JP4921682B2 - 器官の全厚切除システム - Google Patents

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Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、身体器官における病巣、特に胃の病巣の局所的切除を実施する全厚切除装置に関する。
【0002】
関連技術の説明
切除処置では、器官の一部の切除し、その切除により生成された孔を閉鎖すべく周囲の組織を相互に接合し、過剰な組織を除去する。身体器官における病巣を切除する従来の種々の装置および処置が公知であるが、公知の切除装置には不都合がある。公知装置の斯かる不都合としては、身体内の病巣を視認し、病巣を切除装置内に位置決めするためにその病巣を把持する機能が欠如していること、斯かる装置は腹壁を貫通する必要があること、および、斯かる装置はたとえば可撓ではなく堅固であるなどの不都合な大きさおよび構造を有することが挙げられる。
【0003】
上述したように公知の切除装置および処置の多くは、切除されるべき器官部分の近傍の領域において少なくとも一箇所の切開を必要とする。この切開が必要とされるのは、医師が病巣に対してアクセスし、処置の間において病巣を視認し、且つ、必要とされる全ての各種手術器具により当該処置の必要とされる工程の全てを医師が実施し得るに十分に大寸である開口を体腔に提供することを可能にするためである。しかし切除処置を実施すべく切開を要することは望ましくない。切開が必要な場合に患者は一般的な麻酔を受けるべきことから、当該処置は意識下鎮静法(conscious sedation)のみしか要さない外来患者の様には実施され得ない。これに加え、切開を行うと回復期間の間に患者には痛みが伴うと共に、切開からの回復の間には部分的あるいは完全に動くことができないこともある。故に多くの場合、斯かる処置から回復するために必要な時間は、切開を必要としない処置よりも長い。
【0004】
上述の不都合の幾つかを克服すべく公知の切除装置は、内視鏡と、管腔組織を切除するための外科的ステープリング/切断装置を含む。この装置は病巣部位に対する経皮的アクセスの必要性を回避し得るが、特に胃の病巣を切り離すべく使用される場合には該切除装置には不都合が在る。上記切除装置は円形もしくは半円形のステープリング器具を含む。而して円形のステープリング装置は、結腸などの管状器官を切除するには有用であるが、胃の病巣を切除すべく用いられるには十分でない。
【0005】
円形ステープラーは、結腸などの管状器官の切除に対して最適である。結腸は概して管状で薄壁構造である。管状器官の壁部から組織の一区画が除去される場合、該組織区画の除去によって生じる壁部の孔を画成する湾曲壁部表面を接合する上で円形状のステープラーは最適である。管状壁部構造において各ステープルを線形に載置して位置決めするのと対照的に、各ステープルを円形配列で配置すると、管状器官の円滑な管腔内に生じる障害物は最小限となる。
【0006】
しかし、胃の病巣を切除すべく円形状の切除装置を使用するのは好適ではない。胃の壁部は、管状器官とは相当に異なる様に形成されている。管状器官は一般的に薄壁構造であるが、胃は一般に厚壁かつ多層で平坦な筋肉組織で形成されている。而して胃の切除は概して、胃壁の三辺楔形状部分を除去して行われる。除去されるべき楔形状部分を形成すべく胃壁には3本の直線切断部が形成されることから、各切断が行われた軸線と同一の軸線に沿って胃壁をステープリングするのが望ましい。これは、円形ステープラーを用いる場合には達成され得ない。ステープル/切断ライン内において円形ステープラーは、円形領域により囲まれた範囲に限定される。線形に切断される組織を切除すべく円形ステープラーを使用することは、紙片において三角形の楔形状を切断すべくハサミを使用する代わりに斯かる楔形状を打ち抜くべく円形穿孔器を用いるのと同様である。線形ステープラーを用いることにより、一連の切断部を延長することで更に大きな領域を除去する自由度が与えられる。
【0007】
これに加え、胃壁を切除すべく円形ステープラーが用いられる場合、ステープラーの位置決めは困難である。円形ステープラーは一般的に、切除装置内において中央ポストの周囲に配向される。円形ステープラーが胃のほぼ平坦な壁部上の組織を切除するために用いられる場合には、病巣の周囲にステープラーを適切に位置決めするために上記中央ポストは病巣に接触して該病巣を穿刺する可能性がある。これは臨床的に望ましくなく、患者に合併症をもたらし得る。故に円形のステープラー/切除装置は管状器官に関する切除処置を実施する際には切開に対する必要性を回避し得るが、特に胃の病巣を切除すべく使用される場合には該装置は不都合を有する。
【0008】
公知の切除装置の付加的な問題は、除去されるべき組織を該装置内に適切に位置決めするのが困難なことである。この問題は、胃壁に関連する処置において特に明白である。上述したように、胃壁は厚肉かつ多層の筋肉組織から成る。これは、一般的に薄壁の管状器官と際立った対照を為している。故に胃の組織は管状器官よりも、切除装置内に引き込むのが遙かに困難である。
【0009】
組織を切除装置内に引き込むために多くの公知処置は、組織を把持して該組織を切除装置内に位置決めする別個のツールを用いる必要がある。これは、医師が組織を把持して操作するために別個のツールを挿入して使用することが必要なので、明らかに不都合である。これにより、処置がさらに複雑になると共に、患者の身体内に補助的ツールが挿入され得るように、患者に対して大きな切開または複数の切開を必要とし得る。
【0010】
また切除装置内に把持器ツールが組み込まれている場合には、斯かる公知の切除装置は胃の組織を切断してステープリングすべく使用され得るかも知れないが、比類なく複雑な胃壁を当該装置内に適切に位置決めすることはできない。殆どの場合に把持器は、取り扱いが更に困難な厚い胃壁を操作するには構造的には十分でない。これに加え、円形ステープラーによる結腸処置において、引張り方向はステープラーの軸線と平行とされ得る。しかし胃の処置において引張り方向がステープリングラインと平行であることは望ましくない、と言うのも、この場合には直線状ステープリングラインの縁部において組織のしわが形成され得るからである。
【0011】
故に、特に胃の病巣などの身体器官における病巣の局所的切除を実施する優れた方法および装置を提供するのが望ましい。
発明の要約
全厚切除システムが提供される。該切除システムの一実施形態において該システムは、可撓性シャフトと、該可撓性シャフト内に配置された可撓性ガイド部材と、該可撓性ガイド部材の周囲に配置されたステープリング機構と、把持器とを備え得る。上記ステープリング機構は、上記可撓性シャフト内に少なくとも部分的に配置された長尺状部分を有する。上記ステープリング機構は、ステープリングアームおよびアンビル・アームを含む。上記ステープリングアームは長手軸線を有すると共に、長手軸線を有するステープリングヘッドを含む。上記アンビルは、アンビル・ヘッドを含む。上記ステープリングアームおよびアンビル・アームは、上記ステープリング機構の上記長尺状部分から延びると共に、組織受容位置とステープリング位置との間において相対的に移動可能である。上記把持器は上記可撓性シャフトを介して延び、患者の身体における器官から切除されるべき組織の一部を把持し得る。上記把持器は、上記ステープリングヘッドの長手軸線に直交する軸線上を移動可能である。
【0012】
詳細な説明
図1は、本発明に係る全厚切除システム100の第1実施形態を示している。図1に見られるように全厚切除システム100は閉鎖カム(closing cam)110を備え得る。該閉鎖カム110は、可撓性シャフト、把持器130およびステープリング機構140と関連し、且つ/又はこれらにより作動され得る。該実施形態では可撓性内視鏡である可撓性ガイド部材120が全厚切除システム100内に備えられ、把持器130は可撓性内視鏡120に含まれる管腔内を通って延びる。可撓性内視鏡120には、停止部180が備えられ得る。閉鎖カム110は、上記可撓性シャフトの先端上に備えられてもよいし、該可撓性シャフト内において移動可能であってもよい。ステープリング機構140は、ステープリングヘッド152を含むステープリングアーム150と、アンビル・ヘッド162を含むアンビル・アーム160とを備える。全厚切除システム100のこれらの構成要素の各々は、以下で更に詳述する。これもまた以下で更に詳述するが、全厚切除システム100を使用する際、胃壁組織170は把持器130により把持されて、ステープリング機構140のステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162の間に位置決めされ、其処で胃壁組織170は全厚切除システム100により切除され得る。
【0013】
全厚切除システム100の実施形態の各構成要素を更に記述すると、閉鎖カム110は先端114から基端方向に延び、ステープリング機構140および可撓性内視鏡120は閉鎖カム110の先端114から延びる。先端114は、筒状の閉鎖カム110の全周の周囲にカム面112を含む。本発明の一実施形態において操作者が静止閉鎖カム110の先端114内にステープリング機構140を更に引込むと、カム面112はステープリングアーム150およびアンビル・アーム160に接触して係合することにより各アームを相互に向けて駆動し、アンビルおよびステープリングヘッド間に組織を挟持し、且つ制御されたステープルギャップを提供する。アーム150,160を閉じるための、よって可動閉鎖カム110を起動するための代替的機構は、本明細書において後に論じる。
【0014】
該実施形態において全厚切除システム100に対する可撓性内視鏡120は、閉鎖カム110内に延び、且つ、可撓性内視鏡120の先端122は閉鎖カム110の先端114を越えて延びる。可撓性内視鏡120は、該内視鏡が閉鎖カム110の先端114から伸長され得ると共に、閉鎖カム110内に引込まれ得るように、閉鎖カム110内で移動可能である。可撓性内視鏡120はその先端122において、当業界公知である光学機器124を備える。光学機器124は、切除処置の全ての段階の間において組織170が視認され得るように約8mmの最小焦点距離を有さねばならない。可撓性内視鏡120内には、該内視鏡の長手軸線LE に対して内視鏡120の先端122を屈曲させ得る屈曲区画126も備えられる。該実施形態において上記可撓性シャフトの長手軸線は、上記内視鏡の長手軸線と平行である。屈曲区画126は構造的に任意の種々の形態で構成され得ると共に、本発明は屈曲区画126に対する何らかの特定の構造的形態に限定されるものでない。
【0015】
前述の如く把持器130は、可撓性内視鏡120内に包含された管腔内で延び得ると共に、該把持器130の把持部分132が内視鏡120の先端122から伸長され得るように、その管腔内で移動可能である。把持器130および把持部分132は任意の種々の異なる形態で構成され得ると共に本発明は何らかの特定の形態に限定されるものでない。把持器130の把持部分132の目的は、組織170が切除され得る様に該組織がステープリング機構140内に位置決めされ得るように該組織170の把持を支援することである。上記把持器の把持部分の種々の可能的実施形態は、本明細書において後に論じる。また把持器は組織を把持する物理的構造を含む必要は無く、把持器は吸引カテーテルでもよく、その場合にはカテーテル内を通る吸引により組織が把持される。
【0016】
上述したように、ステープリング機構140はステープリングアーム150およびアンビル・アーム160を備える。該実施形態において、ステープリングアーム150の先端にはステープリングヘッド152が含まれ、且つ、アンビル・アーム160の先端にはアンビル・ヘッド162が含まれる。ステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162について、以下において更に説明する。ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160は、ステープリング機構140の長尺状部分142から延びる。長尺状部分142は少なくとも部分的に、閉鎖カム110内に延びる。前述のように長尺状部分142が閉鎖カム110内に移動するにつれてステープリングアーム150およびアンビル・アーム160がカム面112に係合することから、切除されるべき組織がステープリング機構140内のナイフにより切断されてステープルにより接合されるように、ステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162は相互に閉じられる。ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160が相互接近されるように長尺状部分142を閉鎖カム110内に更に引込むべく任意の種々の異なる構造および方法が使用され得ると共に、上記で論じたように本発明は上記2本のアームを相互接近させる何らの特定の構造もしくは方法に限定されるものでない。該実施形態においてステープリングアーム150は、よってアンビル・アーム160は、可撓性内視鏡120長手軸線LE および可撓性シャフトの長手軸線に略平行に延びる長手軸線LSAを有する。
【0017】
次に、ステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162を更に詳細に記述する。ステープリングヘッド152は、平行な列に配置された各ステープル156と、これらもまた平行な列に配置された各ステープル158を備える。よってステープリングヘッド152は、2群の平行なステープル列を備える。これらの2群の平行なステープル列の間には、ナイフ刃154が配置される。アンビル・ヘッド162は、各ステープル156と整列する相補的なアンビル・ポケット166および各ステープル158と整列するアンビル・ポケット168を含む。したがって各アンビル・ポケット166もまた第1群の平行な列に配置され且つ各アンビル・ポケット168もまた平行な列に配置される。よって、理解され得るように且つ当業界で公知のように、各ステープルがステープリングヘッド152から駆動されると、各ステープルは組織170を通って延び、其処で各ステープルはアンビル・ポケットに接触することで、組織保持形態にあるステープルが形成される。アンビル・ヘッド162は、ステープリングヘッド152からナイフ154が伸長されて組織170から除去されるべき病巣を切断するときにナイフ154を受容するナイフ・スロット164も備える。
【0018】
ステープリングヘッド152には、ステープル・ドライバ156A,158Aならびにステープル・カム156B,158Bも含まれる。上記各ステープル・ドライバおよび各ステープル・カムは図2にも見られるが、本明細書において後で論じる。ステープル・ドライバ156Aおよびステープル・カム156Bには第1群のステープル列が関連し、ステープル・ドライバ158Aおよびステープル・カム158Bには第2対のステープル列が関連する。上記各ステープル・ドライバおよび各ステープル・カムの目的は、切除処置の間においてステープリングヘッド152からステープルを駆動することである。上記ドライバおよびステープル・カムの作用は、図2を検討する際に論じる。
【0019】
一実施形態において内視鏡120上には、停止部180が備えられる。停止部180は内視鏡120の周囲に配置されると共に、該内視鏡120の外周縁から延びる。停止部180は、ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160の間において内視鏡120上に配置される。停止部180は、ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160が閉鎖カム110の先端114を過剰に越えて伸長されるのを制限する。該実施形態において理解され得るように、ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160が閉鎖カム110の先端114から伸長されると、それらの構造は最終的に停止部180に係合し、該停止部180を越える更なる移動が制限される。故に停止部180は、ステープリング機構140が可撓性内視鏡120の屈曲区画126上を、そして該区画を越えて進行することで内視鏡120の屈曲区画126を損傷するのを抑制する。
【0020】
ステープリング機構140は、ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160が、故にステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162が上記各ステープル列およびナイフ縁部に対する任意の種々のアセンブリを収容し得る如きサイズとされねばならない。たとえばステープリング機構140は、従来の開放直線状ステープリング装置を収容し得る。従来装置に依れば、二重ステープル列およびナイフは4.5ミリメートルの合計幅を有する。参考目的で幅方向は、図1に示されたようにステープリングヘッド152の最先端部分から最基端部分まで延びる軸線に沿って測定され、且つ、この実施形態に対しては以下で論じるようにステープリングヘッド152の横軸である。ステープリング機構140内で使用され得る他の代替的な公知アセンブリは従来の内視鏡式直線状ステープリング装置であり、該装置は、3.7ミリメートル厚みのアンビル、3.0ミリメートルの二重ステープル列およびナイフ幅、5.8ミリメートルの四重ステープル列およびナイフ幅、ならびに、各ステープル列およびナイフに対する7.2ミリメートルのカートリッジ高さを有する。再び参考目的で図1には、幅W1 、アンビル厚みT1 およびアンビル・ヘッド高さH1 が示される。
【0021】
図2において更に理解され得るように該実施形態においてステープリングヘッド152は、ステープリングアーム150の長手軸線LSAに対し且つ可撓性内視鏡120の長手軸線LE に対してもほぼ直交する長手軸線LSHを有する。これに加えて図1において理解され得るように、且つ、全厚切除システムに対して論じられるであろう付加的実施形態の全ての特徴であるように、ステープリングヘッド152の長手軸線LSHに対してほぼ直交する方向に組織170が引張られるように、把持器130は移動可能である。また、直線状ステープリングラインの縁部にて組織のしわが形成されるのを防止すべく、組織170の引張り方向は上記ステープリングヘッドの長手軸線に対して直交するのが望ましい。更に、組織170は薄壁結腸と比較して概して更に厚いため、引張り方向を直交とすれば更に厚寸の胃壁を引張って操作する際に大きな機械的利点が提供されるため、直交した引張り方向が望ましい。図3において理解され得るように、胃壁172は概略的に約0.40〜0.50センチメートルの厚みTG1を有する。直交した引張り方向によれば、更に厚壁の胃組織172が更に容易に引張られ得る。図3において理解され得るように、上記ステープリング機構内に受容されるべき組織174の引張長さは約3〜4センチメートルの長さL1 を有するのが望ましい。
【0022】
図2は全厚切除システム100の前面図であり、ステープリングヘッド152およびアンビル・ヘッド162を更に示している。図2において理解され、且つ図1において示されたように、この実施形態において可撓性内視鏡120はステープリング機構140内に摺動可能に受容される。ステープリングヘッド152を更に説明すると、整列ステープル156の第1列はステープリングヘッド152の長手軸線LSH上に整列されることが理解され得る。この特定の列に沿っては任意数のステープルが配備可能であり、更に概略的には、本発明においては任意数の対のステープル列が使用され得る。但し任意数の対の列が使用され得るが、組織の確実な切除を支援すべくステープリングラインにおいて各ステープル間にはギャップが存在しない様に、交互配置された各列におけるステープルの位置決めすることには、少なくとも一対の列を使用することが望ましい。
【0023】
各ステープル156は、同ステープルと関連するステープル・ドライバ156Aを有する。各ステープル・ドライバ156Aは関連するステープルの直上に位置すると共に、以下に記述されるようにステープル・カム156Bにより下方に駆動されると、関連するステープルをステープリングヘッド152から駆動する。各ドライバ156Aは任意の種々の形態で構成され得るが、ドライバ156Aに対する一実施形態は図2に示されたように楔形状カム面156AAを含む。
【0024】
図2の実施形態においてステープル・カム156Bは、球体として形成される。代替的に上記ステープル・カムは、上記ステープル・ドライバの形状と相補的な楔形状表面を含むように形成され得る。ステープル・カム156Bは各ドライバ156Aを横切るべく、ケーブル146により引張られる。ケーブル146は第1端部146Aにおいてステープル・カム156Bに取付けられると共に第2端部146Bにおいては、第1軸線の周囲で回転する第1プーリ144に取付けられる。図4および図5を論ずる際に更に記述される様に、第1プーリ144の周囲にケーブル146が引き込まれるように、(図2では図示していないが図4および図5における一実施形態では視認可能な)アクチュエータ148が第1プーリ144を回転させる。プーリ144がその軸線の周囲に回転するにつれて該第1プーリ144の周囲にはケーブル146が引き込まれ、その際にステープル・カム156Bは各ドライバ156Aに係合し、且つ、ステープル・カム156Bと各ドライバ156Aの楔形状カム面156AAとの相互作用により各ドライバは下方に駆動されることで関連するステープルをステープリングヘッド152から発射する。よってステープル・カム156Bが各列のステープルを横切るべく引張られるとき、各ドライバ156Aに対するステープル・カム156Bの相互作用により各ステープルはステープリングヘッド152から駆動される。図2には示されていないがステープリングヘッド152は、該ステープリングヘッドの長手軸線に沿って延びるチャネルを備え、該チャネルの内部にはステープル・カム156Bが配置され得る。斯かるチャネルの配備により、各ドライバ156Aに関するステープル・カム156Bの整列が支援され得る。但し本発明を実施する場合、ステープリングヘッド152内におけるチャネルの配備は必須ではない。
【0025】
図2において更に理解され得る様にアンビル・ヘッド162は前述のように、各ステープル156に組合されたアンビル・ポケット166を含む。アンビル・ヘッド162は、好適には約18ミリメートルである幅W2 を有する。自然に生ずる体腔を通って全厚切除システム100が挿入され得るように、アンビル・ヘッド162の幅、故にステープリングヘッド152の幅は約18ミリメートルであるのが望ましい。
【0026】
図2においては詳細に示されないが、図1の説明時に論じた第3および第4のステープル列もまた、関連するステープル・カム158Bを有して、上述したように作動することが理解され得る。
【0027】
図4および図5は、第1プーリ144を回転するアクチュエータ148の特定実施形態を示している。図4は、アクチュエータ148と第1プーリ144との間の配置の側面図である。該実施形態においてアクチュエータ148は、自身の軸線P2 の周囲で回転する第2プーリから成る。全厚切除システム100内において第2ケーブル149は基端方向に延びると共に、その第1端部149Aにて第2プーリ148に取付けられる。図4における矢印の方向へと第2ケーブル149が引張られるとき、第2プーリ148は軸線P2 の周囲で回転する。而して軸線P2 の周囲におけるプーリ148の回転により、第1プーリ144はその軸線P1 の周囲で回転する。第2プーリ148は、各プーリ上に含まれたギヤ歯の相互作用により第1プーリ144と係合する。故に、第2プーリ148がその軸線P2 の周囲で回転すると第1プーリ144は軸線P1 の周囲で回転し、その場合、軸線P2 は軸線P1 と直交する。前述のように第1プーリ144が軸線P1 の周囲で回転することにより、ケーブル146は第1プーリ144の周囲に引き込まれ、次いで、各ステープル・カムがテープル・ドライバと係合されることでステープルを上記ステープリングヘッドから駆動する。
【0028】
図5は、第1プーリ144およびアクチュエータもしくは第2プーリ148の前面図を提供する。図5においても理解され得るように、ケーブル146内には位置決めスプリング147も含まれ得る。位置決めスプリング147の目的は、ドライバ156Aに対しステープル・カム156Bが係合することが望まれる以前においてステープル・カム156Bをドライバ156Aのいずれにも係合しない位置に保持することである。故にケーブル146上での引張力が無ければ、各ステープル156はステープリングヘッド152から偶発的には発射され得ない。ステープリングヘッド152からステープル156を発射することが望まれたとき、ステープル・カム156Bが各ドライバ156Aを横切り駆動され得る様に位置決めスプリング147が伸張するに十分な力がケーブル146に付与される。故に位置決めスプリングを使用すると、上記切除システムのユーザにより明確に操作されない限りステープリングヘッド152からステープルは駆動されないことが確実とされ得る。
【0029】
前述したように、第1プーリ144をその軸線の周囲で回転させるべくアクチュエータ148に対しては種々の異なる構造が使用され得る。アクチュエータ148に対する代替実施形態は、第1プーリ144に含まれたギヤ歯と係合するギヤ歯を先端に供える堅固なシャフトとされ得る。斯かるシャフトは、当該システムのユーザの手を使用して該シャフトを回転するなどしてユーザにより直接的に駆動され得る。上記シャフトを直接的に回転すると第1プーリ144が直接的に回転され、ステープル・カム156Bは各ドライバ156Aを横切るべく引張られる。故にこの代替実施形態において第1プーリ144を回転するためには第2プーリは使用されず、第1プーリ144を回転するために直接的に駆動されるシャフトが使用される。
【0030】
前述のように把持器130に対し、よって把持部分132に対しては、任意の種々の形態が使用され得る。
図6は、本発明において使用され得る把持部分132に対する第1実施形態を示している。該実施形態において把持部分132は、第1アーム134および第2アーム136から成る。第1アーム134および第2アーム136は相互に対向すると共に、それらのアーム間に組織が位置決めされ得る開放位置と、組織把持位置との間で移動可能である。前記組織把持位置においては、前記アーム同士は、それらのアームが組織170と係合することによって上記切除システム内において組織170を操作し得るように、相互に引き寄せられる。
【0031】
図7は、本発明と共に使用され得る把持器130および把持部分132に対する代替実施形態を示している。図7の実施形態において把持部分132は、T形状部材から成る。該T形状部材は、組織170を貫通して該組織170の逆側に挿入され得る様に、略平坦形状を有するように折り畳まれる。把持部分132が組織170を貫通して位置決めされると可撓的形態の上記T形状部材は弾性的にそのT形状に戻る。そのため上記把持部分が図7の矢印方向に引張られたときに該T形状部材が組織170の逆側と係合することによって、組織170は図7の矢印方向に引張られ得る。この代替実施形態において構成された把持部分は、異なる形式の用途において使用されるモーリー(molley)型ボルトに類似した様式で機能する。当業界においてはT形状のファスナーが公知であり、本発明において組織を把持して上記切除システム内に位置決めするために使用され得る。
【0032】
上記においては把持器130および把持部分132に対する2つの特定実施形態を記載したが、前述のように、切除されるべき組織を把持すべく本発明によれば他の任意の種々の企図される装置が実施され得る。再度述べると本発明は、把持器130および把持部分132に対する何らかの特定実施形態に限定されるものでない。
【0033】
管状器官の組織の切除と対比して胃組織を切除する際の特定の課題は、胃の内部において切除装置を位置決めして配向するのが更に困難なことである。管状器官においては、切除装置は該管状器官を介して体腔内へと挿入され得ると共に、管状器官は通常的に狭幅の形態であることから、管状器官自体が切除装置を案内して該器官内に配向する役割を果たす。しかし、胃などの大寸で大容積の器官内で切除装置を使用する場合、その器官内で切除装置を位置決めして配向することは困難であり得る。上記装置は食道などの管状器官を介して患者の身体内へと挿入され得るが、切除装置が胃内に進入すると、該装置はもはや患者の身体により制約されず、胃の大容積の腔内に受容される。故に図8に示したように、たとえば組織が切除されるべき箇所178にて切除装置100の先端を正確に配置するために胃176の内部で切除装置100を位置決めして配向する上では問題が在る。本発明は、胃などの器官内において切除装置100の位置決めを支援する案内構造を備え得る。
【0034】
図9において理解され得るように可撓性内視鏡120の周囲には、オーバーシース120Aが配備される。図9は、ステープリング機構140を備えない該内視鏡120を示している。前述のように可撓性内視鏡120は屈曲区画126を含むが、該区画上をステープリング機構140が進行するのは望ましくない。胃内のアクセスが困難な箇所におけるステープリング機構140の位置決めを支援すべく、内視鏡120のオーバーシース120A上にはガイド部が備えられ、上記ステープリング機構の長尺状部分内には凹所が配備されることから、上記ステープリング機構は上記内視鏡上に含まれたガイド部に沿い案内され得る。
【0035】
図10は、上記内視鏡のオーバーシース上に備えられたガイド部を内部に受容する凹所を含むステープリング機構140の実施形態を示している。図10において理解され得るようにステープリング機構140の長尺状部分142は、該長尺状部分142の内面により画成された第1凹所142Aおよび第2凹所142Bを備える。図11は内視鏡120のオーバーシース120Aを示すが、該オーバーシースは第1ガイドレール120AAおよび第2ガイドレール120ABを備える。両方のガイドレールはオーバーシース120Aの外周縁上に配置されて該外周縁から外方へと延びる。第1ガイドレール120AAは第1凹所142A内に受容され且つ第2ガイドレール120ABは第2凹所142B内に受容される。よって、第1ガイドレールを上記第1凹所内に位置決めし、且つ上記第2ガイドレールを上記第2凹所内に位置決めすることにより、胃内においてステープリング機構140をその所望箇所に位置決めする際に該ステープリング機構140がオーバーシース120A上で移動されるにつれ、オーバーシース120A上にてステープリング機構140の相対位置は維持され得ると共に、ステープリング機構140はオーバーシース120Aに沿って案内され得る。故に上記各ガイドレールおよび凹所は上記ステープリング機構を上記オーバーシースの長さに沿って案内する上で有用なだけでなく、上記内視鏡に関するステープリング機構の相対位置を維持するためにも有用である。たとえば、ステープリング機構140がオーバーシース120Aの周囲における自由回転から抑制されなければ、ステープリング機構140が病巣部位に位置決めされるときに、ステープリングアーム150およびアンビル・アーム160は切除されるべき組織に関して適切に位置決めされ得ない。
【0036】
図12は、把持器230は組織270を把持すると共に、当該特定用途において更に詳細には十二指腸鏡(duodenscope)として形成された内視鏡の長手軸線LE に直交する方向に把持器230が組織270を引張るのが望ましいという用途を示している。故に内視鏡の該実施形態において十二指腸鏡220もまた、光学機器224および屈曲区画226を含み得る。但し、内視鏡120の長手軸線に平行な方向に把持器130が組織を引張るという図1の実施形態と対照的に、該実施形態において再び把持器230は上記十二指腸鏡の長手軸線の直交方向に組織270を引張る。故に今や組織270の引張り方向は十二指腸鏡の長手軸線に直交するので図1の実施形態における様にステープリングヘッドが内視鏡の長手軸線に直交するのは望ましくない、と言うのも、もしステープリングヘッドの長手軸線が十二指腸鏡の長手軸線に直交すると、組織270はステープリングヘッドの長手軸線に平行な方向において把持器230により引張られるが、これは前述の理由により望ましくない。故に十二指腸鏡の長手軸線に直交する方向に組織270が引張られる該用途においては、十二指腸鏡および該十二指腸鏡が内部配置される可撓性シャフトの長手軸線に対してステープリングヘッドの長手軸線が平行なことが望ましい。ステープリングヘッド252の長手軸線が十二指腸鏡および可撓性シャフトの長手軸線に平行な該形態においては図13にて理解され得るように、組織270が把持器230により引張られたときに該組織は十二指腸鏡および可撓性シャフトの長手軸線に直交する方向に引張られるだけでなく、ステープリングヘッドの長手軸線に直交する方向にも引張られるが、これは前述のように望ましいものである。故に図13は全厚切除システムの第2実施形態200を示し、今やステープリングヘッドの長手軸線は十二指腸鏡および可撓性シャフトの長手軸線に対して平行である。
【0037】
