JP4918105B2 - トレイ式カード用コネクタ - Google Patents

トレイ式カード用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4918105B2
JP4918105B2 JP2009009658A JP2009009658A JP4918105B2 JP 4918105 B2 JP4918105 B2 JP 4918105B2 JP 2009009658 A JP2009009658 A JP 2009009658A JP 2009009658 A JP2009009658 A JP 2009009658A JP 4918105 B2 JP4918105 B2 JP 4918105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
storage case
support piece
engagement
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009009658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010170707A (ja
Inventor
宏樹 貞徳
Original Assignee
京セラエルコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京セラエルコ株式会社 filed Critical 京セラエルコ株式会社
Priority to JP2009009658A priority Critical patent/JP4918105B2/ja
Priority to KR1020090028395A priority patent/KR20100085808A/ko
Publication of JP2010170707A publication Critical patent/JP2010170707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4918105B2 publication Critical patent/JP4918105B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0056Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers housing of the card connector
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/08Feeding or discharging cards
    • G06K13/0806Feeding or discharging cards using an arrangement for ejection of an inserted card
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、ICカードを支持したトレイを収納ケースに挿脱することにより、ICカードの端子を収納ケースのコンタクトに接離させるトレイ式カード用コネクタに関する。
特許文献1は、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)と呼ばれるICカードを脱着可能なコネクタを備える携帯端末を開示している。このコネクタは、上面が開口し、かつ底部に回路基板と導通するコンタクトを固定したインシュレータ(ハウジング)と、該ハウジングの上面を塞ぐ金属製のシェル(カバー)と、SIMカードを支持しながらインシュレータとシェルによって構成した収納ケースの端部開口から該収納ケースにスライドしながら挿脱可能なトレイ(スライダ)と、を具備している。トレイは左右一対の支持片(アーム)を具備しており、左右の支持片でSIMカードの底面を支持すると、SIMカードの底面に設けた端子が左右の支持片の間から下方に露出する。さらに、インシュレータの底面には板ばねが設けてあり、かつ、左右の支持片の下面にはトレイを収納ケース内に完全に挿入したときに該板ばねと係合するストッパが突設してある。
トレイを収納ケース内に完全に挿入すると、SIMカードの端子がインシュレータに固定したコンタクトに接触するので、携帯端末に内蔵した制御部がSIMカードに入力済みのデータを読み込み可能になる。一方、トレイを収納ケースから引き出すと、上記板ばねとストッパが係合するので、トレイが収納ケースから脱落するのが防止される。
特開2006−209992号公報
近年、携帯端末に対する低背化(薄型化)や小型化の要求が厳しいため、上記コネクタも低背化や省面積化する必要があり、そのためにはトレイの支持片全体を薄肉化しなければならない。
しかし、薄肉化すると支持片は剛性が低下し捻れや撓みが起こり易くなるため、上記板ばねとストッパの係合力が低下してしまう。そのため、携帯端末を購入したユーザーがSIMカードを交換する際にトレイを誤って必要以上に大きな力で引き出すと、トレイが収納ケースから脱落してしまうおそれがある。
このような問題を解決するための方策としては、シェルの両側部に板ばねを形成し、左右の支持片の側面にトレイを引き出したときに左右の板ばねが係合する係合凹部を形成することが考えられる。支持片を薄肉化しても、支持片の左右方向への撓み易さにはそれ程大きな影響は出ないので、このように左右両側から板ばねの弾性力を左右の支持片に及ぼす構造の場合は、特許文献1に比べてトレイの収納ケースからの脱落を防止し易い。
しかし、上記のようなトレイを使用するカードコネクタの場合は、仮にトレイが収納ケースから強い力で引き抜かれた場合であっても破損せず、かつ、再度トレイを収納ケースに挿入できるような柔軟性と、相当程度の大きさの引き抜き力に対しても抵抗できる強さ(硬さ)という、二律背反する機能が要求される。そのため、支持片の薄肉化を極度に進めることにより支持片が長手方向回りに捻れ易くなったり、支持片が長手方向に捲れ易くなった場合には、左右の板ばねの弾性力によって支持片が捻れたり捲れてしまい、その結果、トレイを収納ケースに対して円滑にスライド操作できなくなるおそれがある。
さらに、左右の板ばねの弾性力を強くしても、ユーザーがトレイを誤って強い力で引き抜き方向に移動させれば、トレイが収納ケースから脱落してしまう。
さらに、ユーザーがトレイを収納ケースから誤って引き抜いた場合には、トレイを収納ケースに再度挿入する必要があるが、トレイの表裏の向きを逆にして収納ケースに挿入すると、トレイと収納ケースが強い力で擦れて両者が破損するおそれがある。
本発明の目的は、トレイを低背化した場合であってもトレイを円滑に操作することが可能で、かつトレイの収納ケースからの安易な脱落を抑止でき、しかもトレイの表裏の向きを逆にして収納ケースに挿入するおそれがないトレイ式カード用コネクタを提供することにある。
本発明のトレイ式カード用コネクタは、挿入用開口を有し、かつコンタクトを支持した収納ケースと、ICカードの底面を支持する2つの支持片を具備し、上記挿入用開口から収納ケースに挿入することにより2つの支持片の間に露出したICカードの端子を上記コンタクトに接触させ、引き出すことにより該端子をコンタクトから離間させるトレイと、を備えるコネクタにおいて、上記2つの支持片と上記収納ケースの両側部との一方に、2つの支持片の外側面を互いに近づく方向に付勢する一対の弾性係合部を形成し、他方に上記トレイを収納ケースから引き出したときに上記弾性係合部が係合する引出時係合部を形成し、少なくとも一方の上記支持片の底部と上記収納ケースの底部の一方に、上記トレイの移動方向に延びかつ一方の端部が閉じる案内溝を形成し、他方に該案内溝にスライド可能に係合し、かつ上記トレイを引き出したときに上記端部と係合する係合突起を形成したことを特徴としている。
上記係合突起の配置を工夫し、上記トレイに上記ICカードを支持したときに、平面視で上記係合突起の少なくとも一部が該ICカードと重なるようにするのが好ましい。
本発明ではトレイと収納ケースの一方に設けた係合突起が他方に形成した案内溝にスライド可能に係合するので、支持片の捻れや捲れを確実に防止できる。そのため、弾性係合部の弾性力を強くすることによりトレイの収納ケースからの脱落抑止力を高めた上で、トレイを位置規制された状態で円滑に操作することが可能である。
しかも、トレイを収納ケースから強い力で引き抜こうとすると、係合突起が案内溝の端部に当接することによりトレイの引き抜きに対して抵抗するので、トレイの不意の引き抜きを防止できる。
さらに、トレイと収納ケースの底部に案内溝と係合突起を形成したので、トレイの表裏の向きを正しい向きにしないとトレイを収納ケースに挿入することができない。そのため、トレイの向きを逆にしたまま収納ケースに挿入して、両者を破損するおそれはない。
請求項2のように構成すれば、ICカードをトレイに載せると係合突起の少なくとも一部の直上にICカードが位置するので、係合突起を形成した支持片の上方への捲れがICカードにより確実に規制される。係合突起の案内溝に対する係り代が大きいため、係合突起が案内溝からより外れ難く、ICカードが収納されている状態での引き抜き防止効果がより高くなる。よって、作業中のICカードの紛失等防止にも効果がある。
本発明の一実施形態を適用した携帯端末の裏面側をバッテリ収納凹部の蓋を取り外して示す平面図である。 トレイを収納位置に位置させたときのコネクタを前斜め上方から見た斜視図である。 トレイを収納位置に位置させたときのコネクタを後ろ斜め下方から見た斜視図である。 トレイを引出位置まで引き出したコネクタと、トレイから取り出したSIMカードの後ろ斜め上方から見た斜視図である。 SIMカードを載せたトレイを引出位置まで引き出したときのコネクタの後ろ斜め上方から見た斜視図である。 トレイを引出位置まで引き出したコネクタの後ろ斜め下方から見た斜視図である。 コネクタの後ろ斜め上方から見た分解斜視図である。 インシュレータとトレイの後ろ斜め上方から見た斜視図である。 図5のIX−IX矢線に沿う断面図である。 トレイの変形例を示す後ろ斜め上方から見た斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の各方向は図中の矢印を基準としている。
本実施形態のコネクタ10は図1に示す携帯端末Aに内蔵(固定)するものであり、大きな構成要素としてインシュレータ20、シェル40、及び、トレイ60を具備している。
インシュレータ20は絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂料を射出成形したものである。インシュレータ20の底板部21の内部には上記射出成形時のインサート成形により6本のコンタクト22が固定してある。コンタクト22はスタンピング成形して得られた基材(例えばりん青銅、ベリリウム銅、チタン銅、ステンレス、コルソン系銅合金、)上に、下地メッキ(例えばニッケル(Ni)メッキ)を施した後に、仕上げメッキ(例えば金メッキ、錫(Sn)−銅(Cu)メッキ、錫(Sn)−鉛(Pb)メッキ)を施して製造した一体物であり、いずれも弾性及び導電性を有している。各コンタクト22の前端に形成したテール部23は底板部21の前端面から前方に突出しており、各コンタクト22の後方部分から前向きに延びるばね状端子24は、底板部21に貫通孔として形成した6つの長孔25を通って底板部21の上方に突出している。底板部21の上面の左右両側部は、中央部に比べて一段低くかつ前後方向に延びる支持片案内凹部26、27となっている(支持片案内凹部26に比べて支持片案内凹部27が広幅である)。さらに、右側の支持片案内凹部27(インシュレータ20の底部)には、前後方向に延びると共に前後両端が閉じた案内溝28が貫通孔として形成してある。また、底板部21の後端側の左右両端部には底部切欠29が形成してある。
底板部21の左右両側縁には略垂直な側壁31が設けてあり、左右の側壁31の後端には側部切欠32が形成してある。さらに、左右の側壁31の外側面には3つの上部係合突起33と3つの下部係合突起34が突設してある。
また、底板部21の前縁の左右両端部近傍には側壁31から左右方向に離間する略垂直な前部ストッパ36が左右一対として設けてあり、前部ストッパ36の前面には係止突部37が突設してある(図2参照)。
シェル40は例えばりん青銅やステンレスによって成形した部材である。シェル40はインシュレータ20と略同じ平面形状であり、インシュレータ20の上面を塞ぐ天井部41と、天井部41の両側縁から垂下する左右一対の側板部42と、を具備している。天井部41と側板部42に跨る部分には2つの係止孔44と係止孔45が前後に並べて形成してある。係止孔45の下縁部の後部は前部に比べて一段下がった係合段部46となっており、係止孔45の後縁部からは先端部(前端部)に係合突部48を備える弾性係合部47が前向きに延びている。弾性係合部47は左右方向に弾性変形可能であり、図7に示すように自由状態においては側板部42の内側に位置している。
左右の側板部42の下縁部には2つの下縁係合凹部50が凹設してある。さらに、左右の側板部42の後端には略水平なテール部51が内向きに突設してあり、左右のテール部51の表面にはSn−Cu(錫銅)や金がメッキしてある。また、天井部41の前縁部には左右一対のテール部52と、テール部52の外側に位置する左右一対の係止部53とが突設してある。左右のテール部52の表面にはSn−Cu(錫銅)や金がメッキしてあり、左右の係止部53には係止孔が形成してある(図2参照)。
シェル40の天井部41をインシュレータ20の上部に被せると、インシュレータ20の左右の3つの上部係合突起33が左右の係止孔44の下縁部及び係止孔45の係合段部46とに係止し、かつ、左右の3つの下部係合突起34が左右の下縁係合凹部50と側板部42の下縁のテール部51の直前部分に係止し、さらに左右の弾性係合部47の係合突部48がインシュレータ20の左右の側部切欠32を通って対応する側壁31の内側に突出する。さらに、左右のテール部51がインシュレータ20の対応する底部切欠29内に位置し、かつ左右の係止部53の係止孔が左右の係止突部37に係止する(図2参照)。
このようにして互いに一体化したインシュレータ20とシェル40からなる収納ケースCは、携帯端末Aの内部に固定した回路基板(図示略)上の回路パターンに各コンタクト22のテール部23を半田付けし、かつ、シェル40のテール部51とテール部52を該回路基板の接地パターンや固定用パターンに半田付けすることにより、該回路基板に固定される。すると、図1に示すように携帯端末Aの裏面に凹設したバッテリ収納凹部B(図1では、バッテリ収納凹部Bからバッテリとバッテリ収納凹部Bの開口を塞ぐ蓋を取り外している)の前壁に形成した取付孔内に収納ケースCが位置する。
トレイ60は絶縁性の合成樹脂料を射出成形したものである。トレイ60は、後端部を構成し、かつその左端部に切欠62が形成された操作用端部61と、操作用端部61から共に前方に向かって突出する支持片63、64と、を具備しており、操作用端部61と支持片63と支持片64の間には露出用開口65が形成してある。図示するように、支持片64は支持片63に比べて広幅であり、かつ、支持片63はインシュレータ20の左側の支持片案内凹部26と略同幅で、支持片64はインシュレータ20の右側の支持片案内凹部27と略同幅である。操作用端部61、支持片63及び支持片64の上面にはSIMカード(ICカード)80と略同じ平面形状かつ略同じ高さの載置用凹部67が凹設してあり、操作用端部61の上面の右端部には載置用凹部67とは独立した三角形状の引出用凹部68が凹設してある。トレイ60の後端部の左右両側部には、当該部分より前方の部分に比べて外側に出っ張った側部ストッパ69が形成してある。トレイ60における側部ストッパ69より前方に位置する部分は左右の側壁31の内面間寸法より小さいため収納ケースCの後端開口(挿入用開口)から収納ケースC内に挿入可能であるが、トレイ60の後端部(側部ストッパ69を形成した部分)の左右幅は左右の側壁31の内面間寸法より大きいため収納ケースC内に挿入不能である。
支持片63及び支持片64の外側面の同じ前後方向位置には引出時係合部71と収納時係合部72がそれぞれ凹設してあり、支持片63及び支持片64の前端面には前端突部73が突設してある。さらに、支持片64の下面の内側縁部の前端近傍(支持片64の底部)には、インシュレータ20の案内溝28と略同幅である係合突起75が下向きに突設してある。
トレイ60は、収納ケースCを上記回路基板に半田付けした後に、収納ケースCの後端開口から収納ケースCの内部に挿入することにより収納ケースCに組み付ける。トレイ60を収納ケースCに組み付けると、図8に示すように支持片63が支持片案内凹部26にスライド可能に係合すると共に支持片64が支持片案内凹部27にスライド可能に係合し、かつ支持片64の下面に突設した係合突起75がインシュレータ20の案内溝28にスライド自在に嵌合する。さらに、インシュレータ20における支持片案内凹部26と支持片案内凹部27の間に位置する部分(支持片案内凹部26及び支持片案内凹部27より一段高い部分)が露出用開口65内に位置し、左右の弾性係合部47の係合突部48が支持片63及び支持片64の外側面にそれぞれ弾性変形しながら接触する。
収納ケースCと一体化したトレイ60は収納ケースCに対して前後方向にスライド可能となる。即ち、左右の側部ストッパ69の前端面がシェル40の後端面の左右両側部にそれぞれ当接し、トレイ60の前端面(前端突部73の内側部分)がインシュレータ20の前部ストッパ36にそれぞれ当接し、かつ、左右の前端突部73が左右の側壁31と前部ストッパ36の間の隙間に進入(図2参照)する収納位置(図2、図3の位置)と、トレイ60が収納ケースCから後方に大きく引き出された引出位置(図4〜図6の位置)との間をスライド可能である。トレイ60が収納位置に位置すると、係合突起75が案内溝28の前端面に当接し、かつ左右の側部ストッパ69がトレイ60の後端面の左右両端部にそれぞれ当接するのでトレイ60がこれ以上前方にスライドすることはなく、さらに左右の弾性係合部47の係合突部48が左右の収納時係合部72に係合するので(図2、図3参照)、トレイ60は収納位置に保持される。一方、トレイ60が引出位置に位置すると、係合突起75が案内溝28の後端面に当接するのでトレイ60がこれ以上後方にスライドすることはなく、かつ、左右の弾性係合部47の係合突部48が左右の引出時係合部71に係合するので(図4〜図6参照)、トレイ60は引出位置に保持される。図1に示すように、トレイ60が収納位置に位置するときも、トレイ60の後端部はバッテリ収納凹部Bの内部に位置する。
以上構成のコネクタ10にSIMカード80を装着するには、まず製造現場の作業者やコネクタ10を搭載した携帯端末Aを購入したユーザーが図1に示すように収納位置に位置するトレイ60の引出用凹部68に図示を省略した棒状部材等(例えばペン)の端部を係合し、該棒状部材を後方に引っ張る。すると、左右の弾性係合部47が外側に弾性変形し各係合突部48が左右の引出時係合部71から外側に脱出するので、トレイ60が案内溝28に沿って後方にスライドする。そしてトレイ60が引出位置に達すると、係合突起75が案内溝28の後端面に当接し、かつ左右の弾性係合部47が内側に弾性変形することにより各係合突部48が対応する収納時係合部72に係合するので作業者またはユーザーはクリック感を得られ、トレイ60が引出位置に保持される。
次いで、図5に示すようにSIMカード80をトレイ60の載置用凹部67に載置する。すると、SIMカード80の下面に設けた6つの端子81(図4参照)が露出用開口65を通してトレイ60の下方に露出する。トレイ60の操作用端部61を前方に押すと、左右の弾性係合部47が外側に弾性変形し各係合突部48が左右の収納時係合部72から外側に脱出するので、トレイ60が案内溝28に沿って前方にスライドする。そしてトレイ60が収納位置に達すると、係合突起75が案内溝28の前端面に当接し、かつ左右の弾性係合部47が内側に弾性変形することにより各係合突部48が対応する収納時係合部72に係合するので作業者またはユーザーはクリック感により挿入完了の認識も得られ、トレイ60が収納位置に保持される。さらに、インシュレータ20の6つのコンタクト22のばね状端子24が露出用開口65を通してSIMカード80の6つの端子81に接触するので、上記回路基板とSIMカード80が電気的に導通する。従って、携帯端末Aに内蔵した、上記回路基板と電気的に導通する制御部(図示略)がSIMカード80に入力済みのデータを読み込み可能になる。
また、SIMカード80をコネクタ10から取り出す際は上記と同様の手順でトレイ60を引出位置まで後方にスライドさせる。トレイ60に収納されているSIMカード80は切欠62においては下側にも露出しているために指等で摘むことが可能であり、コネクタ10から容易に取り出せる。
以上説明した本実施形態ではトレイ60に設けた係合突起75がインシュレータ20に形成した案内溝28にスライド可能に係合するので、支持片63及び支持片64の長手方向回りの捻れや長手方向の捲れを確実に防止できる。そのため、左右の弾性係合部47の弾性力を強くすることによりトレイ60の収納ケースCからの脱落抑止力を高めた上で、トレイ60を円滑にスライド操作することが可能である。
さらに、SIMカード80の挿入状態においてトレイ60を収納位置から後方に引き出すためには、載置したSIMカード80の下面には各コンタクト22から弾性力が掛かるため相応の力が必要となる。そのため、トレイ60を引き出す際に必要以上に大きな力でトレイ60を引き出し、誤ってSIMカード80が収納された状態のトレイ60をコネクタ10から引き抜いてしまう虞がある。しかし、トレイ60が引出位置まで移動すると係合突起75が案内溝28の後端に当接し当該引き抜き力に対して抵抗するので、係合突起75と案内溝28を形成しない場合と比較してトレイ60を引き抜くのに要する力が高くなるため、トレイ60の容易な引き抜きを防止できる。
また、特にSIMカード80が挿入されている状態では係合突起75の直上にSIMカード80が位置するので、係合突起75が形成されている支持片64の上方への捲れがSIMカード80により規制される。係合突起75の案内溝28に対する係り代が大きいため、係合突起75が案内溝28からより外れ難く、引き抜き防止効果が高くなる。これにより、SIMカード80を交換する作業者やユーザーが誤ってSIMカード80を落下させたり紛失したりすることを防止できる。
また、トレイ60にSIMカード80が挿入されていない状態においても左右の弾性係合部47によって支持片63と支持片64を内側に押圧しているが、支持片63と支持片64は両者とそれぞれ同幅である支持片案内凹部26と支持片案内凹部27に係合している。そのため、支持片63と支持片64が支持片案内凹部26と支持片案内凹部27から内側に脱出して支持片案内凹部26と支持片案内凹部27の間の部分に乗り上げるおそれは小さく、特に支持片64については係合突起75が案内溝28に係合しているので、支持片案内凹部27から上方に外れて支持片案内凹部26と支持片案内凹部27の間の部分に乗り上げるおそれはさらに小さい。そのため、左右の弾性係合部47からトレイ60に弾性力を確実に与えることができ、弾性係合部47によるトレイ60の保持力が低下するおそれは小さい。
さらに、ユーザーがトレイ60を極めて強い力で後方に引っ張った場合には、弾性係合部47(係合突部48)と収納時係合部72による係合が解除されると共に係合突起75が案内溝28から脱落するので、トレイ60が収納ケースCから引き抜かれてしまう。この場合、ユーザーはトレイ60を再び収納ケースCの内部に挿入しなければならないが、インシュレータ20の底板部21に案内溝28を形成しトレイ60の底部に係合突起75を形成しているので、トレイ60の表裏(上下)の向きを正しい向きにしないとトレイ60は収納ケースC内に挿入できない。そのため、ユーザーがトレイ60の向きを逆にしたまま収納ケースCに挿入して、両者を破損するおそれはない。さらにコネクタ10の製造時に、作業者がトレイ60の向きを逆にして収納ケースC内に挿入することも防止できる。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、支持片63側のみ、あるいは支持片63及び支持片64の底面に係合突起75を形成し、インシュレータ20の係合突起75と対応する位置に案内溝28を形成してもよい。また、インシュレータ20側の底部に係合突起75を形成し、トレイ60側の底部に案内溝28を形成してもよい。また、案内溝28は貫通溝である必要はなく有底溝でもよい。さらに、案内溝28の前端を閉じずに開放してもよい(トレイ60に案内溝28を形成する場合は、案内溝28の後端を開放してもよい)。
さらに、支持片63及び支持片64の外側面に弾性係合部47に相当する部材を形成し、シェル40の両側部に引出時係合部71や収納時係合部72に相当する凹部(あるいは孔)を形成してもよい。
また、トレイ60を絶縁性のみならず耐熱性も有する材料により成形してもよい。このようにすれば、トレイ60を収納ケースCに挿入した状態で各コンタクト22のテール部23とテール部51とテール部52を上記回路基板に半田付けできる。
さらに、コンタクト22とインシュレータ20をインサート成形せずに、コンタクト22をインシュレータ20に圧入固定しても良い。
また、図10に示すトレイ60’のように、支持片63と支持片64の前端同士を連結片70で繋いでもよい。この場合、トレイ60’のスライド時に連結片70がコンタクト22と接触しないように、連結片70の下面位置を支持片63及び支持片64より上方に設定する。
また、本発明をSIMカード80とは異なる用途のICカードを電子機器に接続するためのコネクタに適用することは勿論可能である。
10 コネクタ
20 インシュレータ
21 底板部
22 コンタクト
23 テール部
24 ばね状端子
25 長孔
26 27 支持片案内凹部
28 案内溝
29 底部切欠
31 側壁
32 側部切欠
33 上部係合突起
34 下部係合突起
36 前部ストッパ
37 係止突部
40 シェル
41 天井部
42 側板部
44 45 係止孔
46 係合段部
47 弾性係合部
48 係合突部
50 下縁係合凹部
51 52 テール部
53 係止部
60 60’ トレイ
61 操作用端部
62 切欠
63 64 支持片
65 露出用開口
67 載置用凹部
68 引出用凹部
69 側部ストッパ
70 連結片
71 引出時係合部
72 収納時係合部
73 前端突部
75 係合突起
80 SIMカード(ICカード)
81 端子
A 携帯端末
B バッテリ収納凹部
C 収納ケース

Claims (2)

  1. 挿入用開口を有し、かつコンタクトを支持した収納ケースと、
    ICカードの底面を支持する2つの支持片を具備し、上記挿入用開口から収納ケースに挿入することにより2つの支持片の間に露出したICカードの端子を上記コンタクトに接触させ、引き出すことにより該端子をコンタクトから離間させるトレイと、
    を備えるコネクタにおいて、
    上記2つの支持片と上記収納ケースの両側部との一方に、2つの支持片の外側面を互いに近づく方向に付勢する一対の弾性係合部を形成し、他方に上記トレイを収納ケースから引き出したときに上記弾性係合部が係合する引出時係合部を形成し、
    少なくとも一方の上記支持片の底部と上記収納ケースの底部の一方に、上記トレイの移動方向に延びかつ一方の端部が閉じる案内溝を形成し、他方に該案内溝にスライド可能に係合し、かつ上記トレイを引き出したときに上記端部と係合する係合突起を形成したことを特徴とするトレイ式カード用コネクタ。
  2. 請求項1記載のトレイ式カード用コネクタにおいて、
    上記トレイに上記ICカードを支持したときに、平面視で上記係合突起の少なくとも一部が該ICカードと重なるトレイ式カード用コネクタ。
JP2009009658A 2009-01-20 2009-01-20 トレイ式カード用コネクタ Expired - Fee Related JP4918105B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009009658A JP4918105B2 (ja) 2009-01-20 2009-01-20 トレイ式カード用コネクタ
KR1020090028395A KR20100085808A (ko) 2009-01-20 2009-04-02 트레이식 카드용 커넥터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009009658A JP4918105B2 (ja) 2009-01-20 2009-01-20 トレイ式カード用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010170707A JP2010170707A (ja) 2010-08-05
JP4918105B2 true JP4918105B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=42644661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009009658A Expired - Fee Related JP4918105B2 (ja) 2009-01-20 2009-01-20 トレイ式カード用コネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4918105B2 (ja)
KR (1) KR20100085808A (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012114089A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Hon Hai Precision Industry Co Ltd カード用コネクタ
JP5663374B2 (ja) * 2011-03-31 2015-02-04 日本圧着端子製造株式会社 トレイタイプのカード用コネクタ
CN102832483B (zh) * 2011-06-17 2014-07-02 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电子卡连接器
KR101312683B1 (ko) * 2012-02-14 2013-09-27 인창전자주식회사 Micro SIM홀더를 통해 Micro SIM카드 및 Micro SD카드를 수용하는 듀얼 소켓 커넥터
JP2013222629A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
JP2013222631A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
KR200470790Y1 (ko) * 2012-05-08 2014-01-09 주식회사 제이앤티씨 나노심 트레이 소켓 커넥터
JP5835239B2 (ja) * 2013-01-08 2015-12-24 山一電機株式会社 トレイ型カードコネクタ
KR101460073B1 (ko) * 2013-03-18 2014-11-10 (주)우주일렉트로닉스 트레이 삽입방식 소켓
JP6423174B2 (ja) * 2014-05-27 2018-11-14 モレックス エルエルシー カード用トレイおよびカード用トレイを備えるカード用コネクタ
US9761971B2 (en) * 2014-06-06 2017-09-12 Molex, Llc Card holding member and card connector, which prevents short-circuits, prevents damage and wear, enables easier handling, and improves reliability
JP5986255B1 (ja) * 2014-06-06 2016-09-06 モレックス エルエルシー カード保持部材及びカード用コネクタ
JP2016082461A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 シャープ株式会社 トレイ構造及びそれを備えた携帯端末
CN104659600B (zh) * 2015-01-28 2017-08-25 惠州Tcl移动通信有限公司 一种sim卡连接器
KR101666851B1 (ko) * 2015-03-05 2016-10-17 (주)우주일렉트로닉스 트레이의 혼용 방지 기능을 갖는 커넥터 시스템
KR101633918B1 (ko) * 2015-03-05 2016-06-27 (주)우주일렉트로닉스 오삽입 방지용 가이드부를 구비하는 커넥터 시스템
CN106331217B (zh) * 2015-06-16 2020-09-15 中兴通讯股份有限公司 卡托、卡连接装置和移动终端
KR102514864B1 (ko) * 2016-11-08 2023-03-29 삼성전자주식회사 저장매체 수용 장치 및 이를 포함하는 전자 장치
CN109742639B (zh) * 2019-03-07 2023-12-08 深圳市迅科达智能科技有限公司 Sim卡插拔机构
CN112884969A (zh) * 2021-01-19 2021-06-01 湖南长城信息金融设备有限责任公司 一种货币存储箱及存储箱单元
WO2023142125A1 (zh) * 2022-01-30 2023-08-03 深圳传音控股股份有限公司 卡托组件、卡座组件和电子设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07282207A (ja) * 1994-04-13 1995-10-27 Canon Inc カード状記憶媒体及びそのガイド部を有する装置
JP3407194B2 (ja) * 1999-03-11 2003-05-19 日本航空電子工業株式会社 プッシュ−プッシュ式カードコネクタ
JP4118887B2 (ja) * 2005-01-25 2008-07-16 Smk株式会社 Icカード用コネクタ
CN100546104C (zh) * 2005-03-04 2009-09-30 日本电气株式会社 卡连接器和电子设备
JP2007287533A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 D D K Ltd カードコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010170707A (ja) 2010-08-05
KR20100085808A (ko) 2010-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4918105B2 (ja) トレイ式カード用コネクタ
JP5808763B2 (ja) メモリカード用コネクタ
JP3122167U (ja) 電子カード用コネクタ
US7780476B2 (en) Electrical card connector
JP5735934B2 (ja) メモリカード用コネクタ
JP4385047B2 (ja) コンタクトとそれを備えるカードアダプタ及びカードコネクタ
JP4628183B2 (ja) トレイ式カードソケット
US9083117B2 (en) Card connector
JP2002289295A (ja) カードコネクタ
TW201125216A (en) Card connector.
JP4992685B2 (ja) メモリカードコネクタ
US8011965B2 (en) Electrical card connector
JP5451244B2 (ja) Icカード用コネクタ
US20060134989A1 (en) Electrical card connector
JP5776710B2 (ja) カードコネクタ
JP4109669B2 (ja) カードコネクタ
US7351079B2 (en) Card connector
JP2011113712A (ja) カード用コネクタ
JP2012028337A (ja) カード用コネクタ
JP2015185422A (ja) カード用コネクタ
JP4479970B2 (ja) メモリカード用コネクタ
JP5811365B2 (ja) 取出し機構付きカードコネクタ
JP5904340B2 (ja) カードコネクタ
KR101086150B1 (ko) 메모리 카드 커넥터
CN105305165B (zh) 电路板用电连接器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees