JP4800712B2 - 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置 - Google Patents

動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4800712B2
JP4800712B2 JP2005255228A JP2005255228A JP4800712B2 JP 4800712 B2 JP4800712 B2 JP 4800712B2 JP 2005255228 A JP2005255228 A JP 2005255228A JP 2005255228 A JP2005255228 A JP 2005255228A JP 4800712 B2 JP4800712 B2 JP 4800712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
code amount
quantization
encoding
quantization scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005255228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006109420A (ja
Inventor
研史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005255228A priority Critical patent/JP4800712B2/ja
Priority to EP20050255416 priority patent/EP1635580A2/en
Priority to US11/222,222 priority patent/US7570823B2/en
Publication of JP2006109420A publication Critical patent/JP2006109420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800712B2 publication Critical patent/JP4800712B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/146Data rate or code amount at the encoder output
    • H04N19/152Data rate or code amount at the encoder output by measuring the fullness of the transmission buffer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/157Assigned coding mode, i.e. the coding mode being predefined or preselected to be further used for selection of another element or parameter
    • H04N19/159Prediction type, e.g. intra-frame, inter-frame or bidirectional frame prediction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/172Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a picture, frame or field
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Description

本発明は、動画データを符号化する動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置に関し、特に、動画データの量子化に用いられる量子化スケールを決定する技術に関する。
通常、動画撮像装置は、撮像して得た動画データを圧縮する動画符号化装置を搭載している。動画符号化装置は、量子化を用いて動画データを圧縮する。量子化とは、データ値を離散的な代表値に置き換えることでデータの圧縮を図る手法である。代表値どうしの間隔は量子化スケールと称されるパラメータにより規定され、これが大きいほどデータの符号量が小さくなる(圧縮率が高まる)という関係がある。
従来の動画符号化装置には、イントラ符号化フレーム(いわゆるIピクチャ)の量子化スケールについては固定値とし、インター符号化フレーム(いわゆるPピクチャ、Bピクチャ)の量子化スケールについてはフレーム毎に調整するという機種がある(例えば、非特許文献1参照)。量子化スケールの調整は、例えば、数式1が用いられる。
Qp[n+1]=(Cn/dstC)*Qp[n] (数式1)
Qp[n]は、フレームnの量子化に用いた量子化スケールである。Cnは、フレームnの発生符号量、dstCは、予め定められた1フレームの目標符号量である。
これによれば、目標符号量dstCに対してフレームnの発生符号量Cnが大きいほど、フレーム(n+1)の量子化スケールQn[n+1]が大きくなる。これは、フレーム(n+1)の発生符号量を抑える方向に働く。このような調整をフレーム毎に行うことで、動画符号化装置は、適応的にインター符号化フレームの発生符号量を目標符号量に近づけることができる。
ISO/IEC-14496-2
ところで、イントラ符号化フレームの発生符号量は画質に大きく影響するため、一般的に、目標符号量に比べて大きくなるように量子化スケールが設定されている。この場合、上記の動画符号化装置は、イントラ符号化フレーム(フレーム1)に続くフレーム2の発生符号量を小さく抑えようとする。その結果、フレーム2の発生符号量が目標符号量よりもはるかに小さくなる。すると、今度は、動画符号化装置は、フレーム3の発生符号量を目標符号量よりも大きくしようとする。このように、従来の動画符号化装置では、イントラ符号化フレームの直後の数フレームにわたり、発生符号量のハンチングが生じる。
図1は、従来の動画符号化装置における発生符号量及び画質の推移を示す図である。
この例では、フレーム1、11、21はイントラ符号化フレームであり、それ以外はインター符号化フレームである。上述の理由により、イントラ符号化フレームの直後、4フレームにわたり発生符号量にハンチングが生じている(図1(a))。
一般には、発生符号量が大きいほど画質が向上する関係にあるので、発生符号量のハンチングに伴い画質が不安定となる(図1(b))。その結果、映像が見苦しくなるという問題が生じる。
また、この問題は、フレーム毎に量子化スケールを調整する機種だけでなく、ブロックライン(画像中において行列状に配されたマクロブロックの一行分)毎に量子化スケールを調整する機種にも共通する。
本発明は、イントラ符号化フレーム直後の数フレームにわたる発生符号量のハンチングを抑制することができる動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る動画符号化装置は、動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化手段と、前記符号化手段が第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、前記符号化手段が第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出手段とを備える。
上記構成によれば、第1のフレームがイントラ符号化された場合、第2の方式を用いて第2のフレームの量子化スケールを導出する。そうすると第1の方式を用いる場合に比べて第2のフレームの量子化スケールが小さくなる。
従来技術では、第2のフレームの量子化スケールは、第1のフレームの予測符号化方式に関わらず、同じ方式(すなわち第1の方式)により導出される。
本発明は従来技術よりも第2のフレームの量子化スケールが小さくなるので、第2のフレームの発生符号量の急激な低下を軽減することができる。その結果、イントラ符号化フレーム直後の数フレームにわたる発生符号量のハンチングを抑制することができる。
また、 前記第1の補正係数は、1であり、前記第2の補正係数は、1/5乃至1/3の範囲内で予め定められた固定値であることとしてもよい。
一般に、量子化スケールが同一であれば、フレームをイントラ符号化した場合にはインター符号化した場合よりも3倍乃至5倍の符号量が発生する。上記構成によれば、第1のフレームがイントラ及びインターのいずれで符号化されていても、第2のフレームの量子化スケールが同程度の大きさとなる。すなわち、第1のフレームがイントラ符号化されていても、インター符号化されたように取り扱われることとなる。通常、インター符号化フレームが連続する区間では、ハンチングの問題があまり生じない。したがって、上記構成とすることで、第2のフレーム以降の発生符号量のハンチングを抑制することができる。
また、前記動画符号化装置は、さらに、第1のフレーム以前の各フレームで発生した発生符号量の累積量と当該各フレームに定められた目標符号量の累積量との差分を取得する差分取得手段を備え、前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、前記差分が前記第1のフレームの発生符号量に対して大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすることとしてもよい。
上記構成によれば、発生符号量の累積量と目標符号量の累積量との差分が大きいほど、第2のフレームの量子化スケールを大きくする。すなわち、第2のフレームの発生符号量を抑える方向に働く。この結果、発生符号量の累積量が目標符号量の累積量とほぼ一致する水準で推移する。したがって、動画データ全体で発生符号量を目標量にほぼ一致させることができる。
また、前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、さらに、前記発生符号量の累積量が前記目標符号量の累積量を超過していなければ、前記差分に関わらず、前記第1のフレームの発生符号量が大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすることとしてもよい。
動画データでは、フレーム間の相関が高い場合、各フレームの発生符号量が目標符号量に対して低下する。上記構成によれば、このような場合であっても、発生符号量を増加させるような措置はとらない。したがって、動画データを記憶しておく記憶容量に余裕をもたせることができる。このようにすることで、フレーム間の相関が急に低下したとしても、記憶容量がオーバーフローする事態を回避することができる。
また、前記動画符号化装置は、さらに、前記符号化手段により符号化された動画データを記憶するバッファを備え、前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、さらに、前記バッファの空き容量が所定量より大きければ、前記差分に関わらず、前記第1のフレームの発生符号量が大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすることとしてもよい。
