JP2012090188A - 画像再生装置、画像再生方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドショー再生において再生の冗長性などを軽減する。
【解決手段】入力画像201〜203の撮影後、入力画像201を加工することによって入力画像204が生成され、その後、入力画像205が撮影されたとき、入力画像201〜205は夫々画像ファイル221〜225に格納されて記録媒体に記録される。このとき、入力画像204が入力画像201の加工画像であることを示すリンク情報を画像ファイル221又は224のヘッダ領域に記録しておく。スライドショー再生時には、リンク情報に基づき入力画像201及び204のどちらか一方を再生対象から除外する。或いは、入力画像201及び204を連続的に再生する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像の再生を行うための画像再生装置、画像再生方法及びプログラムに関する。
複数の入力画像の再生方法として、スライドショーによる再生方法がある。代表的なスライドショー再生方法では、再生対象に含められた入力画像を単純にファイル番号順又は生成時刻順に並べた上で1枚ずつ一定時間間隔にて順次表示画面上に表示する。ファイル番号は、通常、生成時刻順に付与される。従って、スライドショー再生では、基本的に時系列に沿って再生が進行し、入力画像によっては再生映像が全体として物語のような映像効果を生み出すことがある。
他方、画像再生装置には、入力画像を加工する機能が備えられていることが多い。入力画像の加工とは、入力画像の輝度、彩度又は色相の変更、入力画像の画像サイズの拡大又は縮小などである。
今、図26に示す如く、デジタルカメラにおいて入力画像901〜903を撮影した後、入力画像901を加工することによって入力画像904を生成し、その後、入力画像905を撮影したことを想定する。この場合、通常、入力画像901〜905を格納する5つの画像ファイルに対して生成時刻順に連続番号であるファイル番号が与えられた上で、それらの画像ファイルが半導体メモリ等の記録媒体に記録される。
従って、入力画像901〜905を再生対象に含めたスライドショー再生を実行すると、図27に示す如く、入力画像901、902、903、904及び905が、この順番で順次再生されることになる。
また、動画像の撮影中に静止画像を撮影可能なデジタルカメラも普及している。この種のデジタルカメラにおいて、図28(a)及び(b)に示す如く、動画像911の撮影期間中に静止画像912及び913を撮影し、動画像911の撮影終了後に、静止画像914及び915を撮影した場合を考える。この場合において、画像911〜915を再生対象の入力画像として含めたスライドショー再生を実行すると、図29に示す如く、画像911、912、913、914及び915が、この順番で順次再生されることになる。
尚、複数の画像間の類似度に応じたスライドショー再生を行う方法も提案されている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。
特開2006−140559号公報 特開2006−246127号公報
図26の入力画像901と入力画像904は互いに関連していると言え、図28(b)の入力画像911と入力画像912及び913も互いに関連していると言える。しかしながら、従来のスライドショー再生では、それらの関連性を全く考慮することなく再生が行われる。このため、再生映像が全体として冗長になる等の弊害が生じえる。例えば、図27のスライドショー再生では、入力画像901とそれに類似していると思われる入力画像904とが別個独立に再生されるため、再生内容が冗長になりうる。
そこで本発明は、複数の画像間の関係に応じた適切なスライドショー再生を実行しうる画像再生装置、画像再生方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像再生装置は、第1及び第2入力画像を含む複数の入力画像の再生を行う画像再生装置において、前記複数の入力画像を順次再生するスライドショー再生を実行する再生制御部と、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記第1及び第2入力画像間の関係に応じたリンク情報を生成するリンク情報処理部と、を備え、前記再生制御部は、前記リンク情報が存在する場合、前記リンク情報に基づいて前記スライドショー再生を実行することを特徴とする。
第2入力画像が第1入力画像に基づく画像である場合などにおいて第1及び第2入力画像間の関係に応じたリンク情報を生成し、リンク情報に応じてスライドショー再生を行うことで、第1及び第2入力画像間の関係に応じた適切なスライドショー再生を実行することが可能となる。
具体的には例えば、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記第1及び第2入力画像の何れか一方を再生対象から除外する。
これにより、再生内容の冗長性の抑制効果が期待される。
或いは例えば、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記第1及び第2入力画像を同時に再生する。
これによっても、再生内容の冗長性の抑制効果が期待される。
更に或いは例えば、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合とそうでない場合との間で、前記スライドショー再生における前記複数の入力画像の再生順序は異なり、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、前記再生制御部は、前記スライドショー再生において前記第1及び第2入力画像が連続して再生されるように前記再生順序を決定する。
これにより、再生映像の物語性が維持されうる。
更に或いは例えば、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記再生制御部は、前記第2入力画像の撮影時刻を基準とする特定期間を設定し、前記スライドショー再生において前記特定期間中の前記動画像を再生する。
更に或いは例えば、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記動画像の再生を行いつつ前記動画像の再生中に前記静止画像の再生を挿入する。
また具体的には例えば、前記リンク情報処理部は、前記リンク情報を、前記第1入力画像の画像データを格納している第1画像ファイル、前記第2入力画像の画像データを格納している第2画像ファイル、又は、前記第1及び第2画像ファイルとは異なるファイルに格納した上で記録媒体に記録する。
また具体的には例えば、前記第1入力画像に基づく画像は、前記第1入力画像を加工することで得た画像である。
本発明に係る画像再生方法は、第1及び第2入力画像を含む複数の入力画像の再生を行う画像再生方法において、前記複数の入力画像を順次再生するスライドショー再生を実行する再生制御ステップと、前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記第1及び第2入力画像間の関係に応じたリンク情報を生成するリンク情報処理ステップと、を実行し、前記再生制御ステップでは、前記リンク情報が存在する場合、前記リンク情報に基づいて前記スライドショー再生を実行することを特徴とする。
そして、上記の再生制御ステップ及びリンク情報処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを形成すると良い。
