JP4922349B2 - 上映管理装置、上映管理方法および上映管理プログラム - Google Patents

上映管理装置、上映管理方法および上映管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、上映装置とデータ蓄積装置とを備えた劇場(上映施設)で用いられて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのロードを管理する上映管理装置およびその方法と、その上映管理装置の実現に用いられる上映管理プログラムとに関し、特に、上映スケジュールに従い、複数のコンテンツの複数の上映装置へのロードを、最適なタイミングで迅速に行うことができるようにする上映管理装置およびその方法と、その上映管理装置の実現に用いられる上映管理プログラムとに関する。
デジタルシネマ規格の普及に伴い、劇場に、複数のデジタル上映装置が設置されることが一般的になってきている(例えば、非特許文献1,2参照)。
デジタル上映においては、劇場内に映像コンテンツ(以下、単にコンテンツという)を格納する記憶装置を設置するようにして、この記憶装置に格納される予め外部の配給元から配信されたコンテンツを上映装置にロードしてから上映を行う必要があるが、従来のデジタルシネマでは、配布された磁気ディスク等のメディアを直接上映装置に接続し、コンテンツを上映装置にマニュアル操作でロードするという運用が一般的であった。
しかしながら、このような従来技術に従っていると、劇場内の上映装置数と上映コンテンツ数の増加に伴い、上映スケジュールにあわせて各上映装置にコンテンツをロードし、上映装置内のコンテンツの上映スケジュールを管理することが困難となってきている。
このような問題点を解決する手段として、劇場内を管理する上映管理装置が用いられている(例えば、非特許文献3)。
上映管理装置の役割の1つは、劇場の管理者の作成した上映スケジュールに従って、上映管理装置が上映装置におけるコンテンツの再生をオンラインで制御、監視することであるが、もう一つの役割は、パッケージメディアやネットワークを介して外部の配給元から劇場に配信されてきたコンテンツを上映に間に合うように上映装置にロードし、上映が終了したコンテンツを上映装置から削除するというコンテンツ管理である。
"Digital Cinema System Specification V1.2", Digital Cinema Initiatives, LLC, March 07, 2008 <http://www.dcimovies.com/DCIDigitalCinemaSystemSpecv1 _2.pdf > 「デジタルシネマの現状と今後のビジネス開発」NTT技術ジャーナル(2006.4) <http://www.ntt.co.jp/journal/0604/files/jn200604042.pdf > "KODAK Theatre Management System", <http://motion.kodak.com/US/en/motion/Products/Distribution_And _Exhibition/Kodak_Digital _Cinema/tms.htm>
従来の上映管理装置では、コンテンツのロードは集中制御可能ではあるものの、コンテンツのロードのスケジュール自体を管理する機能はサポートされておらず、劇場管理者は、コンテンツが適切なタイミングで上映装置にロードされるように、マニュアルで制御を行う必要があった。
さらに、デジタルシネマのコンテンツのロードには数時間の時間が必要であり、また、一般的な上映装置では、コンテンツのロードと上映とを同時に行うことが出来ないため、上映装置にコンテンツをロードする作業は劇場管理者の大きな負担となっていた。
さらに、コンテンツ数が多くなると、コンテンツ管理が複雑化し、上映スケジュールの前にコンテンツがロードされていない場合があったり、あるいは、コンテンツをロードする際に上映装置のディスクがあふれるといった上映事故につながる問題を引き起こす可能性が増大していた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、複数の上映装置に対して複数のコンテンツを連続してロードすることを可能とするとともに、そのロード処理の実行順序を上映スケジュールに従って最適にスケジューリングする新たな上映管理技術の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の上映管理装置は、複数の上映装置とそれらの上映装置にロードするコンテンツを蓄積する1つ又は複数のデータ蓄積装置とを備える劇場で用いられるときにあって、(1)各上映装置の上映スケジュールに基づいて生成された各上映装置におけるコンテンツの利用期間情報を記憶する記憶手段と、(2)各コンテンツのデータ転送時間を予測する予測手段と、(3)記憶手段に記憶されるコンテンツ利用期間情報に基づいて、各コンテンツについて、いつまでにどの上映装置にデータ転送しなければならないのかを特定して、その特定した情報と予測手段の予測したデータ転送時間とについて記述するデータ転送ジョブを生成する生成手段と、(4)生成手段の生成したデータ転送ジョブの全ての実行順序の組み合わせについて、データ転送に課される制約条件の下、その実行順序で指定されるデータ転送の評価値を算出して、その算出した評価値に基づき最適な実行順序の組み合わせを特定することで、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送スケジュールを決定するスケジューリング手段と、(5)スケジューリング手段の決定したデータ転送スケジュールに基づいて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送を制御する制御手段とを備えるように構成する。
