JP4921172B2 - ナノスケールのdmc触媒粒子 - Google Patents

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Description

本発明はシアン化金属触媒の製造方法及びシアン化金属触媒の存在下のアルキレンオキシドの重合方法に関する。
ポリエーテルはプロピレンオキシド及びエチレンオキシド等のアルキレンオキシドの重合で工業的に大量に製造されている。この重合反応は通常開始剤化合物と触媒の存在下に行われる。開始剤化合物は通常官能性(ポリマーの分子当りの水酸基数)を決めそしてある場合には所望の官能性を付与する。触媒は経済的な重合速度をもたらすために用いられる。
シアン化金属錯体は重要なアルキレンオキシド重合触媒になってきている。これらの錯体はしばしば「シアン化二重金属」又は「DMC」触媒と称され、多くの特許の主題になっている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7及び特許文献8)。ある場合には、これらの錯体は重合速度を速くし、多分散性を狭くする利点を示す。またこれらの触媒は極めて低レベルの一官能性不飽和化合物をもつポリエーテルを生成する。
従来のDMC触媒の欠点はポリ(プロピレンオキシド)ポリオール上へのポリ(エチレンオキシド)末端封止重合を効率的に行って1級水酸基を末端にもつポリオールをつくることが困難であったことにある。1級水酸基の高い反応性は(親水性が高いことと相まって)、EO封止ポリオールを、可撓性ポリウレタンフォーム及び反応射出成形(RIM)ポリウレタン及びポリウレタン尿素の製造に特に適するものにする。この特性が、触媒の存在下にプロピレンオキシドの重合に引き続いて連続的にエチレンオキシドを重合するという単一重合工程でEO封止ポリオールの製造を可能とする。これをDMC触媒を用いて試みると、ほとんどのエチレンオキシドが極めて高い分子量のポリ(エチレンオキシド)を形成し、所望の末端封止は形成しない傾向にある。その結果、ポリ(プロピレンオキシド)(PO)ホモポリマーと少量の高分子量ポリエチレンオキシド(EO)ホモポリマーの混合物が得られることになる。このポリ(PO)の末端基はほとんどが2級水酸基である。EO封止を形成する困難性はポリ(PO)ポリマーの分子量が大きくなるほど大きくなる。約1000以上の分子量をもつEO封止ポリ(PO)ポリマーの製造方法として効果的な方法はまだ開発されていない。
米国特許第3,278,457号 米国特許第3,278,458号 米国特許第3,278,459号 米国特許第3,404,109号 米国特許第3,427,256号 米国特許第3,427,334号 米国特許第3,427,335号 米国特許第5,470,813号
その結果、EO封止反応をより効果的に行うDMC触媒の開発が望まれている。また同様に、プロピレンオキシドを効率的に重合するDMC触媒の開発が望まれている。
本発明は、第1に、透過電子分光法で測定して約5〜約500nmの平均粒子サイズをもつ粒子形状のシアン化金属触媒である。
本発明は、第2に、(A)シアン化遷移金属化合物及びシアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する金属塩を含有する多数の小水滴を非混和性連続相中に分散させたエマルジョンを形成し、そして(B)該エマルジョンをシアン化遷移金属化合物と金属塩とが小水滴中で反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する条件に置くことを特徴とするシアン化金属触媒の製造方法である。
本発明は、第3に、(A)シアン化遷移金属化合物を含有する第1小水滴を非混和性連続相中に分散させた第1エマルジョンを形成し、(B)シアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する溶解した金属塩を含有する第2小水滴を非混和性連続相に分散させた第2エマルジョンを形成し、(C)第1エマルジョンと第2エマルジョンとを第1小水滴が第2小水滴と接触する条件下で混合し、そして(D)得られた混合物をシアン化遷移金属化合物と金属塩とが小水滴中で反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する条件に置くことを特徴とするシアン化金属触媒の製造方法である。
本発明は、第4に、透過電子分光法で測定して約20〜約300nmの平均粒子サイズをもつ粒子形状をしているシアン化金属触媒をアルキレンオキシドと混合し、そして得られた混合物をアルキレンオキシドを重合してポリ(アルキレンオキシド)を形成するに十分な加温を含む条件下に置く方法である。
本発明は、第5に、ポリ(プロピレンオキシド)ポリマーをEO封止する方法において、ポリ(プロピレンオキシド)ポリマーを、透過電子分光法で測定して約20〜約500nmの平均粒子サイズをもつ粒子の形状をしているシアン化金属触媒の触媒有効量の存在下に、重合条件下に、エチレンオキシドと接触させることを特徴とする上記方法である。
