JP4915965B2 - 単相ブラシレス・モータ用駆動装置 - Google Patents

単相ブラシレス・モータ用駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、単相ブラシレス・モータ用駆動装置に関連する。より詳細には、本発明は、複数の磁極を持つ回転自在のマグネット・ロータと、モータ・コイル及び該ロータの側周部と対向するように配置されるステータ・コアから構成される磁心コイルとを備える単相ブラシレス・モータに使用される駆動装置に関連する。
2004年4月30日発行の日本国特許出願公開番号2004−135374は、単相ブラシレス・モータ用駆動装置を開示する。この装置は、第1から第4スイッチング素子により構成されるフル・ブリッジ回路(駆動回路)と、検出素子及びコンパレータより構成される検出回路と、分配回路及び遅延回路により構成される制御回路とに分けることができる。第1スイッチング素子は、直流電源の正端子と該モータに具備されるモータ・コイル(巻線)の第1端との間に接続される。第2スイッチング素子は、正端子とモータ・コイルの第2端との間に接続される。第3スイッチング素子は、第1端と直流電源の負端子との間に接続される。第4スイッチング素子は、第2端と負端子との間に接続される。検出素子は、該モータに具備されるロータの磁極の位置を検出する。コンパレータは、検出素子からの出力信号を矩形波信号に変換して分配回路及び遅延回路に供給する。また、検出素子の位置は、遅延回路の出力信号のタイミングが従来の単相ブラシレス・モータ用駆動装置における対応するコンパレータから得られる矩形波信号のそれと実質的に等しくなるように変更される。遅延回路は、コンパレータからの矩形波信号を遅延して分配回路に供給する。分配回路は、コンパレータからの矩形波信号及び遅延回路の出力信号に基づいて、第1から第4スイッチング素子をオン及びオフする。
即ち、分配回路は、コンパレータからの矩形波信号の立上りエッジに応じて、第2スイッチング素子をオフする。その後、遅延回路の出力信号の立上りエッジに応じて、分配回路は、第1及び第4スイッチング素子をオンし、また第3スイッチング素子をオフする。続いて、分配回路は、コンパレータからの矩形波信号の立下りエッジに応じて、第1スイッチング素子をオフする。その後、遅延回路の出力信号の立下りエッジに応じて、分配回路は、第2及び第3スイッチング素子をオンし、また第4スイッチング素子をオフする。
この装置では、第1及び第4スイッチング素子の組合せ及び第2及び第3スイッチング素子の組合せが、同時に交互にオン及びオフされないので、逆起電力が生じるのを防止することができる。
ところで、単相ブラシレス・モータをフル・ブリッジ回路により駆動する場合、フル・ブリッジ回路の第1から第4スイッチング素子を、制御回路を通じてオン及びオフする必要がある。そのような制御回路は、一般に専用IC又はマイコン(マイクロコンピュータ)を含む。専用ICは汎用ICと比べて高価であり、またマイコンも高価であるため、該制御回路、引いてはそれを有する駆動装置は高価となる。もし汎用ICを駆動装置に使用すれば、該装置をより低価格にすることができるが、該装置を搭載する製品の設計の柔軟性及び出力性能が制限される。しかも、第1から第4スイッチング素子の全制御端子を該専用又は汎用IC等に接続する必要があるので、プリント回路基板上の導体パターンの配線は一般に煩雑である。また、ノイズを避けるべく、より少ないワイヤ(例えば導体パターン)をフル・ブリッジ回路と制御回路との間に接続することが望ましい。
本発明の目的は、制御回路を安価にし、本発明の駆動装置を搭載する製品の設計の柔軟性及び出力性能への制限を排除し、フル・ブリッジ回路と制御回路との間の配線を簡素化して、例えばノイズを避けることにある。
本発明は、単相ブラシレス・モータ用駆動装置を提供する。モータは、回転自在のマグネット・ロータ及び磁心コイルを備える。該ロータは複数の磁極を持つ。磁心コイルは、該ロータの側周部と対向するように配置されるステータ・コア、及び第1及び第2端を持つモータ・コイルから構成される。本発明の駆動装置は、フル・ブリッジ回路、検出回路及び制御回路を備える。フル・ブリッジ回路は、第1から第4スイッチング素子から構成される。第1スイッチング素子は、モータ駆動電源の正端子と該第1端との間に接続される。第2スイッチング素子は、該正端子と該第2端との間に接続される。第3スイッチング素子は、該第1端とモータ駆動電源の負端子との間に接続される。第4スイッチング素子は、該第2端と該負端子との間に接続される。検出回路は、該ロータの磁極の位置に対応する検知信号を発生するフィールド・センサを有し、該検知信号からオン/オフ制御信号を生成する。制御回路は、該オン/オフ制御信号に基づいて、制御電源の電圧を使用して第1から第4スイッチング素子をオン及びオフする。本発明の特徴において、第1スイッチング素子の制御端子は該第2端と接続され、第1スイッチング素子は、第4スイッチング素子がオンされるときに該モータ駆動電源の負電位を通じてオンし、該第4スイッチング素子がオフされるときに該モータ駆動電源の正電位を通じてオフする。第2スイッチング素子の制御端子は該第1端と接続され、第2スイッチング素子は、該第3スイッチング素子がオンされるときに該モータ駆動電源の負電位を通じてオンし、該第3スイッチング素子がオフされるときに該モータ駆動電源の正電位を通じてオフする。制御回路は、該オン/オフ制御信号に従って、第3及び第4スイッチング素子を交互にオン及びオフするように、第3及び第4スイッチング素子の制御端子に制御電源の電圧を交互に印加する。
この発明では、制御回路を安価にし、本発明の駆動装置を搭載する製品の設計の柔軟性及び出力性能への制限を排除し、フル・ブリッジ回路と制御回路との間の配線を簡素化して、例えばノイズを避けることができる。
一の強化実施形態において、駆動装置は、監視回路及び停止回路を更に備える。監視回路は、フル・ブリッジ回路が短絡に向かい始める異常状態を検出するように、制御電源の電圧を監視し、制御電源の電圧が基準電圧を下回るときに該異常状態を検出するように構成される。停止回路は、監視回路が該異常状態を検出するとき、第3及び第4スイッチング素子をオフするように構成される。この構成では、フル・ブリッジ回路が単相ブラシレス・モータを駆動するのを停止するので、短絡電流がフル・ブリッジ回路に流れるのを防止することができる
一の強化実施形態において、駆動装置は、監視回路及び停止回路を更に備える。監視回路は、フル・ブリッジ回路が短絡に向かい始める異常状態を検出するように、第3又は第4スイッチング素子を流れる電流を監視し、第3又は第4スイッチング素子を流れる電流が基準電流を超えるときに該異常状態を検出するように構成される。停止回路は、監視回路が該異常状態を検出するとき、第3及び第4スイッチング素子をオフするように構成される。この構成では、フル・ブリッジ回路が単相ブラシレス・モータを駆動するのを停止するので、短絡電流がフル・ブリッジ回路に流れるのを防止することができる
本発明の好ましい実施形態をさらに詳細に記述する。本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な記述および添付図面に関連して一層良く理解されるものである。
本発明の一実施形態による、単相ブラシレス・モータ用駆動装置の回路図である。 該実施形態における監視回路及び停止回路の回路図である。 該実施形態の動作波形を例示する。 一変形実施形態における監視回路及び停止回路の回路図である。 該変形実施形態の動作波形を例示する。 図4の監視回路の一例を例示する。
図1は本発明の一実施形態による、単相ブラシレス・モータ用駆動装置を示す。この駆動装置10は、フル・ブリッジ回路11、検出回路12、制御回路13、監視回路14及び停止回路15により構成され、特定のブラシレス・モータに使用される。この特定のブラシレス・モータは、単相ブラシレス・モータ19であり、これは、回転自在のマグネット・ロータ191及び磁心コイル192を含む。ロータ191は、複数の磁極(図示しない)を持ち、例えば、回転自在のモータ・シャフト190に搭載される。磁心コイル192は、ロータ191の側周部(円柱面)と対向するように配置されるステータ・コア193、及び第1及び第2端195及び196を持つモータ・コイル194により構成される(例えば、日本国特許出願公開番号2006−333585及び2001−224156等参照)。例えば、ロータ191は、磁心コイル192が中に置かれる円筒形の椀より成り、コイル192は、ロータ191の側周部の内面と対向するように配置される。
フル・ブリッジ回路11は、第1から第4スイッチング素子111から114を持ち、直流電源(モータ駆動電源)1の正及び負端子間に接続される。即ち、第1スイッチング素子111は、電源1の正端子と第1端195との間に接続される。第2スイッチング素子112は、該正端子と第2端196との間に接続される。第3スイッチング素子113は、第1端195と電源1の負端子との間に接続される。第4スイッチング素子114は第2端196と該負端子との間に接続される。
図1の例では、素子111は、PチャネルFETであり、そのソース及びドレイン端子は、それぞれ該正端子及び第1端195と接続される。素子112は、PチャネルFETであり、そのソース及びドレイン端子は、それぞれ該正端子及び第2端196と接続される。素子113は、NチャネルFETであり、そのドレイン及びソース端子は、それぞれ第1端195及び該負端子と接続される。素子114は、NチャネルFETであり、そのドレイン及びソース端子は、それぞれ第2端196及び該負端子と接続される。なお、これらに限らず、本発明の第1から第4スイッチング素子の各々は、例えば、対応する機能を持つバイポーラ・トランジスタ(NPN型又はPNP型トランジスタ)及びダイオードの組合せでもよい。
本発明の特徴に従って、第1スイッチング素子111の制御端子(ゲート)は、第2端196と接続され、第2スイッチング素子112の制御端子(ゲート)は、第1端195と接続される。なお、これに限らず、本発明の第1及び第2スイッチング素子の制御端子は、それぞれ、抵抗又はダイオード等を介して第2及び第1端と接続されてもよい。加えて、図1の構成の場合、回路11には抵抗115及び116が更に具備され、素子111及び112の制御端子は、それぞれ抵抗115及び116を介して電源1の正端子と接続される。それ故に、素子111は、素子114がオン又はオフされるときにそれぞれ電源1の何れかの電位を通じてオン又はオフする。同様に、素子112は、素子113がオン又はオフされるときにそれぞれ電源1の何れかの電位を通じてオン又はオフする。
検出回路12は、ロータ191の磁極の位置に対応する検知信号を発生するフィールド・センサ120を有し、該検知信号からオン/オフ制御信号を生成して該制御信号を制御回路13に供給する。例えば、回路12は、フィールド・センサ120としてのホール素子を含むホールICであり、ロータ191の近傍に配置される。ホールICは、例えば、増幅器、シュミット回路(シュミット・トリガ)、及び1又は複数の出力トランジスタ等を更に備える。また、オン/オフ制御信号は、例えば矩形波信号である。一代替実施形態において、検出回路12は、ホール素子、増幅器、シュミット回路、及び1又は複数の出力トランジスタ等を備えるディスクリート回路である。
制御回路13は、検出回路12からのオン/オフ制御信号に基づいて、制御電源(直流電源)2の電圧Vccを使用して第1から第4スイッチング素子111から114をオン及びオフするように構成される。本発明の特徴に従って、回路13は、該オン/オフ制御信号に従って、第3及び第4スイッチング素子113及び114の制御端子に電圧Vccを交互に印加して素子113及び114を交互にオン及びオフするように構成される。
例えば、オン/オフ制御信号の立上りエッジに応じて、回路13は、素子114をオフするように素子114の制御端子をグランドに接続する。立上りエッジより第1遅延時間後に、回路13は、素子113がオンするように素子113の制御端子に電圧Vccを印加する。その後、オン/オフ制御信号の立下りエッジに応じて、回路13は、素子113をオフするように素子113の制御端子をグランドに接続する。立下りエッジより第2遅延時間後に、回路13は、素子114がオンするように素子114の制御端子に電圧Vccを印加する。その後、回路13は、同じスイッチング動作を繰り返す。
この場合には、素子111は、素子114のオン又はオフに応じてそれぞれオン又はオフし、素子112は、素子113のオン又はオフに応じてそれぞれオン又はオフする。即ち、素子114がオフされるとき、電源1の正電位(電圧Vs)が抵抗115を介して素子111の制御端子に印加されるので、素子111もオフする。このとき、回路11は、電圧Vsをモータ・コイル194に印加するのを止める。素子113がオンされるとき、電源1の負電位(グランド電位)が素子112の制御端子に印加されるので、素子112もオンする。このとき、コイル194に印加される電圧Vsの第2端(196)側の極性を正であることに決めれば、電源1は+Vsをコイル194に印加する。素子113がオフされるとき、正電位が抵抗116を介して素子112の制御端子に印加されるので、素子112もオフする。このとき、回路11は、電圧Vsをコイル194に印加するのを止める。素子114がオンされるとき、負電位が素子111の制御端子に印加されるので、素子111もオンする。このとき、電源1は、−Vsをコイル194に印加する。
図1に示すように、素子113及び114を交互にオン及びオフするための制御回路13は、抵抗130及び131、スイッチング素子132及び133、及びNOT回路134により構成することができる。抵抗130は素子132と直列に接続されるとともに、抵抗130及び素子132の直列の組は電源2と並列に接続される。また、抵抗130及び素子132の接合点は素子114の制御端子と接続される。素子132は、バイポーラ・トランジスタ(例えばNPNトランジスタ)又はFET等であり、素子132の制御端子は検出回路12の出力端子と接続される。同様に、抵抗131は素子133と直列に接続されるとともに、抵抗131及び素子133の直列の組は電源2と並列に接続される。また、抵抗131及び素子133の接合点は素子113の制御端子と接続される。素子133は、バイポーラ・トランジスタ(例えばNPNトランジスタ)又はFET等であり、素子133の制御端子は、NOT回路134を介して回路12の出力端子と接続される。
本実施形態では、回路13には、更に2つの遅延回路が具備される。即ち、キャパシタ135が素子132と並列に接続され、抵抗130及びキャパシタ135が、前記第1遅延時間を決める第1遅延回路を構成する。また、キャパシタ136が素子133と並列に接続され、抵抗131及びキャパシタ136が、前記第2遅延時間を決める第2遅延回路を構成する。第2遅延時間は、第1遅延時間と実質的に等しくなるように設定される。従って、素子132及び133は、オン/オフ制御信号の立上り及び立下りエッジに応じてそれぞれオンして素子114及び113をオフする。素子133及び132は、該立上り及び立下りエッジより第1及び第2遅延時間後に、オフして素子113及び114をそれぞれオンする。
監視回路14は、フル・ブリッジ回路11が短絡に向かい始める異常状態を検出するように構成される。例えば図2に示すように、回路14は、ツェナー・ダイオード140、抵抗及141及び142、及び増幅回路143により構成することができる。回路143は、例えばトランジスタで構成可能である。ダイオード140及び抵抗141及び142は、互いに直列に接続されるとともに、それらの直列の組は電源2と並列に接続される。回路143の入力端子は、抵抗141及び142の接合点と接続され、回路143は、ダイオード140及び抵抗141及び142を介して、電源2の電圧Vccを監視する。電圧Vccがダイオード140によって決定される基準電圧(Vref )を下回るとき、回路143は、異常状態を検出してLOW信号を停止回路15に供給する。即ち、電圧Vccが基準電圧を下回るとき、ダイオード140がオフし、グランド電位が回路143の入力端子に印加されるので、回路143は、LOW信号を回路15に供給する。電圧Vccが基準電圧と等しいか超える(即ち電源2が正常である)とき、ダイオード140がオンするので、電圧Vccをダイオード140及び抵抗141及び142で分圧して得られる電圧が、回路143の入力端子に印加される。その結果、回路143は、HIGH信号を回路15に供給する。
基準電圧は、電圧Vccが低下して素子111又は112がオフする直前の電圧Vcc以上の電圧に設定される。また、基準電圧は、素子113又は114のオン抵抗が増大し始める電圧以下の電圧に制限することができる。望ましくは、基準電圧は、素子113又は114のオン抵抗が増大し始める電圧に等しいかやや低い電圧に設定される。
停止回路15は、監視回路14が異常状態を検出するとき、第3及び第4スイッチング素子113及び114をオフするように構成される。例えば、回路15は、スイッチ素子150及び151及びNOT回路152により構成することができる。回路152は、例えばトランジスタで構成可能である。素子150は、例えばNPN型トランジスタであり、素子113の制御端子とグランドとの間に接続される。素子151は、例えばNPN型トランジスタであり、素子114の制御端子とグランドとの間に接続される。回路152の入力端子は増幅回路143の出力端子と接続され、回路152の出力端子は、素子150及び151の各制御端子(ベース)と接続される。
回路14が異常状態を検出してLOW信号を回路15に供給するとき、回路152はHIGH信号を素子150及び151の各制御端子に印加する。その結果、素子150及び151がオンして素子113及び114がオフするので、フル・ブリッジ回路11がモータ19を駆動するのを停止する。要するに、回路14が異常状態を検出している間中、モータ19を駆動するのを停止することができる。電源2が正常であるとき、回路14がHIGH信号を回路15に供給するので、回路152はLOW信号を素子150及び151の各制御端子に供給する。その結果、素子150及び151がオフして素子113及び114がオン及びオフするのを許容されるので、回路11は、モータ19を駆動するのを許容される。
次に、図3を参照して本実施形態の動作を説明する。電源1及び2が起動された後、回路13は、回路12からのオン/オフ制御信号に従って、素子113及び114の制御端子に電源2の電圧Vccを交互に印加して、素子113及び114を交互にオン及びオフする。例えば、時点t1で、回路13は、オン/オフ制御信号の立上りエッジに応じて、素子114の制御端子をグランドに接続して素子114をオフするように素子132をオンする。このとき、素子111及び114がオフし、素子112及び113の各々がオフ状態にあるので、回路11は、電源1の電圧Vsをモータ・コイル194に印加するのを止める。立上りエッジより第1遅延時間後に(t2)、回路13は、素子113の制御端子に電圧Vccを印加して素子113をオンするように素子133をオフする。このとき、素子112及び113がオンし、素子111及び114の各々がオフ状態にあるので、回路11は+Vsをコイル194に印加する。
時点t3で、回路13は、オン/オフ制御信号の立下りエッジに応じて、素子113の制御端子をグランドに接続して素子113をオフするように素子133をオンする。このとき、素子112及び113がオフし、素子111及び114の各々がオフ状態にあるので、回路11は、+Vsをコイル194に印加するのを止める。立下りエッジより第2遅延時間後に(t4)、回路13は、素子114がオンするように素子132をオフする。このとき、素子111及び114がオンし、素子112及び113の各々がオフ状態にあるので、回路11は−Vsをコイル194に印加する。
回路13がそのような制御を繰り返すことで、矩形波交番(AC)電圧がコイル194に印加されて、矩形波交番(AC)電流がコイル194に供給される結果、磁針コイル192が交番磁界を発生させてロータ191を回転させる。
そのような動作において、電圧Vccが幾つかの原因(例えば電圧降下又は電源停止)により基準電圧Vref を下回ると、短絡電流が回路11に流れることがある。例えば、t2−t3に対応する期間において、電圧Vccが電圧Vref を下回ると、素子113のゲート電圧が降下して、素子113のオン抵抗が増大する。この場合、該オン抵抗にコイル194を流れる電流を乗じて得られる電圧が素子113のドレイン−ソース電圧となるので、素子112のゲート電圧がグランド電位から該ドレイン−ソース電圧に上昇する。その結果、素子112がオフすることがある。素子112がオフすると、逆起電力がコイル194に誘導される。該逆起電力の第1端(195)側の極性が正であるので、素子114のボディ・ダイオードがオンして素子114のドレイン端子がグランド電位になる。その結果、グランド電位より低い電圧が素子111のゲートに印加されて、素子111がオンするので、短絡電流が回路11内の素子111及び113に流れる。
しかしながら、本実施形態では、電圧Vccが電圧Vref を下回るとき、回路14がLOW信号を回路15に供給し、回路15が素子113及び114をオフする。それ故に、回路11がモータ19を駆動するのを停止するので、短絡電流が回路11に流れるのを防止することができる。
加えて、制御回路13を安価にし、駆動装置10を搭載する製品の設計の柔軟性及び出力性能への制限を排除し、フル・ブリッジ回路11と制御回路13との間の配線を簡素化して、例えばノイズを避けるができる。
一代替実施形態において、監視回路14は、マイコン及びA/D変換器等により構成される。マイコンは、A/D変換器を通じて電圧Vccを監視し、電圧Vccのデジタル値が基準電圧値より小さいとき、LOW信号を停止回路15に供給する。
一代替実施形態において、増幅回路143は演算増幅器等から構成され、NOT回路152もまた演算増幅器等から構成される。これら演算増幅器は、直流電源である第2制御電源(図示しない)からの電力で動作する。
一変形実施形態において、監視回路14は、素子113及び114のソース端子の接合点とグランドとの間に配置される。加えて、停止回路15のNOT回路152は削除される。回路14は、素子113又は114を流れる電流を監視し、素子113又は114を流れる電流が基準電流(Iref) を超えるとき、該異常状態を検出するように構成される。基準電流は、回路11の各スイッチング素子の最大定格までの電流に設定される。望ましくは、基準電流は、通常動作においてモータ・コイル194に流れる電流を確保するための最低電流に設定される。
例えば、図4に示すように、この変形実施形態の回路14は、抵抗145から147及び演算増幅器(オペアンプ)148により構成することができる。この場合、増幅器148は、第2制御電源(直流電源)3からの電力で動作する。抵抗145は、例えばシャント抵抗であり、素子113及び114のソース端子の接合点Aとグランドとの間に接続される。この抵抗145は、素子113又は114を流れる電流(検出電流)を検出し、検出電流に対応する電圧を生成する。抵抗146は、抵抗147と直列に接続されるとともに、抵抗146及び147の直列の組は、電源3と並列に接続される。抵抗146及び147は、電源3の電圧から該基準電流に対応する電圧を生成する。増幅器148の非反転入力端子は接合点Aと接続され、増幅器148の反転入力端子は抵抗146及び147の接合点と接続される。また、増幅器148の出力端子は、停止回路15の素子150及び151の各制御端子と接続される。これにより、演算増幅器148は、コンパレータとして動作する。
演算増幅器(コンパレータ)148は、検出電流に対応する電圧を基準電流に対応する電圧と比較することにより、検出電流を基準電流と比較する。図5に示すように、検出電流が基準電流Irefと等しいか大きいとき、増幅器148は、HIGH信号を素子150及び151の各制御端子に供給する。その結果、素子150及び151がオンして素子113及び114がオフするので、フル・ブリッジ回路11がモータ19を駆動するのを停止する。検出電流が基準電流Irefより小さいとき、増幅器148は、LOW信号を素子150及び151の各制御端子に供給する。その結果、素子150及び151がオフして素子113及び114がオン及びオフするのを許容されるので、回路11は、モータ19を駆動するのを許容される。
図4の監視回路14の一例において、回路14は更に保持回路を備える。この保持回路は、増幅器148により供給されるHIGH信号を、保持回路がリセットされるか又は一定時間が経過するまで保持するように構成される。例えば、図6に示すように、保持回路149は、ダイオード1490、キャパシタ1491及び抵抗1492及び1493から構成することができる。この場合、増幅器148の出力レベルがHIGHレベルであるとき、そのレベルに対応する電圧が、キャパシタ1491及び抵抗1492を介して、増幅器148の非反転入力端子に印加される。それ故に、増幅器148は、キャパシタ1491の静電容量に応じて調整される保持時間の間、HIGH信号を素子150及び151の各制御端子に供給し続けることができる。
本発明を幾つかの好ましい実施形態について記述したが、この発明の本来の精神および範囲を逸脱することなく、当業者によって様々な修正および変形が可能である。

Claims (3)

  1. 単相ブラシレス・モータ用駆動装置、前記モータは、複数の磁極を持つ回転自在のマグネット・ロータと、該ロータの側周部と対向するように配置されるステータ・コア、及び第1及び第2端を持つモータ・コイルから構成される磁心コイルとを備える、において、
    該装置は、
    モータ駆動電源の正端子と該第1端との間に接続される第1スイッチング素子、該正端子と該第2端との間に接続される第2スイッチング素子、該第1端と該モータ駆動電源の負端子との間に接続される第3スイッチング素子、及び該第2端と該負端子との間に接続される第4スイッチング素子から構成されるフル・ブリッジ回路と、
    該ロータの磁極の位置に対応する検知信号を発生するフィールド・センサを有し、該検知信号からオン/オフ制御信号を生成する検出回路と、
    該オン/オフ制御信号に基づいて、制御電源の電圧を使用して該第1から第4スイッチング素子をオン及びオフする制御回路と
    を備え、
    該第1スイッチング素子は、その制御端子が該第2端と接続され、該第4スイッチング素子がオンされるときに該モータ駆動電源の負電位を通じてオンし、該第4スイッチング素子がオフされるときに該モータ駆動電源の正電位を通じてオフし
    該第2スイッチング素子は、その制御端子が該第1端と接続され、該第3スイッチング素子がオンされるときに該モータ駆動電源の負電位を通じてオンし、該第3スイッチング素子がオフされるときに該モータ駆動電源の正電位を通じてオフし
    該制御回路は、該オン/オフ制御信号に従って、該第3及び第4スイッチング素子を交互にオン及びオフするように、該第3及び第4スイッチング素子の制御端子に該制御電源の電圧を交互に印加する
    単相ブラシレス・モータ用駆動装置。
  2. 該フル・ブリッジ回路が短絡に向かい始める異常状態を検出するための監視回路と、
    該監視回路が該異常状態を検出するとき、該第3及び第4スイッチング素子をオフする停止回路と
    を更に備え
    該監視回路は、該制御電源の電圧を監視し、該制御電源の電圧が基準電圧を下回るときに該異常状態を検出する請求項1記載の単相ブラシレス・モータ用駆動装置。
  3. 該フル・ブリッジ回路が短絡に向かい始める異常状態を検出するための監視回路と、
    該監視回路が該異常状態を検出するとき、該第3及び第4スイッチング素子をオフする停止回路と
    を更に備え、
    該監視回路は、該第3又は第4スイッチング素子を流れる電流を監視し、該第3又は第4スイッチング素子を流れる電流が基準電流を超えるときに該異常状態を検出する請求項記載の単相ブラシレス・モータ用駆動装置
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