JP4913991B2 - 実装構造体、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

実装構造体、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、多数のバンプが配列された半導体装置、この半導体装置を備えた実装構造体、電気光学装置、および電子機器に関するものである。さらに詳しくは、バンプあるいは当該バンプに接続される被実装体側の導電パターンのレイアウト技術に関するものである。
液晶装置などの電気光学装置では、マトリクス状に配置された各画素を駆動するために、電気光学物質としての液晶を保持する電気光学装置用基板上にICチップをCOG(Chip On Glass)実装した構造、あるいはICチップをCOF(Chip On Film)実装した可撓性基板(配線基板)を電気光学装置用基板に接続した構造が用いられている。
このような構造のうち、例えば前者の構造のものでは、図11に示すように、駆動用IC13Xを異方性導電膜140(Anisotropic conductive film)などによって電気光学装置用基板20Xに実装し、図12(A)に示すように、駆動用IC13Xにおいて等間隔に形成されている多数のバンプ130Xと、図12(B)に示すように、電気光学装置用基板20Xに等間隔に形成されている多数の導電パターン200Xとを電気的に接続する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−36039号公報
しかしながら、図12(A)、(B)に示す構造では、以下に説明する問題点がある。図12(A)、(B)に示す駆動用IC13Xには、バンプ130Xとして、電気光学装置用基板20Xの側に形成されている画素に信号を出力する第1のバンプ群131Xと、導電パターン200Xを介して配線基板29Xに電気的に接続される第2のバンプ群132Xとがあり、駆動用IC13Xに電源回路を内蔵すると、第2のバンプ群132Xでは、隣接するバンプ間に非常に高い電位差が発生し、隣接するバンプ間での電界強度が高くなる。また、これらのバンプに接続する導電パターン200Xにおいて、隣接する導電パターン間に極めて高い電位差が発生することになり、隣接する導電パターン間での電界強度が高くなる。その結果、駆動用IC13Xを異方性導電膜140によって電気光学装置用基板20Xに実装した状態で高温雰囲気下で耐湿試験を行うと、導電パターン200Xのうち、隣接する導電パターン間の電界強度の高い導電パターンでは、異方性導電膜140あるいは駆動用IC13Xから露出している部分で電食が発生することがある。また、異方性導電膜140に含まれる異物によって、隣接するバンプ間での電界強度が高いバンプに電食あるいは短絡などの不具合が発生することがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、電界強度を緩和することにより、大きな電界強度に起因する不具合の発生を防止して、信頼性の向上を図ることのできる半導体装置、実装構造体、電気光学装置、および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明では、等ピッチで配列され、それぞれに所定の電位が印加される複数のバンプを有する半導体装置と、前記半導体装置の複数のバンプと接続された複数の導電パターンが形成された被実装体と、を備える実装構造体であって、前記複数のバンプのそれぞれに接続された全ての前記導電パターンにおいて、各々の隣接するバンプ同士の間に印加される電位の最大電位差が大きいほど、該バンプに接続された各々の導電パターンの間隔の広さも、前記最大電位差の大きさの順に対応して、順に広く設定されていることを特徴とする。

本願明細書において最大電位差とは、バンプあるいは導電パターンに印加される電位が時系列に変化し、隣接するバンプ間あるいは導電パターン間の電位差が変化する場合において、変化する電位差の最大値のことをいう。従って、電位が変動する場合は、変動前と変動後のそれぞれで電位差を計り、その差が大きい方を最大電位差とする。
本発明では、隣接するバンプ間の電位差が大きな第1のバンプ対には、隣接するバ
ンプ間の電位差が小さな第2のバンプ対よりも大きな間隔が形成されているため、隣
接するバンプ間の電界強度を低減することができる。従って、高温雰囲気下で耐湿試験を
行った場合、あるいは異方性導電膜に導電性異物が混入した場合でも、大きな電界強度に
起因する電食あるいは短絡などの不具合の発生を防止することができるので、半導体装置
の実装構造体の信頼性を向上することができる。
本発明の別の形態では、等ピッチで配列され、それぞれに所定の電位が印加される複数のバンプを有する半導体装置と、前記半導体装置の複数のバンプと接続された複数の導電パターンが形成された被実装体と、を備える実装構造体において、前記複数のバンプには、隣接して配列され、且つ、時系列で切り替わりのない電源電圧が入力される、第1のバンプ、第2のバンプ、第3のバンプ、及び第4のバンプ、がこの順で含まれ、前記第1のバンプと前記第2のバンプとの間、前記第2のバンプと前記第3のバンプとの間、及び第3のバンプと前記第4のバンプとの間、のそれぞれには互いに異なる電位差が生じており、各バンプ間に生じる前記電位差が大きいほど、該バンプに接続された導電パターンの間隔の広さも、前記電位差の大きさの順に対応して、順に広く設定されていることを特徴とする。
本発明では、印加される電位が対をなすバンプ対であっても単に隣接させるのではなく、あくまで、隣接するバンプ間の電位差を優先的に考慮してバンプを配置する。このため、隣接するバンプ間で最大電位差が低いので、電界強度を低減することができる。それ故、高温雰囲気下で耐湿試験を行った場合、あるいは異方性導電膜に導電性異物が混入した場合でも、大きな電界強度に起因する電食あるいは短絡などの不具合が発生することがなく、半導体装置の実装構造体の信頼性を向上することができる。
ここで、前記2つのバンプと前記他のバンプには、隣接するバンプ同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1のバンプ対と、隣接するバンプ同士で前記第1のバンプ対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2のバンプ対とが含まれており、前記第1のバンプ対同士の間隔は、前記第2のバンプ対同士の間隔よりも広くなっていることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置は、上記実装構造体を備えた電気光学装置であって、前記被実装体は、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板、又は電気光学物質を保持する電気光学装置用基板に接続された配線基板であることを特徴とする。

