JP4913521B2 - 荷電粒子線装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体集積回路等の露光に用いられる電子線露光装置、イオンビーム露光装置等の荷電粒子線露光装置、半導体集積回路の製造過程で回路等のパターンを検査する走査型電子顕微鏡、電子線測長装置等の検査装置及び透過電子顕微鏡等の荷電粒子線装置およびその荷電粒子線装置を用いるデバイス製造方法に関するものである。
従来、光学設計において光学系の球面収差を低減させる方法として、屈折面の平均分担、高屈折率ガラスの利用、レンズパワーの分割、凹レンズの利用、非球面レンズの利用などが、例えば非特許文献1に開示されている。
また、電子光学系において電磁レンズの球面収差を低減させる方法として、磁極の強励磁化や多極子レンズの利用などが、例えば非特許文献2に開示されている。
さらに、特開2004−303547号公報で、複数個の多極子レンズを組み合わせて対物レンズの球面収差を効率良く相殺させる方法が提案されている。
特開2004−303547号公報 レンズデザインガイド 高野栄一著 写真工業出版社 P.38−41 電子・イオンビーム光学 裏克巳著 共立出版 P.53−80、P.119−128
しかし、近年、半導体集積回路の微細化が進むことで、より精度の高い電子線露光装置やイオンビーム露光装置等の荷電粒子線露光装置や、より分解能の高い走査型電子顕微鏡や電子線測長装置等の検査装置や透過電子顕微鏡などが求められているにも関わらず、従来の電磁レンズでは、光学レンズのように凹レンズを簡単に作ることが困難なため、球面収差を大幅に低減することは難しい。そのため、従来の電磁レンズを用いて、より精度の高い荷電粒子線装置やより高分解能な検査装置を作製することは困難である。
そこで、本発明は、球面収差の小ささの点で有利な荷電粒子線装置および、それを用いたデバイス製造方法を提供することを目的とする。
発明の荷電粒子線装置は、磁コイルを備え、第1開口を有する上端側の円周状の磁極と、第2開口を有する下端側の円周状の磁極とを有する第1の磁場レンズと、磁コイルを備え、第3開口を有する上端側の円周状の磁極と、第4開口を有する下端側の円周状の磁極とを有し、光軸方向に沿って前記第1の磁場レンズ下側に配置された第2の磁場レンズと、を有前記第1ないし第4の開口は、前記第2開口の半径が最も大きく、前記第3開口の半径が最も小さく、前記第1開口の半径と前記第4開口の半径とが等しく、かつ、前記第1開口の半径と前記第2開口の半径との差の絶対値と前記第3開口の半径と前記第4開口の半径との差の絶対値とが等しくあるように、構成されている、ことを特徴とする
本発明よれば球面収差の小ささの点で有利な荷電粒子線装置、および、それを用いたデバイス製造方法を提供することができる
以下、本発明を、その実施例に基づいて、図面を参照して説明する。
図1の断面図を参照して、本発明の実施例1の荷電粒子線装置を構成する磁場レンズを説明する。
本発明の実施例1の荷電粒子線装置では荷電粒子線として電子ビームを用いるが、電子ビームの代わりにイオンビームを用いても良い。
図示されない光源から照射される電子ビームは光軸101を有し、下方に図示されない像面が位置する。
第1の磁場レンズ602aは、円周状に構成され上端側開口102aおよび下端側開口102bを有する第1の磁極102および電磁コイル104を備える。電磁104に電流を流すことで磁場を発生させて電子ビームを収束させる。
第2の磁場レンズ602bは、円周状に構成され上端側開口103aおよび下端側開口103bを有する第2の磁極103および電磁コイル105を備える。電磁コイル105に電流を流すことで磁場を発生させて電子ビームを収束させる。
さらに、第2の磁場レンズ602bは、第1の磁場レンズ602aの光軸101方向の下側に隣接される。
また、第1の磁極102の下端側開口102bの内径の半径であるボア径D1Lは、第1の磁極102の上端側開口102aの内径の半径であるボア径D1U、第2の磁極103の上端側開口103aの内径の半径であるボア径D2U、および、第2の磁極103の下端側開口103bの内径の半径であるボア径D2Lのいずれよりも大きく構成される。
さらに、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uは、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1U、第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1L、および、第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lのいずれよりも小さく構成されることが好適である。
さらに、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uと第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lとは一致することが好適である。
さらに、第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1Lは第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uより大きく、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uは第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lより小さく、これらの差の絶対値は一致することが好適である。
このように、2つの第1の磁場レンズ602aおよび第2の磁場レンズ602bを設け、第1の磁極102および第2の磁極103のボア径を磁極毎に変えた理由について説明する。
