JP4918616B2 - 最適化Inter−RAT切換を実装するための方法およびシステム - Google Patents
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Description
【0001】
本願は、2008年11月7日に出願された、国際特許出願PCT/CN2008/072987号の継続出願であり、これは、2007年11月9日に中国特許庁へ出願された、「最適化Inter−RAT切換を実装するための方法、装置およびシステム」という標題の中国特許出願第200710169584.5号の優先権を主張するものであり、参照によりその内容全体がここに組み込まれる。
【0002】
本発明はInter−RAT切換技術に関し、特に最適化Inter−RAT切換を実装する方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
従来の通信ネットワーク、特に Global System for Mobile Communications (GSM)および Universal Mobile Telecommunications System (UMTS)などの無線通信システムは、豊かなサービスと強力なネットワーク制御が長所であり、このため広く採用されてきている。ネットワーク技術の継続的な発展および改良に伴い、より高いデータ速度が要求されている。しかし、周波数リソースの制約、および劣悪な送信環境のために、無線通信システムではさらなる高速アクセスを提供することができない。従って、広帯域無線アクセスが高速アクセスのためのキーソリューションとなっている。ワイヤレスLAN(WLAN)およびワイマックス(WiMAX:World Interoperability for Microwave Access)に代表される広帯域無線アクセス技術が、高速の高帯域無線アクセスサービスを提供できる。これらが非固定のモバイル応用も支える。従って、無線通信ネットワークのアクセス能力は非常に強い。移動体通信ネットワークと広帯域無線アクセス技術との統合は、通信ネットワークの発展的なトレンドとなっている。
【0004】
広帯域の無線アクセスネットワークの移動性の観点からは、ユーザ端末(UE)が異なるアクセスネットワーク間で切り換えられる場合に、サービスの継続性が必要な要件となる。UEがソースネットワークリンクからターゲットアクセスネットワークリンクへ切り換えられた場合に、ネットワークのプレフィックスはアクセスネットワークリンクによって変わるために、ターゲットアクセスネットワーク内でのUEのIPアドレスのネットワークのプレフィックスは、ソースネットワークにおけるIPアドレスのネットワークのプレフィックスとは異なる。その結果、移動する場面においては、共通のIPネットワークのプレフィックスに基づくルーティングでは、ターゲットアクセスネットワークにあるUEへパケットを転送できない。UEが切換プロセスの間にIPアドレスを更新すれば、進行中のサービスの継続は不可能となる。
【0005】
上記の問題を解決するために、UEが移動時にホームアドレス(HOA)を保持できるようする、移動IP(MIP)が採用される。MIP技術について以下に要約する。MIPの基本原理は、1つのUEに2つのIPアドレス、すなわちホームアドレス(HOA)と気付けアドレス(COA)とが関連付けられ、UEの移動時にHOAを保持できるようにする。UEはHOAをホームネットワークから取得する。UEがホームネットワークの外へ移動すると、UEは外部アクセスリンクのモバイルプロキシから在圏ネットワークのCOAを取得し、ホームリンクモバイルプロキシへCOAを通知する。ホームリンクのモバイルプロキシはUEのHOAとCOAを結合して、ホームリンクモバイルプロキシとCOA(外部アクセスリンクモバイルプロキシ)との間にトンネルを設定する。その後、ホームリンクモバイルプロキシが、UEのHOA宛てのパケットをトンネルを介してUEのCOAに送信し、パケットのルーティングを完成させる。
【0006】
既存の通信ネットワークでは、UEが、パケットデータネットワーク(PDN)の1つまたは複数のパケットデータサービスへアクセスできる。複数のパケットデータサービスは、アクセスポイント名(APN)で特定される。UEがアクセスしようとするパケットデータサービスのAPNは、アクセスネットワーク中に事前設定されているか、UEによってアクセスネットワークへ提供されるかである。アクセスネットワークが、APNに従って、UEから適切なパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN GW)への接続を確立する。そうしてPDN GWがAPNに従って適切なPDNへの接続を確立する。
【0007】
ネットワークリソースを効率よく管理、運用するために、UEがネットワークを離れたら、そのUE用に割り当てられた、無線チャネル、ベアラ、種々のトンネルおよびストレージなどを含むリソースを、無線リソースの活用促進のために、適宜解放する必要がある。
【0008】
ネットワーク発展の後、UEは3つの発展型ネットワーク構造の内の1つのアクセスネットワークを介して所望のサービスを取得できる。UEがネットワークに入った後、現在のソースネットワークを出てターゲットネットワークに入ろうとする場合、3つの発展型ネットワークの間でUEを切り換える必要がある。ソースネットワークのベアラはターゲットネットワークへ切り換えられなければならない。これには、ターゲットネットワークのベアラ設定プロセスと、ソースネットワークのベアラ解放プロセスとが含まれる。3つの発展型ネットワーク間の切換に関して、UEが切り換えられる際に進行中のサービスの継続性が保証されるためには、以下の要求を満たす必要がある。
【0009】
切り換えられたネットワークへの影響の最小化、
端末への影響の最小化、
切り換えられたネットワーク同士のカップリングの最小化、
サービスの連続性の保証。
【0010】
上記の要求を満たし、アクセスの選択とサービスの多様性を提供するためには、inter−RAT切換がリアルタイムで迅速かつ正確に完了できるように、発展型ネットワーク間でのさらに最適化された切換方法を検討する必要がある。
【0011】
図1は従来技術における3つの発展型ネットワーク間での最適化切換構造を示す概略図である。図1ではホームSGWとPDN GWとの間のインタフェースはS5(図示せず)であり、異なる発展型ネットワーク間のインタフェースはS71である。ここで通信はトンネリングプロトコルに基づいている。S71インタフェースを用いると、UEとターゲットネットワークの間の通信はソースネットワークには透明であって、ソースネットワークへの切換の影響を減らし、ソースネットワークとターゲットネットワークとの間のカップリングを最小化する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、本発明を実装する場合、従来技術では少なくとも以下の欠点があることがわかった。すなわち、従来技術では、最適化切換に含まれる特定プロセスは分解されない。このことは、発展型ネットワーク間では最適切換用の完全なメカニズムあるいは手順がないことを意味する。その結果、切換の過程においてサービスの連続性が保証されない。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施形態が、切換プロセスにおけるサービスの継続性を保証するための、最適化Inter−RAT切換を実装するための方法、装置およびシステムを提供する。
【0014】
UEあるいはソースネットワークがターゲットネットワークへの切換を準備することを決定した場合における、最適化されたinter−RAT切換を実装するための方法が、
受信したセルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピング関係から対応するターゲットネットワークIDを取得することと、
ターゲットネットワークのアクセスノードを決定した後、ターゲットネットワークベアラを設定することと、
切換準備を完了した後にUEをターゲットネットワークに接続することと、を含む。
【0015】
最適化されたinter−RAT切換を実装する別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換の準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
ターゲットネットワークのMMEによって、接続要求を受信し、SGWへの接続を確立することと、
SGWへの接続が終了した後、MMEによって、切換の接続確立プロセスが進行中であることを判定し、ターゲットネットワークのアクセスノード(AN)へのリソース予約プロセスを開始することと、
切換準備が完了した後にUEをターゲットネットワークへ接続することと、を含む。
【0016】
最適化されたinter−RAT切換を実装する更に別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換の準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
ベアラ設定制御エンティティによって、ターゲットネットワークへのベアラ設定プロセスを開始することと、
MMEによって、SGWからベアラ設定要求を受信し、リソース予約要求を送信し、ターゲットネットワークのANにエアインタフェース接続を確立しないように指示することと、
ターゲットネットワークのANによって、リソース予約要求を受信し、リソースを予約することと、
MMEによって、ターゲットネットワークのANからの応答メッセージを受信し、SGWへ応答メッセージを送信することと、
ベアラ設定制御エンティティによって、ベアラ設定を完了した後に、MMEへベアラが確立されたことを指示する、ベアラ設定完了通知をMMEへ送信することと、
切換準備を完了した後にUEをターゲットネットワークに接続することと、を含む。
【0017】
最適化されたinter−RAT切換を実装する更に別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
SGWおよびPDN GWの間の接続が設定される場合に、MMEもしくは前記SGWによって、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えないようにPDN GWへ指示することと、
切換準備が完了した後にUEをターゲットネットワークへ接続し、MMEもしくは前記SGWによって、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWへ指示することと、を含む。
【0018】
最適化されたinter−RAT切換を実装するまた更に別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換の準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
SGWとPDN GWとの間の接続が設定される場合に、MMEあるいはSGWによって、PDN GWにユーザプレーン下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替え、ターゲットネットワークのベアラの設定が完了したことを判定した後に、ソースネットワーク内のユーザプレーン上りリンクのデータパスを維持するように指示することと、
切換準備が完了した後にUEをターゲットネットワークへ接続し、MMEもしくはSGWによって、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWへ指示することと、を含む。
【0019】
最適化されたinter−RAT切換を実装する更に別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換の準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
ベアラ接続要求を受信した後に,PDN GWにより、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)との対話を開始し、ターゲットネットワークへ対応する、ポリシーおよび課金制御(PCC)ルールを取得することと、
PDN GWによって、ソースネットワークとターゲットネットワークとに対応する2組のPCCルールを同時に実行し、ターゲットネットワークへのベアラ設定プロセスを開始することと、
切換準備が完了した後にターゲットネットワークにUEを接続する際に、PDN GWによりソースネットワークへ対応するPCCルールを削除することと、を含む。
【0020】
MME装置が受信ユニットと処理ユニットとからなり、
受信ユニットは、セルIDを受信し、前記セルIDを前記処理ユニットへ送信するように構成され、
処理ユニットは、セルIDを受信し、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから対応するターゲットネットワークIDを取得し、ターゲットネットワークのアクセスノードを決定し、ターゲットネットワークへベアラ設定要求を送信するように構成されている。
【0021】
最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムが、ソースネットワークと、MIMEと、SGWと、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と、を含み、
ソースネットワークは、UEからセルIDを受信し、セルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから対応するターゲットネットワークIDを取得し、ターゲットネットワークIDをMMEへ送信するように構成され、
MMEは、ターゲットネットワークIDを受信するかあるいは、受信したセルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから対応するターゲットネットワークIDを取得し、対応するE−UTRANを決定し、SGWとのベアラを設定するように構成され、
SGWはMMEとのベアラを設定するように構成され、
E−UTRANは、MMEとのベアラを設定するように構成されている。
【0022】
最適化inter−RAT切換実装用の別のシステムが、ソースネットワークと、MMEと、SGWと、E−UTRANと、を含み、
ソースネットワークは、UEからの接続要求を受信し、前記要求を前記MMEへ送信するように構成され、
MMEが、ソースネットワークからの接続要求を受信し、SGWとの接続を設定し、SGWとの接続を完了した後にネットワーク切換の接続設定プロセスが進行中であることを判定し、E−UTRANへのリソース予約プロセスを開始するように構成され、
SGWは前記MMEとのベアラを設定するように構成され、
E−UTRANがMMEからリソース予約要求を受信し、リソースを予約し、ベアラを設定するように構成されている。
【0023】
最適化inter−RAT切換を実装するための更に別のシステムが、ソースネットワークと、MMEと、SGWと、PDN GWと、E−UTRANと、を含み、
ソースネットワークが、UEからの接続要求を受信し、要求をMMEへ送信するように構成され、
MMEが、ソースネットワークからの接続要求を受信し、SGWへのベアラを設定し、SGWからベアラ設定要求を受信し、E−UTRANに対してリソース予約要求を送信して、E−UTRANにエアインタフェース接続を確立しないように指示し、E−UTRANから応答メッセージを受信して、SGWへ応答メッセージを送信し、SGWからベアラ設定完了通知を受信し、ベアラ設定を完了するように構成され、
SGWが、MMEとの接続を確立して、受信した応答に従ってPDN GWへプロキシバインディング更新メッセージを送信するとともに、PDN GWからの、あるいは自分自身が生成したベアラ設定完了通知を受信して、通知をMMEへ送信するように構成され、
PDN GWが、SGWからプロキシバインディング更新メッセージを受信し、SGWへのユーザプレーン経路を確立し、ベアラ設定完了通知をSGWへ送信するように構成され、
E−UTRANが、リソース予約メッセージを受信し、リソースを予約し、ベアラを設定するように構成されている。
【0024】
最適化inter−RAT切換を実装するための更に別のシステムが、ソースネットワークと、MMEと、SGWと、E−UTRANとを含み、
ソースネットワークが、UEからの接続要求を受信し、要求を前記MMEへ送信するように構成され、
MMEが、ソースネットワークからの接続要求を受信し、SGWへベアラを設定し、SGWとPDN GWの間に接続が確立されるか更新されるときに、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えないようにPDN GWへ指示し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWへ指示するように構成され、
SGWが、MMEとの接続を確立し、PDN GWとの接続を確立もしくは更新して、受信したもしくは自分で生成した、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパス処理指示をPDN GWへ送信し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWへ指示するように構成され、
PDN GWが、SGWとの接続を確立あるいは更新をし、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスの処理指示を受信して、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワーク中に維持し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるように構成されている。
【0025】
最適化inter−RAT切換を実装するための更に別のシステムが、ソースネットワークと、MMEと、SGWと、PDN GWとを含み、
ソースネットワークが、UEからの接続要求を受信し、要求をMMEへ送信するように構成され、
MMEが、ソースネットワークからの接続要求を受信し、SGWへのベアラを設定し、SGWとPDN GWの間に接続が確立されるか更新されるときに、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替え、かつユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク内に維持するようにPDN GWへ指示し、切換準備が完了しかつUEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへの切り替えるようにPDN GWへ指示するように構成され、
SGWが、MMEとの接続を確立し、PDN GWとの接続を確立もしくは更新して、受信したもしくは自分で生成した、ユーザプレーン下りリンクのデータパス処理指示をPDN GWへ送信し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWへ指示するように構成され、
PDN GWが、SGWとの接続を確立もしくは更新し、ユーザプレーン下りリンクのデータパス処理指示を受信し、ユーザプレーンの下りリンクデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替え、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク内に維持し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるように構成されている。
【0026】
最適化inter−RAT切換を実装するための更に別のシステムが、ソースアクセスゲートウェイ(ソースAGW)と、ターゲットアクセスゲートウェイ(ターゲットAGW)と、アンカゲートウェイ(アンカGW)と、PCRFと、を含み、
ソースAGWは、UEからの接続要求を受信し、要求を前記ターゲットAGWへ送信するように構成され、
ターゲットAGWが、ソースAGWからの接続要求を受信し、ベアラ設定要求をアンカGWへ送信するように構成され、
アンカGWが、ベアラ設定要求を受信し、PCRFと対話してターゲットネットワークに対応するPCCルールを取得し、切換準備が完了しかつUEがターゲットネットワークに接続された後に、ソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除するように構成され、
PCRFは、前記アンカGWと対話してPCCルールを配信するように構成されている。
【0027】
最適化されたinter−RAT切換を実装する別の方法が、
ソースネットワークにおいて切換の準備をすることを決定した場合に、UEによって、ソースネットワークを介してターゲットネットワークへ接続要求を送信することと、
ターゲットネットワークとのユーザプレーン接続が確立されていない場合、下りリンクデータの受信によるUEに関する呼出プロセスを始動しないように、MMEによってSGWへ指示することと、を含む。
【0028】
最適化されたinter−RAT切換を実装する更に別の方法が、
UEにより送信され、ソースネットワークからターゲットネットワークへ転送された接続要求をMMEによって受信することと、
ターゲットネットワークとのユーザプレーン接続が確立されていない場合、下りリンクデータの受信によるUEに関する呼出プロセスを始動しないように、MMEによってSGWへ指示することと、を含む。
【0029】
別のMME装置が、
UEにより送信され、ソースネットワークによってターゲットネットワークへ転送される接続要求を受信するように構成された受信ユニットと、
ターゲットネットワークとのユーザプレーン接続が確立されていない場合、下りリンクデータを受信によるUEに関する呼出プロセスを始動しないようにSGWへ指示するように構成された指示ユニットと、を含む。
【0030】
従来技術に比較して、本発明の実施形態では以下のような利点がある。本発明の実施形態により開示される、最適化Inter−RAT切換を実装するための方法、装置およびシステムを用いると、UEあるいはソースネットワークがターゲットネットワークへの切換の準備を決定すると、受信したセルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから対応ターゲットネットワークIDをMMEが取得し、ターゲットネットワークのアクセスノードを決定する。その一方で、MMEがターゲットネットワークのSGWへの接続を設定し、MMEもしくはSGWがPDN GWに対して、ユーザプレーン上りリンクのデータパスおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えないように指示するか、あるいは、ユーザプレーン下りリンクのみをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるように指示する。SGWとの接続が完了すると、MMEはリソース予約要求をターゲットネットワークのアクセスノードに送信し、ターゲットネットワークにエアインタフェース接続を確立しないように指示する。切換準備が完了し、UEがターゲットネットワークに接続されると、MMEもしくはSGWがPDN GWに対して、ユーザプレーンの上りリンクのデータパスと下りリンクのデータパス、もしくはユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えるように指示する。このようにして、発展型ネットワークにおけるアクセス方式の異なるネットワーク間でUEが切り換えられる場合に、切換性能が改善され、サービスの継続性が確保される。切換が、ユーザにとって快適なシームレスなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来技術による、3つの発展型ネットワーク間の最適化切換の構造を示す概略図である。
【図2】SGPP TS23.402に記述されているHRPDネットワークからLTEネットワークへの最適化切換のフローチャートである。
【図3a】本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための第1のシステム構造を示す概略図である。
【図3b】本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための第2のシステム構造を示す概略図である。
【図3c】本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための第3のシステム構造を示す概略図である。
【図3d】本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための第4のシステム構造を示す概略図である。
【図3e】本発明の実施形態におけるMMEの構造を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための方法のフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための方法の別のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための方法のフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態の、プロキシモバイルIP(PMIP)に基づくSGWとPDN GWの対話の間に、すべてのベアラ情報は1つのメッセージで伝送される方法のフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態の、PMIPに基づくSGWとPDN GWの対話の間に、ベアラが順次設定される方法のフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態の、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)に基づくSGWとPDN GWの対話の間に、ベアラが一度に設定される方法のフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態の、GTPに基づくSGWとPDN GWの対話の間に、ベアラが順次設定される方法のフローチャートである。
【図11】ターゲットアクセスゲートウェイがアンカゲートウェイに対して、ユーザ上りリンクのデータパスと下りリンクのデータパスを2つのユーザプレーン上で個別に処理するように指示する、本発明の第4の実施形態のフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態における指示情報の設定を示す概略図である。
【図13】ターゲットアクセスゲートウェイがアンカゲートウェイに対して、ユーザ上りリンクのデータパスと下りリンクのデータパスをターゲットネットワークへ切り替えないように指示する、本発明の第4の実施形態のフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態における指示情報の設定を示す別の概略図である。
【図15】切換プロセスの間に、アンカGW上のPCEFがソース/ターゲットネットワークのPCCルールを制御する、本発明の第5の実施形態のフローチャートである。
【図16】切換プロセスの間に、アンカGW上のPCEFがソース/ターゲットネットワークのPCCルールを制御する、本発明の第5の実施形態の別のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の技術的解法を以下に添付の図面を参照して記述する。この実施形態は、本発明の例示的な実施の形態に過ぎず、本発明がこの実施形態に制限されるものでないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて当業者が創作的な作業なしに取得する他の実施形態もまた、本発明の保護の範囲に入る。
【0033】
図2は、高速パケットデータ(HPRD)ネットワークからロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)ネットワークへの最適化された切換のフローチャートである。図2に示すように、切換プロセスには以下のステップが含まれる。
【0034】
ステップ201:UEがHRPDネットワークとのセッション立ち上げのためにHRPDアクセスノード(HRPD AN)にアクセスする。
【0035】
ステップ202:UEもしくはHRPD ANが切換(HO)を決定する。
【0036】
ステップ203:UEが発展型パケットシステム(Evolved Packet System)付着/サービス要求をHRPD ANを介してMMEへ送信し、ターゲットネットワークへ付着されることを要求する。
【0037】
ステップ204:MMEがUEに対応する移動管理コンテキスト(Mobility Management Contect:MM Context)を取得しない場合には、MMEがホーム加入者システム(Home Subscriber System:HSS)にUEの認証および対応するMM Contextの確立を要求する。
【0038】
このステップは選択可能である。
【0039】
ステップ205:MMEが発展型パケットシステム(Evolved Packet System:EPS)のE−UTRANに初めて付着される場合には、MMEが位置更新を要求し、HSSから加入者データを取得する。
【0040】
このステップは選択可能である。
【0041】
ステップ206:EPS Attach/Service Requestプロセスの残りのステップが実行される。
【0042】
このステップの後に、下りリンクのデータ(DLデータ)がPDN GWからE−UTRANへ、確立されたベアラを介して送信され、E−UTRANの中に一時格納される。
【0043】
ステップ207:EPS Attach/Service Requestプロセスが完了すると、MMEがUEにE−UTRANへの切換命令を送信し、UEにエアインタフェースをE−UTRANへ切り替えるように通知する。
【0044】
ステップ208:UEがメッセージを受信し、エアインタフェースの環境設定を完了し、切換完了(HO Complete)メッセージをE−UTRANに返す。
【0045】
ステップ209:E−UTRANがHO Completeメッセージを受信し、移動完了メッセージをMMEに送信する。
【0046】
ステップ210:MMEがHO CompleteメッセージをHRPD ANへ送信し、UEがE−UTRANへの接続に成功したことをHRPD ANに通知する。
【0047】
ステップ211:HRPD ANがHRPDで規定された標準プロセスを用いてリソースのリリースを行う。
【0048】
上記の切換プロセスにおいては、以下のような欠点および弱点がある。
【0049】
1.切換準備時にE−UTRANにデータを一時格納しなければならないが、このプロセスにはMMEがどのようにしてE−UTRANを決定するかが特定されていない。
【0050】
2.MMEとE−UTRANとの間の接続設定の詳細な記述がない。
【0051】
3.S101およびS5の接続をどのようにしていつ確立するかが特定されていない。
【0052】
4. 切換プロセスにおいてはサービスの継続性を保証するために、ベアラ層の切換はサービス層に対して透明であり、従って上りリンクのデータ伝送が中断されてはならない。それは、これがサービス層への切換の透明性を確保する唯一の方法であるからである。しかし、上記のプロセスにおいては、切換準備のための早期のパスの切替え(これはUEがターゲットネットワークへ切換される前に、PDN GWが切り替えられてターゲットネットワークへ結合されることを指している)の時において、上りリンクおよび下りリンクの両方のデータがターゲットネットワークへ切り替えられて上りリンクのデータ伝送が中断され、その結果としてサービス層におけるサービスが中断され、上りリンクにおいてはロスのないデータ伝送を保証することができない。
【0053】
5.早期のパス切り替えに伴い、切換プロセスにはデフォルトベアラあるいは専用ベアラの設定の仕方が記述されていない。
【0054】
6.ポリシーおよび課金制御(PCC)を適用する場合に、このプロセスでは、ソースネットワークおよびターゲットネットワークの制御(課金制御などの)を実装するために、切換プロセス中にネットワークアンカにPCCルールをどのように適用するかが考えられていない。
【0055】
上記に鑑みて本発明の実施形態においては、UEがソースネットワークからターゲットネットワークへ切り換えられる場合、MMEがその環境設定あるいは受信メッセージ中の情報に従ってターゲットネットワークを選択してそのターゲットネットワークとの接続を確立し、SGWがPDN GWとの接続を設定して、上りリンクのデータを切り替えないように、及び受信した下りリンクのデータを一時格納するように、PDN GWに指示する。そして、切換プロセスの間、UEがまだソースネットワークにある場合には、ソースネットワークを経由する上りリンクのトランスポートパスは分解されずに、PCC制御が切換プロセスにおいて実装される。
【0056】
ここで本発明の実施形態においては、UEがE−UTRANに切り換えられる場合について切換を説明し、信頼できる非3GPPネットワーク(CDMA2000やWiMAX)および信頼できない非3GPPネットワーク(WLANやIWLAN)などのような、ソースネットワークのアクセスゲートウェイはその他のアクセスノード(Other AN)と称する。
【0057】
上記の目的のために、本発明の実施形態は最適化されたinter−RAT切換を実装するためのシステムを提供する。
【0058】
図3aは、本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するための第1のシステム構造を示す概略図である。図3aに示すように、システムがソースネットワーク301、MME302、SGW303およびE−UTRAN304を含み、
ソースネットワーク301は、UEからセルIDを受信して受信したセルIDをMME302へ直接送信するか、あるいは、受信したセルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから、対応するターゲットネットワークIDを取得し、ターゲットネットワークIDをMME302へ送信するように構成され、
MME302は、ターゲットネットワークIDを受信するかあるいは、受信したセルIDに従って、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから、対応するターゲットネットワークIDを取得し、対応するE−UTRAN304を決定し、SGW303とのベアラを設定するように構成され、
SGW303は、MME302とベアラを設定するように構成されており、
E−UTRAN304はMME302とのベアラを設定するように構成されている。
【0059】
実際に、図3aに示した最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムが、
UEからの接続要求を受信し、その要求をMME302へ転送するようになっているソースネットワーク301と、
ソースネットワーク301からの接続要求を受信し、SGW303との接続を設定し、SGW303との接続を完了した後にネットワーク切換の接続設定プロセスが進行中であることを決定し、E−UTRAN304へリソース予約要求を送信するようになっている、MME302と、
MME302との接続を確立するようになっているSGW303と、
MME302からリソース予約要求を受信し、リソースを予約し、ベアラを設定するようになっているE−UTRAN304と、を含む。
【0060】
実際に、図3aに示した最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムが、
UEからの接続要求を受信し、その要求をMME302へ転送するようになっているソースネットワーク301と、
ソースネットワーク301からの接続要求を受信し、SGW303とのベアラを設定し、SGW303へ指示し、E−UTRAN304へのベアラを設定するようになっているMME302と、
MME302との接続を確立し、受信した指示に従って、E−UTRAN304へのユーザプレーンベアラが確立されていなければ、UEを呼び出すことなしに、受信した下りリンクのデータを一時格納するようになっているSGW303と、
MME302とのベアラを設定するようになっているE−UTRAN304と、を含む。
【0061】
図3bは、本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムの第2の構造を示す概略図である。図3bに示すように、このシステムがソースネットワーク311、MME312、SGW313、PDN GW314およびE−UTRAN315を含み、ここで、
ソースネットワーク311は、UEからの接続要求を受信し、その要求をMME312へ転送するようになっており、
MME312は、ソースネットワーク311からの接続要求を受信し、SGW313へのベアラを設定し、SGW313からベアラ設定要求を受信し、E−UTRAN315に対してリソース予約要求を送信し、E−UTRAN315にエアインタフェース接続を確立しないように指示し、E−UTRAN315から応答メッセージを受信し、応答メッセージをSGW313へ送信し、SGW313からベアラ設定完了通知を受信し、ベアラ設定を完了するようになっており、
SGW313は、MME312との接続を確立し、受信した応答に従ってPDN GW314へプロキシバインディング更新メッセージを送信し、PDN GW314からのあるいは自分自身が生成したベアラ設定完了通知を受信し、その通知をMME312へ送信するようになっており、
PDN GW314は、SGW313からプロキシバインディング更新メッセージを受信し、SGW313とのユーザプレーンパスを確立し、ベアラ設定完了通知をSGW313へ送信するようになっている。
【0062】
E−UTRAN315は、リソース予約メッセージを受信し、リソースを予約し、ベアラを設定するようになっている。
【0063】
図3cは、本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムの第3の構造を示す概略図である。図3cに示すように、このシステムがソースネットワーク321、MME322、SGW323およびPDN GW324を含み、ここで、
ソースネットワーク321は、UEからの接続要求を受信し、その要求をMME322へ転送するようになっており、
MME322は、ソースネットワーク321からの接続要求を受信し、SGW323へのベアラを設定し、SGW323とPDN GW324の間に接続が確立されるか更新されると、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替えないようにPDN GW324へ指示し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへの切り替えるようにPDN GW324へ指示するようになっており、
SGW323は、MME322との接続を確立し、PDN GW324との接続を確立もしくは更新し、受信したもしくは自分で生成したユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパス処理指示をPDN GW324へ送信し、そして、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GW324へ指示するようになっており、
PDN GW324は、SGW323との接続を確立あるいは更新し、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパス処理指示を受信し、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスを、ソースネットワーク321中に維持し、そして、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替えるようになっている。
【0064】
実際に、図3cに示した最適inter−RAT切換を実装するためのシステムが、
ソースネットワーク321からの接続要求を受信し、SGW323へのベアラを設定し、SGW323とPDN GW324の間に接続が確立されるか更新されると、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替え、かつユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク321に保持するようにPDN GW324へ指示し、そして切換準備が完了しかつUEがターゲットネットワークへ接続されると、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへの切り替えるようにPDN GW324へ指示するようになっているMME322と、
MME322との接続を確立し、PDN GW324との接続を確立もしくは更新し、受信したもしくは自分で生成したユーザプレーン下りリンクのデータパス処理指示をPDN GW324へ送信し、そして、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GW324へ指示するようになっているSGW323と、
SGW323との接続を確立もしくは更新し、ユーザプレーン下りリンクのデータパス処理指示を受信し、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替え、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク321に保持し、UEがターゲットネットワークへ接続された後に、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをソースネットワーク321からターゲットネットワークへ切り替えるようになっているPDN GW324と、を含む。
【0065】
図3dは、本発明の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムの第4の構造を示す概略図である。図3dに示すように、このシステムがソースアクセスゲートウェイ331、ターゲットアクセスゲートウェイ332、アンカゲートウェイ333、およびPCRF334を含み、ここで、
ソースアクセスゲートウェイ331は、UEからの接続要求を受信し、その要求をターゲットアクセスゲートウェイ332へ転送するようになっており、
ターゲットアクセスゲートウェイ332は、ソースゲートウェイ331からの接続要求を受信し、ベアラ設定要求をアンカゲートウェイ333へ送信するようになっており、
アンカゲートウェイ333は、ベアラ設定要求を受信し、PCRF334と対話してターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを取得し、2組のPCCルールの課金ルールを施行し、切換準備が完了しかつUEがターゲットネットワークに接続された後に、ソースネットワーク331に適用可能なPCCルールを削除するようになっており、
実際にはアンカゲートウェイ333はPDN GWであってもよく、
PCRF334は、アンカGW333と対話してPCCルールを配信するようになっている。
【0066】
図3eは、本発明の実施形態によるMMEの構造を示す概略図である。図3eに示すように、MME装置は受信ユニット341および処理ユニット342を含み、
受信ユニット341は、セルIDを受信し、セルIDを処理ユニット342へ送信するようになっており、
処理ユニット342は、セルIDを受信し、セルIDとターゲットネットワークIDとの間の設定されたマッピングから対応するターゲットネットワークIDを取得し、そのターゲットネットワークのアクセスノードを決定し、ターゲットネットワークへベアラ確立要求を送信するようになっている。
【0067】
本発明による最適化inter−RAT切換を実装するための方法を5つの実施形態で以下に説明する。
【0068】
<第1の実施形態>
この実施形態は、UEが他のANからE−UTRANへ切り換えられる際に、MMEがEvolved Base Node(ENB) をどのように選択するかを説明する。
【0069】
UEが他のANからE−UTRANへ切り換えられる際に、MMEが、選択可能な2つの方法でENBを選択する。
【0070】
方法1:他のANが、セルIDとE−UTRANのターゲットIDとの間のマッピング情報を設定ないしは取得し、切換決定がされた場合に、この他のANがセルIDに従って適切なターゲットIDを決定し、S101インタフェースを介してこのターゲットIDをトンネルメッセージでMMEへ送信する。MMEはターゲットIDを受信し、このターゲットIDに従ってENBを選択する。
【0071】
方法2:MMEがセルIDとターゲットIDとの間のマッピング情報を設定ないしは取得する。UEもしくは他のANが、S101インタフェースを介してトンネルメッセージでMMEへセルIDを送信する。MMEが、受信したセルIDに従って適切なターゲットIDを決定し、対応するENBを選択する。
【0072】
図4は本発明の第1の実施形態における最適化inter−RAT切換を実装する方法のフローチャートである。この実施形態においては、セルIDとターゲットIDのマッピングは他のANで設定され、この他のANがターゲットIDをMMEへ送信する。図4に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0073】
ステップ401:UEもしくは他のANが切換を決定する。
【0074】
このステップにおいて、他のANは選択されたセルIDに従って、セルIDとターゲットIDの間の設定されたマッピングから適切なターゲットIDを取得してもよい。
【0075】
ステップ402:UEが接続要求を保持するメッセージZを他のANへ送信する。
【0076】
このステップでは、UEから他のANへ送信されるメッセージZはHRPDネットワークで定義され、E−UTRANへの接続開始のためのものである。
【0077】
ステップ403:他のANが直接転送メッセージをMMEへ送信する。
【0078】
このステップでは、ターゲットIDがステップ401で決まっていない場合には、他のANが、選択されたセルIDに従って、セルIDとターゲットIDの間の設定されたマッピングから適切なターゲットIDを取得する。
【0079】
ステップ404:MMEが、認証とロケーションの更新を要求し、加入者データを取得し、適切なMMコンテキストを確立する。
【0080】
ステップ405:MMEが適切なSGWを選択し、ベアラ設定要求をSGWへ送信する。
【0081】
このステップでは、SGWはベアラ設定要求をPDN GWにも送ってよい。
【0082】
ステップ406:MMEが、受信した直接転送メッセージに保持されるターゲットIDに従って適切なE−UTRANを選択する。
【0083】
実際には、ステップ406、405、404はランダムな順序で実行されてもよい。ステップ406はステップ405の前、あるいはステップ404の前に実行してもよい。ステップ405はステップ404に先行してもよく、E−UTRANが選択された後にステップ407が続く。
【0084】
ステップ407:MMEが選択されたE−UTRANへ接続を設定する。
【0085】
ステップ408:他のANからE−UTRANへの切換プロセスの残りのステップが完了する。
【0086】
図5は本発明の第1の実施形態における最適化inter−RAT切換の実装方法の別のフローチャートである。この実施形態においては、セルIDとターゲットIDの間のマッピングはMME上で設定され、UEもしくは他のANがMMEへセルID情報を送信する。図5に示すように、この切換プロセスは、図4に示したプロセスとは以下に述べるステップが異なっている。
【0087】
ステップ503:他のANが、選択されたセルID情報を保持する直接転送メッセージをMMEへ送信する。
【0088】
ステップ506:MMEが、受信された直接転送メッセージに保持されたセルIDに従って、セルIDとターゲットIDの間の設定されたマッピングから適切なターゲットIDを取得し、そのターゲットIDに従って適切なE−UTRANを選択する。
【0089】
<第2の実施形態>
この実施形態は、MMEが適切なE−UTRANを選択した後、そのE−UTRANとの接続を確立する特定のプロセスを扱う。
【0090】
SGW情報を選択し取得した後、UEに関して選択されたENBとの接続が確立されていないことがMMEに分かり、かつ現状のプロセスが切換の接続設定プロセスであると判定した場合には、MMEはENBへの接続を開始し、ユーザプレーンの上りリンクのベアラおよびセキュリティモードの設定を完了する。
【0091】
図6は本発明の第2の実施形態における最適化inter−RAT切換の実装方法のフローチャートである。この実施形態では、適切なE−UTRANを選択した後に、MMEがE−UTRANとの接続を開始する。図6に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0092】
ステップ601:UEもしくはネットワークが切換を決定する。
【0093】
ステップ602:UEが他のANを介して接続要求をMMEへ送信する。
【0094】
このステップでは、他のANは接続メッセージをトランスペアレントに伝送する。
【0095】
ステップ603:MMEが、認証とロケーションの更新を要求し、加入者データを取得し、適切なMMコンテキストを確立する。
【0096】
ステップ604:MMEが適切なSGWを選択し、ベアラ設定要求をSGWへ送信する。
【0097】
このステップでは、SGWはベアラ設定要求をPDN GWにも送ってよい。
【0098】
ステップ605:MMEが、受信したターゲットIDに従って、適切なE−UTRANを選択する。
【0099】
ステップ606:MMEがE−UTRANを選択し判断をする。
【0100】
このステップでは、MMEがE−UTRANを選択した後、MMEが以下の条件に合うかどうかをチェックする。
【0101】
1.切換の接続設定プロセスが進行中である。
【0102】
2.SGWとMMEとの間に既に接続が確立している。
【0103】
3.そのUEに関しては、MMEは、選択されたE−UTRANへ接続を行わない。
【0104】
この3つの条件が満たされれば、SGW情報、UEの機能パラメータ、セキュリティモードパラメータを保持するリソース予約要求を、MMEがE−UTRANへ送信する。
【0105】
ステップ607:E−UTRANがリソース予約応答を返す。
【0106】
このステップでは、E−UTRANが、無線リソース制御(RRC)暗号化、保全性保護、およびユーザプレーン暗号化のためのアルゴリズムを選択し、受信したリソース予約要求に従ってRRC関連の環境設定情報を決定する。そしてE−UTRANがMMEへリソース予約応答を返す。応答メッセージは、E−UTRANのトンネルエンドポイント識別子(TEID)などの選択されたE−UTRANの情報や、RRC設定情報や選択されたセキュリティパラメータなどを含む切換命令を保持する。
【0107】
ステップ608:他のANからE−UTRANへの切換プロセスの残りのステップが完了する。
【0108】
<第3の実施形態>
この実施形態では、専用ベアラが2つの方式で確立される。
【0109】
方式1:専用ベアラが1つずつ設定される。デフォルトベアラが設定された後、ネットワーク側のポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)が存在するベアラ設定制御エンティティ、たとえばSGWやPDN GWなど、が1つずつ専用ベアラ設定プロセスを開始する。MMEは受信したベアラ設定メッセージを処理し、メッセージを送信するかあるいはメッセージに指示パラメータを追加するかして、E−UTRANにエアインタフェースベアラ設定プロセスを開始しないように指示する。
【0110】
方式2:専用ベアラ情報がメッセージの中で伝送される。要求されたベアラの情報はメッセージに保持され、そのメッセージが往復してきた後、専用ベアラが設定される。そして応答メッセージが、専用ベアラの設定の成否情報を保持する。
【0111】
図7は本発明の第3の実施形態の、PMIPに基づくSGWとPDN GWの対話の間に、すべてのベアラ情報が1つのメッセージで伝送される方法のフローチャートである。図7に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0112】
ステップ701:MMEが、切換の接続設定プロセスが進行中であることをSGWに通知する指示を保持するベアラ設定メッセージをSGWへ送信する。
【0113】
ステップ702:SGWがベアラ設定メッセージを受信し、PCRFに対してIP−CAN修正プロセスを開始する。この対話中に、SGWが適切なIP−CANタイプをPCRFに送信する。
【0114】
このステップは選択可能である。
【0115】
ステップ703:SGWがPCRFから返されたPCCルールを受信し、すべてのベアラに対してリソースの予約が必要であると判定する。SGWは、予約済みの全てのベアラ情報を保持するベアラ設定応答をMMEへ送信する。
【0116】
このステップでは、ベアラ情報にはTEID情報が含まれる。
【0117】
ステップ704:MMEがE−UTRANとのベアラを設定する。
【0118】
このステップにおいては、確立されたベアラがデフォルトベアラおよび専用ベアラを含んでもよい。
【0119】
ステップ705:MMEがベアラ更新メッセージをSGWに送信する。このベアラ更新メッセージは、ベアラの設定成功情報および設定失敗情報を含み、E−UTRANにより確立されたベアラ情報を保持する。
【0120】
ステップ706:SGWがプロキシバインディング更新(PBU)メッセージをPDN GWへ送信し、ユーザプレーンパスを確立する。
【0121】
このステップは選択可能である。ユーザプレーン下りリンクのデータパスを前もってE−UTRANへ切り替える必要がある場合にのみ、このステップは必要である。PBUメッセージあるいはPBUメッセージ中の拡張パラメータが、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをE−UTRANへ切り替え、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをHRPDネットワーク中に維持するようにPDN GWへ指示する。この指示は、MMEによって送信されても、SGWによって直接送信されても、またSGWによって再生されてもよい。
【0122】
ステップ707:PDN GWがPCRFと対話する。
【0123】
このステップは選択可能である。PDN GWがPCRFと対話してPCCルールを取得する。
【0124】
ステップ708:PDN GWがプロキシバインディング応答メッセージ(PBA)をSGWへ返す。
【0125】
このステップは選択可能である。PDN GWからSGWへとPDN GWからE−UTRANへのユーザプレーンパスが接続される。E−UTRANが下りリンクデータを受信すれば、E−UTRANが下りリンクのデータを一時格納する。
【0126】
ステップ709:SGWがベアラ設定完了通知をMMEに送信し、指示パラメータあるいは特定メッセージを介してベアラ設定を完了したことをMMEに指示する。
【0127】
このステップにおいて、指示パラメータとはベアラ設定完了通知メッセージに保持される指示パラメータのことであり、特定メッセージとはベアラ設定完了通知メッセージである。
【0128】
UEがターゲットネットワークとの接続に成功すると、SGWがPDN GWに対して、PBUあるいは拡張PBUメッセージを介してE−UTRANにユーザプレーン上りリンクおよび下りリンクのデータパスを切り替えるように指示する。この指示は、MMEによって送信されても、SGWによって直接送信されても、またSGWによって再生されてもよい。
【0129】
図8は本発明の第3の実施形態の、PMIPに基づくSGWとPDN GWの対話の間、ベアラが順次設定される方法のフローチャートである。図8に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0130】
ステップ801:MMEが、切換の接続設定プロセスが進行中であることをSGWに通知する指示を保持するベアラ設定メッセージをSGWへ送信する。
【0131】
ステップ802:SGWがベアラ設定メッセージを受信し、PCRFに対してIP−CAN修正プロセスを開始する。この対話中にSGWが適切なIP−CANタイプをPCRFに送信する。
【0132】
このステップは選択可能である。
【0133】
ステップ803:SGWがPCRFから返されたPCCルールを受信し、すべてのベアラ用にリソース予約が必要であることを判定する。SGWは、デフォルトベアラの情報を保持するベアラ設定応答をMMEに送信する。
【0134】
このステップでは、デフォルトベアラの情報にはTEID情報が含まれる。
【0135】
ステップ804:MMEがE−UTRANとのデフォルトベアラを設定する。
【0136】
ステップ805:MMEが、E−UTRANにより確立されたデフォルトベアラの情報を保持するベアラ更新メッセージをSGWへ送信する。
【0137】
ステップ806:SGWがベアラ更新応答メッセージをMMEに返す。
【0138】
ステップ807:SGWが専用ベアラ設定要求をMMEに送信し、専用ベアラの設定を要求する。
【0139】
このステップで、SGWは複数の専用ベアラを設定するために、MMEに対して専用ベアラ設定要求を複数送信してもよい。
【0140】
ステップ808:MMEがE−UTRANに専用ベアラの設定を通知し、この通知メッセージは、E−UTRANにエアインタフェース接続を設定しないように指示する情報を保持する。この指示は、MMEからE−UTRANに送信するメッセージであってもよいし、あるいはMMEからE−UTRANに送信するメッセージで保持される拡張指示パラメータであってもよい。
【0141】
ステップ809:E−UTRANが専用ベアラ設定応答をMMEへ送信する。
【0142】
ステップ810:MMEが、E−UTRANにより確立された専用ベアラの情報を保持する専用ベアラ設定応答をSGWへ送信する。
【0143】
ステップ811:すべての専用ベアラが確立されたと判定されると、SGWがユーザプレーンパス設定のためのPBUメッセージをPDN GWへ送信する。
【0144】
このステップは選択可能である。ユーザプレーン下りリンクのデータパスを前もってHRPDネットワークからE−UTRANへ切り替える必要がある場合にのみ、このステップは必要である。PBUメッセージあるいはPBUメッセージ中の拡張パラメータが、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをE−UTRANへ切り替え、ユーザプレーン上りリンクのデータパスをHRPDネットワーク中に維持するように、PDN GWへ指示する。この指示は、MMEによって送信されても、SGWによって直接送信されても、またSGWによって再生されてもよい。
【0145】
ステップ812:PDN GWがPCRFと対話する。
【0146】
このステップは選択可能である。PDN GWがPCRFと対話してPCCルールを取得する。
【0147】
ステップ813:PDN GWがPBAメッセージをSGWへ送信する。
【0148】
このステップは選択可能である。PDN GWからSGWへとPDN GWからE−UTRANへのユーザプレーンパスが接続される。E−UTRANが下りリンクのデータを受信する場合には、E−UTRANが下りリンクのデータを一時格納する。
【0149】
ステップ814:SGWがベアラ設定完了通知をMMEへ送信する。
【0150】
このステップで、SGWが、すべての専用ベアラの設定が完了したと判定すれば、ベアラ設定完了通知メッセージが、特定メッセージもしくは指示パラメータを介してベアラ設定が完了したことをMMEに指示するパラメータを保持する。指示パラメータとはベアラ設定完了通知メッセージに保持される指示パラメータのことであり、特定メッセージとはベアラ設定完了通知メッセージである。MMEが指示パラメータを受信した後、MMEはすべてのベアラの設定完了に係わる後続処理を開始してもよい。
【0151】
ステップ815:MMEがベアラ設定完了通知確認応答をSGWへ返す。
【0152】
UEがターゲットネットワークとの接続に成功すると、SGWがPDN GWに対して、PBUあるいは拡張PBUメッセージを介してユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをE−UTRANに切り替えるように指示する。この指示は、MMEによって送信されても、SGWによって直接送信されても、またSGWによって再生されてもよい。
【0153】
図9は本発明の第3の実施形態の、GTPに基づくSGWとPDN GWの対話の間に、ベアラが一度に設定される方法のフローチャートである。図9に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0154】
ステップ901:MMEが、切換の接続設定プロセスが進行中であることをSGWに通知する指示を保持するベアラ設定メッセージをSGWへ送信する。
【0155】
ステップ902:ベアラ設定メッセージを受信すると、SGWが接続要求をPDN GWへ送信する。
【0156】
このステップにおいて、SGWが、受信したベアラ設定メッセージから、すべての要求されているベアラのQoS情報を取得すれば、SGWはすべてのベアラ用のリソースを予約するか、さもなくばSGWはデフォルトのベアラリソースを予約する。SGWによりPDN GWへ送信された接続要求は、特定メッセージであるか、あるいは特定パラメータを保持するものであってよい。このメッセージは“パスの切り替え禁止”あるいは“下りリンクパスの切り替え”の指示を保持する。このメッセージで保持される指示が“パスの切り替え禁止”であれば、指示を受取ると、PDN GWはユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータ切り替えを行わず、ベアラの設定だけを進める。メッセージで保持される指示が“下りリンクパスの切り替え”であれば、指示を受取ると、PDN GWはデフォルトおよび専用のベアラの設定が現E−UTRANで完了していないことを判定して、ベアラの設定を進める。
【0157】
ステップ903:PDN GWはIP−CAN修正の対話をPCRFと行う。このプロセスでは、PDN GWが適切なIP−CANタイプをPCRFへ送信し、PCRFによって配信されたPCCルールを受信する。
【0158】
ステップ904:PDN GWはすべてのベアラ用にリソースを予約し、予約リソース情報を保持する接続応答をSGWへ送信する。
【0159】
このステップでは予約リソース情報に一連のTEIDが含まれる。
【0160】
ステップ905:SGWが接続応答メッセージを受信し、ベアラ設定応答をMMEへ送信する。
【0161】
このステップで、SGWが接続応答メッセージを受信し、そして、十分なリソースが予約されていないことが判明すると、SGWは、受信した接続応答メッセージに保持される、PDN GWによって予約されたリソース情報に従って、SGWが再びリソースを予約し、SGWにより予約したすべてのリソースの情報を保持する、ベアラ設定応答メッセージをMMEへ送信する。
【0162】
ステップ906:MMEがE−UTRANへリソースを予約するように通知し、メッセージあるいはパラメータを介してE−UTRANに、エアインタフェース接続を設定しないように指示する。
【0163】
このステップで、メッセージはリソース予約メッセージであってよく、指示パラメータはリソース予約メッセージで保持される指示パラメータであってよい。
【0164】
ステップ907:MMEがベアラ更新メッセージをSGWに送信する。ベアラ更新メッセージは、ベアラの設定成功情報および設定失敗情報を含み、E−UTRANにより確立されたベアラの情報を保持する。
【0165】
ステップ908:SGWが、下りリンクデータ切り替え指示を保持する、ベアラ更新メッセージをPDN GWへ送信する。
【0166】
このステップで、SGWがベアラ更新メッセージを受信し、そして、予約されたリソースがPDN GWによって予約されたものと不一致であることを検出した場合には、SGWが、予約する新リソースの情報をベアラ更新メッセージに保持させる。不一致は、SGWがデフォルトのベアラリソースのみを予約するステップ902で発生する可能性がある。
【0167】
メッセージを受信すると、PDN GWが、E−UTRANのデフォルトおよび専用のベアラの設定が完了していることを判定する。ステップ902で保持されたパラメータが“下りリンクパスの入れ替え”であれば、PDN GWが、ユーザプレーン下りリンクのデータパスをE−UTRANに切り替え、かつユーザプレーン上りリンクのデータパスをHRPDネットワーク内に維持する。
【0168】
ステップ909:PDN GWがベアラ更新応答をSGWへ送信する。
【0169】
ステップ910:SGWがベアラ設定完了通知をMMEに送信し、指示パラメータあるいは特定メッセージを介してベアラ設定を完了したことをMMEに指示する。指示パラメータとはベアラ設定完了通知メッセージに保持される指示パラメータのことであり、特定メッセージとはベアラ設定完了通知メッセージである。
【0170】
UEのターゲットネットワークへの接続に成功すると、SGWが特定のメッセージもしくは指示パラメータを利用して、ソースネットワークに保持されている上りリンクパスを切り替えるようにPDN GWへ指示する。このステップの後、UEに関するユーザプレーン上りリンクおよび下りリンクのデータパスの両方がターゲットネットワークへ切り替えられる。
【0171】
図10は本発明の第3の実施形態の、GTPに基づくSGWとPDN GWの対話の間に、ベアラが順次設定される方法のフローチャートである。図10に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0172】
ステップ1001:MMEが、切換の接続設定プロセスが進行中であることをSGWに通知する指示を保持するベアラ設定メッセージをSGWへ送信する。
【0173】
ステップ1002:SGWがデフォルトのベアラ設定メッセージを受信し、リソースを予約し、接続要求をPDN GWへ送信する。
【0174】
このステップにおいて、要求されているすべてのベアラのQoS情報をSGWが、受信したベアラ設定メッセージから取得すれば、SGWはすべてのベアラ用のリソースを予約するか、さもなければSGWはデフォルトのベアラリソースを予約する。SGWによりPDN GWへ送信された接続要求は、特定メッセージであるか、あるいは特定パラメータを保持するものであってよい。このメッセージは“パスの切り替え禁止“指示、あるいは”下りリンクパス切り替え“指示を保持する。このメッセージで保持される指示が“パス切り替え禁止“指示であれば、指示を受取ると、PDN GWはユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータ切り替えを行わず、ベアラの設定だけを進める。メッセージで保持される指示が“下りリンクパスの切り替え”であれば、指示を受取ると、PDN GWはデフォルトおよび専用のベアラの設定が現E−UTRANで完了していないことを判定して、ベアラの設定を進める。
【0175】
ステップ1003:PDN GWがすべてのベアラのPCCルールを取得するために、PCRFと対話する。
【0176】
ステップ1004:PDN GWはすべてのベアラ用にリソースを予約し、確立したデフォルトベアラ情報を保持する接続応答をSGWへ送信する。
【0177】
ステップ1005:SGWが接続応答メッセージを受信し、デフォルトベアラ設定応答をMMEへ送信する。
【0178】
ステップ1006:MMEがE−UTRANとのデフォルトベアラを設定する。
【0179】
ステップ1007:MMEが、デフォルトベアラがE−UTRANにより確立されたことを保持するベアラ更新メッセージをSGWへ送信する。
【0180】
ステップ1008:SGWがベアラ更新応答メッセージをMMEに返す。
【0181】
ステップ1009:PDN GWが専用ベアラ設定メッセージをSGWへ送信する。
【0182】
このステップでは、複数の専用ベアラの設定が必要であれば、PDN GWが複数の専用ベアラを同時にあるいは順次に設定してもよい。
【0183】
ステップ1010:SGWが専用ベアラリソースを予約し、確立した専用ベアラの情報を保持する、専用ベアラ設定要求をMMEに送信する。
【0184】
ステップ1011:MMEがE−UTRANとの専用ベアラを設定し、E−UTRANに、エアインタフェース接続を確立しないように指示する。
【0185】
このステップでは、E−UTRANが専用ベアラ用のリソースを予約し、MMEとの専用ベアラを設定する。MMEが、メッセージもしくは指示パラメータを介して、E−UTRANに、エアインタフェース接続を設定しないように指示する。メッセージはリソース予約メッセージであってよく、指示パラメータはリソース予約メッセージに保持される指示パラメータであってよい。
【0186】
ステップ1012:E−UTRANが専用ベアラリソース予約応答をMMEへ送信する。
【0187】
ステップ1013:MMEが、E−UTRANにより確立された専用ベアラの情報を保持する専用ベアラ設定応答をSGWへ送信する。
【0188】
ステップ1014:SGWが、SGWにより確立された専用ベアラの情報を保持する専用ベアラ設定応答をPDN GWへ送信する。
【0189】
このステップでは、メッセージを受信すると、PDN GWが、E−UTRANのデフォルトおよび専用のベアラの設定が完了していることを判定する。ステップ1102で保持されたパラメータが“下りリンクパス入れ替え”であれば、PDN GWが、ユーザプレーン下りリンクデータパスをE−UTRANに切り替え、かつユーザプレーン上りリンクデータパスをHRPDネットワーク中に維持する。
【0190】
ステップ1015:PDN GWが、すべてのベアラの設定が完了したことをSGWへ通知する。
【0191】
このステップでは、PDN GWが最後のベアラが確立されたことを判定すると、すべてのベアラの設定が完了したことを、PDN GWがメッセージあるいは指示パラメータを介してSGWへ通知する。
【0192】
ステップ1016:SGWがベアラ設定完了通知をMMEに送信し、特定のメッセージもしくは指示パラメータを利用して、すべてのベアラの設定が完了したことをMMEへ通知する。この指示パラメータは、ベアラ設定完了通知に保持される指示パラメータである。特定メッセージとは、ベアラ設定完了通知のことである。この後、MMEはすべてのベアラの設定完了に関する後続の操作を開始することができる。
【0193】
ステップ1017:MMEがベアラ設定完了通知確認応答をSGWへ送信する。
【0194】
ステップ1018:SGWがベアラ設定完了通知確認応答をPDN GWへ送信する。
【0195】
UEがターゲットネットワークとの接続に成功すると、SGWが特定のメッセージもしくは指示パラメータを利用して、ソースネットワークに保持されている上りリンクパスを切り替えるようにPDN GWへ指示する。
【0196】
<第4の実施形態>
この実施形態は、ユーザプレーン上での損失のない上りリンクおよび下りリンクデータの保証およびサービスの継続性について説明する。
【0197】
方法1:SGWが、ユーザプレーンを切り替えずに、デフォルトおよび/または専用ベアラの設定だけをするようにPDN GWに指示するパス切り替え禁止指示を保持するメッセージをPDN GWへ送信する。
【0198】
UEがターゲットネットワークへ接続された後、SGWがPDN GWへ再び指示を出して、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替えさせる。
【0199】
方法2:SGWが、SGWがすべてのベアラの設定が完了したと判定した場合に、下りリンクデータパスをターゲットネットワークへ切り替え、ソースネットワーク中の上りリンクデータパスを保持するように、PDN GWに指示する下りリンクパス切り替え指示を保持するメッセージをPDN GWへ送信する。UEがターゲットネットワークへ接続されている場合には、MMEあるいはSGWがメッセージあるいは指示パラメータをPDN GWへ送信し、上りリンクデータパスをターゲットネットワークへ切り替えるようにPDN GWに指示する。早期のパス切り替えの指示は、MMEによって生成、伝送され、SGWによって転送されるか、あるいは現状に従ってSGWにより生成され、SGWによって直接伝送されてもよい。
【0200】
図11は、本発明の第4の実施形態の、ターゲットアクセスゲートウェイが、ユーザ上りリンクデータパスと下りリンクデータパスを2つのユーザプレーン上で個別に処理するようにアンカゲートウェイに指示する方法のフローチャートである。この実施形態では、ソースネットワーク中の上りリンクデータパスは保持され、下りリンクデータパスが、切換の最初にターゲットネットワークへ切り替えられる。図11に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0201】
ステップ1101:UEがターゲットネットワークにアクセスし、切換が始まる。
【0202】
このステップでは、切換が始まる時に、ターゲットアクセスゲートウェイ(ターゲットAGW)とアンカGWとの間にデータパスを設定する必要がある。ターゲットAGWとアンカGWとの間の通信がPMIPに基づいている場合には、プロセスはステップ1102aおよび1103aに進む。ターゲットAGWとアンカGWとの間の通信がGTPに基づいている場合には、プロセスはステップ1102bおよび1103bに進む。
【0203】
ステップ1102a:ターゲットAGWが、ターゲットネットワーク中のすべてのベアラの設定を完了した後、ターゲットAGWがPBUメッセージをアンカGWへ送信する。
【0204】
このステップでは、ターゲットGWにより送信されたPBUメッセージは、上りリンクと下りリンクの分離指示を保持する。指示情報は、PBUメッセージのフラグビットEを拡張して、実装されてもよい。このフラグビットEは、値1が上りリンクパスと下りリンクパスの分離の必要性を示し、値0が上りリンクパスと下りリンクパスの分離の必要性がないことを示す。
【0205】
図12は本発明の実施形態における指示情報の設定を示す概略図である。図12では、フラグビットEが、上りリンクパスと下りリンクパスの分離が必要かどうかを示すように設定される。
【0206】
ステップ1103a:アンカGWがPBAメッセージをターゲットAGWへ送信する。
【0207】
ステップ1102b:ターゲットネットワークがすべてのベアラの設定を完了する前に、ターゲットAGWが、上りリンクと下りリンクの分離指示を保持するActivate PDP ContextメッセージをアンカGWへ送信する。
【0208】
ステップ1103b:アンカGWがActivate PDP Context応答メッセージをターゲットAGWに送信する。
【0209】
ステップ1104:アンカGWがユーザプレーンの上りリンクデータパスと下りリンクデータパスを分離する。
【0210】
このステップでは、アンカGWがユーザプレーンの上りリンクデータパスをソースネットワーク中に維持し、ユーザプレーンの下りリンクデータパスをソースネットワークからターゲットネットワークへ切り替える。
【0211】
ステップ1105:切換の残りのステップが完了する。
【0212】
このステップでは、切換の残りのステップとして以下のものが含まれる。UEがターゲットネットワークへ切り換えられた後、ターゲットAGWが、通常のPBUかUpdate PDP Contextメッセージ、すなわちPBUか、アンカGWへの拡張指示パラメータを保持するUpdate PDP Contextメッセージを送信する。この拡張指示パラメータは、ソースネットワーク内に維持されているユーザプレーンの上りリンクデータパスをターゲットネットワークへ切り替えるようにアンカGWへ指示するもので、その結果、UEのユーザプレーンの上りリンクパスおよび下りリンクパスの両方がターゲットネットワークへ切り替えられる。
【0213】
図13は、本発明の第4の実施形態の、ターゲットアクセスゲートウェイがアンカゲートウェイにユーザ上りリンクデータパスと下りリンクデータパスを切り替えないように指示する方法のフローチャートである。この実施形態では、ユーザプレーンの上りリンクおよび下りリンクのデータパスはソースネットワーク内に維持されている。図13に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0214】
ステップ1301:UEがターゲットネットワークにアクセスし、切換が始まる。
【0215】
このステップでは、切換が始まる時に、ターゲットアクセスゲートウェイ(ターゲットAGW)とアンカGWとの間にデータパスを設定する必要がある。ターゲットAGWとアンカGWとの間の通信がPMIPに基づいている場合には、プロセスはステップ1302aおよび1303aに進む。ターゲットAGWとアンカGWとの間の通信がGTPに基づいている場合には、プロセスはステップ1102bおよび1103bに進む
【0216】
ステップ1302a:ターゲットAGWが、ターゲットネットワーク中のすべてのベアラの設定を完了した後、ターゲットAGWがPBUメッセージをアンカGWへ送信する。
【0217】
このステップでは、ターゲットGWにより送信されたPBUメッセージは、ユーザプレーンの上りデータパスもユーザプレーンの下りデータパスも切り替えない指示を保持する。指示情報はPBUメッセージのフラグビットNを拡張して実装されてもよく、このフラグビットNの値1が、ユーザプレーンの上りリンクデータパスもユーザプレーンの下りリンクデータパスも切り替えないように指示する。
【0218】
図14は本発明の実施形態における指示情報の設定を示す別の概略図である。図14では、フラグビットNを1にすれば、これはユーザプレーンの上りリンクデータパスも下りリンクデータパスも切り替えないことを指示する。
【0219】
ステップ1303a:アンカGWがPBAメッセージをターゲットAGWへ送信する。
【0220】
ステップ1302b:ターゲットネットワークがすべてのベアラの設定を完了する前に、ターゲットAGWが、上りリンクデータパスも下りリンクデータパスも切り替えない指示を保持するActivate PDP ContextメッセージをアンカGWへ送信する。
【0221】
ステップ1303b:アンカGWがActivate PDP Context応答メッセージをターゲットAGWに送信する。
【0222】
ステップ1304:アンカGWがユーザプレーンの上りリンクパスと下りリンクパスとを分離し、このユーザプレーン上りリンクデータパスおよび下りリンクデータパスをソースネットワーク内に維持する。
【0223】
実際には、切換が完了すると、ユーザプレーンの上りリンクデータパスと下りリンクデータパスとの分離プロセスをキャンセルする必要がある。PMIPの場合には、フラグビットをリセットするのに通常のPBUメッセージを送信しさえすればよいが、GTPの場合には、Update PDP Contextメッセージが必要である。
【0224】
<第5の実施形態>
この実施形態では、切換プロセス中のPCC制御(例えば、課金制御)に関する以下の技術的解法が提供される。
【0225】
1.アンカGWがPCRFと対話して、ターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを取得する。2組のPCCルールがアンカGWにおいて利用可能である。
【0226】
2.アンカGWは2組のPCCルールを同時に施行し、ソースネットワークへのベアラ設定を開始し、ソースネットワークとターゲットネットワークをそれぞれに制御して例えばソースネットワークとターゲットネットワークとで同時に課金を実施する。
【0227】
3.UEがターゲットネットワークへ接続されている場合、アンカGWはソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除し、次にアンカGWはターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを実施する。
【0228】
図15は、本発明の第5の実施形態の、切換プロセス中に、アンカGW上のPCEFがソース/ターゲットネットワークのPCCルールを制御する方法のフローチャートである。この実施形態では、ベアラ設定の前にSGWとPDN GWとの接続が確立される。図15に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0229】
ステップ1501:UEがターゲットネットワークとの接続を確立し、切換が始まる。
【0230】
このステップでは、ターゲットGWとアンカGWとの間にはデータパスはまだ確立されていなくて、アンカGWはPDN GWであってもよい。
【0231】
ステップ1502:ターゲットAGWがベアラ設定メッセージをアンカGWに送信する。
【0232】
ステップ1503:アンカGWがPCRFと対話する。
【0233】
このステップでは、アンカGWがPCRFを用いてIP−CAN修正プロセスを開始し、デフォルトベアラおよび専用ベアラに適用可能なPCCルールを取得し、メッセージがIP−CANタイプの情報を保持する。
【0234】
ステップ1504:アンカGW上のPCEFがターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを受信し、ターゲットネットワークベアラの設定を開始する。そしてソースネットワークとターゲットネットワークのそれぞれに対して適用可能なPCCルールを施行する。
【0235】
ステップ1505:アンカGWが、取得したPCCルールに従ってターゲットAGWとのデフォルトベアラおよび専用ベアラの設定を開始する。
【0236】
ステップ1506:UEがターゲットネットワークとの接続に成功する。
【0237】
ステップ1507:アンカGWのPCEFが、ソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除する。
【0238】
このステップでは、UEがターゲットネットワークへ接続された後、アンカGWのPCEFはソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除し、ターゲットネットワークに適用可能なPCCルールのみを施行する。
【0239】
ステップ1508:切換の残りのステップが完了する。
【0240】
図16は、本発明の第5の実施形態の、切換プロセス中に、アンカGW上のPCEFがソース/ターゲットネットワークのPCCルールを制御する方法の別のフローチャートである。この実施形態では、ベアラ設定の後にSGEとPDN GWとの接続が確立される。図16に示すように、このプロセスには以下のステップが含まれる。
【0241】
ステップ1601:UEがターゲットネットワークとの接続を確立し、切換が始まる。
【0242】
このステップでは、ターゲットGWとアンカGWとの間にはデータパスはまだ確立されていなくて、アンカGWはPDN GWであってもよい。
【0243】
ステップ1602:ターゲットAGWがアンカGWとのデフォルトベアラおよび専用ベアラを設定する。
【0244】
ステップ1603:ターゲットAGWがベアラ更新メッセージをアンカGWに送信する。
【0245】
このステップでは、ターゲットAGWがデフォルトベアラおよび専用ベアラの設定を完了した後に、ターゲットAGWがアンカGWへベアラ更新メッセージを送信して接続設定要求をする。
【0246】
ステップ1604:アンカGW上のPCEFがPCRFと対話して、ターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを取得する。
【0247】
ステップ1605:アンカGW上のPCEFがPCCルールを施行する。
【0248】
このステップでは、アンカGW上のPCEFがターゲットネットワークに適用可能なPCCルールを取得し、ソースネットワークとターゲットネットワークのそれぞれに対して適用可能なPCCルールを施行する。例えば、PCEFはそれぞれの課金ルールを利用して課金を実施する。このことは、ネットワークのアンカノードでは2組のPCCルールが利用できることを意味している。
【0249】
ステップ1606:UEがターゲットネットワークとの接続に成功する。
【0250】
ステップ1607:アンカGWのPCEFが、ソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除する。
【0251】
このステップでは、UEがターゲットネットワークへ接続された後、アンカGWのPCEFはソースネットワークに適用可能なPCCルールを削除し、ターゲットネットワークに適用可能なPCCルールのみを施行する。
【0252】
ステップ1608:切換の残りのステップが完了する。
【0253】
これまで述べた本発明の実施形態の説明により、本発明の実施形態は、ハードウェア、あるいは必要なハードウェアのプラットフォームと組み合わせたソフトウェアによって実装できることは当業者には理解されるであろう。こうして、本発明の技術的解法をソフトウェア化することもできる。ソフトウェアは、不揮発性メモリ媒体(例えば、CD−ROM,USBディスク、移動可能なハードディスク)に格納可能であり、本発明のそれぞれの実施形態に示された方法を実行するためにコンピュータ装置(パソコン、サーバ、ネットワークデバイス)に指令するいくつかの指示を含んでいる。
【0254】
本発明はいくつかの例示的実施形態によって説明されたが、本発明はこのような実施形態に制限されるものではない。実施形態の番号は、実施形態の優先順位を示すものではない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者がさまざまな修正および変更を本発明に対して行えることは明らかである。以下の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される保護範囲にある修正、変更は本発明に含まれることが意図されている。
Claims (6)
- 最適化されたinter−RAT切換を実装するための方法であって、
ソースネットワークにおいて切換のための準備をすることを決定した場合に、UEによって、前記ソースネットワークを介してターゲットネットワークへの接続確立プロセスを開始することと、
ベアラ設定制御エンティティによって、前記ターゲットネットワークへのベアラ設定プロセスを開始することと、
MMEによって、前記ターゲットネットワークのSGWから専用ベアラ設定要求を受信し、専用ベアラを設定することを前記ターゲットネットワークのANに通知すると共に前記ターゲットネットワークのANに、エアインタフェース接続を確立しないように指示する通知メッセージを送信することと、
前記MMEによって、前記ターゲットネットワークの前記ANからの、前記通知メッセージに対する専用ベアラ設定応答メッセージを受信し、前記専用ベアラ設定要求に対する専用ベアラ設定応答メッセージを前記SGWへ送信することと、
前記ベアラ設定制御エンティティによって、ベアラ設定を完了した後に、ベアラが確立されたことを前記MMEへ指示する、ベアラ設定完了通知を前記MMEへ送信することと、
切換準備を完了した後に前記UEをターゲットネットワークに接続することと、
を含み、
前記ソースネットワークは非3GPPネットワークの一つであり、前記ターゲットネットワークは、3GPPネットワークの一つである
方法。 - 前記ベアラ設定制御エンティティが、SGWとパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN GW)とを含む請求項1に記載の方法。
- 前記ターゲットネットワークのANへエアインタフェース接続を確立しないように指示する前記通知メッセージを送信することは、
前記エアインタフェース接続を確立しないように前記ターゲットネットワークのANへ指示する拡張指示パラメータを保持する前記通知メッセージを送信することを含む請求項1に記載の方法。 - 前記専用ベアラ設定要求に対する前記専用ベアラ設定応答メッセージが、前記ターゲットネットワークのANによって確立された専用ベアラの情報を含む請求項1に記載の方法。
- ベアラが確立されたことを前記MMEへ指示する前記ベアラ設定完了通知は、
ベアラ設定が完了したことをMMEに指示する指示パラメータを有する前記ベアラ設定完了通知を含む請求項1に記載の方法。 - ソースネットワークと、MMEと、SGWと、PDN GWと、E−UTRANと、を含む最適化inter−RAT切換を実装するためのシステムであって、
前記ソースネットワークは、UEからの接続要求を受信し、前記要求を前記MMEへ送信するように構成され、
前記MMEは、前記ソースネットワークからの前記接続要求を受信し、前記SGWから専用ベアラ設定要求を受信し、専用ベアラを設定することを前記E−UTRANに通知する通知メッセージを送信し、前記E−UTRANにエアインタフェース接続を確立しないように指示し、前記E−UTRANから前記通知メッセージに対する専用ベアラ設定応答メッセージを受信して前記SGWへ前記専用ベアラ設定要求に対する専用ベアラ設定応答メッセージを送信するように構成され、
前記SGWは、前記専用ベアラ設定要求に対して前記受信した専用ベアラ設定応答メッセージに従って前記PDN GWへプロキシバインディング更新メッセージを送信するように構成され、
前記PDN GWは、前記SGWから前記プロキシバインディング更新メッセージを受信して前記SGWへのユーザプレーンパスを確立するとともに、プロキシバインディング応答を前記SGWへ送信するように構成され、
前記SGWは、ベアラ設定完了通知を前記MMEへ送信するように構成され、
前記MMEは、前記ベアラ設定完了通知を前記SGWから受信し、前記ベアラ設定を完了するように構成され、
前記ソースネットワークは、非3GPPネットワークの一つであるシステム。
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