図1は、本発明の一実施の形態であるデジタルカメラの構成例を示している。デジタルカメラ1は、被写体を撮影して得られる画像データを圧縮符号化し、記録媒体20に記録するものである。
デジタルカメラ1は、被写体の画像データを生成するカメラ部11、画像データに対して所定の処理を施し圧縮符号化するカメラDSP(Digital Signal Processor)12、およびデジタルカメラ1の各部を制御する制御部15から構成される。さらに、デジタルカメラ1は、圧縮符号化された画像データ(以下、符号化データと称する)などを記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)13、記録媒体20に対して符号化データを記録し、また読み出す媒体インターフェース14(以下、媒体I/F(Interface)14と称する)、ユーザの操作を受け付ける操作部16、撮影中の画像や再生された画像を表示する表示部17、表示部17に重ねて設けられユーザの操作を入力する入力部18、およびパーソナルコンピュータやビデオレコーダなどの他の電子機器と符号化データなどを送受信する外部インターフェース19(以下、外部I/F(Interface)19と称する)から構成される。
カメラ部11は、光学ブロック31、CCD(Charge Coupled Device)32、光学ブロックドライバ33、CCDドライバ34、タイミング生成部35、および前処理回路36から構成される。
光学ブロック31は、レンズ群、フォーカス機構、シャッタ機構、絞り(アイリス)機構などから構成される。光学ブロック31は、フォーカス機構、シャッタ機構、絞り機構を動作させることにより、被写体の光画像を取得してCCD32に集光する。
CCD32は、CCDドライバ34からの駆動信号に応じて動作し、光学ブロック31によって集光された被写体の光画像を受光し、制御部15によって制御されるタイミング生成部35からのタイミング信号に従って、受光した光画像を光電変換により電気信号としての画像信号に変換して前処理回路36に供給する。
また、光電変換素子として、CCD32に限らず、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどを設けるようにしてもよい。
光学ブロックドライバ33は、制御部15からの制御に応じて、光学ブロック31に供給するための駆動信号を生成する。
CCDドライバ34は、タイミング生成部35からのタイミング信号に基づいて、CCD32に供給するための駆動信号を生成する。
タイミング生成部35は、制御部15からの制御に応じて、所定のタイミングを指示するためのタイミング信号を生成する。
前処理回路36は、CCD32から供給された画像信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行ってノイズを除去し、信号(Signal)とノイズ(Noise)との比であるS/N比を良好に保つとともに、AGC(Automatic Gain Control)処理を行って利得を制御し、さらにA/D(Analog/Digital)変換を行って、デジタル信号としての画像データを形成し、カメラDSP12に出力する。
カメラDSP12は、カメラ信号処理部41、圧縮部42、およびSDRAMコントローラ43から構成される。
カメラ信号処理部41は、カメラ部11から入力される画像データに対して、AF(Auto Focus),AE(Auto Exposure),AWB(Auto White Balance)などのカメラ信号処理を施す。
圧縮部42は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などの所定の方式に従って、カメラ信号処理が施された画像データを圧縮符号化して符号化データを生成する。生成された符号化データは、後述するシステムバス51を介して媒体I/F14に供給されて記録媒体20に記録される。あるいは、生成された符号化データは、SDRAMコントローラ43に供給され、SDRAM13に記録されるようにしてもよいし、システムバス51を介して外部I/F19に供給されて、外部のコンピュータなどに送信されるようにしてもよい。
SDRAMコントローラ43は、SDRAM13に対して符号化データなどを記録させたり再生させたりする。
媒体I/F14は、着脱可能な記録媒体20に対し、符号化データなどを記録させたり再生させたりする。
制御部15は、システムバス51を介して接続されたCPU(Central Processing Unit)52、RAM(Random Access Memory)53、フラッシュROM(Read Only Memory)54、および時計回路55から構成され、CPU52がフラッシュROM54などに保持されているプログラムを実行することにより、デジタルカメラ1の各部を制御する。RAM53は、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられる。フラッシュROM54は、CPU52において実行されるプログラムや各処理に必要とされるデータなどが記憶されている。また、時計回路55は、現在の日時を計時し、現在の年月日、曜日、または時刻を表す情報や、静止画像または動画像の撮影日時を表す情報を、システムバス51を介してCPU52に供給する。
操作部16は、デジタルカメラ1に対する指示を入力するためにユーザに操作され、その操作内容を示す信号をCPU52に供給する。操作部16は、例えば、各種の操作ボタン、ダイアル、スイッチ、またはリモートコントローラの受信部などから構成される。
表示部17は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)などの表示デバイスからなり、制御部15を介してカメラDSP12から供給される画像データに対応した表示データに基づいて、各種の画像を表示する。
入力部18は、例えば、表示部17に重ねて設けられたタッチパネルであり、ユーザに触れられた部分の座標情報を検出する。例えば、検出された座標情報は、RAM53に記憶され、制御部15が表示部17により表示を制御する場合に参照される。
外部I/F19は、例えばパーソナルコンピュータやビデオレコーダなどの電子機器と接続して、接続されている電子機器から符号化データなどの供給を受けたり、記録媒体20に記録されている符号化データを接続されている電子機器に供給したりする。また、外部I/F19に所定の通信モジュールを接続することにより、インターネットに代表されるネットワークとの通信インターフェースを追加したり、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394,USB(Universal Serial Bus)などの有線用インターフェースを追加したり、IEEE802.11などの無線インターフェースを追加したりすることが可能である。