図13において理解され得るように、十二指腸鏡220は長手軸線LE を有すると共に光学機器224および屈曲区画226を備える。先に論じたように把持器230は十二指腸鏡から延びると共に、該十二指腸鏡の長手軸線に直交する軸線上を移動可能である。よって上述したように把持器230は、十二指腸鏡の長手軸線に直交する方向に組織270を引張る。同様に図13において理解され得るように、十二指腸鏡220のオーバーシースには、直線状ステープリング機構240が取付けられる。前述の実施形態におけるのと同様にステープリング機構240は、ステープリングアーム250および(図13では視認不能な)アンビル・アームを備える。ステープリングアーム250は、ステープリングヘッド252を備える。図13において理解され得るように、ステープリングアームの長手軸線LSAおよびステープリングヘッドの長手軸線LSHは両者ともに、十二指腸鏡の長手軸線LE に平行である。故に十二指腸鏡の長手軸線に直交する方向において組織270がステープリング機構240内に引張られるとき、該組織270はステープリングヘッド252内において、該ステープリングヘッド252の長手軸線に直交する方向にも引張られる。組織270がステープリング機構240内に引き込まれると、図1の実施形態に関して前述したように、該組織はステープリング機構240内に含まれるナイフ刃およびステープルを使用して切除され得る。よって十二指腸鏡の長手軸線と平行な長手軸線を有するステープリングヘッドを配備することにより、組織270が十二指腸鏡の長手軸線に直交して引張られる場合には、該組織はステープリングヘッド内において該ステープリングヘッドの長手軸線の直交方向にも引張られる。図13の実施形態は、切除されるべき組織が十二指腸鏡の長手軸線に直交する方向に引張られるという用途において使用され得る直線状ステープリング機構240を提供する。
【0038】
全厚切除システム200に対する図13の実施形態においては十二指腸鏡220の長手軸線に直交して組織270を引張る結果として、十二指腸鏡220がステープリング機構240内に引き込まれてしまう可能性がある。故に、十二指腸鏡220とステープリング機構240のステープリングヘッド252との間に配置される分離器280を備えることが望ましい。分離器280は十二指腸鏡220およびステープリングヘッド252の両者と係合して十二指腸鏡220およびステープリングヘッド252間の分離を維持することから、十二指腸鏡220がステープリングヘッド252内に引き込まれる可能性が防止される。分離器280に対しては、任意の種々の異なる形態が使用され得ると共に本発明は何らの特定の物理的形態に限定されるものでない。必要なことの全ては、十二指腸鏡220とステープリングヘッド252との間の分離距離を維持すべく構造的部材が含まれることである。分離器280は、十二指腸鏡220もしくはステープリングヘッド252のいずれかに取付けられ得る。
【0039】
此処で、ステープリング機構の長手軸線は内視鏡の長手軸線に平行に存在すると共に、把持器は内視鏡の長手軸線から直交して延びるのでは無くて内視鏡の長手軸線に沿って延び、且つ内視鏡の先端から延びるという実施形態においては、望まれるように組織がステープリング機構の長手軸線に直交して引張られる様にステープリング機構内に組織を引張る上では問題がある。
【0040】
図14および図15は、ステープリング機構の長手軸線および内視鏡の長手軸線が平行な場合においてステープリング機構内への組織の直交引張りを支援する本発明の全厚切除システムの第3実施形態300を示している。
【0041】
図14において理解され得るように全厚切除システム300は、可撓性シャフト310、可撓性内視鏡320およびステープリング機構340を備える。可撓性内視鏡320は長手軸線LE を有し、且つステープリング機構340は長手軸線LSHを有するが、これらは相互に平行である。他の実施形態に関連して先に論じられたように、ステープリング機構340はステープリングヘッド352および(図14では視認不能な)アンビル・ヘッドを備える。図14においては視認不能であるが、可撓性内視鏡320内に含まれた管腔内には把持器が延び、該把持器は可撓性内視鏡320の長手軸線上を移動可能である。故に上記把持器は可撓性内視鏡320の先端から延びて、次いで可撓性内視鏡の長手軸線に平行な方向に組織を引張り得る。
【0042】
図15に示された様にステープリング機構340の長手軸線LSHに直交する方向に組織370を把持器330が引張り得るように該把持器330を位置決めするために、内視鏡偏向器390が配備される。内視鏡偏向器390は、ステープリング機構340に対して旋回可能に取付けられると共に、該内視鏡偏向器390が内視鏡320の先端322を偏向させない第1位置と、内視鏡偏向器390が内視鏡320の先端322を偏向させる第2位置との間で移動可能である。内視鏡偏向器390がその第2位置へと旋回されると、内視鏡320の先端322は該先端がもはや内視鏡320の長手軸線上に位置しない様に移動される。該先端は寧ろ、把持器330が内視鏡320の先端322から伸延しているときに、該把持器330が組織370を把持し且つ所望されるようにステープリング機構340のステープリングヘッド352の長手軸線に直交する方向において組織370を引張り得るように位置決めされる。故に、内視鏡の長手軸線とステープリング機構の長手軸線とが相互に平行であり且つ把持器は内視鏡320の長手軸線に沿い移動可能であるというこの形態においてさえも、把持器320が組織370をステープリングヘッド352内において垂直に引張り得るように内視鏡320の先端322は再位置決めされ得る。
【0043】
内視鏡偏向器390をその第1位置もしくは第2位置へと移動すべく任意の種々の異なる構造および方法が使用され得ると共に本発明は何らの特定の構造もしくは方法に限定されるものでない。たとえば内視鏡偏向器390上には、可撓性シャフト310を貫通して基端方向に延びる引張ケーブルが配備され得る。ユーザは単に引張ケーブルを引張るだけで、内視鏡偏向器390はその第2位置へと移動される。ユーザが引張ケーブルに対する引張力を解除したとき、戻り付勢部材が内視鏡偏向器390をその第1位置へと戻し得る。内視鏡偏向器390を作動するために他の代替実施形態が企図され得ると共に、本発明は何らかの特定実施形態に限定されない。
【0044】
図16乃至図18は、全厚切除システムの第4実施形態400を示している。図16乃至図18の実施形態もまた、可撓性シャフト410内に含まれた内視鏡420の長手軸線に平行な長手軸線LSMを有するステープリング機構440を備える。故にこの場合にもステープリング機構の長手軸線に直交する方向に組織470を引き込むためには問題が在る、と言うのも、ステープリング機構および内視鏡の、よって可撓性シャフト410の各長手軸線は相互に平行だからである。図16乃至図18の実施形態を更に論ずると、ステープリング機構440は先に論じたようにアンビル・アーム460およびステープリングアーム450を備える。ステープリングアーム450はステープリングヘッド452を備える。ステープリングアーム450の長手軸線はステープリングヘッド452の長手軸線と平行である。可撓性シャフト410の先端には吸引ハウジング415が取付けられる。内視鏡420は真空ポート424を備えると共に、内視鏡420の先端422は吸引ハウジング415と気圧連通する、すなわち内視鏡420は真空ポート424を介して吸引ハウジング415について真空引きを行ない得る。図18において理解され得るように内視鏡420が吸引ハウジング415について真空引きを行うときに組織470は、ステープリング機構440の長手軸線LSMに直交する方向において吸引ハウジング415内に引き込まれる。故に全厚切除システム400に対する図16乃至図18の実施形態はステープリングヘッドを介して組織を引き込むべく吸引を使用することで、ステープリングヘッド452の長手軸線に直交して組織470を引き込み得る。
【0045】
上述の実施形態は吸引ハウジングと気圧連通する先端を有する真空ポートを備える内視鏡について論じているが、内視鏡を備えることは必須ではない。代替的に、上記吸引ハウジング上で吸引を行うべく上記可撓性シャフトを貫通して配置された可撓性吸引カテーテルが使用され得る。
【0046】
図19乃至図22は全厚切除システムの代替実施形態500を示し、該実施形態においては再び、ステープリング機構540の長手軸線は可撓性シャフト510および内視鏡の長手軸線に平行である。図19において理解され得るように全厚切除システム500は可撓性シャフト510を備え、前述のように該シャフトを通って(図19では図示していない)内視鏡が延び得る。ステープリング機構540はステープリングアーム550およびアンビル・アーム560を備える。先に論じたように、ステープリングアーム550はステープリングヘッド552を備えると共にアンビル・アーム560はアンビル・ヘッド562を備える。此処でもステープリング機構540、よってステープリングヘッド552は長手軸線LSMを有し、該長手軸線LSMは、可撓性シャフト510の長手軸線に平行であり、よって該可撓性シャフト510内に内視鏡が包含されている場合には内視鏡の長手軸線に平行である。ステープリング機構540の上側内面には、第1翼部532および第2翼部534を備える把持器530が旋回可能に取付けられる。上述したように各翼部は、各翼部が図19乃至図22に示された方向に旋回され得るように、ステープリング機構540の上側内面に旋回可能に取付けられる。図19において理解され得るようにステープリング機構540は、切除されるべき組織570の平坦表面上に位置決めされる。ステープリングアーム550とステープリング機構540のアンビル・アーム560との間で組織570を直交して引張るべく、翼部532,534が使用される。
【0047】
図21において理解され得るように、翼部532は示された方向において旋回され、且つ、翼部534は示された方向において旋回される。翼部532,534が相互に近づいて旋回されると、組織570は翼部532,534の間に把持される。図22に示された各方向に翼部532,534の旋回を継続すると、組織570はステープリング機構540内に且つステープリングアーム550とアンビル・アーム560との間へと更に引き込まれる。図22において理解され得るように組織570はステープリング機構540内において翼部532,534により、ステープリング機構540の長手軸線に直交する方向に引き込まれる。組織570がステープリングアーム550およびアンビル・アーム560の間において所望位置まで引き込まれると、組織570がステープリングされ且つ切断されることで組織570の所望部分が除去されるように、ステープリングアーム550はアンビル・アーム560に向けて移動され得る。故に、ステープリング機構540のステープリングヘッド552は切除装置の可撓性シャフトに平行な長手軸線を有するというこの付加的実施形態において、翼部532,534は切除されるべき組織をステープリング機構540内に直交して引き込み得る。此処でも、翼部532,534を旋回すべく任意の種々の構造および方法が使用され得ると共に本発明は何らの特定の構造もしくは方法に限定されるものでない。たとえば、夫々の翼部に作用的に連結されたプーリに対して引張ケーブルが作用的に連結され得る。ケーブルを引張ることによりプーリは回転され得ることから夫々の翼部は旋回される。但し此処でも、本発明は翼部532,534を旋回する何らかの特定実施形態に限定されず、且つ、任意の種々の異なる構造および方法が使用され得る。
【0048】
本発明の実施形態を使用するに際して上記ステープリング機構は、一実施形態においては内視鏡もしくは胃内視鏡とされ得る可撓性ガイド部材上にバックロードされ得る。その後、ステープリング機構は、内視鏡の尖端の近傍の位置に引込まれる。次に胃内視鏡は口などの生来ある身体の開口を介して、病巣が除去されるべき、たとえば胃などの身体器官内へと移動される。胃内視鏡の先端は、器官から除去されるべき病巣の近傍に位置決めされる。その病巣を備える組織標本は、内視鏡の管腔内に備えられた把持機構を用いて把持される。此処でも、把持器は任意の種々の把持機構とされ得る。組織標本を把持器により把持して内視鏡の位置を安定化した後、ステープリング機構は内視鏡をガイドワイヤとして所定位置まで前進される。食道を介したステープリング機構の通過を促進すべく、ステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドは相互接近されることで、食道を介した各ヘッドの通過が促進される。ステープリング機構が胃に到達したならば、ステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドはそれらの組織受容位置へと開かれる。手術を行う医師に対して切除されるべき病巣の視野が最適化されるように、内視鏡位置は調節される必要がある。胃壁を引込むと病巣はステープリング機構内に、よってステープリング機構のステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドの間にもたらされる。次にステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドは相互接近されることで、胃壁を圧縮する。ステープリング機構は、創傷接合閉鎖(approximating wound closure)を形成するように作動される。引き続き、挟持されてステープリングされた組織を貫通して切断ナイフが移動されることで、切除が完了される。次に上記ステープリング機構のステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドは開かれ且つ処置部位が内視鏡により検査される。検査の後、全てが満足されるなら、食道を介して患者から取り出されるべくステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドは再び相互に引き寄せられる。組織標本は把持装置により保持されると共に、該装置および内視鏡が患者から取り出される際に器官から回収される。
【0049】
本発明において内視鏡を使用しない場合には、本発明の全厚切除装置とは別個の内視鏡を使用することによって、対象領域の視覚化が行われ得る。選択的には先に論じたように、ステープリング機構は可撓性シャフト内に配置された可撓性ガイド部材上へと搭載され得る。更に、本明細書中において以下で論じる閉鎖カムおよび先に論じた停止部などの、内視鏡に関連する構成要素の一切は、上記可撓性ガイド部材と関連され得る。
【0050】
本明細書において先に論じたように、ステープリングアームおよびアンビル・アームを旋回してそれらのアームの間に組織を挟持し、且つそれらのアーム間に制御されたステープルギャップを提供すべく、上記閉鎖カムとステープリングアームとアンビル・アームとの間の相対移動を行う代替実施形態が企図される。たとえばギヤ、引張ケーブル/プーリ、および、液圧を使用することによって、それらのアームに対して移動され得るように可動閉鎖カムが使用され得る。上記閉鎖カムの線形移動を生成し得る他の機構もまた、本発明の範囲内である。必要なことの全ては、上記閉鎖カムおよび前記アームが相互に移動することである。これは此処でも、前記アームが閉鎖カム内に引込まれ且つ同閉鎖カムから伸延されるように各アームを移動させることにより、或いは、各アームに関して閉鎖カムが線形に移動するように閉鎖カムを移動させることにより達成され得る。
【0051】
図23に示したように、本発明の原理に従う全厚切除システムであって他の実施形態において先に記述した全ての特徴を含み得る全厚切除システムが開示される。図23の切除装置は可動閉鎖カムに対すると共に該閉鎖カムを作動する代替実施形態の図示を助ける特徴のみを示すが、上記で論じたように図23の実施形態は図示特徴のみに限定されるのではない。図23の切除システムは、可撓性シャフト1101内に備えられ得るか、または該シャフト1101上を移動可能である可動閉鎖カムすなわちカム作用リング1110と、可撓性内視鏡1120と、ステープリング機構1140とを備える。ステープリング機構1140は、前述したようなステープリングアーム1150およびアンビル・アーム1160を備える。ステープリング機構1140はステープラー取付け機構1142も備えると共に、アーム1150,1160は取付け機構1142に旋回可能に取付けられる。カム作用リング1110はカム面1112を備える.該カム面は、各アーム間に組織を挟持し且つ制御ステープルギャップを提供するためにアーム1150,1160を旋回させて閉じるように、アーム1150,1160に係合し得る。上述したように、該実施形態ならびに以下で論じる図24乃至図27の実施形態においてカム作用リング1110は、可撓性シャフト1101内もしくは該可撓性シャフト上を移動して、ステープリング機構1140と係合する。カム作用リング1110を移動すべく、(図23では不図示の)閉鎖カム作動装置が使用される。図23乃至図27において同様の構成要素は同様の参照番号で表される。これもまた上述したように図23乃至図27の実施形態は、開示された他の実施形態に関して本明細書において先に記述された本発明の任意の他の特徴も含み得る。
【0052】
図24および図25は、本発明の原理に従う閉鎖カム作動装置の第1実施形態を示している。閉鎖カム作動装置1200は、ウォームギヤ1210、ラック1220、ウォームギヤ・シャフト1230および可撓駆動ケーブル1240を備える。ラック1220は、カム作用リング1110上に一体的に備えられ得ると共に、ねじ山付きウォームギヤ1210と螺合するようにねじ山が形成されている。ウォームギヤ・シャフト1230は、第1端部にてウォームギヤ1210に取付けられると共に、第2端部にてはステープラー取付け機構1142に固定される。可撓駆動ケーブル1240はウォームギヤ1210に取付けられる。
【0053】
可撓駆動ケーブル1240が回転すると、ウォームギヤ1210が回転される。またラック1220と噛合されたウォームギヤ1210が回転することによってカム作用リング1110は図25において矢印Dの方向に前進移動される。その結果、カム面1112がステープリング機構1140のアーム1150,1160に接触して、それらのアームを旋回させてステープラー取付け機構1142の周囲において閉じることで、それらのアーム間に組織が挟持され且つ制御ステープルギャップが提供される。
【0054】
図26は、本発明の原理に従う閉鎖カム作動装置の第2実施形態を示している。閉鎖カム作動装置1300は、第1プーリ1310、第2プーリ1320、第1ケーブル1315、第2ケーブル1325および引張りワイヤ1340を備える。第1および第2プーリ1310,1320は夫々、ステープラー取付け機構1142の各端部に含まれる。第1ケーブル1315は第1端部1317においてカム作用リング1110に堅固に取付けられると共に、第1プーリ1310の周囲を且つカム作用リング1110を貫通して取付点1330まで延びる。第2ケーブル1325は第1端部1327においてカム作用リング1110に堅固に取付けられると共に、第2プーリ1320の周囲で且つカム作用リング1110を貫通して取付点1330まで延びる。上記第1および第2ケーブルがカム作用リング1110を貫通するのを支援すべく、カム作用リング1110には開孔が配備される。取付点1330に対しては引張りワイヤ1340も取付けられ、スコープ挿入管の外側に延びる。該実施形態においては2本のケーブルおよび2個のプーリが開示されるが、本発明においてこれらの構成要素の各々を2個使用する必要は無い。上記カム作用リングおよびステープラー取付け部材に関して両者ともに更に中央に位置された1本のケーブルおよび1個のプーリのみにより、上記カム作用リングを作動することが可能である。
【0055】
理解され得るように、図26において操作者が矢印D1 の方向に引張りワイヤ1340を引張るとカム作用リング1110は矢印D2 の方向に前進移動することから、カム面1112はステープリング機構1140のアーム1150,1160に接触して各アームを旋回させることで、ステープラー取付け機構1142の周囲にてそれらのアームを閉じさせる。
【0056】
図27は、本発明の原理に従う閉鎖カム作動装置の第3実施形態を示している。閉鎖カム作動装置1400は、流体リザーバ基部1410、流体リザーバ・キャビティ1420、流体供給ライン1430、および、第1および第2油圧シール1440,1450を備える。流体リザーバ基部1410は、可撓性内視鏡1120を囲繞する。カム作用リング1110は、流体リザーバ基部1410内に受容される。流体リザーバ基部1410、カム作用リング1110ならびに第1および第2油圧シール1440,1450は、協働して流体リザーバ・キャビティ1420を形成する。流体供給ライン1430は流体リザーバ・キャビティ1420に対して流体を供給する。上記リザーバ基部は、(図示しない)堅固な環状管を介して上記ステープラー取付け部材に取付けられ得る。
【0057】
理解され得るように、流体リザーバ・キャビティ1420内へと流体を揚送または圧送することで流体リザーバ・キャビティ1420を加圧することによって、カム作用リング1110をピストンとして作用させて、該カム作用リング1110を図27の矢印Dの方向に前進移動させる。その結果、カム面1112はステープリング機構の各アームと接触し、各アームは旋回することでステープラー取付け部材の周囲にて閉じられる。また流体リザーバ・キャビティ1420内の流体圧力が減少されると、カム作用リング1110が上記ステープリング機構ともはや係合しない引込位置に戻されるように、カム作用リング1110はその引込位置へと付勢され得る。
【0058】
開示された全厚切除システムの任意の実施形態は、ステープリング機構の各アームを作動すべく、開示された機構および方法の任意のものを使用し得る。本発明においては更に、任意の種々の他の公知機構が使用され得る。必要なことの全ては、ステープリング機構の各アームが作動されることで組織を挟持し且つ制御ステープルギャップを提供することである。
【0059】
開示された各実施形態は、本発明が実施され得る種々の手法を例示している。当業者であれば、本発明の精神および有効範囲から逸脱せずに他の実施形態を実施し得よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る全厚切除システムの第1実施形態の側面図。
【図2】 図1の全厚切除システムの前面図。
【図3】 本発明の全厚切除システムを使用することで切除され得る胃壁の区画の側面図。
【図4】 本発明に係るステープル・ドライバ用アクチュエータの第1実施形態の側面図。
【図5】 図4のステープル・ドライバ用アクチュエータの前面図。
【図6】 本発明に係る把持器の第1実施形態を示す図。
【図7】 本発明に係る把持器の第2実施形態を示す図。
【図8】 患者の胃におおける全厚切除システムの位置決めを示す図。
【図9】 本発明に係る可撓性内視鏡アセンブリを示す図。
【図10】 本発明に係るステープリング機構の代替実施形態を示す図。
【図11】 本発明に係る内視鏡アセンブリの代替実施形態の前面図。
【図12】 本発明に係る十二指腸鏡の実施形態を示す図。
【図13】 本発明に係る全厚切除システムの第2実施形態を示す図。
【図14】 本発明に係る全厚切除システムの第3実施形態を示す図。
【図15】 内視鏡偏向器が内視鏡の先端を偏向させている図14の全厚切除システムを示す図。
【図16】 本発明に係る全厚切除システムの第4実施形態を示す図。
【図17】 図16の17−17線に沿った図16の全厚切除システムの断面図。
【図18】 切除されるべき組織が切除システム内に引き込まれた図16および図17の全厚切除システムを示す図。
【図19】 本発明に係る全厚切除システムの第5実施形態を示す図。
【図20】 把持器の各翼部が組織受容位置とされた図19の切除システムの前面図。
【図21】 切除されるべき組織を各翼部が把持している図19の切除システムの前面図。
【図22】 組織を切除すべくステープリングヘッドおよびアンビル・ヘッドが相互接近された図19の切除システムの前面図。
【図23】 本発明の原理に依る閉鎖カムおよびステープリング機構を示す図。
【図24】 閉鎖カム作動装置の一実施形態の断面図。
【図25】 図24の閉鎖カム作動装置を示す図。
【図26】 閉鎖カム作動装置の第2代替実施形態を示す図。
【図27】 閉鎖カム作動装置の第3代替実施形態を示す図。

Claims (27)

  1. 身体器官の全厚部分を除去するための全厚切除システムであって、
    長手軸線を有する可撓性シャフトと、
    前記可撓性シャフト内に配置された長手軸線を有し、かつ前記可撓性シャフトの先端を越えて延び得る先端を有する可撓性ガイド部材と、
    前記可撓性シャフト内に少なくとも部分的に配置された長尺状部分を有し、かつ前記可撓性ガイド部材の周囲に配置されるステープリング機構と、該ステープリング機構は、
    長手軸線を有するステープリングヘッドを含むと共に自身長手軸線を有するステープリングアーム、および、
    アンビル・ヘッドを有するアンビル・アームを備え、
    前記ステープリングアームおよびアンビル・アームは前記長尺状部分から延び、且つ組織受容位置とステープリング位置との間で相対的に移動可能であることと、
    前記可撓性シャフトから延び、且つ身体器官から切除されるべき組織の一部を把持し得ると共に、前記ステープリングヘッドの前記長手軸線に直交する軸線上を移動可能である把持器とを備えてなる、全厚切除システム。
  2. 前記可撓性ガイド部材は可撓性内視鏡であり、且つ前記把持器は前記可撓性内視鏡内に含まれる管腔を通って延びる、請求項1記載の全厚切除システム。
  3. 前記把持器は吸引カテーテルである、請求項1記載の全厚切除システム。
  4. 前記ステープリング機構は、
    各々が自身の頂端部に楔形状カム面を有する複数のステープル・ドライバと、
    前記複数のステープル・ドライバの各々に接触して前記ステープリングヘッドから複数のステープルを駆動するように移動可能なステープル・カムとを備える、請求項1記載の全厚切除システム。
  5. 前記ステープリング機構は、
    第1軸線の周囲で回転可能なプーリと、
    第1端部おいてては前記ステープル・カムに取付けられ、且つ第2端部においては前記プーリに取付けられた第1ケーブルと、
    前記プーリに作動可能に係合されて該プーリを前記第1軸線の周囲で回転させるアクチュエータとを更に備える、請求項4記載の全厚切除システム。
  6. 前記アクチュエータは、
    前記第1軸線に直交する第2軸線の周囲で回転可能な第2プーリと、
    第1端部にて前記第2プーリに取付けられた第2ケーブルとを備える、請求項5記載の全厚切除システム。
  7. 前記アクチュエータは先端にギア歯を備えるシャフトを有し、前記ギヤ歯は第1プーリに設けられたギヤ歯と噛合する、請求項5記載の全厚切除システム。
  8. 前記ステープリングアームの長手軸線は前記可撓性シャフトの長手軸線と平行であり、且つ、前記ステープリングヘッドの長手軸線は前記ステープリングアームの長手軸線と直交する、請求項1記載の全厚切除システム。
  9. 前記ステープリングアームの長手軸線は前記可撓性シャフトの長手軸線と平行であり、且つ、前記ステープリングヘッドの長手軸線は前記ステープリングアームの長手軸線と平行である、請求項1記載の全厚切除システム。
  10. 前記可撓性ガイド部材は可撓性内視鏡であり、且つ、当該全厚切除システムは、
    前記内視鏡と前記ステープリング機構との間に配置されて、該内視鏡およびステープリング機構と係合する分離部材を更に備えてなる、請求項9記載の全厚切除システム。
  11. 前記可撓性ガイド部材は可撓性内視鏡であり、前記把持器は前記可撓性内視鏡内に備えられた管腔を通って延び、且つ、当該全厚切除システムは、前記ステープリング機構に旋回可能に取付けられた内視鏡偏向器をさらに有し、該内視鏡偏向器は前記内視鏡を偏向させない第1位置と、前記内視鏡の先端部分が該内視鏡の前記長手軸線と整列しない様に、該内視鏡偏向器が該内視鏡の先端部分を偏向させる第2位置との間で移動可能である、請求項9記載の全厚切除システム。
  12. 前記ステープル・カムは球体として形成される、請求項4記載の全厚切除システム。
  13. 前記ステープル・カムは楔形状表面を備える、請求項4記載の全厚切除システム。
  14. 前記ステープリングヘッドはチャネルを画成し、前記ステープル・カムは前記チャネル内に配置される、請求項4記載の全厚切除システム。
  15. 停止部材を更に備え、該停止部材は前記可撓性ガイド部材の周囲に配置されると共に該可撓性ガイド部材の外周縁から延び、かつ前記停止部材は前記ステープリングアームと前記アンビル・アームとの間に配置される、請求項1記載の全厚切除システム。
  16. 前記内視鏡は、該内視鏡の外周縁上に配置され、かつ該内視鏡の前記外周縁から外方に延びるガイド部材を含み、且つ、前記ステープリング機構の前記長尺状部分はその内部に凹所を画成し、その凹所には前記ガイド部材が受容される、請求項2記載の全厚切除システム。
  17. 前記把持器は、組織把持位置と開放位置との間で移動可能な一対の対向したアームを備える、請求項1記載の全厚切除システム。
  18. 前記把持器はT形状部材である、請求項1記載の全厚切除システム。
  19. 閉鎖カムを更に有し、該閉鎖カムは前記可撓性シャフトの先端上に備えられる、請求項1記載の全厚切除システム。
  20. 閉鎖カムを更に有し、該閉鎖カムは、前記可撓性内視鏡の周囲に移動可能に配置されて、前記ステープリング機構と係合可能である、請求項2記載の全厚切除システム。
  21. 当該全厚切除システムは閉鎖カム作動装置を更に備え、前記閉鎖カムは前記閉鎖カム作動装置に移動可能に連結され、前記閉鎖カム作動装置は、
    ウォームギヤと、
    前記閉鎖カム上に配置されると共に前記ウォームギヤと螺合可能であるラックと、
    第1端部においては前記ウォームギヤの第1端部に取付けられ、且つ第2端部においては前記ステープリング機構に取付けられたウォームギヤ・シャフトと、
    前記ウォームギヤの第2端部において該ウォームギヤに取付けられた駆動ケーブルとを備える、請求項20記載の全厚切除システム。
  22. 当該全厚切除システムは閉鎖カム作動装置を更に備え、前記閉鎖カムは前記閉鎖カム作動装置に移動可能に連結されており、前記閉鎖カム作動装置は、
    前記ステープリング機構に取付けられたプーリと、
    ケーブルと、該ケーブルは同ケーブルの第1端部において前記閉鎖カムに取付けられ、かつ前記プーリの周囲に配置されていることと、
    前記ケーブルの第2端部において前記ケーブルに取付けられた引張りワイヤとを備える、請求項20記載の全厚切除システム。
  23. 当該全厚切除システムは閉鎖カム作動装置を更に備え、前記閉鎖カムは前記閉鎖カム作動装置に移動可能に連結されており、前記閉鎖カム作動装置は、
    前記閉鎖カムに密閉連結された流体リザーバ基部と、
    前記流体リザーバ基部および前記閉鎖カムにより画成される流体リザーバ・キャビティと、
    前記流体リザーバ・キャビティと流体が流れるように連通する流体供給ラインとを備える、請求項20記載の全厚切除システム。
  24. 身体器官の全厚部分を除去するための全厚切除システムであって、
    先端上に配置された吸引ハウジングを備える可撓性シャフトと、
    前記可撓性シャフトを通って配置され、かつ前記吸引ハウジングと気圧が伝わるように連通する先端を備える可撓吸引カテーテルと、
    先端、基端、前記先端及び前記基端の間に延びる長手軸線、上側部、並びに下側部を有するステープリング機構であって、前記ステープリング機構は前記可撓性シャフトを貫通して配置され、前記可撓性シャフトの先端を越えて双方とも延び得るステープリングアームおよびアンビル・アームを有する前記ステープリング機構とを備え、
    前記ステープリングアームおよび前記アンビル・アームは組織受容位置とステープリング位置との間において相対的に移動可能であり、且つ、前記可撓吸引カテーテルにより前記吸引ハウジングに対して真空引きが行われ、前記真空引きによって身体器官から切除されるべき組織の一部が前記ステープリング機構の長手軸線に直交し、かつ前記ステープリング機構の上側部から下側部まで延びる軸線上にて前記ステープリングアームと前記アンビル・アームとの間へと引き込まれ得る、全厚切除システム。
  25. 前記可撓吸引カテーテルは可撓性内視鏡内に配置される、請求項24記載の全厚切除システム。
  26. 身体器官の全厚部分を除去する全厚切除システムであって、
    可撓性シャフトと、
    長手軸線を有すると共に前記可撓性シャフト通って配置されたステープリング機構とを備え、該ステープリング機構は、
    前記可撓性シャフトの先端を越えて延び得るステープリングアームと、
    前記可撓性シャフトの前記先端を越えて延び得るアンビル・アームと、
    当該ステープリング機構の内面に旋回可能に取付けられた一対の把持器とを含むステープリング機構とを有し、
    前記ステープリングアームおよび前記アンビル・アームは組織受容位置とステープリング位置との間において相対的に移動可能であり、且つ、前記一対の把持器は、身体器官から切除されるべき組織の一部を前記ステープリング機構の長手軸線に直交する軸線上にて前記ステープリングアームと前記アンビル・アームとの間へと引き込むように適合されている、全厚切除システム。
  27. 前記可撓性シャフト内に配置された可撓性内視鏡であって前記可撓性シャフトの先端を越えて延び得る先端を有する可撓性内視鏡を更に備えてなる、請求項26記載の全厚切除システム。
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