JP4924008B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、USBメモリ等の外部記憶媒体と電気的に接続して、外部記憶媒体に対するデータの入力又は出力を含む複数の処理を実行可能な情報処理装置等に関する。
従来、プリンタ機能、ファクシミリ機能、イメージスキャナ機能等を有する複合機が知られている。このような複合機においては、例えば、USBメモリを接続するためのコネクタが設けられ、USBメモリを利用した処理を実行できるようになっている。
このような複合機等の情報処理装置に機械的に接続されるUSBメモリにおいては、例えば、複数のUSBコネクタの間隔が狭くても接続可能にすることのできるUSBメモリが知られている(例えば、特許文献1)。また、USB端子付きの記憶装置において、端子のカバーを用いて、記憶装置の機能を選択するスイッチを操作するものも知られている(例えば、特許文献2)。
複合機において、USBメモリを利用した1種類の処理が用意されている場合においては、例えば、USBメモリが接続された時点で、用意されている1種類の処理を実行するようになっているものも知られている。
特開2005−196256号公報 特開2005−265991号公報
近年、複合機には、例えば、イメージスキャナから読み込んだ原稿をUSBメモリに書き込んだり、USBメモリに記憶されたデータを利用して印刷を行ったり、或いは、USBメモリに記憶されたデータに基づいてファクシミリデータ送信したり等といった複数の処理を実行するものがある。
このように、USBメモリを利用した複数の処理を実行可能な複合機では、所望する処理を実行させるためには、USBメモリを複合機に接続した後に、所定のキー又はタッチパネルを頻繁に操作する必要がある。例えば、イメージスキャナから読み込んだ原稿をUSBメモリに書き込ませる処理においては、複合機が可能な複数の処理からイメージスキャナによる処理を選択する必要があり、例えばタッチパネルを複数回操作して、イメージスキャナによる処理を実行させるための画面を表示させることとなる。さらに、その画面において、読取った画像を格納するためにUSBメモリを選択する操作を行い、その後、処理を引き続き行わせるための操作を行う必要がある。
このように、USBメモリを接続した後において、タッチパネルやキー等を用いて多くの操作が必要であるため、処理を実行させるために手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、外部記憶媒体を使用した複数の処理中で所望する処理を容易且つ迅速に実行することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、外部記憶媒体との間でデータの入力又は出力を実行可能な情報処理装置であって、前記外部記憶媒体を接続可能な接続手段と、前記外部記憶媒体が接続されている前記接続手段の空間的な存在位置を検出する検出手段と、前記検出された空間的な存在位置に応じて、前記情報処理装置が実行すべき処理を選択して実行する処理実行制御手段とを有する。係る情報処理装置によると、ユーザは、外部記憶媒体の空間的な存在位置を複数の異なる位置の中から選択することにより、所望する処理の実行を容易且つ迅速に選択して実行させることができる。
また、上記情報処理装置において、接続手段は、外部記憶媒体との電気的な接続が可能な状態を維持しつつ、外部記憶媒体の存在位置を選択可能に構成されていてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体の存在位置を選択する際に電気的な接続が可能な状態を維持しておくことができる。このため、例えば、存在位置の選択時に、外部記憶媒体との電気的な接続を維持することができ、外部記憶媒体に格納されたデータが損傷することを適切に防止できたり、或いは、存在位置を選択した後に、外部記憶媒体との電気的な接続を容易且つ迅速に行うことができたりする。
また、上記情報処理装置において、接続手段は、外部記憶媒体との機械的な接続を維持しつつ、外部記憶媒体の存在位置を選択可能に構成されていてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体の存在位置を選択する際に、機械的な接続を維持しておくことができる。このため、外部記憶媒体の存在位置を選択する際に、外部記憶媒体を機械的に差替える必要がなく、ユーザに手間がかからない。
また、上記情報処理装置において、 前記処理実行制御手段は、前記検出された空間的な存在位置が確定したことを示す所定の条件が満たされた際に、前記実行すべき処理の実行を開始させるようにしてもよい。係る装置によると、存在位置が選択された直後に処理が実行開始されず、所定の条件が満たされることを待って、処理の実行を開始させることができる。これにより、例えば、外部記憶媒体の存在位置を選択している途中において、ユーザが所望する処理以外の処理が実行されることを適切に防止することができる。
また、上記情報処理装置において、前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向に対して略垂直な面において、前記外部記憶媒体との接続を維持して回動可能となっていてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体を接続方向に対して回動させることにより、容易に外部記憶媒体の位置を変えることができる。
また、上記情報処理装置において、前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向を含む面内において、前記外部記憶媒体との接続を維持して回動可能となっているようにしてもよい。係る装置によると、接続方向を含む面内において外部記憶媒体を回動させることにより、容易に外部記憶媒体の位置を変えることができる。
また、上記情報処理装置において、前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向に対して、前記外部記憶媒体との接続を維持して移動可能となっているとなっていてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体の接続方向に対する移動によって、容易に外部記憶媒体の位置を変えることができる。
また、上記情報処理装置において、画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段を更に有し、前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記外部記憶媒体から前記画像を形成するための画像データを入力して、前記画像形成手段により前記画像形成媒体に前記画像データに基づく前記画像を形成するための処理を選択して実行するようにしてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体に格納された画像データに基づく画像を容易に形成させることができる。
また、上記情報処理装置において、原稿の画像を読取る画像読取手段を更に有し、前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記画像読取手段により読取った前記原稿の画像データを前記外部記憶媒体に出力するための処理を選択して実行するようにしてもよい。係る装置によると、画像読取手段により読取った原稿の画像データを外部記憶媒体に容易に格納させることができる。
また、上記情報処理装置において、電話回線を通じてファクシミリデータを送信するファクシミリ送信手段を更に有し、前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記外部記憶媒体から送信するための送信用データを入力して、前記ファクシミリ送信手段により前記送信用データに対応する前記ファクシミリデータを送信するための処理を選択して実行するようにしてもよい。係る装置によると、外部記憶媒体に格納された送信用データに対応するファクシミリデータを電話回線を介して容易に送信させることができる。また、上記情報処理装置において、電話回線を通じてファクシミリデータを受信するファクシミリ受信手段と、前記受信したファクシミリデータを記憶する記憶手段とを更に有し、前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記記憶手段から前記ファクシミリデータを前記外部記憶媒体へ出力するための処理を選択して実行するようにしてもよい。係る装置によると、記憶手段に記憶されたファクシミリデータを容易に外部記憶媒体に格納させることができる。
また、上記情報処理装置において、前記接続手段の複数の空間的な存在位置に対応して、前記実行すべき処理を示す情報を表示する処理情報表示手段を更に有するようにしてもよい。係る情報処理装置によると、ユーザは、実行すべき処理を示す情報によって、外部記憶媒体の位置に応じて実行される処理を把握することができる。
また、上記情報処理装置において、前記接続手段の複数の空間的な存在位置に対応して、前記実行すべき処理が選択されているか否かを示す発光手段を更に有するようにしてもよい。係る情報処理装置によると、発光手段の発光によって、選択されている位置を容易に把握することができる。
また、上記情報処理装置において、処理実行制御手段は、処理に利用可能な識別子が付加されたデータを外部記憶媒体から入力して処理を実行させるようにしてもよい。係る情報処理装置によると、識別子によって、外部記憶媒体の中から処理に利用可能なデータを取得することができる。
また、上記情報処理装置において、処理実行制御手段は、処理に対応する外部記憶媒体中のフォルダに対してのデータの入力又は出力を実行させるようにしてもよい。係る情報処理装置によると、処理に対応するフォルダを利用して処理を実行させることができ、例えば、処理を実行する際に、他のフォルダを参照等する必要がない。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る処理実行方法は、外部記憶媒体との間でデータの入力又は出力を実行可能な情報処理装置による処理実行方法であって、前記情報処理装置の接続手段は、前記外部記憶媒体を接続可能であり、前記情報処理装置の検出手段が、前記外部記憶媒体が接続されている前記接続手段の空間的な存在位置を検出する検出ステップと、前記情報処理装置の処理実行制御手段が、前記検出された空間的な存在位置に応じて、前記情報処理装置が実行すべき処理を選択して実行させる処理実行制御ステップとを有する。係る情報処理装置によると、ユーザは、外部記憶媒体の空間的な存在位置を複数の異なる位置の中から選択することにより、所望する処理の実行を容易且つ迅速に選択して実行させることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置の一例としての複合機を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機の構成図である。
複合機1は、制御ユニット2と、画像読取手段の一例としてのスキャナ機能部3と、画像形成手段の一例としてのプリンタ機能部4と、ファクシミリ送信手段及びファクシミリ受信手段の一例としてのファクシミリ(FAX)機能部5を有する。
スキャナ機能部3は、図示しない原稿給紙トレイに載置された紙、OHPシート等の原稿を読み取ってデジタル画像データを生成する。プリンタ機能部4は、例えば、紙、OHPシート、厚紙、封筒等の画像形成媒体に画像を形成する。FAX機能部5は、電話回線網を介して、外部との間でのファクシミリデータ(FAXデータ)の送受信を行う。
制御ユニット2は、スキャナ機能部3、プリンタ機能部4、又はFAX機能部5に対するユーザからの各種指示を受け付けるとともに、ユーザへの各種情報の出力を行う。
また、制御ユニット2は、スキャナ機能部3、プリンタ機能部4、及びFAX機能部5の制御を行う。具体的には、制御ユニット2は、スキャナ機能部3に読取動作を実行させる。また、制御ユニット2は、プリンタ機能部4に画像形成動作を実行させる。また、制御ユニット2は、FAX機能部5にFAX送受信動作を実行させる。
次に、制御ユニット2のより詳細な構成について説明する。
制御ユニット2において、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、記憶手段の一例としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)13と、入力インターフェース部(入力I/F部)14と、表示処理部15と、通信インターフェース部(通信I/F部)16、17、18及び22と、接続手段の一例としてのUSB(Universal Serial Bus)インターフェース部(USBI/F部)19と、検出手段及び発光制御手段の一例としての検出部20とがバス23を介して接続されている。
ROM11は、ブートプログラム等のプログラムを記憶する。RAM12は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU10による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。EEPROM13は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、複合機1の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。本実施形態では、例えば、通信I/F部18を介してFAX機能部5から受け取ったFAXデータ等を記憶する。