記録媒体20は、媒体I/F14に着脱自在に接続される記録媒体であって、例えば、ハードディスクドライブ、半導体メモリを用いたいわゆるメモリカード、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk),CD(Compact Disc)などの光記録媒体、磁気ディスクなどの種々のものを用いることができる。
図2は、デジタルカメラ1の機能の構成の例を示すブロック図である。この機能は、図1のCPU52により所定のプログラムが実行されることで実現される。
図2に示されるように、年月設定部81、カウンタ制御部82、情報検索部83、情報取得部84、モデル生成部85、表示制御部86、画像読み出し部87、および情報選択部88が、プログラムを実行するCPU52により実現される。
年月設定部81は、例えば、操作部16から供給されるユーザの操作内容を示す信号に基づいて、表示部17に表示させる暦表の年または月を設定する。
表示部17に表示させる暦表は、日ごとの暦表または月ごとの暦表である。日ごとの暦表は、指定された年および月の、日を単位として、日が配置された表であり、いわゆるカレンダである。例えば、2006年7月が指定された場合、日ごとの暦表は、1乃至31の日が配置された表となる。月ごとの暦表は、指定された年の、月を単位として、月が配置された表である。例えば、2005年が指定された場合、月ごとの暦表は、1乃至12の月が配置された表となる。
すなわち、年月設定部81は、表示部17に表示させる暦表の年または月を指定する暦表の年または月を設定する。例えば、設定された暦表の年または月を示すデータは、RAM53に記憶させられる。
カウンタ制御部82は、制御部15内部の各種のカウンタの初期化を行ったり、インクリメントしたり、カウンタの値の管理を行う。
情報検索部83は、記録媒体20に記録されている管理ファイルから時間情報を検索する。より具体的には、情報検索部83は、日ごとに記録された静止画像または動画像についての情報を、日ごとに管理するための管理ファイルにおいて、年月設定部81により設定された年および月で、かつ、日がカウンタの値である時間情報を検索する。また、情報検索部83は、日ごとに記録された静止画像または動画像についての情報を、日ごとに管理するための管理ファイルにおいて、年月設定部81により設定された年で、かつ、月がカウンタの値である時間情報を検索する。
管理ファイルは、デジタルカメラ1において静止画像または動画像が記録されるときに、記録される静止画像または動画像の情報が書き込まれるファイルである。例えば、管理ファイルは、静止画像および動画像が記録されている記録媒体20に記録される。管理ファイルには、静止画像または動画像が記録されると同時に、「時間情報(年、月、日)」、「静止画像ファイル数」、「動画像ファイル数」、「日代表画像格納先アドレス」、および「日代表画像のサイズ」が書き込まれる。
「時間情報(年、月、日)」は、静止画像または動画像が記録された年、月、および日を表す情報である。
「静止画像ファイル数」は、時間情報で示される日に記録された静止画像のファイル数である。
「動画像ファイル数」は、時間情報で示される日に記録された動画像のファイル数である。
「日代表画像格納先アドレス」は、時間情報で示される日に記録された静止画像または動画像を代表するインデックス画像としての縮小画像である日代表画像のデータが格納されるアドレスを示す情報である。「日代表画像格納先アドレス」は、記録媒体20内の所定のアドレスを指定する。すなわち、日代表画像のデータは、記録媒体20に記録される。
例えば、日代表画像は、時間情報で示される日の最初に撮影された静止画像の縮小画像である。また、日代表画像は、撮影後に、ユーザによって管理ファイルが編集されることによって、ユーザが所望する静止画像の縮小画像に置き換えられるようにしてもよい。さらに、動画像を日代表画像として選択したい場合、動画像のデータの先頭のフレームを縮小したものを日代表画像としてもよい。
「日代表画像のサイズ」は、日代表画像のデータの容量を表す情報である。
このように、日ごとに記録された静止画像または動画像についての情報を管理する管理ファイルを、以下、日ごとの管理ファイルと称する。
なお、記録媒体20には、上述した日ごとの管理ファイルとともに、記録された静止画像または動画像についての情報を月ごとに管理する管理ファイルが記録される。この管理ファイルは、「時間情報(年、月)」、「月代表画像格納先アドレス」、および「月代表画像のサイズ」から構成される。
「時間情報(年、月)」は、静止画像または動画像が記録された年、および月を表す情報である。
「月代表画像格納先アドレス」は、時間情報で示される月に記録された静止画像または動画像を代表する縮小画像、いわゆるサムネイル画像である月代表画像のデータが格納されるアドレスを示す情報である。「月代表画像格納先アドレス」は、記録媒体20内の所定のアドレスを指定する。すなわち、月代表画像のデータは、記録媒体20に記録される。例えば、月代表画像は、時間情報で示される月の最初に撮影された静止画像の縮小画像である。また、月代表画像は、撮影後に、ユーザによって管理ファイルが編集されることによって、ユーザが所望する静止画像の縮小画像に置き換えられるようにしてもよい。さらに、動画像を月代表画像として選択したい場合、動画像のデータの先頭フレームを縮小したものを月代表画像としてもよい。
「月代表画像のサイズ」は、月代表画像のデータの容量を表す情報である。
このように、月ごとに記録された静止画像または動画像についての情報を管理する管理ファイルを、以下、月ごとの管理ファイルと称する。
図2のブロック図に戻り、情報取得部84は、情報検索部83において検索された時間情報に基づいて、種々の情報を管理ファイルより取得する。より具体的には、情報取得部84は、情報検索部83において検索された時間情報の静止画像のファイル数または動画像のファイル数を、日ごとの管理ファイルより取得する。また、情報取得部84は、情報検索部83において検索された時間情報の日代表画像の格納先アドレスおよび日代表画像のサイズを、日ごとの管理ファイルより取得する。さらに、情報取得部84は、月ごとの管理ファイルにおいて、年月設定部81により設定された年で、かつ、月がカウンタの値である時間情報の月代表画像の格納先アドレスおよび月代表画像のサイズを、月ごとの管理ファイルより取得する。
また、情報取得部84は、操作部16がユーザに操作されることによって指示されたフォルダについての情報を取得する。
モデル生成部85は、グループについての情報に応じて、表示のための3次元のモデルを生成する。例えば、モデル生成部85は、グループごとに、グループについての情報に応じた高さの直方体を3次元で表示させるためのモデルを生成する。
ここで、グループとは、同じ日に撮影された静止画像または動画像のグループ、同じ月に撮影された静止画像または動画像のグループなど、同じメタデータが付加されているデータの集まり、または、同じフォルダに格納されているデータのグループなど、1つの条件で検索されるデータの集まりをいう。
モデル生成部85により生成されるモデルは、例えば、CAD(Computer-Aided Design)のソリッドモデルまたはX3D(Extensible 3D:拡張3次元記述)のモデルなどであり、3次元の空間における形状を数値で表現するデータである。
より具体的には、モデル生成部85は、画像が撮影された日ごとに、記録されている静止画像のファイル数または動画像のファイル数に応じた高さの直方体を3次元で表示させるためのモデルを生成する。モデル生成部85は、画像が撮影された月ごとに、記録されている静止画像のファイル数または動画像のファイル数に応じた高さの直方体を3次元で表示させるためのモデルを生成する。
また、モデル生成部85は、データが記録されているフォルダごとに、フォルダについての情報に応じた高さの直方体のモデルを生成する。さらに、モデル生成部85は、直方体の側面のうち、正面に表示されるフォルダについての情報に応じた高さの直方体のモデルを生成する。
表示制御部86は、表示部17の表示を制御する。例えば、表示制御部86は、カメラ部11から供給される画像データを基に、画像を表示するための表示データを生成し、表示部17に供給することで、表示部17に各種の画像を表示させる。
表示制御部86は、年および月が設定された日ごとの暦表を、表示部17に表示される仮想空間に表示させる。また、表示制御部86は、年が設定された月ごとの暦表を、表示部17に表示される仮想空間に表示させる。
表示制御部86は、グループについての情報であって3次元モデルの基となった情報とは異なる情報を、3次元のモデルに基づいて表示される立体画像へ重ねて表示させる。具体的には、3次元モデルに基づいて表示される立体画像は面を有しており、例えば、表示制御部86は、グループごとに生成された直方体の面上に、直方体の高さの基となった情報とは異なる、グループについての他の情報を表示させる。
表示制御部86は、仮想空間に表示された暦表における所定の日に対応する位置に、モデル生成部85によって日ごとに生成されたモデルにより直方体を表示させる。表示制御部86は、仮想空間に表示された暦表における所定の月に対応する位置に、モデル生成部85によって月ごとに生成されたモデルにより直方体を表示させる。
表示制御部86は、所定の日に撮影された画像のグループに関する情報を、日ごとに表示された直方体へ重ねて表示させる。より詳細には、表示制御部86は、日ごとに表示された直方体の側面に、日ごとの動画像ファイルの数と静止画像ファイルの数との割合を表示させるとともに、日ごとに表示された直方体の天頂面に、後述する画像読み出し部87によって読み出された日代表画像を表示させる。また、表示制御部86は、所定の月に撮影された画像のグループに関する情報を、月ごとに表示された直方体へ重ねて表示させる。より詳細には、表示制御部86は、月ごとに表示された直方体の側面に、月ごとの動画像ファイルの数と静止画像ファイルの数との割合を表示させるとともに、月ごとに表示された直方体の天頂面に、画像読み出し部87によって読み出された月代表画像を表示させる。
表示制御部86は、データが記録されている所定のフォルダに関する情報を、フォルダごとに表示された直方体へ重ねて表示させる。より詳細には、表示制御部86は、データが記録されているフォルダごとに生成されたモデルにより表示される直方体の側面への前記フォルダについての2つ以上の情報の表示させる。また、表示制御部86は、直方体の側面のうち、正面に表示される情報の表示を制御するとともに、正面に接する他の側面への他の情報の表示を制御する。さらに、表示制御部86は、フォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表である代表画像を、直方体の天頂面に表示させる。
画像読み出し部87は、情報取得部84によって取得された日代表画像の格納先アドレスを基に、日代表画像を読み出す。また、画像読み出し部87は、情報取得部84によって取得された月代表画像の格納先アドレスを基に、月代表画像を読み出す。
情報選択部88は、ユーザの指示に応じて、情報取得部84によって取得された情報のうちの1つの情報を選択する。
以下、デジタルカメラ1における表示の処理について説明する。
図3は、デジタルカメラ1における、日ごとの暦表の表示の処理の例を示すフローチャートである。
デジタルカメラ1は、例えば、操作部16が操作され、制御部15が日ごとの暦表の表示の処理の開始を示す信号を取得することによって、処理を開始する。
ステップS11において、年月設定部81は、操作部16から供給されるユーザの操作内容を示す信号に基づいて、表示部17に表示させる暦表の年および月を設定する。ユーザの操作内容を示す信号は、入力部18から供給されるようにしてもよい。例えば、年月設定部81は、2005年4月を設定する。
ステップS12において、表示制御部86は、設定された年および月の暦表を、表示部17に表示される仮想空間に表示させる。例えば、表示部17は、2005年4月の暦表、すなわち2005年4月のカレンダを仮想空間内の一平面上に表示する。ステップS12において、表示制御部86が表示部17に表示させる平面状のカレンダには、それぞれの日について所定の面積の四角の領域が配置される。
ステップS13において、カウンタ制御部82は、日を表すカウンタDAYを1に初期化する。以下、カウンタDAYのカウンタ値を単に変数DAYで表す。
ステップS14において、情報検索部83は、日ごとの管理ファイルにおいて、設定された年および月と、変数DAYとで特定される日付を表す時間情報を検索する。すなわち、例えば、情報検索部83は、日ごとの管理ファイルにおいて、2005年4月1日である時間情報を検索する。
図4は、日ごとの管理ファイルの例を示す図である。日ごとの管理ファイルには、撮影された日付を示す時間情報、時間情報で示される日に撮影された静止画像のファイルの数を示す静止画像のファイル数、時間情報で示される日に撮影された動画像のファイルの数を示す動画像のファイル数、時間情報で示される日に撮影された画像の代表である日代表画像の格納先のアドレス(以下、格納先アドレスと称する)、および日代表画像のサイズが記録されている。
図4の例において、記録された日が2005年4月1日、2005年4月2日、・・・、および2006年5月5日である静止画像および動画像についての情報がそれぞれ記録されている。より具体的には、2005年4月1日を示す「2005.04.01」である時間情報に対応して、13である静止画像のファイル数、7である動画像のファイル数、0x00002345であるアドレスを示す日代表画像の格納先アドレス、および1234バイトを示す「1234」である日代表画像のサイズが記録されている。また、2005年4月2日を示す「2005.04.02」である時間情報に対応して、23である静止画像のファイル数、11である動画像のファイル数、0x00001234であるアドレスを示す日代表画像の格納先アドレス、および3456バイトを示す「3456」である日代表画像のサイズが記録されている。さらに、2006年5月5日を示す「2006.05.05」である時間情報に対応して、32である静止画像のファイル数、22である動画像のファイル数、0x00054321であるアドレスを示す日代表画像の格納先アドレス、および4567バイトを示す「4567」である日代表画像のサイズが記録されている。
ステップS15において、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルより、検索された時間情報の動画像のファイル数を取得する。すなわち、例えば、情報取得部84は、図4に示す日ごとの管理ファイルにおいて、時間情報「2005.04.01」に対応する動画像のファイル数「7」を取得する。
ステップS16において、モデル生成部85は、動画像のファイル数に対応する高さの直方体のモデルを生成する。より具体的には、例えば、モデル生成部85は、取得した動画像のファイル数「7」に対応する高さの直方体のモデルを生成する。
さらに詳細に説明すれば、モデル生成部85は、1であるファイルの数に対応する高さの基準のデータを予め格納し、ステップS15において取得した動画像のファイル数に高さの基準を乗算することにより、直方体の高さを決定する。また、モデル生成部85は、ステップS12において表示されたカレンダにおける、それぞれの日についての四角の領域の形状にあわせて、直方体の天頂面および底面の形状を決定する。そして、モデル生成部85は、このように、高さ、並びに天頂面および底面の形状を定めた直方体を数値で表現するモデルを生成する。
なお、1であるファイルの数に対応する高さの基準は、1つの画面の暦表を表示する場合に使われる動画像のファイル数および静止画像のファイル数のうち、最大のファイル数に応じて変更するようにしてもよい。すなわち、最大のファイル数が大きい場合には、1であるファイルの数に対応する高さの基準を小さくし、最大のファイル数が小さい場合には、1であるファイルの数に対応する高さの基準を大きくすることで、モデルによって表示される直方体が表示部17の画面からはみ出したり、直方体が低くなりすぎたりすることを避けることができ、モデルによって表示される直方体を適切な大きさとすることができる。
ステップS17において、表示制御部86は、ステップS16で生成したモデルによって、表示部17に表示された仮想空間の暦表における変数DAYに対応する位置、すなわち、変数DAYで示される日付の領域に、生成された動画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。より具体的には、例えば、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年4月の暦表における2005年4月1日の位置に、動画像のファイル数「7」に対応する高さの直方体を表示させる。また、表示される直方体の側面、すなわち高さ方向に対して平行な4つの面の色は、予め定めた色、例えば青色などとされる。
ステップS18において、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルより、検索された時間情報の静止画像のファイル数を取得する。すなわち、例えば、情報取得部84は、図4に示す日ごとの管理ファイルにおいて、時間情報「2005.04.01」に対応する静止画像のファイル数「11」を取得する。
ステップS19において、モデル生成部85は、ステップS16と同様の処理で、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体のモデルを生成する。より具体的には、例えば、モデル生成部85は、取得した静止画像のファイル数「11」に対応する高さの直方体のモデルを生成する。
ステップS20において、表示制御部86は、ステップS19で生成したモデルによって、表示部17に表示された仮想空間の暦表における変数DAYに対応する位置に表示されている、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の上に、生成された静止画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。より具体的には、例えば、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年4月の暦表における2005年4月1日の位置に表示されている、動画像のファイル数「7」に対応する高さの直方体の上に、動画像のファイル数「7」に対応する高さの直方体の天頂面の形状と同じ形状の底面とされた直方体であって、生成された静止画像のファイル数「11」に対応する高さの直方体を表示させる。
また、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面、すなわち高さ方向に対して平行な4つの面の色は、予め定めた色、例えば灰色などとされる。なお、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面の色は、灰色に限らず、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面の色である青色と区別できる色であれば、どのような色でもよい。
このように、表示部17に表示された2005年4月の暦表における2005年4月1日の位置には、動画像のファイル数「7」と静止画像のファイル数「11」との和である「18」に対応する高さの直方体が表示される。また、ファイル数「18」に対応する高さの直方体の側面は、7:11の割合で高さ方向に青色と灰色とに分けられることになる。
ステップS21において、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルから、検索された時間情報の日代表画像の格納先アドレスおよび日代表画像のサイズを取得する。すなわち、情報取得部84は、図4に示す日ごとの管理ファイルにおいて、時間情報「2005.04.01」に対応する日代表画像の格納先アドレス「0x00002345」、および日代表画像のサイズ「1234」を取得する。
ステップS22において、画像読み出し部87は、取得した日代表画像の格納先アドレスを基に、記録媒体20から日代表画像のデータを読み出す。