上記構成によれば、バッファの空き容量が所定量よりも大きければ、第2のフレームの発生符号量を抑える方向に働かせる。したがって、バッファがオーバーフローする事態を回避することができる。
また、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段がフレームをイントラ符号化しようとする場合には、当該フレームの量子化に用いる量子化スケールを、予め定められた固定値とすることとしてもよい。
上記構成によれば、イントラ符号化のたびにその量子化スケールを導出する必要がないので、その分だけ動画符号化装置の回路規模を小さくすることができる。
また、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも大きな第3の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第3の方式により導出することとしてもよい。
上記構成によれば、第3の方式を用いて第2のフレームの量子化スケールを導出する。そうすると第1の方式を用いる場合に比べて第2のフレームの量子化スケールが大きくなる。その結果、第2のフレームの発生符号量が第1の方式を用いる場合に比べて小さくなり、第2のフレームの発生符号量が大きくなりすぎることを防止することができる。
また、前記動画符号化装置は、さらに、前記符号化手段により符号化された動画データを記憶するバッファを備え、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合において、前記バッファの空き容量が所定量より大きければ、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、予め定められた固定値とし、前記バッファの空き容量が所定以下であれば、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも大きな第3の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第3の方式により導出することとしてもよい。
上記構成によれば、バッファの空き容量に応じて、イントラ符号化フレームの発生符号量を調整することができる。したがって、バッファがオーバーフローする事態を防止することができる。
また、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、第1のフレームの発生符号量に関わらず、第1のフレームの量子化に用いられた量子化スケールに予め定められた係数を乗算することにより第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを導出することとしてもよい。
上記構成によれば、量子化スケールは、第1のフレームの発生符号量に関係なく導出される。したがって、発生符号量に応じて量子化スケールを導出する場合に比べて、動画符号化装置の処理負荷を軽減することができる
上記構成によれば、第1のフレームの量子化スケールから第2のフレームの量子化スケールを導出することができる。
また、 前記係数は、5/4乃至4/3であることとしてもよい。
所定値が大きいほど、イントラ符号化フレームの発生符号量の抑制効果が高くなるが、画質が低くなる。シミュレーションの結果、所定値が5/4乃至4/3の範囲内であれば、発生符号量の抑制効果と画質とを両立させることができることが判明した。
また、 前記動画符号化装置は、さらに、第1のフレームの量子化スケールと第2のフレームの量子化スケールとが対応付けられたテーブルを記憶している記憶手段を備え、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、前記テーブルを参照することにより、第1のフレームの量子化に用いた量子化スケールから第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを導出することとしてもよい。
上記構成によれば、第1のフレームの量子化スケールから第2のフレームの量子化スケールを導出することができる。
また、前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、前記第1のフレームの量子化スケールのみならず、第1のフレーム以前の所定数のフレームのそれぞれの量子化スケールに基づいて、前記イントラ符号化しようとするフレームの量子化に用いる量子化スケールを導出することとしてもよい。
複数のフレームに基づいて量子化スケールを導出すれば、動画符号化装置の処理負荷は増加するが、ハンチング抑制効果をより増大させることができる
本発明に係る動画撮像装置は、被写体を撮像して動画データを生成する撮像素子と、前記撮像素子が生成した動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化手段と、前記符号化手段が第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、前記符号化手段が第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出手段とを備える。
上記構成によれば、上述した動画符号化装置と同様の効果を奏することができる。
本発明に係る動画符号化方法は、動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化ステップと、前記符号化ステップが第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、前記符号化ステップが第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出ステップとを備える。
上記構成によれば、上述した動画符号化装置と同様の効果を奏することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<構成>
図2は、実施の形態1に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
動画撮像装置は、撮影レンズ1、撮像素子2、動画符号化装置31、制御マイコン4、プログラム記憶メモリ5、動画ストリーム記憶メモリ6を備える。撮影レンズ1は、撮像素子2に被写体像を結像する。撮像素子2は、被写体を撮影して動画データを生成する。動画符号化装置31は、撮像素子2が生成した動画データを圧縮符号化して動画ストリームを生成する。制御マイコン4は、プログラム記憶メモリ5に記憶されたプログラムに従って動画撮像装置全体を制御する。動画ストリーム記憶メモリ6は、動画符号化装置31が生成した動画ストリームを記憶する。
動画符号化装置31は、符号化部11、符号量補正部12、量子化スケール決定部13を備える。
符号化部11は、いわゆるMPEGエンコーダであり、動画データのフレーム毎に、インター符号化及びイントラ符号化を選択的に施す。インター符号化は、フレーム間予測符号化、DCT(Discrete Cosine Transform) 、量子化、可変長符号化を含む。イントラ符号化は、フレーム内予測符号化、DCT、量子化、可変長符号化を含む。インター符号化及びイントラ符号化の選択は制御マイコン4からの指示に従う。実施の形態1では、10フレーム毎に1フレームだけイントラ符号化し、残りの9フレームはインター符号化する例で説明する。
フレームの量子化に用いる量子化スケールは、量子化スケール決定部13から供給される。
符号量補正部12は、各フレームの発生符号量を測定し、以下の補正方式(数式2、3)に従って発生符号量を補正する。
フレームnがイントラ符号化フレームの場合
Cn'=Cn*P1 (数式2)
フレームnがインター符号化フレームの場合
Cn'=Cn *P2 (数式3)
Cnは、フレームnが符号化されて発生した発生符号量である。P1及びP2は、補正係数であり、P1<P2の関係がある。実施の形態1では、P1=Pただし(0<P<1)、P2=1の場合について説明する。補正係数Pは、数式4を満たす係数とする。
P=Cinter/Cintra (数式4)
Cinterは、あるフレームを、ある量子化スケールを用いてインター符号化した場合に発生する発生符号量である。Cintraは、同じフレームを、同じ量子化スケールを用いてイントラ符号化した場合に発生する発生符号量である。補正係数Pは、イントラ符号化した場合の発生符号量をインター符号化した場合の発生符号量に換算するための係数を意味する。
一般には、あるフレームをイントラ符号化した場合には、同じ量子化スケールでインター符号化した場合よりも3倍乃至5倍の符号量が発生する。これを受けて、実施の形態1では、補正係数Pは、1/5乃至1/3の範囲内で予め定められた固定値として与えられる。なお、符号量補正部12も制御マイコン4からの指示を受けることにより、イントラ符号化フレームであるかインター符号化フレームであるかを識別する。
量子化スケール決定部13は、以下の数式5、6によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合
Qp[n+1]=Qpintra (数式5)
フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC)*Qp[n] (数式6)
Qpintraは、予め定められた固定値である。dstCは、予め定められた目標符号量である。
実施の形態1では、フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合には、Qpintraを量子化スケールとして用いる。また、フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合には、符号量補正部12により補正された補正符号量Cn'及び量子化スケールQp[n]に基づいて量子化スケールを決定する。
符号量補正部12は、上述のようにフレームnがイントラ符号化フレームの場合には数式2に従って発生符号量を補正し、インター符号化フレームの場合には数式3に従って発生符号量を補正する。以下に、これを実現するための構成の一例を示す。
図3は、符号量補正部12の詳細な構成の一例を示す図である。
符号量補正部12は、符号量測定部121、フレーム符号量記憶メモリ122、レジスタR1、R2、セレクタS1、乗算器M1を備える。
符号量測定部121は、符号化部11により符号化されたフレームnの発生符号量Cnを測定する。レジスタR1には補正係数Pが保持され、レジスタR2には補正係数1が保持されている。セレクタS1は、制御マイコン4からの指示によりフレームnがイントラ符号化フレームであれば乗算器M1に補正係数Pを与え、フレームnがインター符号化フレームであれば乗算器M1に補正係数1を与える。
乗算器M1は、発生符号量Cnと補正係数とを掛け合わせる。フレーム符号量記憶メモリ122は、乗算器M1による乗算結果を記憶し、量子化スケール決定部13に与える。
上記構成により、符号量補正部12は、フレームnがイントラ符号化フレームの場合には補正符号量Cn'=Cn*Pを出力し、フレームnがインター符号化フレームの場合には補正符号量Cn'=Cnを出力することができる。
