JP4919888B2 - 建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置 - Google Patents

建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置 Download PDF

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Description

本発明は、建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置に関し、特に、固定側が窓枠で、一方、開閉体が両方向(左右いずれかの方向)から開く窓に適合する建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置に関する。
特許文献1及び特許文献2は、左右両開き開閉体の開閉装置に関する技術であるが、これらの開閉装置は、運搬可能な冷蔵庫にそれぞれ適用するものである。例えば特許文献2の開閉装置は、開閉体に水平方向に配設された長杆状の連結リンク、この連結リンクの左右端部にそれぞれ連結され、かつ係合手段を有する左右一対の連動片、それらの連動片に係合するように設けられ、かつ冷蔵庫本体側のヒンジピンと係脱する左右一対のラック板を備え、冷蔵庫本体の開口部を閉鎖する扉は、左右いずれか一方が枢着(拘束)状態となると、非拘束の他方側から開くことができる。
また、特許文献3には、扉用のロック装置が記載されている。この特許文献3の扉用のロック装置は、ハウジング内に設けられ、扉の外面に設けられたハンドルの回転操作によって所定量回転する駆動部材(例えばピニオン)と、この駆動部材に噛み合う連動部材(ラック)とを含む動力変換機構が開閉体の上下方向に沿って配設され、前記連動部材を構成する連結板の先端部には、扉枠の水平枠に配設した受け具に係脱するロック部材が一体的に取付けられている。
特公平3−35476号公報 実用新案登録公報第2509585号公報 特開2002−364226号公報
本発明の所期の目的は、窓や障子と称される建具用開閉体を、左右一組の操作部材の互いの位置変位により、左右いずれからでも選択的に開閉することができるようにすることである。第2の目的は、把持部材に複数の機能を持たせることにより、部品点数を極力少なくすることである。第3の目的は、把持部材の枢着機能を確実に発揮させることである。第4の目的は、把持部材を始めとし、動力変換機構、制御部材、ロック機構等の各部材もスムースに作動することである。
本発明の建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置は、戸枠に配設された受け具、受け具に係脱する縦方向の可動ストッパーを有するロック機構を内蔵すると共に、前記戸枠に配設された把持部材、一方、開閉体の角部に固定され、かつ開閉体の閉鎖位置にて前記把持部材の切欠状軸受け部分に係脱する軸部を有するヒンジ部材、開閉体に設けれ、かつ開閉体に設けた操作部材の操作力により作動する動力変換機構の連結部材に設けられ、かつ前記把持部材の切欠部に進退動して前記可動ストッパーを前記受け具に係合させる位置又は非係合位置に制御する制御部材から成り、開閉体の開閉方向を選択する際、一方側の操作部材は、一方側の制御部材のロッド部分が枢着側把持部材の切欠部に入り込んだ状態で可動ストッパーが受け具に係合するようにロック位置に位置付けられ、これに対して、他方側の操作部材は、他方側の制御部材のロッド部分が開放側把持部材の切欠部から抜けた状態で他方側の可動ストッパーが他方側の受け具に係合しないようにロック解除位置に位置付けられることを特徴とする。
