JP4911181B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケの伴奏楽曲の再生開始から再生終了までに伴うユーザの歌唱音声を録音し、その歌唱音声の録音データの再生と当該録音データに対応する伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時に開始し、録音データの再生と伴奏楽曲の再生とを同時進行させるアンコール再生を行うカラオケ装置に関する。
従来、ユーザが歌った歌を録音し、カラオケの伴奏楽曲や歌詞表示に同期して繰り返し聴くことのできる、いわゆるアンコール再生機能を備えたカラオケ装置が知られている。
例えば、特許文献1では、ユーザの歌唱音声をタイムデータと共に記録し、このタイムデータに基づいて、その記録した歌唱音声と伴奏楽曲とを同期させながら再生するカラオケ装置が開示されている。
特開2000−137490
ところで、上述のような同期再生を実現するためのタイムデータを、ユーザの歌唱音声に対応付けて記録することなしに、アンコール再生で歌唱音声の再生と伴奏楽曲の再生を同期させる方法もある。具体的には、カラオケの伴奏楽曲の再生開始から再生終了までに伴うユーザの歌唱音声を録音し、その歌唱音声の録音データの再生と当該録音データに対応する伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時に開始する。以降、録音データの再生と伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時進行させるだけで互いを同期して再生することができる。このようにすることで、歌唱音声と伴奏楽曲とを対応付けるためのタイムデータを用いることなく、録音された歌唱音声と伴奏楽曲とを同期して再生できる。よって、歌唱音声の録音時やアンコール再生時における処理負荷や、録音データのデータ量を低減できるといったメリットがある。
一方、上記手法において、録音された歌唱音声の再生と伴奏楽曲の再生とを確実に同期させるためには、録音された歌唱音声の再生時間長と、標準の再生速度における伴奏楽曲の再生時間長とが一致していることが前提となる。しかしながら、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生時間長を変化させるような操作、すなわち、伴奏楽曲の再生速度を標準速度から変更する操作(例えば非歌唱期間の早送りや歌唱速度の微調整等)が行われると、録音された歌唱音声の再生時間長が、伴奏楽曲の標準の再生速度における再生時間長と一致しなくなる。このような場合、録音された歌唱音声と伴奏楽曲とを同期して再生することができなくなる。これを防ぐため、従来では、歌唱音声の録音中においては、伴奏楽曲の早送りや歌唱速度の微調整(いわゆるスピードコントロール)等の操作を禁止せざるを得ず、ユーザにとって不便であった。
本発明は、上記問題を解決するためになされており、歌唱音声の録音中であっても伴奏楽曲の再生速度を変更する操作を可能にするための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケ装置は、カラオケの伴奏楽曲の再生開始から再生終了までに伴うユーザの歌唱音声を録音し、その歌唱音声の録音データの再生と当該録音データに対応する伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時に開始し、録音データの再生と伴奏楽曲の再生とを同時進行させるアンコール再生を行うカラオケ装置であって、録音制御手段と加工手段とを備えることを特徴とする。
録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生速度を標準の再生速度から変更する変速操作が行われた場合、再生速度が変更された期間に関する変速時間情報を記録する。
加工手段は、録音制御手段によって記録された変速時間情報と、当該変更された再生速度と標準の再生速度との比とに基づき、歌唱音声の録音データにおいて再生速度が変更された期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に加工することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる。
そして、加工手段によって加工された録音データによってアンコール再生を行うことで、たとえ録音中に伴奏楽曲の再生速度を変更する操作が行われたとしても、録音された歌唱音声の再生と伴奏楽曲の再生とを同期させることができる。これにより、ユーザは歌唱音声の録音中にも早送りやスピードコントロールの操作を行うことが可能になり、便利である。