本発明に関連する実装構造体において、前記複数の導電パターンには、隣接する導電パターン同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1の導電パターン対と、隣接する導電パターン同士で前記第1の導電パターン対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2の導電パターン対とが含まれており、前記第1の導電パターン対同士の間隔は、前記第2の導電パターン対同士の間隔よりも広いことが好ましい。このように構成すると、隣接する導電パターン間の電界強度を低減することができる。従って、高温雰囲気下で耐湿試験などにおいて、導電パターン間での電界強度に起因する電食あるいは短絡などの不具合が発生することがないので、半導体装置の実装構造体の信頼性を向上することができる。
本発明に関連する実装構造体において、前記複数の導電パターンには、それぞれに印加される電位の最大電位差が前記複数の導電パターンの中で最も大きな2つの導電パターンと、前記2つの導電パターンのそれぞれに印加される電位の間の電位が印加される他の導電パターンとが含まれており、前記他の導電パターンは、前記2つの導電パターンの間に配置されていることが好ましい。
本発明に関連する実装構造体において、前記2つの導電パターンと前記他の導電パターンは、前記2つの導電パターンを基準として、印加される電位順に配列されていることが好ましい。このように構成すると、隣接する導体パターン同士の最大電位差が小さいので、隣接する導電パターン同士の間隔の拡張を必要最小限に止めた構成で、隣接する導体パターン間の電界強度を低減することができる。
本発明に関連する実装構造体において、前記2つの導電パターンと前記他の導電パターンは、隣接する導電パターン同士のそれぞれに印加される電位の最大電位差が大きいほどその導電パターン同士の間隔が広くなるように配置されていることが好ましい。
本発明において、前記半導体装置が樹脂層を介して前記被実装体に実装されている場合、前記複数の導電パターンは、一部が前記樹脂層に被覆されることになり、前記被覆された領域外に位置するそれぞれの導電パターンの間隔は、前記被覆された領域内に位置するそれぞれの導電パターンの間隔よりも広いことが好ましい。樹脂層から露出している部分では、樹脂層で被覆された領域に比較して、高温雰囲気下での耐湿試験などにおいて導電パターン間の電界強度に起因する電食などの不具合が発生しやすいので、樹脂層から露出している領域において隣接する導体パターン同士の間隔を広げ、電界強度を低減することが好ましい。
本発明において、前記複数の導電パターンは、一部が前記半導体装置に被覆されており、前記被覆された領域外に位置するそれぞれの導電パターン間隔は、前記被覆された領域内に位置するそれぞれの導電パターンの間隔よりも広いことが好ましい。半導体装置から露出している部分では、半導体装置で被覆された領域に比較して、高温雰囲気下での耐湿試験などにおいて導電パターン間の電界強度に起因する電食などの不具合が発生しやすいので、半導体装置から露出している領域において隣接する導体パターン同士の間隔を広げ、電界強度を低減することが好ましい。
本発明において、前記複数のバンプに印加される電位が時系列に変化し、前記複数のバンプの2つのバンプ間の変化する電位差の最大値を最大電位差とし、前記複数の導電パターンが表面側にITO(Indium Tin Oxide)層を備えている場合、隣接する導電パターンの間隔は、以下の式
隣接する導電パターン間の最大電位差/隣接する導電パターン間隔
で求められる電界強度が200V/mm以下となるように配置されていることが好ましい。ここで、電食などをより確実に防止するという観点からすれば、複数の導電パターンが表面側にITO層を備えている場合には、電界強度を100V/mm以下とすることが好
ましい。
本発明において、前記複数のバンプに印加される電位が時系列に変化し、前記複数のバンプの2つのバンプ間の変化する電位差の最大値を最大電位差とし、前記複数の導電パターンが表面側にクロム(Cr)層を備えている場合、隣接する導電パターンの間隔は、以下の式
隣接する導電パターン間の最大電位差/隣接する導電パターン間隔
で求められる電界強度が150V/mm以下となるように配置されていることが好ましい。さらに、電食などをさらに確実に防止するという観点からすれば、電界強度を100V/mm以下とすることが好ましい。ここで、電食などをより確実に防止するという観点からすれば、複数の導電パターンが表面側にクロム層を備えている場合には、電界強度を75V/mm以下とすることが好ましい。
本発明に係る実装構造体は電気光学装置に用いることができ、この場合、前記被実装体は、例えば、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板である。また、本発明に係る実装構造体を電気光学装置に適用する場合、前記被実装体が、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板に接続された配線基板であってもよい。本発明における電気光学装置は、例えば、一対の電気光学装置基板の間に電気光学物質として液晶が保持された液晶装置、あるいは、電気光学装置用基板上に電気光学物質としてエレクトロルミネッセンス材料が形成されたエレクトロルミネッセンス表示装置などである。
本発明において、前記複数のバンプは所定の電源電圧が入力されるバンプであり、前記半導体装置は、前記複数のバンプの他に、所定の信号が入力される複数のバンプと、所定の信号を出力する複数のバンプとを備えている場合がある。電源電圧が入力されるバンプには、電位差が大きなバンプが含まれているので、このようなバンプに対して本発明を適用することが好ましい。
本発明に係る電気光学装置は、モバイルコンピュータや携帯電話機などといった電子機器の表示部などして用いられる。
図面を参照して、本発明の実施の形態として、本発明をパッシブマトリクス型液晶装置(電気光学装置)に適用した例を中心に説明する。
[実施の形態1]
(液晶装置の全体構成)
図1および図2はそれぞれ、本発明を適用した電気光学装置の斜視図、および分解斜視図である。図3は、図1のI−I′線で電気光学装置を切断したときのI側端部の断面図である。図1および図2には、電極パターンおよび端子などを模式的に示してあるだけであり、実際の電気光学装置では、より多数の電極パターンや端子が形成されている。
図1および図2において、本形態の電気光学装置1は、パッシブマトリクス型のSTN・カラー表示用の液晶パネル1′(実装構造体)を備えている。液晶パネル1′は、所定の間隙を介してシール材30によって貼り合わされた矩形のガラスなどからなる一対の基板10、20を有しており、シール30は、一対の基板10、20のうちの一方に塗布されたものである。基板10、20間には、シール材30によって液晶封入領域35が区画されているとともに、この液晶封入領域35内には、電気光学物質としての液晶36が封入されている。ここでは、前記一対の基板のうち、液晶封入領域35内で縦方向に延びる複数列の第1の電極パターン40が形成されている方の基板を第1の基板10とし、液晶封入領域35内で横方向に延びる複数列の第2の電極パターン50が形成されている方の基板を第2の基板20(被実装体)とする。
ここに示す電気光学装置1は透過型の例であり、照明装置9をバックライトとして所定の表示を行なう。このため、液晶パネル1′の両面のうち、第2の基板20の外側表面には偏光板209が貼られ、第1の基板10の外側表面には偏光板109が貼られている。また、第1の電極パターン40および第2の電極パターン50はいずれも、ITO膜に代表される透明導電膜によって形成されている。
なお、第2の電極パターン50の下に絶縁膜を介してパターニングされたアルミニウムや銀合金等の膜を薄く形成すれば、半透過・半反射型の電気光学装置を構成できる。また、第2の電極パターン50をアルミニウムや銀合金等の反射膜で形成するとともに、それに光透過孔を形成しても、半透過・半反射型の電気光学装置を構成できる。さらに、偏向板209に半透過反射板をラミネートすることでも半透過・半反射型の電気光学装置1を構成できる。さらにまた、第2の電極パターン50の下に反射性の膜を配置すれば、反射型の電気光学装置を構成でき、この場合には、第2の基板20の裏面側から照明装置9を省略すればよい。
電気光学装置1では、外部との間での信号の入出力、および基板間の導通のいずれを行うにも、第1の基板10および第2の基板20の同一方向に位置する各基板辺101、201付近において第1の基板10および第2の基板20のそれぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第2の端子形成領域21が用いられる。第2の基板20は、第1の基板10よりも大きいため、第2の基板20は、第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わせたときに第1の基板10の基板辺101から張り出す張り出し領域25を備えており、この張り出し領域25に形成されているIC実装端子26、27に対して駆動用IC13が異方性導電膜140を介してCOG実装され、基板実装端子28に可撓性基板29が異方性導電膜140を介して実装されている。
このような実装構造を構成するにあたって、第2の基板20では、ITO膜からなる第2の電極パターン50の配線部分51が張り出し領域25まで延びており、その端部によって、第2の端子形成領域21には、駆動用IC13のバンプが電気的に接続されるIC実装端子27が形成されている。
また、第2の端子形成領域21には、IC実装端子27より基板辺201の側に位置する部分に、可撓性基板29を実装するための基板実装端子28が形成され、これらの基板実装端子28を構成するITO膜からなる導電パターン24は、駆動用IC13の実装領域まで延びて、そのバンプと電気的に接続されるIC実装端子26を構成している。
また、第2の端子形成領域21において、駆動用IC13より液晶封入領域35の側に位置する部分は、第1の基板10の側との基板間導通用に用いられるので、第1の基板10との重なり部分に、複数の基板間導通用端子70が形成されている。これらの基板間導通用端子70を構成するITO膜からなるパターンも、配線部分71として駆動用IC13の実装領域まで延びて、駆動用IC13のバンプと電気的に接続されるIC実装端子27を構成している。これに対して、第1の基板10において、第1の端子形成領域11は、第2の基板20の側との基板間導通に用いられるので、第2の基板20との重なり部分には、複数の基板間導通用端子60が形成されている。これらの基板間導通用端子60は、いずれもITO膜からなる第1の電極パターン40の端部によって構成されている。従って、第1の基板10と第2の基板20とを、基板間導通剤を含有するシール材30で貼り合わせて基板間で基板間導通用端子60、70同士を導通させた後、第2の基板20に駆動用IC13および可撓性基板29を実装し、この状態で、可撓性基板29から駆動用IC13に所定の信号を入力すれば、駆動用IC13から出力された信号は、第1の電極パターン40および第2の電極パターン50に供給される。
図3に示すように、第1の基板10には、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との交点に相当する領域に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ7R、7G、7Bが形成され、これらのカラーフィルタ7R、7G、7Bの表面側に、アクリル樹脂などからなる平坦化膜13、ITO膜からなる第1の電極パターン40、およびポリイミド膜からなる配向膜12がこの順に形成されている。また、カラーフィルタ7R、7G、7Bの下層側には、金属膜あるいは樹脂からなる遮光膜16が形成されている。これに対して、第2の基板20には、ITO膜からなる第2の電極パターン50、アクリル樹脂やシリコン酸化膜などからなるオーバーコート膜29、およびポリイミド膜からなる配向膜22がこの順に形成されている。従って、可撓性基板29を介して駆動用IC13に信号を入力すると、駆動用IC13から第1の電極パターン40および第2の電極パターン50の各々に所定の信号が供給されるので、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との交点に相当する各画素毎で液晶4を駆動することができ、所定のカラー画像を表示することができる。
(電界強度低減構造)
図4(A)、(B)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を模式的に示す説明図である。なお、図4(A)、(B)において、バンプは、駆動用ICの下面に形成されて、かつ、導電パターンの駆動用IC実装端子付近は駆動用ICの下方に位置するが、位置関係などが分かりやすいように、バンプおよび導電パターンのいずれについても実線で表してある。また、異方性導電膜140については、その存在を明確にするため、駆動用IC13から大きくはみ出した状態で表してある。
図4(A)、(B)に示すように、本形態の電気光学装置1において、駆動用IC13は電源回路を内蔵しており、その能動面側には、図2に示すIC実装端子27に電気的に接続して各画素への信号を出力する第1のバンプ群131と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される電源回路用の第2のバンプ群132と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される制御用の第3のバンプ群133を備えている。これらのバンプ群のうち、バンプ群131、133では、隣接するバンプ間での最大電位差が低いので、隣接するバンプ同士の間隔が狭いのに対して、電源系の第2のバンプ群132では、隣接するバンプ間での最大電位差が高いので、隣接するバンプ同士の間隔を広くしてある。それでも、電源系の第2のバンプ群132では、他のバンプ群31、33と比較して、隣接するバンプ間での最大電位差が高くなるので、本形態では、図4(A)、(B)および表1を参照して説明する以下の電界強度低減構造を採用してある。
本形態では、駆動用IC13の第2のバンプ群132に含まれる各バンプを図面に向かって左側からバンプ132A、132B、132C・・132Lとしたとき、各バンプ132A、132B、132C・・132Lの間にはすべて0.02mmの間隔が形成されている。各バンプ132A、132B、132C・・132Lは各々、CAP4N用、CAP4P用、CAP3N用、CAP3P用、CAP2N用、CAP2P用、CAP5P用、CAP5N用、GND用、VDD用、MV2用、V2用であり、各々に印加される電圧、および隣接するバンプ間での最大電位差は、表1に示す通りである。
Figure 0004913991
本形態では、液晶を時分割して極性反転駆動を行うので、バンプによっては、第1周期と第2周期で電位が切り替わる。従って、表1には、各バンプの電位差として最大電位差を示してある。ここで、最大電位差とは、バンプあるいは導電パターンに印加される電位が時系列に変化し、隣接するバンプ間あるいは導電パターン間の電位差が変化する場合において、変化する電位差の最大値のことをいう。従って、電位が変動する場合は、変動前と変動後のそれぞれで電位差を計り、その差が大きい方を最大電位差とする。
また、表1中、バンプ間の電界強度は、以下の式
隣接するバンプ間の最大電位差/隣接するバンプ間隔
で求められた値であり、導電パターン間の電界強度は、以下の式
隣接する導電パターン間の最大電位差/隣接する導電パターン間隔
で求められた値である。なお、表1において、導電パターン24の間隔は、駆動用IC13を異方性導電膜140によって実装した状態で、駆動用IC13および異方性導電膜140から露出している領域における間隔の最小値である。
CAP用は各々、可撓性基板29に実装されている複数のキャパシタ(図示せず)の各々に電気的に接続されるものであり、駆動用IC13内の電源回路で各種電位を生成するために、CAP4N用とCAP4P用は対になって9Vの電圧を発生させ、CAP3N用とCAP3P用は対になって6Vの電圧を発生させ、CAP2N用とCAP2P用は対になって3Vの電圧を発生させ、CAP5N用とCAP5P用は対になって10.5Vの電圧を発生させる。また、VDD用とGND用は対になって論理回路を駆動する。さらに、MV2用とV2用は極性反転した各々の周期において液晶に最高電圧を印加するためのものであり、対になっている。
このように駆動用IC13では、バンプ132A、132B、132C・・132Lを所定のCAP用同士、VDD用とGND用、およびMV2用とV2用を対にして隣接する位置に並べ、かつ、パンプ同士の間隔を全て0.02mmに設定してある。
これに対して、第2の基板20では、駆動用IC13のバンプ132A、132B、132C・・132Lに電気的に接続する導電パターン24を各々、導電パターン24A、24B、24C・・24Lとしたとき、各導電パターン24の位置は、バンプ132A、132B、132C・・132Lに対応しているが、導電パターン24を斜めに延ばすなどの構成を採用して、駆動用IC13および異方性導電膜140から露出している領域における導電パターン24の間隔を駆動用IC13および異方性導電膜140で被覆されている領域における導電パターン24より間隔を広げてある。また、導電パターン24の間隔については、隣接する導電パターン間の最大電位差に応じて、表1に示すように、0.06mm、0.04mm、0.04mm、0.02mm、0.02mm、0.06mm、0.07mm、0.06mm、0.02mm、0.08mm、0.14mmの間隔が確保されている。
すなわち、隣接する導電パターン同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1の導電パターン対と、隣接する導電パターン同士で第1の導電パターン対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2の導電パターン対とにおいて、最大電位差が大きな第1の導電パターン対同士の間隔は、最大電位差の小さな第2の導電パターン対同士の間隔よりも広く設定してある。例えば、最大電位差が6Vの導電パターン24C、24Dからなる対を第1の導電パターン対とし、最大電位差が3Vの導電パターン24E、24Fからなる対を第2の導電パターン対としたとき、第1の導電パターン対(導電パターン24C、24D)については導電パターンの間隔を0.04mmとし、第2の導電パターン対(導電パターン24E、24F)については導電パターンの間隔を0.02mmとしてある。他の導電パターン24でも同様であり、それ故、最大電位差が3V、6V、9V、10.5、12V、21Vと大きくなるほど、導電パターン同士の間隔が0.02mm、0.04mm、0.06mm、0.07mm、0.08mm、0.14mmと広がっている。
従って、本形態の電気光学装置1aでは、駆動用IC13において隣接するバンプ間に、最高1050V/mmの高い電界強度が発生しているが、隣接する導電パターン間に発生する電界強度は、いずれも150V/mmである。
なお、比較例として、表2には、駆動用IC13の構成が同一で、かつ、図12(A)、(B)を参照して説明したように、導電パターンを同一の間隔(0.02mm)で配置した場合における各導電パターン間の電界強度などを示してある。表2に示す従来条件では、隣接する導電パターン間に、最高で1050V/mmの高い電界強度が発生するため、駆動用IC13を異方性導電膜140で実装した後、高温雰囲気下で耐湿試験を行うと、異方性導電膜140から露出している部分で電食が発生する。
Figure 0004913991
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置1において、駆動用IC13および異方性導電膜140から露出している領域では、隣接する導電パターン間の最大電位差が大きな導電パターン間については、隣接する導電パターン間の最大電位差が小さな導電パターン間よりも大きな間隔を形成してあるので、隣接する導電パターン間の電界強度が低減されている。従って、駆動用IC13を異方性導電膜140で実装した後、高温雰囲気下で耐湿試験を行っても、駆動用IC13および異方性導電膜140から露出している部分で導電パターン24に電食が発生しない。それ故、本形態によれば、電気光学装置1の信頼性が高い。
ここで、隣接する導電パターン間に発生する電界強度については、導電パターン24の表面側がITO層からなる場合には、200V/mm以下であれば電食の発生を防止でき、電食などをより確実に防止するという観点からすれば、電界強度を100V/mm以下とすることが好ましい。
また、導電パターンが表面側にクロム層を備えている場合には、電界強度が150V/mm以下であれば、電食の発生を防止でき、電食などをより確実に防止するという観点からすれば、電界強度を75V/mm以下とすることが好ましい。
なお、導電パターンがITO層およびクロム層からなり、かつ、クロム層が露出している場合には、クロム層を優先して電界強度を150V/mm以下とすることが好ましい。
[実施の形態2]
図5(A)、(B)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。なお、図5(A)、(B)においても、バンプは、駆動用ICの下面に形成されて、かつ、導電パターンの駆動用IC実装端子付近は駆動用ICの下方に位置するが、位置関係などが分かりやすいように、バンプおよび導電パターンのいずれについても実線で表してある。また、本形態の電気光学装置は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、本形態の特徴部分のみについて説明する。
図5(A)、(B)に示すように、本形態の電気光学装置1においても、実施の形態1と同様、駆動用IC13は電源回路を内蔵しており、その能動面側には、図2に示すIC実装端子27に電気的に接続して各画素への信号を出力する第1のバンプ群131と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される電源系の第2のバンプ群132と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される制御系の第3のバンプ群133を備えている。これらのバンプ群のうち、電源回路用の第2のバンプ群132では、他のバンプ群31、33と比較して、隣接するバンプ間に非常に高い電位差が発生する。そこで、本形態では、図5(A)、(B)および表3を参照して説明する以下の電界強度低減構造を採用してある。
本形態においては、駆動用IC13の第2のバンプ群132に含まれる各バンプを図面に向かって左側からバンプ132A、132B、132C・・132Lとしたとき、各バンプ132A、132B、132C・・132Lと、印加される電位との関係は、表3に示すように、各バンプ132A、132B、132C・・132Lの順に、V2用、CAP5P用、CAP5N用、MV2用、CAP4N用、CAP4P用、CAP3N用、CAP3P用、CAP2N用、CAP2P用、GND用、VDD用に設定してある。
Figure 0004913991
ここで、V2用とMV2用は、極性反転した各々の周期において液晶に最高電圧を印加するためのもので、印加される電位の最大電位差が最も大きな2つのバンプ132A、132Dに相当する。本形態では、このような132A、132Dについては離間させ、V2用のバンプ132AとMV2用のバンプ132Dとの間には、他のバンプとして、バンプ132A、132Dの間の電位が印加されるCAP5P用のバンプ132Bと、CAP5N用のバンプ132Cとを配置してある。しかも、バンプ132B、132Cは、2つのバンプ132A、132Dを基準として、印加される電位順に配列されている。このため、バンプ間の最大電位差は、最高で10.5Vと低い。
また、本形態では、隣接するバンプ間の最大電位差が大きなバンプについては、隣接するバンプ間の最大電位差が小さなバンプ間よりも大きな間隔を形成してある。すなわち、隣接するバンプ同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1のバンプ対と、隣接するバンプ同士で第1のバンプ対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2のバンプ対とにおいて、最大電位差が大きな第1のバンプ対同士の間隔は、最大電位差の小さな第2のバンプ対同士の間隔よりも広く設定してある。例えば、最大電位差が3Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.05mmとし、最大電位差が6Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.08mmとし、最大電位差が9Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.1mmとし、最大電位差が10.5Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.1mmとしてあり、最大電位差が大きくなるほど、バンプ同士の間隔を広げてある。それ故、本形態では、バンプ間の電界強度は、105V/mm以下である。
また、第2の基板20では、駆動用IC13のバンプ132A、132B、132C・・132Lに電気的に接続する導電パターン24を各々、導電パターン24A、24B、24C・・24Lとしたとき、これらの導電パターン24A、24B、24C・・24Lの配列順序は、バンプ132A、132B、132C・・132Lに対応している。従って、印加される電位の最大電位差が最も大きな2つの導電パターン24A、24Dについては離間させ、これらの導電パターン24A、24Dの間には、他の導電パターンとして、導電パターン24A、24Dの間の電位が印加される導電パターン24Bと、導電パターン24Cとを配置してある。しかも、導電パターン24B、24Cは、2つの導電パターン24A、24Dを基準として、印加される電位順に配列されている。このため、導電パターン間の最大電位差は、最高で10.5Vと低い。
また、隣接する導電パターン同士の間隔については、最大電位差に対応して、0.02mm〜0.07mmと変化させてある。すなわち、隣接する導電パターン同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1の導電パターン対と、隣接する導電パターン同士で第1の導電パターン対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2の導電パターン対とにおいて、最大電位差が大きな第1の導電パターン対同士の間隔は、最大電位差の小さな第2の導電パターン対同士の間隔よりも広く設定されている。具体的には、最大電位差が3Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.02mmとし、最大電位差が6Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.04mmとし、最大電位差が9Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.6mmとし、最大電位差が10.5Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.7mmとしてあり、最大電位差が大きくなるほど、導電パターン同士の間隔を広げてある。それ故、本形態では、導電パターン間の電界強度は、150V/mmである。
このように、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置1では、対になっているバンプ同士であっても電位差が大きなもの同士については離間させて、その間に中間の電位のバンプを配置し、かつ、隣接するバンプ間あるいは導電パターン間の最大電位差が大きなものについては間隔を広げてある。それ故、駆動用IC13を異方性導電膜140で実装した後、高温雰囲気下で耐湿試験を行っても、異方性導電膜140から露出している部分で導電パターンに電食が発生するということがない。また、異方性導電膜140に含まれる異物などによって、バンプに電食あるいは短絡などの不具合が発生することもない。それ故、本形態によれば、電気光学装置1の信頼性を向上することができる。
[実施の形態3]
図6(A)、(B)は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。なお、図6(A)、(B)においても、バンプは、駆動用ICの下面に形成されて、かつ、導電パターンの駆動用IC実装端子付近は駆動用ICの下方に位置するが、位置関係などが分かりやすいように、バンプおよび導電パターンのいずれについても実線で表してある。また、本形態の電気光学装置は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、本形態の特徴部分のみについて説明する。
図6(A)、(B)に示すように、本形態の電気光学装置1においても、実施の形態1と同様、駆動用IC13は電源回路を内蔵しており、その能動面側には、図2に示すIC実装端子27に電気的に接続して各画素への信号を出力する第1のバンプ群131と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される電源系の第2のバンプ群132と、IC実装端子26に電気的に接続して可撓性基板29に電気的に接続される制御系の第3のバンプ群133を備えている。これらのバンプ群のうち、電源系の第2のバンプ群132では、他のバンプ群31、33と比較して、隣接するバンプ間に非常に高い電位差が発生する。そこで、本形態では、図6(A)、(B)および表4を参照して説明する以下の電界強度低減構造を採用してある。
本形態においては、駆動用IC13の第2のバンプ群132に含まれる各バンプを図面に向かって左側からバンプ132A、132B、132C・・132Lとしたとき、各バンプ132A、132B、132C・・132Lと電位との関係は、表4に示すように、各バンプ132A、132B、132C・・132Lの順に、CAP5N用、MV2用、CAP4N用、CAP3N用、CAP2N用、CAP4P用、CAP3P用、CAP2P用、GND用、VDD用、CAP5P用、V2用に設定してある。
Figure 0004913991
ここで、MV2用のバンプ132BとV2用のバンプ132Lは、極性反転した各々の周期において液晶に最高電圧を印加するためのもので、印加される電位の最大電位差が最も大きな2つのバンプに相当する。本形態では、このような2つのバンプ132B、132Lについては離間させ、MV2用のバンプ132BとV2用のバンプ132Lとの間には、他のバンプとして、バンプ132B、132Lの間の電位が印加されるバンプ132C〜132Kを配置してある。また、CAP5N用とCAP5P用、CAP4N用とCAP4P用、CAP3N用とCAP3P用、CAP2N用とCAP2P用も、対になっているが、これら対をなすバンプについても最大電位差が大きいので離間させ、それらの間の電位が印加されるバンプを配置してある。しかも、バンプ132B〜132Lは、2つのバンプ132B、132Lを基準として、印加される電位順に配列されている。このため、バンプ間の最大電位差は、最高で10.5Vと低い。しかも、最大電位差が0Vの3つのバンプ132F、G、Hが存在する。
また、本形態では、隣接するバンプ間の最大電位差が大きなバンプについては、隣接するバンプ間の最大電位差が小さなバンプ間よりも大きな間隔を形成してある。すなわち、隣接するバンプ同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1のバンプ対と、隣接するバンプ同士で第1のバンプ対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2のバンプ対とにおいて、最大電位差が大きな第1のバンプ対同士の間隔は、最大電位差の小さな第2のバンプ対同士の間隔よりも広く設定してある。例えば、最大電位差が0Vあるいは3Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.03mmとし、最大電位差が9Vあるいは10.5Vのバンプ間についてはバンプの間隔を0.1mmとしてある。それ故、本形態では、バンプ間の電界強度は、105V/mm以下である。
また、第2の基板20では、駆動用IC13のバンプ132A、132B、132C・・132Lに電気的に接続する導電パターン24を各々、導電パターン24A、24B、24C・・24Lとしたとき、これらの導電パターン24A、24B、24C・・24Lの配列順序は、バンプ132A、132B、132C・・132Lに対応している。従って、本形態では、2つの導電パターン24B、24Lについては離間させ、導電パターン24Bと導電パターン24Lとの間には、他の導電パターンとして、導電パターン24B、24Lの間の電位が印加される導電パターン24C〜24Kが配置されている。しかも、導電パターン24B〜24Lは、2つの導電パターン24B、24Lを基準として、印加される電位順に配列されている。このため、導電パターン間の最大電位差は、最高で10.5Vと低い。
また、隣接する導電パターン同士の間隔については、最大電位差に対応して、0.02mm〜0.07mmと変化させてある。すなわち、隣接する導電パターン同士に印加される電位の最大電位差が大きな第1の導電パターン対と、隣接する導電パターン同士で第1の導電パターン対よりも印加される電位の最大電位差が小さな第2の導電パターン対とにおいて、最大電位差が大きな第1の導電パターン対同士の間隔は、最大電位差の小さな第2の導電パターン対同士の間隔よりも広く設定されている。具体的には、最大電位差が3Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.02mmとし、最大電位差が9Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.06mmとし、最大電位差が10.5Vの導電パターン間については導電パターンの間隔を0.07としてあり、最大電位差が大きくなるほど、導電パターン同士の間隔を広げてある。それ故、本形態では、導電パターン間の電界強度は、最高で150V/mmである。
また、最大電位差が0Vの3つのバンプ132F、G、Hに対応する導電パターン24F、24G、24Hについては、導電パターン間隔を0mm、すなわち、導電パターン24F、24G、24Hを1つの導電パターンでまとめてある。
このように、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置1では、対になっているバンプ同士であっても電位差が大きなもの同士については離間させて、その間に中間の電位のバンプを配置し、かつ、隣接するバンプ間あるいは導電パターン間の最大電位差が大きなものについては間隔を広げてある。それ故、駆動用IC13を異方性導電膜140で実装した後、高温雰囲気下で耐湿試験を行っても、異方性導電膜140から露出している部分で導電パターンに電食が発生するということがない。また、異方性導電膜140に含まれる異物などによって、バンプに電食あるいは短絡などの不具合が発生することもない。それ故、本形態によれば、電気光学装置1の信頼性を向上することができる。
さらに本形態では、バンプ132の位置を決定するにあたって、バンプ同士の対関係を無視して、最大電位差の大小を優先してバンプ132の位置を設定したため、バンプ間の最大電位差、および導電パターン間の最大電位差が10.5Vとなる箇所は2箇所のみであり、2箇所のみにおいて間隔を広げればよい。また、導電パターン24F、24G、24Hについては最大電位差が0Vであるため、導電パターン間隔を0mm、すなわち、導電パターン24F、24G、24Hを1つの導電パターンでまとめてある。それ故、本形態によれば、駆動用IC13上でのバンプ132のレイアウト、および第2の基板20上における導電パターン24のレイアウトが容易である。
[その他の実施の形態]
なお、本形態のように、駆動用IC13が異方性導電膜140などの樹脂層を介して第2の基板20に実装されている場合、導電パターン24において、樹脂層から露出している部分では、樹脂層で被覆された領域に比較して、高温雰囲気下での耐湿試験などにおいて導電パターン24間の電界強度に起因する電食などの不具合が発生しやすい。また、導電パターン24において、駆動用IC13から露出している部分では、駆動用IC13で被覆された領域に比較して、高温雰囲気下での耐湿試験などにおいて導電パターン24間の電界強度に起因する電食などの不具合が発生しやすい。従って、第2の基板20の導電パターン全体に対して本発明に係る電界強度低減構造を採用できない場合には、実施の形態1のように、少なくとも、第2の基板20上で異方性導電膜140や駆動用IC13から露出している領域の導電パターン24のみに対して、隣接する導電パターン24間の最大電位差が大きな導電パターン間を広げるなどの電界強度低減構造を採用して、露出部分で起こりやすい電食を防止してもよい。
また、実施の形態2、3でも、実施の形態1と同様、導電パターン24を斜めに延ばすことにより、第2の基板20上で駆動用IC13や異方性導電膜140から露出している領域では、駆動用IC13や異方性導電膜140で被覆されている領域と比較して、隣接する導電パターン同士の間隔をさらに広げるなどの電界強度低減構造を採用して、露出部分で起こりやすい電食などをより確実に防止する構成を採用してもよい。
また、上記形態では、ICをCOG実装する場合に本発明を適用した例を説明したが、図7に示すように、駆動用IC13をCOF実装した可撓性基板29(配線基板)を液晶パネル1′の第2の基板20に実装する場合がある。このような場合おいても、駆動用IC13のバンプ、および可撓性基板29の導電パターンについては本発明を適用すればよい。
さらに、上記形態では、駆動用IC13の実装に異方性導電膜140を用いた例を説明したが、その他の実装方法を採用した場合に本発明を適用してもよい。
[本発明を適用可能な電気光学装置の構成]
上記形態はいずれも、パッシブマトリクス型の液晶装置からなる電気光学装置に本発明を適用したが、図8ないし図10を参照して以下に説明する各電気光学装置に対して本発明を適用してもよい。
図8は、画素スイッチング素子としてTFD素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。図9は、画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。図10は、電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置のブロック図である。
図8に示すように、画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置1aでは、複数の配線としての走査線51aが行方向に形成され、複数のデータ線52aが列方向に形成されている。走査線51aとデータ線52aとの各交差点に対応する位置には画素53aが形成され、この画素53aでは、液晶層54aと、画素スイッチング用のTFD素子56a(非線形素子)とが直列に接続されている。各走査線51aは走査線駆動回路57aによって駆動され、各データ線52aはデータ線駆動回路58aによって駆動される。
このように構成した電気光学装置1aでも、基板上に駆動用ICをCOG実装した構造、あるいは、駆動用ICをCOF実装した可撓性基板を電気光学装置用基板に接続した構造が採用されるので、本発明を適用することが好ましい。
図9に示すように、画素スイッチング素子としてTFTを用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置1bでは、マトリクス状に形成された複数の画素の各々に、画素端子9b、および画素端子9bを制御するための画素スイッチング用のTFT30bが形成されており、画素信号を供給するデータ線6bが当該TFT30bのソースに電気的に接続されている。データ線6bに書き込む画素信号は、データ線駆動回路2bから供給される。また、TFT30bのゲートには走査線31bが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線31bにパルス的に走査信号が走査線駆動回路3bから供給される。画素端子9bは、TFT30bのドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30bを一定期間だけそのオン状態とすることにより、データ線6bから供給される画素信号を各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素端子9bを介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号は、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
ここで、保持された画素信号がリークするのを防ぐことを目的に、画素端子9bと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70b(キャパシタ)を付加することがある。この蓄積容量70bによって、画素端子9bの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる電気光学装置が実現できる。なお、蓄積容量70bを形成する方法としては、容量を形成するための配線である容量線32bとの間に形成する場合、あるいは前段の走査線31bとの間に形成する場合もいずれであってもよい。
このように構成した電気光学装置1bでも、基板上に駆動用ICをCOG実装した構造、あるいは、駆動用ICをCOF実装した可撓性基板を電気光学装置用基板に接続した構造が採用されるので、本発明を適用することが好ましい。
図10に示すように、電荷注入型有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置は、有機半導体膜に駆動電流が流れることによって発光するEL(エレクトロルミネッセンス)素子、またはLED(発光ダイオード)素子などの発光素子をTFTで駆動制御するアクティブマトリクス型の表示装置であり、このタイプの表示装置に用いられる発光素子はいずれも自己発光するため、バックライトを必要とせず、また、視野角依存性が少ないなどの利点がある。
ここに示す電気光学装置100pでは、複数の走査線3pと、この走査線3pの延設方向に対して交差する方向に延設された複数のデータ線6pと、これらのデータ線6pに並列する複数の共通給電線23pと、データ線6pと走査線3pとの交差点に対応する画素15pとが構成されている。データ線6pに対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデータ線駆動回路101pが構成されている。走査線3pに対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える走査線駆動回路104pが構成されている。
また、画素15pの各々には、走査線3pを介して走査信号がゲート電極に供給される第1のTFT31pと、この第1のTFT31pを介してデータ線6pから供給される画像信号を保持する保持容量33pと、この保持容量33pによって保持された画像信号がゲート電極に供給される第2のTFT32pと、第2のTFT32pを介して共通給電線23pに電気的に接続したときに共通給電線23pから駆動電流が流れ込む発光素子40pとが構成されている。
ここで、発光素子40pは、画素電極の上層側には、正孔注入層、有機エレクトロルミネッセンス材料層としての有機半導体膜、リチウム含有アルミニウム、カルシウムなどの金属膜からなる対向電極が積層された構成になっており、対向電極20pは、データ線6pなどを跨いで複数の画素15pにわたって形成されている。
このように構成した電気光学装置1pにおいても、基板上に駆動用ICをCOG実装した構造、あるいは、駆動用ICをCOF実装した可撓性基板を電気光学装置用基板に接続した構造が採用されるので、本発明を適用することが好ましい。
また、上述した実施形態以外にも、電気光学装置として、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
本発明を適用した電気光学装置の斜視図である。 本発明を適用した電気光学装置の分解斜視図である。 図1のI−I′線で電気光学装置を切断したときのI側端部の断面図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。 本発明の別の実施の形態に係る電気光学装置の説明図である。 画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。 画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。 電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型表示装置のブロック図である。 従来の電気光学装置の斜視図である。 (A)、(B)は、従来の電気光学装置に用いた駆動用ICのバンプのレイアウトを示す説明図、およびこの駆動用ICを第2の基板の導電パターン上に実装した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 電気光学装置、1′ 液晶パネル(実装構造体)、10 第1の基板、13 駆動用IC(半導体装置)、20 第2の基板(電気光学装置用基板)、24 導電パターン、29 可撓性基板、131 第1のバンプ群、132 第2のバンプ群、140 異方性導電膜

Claims (6)

  1. 等ピッチで配列され、それぞれに所定の電位が印加される複数のバンプを有する半導体装置と、
    前記半導体装置の複数のバンプと接続された複数の導電パターンが形成された被実装体と、を備える実装構造体であって、
    前記複数のバンプのそれぞれに接続された全ての前記導電パターンにおいて、
    各々の隣接するバンプ同士の間に印加される電位の最大電位差が大きいほど、
    該バンプに接続された各々の導電パターンの間隔の広さも、前記最大電位差の大きさの順に対応して、順に広く設定されていることを特徴とする実装構造体。
  2. 請求項1において、前記複数のバンプに印加される電位が時系列に変化するものは、前記隣接するバンプ同士の間に印加される電位の最大電位差は、前記バンプ同士の間で変化する電位差の最大値を最大電位差としており、
    前記複数の導電パターンは、表面側にITO層を備えるとともに、隣接する導電パターン間の間隔は、以下の式
    隣接する導電パターン間の最大電位差/隣接する導電パターン間隔
    で求められる電界強度が200V/mm以下となるように配置されていることを特徴とする実装構造体。
  3. 請求項1において、前記複数のバンプに印加される電位が時系列に変化するものは、前記隣接するバンプ同士の間に印加される電位の最大電位差は、前記バンプ同士の間で変化する電位差の最大値を最大電位差としており、
    前記複数の導電パターンは、表面側にクロム層を備えるとともに、隣接する導電パターン間の間隔は、以下の式
    隣接する導電パターン間の最大電位差/隣接する導電パターン間隔で求められる電界強度が150V/mm以下となるように配置されていることを特徴とする実装構造体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに規定する実装構造体を備えた電気光学装置であって、
    前記被実装体は、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板であることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに規定する実装構造体を備えた電気光学装置であって、
    前記被実装体は、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板に接続された配線基板であることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項4又は5に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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