入力I/F部14には、キー部24と、タッチパネル25とが接続されている。入力I/F部14は、キー部24、タッチパネル25からの信号をデータとして、CPU10に出力する。キー部24は、制御ユニット2の筐体に設けられた図示しない、上キー、下キー、左キー、右キー、OKキー、スタートキー、ストップキー、テンキー等を有し、押下されたキーに応じた信号を入力I/F部14に出力する。タッチパネル25は、後述する液晶表示装置(LCD)26上に重ねられて設けられており、ユーザによって押下されたタッチパネル25上の位置に応じた信号を入力I/F部14に出力する。表示処理部15は、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)を有し、CPU10の制御により、表示させる画面に応じた画像データを生成し、LCD26に画面を表示出力させる。
通信I/F部16は、CPU10とスキャナ機能部3とのデータ交換の仲介を行う。通信I/F部17は、CPU10とプリンタ機能部4とのデータ交換の仲介を行う。通信I/F部18は、CPU10とFAX機能部5とのデータ交換の仲介を行う。
通信I/F部22は、ネットワークと接続可能であり、ネットワークを介して他の装置とのデータ交換の仲介を行う。
図2は、本発明の一実施形態に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。
USBI/F部19は、図2(a)に示すように、外部記憶媒体の一例としてのUSBメモリ6を着脱可能なメス型のコネクタ19aを有しており、USBメモリ6とCPU10とのデータ交換の仲介を行う。また、USBI/F部19は、USBメモリ6がコネクタ19aに接続されたことを検出し、その旨をCPU10に通知する。USBI/F部19のコネクタ19aは、USBメモリ6を接続した状態で、USBメモリ6の接続方向に略垂直な面において、例えば、当該垂直な面におけるコネクタ19aのほぼ中心の点を中心として回動することができ、これにより、USBメモリ6は、機械的な接続を維持しつつ、且つ電気的な接続が可能な状態を維持しつつ、複数の異なる空間的な位置からいずれかの位置を選択できるようになっている。ここで、電気的な接続が可能な状態とは、有線または無線によってデータの受け渡しができるようになっている状態を意味する。本実施形態では、USBメモリ6の空間的な存在位置によって複合機1に実行させる処理を変えることができるようになっている。具体的には、図2(b)に示すように、USBメモリ6を、接続方向に垂直な面における長手方向(以下、特に記載しない場合には、長手方向とはこれを意味する。)の左端が右端よりも低くなるような位置(存在位置)にすることにより、後述するScan(スキャン)に関する処理を実行することができ、また、図2(c)に示すように、USBメモリ6を、長手方向の左端及び右端が水平な状態となる位置にすることにより、後述するPrint(プリント)に関する処理を実行することができ、また、図2(d)に示すように、USBメモリ6を長手方向の左端が右端よりも高くなる位置にすることにより、後述するFAXに関する処理を実行することができる。
USBI/F部19の近傍には、図2(a)に示すように処理表示部21が設けられている。
処理表示部21は、図2(a)に示すように、複合機1の筐体前面に設けられる表示面21aを有しており、USBメモリ6のとりうる複数の位置に対応する各位置に、USBメモリ6を当該位置にした際に実行される各処理を示す表示21b、21d及び21fがされている。この表示により、ユーザは、USBメモリ6の位置に応じて実行される処理を容易に把握することができるとともに、複合機1が実行できるUSBメモリ6を利用した複数の処理を容易に把握することができる。また、処理表示部21は、各処理を示す表示21b、21d及び21fに対応して、USBメモリ6の存在する位置(存在位置)が、当該処理を選択していることを示すための点灯可能な発光手段の一例としてのLED(light-emitting diode)21c、21e及び21gを有している。本実施形態では、コネクタ19aに接続されたUSBメモリ6の長手方向の延長線上に、当該位置において実行される処理に相当する名称の表示21b、21d及び21fが配置され、その右側にLED21c、21e及び21gが配置される。例えば、図2(b)に示すように、USBメモリ6の長手方向の左端が右端よりも低くなる位置での長手方向の延長上となる位置に、当該USBメモリ6の位置において実施されるScanに関する処理を示す"Scan"との表示21bが配置され、その右側にLED21cが配置される。また、図2(c)に示すように、USBメモリ6の長手方向の左端と右端が水平な状態となる位置での長手方向の延長上となる位置に、当該USBメモリ6の位置において実施されるPrintに関する処理を示す"Print"との表示21dが配置され、その右側にLED21eが配置される。また、図2(d)に示すように、USBメモリ6の長手方向の左端が右端よりも高くなる位置での長手方向の延長上となる位置に、当該USBメモリ6の位置において実施されるFAXに関する処理を示す"FAX"との表示21fが配置され、その右側にLED21gが配置される。
検出部20は、USBメモリ6が現在存在する空間的な位置(存在位置)を検出し、存在位置を示す情報をCPU10に通知するとともに、存在位置に応じて処理表示部21のLED21c、21e又は21gを点灯させる制御を行う。
図3は、本発明の一実施形態に係る検出部の構成を説明する図である。
図3は、複合機1の筐体内部に配置されている検出部20の一部の透視図であり、図3(a)は、図2(b)に示す状態におけるコネクタ19aと検出部20との状態を示し、図3(b)は、図2(c)に示す状態におけるコネクタ19aと検出部20との状態を示し、図3(c)は、図2(d)に示す状態におけるコネクタ19aと検出部20との状態を示している。
検出部20は、コネクタ19aの背面側に設けられ、コネクタ19aの回動の範囲を規制する回動範囲規制ストッパ20a及び20gと、所定の位置でコネクタ19aが停止するように規制する位置規制ストッパ20c及び20eと、USBメモリ6が所定の位置に存在する時にコネクタ19aによって押下されるようになっているスイッチ20b、20d、及び20fとを有する。
この検出部20によると、コネクタ19aは、回動範囲規制ストッパ20a及び20gに挟まれる範囲内で回動可能であり、位置規制ストッパ20c及び20eによって、図3(a)、図3(b)、又は図3(c)に示すいずれかの位置で停止される。そして、コネクタ19aがいずれの位置で停止しているのか、すなわち、USBメモリ6がどのような位置となっているのかを、スイッチ20b、20d、20fのいずれがON(オン)となっているかによって検出することができる。例えば、スイッチ20fがオンであれば、図3(a)、すなわち、図2(b)に示す位置にあると把握でき、また、スイッチ20dがオンであれば、図3(b)、すなわち、図2(c)に示す位置にあると把握でき、また、スイッチ20bがオンであれば、図3(c)、すなわち、図2(d)に示す位置にあると把握できる。
検出部20は、検出した存在位置を示す情報をCPU10の後述する処理実行制御部10cに渡す。
また、検出部20は、コネクタ19aにUSBメモリ6が接続され、いずれかのスイッチ20b、20d、又は20fがオンされている場合には、スイッチによって把握することのできる存在位置において選択される処理の表示に対応するLEDを点灯させる。例えば、検出部20は、スイッチ20fがオンであれば、Scanに関する処理を示す"Scan"との表示21bに対応するLED21cを点灯させ、スイッチ20dがオンであれば、Printに関する処理を示す"Print"との表示21dに対応するLED21eを点灯させ、スイッチ20bがオンであれば、FAXに関する処理を示す"FAX"との表示21fに対応するLED21gを点灯させる。
図1に戻り、CPU10は、各部11〜20、22の動作を制御する。また、CPU10は、ROM11に格納されているプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、受付処理部10aと、通信処理部10bと、処理実行制御手段の一例としての処理実行制御部10cとを構成する。
受付処理部10aは、キー部24、タッチパネル25に対するユーザの操作から各種指示を受ける。通信処理部10bは、通信I/F部22を介して外部とのデータの送受信を制御する。本実施形態では、通信処理部10bは、外部装置から、例えば、印刷データを受信する。
処理実行制御部10cは、複合機1における複数の処理の実行を制御する。例えば、処理実行制御部10cは、スキャナ機能部3を制御して、原稿の読み取りを実行させて、原稿の画像データを受け取って、RAM12等に格納する。また、処理実行制御部10cは、プリンタ機能部4を制御して、画像形成媒体に画像を形成させる。また、処理実行制御部10cは、FAX機能部5を制御して、電話回線を介してのFAXデータの送受信を実行させる。また、処理実行制御部10cは、USBI/F部19を介して、USBメモリ6からのデータの読み込み及びUSBメモリ6へのデータの書き込みを実行する。また、処理実行制御部10cは、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を受け取り、受け取った存在位置に対応する処理の実行を制御する。
本実施形態では、処理実行制御部10cは、存在位置に応じて、Scanに関する処理、Printに関する処理、又は、FAXに関する処理を実行することができる。Scanに関する処理としては、スキャナ機能部3によって原稿を読取り、読取った原稿の画像データをUSBメモリ6に記憶させる処理(スキャンtoメモリ)がある。また、Printに関する処理としては、USBメモリ6に記憶された画像データ等のデータを用いて、プリンタ機能部4により画像形成媒体に画像を形成させる処理(メモリtoプリント)がある。また、FAXに関する処理としては、USBメモリ6に格納されたデータ(例えば、FAXデータやFAXすべき文書を含む文書データ)に基づいて、FAX機能部5にFAXデータを送信させる処理や、FAX機能部5によって受信したFAXデータをUSBメモリ6に記憶させる処理がある。
次に、本発明の一実施形態に係る複合機1の処理について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る複合機の主処理のフローチャートである。
主処理において、処理実行制御部10cは、図6(a)に示すような通常画面61を表示処理部15によりLCD26に表示させる(ステップS1)。
次いで、受付処理部10aがキー部24等によりユーザの操作による処理の指示があったか否かを判定し(ステップS2)、処理の指示があった場合には、該当する処理を実行し(ステップS3)、ステップS1に戻る。一方、処理の指示がない場合(ステップS4)には、処理実行制御部10cがUSBI/F部19からUSBメモリ6が装着されている旨の通知を受けたか否かを判定し(ステップS4)、装着されている旨の通知を受けていない場合には、ステップS1に戻る一方、USBメモリ6が装着されている旨の通知を受けている場合には、図5に示すUSBメモリ接続時処理を実行する(ステップS5)。
図5は、本発明の一実施形態に係る複合機のUSBメモリ接続時処理のフローチャートである。
USBメモリ接続時処理においては、まず、処理実行制御部10cが図6(b)に示すような案内画面62を表示処理部15によりLCD26に表示させる(ステップS10)。案内画面62には、図6(b)に示すように、接続したUSBメモリ6を実行させたい処理(機能)に応じた位置にするようにする操作方法を案内する内容が記載されている。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を順次取得し、存在位置を示す情報が変化せずに、所定時間、例えば、3秒経過したか否かを判定し(ステップS11)、所定時間経過した場合には、存在位置の選択が確定したことを示していると想定できるので、処理実行制御部10cが、検出部20から取得した存在位置がいずれであるかを判定する(ステップS12)。
存在位置がScanに関する処理を実行するための位置であると判定された場合(ステップS12のScan)には、処理実行制御部10cは、以下のScanに関する処理を実行する。
まず、処理実行制御部10cは、図7(a)に示すようなスキャン設定画面71を表示処理部15によりLCD26に表示させる(ステップS13)。このように、ユーザは、USBメモリ6をコネクタ19aに接続し、USBメモリ6の存在位置をスキャンに関する処理に対応する位置にすることにより、USBメモリ6を接続する場所から離れたキー部24やタッチパネル25等を操作することなく、スキャン設定画面71を容易且つ迅速に表示させることができる。このため、スキャンに関する処理を迅速且つ容易に行うことができる。
次いで、受付処理部10a及び処理実行制御部10cが協働して、スキャン設定画面71における各設定項目の設定を受け付ける設定処理を行う(ステップS14)。なお、設定処理において、ユーザの操作がなく一定時間経過した場合には、次のステップへ進む。
この設定処理においては、例えば、図7(a)に示すようにスキャン設定画面71の解像度の設定を示す行が選択された状態(図中では、選択状態を反転表示している)において、キー部24の右キーが押下されると、図7(b)に示すような解像度設定画面72が表示される。解像度設定画面72においては、現在選択されている解像度の横には、"*"が表示される。この解像度設定画面72が表示されている際に、キー部24の上キー、又は下キーを押下すると、解像度を選択することができる。例えば、図7(b)に示す解像度設定画面72が表示されている際に、上キーが押下されると、図7(c)に示すような、より低い解像度が選択された解像度設定画面72が表示される。また、図7(c)に示す解像度設定画面72が表示されている場合に、左キーが押下されると、解像度設定画面72で選択した解像度がキャンセルされ、図7(a)に示す解像度が変更されていないスキャン設定画面71が表示される。一方、図7(c)に示す解像度設定画面72が表示されている場合に、OKキーが押下されると、図7(d)に示すように解像度設定画面72において選択した解像度が反映されたスキャン設定画面71が表示される。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、USBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS15)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS15のNO)には、受付処理部10aが動作を開始する指示のためのスタートキーが押下されたか否かを判定する(ステップS16)。
この結果、スタートキーが押下されていない場合には、処理実行制御部10cは、ステップS13からのステップを再度実行する一方、スタートキーが押下されている場合には、スキャナ機能部3の動作を開始させて、原稿の読取を実行させ、当該スキャナ機能部3から読取った原稿の画像データを取得し、当該画像データをUSBメモリ6にUSBI/F部19を介して格納させる(ステップS17)。なお、この動作中においては、処理実行制御部10cは、図7(e)に示すようなスキャン実行中画面73を表示処理部15によりLCD26に表示させる。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、ステップS17の処理中にUSBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS18)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS18のNO)には、再び同様な処理を実行することをユーザが所望していると考えられるので、ステップS13からのステップを再度実行する。なお、本実施形態においては、USBメモリ6は、コネクタ19aに接続された状態で回動可能となっており、電気的な接続を維持しつつUSBメモリ6の存在位置を変えることができるので、USBメモリ6に対するアクセスが実施されているステップS17の最中に、回動によって位置が変更されても、USBメモリ6のデータが損傷を受けることがない。
また、ステップS12において、存在位置がPrintに関する処理を実行するための位置であると判定された場合(ステップS12のPrint)には、処理実行制御部10cは、以下のPrintに関する処理を実行する。
まず、処理実行制御部10cは、図8(a)に示すようなプリント設定画面81を表示処理部15によりLCD26に表示させる(ステップS19)。このように、ユーザは、USBメモリ6をコネクタ19aに接続し、USBメモリ6の存在位置をプリントに関する処理に対応する位置にすることにより、USBメモリ6を接続する場所から離れたキー部24やタッチパネル25等を操作することなく、プリント設定画面81を容易且つ迅速に表示させることができる。このため、プリントに関する処理を迅速且つ容易に行うことができる。
次いで、受付処理部10a及び処理実行制御部10cが協働して、プリント設定画面81における各設定項目の設定を受け付ける設定処理を行う(ステップS20)。なお、設定処理において、ユーザの操作がなく一定時間経過した場合には、次のステップへ進む。
この設定処理においては、例えば、図8(a)に示すようにプリント設定画面81のファイル選択の設定を示す行が選択された状態において、キー部24の右キーが押下されると、図8(b)に示すようなファイル選択画面82が表示される。ファイル選択画面82には、選択したファイル個数、選択可能なファイル個数、選択可能なファイル名等が表示される。なお、選択可能なファイル名は、USBメモリ6からUSBI/F部19を介して処理実行制御部10cにより取得される。ファイル選択画面82が表示されている際に、ユーザは、キー部24の上キー、又は下キーで選択し、OKキーを押下することによって、プリントするファイルを選択することができる。例えば、図8(b)に示すファイル選択画面82が表示されている際に、OKキーが押下されると、図8(c)に示すように、現在選択されているファイル(001ファイル)がプリントするファイルとして確定する。更に、図8(c)に示すファイル選択画面82が表示されている際に、下キーが押下されると、図8(d)に示すように、次の行のファイル名が選択された状態として表示される。ここで、OKキーが押下されると、図8(e)に示すように、現在選択されているファイル(002ファイル)がプリントするファイルとして確定する。その後、図8(e)に示すファイル選択画面82が表示されている際に、左キーが押下されると、図8(f)に示すように、現在選択されている2つのファイルがプリントするファイルとして反映されたプリント設定画面81が表示される。
また、例えば、図9(a)に示すようにプリント設定画面81の部数設定を示す行が選択された状態において、キー部24の右キーが押下されると、図9(b)に示すような部数設定画面91が表示される。部数設定画面91が表示されている際に、ユーザは、キー部24の上キー、又は下キーで選択し、OKキーを押下することによって、プリントする部数を設定することができる。例えば、図9(b)に示す部数設定画面91が表示されている際に、上キーが押下されると、図9(c)に示すように、部数が1つ増加された部数設定画面91が表示される。また、図9(c)に示す部数設定画面91が表示されている場合に、左キーが押下されると、部数設定画面91で設定した部数がキャンセルされ、図9(a)に示す部数が変更されていないプリント設定画面81が表示される。一方、図9(c)に示す部数設定画面91が表示されている場合に、OKキーが押下されると、図9(d)に示すように設定された部数が反映されたプリント設定画面81が表示される。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、USBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS21)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS21のNO)には、受付処理部10aが動作を開始する指示のためのスタートキーが押下されたか否かを判定する(ステップS22)。
この結果、スタートキーが押下されていない場合には、処理実行制御部10cは、ステップS19からのステップを再度実行する一方、スタートキーが押下されている場合には、処理実行制御部10cは、設定されたファイルのデータをUSBメモリ6からUSBI/F部19を介して読み出し、当該読み出したデータをプリンタ機能部4で利用可能なデータ形式に変換してプリンタ機能部4に送信して、プリンタ機能部4により画像形成をさせる(ステップS23)。なお、この動作中においては、処理実行制御部10cは、図8(g)に示すようなプリント実行中画面83を表示処理部15によりLCD26に表示させる。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、USBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS24)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS24のNO)には、再び同様な処理を実行することをユーザが所望していると考えられるので、ステップS19からのステップを再度実行する。
また、ステップS12において、存在位置がFAXに関する処理を実行するための位置であると判定された場合(ステップS12のFAX)には、処理実行制御部10cは、以下のFAXに関する処理を実行する。
まず、処理実行制御部10cは、図10(a)に示すようなFAX処理選択画面101を表示処理部15によりLCD26に表示させる(ステップS25)。このように、ユーザは、USBメモリ6をコネクタ19aに接続し、USBメモリ6の存在位置をFAXに関する処理に対応する位置にすることにより、USBメモリ6を接続する場所から離れたキー部24やタッチパネル25等を操作することなく、FAX処理選択画面101を容易且つ迅速に表示させることができる。このため、FAXに関する処理を迅速且つ容易に行うことができる。
次いで、受付処理部10a及び処理実行制御部10cが協働して、FAX処理選択画面101における選択設定を受け付ける設定処理を行う(ステップS26)。
この設定処理においては、例えば、図10(a)に示すようにFAX処理選択画面101が表示されている際に、ユーザは、キー部24の上キー、又は下キーを押下することによって、実行させたい動作を選択することができる。例えば、図10(a)に示す蓄積文書保存動作を示す行が選択されているFAX処理選択画面101が表示されている際に、上キー又は下キーが押下されると、図10(c)に示すように、メモリtoFax動作を示す行が選択されているFAX処理選択画面101が表示される。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、USBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS27)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS27のNO)には、受付処理部10aが動作を開始する指示のための右キーが押下されたか否かを判定する(ステップS28)。
この結果、右キーが押下されていない場合には、処理実行制御部10cは、ステップS25からのステップを再度実行する一方、右キーが押下されている場合には、処理実行制御部10cは、蓄積文書の保存、又は、メモリtoFax、すなわち、USBメモリのデータのFAX送信を選択しているかを判定し(ステップS29)、保存が選択されている場合には、処理実行制御部10cは、EEPROM13からFAX受信したデータを読み出して、USBI/F部19を介してUSBメモリ6に保存させる(ステップS30)一方、FAX送信が選択されている場合には、処理実行制御部10cは、USBメモリ6からUSBI/F部19を介してデータを読み出し、当該読み出したデータに基づいたFAXデータをFAX機能部5により電話回線を介して送信させる(ステップS31)。なお、保存動作中においては、処理実行制御部10cは、図10(b)に示すような蓄積文書保存中画面102を表示処理部15によりLCD26に表示させ、FAX送信中においては、処理実行制御部10cは、図10(d)に示すようなFAX送信中画面103を表示処理部15によりLCD26に表示させる。
次いで、処理実行制御部10cが、検出部20からUSBメモリ6の存在位置を示す情報を取得し、USBメモリ6が回動しているか否かを判定し(ステップS32)、回動している場合には、違う処理の実行をユーザが所望していると考えられるので、ステップS10からの処理を再度実行する一方、USBメモリ6が回動していない場合(ステップS32のNO)には、再び同様な処理を実行することをユーザが所望していると考えられるので、ステップS25からのステップを再度実行する。
なお、本実施形態では、上記したUSBメモリ接続時処理中において、USBI/F部19からUSBメモリ6が装着されていない旨の通知を受けた場合には、処理実行制御部10cは、当該USBメモリ接続時処理を終了し、図4に示す主処理に戻って、ステップS1からの処理を引き続き行うようになっている。
上記実施形態に係る複合機1によると、ユーザは、USBメモリ6の機械的な接続状態を維持しつつ、且つ電気的な接続が可能な状態を維持しつつ、USBメモリ6の存在位置を選択することによって、所望するUSBメモリ6を利用する処理を選択して、実行を開始させることができ、例えば、LCD26に表示される複数の処理項目からUSBメモリ6を利用する処理を選択する等する必要がなく、手間がかからないで済む。また、複合機1において、初期画面からUSBメモリを利用した処理の設定画面に導くための画面を作成して複合機1に記憶しておく必要がなく、製造コストを抑えることができるとともに、複合機1におけるメモリ効率を向上することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザがUSBメモリ6を把持して存在位置を変える例を示していたが、USBメモリ6を把持せずに存在位置を変えるようにすることもできる。
図11は、本発明の変形例に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。
本変形例に係るUSBI/F部19は、図11(a)に示すように上記実施形態において、コネクタ19aを収容するとともに、コネクタ19aと共に回動可能な把持部41を備えるようにしたものである。本変形例に係るUSBI/F部19によると、コネクタ19aにUSBメモリ6を接続させた状態で、ユーザは、把持部41を把持して回動することにより、図11(b)、(c)、(d)に示すように、各処理を行う存在位置に容易にすることができる。また、存在位置を変える際に、USBメモリ6を把持する必要がなく、USBメモリ6やコネクタ19aに対して負荷が加えられることを適切に防止できる。
また、上記実施形態では、USBメモリ6を接続方向に垂直な面において回動させることにより存在位置を変える例をしていたが、次に示すようにUSBメモリ6の接続方向の面内において回動させるようにしてもよい。
図12及び図13は、本発明の他の変形例に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。図12は、USBI/F部19を複合機1の前面からの斜視図を示し、図13は、USBI/F部19の一部を側面から見た図を示している。
本変形例に係るUSBI/F部19は、図12(a)、(b)、(c)に示すように、コネクタ19aに接続したUSBメモリ6を接続方向の面内(図12における上下方向)において回動できるようにしたものである。本変形例においては、図12(a)に示すように、スキャンに関する処理を示すScanとの表示21b及びLED21cをUSBメモリ6が接続される位置の上方に配置し、プリントに関する処理を示すPrintとの表示21d及びLED21eをUSBメモリ6が接続される位置の横方向に配置し、FAXに関する処理を示すFAXとの表示21f及びLED21gをUSBメモリ6が接続される位置の下方に配置している。このような表示21b、21d、21fの配置により、USBメモリ6の存在位置により、どの処理が実行されるのかを適切にユーザが把握することができる。コネクタ部19aは、図13に示すように、支持部42により複合機1に接続方向の面内において回動可能に支持されている。そして、コネクタ部19aが回動することによって位置することのできる3つの異なる位置において、検出部20のスイッチ43、44、45が設けられている。本実施例では、スイッチ43がFAXに関する処理を行う存在位置を検出するスイッチであり、スイッチ44がプリントに関する処理を行う存在位置を検出するスイッチであり、スイッチ45がスキャンに関する処理を行う存在位置を検出するスイッチである。このような構成により、各スイッチ43、44、45によってUSBメモリ6の存在位置を検出することができる。
また、上記実施形態において、コネクタ19aをUSBメモリ6の接続方向に移動可能にしておき、USBメモリ6をコネクタ19aに接続して接続方向に移動させることにより存在位置を変えるようにしてもよい。この場合、例えば、コネクタ19aを段階的に接続方向に移動可能にしてもよい。
また、上記実施形態において、USBメモリ6に、例えば、スキャンに関する処理、プリントに関する処理、FAXに関する処理の各処理により利用されるフォルダを処理毎に用意しておき、処理実行制御部10cは、処理を実行する際に、当該処理に用意されたフォルダに対するデータの入力又は出力の少なくとも一方を行うようにしてもよい。このようにすると、
また、上記実施形態において、USBメモリ6に、例えば、スキャンに関する処理、プリントに関する処理、FAXに関する処理の各処理に用いるデータのファイルに対して、各処理に応じた異なる識別子を与えて記憶させるようにしておき、複合機1では、実行する処理に対応する識別子のファイルのみをUSBメモリ6から入力して利用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、3つの位置に対してそれぞれ処理を対応付けるようにしていたが、本発明はこれに限られず、2つの位置のそれぞれに対して処理を対応付けるようにしてもよく、また、4以上の位置に対してそれぞれ処理を対応付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、位置に対応付ける処理として、スキャンに関する処理、プリントに関する処理、FAXに関する処理の3つの処理を対応付けるようにしていたが、位置に対応付ける処理はこれに限られず、例えば、USBメモリから複合機1のファームウェアを更新するデータを読み出して、複合機1のファームウェアを更新する処理や、USBメモリからパスワードを読み出して、複合機1における管理者用の設定情報を更新する処理等であってもよく、要は、外部記憶媒体との入力又は出力の少なくとも一方を含む処理であればよい。
また、上記実施形態では、USBメモリ6の存在位置が変わらなくなってから所定の時間経過した後に、存在位置に対応する処理を開始するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、実行する処理に関わらず共通のボタンを押下した場合に開始するようにしてもよく、また、USBメモリ6の接続方向への押下を検出するスイッチを備えるようにしておき、USBメモリ6を接続方向に押下した場合に処理を開始するようにしてもよく、要は、存在位置の選択が確定したことを示す所定の条件が満たされた際に、処理を開始するようにすればよい。このようにすると、USBメモリ6の位置を変更している途中において、不要な処理が開始されることを適切に防止できる。
また、上記実施形態では、USBメモリ6の位置を変えて処理を選択した後に、処理中にユーザによるキー操作の関与が必要である例を示していたが、例えば、位置を変えて処理を選択した後に、予め記憶されている設定に従った処理を行うことにより、ユーザによるキー操作の関与のない処理を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、外部記憶媒体として、USBメモリを例に説明していたが、本発明はこれに限られず、外部記憶媒体としては、例えば、フラッシュメモリ、SDメモリーカード等の他のメモリーカードであってもよく、また、例えば、外付け可能なハードディスクドライブ、DVDドライブであってもよい。
また、上記実施形態では、USB形式のコネクタにより接続される外部記憶媒体を用いた例を示していたが、本発明はこれに限られず、例えば、IEEE1394形式のコネクタによって接続される外部記憶媒体であってもよく、他の種々の形式のコネクタにより接続される外部記憶媒体に対しても適用することができる。
また、上記実施形態では、電気的な接続をするために機械的な接続が必要であるUSBメモリ6を例に説明していたが、本発明はこれに限られず、機械的な接続が必須でない外部記憶媒体、例えば、無線によってデータを送受信することにより電気的な接続ができる外部記憶媒体にも適用することができ、要は、電気的な接続ができる外部記憶媒体の空間的な位置に応じて実行すべき処理を選択することができるようにすればよい。このようにすると、外部記憶媒体の機械的な接続を行わずとも、外部記憶媒体の空間的な位置に応じて所望する処理を容易且つ迅速に実行させることができる。
