JP4924746B2 - 符号量制御装置、符号量制御方法、符号量制御プログラム、動画記録装置 - Google Patents
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Description
次回露出目標値 = 現取得画像の露出評価値 × Ek
Ek: 露出補正係数
とし、例えば「最終目標露出値 < 取得画像の露出評価値」の場合、両者の差分が大きい時には、露出補正係数Ekを小さな値(例えば0.90)に設定することにより露出調整を大胆に行って、露出評価値を最終目標露出値へ迅速に近づける。逆に、両者の差分が小さい時には、発散しないように露出補正係数Ekを大きな値(0.99)に設定し、露出調整幅を少なくする。
各フレームの画像データの符号化に先立ち、次式で定義したI,P,Bピクチャの複雑度xi,xp,xbを更新する。
xi = Si×Qi
xp = Sp×Qp
xb = Sb×Qb
Si :Iピクチャ発生符号量
Sp :Pピクチャ発生符号量
Sb :Bピクチャ発生符号量
Qi :Iピクチャ符号時の平均量子化パラメータ
Qp :Pピクチャ符号時の平均量子化パラメータ
Qb :Bピクチャ符号時の平均量子化パラメータ
この複雑度xi,xp,xbは、
符号化情報量が多く発生するような画像に対して大きくなる。
符号化情報量が小さく発生するような画像に対して小さくなる。
したがって、この複雑度は、これから符号化しようとする画像タイプ毎に、どの程度の情報量かを示す指標となる。ただし、この複雑度は実際に画像の符号化を行って得られる物である。
符号化開始時の初期値(init)は次式によって算出される。
xi(init) = 160×Bit-rate /115
xp(init) = 60×Bit-rate /115
xb(init) = 42×Bit-rate /115
Bit-rate :ビットレート(bps)
Ti = Rest/(1+NpXp/(XiKp)+Nbxb/(XiKb))
Tp = Rest/(Np+NbKpXb/(KbXp))
Tb = Rest/(Nb+NpKbXp/(KpXb))
Kp :調整用係数 Kp=1.0
Kb :調整用係数 Kb=1.4
Np : GOP内の未符号化枚数(Pピクチャ)
Nb : GOP内の未符号化枚数(Bピクチャ)
Rest :残りGOPに与えられた残りのビット数
この目標ビット数は、
GOPの残りのビット数(以下、rest)を、残りの枚数の自分のピクチャタイプに換算したもので割った値である。GOP中のまだ符号化していない画像のすべてが、これから符号化しようとする自分のピクチャタイプであると仮定したときの、1フレームあたりに与える事が可能なビット数(目標符号量)を示している。
これから符号化しようとしている画像に対する目標符号量(Ti,Tp,Tb)と実際に発生したMB(マクロブロック)毎の符号量の差を基にMB単位でQP(量子化パラメータ)を制御する。
実際の発生符号量が、
・目標より大きい場合はQPを大きく(量子化値を大きくすることにより発生符号量を削減)
・目標より小さい場合はQPを小さくする。
j番目のMBの符号化の前にI,P,Bフレームに対する仮想的なバッファ(以下、仮想バッファ)の充満度を次式で計算する。
di(j) = di(O)+B(j−1)−Ti×(j−1)/MB-cnt
dp(j) = dp(O)+B(j−1)−Tp×(j−1)/MB-cnt
db(j) = db(O)+B(j−1)−Tb×(j−1)/MB-cnt
B(j) :符号済みMBの符号量発生量合計
MB-cnt :ピクチャ内MB数
di(O) :前回符号化したIピクチャにおけるバッファ充満度
dp(O) :前回符号化したPピクチャにおけるバッファ充満度
db(O) :前回符号化したBピクチャにおけるバッファ充満度
マクロブロックjのQPは次式で算出される。
QP(j) = d(j)×51/r
r :リアクションパラメータ(=2×Bit-rate / Picture-rate)
符号化開始時のdi(0)、dp(0)、db(0)は次式によって算出される。
di(0) = 10×r/31
dp(0) = Kp×di(0)
db(0) = Kb×di(0)
QPの平均値を、MBごとのアクティビティによって変化させる。
マクロブロックjの空間的アクティビティ測定act(j)として、入力画像の輝度ブロック(MB中に4個含まれる)の画素値を使って分散を次式で計算する。
var_sblk = 1/64・Σ(Pk−P(ave))^2 (k=1〜64)
sblk :輝度ブロックの番号
Pk :8×8ブロックの画素値
P(ave) :8×8ブロックの画素値平均
アクティビティact(j)を、次式で計算する。
act(j) = 1+min(var_sblk)
マクロブロック内の一部分だけでも平坦性が高い部分が存在した場合に量子化を細かく行う目的で、最小値min()を選択している。平均的なアクティビティの値からの偏りによって0.5以上、2以下の範囲に正規化した係数Nact(j)を次式にて計算する。
Nact(j) = (2×act(j)+avg-act) / (act(j)+2×avg-act)
avg-act :直前の時刻の画像のact(j)の平均値(初期値=400)
この正規化した係数を用いて最終的な量子化ステップは次式で得られる。
Mq(j) = Q(j)×Nact(j)
・視覚特性上ノイズに敏感なアクティビティの低い部分(平坦画像)は小さな量子化値
・視覚特性上ノイズに鈍感なアクティビティの高い部分(平坦でない画像)は大きな量子化値がそれぞれ与えられる結果となり、視覚特性を考慮した符号化が行われる。逆に、ノイズの目立ちにくい、変化の激しい部分には粗い量子化ステップが割り当てられる。
A−1:Iピクチャの目標符号量(目標ビット数)TIに上限を設ける。
前述したTM5方式では、被写体移動・カメラ移動等が無い状態が続くと、Iピクチャの割合がP・Bピクチャに対して非常に高くなる。そのためIピクチャに多くの符号量を割いた後、それに続くP・Bピクチャの符号化時にパン又はチルトやズーム等によって画像情報量が増加した場合には、符号量不足により画質が大きく劣化する。これを考慮して、ブリージングが問題ない程度のレベルまでIピクチャの目標符号量を制限することにより符号量に余力を残し、続くP・Bピクチャにおける画質劣化を未然に防止する。ここで、上記ブリージングとは、隣接フレーム間の画像情報の差が大きいほど顕著に発生する息継ぎ現象であり、ピクチャタイプの差及びピクチャ間の平均QPの差が大きいときに発生する。
ある程度以上の速度のパン又はチルト時は、画像自体に高周波成分がなくなる。よって、Iピクチャへの割り当て比率を下げてもブリージングは発生しない。Iピクチャへの割り当て符号量を削減して符号量に余力を残し、その後の画質劣化を未然に防ぐ。
白飽和状態の画像のIピクチャに多くの符号量を与えても無意味であるため、白飽和が生じた場合には輝度に応じて目標符号量を下げることにより符号量に余力を残し、その後の画質劣化を未然に防止する。ただし、白飽和状態からの復帰途中は、その復帰具合(輝度Yにて判断する)に応じてIピクチャに割り当てる符号量を順次上げる。
これから符号化する画像の劣化を、ディジタルビデオカメラ1のカメラパラメータ(撮影条件)や、カメラ自体の制御状態、前フレームの符号化状態等から予測し、画像の劣化が予測できたときには、あらかじめ当該フレームに対する目標符号量を高く設定して符号化を行う。
これから符号化する画像の情報量が低いことを、ディジタルビデオカメラ1のカメラパラメータ(撮影条件)や、カメラ自体の制御状態、前フレームの符号化状態等から予測し、画像の情報量が低いことが予測できたときには、あらかじめ当該フレームに対する目標符号量を低く設定して符号化を行う。
あるフレームの符号化が終了した後、「目標符号量>発生符号量」であれば、余剰符号量を後述する蓄積管理バッファに加算する。
あるフレームの符号化が終了した後、目標符号量を低く設定していたら、その分を蓄積管理バッファから減算する。
蓄積管理バッファの蓄積符号量に上限を設けておくことにより、上限を超える場合には、上記B−3における貯蓄を禁止する。
上記B−1における目標符号量増加を、蓄積管理バッファに増加分以上の符号量が蓄積されている場合に限定する。
Tlmax2 = Kmov / CAMmov
CAMmov :固定係数
によって、カメラの移動速度に応じて変化する線形特性を有する第2のリミット値Tlmax2を求め、それを実際に使用する目標符号量TIとして再設定するようにしてもよい。
Tlmax3 =(aveY×(-2.35)+650)×1000
により取得する(ステップS111)。図6は、上記式により得られる輝度平均値に対応する第3のリミット値Tlmax3の変化を示した図である。
abs(1−Ek)> 0.06
Ek: 露出補正係数
であって、露出評価値と目標露出値の差が大きく、6%以上の調整が行われていること、さらに
輝度平均値aveY > 250 or 輝度平均値aveY < 10
であって、当該フレームの画像全体がほぼ白とび状態、若しくは黒つぶれ状態であることを第1のAE条件とし、係る条件に該当するときには(ステップS121でYES)、現画像に多くの符号量を与えても価値がないと判断し、符号量調整係数Fkとして0.8を設定するとともに、下記式
T = 算出目標符号量(Tp or Tb)× Fk
Fk :符号量調整係数
算出目標符号量 :TM5によるフレーム単位に算出された目標符号量
T :修正後の目標符号量
によって修正後の目標符号量Tを求める(ステップS122)。
T = 算出目標符号量(Tp or Tb)× Fk
によって修正後の目標符号量Tを求める(ステップS124)。
abs(1−Ek)> 0.06
Ek: 露出補正係数
であって、露出評価値と目標露出値の差が大きく、6%以上の調整が行われていること、さらに
70 < 輝度平均値aveY < 180
であって、当該フレームの輝度レベルが中間領域(8bit)であり、画面内の画像情報も十分に含まれていることを第2のAE条件とし、係る条件に該当するときには(ステップS125でYES)、激しい輝度変動により、フレーム間予測があたりにくく、より多くの符号を与えないと画像劣化が激しくなると判断し、高速ズーム中であった場合と同様の処理を行う。すなわち符号量調整係数Fkに1.5を設定して修正後の目標符号量Tを求め、蓄積管理バッファの蓄積符号量Bankが符号量増加分以上であった場合に限り、修正後の目標符号数Tを実際に使用する目標符号量として再設定する。
T = 算出目標符号量(Tp or Tb)× Fk
によって修正後の目標符号量Tを求める(ステップS129)。
Bank = Bank+rest×(1-Fk)
によって、目標符号量の削減分に相当する符号量を余剰符号量として蓄積管理バッファの蓄積符号量Bankに加算するとともに、次式
Rest = Rest×Fk
によって、次のフレーム符号化に向けて上記余剰符号量をGOPの残りの目標符号量Restから減じる調整を行う。つまり先に概略説明で述べた(B−3)、(B−5)を実施する。
Bank = Bank−(T−Tp)、
又は
Bank = Bank−(T−Tb)
によって、直前のフレーム符号化処理で使用した修正後の目標符号量Tにおける当初の算出目標符号数からの符号量増加分(T−Tp又はT−Tb)を蓄積管理バッファの蓄積符号量Bankから減算する。つまり先に概略説明で述べた(B−4)を実施する。
Rest = Rest−(T−Tp)
又は
Rest = Rest−(T−Tb)
によって、次のフレーム符号化に向けて上記符号量増加分をGOPの残りの目標符号量Restから減じる調整を行う。図8(b)は、係る引出処理の内容を示した模式図である。
Bank = Bank+rest×(1-Fk)
Rest = Rest×Fk
を行い、目標符号量(Tp,Tb)の削減分に相当する余剰符号量を、GOPの残りの目標符号量Restに標符号量(Tp,Tb)の減少率を乗じた符号量、つまり目標符号量(Tp,Tb)の実際の削減分よりも多い符号量であって、符号量調整係数Fkが同一であってもGOPの残りピクチャ数が多いときほど(GOPの先頭側のピクチャほど)多くなる符号量として蓄積管理バッファに貯蓄し、かつそれに応じて次のフレーム符号化に向けたGOPの残りの目標符号量Restを調整するようにしたが、前記貯蓄処理では、以下の処理を行うようにしてもよい。
rest1pic = rest / GOPの残りピクチャ数
bank = bank +(rest1pic ×(1−Fk))
rest = rest −(rest1pic ×(1−Fk))
としてもよい。つまり目標符号量(Tp,Tb)の削減分に相当する余剰符号量を、一枚あたりの残りの目標符号量に標符号量(Tp,Tb)の減少率を乗じた符号量であって、GOP内の残りピクチャ数に関係なく、目標符号量(Tp,Tb)の削減分(節約した符号量)に応じた符号量とし、それをGOPの残りの目標符号量Restから差し引く調整を行ってもよい。なお、詳細については省略するが、本実施形態における貯蓄処理を行った場合の方が長いシーケンスで見たときの画像の劣化防止効果が高いことが本発明者らにおいて実験により確認されている。
Bank = Bank−(T−Tp)
Rest = Rest−(T−Tp)
又は、
Bank = Bank−(T−Tb)
Rest = Rest−(T−Tb)
を行い、目標符号量(Tp,Tb)の増加分に応じた符号量をそのまま蓄積管理バッファから減算し、かつそれに応じて次のフレーム符号化に向けたGOPの残りの目標符号量Restを調整するようにしたが、例えば、蓄積管理バッファから、目標符号量(Tp,Tb)とフレーム符号化後の発生符号(P,B)との差分を減算する以下の処理を行うようにしてもよい。
Bank = Bank−(P−Tp)
Rest = Rest−(P−Tp)
又は、
Bank = Bank−(B−Tb)
Rest = Rest−(B−Tb)
2 レンズ・アイリスブロック
3 撮像素子
4 AGC
5 ADC
6 DGC
7 画像処理部
8 符号化器
9 CPU
10 ROM
11 RAM
12 表示部
13 操作部
14 メモリ
Claims (16)
- 動画像の圧縮符号化に際し、圧縮符号化後の符号量を制御する符号量制御装置において、
各フレームの画像を圧縮符号化する時の目標符号量として、単位時間当たりの複数フレームからなる画像グループの発生符号量を維持するための目標符号量をフレーム毎に設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正する補正手段と、
この補正手段による所定の情報に基づく目標符号量の増加補正動作を、補正に伴う増加分に応じた符号量が仮想的な蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、且つ、その超過分が所定量を超える場合には行わせない制限手段と、
前記補正手段の補正による目標符号量の減少分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して所定の蓄積量を限度として加算するとともに、前記補正手段の補正による目標符号量の増加分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、所定量を限度として前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して減算する蓄積量管理手段と、
前記補正手段の補正による目標符号量に従って前記各フレームの画像を圧縮符号化する符号化手段と、を備え、
前記蓄積量管理手段は、前記補正手段の補正による目標符号量の減少分に応じた符号量として、補正後の目標符号量に従った前記符号化手段による圧縮符号化後における前記画像グループの残りの全画像に対する割当符号量から、補正前の目標符号量に対する補正後の目標符号量の減少率を当該割当符号量に乗じた符号量を差し引いた符号量を前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して加算する
ことを特徴とする符号量制御装置。 - 前記補正手段は、前記所定の情報に基づき補正係数を決定し、決定した補正係数を前記設定手段により設定された目標符号量に乗じることにより当該目標符号量を増減することを特徴とする請求項1記載の符号量制御装置。
- 前記補正手段は、
前記所定の情報に基づき、圧縮符号化対象の画像が符号量を増加すべき画像であるか、又は符号量を削減すべき画像であるかを判断する判断手段と、
この判断手段によって対象フレームの画像が符号量を増加すべき画像であると判断された場合には、予め決められている符号量増加用の補正係数を前記補正係数として設定するとともに、判断手段によって対象フレームの画像が符号量を削減すべき画像であると判断された場合には、予め決められている符号量削減用の補正係数を前記補正係数として設定する補正係数設定手段と
を含むことを特徴とする請求項2記載の符号量制御装置。 - 前記判断手段は、複数の前記所定の情報に基づき、圧縮符号化対象の画像が符号量を増加すべき画像であるか、又は符号量を削減すべき画像であるかを判断することを特徴とする請求項3記載の符号量制御装置。
- 前記補正手段が前記設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正する際の当該所定の情報には、対象フレームの画像に関する画像情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の符号量制御装置。
- 前記補正手段が前記設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正する際の当該所定の情報には、対象フレームの画像の取得環境を示す環境情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の符号量制御装置。
- 前記符号化手段は、動き補償によるフレーム間予測技術を用いた符号化方式により各フレームの画像をフレーム内符号化画像及びフレーム間予測符号化画像として圧縮符号化し、
前記補正手段は、前記フレーム間予測符号化画像に対して前記設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の符号量制御装置。 - 前記補正手段が前記設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正する際の当該所定の情報には、前記符号化手段による直前フレームの画像の圧縮符号化時におけるフレーム間予測後の残差値が含まれることを特徴とする請求項7記載の符号量制御装置。
- 前記補正手段は、前記フレーム内符号化画像に対して前記設定手段により設定された目標符号量が所定の上限を超える場合に、前記設定手段により設定された目標符号量を前記上限の符号量に補正する規制手段を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の符号量制御装置。
- 前記補正手段は、前記規制手段により規制される前記フレーム内符号化画像の目標符号量の上限を所定の情報に基づき設定する上限設定手段を含むことを特徴とする請求項9記載の符号量制御装置。
- 前記上限設定手段が前記目標符号量の上限を所定の情報に基づき設定する際の当該所定の情報には、対象フレームの画像に関する画像情報が含まれることを特徴とする請求項10記載の符号量制御装置。
- 前記上限設定手段が前記目標符号量の上限を所定の情報に基づき設定する際の当該所定の情報には、対象フレームの画像の取得環境を示す環境情報が含まれることを特徴とする請求項10又は11記載の符号量制御装置。
- 前記蓄積量管理手段は、前記補正手段の補正によるフレーム間予測符号化画像の目標符号量の減少分に応じた符号量のみを、所定の蓄積量を上限として仮想的な蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して加算するとともに、前記補正手段の補正によるフレーム間予測符号化画像の目標符号量の増加分に応じた符号量を前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して減算し、
前記制限手段は、前記補正手段におけるフレーム間予測符号化画像の目標符号量の増加補正動作を制御し、前記補正手段による補正に伴うフレーム間予測符号化画像の目標符号量の増加分を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、且つ、その超過分が所定量である符号量以下に制限する
ことを特徴とする請求項7乃至12いずれか記載の符号量制御装置。 - 符号化手段による動画像の圧縮符号化に際し、各フレームの画像を圧縮符号化する時の目標符号量として、単位時間当たりの複数フレームからなる画像グループの発生符号量を維持するための目標符号量をフレーム毎に設定する工程と、
設定した目標符号量を所定の情報に基づき補正する工程と、
補正に伴う目標符号量の増加分に応じた符号量が、仮想的な蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、且つ、その超過分が所定量を超える場合には、前記補正を行わせない工程と、
前記補正が目標符号量の減少である場合に、目標符号量の減少分に応じた符号量として、補正後の目標符号量に従った圧縮符号化後における前記画像グループの残りの全画像に対する割当符号量から、補正前の目標符号量に対する補正後の目標符号量の減少率を当該割当符号量に乗じた符号量を差し引いた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して所定の蓄積量を限度として加算する工程と、
前記補正が目標符号量の増加である場合に、目標符号量の増加分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、所定量を限度として前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して減算する工程と、
前記補正された目標符号量に従って前記各フレームの画像を圧縮符号化する工程と、
を含むことを特徴とする符号量制御方法。 - コンピュータに、
動画像の圧縮符号化に際し、各フレームの画像を圧縮符号化する時の目標符号量として、単位時間当たりの複数フレームからなる画像グループの発生符号量を維持するための目標符号量をフレーム毎に設定する機能と、
設定した目標符号量を所定の情報に基づき補正する機能と、
補正に伴う目標符号量の増加分に応じた符号量が、仮想的な蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、且つ、その超過分が所定量を超える場合には、前記補正を行わせない機能と、
前記補正が目標符号量の減少である場合に、目標符号量の減少分に応じた符号量として、補正後の目標符号量に従った圧縮符号化後における前記画像グループの残りの全画像に対する割当符号量から、補正前の目標符号量に対する補正後の目標符号量の減少率を当該割当符号量に乗じた符号量を差し引いた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して所定の蓄積量を限度として加算する機能と、
前記補正が目標符号量の増加である場合に、目標符号量の増加分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、所定量を限度として前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して減算する機能と、
前記補正された目標符号量に従って前記各フレームの画像を圧縮符号化する機能と、
を実現させるための符号量制御プログラム。 - 動画像を撮影する撮影手段と、
この撮影手段により撮影された動画像を構成する各フレームの画像を圧縮符号化する時の目標符号量として、単位時間当たりの複数フレームからなる画像グループの発生符号量を維持するための目標符号量をフレーム毎に設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目標符号量を所定の情報に基づき補正する補正手段と、
この補正手段による所定の情報に基づく目標符号量の増加補正動作を、補正に伴う増加分に応じた符号量が仮想的な蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、且つ、その超過分が所定量を超える場合には行わせない制限手段と、
前記補正手段の補正による目標符号量の減少分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して所定の蓄積量を限度として加算するとともに、前記補正手段の補正による目標符号量の増加分に応じた符号量を、前記蓄積管理バッファの蓄積符号量を超え、所定量を限度として前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して減算する蓄積量管理手段と、
前記補正手段の補正による目標符号量に従って前記各フレームの画像を圧縮符号化する符号化手段と、を備え、
前記蓄積量管理手段は、前記補正手段の補正による目標符号量の減少分に応じた符号量として、補正後の目標符号量に従った前記符号化手段による圧縮符号化後における前記画像グループの残りの全画像に対する割当符号量から、補正前の目標符号量に対する補正後の目標符号量の減少率を当該割当符号量に乗じた符号量を差し引いた符号量を前記蓄積管理バッファの蓄積符号量に対して加算する
ことを特徴とする動画記録装置。
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