本発明によれば、複数の画像間の関係に応じた適切なスライドショー再生を実行しうる画像再生装置、画像再生方法及びプログラムを提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部構成図である。 画像ファイルの構造を示す図である。 画像ファイルのヘッダ領域に格納することのできる付加データの内容を説明するための図である。 画像編集機能及びスライドショー機能の実現に関与する部位のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る5つの入力画像及び5つの画像ファイルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る基本スライドショー再生の内容を示す図である。 本発明の第1実施形態に係り、リンク情報の記録に関する3つのリンク方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生の具体的手順における動作フローチャートである。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生における再生内容を表す図である。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生における他の再生内容を表す図である。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生における更に他の再生内容を表す図である。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生における更に他の再生内容を表す図である。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生の他の具体的手順における動作フローチャートである。 本発明の第1実施形態に係り、改良スライドショー再生の更に他の具体的手順における動作フローチャートである。 本発明の第1実施形態の応用例に係る複数の画像ファイルを示す図である。 本発明の第2実施形態に係り、動画像及び静止画像の撮影時間関係を示す図(a)と、5つの入力画像及び5つの画像ファイルを示す図(b)である。 本発明の第2実施形態に係る基本スライドショー再生の内容を示す図である。 本発明の第2実施形態に係り、リンク情報の記録に関する3つのリンク方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係り、改良スライドショー再生における再生内容を表す図である。 本発明の第2実施形態に係り、改良スライドショー再生における他の再生内容を表す図である。 本発明の第2実施形態に係り、改良スライドショー再生における更に他の再生内容を表す図である。 本発明の第2実施形態に係り、改良スライドショー再生における更に他の再生内容を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係り、改良スライドショー再生における更に他の再生内容を説明するための図である。 本発明に係る電子機器の内部ブロック図である。 従来技術を説明するための図であって、5つの入力画像の時間的関係を説明するための図である。 図26の画像に対する、従来のスライドショー再生の内容を表す図である。 従来技術を説明するための図であって、5つの入力画像(1つの動画像と4つの静止画像)の時間的関係を説明するための図である。 図28の画像に対する、従来のスライドショー再生の内容を表す図である。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。また、撮像装置1は、携帯電話機などの携帯端末に搭載されるものであっても良い。
撮像装置1は、撮像部11と、AFE(Analog Front End)12と、主制御部13と、内部メモリ14と、表示部15と、記録媒体16と、操作部17と、を備えている。尚、表示部15は撮像装置1の外部機器(不図示)に設けられたものである、と解釈しても良い。
図2に、撮像部11の内部構成図を示す。撮像部11は、光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。光学系35は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから形成される。ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31は光軸方向に移動可能である。ドライバ34は、主制御部13からの制御信号に基づいてズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の各位置並びに絞り32の開度を駆動制御することにより、撮像部11の焦点距離(画角)及び焦点位置並びに撮像素子33への入射光量(換言すれば、絞り値)を制御する。
撮像素子33は、光学系35及び絞り32を介して入射した被写体を表す光学像を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号をAFE12に出力する。より具体的には、撮像素子33は、マトリクス状に二次元配列された複数の受光画素を備え、各撮影において、各受光画素は露光時間に応じた電荷量の信号電荷を蓄える。蓄えた信号電荷の電荷量に比例した大きさを有する各受光画素からのアナログ信号は、撮像装置1内で生成される駆動パルスに従って順次AFE12に出力される。
AFE12は、撮像部11(撮像素子33)から出力されるアナログ信号を増幅し、増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。AFE12は、このデジタル信号をRAWデータとして主制御部13に出力する。AFE12における信号増幅の増幅度は、主制御部13によって制御される。
主制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から成る。主制御部13は、AFE12からのRAWデータに基づいて、撮像部11によって撮影された画像(以下、撮影画像とも言う)を表す画像データを生成する。ここで生成される画像データには、例えば、輝度信号及び色差信号が含まれる。但し、RAWデータそのものも画像データの一種であり、撮像部11から出力されるアナログ信号も画像データの一種である。また、主制御部13は、表示部15の表示内容を制御する表示制御部としての機能をも備え、表示に必要な制御を表示部15に対して行う。
内部メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等にて形成され、撮像装置1内で生成された各種データを一時的に記憶する。
表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、撮影された画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。本明細書において、単に表示及び表示画面と言った場合、それらは、表示部15における表示及び表示画面を指すものとする。表示部15にはタッチパネル19が設けられており、ユーザは、表示部15の表示画面を操作体(指やタッチペンなど)で触れることで撮像装置1に特定の指示を与えることができる。尚、タッチパネル19を割愛することも可能である。
記録媒体16は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、撮影画像の画像データ等を記録する。操作部17は、静止画像の撮影指示を受け付けるシャッタボタン20等を備え、外部からの各種操作を受け付ける。操作部17に対する操作内容は、主制御部13に伝達される。
撮像装置1には、入力画像を加工する画像編集機能と、表示部15にて複数の入力画像を順次再生させるスライドショー機能と、が備えられている。入力画像とは、任意の静止画像又は動画像である。ここでは、入力画像が撮像装置1によって撮影された静止画像又は動画像であり、入力画像の画像データが記録媒体16に記録されていることを想定する。画像データを記録媒体16に記録する際、画像データを圧縮するようにしても良い。以下の説明では、説明の簡略化上、画像データが圧縮されているか否かを意識しない。
入力画像の画像データを、画像ファイルに格納した上で記録媒体16に記録することができる。図3に、1つの画像ファイルの構造を示す。1つの静止画像又は動画像に対して1つの画像ファイルを作成することができる。画像ファイルの構造を任意の規格に準拠させることができる。画像ファイルは、静止画像又は動画像の画像データが格納される本体領域と、付加データが格納されるヘッダ領域と、からなる。
図4に示す如く、或る画像ファイルに対する付加データに、当該画像ファイルの固有名称であるファイル名、当該画像ファイルに対応する入力画像の撮影時刻を表す撮影時刻データ、当該画像ファイルに対応する入力画像の撮影地点を表す撮影地点データ、当該画像ファイルに対応する入力画像の生成時刻を表す生成時刻データなどを含めることができる。
入力画像が動画像である場合、その入力画像の撮影時刻は、例えば、入力画像としての動画像の撮影開始時刻とされる。或る入力画像が撮像装置1の撮影によって得られた画像そのものである場合(即ち、或る入力画像が後述の加工編集処理を経て得られた画像ではない場合)、その入力画像の撮影時刻と生成時刻は一致する。画像ファイルに格納された入力画像が後述の加工編集処理を経て得られた画像である場合、当該入力画像の生成時刻は当該画像編集処理が成された時刻であるため、当該入力画像の撮影時刻と生成時刻は相違する。付加データに、撮影時刻データ及び生成時刻データの内、何れか一方の時刻データしか含められていない場合もある。
