このように腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とが人体左側面側になる部分で接続されて構成されたウエストニッパー(1)を、腹部側帯(2)及び背面腰部側帯(3)が夫々腹部側及び背面腰部側に位置するようにウエストに巻きつける。右手で接続されていない他方の背面腰部側係止用把持バンド(34)を把持し、左手で同じく接続されていない他方の腹部側締め付け部材(13)を把持し、そこに形成されている挿通可能部(25)の裏面側から正面側へ右手で把持した背面腰部側係止用把持バンド(34)を挿通する。
この際、右手で把持している背面腰部側係止用把持バンド(34)を左手に持ち替えると同時に、右手で腹部側締め付け部材(13)又は腹部側係止用把持バンド(14)のあたりを把持する。そして、左手で把持した背面腰部側係止用把持バンド(34)を人体正面側へ、右手で把持した腹部側締め付け部材(13)又は腹部側係止用把持バンド(14)を人体背面側へ、相互に反対向きに引っ張って、ウエスト部の締め付け具合を調整する。
調整した位置で、背面腰部側係止用把持バンド(34)の係止具(49)を腹部側カバー部材(12)に縫い付けられた面ファスナーの被係止具(21)に押し付け、腹部側係止用把持バンド(14)の係止具(27)を背面側方カバー片(42)の正面側を構成する被係止具(43)に押し付け、これらを相互に係止する。
以上で、ウエストニッパー(1)の装着動作を終了するが、さらに、人体左側面側の接続部分における締め付け具合を再調整することも可能である。即ち、前述のように、装着前の人体左側面側になる部分の接続においては、適当な位置で係止しているので、装着後、人体右側面側の接続部分で、背面腰部側係止用把持バンド(34)だけでなく、背面腰部側締め付け部材(33)のほとんどを挿通可能部(25)へ挿通しなければ締め付けられないような場合、背面腰部側締め付け部材(33)を構成するパワーネット等が挿通可能部(25)でよれて重なる部分ができる。これを緩和するため、人体右側面側の接続部分の締め付け具合を緩め、人体左側面側の接続部分において係止し直すことによって、締め付け具合を再調整することが可能である。
なお、ウエストニッパー(1)を取り外す場合には、前述の、ウエストニッパー(1)をウエストに巻きつけたところからの動作と逆の流れで動作を行えばよい。
このように、本第1実施形態のウエストニッパー(1)は、腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とからなり、人体左右両側面側での接続部分において、腹部側締め付け部材(13)及び背面腰部側締め付け部材(33)のうち少なくとも一方側の部材に、他方側の係止用把持バンド(14,34)を挿通するための挿通可能部(25)が形成されていることによって、装着者の左右いずれかの側面側において、腹部側帯(2)の挿通可能部(25)に挿通した背面腰部側係止用把持バンド(34)と、腹部側係止用把持バンド(14)とを相互に反対向きに引っ張るだけで、人体両側面側のうちのいずれの側でも容易に締め付け強度を調整することができる。
また、そのように引っ張った状態で、背面腰部側係止用把持バンド(34)及び腹部側係止用把持バンド(14)を人体側に押し付けるだけで、両側の係止用把持バンド(14,34)の係止具(27、49)を、夫々他方側のカバー部材(12,32)の被係止具(21,43)と容易に係止して接続することができる。この接続部分では、両側の締め付け部材(13,33)が互いに重なり合い、両側の係止用把持バンド(14,34)も他方のカバー部材(12,32)と重なり合うので、パワーネット等で伸びやすくなる当該部分の強度を高めることができる。
従って、締め付け動作から係止動作に至る一連の動作を一度行うだけで装着することができる。
このようなウエストニッパー(1)は、標準的な体型で動作を不自由なくこなせる一般的な人だけでなく、妊婦や極端にお腹が大きな体型の人や、動作に不自由がある人にとっても容易に装着することができる。また、装着者のみならず看護婦等の装着者以外の人にとっても、また装着者が寝た状態であっても、容易かつ速やかに装着動作を行うことができる。
なお、寝た状態は、仰向き、うつ伏せ、横向き等、どの方向を向いている状態であってもよい。例えば仰向きの場合、背面腰部側帯(3)を装着者の背面腰部の下に差込んだ後、腹部側帯(2)を腹部に当て、片側ずつ両側面側で背面腰部側帯(3)と腹部側帯(2)とを接続するようにすればよい。
