JP4916515B2 - ワイヤレス通信局のgps同期 - Google Patents

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Description

(相互引用)
本願は、2005年12月29日に出願した"GPS Synchronization for Wireless Communications Stations"と題する米国特許第11/321,893号の優先権を主張する。その内容は、ここで引用したことにより、その全体が本願にも含まれるものとする。
(技術分野)
本発明は、一般的には、汎地球測地システム(GPS)の異なる信号タイミングと、内部WCS時間ベース標準がGPSタイミングに本来同期していないワイヤレス通信システム(WCS)のそれらとの間における正確な時間ベース関係を判定し、提供し、利用する設備に関する。本発明の態様例の一部は、特に、ワイヤレス位置検出システム(WLS)、ならびに、例えば、効率および精度を高めてGPS導出測定値を決定する際に、GPS装備移動局を補助するために、時間ベース同期情報の利用を通じて移動局所在地判定を行う、関連方法およびサブシステムにとって有益である。しかしながら、ここに記載するシステムおよび方法の態様は、具体的には、ワイヤレス位置検出システムの有益性のための動作技術に関するが、本明細書の末尾にある特許請求の範囲は、明示的に限定されている場合を除いて、ワイヤレス位置検出システムへの応用に限定されるような解釈をしないこととすることを記しておく。
本発明は、BTSが本来そして合同で共通時間ベース標準に同期していない、セルラ・ワイヤレス通信システム(WCS)の基準送受信局(BTS)から送信される信号について、正確なGPS規格化時間ベース同期表現を判定し、提供し、適用する。即ち、現在最も関心があるBTSは、GSMおよびUMTSサービスのために実施する動作を含む、ETSI−または3GPP−指定WCSの下においてルーチンまたは典型的な動作を配給(serve)するセルラ・ワイヤレス送受信局である。
ワイヤレス通信システムの技術において既に判明し注目されているが、3GPP指定BTSの送信信号のタイミングを管理して、通常のシステムが定義する通信チャネル周波数の指定受け入れ判断基準内にある送信信号周波数を提供する。WCS設備に対する時間ベース許容度は、あらゆる独立して製造され別個に準拠するBTSおよび移動局/ユーザ機器(MS/UE)を伴う、受け入れ可能な通信性能を可能にすることを意図している。しかしながら、3GPP仕様の下では、BTSもMS/UEも、いずれの全世界または広域時間ベース標準に共通して、合同で同期する必要はない。BTS毎に準拠する時間ベース・クロックまたは発振器は、通常の発振器周波数について受け入れ可能な判断基準内で動作するように指定されているが、それ以外では、いずれの他のBTSのそれとも独立して動作する。準拠するMS/UE時間ベース・クロックまたは発振器は、指定された判断基準内で独立して動作し、BTSダウンリンク・チャネル送信の初期獲得を容易にすることが要求されている。その後、MS/UEはそれ自体をサービス側BTS送信周波数の受信および通信フレーム同期時間ベースに同期させ、次いで、この検出した時間ベースに関係するタイミング進み(TA)パラメータに対して、いずれの受信コマンドも適用する。このため、BTS間の相互同期は、3GPPワイヤレス通信には必要ない。
本発明の目的は、ワイヤレス通信BTSによって送信するダウンリンク信号において、特定の実例、例えば、ディジタル・フレーム境界について、正確なGPSベースの時間同期即ち「時間タグ/ラベル」を自動的に判定する技術を提供することである。背景技術の記載と比較して、その際だった性能において、本発明は、BTSが送信するダウンリンク通信信号の評価および分析を通じて、GPSベースのBTSタイミングの特徴化において高い精度を達成する。「ディジタル」WCS通信プロトコルに適用可能な技術的仕様にしたがって、BTSとそれがサービスする移動体ユニットとの間で伝達するディジタル・データを、連続通信「フレーム」に編成し、各フレームは、「オーバーヘッド」即ち「制御」ビットと、配給を受ける側に関心がある通信を構成する通信「メッセージ」の集合を含む。これらの通信フレーム、およびそれらにカプセル化されているデータ・ビットは、指定のデータ送信レートで送信され、送信ユニットの電子回路を駆動する時間ベース標準または発振器にしたがって、指定の送信周波数搬送波上で変調される。
GSMまたはUMTS WCSでは、個々のBTS毎の時間ベースは、正常な周波数を中心とした許容度に対する仕様規格を満たす必要があるが、それ以外では、個々のBTS時間ベースは、独立して動作してもよく、通例そうしており、局間同期を取らない。このような同期を通じて可能になるサービスを増大させるために、本発明の技術は、BTS自体が発生する時間ベース/クロックと、世界中のGPS時間ベースとの間の時間的関係を、通信フレーム境界においてBTS送信信号のためのGPS標準化時間を正確に測定し評価するように、正確に判定する。本発明では、得られたWCS BTS対GPS同期情報は、正確に時間を合わせた信号受信によって得られた情報を利用するサービスの性能向上を支援するために用いられる。
WCSプロトコルについての背景技術の例は、種々のワイヤレス通信システムに合わせて指定された技術の説明において得ることができる。例えば、(北アメリカ、NA)符号分割多元接続(CDMA)WCSは、EIA/TIA IS−95において指定されているように、そのBTSの全てが同時にそして個々にGPS時間ベース標準に同期して、動作する。あるいは、汎ヨーロッパ・ディジタル移動通信システム(GSM)または全世界移動体電気通信システム(UMTS)の3GPPWCS技術使用(TS)に準拠して展開および動作するBTSは、このような同等のBTS間相互同期を全く必要とせず、通例実施していない。逆に、3GPP仕様は、標準的なBTSに対する要求許容度の範囲内で名目指定標準周波数で動作するために、単に、セル・セクタ毎に独立した時間ベース発振器またはクロックを要求するに過ぎない。
WCS設備の相補的増強のための背景技術の例は、通常のWCSプロトコルおよび手順の下で標準的な構成で動作するMS/UEの精度高い所在地を判定するシステムの説明において得ることができる。本発明の譲受人であるTruePosition, Inc.、およびその関連会社は、長年にわたって、このようなワイヤレス位置検出システム(WLS)の設備を開発および展開しており、以下のリストは、多数の特許を取得したその関連技術について記載する。関連背景技術の例として、米国特許第6,285,321号に記載されている局ベースのWLS処理、および米国特許第6,047,192号に記載されている一致複製WLS信号処理は、双方共、MS/UEが送信するアップリンク信号の信号処理および分析を通じた、相関信号TOA判定を採用している。加えて、米国特許第6,388,618号は、この中では信号収集システム(SCS)と呼ばれている、GPS同期WLS場所測定ユニット(LMU)を用いて、アップリンクMS/UE信号の分析を相関付けて行うことを記載している。更に、米国特許第6,351,235号は、全体にわたって、(WLS)ローカル測定ユニット(LMUまたはSCS)の地理的に分散したネットワークを確立する方法、手順、およびメカニズムについて記載している。これらは、全て、安定度を高めて、GPS時間ベース標準に正確にそして精度高く同期する。最後に、米国特許第6,782,264号は、WCS A−bisインターフェース・メッセージングを監視して、WLS場所判定動作を合図し(cue)サポートする設備を紹介している。このA−bis監視システム(AMS)についての記載は、MS/UEが送信するアップリンク信号のインフラストラクチャ・ベースのWLS処理には本来備わっている信号処理設備の利用を通じた、近似BTS同期のための協同メカニズムも示唆している。
本発明の技術は、期待(例えば、Cramer-Raoおよび/またはZiv-Zakai)信号処理精度の範囲/限度内に、十分に検出可能なダウンリンク信号強度のいずれのBTSについても、正確で高精度の同期情報を提供する。この技術は、ローカル信号測定ユニットの(WLS)展開ネットワーク間において実施される、GPSベースの同期を適用し、GPS−時間ベース登録またはWCSネットワーク局間において検出可能なBTSダウンリンク送信に対する関係の判定のために、共通の正確な時間ベースを規定する。その結果、GPS時間標準に対して正確に判定したBTS時間ベース関係によって、GPS装備MS/UEに対する同期AGPS支援、および同期MS/EU(アップリンク)信号データ収集が可能となり、精度および効率が高まり、最適なWLS性能(performance)が得られる。本発明の技術の費用効率的な適用を通じて、WLS同期信号データ収集設備の形態を適合化し、BTSダウンリンク通信信号の時間ベースとGPS時間標準との間の関係を導出する発明が得られる。タイミング判定のために、アップリンク相関信号分析を適用する必要はない。
WCSまたはWLS技術の背景技術の記載には、WCS BTS対GPS同期情報の導出のためのダウンリンク信号の受信、評価、および分析の技術を教示、提供、または記載するものはない。先に引用したものを含み、背景技術とは対照的に、以下に開示する技術は、BTSダウンリンク信号のGPS同期収集および評価を統合および利用し、BTSフレーム境界について観察する場合の通信信号時間ベースと、全世界GPS時間標準との間で測定した時間関係を最適に判定し、規定し、利用する。以下に述べる適合化により、以下に呈示する本発明の方法および手順は、アップリンクMS/UE送信信号の処理および分析に関与することを意図したWLS設備に統合し、その増強のためおよびそれと合わせて適用することができる。このようなマルチ仕様構成では、本発明の実施および展開は、適用可能な信号およびデータ処理リソースの共有において特に費用効率的である。
以下の摘要は、本発明の例示的実現例の種々の態様の全体像を規定する。この摘要は、本発明のあらゆる態様を余すところなく記載することや、発明の範囲を定義することを意図するのではない。逆に、この摘要は、以下に続く例示的な実施形態の説明の序文としての役割を果たすことを意図している。
本発明は、BTSが本来共通の時間ベース標準に同期されていない、ワイヤレス通信システム(WCS)の基地送受信局(BTS)から送信されるダウンリンク信号に関して、正確な標準化した時間ベース同期情報を判定するための技術を提供する。本発明の目標の1つは、ワイヤレス通信BTSが送信するダウンリンク信号におけるディジタル・データ・フレーム境界に対して、正確なGPSベースの時間同期を自動的に判定する技術を提供することである。即ち、本発明は、それら自体GPS時間ベースと精度高く同期している、信号受信、処理、および測定ユニットのネットワークを、そのままでは同期が取られていないBTSが送信する対象のWCSダウンリンク信号を検出するために適用する。信号測定ユニットは、受信したWCSダウンリンク信号を評価し、GPSの時間ベース標準に対するBTS信号毎の時間ベース関係を判定する。導出したBTS対GPS時間ベース関係は、ワイヤレス位置検出システム(WLS)の動作強化のために適用することができ、GPS対応移動局/ユーザ機器(MS/UE)の位置検出関係測定のために、補助GPS(AGPS)タイミング・データを供給する際、そして遠距離BTSがサービスするMS/UEからのWLS時間同期アップリンク信号収集を達成する際に、この関係を適用する。
本発明の技術のために、このような信号測定ユニットのネットワークの実施形態の一例に、WCSが対応するWCS MS/UEの所在地判定のために展開されているインフラストラクチャ・ベースのWLSの使用を適用することができる。背景技術において述べたように、このようなWLSは、通例、場所測定ユニット(LMU)のネットワークを備えている可能性があり、これらのユニットはアップリンクMS/UE信号を受信し処理して、関連するMS/UEの起源地理的所在地と関連があり、その判定に利用する測定値を抽出する。MS/UE場所判定のために信号到達時間(TOA)または到達時間差(TDOA)の測定を実行するWLSの特定的な形態では、WCSの動作ドメイン全域に分散する多数のLMUに、全てのLMUに対する時間ベースの共通の正確な標準に対する高精度の相互同期のためのメカニズムを実装する。現在、WLSにおける典型的な使用の最も価格効率的で正確で高精度の全世界時間ベース標準は、GPS時間標準である。したがって、背景技術について述べたように、TOAを照準とするWLSの一実施形態には、通例、送信されたアップリンクMS/UE信号を受信し取り込むLMUが実装され、LMUにおいて収集される信号の正確な時間タグ付けが、GPS時間標準「によって推し進められる」またはこれに「固定される」時間ベース標準(即ち、信号発振器)と同期して調和され「クロック」される。このような設備を適合化した形態のネットワークは、本発明の技術に対して、効率的でしかも価格効率的な実施形態を提供する。
GPSサポートWLSによって可能となるAGPS位置検出サービスを含む、GPS同期増強サービスに合わせて性能を向上させるために、本発明の技術は、BTSが発信するダウンリンク信号のためにGPS同期を効果的かつ高精度に判定し使用する。独立したBTS時間ベースに対するこのGPS同期表現は、そのLMUにおけるWLS信号収集能力の利用によって、または「ローカル測定ユニット」(LMU)と命名することもできる、同様のこのような信号収集および測定ユニットの分散ネットワークによって判定する。本発明の実現例では、適合化したBTS受信LMUのネットワークにおける時間厳格(time critical)WLS設備の同期精度および信号分析能力を、BTSダウンリンク信号に対する到達時間(TOA)測定に適用および利用して、BTS送信信号自体のGPSベースのタイミングを導出する。ダウンリンクBTS信号の標識時(signature instant)として特定されるWCSフレーム境界に対して、本発明では、BTS送信地点からの信号伝搬を適正に考慮して、環境ならびにLMU信号捕獲および調整コンポーネントによって、このような時点の測定TOAを、LMU受信信号時間タグ付けの時点にしかるべく調節する。これによって、調節した時間値は、GPS同期BTS送信時間(TOT)を表す。結果的に得られたBTS対GPS同期情報を、WLSのMS場所判定サービスのような、増強サービスに提供する。
WCS送信信号に対するGPS同期の判定および利用を強化するための、本発明のこれらおよびその他の革新的手法について、以下に続く詳細な説明において呈示する。
以上の摘要および以下の詳細な説明は、添付図面と関連付けて読むことによって一層理解が深まる。本発明を例示する目的に合わせて、図面には本発明の構造例を示すが、本発明は、開示する具体的な方法や手段に限定されるのではない。
A.全体像
本発明の現時点における好適な実施形態は、標準的または増強ワイヤレス位置検出システム(WLS)のような、所在地測定ユニット(LMU)を通じて提供することができる情報を利用して、3GPP指定ワイヤレス通信基地送受信局(BTS)が送信するダウンリンク信号と、汎地球測地システム(GPS)の時間標準との間における同期関係を導出する。本発明の技術は、通信設備を通じてまたはこれに隣接して広がる補助GPS(AGPS)動作を用いて、WLSサービスの性能を強化する。加えて、サービス側BTSのフレーム境界を検出できるためには、対象のサービス側BTSからの距離が遠すぎる可能性がある多数の遠隔LMU所在地において、(例えば、周波数ホップ)信号の正確な時間同期収集を可能とする際に、GSM支援インフラストラクチャ・ベースのWLSの性能および効率も、同様に、本発明において強化される。精度高く導出したBTS信号同期から利益が得られる一般的な増強サービスの例には、WCS BTSが独立して送信するBTS通信信号間における相対的タイミング関係を記述する正確な情報を利用することができるものであれば、いずれでも含まれる。このようなサービスは、WCS自体、およびWLSサービスにおけるリソースおよびメッセージ管理ならびに制御を含むことができる。
本発明の例示的実施形態の一態様によれば、BTSから送信されたダウンリンク信号に対してGPS同期タイミング表現を判定する方法は、測定ユニットにおいて、BTSが送信したダウンリンク信号を受信するステップと、ダウンリンク信号の指定部分の測定ユニットにおける到達時間(TOA)を判定するために、ダウンリンク信号を評価するステップと、測定したTOAに関係する識別可能な時点のGPSベースの送信時間に対して、最適な時間値を判定するステップとを備えている。ダウンリンク信号を受信するステップは、測定ユニットのネットワークにおいて、ダウンリンク信号を受信することを備えてもよい。また、本方法は、最適値をWCSに伝達するステップ、および/または最適値をWCSがサービスする移動局(MS)に伝達するステップも含むこともできる。本方法は、ワイヤレス移動局(MS)をサービスするWCSと関連した増強サービスをサポートするために実行することもでき、更に、最適値を増強サービスに伝達するステップを含んでもよい。例示的な実施形態では、識別可能な時点は、通信データ・フレーム境界から成り、ダウンリンク信号の指定部分は、通信データ・フレーム境界を含むようにすればよい。
本発明の別の態様によれば、コンピュータ読み取り可能媒体(ディスク、メモリ、信号キャリア等)は、ワイヤレス通信システム(WCS)の基地送受信局(BTS)から送信されたダウンリンク信号に対してGPS同期タイミング表現を判定するステップの集合を実行するようにプロセッサに命令する命令を備えている。ステップの集合は、この節の直前の節において概要を述べたステップを備えることができる。
本発明の更に別の態様によれば、ワイヤレス・システムは、場所測定ユニット(LMU)と、少なくとも1つの移動局(MS)と通信する少なくとも1つの基地送受信局(BTS)とを備えており、LMUは、GPS受信機と、BTSが送信するダウンリンク信号を受信する受信機と、BTSから送信されたダウンリンク信号に対してGPS同期タイミング表現を判定するステップの集合を実行するようにプログラムされているプロセッサとを含む。再度、ここでも、ステップの集合は、先に概要を述べたステップを備えることができる。
ここに記載する発明の更に別の態様によれば、信号処理方法およびシステムを提供する。例示的な実施形態では、本方法およびシステムは、以下のステップ、または以下のステップを実行する手段を含む。(a)受信したBTSダウンリンク・バースト信号から候補時系列を捕獲するステップと、(b)FCCHバースト信号に対して名目的フレーム時間整合および到達時間(TOA)を判定するために、周波数補正チャネル(FCCH)複製を候補ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)ビーコン信号と相関付けるステップと、(c)SCHバースト信号に対して時間整合およびTOAを判定するために、同期チャネル(SCH)拡張訓練シーケンスを相関付けるステップと、(d)SCHバースト信号の復調を試みるステップ。
この信号処理方法/システムの更に別の実施形態は、(e)SCH復調が受け入れ可能か否か判定し、可能である場合、完全なSCH複製を形成するために、選択した基地局アイデンティティ・コード(BSIC)およびフレーム番号/減少フレーム番号(FN/RFN)を適用し、SCHバースト信号に対するTOA測定値を精緻化するために、SCH複製を候補BCCH信号と相関付け、SCH相関を、精緻化したTOAの測定値に対する関連するFCCH相関と統合することを含んでもよい。
更に別の実施形態では、本プロセスは、ステップ(e)の一部として、相関結果が受け入れ可能か否か判定し、可能であれば、測定したGPS時間ベースのTOAをしかるべきフレーム境界に伝搬し、相関付けたBCCHキャリア識別、BSIC、FN、およびGPSベースのTOAのレコードを形成することを含んでもよい。
更に別の実施形態では、本プロセスは、(f)SCH復調が受け入れ可能な否か判定し、可能でない場合、候補BCCH信号に対する、A−bis監視システム(AMS)が導出した可能な部分的/モジュロ・フレームおよび関連するBSIC情報を入手し、可能な部分的/モジュロ・フレームに対して、AMS導出タイミングをGPSベースの時間に較正し、SCHに対する関連するRFNによって可能な完全なFNを形成するために、候補AMS導出部分的/モジュロ・フレーム情報を用い、完全なSCH複製を形成するために、選択したBSICおよびFN/RFNを適用し、完全なSCH複製を形成するために、選択したBSICおよびFN/RFNを適用し、TOA測定値の精緻化のために、SCH相関を関連するFCCH相関と統合することを含んでもよい。
B.BTS対GPS信号同期、判定、および使用の詳細な説明
図1は、標準的なワイヤレス通信システム(WCS)100を代表するコンポーネントを示す。図1に表す技術は、汎ヨーロッパ・ディジタル移動通信システム(GSM)インフラストラクチャに典型的な用語の一部を用いて表現するが、この技術は、全世界移動体電気通信サービス(UMTS)を記述する第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)技術仕様(TS)のような別の規格に準拠するセルラ・ワイヤレス通信の実施にも相応に適用することができ、しかも有益である。図1において、ワイヤレス移動体通信ユニット即ち移動局(MS)101は、基地送受信局(BTS)102間で双方向に送信を搬送する無線周波数(RF)リンクを通じて通信する。図1において破線の円で強調するように、BTS設備は、アップリンク受信(U_Rx)およびダウンリンク送信(D_Tx)アンテナ、ならびにワイヤレス通信を搬送するしかるべき信号のために付随するケーブルを含む。1組の(典型的に3つ)のBTSセル・セクタ(またはセクタ化したセルラ動作エリア)が、BTS端末所在地に展開したアンテナによって応対する、局在化通信エリア即ちセル(サービス側BTSを取り巻く)をカバーする。各セル・セクタは、その一意のセル・グローバル識別子(CGI、この用語は、ここでは、BTSセル設備を意味するためにも用いられる)によって識別する。各BTSは、個々にまたは独立して、その時間ベースまたは時間標準/参照を、その送信ダウンリンク信号のための使用許容度の範囲内で名目時間ベース周波数において動作する独立した発振器に基づいて発生する。GSMサービスでは、準拠する標準BTS時間ベース基準(time base reference)は、0.05ppm即ち0.65Hzの許容度以内で、13MHzで動作するように指定されている。更に広い動作領域をカバーする種々のBTSの集合が、基地局コントローラ(BSC)103によって制御される。BSCは、そのドメイン内で動作するMSおよびBTSを管理し、この管理には、MSが一方のBTSのセルのセル・カバレッジから他方のBTSのそれに移動する際における、BTS間における個々のMSとのRFリンクの保全(integrity)に対する責務の受け渡し(HO)が含まれる。同様に、更に低いレベルの通信管理において、BTSは、それ自体のセクタの1つから他へのMSのHOを管理し、BTSはそのドメイン内においてHOの実行成功を検出する。これよりも高いレベルの管理では、移動交換局(MSC)104が多数のBSCを管理し、MSとの通信に対する一方のBSCから他方へのHOの管理を含む。WCS動作をサポートする際、その特定のサービス側CGI(SCGI)の制御下で動作するいずれのMSも、それ自体を、SCGIの送信BTSダウンリンク「ビーコン」信号に同期させる必要があり、したがって、別個のBTSからの信号は、GPS時間ベースのような、共通の時間標準に同期させる必要はない。
個々のWCS通信業者に割り当てられる通信スペクトル全体の共用および管理は、近似的に同時に送信される信号の時間、周波数、および空間的分離または隔離によって実行する。単独のしかるべく空間的に分離されたBTSを通じてサービスにサポートするために十分な信号パワーを指令する一方、WCSはMSの送信パワーを抑制するかまたは最少に抑えて、それらの送信信号がそれらに割り当てられたセル/セクタ「内に内包され、」他のセル/セクタにおける通信に過度に「漏出」および/または干渉しないようにする。周波数分離を、BTSからMSへの「ダウンリンク」」送信およびMSからBTSへの「アップリンク」送信のための別個の周波数帯域の適用において、最高レベルで用いる。例えば、「GSM850」(NAセルラ)動作のアップリンクおよびダウンリンク周波数帯域は、それぞれ、824〜849MHzおよび869〜894MHzであり、「PCS1900]動作のそれは、それぞれ、1850〜1910MHzおよび1930〜1990MHzである。更に、WCSに割り当てられるこのような最大スペクトル帯域の各々における周波数分離または周波数分割多元接続(FDMA)は、ダウンリンクおよびアップリンク帯域を1組の調和アップリンク−ダウンリンク対「周波数チャネル」または「サブバンド」に分離することによって行われる。これらは、最大WCSスペクトル帯域幅の小さな一部に過ぎない、狭い帯域幅によって特徴付けられる。例えば、GSM周波数チャネル「帯域幅」および隣接中央分離は、200kHzである。BTSと特定のMSとの間の通信では、WCSは調和ダウンリンク/アップリンク・チャネル対を割り当てる。これらの周波数分離通信チャネルは、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)によって指定される。このようなFDMAを、以下で述べる時間−バースト分離と関連付けて適用することにより、MSおよびBTS送信は別個の周波数チャネル間で割り当てられ、共通バースト時間(即ち、共通「タイム・スロット」)において供給周波数チャネル内で別個に送出される送信が、通例では、十分な空間的距離によって分離された動作エリアを有する別個のサービス・セルにおいてのみ行われ、共通チャネル干渉を受け入れ可能な低レベルまで低下させるようにしている。
追加の時間的隔離のために、サービスを受けるMSのサービス側セルラBTS102の時間ベースへの同期によって、マルチユーザ通信サービスを促進する。即ち、信号送信の時間的シーケンスを、通信データまたは情報ビットの連続「フレーム」に編成する。GSM動作に用いられる時分割多元接続(TDMA)通信では、各信号フレームを更に時間的に分離して、8つの連続する「タイムスロット」にする。GSM(および共通符号化UMTS)の送信は、TDMAの干渉緩和という利点を利用し、これによって、MSおよびサービス側BTSの送信を相互同期させ、共通サービス側BTSの下で共通周波数サブバンドまたはチャネルを占有する、別個の送出された送信が、別個のMS毎に別個のタイムスロットにおいて行われるようにスケジューリングする。通常の通信システムの目的では、MS送信信号タイミングの制御に適用される標準策略(standard strategy)は、タイミング進み(TA)パラメータに応じたMSタイミングの動的調節を伴い、直接サービスするセル・サイト/セクタ、即ち、「サービス・セル・グローバル識別子」(サービス側CGIまたはSCGI)のサービス側BTSまたはセクタの信号フレームおよびタイムスロットと適正に時間整合した、その送信通信のBTS受信をサポートする値に、それを設定する。このWCS策略は、MS送信をSCGIの時間ベースと調和させる目的および必要性に役立つ一方、SCGIの時間ベースと他のいずれの近隣セル・サイト/CGIとの間に、いずれの共通同期も必要としない。
同時マルチユーザ・サービスにFDMAおよびTDMA双方を組み合わせて利用する場合、WCSは付加的に周波数ホッピングを用いることもできる。周波数ホッピング動作の下では、WCSは別個の(任意に疑似ランダムの)周波数ホッピング・シーケンスを割り当てて用いる。これらの周波数ホッピング・シーケンスは、サービスを受けるMS毎の周波数チャネルを、WCS選択シーケンスにおける連続フレーム毎に一意に変化させる別個の周波数シーケンスを指定する。MSのそのサービス側BTSの時間ベースへの自己同期は、周波数ホッピング・シーケンスの間、MSおよびそのSCGIの協同動作を適当にサポートする。この素早い周波数ホッピングは、ときどき生ずる短期間タイムスロット間隔において、希に生ずる共通チャネル干渉によって復調が変転させられることがある受信通信を、エラー訂正符号化が訂正することを可能にすることによって、干渉緩和の強化をサポートする。
サービス・セル・セクタの独立した時間ベースとの自動MS信号同期は、WCSには適していると考えられるが、それ自体の内部およびそれ自体を考慮すると、通信システム設備と関連したその他の要求される、要請される、またはそれ以外の有益なサービスの性能が、この独立BTS時間ベース策略によって低下または妨害される可能性がある。例えば、このような策略は、多数の地理的に分散した現場において所在地測定ユニット(LMU)によって受信したその信号特性の測定に基づいて、標準的MS/UEの所在地を判定する位置検出サービスのような、位置検出サービスの性能を阻害する虞れがある。このような位置検出サービスの悪化は、公衆安全サービスへの緊急通信との関連で発生した場合、生命を脅かす可能性がある。本発明の技術は、インフラストラクチャ・ベースのWLCにおいて正確なBTS同期データの導出を可能とし、これを利用して、サービス側BTSフレーム・タイミングを観察できないはずであった、離れて位置するLMUサイトにおいて、MS/UEアップリンク信号、特に、周波数ホップ信号の、時間に厳しい収集を達成する。恐らく、最も意味深いのは、本発明の技術が、関連するSCGIに対する現行のBTS対GPS信号同期を記述する代表的データを利用し、これをMS/UEに供給することによって、最適補助GPS(AGPS:assisted GPS)サービスをサポートし、位置検出に関するGPS信号特性のMS/UEの効率的およびロバストな測定を可能にすることである。MS/UEは、同期データおよびサポートするBTSダウンリンク送信を用いて、それ自体の内部時間ベース標準の正確なGPS関係を確立することができる。このようなGPSベースの時間ベース関係を用い、MS/UEは、これによって、MS/UEの内部GPS信号処理の制御のために最適な設定を予期する際に、AGPSサーバが供給するその他の補助データを利用することが可能となる。これら補助ベースのGPS信号処理設定は、MS/UE導出GPS測定値の効率、適時性、ロバスト性、および精度を高める。
図2に表すように、ワイヤレス通信システムに付帯して協同する場所判定システムを、サービス側移動体位置検出局(SMLC)200と呼ぶ場合もある。インフラストラクチャ・ベースの、即ち、「オーバーレイ」ワイヤレス位置検出システム即ちSMLCは、図2に示すコンポーネントのオーバーレイ構成によって表すことができる。図2において、通信チャネルにおける対象のMS/UE101からのRFアップリンク信号は、通信システムの動作ドメイン全域に分散する場所に展開されているLMU202によって受信および測定が行われる。(用語法に関して記しておく。3GPP GSMの用語法およびその記述では、「SMLC」という用語は、場所判定システム全体を指し、ここでは「WLS」とも呼ばれ、一方他の文脈では、「SMLC」は、本説明では「WLP」と呼ばれるサブシステム・コンポーネントを指す。また、ここで用いる場合、3GPP用語「LMU」は、送信RF信号を受信し、(例えば、位置検出に関する)信号特性を測定する、地理的に散乱したSMLC/WLSコンポーネントを指し、一方このようなコンポーネントは、背景技術のその他の文脈または記述では、信号集合システム「SCS」と呼ばれることもある。)通例、図1の上に図2を「重ね合わせる」ことによって可視化できるように、LMU202は、BTS102の設備に展開され、したがって、LMUは大抵の場合そのアップリンク信号(U_Rx)を、位置検出に関係する測定のために、BTSが展開されているアンテナから通信のために用いるのと同じ信号フィードへのマルチ結合を通じてアクセスする、または「送り出す」。分散したLMUサイトにおける(位置検出関係)データ収集および測定の時間ベース同期のために、LMUは、図2において破線の円で強調するように、ケーブル付きGPS−受信(GPS_Rx)アンテナを通じてGPS信号にアクセスする。加えて、本発明の強化設備に対してこの中で強調しているように、LMUは、ケーブル付きダウンリンク−受信(D_Rx)アンテナを通じて、BTSダウンリンク送信を検知する。図2に示すように、LMUは通例BTSサイト毎に展開されているが、必然性はなく、これらは必ずしもBTSに対して1対1で展開されている訳ではない。受信信号特性の測定値は、多数のLMUによって抽出され、ワイヤレス位置検出プロセッサ(WLP)203によって管理および収集する。各WLP203は、多数のLMUの動作を指令する。WLPは、個々の対象MSについての測定値を供給する役割を担っている個々のLMUの選択を監督する。恐らくその直接制御下にないLMUを管理する他のWLP全てを含む、しかるべく測定された信号データを受信すると、WLPは、通例、データの評価、そのデータに基づいて最適な場所推定値の判定も行う。通例、WLPは、対応する通信サービスが多数のBSCによって提供される地理的領域をカバーするLMUの動作を管理することができる。SMLCのワイヤレス位置検出ゲートウェイ(WLG)204は、WLPの制御およびタスク割り当て(tasking)全体を行う。WLGは、通例(しかし必ずしもそうとは限らない)、MSC104と同じ場所に配されている(そして、これと干渉する虞れがある)。WLGは、通信システム内部においてそれがサービスする多数のBSCとインターフェースし、これと位置検出関係要求、情報、またはデータを交換する。WLGは、位置検出サービス要求の妥当性を判断し、場所判定結果を、正規受信先に流布する。
場所判定や通信管理強化というような、サービスの首尾良い運営をサポートするために、本発明の技術が提供するメカニズムによって、地理的に分散するBTS毎に時間ベースの単一全世界GPS時間ベースに対する同期または整合を記述するデータを判定し、供給する。実施形態の一例では、このWCS BTSに対する多数の測定ユニット(LMU)のネットワークからのこの同期時間ベース情報は、WLS設備の適合化および応用から導出する。本発明の実施形態例を、以下の説明において呈示する。
LMU測定
図3における実施形態について表すように、本発明のBTS対GPS同期決定は、ローカルに受信したGPS信号、ならびに少なくとも1つのLMUによって受信され正確にGPS時間を結び付けられたBTSのダウンリンク信号の相関付け処理および分析によって、いずれの特定のBTSについても達成する。図3は、所在地判定をサポートするために正確に同期した信号データの収集、処理、および時間タグ付け/ラベル付けを行う目的で、SMLC/WLS LMUにおいて共通に利用することができる設備の適合化および使用の図の一例を示す。図3に表す一例の適合化LMU実施形態では、対象のRF信号は、ケーブルを有するGPSアンテナ301およびケーブルを有するダウンリンク・アンテナ302を通じて受信する。これら2つのRF信号アンテナ・アセンブリは、図示のように、物理的に別個でもよく、あるいはこれらを構造的に組み合わせ、LMUへの接続のための共通受信信号ケーブルを共有してもよい。その場合、組み合わせた信号は、別個のGPSおよびダウンリンク機能に合わせて分割されフィルタ処理が行われる。加えて、出立WLSサービスでは、通常のアップリンクRF信号は、ケーブルを有するアップリンク・アンテナ303を通じて受信する。WLS実施形態に合わせた通常のLMU/SCSコンポーネントの説明は、本発明の譲受人であるTruePosition, Inc.,に譲渡された背景技術の米国特許の記載の中において得ることができる。その例を以下のリストにおいて特定する。即ち、WCSを増強するWLSのためのRF信号捕獲設備のこのような説明は、米国特許第6,351,235号、無線ロケーション・システムの受信システムの同期を取る方法およびシステム(「’235特許」)、米国特許第6,388,618号、無線ロケーション・システム用信号収集システム、米国特許第5,327,144号、セルラ電話ロケーション・システム、そして米国特許第4,728,959号、方向発見位置確認システムの記載を含む。この背景技術の全てを通じて、有効なWLS LMUに適したアップリンク信号の調整、捕獲、収集、および処理コンポーネントおよび設備が、広く記載されている。
背景技術において表したように、対象のWCS RF信号の捕獲は、価格効率的および高精度のアナログ/ディジタル変換をサポートするために、送信WCS帯域からのアナログ信号の周波数内容の、十分低い中央周波数における濾波および周波数偏移形態への変換304−305から開始する。周波数変換のための典型的なコンポーネントを図4に表す。以下の信号調整コンポーネントの最適な性能のために、適宜、入力/検知信号401をバンドパス・フィルタ(BPF)402にかけて、対象帯域に主に収容されている周波数に、信号を制限する。問題の対象帯域は、別個に、WLS判定のためのアップリンク帯域、または本発明の時間ベース表現の目的のためのダウンリンク帯域とすることができる。また、入力信号は、好ましくは、ロー・ノイズ増幅器(LNA)によって分離および増幅し(403)、設計性能を達成し、後続の信号調整コンポーネントのシステム・ノイズの影響を緩和する。次いで、得られた信号はミキサ404に入力し、ローカル発振(LO)発生器405が供給する信号と効果的に乗算する。LO発生器は、信号−周波数(トーン)信号を供給し、これを入力信号と混合すると、受信RF信号波形と同等の、所望の差周波数信号が得られる。LO周波数の完全性を維持し、温度誘発周波数ドリフトを回避するにあたって最適な精度のために、LOの発生は、入力基準時間基準(発振)信号406に位相ロックするとよい。安定化したLO信号407の調整済み入力信号との混合404によって、複合信号が得られ、この複合信号は不要な和周波数成分および所望の差周波数成分双方を含む。後続のバンドパスまたはローパス・フィルタリング408が、不要成分を除去/減衰し、所望の中間周波数(IF)またはベースバンド(ゼロ周波数中心)信号409を生成する。この信号は、検知した対象RF信号の周波数偏移アナログ同等物である。実施形態によっては、最適な信号完全性を備えた所望の周波数変換は、LO周波数のシーケンスを用いる連続的周波数変換段階の「IFストリップ」(IF strip)によって遂行することができ、究極的に、所望の出力−信号中心周波数が得られる。本発明に合わせて適合化したLMU実施形態におけるWLSアップリング信号処理設備の最適利用のために、ダウンリンク変換からの信号に対する出力IF/ベースバンド周波数内容は、アップリンク周波数変換と同じアナログ/ディジタル変換に入る周波数ドメインに及ぶように、フィルタリング、混合、およびLO周波数の適用によって設計する。
WLSのアップリンク変換304と同様に、図3に表す適合化したLMUは、本発明にダウンリンク周波数変換305を適用する。ダウンリンク周波数帯域またはその帯域におけるいずれの(サブ)チャネルの捕獲に対しても、この周波数変換は、信号フィルタリング/増幅402/403、および周波数偏移LO信号407の発生405によって行う。これらは、ダウンリンク帯域の周波数内容に特異であり、これらに適している。’235特許に記載されているように、LMUの実施形態例は、安定化GPS受信機306を適用して、GPS導出時間ベース信号307を生成し、非常に安定した時間ベース基準として用いるために、これを全てのLMUコンポーネント(LO発生器を含む)に分配する。周波数変換の結果得られる帯域偏移信号形態308は、アナログ/ディジタル変換器(ADC)309に入力される。本発明にとって最も意味深いのは、’235特許にも同様に記載されているように、ADCは、GPS基準時間ベース307に正確に位相ロックされた「ストローブ/パルス時」において、入力信号308をサンプリングすることである。つまり、その結果得られるディジタル・ダウンリンク信号サンプル310は、全世界GPS時間ベースと同期して、正確に時間基準と合わされている。WCSの動作ドメイン全域に分散されているLMUのネットワークにおける各LMUは個々に1つの共通GPS時間ベースに同期されるので、別個にクロックされるBTSダウンリンク信号の各々に対するGPSタイミングを、いずれの対象BTSの近傍におけるLMUによる受信および評価によっても、共通GPS時間ベースに関係付けることができる。この捕獲信号サンプルに対するGPS時間同期は、ディジタル信号の処理311における関連するGPS−時間ラベリングをサポートする。この処理は、LMUから出力される所望の同期表現312を生成する。
BTS(ダウンリンク)送信用の自己発生時間ベースは、BTSの独立した発振器によって「クロック」即ち「駆動」され、発振器は、0.05ppmの許容度(即ち、0.65Hz)の範囲内で13MHzで動作しなければならないが、それ以外には、他のいずれのBTS時間ベースとも同期を取る必要はない。実際に動作するGSM BTSの測定の一部では、TruePosition, Inc.,は、要求許容度の2倍を超える、名目基準周波数からの継続的/永続的ずれを観察している。
WCS BTSダウンリンク信号に対するGPS同期表現のずれをサポートする本発明の処理311は、BT信号の選択したインスタンスのGPSベースの時間特性を特徴化するように設計されている。日常的なWCSサービスの施行において、サービス側BTSはRF信号を送信する。RF信号は変調され、制御/アクセスまたは音声/トラフィックビットを通信し、これらは、連続的なデータの「フレーム」に編成される。BTSダウンリンク送信からのビット・シーケンスにおけるいずれの周期的に検出可能および識別可能なインスタンスでも十分であるが、フレームの境界は、実施形態の一例では、LMU判定GPS時間ベースと同期する時間タグ付け(time tagging)に対する代表的インスタンスとなるように選択する。つまり、実施形態の一例では、本発明は、独立して時間を合わせたBTSフレームの境界についてBTS対GPS同期を特徴付ける。
3GPP TSにおいて記載したようなGSM WCSの例では、送信フレームは、通常、図5に示すシーケンスに表されるように編成される。通常の送信に対する最上位レベルでは、ハイパーフレーム501は、2048個のスーパーフレームのシーケンスから成り、スーパーフレーム502は、1326(=26×51)個のフレームのシーケンスを含む。フレーム番号(FN)は、ハイパーフレーム毎に新たにゼロ(0)から始まり、ハイパーフレームの終端において2,715,647(=2048×26×51−1)に達するまで、1ずつ増分する。各フレーム503は、8個のタイムスロットのシーケンスを含む。等スロット形式において、各タイムスロット504は、156.25シンボル間隔の期間を有し、代替形式において、タイムスロット0および4は、157シンボル間隔の期間を有し、その他のスロットは156シンボル間隔の期間を有する。いずれの形式でも、フレーム期間は、1250シンボル間隔である。シンボル間隔505の期間は、48/13(=〜3.7)マイクロ秒(μsec)であり、したがって、フレーム期間は60/13(=〜4.6)となる。図5においてタイムスロット504について表すように、スロットの「アクティブ部」は、情報/データ・ビットを伝達する期間であり、148シンボル間隔であり、「有用部」は、シンボル0の中間からシンボル147の中間までの147シンボル期間となる。何故なら、MSおよび(任意に隣接する使用タイムスロット間では)BTSの送信パワーは、各スロットの開始および終了シンボルを通じて上下に傾斜し、信号の位相は、有用部の外部では未定義であるからである。通常動作の下では、1情報/データ・ビットは、各シンボル間隔505で、ガウス最少偏移変調(GMSK:Gaussian minimum shift keying)の形態を使用して伝達される。GMSKは、差分二進位相偏移変調(DBPSK:differential binary phase shift keying)の(「ガウス」)フィルタリング/スムージングした形態であり、シンボル間隔における最大位相変化が±π/2である。順次連続するフレームは、51−マルチフレームと呼ばれる、51個の連続フレームの集合にグループ化されていると見なすか、そうでなければ、26−マルチフレームと呼ばれる26個の連続フレームの集合にグループ化されていると見なす。つまり、スーパーフレームは、各々の期間が〜0.235秒(sec)である、26個の連続する51−マルチフレームのシーケンスで形成されていると見なすことができる。BTSダウンリンク信号のGPSタイミング特徴化は、フレーム境界のようないずれの任意の識別可能なインスタンスにも当てはまるように選択することができるが、本発明の実施形態例では、51−マルチフレーム境界に当てはまるように選択することができる。
GSM WCS動作に対する一般的なMS/UEアクセスは、各BTS/CGIの51−マルチフレーム毎に繰り返すと有益な、ダウンリンク送信によって管理する。周期的に、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)のキャリア周波数(「C0」)上におけるBTSダウンリンク送信は、あらゆるMS/UEがBTS信号を検出しそれ自体をBTS信号に同期させ易くすることができる、タイムスロット・バーストを含む。即ち、通常のBTS動作では、近似的に10個の順次連続フレーム毎に、BTSは「周波数訂正チャネル」(FCCH)バーストを送り、これに続いて、次のフレームでは「同期チャネル」(SCH)バーストを送信する。これらは、双方共、BTS時間ベースに関する本発明のGPS同期判定の実施形態例には有効である。BTSのFCCHバーストは、各51−マルチフレーム内における各〜10フレーム毎に、タイムスロット番号(TN)0(ゼロ)において発生し、初期フレームから開始する。即ち、FCCHバーストは、各51−マルチフレーム内における相対的フレーム番号0、10、20、30、および40に対して発生する。BTSのSCHバーストは、続くフレームのTN0において発生する。即ち、SCHバーストは、51−マルチフレーム内における相対的フレーム番号1、11、21、31、および41に対して発生する。つまり、これらの動作に下では、バーストのこの「ビーコン」対の開始に対するフレーム間の間隔は、各51−マルチフレーム内の10個のフレームの4つのフレーム間間隔、それに続く、次の51−マルチフレームの開始までの12フレームの1フレーム間間隔を含む。各BTSからのこれらの周期的(ダウンリンク)FCCHおよびSCHバーストにより、MS/UEはBTSベースのフレームの付番およびそのしかるべきサービス側BTSに対するタイミングを迅速に検出し、特定し、決定することが可能になる。各BTSからのこのような信頼性があり反復するダウンリンク送信は、本発明の技術において、各WCS BTS時間ベースのGPS時間ベースに対する関係の判定のために、最適な信号シーケンスを提供する。
実施形態例では、GPSベースのタイミング測定に対するFCCHおよびSCHバーストの有用性は、特に、このようなダウンリンク送信の先験的に分かっている構造によって強化される。3GPP TSにおいて記載されているように、通常のFCCHバーストに対して送信する148ビット・シーケンスは、
・3テール・ビット、(B0,B1,B2)=(0、0、0)、
・142固定ビット、(B3,B4,...,B144)=(0、0、...0)、即ち、全てゼロ、
・3テール・ビット、(B145,B146,B147)=(0、0、0)
を含むシーケンス・ビット・パターンで形成される。ここで、Bnは、「n」を付番されたビットである。SCHバーストの形成について3GPPに記載されている送信ビット・シーケンスは、
・3テール・ビット、(B0,B1,B2)=(0、0、0)、
・39エンコード・ビット、
・64拡張訓練シーケンス・ビット(B42,B43,...,B105)=全ての通常SCH送信に次いで同一である3GPP指定シーケンス、
・39エンコード・ビット、
・3テール・ビット、(B145,B146,B147)=(0、0、0)
を含む。ここで、39ビット・シーケンスのレート1/2畳み込みエンコードからの2組の39エンコード・ビット導出は、
・ローカル動作エリアにおける対象BCCHキャリアの使用を特定する6基地局アイデンティティ・コード(BSIC)ビット。3ビットPLMNネットワーク・カラー・コード(NCC)および3ビット基地局カラー・コード(BCC)から形成する。
・減少TDMAフレーム番号(RFN)を表す19ビット。11ビットのハイパーフレーム番号「T1」、T1=FN div 1326、それに続く26−マルチフレーム内における5ビット・フレーム・インデックス「T2」、T2=FN mod26、それに続く51−マルチフレーム内におけるモジュロ51フレーム番号(T3=FN mod51)の3ビット減少フレーム・インデックス表現「T3」、T3’=(FN mod 51−1)div10、
・10パリティ・ビット、
・ゼロの4テール・ビット(0、0、0、0)
を含む。
3パラメータ表現(11ビットT1、5ビットT2、6ビットT3)は、以下の関係によって、いずれの完全なフレーム番号FN(2,715,647までの値に対して22ビットを占めることができる)も完全に表す。
Figure 0004916515
ここで、T1は完全な(0,...,2047)ハイパーフレーム・インデックス、T2は完全な(0,...,25)26−マルチフレーム・インデックス、およびT3は完全な(0,...,50)51−マルチフレーム・インデックスである。19ビットRFNは、SCH FNを完全に表す。何故なら、SCHT3パラメータに許される5つの値は、3ビットT3’値によって表されるからである。実施形態例において、測定時間から最も近い即ち次の51−マルチフレーム境界に伝搬される、導出されたGPSベースの時間表現について、関連するFNパラメータT3(=FN mod 51)は、その開始境界から開始フレームに値ゼロを有する。これらのビット・シーケンスを組み込むと、BTSのFCCHおよびSCHバーストの先験的に既知の形態によって、適合化したWLS信号相関付け技法の、サンプリングしたダウンリンク信号のディジタル処理311におけるTOA情報の抽出に対する効果的な適用を促進する。即ち、これらのビット・パターンから変調した既知の信号波形は、「一致複製」として適用することができ、これに対して、ダウンリンク信号到達時刻の導出のために、ダウンリンク信号を相関付ける。
本発明の実施形態例のディジタル信号処理311は、WLS設備の実施について背景技術において記載した同様の処理技法から適合化した。背景技術は、本発明の譲受人であるTruePosition, Inc,に譲渡された米国特許において、GPS同期TOA(および/またはTDOA、AOA等)を抽出するために、WLSディジタル・アップリンク信号の調整および相関付けのためのディジタル(複素)ヘテロダイニング、フィルタリング、一致複製信号相関処理技術について記載する。これらの背景技術には、米国特許第6,047,192号、ロバストな効率的位置判定システム、および米国特許第6,285,321号、ワイヤレス位置検出システムのための局ベースのWLS処理方法が含まれる。このような技法を適合化してダウンリンク周波数帯域を処理し、ダウンリンク信号波形を用いるようにすることにより、本発明は、GPS時間ベースに対するダウンリンク時間ベースの所望の表現を導出する際に、同様の処理技法を効率的に適用する。
図6は、ディジタル信号処理311に伴われる評価に対する例示的な主要機能を示す。ディジタル化ダウンリンク信号601の初期信号調整のために、この処理の第1段階602は、ヘテロダイニングおよび(バンドパスまたはローパス)フィルタリングを含み、ダウンリンク・ディジタル信号時系列{zn(t)}を捕獲する。これは、ダウンリンクBTS番号「n」から検知RF信号の周波数変換ベースバンド形態を取り込む。引用した背景技術に記載されているように、そしてディジタル的にサンプリングした信号の捕獲においては習慣的であるが、アナログ/ディジタル変換(ADC)309は、信号シーケンスまたは時系列601を生成し、時間ベース−制御サンプリング・レートにおいてサンプリングされ、開始(および任意に周期的に更新する)サンプル・インスタンスにおいて、時間タグ/ラベルが付けられる。本発明において適用される時間ベース307は、LMUのGPS信号受信から得られるGPS主導発振器と合わせて同期およびタグ付けがなされる。捕獲する信号サンプル601毎の正確な時間タグを維持し、いずれのADC後ディジタル信号調整を受けても伝搬する。つまり、受信し捕獲し、信号相関処理に入ったディジタル・サンプルzn(t)毎のGPSベースの時間タグは、本システムにおいて正確に特徴化することができる。
602から開始する本発明のGPSベースのダウンリンクTOA判定のための信号処理311の続く段階では、BTSについて捕獲した複素ベースバンド信号zn()を「基準」または一致複製信号表現z0()と相関づける。The Generalized Correlation Method for Estimation of Time Delay(時間遅延の推定のために一般化した相関方法)、 C.H. Knapp and G.C. Carter, IEEE Trans. Acoust., Speech, Signal Processing, vol. ASSP-24, no. 4, pp.320-327, Aug. 1976のような規格文献に記載されているように、信号の相互相関によって、2つの信号間の時間オフセットの最適な検出および測定を行うことが可能になる。通常のGSM BTS送信について先に記したように、FCCHおよび/またはSCHバーストは、信号受信または送信に先だって、FCCHについては完全に、SCHについては部分的に分かっている、好時機でロバストな相関信号形態を供給する。2つの信号間における複素相関γ(τ)についての包括的式は、次のように表すことができる。
Figure 0004916515
ここで、zn()は、複素信号サンプルを表し、τは2つの相関付けた信号時系列間における時間「タグ」/「遅延」/「オフセット」(例えば、T(D)OA)値を表し、相関は、コヒーレント積分時間T (coherent integration time)にわたって蓄積する。このような評価では、適当なSNRの信号があるという仮説の下で、候補信号レベルを近似的に、次の関係によって二乗した相関強度に対する期待に関係付ける。
Figure 0004916515
ここで、SNRは、相互相関付けられる2つの信号に対するパワー・レベルの信号対ノイズ比を表す。
図3の信号処理311の実施形態の一例は、相関603、604、および608の計算を含み、先験的に既知のFCCHまたはSCHバーストを表すために形成した一致複製信号z0()を伴い、BTSnから受信した信号を表すために捕獲したダウンリンク信号zn()を伴う。
Figure 0004916515
式(4)において、相関関数の強度が最適に最大化されると、τの関連する値は、積分変数「t」を名目的に値0(ゼロ)に割り当てる、任意に選択したGPS時間タグ付けインスタンスt0に関する、所望のGPSベースのTOAを表す。Z0()サンプル集合が本質的に無限のSNRを有する一致複製を表す場合、最適な相関整合における強度二乗相関についての上の期待は、他の(有限の)比率の「SNR」値について評価することができる。
Figure 0004916515
あるいは、FCCH信号サンプル集合において観察した位相ノイズと関連するSNRとの間の関連するそして同様の関係を、代表的なSNR評価(evaluation)のために評価(assess)することができる。
候補BTS信号パワー・レベルが受け入れ可能な測定値を与えると判断した場合、そのTOA値τに対して導出されるパラメータ精度も、精度の信号強度依存性に基づいて評価することができる。例えば、T(D)OA測定のために達成可能な最適精度の式が、先に引用したKnapp and Carterの業績、およびTime Delay Estimation Via Cross-Correlation in the Presence of Large Estimation Errors(大きな推定誤差がある場合における相互相関による時間遅延の推定)、 J.P. Ianiello, IEEE Trans. Acoust., Speech, Signal Processing, vol. ASSP-30, no. 6, pp.998-1003, Dec. 1982において入手可能である。このような記述は、次のように、最適加重(「白色化」)相関導出T(D)OAτに対して標準偏差σ(即ち、分散の二乗根)を表すために用いることができる。
Figure 0004916515
ここで、Bは帯域幅であり、Tは測定値を求める信号処理に伴う積分時間であり、つまりTBは、相関評価のために積分した独立サンプルの数を表す時間−帯域幅席である。尚、この式では、測定精度は、時間−帯域幅の積に受信信号SNRを乗算した値の二乗根に反比例することを記しておく。つまり、静止信号状態に適用可能な時間限度内では、タイミング測定精度は、入手可能な相関信号期間が長い程時間−帯域幅積または平均ノイズ・サンプルの数が増大する場合、向上する。疑似ランダム畳み込みエンコード、そして恐らくは暗号化(encrypted)/暗号化(ciphered)ビット・シーケンスから形成した典型的な通信バーストでは、「干渉元」信号(例えば、ディジタル通信信号の平坦スペクトル内容を有する)が、「白色」(例えば、熱)雑音とほぼ同様に、測定精度に影響を及ぼすことが多く、したがって「SNR」評価にしかるべく組み込みさえすればよい。
通常のFCCHバーストを検出し使用するための相関付け602のために、(複素)複製信号z0()を、期間が有用なシンボルに及び、任意の「開始」位相φ0
Figure 0004916515
を有する、もしそうでなければ純粋な「トーン」の時間ゲート(time-gated)(即ち、前縁および後縁傾斜」)バーストとして形成する。
ここで、
Figure 0004916515

「*」は、畳み込みを意味し、
rect(x)は、|x|<1/2に対して1、その他の場合には0である。
Tuは、147シンボル間隔の「有用な」タイムスロット期間であり、Tu=147T、
Figure 0004916515
δg〜0.4417/2

ここで、hg(t)は、「h(t)」と記す3GPP TSにおけるGMSK定義位相フィルタと同様に、近似シンボル間隔期間Tのガウスまたはハン状(Hann-like)窓を近似するが、期間はその〜半分である。式(4)の相関を適正に正規化すると、一致複製トーン周波数「f」についての値の関数として考えると、フーリエ変換の正規化および枠付け(windowed)した形態を本質的に構成する。しかしながら、通常のFCCHバーストでは、複製の名目的トーン位相評価は、4つのシンボル間隔毎(即ち4T毎)に1つの2πサイクルを完成することが知られているので、名目複製周波数は、13×125/24(=〜67.71)kHzとなる(例えば、BTSが通常のRF波形として送信する場合、BCCHキャリア上で変位する)。つまり、FCCH複製は、先験的に完全に定義される。
通常のSCHバーストを伴う相関604および608でも、本発明の複製信号は、同じバースト時間ゲーティング窓g(t)、およびしかるべきGMSK発展フェーザ(GMSK evolving phasor)の積から形成するが、SCHのフェーザ信号は、前述のようなSCH信号に対する(疑似ランダム)ビット・シーケンスを表す。
Figure 0004916515
ここで、φ(t)は、SCHビット・シーケンスに対するGMSK位相評価を表す。
FCCHバーストとは対照的に、SCHバースト波形は、完全に先験的に分かっていない。前述のようにそして3GPP TSでは、SCHビット内容は、2つのゼロの3ビット(前縁および後縁)「テール」シーケンスを含まず、これらのシーケンスが短い(3ビット)ために、これらを先験的使用には的外れのものとしている。また、SCHは拡大64ビット(ミッドアンブル)訓練シーケンスも含み、これは3GPP TSにおいて定義されていることが知られている。このため、全148ビットのSCHのこの拡張ミッドアンブル部分は、SCHの相関604のダウンリンクTOA判定に対する寄与のために、部分長先験的既知一致複製に形成することができる。
全SCH相関608への進展のために、復調に対するSCH信号の品質を評価する(605)。慣例的なダウンリンク信号受信状態の下で、ダウンリンク受信SNRがSCHにおける完全な送信ビット・シーケンスの信頼性高い変調に適当である場合、本発明はその完全な復調ビット・シーケンスを用いて、完全なSCHバーストのために全タイムスロット一致複製を形成する(608)。関係(6)に表されているように、時間期間を長くした複製を相関評価において適用すると、その結果導出したTOA値に得られる精度が向上する。また、前述のように、完全に復調したSCHは、SCHバースト毎に全フレーム番号FNの(フレーム番号が減少した)RFN表現も与え、ダウンリンク信号を捕獲するBTSを特定するBSICを含む。信号伝搬時間およびフレーム境界オフセットに対する適正な調整(以下で更に説明する)によって、検出したBCCHキャリアに対するこれら復調パラメータは、BTSアイデンティティの所望の集計およびGPSベースのTOTに対して最終的に導出した表現と関連した送信フレーム番号に含まれる。
ダウンリンク受信SNRがSCHビット・シーケンスの信頼性高い復調には適当ではない可能性があるときに発生するような、異なる条件例の下では、LMUのダウンリンク相関信号処理311は、WCS動作をサポートするデータ・リンクを監視するシステムからのWLSのWLGおよび/またはWLPが収集するサポート情報を用いて、本発明における手順606、607によって増強することができる。このようなSNR状態が発生する可能性があるのは、対象のBTS/CGIに対して最も近くにまたは最良に位置するLMUが、それにもかかわらず、対象の問題BTSから過度に離れている場所に展開されている場合、あるいはBTSのダウンリンクの強い受信から環境的に遮断されているまたは離れて構成されている場合である。その動作の実施のために、図1のWCSは、いわゆる「Aインターフェース」に対する仕様に応じて定義されたプロトコルを用いて、データ・リンクを通じて、MSC104およびいずれのBSC103の間でも情報を交換する。また、図1のWCSは、いわゆる「A−bisインターフェース」についての仕様に応じて定義されたプロトコルを用いて、データ・リンクを通じてBSC103およびそのBTS102のいずれの間においても、更に低いレベルでの情報交換も行う。本発明の譲受人であるTruePosition, Inc.,に譲渡された背景技術において、米国特許第6,728,264号、ワイヤレス位置検出システムにおける呼情報の監視(「264特許」)は、WLS動作および性能の強化のためのA−bis監視システム(AMS)について余すことなく記載している。本発明における応用では、「264特許」AMSの適合化した形態を対象とし、本発明のダウンリンク信号処理評価311において補助しこれと統合するタイミングおよびフレーム付番情報を提供するために適用する。本発明の実施形態例では、このAMS導出情報の協同適用は、特に、LMU受信BTSダウンリンク信号がSCH相関分析をサポートするには十分に復調されていないときに生ずる信号受信条件下では有効である。
図7は、AMSがLMU評価をサポートする機能606を供することができる手順を拡張する。A−bisインターフェース上においてBSCおよびそのBTS間で交換するWCS情報の全てに対するアクセスによって、AMSはフレーム番号およびタイミング・データを提供し、BTSダウンリンク・フレーム境界に対するGPSベースのタイミングを判定し特定する本発明の処理においてLMUを補助する。’264特許において具体化した背景技術について述べたように、AMS設計により、BSCおよびBTS間において交換するWCS管理サポート情報の捕獲および時間タグ付けが可能となる。本発明の技術をサポートするために、’264特許のAMSは、識別した関連フレーム・イベントの発生時点をしかるべく特徴化するように適合化する。AMSから得られるこれらのタイミングの観察、およびそれらに関連する部分的(即ち、「モジュロ」)フレーム・アイデンティティは、次いでLMUにおいて使用するためにWLSに提供する。AMS処理はその内部タイミング発振器によって独立して「クロック」即ち「駆動」されるので、AMS時間ベースは、LMUおよび対象のAMS双方によって共通に観察される基準BTSに対するフレームに関する時間割り当ての比較または相互関係を通じて、LMU導出GPS時間ベースに、別個に関係付けることができる。次いで、対象の目標CGIに対するモジュロ・フレーム・アイデンティティを用い、現行のまたは直ちに切迫した時間への伝搬により、特にFNデータが直接目標の受信BTS/CGIダウンリンク信号から復調されない条件下において、SCH相関処理に適したFNビット・シーケンスを作成することができる。
フレーム・タイミング判定に対する適合化AMS補助の初期段階には、WCSの進行中の動作をサポートするA−bisメッセージング701からのフレーム・アイデンティティ情報を捕獲するAMSの能力が必要となる。3GPP TSにおいて指定されているGSMプロトコルについて先に記載したように、MS/UEはサービス側BTS/CGIビーコン・ダウンリンク送信を監視し、それ自体をこれと同期させる。MSが、緊急(例えば、911)呼を発呼するためまたはダウンリンク共通制御チャネル(CCCH)上で観察していたページング・チャネル(PCH)に応答するためというように、専用の通信チャネル設備へのアクセスを必要とする場合、アップリンクCCCH上でランダム・アクセス・チャネル(RACH)バーストを送信する。WCSは、最終的に、MSへのダウンリンク・アクセス付与チャネル(AGCH)上で即座割り当て(IMMEDIATE ASSIGN)メッセージによって、MSのRACH要求に応答し、このような使用を開始すべきフレーム特定時間(開始時刻)と共に、MSに割り当てられて使用される専用周波数チャネル・リソースを特定する。CCCHは、ダウンリンクRACHならびにアップリンクPCHおよびAGCHを備えており、FCCHおよびSCHダウンリンク・ビーコン・バーストのそれと同じ(BCCH)C0キャリアを有するが、これらの呼管理バーストは、互いに衝突しない(即ち、PCHおよびAGCHダウンリンク・バーストは、ビーコン・バーストと同じフレーム−タイムスロットの組み合わせにおいては発生ない)。いずれのMSへの通信サービスのために割り当てられたWCSリソースのBSC制御をサポートするために、サービス開始メッセージングに付随する関連情報を、A−bisリンクを通じてBSCおよびサービス側BTS間で交換する。
本発明の技術に合わせて、AMSはWLSからの要求またはコマンド702を収容し、AMSがA−bisリンク上で観察することができるというBTSフレーム−タイミング情報の初期特徴化を捕獲し提供するように適合化されている。A−bisリンクへの接続を通じて、AMSは、BSCと、BSCが制御しサービスする多数のBTSとの間で交換されるメッセージングを監視する。BTSがアップリンクRACH要求を受信したときはいつでも、BTSはそのBSCに対応するチャネル要求(CHAN RQD)メッセージを送る。CHAN RQDメッセージは、特定の要求に対する識別子を含み、更に、MS要求を受信したBTSフレーム番号の部分的または「モジュロ」表現も含む。WLSによって要求または指令されると、AMSは、BSCがサービスするBTSの各々についてのこのようなCHAN RQD内容の代表的アンサンブル(representative ensemble)を観察し、時間タグを付けることができる(703)。チャネル活性化承認メッセージは、この同じBTSフレーム番号(FN)のモジュロ表現も収容する。
メッセージングにおいて観察したFNのAMS表現704は、これが前述の全FNに対する全22ビット値を表現しないという意味で、「部分的」または「モジュロ」である。内容の効率性のために、BTS−BSCメッセージングはFN表現のために16ビットだけを用いる。前述のFNの3−パラメータ表現と同様に、A−bisメッセージングは、6ビットT3=FN mod 51および5ビットT2=FN mod26を用い、ハイパーフレーム・インデックスT1の下位5ビット形態であるT1’=T1 mod 32を表すために、5ビットの「T1」パラメータのみを用いる。つまり、関係(11)に表されるように構成するがT1’、A−bisおよびBSCフレーム付番、ならびに開始時間指定の双方に用いられる、フレーム番号のAMS形態FN’を用いる場合、「モジュロ」形態:FN’=FN mod 42432を表す。何故なら、42432=32×1326=32×26×51となるからである。
関連するフレーム・イベントのその観察および時間タグ付けのときに、AMSは、本発明の正確なGPS時間ベースの判定をサポートする際にWLSによって用いるために、モジュロFN’特徴化を統計的に評価することができる(705)。共通BTSについての多数の独立(RACH)フレーム・イベントのタイミング特徴化では、フレーム期間のしかるべき整数倍数の加算/減算によって(〜4.615msec)独立した時間値を共通フレーム境界に伝搬することができる。観察したBTS毎に、共通(51−マルチ)フレーム境界に伝搬される、タグ付きフレーム・イベントのアンサンブルの統計的評価は、中間およびその他の累積−分散期待値のような、順序ベースの統計の応用を伴う平均および/または異常値除去を含むことができる。次いで、その結果得られるAMS時間ベースのFN’発生の表現706は、CGIのBCCH C0キャリアおよびBSICと関連したBTSのダウンリンク信号タイミングに対するLMUの評価において適用することができる。
その観察したメッセージングの時間タグ付けまたは特徴化のために、AMSはそれ自体の内部クロッキング即ち基準時間ベースを適用する。AMS時間ベース基準はGPSから導出することができるが、一般的な価格効率性からは、通例、GPS信号受信またはAMSユニット内部の時間ベース同期の包含を除外する。つまり、その観察したモジュロFN’イベントのAMSの時間タグを、更に、受信LMUによって導出することができるGPS時間ベースの情報を用いて評価する。
対象のBTS/CGIに対するAMSのフレーム−タイミング特徴化を受信すると、WLS LMU 607は、それ自体のGPS主導時間ベースに応じて、入手可能な情報を「較正」することができ、次いで得られた表現を開始近似(initiating approximation)として適用することができ、これから、BTSダウンリンクSCH信号分析によって、正確な精緻化を行うことができる。LMUが目標BTS/CGIのBCCHキャリアのためにFNアイデンティティを入手するためにSCHバーストを復調しない場合、要求されたAMS FM’タイミング情報は、目標CGIおよびLMUによる復調およびGPS時間設定に成功した追加の「基準」CGI双方からのこのような表現のその形態を提供した1つの共通AMSについて評価することができる。対象AMSおよびいずれかの基準LMUによって共通に観察/測定された目標および基準伝搬(51−マルチ)フレーム時間の比較により、対象のAMSに対する時間ベース・オフセットをLMUのGPS時間ベースに較正することができる。関連AMS時間ベース補正、デルタは、代表的なLMU導出GPS時間ベースのFN時間と、同等のAMS導出FN’時間との間の差である。AMSのデルタ差による全ての観察したAMSベースの時間の補正によって、GPS時間ベースに関してそのAMSの時間タグを較正または登録する。
このような調節における最適な精度について、式(12)または(13)について以下で説明するように、関連する時間ベースをしかるべく調節して、距離に関係する信号伝搬および機器群遅延に考慮する。即ち、AMS RACH時間は基準および目標BTSの位置に「おける」これらを近似するが、基準LMU TOAはダウンリンク受信LMUの位置にあるので、選択し伝搬した代表的FNに対する基準LMU TOAを最初に調節して、基準GPS時間ベースのTOA(基準BTSに「おける」)を生成する。次いで、同等の基準FN’に対するAMSベースの時間との基準デルタ差を計算し、AMS導出およびGPS補正目標CGI FN’およびTOTに対する時間補正として適用する。最後に、対抗する極性の距離および群遅延調節を、目標CGIおよびLMUに対して適用し、予期目標FN’を生成し、TOAを(測定LMUに対して)近似する。
先に同様に説明したが、多数のこのような較正「デルタ」を、多数の関連するLMU評価基準BTSからの同じ対象AMSについて判定することができる範囲で、これら多数の値を統計的に処理し、デルタに対して精緻化した値を導出することができる。AMSタイミング補正に対して得られた値は、次に、その補正したAMSに対するあらゆる/全てのFN’−タイミング値に加算し、対象の問題CGIに対するモジュロFN’時間値を「GPS調節」することができる。このような値は、完全なダウンリンク信号評価からの精緻化を形成することができる近似値を提供する。
BTSダウンリンク信号の全SCHベースの相関評価をサポートするために、AMS観察から入手した「モジュロ」値FN’は、候補の全FN値の形成を案内することができる。前述のように、対象のBTS/CGIおよびそのGPS較正近似発生時間に対するモジュロFN’値は、42432フレームまたは195.84秒毎にロール・オーバー(roll-over)または繰り返しサイクル即ち周期を有する、フレーム番号モジュロ42432を表すAMS観察メッセージングから入手する。 本発明では、このサイクルは、関連するおよび必要な信号およびデータ処理手順のいずれにおいても必要となる応答またはレイテンシ時間よりも遥かに長い。つまり、ダウンリンク信号相関評価内にあるまたはそれにおいて適用される、導出した目前のフレーム番号値と関連した伝搬時間値には、周期的曖昧さがない。しかしながら、全SCH TOA測定のために全一致信号複製を形成する際におけるLMUに対する補助のためには、候補フレーム番号のモジュロ表現FN’を、関連する全FN値に外挿補間する。この外挿補間607は、FN div 42432の上位6ビット値に対して可能な64個の値(0,..,63)の各々について仮定して、全潜在的ハイパーフレーム・インデックスT1の(二進)表現を形成する。すると、その後に行われる相関評価608の結果は、有効な全/完全FN値を示すことができ、一方対象のBTS/CGIのそのFNに対するGPS時間ベースのTOA値の精緻化も行うことができる。
最後に、本発明の信号処理311におけるBTSダウンリンクTOA判定を、連続相関評価の追加のインコヒーレント積分(incoherent integration)608によって、更に精緻化する。即ち、前述のように、候補「ビーコン」BCCHキャリアに対する相関を、最初に、個々のタイムスロット・バーストに対して評価する。次いで、予期したBTS「ビーコン」送信の検出における測定分解能精緻化またはロバスト性強化のために、計算した相関関数をインコヒーレントに積分するまたは蓄積して、個々のタイムスロット間隔からの加算結果の使用により、事実上増加した時間−帯域幅積から得られる、強化相関関数を与える。積分/加算は、インコヒーレントに実行して、潜在的な、未知のおよび任意の、相互相関位相発展に対処する。何故なら、相関付けしたタイムスロット・バーストは、異なる連続フレームに対する8個のタイムスロットの内特定の1つのタイムスロット(例えば、TN0)において発生するからであり、更に、送信信号の位相発展は、タイムスロット・バーストの各有用部分の終端と次のタイムスロットの先頭との間にあるガード間隔の間は定義されていないからである。相関結果のインコヒーレント積分は、各51−マルチフレームにおいて10フレーム間隔で離間されているFCCHおよびSCHバーストの、5つの対をなす隣接フレーム・シーケンス全域に拡大することができ、前述した2つの追加フレーム間間隔を適正に配置することによって、多数の51−マルチフレームにも拡大することができる。
連続する(必ずしも隣接することはない)フレームからの相関結果を、相関性能強化のために積分するときはいつでも、各選択した相関サンプル集合における「ゼロ時間」に対する名目オフセットt0を、WCS指定フレーム間時間増分のしかるべき整数倍数について、適正に調節する。同様に、積分した測定評価と関連したフレーム番号を、名目「ゼロ点」フレームのそれに対するいずれの寄与フレームの順次位置に対して、適宜、効果的に増分または減分する。前述のように、3GPP GSM通信では、対をなすFCCHおよびSCHバースト(の開始または中間点)間におけるフレーム間増分は、〜4.615msecであり、51−マルチフレームにおけるこのような対に対する10フレームの繰り返しの間は、〜46.15msecとなる。多数のフレームからの結果の積分から導出するTOA相関遅延と関連付けるためにGPS時間ベースのタグを判定する際、適用可能なフレーム間時間間隔は、蓄積相関TOA時間地の発生に含まれる。
完全なSCH複製表現を用い、利用可能なFCCH相関評価を組み込む相関分析608の完了時に、相関結果の品質を、受信LMUの近傍における候補BCCHキャリアに対して有効に観察された測定値を示すために受け入れられるか評価する(609)。結果が、例えば、SNRおよび/または推定TOA測定精度評価によって判断するというような、受け入れ可能な標準を満たさない場合、結果を拒否し(610)、対象のLMUに対する次の候補BCCCHキャリアに関する検索および評価を、602において開始する。相関結果が、候補BCCHキャリアに対する観察TOAについて測定成功を規定する場合(611)、その関連するフレーム境界を示すGPSベースの(そして、必要であれば、前述のように調節した)TOAを、所望の出力情報612全てを組み込んだレコードに挿入する。これは、BCCHキャリア、BSIC、フレーム番号FN、および関連する品質指標を含む。このレコードを、それらの関連するBTS対GPS時間ベース同期関係の判定のために観察および評価において成功したBCCHキャリアの全ての集計に入力する。
WLG/WLP分析および支援情報
3GPP TSにおいて述べられているように、各WCS BTS(セクタ)は、その世界的に割り当てられるセル・グローバル識別子(CGI)によって一意に特定される。各BTSの一般的な近傍における、その割り当てられたBCCHキャリアC0周波数による、通信動作の管理のために、WCSは、基地局アイデンティティ・コード(BSIC)と呼ばれる、更に短い(6ビット)BTS識別も維持し用いる。前述のように、BSICは、3ビットPLMNネットワーク・カラー・コードと、3ビット(ローカル)基地局カラー・コードとの組み合わせである。BTSからの各SCH送信にエンコードされるのはBSICである。WCSは、BTS特定C0関連BSICとCGIとの間のマッピングまたは関連を維持する。必要に応じて、WLGは、このマッピングをそれ自体の用途のために要求し維持することもでき、BTS対GPS時間ベース同期表現の特性集計の中にCGIを含める。
図5の時間シーケンスに反映するように、3GPP TSは、検出した信号内容とBTS信号フレーム境界との間の名目的時間関係を定義する。信号評価に先だって、フレーム境界またはタイムスロット境界の時点(instant)は、候補の受信BCCH信号に対して自明でなくてもよい。本発明の実施形態例では、所望のTOT情報を、関連するTOAの相関ベースの測定に基づいて評価する(以下で説明する関係を用いる。関係(4)およびその関連する説明において表したように、相関時間ラベルを、積分変数が0の名目値を有する真のGPS時間tに対して表す。この時間「原点」は、いずれかの特定した信号サンプルのGPS時間となるように選択することができ、最適相関遅延値を、完全なGPS時間ベースに関して観察したTOA値の式のパラメータに加算する。相関遅延の量子化形態が、ディジタル信号サンプル間隔nτの無単位(必ずしも整数とは限らない)数に関して、ディジタル信号相関計算から最初に得られる場合、GPSベースの時間を単位とする遅延値を、量子化遅延パラメータのディジタル信号サンプル・レートFの逆との積から形成する。
Figure 0004916515
加えて、境界を信号処理から検出し決定した後まで原点時間をフレーム境界となるように選択することが都合よくないまたは不可能である場合、選択した対象のフレーム境界に対する所望のTOAを3GPP指定時間間隔による調節によって入手し、所望のフレーム境界の時点における推定TOAに対してしかるべき値を生成する。観察したTOA相関遅延値に対するこの調節は、フレーム境界からの時間原点オフセット値の加算によって行う。このような調節の一例は、積分限界の対称的形態によって示唆されるように、相関時間Tが及ぶ間隔の中央を中心に、複製列Z0()を配するときに、式(4)において生ずる。このような実現例では、中央に位置付けた原点は、複製時系列の中央となることができ、名目的時間原点が、複製ミッドアンブルの中心に置かれることになる。この例では、開始フレーム境界からの原点のオフセットは、名目的に中心に位置付けた時間原点の負側において74(=148/2)シンボル間隔(即ち、〜0.273msec)となる。TOA測定の関連するオフセット調節によって、フレーム中心の値に対するフレーム境界に適した値を登録する。選択した51−マルチフレーム境界に対する更なる調節のために、しかるべき整数個のフレーム期間(〜4.615msec)を加算/減算する。
本発明の例示的実施形態では、GPS時間標準に対するBTS信号同期の適正な調節は、送信側BTSおよび受信側LMUに対するアンテナの正確な相対位置、ならびに、適しているのであれば、LMU信号収集ケーブルおよび電子回路の群遅延特性も記述する代表的データも最適に利用する。BTS送信位置およびLMU受信位置は、インフラストラクチャ・ベースのWLSには分かっており、関連する信号伝搬距離に対する時間遅延の計算を可能にする。これらの遅延は、ダウンリンクTOAのLMU導出尺度からしかるべく減算され、信号送信の等価時間、TOTを評価する。加えて、各受信側LMUに適する範囲で、関連するアンテナ、ケーブル、および信号調整電子回路の信号伝搬群遅延特性を、評価したTOA測定値からしかるべく除去または減算し、ダウンリンク信号送信の時点においてBTS対GPSフレーム同期を一層精度高く表現する値を入手する。
関連するアンテナ所在地座標は、対象のBTSとその近傍においてしかるべく関連付けられた測定LMUとの間の信号伝搬距離を定義する。信号伝搬距離は、検出したBTS信号内容に対する送信の関連するGPSベースの時間の判定のために、GPSベースの時間標準に応じてタグ付けされた、測定TOAを調節するために用いられる。WCS MSおよびBTSならびにWLS LMUの位置は入手可能なインフラストラクチャ・ベースのWLS測定値が、通例、緯度および経度の水平二次元における所在地の判定しかできない場合であっても、三次元座標(即ち、緯度、経度、および高度)によって表される。LMUおよびBTS間の距離DLMU_BTSは、
Figure 0004916515
ここで、|(Δx)|は、関連する(RFアンテナ)位置間における直交ベクトル差Δの大きさまたは長さを表す。送信tTおよび受信tR時間の間における信号伝搬の時間差tTRを、以下の関係によって、送信および受信位置間の距離に関係付ける。
Figure 0004916515
ここで、「c」は、RF信号伝搬の速度(即ち、光速)であり、xTおよびxRは、それぞれ、送信および受信位置である。LMUがBTSダウンリンク信号について到達時間(TOA)を測定する場合、導出されるTOAは、関連するBTSから受信側LMUまでの信号伝搬距離、そして対象のBTSからの関連する送信時間(TOT)に直接関係する。所望の同期表現は、その通信フレーム境界のBTS送信時間(TOT)に対するBTS対GPS時間ベース関係を特徴化するので、測定したTOALMUを前述の信号伝搬間隔について調節する。しかるべき調節は、次のように表すことができる。
Figure 0004916515
あるいは、LMUの信号受信電子回路、ケーブル、または信号中継/移送メカニズムからの正味の累積群遅延の影響の精度高い表現が求められる場合、送信時間TOTBTSを、距離に関する伝搬遅延についで調節するだけでなく、本発明では該当するLMUに対する累積群遅延パラメータを用いて同様に調節する。
Figure 0004916515
アップリング信号TOA測定を用いる背景技術によって示唆される形態とは対照的に、本発明の関係(12)または(13)の距離に関する補正は、所望のTOT値の同等に正確で高精度の補正に対して、MS/UE所在地を知ることや導出することを必要としない。
導出したGPS時間ベースの同期情報を統計的に評価すると、精度を高めたパラメータ表現を得ることができる。例えば、同様に先に説明したように、1つよりも多い測定LMUが対象の問題BTS/CGIに対する代表的(51−マルチ)フレーム境界のGPS時間ベースのTOTを観察し特徴化することができる場合、多数の観察LMUから得られる結果の平均を取ることができ、それ以外でも順序ベースの統計的期待値(order-based statistical expectation)によって評価することができる。
精度向上についても同様に、BTS時間ベースのGPS時間ベースのパラメータ特徴化を拡張すると、対象のBTS/CGIに対するFN関連TOTの変化の時間率(「ROT」)における増分偏差(incremental deviation)を含ませることができる。即ち、1つのBTSに対するFN関連TOTを、かなりの間隔(例えば、半時間)隔たった時点において評価すると、観察された結果が、BTS時間ベースは、〜4.615msec毎に1フレームの名目的3GPP指定フレーム・レートで発展しているFNを、0.05ppm以内で生成していないことを示す場合がある。BTS時間ベースが、名目的な13MHzから永続的に変位されている発振器によって駆動される場合、フレーム評価は、異常な時間ベース標準に従うことになる。フレームが名目レートとは異なるレートで発展する範囲を、ドリフト時間率ROT(drift rate of time)と呼ぶことができる。3GPP TSにおいて記したように、ROTは「ppm」係数として特徴化することができ、この係数の絶対値は0.05を超過しないように指定されているが、許容限度をかなり超過することがときどき観察されている。尚、レートの偏差が許容限度に等しいと、フレーム境界の偏差に、〜74sec毎に1シンボル間隔、または半時間毎に24シンボル間隔を超過するドリフトが生ずる。つまり、FN関連TOTの連続的測定は、一次時間ドリフト・レートROTおよびゼロ次TOT双方によって、単純にそして精度高く特徴化することができる。このような発展特徴化のための標準的で単純な統計的手順は、いわゆる「アルファ−ベータ」フィルタリングの基本的なFN−TOT測定に対する応用を伴う。本発明のGPS時間ベースの同期特徴化がこのような一次(TOTおよびROT)パラメータ化を含む場合はいつでも、予期したFNおよび/またはTOTの伝搬は、期待および集計値を所望の時間または対象のFNに、一層精度高く投射することができる。
本発明の評価のために適用される処理設備は、前述した様式における特定的なユニットまたはコンポーネントには制限されない。信号タイミングの計算は、LMU設備/コンポーネントあるいはWLPおよび/またはWLGのようなその他の関連するSMLC設備/コンポーネントにおいても遂行でき、あるいはそれ以外でもこのようなシステム・コンポーネントおよびWCSまたはAMS設備の処理リソース間でも共有することができるので、種々の形式の情報の集合は、SMLC、WCS、および/またはAMSの種々のコンポーネント間におけるデータの交換を含む。
BTS対GPS時間ベース同期の考慮は、サービス性能向上、特に、増強場所判定サービスの性能向上という目的によって推し進められる。前述したこのような時間ベース判定の使用により、本発明における最適時間ベース評価の好適な実施形態は、信号の正確に時間設定した捕獲および評価によって潜在的に入手することができる測定値の組み込みによって生ずるWLS性能の利点を可能にする。このように正確に同期した信号分析は、効率的に、信頼性したWLS測定値を、例えば、GPS信号を捕獲する際にBTS時間ベースを用いるAGPS対応MSから、または対象のMSに対してサービス側BTSとそれ自体の同期を取ることができないはずであった、距離的に離れた(BTS)場所にあるLMUから提供することができる。
GPS測定のWLS AGPSサポートについての評価/利用
最適なBTS対GPS同期パラメータまたは表現を、対象のBTSからの所望のビーコン送信に対して判定し集計し終えると、これらのタイミング特性を、使用MSに伝達するAGPS基準時間補助メッセージの特徴化において提供する。基準時間補助メッセージの内容は、AGPSプロトコルの3GPP仕様に記載されている。本発明では、測定可能なBTS信号のフレーム境界に対するGPベースの時間の集計は、BCCHキャリア・チャネル・アイデンティティ、BSIC、フレーム番号(FN)、GPSベースのTOT、観察された場合の分析したTOT変化率(ROT)、および評価した品質指標を関連付ける必要な情報を含む。基準時間補助メッセージは、AGPSサーバが、AGPS対応MS/UEをサポートする必要があるときにリアル・タイムで(例えば、SMLC/WLSによって)発生する。
本発明のAGPS基準時間補助に対して、本発明の集計に含まれるGPSベースのBTSフレーム・タイミング情報は、補助メッセージにエンコードするためにAGPSサーバが選択する適時GPS週時(TOW:timely GPS time of week)に時間的に伝搬される。3GPP仕様にしたがって、AGPSサーバは、TOW値を、MS/UEが実際に伝達された補助メッセージを受信する推定時刻となるように選択する。本発明の実施形態例がサポートする基準時間サービスによって、選択したGPS TOWおよびそのそれぞれのサービス側BTSフレーム、タイムスロット、およびビット番号間の関連の正確で精度高い表現が、最も近い集計されたFN、GPSベースのTOT、および利用可能であればROTに伝搬される。このGPSフレーム時間関係の時間的伝搬は、ROT値が導出されていないときには、3GPPS名目的な発展フレーム・レート(即ち、〜4.615msec毎に1フレーム)を用い、それ以外の場合、ROT値が観察され集計されているときには、フレーム・レートに対するROT補正値を用いる。
このようなAGPSメッセージにおいてBTS信号送信タイミング表現を受信すると、MSは、サービス側BTSの時間ベース主導フレーム・イベントに同期した、それ自体の内部時間ベース設定を最適に解釈することが可能となる。GPS時間ベースに対するMS時間ベースの適正な整合が、AGPS補助によって、MSにも知られた場合、MSは、最適な効率およびロバスト性で、それが受信したGPS信号のその自己処理を遂行することができる。
WLS同期アップリンク信号収集に対する評価/利用
本発明の技術は、オーバーレイ位置検出システム、または多数の同期した現場におけるMS信号受信に対する調和到達時間の知識を利用するその他のワイヤレス・サービスの効果的で高精度の動作をサポートする。このような動作によって、MS信号は、LMUまたは相対的時間ベース同期情報が入手可能な同様の現場において受信されるはずである。例えば、受信LMUの数は、SMLCが行う場所判定の目標精度を達成するには重要であり、いずれの結果も全て入手するために必要な下限付近において圧迫される(stressed)場合には肝要となる。推定所在地パラメータの精度を表す所在地不確実性共分散は、実際に適用される独立測定値の数に反比例する。したがって、不確実性標準偏差または平均推定誤差が対応する分散の二乗根となるので、WLS精度の一例は、本発明の時間調和信号収集の管理によって、2倍に強化することができ、所在地計算に対して効果的な測定に寄与する協同LMU現場の数は4倍に増加する。
このように、特に周波数ホップ動作の下では、場所判定のロバスト性および精度を大幅に向上させることができる。適用可能な信号捕獲は、時間ベースがGPSのそれからかなりずれている可能性があるサービス側BTSから距離的に離れている可能性があるLMU現場において、正確な座標に合わせて最適化される。前述のように、BTSのWCS動作に対する策略は、BTSに対して個々の時間ベースの相互同期を必要とせず、あるいは呼び出さない(invoke)のが通例である。本発明の技術を用いると、いずれのローカルに観察可能なBTSフレーミング時間ベースに関する代わりに、全世界共通のGPS時間ベースにしたがって、信号データ捕獲の開示および停止時間の指定および調和によって、同期を取った信号の収集が可能となる。このように、場所判定のロバスト性および精度は、全ての収集LMUの現場における最適信号の収集によって、サービス側BTSの信号時間ベースの正確なGPS導出仕様の調和した使用によって、大幅に向上することができる。
背景技術において記載したWLS設備は、BTSダウンリンク信号の捕獲および時間ベース評価のための技術を組み込んでいないので、本発明は、共通に同期したGPS導出時間ベースと関連付けて時間を合わせた多重現場受信を達成するための評価(assessment)において、関連する記述的静止情報によって調節した、ダウンリンク信号到達時間に関する動的な尺度の最適化した評価(evaluation)を提供する。
ワイヤレス位置検出システムの特許に対する引用
本発明の譲受人であるTruePosition社、およびその完全所有子会社であるKSI社は、長年にわたって、ワイヤレス位置検出の分野において発明を行い、関連出願の明細表を調達しており、その一部を先に引用した。したがって、以下の特許を調べれば、本発明およびワイヤレス位置検出の分野における改良に関する更なる情報や背景を得ることができる。
1.2005年4月5日付米国特許第6,876,859号B2、ワイヤレス位置検出システムにおいてTDOAおよびFDOAを推定する方法。
2.2005年3月29日付米国特許第6,873,290号B2、マルチパス位置検出処理装置
3.2004年8月24日付米国特許第6,782,264号B2、ワイヤレス位置検出システムにおける呼情報の監視
4.2004年8月3日付米国特許第6,771,625号B1、ワイヤレス電話機の位置を検出するための疑似ライト増強GPS(Pseudolite-Augmented GPS)
5.2004年7月20日付米国特許第6,765,531号B2、ワイヤレス位置検出システムにおいて用いるための、位置検出計算における干渉相殺システムおよび方法
6.2003年12月9日付米国特許第6,661,379号B2、ワイヤレス位置検出システムのアンテナ選択方法
7.2003年11月11日付米国特許第6,646,604号B2、音声/トラフィック・チャネル追跡のためのワイヤレス・システムの狭帯域受信機の自動同期同調
8.2003年8月5日付米国特許第6,604,428号B2、マルチパス位置検出処理
9.2003年5月13日付米国特許第6,563,460号B2、ワイヤレス位置検出システムにおける衝突回復
10.2003年4月8日付米国特許第6,546,256号B1、ロバストで効率的な位置検出関連測定
11.2003年2月11日付米国特許第6,519,465号B2、E−911通話の精度を高めるために改良した送信方法、
12.2002年12月10日付米国特許第6,492,944号B1、無線ロケーション・システムの受信システムの内部較正方法、
13.2002年11月19日付米国特許第6,483,460号B2、無線ロケーション・システムにおいて用いるベースライン選択方法、
14.2002年10月8日付米国特許第6,463,290号B1、無線ロケーション・システムの精度を高めるための移動機補助ネットワーク・ベースの技術、
15.2002年6月4日付米国特許第6,400,320号、無線ロケーション・システム用アンテナ選択方法、
16.2002年5月14日付米国特許第6,388,618号、無線ロケーション・システム用信号補正システム、
17.200年4月2日付米国特許第6,366,241号、位置依存信号特性の判定強化
18.2002年2月26日付米国特許第6,351,235号、無線ロケーション・システムの受信システムの同期を取る方法およびシステム、
19.2001年11月13日付米国特許第6,317,081号、無線ロケーション・システムの受信システムのための内部較正方法、
20.2001年9月4日付米国特許第6,285,321号、無線ロケーション・システムのための局ベースの処理方法、
21.2001年12月25日付米国特許第6,334,059号、E−911通話の精度を高めるために改良した送信方法、
22.2001年11月13日付米国特許第6,317,604号、無線ロケーション・システム用集中データベース・システム、
23.2001年9月11日付米国特許第6,288,676号、単一局通信位置確認装置および方法、
24.2001年9月11日付米国特許第6,288,675号、単一局通信位置確認システム、
25.2001年8月28日付米国特許第6,281,834号、無線ロケーション・システムの較正、
26.2001年7月24日付米国特許第6,266,013号、無線ロケーション・システムの信号補正システムのためのアーキテクチャ、
27.2001年2月6日付米国特許第6,184,829号、無線ロケーション・システムの較正、
28.2001年1月9日付米国特許第6,172,644号、無線ロケーション・システムのための緊急時位置検出方法、
29.200年9月5日付米国特許第6,115,599号、無線ロケーション・システムにおいて用いるための有向再試行方法(directed retry method)、
30.2000年8月1日付米国特許第6,097,336号、無線ロケーション・システムの精度を高める方法、
31.200年7月18日付米国特許第6,091,362号、無線ロケーション・システムのための帯域幅合成、
32.2000年4月4日付米国特許第6,047,192号、ロバスト性があり、効率的な位置確認システム、
33.2000年8月22日付米国特許第6,108,555号、改良した時間差位置確認システム、
34.2000年8月8日付米国特許第6,101,178号、無線電話機の位置を突き止めるための疑似ライト (pseudolite)増大GPS、
35.2000年9月12日付米国特許第6,119,013号、改良した時間差位置確認システム、
36.2000年10月3日付米国特許第6,127,975号、単一局通信位置確認システム、
37.1999年9月28日付米国特許第5,959,580号、通信位置確認システム、
38.1997年3月4日付米国特許第5,608,410号、バースト状送信の発信源を突き止めるシステム、および
39.1994年7月5日付米国特許第5,327,144号、セルラ電話ロケーション・システム、および
40.1988年3月1日付米国特許第4,728,959号、方向発見位置確認システム。
C.結論
本発明の独立したBTS時間ベースとの正確なGPS時間ベースの同期または時間的一致の判定および利用は、BTSダウンリンク送信の相関信号処理によって、最適に行われる。本発明の例示的そして価格効率的な実施形態では、最適化した信号の収集/処理およびパラメータ推定/伝搬計算を、WCSサービスを増強する標準的なSMLCデータ処理設備において実行する。その結果BTS送信に対するGPS基準時間ベース表現が評価され、AGPS動作の提供、および正確に同期を取ったBTS設備によって強化されたWCS動作の効率をサポートするというような、増強サービスに提供される。場所判定サービスをサポートするために適用する場合、WCS対GPS同期データによって、正確で高精度の基準時間補助の、AGPS情報を利用することができるMSへの提供が可能となり、また、同期表現は、インフラストラクチャ・ベースのWLS動作において協同する、離れて展開されたLMUにおいて用いられる、調和した効率的で正確に時間を合わせたMS信号データ収集設備も最適にサポートすることができる。
本発明の実施形態例におけるGPS同期評価に対する基礎として、BTSダウンリンク信号の相関処理および前述の関係する分析は、WCS動作を定義する3GPP TSにしたがって指定された、既知の信号波形およびそれらの時間間隔、または発生率を評価し利用する。即ち、本発明の時間ベース判定技術は、LMU信号収集および分析設備のネットワークを、BTS通信フレーミング時間ベースの精度高いGPSベースの表現を推定するために適用する。前述のように、BTS時間ベース特徴化のためのこのような相関および分析処理は、LMUベースのGPS同期検出、認識、ならびにFCCHおよび/またはSCHバーストのビーコン送信のためのような、先験的に既知のBTSダウンリンク信号波形の相関付けTOA測定、完全なまたは全BTSフレーム番号の抽出および測定から得た時間タグとの関連付け、直接測定したGPS時間ベースの信号時間の、選択した確定フレーム境界と関連した等価時間への伝搬または投射、関連するモジュロ・フレーム番号の部分的形態に対して本質的にタグ付けされた時間を提供するAMSからの補助、およびLMU導出時間との比較によるGPS時間ベースに対する前述の時間の登録、距離関係信号伝搬遅延および恐らくは機器関係群遅延の補正による、TOAの関連するTOTへの調節、ならびに更に精度が高い代表時間および/または時間率偏差の導出のための多数または複数の測定ベースの時間値の統計的精緻化を含む。
本発明の原理、実施形態、および動作モードについて、以上の明細書において明記したので、当業者であれば、説明した技術を実行するためにしかるべきデータ処理を実施できることは、今となっては、容易に分かるはずである。ここに開示した実施形態は、本発明を例示するものとして解釈するのであり、それを制限するように解釈してはならない。添付した特許請求の範囲に明記した本発明の範囲から逸脱することなく、前述の例示的実施形態には多数の変形や変更が可能である。
したがって、本発明の真の範囲は、ここに開示した、現時点における好適な実施形態例に限定されるのではない。例えば、BTS対GPS同期判定システムの例示的実施形態の開示では、場所測定ユニット(LMU)、サービス側移動体位置検出局(SMLC)等のような説明用語が用いられているが、特許請求の範囲の保護範囲を限定するように、またはそれ以外で本発明のシステムの態様が、開示した特定の方法および装置に限定されることを暗示するように解釈してはならない。更に、当業者には言外であろうが、ここに開示した発明の態様は、特定の場所判定技法に基づかないワイヤレス通信システムにおいて、またはその便益のために適用することもできる。例えば、ワイヤレス通信システムが通信ハンドオーバー(HO)のために最適な時間およびサービス・セルの個別情報を決定するプロセスは、相対的時間ベース同期による便益を得ることができる。同様に、本発明は、LMUや前述したように組み立てられたその他のサブシステムを採用するシステムに限定されるのではない。LMU、SMLC等は、本質的に、プログラム可能なデータ収集および処理デバイスであり、ここに開示した本発明の概念から逸脱することなく、種々の形態をなすことができる。例えば、LMUは、BTSダウンリンク受信機、GPS受信機、およびプログラマブル・コンピュータまたはプロセッサ、ならびにコンピュータ読み取り可能命令を格納するコンピュータ読み取り可能記憶媒体(ディスク、固体メモリ等)の形態で実施することもできる。ディジタル信号処理およびその他の処理機能のコストが急激に低下していることを考えると、本システムの発明をなす動作を変更することなく、例えば、特定の機能のための処理を、ここで記載した機能要素の1つから他の機能要素に移転することも容易に可能である。多くの場合、ここに記載した実現例(即ち、機能要素)の場所は、単に設計者の好みであり、ハードの要件ではない。
更に、UMTSのような最新のGSM系システムにおける制御チャネルはアクセス・チャネルとして知られており、一方データまたは音声チャネルはトラフィック・チャネルとして知られており、このようなアクセスおよびトラフィック・チャネルは、同じ周波数帯域および変調方式を共有することができるが、符号によって分離することができる。本明細書においては、一般に制御およびアクセス・チャネル、または音声およびデータ・チャネルに言及するときは、個々のエア・インターフェースに対して好ましい用語法が何であっても、あらゆる形式の制御または音声およびデータ・チャネルを指すものとする。更に、世界中では更に多くの種類のエア・インターフェース(例えば、IS−95 CDMA、CDMA2000、およびUMTS、WCDMA)が用いられているが、本明細書はここに記載した本発明の概念からいずれのエア・インターフェースをも除外しない。他のいずれにおいて用いられているその他のインターフェースも、先に記載したものの派生物であるか、またはその等級は同様であることは、当業者であれば認められよう。したがって、明示的にそのように限定するように考えられる場合を除いて、以下の特許請求の範囲の保護範囲を、以上に記載した特定的な実施形態に限定する意図はないこととする。
図1は、(WCS)ワイヤレス通信システムの主要コンポーネントの代表的構成を示す。 図2は、サービス側移動位置検出局(SMLC)と呼ぶ、オーバーレイ・ワイヤレス位置検出システム(WLS)の主要コンポーネントの代表的構成を示す。 図3は、適応SMLC/WLS所在地測定ユニット(LMU)の主要な関連コンポーネントを示し、これらのユニットは、WLSがサービスする動作ドメイン全域に分散している。 図4は、図3のRF信号周波数変換ユニットの主要コンポーネントを表し、このユニットは後続の信号取り込みおよび処理のために信号をしかるべく調整する。 図5は、GSM WCS BTSの下で送信するフレームおよびビット・シンボルの典型的な時間的シーケンスの編成を表す。 図6は、BTSのネットワークに対する共通GPS同期の判定のための、本発明のBTSディジタル信号収集、調整、および評価における主要な機能コンポーネントの実施形態例を呈示する。 図7は、図6に示すSCH相関評価をサポートするための本発明のAMS設備の適用に伴う主要な機能コンポーネントを更に詳しく示す。

Claims (2)

  1. 基地送受信局BTSダウンリンク信号の処理において用いる信号処理方法であって、
    (a)受信したBTSダウンリンク・バースト信号から候補時系列を捕獲するステップと、
    (b)周波数補正チャネルFCCHバースト信号に対して名目的フレーム時間整合および到達時間TOAを判定するために、FCCH複製を候補ブロードキャスト制御チャネルBCCHビーコン信号と相関付けるステップと、
    (c)同期チャネルSCHバースト信号に対して時間整合およびTOAを判定するために、SCH拡張訓練シーケンスを相関付けるステップと、
    (d)前記SCHバースト信号の復調を試みるステップと、
    (f)前記SCH復調が受け入れ可能でないことを判定し、該判定に応答して、
    前記候補BCCH信号に対する、A−bis監視システムAMSが導出した可能な部分的/モジュロ・フレームおよび関連するBSIC情報を入手するステップと、
    可能な部分的/モジュロ・フレームに対して、AMS導出タイミングをGPSベースの時間に較正し、前記SCHに対する関連する減少フレーム番号RFNによって前記可能な完全なフレーム番号FNを形成するために、前記候補AMS導出の部分的/モジュロ・フレーム情報を用いるステップと、
    完全なSCH複製を形成するために、選択したBSICとおよびFNまたはRFNとを適用するステップと、
    前記SCHバースト信号に対するTOA測定値を精緻化するために、前記SCH複製を候補BCCH信号と相関付けるステップと、
    TOAの精緻化された測定のために、前記SCH相関を、関連するFCCH相関と統合するステップと、
    前記相関結果が受け入れ可能であることを判定し、測定したGPS時間ベースのTOAをフレーム境界に伝搬し、これによってフレーム境界に対応する測定したGPS時間ベースのTOAを決定するステップと、
    相関付けたBCCHキャリア識別、BSIC、FN、およびGPS時間ベースのTOAのレコードを形成するステップと、
    を実行するステップと、
    を備えた、信号処理方法。
  2. 基地送受信局BTSダウンリンク信号の処理において用いる信号処理システムであって、該システムは、プロセッサと、予め定めたステップのシーケンスを前記プロセッサが実行するように構成するための実行可能命令を含み、前記ステップが、
    (a)受信したBTSダウンリンク・バースト信号から候補時系列を捕獲するステップと、
    (b)周波数補正チャネルFCCHバースト信号に対して名目的フレーム時間整合および到達時間TOAを判定するために、FCCH複製を候補ブロードキャスト制御チャネルBCCHビーコン信号と相関付けるステップと、
    (c)同期チャネルSCHバースト信号に対して時間整合およびTOAを判定するために、SCH拡張訓練シーケンスを相関付けるステップと、
    (d)前記SCHバースト信号の復調を試みるステップと、
    (f)前記SCH復調が受け入れ可能でないことを判定し、該判定に応答して、
    前記候補BCCH信号に対する、A−bis監視システムAMSが導出した可能な部分的/モジュロ・フレームおよび関連するBSIC情報を入手するステップと、
    可能な部分的/モジュロ・フレームに対して、AMS導出タイミングをGPSベースの時間に較正し、前記SCHに対する関連する減少フレーム番号RFNによって前記可能な完全なフレーム番号FNを形成するために、前記候補AMS導出の部分的/モジュロ・フレーム情報を用いるステップと、
    完全なSCH複製を形成するために、選択したBSICとおよびFNまたはRFNとを適用するステップと、
    前記SCHバースト信号に対するTOA測定値を精緻化するために、前記SCH複製を候補BCCH信号と相関付けるステップと、
    TOAの精緻化された測定のために、前記SCH相関を、関連するFCCH相関と統合するステップと、
    前記相関結果が受け入れ可能であることを判定し、測定したGPS時間ベースのTOAをフレーム境界に伝搬し、これによってフレーム境界に対応する測定したGPS時間ベースのTOAを決定するステップと、
    相関付けたBCCHキャリア識別、BSIC、FN、およびGPS時間ベースのTOAのレコードを形成するステップと、
    を実行するステップと、
    を備えた、信号処理システム。
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