図5に、画像編集機能及びスライドショー機能の実現に特に関与する部位のブロック図を示す。画像処理部51、リンク情報処理部52及び表示制御部53を、例えば、図1の主制御部13に設けておくことができる。表示制御部53には、スライドショー制御部54が設けられている。
画像処理部51は、ユーザの編集指示に従って、記録媒体16に記録されている任意の入力画像を自由に加工することができる。編集指示を含むユーザによる任意の指示を、タッチパネル19又は操作部17への操作によって実現することができる。編集指示に従って入力画像を加工する処理を、加工編集処理と呼ぶ。編集指示に従って入力画像の画像データを変更する任意の処理は、入力画像の加工編集処理に相当する。例えば、入力画像の全体又は一部における輝度、彩度又は色相を変更する処理、入力画像の画像サイズを拡大又は縮小させる処理、入力画像の一部を切り出す処理(即ち、入力画像に対するトリミング)、入力画像に任意の指標(文字やアイコン等)を重畳する処理は、入力画像の加工編集処理に相当する。
リンク情報処理部52は、必要に応じてリンク情報を生成し、リンク情報を記録媒体16に記録させる。リンク情報の意義及び利用方法については後述される。
表示制御部53は、記録媒体16から読み出された任意の入力画像又は入力画像に基づく画像を表示部15の表示画面に表示させる制御を行う。スライドショー制御部54は、表示部15を用いて複数の入力画像を順次再生させるための処理を実行する。複数の入力画像を一定の間隔をおいて順次再生させることをスライドショー再生と呼ぶ。入力画像の再生とは、入力画像を表示画面上に表示させることを意味する。
以下、加工編集処理を経ていない入力画像と加工編集処理を経て得られた入力画像とを区別する必要がある場合、前者の入力画像を特に原画像と呼び、後者の入力画像を特に加工画像と呼ぶ。撮像装置1の撮影によって得られた静止画像又は動画像は、加工編集処理が施されることなく、まず記録媒体16に記録される。この時点で記録される静止画像又は動画像は原画像である。その後、原画像に対して加工編集処理が施された場合、その加工編集処理後の原画像(換言すれば、原画像に加工編集処理を施して得られた画像)は加工画像である。
今、図6に示される5つの入力画像201〜205が記録媒体16に記録されていることを想定する。図6には、入力画像201〜205の画像データを格納する5つの画像ファイルが示されている。入力画像201〜205の画像データは、夫々、画像ファイル221〜225に格納されている。
入力画像201〜205の内、1以上の入力画像は動画像であっても良い。仮に入力画像201が動画像である場合、スライドショー再生の実行中における入力画像201の再生は、入力画像201としての動画像の代表フレーム(例えば、1番目のフレーム)の再生、又は、入力画像201としての動画像の一部又は全部の再生である。但し、ここでは、入力画像201〜205が全て静止画像であることを想定する。また、入力画像201、202及び203及び205は原画像であって且つ入力画像204は加工画像であることを想定する。
最初に入力画像201が撮影された後、次に入力画像202が撮影され、更にその次に入力画像203が撮影されたものとする。入力画像203の撮影後、加工編集処理により入力画像201が加工され、入力画像201に加工編集処理を施すことで入力画像204が生成されたものとする。例えば、入力画像201の一部を切り出すことで得た画像が入力画像204とされる。入力画像204の生成後に、入力画像205が撮影されたものとする。従って、入力画像201、202、203及び205の撮影時刻の内、入力画像201の撮影時刻が最も早く、入力画像205の撮影時刻が最も遅い。入力画像204は入力画像201に基づく画像であるため、入力画像204の撮影時刻を入力画像201のそれと同じであるとみなすことができ、従って、画像ファイル224のヘッダ領域内の撮影時刻データを画像ファイル221のヘッダ領域内の撮影時刻データと一致させることができる。これに対し、入力画像201〜205の生成時刻の内、入力画像の生成時刻が1、2、3及び4番目に早い入力画像は、夫々、入力画像201、202、203及び204であり、入力画像の生成時刻が最も遅い入力画像は入力画像205である。また、加工画像の撮影地点データを、その加工画像の元になった原画像の撮影地点データと一致させることができる。従って、画像ファイル224のヘッダ領域内の撮影地点データを画像ファイル221のヘッダ領域内の撮影地点データと一致させることができる。
ファイル名に連続番号を含めることができる。この連続番号を、ファイル番号とも呼ぶ。ここでは、生成時刻が早いものから遅いものに向かって、ファイル番号“1”、“2”、“3”、“4”、 “5”、・・・が与えられるものとする。従って、画像ファイル221、222、223、224及び225のファイル名に、夫々、ファイル番号“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”が割り振られる。図6の例では、各ファイル番号の前に“00”を付与し、更にその前に記号“SAN”を付与することで各ファイル名を構成している。
ユーザは、操作部17又はタッチパネル19を用い、入力画像201〜205を再生対象に含めたスライドショー再生の実行を指示することができる。この指示が成された場合、スライドショー制御部54は、スライドショー再生の一種である基本スライドショー再生αを成すことができる。
基本スライドショー再生αでは、入力画像201〜205を単純にファイル番号順に並べた上で、順次1枚ずつ再生する。即ち、小さなファイル番号が与えられた入力画像から先に再生されるように、入力画像201〜205を順次1枚ずつ再生する。換言すれば、より小さなファイル番号が与えられた入力画像から順番に、第1、第2、第3、第4、第5・・・の再生順位を与える。より小さな再生順位を有する入力画像から順に再生が行われる(後述の改良スライドショー再生β等においても同様)。尚、第iの再生順位は、第(i+1)の再生順位よりも小さいと考える。
或いは、基本スライドショー再生αでは、入力画像201〜205を単純に生成時刻順に並べた上で、順次1枚ずつ再生する。即ち、より早い生成時刻に対応する入力画像から先に再生されるように、入力画像201〜205を順次1枚ずつ再生する。換言すれば、より早い生成時刻に対応する入力画像から順番に、第1、第2、第3、第4、第5・・・の再生順位を与える。
何れにせよ、基本スライドショー再生αでは、入力画像201〜205のファイル番号のみ又は入力画像201〜205の生成時刻のみに基づいて入力画像201〜205の再生順序が決定され、結果、図7に示す如く、入力画像201、202、203、204及び205が、この順番で順次1枚ずつ再生される。スライドショー制御部54が、基本スライドショー再生αにおいて決定する再生順序を特に基本再生順序と呼ぶ。
基本スライドショー再生αには、改善すべき幾つかの点が存在する。スライドショー制御部54は、基本スライドショー再生αとの比較において有益性を有する改良スライドショー再生βを成すこともできる。改良スライドショー再生βも、スライドショー再生の一種である。第1実施形態では、以下、特に記述なき限り、スライドショー再生として改良スライドショー再生βが成されるものとする。
改良スライドショー再生βの実現には、図5のリンク情報処理部52によるリンク情報の生成及び記録が必要である。リンク情報は、複数の入力画像間の対応関係を示しており、複数の画像ファイル間の対応関係を示しているとも言える。リンク情報の生成及び記録方法として、リンク方法A〜Aの何れかを採用可能である。
リンク方法Aでは、図8(a)に示す如く、リンク情報を、加工画像の画像ファイルである画像ファイル224のヘッダ領域に格納した上で記録媒体16に記録する。画像ファイル224のヘッダ領域に格納されるリンク情報は、例えば画像ファイル221のファイル名を含んでいる。
リンク方法Aは、図8(b)に示す如く、リンク情報を、原画像の画像ファイルである画像ファイル221のヘッダ領域に格納した上で記録媒体16に記録する。画像ファイル221のヘッダ領域に格納されるリンク情報は、例えば画像ファイル224のファイル名を含んでいる。
リンク方法Aでは、図8(c)に示す如く、画像ファイル221〜225とは異なるリンクファイル230がリンク情報処理部52により作成され、リンクファイル230内にリンク情報が格納される。リンク情報を含んだリンクファイル230は、記録媒体16に記録される。
リンク方法A〜Aの何れを採用した場合においても、リンク情報は、入力画像204が入力画像201に基づく加工画像であることを示す共に入力画像201が加工画像204に元になった原画像であることを示している。
改良スライドショー再生βの具体的手順として、以下に、具体的手順B〜Bを説明する。尚、具体的手順B〜Bの何れにおいても、リンク情報が記録媒体16に記録されていない場合には、基本スライドショー再生αと同じ再生が成される。
[具体的手順B
改良スライドショー再生βの具体的手順Bを説明する。具体的手順Bでは、図8(a)に対応するリンク方法Aが採用されていることを想定する。図9は、具体的手順Bにおける撮像装置1の動作フローチャートである。
まず、ステップS11において、リンク方法Aにより加工画像に対応するヘッダ領域にリンク情報が記録される。その後、ステップS12においてユーザによりスライドショー再生の開始指示が成されると、ステップS13においてスライドショー制御部54は、再生対象になっている全ての画像ファイルのヘッダ情報を記録媒体16から読み込むことでリンク情報を取得する。ヘッダ情報とは、ヘッダ領域に格納されているデータ又は情報を指す。ここでは、画像ファイル224のヘッダ領域からリンク情報が取得される。リンク情報が取得されると、ステップS14において、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づくスライドショー再生(即ち、改良スライドショー再生β)を実行する。
仮に、或る画像ファイルに対して記録処理が行われている最中に撮像装置1の電源が遮断されたりすると、その画像ファイルが破壊されて復元できないこともある。リンク方法Aを利用する場合には、リンク情報の記録時において原画像の画像ファイルに対し記録処理が行われないため、原画像の画像ファイルを損失するおそれが無い(或いは軽減される)。
ステップS14におけるスライドショー再生に、以下の再生方法C〜Cの何れかを採用可能である。
――再生方法C――
再生方法Cを説明する。再生方法Cにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が加工画像の元になった原画像であるのかを特定し、特定した原画像を再生対象から除外した上で、スライドショー再生を実行する。従って、入力画像201は再生対象から除外されて再生されず、入力画像202〜205が再生対象として順次再生される。
スライドショー制御部54は、上述の基本再生順序を基準にして入力画像202〜205の再生順序を設定することができる。
例えば、入力画像202〜205のファイル番号又は生成時刻に基づいて入力画像202〜205の再生順序が決定することができる。この場合、図10(a)に示す如く、入力画像202、203、204、205には、夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位が与えられる。上述したように、より小さな再生順位を有する入力画像から順に再生が行われる。
但し、入力画像202、203及び205に対してはファイル番号又は生成時刻に基づいて再生順位を設定する一方、加工画像204に対しては基本スライドショー再生αにおいて原画像201に与えられるべきであった再生順位を与えるようにしても良い。この場合、図10(b)に示す如く、入力画像204、202、203、205に夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位が与えられることになる。
――再生方法C――
再生方法Cを説明する。再生方法Cにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が加工画像であるのかを特定し、加工画像を再生対象から除外した上で、スライドショー再生を実行する。従って、入力画像204は再生対象から除外されて再生されず、入力画像201〜203及び205が再生対象として順次再生される。
再生方法Cが採用された場合、スライドショー制御部54は、基本スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて、入力画像201〜203及び205の再生順序を設定することができる。結果、この場合、図11(a)に示す如く、入力画像201、202、203、205に、夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位が与えられる。
基本スライドショー再生αでは、原画像201とそれに類似していると予想される加工画像204とが別個に再生されるため、再生内容が冗長になりうる。再生方法C又はCによれば、原画像201及び加工画像204の何れか一方の再生が割愛されるため、このような冗長性の改善が見込める。図11の例では、再生が割愛される加工画像の枚数が1枚であるが、加工画像が複数存在する場合には、複数の加工画像の再生を割愛することができる。
――再生方法C――
再生方法Cを説明する。再生方法Cにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が加工画像であるのかを特定すると共に何れの入力画像が加工画像の元になった原画像であるのかを特定し、特定した原画像及び加工画像を同時に再生する。
具体的には例えば、図12(a)に示す如く、原画像201上に加工画像204を重畳し、加工画像204が重畳された原画像201を表示画面に表示する。この際、加工画像204が重畳された原画像201と単なる原画像201とを同一視した上で、基本スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて入力画像201〜203及び205の再生順序を設定することができる。この場合、加工画像204が重畳された原画像201、入力画像202、203、205に、夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位が与えられる。
或いは例えば、図12(b)に示す如く、加工画像204上に原画像201を重畳し、原画像201が重畳された加工画像204を表示画面に表示する。この際、基本スライドショー再生αにおいて原画像201に与えられるべきであった再生順位を、原画像201が重畳された加工画像204に、与えるようにしても良い。他の入力画像に対しては、基本スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて再生順位が与えられる。結果、例えば、原画像201が重畳された加工画像204、入力画像202、203、205に、夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位が与えられる。原画像201が重畳された加工画像204と単なる加工画像204とを同一視することで、入力画像202、入力画像203、原画像201が重畳された加工画像204、入力画像205に、夫々、第1、第2、第3、第4の再生順位を与えるようにしても良い。尚、原画像と加工画像を同時に再生する方法は上述の方法に限定されず、例えば、表示画面上において原画像と加工画像を並べて同時表示するようにしても良い。
基本スライドショー再生αでは、原画像201とそれに類似していると予想される加工画像204とが別個に再生されるため、再生内容が冗長になりうる。再生方法Cによれば、原画像201及び加工画像204が同時に再生されるため、このような冗長性の改善が見込める。
――再生方法C――
再生方法Cを説明する。再生方法Cにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が加工画像であるのかを特定すると共に何れの入力画像が加工画像の元になった原画像であるのかを特定し、特定した原画像及び加工画像が時間的に連続して再生されるように、複数の入力画像の再生順序を決定する(換言すれば、上述の基準再生順序を変更する)。
即ち、原画像201と加工画像204が連続して再生されるように、加工画像204に与えられる再生順位を、基準再生順序におけるそれから変更する。他の入力画像(201〜203及び205)に対しては、基本スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて再生順位が与えられる。この結果、図13に示す如く、入力画像201、204、202、203、205に、夫々、第1、第2、第3、第4、第5の再生順位が与えられる。
スライドショー再生は、時系列に沿って再生が進行することが通常であり、スライドショー再生の閲覧者も時系列に沿って再生が進行することを予想又は期待している。また、時系列に沿って再生が進行することで再生映像が全体として物語のような映像効果を生み出す。仮に、基本スライドショー再生αの如く(図7)、入力画像202及び203よりも前に撮影された原画像201に基づく加工画像204を、入力画像202及び203よりも後に再生したならば、このような物語性が崩れてしまう。再生方法Cは、このような物語性の維持に貢献する。
[具体的手順B
改良スライドショー再生βの具体的手順Bを説明する。具体的手順Bでは、図8(b)に対応するリンク方法Aが採用されていることを想定する。図14は、具体的手順Bにおける撮像装置1の動作フローチャートである。
まず、ステップS31において、リンク方法Aにより原画像に対応するヘッダ領域にリンク情報が記録される。その後、ステップS32においてユーザによりスライドショー再生の開始指示が成されると、ステップS33においてスライドショー制御部54は、再生対象になっている全ての画像ファイルを、ファイル番号順又は生成時刻順に並べる。この結果、画像ファイル221〜225が夫々第1〜第5番目の画像ファイルとして設定される。次に、ステップS34において変数jに1が代入され、続くステップS35において、スライドショー制御部54は、第j番目の画像ファイルのヘッダ情報を読み込む。その後、ステップS36において、読み込んだヘッダ情報にリンク情報が含まれているか否かを確認する。読み込んだヘッダ情報にリンク情報が含まれている場合、ステップS37においてスライドショー制御部54は、リンク情報に基づく入力画像の再生を行い、読み込んだヘッダ情報にリンク情報が含まれていない場合、ステップS38においてスライドショー制御部54は、第j番目の画像ファイルの入力画像を再生する。ステップS37又はS38における再生後、ステップS39にて変数jに1が加算されてからステップS35に戻る。ステップS35以降の各処理は、再生対象の画像ファイルが無くなるまで繰り返し実行される。
ステップS37における再生処理に、上述の再生方法C〜Cの何れかを適用可能である。換言すれば、上述の再生方法C、C、C又はCによるスライドショー再生と同様の再生結果が得られるように、ステップS37における再生処理を実行することができる。
リンク方法Aの採用時には、入力画像201のヘッダ領域にリンク情報が存在しているため、j=1のときにステップS37の再生処理が実行される。
従って例えば、j=1のときに取得されたリンク情報に基づき、原画像201を再生対象から除外し、以後、図10(a)に示す如く入力画像202、203、204及び205がこの順番で順次再生されるようにしても良いし、図10(b)に示す如く入力画像204、202、203及び205がこの順番で順次再生されるようにしても良い。
或いは例えば、j=1のときに取得されたリンク情報に基づき、加工画像204を再生対象から除外し、以後、図11に示す如く入力画像201、202、203及び205がこの順番で順次再生されるようにしても良い。
更に或いは例えば、j=1のときに取得されたリンク情報に基づき、加工画像204が重畳された原画像201又は原画像201が重畳された加工画像204を生成し、以後、図12(a)に示す如く加工画像204が重畳された原画像201、入力画像202、203及び205がこの順番で順次再生されるようにしても良いし、図12(b)に示す如く原画像201が重畳された加工画像204、入力画像202、203及び205がこの順番で順次再生されるようにしても良い。
更に或いは例えば、j=1のときに取得されたリンク情報に基づき、入力画像201及び204に夫々第1及び第2の再生順位を与え、図13に示す如く入力画像201及び204を連続して再生するようにしても良い(この後は、入力画像202、203及び205が順次再生される)。
図9に示す動作では、スライドショー再生を実際に開始する前に、再生対象になっている画像ファイルのヘッダ情報を全て読み込む必要がある。これに対し、図14に示す動作では、そのような必要性は無い。即ち、再生対象になっている画像ファイルのヘッダ情報を全て読み込まなくとも実際の再生を開始することができるため、ユーザによるスライドショー再生の開始指示から実際にスライドショー再生が開始されるまでのタイムラグを短縮することができる。
但し、図8(b)に対応するリンク方法Aを採用する場合においても、図9に示す動作と同様、スライドショー再生の開始指示後に(即ち、図14のステップS32の後に)、図9のステップS13及びS14の処理を実行するようにしても良い。
[具体的手順B
改良スライドショー再生βの具体的手順Bを説明する。具体的手順Bでは、図8(c)に対応するリンク方法Aが採用されていることを想定する。図15は、具体的手順Bにおける撮像装置1の動作フローチャートである。
まず、ステップS51において、リンク方法Aによりリンク情報をリンクファイル230に格納した上で記録媒体16に記録する。その後、ステップS52においてユーザによりスライドショー再生の開始指示が成されると、ステップS53においてスライドショー制御部54は、リンクファイル230を記録媒体16から読み込むことでリンク情報を取得する。その後、ステップS54において、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づくスライドショー再生(即ち、改良スライドショー再生β)を実行する。ステップS54におけるスライドショー再生は、図9のステップS14におけるそれと同じである。従って、上述の再生方法C〜Cの何れかを利用してステップS54におけるスライドショー再生を成すことができる。
尚、図14のステップS35を繰り返し実行することで順次読み込まれるヘッダ情報を列挙したものがリンクファイル230に格納されている、と考えることもできる。従って、図15のステップS51及びS52の後、ステップS53及びS54ではなく、図14のステップS33〜S39と同様の処理を実行するようにしても良い。
リンク方法Aを利用する場合には、リンク情報の記録時において原画像及び加工画像の画像ファイルに対し記録処理が行われないため、原画像及び加工画像の画像ファイルを損失するおそれが無い(或いは軽減される)。
[応用例B
改良スライドショー再生βの応用例Bを説明する。ユーザは、タッチパネル19又は操作部17を用いて様々なファイル操作の実行を撮像装置1に指示することができる。ファイル操作には、例えば、或る画像ファイルのファイル名を変更する処理や、或る画像ファイルを記録媒体16から削除する処理が含まれる。
リンク情報によって、複数の入力画像間の対応関係が示されるのではあるが、リンク情報の作成後に、リンク情報に関連する画像ファイルのファイル名が変更されたり、リンク情報に関連する画像ファイルが削除されたりすると、問題が生じ得る。
例えば、図8(b)のリンク方法Aを採用した場合において、図6に示す如く入力画像201〜203を格納した画像ファイル221〜223が記録された後、入力画像201に対する加工編集処理により入力画像204及び画像ファイル224が生成されると、画像ファイル221のヘッダ領域に画像ファイル224のファイル名“SAN0004”がリンク情報として書き込まれる。この後、仮にファイル操作によって画像ファイル224が削除されると共に、入力画像204と異なる他の入力画像を格納した画像ファイルに対して新たにファイル名“SAN0004”が付与されると、入力画像201と何ら関係の無い該他の入力画像が、入力画像201の加工画像と取り扱われた上でスライドショー再生が実行されることになる。このような事態は避けられるべきである。
そこで、応用例Bでは、リンク情報が示す対応関係の信頼性を補強する方法を提案する。この信頼性の補強方法は、具体的手順B〜Bの何れに対しても適用可能である。以下に示す如くリンク情報の有効又は無効を判断することにより、信頼性の補強を成すことができる。
今、図16(a)に示す如く画像ファイル271及び272に夫々入力画像251及び252が格納されており、入力画像252が原画像251に基づく加工画像であることがリンク情報281によって示されていることを想定し、上記補強方法を説明する。リンク情報281は、例えば、画像ファイル271のヘッダ領域に格納された、画像ファイル272のファイル名である。
入力画像252が原画像251に基づく加工画像であるならば、両者の撮影時刻データは一致しているはずである。そこで、画像ファイル271及び272の撮影時刻データが一致しているという条件(以下、第1条件という)を設定し、第1条件の充足時にリンク情報281が有効であると判断し、第1条件の不充足時にはリンク情報281が無効であると判断しても良い。
また、入力画像252が原画像251に基づく加工画像であるならば、両者の撮影地点データは一致しているはずである。そこで、画像ファイル271及び272の撮影地点データが一致しているという条件(以下、第2条件という)を設定し、第2条件の充足時にリンク情報281が有効であると判断し、第2条件の不充足時にはリンク情報281が無効であると判断しても良い。
また、入力画像252が原画像251に基づく加工画像であるならば、両者はある程度類似しているはずである。そこで、入力画像251及び252が互いに類似しているという条件(以下、第3条件という)を設定し、第3条件の充足時にリンク情報281が有効であると判断し、第3条件の不充足時にはリンク情報281が無効であると判断しても良い。入力画像251及び252が互いに類似しているか否かの判断方法として、公知の方法(例えば、上記特許文献1又は2に記載された方法)を含む任意の判断方法を利用可能である。入力画像251及び252の画像データから入力画像251及び252の画像特徴量を個別に抽出し、入力画像251及び252の画像特徴量を対比することによって入力画像251及び252が互いに類似しているか否かを判断することができる。
第1〜第3条件の内の何れか2つが充足しているときにのみリンク情報281が有効であると判断しても良いし、第1〜第3条件が全て充足しているときにのみリンク情報281が有効であると判断しても良い。
リンク情報281が有効であると判断された場合、入力画像252が原画像251に基づく加工画像であるという事象の信頼性は高いと判断し、スライドショー制御部54は、具体的手順B〜Bで述べた通りのスライドショー再生を成すことができる。一方、リンク情報281が無効であると判断された場合、入力画像252が原画像251に基づく加工画像であるという事象の信頼性は低いと判断し、スライドショー制御部54は、リンク情報281の存在を無視してスライドショー再生を成すことができる。
尚、図16(b)に示す如く、画像ファイル271のヘッダ領域にリンク情報281が格納されているだけでなく、画像ファイル272のヘッダ領域にもリンク情報282が格納されている場合には、リンク情報281及び282を照合することによって上記信頼性の高低判断を更に補強することができる。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態を基礎とする実施形態であり、第2実施形態において特に述べない事項に関しては、矛盾なき限り、第1実施形態の記載が第2実施形態にも適用される。
第2実施形態では、図17(a)に示されるような撮影順序で撮影が成され、結果、図17(b)に示す入力画像301〜305が得られたことを想定する。入力画像301は動画像であり、入力画像302〜305の夫々は静止画像である。従って、以下では、入力画像301を動画像301と表記することがあり、入力画像302〜305を静止画像302〜305と表記することがある。入力画像301〜305の画像データは、画像ファイル321〜325の本体領域に格納された上で記録媒体16に記録される。
時間が進行するにつれ、時刻t、t、t、t、t及びtがこの順番で訪れるものとする。時刻tから時刻tまでの期間が動画像301の撮影期間であり、動画像301の撮影期間中の時刻である時刻t及びtにおいて、夫々、静止画像302及び303が撮影されたものとする。時刻tにおけるRAWデータから、時刻tにおける動画像301のフレームを生成することができると共に、静止画像302を生成することができる(時刻tについても同様)。動画像301の撮影終了後、時刻t及びtにおいて、夫々、静止画像304及び305が撮影されたものとする。
ここでは、動画像301の撮影時刻データが動画像301の撮影開始時刻tを表しているものとする。そうすると、入力画像301〜305の内、入力画像301の撮影時刻が最も早い。第1実施形態と同様、画像ファイル321〜325のファイル名にファイル番号を含めることができる。ここでは、撮影時刻が早いものから遅いものに向かって、ファイル番号“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”が与えられるものとする。即ち、画像ファイル321、322、323、324及び325のファイル名に、夫々、ファイル番号“1”、“2”、“3”、“4”及び“5”が割り振られる。図17(b)の例では、各ファイル番号の前に“00”を付与し、更にその前に記号“SAN”を付与することで各ファイル名を構成している。
尚、動画像の画像ファイルと静止画像の画像ファイルとでは、通常、ファイル名の拡張子が異なる。従って、共通のファイル番号を有する動画像の画像ファイルと静止画像の画像ファイルを記録媒体16内に並存させることも可能であるが、ここでは、上述の如く、入力画像301〜305に互いに異なるファイル番号が与えられているものとする。
ユーザは、操作部17又はタッチパネル19を用い、入力画像301〜305を再生対象に含めたスライドショー再生の実行を指示することができる。スライドショー再生の実行中における入力画像301の再生は、入力画像301としての動画像の代表フレーム(例えば、1番目のフレーム)の再生、又は、入力画像301としての動画像の一部又は全部の再生である。スライドショー再生の実行が指示された場合、スライドショー制御部54(図5参照)は、スライドショー再生の一種である基本スライドショー再生αを成すことができる。
基本スライドショー再生αでは、入力画像301〜305を単純にファイル番号順に並べた上で、順次1枚ずつ再生する。即ち、小さなファイル番号が与えられた入力画像から先に再生されるように、入力画像301〜305を順次再生する。換言すれば、より小さなファイル番号が与えられた入力画像から順番に、第1、第2、第3、第4、第5・・・の再生順位を与える。第1実施形態でも述べたように、より小さな再生順位を有する入力画像から順に再生が行われる(後述の改良スライドショー再生β等においても同様)。
或いは、基本スライドショー再生αでは、入力画像301〜305を単純に撮影時刻順に並べた上で、順次再生する。即ち、より早い撮影時刻に対応する入力画像から先に再生されるように、入力画像301〜305を順次再生する。換言すれば、より早い撮影時刻に対応する入力画像から順番に、第1、第2、第3、第4、第5・・・の再生順位を与える。
何れにせよ、基本スライドショー再生αでは、入力画像301〜305のファイル番号のみ又は入力画像301〜305の撮影時刻のみに基づいて入力画像301〜305の再生順序が決定され、結果、図18に示す如く、入力画像301、302、303、304及び305が、この順番で順次再生される。
以下、動画像の撮影期間中に撮影された静止画像としての入力画像を、特に、対象静止画像と呼び、自身の撮影期間中に1枚以上の対象静止画像が撮影された動画像としての入力画像を対象動画像と呼ぶ。従って、入力画像301は対象動画像であり、入力画像302及び303は対象静止画像である。
基本スライドショー再生αには、改善すべき幾つかの点が存在する。スライドショー制御部54は、基本スライドショー再生αとの比較において有益性を有する改良スライドショー再生βを成すこともできる。改良スライドショー再生βも、スライドショー再生の一種である。第2実施形態では、以下、特に記述なき限り、スライドショー再生として改良スライドショー再生βが成されるものとする。
改良スライドショー再生βの実現には、図5のリンク情報処理部52によるリンク情報の生成及び記録が必要である。第1実施形態と同様、リンク情報は、複数の入力画像間の対応関係を示しており、複数の画像ファイル間の対応関係を示しているとも言える。第2実施形態に係るリンク情報の生成及び記録方法として、リンク方法D〜Dの何れかを採用可能である。リンク方法D〜Dは、夫々、図8(a)〜(c)のリンク方法A〜Aと類似している。
リンク方法Dでは、図19(a)に示す如く、リンク情報を、対象静止画像の画像ファイルである画像ファイル322のヘッダ領域に格納した上で記録媒体16に記録する。同様に、画像ファイル323のヘッダ領域にもリンク情報が格納される。画像ファイル322及び323のヘッダ領域に格納されるリンク情報は、例えば画像ファイル321のファイル名を含んでいる。