光学レンズでの球面収差補正方法として一般的に行われている、(1)屈折面の平均分担、(2)レンズパワーの平均分担、の2つを磁場レンズに応用した。光学レンズにおける、(1)屈折面の平均分担とは、レンズの左右でガラス面の曲率半径を変えることで球面収差を低減させる方法である。磁場レンズの場合、2つの磁極のボア径を変えることで、磁場分布の形状を変化させ、(1)屈折面の平均分担と同様の効果を期待できる。次に、光学レンズにおける、(1)レンズパワーの平均分担とは、2つのレンズの合成焦点距離を変えずにレンズを2つ並べてレンズパワーを分散させることで球面収差を低減させる方法である。磁場レンズの場合、2つの磁場レンズを並べることで同様の効果を期待できる。
次に、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uと第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lとを一致させ、それらより第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1Lを大きく、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uを小さくさせた場合の球面収差量を、第1の磁場レンズ602aおよび第2の磁場レンズ602bの光学収差計算から求めた。
図2は、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uと第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lとを一致させ、そのボア径を基準ボア径とし、X軸に第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差、Y軸に第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1Lと基準ボア径との差、Z軸に球面収差量を並べたグラフである。
2つの第1の磁場レンズ602aおよび第2の磁場レンズ602bの合成焦点距離は125mm、電子ビームの開口数(NA)は18.1mrad、磁極ギャップは32mm、D1U及びD2Lは40mmとした。
図2から球面収差量は、X軸が−16mm近傍、Y軸が+16mm近傍に極小値を持つことが分かる。
図3は、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uと第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lとを一致させ、そのボア径を基準ボア径とし、基準ボア径を10mmから60mmまで5mm単位で変化させた場合の球面収差量を示すグラフである。
その時、第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1Lと基準ボア径との差分量の絶対値と第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lと基準ボア径との差分量の絶対値は一致しており、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差をX軸としている。
Y軸は、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差がゼロであるときを1として規格化した球面収差量である。
図4は、図3と同様に、第1の磁極102の上端側開口102aのボア径D1Uと第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lとを一致させ、そのボア径を基準ボア径とし、基準ボア径を2mmから10mmまで2mm単位で変化させた場合の球面収差量を示すグラフである。
その時、図3と同様に、第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1Lと基準ボア径との差分量の絶対値と第2の磁極103の下端側開口103bのボア径D2Lと基準ボア径との差分量の絶対値は一致しており、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差をX軸としている。
Y軸は、第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差がゼロであるときを1として規格化した球面収差量である。
図2のときと同様に、2つの磁場レンズの合成焦点距離は125mm、電子ビームの開口数(NA)は18.1mrad、磁極ギャップは32mmとした。
図3と図4とから、基準ボア径の値によって球面収差量の極小値はそれぞれ異なることが分かる。だが、いずれの基準ボア径においても、基準ボア径よりD1Lを大きく、基準ボア径より第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uを小さくさせた場合の方が、基準ボア径と第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1L及び第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uを一致させた場合よりも球面収差量は小さくなる。
具体的には、
0mm<(D1U=D2L)≦10mmのとき、
0mm<(D1L−D1U)=(D2U−D2L)≦5mmとなるようにする。
10mm<(D1U=D2L)≦20mmのとき、
0mm<(D1L−D1U)=(D2U−D2L)≦14mmとなるようにする。
20mm<(D1U=D2L)≦30mmのとき、
0mm<(D1L−D1U)=(D2U−D2L)≦22mmとなるようにする。

30mm<(D1U=D2L)≦40mmのとき、
0mm<(D1L−D1U)=(D2U−D2L)≦32mmとなるようにする。
40mm<(D1U=D2L)≦50mmのとき、
0mm<(D1L−D1U)=(D2U−D2L)≦41mmとなるようにする。
以上のように数値を設定することで、基準ボア径と第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1L及び第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uを一致させた場合よりも球面収差量を小さくすることが出来る。
図5は、基準ボア径と、球面収差量が最小値となる第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差分量の絶対値との関係を、基準ボア径に対する比で示したグラフである。
X軸は基準ボア径の大きさ、Y軸は球面収差量が最小値となる第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uと基準ボア径との差分量の絶対値を基準ボア径で割った値である。
2mmから10mmまで、また、10mmから60mmまでを直線近似することにより、各基準ボア径における最適な第1の磁極102の下端側開口102bのボア径D1L及び第2の磁極103の上端側開口103aのボア径D2Uを求めることが出来る。
上記した内容は、第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bの電磁コイル形状に依存するものではなく、第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bの電磁コイル形状を変えても同様に球面収差量を低減させることが出来る。
さらに、上記した内容は、第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bの間の距離、第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bの合成パワー、電子ビームの開口数(NA)、第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bそれぞれの磁極ギャップが変化しても適用することができる。
次に、図6の要部概略図を参照して、上記した第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bを用いた本発明の実施例2の電子ビーム露光装置について説明する。
この電子ビーム露光装置は、複数の電子ビームを用いてウエハなど被露光基板を露光する装置で、そのマルチソースモジュールは、複数の電子源像を形成し、その電子源像から電子ビームを放射し、5×5の25個が2次元的に配列される。
電子銃から成る電子源601は、クロスオーバー像を形成するもので、この電子源601から放射される電子ビーム601aは、2つの第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bから成るコンデンサーレンズによって略平行な電子ビーム610bとなる。アパーチャアレイ603は、開口が2次元的に配列されて形成される。レンズアレイ604は、同一の光学パワーを有する静電レンズが2次元的に配されて形成される。マルチ偏向器アレイ605、606、607、608は、個別に駆動可能な静電偏向器が2次元的に配列されて形成される。ブランカーアレイ609は、個別に駆動可能な静電のブランカーが2次元的に配列さえて形成される。
次に、マルチソースモジュールの各機能について説明する。
第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bから成るコンデンサーレンズからの略平行な電子ビーム601bは、アパーチャアレイ603によって複数の電子ビーム601cに分割される。分割された電子ビーム601cは、対応するレンズアレイ604の静電レンズを介して、ブランカーアレイ609の対応するブランカー上に、電子源601の中間像623を形成する。
この時、マルチ偏向器アレイ605、506、507、508は、ブランカーアレイ509上に形成される電子源601の中間像623の位置(光軸と直交する面内の位置)を個別に調整する。
また、ブランカーアレイ609で偏向された電子ビームは、ブランキングアパーチャ610によって遮断されるため、ウエハ620には照射されない。
一方、ブランカーアレイ509で偏向されない電子ビーム601dは、ブランキングアパーチャ610によって遮断されないため、ウエハ620には照射される。
マルチソースモジュールで形成された電子源の複数の中間像は、磁場レンズ615a、615b、616a、616b、617a、617b、618a、618bの縮小投影系を介して、ウエハ620に投影される。
この時、複数の中間像がウエハ620に投影される際、焦点位置は、ダイナミックフォーカスレンズ(静電もしくは磁場レンズ)611、612で調整できる。主偏向器613、副偏向器514は,各電子ビーム601dを露光すべき個所へ偏向させるものである。反射電子検出器619はウエハ620上に形成された電子源の各中間像の位置を計測するためのである。ステージ521はウエハ620を移動させるものである。マーク622は電子ビーム601dの位置およびビーム形状を検出するためのである。
第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bから成るコンデンサーレンズの球面収差が大きいと、平行な電子ビーム601bをアパーチャアレイ603に照射することができない。すると、電子ビーム601bのテレセン度(個々の電子ビームの傾き)が悪化し、フィールド内でのパターンの位置ずれや、フィールド間のつなぎ精度など描画性能を大きく低下させる。
電子ビームのテレセン度を向上させるため、上記した2つの第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bから成り、球面収差を低減させたコンデンサーレンズを用いる必要がある。
また、本実施例2において、縮小投影系を構成する磁場レンズ615a、616a、617a、618aを第1の磁場レンズ602a、磁場レンズ615b、616b、617b、618bを第2の磁場レンズ602bから構成してもよい。
さらに、この第1の磁場レンズ602aと第2の磁場レンズ602bは、電子線露光装置やイオンビーム露光装置等の荷電粒子線露光装置だけでなく、走査型電子顕微鏡や電子線測長装置等の検査装置、及び透過電子顕微鏡などの特に対物レンズなどに応用できる。
