JP4924509B2 - スキャニング装置、スキャニング管理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

スキャニング装置、スキャニング管理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、スキャナ等のスキャニング装置においてスキャニング処理が中断された場合の対処技術に関するものである。
一般に、原稿などの紙からの画像の読み取りは、スキャナに接続されるコンピュータにおいて連携ソフトウェアを実行させ、その連携ソフトウェアによる制御の下で、スキャナにおいてスキャニング処理を実行させることにより、行われる。スキャナにおいて、スキャニング処理が中断される要因としては、スキャナ側でエラーが発生した場合(例えば、オートドキュメントフィーダでの紙詰まりなど)や、ソフトウェア側でエラーが発生した場合や、スキャナ側でユーザがマニュアル操作で処理の中止を選択した場合などが挙げられる。
なお、このような処理が中断された場合の対処技術として、従来では、例えば、下記の特許文献に記載のものが知られている。
特開平5−328078号公報 特開2000−59582号公報
従来では、スキャナにおいてスキャニング処理が中断された場合、ページ途中で途切れたデータについては、破棄されていた。また、複数枚の原稿について、連続して画像の読み取り行い、そのスキャニング処理により得られたデータをページ単位でコンピュータ内に保持するような場合でも、保持していたデータについては、全て破棄されていた。
このため、スキャニング処理を再開する場合には、画像の読み取りを最初からやり直さなければならず、ユーザは無駄な時間と労力を要した。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、スキャニング処理を再開する場合でも、ユーザの時間と労力を節約することができる技術を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
スキャニング装置であって、
制御部と、
スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する画像読取部と、
生成された前記スキャニングデータを格納することが可能な格納部と、
を備え、
前記制御部は、前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成し、生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存することを特徴とするスキャニング装置。
このように、適用例1のスキャニング装置では、スキャニング処理が中断した場合に、それまでに生成されたスキャニングデータのうち、最終ページなど、所定のページのデータに基づき、そのページについてのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像のデータを保存すると共に、生成された上記スキャニングデータの全部または一部を、サムネイル画像に対応する退避データとして保存するようにしている。
従って、適用例1のスキャニング装置によれば、スキャニング処理を再開するに当たり、スキャニング装置において退避データが残っているため、画像の読み取りを最初からやり直さなくてもよく、それ以降のデータが得られるように、画像の読み取りを再開すればよい。従って、ユーザの時間と労力を節約することができる。
[適用例2]
適用例1に記載のスキャニング装置において、
前記スキャニング装置は、表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記格納部に前記退避データが存在する場合に、前記格納部に保存されている前記サムネイル画像のデータに基づいて、前記サムネイル画像を前記表示部に表示させることを特徴とするスキャニング装置。
従って、表示されるサムネイル画像は保存されている退避データとそれぞれ対応しているので、ユーザは、退避データとしてどのようなデータが退避されているかを知ることができ、また、ユーザが、複数の退避データの中から、再開させたいデータを選択しようとする際に、容易に選択することができる。
[適用例3]
適用例2に記載のスキャニング装置において、
前記スキャニング装置は、操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択された場合に、前記格納部に保存されている退避データのうち、選択された前記サムネイル画像に対応する退避データに、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータを結合することを特徴とするスキャニング装置。
従って、スキャニングを再開するに当たり、ユーザが再開したいデータに対応するサムネイル画像を選択するだけで、そのサムネイル画像に対応する退避データに、再開後に得られるスキャニングデータが結合されるため、結合して得られるデータとしては、中断なく正常に処理がなされた場合のデータと同じものを得ることができる。
[適用例4]
適用例2に記載のスキャニング装置において、
前記スキャニング装置は、操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択されなかった場合に、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータの一部を、前記格納部に保存されている各退避データと、それぞれ比較し、比較の結果、生成された前記スキャニングデータの一部と一致する退避データが存在する場合に、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合することを特徴とするスキャニング装置。