本発明は、さらに、シアン化金属触媒をアルキレンオキシドと混合し、そして得られた混合物をアルキレンオキシドを重合してポリ(アルキレンオキシド)を形成するに十分な加温を含む条件下に置く方法において、シアン化金属触媒が、(A)シアン化遷移金属化合物及びシアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する金属塩を含有する多数の小水滴を非混和性連続相中に分散させたエマルジョンを形成し、そして(B)該エマルジョンをシアン化遷移金属化合物と金属塩とが小水滴中で反応して水溶性シアン化金属触媒を形成する条件に置く方法で得た生成物である上記方法である。
本発明は、さらに、シアン化金属触媒をアルキレンオキシドと混合し、そして得られた混合物をアルキレンオキシドを重合してポリ(アルキレンオキシド)を形成するに十分な加温を含む条件下に置く方法において、シアン化金属触媒が、(A)シアン化遷移金属化合物を含有する第1小水滴を非混和性連続相中に分散させた第1エマルジョンを形成し、(B)シアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する溶解した金属塩を含有する第2小水滴を非混和性連続相に分散させた第2エマルジョンを形成し、(C)第1エマルジョンと第2エマルジョンとを第1小水滴が第2小水滴と接触する条件下で混合し、そして(D)得られた混合物をシアン化遷移金属化合物と金属塩とが小水滴中で反応して水溶性シアン化金属触媒を形成する条件に置く方法で得た生成物である上記の方法である。
本発明のDMC触媒錯体は水不溶性塩をもち、これは一般的には水でそして所望により有機錯化剤で錯化されている。水不溶性塩は、シアニド(CN−)にそして所望により他の配位基に配位している遷移金属イオンからなるアニオン性ラジカルとこのアニオン性ラジカルと水不溶性塩を形成する金属カチオン(以下、「M」として示す)との塩である。アニオン性ラジカルはM(CN)r(X)t、但しMは遷移金属、Xはシアニド以外の配位性基、r及びtはそれぞれMイオンと配位するCN−とX基の数を示す、で示すことができる。rは一般に少なくとも4、好ましくは5、さらに好ましくは6であり、tは一般には2以下、好ましくは1以下、最も好ましくは0である。r+tは通常6である。Mは好ましくはFe+3、Fe+2、Co+3、Co+2、Cr+2、Cr+3、Mn+2、Mn+3、Ir+3、Ni+2、Rh+3、Ru+2、V+4又はV+5である。これらのなかでも+3価の酸化状態の遷移金属がより好ましい。Co+3及びFe+3がさらに好ましく、Co+3が最も好ましい。Co(CN) 3−が最も好ましいアニオン性ラジカルである。
好ましい金属カチオンはZn+2、Fe+2、Co+2、Ni+2、Mo+4、Mo+6、Al+3、V+4、V+5、Sr+2、W+4、W+6、Mn+2、Sn+2、Sn+4、Pb+2、Cu+2、La+3及びCr+3であり、より好ましいのはZn+2、Fe+2、Co+2、Ni+2、La+3又はCr+3であり、最も好ましいのはZn+2である。金属イオンの混合物も用いうる。
金属カチオンは一般には、アニオン性ラジカルの量に対し化学量論的に過剰存在する。即ち一般には金属カチオンとアニオン性ラジカルはそれら自身で静電気的に中性の塩をつくるわけではない。不活性塩はアニオン性ラジカルによって供給される遷移金属当り約2〜約4、特に約3〜約4の金属原子を含有することが好ましい。
金属原子とアニオン性ラジカルは静電気的に中性な塩をつくらないので、追加のアニオンが、水不溶性塩中に存在する。これらの追加アニオンの少なくとも一部は遷移金属原子を含有しないアニオンである。好ましい追加アニオンとしてはハライド(特にクロリド、ブロミド)、サルフェート、ナイトレート、ヒドロキシド等がある。
水不溶性塩はまた式M(X)、但しMはMで定義したと同様のものであり、Xは前記定義のとおりである、で示されるアニオン部分を含有する。好ましいXとしてはハライド(特にクロリド)、ヒドロキシド、サルフェート、カーボネート、オキザレート、チオシアネート、イソチオシアネート、イソシアネート、C1−4カルボキシレート及びナイトライト(NO )、及びCO、HO及びNO等の未変化種がある。
従って、水不溶性塩は式:
Mb[M(CN)r(X)t]c[M(X)]dAe (1)
但し、b、c、d及びeは静電気的に中性の塩を反映する数を示す、で表すことができる。ある場合には、このタイプの水不溶性塩の式は、
Mb[M(CN)r(X)t]c[M(X)]d・nMxAy (2)
等の形で示されてきた。但しb、c及びdは静電気的に中性の塩を反映する数を示し、nはMxAy基の相対数を示し、x及びyはMとAの静電気的に中性の塩を反映する数を示す。本発明では上記の式(1)と(2)は均等物とみなし、間隔のある原子及びラジカルの特定の配置を示すものではないものとする。b、c及びeは正の数である。dは0又は正の数であり、好ましくは0である。M原子の数はM原子とM原子の合計数の好ましくは約2〜約4倍、さらに好ましくは約3〜約4倍である。
水不溶性塩は所望により1以上の有機錯化剤と錯体を形成していてもよい。DMC触媒錯体に有用な錯化剤は周知であり、具体例としては、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、アミド、ニトリル、スルフィド、スルホン、スルホキシド等がある。