上記した磁場レンズを具備する電子ビーム露光装置を利用した本発明の実施例3のデバイス製造方法について説明する。
図7に微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す。
ステップ71(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。
ステップ72(EBデータ変換)では設計した回路パターンに基づいて露光装置の露光制御データを作成する。
一方、ステップ73(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
ステップ74(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した露光制御データが入力された露光装置とウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ75(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ74によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。
ステップ76(検査)ではステップ75で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ77)される。
図8は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。
ステップ81(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ82(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ83(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ84(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ85(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ86(露光)では上記説明した露光装置によって回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ87(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ88(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ89(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
以上、説明したように本実施例3のデバイス製造方法を用いれば、高集積度の半導体デバイスのパターン寸法を精度良く製造することが出来る。
本発明の実施例1の荷電粒子線装置を構成する第1および第2の磁場レンズの断面図である。 第1の磁極の上端側開口のボア径D1Uと第2の磁極の下端側開口のボア径D2Lとを一致させ、そのボア径を基準ボア径とし、X軸に第2の磁極の上端側開口のボア径D2Uと基準ボア径との差、Y軸に第1の磁極の下端側開口のボア径D1Lと基準ボア径との差、Z軸に球面収差量を示すグラフである。 基準ボア径を10mmから60mmまで5mm単位で変化させたときの球面収差量を説明するグラフである。 基準ボア径を2mmから10mmまで5mm単位で変化させたときの球面収差量を説明するグラフである。 基準ボア径と、球面収差量が最小値となる第2の磁場レンズの第2の磁極の上端側開口のボア径D2Uと基準ボア径との差分量の絶対値との関係を、基準ボア径に対する比で示したグラフである。 複数の電子ビームを用いてウエハなど被露光基板を露光する本発明の実施例2の電子ビーム露光装置の要部概略図である。 本発明の実施例3のデバイス製造方法による微小デバイスの製造フローの説明図である。 図7のデバイス製造方法のウエハプロセスの説明図である。
符号の説明
101 光軸
602a 第1の磁場レンズ
602b 第2の磁場レンズ
104、105 電磁コイル
601 電子源(クロスオーバー像)
603 アパーチャアレイ
604 レンズアレイ
605、606、607、608 マルチ偏向器アレイ
609 ブランカーアレイ
610 ブランキングアパーチャ
611、612 ダイナミックフォーカスレンズ
613 主偏向器
614 副偏向器
615a,616a,617a,618a 第1の磁場レンズ
615b,616b,617b,618b 第2の磁場レンズ
619 反射電子検出器
620 ウエハ
621 ステージ
622 マーク
623 中間像
624 レンズアレイパワー補正制御回路
625 像

Claims (3)

  1. 磁コイルを備え、第1開口を有する上端側の円周状の磁極と、第2開口を有する下端側の円周状の磁極とを有する第1の磁場レンズと、
    磁コイルを備え、第3開口を有する上端側の円周状の磁極と、第4開口を有する下端側の円周状の磁極とを有し、光軸方向に沿って前記第1の磁場レンズ下側に配置された第2の磁場レンズと、を有する荷電粒子線装置において、
    前記第1ないし第4の開口は、前記第2開口の半径が最も大きく、前記第3開口の半径が最も小さく、前記第1開口の半径と前記第4開口の半径とが等しく、かつ、前記第1開口の半径と前記第2開口の半径との差の絶対値と前記第3開口の半径と前記第4開口の半径との差の絶対値とが等しくあるように、構成されている、
    ことを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 荷電粒子線で基板を露光する露光装置を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
  3. 請求項に記載の荷電粒子線装置を用い基板露光する工程と、
    前記工程で露光された前基板を現像する工程と、
    有することを特徴とするデバイス製造方法。
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