JP4923576B2 - テンショナ装置 - Google Patents

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Description

この発明はテンショナ装置に関し、より特定的には、ベルトに張力を加えるためのテンショナ装置に関するものである。
従来、テンショナ装置は、たとえば特開平4−244646号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平4−244646号公報
特許文献1では、回転自在のアーム部と、アーム部側取付部材と車両部材に備えられる車両側取付部材とを連結するスプリングを有するテンショナ装置が開示されている。
従来の技術では、それぞれの部品を車両に組付ける際にはスプリングを収縮させて作業しなければならず、組付け効率が低い。これを解消するためにスプリングを収縮状態で止める部材を備えることが考えられる。しかしながら、テンショナ装置はVベルトの振動により揺動するため、部材によりスプリングの収縮機能を損なうおそれがあるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、スプリングの収縮機能を損なわないテンショナ装置を提供することを目的とする。
この発明に従ったテンショナ装置は、シャフトに回転自在に取付けられたアーム部と、アーム部に配置されたプーリ部と、アーム部に備えられたアーム部側取付部と車両部材に備えられる車両側取付部との間に介在するコイル状の弾性部材と、コイル内を貫通してアーム部側取付部と車両側取付部とに係合することにより、アーム部側取付部と車両側取付部との間で弾性部材を収縮させた状態で固定する固定部材とを備え、固定部材はアーム部の回転周方向にしなるしなり部を有する。
このように構成されたテンショナ装置では、固定部材がアーム部の揺動運動に従ってしなるしなり部を有するため、弾性体の弾性力を損なわずに揺動運動を収束させることができる。
好ましくは、固定部材は線材である。この場合、線材で固定部材を構成することにより、線材の「しなり」により弾性体が収縮することが可能となり、Vベルトの振動を吸収することができる。
好ましくは、固定部材は薄板状部材であり、薄板状部材の厚さ方向と、アーム部の回転周方向とがほぼ同一であり、車両側取付部および/またはアーム部側取付部を貫通して固定部材が配置される。この場合、薄板状部材の厚さ方向をアーム部の回転周方向とほぼ同一にして薄板状部材がしなることにより弾性体が収縮することが可能となり、Vベルトの振動を吸収することができる。なお、線材と比較して薄板状部材はアーム部側取付部材との摺動面積が大きいため、摩耗に有利である。
この発明に従えば、弾性部材の収縮機能を損なうことがないテンショナ装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったテンショナ装置の分解斜視図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従ったテンショナ装置100は、ピボットシャフト8に回転自在に取付けられたアーム部としてのアーム3と、アーム3に配置されたプーリ部としてのプーリアッシ11と、アーム3に備えられたアーム部側取付部としてのガイドブッシュと車両部材に設けられる車両側取付部としてのストラットベース2との間に介在する弾性部材としてのスプリング5と、ガイドブッシュ4とストラットベース2とスプリング5とを、スプリング5を収縮させた状態で固定する固定部材としての連結用プレート1とを有する。連結用プレート1は矢印31で示すアーム3の揺動方向にしなるしなり部を備える。
ストラットベース2は車両の特定部位に固定される。アーム3はピボットシャフト8、ブッシング7、フリクションディスク17、ワッシャ16、ベルビルワッシャ15およびフロントプレート14で回動可能に支持されている。プーリアッシ11はダストカバー12を有するボルト13によりアーム3に回転自在に保持されており、プーリアッシ11にVリブドベルトが掛けられる。この状態でVリブドベルトに張力変化が生じると、アーム3はピボットシャフト8を支点として矢印31で示す方向に円弧状の運動を行なう。
連結用プレート1はストラットベース2とアーム3のガイドブッシュ4とを接続している。図1の分解斜視図ではスプリング5がストラットベース2およびアーム3の支持部18に接触していないが、組付けた状態ではスプリング5はストラットベース2と支持部18の両方に直接接触して、これらの間に弾性力を加える。連結用プレート1にはストッパピン6が設けられている。コイル状のスプリング5で囲まれた空間を貫通するように連結用プレート1が配置される。連結用プレート1は薄板状であり、しなり部101を有する。薄板状の連結用プレート1は板厚方向に撓みやすい構造とされており、アーム3の矢印31で示す方向の揺動運動に応じてしなり部101が撓む構造とされている。
なお、連結用プレート1は薄板状部材に限られず線材により構成されていてもよい。連結用プレート1の材質としては、ステンレス鋼(SUS)で構成することができる。また、ステンレス鋼だけでなく、たとえば適度に弾性を有するばね鋼で構成してもよい。
図2は、この発明に従ったテンショナ装置の側面図である。図2を参照して、テンショナ装置100は回動軸を構成するピボットシャフト8と、ピボットシャフト8に回動自在(揺動自在)に取付けられたアーム3と、アーム3の端部に取付けられて回転可能に保持されるプーリアッシ11と、アーム3の支持部18に設けられるガイドブッシュ4とを有する。ガイドブッシュ4を貫通するように連結用プレート1が設けられ、連結用プレート1はストラットベース2に固着されている。プーリアッシ11にはVリブドベルト35が掛けられており、Vリブドベルト35からプーリアッシ11へ加えられるテンションが変化することでアーム3がピボットシャフト8を支点として回動する。
図3は、回動するアームを示す側面図である。図3を参照して、アーム3は矢印31で示す方向に回動する。このとき、連結用プレート1は二点鎖線で示すように板厚方向にしなるしなり部101を有するため、アーム3の揺動に連結用プレート1が追従することが可能である。また、摺動部の面圧を平面部で受けるため面圧が下がり、ガイドブッシュ4の摩耗を低減することが可能となる。
図4は、連結用プレートを拡大して示す斜視図である。図4を参照して、連結用プレート1の板厚方向が、アーム3の揺動方向と同じようになる。連結用プレート1の板厚方向はアーム3の揺動方向と交差し、揺動によって連結用プレート1を厚み方向に湾曲させるような力がアーム3から連結用プレート1へ加わる。連結用プレート1の先端を90°捩じり、連結用プレート1をガイドブッシュ4から抜けないようにする。
なお、今回のテンショナ装置100では、ピボットシャフト8(図1)と、ピボットシャフトの組付け穴を組付けに適した位置関係にするために連結用プレート1に穴を開けて、そこにストッパピン6を指して位置決めをしている。
アーム部とコイルスプリングと車両側取付部とが別部品である場合には、各部品を車両に取付ける際に、各部品の位置決めが困難となり組付け効率が向上しない。そこで、上記構成によりアーム部とコイルスプリングと車両側取付部(鋳鉄)とを固定部材(SUS)を介することにより、1部品(アッシ)として形成してしたため、車両組付け時の組付け効率が向上する。ここで、アーム部材はプーリ部がVベルトからの振動を受けることにより回転支持部を中心に揺動運動する。従来は弾性体によってこの揺動運動を収束させていたが、固定部材を用いられた場合、弾性体の弾性力が損なわれるおそれがある。そこで、固定部材にアーム部の揺動運動に従ってしなる「しなり部」101を設けたため、弾性体の弾性力を損なわずに揺動運動を収束させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従ったテンショナ装置の分解斜視図である。 この発明に従ったテンショナ装置の側面図である。 回動するアームを示す側面図である。 連結用プレートを拡大して示す斜視図である。
符号の説明
1 連結用プレート、2 ストラットベース、3 アーム、4 ガイドブッシュ、5 スプリング、6 ストッパピン、7 ブッシング、8 ピボットシャフト、11 プーリアッシ、12 ダストカバー、13 ボルト、14 フロントプレート、15 ベルビルワッシャ、16 ワッシャ、17 フリクションディスク、18 支持部、31 矢印、100 テンショナ装置、101 しなり部。

Claims (3)

  1. シャフトに回転自在に取付けられたアーム部と、
    前記アーム部に配置されたプーリ部と、
    前記アーム部に備えられたアーム部側取付部と車両部材に備えられる車両側取付部との間に介在するコイル状の弾性部材と、
    前記コイル内を貫通して前記アーム部側取付部と前記車両側取付部とに係合することにより、前記アーム部側取付部と前記車両側取付部との間で前記弾性部材を収縮させた状態で固定する固定部材とを備え、
    前記固定部材は前記アーム部の回転周方向にしなるしなり部を備える、テンショナ装置。
  2. 前記固定部材は線材である、請求項1に記載のテンショナ装置。
  3. 前記固定部材は薄板状部材であり、前記薄板状部材の厚さ方向と、前記アーム部の回転周方向とがほぼ同一であり、前記車両側取付部および/または前記アーム部側取付部を貫通して前記固定部材が配置される、請求項1に記載のテンショナ装置。
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