好ましいアルコールはモノアルコール及びポリアルコールである。好ましいモノアルコールの例としてはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、オクタノール、3−ブチン−1−オール、3−ブテン−1−オール、プロパルギルアルコール、2−メチル−2−プロパノール、2−メチル−3−ブチン−2−オール、2−メチル−3−ブテン−2−オール、3−ブチン−1−オール、3−ブテン−1−オール、1−t−ブトキシ−2−プロパノール等がある。好ましいチノアルコールには、2−クロロエタノール、2−ブロモエタノール、2−クロロ−1−プロパノール、3−クロロ−1−プロパノール、3−ブロモ−1−プロパノール、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、1−クロロ−2−メチル−2−プロパノール等のハロゲン化アルコールや、ニトロアルコール、ケトアルコール、エステル−アルコール、シアノアルコール、及び他の不活性置換したアルコール等も包含される。
好ましいポリアルコールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,1,1−トリメチロールエタン、1,2,3−トリヒドロキシブタン、ペンタエリスリトール、キシリトール、アラビトール、アンニトール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、サクロース、ソルビトール、アルキルグリコシド、たとえばメチルグリコシド及びエチルグリコシド、等がある。低分子量ポリエーテルポリオール、特に約350以下、より好ましくは約125〜250の当量重量をもつポリエーテルポリオールも好ましい錯化剤である。
好ましいアルデヒドの例としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレリルアルデヒド、グリオキザール、ベンズアルデヒド、トルイルアルデヒド等がある。好ましいケトンの例としては、アセトン、メチルエチルケトン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン等がある。
好ましいエーテルの例としては、ジオキサン、トリオキシメチレン及びパラホルムアルデヒド等の環状エーテル、ジエチルエーテル、1−エトキシペンタン、ビス(ベータクロロエチル)エーテル、メチルプロピルエーテル、ジエトキシメタン、アルキレンもしくはポリアルキレングリコールのジアルキルエーテル(エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル及びオクタエチレングリコールジメチルエーテル等)等の非環状エーテルがある。
ホルムアミド、アセトアミド、プロピオンアミド、ブチルアミド及びバレロアミド等のアミドも有用な錯化剤である。アミルホルメート、エチルホルメート、ヘキシルホルメート、プロピルホルメート、酢酸エチル、酢酸メチル、トリエチレングリコールジアセテート等のエステルも有用である。好ましいニトリルの例としては、アセトニトリル、プロプリオニトリル等がある。好ましいスルフィドの例としては、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、ジブチルスルフィド、ジアミルスルフィド等がある。好ましいスルホン及びスルホキシドの例としては、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホキシド、2,2−スルホニルジエタノール、ジメチルスルホン及びスルホラン(テトラメチレンスルホン)等がある。
より好ましい錯化剤はt−ブタノール、1,2−ジメトキシエタン(グライム)、1−t−ブトキシ−2−プロパノール、約75−350の当量重量をもつポリエーテルポリオール及びアルキレンもしくはポリアルキレングリコールのジアルキルエーテルである。特に好ましい錯化剤はt−ブタノール、グライム、1−t−ブトキシ−2−プロパノール、125−250の当量重量をもつポリエーテルポリオール及びモノ−、ジ−もしくはトリ−エチレングリコールのジメチルエーテルである。t−ブタノールとグライムが最も好ましい。
DMC触媒錯体は触媒をアルキレンオキシドの重合にさらす前に透過電子分光法によって測定して約5−約500nm(ナノメートル)の平均粒子サイズをもつ粒子の形状をもつ。この粒子は好ましくは約10nm以上、たとえば約40nm以上から約300nm以下、より好ましくは約250nm以下、さらに好ましくは約200nm以下、最も好ましくはやく150nm以下の容積平均粒子サイズをもつ。
DMC触媒錯体は油中水型エマルジョンの分散した水性相中で沈澱させて上記の小粒子サイズのものとして調製しうる。この方法では、水溶性又は水混和性前駆体を伴って、これらをエマルジョン中の分散した水性小滴内で反応条件下に置く。小滴中に極めて微小な粒子として触媒錯体が生成し、沈澱する。
前駆体には、金属Mの水溶性又は水混和性塩及びシアン化遷移金属化合物が包含される。Mの塩は式MxAy、但しx、A及びyは前記したとおり、で示される。シアン化遷移金属化合物は好ましくは式:Bw[M(CN)r(X)t]、但しBは水素、アンモニウムカチオン又はアルカリ金属イオンであり、wはM(CN)r(X)t基の価の絶対値である、で示される化合物である。Bは好ましくはアルカリ金属ではない。その理由は反応中に生成するアルカリ金属副生物が触媒を不活性化する傾向にありそれを除去する必要があることによる。好ましいBは水素である。