<動作>
図4は、実施の形態1に係る動画符号化装置31の動作を示す図である。
動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示により符号化を開始し、最初にフレーム1をイントラ符号化する(ステップS11)。フレーム1は先行するフレームがないため必然的にイントラ符号化フレームとなる。量子化スケールの初期値は、イントラ符号化する場合の量子化スケールであるQpintraを用いる。その後、動画符号化装置31は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム1の符号量を記憶する(ステップS12)。ここでは、イントラ符号化されているので、C1*Pが記憶される。
動画符号化装置31は、フレーム1の符号量及び量子化スケールに基づいてフレーム2の量子化スケールを決定し(ステップS14)、決定された量子化スケールを用いてフレーム2をインター符号化する(ステップS15)。
動画符号化装置31は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム2の符号量を記憶する(ステップS16)。ここでは、インター符号化されているので、C2が記憶される。これ以降、動画符号化装置31は、制御マイコン4から撮像停止の指示があるまでステップS13からステップS17までの処理を繰り返す。
図5は、実施の形態1に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をインター符号化する指示であり(ステップS141:インター)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS142:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn/dstC)*Qp[n]とする(ステップS143)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS142:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn*P/dstC)*Qp[n]とする(ステップS144)。
一方、動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をイントラ符号化する指示であれば(ステップS141:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]をQpintraとする(ステップS145)。
<効果>
図6は、実施の形態1に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。
フレーム1、11、21は、イントラ符号化フレームであり、それ以外のフレームは、インター符号化フレームである。
図6(a)は、量子化スケールを示す。実施の形態1では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは固定値Qpintraである(図5:ステップS145参照)。したがって、図6(a)に示すように、フレーム1、11、21の量子化スケールは同じ大きさになっている。通常、固定値Qpintraは、イントラ符号化フレームの発生符号量が目標符号量よりも大きくなるような値に設定される。これは、イントラ符号化フレームの発生符号量は、動画全体の画質に与える影響が大きく、発生符号量が小さすぎると動画全体にわたり画質が劣化するからである。
図6(b)は、符号量を示す。発生符号量C1は、目標符号量に比べてはるかに大きい。発生符号量C1に重ねて表している補正符号量C1*Pは、符号量補正部12により補正された符号量である。補正符号量C1*Pは、インター符号化による発生符号量に換算されているので、フレーム2などのインター符号化フレームの発生符号量と同程度の大きさとなる。したがって、フレーム2の量子化スケールは、第1のフレームの発生符号量を補正しない場合に比べて小さくなる。その結果、フレーム2の発生符号量が、第1のフレームの発生符号量を補正しない場合に比べて大きくなり、目標符号量にほぼ一致する。フレーム2の発生符号量が目標符号量にほぼ一致するので、フレーム3からフレーム10までの発生符号量も目標符号量にほぼ沿うように推移する。このように、イントラ符号化フレーム直後の数フレームにわたる発生符号量のハンチングが抑制される。
図6(c)は、画質を示す。上述のように、イントラ符号化フレーム直後における発生符号量のハンチングが軽減されるため画質が安定する。
図6(d)は、総符号量を示す。実施の形態1では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは固定値Qpintraである。Qpintraは、イントラ符号化フレームの発生符号量は目標符号量よりも大きくなるように設定されている。したがって、総符号量は累積目標符号量よりも大きくなる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは固定値Qpintraである。実施の形態2では、イントラ符号化フレームの量子化スケールも適宜調整することとする。
<構成>
実施の形態2に係る動画符号化装置は、その構成については実施の形態1に係る動画符号化装置とほぼ同様なので、実施の形態1と同じく図2を用いて説明する。
符号量補正部12は、各フレームの発生符号量を測定し、以下の補正方式(数式7、8、9)に従って発生符号量を補正する。
フレーム(n+1)がインター符号化フレームであり、フレームnがイントラ符号化フレームの場合
Cn'=Cn*P1 (数式7)
フレーム(n+1)がインター符号化フレームであり、フレームnがインター符号化フレームの場合
Cn'=Cn *P2 (数式8)
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームである場合
Cn'=Cn*P3 (数式9)
P1、P2、P3は、補正係数であり、P1<P2<P3の関係がある。実施の形態2では、P1=Pただし(0<P<1)、P2=1、P3=1/Pの場合について説明する。補正係数Pは、数式4を満たす係数である。
量子化スケール決定部13は、以下の数式10によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
Qp[n+1]=(Cn'/dstC)*Qp[n] (数式10)
<動作>
図7は、実施の形態2に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をインター符号化する指示であり(ステップS241:インター)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS242:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn/dstC)*Qp[n]とする(ステップS243)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS242:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn*P/dstC)*Qp[n]とする(ステップS244)。
一方、動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)の予測符号化方式をイントラ符号化とする指示であれば(ステップS241:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]を(Cn /dstC*P)*Qp[n]とする(ステップS245)。
<効果>
図8は、実施の形態2に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。
図8(a)は、量子化スケールを示す。実施の形態2では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは適宜調整される(図7:ステップS245参照)。したがって、図8(a)に示すように、フレーム1、11、21の量子化スケールは同じ大きさにはならない。例えば、フレーム11の量子化スケールは、先行するフレーム10の発生符号量に基づいて決定される。なお、フレーム1には先行するフレームがないので、量子化スケールの初期値として予め決められた値が与えられる。
図8(b)は、符号量を示す。フレーム1からフレーム10までは実施の形態1と同様である。フレーム11以降のイントラ符号化フレームの発生符号量は目標符号量にほぼ一致する。
図8(c)は、画質を示す。発生符号量のハンチングが抑制されるため画質は安定するが、イントラ符号化フレーム(フレーム11、21)の発生符号量が小さく抑えられているため、画像全体の画質は悪くなる。
図8(d)は、総符号量を示す。実施の形態2では、イントラ符号化フレームの量子化スケールはその発生符号量が目標符号量にほぼ一致するように適宜調整される。したがって、総符号量が累積目標符号量に近づく。
(実施の形態3)
実施の形態1では、画質劣化を防止するためイントラ符号化フレームの発生符号量を目標符号量よりも大きくなるように設定する。そのため、総符号量が累積目標符号量を上回ることとなる。
実施の形態3では、画質の劣化を極力抑えつつ、総符号量が累積目標符号量にほぼ一致させる技術を説明する。
<構成>
図9は、実施の形態3に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
実施の形態3に係る動画符号化装置33は、実施の形態1に係る動画符号化装置31に累積差分符号量算出部14と目標符号量補正部15とを追加した構成となっている。それ以外の構成要素については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
累積差分符号量算出部14は、フレーム(n+1)を符号化するに際して、フレームnまでに生じた発生符号量の累積値からフレームnまでの目標符号量の累積値を差し引いた累積差分IntCを算出する。
IntC=Σ(Cn-dstC) (数式11)
目標符号量補正部15は、累積差分が0より大きい場合には、累積差分が大きいほど目標符号量が小さくなるように補正し、累積差分が0以下の場合には、目標符号量の補正をしない。具体的には、以下の数式12、13に従う。
IntCが0より大きい場合
dstC'=dstC-IntC/d (数式12)
IntCが0以下である場合
dstC'=dstC (数式13)
dは、1よりも大きな範囲内で予め定められた調整パラメータである。
量子化スケール決定部13は、以下の数式14、15によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合
Qp[n+1]=Qpintra (数式14)
フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC')*Qp[n] (数式15)
なお、符号量補正部12は実施の形態1と同様に動作し、補正符号量Cn'を量子化スケール決定部13に与える。
以下に、累積差分符号量算出部14と目標符号量補正部15とを実現するための構成の一例を示す。
図10は、累積差分符号量算出部14と目標符号量補正部15との詳細な構成の一例を示す図である。
累積差分符号量算出部14は、符号量測定部141、レジスタR1、R2、加算器A1、A2を備える。
符号量測定部141は、符号化部11により符号化されたフレームnの発生符号量Cnを測定する。レジスタR1には目標符号量dstCが保持され、レジスタR2にはフレームnまでの累積差分が保持されている。
発生符号量Cnは、加算器A1においてdstCが差し引かれる。加算器A1から出力された(Cn-dstC)は、加算器A2においてレジスタR2に保持されている累積差分と加算される。加算器A2の出力する累積差分IntCは、レジスタR2に新たに保持されるとともに目標符号量補正部15に出力される。
目標符号量補正部15は、判定部151、レジスタR3、R4、R5、セレクタS1、加算器A3を備える。
判定部151は、累積差分IntCが0より大きいか否かを判定して、判定結果をセレクタS1の制御端子に出力する。
セレクタS1は、判定部151からの判定結果によりIntCが0より大きければ乗算器M1に累積差分IntCを与え、IntCが0以下であれば乗算器M1にレジスタR4に保持されている0を与える。
乗算器M1は、累積差分IntCと調整パラメータ1/dとを掛け合わせる。加算器A3は、レジスタR5に保持されている目標符号量dstCから乗算器M1の乗算結果を差し引いて、その結果を量子化スケール決定部13に出力する。
上記構成により、目標符号量補正部15は、累積差分が0より大きい場合には、累積差分が大きいほど目標符号量が小さくなるように補正し、累積差分が0以下の場合には、目標符号量の補正をしないという処理を実現することができる。
<動作>
図11は、実施の形態3に係る動画符号化装置33の動作を示す図である。
動画符号化装置33は、制御マイコン4からの指示により符号化を開始し、最初にフレーム1をイントラ符号化する(ステップS31)。フレーム1は先行するフレームがないため必然的にイントラ符号化フレームとなる。量子化スケールの初期値は、実施の形態3ではイントラ符号化する場合の量子化スケールであるQpintraを用いる。その後、動画符号化装置33は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム1の符号量を記憶する(ステップS32)。ここでは、イントラ符号化されているので、C1*Pが記憶される。
動画符号化装置33は、目標符号量を補正し(ステップS34)、フレーム1の符号量、量子化スケール及び補正後の目標符号量に基づいてフレーム2の量子化スケールを決定する(ステップS35)。そして決定された量子化スケールを用いてフレーム2をインター符号化する(ステップS36)。
動画符号化装置33は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム2の符号量を記憶する(ステップS37)。ここでは、インター符号化されているので、C2が記憶される。これ以降、動画符号化装置33は、制御マイコン4から撮像停止の指示があるまでステップS33からステップS38までの処理を繰り返す。
図12は、実施の形態3に係る目標符号量補正処理の詳細を示す図である。
累積差分符号量算出部14は、累積差分IntCを算出する(ステップS341)。
目標符号量補正部15は、累積差分IntCが0より大きければ(ステップS342:Yes)、目標符号量を補正してdstC-IntC/dとする(ステップS343)。一方、目標符号量補正部15は、累積差分IntCが0以下であれば(ステップS342:No)、目標符号量を補正せずにdstCのままとする(ステップS344)。
量子化スケール決定処理については、実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
<効果>
図13は、実施の形態3に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。
図13(a)は、量子化スケールを示す。実施の形態3では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは固定値Qpintraである。
図13(b)は、符号量を示す。フレーム1の発生符号量C1は、補正符号量C1*Pに補正される。また、目標符号量dstCは、補正目標符号量dstC'に補正される。補正目標符号量dstC'は、発生符号量C1が目標符号量dstCを超過しているのでその分だけ目標符号量dstCよりも小さくなる。
フレーム2の発生符号量C2は、補正目標符号量dstC'にほぼ一致する。
フレーム3の発生符号量C3は、フレーム2の発生符号量C2に比べて目標符号量dstCに近づく。これは、フレーム3はフレーム2に比べてその累積差分IntCが小さいので、補正目標符号量dstC'がフレーム2の場合よりも目標符号量dstCに近づくからである。
また、実施の形態3は、累積差分IntCを用いるので、あるフレームにおいて急激に符号量が増加した場合であっても、その後のフレームの符号量をなめらかに推移させることができる。このことは、イントラ符号化フレーム直後に限らず、インター符号化フレームが続く範囲であっても同様である。例えば、フレーム26では、発生符号量が急激に増加しているが、その後のフレーム27、28では、発生符号量がなめらかに推移している。
図13(c)は、画質を示す。イントラ符号化フレーム直後における発生符号量のハンチングが抑制されるため画質が安定する。また、インター符号化フレームの発生符号量は実施の形態1と同等なので、実施の形態2のように画質が大きく劣化することがない。
図13(d)は、総符号量を示す。実施の形態3では、累積差分IntCが0より大きい場合に、それが大きいほど目標符号量が小さくなるように補正する。イントラ符号化フレームで発生符号量が超過したとしても、その後の数フレームの発生符号量が目標符号量よりも小さくなるので、総符号量は累積目標符号量に近づく。
(実施の形態4)
実施の形態4では、イントラ符号化フレームの量子化スケールを固定値とする第1モードと、適宜調整する第2モードとを、バッファの空き容量に応じて切り替える。
<構成>
図14は、実施の形態4に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
実施の形態4に係る動画符号化装置34は、実施の形態1に係る動画符号化装置31に、空き容量測定部16、バッファ17及び転送部18を追加した構成となっている。それ以外の構成要素については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
空き容量測定部16は、バッファ17の空き容量を測定して、量子化スケール決定部に測定結果を通知する。
バッファ17は、符号化部11により生成された動画ストリームを一時記憶する。転送部18は、バッファ17に記憶された動画ストリームを動画ストリーム記憶メモリ6に転送する。
量子化スケール決定部13は、以下の数式16、17によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合であって、バッファ17の空き容量が所定量(例えば、バッファ容量の20パーセント)よりも大きい場合
Qp[n+1]=Qpintra (数式16)
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合であってバッファ17の空き容量が所定量以下である場合、及び、フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC)*Qp[n] (数式17)
Cn'は、数式7、8、9に従う。
これは、バッファ17の空き容量が所定量よりも大きい場合には、実施の形態1と同様の処理(第1モード)であり、バッファ17の空き容量が所定量以下の場合には、実施の形態2と同様の処理(第2モード)であることを意味する。
<動作>
図15は、実施の形態4に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置34は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をインター符号化する指示であり(ステップS441:インター)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS442:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]を(Cn/dstC)*Qp[n]とする(ステップS443)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS442:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn*P/dstC)*Qp[n]とする(ステップS444)。
一方、動画符号化装置34は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をイントラ符号化する指示であり(ステップS441:イントラ)、かつ、空き容量が所定量以下であれば(ステップS445:No)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]を(Cn /dstC*P)*Qp[n]とする(ステップS446)。また、空き容量が所定量より大きければ(ステップS445:Yes)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]をQpintraとする(ステップS447)。
<効果>
イントラ符号化フレームの量子化に用いる量子化スケールが固定値の場合、バッファがオーバーフローしそうであっても、イントラ符号化フレームの発生符号量を調整することができない。一方、イントラ符号化フレームの量子化に用いる量子化スケールを適宜調整する場合、その発生符号量を小さく抑えることができる。
したがって、本発明は、バッファがオーバーフローしそうになれば、イントラ符号化フレームの量子化に用いる量子化スケールを適宜調整することにより、オーバーフローする確率を下げることができる。
(実施の形態5)
実施の形態5では、目標符号量の補正をしない第1モードと、目標符号量の補正をする第2モードとを、バッファの空き容量に応じて切り替える。
<構成>
図16は、実施の形態5に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
実施の形態5に係る動画符号化装置35は、実施の形態3に係る動画符号化装置33に、空き容量測定部16、バッファ17及び転送部18を追加した構成となっている。それ以外の構成要素については、実施の形態3と同様なので説明を省略する。
空き容量測定部16、バッファ17、転送部18は実施の形態4で説明したものと同様である。
量子化スケール決定部13は、以下の数式18、19、20によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームの場合
Qp[n+1]=Qpintra (数式18)
フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合であってバッファ17の空き容量が所定量より大きい場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC)*Qp[n] (数式19)
フレーム(n+1)がインター符号化フレームの場合であってバッファ17の空き容量が所定量以下の場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC')*Qp[n] (数式20)
Cn'は、数式7、8、9に従う。dstC'は、数式12、13に従う。
これは、バッファ17の空き容量が所定量よりも大きい場合には、実施の形態1と同様の処理(第1モード)であり、バッファ17の空き容量が所定量以下の場合には、実施の形態3と同様の処理(第2モード)であることを意味する。
<動作>
図17は、実施の形態5に係る動画符号化装置35の動作を示す図である。
動画符号化装置35は、制御マイコン4からの指示により符号化を開始し、最初にフレーム1をイントラ符号化する(ステップS51)。フレーム1は先行するフレームがないため必然的にイントラ符号化フレームとなる。量子化スケールの初期値は、実施の形態5ではイントラ符号化する場合の量子化スケールであるQpintraを用いる。その後、動画符号化装置35は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム1の符号量を記憶する(ステップS52)。ここでは、イントラ符号化されているので、C1*Pが記憶される。
動画符号化装置35は、バッファ17の空き容量が所定量以下の場合(ステップS54:No)、目標符号量を補正し(ステップS55)、バッファ17の空き容量が所定量より大きい場合(ステップS54:Yes)、目標符号量補正処理S55をスキップする。
動画符号化装置35は、得られた目標符号量に基づいてフレーム2の量子化スケールを決定する(ステップS56)。そして決定された量子化スケールを用いてフレーム2をインター符号化する(ステップS57)。
動画符号化装置35は、フレーム符号量記憶メモリ122においてフレーム2の符号量を記憶する(ステップS58)。ここでは、インター符号化されているので、C2が記憶される。これ以降、動画符号化装置35は、制御マイコン4から撮像停止の指示があるまでステップS53からステップS59までのステップを繰り返す。
<効果>
実施の形態5に係る動画符号化装置は、バッファがオーバーフローしそうになれば、フレームn以前の超過量に応じてフレーム(n+1)の発生符号量を減少させる方向に働かせる。したがって、バッファがオーバーフローする確率を下げることができる。
(実施の形態6)
実施の形態6では、フレーム(n+1)をイントラ符号化する場合、量子化スケールは、フレームnの量子化スケールに基づいて決定される。この点が実施の形態1と異なる。これ以外については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
<構成>
符号量補正部12は、フレーム(n+1)がイントラ符号化フレームである場合、発生符号量の補正を行わない。
量子化スケール決定部13は、以下の数式21、22、23によりフレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
フレーム(n+1)を、インター符号化する場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC)*Qp[n] (数式21)
フレーム(n+1)を、イントラ符号化する場合であって、フレームnがインター符号化されている場合
Qp[n+1]=Pq1 *Qp[n] (数式22)
フレーム(n+1)を、イントラ符号化する場合であって、フレームnがイントラ符号化されている場合
Qp[n+1]=Pq2 *Qp[n] (数式23)
ここで、Pq1、Pq2は、それぞれ、予め定められた係数である。具体的には、係数は、5/4乃至4/3の範囲内で定められている。
Pq1、Pq2が大きいほど、イントラ符号化フレームの発生符号量の抑制効果が高くなるが、画質が低くなる。シミュレーションの結果、Pq1、Pq2が5/4乃至4/3の範囲内であれば、発生符号量の抑制効果と画質とを両立させることができることが判明した。
<動作>
図18は、実施の形態6に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をインター符号化する指示であり(ステップS641:インター)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS642:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn/dstC)*Qp[n]とする(ステップS643)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS642:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn*P/dstC)*Qp[n]とする(ステップS644)。
一方、動画符号化装置31は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をイントラ符号化する指示であり(ステップS641:イントラ)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS645:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]をPq1*Qp[n]とする(ステップS646)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS645:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]をPq2*Qp[n]とする(ステップS647)。
<効果>
図19は、実施の形態6に係る量子化スケール、符号量、画質の時間的推移を示す図である。
図19(a)は、量子化スケールを示す。実施の形態6では、イントラ符号化フレームの量子化スケールは適宜調整される(図18:ステップS645参照)。したがって、図19(a)に示すように、フレーム1、11、21の量子化スケールは同じ大きさにはならない。例えば、フレーム11の量子化スケールは、先行するフレーム10の量子化スケールに基づいて決定される。なお、フレーム1には先行するフレームがないので、量子化スケールの初期値として予め決められた値が与えられる。
図19(b)は、符号量を示す。フレーム1からフレーム10までは実施の形態1と同様である。フレーム11以降のイントラ符号化フレームの発生符号量は目標符号量にほぼ一致する。
図19(c)は、画質を示す。発生符号量のハンチングが抑制されるため画質は安定するが、イントラ符号化フレーム(フレーム11、21)の発生符号量が小さく抑えられているため、画像全体の画質は悪くなる。
なお、総符号量の推移については、実施の形態2とほぼ同様なので説明を省略する。
実施の形態6では、イントラ符号化する場合、量子化スケールが適応的に調整される。したがって、実施の形態2と同様に、画質や符号量が安定するという効果を得ることができる。
さらに、実施の形態6では、イントラ符号化する場合、量子化スケールは、直前のフレームの発生符号量に関わらずに導出される。したがって、実施の形態2に比べて、動画符号化装置の処理負荷を軽減することができる。
(実施の形態7)
実施の形態7では、フレーム(n+1)をイントラ符号化する場合、量子化スケールは、フレームnの量子化スケールに基づいて決定される。この点が実施の形態1と異なる。これ以外については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
<構成>
図20は、実施の形態7に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
動画符号化装置37は、符号化部11、符号量補正部12、量子化スケール決定部13及びテーブル記憶部19を備える。
テーブル記憶部19は、フレームnの量子化スケールとフレーム(n+1)の量子化スケールとを対応付けて記憶している。
量子化スケール決定部13は、フレーム(n+1)をイントラ符号化する場合には、テーブル記憶部19を参照して、フレームnの量子化スケールからフレーム(n+1)の量子化スケールを決定する。
図21は、テーブル記憶部19に記憶されているテーブルの例を示す図である。
フレームnがインター符号化されていれば、フレーム(n+1)の量子化スケールは、Qnew1の中から決定される。フレームnがイントラ符号化されていれば、フレーム(n+1)の量子化スケールは、Qnew2の中から決定される。
<動作>
図22は、実施の形態7に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置37は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をインター符号化する指示であり(ステップS741:インター)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS742:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn/dstC)*Qp[n]とする(ステップS743)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS742:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]を(Cn*P/dstC)*Qp[n]とする(ステップS744)。
一方、動画符号化装置37は、制御マイコン4からの指示がフレーム(n+1)をイントラ符号化する指示であり(ステップS741:イントラ)、かつ、フレームnがインター符号化されていれば(ステップS745:インター)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]をQnew1とする(ステップS746)。また、フレームnがイントラ符号化されていれば(ステップS745:イントラ)、フレーム(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQp[n+1]をQnew2とする(ステップS747)。
<効果>
実施の形態7では、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8では、ブロックライン毎に量子化スケールを調整する。ブロックラインとは、画像中において行列状に配されたマクロブロックの一行分のことである。
<構成>
図23は、実施の形態8に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
実施の形態8に係る動画符号化装置38は、実施の形態3に係る動画符号化装置33とは符号量補正部12、量子化スケール決定部13が異なる。それ以外の構成要素については、実施の形態3と同様なので説明を省略する。
符号量補正部12は、各ブロックラインの発生符号量を測定し、以下の補正方式(数式24)に従って発生符号量Cnを補正する。なお、実施の形態8では、ブロックライン(n+1)の量子化スケールを決定するために、先行する所定数のブロックラインの発生符号量を参照する。ここでは、1フレームが7ブロックラインからなり、量子化スケールを決定するために参照するブロックラインを、直前の7ブロックラインとする例で説明する。
Cn'=CAna*P1+CAnb*P2 (数式24)
CAnaは、7ブロックラインにおいて発生した発生符号量のうち、イントラ符号化されたブロックライン相当分の発生符号量である。CAnbは、7ブロックラインにおいて発生した発生符号量のうち、インター符号化されたブロックライン相当分の発生符号量である。P1及びP2は、補正係数であり、P1<P2の関係がある。実施の形態8では、P1=Pただし(0<P<1)、P2=1の場合について説明する。補正係数Pは、数式4を満たす係数とする。
量子化スケール決定部13は、以下の数式25、26によりブロックライン(n+1)の量子化に用いる量子化スケールを決定する。
ブロックライン(n+1)がイントラ符号化される場合
Qp[n+1]=Qpintra (数式25)
ブロックライン(n+1)がインター符号化される場合
Qp[n+1]=(Cn'/dstC')*Qp[An] (数式26)
Qp[An]は、参照する7つのブロックラインに係る量子化スケールの平均値、又は、7つのブロックラインに係る量子化スケールの最頻値である。
以下に、数式24の演算を実現するための構成の一例を示す。
図24は、符号量補正部12の詳細な構成の一例を示す図である。
符号量補正部12は、符号量測定部121、ブロックライン符号量記憶メモリ123、レジスタR1、R2、セレクタS1、乗算器M1、加算器A1を備える。
符号量測定部121は、符号化部11により符号化されたブロックラインnの発生符号量Cnを測定する。レジスタR1には補正係数Pが保持され、レジスタR2には補正係数1が保持されている。セレクタS1は、制御マイコン4からの指示によりブロックラインnがイントラ符号化フレームであれば乗算器M1に補正係数Pを与え、ブロックラインnがインター符号化フレームであれば乗算器M1に補正係数1を与える。
乗算器M1は、発生符号量Cnと補正係数とを掛け合わせる。
ブロックライン符号量記憶メモリ123は、7つのレジスタからなるシフトレジスタである。乗算器M1からの乗算結果は順番にブロックライン符号量記憶メモリ123に記憶される。加算器A1は、ブロックライン符号量記憶メモリ123の各レジスタの記憶値を加算する。加算結果が補正符号量Cn'となる。
図24には、ブロックライン5から11までの符号量が記憶されている様子を示す。なお、ブロックラインはC5からC7までがイントラ符号化されており、C8からC11までがインター符号化されているものとする。
この場合、加算器A1の加算結果は、数式27のようになる。
Cn'=(C5+C6+C7)*P+(C8+C9+C10+C11) (数式27)
C5+C6+C7は、イントラ符号化されている各ブロックラインの発生符号量の合計CAnaである。また、C8+C9+C10+C11は、インター符号化されている各ブロックラインの発生符号量の合計CAnbである。
上記構成により、符号量補正部12は、数式24により得られる補正符号量Cn'を出力することができる。
<動作>
図25は、実施の形態8に係る動画符号化装置38の動作を示す図である。
動画符号化装置38は、制御マイコン4からの指示により符号化を開始し、最初にブロックライン1をイントラ符号化する(ステップS82)。ブロックライン1は先行するブロックラインがないため必然的にイントラ符号化される。量子化スケールの初期値は、実施の形態8ではイントラ符号化する場合の量子化スケールであるQpintraを用いる。その後、動画符号化装置38は、ブロックライン符号量記憶メモリ123においてブロックライン1の符号量を記憶する(ステップS83)。ここでは、イントラ符号化されているので、C1*Pが記憶される。
これ以降、動画符号化装置38は、ステップS81からステップS84までの処理をブロックライン7まで繰り返す。これにより、フレーム1のイントラ符号化が完了する。
ブロックライン7のイントラ符号化が完了すれば、動画符号化装置38は、目標符号量を補正し(ステップS86)、ブロックライン1から7までの符号量の合計、量子化スケール及び補正後の目標符号量に基づいてブロックライン8の量子化スケールを決定する(ステップS87)。そして決定された量子化スケールを用いてブロックライン8をインター符号化する(ステップS88)。
動画符号化装置38は、ブロックライン符号量記憶メモリ123においてブロックライン8の符号量を記憶する(ステップS89)。ここでは、インター符号化されているので、C8が記憶される。これ以降、動画符号化装置38は、制御マイコン4から撮像停止の指示があるまでステップS85からステップS90までの処理を繰り返す。
図26は、実施の形態8に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。
動画符号化装置38は、制御マイコン4からの指示がブロックライン(n+1)をインター符号化する指示であれば(ステップS851:インター)、ブロックライン(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]を{(CAna*P+CAnb )/dstC'}*Qp[An]とする(ステップS852)。
一方、動画符号化装置38は、制御マイコン4からの指示がブロックライン(n+1)をイントラ符号化する指示であれば(ステップS851:イントラ)、ブロックライン(n+1)の量子化に用いる量子化スケールQ[n+1]をQpintraとする(ステップS853)。
なお、目標符号量補正処理については、実施の形態3と同様なので説明を省略する。
<効果>
図27は、実施の形態8に係る符号量の時間的推移を示す図である。
ブロックライン12の量子化スケールを決定する場合、区間A5に含まれる7ブロックラインの発生符号量(C5からC11まで)が参照される。そのうち区間A5aに含まれるブロックライン(5から7まで)は、イントラ符号化されているので補正の対象となる。区間A5bに含まれるブロックライン(8から11まで)は、インター符号化されているので補正されない。
このように、ブロックライン毎に量子化スケールの調整を行えば、より小さな時間単位で符号量を一定にすることができる。
(実施の形態9)
実施の形態9では、動画符号化装置39は、実施の形態1から8までの量子化スケール決定方式を全て含み、これらはユーザの指定により任意に適用される。
<構成>
図28は、実施の形態9に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
動画撮像装置は、モード切替釦7を備える。これ以外の構成要素については、実施の形態1から8までに説明したものと同様なので説明を省略する。
モード切替釦7は、実施の形態1から8までの量子化スケール決定方式のうちいずれかの指定を受け付ける。当該指定は、制御マイコン4を通じて動画符号化装置39に通知される。動画符号化装置39は、指定された量子化スケール決定方式を適用して動画データを符号化する。
以上、本発明に係る動画撮像装置及び動画符号化装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)実施の形態では、Qp[n+1]=(Cn*P/dstC)*Qp[n]を実現するために、符号量補正部12がCnに補正係数Pを乗じて補正をするという立場で説明している。しかしながら、当該数式の解釈はこれに限らない。例えば、符号量の補正はせずに、フレームnがイントラ符号化フレームの場合には目標符号量をP/dstCに補正するという解釈でもよい。この場合、図1の符号量補正部12が無くなり、量子化スケール決定部が、目標符号量として、イントラ符号化の場合にはP/dstCを選択し、インター符号化の場合には1/dstCを選択する仕様となる。
(2)実施の形態では、補正係数Pを固定値としているが、これに限らない。例えば、数式28のように、参照するフレームの量子化スケールが小さいほど補正係数Pが大きくなるようにしてもよい。
P=1/(Qn-b)+c (数式28)
ここで、b、cは調整パラメータである。
また、数式28に近似される直線、定数、または量子化スケール毎に与えられたテーブルを参照して決定してもよい。
(3)実施の形態6では、目標符号量の補正を1フレーム毎に行うが、これに限らず1ブロックライン毎に行ってもよい。
(4)符号化部11は、MPEGエンコーダとして説明しているが、予測符号化と量子化とを併用して符号化するものであれば、これに限らない。
(5)実施の形態では、フレーム(n+1)の量子化スケールを演算により導出しているが、本発明は、これに限らない。例えば、フレームnの予測符号化方式、量子化スケール及び発生符号量の全ての組み合わせに対応付けられた量子化スケールの中からフレーム(n+1)の量子化スケールを決定してもよい。この場合には、フレーム毎に演算することなく、量子化スケールを導出することができる。
(6)実施の形態では、フレーム(n+1)の量子化スケールを導出するために、フレームnの各パラメータ(予測符号化方式、量子化スケール及び発生符号量)が参酌されているが、フレームn以前のフレームであれば、これに限らない。例えば、フレーム(n−1)の各パラメータを参酌してもよい。
(7)実施の形態では、量子化スケールを導出するために、1のフレームの各パラメータが参酌されているが、複数のフレームの各パラメータを参酌しても構わない。複数のフレームの各パラメータを参酌すれば、動画符号化装置の処理負荷は増加するが、ハンチング抑制効果はより増大すると考えられる。
本発明は、デジタルビデオカメラのような動画撮像装置に利用することができる。
従来の動画符号化装置における発生符号量及び画質の推移を示す図である。 実施の形態1に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 符号量補正部12の詳細な構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る動画符号化装置31の動作を示す図である。 実施の形態1に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態1に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。 実施の形態2に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態2に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。 実施の形態3に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 累積差分符号量算出部14と目標符号量補正部15との詳細な構成の一例を示す図である。 実施の形態3に係る動画符号化装置33の動作を示す図である。 実施の形態3に係る目標符号量補正処理の詳細を示す図である。 実施の形態3に係る量子化スケール、符号量、画質及び総符号量の時間的推移を示す図である。 実施の形態4に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 実施の形態4に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態5に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 実施の形態5に係る動画符号化装置35の動作を示す図である。 実施の形態6に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態6に係る量子化スケール、符号量、画質の時間的推移を示す図である。 実施の形態7に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 テーブル記憶部19に記憶されているテーブルの例を示す図である。 実施の形態7に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態8に係る動画撮像装置の構成を示す図である。 符号量補正部12の詳細な構成の一例を示す図である。 実施の形態8に係る動画符号化装置38の動作を示す図である。 実施の形態8に係る量子化スケール決定処理の詳細を示す図である。 実施の形態8に係る符号量の時間的推移を示す図である。 実施の形態9に係る動画撮像装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 撮像素子
