JP4916929B2 - 直交型ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、X軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有するX軸ロボットと、X軸方向と直角なY軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記X軸ロボットのスライダに固定されるY軸ロボットと、これらX軸ロボットおよびY軸ロボットの各駆動源の動作を制御するコントローラとを備え、上記各駆動源とコントローラとがケーブルを介して電気的に接続された直交型ロボットに関する。
従来、下記特許文献1に示されるように、特定方向に延びるフレーム(ベース部材)に沿ってスライド自在に支持されたスライダ(可動部)と、このスライダを駆動するサーボモータ等からなる駆動源と、この駆動源の動作を制御するコントローラとを備えた単軸ロボットが互いに直交する状態で複数組み合わされた直交型ロボットが知られている。
図9および図10は、上記直交型ロボットの一例を示しており、図9は当該ロボットの正面図、図10は上面図である。これらの図に示される直交型ロボット200は、X軸方向移動用の単軸ロボットとしてのX軸ロボット201と、Y軸方向移動用の単軸ロボットとしてのY軸ロボット202とを有しており、両者が互いに直交する状態で組み付けられることにより構成されている。図例では、上記X軸ロボット201のフレーム203に沿ってX軸方向に移動可能な2つのスライダ204,204が設けられ、これらのスライダ204,204に対して2つのY軸ロボット202,202が取り付けられている(いわゆるダブルキャリアタイプの直交型ロボット)。なお、図中において符号205は、上記X軸ロボット201の各スライダ204を駆動するためのサーボモータであり、符号206は、このサーボモータ205の駆動等を制御するためのコントローラである。これらサーボモータ205とコントローラ206とは、ケーブル210等を介して電気的に接続されている。
上記X軸ロボット201の幅方向一側部には、上記ケーブル210を中継するための中継ボックス207と、上記各スライダ204と一体に移動するように取り付けられた結線ボックス208とが設置されている。これら中継ボックス207と各結線ボックス208との間には、屈曲自在なケーブル保持部材209が配設されており、上記ケーブル210は、その一部がこのケーブル保持部材209の内部を通るように配索される。なお、図中において符号209a,209bは、上記ケーブル保持部材209の長手方向両端部に設けられたフランジであり、これら各フランジ209a,209bを介して上記ケーブル保持部材209が中継ボックス207および結線ボックス208と連結されるようになっている。
上記コントローラ206側から延びるケーブル210は、上記ケーブル保持部材209の内部を通って上記結線ボックス208内に導入された後、この結線ボックス208の内部で、上記サーボモータ205側から延びるケーブル211と接続される。さらに、上記結線ボックス208の内部には、Y軸ロボット202用のモータ(図示省略)から延びるケーブル212が導入され、このケーブル212と上記ケーブル211とが、上記結線ボックス208の内部で互いに接続されるようになっている。
特開平7−276269号公報
上記図9および図10に示したように、従来の直交型ロボット200では、コントローラ206側から中継ボックス207を介して延びるケーブル210と、上記X軸ロボット201およびY軸ロボット202の各モータから延びるケーブル211,212とが、上記フレーム203とは別体に設けられた結線ボックス208の内部で互いに接続されるようになっている。しかしながら、より低価格なロボットが要求される今日の状況では、この結線ボックス208を省略してさらに部品点数を削減することが望まれていた。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、直交型ロボットの部品点数を削減してその製造コストをより低減することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本願の第1の発明は、X軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有するX軸ロボットと、X軸方向と直角なY軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記X軸ロボットのスライダに固定されるY軸ロボットと、これらX軸ロボットおよびY軸ロボットの各駆動源の動作を制御するコントローラとを備え、上記各駆動源とコントローラとがケーブルを介して電気的に接続された直交型ロボットであって、上記ケーブルは、上記コントローラ側から延びるメインケーブルと、上記X軸ロボットおよびY軸ロボットの各駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとを有し、上記X軸ロボットの駆動源が、スライダと一体に移動可能に構成され、上記Y軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、上記Y軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるとともに、上記X軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明の直交型ロボットでは、コントローラ側から延びるメインケーブルと、X軸ロボットおよびY軸ロボットの駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとが、Y軸ロボットのフレームの内部に設けられた所定容積のスペースからなる結線部で互いに接続されるように構成されているため、図9および図10に示したような従来の直交型ロボットと異なり、フレームと別体に構成された専用の結線ボックスを設ける必要がなく、その分だけロボットの部品点数を削減して構造の簡素化を図ることができ、ロボットの製造コストをより低減できるという利点がある。
上記のような構成は、上記X軸ロボットのスライダおよびこれに固定されるY軸ロボットがそれぞれ複数設けられた直交型ロボットに対し、より好適に適用することができる(請求項2)。
すなわち、このような直交型ロボットにおける各Y軸ロボットに上記結線部を設けた場合には、従来の直交型ロボットに備わっていた結線ボックスをより多く省略することができるため、ロボットの製造コストをより効果的に低減することができる。
上記直交型ロボットが、Y軸方向と直角なZ軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記Y軸ロボットのスライダに固定されるZ軸ロボットをさらに備える場合、上記Y軸ロボットに設けられた結線部内で、上記Z軸ロボットの駆動源側から延びる駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるように構成されていることが好ましい(請求項3)。
このように、Z軸ロボットがさらに備わったいわゆる3軸直交型ロボットにおいて、上記Z軸ロボットの駆動源側ケーブルとメインケーブルとの接続を、他のロボット(X軸ロボットおよびY軸ロボット)の各駆動源側ケーブルの結線が行われる上記Y軸ロボットの結線部内で同じく行うようにした場合には、より多数のケーブルが用いられるために構造が複雑化し易い上記のような3軸直交型ロボットに対し、その構造の簡素化や省スペース化等をより効率よく達成できるという利点がある。
また、本願の第2の発明は、X軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有するX軸ロボットと、X軸方向と直角なY軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記X軸ロボットのスライダに固定されるY軸ロボットと、Y軸方向と直角なZ軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記Y軸ロボットのスライダに固定されるZ軸ロボットと、これらX軸ロボット、Y軸ロボット、およびZ軸ロボットの各駆動源の動作を制御するコントローラとを備え、上記各駆動源とコントローラとがケーブルを介して電気的に接続された直交型ロボットであって、上記ケーブルは、上記コントローラ側から延びるメインケーブルと、上記X軸ロボット、Y軸ロボット、およびZ軸ロボットの各駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとを有し、上記Y軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、少なくとも上記Y軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続され、上記Z軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、上記メインケーブルを延長するように延びる中継ケーブルと、上記Z軸ロボットの駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とするものである(請求項4)
このように、3軸直交型ロボットを対象として、Y軸ロボットに設けられた結線部内で、Y軸ロボットの駆動源側ケーブルとメインケーブルとを接続するとともに、Z軸ロボットに設けられた結線部内で、上記メインケーブルを延長するように延びる中継ケーブルとZ軸ロボットの駆動源側ケーブルとを接続した場合には、フレームとは別体の結線ボックスを省略することによる構造の簡素化を図りながら、Y軸ロボットとZ軸ロボットとの両方に設けられる各結線部を利用してより多様な形態でケーブルの結線を行うことができる等の利点がある。
上記第2の発明においては、上記X軸ロボットのスライダおよびこれに固定されるY軸ロボットがそれぞれ複数設けられ、これら各Y軸ロボットのスライダにそれぞれ上記Z軸ロボットが固定されることが好ましい(請求項5)。
上記第2の発明において、上記X軸ロボットの駆動源が、スライダと一体に移動可能に構成されている場合、上記Y軸ロボットに設けられた結線部内で、上記X軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されることが好ましい(請求項6)。
以上説明したように、本発明によれば、直交型ロボットの部品点数を削減してその製造コストをより低減することができる。
図1〜図6は、本発明にかかるロボットの一実施形態を示している。本図に示されるロボット1は、X,Y,Z軸の各方向への移動用のX軸ロボット3、Y軸ロボット4、およびZ軸ロボット5が互いに直交する状態で組み付けられた3軸直交型ロボット(以下、直交型ロボット1という)として構成されている。また、この直交型ロボット1は、いわゆるダブルキャリアタイプの直交型ロボットであり、1つのX軸ロボット3に対して2つのY軸ロボット4,4が取り付けられるとともに、これら各Y軸ロボット4,4に対してそれぞれZ軸ロボット5,5が取り付けられている。このような直交型ロボット1には、そのZ軸ロボット5,5に対して一対の作業ユニット10,10(詳細は後述する)が取り付けられており、上記各単軸ロボット3〜5の作動に応じて、この作業ユニット10がX,Y,Z軸の各方向にそれぞれ移動するように構成されている。
図7は、上記X軸ロボット3を模式的に示す図である。この図7および先の図1〜図6に示すように、X軸ロボット3は、X軸方向に延びるフレーム6と、このフレーム6に沿ってスライド自在に支持された2つのスライダ9,9とを有している。上記フレーム6は、上方に開口する凹状の枠材からなるベース部材7と、このベース部材7の上端開口を覆うカバー部材8とを有しており、これらカバー部材8とベース部材7との間に部分的に挟まれるような状態で上記各スライダ9,9がスライド自在に支持されている。
上記フレーム6の内部には、その延設方向(X軸方向)に沿って延びる一対のガイドレール11,11(図4,図5等)が設けられ、この共通のガイドレール11に対して上記各スライダ9,9がそれぞれX軸方向に摺動可能に係合している。上記各ガイドレール11,11の間には、ボールねじ軸13がX軸方向に延びるように設置されており、このボールねじ軸13は、上記フレーム6の両端部に設けられたベアリング14(図7)等の軸受部材を介して軸回りに回転可能に支持されている。
上記各スライダ9,9の下方には、主に図7に示すように、上記ボールねじ軸13に螺合されるナット部材15,15と、このナット部材15,15を回転駆動する駆動源としての中空モータ17,17とがそれぞれ取り付けられている。上記各ナット部材15,15は、ベアリング19を介し相対回転可能な状態で上記各スライダ9,9にそれぞれ取り付けられているとともに、カップリング21を介して上記各中空モータ17,17に連結されている。また、上記中空モータ17,17は、上記ボールねじ軸13が挿通可能なように中空状に形成されており、このボールねじ軸13が内部に挿通された状態で上記カップリング21を介し各ナット部材15,15をそれぞれ回転駆動するように構成されている。そして、この中空モータ17,17によって上記ナット部材15,15が正方向または逆方向に回転駆動されることにより、当該ナット部材15,15およびこれに連結された上記中空モータ17,17がボールねじ軸13に沿って移動するとともに、これに伴って上記各スライダ9,9が、上記ボールねじ軸13およびガイドレール11に沿って+X方向または−X方向に個別に移動するようになっている。すなわち、上記スライダ9,9は、上記中空モータ17,17の駆動に応じてこれと一体に移動するように構成されている。
図1および図2に示すように、上記X軸ロボット3のスライダ9の上面には、上記Y軸ロボット4が、正面視略L字状のブラケット25を介して取り付けられている。すなわち、Y軸ロボット4は、上記スライダ9と一体にX軸方向に移動可能な状態でX軸ロボット3に支持されている。
上記Y軸ロボット4は、図1〜図5に示すように、Y軸方向に延びるように設置されたフレーム26と、このフレーム26に沿ってスライド自在に支持されたスライダ29とを有している。上記フレーム26は、凹状の枠材からなるベース部材27およびこれを覆うカバー部材28を有しており、このうちのベース部材27が上記ブラケット25に対しボルト締結等の手段により固定されている。
また、上記フレーム26の内部には、上記スライダ29をY軸方向に摺動自在に支持する一対のガイドレール31,31と、これら両ガイドレール31,31の間に並設されたボールねじ軸33と、このボールねじ軸33を軸回りに回転駆動する駆動源としてのサーボモータ35とが配設されている。
上記スライダ29には、上記ボールねじ軸33に螺合される図外のナット部材が一体に取り付けられている。そして、上記ボールねじ軸33が上記サーボモータ35により正方向または逆方向に回転駆動されるのに応じて、上記スライダ29が、上記ナット部材とともにガイドレール31に沿って+Y方向または−Y方向に移動するように構成されている。
図1〜図3に示すように、上記Y軸ロボット4のスライダ29には、上記Z軸ロボット5がボルト締結等の手段により固定されている。すなわち、Z軸ロボット5は、上記スライダ29と一体にY軸方向に移動可能な状態でY軸ロボット4に支持されている。
上記Z軸ロボット5は、図1〜図5に示すように、上記Y軸ロボット4の場合と同様の構成要素として、フレーム36、スライダ43、ガイドレール44、ボールねじ軸45、およびサーボモータ47を有している。上記フレーム36は、ベース部材37およびカバー部材38を備えた下部フレーム39と、この下部フレーム39の上端に取り付けられるフレームであってベース部材40およびカバー部材41を備えた上部フレーム42とを有している。
上記スライダ43には、上記ボールねじ軸45に螺合されるナット部材46が一体に取り付けられている。そして、上記ボールねじ軸45が上記サーボモータ47により正方向または逆方向に回転駆動されるのに応じて、上記スライダ43が、上記ナット部材46とともにガイドレール44に沿って+Z方向または−Z方向に移動するように構成されている。
上記Z軸ロボット5のスライダ43には、例えば部品移載用の吸着ノズル機構等からなる作業ユニット10(仮想線で示す)が取り付けられている。この作業ユニット10は、Y軸ロボット4(およびこれに取り付けられたZ軸ロボット5)がX軸ロボット3によってX軸方向に駆動されるとともに、Z軸ロボット5がY軸ロボット4によってY軸方向に駆動され、されにはZ軸ロボット5のスライダ43がZ軸方向に駆動されることにより、X,Y,Z軸の各方向に移動するように構成されている。
以上のように構成された直交型ロボット1は、図1に示されるコントローラ2によりその動作が制御される。これにより、直交型ロボット1に取り付けられた上記作業ユニット10のX,Y,Z空間上での移動動作が制御される。一方、上記作業ユニット10が行う独自の動作(例えば部品吸着動作)は、上記コントローラ2とは別の作業ユニット用コントローラ81によって制御される。
上記直交型ロボット1の各単軸ロボット3〜4と上記コントローラ2とは、各種ケーブル(50等)を介して電気的に接続されており、このケーブルを通じて上記各単軸ロボット3〜4に対し電力の供給や制御信号の送受信が行われるようになっている。また、上記作業ユニット10と作業ユニット用コントローラ81とは、上記ケーブルとは別の作業ユニット用ケーブル79により電気的に接続されている。
図1、図3、および図6に示すように、上記X軸ロボット3のフレーム6の一側部、つまり、直交型ロボット1の前方側(−Y側)にあたるフレーム6の幅方向一側の側壁面部には、ボックス状の部材からなる中継ボックス49が取付ステー48を介して取り付けられている。上記直交型ロボット1に用いられるケーブルは、この中継ボックス49で中継されて上記各単軸ロボット3〜5へと配索されるようになっている。
図8は、上記直交型ロボット1(および作業ユニット10)の制御系を示すブロック図である。この図8および先の図1〜図6に示すように、上記直交型ロボット1に用いられるケーブルは、上記コントローラ2から中継ボックス49を介して各Y軸ロボット4,4の内部へと延びるメインケーブル50と、このメインケーブル50の一部と上記X軸ロボット3の中空モータ17とを接続するX軸モータケーブル51と、上記メインケーブル50の一部と上記Y軸ロボット4のサーボモータ35とを接続するY軸モータケーブル52と、上記Z軸ロボット5のサーボモータ47から延びるZ軸モータケーブル53と、このZ軸モータケーブル53と上記メインケーブル50の一部とを接続する中継ケーブル54とから構成されている。(なお、これらのうちX,Y,Z軸の各モータケーブル51〜53は、本発明にかかる駆動源側ケーブルに相当する。)そして、これら各ケーブル50〜54を介して上記コントローラ2と各単軸ロボット3〜5用のモータ(中空モータ17およびサーボモータ35,47)が電気的に接続され、これらの間で各種制御信号の送受信や電力の供給が行われることにより、上記各単軸ロボット3〜5の動作がそれぞれ個別に制御されるようになっている。
なお、図例では、電力供給用のケーブルと制御信号を送受信するためのケーブルとが別々に構成されている。上記各モータ17,35,47用のケーブル51,52,53や中継ケーブル54がそれぞれ2本存在するのはこのためである。また、上記メインケーブル50については、これら各ケーブルの本数に対応して設けられるが、X軸モータケーブル51およびY軸モータケーブル52に対しては共用のケーブルが用いられている。
上記メインケーブル50は、上記コントローラ2と中継ボックス49との間に配索される第1のメインケーブル55と、上記中継ボックス49と各Y軸ロボット4,4との間に配索される第2のメインケーブル56とを有しており、これら第1および第2のメインケーブル55,56どうしが、上記中継ボックス49の内部でコネクタ62を介して互いに接続されるようになっている。
上記中継ボックス49は、その下面の高さが上記X軸ロボット3のフレーム6の底面(つまりフレーム6が設置される床面)よりも所定距離だけ上方に位置するように設置されている。当該中継ボックス49の下面には、上記第1のメインケーブル55を内部に導入するためのケーブル導入部59が設けられている。このケーブル導入部59には、上記第1のメインケーブル55が挿通される挿通孔が設けられ、この挿通孔を通じて上記第1のメインケーブル55が上記中継ボックス49の内部に導入されるようになっている。
また、上記中継ボックス49の左右両側面、つまり中継ボックス49の+X側および−X側の側壁面部には、その下端部に開口部61(図3,図6)が形成されており、この開口部61を通じて上記第2のメインケーブル56が中継ボックス49の内部から導出されるようになっている。
図1〜図5に示すように、上記中継ボックス49が設置される側のX軸ロボット3の側方(−Y側の側方)には、上記中継ボックス49から各Y軸ロボット4,4へと延びる上記第2のメインケーブル56,56をそれぞれ保持するための一対のX軸用ケーブル保持部材63,63が、上記中継ボックス49をX軸方向の両側から挟むような状態で設置されている。なお、図2ではこのX軸用ケーブル保持部材63を2点鎖線で示している。
上記X軸用ケーブル保持部材63は、例えば、矩形枠状の断面を有した多数の単位枠体が長手方向に互いに連結されて構成された長尺な中空状の部材からなり、上記各単位枠体どうしが互いの連結角度を変化させ得る状態で連結されることにより、長手方向に自在に屈曲するように構成されている。そして、上記中継ボックス49から延びる第2のメインケーブル56が、このようなケーブル保持部材63の内部に入口側フランジ63aを通じて導入され、反対側の出口側フランジ63bを通じて外部に導出されることにより、上記第2のメインケーブル56の軸方向中間部がこのケーブル保持部材63の内部に挿通されて保持されている。
上記X軸用ケーブル保持部材63は、上記X軸ロボット3のフレーム6の側壁(−Y側の側壁)に取り付けられた取付ステー65の上面に入口側フランジ63aが固定されるとともに、上記X軸ロボット3のスライダ9の側壁に取り付けられかつ上記入口側フランジ63aの設置部よりも上方に配置された取付ステー67の上面に出口側フランジ63bが固定されることにより、上記フレーム6の側部において当該フレーム6の底面から所定距離だけ上方に離間した高さに位置する状態で設置されている。また、このようなX軸用ケーブル保持部材63は、上記スライダ9のX軸方向の移動に追従して変形することが可能である。すなわち、X軸用ケーブル保持部材63は、上記X軸ロボット3の静止時には、上記入口側および出口側フランジ63a,63bが上記各取付ステー65,67上の定位置に支持されることで一定の形状に保持されているが、上記スライダ9およびこれに固定された上記取付ステー67がX軸方向に移動すると、この移動に上記出口側フランジ63bを追従させるべく異なる形状に屈曲変形する。上記第2のメインケーブル56は、このようなX軸用ケーブル保持部材63の内部を通って上記中継ボックス49とY軸ロボット4との間を配索されることにより、上記X軸ロボット3の作動中において上記Y軸ロボット4(およびスライダ9)がX軸方向に往復動するような状況下でも、互いに絡まり合ったりするようなことなく安定した状態に保持される。
上記ケーブル保持部材63の出口側フランジ63bから導出された上記第2のメインケーブル56は、図2〜図5に示すように、Y軸ロボット4の長手方向一端部(−Y側の端部)の下方へと配索されてフレーム26の内部に導入される。この第2のメインケーブル56が導入される部分のフレーム26の内部には、図5に示すように、所定容積のスペースからなる結線部68が形成されており、上記第2のメインケーブル56は、フレーム26のベース部材27およびカバー部材28との隙間を通じて上記結線部68内に導入され、そこで他のケーブル(51,52,54)と接続される(特に図8参照)。なお、図2および図5では、上記各種ケーブルのうち、第2のメインケーブル56と中継ケーブル54との接続状態のみを示しており、他のケーブルの接続状態についてはその図示を省略している。また、図示された2本の中継ケーブル54およびこれに対応する第2のメインケーブル56は、1本が電力供給用でもう1本が制御用である。
上記結線部68の近傍には上記Y軸ロボット4用のサーボモータ35が設置されており、このサーボモータ35から延びるY軸モータケーブル52(図8)が、結線部68に導入された上記第2のメインケーブル56の一部とコネクタ69を介して接続されるようになっている。また、上記結線部68には、さらに、X軸ロボット3用の中空モータ17から延びる上記X軸モータケーブル51、およびZ軸ロボット5側から延びる上記中継ケーブル54がそれぞれ導入されており、これら各ケーブル51,54が同様にコネクタ69を介して上記第2のメインケーブル56と接続されている。なお、これら各種ケーブルどうしの結線を変更したいという要求があった場合、そのような結線の変更は、上記フレーム26のカバー部材28を、ベース部材27に対して取り外し、上記結線部68を開放した状態で行うことが可能である。このとき、図例のようにカバー部材28がZ軸ロボット5の設置部と同じ側に設けられている場合でも、上記カバー部材28をベース部材27に対してその長手方向(Y軸方向)にずらすようにして取り外せば、上記結線部68を問題なく開放することが可能である。
上記Y軸ロボット4のフレーム26の上部には、上記X軸用ケーブル保持部材63と同様の構造を有するY軸用ケーブル保持部材71が設置されており、上記中継ケーブル54の軸方向中間部がこのY軸用ケーブル保持部材71の内部に挿通されて保持されている。このY軸用ケーブル保持部材71は、上記Y軸ロボット4のフレーム26の上面部に入口側フランジ71aが固定されるとともに、上記Z軸ロボット5のフレーム36に取り付けられかつ上記入口側フランジ71aの設置部よりも上方に配置された取付ステー74の上面に出口側フランジ71bが固定されることにより、上記Z軸ロボット5のY軸方向の移動に追従するように変形可能な状態で上記Y軸ロボット4の上部に取り付けられている。
上記Y軸用ケーブル保持部材71の内部を通るように配索される上記中継ケーブル54は、図1および図3〜図5に示すように、上記ケーブル保持部材71の出口側フランジ71bから外部に導出されてZ軸ロボット5の上端部側へと配索され、そこからフレーム36の上部フレーム42の内部に導入される。この中継ケーブル54が導入される部分の上部フレーム42の内部には、図5に示すように、所定容積のスペースからなる結線部72が形成されており、上記中継ケーブル54は、上部フレーム42に設けられたケーブル導入部60(図1)を通じて上記結線部72内に導入される。そして、この結線部72において、上記中継ケーブル54と、Z軸ロボット5用のサーボモータ47から延びる上記Z軸モータケーブル53とが接続されるようになっている。具体的には、上記結線部72の近傍に上記サーボモータ47が設置され、このサーボモータ47から延びるZ軸モータケーブル53が、上記中継ケーブル54とコネクタ73を介して接続されている(図5および図8参照)。なお、これら各ケーブルどうしの結線を変更したいという要求があった場合、そのような結線の変更は、上記上部フレーム42のカバー部材41をベース部材40に対して取り外し、上記結線部72を開放した状態で行うことが可能である。
図4および図5に示すように、上記X軸用ケーブル保持部材63は、その内部が仕切部材75によって2つの空間に仕切られており、そのうちの一方の空間に、上記中継ボックス49からY軸ロボット4の結線部68へと延びる上記第2のメインケーブル56が配索されるとともに、もう一方の空間に、上記作業ユニット10に用いられる作業ユニット用ケーブル79が配索されるように構成されている。すなわち、上記X軸用ケーブル保持部材63の内部には、上記第2のメインケーブル56を通すための第1の配索空間83と、上記作業ユニット用ケーブル79を通すための第2の配索空間84とが形成されており、これら第1および第2の配索空間83,84が、上記仕切部材75を介して互いに仕切られている。なお、図4および図5では、X軸用ケーブル保持部材63の入口側および出口側フランジ63a,63bが仕切部材75によって仕切られた状態が示されているが、上記各フランジ63a,63bの間の本体部分についても同様に仕切部材75によって仕切られている(このことは、次のY軸用ケーブル保持部材71についても同じ)。
同様に、上記Y軸用ケーブル保持部材71は、図1および図2に示すように、その内部が仕切部材76によって2つの空間に仕切られており、そのうちの一方の空間に、上記Y軸ロボット4の結線部68から上記Z軸ロボット5の結線部72へと延びる中継ケーブル54が配索されるとともに、もう一方の空間に、上記作業ユニット用ケーブル79が配索されるように構成されている。すなわち、上記Y軸用ケーブル保持部材71の内部には、上記中継ケーブル54を通すための第1の配索空間85と、上記作業ユニット用ケーブル79を通すための第2の配索空間86とが形成されており、これら第1および第2の配索空間85,86が、上記仕切部材76を介して互いに仕切られている。
このように、上記各ケーブル保持部材63,71の内部には、直交型ロボット1用の各種ケーブル(54および56)と、上記作業ユニット10に用いられる作業ユニット用ケーブル79とが、上記仕切部材75,76で仕切られた異なる空間(83,84等)に別々に配索されるようになっている。なお、このうち作業ユニット用ケーブル79は、上記のように各ケーブル保持部材63,71の内部を通るように配索された後、さらに、Z軸ロボット5に取り付けられる図略のZ軸用ケーブル保持部材の内部を通るように配索され、そこから外部に導出されて最終的に上記作業ユニット10用のモータ等に接続されることになる。
以上説明したように、上記実施形態の直交型ロボット1では、コントローラ2側から延びるメインケーブル50のうちの第2のメインケーブル56と、X,Y軸の各単軸ロボット3,4の各モータ17,35側から延びるモータケーブル51,52とが、Y軸ロボット4のフレーム26の内部に設けられた所定のスペースからなる結線部68で互いに接続されるように構成されているため、図9および図10に示した結線ボックス208のような、フレーム26とは別体に構成された専用の部材を設ける必要がなく、その分だけ上記直交型ロボット1の部品点数を削減して構造の簡素化を図ることができ、直交型ロボット1の製造コストをより低減できるという利点がある。
特に、上記実施形態では、X軸方向に独立して移動可能な2つのスライダ9,9を有した単一のX軸ロボット3と、このX軸ロボット3の各スライダ9,9に取り付けられた2つのY軸ロボット4,4とを備えたいわゆるダブルキャリアタイプのロボットによって直交型ロボット1を構成し、上記2つのY軸ロボット4,4にそれぞれ上記結線部68を設けたため、より効果的に直交型ロボット1の製造コストを低減できるという利点がある。
すなわち、上記のようなダブルキャリアタイプの直交型ロボット1において、図9および図10に示した従来の直交型ロボット200の場合と同様に、フレームとは別体の結線ボックス208を設けた場合には、必要になる結線ボックス208の数がその分多くなって直交型ロボット1の製造コストが大幅に増大することが避けられなくなる。これに対し、上記実施形態のように、2つのY軸ロボット4,4にそれぞれ上記結線部68を設けた場合には、より多くの結線ボックス208を省略することができ、上記直交型ロボット1の製造コストをより効果的に低減できるという利点がある。
また、上記実施形態のように、X軸ロボット3の駆動源として、スライダ9と一体に移動可能な中空モータ17を設け、上記中空モータ17から延びるX軸用モータケーブル51と上記第2のメインケーブル56とを、上記Y軸ロボット4の結線部68内で接続するようにした場合には、この結線部68を有効利用して上記両ケーブル51,56を簡単な構成で適正に接続できるという利点がある。
すなわち、X軸ロボット3の駆動源が、スライダ9と一体に移動可能な中空モータ17である場合には、この中空モータ17と上記Y軸ロボット4の結線部68との距離が、上記X軸ロボット3のスライダ9(およびこれに取り付けられるY軸ロボット4)の移動にかかわらず一定に維持されるため、上記中空モータ17から延びるX軸用モータケーブル51を上記結線部68に導入し、そこで上記第2のメインケーブル56と接続することで、これら両ケーブル51,56の接続状態を、上記スライダ9の移動にかかわらず簡単な構成で適正に維持することが可能である。しかも、上記Y軸ロボット4の結線部68の内部で、Y軸用モータケーブル52だけでなく、X軸用モータケーブル51の結線をも行うようにしたため、上記結線部68のより有効な利用を図ることができる。
さらに、上記実施形態のように、Y軸ロボット4のスライダ29にZ軸ロボット5をさらに取り付けるとともに、上記Z軸ロボット5のフレーム36の内部に、上記Y軸ロボット4の結線部68と同様の結線部72を設け、この結線部72内で、上記第2のメインケーブル56を延長するように延びる中継ケーブル54と、上記Z軸ロボット5用のサーボモータ47から延びるZ軸モータケーブル53とを互いに接続するようにした場合には、上記Z軸ロボット5がさらに備わったいわゆる3軸直交型ロボットにおいて、フレームとは別体の結線ボックスを上記2つの結線部68,72に対応してそれぞれ設けた場合と異なり、直交型ロボット1の構造を効果的に簡素化してその製造コストをより低減できるという利点がある。
また、上記実施形態では、上記Y軸ロボット4およびZ軸ロボット5の各結線部68,72内で、上記各種ケーブル(51〜54,56)どうしをコネクタ69,73を介して接続するようにしたため、上記結線部68,72のスペースがあまり広くないような場合であっても、比較的容易に上記各種ケーブルどうしの接続作業を行うことができる。
なお、上記実施形態では、上記Z軸ロボット5のフレーム36の内部に、上記Y軸ロボット4の結線部68と同様の結線部72を設け、この結線部72内で、上記第2のメインケーブル56を延長するように延びる中継ケーブル54と、上記Z軸ロボット5用のサーボモータ47から延びるZ軸モータケーブル53とが互いに接続されるように構成したが、上記Z軸モータケーブル53を、X軸モータケーブル51と同様に、中継ケーブル54を介することなく直接Y軸ロボット4の結線部68内に導入し、そこで上記第2のメインケーブル56と接続することにより、上記Z軸ロボット5の結線部72を省略し得るように構成してもよい。このようにすれば、上記結線部72を設けるためのスペースをZ軸ロボット5のフレームに確保することが不要となり、直交型ロボット1の構造の簡素化や省スペース化等をさらに効率よく達成できるという利点がある。これに対し、上記実施形態のようにY軸ロボット4とZ軸ロボット5の両方に結線部68,72を設けた場合には、これら両結線部68,72を利用してより多様な形態でケーブルの結線を行うことができる等の利点がある。
また、上記実施形態では、本発明にかかるロボットの一例として、X,Y,Z軸の各方向に直線的に移動可能な各単軸ロボット3〜5が組み合わされた3軸直交型ロボット1について説明を行ったが、本発明のロボットは、このような3軸直交型ロボット1に限らず、例えば、X,Y軸の2種類の単軸ロボットが組み合わされた2軸直交型ロボットであってもよい。
また、本発明のロボットは、上記実施形態の直交型ロボット1のようないわゆるダブルキャリアタイプのロボットに限らず、X軸ロボット3に対し単一のY軸ロボット4が取り付けられたいわゆるシングルキャリアタイプのロボットであってもよい。なお、このようなシングルキャリアタイプのロボットでは、上記実施形態のようにX軸ロボット3の複数のスライダ9を独立して駆動する必要がないため、上記X軸ロボット3の駆動源を、上記Y軸ロボット4の場合と同様に、フレーム6の内部で固定的に設置される(つまりボールねじ軸13を定位置で回転駆動する)単一のサーボモータによって構成することも可能である。この場合は、上記X軸ロボット3の駆動源が移動しないため、上記コントローラ2側から延びるメインケーブル50を、X軸用ケーブル保持部材63を通すことなく直接X軸ロボット3の内部に導入し、そこでX軸ロボット3の駆動源と接続するようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかるロボットの正面図である。 図1の一部拡大断面図である。 上記ロボットの上面図である。 上記ロボットの側面断面図である。 図4においてY軸およびZ軸ロボットのカバー部材を取り外した状態を示す図である。 X軸ロボットおよび中継ボックスを拡大して示す側面断面図である。 X軸ロボットの構造を模式的に示す図である。 上記ロボットの制御系を示すブロック図である。 従来のロボットの概略構成を説明するための正面図である。 従来のロボットの概略構成を説明するための上面図である。
1 直交型ロボット(ロボット)
2 コントローラ
3 X軸ロボット
4 Y軸ロボット
5 Z軸ロボット
6,26,36 フレーム
9,29,43 スライダ
17 中空モータ(駆動源)
35,47 サーボモータ(駆動源)
50 メインケーブル
51 X軸モータケーブル(駆動源側ケーブル)
52 Y軸モータケーブル(駆動源側ケーブル)
53 Z軸モータケーブル(駆動源側ケーブル)
54 中継ケーブル
68 結線部
69 コネクタ
72 結線部
73 コネクタ

Claims (6)

  1. X軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有するX軸ロボットと、X軸方向と直角なY軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記X軸ロボットのスライダに固定されるY軸ロボットと、これらX軸ロボットおよびY軸ロボットの各駆動源の動作を制御するコントローラとを備え、上記各駆動源とコントローラとがケーブルを介して電気的に接続された直交型ロボットであって、
    上記ケーブルは、上記コントローラ側から延びるメインケーブルと、上記X軸ロボットおよびY軸ロボットの各駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとを有し、
    上記X軸ロボットの駆動源が、スライダと一体に移動可能に構成され、
    上記Y軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、上記Y軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるとともに、上記X軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とする直交型ロボット。
  2. 請求項1記載の直交型ロボットにおいて、
    上記X軸ロボットのスライダおよびこれに固定されるY軸ロボットがそれぞれ複数設けられたことを特徴とする直交型ロボット。
  3. 請求項1または2記載の直交型ロボットにおいて、
    Y軸方向と直角なZ軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記Y軸ロボットのスライダに固定されるZ軸ロボットをさらに備え、
    上記Y軸ロボットに設けられた結線部内で、上記Z軸ロボットの駆動源側から延びる駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とする直交型ロボット。
  4. X軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有するX軸ロボットと、X軸方向と直角なY軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記X軸ロボットのスライダに固定されるY軸ロボットと、Y軸方向と直角なZ軸方向に延びるフレームに沿って移動可能なスライダおよびその駆動源を有して上記Y軸ロボットのスライダに固定されるZ軸ロボットと、これらX軸ロボット、Y軸ロボット、およびZ軸ロボットの各駆動源の動作を制御するコントローラとを備え、上記各駆動源とコントローラとがケーブルを介して電気的に接続された直交型ロボットであって、
    上記ケーブルは、上記コントローラ側から延びるメインケーブルと、上記X軸ロボット、Y軸ロボット、およびZ軸ロボットの各駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとを有し、
    上記Y軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、少なくとも上記Y軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続され、
    上記Z軸ロボットのフレームの内部に、所定容積のスペースからなる結線部が設けられ、この結線部内で、上記メインケーブルを延長するように延びる中継ケーブルと、上記Z軸ロボットの駆動源側から延びる駆動源側ケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とする直交型ロボット。
  5. 請求項4記載の直交型ロボットにおいて、
    上記X軸ロボットのスライダおよびこれに固定されるY軸ロボットがそれぞれ複数設けられ、これら各Y軸ロボットのスライダにそれぞれ上記Z軸ロボットが固定されたことを特徴とする直交型ロボット。
  6. 請求項4または5記載の直交ロボットにおいて、
    上記X軸ロボットの駆動源が、スライダと一体に移動可能に構成され、
    上記Y軸ロボットに設けられた結線部内で、上記X軸ロボットの駆動源側ケーブルと上記メインケーブルとが互いに接続されるように構成されたことを特徴とする直交型ロボット。
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