例えば、歌唱音声の録音中に前奏や間奏、後奏といった非歌唱期間を早送りする操作や、歌唱に適さないような高倍速での早送り操作が行われることを想定した場合、請求項2に記載のように構成するとよい。すなわち、録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を早送りする操作が行われた場合、その早送り期間中はユーザの歌唱音声を無音にして録音を行うと共に、早送りされた期間に関する変速時間情報を記録する。そして、加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて早送りされた期間に該当する部分に、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に対して不足する時間分の無音期間を追加することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる。
非歌唱期間に対する早送りや高倍速での早送りをする場合、ユーザはその期間中歌唱を行わない。よって、早送りされた期間に該当する無音の録音データに更に無音期間を追加することで、不足する再生時間分を違和感なく補完できる。
一方、スピードコントロール機能によって、伴奏楽曲の再生速度をユーザが歌唱しやすい速度に早める操作が行われることを想定した場合、請求項3に記載のように構成するとよい。すなわち、録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を早送りする操作が行われた場合、その早送りされた期間に関する変速時間情報を記録する。そして、加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて早送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に伸長させることで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる。
スピードコントロール機能によってユーザが歌唱し易い再生速度で早送りをする場合、早送り期間中においてもユーザの歌唱は継続している。そこで、早送りされた期間に該当する録音データを標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に伸長させることで、早送り期間中の歌唱音声の録音を可能にしたうえで、標準の再生速度によるアンコール再生を実現できる。
一方、スピードコントロール機能によって、伴奏楽曲の再生速度を遅くする操作が行われることを想定した場合、その遅送り期間中の歌唱音声をアンコール再生時に再現することを重視しないのであれば、請求項4に記載のように構成することが考えられる。すなわち、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を遅送りする操作が行われた場合、その遅送り期間中はユーザの歌唱音声を無音にして録音を行うと共に、遅送りされた期間に関する変速時間情報を記録する。そして、加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて遅送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に対して超過する時間分だけ短くすることで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる。このように、遅送り操作が行われている期間中は無音で録音し、その遅送りされた期間に該当する録音データの超過する無音期間を削除することで、超過する再生時間分を違和感なく補正できる。
あるいは、スピードコントロール機能によって、伴奏楽曲の再生速度をユーザが歌唱しやすいように遅くする操作が行われることを想定した場合、その遅送り期間中の歌唱音声をアンコール再生時に再現することを重視するならば、請求項5に記載のように構成するとよい。すなわち、録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を遅送りする操作が行われた場合、その遅送りされた期間に関する変速時間情報を記録する。そして、加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて遅送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に圧縮することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる。
スピードコントロール機能によってユーザが歌唱し易い再生速度で遅送りをする場合、遅送り期間中においてもユーザの歌唱は継続している。そこで、遅送りされた期間に該当する録音データを標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に圧縮させることで、遅送り期間中の歌唱音声の録音を可能にしたうえで、標準の再生速度によるアンコール再生を実現できる。
カラオケ装置1の概略構成を示すブロック図である。 録音制御処理(第1実施形態)の手順を示すフローチャートである。 録音制御処理(第1実施形態)の作動事例を模式的に示す説明図である。 録音制御処理(第2実施形態)の手順を示すフローチャートである。 録音制御処理(第3実施形態)の手順を示すフローチャートである。 録音制御処理(第2,3実施形態)の作動事例を模式的に示す説明図である。 録音制御処理(第2,3実施形態)の作動事例を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケ装置1の構成の説明]
図1(a)は、実施形態のカラオケ装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ装置1全体の動作を制御する制御部12、カラオケ楽曲の演奏データ及び歌詞データ、各種プログラム等を記憶するハードディスク装置(HDD)16、複数のキースイッチからなり、ユーザが各種操作等を行うための操作部18、ユーザからの各種操作を受け付けるリモコン端末2から送信された赤外線信号を受信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、マイクロフォン26、スピーカ28、制御部12によってHDD16から取得されたカラオケ楽曲の演奏データに基づく伴奏音楽の演奏を行うMIDI音源30、制御部12によってHDD16から取得された歌詞表示や背景画像等に関する映像データを一時的に記憶するビデオRAM32、ビデオRAM32に記憶された映像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、モニタ36、映像再生部34により再生される映像のモニタ36での表示を制御する映像制御部38、半導体素子を利用した書き換え可能の不揮発性記憶媒体であるメモリ40などを備えている。
HDD16には、このカラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラム、アプリケーションプログラム等が記憶されており、カラオケ装置1の電源がオンにされたときに、これらのプログラムが制御部12に読み込まれる。また、HDD16には、上述したプログラムの他、MIDI(Music Instrument Digital Interface)形式の演奏データを多数格納したデータベースや、これらの演奏データに基づく伴奏音楽の演奏に同期して歌詞の字幕を表示するための歌詞データが記憶されている。さらに、HDD16には、カラオケの伴奏楽曲の演奏に併せてユーザが歌唱したときの歌唱音声の録音データも格納される。
操作部18は、文字キーやカーソルキー、テンキー、各種ファンクションキー等を備えた操作パネルとして構成されており、ユーザにより押下されたキーの操作信号を操作処理部22へ出力する。なお、本実施形態のカラオケ装置1には、カラオケの伴奏音楽の演奏中において、ユーザの指示により歌唱しない期間を早送りする早送り機能や、ユーザの指示により伴奏音楽のテンポ(速さ)を歌唱し易いように微調整するスピードコントロール機能が備えられている。そして、操作部18の操作パネル上には、上記機能によって伴奏楽曲の再生速度を変化させるための操作を行うための入力デバイスとして、図1(b)に示すようなキースイッチ群が設けられている。具体的には、伴奏音楽を所定の高倍速で早送りする指令を入力するための早送りボタン18a、伴奏音楽のテンポを上げ下げする指令を入力するための+ボタン18b及び−ボタン18cが設けられている。
早送りボタン18aは、ユーザによって押下されている期間だけ、所定倍速(例えば標準の再生速度の2倍)の再生速度で伴奏楽曲の演奏が進行するようになっている。また、テンポを変更する+ボタン18b及び−ボタン18cの各ボタンについては、1回の押下ごとに、現在の設定から所定の変更幅ずつテンポが変更されるようになっており、同じボタンを複数回連続して押下することで、キー又はテンポを一度で多段階に調節できる。
リモコン端末2は、操作部18と同様のキースイッチやタッチパネル等のポインティングデバイス等を備え、これらを介してユーザによって入力された操作信号を赤外線通信によって送信する。
制御部12は、CPU,RAM,ROM及びこれらの構成を接続するバスライン等を中心に構成されたコンピュータであり、操作部18やリモコン端末2を介してユーザから指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を演奏する処理を実行する。このとき、カラオケ楽曲の伴奏音楽の演奏に関して、制御部12はHDD16に記憶されている演奏データからMIDI音源30によってオーディオ信号(音響や音声に関する信号)を生成し、このオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する。また、カラオケ演奏時等にマイクロフォン26から入力された歌唱音声信号は、制御部12において増幅及びA/D変換される。そして、エコー等の音響効果が付加された後、カラオケ演奏音の信号とミキシングされてスピーカ28へ出力される。また、制御部12は、HDD16に記憶されている歌詞データに基づき、伴奏音楽の演奏に同期して歌詞の字幕をモニタ36に表示させる。
さらに、制御部12は、カラオケの伴奏楽曲の再生開始から再生終了までの期間にカラオケ演奏時等にマイクロフォン26から入力された歌唱音声を録音する。なお、歌唱音声の録音データは、HDD16等に記録される。そして、ユーザからアンコール再生の実行が指示されると、その記録した歌唱音声の録音データの再生と、当該録音データに対応する伴奏楽曲の再生とを同じ標準の再生速度で同時に開始する。以降、録音データの再生と伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時進行させることで、互いを同期させたままユーザの歌唱音声のアンコール再生を実現する。
一方、制御部12は、演奏データに基づいてカラオケ楽曲の伴奏音楽を演奏する演奏処理の実行中において、高倍速の早送りやスピードコントロールといった伴奏音楽の再生速度を変更するための操作をユーザから受け付け、その入力された指示に応じて演奏中の伴奏音楽の再生速度を適宜変更する。その際、伴奏楽曲に併せて行われる歌唱音声を録音している場合であると、伴奏楽曲の再生速度の変更が伴う録音データの再生時間長が、伴奏楽曲の標準の再生速度における再生時間長と一致しなくなる。よって、そのままの録音データではアンコール再生時に歌唱音声と伴奏楽曲とを同期して再生することができない。そこで、制御部12は、伴奏楽曲の再生速度の変更が伴う録音データの再生時間長が、伴奏楽曲の標準の再生速度における再生時間長と一致するように、伴奏が曲の再生速度が変更された期間の録音データを加工する処理を実行する。このようにすることで、伴奏楽曲の再生速度の変更が伴う録音データであっても、録音データの再生と伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時進行させて互いを同期して再生することができるようになる。この一連の処理の詳細な内容については後述する。
以上、本実施形態のカラオケ装置1の概略構成について説明したが、本実施形態のカラオケ装置1の制御部12が、特許請求の範囲における録音制御手段及び加工手段に相当する。
[録音制御処理(第1実施形態)の説明]
つぎに、図2は、カラオケ装置1の制御部12が実行する「録音制御処理」の第1実施形態の手順を示すフローチャートである。この処理は、カラオケの伴奏楽曲の再生と、それに伴うユーザの歌唱音声の録音が開始されると同時に実行される処理である。なお、この第1実施形態の録音制御処理は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲を所定のn(n>1)倍速で早送りする操作を受け付け可能にすることを主に想定したものである。
制御部12は、まず、伴奏楽曲の早送り操作が開始されたか否かを判定する(S101)。ここでは、操作部18の早送りボタン18aやリモコン端末2の早送りボタンが押下されたことを検出することによって、早送り操作が開始されたと判定する。S101で早送り操作が開始されていないと判定した場合(S101:NO)、ユーザの歌唱音声の録音を通常通り行う(S102)。そして、S103で歌唱音声の録音が継続していると判定した場合(S103:NO)、S101の処理へ戻る。
一方、S101で早送り操作が開始されたと判定した場合(S101:YES)、まず、早送りが開始された時点のタイムスタンプを録音データに対応付けて保存し(S104)、マイクロフォン26からの入力音声を無音化して録音を行う(S105)。なお、S104では、例えば歌唱音声の録音開始してからの経過時間をタイムスタンプとして保存することが考えられる(他のステップで保存する早送り終了時のタイムスタンプも同様)。
つづいて、歌唱音声の録音が終了したか否かを判定する(S106)。歌唱音声の録音が継続していると判定した場合(S106:NO)、早送り操作が継続中であるか否かを判定する(S107)。ここで、早送り操作が継続中であると判定した場合(S107:YES)、S105の処理へ戻る。一方、S107で早送り操作が終了したと判定した場合(S107:NO)、早送り操作が終了した時点のタイムスタンプを録音データに対応付けて保存し(S108)、S102でユーザの歌唱音声の録音を通常通り行う。
以上のように、伴奏楽曲の再生終了に伴い歌唱音声の録音が終了するまでの間、S101〜S108の処理を順次繰り返し、早送り操作中は無音録音を行うと共に、早送り操作の開始時点と終了時点のタイムスタンプを保存していく。そして、S103で歌唱音声の録音が終了したと判定した場合(S103:YES)、S110の処理へ移行する。あるいは、S106で早送り操作中に歌唱音声の録音が終了したと判定した場合(S106:YES)、早送り操作が終了した時点のタイムスタンプを録音データに対応付けて保存し(S109)、S110の処理へ移行する。