そして、構成要件を限定して付言すると、本発明の建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置は、戸枠に配設された左右の受け具12、受け具に係脱する縦方向の可動ストッパー26を有するロック機構25を全て内蔵すると共に、前記戸枠1に設けたレール11に摺動可能に配設された左右の把持部材13、開閉体2の角部に固定され、かつ開閉体の閉鎖位置にて前記把持部材の切欠状軸受け部分22に係脱する軸部31を有する左右のヒンジ部材7、前記開閉体に設けれ、かつ左右一組の操作部材4の操作力によりそれぞれ回転する駆動部材36を介して、回転運動を上下往復運動に変換する左右の動力変換機構6、動力変換機構の連結部材39に一体的に設けられ、かつ前記把持部材13の切欠部24に進退動(上下動)して前記可動ストッパー26を前記受け具12に係合させる位置又は非係合位置に制御する左右の制御部材40から成り、開閉体2の開閉方向を選択する際、一方側の操作部材4は、一方側の制御部材40の係合ロッド部分42が枢着側把持部材の切欠部24に入り込んだ状態で前記可動ストッパー26が受け具12に係合するようにロック位置に位置付けられ、これに対して、他方側の操作部材は、他方側の制御部材40の係合ロッド部分42が開放側把持部材の切欠部24から抜けた状態で可動ストッパー26が受け具12に係合しないようにロック解除位置に位置付けられることを特徴とする。
(1)独立項に記載の発明は、窓や障子と称される建具用開閉体を、左右一組の操作部材の互いの位置変位により、左右いずれからでも選択的に開閉することができる。また、把持部材に複数の機能を持たせることにより、部品点数を極力少なくすることができる。さらに、ヒンジ部材の他に制御部材を設けたので、把持部材の枢着機能を確実に発揮させることができる。
(2)請求項2に記載の発明は、把持部材にロック機構を構成する部材を全て内蔵させたので、そのような場合には、例えば管理、施工等が容易である。
(3)請求項3及び請求項4に記載の発明は、連結アームと把持部材とを共働させることにより、開閉体の開き角度を所定の範囲内に設定することができる。また、万一、把持部材の切欠状軸受け部分からヒンジ部材の軸部が外れても、開閉体が容易に落下しない。
以下、図1乃至図13に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。なお、図1の(a)、(b)は、同一構成の部材が建具の左右、上下に適宜に配設されていることから、説明の便宜上、主な部材の位置関係だけを概略的に示したものである。
図1の(a)は、開閉体が閉鎖状態に於いて、左側の操作部材4の操作部4aが垂直状態、一方、右側の操作部材4の操作部4aは水平状態である。この場合、左側の操作部材4の操作力によって、開閉体2側の制御部材が戸枠1側の把持部材13から離れると共に、該把持部材13のロック機構のストッパーが戸枠1の受け具12から外れるために、把持部材13はレール11に案内されながら水平移動可能となる。特に、本実施例の把持部材13は、連結アームを介して開閉体に一体的に連結され、かつ、レール11に係止された状態で水平方向に摺動可能である。
また、図1の(b)は、図1の(a)に於いて、右側の把持部材13が開閉体2側の制御部材40及びロック機構25の縦方向の可動ストッパー26を介して戸枠側の受け具12に拘束され、かつ、開閉体2に設けたヒンジ部材7を介して枢軸機能を発揮することから、開閉体2は右側の把持部材13を基準(軸支側)にして左側から開いた旨を示す。
付言すると、図1の(b)では、右側の把持部材13はロック機構25の可動ストッパー26が戸枠1の受け具12に係合しているために、受け具12に拘束されている状態である。また、開閉体2側の制御部材40が把持部材13の切欠部24に係合しているために、開閉体側のヒンジ部材7の軸部(ヒンジピン)31が把持部材13の切欠状軸受け部分22に常時係合している。
さて、図1の(a)、(b)に於いて、まず、1は建具としての戸枠で、この戸枠1は上下の横枠1aと、左右の縦枠1bとから成る。サッシ型の上下の横枠1a及び左右の枠1bは、周知のように開閉体(例えば窓)2用の開口3を形成している。
したがって、開閉体2は、戸枠1の形態に対応して上下の框2aと左右の框2bとを有している。本実施例では、開閉体2は、左右両開き方式なので、左右の框2bが戸枠1の上下左右の角部にそれぞれ設けたヒンジ部材7を介して枢着される戸先、又は戸枠1側の部材から開放される戸先となる。
次に、4は開閉体2の内壁面側の左右側端部(左右の框)2bの中央部にそれぞれ設けられた左右一対の操作部材(例えばL型ハンドル)である。操作部材4の操作部4aに直交方向に連設する挿入軸部4bは、取付け座5の貫通孔に差し込まれ、後述する動力変換機構6を構成する駆動部材36に固定的に連結されている。
また、開閉体2の左右側端部2bには、操作部材4の操作力により作動する動力変換機構(仮想線)6の主な構成部材が、その駆動部材36を中心にして上下方向に、かつ同期するように配設されている。
さらに、開閉体2の左右端部2bの上下の角部には、合計4枚のヒンジ部材7が固定的に取付けられている。付言すると、ヒンジ部材7は、例えば戸先の左右の上端面と左右の下端面に固着手段を介して左右対称にそれぞれ組を成して固定されている。
次に、戸枠1の上下の横枠1aには、水平方向レール11がそれぞれ配設されている。また、戸枠1の開口3の四隅に相当する上下のレール11の左右端部には、左右一対の受け具12が固着手段を介してそれぞれ対称的に固定されている。そして、開閉体2の閉鎖位置において、受け具12に対して上下方向に重なり合う把持部材13が、レール11を介して左右に対称的に配設されている。
左右の把持部材13は、本実施例では上下のレール11にそれぞれ係止された状態で水平移動可能であるが、左右の操作部材4の回転位置如何によって、一つは所定位置で開閉体側のヒンジ部材7、制御部材40等に拘束された状態となって枢着機能を発揮し、他の一つは前記ヒンジ部材7、制御部材40等と非拘束状態となる。把持部材13が非拘束状態となった場合には、本実施例では、連結アーム50を介して開閉体の開く角度に対応して移動する。
以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的事項の説明や符号は割愛する。
(2)レール11と受け具12
まず、レール11は、戸枠1の上下の横枠1a、1aに開口3を介して対向状態に配設されている。上下のレール11は同一構成なので、ここでは図2、図7等を参照にして、下方のレール11説明する。
レール11は、1本又は複数本でも良い。レール11は、後述する把持部材13を横枠1aに沿って案内するガイド部材であることから、複数本の場合には直線状に接続することが必要である。
本実施例では、図2で示すように1本のレール11が開口3の一端部から他端部に至るまで一連に延在している。また、図7で示すように、レール11は、長板状のベース部11aと、このベース部の長手方向の両端部寄りの部位から断面アングル状に延びた対向係合腕部11bとから成り、前記ベース部11aの左右両端部には嵌合孔15がそれぞれ形成されている。
次に、受け具12は、上下の横枠1a、1aの左右端部にそれぞれ配設されている。付言すると、例えば下の横枠1aに左右対称に固定された一組の受け具12は、図2、図7等で示すように板状に構成されている。図7で示した右下の一つの受け具12は、他の受け具12と同一構成である。
図7を参照にすると、12aは下方レール11の右端部上面に複数本の固着具16を介して固定される板状接合部、12bは板状接合部の一側面の端部に突出形成され、かつレール11の嵌合孔15に嵌合する有底筒状嵌合部、17は板状接合部12aに形成された固着具16用の複数個の取付け孔である。
したがって、上方レール11にそれぞれ対称的に配設される左右一組の受け具12は、上方レール11の左右端部下面に複数本の固着具を介してそれぞれ固定される。
(3)把持部材13
ブロック状の把持部材13は、上下のレール11に摺動可能にそれぞれ合計4は配設されている。したがって、係合スライダーである。図2、図3等で示すように、把持部材13は、受け具12に係脱する可動ストッパー26を有するロック機構25を全て内蔵する。
受け具12の説明と同様に、図3及び図7を参照にして、右下の把持部材13を取り上げて、その具体的構成を説明する。他の3個の把持部材13も同一の構成である。
さて、13aは肩状の被係合部で、この被係合部13aには、レール11の対向係合腕部11bが係合する。被係合部13aの端面は、下向き凹所状に形成されているから、図2で示すように、開閉体2が閉鎖位置のとき、被係合部13aの下向き凹所21内に受け具12の板状接合部12aが位置し、受け具12が把持部材13の邪魔にならない。付言すると、受け具12がレール11のベース部11aの上面に固定されていても、把持部材13に対して障害物とはならない。