以上の各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
このように構成される本発明の上映管理装置では、まず最初に、各上映装置の上映スケジュールに基づいて、各上映装置におけるコンテンツの利用期間情報を生成して、それを記憶手段に格納し、さらに、例えば、過去のデータ転送速度の履歴に基づいて、各コンテンツのデータ転送時間を予測する。
続いて、コンテンツ利用期間情報に基づいて、各コンテンツについて、いつまでにどの上映装置にデータ転送しなければならないのかを特定して、その特定した情報と予測したデータ転送時間とについて記述するデータ転送ジョブを生成する。
続いて、データ転送ジョブの全ての実行順序の組み合わせについて、データ転送に課される制約条件の下、その実行順序で指定されるデータ転送の評価値を算出して、その算出した評価値に基づき最適な実行順序の組み合わせを特定することで、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送スケジュールを決定する。
このとき、データ転送に課される制約条件として、(イ)同時実行可能なデータ転送の個数が設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定し、(ロ)上映装置における上映処理とデータ転送とが並列実行可能であるのか否かということが設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定し、(ハ)データ転送を禁止する時間帯が設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定する。
続いて、決定したデータ転送スケジュールに基づいて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送を制御する。
この構成を採るときに、コンテンツ利用期間情報に基づいて、各上映装置にデータ転送したコンテンツの削除スケジュールを決定して、その決定した削除スケジュールに基づいて、上映装置にデータ転送したコンテンツの削除を制御する。
そして、決定したデータ転送スケジュールに基づいて実行されるデータ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送処理の経過と、そのデータ転送スケジュールとの間にずれが発生した場合には、データ転送スケジュールの再スケジューリングを実行する。
そして、データ蓄積装置が複数備えられる場合には、複数のデータ蓄積装置から並列にコンテンツをデータ転送することが可能であるので、そのような形態のデータ転送をスケジューリングする。
このようにして、本発明の上映管理装置では、各上映装置の上映スケジュールに基づいて生成された各上映装置におけるコンテンツの利用期間情報に基づいて、ロード対象となるコンテンツおよび上映装置について記述するデータ転送ジョブを抽出し、データ転送に課される制約条件の下、それらのデータ転送ジョブの実行順序の最適な組み合わせをデータ転送スケジュールとして決定する。
これから、例えば、コンテンツの上映開始前にそのコンテンツのロードを終了することと、ロード中にディスク溢れが発生しないことを保証しつつ、コンテンツのロードが最も早く終了するデータ転送スケジュールを生成することができるようになる。
そして、本発明の上映管理装置では、最適化されたデータ転送スケジュールに基づいて複数のデータ転送ジョブのデータ転送を自動的に実行することから、劇場管理者は、コンテンツのロード処理とその実行タイミングに関してマニュアル管理を行う必要がなく、また、コンテンツのロードは迅速かつ自動的に実行されることになる。
さらに、本発明の上映管理装置では、コンテンツのデータ転送だけでなく、上映装置からのコンテンツの削除も自動的に実行することから、コンテンツの消し忘れによるディスク溢れがなくなり、コンテンツの削除タイミングを考慮したデータ転送スケジュールを生成することができるようになる。
さらに、本発明の上映管理装置では、データ転送速度を過去の履歴に基づいて予測することから、コンテンツのデータ転送の実行時間を精度よく予想することが可能であり、これにより正確なデータ転送スケジュールの評価を行うことができるようになる。
さらに、本発明の上映管理装置では、予定された上映およびデータ転送のスケジュールと実際の上映およびデータ転送の実行経過との間にずれが発生した場合には、自動的にコンンテンツのデータ転送の再スケジュールを行うことから、上映やデータ転送の遅延が発生した場合でもコンテンツのデータ転送処理を最適な順序で実行することができるようになる。
さらに、本発明の上映管理装置では、「複数のデータ転送を並列に実行可能な場合」、「上映装置においてコンテンツのロードと上映とが並行して実行可能な場合」、「データ転送を禁止する時間帯がある場合」において、最適なデータ転送スケジュールを生成することができるようになる。
例えば、劇場内のネットワークがリアルタイムのストリーム配信などの目的で占有される時間帯がある場合に、その時間帯を避けてコンテンツのデータ転送をスケジューリングすることができるようになる。
さらに、本発明の上映管理装置では、データ蓄積装置が複数備えられる場合には、複数のデータ蓄積装置から並列にコンテンツをデータ転送することが可能であることに対応して、そのような形態のデータ転送をスケジューリングすることから、データ蓄積装置の台数に応じた最適なデータ転送スケジュールを生成することができるようになる。

以上説明したように、本発明によれば、上映装置とデータ蓄積装置とを備えた劇場で用いられて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのロードを管理するときにあって、複数の上映装置、複数のコンテンツに対するロード処理を最適なスケジュールで連続して実行することができるようになる。
さらに、本発明によれば、このスケジューリングの際に、制約条件として、並列転送の可否、複数データ蓄積装置の利用、上映とデータ転送の同時処理の可否、転送禁止時間帯の設定などを行うことが可能であり、各制約条件のもとで最適なコンテンツのデータ転送のスケジューリングを行うことができるようになる。
本発明により構成される劇場システムの全体構成図である。 上映スケジュール管理手段の管理データの説明図である。 データ転送スケジュールの決定処理のフローチャートである。 データ転送ジョブの管理リストの説明図である。 データ転送ジョブの実行タイミングの説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。 データ転送ジョブの実行時間の予測方法の説明図である。 データ転送ジョブの実行時間の予測方法の説明図である。 データ転送ジョブの実行時間の予測方法の説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。 データ転送スケジュールの説明図である。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
図1に、本発明により構成される劇場システムの全体構成を図示する。
この図に示すように、本発明により構成される劇場システムは、複数の上映装置10-i(i=1〜n)と、上映対象のコンテンツを蓄積するデータ蓄積装置20と、本発明を具備する上映管理装置30とで構成される。
ここで、データ蓄積装置20は劇場内に複数存在する場合もあり、また、上映管理装置30の内蔵ディスクシステムによって構成される場合もある。
本発明の上映管理装置30は、上映スケジュール管理手段31と、データ転送制約条件管理手段32と、データ転送スケジュール管理手段33と、データ転送制御手段34とを備える。
上映スケジュール管理手段31は、各上映装置10-iの上映スケジュールの情報を管理するとともに、各上映装置10-iにおけるコンテンツの利用期間の情報(上映スケジュールから作成することも可能である)を管理する。
図2に、上映スケジュール管理手段31の管理データの一例を示す。
この図に示すように、上映スケジュール管理手段31の管理する上映スケジュール情報では、「どのスクリーン(上映装置10-i)で、どのコンテンツを、どのようなタイムスケジュールで上映するのか」ということが管理されており、上映時間帯を避けてコンテンツをロードする場合の制約条件として用いられる。また、上映スケジュール管理手段31の管理するコンテンツの利用期間情報では、各上映装置におけるコンテンツの有効期間とコンテンツの上映装置へのロード状態とが管理されており、有効期間の開始日時はデータ転送スケジュールにおける制約条件として用いられ、有効期間の終了日時はコンテンツの削除のスケジュールに用いられ、ロード状態はデータ転送ジョブのリストを抽出する際に用いられる。
データ転送制約条件管理手段32は、データ蓄積装置20と上映装置10-iとの間のデータ転送に課される制約条件の情報を管理する。例えば、上映中はコンテンツのロードができないという制約条件がある場合には、そのことについて管理する。また、複数のコンテンツのロードが同時には実行できないという制約条件がある場合には、そのことについて管理する。なお、この管理にあたって、上映装置10-iの内部のディスク容量が不足しないようにするというような変動値を持つ制約条件(この場合はディスク残量が変動値となる)については、上映装置10-iに問い合わせることでその変動値を取得したり、ロード・削除の実行処理結果などのような自らの実行処理結果に従ってその変動値を見積もることで取得するようにする。
データ転送スケジュール管理手段33は、コンテンツのデータ転送スケジュールを生成する処理を実行するものであり、データ転送制約条件管理手段32の管理する制約条件の情報を参照しつつ、上映スケジュール管理手段31の管理するコンテンツの有効期間の情報に基づいて、ロードが必要なコンテンツとロード対象となる上映装置10-iとを抽出し、上映スケジュールと上映装置10-iの空きディスク容量とに基づいて、上映装置10-iへのコンテンツのロードタイミングを最適に制御する。
ここで、「抽出する」とは、上映する前には、コンテンツは上映装置10-iの内部に転送されていないといけないので、「上映する予定になっているコンテンツ」を、「それぞれ、いつまでに、どのスクリーン(上映装置10-i)にロードしないといけないのか」という情報について抽出するという意味である。
データ転送制御手段34は、データ蓄積装置20と上映装置10-iとの間のコンテンツのデータ転送(コンテンツのロード)の制御を実行するとともに、上映装置10-iの内部にロードされているコンテンツの削除を実行する。データ転送制御手段34により実行されるコンテンツのデータ転送は、データ転送スケジュール管理手段33によって管理されるため、複数のコンテンツのデータ転送を連続して実行することが可能である。
図3に、このように構成される本発明の上映管理装置30の実行するコンテンツのデータ転送スケジュールの決定処理についてのフローチャートの一例を図示する。
次に、このフローチャートに従って、本発明の上映管理装置30の実行するコンテンツのデータ転送スケジュールの決定処理について説明する。
本発明の上映管理装置30は、コンテンツのデータ転送スケジュールの決定要求があると、図3のフローチャートに示すように、まず最初に、上映スケジュール管理手段31で、上映スケジュールに基づいて、各上映装置10-iにおけるコンテンツの最初の上映開始タイミングと最後の上映終了タインミングとを抽出する(S101)。
ここでは、これをコンテンツの有効期間情報と呼ぶ。上映スケジュール上で、「これ以降には上映は予定されていない」ということが分かれば、その時点でコンテンツを上映装置10-iから削除してしまっても問題はないので、「各スクリーン(上映装置10-i)で、コンテンツが最後に再生されるタイミング」についても、タイムテーブル(上映スケジュール)から抽出するのである。
このようにして、まず最初に、上映スケジュール管理手段31で、図2中に示すような上映スケジュールの情報に従って、図2中に示すようなコンテンツ有効期間の情報を抽出するのである。
続いて、データ転送スケジュール管理手段33で、上映スケジュール管理手段31の管理するコンテンツの有効期間の情報と、コンテンツがすでに上映装置10-iにロードされているかどうかを示す情報(コンテンツがロードされた場合には、その旨がコンテンツ有効期間情報に書き込まれる)とに基づいて、必要となるデータ転送操作のリストを生成する(S102)。ここでは、各データ転送操作をデータ転送ジョブと呼ぶ。
図4に、データ転送ジョブを管理するリストの一例を示す。この図に示すように、データ転送ジョブは、転送対象となっているコンテンツの情報と、そのコンテンツのデータ転送時間の予測値(ロード時間予測値)の情報と、そのコンテンツのロード先となる上映装置10-iの情報と、その上映装置10-iにおけるコンテンツの有効期間の開始日時の情報とを保持している。このようなデータ転送ジョブのリストは、上映スケジュール管理手段31の管理するコンテンツの有効期間の情報を参照して、各上映装置10-iにおいてロードの必要な全コンテンツをリストアップすることにより作成される。
続いて、リストを構成するデータ転送ジョブの実行順序の全ての組み合わせについて処理をしたのか否かを判断して(S103)、全ての組み合わせについて処理をしていないことを判断するときには、データ転送ジョブの実行順序の組み合わせの中から、未処理の組み合わせを選択する(S104)。
続いて、データ転送スケジュール管理手段33で、選択したデータ転送ジョブの実行順序の組み合わせについて、指定された制約条件を充足する各データ転送ジョブの実行タイミングを求めることで、その実行順序の組み合わせについてデータ転送スケジュールを決定する(S105)。
すなわち、データ転送スケジュール管理手段33で、生成したデータ転送ジョブのリストに対して各データ転送ジョブの実行時間を予測するとともに、指定された制約条件のもとでリスト内のデータ転送ジョブを時間軸に沿って配置することで、各データ転送ジョブの実行開始、終了時間を予測するのである。ここで、データ転送ジョブを時間軸に沿って配置する際には、後述するデータ転送の制約条件(拘束条件)を適用することが可能である。
このようにして、リストを構成するデータ転送ジョブの実行順序のひとつひとつの組み合わせについて、データ転送スケジュールを決定していくときに、全ての組み合わせについて処理を終了したことを判断する場合には、制約条件を充足するデータ転送スケジュールが1つでも決定できたのか否かを判断して(S106)、1つも決定できないことを判断する場合には、スケジュールエラーを出力して、処理を終了する(S107)。
一方、制約条件を充足するデータ転送スケジュールが1つでも決定できたことを判断する場合には、決定したデータ転送スケジュールの中から、最適なデータ転送スケジュールを選択することで、最終的なデータ転送スケジュールを決定する(S108)。
このようにして、データ転送スケジュール管理手段33は、制約条件がデータ転送中に上映装置においてディスクの溢れが発生しないというものだけであるならば、最適なデータ転送スケジュールを決定するために、リスト内のデータ転送ジョブの実行順序を適宜変更してデータ転送ジョブの実行タイミングの評価を繰り返して、コンテンツの有効期間前にデータが終了し、かつ、データ転送中に上映装置においてディスクの溢れが発生しないという制約条件を満足しながら、例えば、最も早くデータ転送が終了するようなデータ転送スケジュールを求めるようにする。
ここで、データ転送スケジュールの最適性の指標として、「各データ転送ジョブの“実行終了予定時刻―有効期間開始日”の最小値」を用いることにより、有効期間開始までの時間が僅少になったコンテンツを優先的にスケジューリングすることができる。この評価指標が負になった場合には、上映開始予定までにコンテンツのロードが間に合っていないデータ転送ジョブがあることが分かるため、「スケジュールされた上映の前に転送が終了している」という制約条件が満たされていることも同時に検証することが可能である。
このようにして、データ転送スケジュール管理手段33は、例えば、データ転送ジョブ1〜3という3つのデータ転送ジョブがある場合には、
・データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ3
・データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ3→データ転送ジョブ2
・データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ3
・データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ3→データ転送ジョブ1
・データ転送ジョブ3→データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ2
・データ転送ジョブ3→データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ1
という6つのデータ転送ジョブの実行順序の組み合わせについて、制約条件の下に、各データ転送ジョブをいつ実行できるのかを評価してみて、その評価結果に基づいて最適なものを選択して、それを最終的なデータ転送スケジュールとして決定するように処理するのである。
このとき、最適なものを選択する場合の指標としては、例えば、3番目に実行するデータ転送ジョブによるデータ転送処理が終了する時刻の情報や、それぞれのデータ転送ジョブに関して、そのデータ転送ジョブでロードされるコンテンツが利用開始日時からみてどの位前にロードされるのかという情報を用いる。
次に、図5に従って、データ転送ジョブの実行タイミングの評価例について説明する。ここで、この図において、縦軸は時間経過を示しており、各上映装置10-iにおける上映スケジュールと、評価対象となっているデータ転送ジョブの実行タイミングの評価結果とを示している。
この例は、「上映中にはコンテンツのロードができない」、「複数のコンテンツのロードが同時には実行できない」という制約条件のもとで、3つのデータ転送ジョブ1〜3を、“データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ3”という順序で実行した時の実行タイミングの評価結果を示している。
データ転送ジョブ1は、上映装置1に対するデータ転送であるが、上映と同時にデータ転送ができないため、データ転送が開始できるのは、上映スケジュール1−2の終了後である。同時に複数のデータ転送が実行できないという制約条件があるため、データ転送ジョブ2,3は、それぞれデータ転送ジョブ1,2が終了した後で、逐次的に実行される。上映装置2において、コンテンツBの有効期間は、上映スケジュール2−3で開始するが、この例に示したデータ転送スケジュールの評価結果では、コンテンツBを上映装置2にデータ転送するデータ転送ジョブ2が上映スケジュール2−3の前に終了しているため、「コンテンツの利用期間の前に転送が終了している」という制約条件を満たしている。
次に、図6に従って、データ削除とディスクの空き容量がない場合のデータ転送スケジュールの評価例について説明する。
この例において、上映装置1では上映スケジュール1−2において上映は終了するが、上映装置1の内部のディスク容量が不足しているため、データ転送ジョブ1を開始することはできない。一方、本発明の上映管理装置30は、データの自動削除を行う機能を有しており、上映装置1においてコンテンツBの有効期間が上映スケジュール1−3で終了するため、上映スケジュール1−3の終了後にコンテンツBの削除操作が設定される。削除後にコンテンツCをロードするための空き容量が確保されるため、データ転送ジョブ1は、上映スケジュール1−3の後にスケジュールすることができる。このように、本発明の上映管理装置30はは、データの削除を含めてデータ転送のスケジューリングを行う。
なお、データ転送ジョブ1,2を、“データ転送ジョブ1→データ転送ジョブ2”の順序で実行する場合、図6に示すように、データ転送ジョブ2はデータ転送ジョブ1の終了後でないと実行できないが、この図6から明らかなように、“データ転送ジョブ2→データ転送ジョブ1”というパターン(データ転送順序)を用いることで、データ転送ジョブ2をより早いタイミングで終了することが可能である。本発明の上映管理装置30におけるデータ転送スケジュール管理手段33は、2つのパターンの実行タイミングを比較することにより後者を選択する。
次に、図7〜図9に従って、データ転送ジョブの実行時間の予測方法について説明する。
データ転送速度の予測値(期待値)は、過去のデータ転送において測定されたデータ転送速度の履歴情報に基づいて算出されることになるが、図7に示すように、その際、ロード対象となっている上映装置10-i、複数のデータ転送を同時に実行した場合の速度低下、ネットワーク帯域による最大転送レートの制限といった条件を考慮して、より精密な評価を行う。ここで、図7において、100はデータ転送速度予測手段、101はデータ転送履歴情報記憶手段、102はデータ転送ジョブ実行時間予測手段である。
図8に、データ転送ジョブの実行時間予測方法の一例を示す。
上映装置10-iへのデータ転送において得られるスループットは、データ蓄積装置20のデータ読出速度とネットワーク帯域とによって制限される。
これから、図8に示す実行時間予測方法では、まず、これらの制限値を算出し、その小さな方を、スループットに対する制限値として用いる。
ここで、データ蓄積装置20を複数利用する際には、データ蓄積装置20のデータ読出速度の制限値はその合計で与えられる。また、1台のデータ蓄積装置20より複数のデータを並列に読み出す場合には、1つのデータを読み出す場合よりもデータ読出速度は一般に低下することから、データ読出速度の制限値に関しては、同時に読み出すデータ数をパラメータとして、例えば、下記に示す算出式に従って、より精密に見積もることも可能である。
データ読出速度の制限値=単独のデータ読出速度の制限値
×速度低下係数(同時読み出し数)
図8に示す実行時間予測方法では、次に、1台の上映装置10-iにのみデータ転送を行った場合に期待されるデータ転送スループットの予測値を求める。この予測値は、各上映装置1台へのデータ転送において過去に得られたスループットの履歴を記録しておき、その値の平均値によって求めることができる。この予測値が上記の制限値より低くなるのは当然である。上映装置10-iが、上映とデータ転送とを並列に行う機能を有している場合、期待されるデータ転送スループットは、上映を行っていない場合と上映を行っている場合とで異なる。本発明の上映管理装置30は、これら2つの場合に対して、別々にデータ転送スループットの履歴値を保存することで、正確なデータ転送スループットを評価することができる。
一方、複数台の上映装置10-iに並行してデータ転送を行う場合、それぞれの上映装置10-iにおいて期待されるデータ転送スループットは、各上映装置単独の場合に期待されるスループット、データ転送の制限値(最初に求めた制限値)により、以下のように求めることができる。
1.データ転送対象となる上映装置10-iのうち、最もデータ転送スループットの期待 値の小さな上映装置10-iである「上映装置min」を求める
2.N台の上映装置10-iがある場合、「上映装置min」において予想されたデータ 転送スループット「予想値min」が、データ転送帯域を各上映装置10-iにわり 振ったと考えられる場合のデータ転送速度制限値である「データ転送速度制限/N 」より大きい場合、各上映装置10-iには、帯域が均等に配分され、予想データ転 送帯域は「データ転送速度制限/N」となる
3.一方、「予想値min」が「データ転送速度制限/N」より小さな場合、「上映装 置min」において期待されるデータ転送速度は、「データ転送速度制限/N」で はなくて、「予想値min」である
4.3のステップにより、「データ転送速度制限」の中から、「予想値min」の帯域 が「上映装置min」に割り当てられるため、残りのデータ転送帯域を「データ転 送速度制限−予想値min」とし、「予想値min」を除いたN−1台の上映装置 に対して1からのステップを繰り返す
この手順により、各上映装置10-iにおけるデータ転送速度の期待値と、データ蓄積装置20のデータ読出速度の制限値と、ネットワーク帯域の制限値とに基づく、データ転送速度の予測値が得られる。
コンテンツのデータ転送時間は、コンテンツサイズをこのようにして求めたデータ転送速度の期待値で割り算することによって求められるが、コンテンツのデータ転送が終了した時点、開始した時点で、データ転送速度の期待値の評価をやり直すことにより、複数のコンテンツが異なったタイミングで並列に転送される場合のデータ転送時間を正確に評価することが可能である。
図9に、データ転送ジョブの実行時間予測の他の例を示す。
この予測方法では、過去のデータ転送において得られたデータ転送スループットの履歴の平均値からデータ転送速度の予測値(期待値)を求めること自体については図8で説明した予測方法と同じであるが、予測精度を高めるために、複数の上映装置10-iに対して並列にデータ転送が行われた場合にも、同時に行われた上映装置10-iの組に対するデータ転送の履歴値をそのまま記録して、再度その組み合わせでデータ転送が行われる場合には、その組み合わせに対して記録されている履歴の平均値により期待されるスループットの評価を行うようにしている。
この予測方法の問題は、上映装置10-iの全ての組み合わせに対して履歴を保存しなくてはならない点であるが、「同時にデータ転送を行う上映装置10-iの台数」「使用するデータ蓄積装置20の台数」をパラメータとして履歴値を保存することによって、対象となるパターン数を制限することができる。一方、上映装置10-iの数が10台程度、同時にロードする上映装置10-iの数が2〜3台といった一般的な上映管理装置30の環境においては、全パターンに対して履歴値を保存しておくことも可能である。
本発明の上映管理装置30では、上映およびデータ転送処理の経過と、上映およびデータ転送のスケジュールとの間にずれが発生した場合には、データ転送の再スケジューリングを行うようにしている。
例えば、図10に示すように、上映装置1における上映スケジュール1−2が遅延した場合、データ転送スケジュール管理手段33は、遅延が発生した時点で、データ転送スケジュールを再評価する。この図10に示す例では、データ転送スケジュール管理手段33は、データ転送スケジュールを再評価することで、2つのデータ転送ジョブ1,2の実行順序を、予定していたパターン1からパターン2に切り替える。
このようにして、本発明の上映管理装置30によれば、実際の上映やデータ転送の進捗に基づき、より最適なデータ転送スケジュールが自動的に選択されることになる。
本発明の上映管理装置30では、複数のデータ転送を同時実行することが可能である場合には、データ転送スケジュール管理手段33は、複数のデータ転送を同時実行することが可能であるという制約条件の下、スケジューリングを行うようにしている。
例えば、複数のデータ転送を同時実行することが不可能である場合には、図11の左側のパターン1に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定するのに対して、複数のデータ転送を同時実行することが可能である場合には、図11の右側のパターン2に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定する。
このように、複数のデータ転送を同時実行することが可能である場合には、データ転送スケジュール管理手段33は、異なった上映装置10-iへのデータ転送を並列に実行するようにスケジューリングを行う。並列にデータ転送を実行した場合、それぞれのデータ転送ジョブのデータ転送速度は、データ蓄積装置20のデータ読出速度およびネットワーク帯域の制約により低下する可能性があるが、データ転送スケジュール管理手段33は、図7に示すデータ転送速度の予測方法により、データ転送速度の低下を考慮に入れたデータ転送ジョブの実行時間を算出し、その結果に基づいてデータ転送のスケジューリングを行うことになる。
本発明の上映管理装置30では、上映とデータ転送とを同時実行することが可能である場合には、データ転送スケジュール管理手段33は、上映とデータ転送とを同時実行することが可能であるという制約条件の下、スケジューリングを行うようにしている。
例えば、上映装置1において上映とデータ転送とを同時実行することが不可能である場合には、図12の左側のパターン1に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定するのに対して、上映装置1において上映とデータ転送とを同時実行することが可能である場合には、図12の右側のパターン2に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定する。すなわち、上映装置1において上映とデータ転送とを同時実行することが可能である場合には、上映スケジュール1−2とデータ転送ジョブ1とが並行してスケジューリングされている。なお、この図12の例では、複数のデータ転送を同時実行することが可能であることを想定している。
ここで、上映中にロードが可能かどうかは、上映装置10-iの性能に依存するため、本発明の上映管理装置30においては、上映装置10-iに対して並列ロードが可能かどうかを示すフラグを設ける。また、上映と同時にロードを実行した場合、ディスクの転送速度の影響により上映に支障をきたす可能性があるため、上映スケジュールにおいて並列にロードが可能かどうかを指定するフラグを設けることにより、並列転送を許可するかどうかをユーザが選択可能にする。図12に示す例では、上映装置2に関しては、並列実行されておらず、また、上映装置1に関しても、上映スケジュール1−1とデータ転送ジョブ1とは並列に実行するようにスケジュールされていない。
本発明の上映管理装置30では、データ蓄積装置20が複数備えられる場合には、データ転送スケジュール管理手段33は、複数のデータ蓄積装置20が利用可能であるという制約条件の下、データ転送のスケジュールを行うようにしている。
このときに実行するスケジューリング動作は、図11で説明した複数のデータ転送を許可するという場合において実行するスケジューリング動作と基本的には同じであり、データ蓄積装置20が1台しか備えられない場合には、図13の左側のパターン1に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定するのに対して、データ蓄積装置20が複数備えられる場合には、図13の右側のパターン2に示すような形でデータ転送のスケジュールを決定する。このとき、並列転送されるデータ転送ジョブを別々のデータ蓄積装置20に割り当てることにより、データ蓄積装置20の負荷を低減するようにスケジューリングを行うことになる。
本発明の上映管理装置30では、データ転送を禁止する時間帯を指定することを可能としており、データ転送を禁止する時間帯が指定される場合には、データ転送スケジュール管理手段33は、図14に示すように、その禁止時間帯にデータ転送ジョブの転送処理がかからないようにするという制約条件の下、データ転送のスケジュールを行うようにしている。
図14に示す例では、パターン1とパターン2という2つのデータ転送スケジュールを示しているが、データ転送ジョブ1はデータ転送禁止時間帯の前に終了することはできないため、パターン1ではデータ転送ジョブ1,2の両方がデータ転送禁止時間帯の後に配置される。一方、パターン2では、データ転送ジョブ2をデータ転送禁止時間帯の前に実行することが可能であるため、パターン1よりデータ転送処理を早く終了することが可能である。これから、データ転送スケジュール管理手段33は、パターン2を最適なデータ転送スケジュールとして選択する。
本発明は、上映装置とデータ蓄積装置とを備えた劇場に適用できるものであり、本発明を適用することで、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのロード処理を最適なスケジュールで連続して実行することができるようになる。
10 上映装置
20 データ蓄積装置
30 上映管理装置
31 上映スケジュール管理手段
32 データ転送制約条件管理手段
33 データ転送スケジュール管理手段
34 データ転送制御手段

Claims (10)

  1. 複数の上映装置とそれらの上映装置にロードするコンテンツを蓄積する1つ又は複数のデータ蓄積装置とを備える劇場で用いられる上映管理装置であって、
    各上映装置の上映スケジュールに基づいて生成された各上映装置におけるコンテンツの利用期間情報を記憶する記憶手段と、
    各コンテンツのデータ転送時間を予測する予測手段と、
    前記記憶手段に記憶されるコンテンツ利用期間情報に基づいて、各コンテンツについて、いつまでにどの上映装置にデータ転送しなければならないのかを特定して、その特定した情報と前記予測したデータ転送時間とについて記述するデータ転送ジョブを生成する生成手段と、
    前記データ転送ジョブの全ての実行順序の組み合わせについて、データ転送に課される制約条件の下、その実行順序で指定されるデータ転送の評価値を算出して、その算出した評価値に基づき最適な実行順序の組み合わせを特定することで、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送スケジュールを決定するスケジューリング手段と、
    前記決定したデータ転送スケジュールに基づいて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送を制御する制御手段とを備えることを、
    特徴とする上映管理装置。
  2. 請求項1に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、前記コンテンツ利用期間情報に基づいて、各上映装置にデータ転送したコンテンツの削除スケジュールを決定し、
    前記制御手段は、前記削除スケジュールに基づいて、上映装置にデータ転送したコンテンツの削除を制御することを、
    特徴とする上映管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の上映管理装置において、
    前記予測手段は、過去のデータ転送速度の履歴に基づいて、各コンテンツのデータ転送時間を予測することを、
    特徴とする上映管理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、前記決定したデータ転送スケジュールに基づいて実行されるデータ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送処理の経過と、そのデータ転送スケジュールとの間にずれが発生した場合には、データ転送スケジュールの再スケジューリングを実行することを、
    特徴とする上映管理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、データ蓄積装置が複数備えられる場合には、複数のデータ蓄積装置から並列にコンテンツを転送する形態のデータ転送をスケジューリングすることを、
    特徴とする上映管理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、前記制約条件として、同時実行可能なデータ転送の個数が設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定することを、
    特徴とする上映管理装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、前記制約条件として、上映装置における上映処理とデータ転送とが並列実行可能であるのか否かということが設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定することを、
    特徴とする上映管理装置。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の上映管理装置において、
    前記スケジューリング手段は、前記制約条件として、データ転送を禁止する時間帯が設定されている場合には、その制約条件の下でデータ転送スケジュールを決定することを、
    特徴とする上映管理装置。
  9. 複数の上映装置とそれらの上映装置にロードするコンテンツを蓄積する1つ又は複数のデータ蓄積装置とを備える劇場で用いられる上映管理装置が実行する上映管理方法であって、
    各上映装置の上映スケジュールに基づいて、各上映装置におけるコンテンツの利用期間情報を生成して、それを記憶手段に格納する過程と、
    各コンテンツのデータ転送時間を予測する過程と、
    前記記憶手段に記憶されるコンテンツ利用期間情報に基づいて、各コンテンツについて、いつまでにどの上映装置にデータ転送しなければならないのかを特定して、その特定した情報と前記予測したデータ転送時間とについて記述するデータ転送ジョブを生成する過程と、
    前記データ転送ジョブの全ての実行順序の組み合わせについて、データ転送に課される制約条件の下、その実行順序で指定されるデータ転送の評価値を算出して、その算出した評価値に基づき最適な実行順序の組み合わせを特定することで、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送スケジュールを決定する過程と、
    前記決定したデータ転送スケジュールに基づいて、データ蓄積装置から上映装置へのコンテンツのデータ転送を制御する過程とを備えることを、
    特徴とする上映管理方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の上映管理装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるための上映管理プログラム。
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