好ましい態様において、M塩の水溶液を形成し、それを1以上の界面活性剤及び上記水溶液と混和しない有機液体と混合することによって油中水型エマルジョン中に形成させる。これは好ましくは、最初に上記の塩溶液を界面活性剤と混合し、次いでこの混合物を攪拌しながら有機相中に分散させることによって行われる。条件は水性相が約500nm以下の直径の小滴を形成するように選択される。エマルジョンが安定で小滴が望ましいサイズをもつ限りにおいて水性相はエマルジョンの合計重量の約0.5〜約60%を構成しうる。
好ましい態様において、シアン化遷移金属化合物の溶液又は分散液が別途につくられ、そして上記と同様にして油中水型エマルジョン中に別途に形成される。好ましい小滴サイズ及び水性相含量はM塩溶液のエマルジョンのそれらと同じである。
これらの別々の溶液を次にM塩とシアン化遷移金属化合物が分散した水小滴内で反応してDMC触媒錯体を形成しうる条件下で混合する。この反応は通常0℃以上100℃以下で十分に進行するが、この混合物をほぼ室温(15〜30℃)から必ずしも加熱したり冷却する必要はない。(1)反応系全体に小滴サイズが維持され、(2)M塩溶液及びシアン化遷移金属化合物溶液又は分散液の小滴の衝突を促進するように攪拌を続けて反応剤が互いに接触し反応するようにする。反応時間は用いる反応剤と条件に依存するが通常数分から20時間又はそれ以上でありうる。
遷移金属原子(即ちM及びM原子)のモル当り約2〜約4、特に好ましくは約3〜約4モルのM原子を用いることが好ましい。従って、出発溶液中のM塩及びシアン化遷移金属化合物の濃度及び出発水性相の相対容積は好ましくは上記を満足するように選択される。
出発エマルジョンの小滴サイズは互いにほぼ同じで、一方のエマルジョンの平均小滴サイズが他方のエマルジョンの平均小滴サイズの約2倍以下、特に約1.5倍以下であることが好ましい。また出発エマルジョンの分散水性相の容積も互いにほぼ同じで、一方のエマルジョンの水性相の容積が他方の出発エマルジョンの容積の約2倍以下、特に約1.5倍以下であることが好ましい。同様の小滴サイズ及び水性相容積をもつことにより、完全な反応、所望の小滴サイズの維持及び所望の小粒子サイズの触媒錯体粒子の形成が促進される。
錯化剤を用いる場合には、出発エマルジョンの一方又は両方、好ましくは両方、の水性相に加えることが望ましい。錯化剤は、それぞれの水性相の水と錯化剤の合計重量当り、たとえば0〜約70%、好ましくは約10〜約50%を構成しうる。しかし、触媒を沈澱させ、回収した後で錯化剤で洗うことも可能である。
エマルジョンの有機相は用いる温度で液状であって水と実質的に非混和性の1以上の有機化合物からなる。用いる温度で有機化合物に水が、約5%以下、特に約1%(w/w)以下溶解するにとどまるものが好ましい。
M塩及びシアン化遷移金属化合物も有機相よりも水性相により顕著に可溶性であって有機相中に顕著には移動しないような有機相であるべきである。錯化剤を水性相に存在させる場合、錯化剤は水性相よりも有機相との混和性が相対的に低いものであるべきである。好ましい有機相形成有機化合物の例としては、少なくとも50℃以上の沸点をもつ炭化水素及びC以上の高級アルカノールがある。好ましい炭化水素は線状、脂環式、芳香族、アルキル置換芳香族又は脂環式炭化水素である。好ましい炭化水素の具体例としては、石油エーテル、トルエン、ベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ヘキサノール、デカノール、オクタノール等がある。
水性相小滴は少なくとも1の界面活性剤を用いることで安定化される。アルキル−又はジアルキルフェノールのポリ(オキシエチレン)エーテル等の非イオン界面活性剤が特に好ましい。これらの例としては、ポリ(オキシエチレン)ノニルフェノールエーテル及びポリ(オキシエチレン)オクチルフェノールエーテル等のノニルフェノール又はオクチルフェノールのポリ(オキシエチレン)エーテルがある。ノニオン性シリコーン界面活性剤も用いうる。アニオン及びカチオンの各界面活性剤も用いうる。所望の小滴サイズの水性小滴を安定化させる十分量の界面活性剤を用いることが好ましい。
DMC触媒錯体が沈澱したら、濾過や遠心分離等の固−液分離技術を用いてそれを回収できる。好ましい回収法の一つは、水と有機相の両方に混和性の極性有機化合物を加えてエマルジョンを破壊し、次いで遠心分離によって触媒錯体粒子を回収する方法である。回収した粒子を水又は極性有機化合物(たとえばエタノール、アセトン、ジメチルエーテル、低分子量ポリエーテル、エチレングリコール又はポリエチレングリコールのモノ−もしくはジ−アルキルエーテル等)で1回以上洗って残存する界面活性剤及び有機相材料を除去することも好ましい。回収した粒子は乾燥して、過剰の水、過剰の錯化剤、洗浄用化合物等の残存揮発分を除去することも好ましい。乾燥は好ましくは真空又は減圧下に行われる。
粒子をポリエーテル及び/又は開始剤化合物中に分散してスラリーをつくり、次いでストリッピングによって残存揮発分を除去することができる。
本発明の触媒錯体はアルキレンオキシドを重合してポリエーテルを製造するために有用である。一般に、この方法は触媒有効量の上記触媒をアルキレンオキシドと重合条件下に混合してアルキレンオキシドの供給量が本質的になくなるまで重合を続けることによって行われる。触媒の濃度は所望の重合速度で又は所望の時間内にアルキレンオキシドが重合するように選択される。
一般的な触媒濃度はアルキレンオキシド及び開始剤及び(存在する場合の)コモノマーの合計重量に対しシアン化金属触媒錯体が約5〜約100000ppmである。より好ましい触媒濃度は、約20ppm以上、より好ましくは約30ppm以上で、約50000ppm以下、より好ましくは約10000ppm以下、さらに好ましくは約1500ppm以下である。
本発明の触媒錯体で重合しうるアルキレンオキシドには、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、エピクロロヒドリン及びそれらの混合物等がある。種々のアルキレンオキシドを順次連続的に重合してブロックコポリマーをつくることができる。より好ましいアルキレンオキシドはプロピレンオキシド又はプロピレンオキシドとエチレンオキシド及び/又はぶちレンオキシドの混合物である。特に好ましいのは、プロピレンオキシド単独又は70重量%以上、特には85重量%以上のプロピレンオキシドと約30重量%以下、特に約15重量%以下のエチレンオキシドとの混合物である。
また本発明の触媒錯体の存在下にアルキレンオキシドと共重合しうるモノマーを変性ポリエーテルポリオール製造用に用いうる。これらのコモノマーには米国特許第3,278,457号及び3,404,109号に記載されているオキセタンや米国特許第5,145,883号及び3,538,043号に記載されている酸無水物が包含され、これらはポリエーテル及びポリエステルもしくはポリエーテルエステルポリオールをそれぞれもたらす。本発明の触媒で重合しうる他の好ましいモノマーの例としては、乳酸、3−ヒドロキシブチレート、3−ヒドロキシバレレート(及びそれらの二量体)、ラクトン及び二酸化炭素がある。
特に好ましい重合として次の2つがある。1つは主に末端2級ヒドロキシル基をもつポリ(プロピレンオキシド)ホモポリマーもしくはコポリマー上へのエチレンオキシドの重合である。本発明の触媒錯体はこれら末端2級ヒドロキシル基を意外なほど高比率でもつものの上へのエチレンオキシドの重合を生起させて十分な比率のヒドロキシル基をもつEO−封止ポリオールを与えることが判明した。ポリ(プロピレンオキシド)出発物質の分子量が大きくなるにつれてEO−封止の末端基の比率は低下する傾向にある。分子量が約5000以下の出発物質では、末端基の45%以上、ある場合には50%以上、が本発明の触媒を用いるとEO−封止物になることが予備検討で判明した。分子量が約1500〜3000の出発物質では、本発明の触媒を用いた場合、末端基の33〜50%がEO−封止物になった。分子量が3000〜4000の出発物質では、末端基の約20〜43%がEO−封止物になった。重合及び触媒調製法を最適化すると、本発明の触媒を用いてEO−封止される末端基の比率がさらに増加する。
特に好ましい重合の他の1つは、同じ触媒をプロピレンオキシド/又はそれと約50%以下のエチレンオキシドとの混合物の連続重合とそれに続くエチレンオキシドの重合によるブロックコポリマーの重合である。得られるEO−封止効果は上記と同様である。
重合反応は約25〜約150℃又はそれ以上、好ましくは約80〜130℃で十分に進行する。好ましい重合法には触媒を反応機に供給し、アルキレンオキシドで反応機を加圧する方法がある。開始剤又はポリエーテル化合物は通常上記モノマーの導入前に加えられ、前記したように典型的には、触媒スラリーをつくる前に触媒錯体と合体される。重合は反応機内の圧損で示されるように短い誘導時間の後に進行する。本発明の触媒では誘導時間はしばしばほとんどゼロである。一旦重合が開始すると、所望の当量重量のポリマーを生ずるように十分なアルキレンオキシドを加えるまで要求に応じ反応機に追加のアルキレンオキシドを加えることが好ましい。
別の好ましい重合法は連続法である。連続法では、連続的に攪拌しているタンク反応機(CSTR)又はチューブラー反応機等の連続式反応機に、触媒を(通常は開始剤及び/又はポリエーテル中のスラリーとして)連続的に供給する。アルキレンオキシドを反応機に導入して生成物を連続的に取り出す。開始剤は、触媒と共に(たとえば開始剤中の触媒スラリーの形で)又は別途の流れとして、連続的又は間欠的に添加できる。触媒を連続添加する方法では、誘導時間が、15分以下、特に10分以下、より特には5分以下といった短い触媒を用いることが好ましい。
かくして得られた生成物のポリマーは分子量、当量重量、官能性及び官能基の存在等に依存した種々の用途をもっている。かくして得られたポリエーテルポリオールはポリウレタン原料として有用である。ポリエーテルはまた界面活性剤、作動流体として、また界面活性剤製造原料として、さらにはアミノ化ポリエーテルの製造原料その他としても用いうる。
次の例は本発明を例証するものであり、本発明を制限するものではない。すべての部及び%は特に断りのない限り重量基準のものである。触媒充填量は出発物質から計算し、会合している水や開始剤は無視してある。
[実施例1−16]
ストック溶液Aを、塩化亜鉛と水を1:2の重量比で塩が溶解するまで攪拌混合してつくった。