このように、スキャニングを再開するに当たり、ユーザによってサムネイル画像が選択されなかった場合でも、再開後に得られたスキャニングデータの一部を、各退避データとそれぞれ比較して、一致する退避データが存在する場合には、その退避データに再開後に得られたスキャニングデータを結合するようにしているため、結合して得られるデータとしては、中断なく正常に処理がなされた場合のデータと同じものを得ることができる。また、ユーザはサムネイル画像の選択を行わなくても、再開後のスキャニングデータの適正な退避データへの結合がなされるため、ユーザは時間と労力を節約することができる。
[適用例5]
適用例4に記載のスキャニング装置において、
前記制御部は、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合する際、一致する部分が重複しないように結合することを特徴とするスキャニング装置。
このようにデータを結合する場合、一致する部分がある場合、そのまま単純に結合すると、重複する部分が出てくるので、それを回避する必要があるからである。例えば、一方のデータの一部(一致する部分)を、他方のデータの一部(一致する部分)で置き換えるようにすればよい。
[適用例6]
格納部を備えるスキャニング装置におけるスキャニング管理方法であって、
(a)スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する工程と、
(b)前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成する工程と、
(c)生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存する工程と、
を備えるスキャニング管理方法。
このように、適用例6のスキャニング管理方法によれば、適用例1と同様の効果を奏することができる。
[適用例7]
格納部を備えるコンピュータにおいて実行されるコンピュータプログラムであって、
スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する機能と、
前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成する機能と、
生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存する機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
このように、適用例7のコンピュータプログラムによれば、適用例1と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記したスキャニング装置などの装置発明の態様や、スキャニング管理方法などの方法発明の態様や、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様に限ることなく、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様など、種々の態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
A−1.実施例の構成:
A−2.実施例の動作:
A−3.実施例の効果:
A−4.第1の実施例に対する変形例:
B.第2の実施例:
B−1.実施例の構成:
B−2.実施例の動作:
B−3.実施例の効果:
B−4.第2の実施例に対する変形例:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A−1.実施例の構成:
図1は本発明の第1の実施例としてのスキャニングシステムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施例のスキャニングシステムは、スキャナ100と、サーバ200と、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)300と、で構成されており、各構成要素は、イーサネット(登録商標)などのネットワーク400を介して、互いに接続されている。
このうち、スキャナ100は、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU102と、プログラムを格納したり、各種データや情報を一時的に格納したりするためのメモリ104と、ネットワーク400を介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部106と、タッチパネルなどから成り、ユーザからの指示などを入力するための操作部108と、液晶パネルなどから成り、各種データや情報などを表示するための表示部110と、イメージセンサなどから成り、原稿などの紙から画像などを読み取るための画像読取部112と、を主として備えている。
また、サーバ200は、連携ソフトウェアなどのプログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU202と、連携ソフトウェアなどのプログラムを格納したり、各種データや情報を一時的に格納したりするためのメモリ204と、ネットワーク400を介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部206と、ハードディスクドライブや半導体メモリデバイスなどから成り、各種データや情報を記憶するための外部記憶デバイス212と、を主として備えている。このうち、メモリ204は、データや情報として、後述する中止ID管理テーブル232などを格納することが可能である。また、外部記憶デバイス212は、後述するように、画像データである退避データ234などを記憶することが可能である。上記構成要素以外にも、キーボードやポインティングデバイスなどの操作部やモニタなどの表示部などを備えているが、図では省略されている。
さらに、クライアントPC300も、サーバ200と同様に、CPUやメモリなど、各種構成要素を備えているが、図では省略されている。なお、装置同士は、ケーブルなど有線で接続される代わりに、いわゆる無線LANや、ブルートゥースや、赤外線など、無線で接続されてもよい。
A−2.実施例の動作:
図2は図1のスキャニングシステムにおける正常時の処理手順を示すフローチャートである。図2を用いて、正常時の処理について説明する。まず、スキャナ100のユーザが、スキャナ100の操作部108を操作して、スキャニングの設定(例えば、解像度や原稿サイズなど)及びスキャンデータ(すなわち、スキャニング処理より得られる画像データ)の格納先などを指定する(ステップS102)。格納先としては、例えば、クライアントPC300内の所望のフォルダを指定する。これに対し、スキャナ100では、CPU102が、指定された設定及び格納先などの情報を、通信部106からネットワーク400を介してサーバ200に送信する(ステップS104)。
一方、サーバ200では、CPU202が、送信された設定及び格納先などの情報を、通信部206を介して受信して、メモリ204に一時的に格納する。次に、CPU202は、外部記憶デバイス212内に、退避データ234が存在するか否かを確認し(ステップS132)、退避データが存在しない場合には、そのまま待機する(ステップS134)。なお、退避データの内容及びその退避データが存在する場合の処理については後ほど説明する。
その後、スキャナ100のユーザが、操作部108を操作してスキャニング処理の開始を指示すると、スキャナ100のCPU102は、画像読取部112を制御して、画像読取部112によって原稿などの紙から画像の読み取りを開始させる(ステップS108)。そして、CPU102は、画像読取部112から出力されるスキャニングデータ(例えば、RAWデータ)を、通信部106からサーバ200に送信する(ステップS110)。
一方、サーバ200では、CPU202は、送信されたスキャニングデータを、通信部206を介して受信する。そして、CPU202は、そのスキャニングデータを、1ページ毎に、指定されたファイルフォーマットに変換する(ステップS136)。例えば、スキャニングデータを、RAWデータからPDF(Portable Document Format)データに変換する。
その後、サーバ200において、全てのスキャニングデータの受信が完了し(ステップS138)、変換が完了したら、CPU202は、先にメモリ204に格納していた格納先の情報を読み出し、その情報に基づいて、それら全てのスキャニングデータを、通信部206からネットワーク400を介してクライアントPC300に送信する(ステップS140)。そして、クライアントPC300において、送信された全てのスキャニングデータの受信が完了したら、図2に示す一連の処理が終了する。
図3は図1のスキャニングシステムにおける中止時の処理手順を示すフローチャートである。図3を用いて、スキャナ100のユーザが、途中でスキャニング処理の中止を選択した場合の処理について説明する。図3において、ステップS202からステップS210までの処理、及び、ステップS232からステップS236までの処理は、図2で示したステップS102からステップS110までの処理、及び、ステップS132からステップS136までの処理と同様であるので、それら処理についての説明は省略する。
スキャナ100において、スキャニング処理が行われている最中に、スキャナ100のユーザが、操作部108を操作してスキャニング処理の中止を指示すると、スキャナ100のCPU102は、中止命令を、通信部106を介してサーバ200に送信する(ステップS214)。
これに対し、サーバ200では、CPU202が、送信された中止命令を、通信部206を介して受け取ると、それまで受信していたスキャニングデータから、退避データ234を生成する。スキャナ100では、複数枚の原稿をスキャニングした際に、スキャニングデータとして、ページ単位の中間生成物(RAWデータ)が作られ、それらがサーバ200に送信されるので、サーバ200では、それら送信されたページ単位のRAWデータを退避するデータの対象とする。なお、スキャニング中のであったページ途中のデータについては、退避するデータの対象としない。すなわち、ページ単位でスキャニングが完了しているデータのみ、退避するデータの対象とする。
次に、CPU202は、今回の中止を特定するための中止IDを発行する(ステップS244)。後に行われるスキャニング処理の再開の際に、今回の中止の「続き」であることを照合するために、今回の中止を特定する必要があるからである。中止IDとしては、アルファベットと数字との組み合わせのようなユニークな構成にすることで、ある程度、重複を防ぐことが可能である。
中止IDは、後述するように、スキャナ100のユーザが操作部108を操作して入力する必要がある。具体的には、操作部108に、複合機の操作パネルのように、専用の文字入力パネルなどを保持させることによって、ユーザからの文字入力が可能となる。その際、入力の簡易さから、中止IDとしては、例えば、以下の各2桁を組み合わせて、4桁のIDを用いるようにすればよい。
例)
アプリケーションID(2桁):00〜FF(16進数でカウントアップする)
インデックス(2桁) :00〜FF(16進数でカウントアップする)
次に、CPU202は、生成した退避データ234を外部記憶デバイス212に保存すると共に、発行した中止IDを、退避データ234の格納先(すなわち、格納先フォルダ)と、を対応付けて、メモリ204内の中止ID管理テーブル232に保存する(ステップS246)。
図4は図1のメモリ204内における中止ID管理テーブル232の一例を示す説明図である。図4に示すように、各中止IDは、それぞれ、その中止の際に退避したデータの格納先と、対応付けられている。なお、退避データの格納先のフォルダは、CPU202が、一定の規則の下で、任意に指定する。
さらに、CPU202は、発行した中止IDを、通信部206からネットワーク400を介してスキャナ100に送信する(ステップS248)。
これに対し、スキャナ100では、CPU102が、送信された中止IDを、通信部106を介して受信すると、その中止IDを表示部110に表示させる(ステップS216)。この結果、スキャナ100のユーザは、その表示を見て、今回の中止で発行された中止IDを認識し、その中止IDを覚えておくようにする。こうして、図3に示す、中止時における一連の処理が終了する。