S110では、歌唱音声の録音処理により得られた録音データを先頭から参照する。そして、この録音データに対応付けて保存されているタイムスタンプに基づき、録音データの参照部分が早送り操作が行われた無音期間に該当するか否かを判定する(S111)。
ここで、早送り操作が行われた無音期間に該当すると判定した場合(S111:YES)、その早送り期間の録音時間長の(n−1)倍分の長さの無音期間を、その録音データにおける当該早送り期間の末端側に追加挿入し(S112)、S113の処理へ移行する。なお、nは、標準の再生速度に対する早送り操作時の再生速度の倍率であり、n>1である。
一方、S111で早送り操作が行われた無音期間に該当しないと判定した場合(S111:NO)、S113へ移行する。S113では、録音データの末端まで参照し終わったか否かを判定する。ここで、録音データの参照が完了していないと判定した場合(S113:NO)、S110の処理へ戻り、録音データの参照を継続する。一方、録音データの末端まで参照し終わったと判定した場合(S113:YES)、録音制御処理を終了する。
つぎに、図3は、上述の録音制御処理(第1実施形態)の作動事例を模式的に示す説明図である。
図3(a)は、ある伴奏楽曲を標準の再生速度(通常速度)で再生した場合の所要時間をそれに比例した長さの横棒で示したグラフであり、グラフの左端が再生開始時で右端が再生終了時である(他のグラフについても同様)。ここで、この伴奏楽曲の再生途中において、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間を2倍速の早送りで再生した場合を想定する。
図3(b)の上段は、上記のとおり早送りを行った場合における伴奏楽曲の再生にかかる所要時間を示すグラフであり、下段は、これに対応する録音データの所要時間を示すグラフである。これらのグラフで示すとおり、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間を2倍速の早送りで再生したため、その部分の再生時間及び録音時間は5秒に短縮されている。そのため、録音データ全体の録音時間長も、伴奏楽曲全体を通常速度で再生した場合の再生時間長に対して短くなっている。
そこで、上述の録音制御処理(第1実施形態)では、録音データにおける5秒間の早送り部分(無音)の末端側に更に5秒間の無音部分を追加挿入して無音部分全体の長さを10秒に延長することで、早送り操作が行われた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と一致させる。
図3(c)の上段は、アンコール再生実行時において伴奏楽曲を通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフであり、下段は、上述の録音制御処理(第1実施形態)によって加工した録音データを伴奏楽曲と同じ通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフである。これらグラフで示すとおり、録音データに元々存在した5秒間の無音区間(無音部A)の後に、更に5秒間の無音区間(無音部B)を追加挿入したことにより、無音区間の合計の再生時間長が10秒になっている。すなわち、録音時に早送りされた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と、録音データにおける無音部A,Bの合計の再生時間長が一致し、伴奏楽曲と録音データの再生時間長も一致する。また、早送り期間以外の通常再生された部分の開始・終了タイミングも互いに一致する。これにより、伴奏楽曲と録音データの再生を同時に開始した場合に、伴奏楽曲と録音データとの間で再生タイミングの同期が終始一貫して保たれる。
[録音制御処理(第2実施形態)の説明]
つぎに、図4は、カラオケ装置1の制御部12が実行する「録音制御処理」の第2実施形態の手順を示すフローチャートである。この処理は、カラオケの伴奏楽曲の再生と、それに伴うユーザの歌唱音声の録音が開始されると同時に実行される処理である。なお、この第2実施形態の録音制御処理は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲のテンポをユーザ任意の早さに変えるスピードコントロール操作を受け付け可能にすることを主に想定したものである。
制御部12は、まず、再生中の伴奏楽曲に対するスピードコントロールが開始されたか否かを判定する(S201)。ここでは、操作部18の+ボタン18bや−ボタン18c、あるいはリモコン端末2のスピードコントロールボタンを介して伴奏楽曲の再生速度が従前の状態から変更されたことを検出することによって、スピードコントロールが開始されたと判定する。S201でスピードコントロールが開始されていないと判定した場合(S201:NO)、ユーザの歌唱音声の録音を通常通り行う(S202)。そして、S203で歌唱音声の録音が継続していると判定した場合(S203:NO)、S201の処理へ戻る。
一方、S201でスピードコントロールにより標準の再生速度よりも遅い再生速度に変更されたと判定した場合(S201:遅送り)、遅送りが開始された時点のタイムスタンプと、そのタイムスタンプに該当の操作が遅送りであることを示すフラグと、当該遅送りにおける再生速度とを示す情報を録音データに対応付けて保存し(S204)、S206の処理へ移行する。また、S201でスピードコントロールにより標準の再生速度よりも早い再生速度に変更されたと判定した場合(S201:早送り)、早送りが開始された時点のタイムスタンプと、そのタイムスタンプに該当の操作が早送りであることを示すフラグと、当該早送りにおける再生速度とを示す情報を録音データに対応付けて保存し(S205)、S206の処理へ移行する。なお、S204及びS205では、例えば歌唱音声の録音開始してからの経過時間をタイムスタンプとして保存することが考えられる(他のステップで保存するスピードコントロール終了時のタイムスタンプも同様)。
S204あるいはS205でタイムスタンプ等の情報を保存した後、S206でマイクロフォン26からの入力音声を無音化して録音を行う。そして、歌唱音声の録音が終了したか否かを判定する(S207)。歌唱音声の録音が継続していると判定した場合(S207:NO)、現状の再生速度でのスピードコントロールが継続中であるか否かを判定する(S208)。ここで、現状の再生速度でのスピードコントロールが継続中であると判定した場合(S208:YES)、S206の処理へ戻る。一方、S208でスピードコントロールが解除された、あるいはスピードコントロールにより現状から再度再生速度が変更されたと判定した場合(S208:NO)、現状のスピードコントロールが終了した時点のタイムスタンプを録音データに対応付けて保存し(S209)、S201の処理へ戻る。
以上のように、伴奏楽曲の再生終了に伴い歌唱音声の録音が終了するまでの間、S201〜S209の処理を順次繰り返し、スピードコントロール継続中は無音録音を行うと共に、スピードコントロールの開始時点と終了時点のタイムスタンプを保存していく。そして、S203で歌唱音声の録音が終了したと判定した場合(S203:YES)、S211の処理へ移行する。あるいは、S207でスピードコントロール継続中に歌唱音声の録音が終了したと判定した場合(S207:YES)、スピードコントロールが終了した時点のタイムスタンプを録音データに対応付けて保存し(S210)、S211の処理へ移行する。
S211では、歌唱音声の録音処理により得られた録音データを先頭から参照する。そして、この録音データに対応付けて保存されているフラグ及びタイムスタンプに基づき、録音データの参照部分がスピードコントロールの行われた期間に該当するか否かを判定する(S212)。
ここで、スピードコントロールによる早送りが行われた期間に該当すると判定した場合(S212:早送り)、その早送り期間の録音時間長の(N−1)倍分の長さの無音期間を、その録音データにおける当該早送り期間の末端側に追加挿入し(S213)、S215の処理へ移行する。なお、Nは、標準の再生速度に対する早送り操作時の再生速度の倍率であり、N>1である。
一方、S212でスピードコントロールによる遅送りが行われた期間に該当すると判定した場合(S212:遅送り)、その遅送り期間の録音時間長の(1−n)倍分の長さの無音期間を、その録音データにおける当該遅送り期間から削除し(S214)、S215の処理へ移行する。なお、nは、標準の再生速度に対する遅送り操作時の再生速度の倍率であり、n<1である。
一方、S212でスピードコントロールの行われた期間に該当しないと判定した場合(S212:NO)、S215へ移行する。S215では、録音データの末端まで参照し終わったか否かを判定する。ここで、録音データの参照が完了していないと判定した場合(S215:NO)、S211の処理へ戻り、録音データの参照を継続する。一方、録音データの末端まで参照し終わったと判定した場合(S215:YES)、録音制御処理を終了する。
[録音制御処理(第3実施形態)の説明]
つぎに、図5は、カラオケ装置1の制御部12が実行する「録音制御処理」の第3実施形態の手順を示すフローチャートである。この処理は、カラオケの伴奏楽曲の再生と、それに伴うユーザの歌唱音声の録音が開始されると同時に実行される処理である。なお、この第3実施形態の録音制御処理は、上述の第2実施形態の録音制御処理と同様にスピードコントロール操作を受け付け可能にすることを主に想定したものであるが、スピードコントロール中の歌唱音声を無音ではなく有音のまま録音する点で第2実施形態の内容と異なる。
具体的には、図5のフローチャートのS306,S313,S314の処理内容が、図4のフローチャートにおいて対応するS206,S213,S214の各処理とそれぞれ内容が異なる。その他の処理については第2実施形態と第3実施形態とで共通である。よって、以下においては、第2実施形態の録音制御処理と異なるS306,S313,S314の処理内容についてのみ説明し、その他の共通する処理の説明については省略する。
S304あるいはS305でタイムスタンプ等の情報を保存した後、S306でマイクロフォン26からの入力音声に基づき、再生速度が変更された状態の歌唱音声を録音する。
S312で、スピードコントロールによる早送りが行われた期間に該当すると判定した場合(S312:早送り)、その早送り期間に該当する有音の録音データをN(N>1)倍の録音時間に引き延ばす(S313)。なお、Nは、標準の再生速度に対する早送り操作時の再生速度の倍率である。
一方、S312でスピードコントロールによる遅送りが行われた期間に該当すると判定した場合(S312:遅送り)、その遅送り期間該当する有音の録音データをn(n<1)倍の録音時間に圧縮する。なお、nは、標準の再生速度に対する遅送り操作時の再生速度の倍率である。
ここで、上述の第2実施形態及び第3実施形態の録音制御処理の作動事例を図6,7に基づいて説明する。まず、図6は、第2実施形態及び第3実施形態の録音制御処理において、録音中にスピードコントロールによる早送りが行われ作動事例を模式的に示す図である。
図6(a)は、ある伴奏楽曲を通常速度で再生した場合の所要時間をそれに比例した長さの横棒で示したグラフであり、このグラフの左端が再生開始時で右端が再生終了時である(他のグラフについても同様)。ここで、この伴奏楽曲の再生途中において、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間をスピードコントロール機能によって1.2倍速の再生速度で早送りした場合を想定する。
図6(b)の上段は、上記のとおり早送りを行った場合における伴奏楽曲の再生かかる所要時間を示すグラフであり、下段は、これに対応する録音データの所要時間を示すグラフである。これらのグラフで示すとおり、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間を1.2倍速の早送りで再生したため、その部分の再生時間及び録音時間は8秒に短縮されている。そのため、録音データ全体の録音時間長も、伴奏楽曲全体を通常速度で再生した場合の再生時間長に対して短くなっている。
そこで、上述の第2実施形態の録音制御処理(図4参照)では、録音データにおける8秒間の早送り部分(無音)の末端側に更に2秒間の無音部分を追加挿入して無音部分全体の長さを10秒に延長することで、早送り操作が行われた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と一致させる。
一方、上述の第3実施形態の録音制御処理(図5参照)では、録音データにおける8秒間の早送り部分(有音)を10秒の長さに引き伸ばすことで、早送り操作が行われた部分の歌唱音声を維持した状態で通常速度で再生した場合の再生時間長と一致させる。
図6(c)の上段は、アンコール再生実行時において伴奏楽曲を通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフであり、下段は、第2実施形態及び第3実施形態の録音制御処理によって加工した録音データを伴奏楽曲と同じ通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフである。
これらグラフで示すとおり、第2実施形態の録音制御処理では、録音データに元々存在した8秒間の無音区間の後に、更に2秒間の無音区間を追加挿入したことにより、無音区間の合計の再生時間長が10秒になっている。すなわち、録音時に早送りされた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と、録音データにおける無音区間の合計の再生時間長が一致し、両者の全体の再生時間長も一致する。また、早送り期間以外の通常再生された部分の開始・終了タイミングも互いに一致する。
一方、第3実施形態の録音制御処理では、早送り期間に相当する8秒間の有音部分を10秒に引き伸ばしている。すなわち、録音時に早送りされた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と、録音データにおいて長さを引き伸ばした早送り区間の再生時間長が一致し、伴奏楽曲と録音データ全体の再生時間長も一致する。また、早送り期間以外の通常再生された部分の開始・終了タイミングも互いに一致する。
このように、上記第2実施形態あるいは第3実施形態の録音制御処理において録音データを加工することにより、伴奏楽曲と録音データの再生を同時に開始した場合に、伴奏楽曲と録音データとの間で再生タイミングの同期が終始一貫して保たれる。
つぎに、図7は、第2実施形態及び第3実施形態の録音制御処理において、録音中にスピードコントロールによる遅送りが行われ作動事例を模式的に示す図である。
図7(a)は、ある伴奏楽曲を通常速度で再生した場合の所要時間をそれに比例した長さの横棒で示したグラフであり、このグラフの左端が再生開始時で右端が再生終了時である(他のグラフについても同様)。ここで、この伴奏楽曲の再生途中において、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間をスピードコントロール機能によって0.8倍速の再生速度で遅送りした場合を想定する。