次に、13bは被係合部13aの上面に連設する所定形状の肉厚部で、この肉厚部13bの戸先側の一つの角部には、複数個(2個)の軸受け部分22、54が指先状に連設している。しかして、これらの軸受け部分22、54は、外向き(戸先が開く方向の意味)鉤状に形成され、連結アーム枢着用の所要間隙23を有して上下方向に存在している。
さらに、肉厚部13bの前記一つの角部には、軸受け部分22の切欠中心を同心円とする弧状ガイド面24aを有する切欠部(収納開口)24が形成され、この切欠部24には、ロック機構25を構成する部材が全て組み込まれている。
しかして、ロック機構25は、図3で示すように、縦方向の可動ストッパー26と、可動ストッパー用付勢バネ27と、可動ストッパー用規制具28とを含み、前記可動ストッパー26は、開閉体側の制御部材の先端面に押圧される板状の受け部分26aと、この受け部分の一側下面から延在し、かつ受け具12の筒状嵌合部12bと嵌脱(係脱)するロック棒26bと、このロック棒から若干離間して前記一側下面から同方向に延在する付勢バネ装着用短杆26cとから成り、前記短杆26cには、可動ストッパー用規制具(オネジ、規制部)28が螺着する。
したがって、細部的事項の符号は割愛するが、切欠部(収納開口)24の内部は、可動ストッパー26を全て内蔵できる大きさに形成されていると共に、収納開口24は可動ストッパー26のロック棒26bを案内する貫通状の第1ガイド孔、可動ストッパー26の短杆26cを案内する貫通状の第2ガイド孔、付勢バネ27の内端部を支持するバネ端支持面及び規制具(オネジ)28の頭部(ワッシャを有する場合はワッシャ)28aを受ける規制面をそれぞれ有している。これにより、ロック機構25の構成する部品点数が少なくなると共に、切欠部(収納開口)24の内部にロック機構25の構成する部品を全て内蔵していることから、運搬、管理、施工等が容易となる。
(4)ヒンジ部材7
ヒンジ部材7は、開閉体の上框2aの左右角部及び下框2aの左右角部にそれぞれ複数個の固着具30を介して対称的に固定されている。したがって、図2で示すように、ヒンジ部材7は開閉体2の閉鎖位置にて対応する左右の把持部材13にそれぞれ係脱可能である。開閉体2の角部に固定された合計4枚のヒンジ部材7は同一構成なので、ここでは図8等を参照にして、開閉体2の右下のヒンジ部材7を取り上げて説明する。
7aは固着具用の取付け小孔を有する板状取付けベース部で、この取付けベース部7aの戸先側の一つの角部には、下方向の軸部(ヒンジピン)31を有する指先状部分が連設している。この指先状部分は、前述した把持部材13の軸受け部分22に重なるように対向する。したがって、前記軸部31は、把持部材13の切欠状軸受け部分22に係脱可能である。
また、取付けベース部7aの戸先側の一端部には、制御部材40の係合ロッド42を案内する上方向の短筒状ガイド32が設けられている。さらに、取付けベース部7aの手前側は略90度に折り曲げ形成された端板部7bとなっており、ヒンジ部材7は開閉体1の角部の端面にフイットする。
(5)動力変換機構6
図1で示したように、動力変換機構6は、操作部材4の回転運動を上下往復運動に変換する構造であることから、開閉体2に設けた左右の操作部材4に対応して左右に一組配設されている。また、動力変換機構6は、操作部材4の挿入軸部4bに相対回転不能に連結される駆動部材36を基準として、上側に設けられた部材と下側に設けられた部材は同一なので、ここでは、図12、図13及び図8を参照にして、開閉体2の右框2bの下側に配設された構成部材を説明する。
しかして、35は右框2bに固定的に内装された断面ハット型形状(上側省略)のハウジングで、このハウジング35は、駆動部材(例えばピニオン)36に噛み合う縦方向のラック38を有する昇降部材37を案内する。また、39は上端部が昇降部材37の下端部に連結された縦長板状の連結部材(例えば連結リンク)で、この連結部材39の下端部には、制御部材40の板状基端部(図8等では上端部)41が連結されている。制御部材40の先端部(図8等では下端部)の係合ロッド42は、開閉体2の閉鎖位置にて、ヒンジ部材7の筒状ガイド32を貫通した状態で把持部材13の切欠部(収納開口)24に対して進退動可能である。
(6)主な作用