4 制御マイコン
5 プログラム記憶メモリ
6 動画ストリーム記憶メモリ
7 モード切替釦
11 符号化部
12 符号量補正部
13 量子化スケール決定部
14 累積差分符号量算出部
15 目標符号量補正部
16 容量測定部
17 バッファ
18 転送部
19 テーブル記憶部
31乃至39 動画符号化装置
121 符号量測定部
122 フレーム符号量記憶メモリ
123 ブロックライン符号量記憶メモリ
141 符号量測定部
151 判定部

Claims (13)

  1. 動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化手段と、
    前記符号化手段が第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、
    前記符号化手段が第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出手段と
    を備えることを特徴とする動画符号化装置。
  2. 前記第1の補正係数は、1であり、
    前記第2の補正係数は、1/5乃至1/3の範囲内で予め定められた固定値であること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  3. 前記動画符号化装置は、さらに、
    第1のフレーム以前の各フレームで発生した発生符号量の累積量と当該各フレームに定められた目標符号量の累積量との差分を取得する差分取得手段を備え、
    前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、前記差分が前記第1のフレームの発生符号量に対して大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  4. 前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、さらに、前記発生符号量の累積量が前記目標符号量の累積量を超過していなければ、前記差分に関わらず、前記第1のフレームの発生符号量が大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすること
    を特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  5. 前記動画符号化装置は、さらに、
    前記符号化手段により符号化された動画データを記憶するバッファを備え、
    前記導出手段における第1の方式及び第2の方式は、さらに、前記バッファの空き容量が所定量より大きければ、前記差分に関わらず、前記第1のフレームの発生符号量が大きいほど、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを大きくすること
    を特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  6. 前記導出手段は、さらに、
    前記符号化手段がフレームをイントラ符号化しようとする場合には、当該フレームの量子化に用いる量子化スケールを、予め定められた固定値とすること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  7. 前記導出手段は、さらに、
    前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも大きな第3の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第3の方式により導出すること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  8. 前記動画符号化装置は、さらに、
    前記符号化手段により符号化された動画データを記憶するバッファを備え、
    前記導出手段は、さらに、
    前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合において、
    前記バッファの空き容量が所定量より大きければ、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、予め定められた固定値とし、
    前記バッファの空き容量が所定量以下であれば、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも大きな第3の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第3の方式により導出すること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  9. 前記導出手段は、さらに、
    前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、第1のフレームの発生符号量に関わらず、第1のフレームの量子化に用いられた量子化スケールに予め定められた係数を乗算することにより第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを導出すること
    を特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  10. 前記係数は、5/4乃至4/3であること
    を特徴とする請求項9に記載の動画符号化装置。
  11. 前記動画符号化装置は、さらに、
    第1のフレームの量子化スケールと第2のフレームの量子化スケールとが対応付けられたテーブルを記憶している記憶手段を備え、
    前記導出手段は、さらに、前記符号化手段が第1のフレームを符号化した後に第2のフレームをイントラ符号化しようとする場合には、前記テーブルを参照することにより、第1のフレームの量子化に用いた量子化スケールから第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを導出すること
    を特徴とする請求項9に記載の動画符号化装置。
  12. 被写体を撮像して動画データを生成する撮像素子と、
    前記撮像素子が生成した動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化手段と、
    前記符号化手段が第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、
    前記符号化手段が第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出手段と
    を備えることを特徴とする動画撮像装置。
  13. 動画データのフレーム毎に、量子化を伴うインター符号化及び量子化を伴うイントラ符号化を選択的に施す符号化ステップと、
    前記符号化ステップが第1のフレームをインター符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に第1の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第1の方式により導出し、
    前記符号化ステップが第1のフレームをイントラ符号化した後に第2のフレームをインター符号化しようとする場合には、第2のフレームの量子化に用いる量子化スケールを、第1のフレームの発生符号量に前記第1の補正係数よりも小さな第2の補正係数を乗算して得られた補正符号量を用いて導出する第2の方式により導出する導出ステップと
    を備えることを特徴とする動画符号化方法。
JP2005255228A 2004-09-10 2005-09-02 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置 Expired - Fee Related JP4800712B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005255228A JP4800712B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-02 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置
EP20050255416 EP1635580A2 (en) 2004-09-10 2005-09-05 Moving picture coding apparatus and moving picture coding method
US11/222,222 US7570823B2 (en) 2004-09-10 2005-09-09 Moving picture coding apparatus, moving picture coding method, and moving picture imaging apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004264418 2004-09-10
JP2004264418 2004-09-10
JP2005255228A JP4800712B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-02 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006109420A JP2006109420A (ja) 2006-04-20
JP4800712B2 true JP4800712B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=35468903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005255228A Expired - Fee Related JP4800712B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-02 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7570823B2 (ja)
EP (1) EP1635580A2 (ja)
JP (1) JP4800712B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152895A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Panasonic Corp 符号量制御方法および装置、符号量制御プログラム、カメラシステム
US8325801B2 (en) * 2008-08-15 2012-12-04 Mediatek Inc. Adaptive restoration for video coding
KR20110027238A (ko) * 2009-09-10 2011-03-16 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 영상 데이터 처리 장치 및 방법
JP5342391B2 (ja) * 2009-09-25 2013-11-13 株式会社メガチップス 画像処理装置
JP5421727B2 (ja) * 2009-10-20 2014-02-19 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
JP5641755B2 (ja) 2010-03-25 2014-12-17 キヤノン株式会社 符号化装置、符号化装置の制御方法、プログラム

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4000000A (en) * 1972-09-05 1976-12-28 Mendenhall Robert Lamar Process for recycling asphalt-aggregate compositions
US5000000A (en) * 1988-08-31 1991-03-19 University Of Florida Ethanol production by Escherichia coli strains co-expressing Zymomonas PDC and ADH genes
JP3128336B2 (ja) * 1992-07-21 2001-01-29 株式会社日立製作所 動画像符号化装置
JPH06213660A (ja) * 1993-01-19 1994-08-05 Aisin Seiki Co Ltd 像の近似直線の検出方法
US5884323A (en) * 1995-10-13 1999-03-16 3Com Corporation Extendible method and apparatus for synchronizing files on two different computer systems
US5963673A (en) * 1995-12-20 1999-10-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for adaptively selecting a coding mode for video encoding
US5727159A (en) * 1996-04-10 1998-03-10 Kikinis; Dan System in which a Proxy-Server translates information received from the Internet into a form/format readily usable by low power portable computers
CN1155259C (zh) * 1996-11-26 2004-06-23 松下电器产业株式会社 运动图象可变比特率编码装置和编码方法
WO1998037701A1 (en) * 1997-02-12 1998-08-27 Sarnoff Corporation Apparatus and method for optimizing the rate control in a coding system
US6011868A (en) * 1997-04-04 2000-01-04 Hewlett-Packard Company Bitstream quality analyzer
JPH10336649A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 動画像符号化方法および装置
JPH1141610A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 可変速度符号化制御方法及び装置
US6037987A (en) * 1997-12-31 2000-03-14 Sarnoff Corporation Apparatus and method for selecting a rate and distortion based coding mode for a coding system
JP3907875B2 (ja) * 1998-10-23 2007-04-18 パイオニア株式会社 符号化レート制御装置及び情報符号化装置
US6661840B1 (en) * 1999-04-23 2003-12-09 Sony Corporation Image encoder and method of the same
JP2001222487A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Nec Corp データ変換システム及びデータ変換方法
US7010581B2 (en) * 2001-09-24 2006-03-07 International Business Machines Corporation Method and system for providing browser functions on a web page for client-specific accessibility
US20030110234A1 (en) * 2001-11-08 2003-06-12 Lightsurf Technologies, Inc. System and methodology for delivering media to multiple disparate client devices based on their capabilities
JP2003186794A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Fujitsu Ltd 情報提供プログラム,情報提供プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体及び情報提供装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060062479A1 (en) 2006-03-23
JP2006109420A (ja) 2006-04-20
EP1635580A2 (en) 2006-03-15
US7570823B2 (en) 2009-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2344566C1 (ru) Способ кодирования, кодирующее устройство, программа обработки кодирования и регистрирующий носитель, на котором записана программа обработки кодирования
KR100392974B1 (ko) 비디오인코더및비디오인코딩방법
US10178406B2 (en) Control of video encoding based on one or more video capture parameters
JP4800712B2 (ja) 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画撮像装置
US8731052B2 (en) Image processing device and image processing method with feedback control
US8040947B2 (en) Bitrate control device for controlling bitrate of video data
JPH08102938A (ja) 画像符号化装置
JP2000197048A (ja) 符号化レ―ト制御装置及び情報符号化装置
JP2006295535A (ja) 動画像符号化装置および方法
US8081679B2 (en) Image processing apparatus
WO2010050089A1 (ja) 動画像圧縮符号化における符号化処理方法及び符号化処理装置
US20090161758A1 (en) Code amount control method, code amount control device, and camera system
JP5649296B2 (ja) 画像符号化装置
JP5943733B2 (ja) 画像符号化装置およびその制御方法ならびにプログラム
US20140192864A1 (en) Moving image coding apparatus, code amount control method, and storage medium
US8116577B2 (en) Encoding method, encoding device, encoding process program, and recording medium on which encoding process program is recorded
JP3480067B2 (ja) 画像符号化装置及び方法
JP2005295215A (ja) 動画像符号化装置
US7801214B2 (en) Method and apparatus for controlling encoding rate and quantization scales
JP4725217B2 (ja) 撮像装置
JP3888533B2 (ja) 画像特徴に応じた画像符号化装置
JP3984665B2 (ja) 画像信号の符号化圧縮装置および方法
JP3812269B2 (ja) 動画像符号化装置及びその方法
JP4142497B2 (ja) 動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法,フレーム内レート制御装置,動画像符号化装置およびフレーム内レート制御プログラム
JP4834535B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees