JP4918469B2 - 移動ロボット - Google Patents

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Description

この発明は移動ロボットに関し、より詳しくは会社などの作業環境で来訪者を案内するようにした移動ロボットに関する。
従来、移動ロボットが会社などの作業環境で来訪者を案内するようにした技術は提案されており、その一例として特許文献1記載技術を挙げることができる。特許文献1記載技術にあっては、来訪者を識別してその情報を取得しつつ、移動速度に適合したタイミングでコミュニケーションを行うように構成している。
特開2007−160442号公報
上記した従来技術にあっては、来訪者を識別してその情報を取得しつつ、移動速度に適合したタイミングでコミュニケーションを行うように構成しているが、来訪が予約されている場合の案内などについての構成を開示するものではなかった。
従ってこの発明の目的は上記した従来技術の不都合を解消し、来訪が予約されている来訪者を応接場所まで的確に案内するようにした移動ロボットを提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、作業環境を移動して来訪者を案内する複数の移動ロボットにおいて、前記作業環境の地図情報と前記来訪者に関する予約情報を格納するデータベースに通信ネットワークを介してアクセスして前記地図情報と前記来訪者に関する予約情報を取得する情報取得手段、前記来訪者に関する予約情報に基づいて前記作業環境において前記来訪者を識別する来訪者識別手段と、前記来訪者が識別されたとき、前記地図情報に従って応接場所まで前記来訪者を案内する来訪者案内手段を備えると共に、前記通信ネットワークを介して前記複数の移動ロボットが接続され、前記複数の移動ロボットの間で前記来訪者識別手段を実行する識別時間を順次切り替える来訪者識別時間切替手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る移動ロボットにあっては、前記来訪者に関する予約情報は前記来訪者の識別情報と、前記来訪者の到着予定時間と前記応接場所と前記応接場所を予約した予約者の中の少なくともいずれかを含む予約情報とからなる如く構成した。
請求項3に係る移動ロボットにあっては、前記来訪者識別時間切替手段によって切り替えられた識別時間が徒過したか否か判断する識別時間判断手段を備え、前記識別時間が徒過していると判断されるとき、前記来訪者の案内を前記複数の移動ロボットのうちの他の移動ロボットに依頼する如く構成した。
請求項4に係る移動ロボットにあっては、前記予約情報が前記予約者を含むと共に、前記来訪者が識別されたとき、前記予約者に前記来訪者の到着を通知する如く構成した。
請求項5に係る移動ロボットにあっては、前記予約情報が前記到着予定時間を含むと共に、前記到達予定時間の前に所定の場所に移動して前記来訪者の到着を待機する如く構成した。
請求項1にあっては、作業環境を移動して来訪者を案内する複数の移動ロボットにおいて、作業環境の地図情報と来訪者に関する予約情報を格納するデータベースに通信ネットワークを介してアクセスしてそれらの情報を取得し、その内の来訪者に関する予約情報に基づいて作業環境において来訪者を識別、来訪者が識別されたとき、地図情報に従って応接場所まで来訪者を案内すると共に、複数のロボットの間で来訪者の識別時間を順次切り替える如く構成したので、来訪が予約されている来訪者を応接場所まで的確に案内することができる。
請求項2に係る移動ロボットにあっては、来訪者に関する予約情報は来訪者の識別情報と、来訪者の到着予定時間と応接場所と応接場所を予約した予約者の少なくともいずれかからなる予約情報とからなる如く構成したので、上記した効果に加え、来訪者を一層的確に案内することができる。
請求項3に係る移動ロボットにあっては、識別時間が徒過したと判断されるとき、来訪者の案内を他の移動ロボットに依頼する如く構成したので、上記した効果に加え、来訪者を待たせることなく案内することができ、来訪者を一層的確に案内することができる。
請求項4に係る移動ロボットにあっては、来訪者が識別されたとき、予約者に来訪者の到着を通知する如く構成したので、上記した効果に加え、予約者は到着を確認して直ちに応接場所に赴くことなどが可能となり、来訪者を一層的確に案内することができる。
請求項5に係る移動ロボットにあっては、到達予定時間の前に所定の場所に移動して来訪者の到着を待機する如く構成したので、上記した効果に加え、同様に来訪者を待たせることなく案内することができ、来訪者を一層的確に案内することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る移動ロボットを実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る移動ロボットの示すロボットの正面図、図2は図1に示すロボットの側面図である。
図1に示すように、移動ロボット(以下単に「ロボット」という)10は、複数本、即ち、左右2本の脚部12L,12R(左側をL、右側をRとする。以下同じ)を備える。脚部12L,12Rは、基体(上体)14の下部に連結される。基体14の上部には頭部16が連結されると共に、側方には複数本、即ち、左右2本の腕部20L,20Rが連結される。左右の腕部20L,20Rの先端には、それぞれハンド(エンドエフェクタ)22L,22Rが連結される。尚、この実施例にあっては、移動ロボットとして、2本の脚部と2本の腕部を備えた、1.3m程度の身長を有するヒューマノイド型の脚式移動ロボットを例にとる。
図2に示すように、基体14の背部には格納部24が設けられ、その内部には電子制御ユニット(以下「ECU」と呼ぶ)26およびバッテリ(図示せず)などが収容される。
図3は、図1に示すロボット10をスケルトンで表す説明図である。以下、図3を参照し、ロボット10の内部構造について関節を中心に説明する。尚、図示のロボット10は左右対称であるので、以降L,Rの付記を省略する。
左右の脚部12は、それぞれ大腿リンク30と下腿リンク32と足部34とを備える。大腿リンク30は、股関節を介して基体14に連結される。図3では、基体14を基体リンク36として簡略的に示すが、基体リンク36(基体14)は、関節38を介して上半部36aと下半部36bとが相対変位、より具体的には回転あるいは旋回自在に構成される。
大腿リンク30と下腿リンク32は膝関節を介して連結されると共に、下腿リンク32と足部34は足関節を介して連結される。股関節は、Z軸(ヨー軸。具体的には、ロボット10の高さ方向)回りの回転軸40と、Y軸(ピッチ軸。具体的には、ロボット10の左右方向)回りの回転軸42と、X軸(ロール軸。具体的には、ロボット10の前後方向)回りの回転軸44とから構成される。即ち、股関節は、3自由度を備える。
膝関節はY軸回りの回転軸46から構成され、1自由度を備える。また、足関節はY軸回りの回転軸48とX軸回りの回転軸50とから構成され、2自由度を備える。このように、左右の脚部12のそれぞれには3個の関節を構成する6個の回転軸(自由度)が与えられ、脚部全体としては合計12個の回転軸が与えられる。
脚部12は、アクチュエータ(図示せず)によって駆動される。以下、脚部12を駆動するアクチュエータを「脚部アクチュエータ」という。脚部アクチュエータは具体的には基体14と脚部12の適宜位置に配置された12個の電動モータからなり、上記した12個の回転軸を個別に駆動する。脚部アクチュエータの動作を制御して各回転軸を適宜な角度で駆動することにより、脚部12に所望の動きを与えることができる。
また、左右の腕部20は、それぞれ上腕リンク52と下腕リンク54を備える。上腕リンク52は、肩関節を介して基体14に連結される。上腕リンク52と下腕リンク54は、肘関節を介して連結されると共に、下腕リンク54とハンド22は手首関節を介して連結される。
肩関節はY軸回りの回転軸56とX軸回りの回転軸58とZ軸回りの回転軸60とから構成され、3自由度を備える。肘関節はY軸回りの回転軸62から構成され、1自由度を備える。手首関節はZ軸回りの回転軸64とY軸回りの回転軸66とX軸回りの回転軸68とから構成され、3自由度を備える。このように、左右の腕部20のそれぞれには、3個の関節を構成する7個の回転軸(自由度)が与えられ、腕部全体として合計14個の回転軸が与えられる。
腕部20も、脚部12と同様に図示しないアクチュエータによって駆動される。以下、腕部20を駆動するアクチュエータを「腕部アクチュエータ」という。腕部アクチュエータは具体的には基体14と腕部20の適宜位置に配置された14個の電動モータからなり、上記した14個の回転軸を個別に駆動する。腕部アクチュエータの動作を制御して各回転軸を適宜な角度で駆動することにより、腕部20に所望の動きを与えることができる。
ハンド22には、5本の指部70が設けられる。指部70は、図示しないアクチュエータ(以下「ハンドアクチュエータ」という)によって動作自在とされ、腕部20の動きに連動して物を把持する、あるいは適宜な方向を指差すなどの動作が実行可能とされる。
頭部16は、基体14に首関節を介して連結される。首関節はZ軸回りの回転軸72とY軸回りの回転軸74とから構成され、2自由度を備える。回転軸72,74も、図示しないアクチュエータ(以下「頭部アクチュエータ」という)によって個別に駆動される。頭部アクチュエータの動作を制御して回転軸72,74を適宜な角度で駆動することにより、頭部16を所望の方向に向けることができる。
左右の脚部12(具体的には、足部34と足関節の間)にはそれぞれ力センサ(6軸力センサ)76が取り付けられ、床面から脚部12に作用する床反力の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzを示す信号を出力する。左右の腕部20にも同種の力センサ78がハンド22と手首関節の間で取り付けられ、腕部20に作用する外力の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzを示す信号を出力する。
基体14には傾斜センサ80が設置され、鉛直軸に対する基体14の傾き、即ち、傾斜角度とその角速度などの状態量を示す信号を出力する。頭部16には、2個(左右)のCCDカメラ82が設置され、ロボット10の周囲環境をステレオ視で撮影して得た画像を出力する。また、頭部16には、マイクロフォン84aとスピーカ84bからなる音声入出力装置84が設けられる。
上記したセンサなどの出力は、ECU26(図2に示す)に入力される。ECU26はマイクロコンピュータからなり、図示しないCPUや入出力回路、ROM、RAMなどを備える。
図4はロボット10の構成をECU26の入出力関係を中心に示すブロック図である。
図示の如く、ロボット10は、上記したセンサなどに加え、回転軸40などのそれぞれに配置されて回転軸40などの回転角度、即ち、関節角度に応じた信号を出力するロータリエンコーダ群86と、Z軸回りの角加速度を示す出力を生じるジャイロセンサ88と、衛星から発信された電波を受信してロボット10の位置情報(緯度と経度)を示す出力を生じるGPS受信器90を備える。
さらに、ロボット10は、後述するように来訪者が携行するICタグ92に無線系94で接続されてICタグ92との間でICタグ信号(RFID(Radio Frequency ID)、具体的にはICタグ92を識別する識別情報)を送受信するICタグ信号送受信器(リーダ)96とを備えると共に、周囲に向けて放射状に配置されて光信号を順番に照射する複数個の発光ダイオードからなる光信号照射部98を備える。図示は省略するが、ICタグ92とICタグ信号送受信器96は共に、CPUと記憶装置と入出力インターフェースと受信アンテナと送信アンテナを備え、相互に通信自在に構成される。
上記したセンサおよび機器はECU26に接続され、出力をECU26に入力する、あるいはECU26から出力を入力されて動作する。
ECU26は、力センサ76、傾斜センサ80およびロータリエンコーダ群86の出力に基づいて歩容を生成し、前記した脚部アクチュエータ(符号100で示す)の動作を制御して脚部12を駆動してロボット10を移動(歩行)させると共に、歩行制御などに付随して腕部アクチュエータ(符号102で示す)とハンドアクチュエータ(符号104で示す)の動作を制御して腕部20とハンド22を駆動する一方、頭部アクチュエータ(符号106で示す)の動作を制御して頭部16の向きを調整する。
さらに、ECU26はICタグ信号送受信器96などの出力に基づき、来訪者を識別して案内するが、それについては後述する。
図5はロボット10の作業環境における来訪者の応接などを示す説明図である。
図示の如く、ロボット10は、会社などの作業環境Eにおいて無線系Rを介して基地局Bに接続される。基地局Bは第1のネットワークN1を介して管理用コンピュータCに接続され、管理用コンピュータCは第2のネットワークN2を介して複数個の端末機器Tに接続される。
ロボット10は、無線系Rと基地局Bと第1のネットワークN1からなる通信ネットワークを介して管理用コンピュータCにアクセス自在に構成されると共に、少なくとも1基の他のロボット、より具体的にはロボット10と同じ構造の第2のロボット10a、第3のロボット10b・・・にも接続される(図示の簡略化のため、2基のみ示す)。
作業環境Eには取引先など種々の来訪者Pが来訪する(図5において二人の来訪者をP1,P2で示す)。作業環境Eには受付Xが置かれ、そこに受付嬢Fが座り、端末機器Tの一つを操作し、来訪者Pに応対する。後述する如く、ロボット10、第2のロボット10a、第3のロボット10bは、来訪者Pを識別し、予約者(来訪者Pと打ち合わせする、担当者などの社員)が予約してある会議室n(会議室1、会議室2、会議室3。応接場所)に案内する。
管理用コンピュータCには、作業環境Eの地図情報を格納する地図データベースDB1と、来訪者(より正確には来訪予定者)Pに関する予約情報を格納する予約情報データベースDB2と、音声・発話データベースDB3が格納される(図4に示す)。来訪者Pに関する予約情報は、来訪者(より正確には来訪予定者)Pの識別情報と通常の案内動作(タスク)と、予約情報(即ち、来訪者Pの到着予定時間、会議室n、予約者、特別の案内動作(タスク)などの中の少なくともいずれか、より具体的にはその全て)からなる。
図6は、図5に示す作業環境Eにおいて来訪者Pへの応対を説明するタイム・チャートである。
予約者は、電話などで事前に打ち合わせして取引先などの来訪日が決定し、別の端末機器Tから管理用コンピュータCにアクセスし、予約情報データベースDB2に会議室nの使用予約を入力すると共に、必要に応じて来訪者(より正確には来訪予定者)Pの氏名と自己の氏名などを入力する。
当日、受付嬢Fは端末機器Tから管理用コンピュータCの予約情報データベースDB2にアクセスしてその日の予約状況を確認すると共に、電話でキャンセル連絡を受けた場合などは、予約情報データベースDB2のデータを修正する。
また、受付嬢Fは来訪者Pが来訪したとき、ICタグ92を手渡すと共に、予約情報データベースDB2に手渡したICタグ92の識別コードを来訪者Pの名前に関連づけて入力する。このように、来訪者Pの識別情報はその名前とICタグ92の識別コードからなる。ICタグ92は例えば紐を取り付けられたカードからなり、来訪者Pは紐を首に通して胸に吊るすように構成される。
来訪者Pが受付嬢FからICタグ92を受け取ると、後述する如く、ロボット10(あるいは10a,10b)においてECU26は予約情報データベースDB2にアクセスし、来訪者Pを識別して会議室nに案内する。来訪者Pは帰途、受付嬢FにICタグ92を返却し、受付嬢FはICタグ92の返却を予約情報データベースDB2に入力する。
ECU26が実行する来訪者Pの案内動作についてさらに詳細に説明する。
図7はその処理を示すブロック図である。
同図に示すように、ECU26は、音声認識部108、画像処理部110、自己位置推定部112、来訪者特定部114、行動決定部116、発話生成部118および動作制御部120を備えると共に、前記した通信ネットワークを介して管理用コンピュータCの地図データベースDB1と予約情報データベースDB2と音声・発話データベースDB3にアクセス自在に構成される。
音声認識部108は、音声入出力装置84のマイクロフォン84aから収集された音声を入力し、音声・発話データベースDB3に記憶された語彙に基づいて来訪者Pの指示あるいは意図を認識する。
画像処理部110はCCDカメラ82で撮影された画像を入力して処理し、作業空間Eにおける受付X、会議室nの位置や形状を認識すると共に、受付嬢F、来訪者Pあるいは予約者などの人を認識する。
自己位置推定部112は、GPS受信器90から入力された位置情報に基づき、ロボット10の現在位置を推定する。尚、衛星から発信された電波をGPS受信器90で受信できないときは、ジャイロセンサ88によって検出された移動方向と距離に基づき、現在位置を推定する。
来訪者特定部114は、来訪者Pを特定(識別)する。即ち、ICタグ92はICタグ信号送受信器96から送信された電波と、光信号照射部98の放射状に配置された発光ダイオード群のいずれかから照射された光信号の両方を受信したとき、ICタグ信号を返信するように構成されることから、来訪者特定部114は、返信されたICタグ信号の強度から来訪者Pまでの距離を検出すると共に、そのときに照射された発光ダイオードの位置から来訪者Pの位置(方角)を検出して来訪者Pを特定(識別)する。
尚、ICタグ信号は、ICタグ92ごとに異なることは言うまでもない。また、送信電波が衝突しないように、ロボット10と第2のロボット10aと第3のロボット10bの間では電波の送信時間を例えば1分ごとに順次切り替えてICタグ信号を受信するように構成される。
行動決定部116は、後述するように来訪者Pを識別して会議室nに案内する案内動作を決定し、動作制御部120を介して脚部アクチュエータ100などの動作を制御すると共に、発話生成部118を介して音声・発話データベースDB3に記憶された情報から発話すべき音声信号を合成し、音声入出力装置84のスピーカ84bを介して出力(発声)する。
次いで、図8フロー・チャートを参照し、その案内動作について行動決定部116で実行される処理に焦点をおいて詳説する。
以下説明すると、S10において予約情報データベースDB2にアクセスして新規なタスク(あれば)や予約情報を受け付け、受け付けた予約情報を前記したRAMの適宜箇所に書き込む。次いでS12に進み、予約情報が更新されたか否か判断し、肯定されるときはS14に進み、更新された予約情報を同様にRAMの適宜箇所に書き込む。
S12で否定されたときはS16に進み、RAMに書き込んだタスクや予約情報を読み込み、S18に進み、ICタグ信号を受信可能な時間にあるか否か判断する。即ち、ロボット10と第2のロボット10aと第3のロボット10bの間では電波の送信時間を1分ごとに切り替えてICタグ信号を受信するように構成されることから、自己(ロボット10)に割り与えられた時間か否か判断する。
S18で否定されるときはS20に進み、他のタスクが実行可能か否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS22に進み、他のタスクを実行する。次いでS24に進んでそれが終了したか否か判断し、否定されるときはS22に戻ると共に、肯定されるときはS10に戻る。
他方、S18で肯定されるときはS26に進み、受信可能時間が1分以上か、即ち、自己の受信可能時間が徒過したか否か判断し、否定されるときはS28に進み、予約時間の5分前か否か判断し、肯定されるときはS30に進み、待機場所に移動して来訪者の到着を待機する。
次いでS32に進み、来訪者のICタグ信号を検知したか、換言すれば来訪者Pを識別したか否か判断し、否定されるときはS34に進み、タスクを切り替えてS32に戻る。S32で肯定されたときはS36に進み、予約者に来訪者Pの到着を通知すると共に、発話生成部118を介してスピーカ84bから発声し、来訪者Pに挨拶する。
次いでS38に進み、地図データベースDB1と予約情報データベースDB2にアクセスして得た地図情報に従って応接場所(例えば会議室1)に来訪者を案内する。S40で案内が終了したと判断されるまでS38の処理を繰り返し、肯定されるときはS10に戻る。
他方、S26で肯定されるとき、換言すれば来訪者Pの識別が困難なとき、S42に進み、受信可能領域を切り替えて第2のロボット10aあるいは第3のロボット10bに来訪者Pの識別を依頼する。
第2のロボット10aあるいは第3のロボット10bは、それに応じてS44において来訪者のICタグ信号を検知(来訪者Pを識別)したか否か判断し、否定されるときはS10に戻って上記した処理を実行すると共に、肯定されるときはS46に進み、ロボット10と予約者に来訪者Pの到着を通知すると共に、来訪者Pに挨拶する。次いでS48に進み、ロボット10との間でタスクを切り替えてS38に進み、応接場所に来訪者を案内し、S40を経てS10に戻る。
この実施例は上記の如く、作業環境Eを移動して来訪者Pを案内する複数の移動ロボット10,10a、10b、)において、前記作業環境Eの地図情報と前記来訪者Pに関する予約情報を格納するデータベース(地図データベースDB1、予約情報データベースDB2)に無線系Rと基地局Bと第1のネットワークN1からなる通信ネットワークを介してアクセスして前記地図情報と前記来訪者Pに関する予約情報を取得する情報取得手段(ECU26,S10)、前記来訪者Pに関する予約情報に基づいて前記作業環境Eにおいて前記来訪者Pを識別する来訪者識別手段(ECU26,S10からS32)と、前記来訪者Pが識別されたとき、前記地図情報に従って応接場所(会議室n)まで前記来訪者Pを案内する来訪者案内手段(ECU26,S36からS38)を備えると共に、前記通信ネットワークを介して前記複数の移動ロボットが接続され、前記複数の移動ロボットの間で前記来訪者識別手段を実行する識別時間を順次切り替える来訪者識別時間切替手段(ECU26,114)とを備える如く構成したので、来訪が予約されている来訪者Pを応接場所(会議室n)まで的確に案内することができる。
また、前記来訪者Pに関する予約情報は前記来訪者Pの識別情報と、前記来訪者Pの到着予定時間と前記応接場所と前記応接場所を予約した予約者の中の少なくともいずれか、より具体的には全てを含む予約情報とからなる如く構成したので、上記した効果に加え、来訪者Pを一層的確に案内することができる。
また、前記来訪者識別時間切替手段によって切り替えられた識別時間が徒過したか否か判断する識別時間判断手段(ECU26,S26)を備え、前記識別時間が徒過していると判断されるとき、前記来訪者Pの案内を前記複数の移動ロボットのうちの他の移動ロボット10a(10b)に依頼する(ECU26,S42からS48,S38)如く構成したので、上記した効果に加え、来訪者Pを待たせることなく案内することができ、来訪者Pを一層的確に案内することができる。
また、前記予約情報が前記予約者を含むと共に、前記来訪者Pが識別されたとき、前記予約者に前記来訪者Pの到着を通知する(ECU26,S36)如く構成したので、上記した効果に加え、予約者は到着を確認して直ちに応接場所に赴くことなどが可能となり、来訪者Pを一層的確に案内することができる。
また、前記予約情報が前記到着予定時間を含むと共に、前記到達予定時間の前に所定の場所に移動して前記来訪者Pの到着を待機する(ECU26,S28からS30)如く構成したので、上記した効果に加え、同様に来訪者Pを待たせることなく案内することができ、来訪者Pを一層的確に案内することができる。
上記において、ICタグ信号送受信器96などの出力から来訪者Pを識別したが、画像処理部110の出力に基づいて識別しても良い。
また、移動ロボットとして2足歩行の脚式移動ロボットを例示したが、それに限られるものではなく、3足以上の脚式移動ロボットであっても良く、さらには車輪型あるいはクローラ型の移動ロボットであっても良い。
この発明の実施例に係る移動ロボットの正面図である。 図1に示すロボットの側面図である。 図1に示すロボットをスケルトンで示す説明図である。 図1に示すロボットの構成を電子制御ユニット(ECU)の入出力関係を中心に表すブロック図である。 図1に示すロボットの作業環境における来訪者の応接などを示す説明図である。 図5に示す作業環境において来訪者への応対を説明するタイム・チャートである。 図4に示すECUで行われる案内動作処理を示すブロック図である。 図7に示す行動決定部で実行される来訪者の案内動作を示すフロー・チャートである。
符号の説明
10:移動ロボット(ロボット)、10a:第2のロボット、10b:第3のロボット、12:脚部、14:基体、20:腕部、26:ECU(電子制御ユニット)、82:CCDカメラ、92:ICタグ、96:ICタグ信号送受信器、100:脚部アクチュエータ、116:行動決定部、118:発話生成部、120:動作制御部、E:作業環境、B:基地局、N1:第1のネットワーク、N2:第2のネットワーク、C:管理用コンピュータ、DB1:地図データベース、DB2:予約情報データベース、T:端末機器、P:来訪者

Claims (5)

  1. 作業環境を移動して来訪者を案内する複数の移動ロボットにおいて、
    a.前記作業環境の地図情報と前記来訪者に関する予約情報を格納するデータベースに通信ネットワークを介してアクセスして前記地図情報と前記来訪者に関する予約情報を取得する情報取得手段
    b.前記来訪者に関する予約情報に基づいて前記作業環境において前記来訪者を識別する来訪者識別手段と、
    .前記来訪者が識別されたとき、前記地図情報に従って応接場所まで前記来訪者を案内する来訪者案内手段と、
    を備えると共に、
    前記通信ネットワークを介して前記複数の移動ロボットが接続され、前記複数の移動ロボットの間で前記来訪者識別手段を実行する識別時間を順次切り替える来訪者識別時間切替手段と、
    を備えたことを特徴とする移動ロボット。
  2. 前記来訪者に関する予約情報は前記来訪者の識別情報と、前記来訪者の到着予定時間と前記応接場所と前記応接場所を予約した予約者の中の少なくともいずれかを含む予約情報とからなることを特徴とする請求項1記載の移動ロボット。
  3. 前記来訪者識別時間切替手段によって切り替えられた識別時間が徒過したか否か判断する識別時間判断手段を備え、前記識別時間が徒過していると判断されるとき、前記来訪者の案内を前記複数の移動ロボットのうちの他の移動ロボットに依頼することを特徴とする請求項1または2記載の移動ロボット。
  4. 前記予約情報が前記予約者を含むと共に、前記来訪者が識別されたとき、前記予約者に前記来訪者の到着を通知することを特徴とする請求項2または3記載の移動ロボット。
  5. 前記予約情報が前記到着予定時間を含むと共に、前記到達予定時間の前に所定の場所に移動して前記来訪者の到着を待機することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の移動ロボット
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