本発明の一実施形態に係る複合機の構成図である。 本発明の一実施形態に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る検出部の構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る複合機の主処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る複合機のUSBメモリ接続時処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る複合機の表示画面を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る複合機のスキャンtoメモリ処理における表示画面を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る複合機のメモリtoプリント処理における表示画面を説明する第1の図である。 本発明の一実施形態に係る複合機のメモリtoプリント処理における表示画面を説明する第2の図である。 本発明の一実施形態に係る複合機のFAXメモリ処理における表示画面を説明する図である。 本発明の変形例に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。 本発明の他の変形例に係るUSBI/F部の近傍を説明する図である。 本発明の他の変形例に係るUSBI/F部の近傍を説明する他の図である。
符号の説明
1 複合機、2 制御ユニット、3 スキャナ機能部、4 プリンタ機能部、5 FAX機能部、6 USBメモリ、10 CPU、10a 受付処理部、10b 通信処理部、10c 処理実行制御部、11 ROM、12 RAM、13 EEPROM、14 入力I/F部、15 表示処理部、16、17、18、22 通信I/F部、19 USBI/F部、19a コネクタ、20 検出部、21 処理表示部、23 バス、24 キー部、25 タッチパネル、26 LCD。

Claims (13)

  1. 外部記憶媒体との間でデータの入力又は出力を実行可能な情報処理装置であって、
    前記外部記憶媒体を接続可能な接続手段と、
    前記外部記憶媒体が接続されている前記接続手段の空間的な存在位置を検出する検出手段と、
    前記検出された空間的な存在位置に応じて、前記情報処理装置が実行すべき処理を選択して実行する処理実行制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記処理実行制御手段は、前記処理に利用可能な識別子が付加されたデータを前記外部記憶媒体から入力して処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理実行制御手段は、前記処理に対応する前記外部記憶媒体中の所定のフォルダに対して前記データの入力又は出力を実行させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理実行制御手段は、前記検出された空間的な存在位置が確定したことを示す所定の条件が満たされた際に、前記実行すべき処理の実行を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向に対して略垂直な面において、前記外部記憶媒体との接続を維持して回動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向を含む面内において、前記外部記憶媒体との接続を維持して回動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記接続手段は、前記外部記憶媒体との接続方向に対して、前記外部記憶媒体との接続を維持して移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段を更に有し、
    前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記外部記憶媒体から前記画像を形成するための画像データを入力して、前記画像形成手段により前記画像形成媒体に前記画像データに基づく前記画像を形成するための処理を選択して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 原稿の画像を読取る画像読取手段を更に有し、
    前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記画像読取手段により読取った前記原稿の画像データを前記外部記憶媒体に出力するための処理を選択して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 電話回線を通じてファクシミリデータを送信するファクシミリ送信手段を更に有し、
    前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記外部記憶媒体から送信するための送信用データを入力して、前記ファクシミリ送信手段により前記送信用データに対応する前記ファクシミリデータを送信するための処理を選択して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 電話回線を通じてファクシミリデータを受信するファクシミリ受信手段と、
    前記受信したファクシミリデータを記憶する記憶手段とを更に有し、
    前記処理実行制御手段は、前記実行すべき処理として、前記記憶手段から前記ファクシミリデータを前記外部記憶媒体へ出力するための処理を選択して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記接続手段の複数の空間的な存在位置に対応して、前記実行すべき処理を示す情報を表示する処理情報表示手段および/または前記実行すべき処理が選択されているか否かを示す発光手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 外部記憶媒体との間でデータの入力又は出力を実行可能な情報処理装置による処理実行方法であって、
    前記情報処理装置の接続手段は、前記外部記憶媒体を接続可能であり、
    前記情報処理装置の検出手段が、前記外部記憶媒体が接続されている前記接続手段の空間的な存在位置を検出する検出ステップと、
    前記情報処理装置の処理実行制御手段が、前記検出された空間的な存在位置に応じて、前記情報処理装置が実行すべき処理を選択して実行させる処理実行制御ステップと、
    を有する処理実行方法。
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