ストック溶液Bを、KCO(CN)と水を混合してつくった。
成分比は、KCO(CN):水:HCl溶液で1:3:3である。
この混合物を氷浴上で冷却した。白色沈澱(KCl)が生成し、これを濾取した。得られた溶液には約10.6%のHCO(CN)が含有していた。
ストック溶液Cを、ポリ(オキシエチレン)ノニルヘキシルエーテル(Igepal(商標)CO−520界面活性剤)及びポリ(オキシエチレン)オクチルフェニルエーテル(Igepal(商標)CO−630界面活性剤)を重量比2:1で混合してつくった。
DMC触媒(実施例1)を次のようにしてつくった:
ストック溶液A27重量部を水19部で希釈した。ストック溶液B33.9重量部を水12.1部で希釈した。ストック溶液C16重量部を攪拌下に、上記各希釈溶液に加えた。次いで石油エーテル28重量部を各希釈溶液に加えて振とうした。
各希釈溶液は分散相小滴サイズが500nmより小さい油中水型エマルジョンを形成した。これらの希釈溶液を室温で混合し、室温で約17時間振とうした。出発物質の比はコバルト原子のモル当り亜鉛原子約4モルであった。これらの混合溶液は小さい小滴サイズの油中水型エマルジョンの形状を維持していた。固体の亜鉛ヘキサヒドロコバルテート触媒錯体が分散した水性相小適をもって沈澱した。エタノール約320重量部を加えて均一(分散固体以外)混合物が形成するまで振とうし、2800rpmで30分間遠心処理して、沈澱した触媒粒子を回収した。液相を傾斜で除き、粒子をエタノールで洗い、さらに3回遠心処理した。次いで得られた粒子を90℃で24時間真空乾燥した。
DMC触媒(実施例2)を、ストック溶液Cと石油エーテルを加える前に各希釈溶液にエタノール10gを加える以外は上記と同様にしてつくった。
DMC触媒(実施例3)を、ストック溶液Cと石油エーテルを加える前に各希釈溶液に2−メチル−2−プロパノールを加える以外は実施例1と同様につくった。
DMC触媒(実施例4)を、ストック溶液Cと石油エーテルを加える前に各希釈溶液にエチレングリコールジメチルエーテル(グライム)10gを加える以外は実施例1と同様につくった。
DMC触媒(実施例5〜8)を、ストック溶液45重量部を水3重量部で希釈する以外はそれぞれ実施例1〜4と同様につくった。実施例5〜8では、出発物質の比はコバルト原子のモル当り亜鉛原子が約3モルであった。
DMC触媒(実施例9〜12)を、回収した触媒粒子を(乾燥前に)分子量700のポリ(プロピレンオキシド)トリオール(Voranol(商標)2070ポリオール(ダウケミカル製))中に分散させて〜6%の分散した触媒粒子を含有するスラリーをつくる以外は、それぞれ実施例1〜4と同様につくった。得られたスラリーを50℃で真空乾燥した。粒子のサンプルをエマルジョンの(エタノール添加による)破壊前にそしてすべてのエタノール洗浄後に、とり出した。
粒子サイズを透過電子分光法(TEM)を用いて測定した結果を下記する。
Figure 0004921172
DMC触媒(実施例13〜16)を、回収した触媒粒子を(乾燥前に)分子量4000のポリ(プロピレンオキシド)トリオール(Voranol(商標)CP4155ポリオール(ダウケミカル製))中に分散させて〜6%の分散した触媒粒子を含有するスラリーをつくる以外は、それぞれ実施例1〜4と同様につくった。得られたスラリーを50℃で真空乾燥した。
[実施例17]
DMC触媒(実施例1〜16)の各々についてプロピレンオキシドの重合を触媒する活性を評価した。評価は、攪拌棒を備えたWheatonガラスビンにVoranol(商標)2070ポリオールとプロピレングリコールと触媒の混合物を加えることによって行った。触媒濃度は出発物質の重量基準で約5000ppmであった。Wheatonガラスビンの内容物を、プロピレンオキシドの重合が生起するまで(目視観察)、攪拌下90℃で加熱した。すべてがプロピレンオキシド重合の活性をもつ触媒であった。
DMC触媒(実施例9)をプロピレンオキシドの重合能及びEO−封止反応の触媒能を評価するために一連の重合反応(17A−17I)で評価した。重合反応を次のように行った:DMC触媒(実施例9)を追加のVoranol(商標)2070ポリオールと混合して生成ポリマー中に約1000ppmの触媒濃度をもたらす触媒を調製した。出発Voranol(商標)2070ポリオールのNMR分析で、それが約681.5の分子量と約10.2の平均プロピレンオキシド重合度をもつことを確認した。この混合物約70gを攪拌下のParr圧力反応機に入れ、窒素で30psigに加圧した。反応混合物を110℃に加熱し、所定量のプロピレンオキシドを加えた。プロピレンオキシドの反応が直後に開始し、この触媒が、活性化される前の時間が極めて短く誘導時間がないことを示した。プロピレンオキシド重合が完了したら(これは一定の反応圧で示される)、反応機にエチレンオキシド30mlを加えた。エチレンオキシドの直ちに速やかな重合が生起した。エチレンオキシドのすべてが反応するまで(これは反応機が一定圧力になることで示される)反応を続けた。生成ポリマーは不透明であった。それらを回収し、分子量(Mn)、ポリ(プロピレンオキシド)重合度、ポリ(エチレンオキシド)重合度、1級ヒドロキシル基及び2級ヒドロキシル基をNMRで測定した。結果を表2に示す。
Figure 0004921172