リンク方法Dは、図19(b)に示す如く、リンク情報を、対象動画像の画像ファイルである画像ファイル321のヘッダ領域に格納した上で記録媒体16に記録する。画像ファイル321のヘッダ領域に格納されるリンク情報は、例えば画像ファイル322及び323のファイル名を含んでいる。
リンク方法Dでは、図19(c)に示す如く、画像ファイル321〜325とは異なるリンクファイル330がリンク情報処理部52により作成され、リンクファイル330内にリンク情報が格納される。リンク情報を含んだリンクファイル330は、記録媒体16に記録される。
リンク方法D〜Dの何れを採用した場合においても、リンク情報は、入力画像301が対象動画像であって且つ入力画像302及び303が対象動画像301の撮影期間中に撮影された対象静止画像であることを示している。
改良スライドショー再生βの具体的手順は、第1実施形態において図9、図14又は図15を参照して説明した具体的手順B〜Bの何れかと同様であり、リンク情報の信頼性補強に関する応用例Bを改良スライドショー再生βに適用することもできる。但し、具体的手順B〜B及び応用例Bの説明文を改良スライドショー再生βに適用する際、原画像及び加工画像を夫々対象動画像及び対象静止画像に読み替えると良い。改良スライドショー再生βに、図9に対応する具体的手順B、図14に対応する具体的手順B、図15に対応する具体的手順Bを適用する場合、夫々、図19(a)に対応するリンク方法D、図19(b)に対応するリンク方法D、図19(c)に対応するリンク方法Dを採用することができる。
また、改良スライドショー再生βに、以下の再生方法E〜Eの何れかを採用可能である。
――再生方法E――
再生方法Eを説明する。再生方法Eにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が対象動画像であるのかを特定し、対象動画像を再生対象から除外した上で、スライドショー再生を実行する。従って、入力画像301は再生対象から除外されて再生されず、入力画像302〜305が再生対象として順次再生される。スライドショー制御部54は、基準スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて入力画像302〜305の再生順序を設定することができる。従って例えば、図20に示す如く、入力画像302、303、304及び305を、この順番で順次再生することができる。
――再生方法E――
再生方法Eを説明する。再生方法Eにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が対象静止画像であるのかを特定し、対象静止画像を再生対象から除外した上で、スライドショー再生を実行する。従って、入力画像302及び303は再生対象から除外されて再生されず、入力画像301、304及び305が再生対象として順次再生される。スライドショー制御部54は、基準スライドショー再生αの実行時と同様の方法にて入力画像301、304及び305の再生順序を設定することができる。従って例えば、図21に示す如く、入力画像301、304及び305を、この順番で順次再生することができる。
基本スライドショー再生αでは、図18に示す如く、対象動画像301と、対象動画像301中のフレームと一致又は類似している対象静止画像302及び303と、が別個に再生されるため、再生内容が冗長になりうる。再生方法E又はEによれば、対象動画像及び対象静止画像の何れか一方の再生が割愛されるため、このような冗長性の改善が見込める。図21の例では、再生が割愛される対象静止画像の枚数が2枚になっているが、再生が割愛される対象静止画像の枚数は1枚になることもあるし、3枚以上になることもある。
――再生方法E――
再生方法Eを説明する。再生方法Eにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が対象動画像及び対象静止画像であるのかを特定し、対象動画像及び対象静止画像を同時に再生する。
具体的には例えば、図22(a)に示す如く、入力画像301の撮影期間の全体又は一部を動画像として再生し、その後、入力画像304及び305を順次再生する。但し、入力画像301を動画像として再生している期間中、入力画像302及び303を入力画像301上に重畳して再生するようにする。即ち例えば、入力画像301の再生時には、表示画面の表示領域に互いに異なる第1及び第2分割表示領域を設定し、第1分割表示領域中に入力画像301を動画像として再生すると同時に、第2分割表示領域中に入力画像302及び303を静止画像として順次再生する。
或いは例えば、図22(b)に示す如く、動画像301を単独で再生することなく、入力画像302、303、304及び305を、この順番で順次再生する。但し、入力画像302及び303を再生している期間中、入力画像301を入力画像302及び303上に重畳した状態で動画像として再生するようにする。即ち例えば、入力画像302及び303の再生時には、表示画面の表示領域に互いに異なる第1及び第2分割表示領域を設定し、第1分割表示領域中に入力画像302及び303を静止画像とし順次再生すると同時に、第2分割表示領域中に入力画像301を動画像として再生する。
第1分割表示領域に対象動画像と対象静止画像のどちらを割り当てるのかが異なるだけで、図22(a)に示す例と図22(b)に示す例は、実質的に等価とも言える。また、第1及び第2分割表示領域は、表示画面の水平又は垂直方向において互いに隣接する表示領域であっても良い。この場合、対象動画像と対象静止画像は、表示画面上で並べて表示されることになる。
基本スライドショー再生αでは、対象動画像301と、対象動画像301中のフレームと一致又は類似している対象静止画像302及び303と、が別個に再生されるため、再生内容が冗長になりうる。再生方法Eによれば、対象動画像及び対象静止画像が同時に再生されるため、このような冗長性の改善が見込める。
――再生方法E――
再生方法Eを説明する。再生方法Eにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が対象動画像及び対象静止画像であるのかを特定する。そして、対象静止画像の撮影時刻を基準とする特定期間を設定し、スライドショー再生において特定期間中の対象動画像を再生するようにする。
図23(a)及び(b)を参照して、再生方法Eの具体例を説明する。スライドショー制御部54は、リンク情報から入力画像301が対象動画像であると共に入力画像302及び303が対象静止画像であることを認識し、入力画像302及び303を格納する画像ファイル322及び323から撮影時刻データを読み出すことで入力画像302及び303の撮影時刻t及びtを認識する。そして、撮影時刻tを基準とする特定期間Pt2及び撮影時刻tを基準とする特定期間Pt3を設定する。特定期間Pt2は、時刻(t−Δt)から時刻tまでの期間、時刻tから時刻(t+Δt)までの期間、又は、時刻(t−Δt)から時刻(t+Δt)までの期間である。時刻(t−Δt)は、時刻tのΔt秒前の時刻を表し、時刻(t+Δt)は、時刻tのΔt秒後の時刻を表す。Δt及びΔtは正の値を有する。Δt及びΔtは、互いに一致していても良いし一致していなくても良い。特定期間Pt2中における動画像301及び特定期間Pt3中における動画像301を、便宜上、夫々、動画像301[t]及び301[t]と表記する。
特定期間Pt2及びPt3の設定後、スライドショー再生において、スライドショー制御部54は、図23(b)に示す如く、まず動画像301[t]を再生し、次に動画像301[t]を再生する。その後、入力画像304及び305を順次再生する。
スライドショー再生において、動画像の全体を再生すると必要再生時間が比較的長くなり、再生内容が冗長となりうる。一方、対象静止画像を撮影したタイミングにおける撮影シーンは、撮影者にとって比較的重要なシーンである可能性が高い。これを考慮し、スライドショー再生において動画像を再生する際、上述の如く、対象静止画像の撮影時刻周辺の動画像のみを再生する。これにより、主要な部分のみが再生され、再生内容の冗長性が改善される。
――再生方法E――
再生方法Eを説明する。再生方法Eにおいて、スライドショー制御部54は、リンク情報に基づき、何れの入力画像が対象動画像及び対象静止画像であるのかを特定する。そして、スライドショー再生において対象動画像を再生する際、対象動画像を再生している最中に対象静止画像の再生を挿入する。
図24(a)及び(b)を参照して、再生方法Eの具体例を説明する。スライドショー制御部54は、リンク情報から入力画像301が対象動画像であると共に入力画像302及び303が対象静止画像であることを認識し、入力画像302及び303を格納する画像ファイル322及び323から撮影時刻データを読み出すことで入力画像302及び303の撮影時刻t及びtを認識する。そして、撮影時刻tを基準とする期間P[1]及びP[2]を設定すると共に撮影時刻tを基準とする期間P[3]及びP[4]を設定する。期間P[1]及びP[2]は、夫々、時刻(t−Δt)から時刻tまでの期間及び時刻tから時刻(t+Δt)までの期間である。期間P[3]及びP[4]は、夫々、時刻(t−Δt)から時刻tまでの期間、時刻tから時刻(t+Δt)までの期間である。期間P[1]中における動画像301、期間P[2]中における動画像301、期間P[3]中における動画像301及び期間P[4]中における動画像301を、便宜上、夫々、動画像301[1]、301[2]、301[3]及び301[4]と表記する。
期間P[1]〜P[4]の設定後、スライドショー再生において、スライドショー制御部54は、図24(b)に示す如く、第1に動画像301[1]を再生し、第2に対象静止画像302を再生し、第3に動画像301[2]を再生し、第4に動画像301[3]を再生し、第5に入力画像303を再生し、第6に動画像301[4]を再生し、その後、入力画像304及び305を順次再生する。但し、動画像301[1]及び301[3]の再生を割愛することも可能であり、或いは、動画像301[2]及び301[4]の再生を割愛することも可能である。
このように、スライドショー再生において動画像301の再生を行う際、動画像301の再生中に対象静止画像302及び303の再生を挿入する。これによっても、再生方法Eと同様、主要な動画像部分のみが再生され、再生内容の冗長性が改善される。また、対象動画像と対象静止画像との時間的関係がスライドショーの閲覧者に理解され易くなり、スライドショーの持つ、物語のような映像効果を高めることができる。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈3を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
上述の実施形態では、スライドショー再生において入力画像が1枚ずつ順次再生されることが基本となっているが、スライドショー再生において入力画像をk枚ずつ順次再生するようにしても良い(kは2以上の整数)。
[注釈2]
撮像装置1にて入力画像の再生が行われるとき、撮像装置1は画像再生装置として機能する。図25に示す如く、撮像装置1と異なる電子機器401に、図5に示されるものと同様の画像処理部51、リンク情報処理部52、表示制御部53、表示部15及び記録媒体16を設け、電子機器401上において上述のスライドショー再生を実行するようにしても良い。上述のスライドショー再生を実行する電子機器401も、画像再生装置と呼べる。電子機器401は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機である。尚、撮像装置1も、電子機器の一種である。
[注釈3]
図1の撮像装置1及び電子機器401を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。ソフトウェアを用いて撮像装置1及び電子機器401を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。特に、画像処理部51、リンク情報処理部52及び表示制御部53を用いて実現される機能の全部又は一部をプログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部又は一部を実現するようにしてもよい。
1 撮像装置
51 画像処理部
52 リンク情報処理部
53 表示制御部
54 スライドショー制御部

Claims (10)

  1. 第1及び第2入力画像を含む複数の入力画像の再生を行う画像再生装置において、
    前記複数の入力画像を順次再生するスライドショー再生を実行する再生制御部と、
    前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記第1及び第2入力画像間の関係に応じたリンク情報を生成するリンク情報処理部と、を備え、
    前記再生制御部は、前記リンク情報が存在する場合、前記リンク情報に基づいて前記スライドショー再生を実行する
    ことを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、
    前記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記第1及び第2入力画像の何れか一方を再生対象から除外する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、
    前記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記第1及び第2入力画像を同時に再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  4. 前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合とそうでない場合との間で、前記スライドショー再生における前記複数の入力画像の再生順序は異なり、
    前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、
    前記再生制御部は、前記スライドショー再生において前記第1及び第2入力画像が連続して再生されるように前記再生順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  5. 前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、
    前記再生制御部は、前記第2入力画像の撮影時刻を基準とする特定期間を設定し、前記スライドショー再生において前記特定期間中の前記動画像を再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  6. 前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、
    前記再生制御部は、前記スライドショー再生において、前記動画像の再生を行いつつ前記動画像の再生中に前記静止画像の再生を挿入する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  7. 前記リンク情報処理部は、前記リンク情報を、前記第1入力画像の画像データを格納している第1画像ファイル、前記第2入力画像の画像データを格納している第2画像ファイル、又は、前記第1及び第2画像ファイルとは異なるファイルに格納した上で記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像再生装置。
  8. 前記第1入力画像に基づく画像は、前記第1入力画像を加工することで得た画像である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の画像再生装置。
  9. 第1及び第2入力画像を含む複数の入力画像の再生を行う画像再生方法において、
    前記複数の入力画像を順次再生するスライドショー再生を実行する再生制御ステップと、
    前記第2入力画像が前記第1入力画像に基づく画像である場合、又は、前記第1入力画像が動画像であって且つ前記第2入力画像が前記第1入力画像の撮影期間中に撮影された静止画像である場合、前記第1及び第2入力画像間の関係に応じたリンク情報を生成するリンク情報処理ステップと、を実行し、
    前記再生制御ステップでは、前記リンク情報が存在する場合、前記リンク情報に基づいて前記スライドショー再生を実行する
    ことを特徴とする画像再生方法。
  10. 請求項9に記載の再生制御ステップ及びリンク情報処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015179377A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 大日本印刷株式会社 撮影画像編集装置、撮影画像編集方法、プログラム、および撮影画像編集システム

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