また、両側の締め付け部材(13,33)は、各々の基端部(23,47)から各々の先端部(24,48)にかけて次第に幅が狭くなるとともに、これらの先端部(24,48)は、その基端部中央から垂直方向(α方向)上に位置し、それらの先端部(24,48)から各々係止用把持バンド(14,34)が延出されている。従って、両側の係止用把持バンド(14,34)を把持して引っ張ると、その力が各々の締め付け部材(13,33)の全体に略均等に伝わり、その均等な力が各々のカバー部材(12,32)に伝達される。
従って、両側の係止用把持バンド(14,34)を引っ張るだけで、腹部側帯(2)及び背面腰部側帯(3)における上側及び下側の締め付け強度を等しくすることができる。これによって、一回の係止動作で快適な装着感が得られ、装着に要する時間を短くすることができる。
図9は、本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。図10は、図9の様子を人体正面側から見た正面図である。図11は、図9の様子を人体背面側から見た背面図である。図12は、本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを構成する腹部側帯の一例を示す正面図である。図13は、図12の背面図である。図14は、本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを構成する背面腰部側帯の一例を示す正面図である。図15は、図14の背面図である。なお、第1実施形態と同じ名称の部材には、同じ符号を付している。
第2実施形態に係るウエストニッパー(1)は、第1実施形態と同様、腹部に当てる腹部側帯(2)と、腹部側帯(2)と接続して背面腰部に当てる背面腰部側帯(3)とで構成される。また、これらの帯(2,3)を構成する構成部材についても、第1実施形態に係るウエストニッパー(1)と同じである。ただし、第2実施形態に係るウエストニッパー(1)は、第1実施形態と異なり、臨月を迎えた妊婦等かなりお腹の大きい人が重いお腹を支えることができるような形状にしている。
第2実施形態に係るウエストニッパー(1)は、図9に示すように、腹部側帯(2)が下腹部に当てられ、その腹部側帯(2)に対応して背面腰部側帯(3)も背面腰部においてウエストラインから下に当てるように構成されている。
具体的には、腹部側帯(2)は、大きく突出した下腹部に沿うように、腹部側カバー部材(12)が正面側に突出した曲面形状、かつ、その上下端が曲線形状になっている。背面腰部側帯(3)は、ウエストラインを中心に体型を整えるために使用される第1実施形態に比べ、腹部側帯(2)が支える下腹部の重みを共に支えるため、背面腰部においてウエストラインから下に当てる細めの幅で構成されている。
また、腹部側カバー部材(12)は、第1実施形態と同様、被係止具(21)が設けられ、腹部側カバー部材(12)左右方向において、左右両端から夫々約1/4の位置で上下方向及び腹部側カバー部材(12)の左右両端部には、芯材の代わりとして伸縮性がほとんどないテープ(26)が縫い付けられている。
腹部側締め付け部材(13)は、第1実施形態と同様、腹部側カバー部材(12)の左右両端側に夫々設けられ、各腹部側締め付け部材(13)は、その基端部(23)から先端部(24)にかけて次第に幅が狭くなるとともに、先端部(24)が腹部側締め付け部材(13)の基端部中央から垂直方向(α方向)に位置し、挿通可能部(25)が形成されている。
腹部側係止用把持バンド(14)は、第1実施形態と同様、腹部側締め付け部材(13)の先端部(24)に取り付けられ、当該腹部側係止用把持バンド(14)の少なくとも先端部(24)に、係止具(27)が設けられている。
また、背面腰部側カバー部材(32)は、第1実施形態と同様、背面側方カバー片(42)と背面中央カバー片(41)との境界部分(背面腰部側カバー部材(32)の左右方向において、左右両端から夫々約1/4の位置)及び背面腰部側カバー部材(32)の左右両端部に、芯材の代わりとして伸縮性がほとんどないテープ(46)が縫い付けられている。なお、このように芯材の代わりに、伸縮性のない又はほとんどないテープ類や面ファスナーなどを縫い付けることによって、芯材が折れるような危険を回避して妊婦の安全を図ることができる。従って、妊婦用においては、金属類も使用せず、特に磁気を発生するものを用いないようにする。
背面腰部側締め付け部材(33)は、第1実施形態と同様、背面腰部側カバー部材(32)の左右両端側に夫々設けられ、各背面腰部側締め付け部材(33)は、その基端部(47)から先端部(48)にかけて次第に幅が狭くなるとともに、先端部(48)が背面腰部側締め付け部材(33)の基端部中央から垂直方向(α方向)に位置する。
背面腰部側係止用把持バンド(34)は、第1実施形態と同様、背面腰部側締め付け部材(33)の先端部(48)に取り付けられ、当該背面腰部側係止用把持バンド(34)の少なくとも先端部(48)に、係止具(49)が設けられている。
第2実施形態においても、挿通可能部(25)は、第1実施形態と同様、着用時の人体左右の各側面側において、腹部側締め付け部材(13)及び背面腰部側締め付け部材(33)うちの少なくとも一方側の部材に形成されていればよい。
ただし、腹部側締め付け部材(13)にのみ挿通可能部(25)を設け、背面腰部側締め付け部材(33)は一面の台形形状の布地で構成することによって、引っ張られる力に対する強度が増し、特に本第2実施形態の場合には下腹部の重みをより強固に支えることができる。
このように構成される第2実施形態における腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)とは、第1実施形態と同様、腹部側締め付け部材(13)に設けられた挿通可能部(25)に、背面腰部側係止用把持バンド(34)を腹部側帯(2)の裏面側から正面側へ挿通し、その背面腰部側係止用把持バンド(34)に設けられた係止具(49)と、腹部側締め付け部材(13)に縫い付けられた被係止具(21)とを相互に係止し、その状態で腹部側係止用把持バンド(14)に設けられた係止具(27)と、背面側方カバー片(42)の正面側を構成する被係止具(43)とを相互に係止することによって使用する。
従って、第2実施形態に係るウエストニッパー(1)の使用方法については、第1実施形態と全く同様であるので説明を省略する。
本第2実施形態のウエストニッパー(1)は、第1実施形態と同様の構成によって、第1実施形態と同様、人体両側面側のうちのいずれの側でも容易に締め付け強度を調整し、容易に係止して接続することができ、締め付け動作から係止動作に至る一連の動作を一度行うだけで装着することができる。
また、腹部側カバー部材(12)は、大きく突出した下腹部に沿うように、曲面かつ上下端が曲線で構成し、背面腰部側帯(3)は腹部側帯(2)に対応してウエストラインから下に当てる幅で構成されるようにしたので、臨月を迎えた妊婦等かなりお腹の大きい人が下腹部を覆うように着用することができ、重いお腹を固定して支えることによって背面腰部に掛かる負担を軽減し、腰痛を防止することができる。また、妊婦が装着する場合には、腹帯として下腹部を保護し、胎児を正常な位置に保つようにすることができる。さらに、妊婦用の場合、お腹があまり大きくないときには腹部側帯(2)を地面と略垂直にした状態で装着し、お腹がかなり大きくなったときには腹部側帯(2)を斜めにして下腹部に当てるように装着することができ、背面腰部側帯(3)に対する腹部側帯(2)の装着角度を自由に変えることができる。すなわち、胎児の成長過程に応じた腹部の膨らみに合わせ、適正な位置で腹部を支えることができる。
図16は、本発明に係る第3実施形態のウエストニッパー付下半身用下着を装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。図17は、図16の様子を人体正面側から見た正面図である。図18は、図16の様子を人体背面側から見た背面図である。図19は、本発明に係る第3実施形態のウエストニッパー付下半身用下着の本体の一例を示す正面図である。図20は、図19の背面図である。なお、第1実施形態と同じ名称の部材には、同じ符号を付している。
第3実施形態に係るウエストニッパー付下半身用下着(5)は、ウエストニッパー付下半身用下着本体(7)と図4及び図5に示した腹部側帯(2)とで構成される。また、ウエストニッパー付下半身用下着本体(7)は、下半身用下着(8)の背面腰部で図6及び図7に示した背面腰部側帯(3)が取り付けられて構成される。
従って、ウエストニッパー付下半身用下着(5)を構成する腹部側帯(2)及び背面腰部側帯(3)は、第1実施形態と全く同じである。下半身用下着(8)は、図示例ではガードルである。
ウエストニッパー付下半身用下着本体(7)は、図示例では、下半身用下着(8)の背面腰部において、はきこみ口上端部から下方へ約5〜15センチメートルの幅で背面中央から左右へ背面の2/3〜半分の長さの領域(53)で背面腰部側帯(3)と縫い付けられている。背面腰部側帯(3)側から見ると、背面中央カバー片(41)の下約半分が縫い付けられている。なお、縫い付け部分は、図示例の領域(53)に限らず、下半身用下着(8)の背面腰部であって、背面腰部側帯(3)の背面中央カバー片(41)だけでなく、背面腰部側カバー部材(32)の一部であればよい。ただし、背面側方カバー片(42)で基端部(47)まで縫い付けられていると、腹部側帯(2)と接合する際の自由度が小さくなるので、背面中央カバー片(41)内が好ましい。また、背面腰部側帯(3)の背面中央カバー片(41)は、下半身用下着(8)と一体として形成するようにすることも可能である。
次に、本第3実施形態に係るウエストニッパー付下半身用下着(5)の使用方法について、図16乃至図18を参照しつつ説明する。
まず、通常のガードルをはく要領で、ウエストニッパー付下半身用下着本体(7)をはく。
次いで、腹部側帯(2)を、その腹部側カバー部材(12)の中央部分が人体中心線上に位置するように引き締めたいウエスト部に当てる。そして、人体右側面側から係止しようとする場合、左腕の肘から上の上腕部分で腹部側カバー部材(12)を腹部に押し当て、左手で人体右側面側の腹部側締め付け部材(13)を把持する。右手は人体右側面側の背面腰部側係止用把持バンド(34)を把持し、これを左手で把持した腹部側締め付け部材(13)に形成されている挿通可能部(25)の裏面から正面側へ挿通する。
この際、右手で把持している背面腰部側係止用把持バンド(34)を左手に持ち替えると同時に、右手で腹部側係止用把持バンド(14)を把持する。そして、左手で把持した背面腰部側係止用把持バンド(34)を人体正面側へ、右手で把持した腹部側係止用把持バンド(14)を人体背面側へ、相互に反対向きに引っ張って、ウエスト部の締め付け具合を調整する。この間、上腕部分は腹部側カバー部材(12)を腹部に押し当てた状態である。
調整した位置で、背面腰部側係止用把持バンド(34)の係止具(49)を腹部側カバー部材(12)に縫い付けられた面ファスナーの被係止具(21)に押し付け、腹部側係止用把持バンド(14)の係止具(27)を背面側方カバー片(42)の正面側を構成する被係止具(43)に押し付け、これらを相互に係止する。
次に、人体右側面側と同様にして、人体左側面側で腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)を接続する。ただし、人体右側面側のときのように、上腕で腹部側カバー部材(12)を腹部に押し当てる必要はない。
なお、第1実施形態において説明したように、装着前に予め人体左右側面側のいずれか一方の側面側で腹部側帯(2)と背面腰部側帯(3)を接続しておくようにしてもよい。本第3実施形態のような方法をとれば、腹部側カバー部材(12)の中央部分が人体中心線上に位置するので、予め接続しておいた接続部分における締め付け具合を再調整する必要がない。
このように、本第3実施形態のウエストニッパー付下半身用下着(5)は、第1実施形態と同様の構成によって、第1実施形態と同様、人体両側面側のうちのいずれの側でも容易に締め付け強度を調整し、容易に係止して接続することができ、締め付け動作から係止動作に至る一連の動作を一度行うだけで装着することができる。
また、背面腰部側帯(3)は、下半身用下着(8)の背面腰部において背面腰部側カバー部材(32)の少なくとも一部が固着されているので、装着時に背面腰部側帯(3)が動かないように支える必要がなく、より容易に係止し、安定に装着することができる。また、下半身用下着(8)をはくだけで背面腰部において常に適切な位置に背面腰部側帯(3)を配置することができ、これに合わせて腹部側帯(2)も適切な位置に装着することが可能となる。
また、下半身用下着(8)がガードルであれば、ガードルによる予め定められた部位に対する補整力に、任意の締め付け強度で補整力を加えることができ、また、ウエストラインから胸下にかけての補整を追加することができる。
なお、下半身用下着(8)を、ガードルに換えて例えば、腹部を伸縮性の大きな布地で構成した下着とし、腹部側帯(2)及び背面腰部側帯(3)を第2実施形態で示した妊婦等かなりお腹の大きい人に合わせたものとすれば、妊婦等が下腹部を支える目的で使用する場合に、より容易に適切な位置に装着することが可能となる。
本発明は、体型補整用途、整形外科的な用途、妊婦の腹帯としての用途等、種々の目的で腰周りに用いられるファンデーション、下着、ベルト、腹巻等に対して好適に利用されるものである。