表2のデータは触媒がプロピレンオキシドとエチレンオキシドの両方の重合活性をもとことを示している。生成物のポリオールの末端基の意外なほど高い割合が1級ヒドロキシル基であり、これは特に生成物の分子量が約3000以下(EO付加前は約2714以下)のときにそうである。このデータはエチレンオキシドのかなりの割合が、高分子量のポリ(エチレンオキシド)ホモポリマーをつくらずに、すでにつくられたポリ(プロピレンオキシド)ポリマー上で末端EO封止を形成していることを示している。
触媒(実施例10〜12)を実験17Cと同様に評価し、Mn約1500のEO−封止ポリ(プロピレンオキシド)をつくった。触媒(実施例10)は末端基の約48〜49%がEO−封止したポリマーを生成した。触媒(実施例11)は末端基の約43〜46%がEO−封止したポリマーを生成した。触媒(実施例12)は末端基の約46〜48%がEO−封止したポリマーを生成した。
触媒(実施例12)を触媒濃度5000ppmで再評価した。これらの条件下で、Mw約2500のポリオールが約48%のEO−封止で生成し、Mw約3200のポリオールが約38%のEO−封止で生成した。
[実施例18]
触媒(実施例9)を繰り返した。但しエマルジョンの破壊と触媒粒子の洗浄に用いたエタノールの代わりにほぼ同量のトリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルを用いた。得られた触媒は実施例17に記載したガラスビンテストで、最小の誘導時間で活性にPOを重合した。
[実施例19]
塩化亜鉛(8.995部)と水(29.725部)を攪拌下に混合し溶液とした。実施例1に記載の一般法に従ってHCo(CN)溶液をつくった。
ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテル(Igepal(商標)CO−520界面活性剤)とポリ(オキシエチレン)オクチルフェニルエーテル(Igepal(商標)CO−630界面活性剤)を2.75:1の重量比で混合して界面活性剤混合物をつくった。
DMC触媒(実施例19)を次のようにつくった:HCo(CN)溶液43.274重量部を水2.726部にとかした。上記の界面活性剤混合物16.004重量部を、振とう下に、ZnCl溶液とHCo(CN)溶液のそれぞれに加えた。次いでヘキサン37.965重量部をそれぞれの溶液に加えて振とうした。各溶液は500nm以下の分散相小滴サイズをもつ油中水型エマルジョンを形成した。これらの溶液を室温で混合し、約17時間室温で振とうした。出発物質の比はコバルト原子モル当り亜鉛原子約4モルである。混合した溶液は小さい小滴サイズの油中水型エマルジョンを維持した。個体の亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒錯体が分散した水性相小滴をもって沈澱した。実施例1に記載したようにエタノール洗浄して沈澱した触媒粒子を回収した。回収した触媒粒子を(乾燥前に)分子量700のポリ(プロピレングリコール)トリオール(Voranol(商標)2070ポリオール(ダウケミカル製))中に分散させて6%の分散触媒粒子を含有するスラリーを得た。このスラリーを50℃で4時間真空乾燥し、40℃大気圧下で1夜乾燥した。得られた触媒は実施例17に記載したガラスビンテストでプロピレンオキシドを活性に重合した。
[実施例20]
DMC触媒(実施例20)を次のようにつくった:実施例19に記載のようにしてつくったHCo(CN)溶液43.274重量部を水2.726部で希釈した。ZnCl溶液を実施例19におけると同様にしてつくった。実施例19で得たと同じ界面活性剤混合物32.007重量部を攪拌下に各溶液に加えた。エチレングリコールジメチルエーテル9.995部を各溶液に加えた。次いで、ヘキサン75.931重量部を各溶液に加え、振とうした。次いでこれら溶液を実施例19に記載したように用いてDMC触媒をつくった。
[実施例21]
塩化亜鉛(8.995部)と水(29.725部)を攪拌下に混合し溶液とした。実施例1に記載の一般法に従ってHCo(CN)溶液をつくった。
ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテル(Igepal(商標)CO−520界面活性剤)とポリ(オキシエチレン)オクチルフェニルエーテル(Igepal(商標)CO−630界面活性剤)を2.75:1の重量比で混合して界面活性剤混合物をつくった。
DMC触媒(実施例21)を次のようにつくった:HCo(CN)溶液43.274重量部を水2.726部にとかした。上記の界面活性剤混合物32.007重量部を、振とう下に、ZnCl溶液とHCo(CN)溶液のそれぞれに加えた。次いで石油エーテル75.931重量部をそれぞれの溶液に加えて振とうした。これらの希釈溶液を実施例1に記載した一般法と同様に用いてDMC触媒を得た。
[実施例22]
実施例21を繰り返した。但しエチレングリコールジメチルエーテル9.995重量部を各希釈溶液に加えた。
[実施例23]
実施例22を繰り返した。但し界面活性剤と石油エーテルの量をそれぞれ半分に減らした。
[実施例24]
