JP4915280B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、魚などの被調理物を加熱庫内で加熱調理するグリルを備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来この種の誘導加熱調理器は、グリル加熱庫の周囲の上部と両側部に対向するグリルドアに弾性体からなる第1のパッキンを、グリル加熱庫の下端部端面に弾性体からなる第2のパッキンを設け、グリル加熱庫の下端部端面に複数のスリットを形成し、前記複数のスリットから風を前記グリルドアに向かって吹き出し、グリルドアの裏面カバーに形成した開口部に吹き付け、グリルドアと裏面カバー間の圧力を高めたものである(例えば、特許文献1参照)。
図7、図8および図9は、特許文献1に記載された従来の誘導加熱調理器を示すものである。
図7は従来の誘導加熱調理器の分解斜視図、図7および図8は要部拡大図である。
図9および図9に示すように、加熱庫1の前面パネル2の下部に複数のスリット3を設け、その下方になるようパッキン4が取り付けられている。ドア5を形成するガラス板6とドア5の裏面を覆うドアカバー7との間には所定の空間が形成されている。
ドアカバー7には、下端中央部の第1のドア支持金具を挿入する第1の開口部8と、第2のドア支持金具を挿入する第2の開口部9が形成されている。ドアカバー7には上縁から両端下方に延びたパッキン10が設けられ、ドア5を閉じた際、パッキン4とパッキン10とで加熱庫1を囲むようにシールする。
前面パネル2の下部に複数のスリット3から漏れる空気がドア5に向かって吹き付け、空気の一部は開口部8と開口部9に向かって吹き付けられ、ドア5とドアカバー7の間の空間の圧力を高め、煙の外部への漏れを防止するものである。
特開2006−336897号公報
しかしながら前記従来の構成では、パッキンが2個必要で、構成が複雑である。また、2個のパッキンの端部が一致しないと隙間が生じ、煙が漏れる。このように、パッキンはゴムなどの弾性体で構成されるにもかかわらず、構成が複雑、かつ寸法精度が必要なものであった。寸法精度を得るために従来の構成では、レールユニットでドアの位置精度を得ており、構成が複雑となるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、前記従来技術には無い、簡素な構成でドア周囲の煙漏れを抑え、また、吸引ファンを配することなく、グリルの除煙機能搭載する誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の誘導加熱調理器は、本体内部に配されたグリルと、吸気ファンと、グリルの排熱を本体外面に設けた排熱口に導く排熱経路と、本体の外面を兼ね調理庫周囲を覆う前板と、前板と当接あるいは近接し調理庫を閉じるドアとを備え、前板には、調理庫下方で本体内の調理庫外方の空間に通じる開口穴を備え、ドアは下部にドアを開口穴に挿入してドアと本体とが係合する係合リブと、ドア裏面を覆うドア裏板下部に形成された通気穴と通じたドア厚さ内のドア空間を備え、ドアを本体に係合時、係合リブの上面と開口穴との間に隙間が形成され、係合リブの下面と開口穴とは略当接し、係合リブの上面と開口穴との間の隙間から吸気ファンにより加圧された本体内の空気が吹き出し、係合リブでドア空間内への風の誘い込みを兼ねて成るものである。
これによって、従来技術には無い簡素な構成で、ドア周囲の煙漏れを抑えることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、調理庫周囲を覆う前板には、調理庫下方で本体内の調理庫外方の空間に通じる開口穴を備え、ドアは下部にドアを開口穴に挿入してドアと本体とが係合する係合リブと、ドア裏面を覆うドア裏板下部に形成された通気穴と通じたドア厚さ内のドア空間を備え係合リブの上面と開口穴との間に隙間が形成され、係合リブの下面と開口穴とは略当接し、係合リブでドア空間内への風の誘い込みを兼ねて成る。
これによって、1個のパッキンと、受け皿のレールユニットが不要な従来技術には無い簡素な構成で、ドア周囲の煙漏れを抑えることができる。
また、庫内に前下方から加圧し略対角位置に抜く通風経路を形成しやすく、庫内後方上部に、後面に沿った向き排気性能を確保し触媒を配することができる。
第1の発明は、調理庫周囲を覆う前板下方に、本体内の調理庫外方の空間に通じる第1の開口穴を備え、ドアを本体に係合時、前板下部の開口穴と係合する係合リブと、ドア裏面を覆うドア裏板下部に形成された通気穴と通じたドア厚さ内のドア空間を備え、ドアを本体に係合時、係合リブの上面と開口穴との間に隙間が形成され、係合リブの下面と開口穴とは略当接して係合リブの上面と開口穴との間の隙間から、吸気ファンにより加圧された本体内の空気が吹き出し、係合リブでドア空間内への風の誘い込みを兼ねて成る。
これにより、係合リブ上の隙間に通風路が形成され、リブ下面は開口穴とは略当接するので、係合リブが、空気誘い込みとドア係止とを兼ね、加熱庫下側のパッキン不要とし、1個のパッキンで煙・蒸気漏れを防止できる。
さらに、前板下方の開口穴に係合リブを挿入時の左右寸法差で寸法精度を規制でき、受け皿とドアを係合一体化することで受け皿のレールが不要な構成となる。
以上により、1個のパッキンと、受け皿のレールユニットが不要な従来技術には無い簡素な構成で、ドア周囲の煙漏れを抑えることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、調理庫後部上付近に調理庫後面に沿った向きに触媒を配し、調理庫内の油煙を含む熱気を、触媒を通過して排熱口から本体外に排出して成るもので、背面に触媒を置く構成では、天面に置くものに比べ触媒の位置が低く、かつ横方向に通気するので上昇気流による自然排気効果を得にくいが、庫内が前下部からの送風により加圧され、触媒の通気抵抗を上回る与圧を得て、加熱庫内の油煙を器体外に排出できる。
これにより、加熱庫の上部寸法に制約がある、例えば庫内高さを大きくしたものや、高さに制限がある製品に対し、加熱庫上に触媒を配置せず除煙機能を搭載が容易になる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、係合リブの外方に前板に挿入しない第2のリブを備え、第2のリブの上の位置に、前板に第2の開口穴を備え、ドア閉時は第2の開口穴からの噴き出し風を第2のリブでドア内に誘い込んで成るもので、係合リブの外方に係合に係らないリブをさらに設けることで、ドア幅全体にわたりドア厚さ内のドア空間に加圧でき、煙や蒸気漏れ防止をさらに生じにくくできる。
第4の発明は、特に第1〜3のいずれか1つの発明において、ドアの窓ガラス周囲にドア表面とドア裏板との間に空間を有し、窓ガラス左右空間と前板の第2の開口穴とを結ぶ線上に、裏板下部の通気穴を確保したもので、ドアの裏板下部の通気穴から、ドア厚さ内の窓ガラス左右のドア空間まで直線的に送風でき、ドア厚さ内空間全体に対する加圧が容易になされ、加熱庫からドアの構成隙間を通って生じる煙漏れ防止低減効果が高まる。
第5の発明は、特に第1〜4のいずれか1つの発明において、係合リブの下に突起を設け、前記突起が前板の第1の開口穴を乗り越えることでドアが本体に係合され、係合後は、前記係合リブの上面と前記開口穴との間に、前記突起の高さ以上の幅の隙間を確保したもので、突起が前板の開口穴を乗り越え時の上下動き寸法が、本体内の空気を吹き出す隙間を兼ねて通風路となり、ドアの係止構成と通風構成を同時に兼ねた簡単な構成とできる。
第6の発明は、特に第1〜5のいずれか1つの発明において、ドア空間の内部形状を、ドア裏板下部に形成された通気穴よりも奥方は、ドアの上方向にドア厚さが厚くなる傾斜面としたもので、ドアの裏板下部の通気穴からドア厚み内に入った風が傾斜面に沿ってドア上方に導かれ、送風がドア高さ方向に行き渡りやすくでき、煙漏れ防止とドアの温度低減が促進される。
第7の発明は、特に第1〜6のいずれか1つの発明において、前板は、加熱庫の開口よりも下の部分を前後方向に一段奥まった段差面を設け、前記段差面の奥側面に第1の開口穴または第2の開口穴を設けたもので、調理庫周囲を覆う前板の段差面の天井面が開口穴から吹き出る送風の誘い面になり、ドア裏板下部に形成した通気穴に導かれ易く、送風がドア内に入りやすい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2、図3は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の斜視図、分解斜視図、縦断面図を示すものである。
図1から図3において、調理器本体21はキッチン台22に置いて設置されている。本体21の上面は結晶化ガラスを素材としたトッププレート23の周囲をプレート枠24で囲んで覆われている。トッププレート24には加熱部25a、25bが印刷されている。トッププレート24後方で本体後部の部分には外部通気口を覆う通気パネル26を配置している。加熱部25a、25bに対応する本体内部には誘導加熱手段を構成する加熱コイル27a、27bが配されている。
左側の加熱コイル25aの下方には、魚などを加熱する加熱庫であるグリル28を配している。グリル28の側方でかつ右の加熱コイル25bの下方には、加熱コイル25a、25bの電源回路である制御回路29a、29b(図示せず)と、本体21外部の空気を吸い込む吸気ファン30を配置している。
図3は、図1においてグリル28の中央付近A−Aを通る縦断面図である。
グリル28の庫内には天井面近くの上ヒーター31、調理物を載せる焼網32、焼網32の下から調理物を加熱する下ヒーター33、下ヒーター33の下には調理物から発生する油などを受ける受け皿34がある。グリル28の加熱庫後面35の上部には排煙口36があり、グリル28内部で発生した油煙を、調理庫43後部上付近に調理庫後面35に沿った向きに配した触媒37を介し排熱口38に導く排熱経路39(図3に実線の矢印で示す)が形成されている。
排煙口36と触媒37との間には、触媒37を活性温度まで上昇させて維持ための補助ヒーター40が配置されている。排熱口39から水などがこぼれ、触媒37に達することを防ぐため、触媒27の後方の通気板41と水受け凹部42を設けている。排気経路39は、排煙口36、触媒37、通気板41、排熱口38、通気パネル26を通過する経路となる。
また、グリル28の調理庫43前面は、周囲を前板44で覆われ、グリル28使用時は前板44に当接するようにドア45が配置される。図4は、ドア45の裏面斜視図である。ドア45は少なくとも、把手46、窓ガラス47、ガラス枠48、ドア裏板49、パッキン50から成る。ドア45は把手46、窓ガラス47、ガラス枠48による全面側の構成面と、ドア枠49による裏面側の構成面との間に厚みが有り、厚みの中はドア空間54が構成されている。ドア裏板49も下部には、パッキン50の内側に通気穴55が配され、ドア空間54と通じている。把手46の下部には、前板44に設けた第1の開口穴52と係合する係合リブ56と、係合リブ56外方の第2のリブ57がある。
図5はグリル28の前部を、ドア45を外して見たもので、前板44下部は奥方に奥まった段差面51があり、第1の開口穴52と、第2の開口穴53とを備え、第1の開口穴52と第2の開口穴53の配置幅は調理庫43の横幅より若干狭い程度まで配置されている。 第1の開口穴52と、第2の開口穴53は、本体21内のグリル外方空間58に通じている。さらに、係合リブの下面には下向きの突起59があり、前板44の第1の開口穴52後方の本体凸部60を突起59が乗り越えることでドア45が本体21に係合する。
ドア45を本体21に係合時、係合リブ56の上面と第1の開口穴52との間には、突起59の高さ以上の幅の隙間が形成され、係合リブ56の下面と開口穴53とは本体凸部60で略当接し、係合リブ56の上面と第1の開口穴52との間の隙間から、吸気ファン30により加圧された本体内の空気が吹き出し、係合リブ56と段差面51上の段差天面61とで通気穴55へ風を誘い、ドア空間内に本体内の空気吹き出しが誘い込まれる。
第2のリブ57は、係合リブ56の外方に配され、前板44の段差面51に設けた第2の開口穴53には挿入されず、係合リブ56裏面の突起59と本体凸部60とが係合してドア45が閉じた状態では、第2の開口穴53が第2のリブ57の上の位置になり、ドア45閉時は本体21内部の冷却送風が第2の開口穴53からの噴き出し、第2のリブ57の部位からもドア空間54内に本体内の空気吹き出しが誘い込まれる。
パッキン50は前板44の庫内43開口の上と左右の3方向を囲んでおり、ドア枠49に設けた通気穴55と、前板44下部の段差面51に設けた第1の開口52および第2の開口53とは、パッキン50の下端部の幅内に収まる寸法位置関係に設けてある。第2のリブの両端幅はパッキン50の幅よりも大きくあってもよい。
以上の構成により、裏面に突起59を備えた係合リブ56が第1の開口穴56を乗り越えることで確保される、係合リブ56上面と第1の開口穴52上辺との間の隙間による、ドア空間54へ通じる通風路A62aと、途中で一部が分岐し調理庫43内の受け皿34の方向に向かう通風路B62bとが、図2に矢印で記すように形成される。
係合リブ56の下面は第1の開口穴52に近接して設けた本体凸部60と接して本体21内部からの送風漏れを抑制し、係合リブ56下側のパッキン不要とできる。このようにして係合リブ56が、空気誘い込みとドア45と本体21の係止とを兼ね、パッキン50の構成を簡素化しつつ、ドア45の内部に形成されるドア空間54に加圧することができ、調理庫43内部で発生した油煙が窓ガラス47とドア裏板49との間など、ドア45を構成する部品間の隙間からドア45内に浸入することを、ドア空間54が高圧になる圧力差で浸入を防ぎ、ドア45周囲からの煙・蒸気漏れ防止できる。
係合リブ56の外方に、本体21と係合に係らない第2のリブ57をさらに設けることで、係合リブ56と第2のリブ57との横幅で加熱庫43幅略全体にわたり、ドア45閉時は本体21内部の冷却送風が第1の開口穴52と第2の開口穴53からの噴き出し、係合リブ56に加え第2のリブ57の部位からも、第2のリブ57上の第2の開口穴52とにより、ドア空間54へ通じる通風路A62aと、途中で一部が分岐し調理庫43内の受け皿34の方向に向かう通風路B62bとが形成され、ドア空間54を加圧でき、ドア45周囲からの煙・蒸気漏れ防止効が高まる。
また、ドア45の下辺にはパッキン50は配置されず、通風路B62bが形成されて、調理庫43下部に置かれる受け皿34周囲に送風できるので、受け皿34の温度低減を図り、調理する魚などから滴下した油が高温になることで発生する煙の発生を低減でき、触媒37を通過する油煙量を低減し、ひいては除煙性能の向上を図ることができる。
さらに、前板44下方の第1の開口穴52の両端の幅寸法は、ドア45の係合リブ56の両端の幅寸法よりも若干大きい程度に設定してあり、前板44下方の第1の開口穴52にドア45の係合リブ56を挿入時の左右寸法差精度の規制でドア45と本体21のガタつき抑制ができる。また、受け皿34とドア45とを係合一体化することで、受け皿34を支持するレールが不要な構成とできる。
調理庫43において、本体21の高さ寸法制約で排煙口36が調理庫の天面ではなく横壁にあり、通風路b62bと対角方向であり加熱庫後面35には排煙口36があり、かつ排熱口38までの間の排熱経路39が横向きの部分に触媒37があり、通気抵抗が生じる構成になる。しかし、通風路B62bは調理庫43の前方下部で調理庫43への送風部となり、調理庫43を前方下部から後方上部の方向に向かって加圧することになる。この加圧方向に調理庫43内部の気流が生じ、調理庫43内で発生する油煙は触媒37を通過して排熱経路39に沿って排熱口38から本体21外部に排出されるので、触媒37による除煙効果を得ることができる。また、排熱経路39に沿い、補助ヒーター40の次に触媒37があるので、通風路B62bの加圧により得られる排熱経路39により、触媒37の温度を上昇しやすく触媒37を活性状態の温度に上昇させることが容易にでき、油煙を分解する除煙効果を高めることができる。
第6図は第2の開口穴53を通る位置B−Bでのドア45の断面図である。
ドア45の窓ガラス47周囲の、窓ガラス47を外れた位置であり、ドア表面側のガラス枠48とドア裏面側のドア裏板49との間のドア空間54aは、ドア45中央部のドア空間54と繋がったもので、ドア空間54は窓ガラス47の周囲を囲み、窓ガラス47の左右両端部のドア空間54aと前板44の第二の開口穴53とを結ぶ線上に、ドア枠49下部の通気穴55を確保している。通風穴55は、調理庫43の略横幅にわたり形成され、パッキン50はその外方にある。
この構成により、通風穴55を通り通風路A62aの経路を窓ガラス47左右位置のドア空間54aに直線的に形成して送風できるので、ドア45の幅方向にドア空間54全体(54及び54a)の加圧が容易になり、煙漏れ防止が確実になる。
ドア45の把手46下部は、把手46を持つ操作がしやすいように、下方が奥まる傾斜面63となっている。この内部部分のドア空間54の内部形状は、ドア裏板49下部に形成された通気穴55よりも奥方は、ドア45の上方に向かってドア45が厚くなるよう、傾斜面63の表面形状に沿ったもので、ドア裏板49下部の通気穴55からドア空間54内に入った通風路A62aの送風が傾斜面63の裏面に沿ってドア上方に導かれる。
これにより、通風路A62aの送風がドア空間54を介しドア45の高さ方向に行き渡りやすくでき、煙漏れ防止の効果が高まる。また、第1の開口穴52および第2の開口穴53から吹き出す送風は、本体21内部の空間の空気であり、調理庫43内部よりも明らかに低温であるので、低温の空気が把手46下部の傾斜面63に沿って流れることで、通風路A62aの通気抵抗を小さくし、通気がなめらかに行われるので、把手46および傾斜面63が冷却され、ドアの温度低減が促進される。特に使用時に操作する把手の温度低減を図ることができる。
前板44には、調理庫43の開口よりも下の部分を前後方向に一段奥まった段差天面61があり、第1の開口穴52および第2の開口穴53は、段差天面61の奥側面に設けてあり、調理庫43周囲を覆う前板44の段差天面61が第1の開口穴52および第2の開口穴53から吹き出る送風の誘い面になり、ドア枠49下部に形成した通気穴55を通る通風路A62aが形成されやすく、送風がドア空間54内に入りやすい。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、1個のパッキンと、受け皿のレールユニットが不要な従来技術には無い簡素な構成で、ドア周囲の煙漏れを抑えることができ、また、庫内に前下方から加圧し略対角位置に抜く通風経路を形成しやすく、庫内後方上部に、後面に沿った向き排気性能を確保し触媒を配することができるので、グリル装置を備える加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の分解斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の縦断面図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部縦断面図 従来例における誘導加熱調理器の分解斜視図 従来例における誘導加熱調理器の要部斜視図 従来例における誘導加熱調理器の要部斜視図
符号の説明
21 本体
23 トッププレート
28 グリル
31 上ヒーター(発熱体)
33 下ヒーター(発熱体)
37 触媒
38 排熱口
39 排熱経路
43 調理庫
44 前板
45 ドア
47 窓ガラス
49 ドア裏板
51 段差面
52 第1の開口穴
53 第2の開口穴
54、54a ドア空間
55 通気穴
56 係合リブ(第1のリブ)
57 第2のリブ
59 突起
63 傾斜面

Claims (7)

  1. 本体の上面に設けたトッププレートに調理容器を載置して加熱する加熱部と、前記トッププレートの下方に前記加熱部に対応して設けた加熱コイルと、前記加熱コイルへの通電を制御する制御回路と、前記本体内部に配されたグリルと、前記グリルの排熱を本体外面に設けた排熱口に導く排熱経路と、前記本体外面に設けられた外部吸気口および外部排気口と、前記外部吸気口から前記本体外部の空気を吸い込む吸気ファンとを備え、前記グリルには、前記本体の外面を兼ね調理庫周囲を覆う前板と、調理庫内を熱する発熱体と、調理時は前記調理庫内に位置し調理物を置く焼き網を支持する受け皿と、前記前板と当接あるいは近接し前記調理庫を閉じるドアとを備え、前記前板には、前記調理庫下方で前記本体内の前記調理庫外方の空間に通じる第1の開口穴を備え、前記ドアには、下部に前記ドアを前記第1の開口穴に挿入して前記ドアと前記本体とが係合する係合リブと、前記ドア裏面を覆うドア裏板下部に形成された通気穴と通じた前記ドア厚さ内のドア空間とを備え、前記ドアを前記本体に係合時、前記係合リブの上面と前記第1の開口穴との間に隙間が形成され、前記係合リブの下面と前記第1の開口穴とは略当接し、前記係合リブの上面と前記第1の開口穴との間の隙間から前記吸気ファンにより加圧された前記本体内の空気が吹き出し、前記係合リブで前記ドア空間内への風の誘い込みを兼ねて成る誘導加熱調理器。
  2. 調理庫後部上付近に調理庫後面に沿った向きに触媒を配し、調理庫内の油煙を含む熱気を、前記触媒を通過して排熱口から本体外に排出して成る請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 係合リブの外方に前板に挿入しない第2のリブを備え、前記第2のリブの上の位置に、前記前板に第2の開口穴を備え、ドア閉時は前記第2の開口穴からの噴き出し風を前記第2のリブでドア内に誘い込んで成る請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. ドアの窓ガラス周囲にドア表面とドア裏板との間に空間を有し、前記窓ガラス左右空間と前板の第2の開口穴とを結ぶ線上に、前記裏板下部の通気穴を確保して成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 係合リブの下に突起を設け、前記突起が前板の第1の開口穴を乗り越えることでドアが本
    体に係合され、係合後は、前記係合リブの上面と前記開口穴との間に、前記突起の高さ以上の幅の隙間を確保した請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. ドア空間の内部形状を、ドア裏板下部に形成された通気穴よりも奥方は、ドアの上方向にドア厚さが厚くなる傾斜面とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前板は、加熱庫の開口よりも下の部分を前後方向に一段奥まった段差面を設け、前記段差面の奥側面に第1の開口穴または第2の開口穴を設けて成る請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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