操作部材4を所定方向に所要量回転すると、制御部材40は、駆動部材36、昇降部材37及び連結部材39を介して昇降動することから、制御部材40の係合ロッド42は、把持部材13の切欠部24に進退動して、前述した可動ストッパー26を戸枠1の受け具12に係合する位置又は係合しない位置に制御する。
ここで、図13及び図2を参照にして、把持部材13の進退動について説明する。今仮に、操作部材を反時計方向に回転すると、図13の(a)で示すように、ピニオン36も同方向に回転する。そうすると、昇降部材37乃至制御部材40は矢印A方向へと下降する。
その結果、図2の右側に示すように、制御部材40の係合ロッド42は把持部材13の切欠部24に入り込んだ状態で、かつ、可動ストッパー26の受け部分26aを押圧する。その結果、可動ストッパー26は付勢バネ27のバネ力に抗して下降し、受け具12の筒状嵌合部12bに係合する。
したがって、開閉体を選択的に開閉する際、一方側の操作部材4は、一方側の制御部材40のロッド部分42が枢着側把持部材13の切欠部24に入り込んだ状態で一方側の可動ストッパー26が受け具12に係合するようにロック位置に位置付けられたことに成る。この時、開閉体2のヒンジ部材7の軸部31は把持部材13の軸受け部分22に入り込んでいる。
これに対して、操作部材を時計方向に回転すると、図13の(b)で示すように、ピニオン36も時計方向に回転する。そうすると、昇降部材37乃至制御部材40は矢印B方向へと上降する。
その結果、図2の左側に示すように、制御部材40の係合ロッド42は把持部材13の切欠部24から抜けると共に、かつ、可動ストッパー26の受け部分26aからも完全に離れる。その結果、可動ストッパー26は付勢バネ27のバネ力によって、所定位置まで上昇、受け具12の筒状嵌合部12bから抜ける。
したがって、開閉体を選択的に開閉する際、他方側の操作部材4は、他方側の制御部材40のロッド部分42が開放側把持部材13の切欠部24から抜けた状態で他方側の可動ストッパー26が受け具12に係合しないようにロック解除位置に位置付けられたことに成る。この状態では、開放側把持部材13は、制御部材40のロッド部分42が所定位置へと離れたことから、受け具12から拘束が解かれた非拘束状態となり、開閉体2のヒンジ部材7の軸部31は把持部材13の軸受け部分22から抜け出すことが可能と成る。
図11は、枢着側把持部材13の切欠部24を移行する制御部材40の係合ロッド42の軌道を概略的に示す。切欠部24内に前記係合ロッド42が入り込んでいる場合に於いて、開閉体2が開くと、係合ロッド42は、枢着側把持部材13の軸受け部分22に常時係合しているヒンジ部材7の軸部31を支点にして、かつ、切欠部24の弧状ガイド面24aに案内されながら仮想線の位置から実線の位置へと移行する。したがって、把持部材の枢着機能を確実に発揮させることができる。
発明の実施の形態で示した実施例(以下、「本実施例」という)に於いて、動力変換機構6を構成する駆動部材36並びに昇降部材37は、任意設計変更可能である。
また、本実施例は、連結アーム50と把持部材(スライダー)13とを共働させることにより、開閉体の開き角度を所定の範囲内に設定すること、万一、把持部材の切欠状軸受け部分22からヒンジ部材7の軸部31が外れても、開閉体2が容易に落下しないこと等の目的から、左右一対の連結アーム50を備えている。この左右一対の連結アーム50は、本発明の本質的事項ではなく、特許文献との関係に於いて、限定要件と成り得る事項である。
しかして、図2、図9、図10等で示すように、本実施例では、開閉体2の上下の框2aの中央部に、上下一組の支持部材51が複数個の固着具52により固定されている。支持部材51は、図10で示すように、断面ハット型形状に形成され、その中央部に左右一対の連結アーム50の内端部50aを重ね合わせた状態でそれぞれ枢着する一芯軸53が設けられている。
一方、左右一対の連結アーム50の外端部50bは、把持部材13の指先状の軸受け部分22の一側面側に設定した所要間隔23に入り込み、かつ軸受け部分22に対して並存するアーム用軸受け部分54に取付けた固定軸55に軸支されている。
本発明は、主に建具や錠前の業界で利用される。
図1乃至図14は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
発明の実施の環境を示す概略説明図で、図1(a)は閉鎖状態、図1(b)は左側を開いた状態をそれぞれ示す。 開閉体を閉じた状態での主要部(下方の主たる部材)の正面側からの概略説明図。左の制御部材40は矢印B方向に上昇し、左側の把持部材13は非拘束状態、一方、右の制御部材40は矢印A方向に下降し、右側の把持部材13は拘束状態であることを示す。 図2に於いて、右側の把持部材の内部構造を示す概略断面説明図。 図2に於いて、主要部(下方の主たる部材)の平面側からの概略説明図。 図4に於いて、主要部(下方の主たる部材)の拡大説明図。ヒンジ部材の一部を切欠して示している。 図2に於いて、右側面からの概略断面説明図。 レール、把持部材、受け具及び可動ストッパー等の分解説明図。 動力変換機構、制御部材、ヒンジ部材及び支持部材等の分解説明図。 図4に於いて、開閉体を左側から開いた状態の概略説明図。 図9に於いて、右側面からの要部の概略断面説明図。開閉体が開いた状態である。 開閉体を開いたとき、制御部材の係合ロッド42の軌道を示す概略説明図。 動力変換機構(右側、かつ下側)の概略説明図。 操作部材を回転操作した場合における動力変換機構の作動状態を示す概略説明図で、図13(a)はロック方向へ移動した状態、図13(b)はロック解除の方向へ移動した状態をそれぞれ示す。
符号の説明
1…戸枠、1a…上下の横枠、1b…左右の縦枠、2…開閉体、2b…左右側端部、3…開口、4…操作部材、4a…操作部、4b…挿入軸部、5…取付け座、6…動力変換機構、7…ヒンジ部材、7a…取付けベース部、11…レール、12…受け具、12a…板状接合部、12b…筒状嵌合部、13…把持部材、13b…肉厚部、15…嵌合孔、22…軸受け部分、23…所要間隔、24…切欠部、24a…弧状ガイド面、25…ロック機構、26…可動ストッパー、26a…受け部分、26b…ロック棒、26c…付勢バネ装着用短杆、27…付勢バネ、28…規制具(規制部)、30…固着具、31…軸部(ヒンジピン)、35…ハウジング、36…駆動部材、37…昇降部材、38…ラック、39…連結部材、40…制御部材、41…基端部、42…係合ロッド、50…連結アーム、51…支持部材、52…一芯軸、55…固定軸。

Claims (4)

  1. 戸枠に配設された受け具、受け具に係脱する縦方向の可動ストッパーを有するロック機構を内蔵すると共に、前記戸枠に配設された把持部材、一方、開閉体の角部に固定され、かつ開閉体の閉鎖位置にて前記把持部材の切欠状軸受け部分に係脱する軸部を有するヒンジ部材、開閉体に設けれ、かつ開閉体に設けた操作部材の操作力により作動する動力変換機構の連結部材に設けられ、かつ前記把持部材の切欠部に進退動して前記可動ストッパーを前記受け具に係合させる位置又は非係合位置に制御する制御部材から成り、開閉体の開閉方向を選択する際、一方側の操作部材は、一方側の制御部材のロッド部分が枢着側把持部材の切欠部に入り込んだ状態で可動ストッパーが受け具に係合するようにロック位置に位置付けられ、これに対して、他方側の操作部材は、他方側の制御部材のロッド部分が開放側把持部材の切欠部から抜けた状態で他方側の可動ストッパーが他方側の受け具に係合しないようにロック解除位置に位置付けられることを特徴とする建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置。
  2. 請求項1に於いて、把持部材13のロック機構25は、可動ストッパー26と、可動ストッパー用付勢バネ27と、可動ストッパー用規制具28とから成り、これらの構成部材は、全てブロック状の把持部材に内装されていることを特徴とする建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、把持部材13は、戸枠に設けたレールに係止された状態で摺動可能であることを特徴とする建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか於いて、把持部材には連結アームの外端部が枢着され、該連結アームの内端部は、開閉体の横框の中央部に固定された支持部材に枢着されていることを特徴とする建具に於ける左右両開き開閉体の開閉装置。
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