ステップS23において、表示制御部86は、日代表画像を、表示されている直方体の天頂面に表示させる。すなわち、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年4月の暦表における2005年4月1日の位置に表示されている2つの直方体のうち、上の直方体の天頂面に、「0x00002345」のアドレスに格納されていた日代表画像のデータに基づいて、日代表画像を表示させる。
このように、2005年4月1日の位置に表示されている直方体の上には、2005年4月1日の日代表画像が表示される。
ステップS24において、カウンタ制御部82は、変数DAYが、設定された月の最終日に相当する値であるか否かを判定する。月の最終日に相当する値は、設定された月が、1月、3月、5月、7月、8月、10月、または12月である場合、「31」であり、設定された月が、4月、6月、9月、または11月である場合、「30」である。また、設定された月が閏年の2月である場合、月の最終日に相当する値は、「29」であり、設定された月が閏年以外の2月である場合、月の最終日に相当する値は、「28」である。
ステップS24において、変数DAYが、設定された月の最終日に相当する値でないと判定された場合、処理は、ステップS25に進む。
ステップS25において、カウンタ制御部82は、変数DAYを1インクリメントし、処理は、ステップS14に戻り、変数DAYで示される次の日について、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS24において、変数DAYが、設定された月の最終日に相当する値であると判定された場合、すなわち、表示部17に表示されている暦表における全ての日に対して直方体が表示されたとき、処理は終了する。
このようにすることで、例えば、図5に示すようなインデックス画面を表示させることができる。図5において、2006年7月1乃至31日に記録された動画像のファイル数と静止画像のファイル数とが、暦表の1乃至31日のそれぞれに表示されている直方体の高さと側面の色分けとによって表示されている。また、それぞれの直方体の天頂面には、2006年7月1乃至31日のそれぞれの日に記録した静止画像または動画像のうちの日代表画像がインデックス画像として表示されている。
これにより、動画像のファイル数および静止画像のファイル数が、撮影した日ごとの直方体の高さによって立体的に表示されるので、日ごとに撮影した量の把握を素早く容易に行うことができる。
なお、上述した説明では、動画像のファイル数に対応した高さの直方体の上に、静止画像のファイル数に対応した高さの直方体を表示させるようにしたが、上下を逆にして、静止画像のファイル数に対応した高さの直方体の上に、動画像のファイル数に対応した高さの直方体を表示させるようにしてもよい。
図6は、デジタルカメラ1における、月ごとの暦表の表示の処理の例を示すフローチャートである。
デジタルカメラ1は、例えば、操作部16が操作され、制御部15が月ごとの暦表の表示の処理の開始を示す信号を取得することによって、処理を開始する。
ステップS51において、年月設定部81は、操作部16から供給されるユーザの操作内容を示す信号に基づいて、表示部17に表示させる暦表の年を設定する。ユーザの操作内容を示す信号は、入力部18から供給されるようにしてもよい。例えば、年月設定部81は、2005年を設定する。
ステップS52において、表示制御部86は、設定された年の暦表を、表示部17に表示される仮想空間に表示させる。例えば、表示部17は、2005年の暦表を仮想空間内の一平面上に表示する。ステップS52において、表示制御部86が表示部17に表示させる年の暦表には、それぞれの月について所定の面積の四角の領域が配置される。
ステップS53において、カウンタ制御部82は、月を表すカウンタMONTHを1に初期化する。以下、カウンタMONTHのカウンタ値を単に変数MONTHで表す。
ステップS54において、情報検索部83は、日ごとの管理ファイルにおいて、設定された年と、変数MONTHとで特定される月を表す時間情報を検索する。すなわち、例えば、情報検索部83は、日ごとの管理ファイルにおいて、2005年1月である時間情報を検索する。
ステップS55において、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルより、検索された時間情報の全ての動画像のファイル数を取得する。すなわち、例えば、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルにおいて、2005年1月1日を示す「2005.01.01」乃至2005年1月31日を示す「2005.01.31」である時間情報のそれぞれの動画像のファイル数を取得する。
ステップS56において、モデル生成部85は、動画像のファイル数に対応する高さの直方体のモデルを生成する。より具体的には、例えば、モデル生成部85は、取得した動画像のファイル数の合計に対応する高さの直方体のモデルを生成する。
さらに詳細に説明すれば、モデル生成部85は、1であるファイルの数に対応する高さの基準のデータを予め格納し、ステップS55において取得した動画像のファイル数に高さの基準を乗算することにより、直方体の高さを決定する。また、モデル生成部85は、ステップS52において表示された年の暦表における、それぞれの月についての四角の領域の形状にあわせて、直方体の天頂面および底面の形状を決定する。そして、モデル生成部85は、このように、高さ、並びに天頂面および底面の形状を定めた直方体を数値で表現するモデルを生成する。
ステップS57において、表示制御部86は、ステップS56で生成したモデルによって、表示部17に表示された仮想空間の暦表における変数MONTHに対応する位置、すなわち、変数MONTHで示される月の領域に、生成された動画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。より具体的には、例えば、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年の暦表における2005年1月の位置に、動画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。また、表示される直方体の側面、すなわち高さ方向に対して平行な4つの面の色は、予め定めた色、例えば青色などの色とされる。
ステップS58において、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルより、検索された時間情報の静止画像のファイル数を取得する。すなわち、例えば、情報取得部84は、日ごとの管理ファイルにおいて、時間情報「2005.01.01」乃至「2005.01.31」のそれぞれの静止画像のファイル数を取得する。
ステップS59において、モデル生成部85は、ステップS56と同様の処理で、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体のモデルを生成する。より具体的には、例えば、モデル生成部85は、取得した静止画像のファイル数の合計に対応する高さの直方体のモデルを生成する。
ステップS60において、表示制御部86は、ステップS59で生成されたモデルによって、表示部17に表示された仮想空間の暦表における変数MONTHに対応する位置に表示されている、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の上に、生成された静止画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。より具体的には、例えば、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年の暦表における2005年1月の位置に表示されている、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の上に、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の天頂面の形状と同じ形状の底面とされた直方体であって、生成された静止画像のファイル数に対応する高さの直方体を表示させる。
また、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面、すなわち高さ方向に対して平行な4つの面の色は、予め定めた色、例えば灰色などの色とされる。なお、静止画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面の色は、灰色に限らず、動画像のファイル数に対応する高さの直方体の側面の色である青色と区別できる色であれば、どのような色でもよい。
このように、表示部17に表示された2005年の暦表における2005年1月の位置には、2005年1月に記録された動画像のファイル数と静止画像のファイル数との合計に対応する高さの直方体が表示される。また、合計のファイル数に対応する高さの直方体の側面は、動画像のファイル数と静止画像のファイル数との比に応じた割合で高さ方向に青色と灰色とに分けられることになる。
ステップS61において、情報取得部84は、月ごとの管理ファイルにおいて、設定された年で、かつ、月がMONTHである時間情報の月代表画像の格納先アドレスおよび月代表画像のサイズを取得する。
図7は、月ごとの管理ファイルの例を示す図である。月ごとの管理ファイルには、撮影された月を示す時間情報、時間情報で示される月に撮影された画像の代表である月代表画像の格納先のアドレス、および月代表画像のサイズが記録されている。
図7の例において、記録された月が2005年1月、2005年4月、・・・、および2006年5月である静止画像および動画像についての情報がそれぞれ記録されている。より具体的には、2005年1月を示す「2005.01」である時間情報に対応して、0x00000321であるアドレスを示す月代表画像の格納先アドレス、および987バイトを示す「987」である月代表画像のサイズが記録されている。また、2005年4月を示す「2005.04」である時間情報に対応して、0x00002345であるアドレスを示す月代表画像の格納先アドレス、および1234バイトを示す「1234」である月代表画像のサイズが記録されている。さらに、2006年5月を示す「2006.05」である時間情報に対応して、0x00054321であるアドレスを示す月代表画像の格納先アドレス、および4567バイトを示す「4567」である月代表画像のサイズが記録されている。
すなわち、ステップS61において、例えば、情報取得部84は、図7に示す月ごとの管理ファイルにおいて、時間情報「2005.01」に対応する月代表画像の格納先アドレス「0x00000321」、および月代表画像のサイズ「987」を取得する。
ステップS62において、画像読み出し部87は、取得した月代表画像の格納先アドレスを基に、記録媒体20から月代表画像のデータを読み出す。
ステップS63において、表示制御部86は、日代表画像を、表示されている直方体の天頂面に表示させる。すなわち、表示制御部86は、表示部17に表示された2005年の暦表における2005年1月の位置に表示されている2つの直方体のうち、上の直方体の天頂面に、「0x00000321」のアドレスに格納されていた月代表画像のデータに基づいて、月代表画像を表示させる。
このように、2005年1月の位置に表示されている直方体の上には、2005年1月の月代表画像が表示される。
ステップS64において、カウンタ制御部82は、変数MONTHが12であるか否かを判定する。ステップS64において、変数MONTHが12でないと判定された場合、処理は、ステップS65に進む。
ステップS65において、カウンタ制御部82は、変数MONTHを1インクリメントし、処理は、ステップS54に戻り、変数MONTHで示される次の月について、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS64において、変数MONTHが12であると判定された場合、すなわち、表示部17に表示されている暦表における全ての月に対して直方体が表示されたとき、処理は終了する。
このようにすることで、例えば、図8に示すようなインデックス画面を表示させることができる。図8において、2006年1乃至12月に記録された動画像のファイル数と静止画像のファイル数とが、暦表の1乃至12月のそれぞれに表示されている直方体の高さと側面の色分けとによって表示されている。また、それぞれの直方体の天頂面には、2006年1乃至12月のそれぞれの月に記録した静止画像または動画像のうちの月代表画像がインデックス画像として表示されている。
これにより、動画像のファイル数および静止画像のファイル数が、撮影した月ごとの直方体の高さによって立体的に表示されるので、月ごとに撮影した量の把握を素早く容易に行うことができる。
以上のようにして、デジタルカメラ1は、インデックス画像を表示する際、日ごとに撮影した画像の枚数や月ごとに撮影した画像の枚数を、よりわかりやすく表示することができる。
なお、上述した説明では、動画像のファイル数に対応した高さの直方体の上に、静止画像のファイル数に対応した高さの直方体を表示させるようにしたが、上下を逆にして、静止画像のファイル数に対応した高さの直方体の上に、動画像のファイル数に対応した高さの直方体を表示させるようにしてもよい。
図9は、デジタルカメラ1における、フォルダについての情報の表示の処理の例を示すフローチャートである。
デジタルカメラ1は、例えば、操作部16が操作され、制御部15が記録媒体20内の所定のフォルダについての情報の表示の処理の開始を示す信号を取得することによって、処理を開始する。
ステップS91において、情報取得部84は、操作部16がユーザに操作されることによって指示されたフォルダについての情報を取得する。例えば、情報取得部84は、指示されたフォルダから、そのフォルダに記録されているコンテンツ数、フォルダに記録されているコンテンツのデータ量であるファイル容量、およびフォルダに記録されているコンテンツの記録時間を取得する。
ステップS92において、モデル生成部85は、取得したフォルダについての情報であって、直方体の側面のうちの正面に表示される情報に応じた高さの3次元の直方体のモデルを生成する。例えば、モデル生成部85は、フォルダに記録されているコンテンツ数に応じた高さの直方体のモデルを生成する。
ステップS93において、表示制御部86は、モデル生成部85によって生成された直方体により、フォルダについての2つの情報を表示部17に表示させて、処理は終了する。より具体的には、例えば、表示制御部86は、フォルダに記録されているコンテンツ数に応じた高さの直方体の側面のうちの正面に、フォルダに記録されているコンテンツ数を表示させるとともに、正面に接する、例えば右の面に、フォルダに記録されているコンテンツのファイル容量を表示させる。
図10は、モデル生成部85によってモデルが生成され、表示制御部86によってフォルダについての情報が表示された直方体の例を説明する図である。
図10において、中央の2つの直方体は、デジタルカメラ1の記録媒体20におけるフォルダのうちの2つのフォルダに対応し、それぞれのフォルダについての情報を表している。また、左上の直方体は、中央の2つの直方体の側面に表示される情報を説明するための直方体である。
すなわち、図10において、左上の直方体の側面のうち、正面には「コンテンツ数」が表示され、正面に接する右の面には「ファイル容量」が表示されているので、中央の2つの直方体のそれぞれの正面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されているコンテンツ数が表示され、中央の2つの直方体のそれぞれの正面に接する右の面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されているコンテンツのデータ量であるファイル容量が表示されることになる。また、中央の2つの直方体のそれぞれの天頂面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されている画像のデータである画像データによって表示される画像の代表画像が表示される。
例えば、情報取得部84は、図10の中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体に対応するフォルダから、20のコンテンツの数を示す「20file」であるコンテンツ数、10メガバイトを示す「10MB」であるファイル容量、および1.5時間を示す「1.5h」である記録時間を取得する。
モデル生成部85は、取得された「20file」、「10MB」、および「1.5h」のうちの正面に表示される情報に応じた高さの直方体のモデルを生成する。すなわち、モデル生成部85は、図10の中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体のように、直方体の正面に表示されるコンテンツ数「20file」に応じた高さの直方体のモデルを生成する。
表示制御部86は、生成された直方体の側面のうちの正面に、コンテンツ数「20file」を表示させるとともに、正面に接する右の面に、ファイル容量「10MB」を表示させる。また、表示制御部86は、このフォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表画像である「笑顔」の画像を、直方体の天頂面に表示させる。
また、例えば、情報取得部84は、図10の中央の2つの直方体のうちの右側に示される直方体に対応するフォルダから、16のコンテンツの数を示す「16file」であるコンテンツ数、20メガバイトを示す「20MB」であるファイル容量、および2.8時間を示す「2.8h」である記録時間を取得する。
モデル生成部85は、取得された「16file」、「20MB」、および「2.8h」のうちの直方体の正面に表示される情報に応じた高さの直方体のモデルを生成する。すなわち、モデル生成部85は、図10の中央の2つの直方体のうちの右側に示される直方体のように、直方体の正面に表示されるコンテンツ数「16file」に応じた高さの直方体のモデルを生成する。
表示制御部86は、生成された直方体の側面のうちの正面に、コンテンツ数「16file」を表示させるとともに、正面に接する右の面に、ファイル容量「20MB」を表示させる。また、表示制御部86は、このフォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表画像である「太陽」の画像を、直方体の天頂面に表示させる。
このように、デジタルカメラ1は、それぞれの直方体に対応するフォルダのコンテンツ数に応じた高さの直方体のモデルを生成し、生成された直方体により、それぞれのフォルダに記録されているコンテンツ数、それぞれのフォルダに記録されているコンテンツのファイル容量、およびそれぞれのフォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表画像を表示する。
ここで、例えば、図10に示される直方体は、表示部17において、その向きを変えて表示されるようにしてもよい。
例えば、デジタルカメラ1は、ユーザにより操作部16が操作され、図10の左上の直方体の側面のうちの、正面に接する右の面に表示されている「ファイル容量」がクリックされたとき、図10における2つの直方体の右の面に表示されているファイル容量が正面すなわちコンテンツ数が表示されている面に向くように、直方体のそれぞれを、その高さ方向を軸として左に90°回転させるとともに、ファイル容量に応じた高さの直方体を表示させる。
図11は、図10の左上の直方体の側面に表示されている「ファイル容量」がクリックされることによって表示される、フォルダについての情報が表示された直方体の他の例を説明する図である。
図11の左上の直方体は、図10と同様に、中央の2つの直方体の側面に表示される情報を説明するための直方体である。すなわち、図11において、左上の直方体の側面のうち、正面には「ファイル容量」が表示され、正面に接する右の面には「記録時間」が表示されているので、中央の2つの直方体のそれぞれの正面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されているコンテンツのファイル容量が表示され、中央の2つの直方体のそれぞれの正面に接する右の面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されているコンテンツの記録時間が表示されることになる。また、中央の2つの直方体のそれぞれの天頂面には、対応するそれぞれのフォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表画像が表示される。
すなわち、図11の中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体は、図10の中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体を、その正面に接する右の面に表示されているファイル容量「10MB」が正面に向くように回転させたものである。また、図11の中央の2つの直方体のうちの右側に示される直方体は、図10の中央の2つの直方体のうちの右側に示される直方体を、その正面に接する右の面に表示されているファイル容量「20MB」が正面に向くように回転させたものである。
ユーザによって図10の左上の直方体の側面に表示されている「ファイル容量」がクリックされたとき、情報選択部88は、そのユーザの指示に応じて、中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体に対応するフォルダのファイル容量「10MB」を示す情報、および右側に示される直方体に対応するフォルダのファイル容量「20MB」を示す情報を選択する。
そして、モデル生成部85は、図11の中央の2つの直方体のうちの左側に示される直方体のように、情報選択部88によって選択された情報であるファイル容量「10MB」に応じた高さの直方体のモデルを生成する。また、表示制御部86は、直方体の側面のうちの正面に、ファイル容量「10MB」を表示させるとともに、正面に接する右の面には、図10には図示されなかった記録時間「1.5h」を表示させる。なお、天頂面に表示されている「笑顔」の画像は表示されたままである。
また、モデル生成部85は、図11の中央の2つの直方体のうちの右側に示される直方体のように、情報選択部88によって選択された情報であるファイル容量「20MB」に応じた高さの直方体のモデルを生成する。また、表示制御部86は、直方体の側面のうちの正面に、ファイル容量「20MB」を表示させるとともに、正面に接する右の面には、図10には図示されなかった記録時間「2.8h」を表示させる。なお、天頂面に表示されている「太陽」の画像は表示されたままである。
図10における中央の2つの直方体の高さは、その正面に表示されるファイル数に応じた高さであるので、ファイル数の多い左側に示される直方体のほうが高くなるが、図11における中央の2つの直方体の高さは、その正面に表示されるファイル容量に応じた高さであるので、ファイル容量の大きい右側に示される直方体のほうが高くなる。
また、図11の左上の直方体の側面に表示されている「記録時間」がクリックされた場合、図11における中央の2つの直方体のうちの左側の直方体の高さは、記録時間「1.5h」に応じた高さとなり、右側の直方体の高さは、記録時間「2.8h」に応じた高さとなる。
このように、デジタルカメラ1は、それぞれの直方体に対応するフォルダに記録されているコンテンツのファイル容量に応じた高さの直方体のモデルを生成し、生成された直方体により、それぞれのフォルダに記録されているコンテンツのファイル容量、それぞれのフォルダに記録されているコンテンツの記録時間、およびそれぞれのフォルダに記録されている画像データによって表示される画像の代表画像を表示させる。
このようにして、デジタルカメラ1は、データが記録されているフォルダごとに、フォルダについての複数の情報が面に表示される直方体であって、正面に表示される情報に応じた高さの直方体を表示することができる。また、デジタルカメラ1は、直方体の正面以外の面に表示される情報を予め提供することができ、直方体を回転させることにより、さらに複数の情報を提供することができる。
なお、上述で説明したように、直方体の側面に表示されるフォルダについての情報は、コンテンツ数、ファイル容量、または記録時間に限らず、例えば、所定の人物が撮影されている画像の枚数などであってもよい。また、直方体の側面のうちの正面に接する面は、右の面に限らず、左の面であってもよい。さらに、直方体の天頂面に表示される「笑顔」や「太陽」などの代表画像は、画像読み出し部87によって読み出され、表示制御部86によって表示されるようにしてもよい。
また、上述した説明において、生成される3次元のモデルは、天頂面と底面とが四角形である直方体を表示させるものとして説明したが、四角形に限らず、グループについての情報に応じて、平面や曲面などの面を有する立体画像を表示させるためのモデルであればよく、例えば、天頂面と底面とが六角形や八角形などの多角形である角柱を表示させるモデル、または円柱、球、若しくは楕球などを表示させるモデルであってもよい。
さらに、その直方体や球などの立体画像の形状に相似した形状の立体画像を表示させるモデルを生成するようにしてもよい。より具体的には、立体画像が球である場合、グループについての情報に応じて、球の半径を変化させるようにしてもよい。この場合、3次元的に形状が変化するので、ユーザは、直方体の高さが変化するよりも直感的にその変化を把握することができる。
以上のように、データに関する情報の表示を制御するようにした場合には、データに関する情報を表示することができる。また、グループについての情報のうちの第1の情報に応じて、表示のための3次元のモデルを生成し、グループについての情報であって第1の情報とは異なる第2の情報を、モデルに基づいて表示される立体画像へ重ねて表示することを制御するようにした場合には、グループ分けされたデータに関する複数の情報を、よりわかりやすく表示することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図1に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアである記録媒体20、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるRAM53や、フラッシュROM54を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである外部I/F19を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 デジタルカメラ, 11 カメラ部, 12 カメラDSP, 13 SDRAM, 14 媒体I/F, 15 制御部, 16 操作部, 17 表示部, 18 入力部, 19 外部I/F, 20 記録媒体, 51 システムバス, 52 CPU, 53 RAM, 54 フラッシュROM, 55 時計回路, 81 年月設定部, 82 カウンタ制御部, 83 情報検索部, 84 情報取得部, 85 モデル生成部, 86 表示制御部, 87 画像読み出し部, 88 情報選択部