イソオクタン40部とIgepal(商標)DM−430界面活性剤(ポリ(オキシエチレン)−3,5−ジアルキルフェニルエーテル)10部の混合物を2個のポリプロピレン製ボトルそれぞれに入れた。第1のボトルに40重量%ZnCl水溶液1.85部とグライム2.5部を加えた。第2のボトルにHCo(CN)の10%水溶液2.9部を加えた。両ボトルを別々に振とうして内容物を混合分散させた。次いで両ボトルの内容物を合して室温で1夜振とうした。得られた分散液をエタノール約500gで希釈し、20分間遠心処理して半透明ゲル(触媒粒子を含有)と上澄液を得た。上澄液を傾斜分離し、ゲルを2回以上エタノール洗浄と遠心処理を行った。生成物をVoranol(商標)2070ポリオール70部で希釈し、回転蒸発器で40℃で1夜精製した。
この触媒は約40nmの容積平均粒子サイズをもっていた。実施例17に記載した一般法に従って連続プロピレンオキシド/エチレンオキシド重合し(5000ppm濃度)、ポリ(オキシエチレン)−封止ポリ(PO)ポリオールを得た。Mw2800で51%の1級ヒドロキシル基のポリオールを得た。Mw2900及び3600で45%の1級ヒドロキシル基のポリオールを得た。Mw3800で32%の1級ヒドロキシル基のポリオールを得た。

Claims (19)

  1. (A)シアン化遷移金属化合物及びシアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する金属塩を含有する多数の小水滴を非混和性連続相中に分散させたエマルジョンを形成し、そして(B)該エマルジョンをシアン化遷移金属化合物と金属塩とが小水滴中で反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する条件に置くことを特徴とするシアン化金属触媒の製造方法。
  2. 触媒が透過電子分光法で測定して5〜500nmの平均粒子サイズをもつ粒子の形状をしている請求項1の方法。
  3. 工程(A)が(A1)シアン化遷移金属化合物を含有する第1小水滴を非混和性連続相中に分散させた第1エマルジョンを形成し、(A2)シアン化遷移金属化合物と反応して水不溶性シアン化金属触媒を形成する溶解した金属塩を含有する第2小水滴を非混和性連続相に分散させた第2エマルジョンを形成し、そして(A3)第1エマルジョンと第2エマルジョンとを第1小水滴が第2小水滴と接触する条件下で混合することによって行われる請求項1又は2の方法。
  4. 非混和性連続相が界面活性剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項の方法。
  5. 非混和性連続相が水と混和しない液状有機化合物を含有する請求項1〜4のいずれか1項の方法。
  6. 非混和性連続相が炭化水素、C以上の高級アルカノール又は少なくとも1の炭化水素と少なくとも1のC以上の高級アルカノールとの混合物を含有する請求項5の方法。
  7. 触媒を配位子で処理する請求項1〜6のいずれか1項の方法。
  8. 配位子を工程(B)の間存在させる請求項7の方法。
  9. シアン化金属化合物がヘキサシアノコバルテート化合物でありそして金属塩が亜鉛塩である請求項1〜8のいずれか1項の方法。
  10. シアン化金属触媒をアルキレンオキシドと混合し、そして得られた混合物をアルキレンオキシドを重合してポリ(アルキレンオキシド)を形成するに十分な加温を含む条件下に置くことによりアルキレンオキシドを重合する方法であって、シアン化金属化合物が請求項1〜9のいずれか1項の方法の生成物であり、アルキレンオキシドにさらす前のシアン化金属触媒が透過電子分光法で測定して5〜500nmの平均粒子サイズをもつことを特徴とする上記方法。
  11. アルキレンオキシドにさらす前のシアン化金属触媒が透過電子分光法で測定して5〜150nmの平均粒子サイズをもつ請求項10の方法。
  12. 触媒が亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒である請求項10又は11のいずれか1項の方法。
  13. 触媒が有機配位子を含有する請求項10〜1のいずれか1項の方法。
  14. 開始剤化合物の存在下に行う請求項10〜1のいずれか1項の方法。
  15. 開始剤化合物がポリ(プロピレンオキシド)でありそしてアルキレンオキシドがエチレンオキシドである請求項1の方法。
  16. プロピレンオキシド及びエチレンオキシドを順次重合してエチレンオキシド封止ポリ(プロピレンオキシド)ポリオールを形成する請求項10〜1のいずれか1項の方法。
  17. ポリ(プロピレンオキシド)ポリマーをEO封止する方法において、アルキレンオキシドにさらされる前に透過電子分光法で測定して5〜500nmの平均粒子サイズをもつ粒子の形状をしているシアン化金属触媒の触媒有効量の存在下に、ポリ(プロピレンオキシド)ポリマーをエチレンオキシドと重合条件下にて接触させることを特徴とする上記方法。
  18. アルキレンオキシドとの接触前に透過電子分光法で測定して5〜500nmの平均粒子サイズをもつ粒子の形状のシアン化金属触媒。
  19. 請求項1のシアン化金属触媒をアルキレンオキシドと混合し、そして得られた混合物をアルキレンオキシドを重合してポリ(アルキレンオキシド)を形成するに十分な加温を含む条件下に置く方法。
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