JP4914035B2 - 計算機および退避復元プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、計算機の交換や計算機に内蔵されるハードディスク等の不揮発性の固定記憶装置の交換時に、ユーザデータおよびシステム情報を簡易に退避、復元することが可能な計算機および退避復元プログラムに関するものである。
従来、オフィス、各種施設などのコンピュータシステムにおいて、各コンピュータ(計算機)についてのユーザデータ、システム情報、環境設定情報などのバックアップは、手作業で行われている。また、コンピュータを交換した際のリカバリ作業は、熟練した作業者が、手作業で環境設定、データの移行、ソフトウェアのインストールを行っていた。このようなコンピュータシステムにおいて、耐障害性を上げる為、ハードウェアを二重化する手法があるが、コストが高くなってしまう。
特許文献1には、コンピュータ名のような機器の識別情報をキーとして、機器に対して設定すべき環境情報の種類、環境情報を設定すべき項目の種類、項目に設定すべき値を含む環境情報の内容を定義したファイルを予め生成して、可搬型の記録媒体に保存しておき、機器の設置現場において環境情報を設定する場合はこのファイルから読み出した環境情報の内容からユーザに選択させ、環境情報の種類に応じた設定プログラムを起動して、選択された環境情報の内容に含まれる値をそれぞれの項目に自動的に設定させることが開示されている。
特許文献2には、システム環境の情報のバックアップを保存するためのフロッピディスクのような可搬性の記録媒体を用意し、この記録媒体からハードディスクのような不揮発性記憶媒体にシステム環境の情報を格納する機能と、システム環境の情報をフロッピディスクのような可搬性の記録媒体に読みだす機能とを備えることによって、ハードディスクが故障してシステム環境の情報が失われてしまっても、フロッピディスクからシステム環境の情報を再度設定し直すことができることが開示されている。また、この特許文献2には、同一システムに接続される複数台のワークステーションのシステム環境設定時、1台目のワークステーションのシステム環境の情報をフロッピディスクのような可搬性の記録媒体にバックアップとして保持し、2台目以降の各ワークステーションのシステム環境設定では1台目のワークステーションのシステム環境の情報を複写し、1台目のワークステーションとのシステム環境の情報の相違個所のみをキーボードから再設定できるようにすることが示されている。
特開2001−344108号公報 特開平6−274280号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、環境情報の設定の際には、可搬性の記録媒体に保存されたファイルの中から該当する機器の環境情報を選択して、選択した環境情報に応じた設定プログラムを起動しなければならず、設定する機器数が多数になった場合、環境情報の選択作業が煩雑であり、効率よく環境情報の設定作業をなし得ない。また、可搬性の記録媒体に環境情報を保存するようにしているので、可搬性記録媒体の保管管理が必要であり、環境情報の設定の際には、保管している可搬性の記録媒体を探す手間がかかり、煩雑である。
特許文献2に記載の従来技術でも、可搬性の記録媒体に環境情報を保存するようにしているので、可搬性記録媒体の保管管理が必要であり、環境情報の設定の際には、保管している可搬性の記録媒体を探す手間がかかり、煩雑である。また、複数台のワークステーションのシステム環境設定時には、2台目以降の各ワークステーションのシステム環境設定では1台目のワークステーションのシステム環境の情報を複写し、1台目のワークステーションとのシステム環境の情報の相違個所をキーボードから再設定するようにしているので、2台目以降については手作業が必要であり、煩雑である。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであって、環境情報を設定する機器数が多数になった場合でも、簡便かつ効率よく環境情報の設定作業をなし得、保守コストを低減することが可能な計算機および退避復元プログラムを提供することを目的とする。
この発明では、可搬性記録媒体と不揮発性の固定記憶装置を有する計算機において、起動時、前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報と前記固定記憶装置に記憶された機器固有情報とを比較し、一致する場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われていないと判断し、一致しない場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われたと判断する判断手段と、前記判断手段によって代替が行われていないと判断された場合に、前記固定記憶装置に記憶されているユーザデータ、システム情報を含む退避情報をネットワーク上の記憶装置へ退避し、さらに、この退避と同期して前記ネットワーク上の記憶装置へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報と、自機の機器固有情報とを含むプロファイル情報を前記可搬性記録媒体に記憶させる退避手段と、前記判断手段によって代替が行われたと判断された場合に、前記可搬性記録媒体に記憶されたネットワーク接続情報に基づいて前記ネットワーク上の記憶装置にネットワーク接続し、前記ネットワーク上の記憶装置に記憶された前記退避情報に基づきユーザデータ、システム情報を復元する復元処理を行う復元手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、新たな計算機にユーザデータ、システム情報の復元を行う際には、可搬性記録媒体を新たな計算機に移載して復元手段を起動するのみの作業で済むので、環境情報を設定する機器数が多数になった場合でも、簡便かつ効率よく環境情報の設定作業をなし得、保守コストを低減することが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる計算機および退避復元プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例を適用する復旧システムの全体構成を示すものである。この復旧システムは、計算機(コンピュータ)1と、該コンピュータとネットワーク接続されるデータセンターの記憶装置(ネットワークストレージ)2とから構成されている。図1において、1aは障害などが発生した古いコンピュータを示しており、1bは代替される新たなコンピュータを示している。コンピュータ1には、本発明にかかる退避復元プログラムがインストールされており、USBメモリなどの可搬性記録媒体10が搭載可能である。ネットワークストレージ2は、ネットワーク共有されたMOやDVD−RAM等を云い、WAN、LANを問わず、ネットワーク上のバックアップ用の記憶媒体を全て含んでいる。
図2は、本発明にかかる退避復元プログラムを実行可能な一般的なコンピュータ1の構成を示すものである。このコンピュータは、たとえば、CPUを含む制御ユニット11と、メモリユニット12と、LANまたは外部ネットワークに当該コンピュータを接続するための通信ユニット13と、表示ユニット14と、入力ユニット15と、USBメモリなどの可搬性記録媒体(以下プロファイルメモリという)10をドライブするプロファイルメモリドライブユニット16と、ハードディスクユニット(HDDユニット)17と、CD−ROMドライブユニット(DVDドライブユニットまたはFDドライブユニットでもよい)18を備え、これらの各ユニットはシステムバスを介して接続されている。
図2において、制御ユニット11は、本発明の退避復元プログラムを実行する。メモリユニット12は、RAM,ROM等の各種メモリを含み、制御ユニット11が実行すべきプログラム,処理の過程で得られた必要なデータ等を記憶する。通信ユニット13は、本コンピュータを内部LANあるいは外部ネットワークに接続する。表示ユニット14は、CRTやLCD(液晶表示パネル)等で構成され、コンピュータの使用者に対して各種画面を表示する。入力ユニット15は、キーボード,マウス等で構成され、コンピュータの使用者が、各種情報の入力を行うために使用する。
可搬性の記録媒体10は、USBメモリ(プロファイルメモリ)、FD、CD−R、MO、ICカード、SDメモリ、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))等であり、この実施例では、可搬性の記録媒体10として、USBメモリ(プロファイルメモリ)を使用する。このプロファイルメモリ10は、プロファイルメモリドライブユニット16にネジなどによって半固定状態で取り付けられたほうが好ましい。
まず、本発明の退避復元プログラムが実行可能な状態になるまでの上記コンピュータの動作例について説明する。まず、上記のように構成されるコンピュータには、例えば、CD−ROMドライブユニット18にセットされたCD−ROMから、退避復元プログラムがHDDユニット17にインストールされる。そして、コンピュータの起動時またはプログラムの実行時に、HDDユニット17から読み出された退避復元プログラムがメモリユニット12に格納される。この状態で、制御ユニット11(CPU)は、メモリユニット12に格納されたプログラムにしたがって、後述する退避復元処理を実行する。
図3は、退避復元プログラム20の機能構成を示すものである。退避復元プログラム20は、主に、退避プログラム21、復元プログラム22および選択プログラム23によって構成されている。退避プログラム21は、ハードディスクユニット17に記憶されるユーザデータ、システム情報を含む退避情報を定期的にネットワークストレージ2へ退避するとともに、この退避と同期して当該コンピュータがネットワークストレージ2へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報および各コンピュータに固有の機器固有情報を含むプロファイル情報をプロファイルメモリ10に記憶させる退避処理を実行する。この退避プログラム21による退避処理は、例えば、当該コンピュータ1が電源オンされる度に、あるいはコンピュータ1の動作時に定期的に実行される。
復元プログラム22は、復元処理を行う際に自動的に起動され、退避プログラムによってプロファイルメモリ10に記憶されたネットワーク接続情報に基づいてネットワークストレージ2に当該コンピュータをネットワーク接続し、ネットワークストレージ2に記憶されたユーザデータ、システム情報などの退避情報に基づきユーザデータ、システム情報の復元を行う。また、復元プログラム22は、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断する機能を有し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワークストレージ2からダウンロードし、インストールすることにより、当該計算機に必要とするソフトウェアを復元する。なお、ユーザデータ、システム情報を退避するネットワークストレージと、ソフトウェアを格納しておくネットワークストレージを異ならせてもよい。
選択プログラム23は、当該コンピュータの起動時、プロファイルメモリ10に記憶された機器固有情報と当該コンピュータのハードディスクユニット17に記憶された機器固有情報とを比較し、この比較結果に基づいて退避プログラム21(通常処理)および復元プログラム22(復元処理)のうちのいずれか一方を起動するプログラム選択処理を実行する。
図4は、退避プログラム21によってネットワークストレージ2へ退避される退避情報の構成を示すものであり、退避情報は、ユーザデータおよびシステム情報を含んでいる。システム情報は、
・コンピュータの管理者情報
・コンピュータの設定情報
・コンピュータのソフトウェア情報
等のコンピュータ固有な設定情報を有している。
図5は、退避プログラム21によってプロファイルメモリ10に記憶されるプロファイル情報の構成を示すものである。プロファイル情報は、ネットストレージ情報、通信環境設定情報および機器固有情報を含んでいる。ネットストレージ情報および通信環境設定情報によって当該コンピュータがネットワークストレージ2へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報を構成している。
ネットストレージ設定情報は、
・ネットストレージ用ID
・ネットストレージ用パスワード
・ネットストレージ接続先ホスト情報
等を含み、
通信環境設定情報は、
・コンピュータの自機IP
・コンピュータの自機サブネットマスク
等のネットワーク設定情報を含み、
機器固有情報は、
・コンピュータのシリアル番号
・コンピュータの機種情報
等の固有情報を含んでいる。
つぎに、図1および図3と、図6に示すフローチャートを参照して、コンピュータ1による退避、復元動作についての実施例1を説明する。まず、コンピュータ1aの電源が投入されて(ステップS100)、退避復元プログラム20が起動されると、選択プログラム23は、プロファイルメモリ10に退避したプロファイル情報のうちの機器固有情報に含まれる例えばコンピュータ1aのシルアル番号と、コンピュータ1aのHDDユニット17に記録された機器固有情報に含まれるコンピュータ1aのシリアル番号とを比較することで、通常の退避動作を行うかあるいはリカバリ動作(復元動作)を行うかを判断する(ステップS110)。
プロファイルメモリ10には、後述するように、旧コンピュータ1のHDDユニットに記録されたシリアル番号がバックアップされているので、コンピュータの代替あるいはコンピュータ内のHDDユニットの代替が行われた際には、代替された新たなコンピュータのHDDユニット17に記録されたシリアル番号と、プロファイルメモリ10に退避されている旧コンピュータのシリアル番号とが、異なることになる。従って、選択プログラム23は、プロファイルメモリ10に記憶された機器固有情報のシリアル番号と、当該コンピュータのHDDユニット17に記録されたシリアル番号とが一致する場合には、コンピュータの代替あるいはコンピュータ内のHDDユニットの代替が行われていないと判断し、通常の退避動作を実行すべく退避プログラム21を起動する。一方、上記2つのシリアル番号が異なる場合は、コンピュータの代替あるいはコンピュータ内のHDDユニットの代替が行われていると判断し、リカバリ動作を行うべく復元プログラム22を起動する。
退避プログラム21が起動された場合、退避プログラム21は、図4に示したユーザデータ、システム情報を、通信ユニット13を介して、定期的にネットワークストレージ2へ退避する処理を行うとともに、この退避処理と同期して、図5に示したプロファイル情報をHDDユニット17からプロファイルメモリ10へ転送記憶させる動作を実行する。通常は、このようなネットワークストレージ2およびプロファイルメモリ10への退避処理が退避プログラム21によって行われている。
その後、コンピュータ1に障害などが発生したとする。利用者は、旧コンピュータ1aを新たな代替機1bと交換したり、あるいは旧コンピュータ1a内のHDDユニット17の交換を行う。代替されたコンピュータ1bあるいはHDDユニット17が交換されたコンピュータ1aには、退避復元プログラム20が予めインストールされているとする。勿論、利用者が、代替機1bあるいはHDDユニット17が交換されたコンピュータ1aに対し、退避復元プログラム20をインストールしてもよい。また、代替機1bのHDDユニットには、ユニークな新シルアル番号が記録されているとする。
代替機1bが用いられる場合、利用者は、旧コンピュータ1aからプロファイルメモリ10を取り外し、この取り外したプロファイルメモリ10を新コンピュータ1bに装填する。一方、HDDユニット17が交換されたコンピュータ1aが用いられる場合は、プロファイルメモリ10は移載が行われることなくそのまま使用される。
このようにして代替機1bまたはHDDユニット17が交換されたコンピュータ1aの電源が投入されると、選択プログラム23は、前記と同様にして、プロファイルメモリ10に記憶されたプロファイル情報のうちの機器固有情報に含まれる例えばコンピュータのシルアル番号と、代替機1bまたはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aにおけるHDDユニットに記録された機器固有情報に含まれるコンピュータのシリアル番号とを比較することで、通常の退避動作を行うかあるいはリカバリ動作を行うかを判断する(ステップS110)。
この場合は、プロファイルメモリ10には、旧コンピュータ1aに搭載されている古いHDDユニットに記憶されているシリアル番号が記憶されており、このシリアル番号は、代替機1bに搭載されるHDDユニットに記憶された新シリアル番号あるいはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aにおけるHDDユニットに記録されたシリアル番号(この場合は“999999”などのあり得ない数値)の何れとも異なるので、選択プログラム23は、リカバリ動作を行うと判断して、復元プログラム22を起動する。
復元プログラム22が起動されると、復元プログラム22は、プロファイルメモリ10に記憶されたプロファイル情報のうちのネットワーク接続情報(ネットストレージ情報および通信環境設定情報)に基づいて、当該コンピュータがネットワークストレージ2へネットワーク接続する為の環境設定を行い、ネットワーク接続を確立する(ステップS140)。さらに、復元プログラム22は、ネットワークストレージ2に退避してあるユーザデータ、システム情報を用いて当該コンピュータのユーザデータ、システム情報の復元を行う(ステップS150)。さらに、復元プログラム22は、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワークストレージ2からダウンロードし、インストールする。
このように、この実施例1では、通常動作の際には、ユーザデータ、システム情報を含む退避情報をネットワークストレージ2へ退避し、この退避と同期して当該コンピュータがネットワークストレージ2へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報と各コンピュータに固有の機器固有情報を含むプロファイル情報をプロファイルメモリ10に記憶させ、復元の際には、プロファイルメモリ10に記憶されたネットワーク接続情報に基づいてネットワークストレージ2に当該コンピュータをネットワーク接続し、ネットワークストレージ2に記憶された退避情報に基づきユーザデータ、システム情報の復元を自動的に行うようにしているので、新たなコンピュータにユーザデータ、システム情報の復元を行う際には、例えばプロファイルメモリ10を新たな計算機に移載してプログラムを起動するのみの作業で済むので、環境情報を設定する機器数が多数になった場合でも、簡便かつ効率よく環境情報の設定作業をなし得、保守コストを低減することが可能になる。また、プロファイルメモリ10に記憶された機器固有情報に基づいて、退避処理および復元処理のいずれを実行させるかを自動的に切り替えるようにしたので、退避処理および復元処理のモード切替えを手動で行わずに済み、操作性が向上する。また、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワークストレージ2からダウンロードし、インストールするようにしたので、復旧する機器数が多数になった場合でも、簡便かつ効率よく機器の復元をなし得、保守コストが低減する。
つぎに、図7を用いてこの発明の実施例2について説明する。この図7のフローチャートにおいては、先の図6のフローチャートに対し、ステップS135〜S138の手順が追加されている。図7において、ステップS100〜S130の退避処理については、先の図6の場合と同様であり、重複する説明は省略する。この実施例2においては、新たなコンピュータが、代替機1bであるかあるいはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aであるかを自動的に判定し、この判定結果に応じてシリアル番号の復元処理を異ならせている。
復元プログラム22が起動されると、復元プログラム22は、新たなコンピュータが、代替機1bであるかあるいはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aであるかを判定する(ステップS135)。前述したように、代替機1bに搭載されるHDDユニットには新シリアル番号が記録されており、一方HDDユニットが交換されたコンピュータ1aにおけるHDDユニットには“999999”などのあり得ない数値でシリアル番号が記憶されており、復元プログラム22は、新たなコンピュータのHDDユニットに記録されたシリアル番号に基づいて、新たなコンピュータが、代替機1bであるかあるいはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aであるかを判定する。
すなわち、復元プログラム22は、HDDユニットに記録されているコンピュータのシリアル番号が不定(“999999”など)であればHDD交換と判定して、FLAG=1とする(ステップS137)。一方、復元プログラム22は、HDDユニットに記録されているコンピュータのシリアル番号が、プロファイルメモリ10に退避したシリアル番号と異なった新しいシリアル番号であればコンピュータの代替と判断して、FLAG=0とする(ステップS136)。
復元の過程において、復元プログラム22は、FLAGを判定し、HDD交換(FLAG=1)であれば、プロファイルメモリ10に記憶されているシリアル番号を用い、コンピュータのHDDユニット17へシリアル番号を復元する。一方、コンピュータの代替の場合(FLAG=0)は、シリアル番号の復元の必要はなく、手順はステップS140に移行される。
これ以降、復元プログラム22は、プロファイルメモリ10に記憶されたプロファイル情報のうちのネットワーク接続情報(ネットストレージ情報および通信環境設定情報)に基づいて、当該コンピュータがネットワークストレージ2へネットワーク接続する為の環境設定を行い、ネットワーク接続を確立する(ステップS140)。さらに、復元プログラム22は、ネットワークストレージ2に退避してあるユーザデータ、システム情報を用いて当該コンピュータのユーザデータ、システム情報の復元を行う(ステップS150)。さらに、復元プログラム22は、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワークストレージ2からダウンロードし、インストールする。
このようにこの実施例では、新たなコンピュータが、代替機1bであるかあるいはHDDユニットが交換されたコンピュータ1aであるかを自動的に判定し、この判定結果に応じたシリアル番号の復元処理を実行するようにしている。
なお、障害発生によるコンピュータの入替時だけでなく、新たな新機種のコンピュータに入れ替えた場合においても、本退避復元プログラムを搭載させることで、障害発生の代替の時と同様にリカバリが可能である。
以上のように、本発明にかかる計算機および退避復元プログラムは、オフィス、各種施設などのコンピュータシステムに有用である。
本発明の実施例を適用する復旧システムの全体構成を示す図である。 本発明にかかる退避復元プログラムを実行可能な一般的なコンピュータの構成を示す図である。 退避復元プログラムの機能構成を示すブロック図である。 ネットワークストレージに退避するデータ構成を示す図である。 プロファイルメモリに退避するデータ構成を示す図である。 退避復元プログラムの実施例1の動作手順を示すフローチャートである。 退避復元プログラムの実施例2の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b コンピュータ(計算機)
2 ネットワークストレージ(記憶装置)
10 プロファイルメモリ(可搬性記録媒体)
11 制御ユニット
12 メモリユニット
13 通信ユニット
14 表示ユニット
15 入力ユニット
16 プロファイルメモリドライブユニット
17 ハードディスクユニット(HDDユニット,固定記憶装置)
18 CD−ROMドライブユニット
20 退避復元プログラム
21 退避プログラム
22 復元プログラム
23 選択プログラム

Claims (6)

  1. 可搬性記録媒体と不揮発性の固定記憶装置を有する計算機において、
    起動時、前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報と前記固定記憶装置に記憶された機器固有情報とを比較し、一致する場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われていないと判断し、一致しない場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われたと判断する判断手段と、
    前記判断手段によって代替が行われていないと判断された場合に、前記固定記憶装置に記憶されているユーザデータ、システム情報を含む退避情報をネットワーク上の記憶装置へ退避し、さらに、この退避と同期して前記ネットワーク上の記憶装置へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報と、自機の機器固有情報とを含むプロファイル情報を前記可搬性記録媒体に記憶させる退避手段と、
    前記判断手段によって代替が行われたと判断された場合に、前記可搬性記録媒体に記憶されたネットワーク接続情報に基づいて前記ネットワーク上の記憶装置にネットワーク接続し、前記ネットワーク上の記憶装置に記憶された前記退避情報に基づきユーザデータ、システム情報復元する復元処理を行う復元手段と、
    を備えることを特徴とする計算機。
  2. 前記復元手段は、
    前記判断手段によって代替が行われたと判断された場合に、前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されているかどうかを判別し、
    前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されていないと判別した場合には、前記固定記憶装置の代替が行われたと判断し、前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報を用いて前記固定記憶装置に機器固有情報の設定を行い、さらに、前記復元処理を行い、
    前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されていると判別した場合であって、かつ前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報と前記固定記憶装置に記憶された機器固有情報とが異なる場合には、計算機本体の代替が行われたと判断し、前記固定記憶装置に設定されている機器固有情報をそのまま用いて、前記復元処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  3. 前記復元手段は、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断する機能を有し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワーク上の記憶装置からダウンロードし、インストールすることを特徴とする請求項1または2に記載の計算機。
  4. 機器固有情報が含まれたプロファイル情報を記録した可搬性記録媒体と不揮発性の固定記憶装置を有する計算機を、
    起動時、前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報と前記固定記憶装置に記憶された機器固有情報とを比較し、一致する場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われていないと判断し、一致しない場合に、計算機本体または前記固定記憶装置の代替が行われたと判断する判断手段、
    前記判断手段によって代替が行われていないと判断された場合に、前記固定記憶装置に記憶されているユーザデータ、システム情報を含む退避情報をネットワーク上の記憶装置へ退避し、さらに、この退避と同期して、前記ネットワーク上の記憶装置へネットワーク接続するためのネットワーク接続情報と、自機の機器固有情報とを含むプロファイル情報を前記可搬性記録媒体に記憶させる退避手段、
    前記判断手段によって代替が行われたと判断された場合に、前記可搬性記録媒体に記憶されたネットワーク接続情報に基づいて前記ネットワーク上の記憶装置にネットワーク接続し、前記ネットワーク上の記憶装置に記憶された前記退避情報に基づきユーザデータ、システム情報を復元する復元処理を行う復元手段、
    として機能させるための退避復元プログラム。
  5. 前記復元手段は、
    前記判断手段によって代替が行われたと判断された場合に、前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されているかどうかを判別し、
    前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されていないと判別した場合には、前記固定記憶装置の代替が行われたと判断し、前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報を用いて前記固定記憶装置に機器固有情報の設定を行い、さらに、前記復元処理を行い、
    前記固定記憶装置に機器固有情報が記憶されていると判別した場合であって、かつ前記可搬性記録媒体に記憶された機器固有情報と前記固定記憶装置に記憶された機器固有情報とが異なる場合には、計算機本体の代替が行われたと判断し、前記固定記憶装置に設定されている機器固有情報をそのまま用いて、前記復元処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の退避復元プログラム。
  6. 前記復元手段は、復元されたシステム情報とプロファイル情報を基に復元すべきソフトウェアを判断する機能を有し、この判断結果に応じて復元すべきソフトウェアをネットワーク上の記憶装置からダウンロードし、インストールすることを特徴とする請求項4または5に記載の退避復元プログラム。
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