図5は図1のスキャニングシステムにおける再開時の処理手順を示すフローチャートである。図5を用いて、スキャニング処理中止後に、スキャナ100のユーザが、スキャニング処理の再開を指示した場合の処理について説明する。図5において、ステップS302からステップS304まで処理は、図2で示したステップS102からステップS104までの処理と同様であるので、それら処理についての説明は省略する。
サーバ200では、CPU202が、送信された設定及び格納先などの情報を、通信部206を介して受信すると、メモリ204に一時的に格納すると共に、外部記憶デバイス212内に、退避データ234が存在するか否かを確認する(ステップS332)。今回は、スキャニング処理中止後であるため、外部記憶デバイス212内に、退避データ234が存在する。そこで、CPU202は、外部記憶デバイス212内に退避データ234が存在することを確認すると、通信部206を介してスキャナ100に、再開確認を要求する(ステップS352)。
これに対し、スキャナ100では、CPU102が、通信部106を介して、この再開確認要求を受け取ると、表示部110に、以前のスキャニング処理の中止により退避データがある旨を表示して(ステップS318)、スキャナ100のユーザに、その中止の続きとして、スキャニング処理の再開を行うか否かを選択させる。
そこで、ユーザが、操作部108を操作して、スキャニング処理の再開を指示する(ステップS320)と、次に、CPU102は、表示部110に、中止IDの入力を促すメッセージを表示する(ステップS322)。
これに対し、ユーザが、操作部108を操作して、先に覚えた中止IDを入力する(ステップS324)と、CPU102は、その入力された中止IDを、通信部106を介して200に送信する(ステップS326)。サーバ200では、CPU202が、通信部206を介して、この中止IDを受信すると、メモリ204内の中止ID管理テーブル232を参照して、受信した中止IDと同じIDが、中止ID管理テーブル232内にあるか否かを判断して、受信した中止IDについて照合を行う(ステップS354)。
そして、CPU202は、その照合の結果、受信した中止IDと同じIDが、中止ID管理テーブル232にある場合には、スキャナ100に対して、スキャニング処理再開許可の指示を出す。さらに、CPU202は、その中止IDに対応する退避データ234の格納先の情報を、中止ID管理テーブル232から読み出し、その格納先(格納先フォルダ)から、中止IDに対応した退避データ234を取得する(ステップS356)。
一方、スキャナ100では、CPU102が、通信部106を介して、スキャニング処理再開許可の指示を受け取ると、画像読取部112を制御して、画像読取部112により画像の読み取りを開始させる(ステップS308)。そして、CPU102は、画像読取部112から出力されるスキャニングデータ(RAWデータ)を、通信部106からサーバ200に送信する(ステップS310)。
なお、照合の結果、受信した中止IDと同じIDが、中止ID管理テーブル232にない場合には、CPU202が、スキャナ100に対して、中止IDの再入力要求を出し、スキャナ100において、CPU102が、その再入力要求を受け取ると、表示部110に、中止IDの再入力を促すメッセージを表示するようにしてもよい。
さて、スキャナ100からスキャニングデータが送信された場合、サーバ200では、CPU202は、そのスキャニングデータ(RAWデータ)を、通信部206を介して受信する。そして、CPU202は、そのスキャニングデータ(RAWデータ)を、格納先から取得した退避データ(RAWデータ)とマージしながら(ステップS358)、1ページ毎に、指定ファイルフォーマット(この場合、PDF)に変換する(ステップS336)。このとき、退避データは、前述したとおり、ページ単位のRAWデータであるため、マージする際には、退避データの後に、スキャニングデータ(RAWデータ)をそのまま付加されることになる。
その後の処理は、図2で示したステップS138からステップS140までの処理と同様であるので、それら処理についての説明は省略する。こうして、図5に示す、再開時における一連の処理が終了する。
ところで、上記した説明では、スキャナ100のユーザがスキャニング処理の中止を選択したことによって、スキャニング処理が中断される場合を例として説明したが、例えば、エラーが発生したことによって、スキャニング処理が中断される場合もあり得る。
例えば、スキャナ100側でエラーが発生した場合には、スキャナ100のCPU102が、図3のステップ214の処理(中止命令の送信)に代えて、そのエラーの発生をサーバ200に通知するようにする。これに対し、サーバ200では、CPU202が、この通知を受け取ると、ステップ242の処理と同様に、それまで受信していたスキャニングデータから、退避データ234を生成するようにする。それ以降の処理は、図3に示した処理と同様となる。
一方、サーバ200(連携ソフトウェア)側でエラーが発生した場合には、サーバ200のCPU202は、そのエラーの発生をスキャナ100に通知すると共に、ステップ242の処理と同様に、それまで受信していたスキャニングデータから、退避データ234を生成する。また、スキャナ100では、CPU102が、その通知を受け取ると、スキャニングを中止して待機するようにする。それ以降の処理は、図3に示した処理と同様となる。このようにして、エラーが発生したことによって、スキャニング処理が中断される場合にも、上記した処理と同等の処理を実現することができる。
A−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例によれば、スキャナ100のユーザがスキャニング処理の中止を選択したり、エラーが発生したりして、スキャニング処理が中断された場合に、サーバ200において、中止IDを発行し、その中止IDと退避データとを対応付けて管理するようにしている。そのため、スキャニング処理を再開するに当たり、退避データが残っているため、ユーザは、スキャニング処理を最初からやり直さなくてもよく、それ以降のデータが得られるように、スキャニング処理を再開すればよい。しかも、ユーザがスキャナ100に中止IDを入力するだけで、その中止IDに対応する退避データに、再開後に得られたスキャニングデータがマージされるため、マージして得られるデータとしては、中断なく正常に処理がなされた場合のデータと同じものを得ることができる。従って、スキャニング処理を再開する場合でも、ユーザは時間と労力を節約することができる。
A−4.第1の実施例に対する変形例:
上記した実施例では、中止IDを、サーバ200側で発行するようにしていたが、スキャナ100側で発行するようにしてもよい。
また、上記した実施例では、ユーザに中止IDを知らせるために、その中止IDをスキャナ100側で表示するようにしていたが、他の手段でユーザに知らせるようにしてもらい。例えば、中止IDを電子メールに記載して、クライアントPC300に送信するようにしてもよい。この場合、ユーザは、クライアントPC300におけるモニタの表示画面で中止IDを知ることができる。また、中止IDをサーバ200(連携ソフトウェア)が管理しているログに記録し、ユーザは、サーバ200におけるモニタの表示画面で中止IDを知ることができる。
B.第2の実施例:
B−1.実施例の構成:
図6は本発明の第2の実施例としてのスキャニングシステムの概略構成を示すブロック図である。
図6に示すとおり、本実施例のスキャニングシステムは、スキャナ500と、サーバ600と、クライアントPC700と、で構成されており、各構成要素は、イーサネット(登録商標)などのネットワーク800を介して、互いに接続されている。
このうち、スキャナ500は、図1に示したスキャナ100と一部構成が異なっている。すなわち、スキャナ500は、主として、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU502と、プログラムを格納したり、各種データや情報を一時的に格納したりするためのメモリ504と、ネットワーク800を介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部506と、タッチパネルなどから成り、ユーザからの指示などを入力するための操作部508と、液晶パネルなどから成り、各種データや情報などを表示するための表示部510と、イメージセンサなどから成り、原稿などの紙から画像などを読み取るための画像読取部512と、を備えている他、ハードディスクドライブや半導体メモリデバイスなどから成り、各種データや情報を記憶するための外部記憶デバイス514を備えている。なお、外部記憶デバイス514は、後述するように、サムネイル画像データ532や退避データ534などを記憶することが可能である。
また、サーバ600及びクライアントPC700は、CPUやメモリなど、各種構成要素を備えているが、図では省略されている。なお、装置同士は、有線で接続される代わりに、無線で接続されてもよい。
なお、本実施例において、スキャナ500は、請求項におけるスキャニング装置に、CPU502は、請求項における制御部に、メモリ504は、請求項における格納部に、それぞれ相当する。
B−2.実施例の動作:
図7は図6のスキャニングシステムにおける正常時の処理手順を示すフローチャートである。図7を用いて、正常時の処理について説明する。なお、図7において、A及びBは、後述する図9におけるA及びBにそれぞれ接続される。
図7において、第1の実施例の場合と同様に、まず、スキャナ500のユーザが、スキャナ500の操作部508を操作して、スキャニングの設定及びスキャンデータの格納先などを指定する(ステップS502)。これに対し、スキャナ500では、CPU502が、指定された設定及び格納先などの情報を、通信部506からネットワーク800を介してサーバ600に送信する(ステップS504)。
その後、ユーザが、操作部508を操作してスキャニング処理の開始を指示すると、CPU502は、外部記憶デバイス514内に、退避データ534が存在するか否かを判定する(ステップS507)。なお、退避データの内容については後ほど説明する。判定の結果、退避データ534が存在しない場合には、CPU502は、画像読取部512を制御して、画像読取部512によって原稿などの紙から画像の読み取りを開始させる(ステップS508)。そして、CPU502は、画像読取部512から出力されるスキャニングデータを、メモリ504または外部記憶デバイス514に順次蓄積させる(ステップS510)。その後、画像読取部512において、全ての紙(原稿など)から画像を読み取ったら、CPU502は、スキャニング処理を完了し(ステップS512)、蓄積していた全てのスキャニングデータをサーバ600に送信する(ステップS514)。サーバ600では、それら送信されたスキャニングデータを受信して、先に送信された格納先の情報に基づいて、それら全てのスキャニングデータをさらにクライアントPC700に送信する。こうして、図7に示す、正常における一連の処理が終了する。なお、退避データ534が存在する場合の処理については後ほど説明する。
図8は図6のスキャニングシステムにおける中止時の処理手順を示すフローチャートである。図8を用いて、スキャナ500のユーザが、途中でスキャニング処理の中止を選択した場合の処理について説明する。図8において、ステップS602からステップS610までの処理は、図7で示したステップS102からステップS110までの処理と同様であるので、それら処理についての説明は省略する。なお、図8において、Aは、後述する図9におけるAに接続される。
スキャナ500において、スキャニング処理が行われている最中に、スキャナ500のユーザが、操作部508を操作してスキャニング処理の中止を指示すると(ステップS612)、CPU502は、画像読取部512を制御して、スキャニング処理を中止させる。そして、その時までに得られているスキャニングデータのうち、最終ページのデータに基づき、その最終ページについてのサムネイル画像を作成し、そのサムネイル画像のデータ532を、外部記憶デバイス514に保存する(ステップS614)。従って、例えば、スキャニング処理を中止した際、スキャニングがページの途中であった場合でも、そのページを最終ページとして、サムネイル画像の作成が行われる。
さらに、CPU502は、それまで蓄積していたスキャニングデータを、退避データ534として外部記憶デバイス514に保存する(ステップS616)。こうして、図8に示す、中止時における一連の処理が終了する。
図9及び図10はそれぞれ図6のスキャニングシステムにおける再開時の処理手順の主要部分を示すフローチャートである。これら図を用いて、スキャニング処理中止後に、スキャナ100のユーザが、スキャニング処理の再開を指示した場合の処理について説明する。なお、図9におけるA及びBは、図7または図8におけるA及びBに、それぞれ接続される。また、図9におけるC及びDは、図10におけるC及びDに、それぞれ接続される。
スキャニング処理中止後に、図7に示したステップS502からS504の処理を経た後、スキャナ500のユーザが、操作部508を操作してスキャニング処理の開始を指示すると(ステップS506)、CPU502は、外部記憶デバイス514内に、退避データ534が存在するか否かを判定する(ステップS507)。今回は、スキャニング処理の中止後であって、外部記憶デバイス514内には、退避データ534が存在するため、CPU502は、外部記憶デバイス514内に退避データ534が存在すると判定する。
そこで、処理は図7のAから図9のAに移り、CPU502は、外部記憶デバイス514から、保存されている全てのサムネイル画像データを取得し(ステップS702)、それらサムネイル画像データに基づいて、表示部510に、サムネイル画像の一覧を表示させる(ステップS704)。この結果、表示部510には、現在保存されている全ての退避データ534に関して、その最終ページの画像がそれぞれ表示されることになる。
そこで、ユーザは、そのサムネイル画像の一覧を見て、それらサムネイル画像の中から、スキャニング処理を再開したい退避データ534に関して、その退避データ534に対応するサムネイル画像を、操作部508を操作することにより、選択する。これに対し、CPU502が、ユーザによりサムネイル画像が選択されたことを認識すると(ステップS706)、画像読取部512を制御して、画像読取部512によって画像の読み取りを開始させる(ステップS708)。そして、CPU502は、その選択されたサムネイル画像に基づき、そのサムネイル画像に対応する退避データ534を外部記憶デバイス514内から見い出し、その退避データ534の後に、画像読取部512から出力されるスキャニングデータを蓄積させる(ステップS710)。その後、処理は図9のBから図7のBに移り、画像読取部512において、全ての紙(原稿など)から画像を読み取ったら、CPU502は、スキャニング処理を完了し(ステップS512)、蓄積していた全てのスキャニングデータをサーバ600に送信する(ステップS514)。
一方、表示部510にサムネイル画像の一覧を表示させた際に、ユーザによって、何れのサムネイル画像も選択されなかった場合には(ステップS706)、処理が図9のCから図10のCに移り、CPU502は、画像読取部512を制御して、画像読取部512によって画像の読み取りを開始させる(ステップS802)。そして、CPU502は、画像読取部512から出力されるスキャニングデータのうち、最初のページのデータを取得する(ステップS804)。
次に、CPU502は、外部記憶デバイス514に保存されている全ての退避データ534について、その退避データ534から得られる最終ページのデータと、ステップS804で取得したスキャニングデータと、を順次比較し(ステップS806)、取得したスキャニングデータと一致する最終ページのデータが存在するか否かを判定する(ステップS810)。具体的には、CPU502は、取得した最初のページのデータについて、傾き補正を行った後、その補正後の最初のページのデータと、最終ページのデータと、で、一定のデータ量毎に比較を行い(すなわち、バイナリィデータ同士での比較を行い)、比較の結果、両者の差が所定の閾値範囲以内であれば、一致していると判断する。
判定の結果、一致する最終ページのデータが存在する場合には、CPU502は、その最終ページのデータが属する退避データ534を、外部記憶デバイス514内から見い出し、その退避データ534における最終ページのデータを、ステップS804で取得したスキャニングデータと交換する(ステップS812)。さらに、CPU502は、画像読取部512からその後出力されるスキャニングデータを、交換後のデータの後に、順次蓄積させていく(ステップS814)。その後、処理は図10のDから図9のDに移り、以降の処理は前述したとおりであるので、説明は省略する。
また、ステップS810における判定の結果、一致する最終ページのデータが存在しない場合には、CPU502は、ステップS806で取得したスキャニングデータをメモリ504または外部記憶デバイス514に蓄積させると共に、そのスキャニングデータの後に、画像読取部512からその後出力されるスキャニングデータを順次蓄積させていく(ステップS816)。その後、処理は図10のDから図9のDに移り、以降の処理は前述したとおりであるので、説明は省略する。こうして、図9及び図10並びに図7に示す、再開時における一連の処理が終了する。
なお、上記した説明では、再開時において、どのページからスキャニングを開始させたらよいかについては、特に言及しなかった。しかし、最終的に蓄積されたスキャニングデータ(中止前に得られたデータ(退避データ)と再開後に得られたデータとを含む)が、ページとして連続するようにするためには、以下に述べるようなページからスキャニングが開始されるように、ユーザは原稿をセットする必要がある。
ユーザがサムネイル画像を選択した場合において、その選択したサムネイル画像(すなわち、最終ページ)が、ページの途中で切れたような不完全な画像である場合には、そのページからスキャニングが開始されるようにする必要がある。このようにすると、図9のステップS718の処理では、不完全な画像である最終ページは廃棄され、その前のページに、スキャニング処理開始後の最初のページがつながり、ページとしての連続性が保たれることになる。
また、ユーザがサムネイル画像を選択した場合において、その選択したサムネイル画像(すなわち、最終ページ)が、ページ途中で切れておらず、完全な画像である場合には、その次のページからスキャニングが開始されるようにする必要がある。このようにすると、図9のステップS718の処理において、完全な画像である最終ページに、スキャニング処理開始後の最初のページがつながり、ページとしての連続性が保たれることになる。
なお、選択したサムネイル画像(すなわち、最終ページ)が完全な画像であるか不完全な画像であるかは、ユーザが見て判断してもよいし、スキャナ100のCPU102が、そのサムネイル画像を解析して判断し、ユーザに提示するようにてもよい。例えば、選択されたサムネイル画像の縦横のビット数をカウントして、所定の閾値に達していれば、完全な画像であると判定し、達していなければ、不完全な画像であると判断する。
一方、ユーザがサムネイル画像を選択しなかった場合には、最終ページが完全であるか、不完全であるかに関わらず、そのページからスキャニングが開始されるようにする必要がある。このようにすると、図10のステップS812の処理において、最終ページは、スキャニング処理開始後の最初のページに置き換えられるため、ページとしての連続性が保たれることになる。
ところで、上記した説明では、スキャナ500のユーザがスキャニング処理の中止を選択したことによって、スキャニング処理が中断される場合を例として説明したが、例えば、エラーが発生したことによって、スキャニング処理が中断される場合もあり得る。
すなわち、スキャナ100側でエラーが発生した場合や、サーバ600側でエラーが発生した場合や、ネットワーク800においてエラーが発生した場合には、CPU502が、それを検知し、画像読取部512を制御して、スキャニング処理を中止させ、ステップS614以降の処理を実行するようにすればよい。このようにして、エラーが発生したことによって、スキャニング処理が中断される場合にも、上記した処理と同等の処理を実現することができる。
B−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例によれば、スキャナ500のユーザがスキャニング処理の中止を選択したり、エラーが発生したりして、スキャニング処理が中断された場合に、スキャナ500では、最終ページのサムネイル画像を作成し、そのデータを保存すると共に、それまで蓄積していたスキャニングデータを、退避データ534として保存するようにしている。そのため、ユーザがスキャニング処理を再開するに当たり、退避データが残っているため、スキャニング処理を最初からやり直さなくてもよく、それ以降のデータが得られるように、スキャニング処理を再開すればよい。
また、スキャニング処理を再開する際には、保存している全てのサムネイル画像の一覧を表示するようにしている。従って、ユーザは、退避データとしてどのようなデータが退避されているかを知ることができ、また、複数の退避データの中から、再開させたいデータを容易に選択することができる。さらに、その選択されたサムネイル画像に対応する退避データの後に、スキャニング処理再開後のスキャニングデータを蓄積するようしているため、最終的に蓄積されたスキャニングデータとしては、中断なく正常に処理がなされた場合のデータと同じものを得ることができる。従って、スキャニング処理を再開する場合でも、ユーザは時間と労力を節約することができる。
また、ユーザがサムネイル画像を選択しない場合には、スキャニング処理開始後の最初のページのデータと、退避データにおける最終ページのデータと、を順次比較して、一致する退避データ(すなわち、今回のスキャニングデータがつながるべき先の退避データ)を自動的に検出するようにしている。そして、一致する退避データが検出された場合、その退避データにおける最終ページのデータに、スキャニング処理開始後の最初のページのデータを置き換えて、さらにその後に、その後得られたスキャニングデータを蓄積するようにしているため、最終的に蓄積されたスキャニングデータとしては、中断なく正常に処理がなされた場合のデータと同じものを得ることができる。従って、この場合も、ユーザがスキャニング処理を再開する場合でも、時間と労力を節約することができる。
B−4.第2の実施例に対する変形例:
上記した実施例では、スキャニングデータを退避データ534として退避するようにしていたが、スキャニング処理を行う際にユーザに関して認証処理を行う、いわゆる認証スキャンの場合は、ユーザに関する情報も退避すべく保存するようにしてもよい。
C.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記した各実施例においては、スキャニング装置として、単機能のスキャナを用いるようにしたが、スキャニング機能だけでなく、印刷機能やコピー機能などを備えた複合機を用いても良いし、印刷機能や通信機能などを備えたファクシミリ装置を用いるようにしてもよい。
本発明の第1の実施例としてのスキャニングシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1のスキャニングシステムにおける正常時の処理手順を示すフローチャートである。 図1のスキャニングシステムにおける中止時の処理手順を示すフローチャートである。 図1のメモリ204内における中止ID管理テーブル232の一例を示す説明図である。 図1のスキャニングシステムにおける再開時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例としてのスキャニングシステムの概略構成を示すブロック図である。 図6のスキャニングシステムにおける正常時の処理手順を示すフローチャートである。 図6のスキャニングシステムにおける中止時の処理手順を示すフローチャートである。 図6のスキャニングシステムにおける再開時の処理手順の主要部分を示すフローチャートである。 図6のスキャニングシステムにおける再開時の処理手順の主要部分を示すフローチャートである。
符号の説明
100…スキャナ
102…CPU
104…メモリ
106…通信部
108…操作部
110…表示部
112…画像読取部
200…サーバ
202…CPU
204…メモリ
206…通信部
212…外部記憶デバイス
232…中止ID管理テーブル
234…退避データ
300…クライアントPC
400…ネットワーク
500…スキャナ
502…CPU
504…メモリ
506…通信部
508…操作部
510…表示部
512…画像読取部
514…外部記憶デバイス
532…サムネイル画像データ
534…退避データ
600…サーバ
700…クライアントPC
800…ネットワーク

Claims (5)

  1. スキャニング装置であって、
    制御部と、
    スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する画像読取部と、
    生成された前記スキャニングデータを格納することが可能な格納部と、
    表示部と、
    操作部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    (i)前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成し、生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存し、
    (ii)前記格納部に前記退避データが存在する場合に、前記格納部に保存されている前記サムネイル画像のデータに基づいて、前記サムネイル画像を前記表示部に表示させ、
    (iii)前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択されなかった場合に、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータの一部を、前記格納部に保存されている各退避データと、それぞれ比較し、比較の結果、生成された前記スキャニングデータの一部と一致する退避データが存在する場合に、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合する
    ことを特徴とするスキャニング装置。
  2. 請求項に記載のスキャニング装置において、
    前記制御部は、前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択された場合に、前記格納部に保存されている退避データのうち、選択された前記サムネイル画像に対応する退避データに、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータを結合することを特徴とするスキャニング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスキャニング装置において、
    前記制御部は、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合する際、一致する部分が重複しないように結合することを特徴とするスキャニング装置。
  4. 格納部と表示部と操作部とを備えるスキャニング装置におけるスキャニング管理方法であって、
    (a)スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する工程と、
    (b)前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成する工程と、
    (c)生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存する工程と、
    (d)前記格納部に前記退避データが存在する場合に、前記格納部に保存されている前記サムネイル画像のデータに基づいて、前記サムネイル画像を前記表示部に表示させる工程と、
    (e)前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択されなかった場合に、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータの一部を、前記格納部に保存されている各退避データと、それぞれ比較し、比較の結果、生成された前記スキャニングデータの一部と一致する退避データが存在する場合に、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合する工程と、
    を備えるスキャニング管理方法。
  5. 格納部と表示部と操作部とを備えるコンピュータにおいて実行されるコンピュータプログラムであって、
    スキャニング処理により原稿等から画像を読み取ってスキャニングデータを生成する機能と、
    前記スキャニング処理が中断した場合に、前記スキャニング処理の開始から中断までの間に生成された前記スキャニングデータのうち、所定のページのデータに基づき、前記ページについてのサムネイル画像を生成する機能と、
    生成された前記サムネイル画像のデータを前記格納部に保存すると共に、前記スキャニングデータの全部または一部を、前記サムネイル画像に対応する退避データとして前記格納部に保存する機能と、
    前記格納部に前記退避データが存在する場合に、前記格納部に保存されている前記サムネイル画像のデータに基づいて、前記サムネイル画像を前記表示部に表示させる機能と、
    前記表示部に表示された前記サムネイル画像の中から、前記操作部を介して所望のサムネイル画像が選択されなかった場合に、前記スキャニング処理開始後に生成された前記スキャニングデータの一部を、前記格納部に保存されている各退避データと、それぞれ比較し、比較の結果、生成された前記スキャニングデータの一部と一致する退避データが存在する場合に、一致する前記退避データに、生成された前記スキャニングデータを結合する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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