本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。 図1の様子を人体正面側から見た正面図である。 図1の様子を人体背面側から見た背面図である。 本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを構成する腹部側帯の一例を示す正面図である。 図4の背面図である。 本発明に係る第1実施形態のウエストニッパーを構成する背面腰部側帯の一例を示す正面図である。 図6の背面図である。 腹部側帯と背面腰部側帯とを接続する様子を示す状態図である。 本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。 図9の様子を人体正面側から見た正面図である。 図9の様子を人体背面側から見た背面図である。 本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを構成する腹部側帯の一例を示す正面図である。 図12の背面図である。 本発明に係る第2実施形態のウエストニッパーを構成する背面腰部側帯の一例を示す正面図である。 図14の背面図である。 本発明に係る第3実施形態のウエストニッパー付下半身用下着を装着した様子を人体左側面側から見た左側面図である。 図16の様子を人体正面側から見た正面図である。 図16の様子を人体背面側から見た背面図である。 本発明に係る第3実施形態のウエストニッパー付下半身用下着の本体の一例を示す正面図である。 図19の背面図である。 腹巻きを体に装着する側から見た斜視図である。 腹巻きを体に装着する外側から見た斜視図である。 腹巻きを体に巻いたときの形を示す図である。 ベルト付腹帯の正面図である。 図24の背面図である。 ベルト付腹帯の使用例を示す図である。
符号の説明
1 分離型多目的ウエストニッパー
2 腹部側帯
3 背面腰部側帯
5 分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着
7 分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着本体
8 下半身用下着
12 腹部側カバー部材
13 腹部側締め付け部材
14 腹部側係止用把持バンド
32 背面腰部側カバー部材
33 背面腰部側締め付け部材
34 背面腰部側係止用把持バンド

Claims (6)

  1. 腹部に当てる腹部側帯と、該腹部側帯と接続して背面腰部に当てる背面腰部側帯とからなる分離型多目的ウエストニッパーであって、
    前記腹部側帯は、腹部を覆って係止具と着脱可能に係止される被係止具が設けられている腹部側カバー部材と、該腹部側カバー部材の長さ方向両端部に夫々設けられ、その基端部から先端部にかけて次第に幅が狭くなっている腹部側締め付け部材と、各腹部側締め付け部材の先端部から延出され、係止具が設けられた腹部側係止用把持バンドとからなり、
    前記背面腰部側帯は、腰部の背面部分を覆って係止具と着脱可能に係止される被係止具が設けられている背面腰部側カバー部材と、該背面腰部側カバー部材の長さ方向両端部に夫々設けられ、その基端部から先端部にかけて次第に幅が狭くなっている背面腰部側締め付け部材とからなり、
    着用時の人体左右の各側面側において、腹部側締め付け部材及び背面腰部側締め付け部材のうちの少なくとも一方側の部材に、他方側の部材の係止用把持バンドを挿通するための挿通可能部が形成されていることを特徴とする分離型多目的ウエストニッパー。
  2. 前記挿通可能部は、前記腹部側帯における両方の腹部側締め付け部材にのみ形成されていることを特徴とする請求項1記載の分離型多目的ウエストニッパー。
  3. 前記腹部側締め付け部材及び背面腰部側締め付け部材において、各締め付け部材の先端部は、各締め付け部材の基端部の幅方向中央から前記幅方向に対して垂直方向に延びる線上に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の分離型多目的ウエストニッパー。
  4. 前記腹部側カバー部材は、大きく突出した下腹部に沿うように、曲面かつその上下端が曲線であり、前記背面腰部側カバー部材は、ウエストラインから下に当てる幅で構成されることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の分離型多目的ウエストニッパー。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の分離型多目的ウエストニッパーを備えた分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着であって、
    前記背面腰部側帯は、背面腰部側カバー部材の少なくとも一部が下半身用下着の背面腰部に固着されていることを特徴とする分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着。
  6. 前記下半身用下着がガードルであることを特徴とする請求項5記載の分離型多目的ウエストニッパー付下半身用下着。
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