図7(b)の上段は、上記のとおり遅送りを行った場合における伴奏楽曲の再生にかかる所要時間を示すグラフであり、下段は、これに対応する録音データの所要時間を示すグラフである。これらのグラフで示すとおり、通常速度での再生時間長にして10秒間に相当する期間を0・8倍速の遅送りで再生したため、その部分の再生時間及び録音時間は12.5秒に延びている。そのため、録音データ全体の録音時間長も、伴奏楽曲全体を通常速度で再生した場合の再生時間長に対して長くなっている。
そこで、上述の第2実施形態の録音制御処理(図4参照)では、録音データにおける12・5秒間の遅送り部分(無音)から2.5秒間の無音部分を削除して無音部分全体の長さを10秒に短縮することで、遅送り操作が行われた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と一致させる。
一方、上述の第3実施形態の録音制御処理(図5参照)では、録音データにおける12.5秒間の遅送り部分(有音)を10秒の長さに圧縮することで、遅送り操作が行われた部分の歌唱音声を維持した状態で通常速度で再生した場合の再生時間長と一致させる。
図7(c)の上段は、アンコール再生実行時において伴奏楽曲を通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフであり、下段は、第2実施形態及び第3実施形態の録音制御処理によって加工した録音データを伴奏楽曲と同じ通常速度で再生した場合の所要時間を示すグラフである。
これらグラフで示すとおり、第2実施形態の録音制御処理では、録音データに存在した12.5秒間の無音区間から2.5秒間分の無音区間を削除したことにより、無音区間の合計の再生時間長が10秒になっている。すなわち、録音時に遅送りされた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と、録音データにおける短縮後の無音区間の再生時間長が一致し、両者の全体の再生時間長も一致する。また、遅送り期間以外の通常再生された部分の開始・終了タイミングも互いに一致する。
一方、第3実施形態の録音制御処理では、遅送り期間に相当する12.5秒間の有音部分を10秒に圧縮している。すなわち、録音時に遅送りされた部分を通常速度で再生した場合の再生時間長と、録音データにおいて長さを圧縮した遅送り区間の再生時間長が一致し、伴奏楽曲と録音データ全体の再生時間長も一致する。また、遅送り期間以外の通常再生された部分の開始・終了タイミングも互いに一致する。
このように、上記第2実施形態あるいは第3実施形態の録音制御処理において録音データを加工することにより、伴奏楽曲と録音データの再生を同時に開始した場合に、伴奏楽曲と録音データとの間で再生タイミングの同期が終始一貫して保たれる。
[効果]
上記実施形態のカラオケ装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)第1実施形態の録音制御処理(図2参照)では、例えば、歌唱音声の録音中に前奏や間奏、後奏といった非歌唱期間を早送りする操作や、歌唱に適さないような高倍速での早送り操作が行われることを主に想定している。非歌唱期間に対する早送りや高倍速での早送りをする場合、ユーザはその期間中歌唱を行わないと考えられる。そこで、早送りされた期間に該当する無音の録音データに更に無音期間を追加挿入することで、不足する再生時間分を違和感なく補完できる。これにより、歌唱音声の録音中においても早送りの操作を受け付け可能になり、便利である。そして、録音中に伴奏楽曲を早送りする操作が行われたとしても、録音された歌唱音声の再生と伴奏楽曲の再生とを同期させることができる。
(2)第2実施形態の録音制御処理(図4参照)では、スピードコントロール機能によって、伴奏楽曲の再生速度をユーザが歌唱しやすい速度に調節する操作が行われることを主に想定している。ただし、この第2実施形態では、歌唱音声をアンコール再生時に再現することを重視していない。そこで、まず、スピードコントロールによって再生速度が変更された期間を無音にして録音を行う。そして、再生速度が変更された期間に該当する録音データの無音部分を、標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に伸長又は短縮することで、録音データにおいて過不足する再生時間を調整できる。これにより、歌唱音声の録音中においてもスピードコントロールの操作を受け付け可能になり、便利である。そして、録音中にスピードコントロール機能によって伴奏楽曲の再生速度を変更する操作が行われたとしても、録音された歌唱音声の再生と伴奏楽曲の再生とを同期させることができる。
(3)第3実施形態の録音制御処理(図5参照)では、スピードコントロール機能によって、伴奏楽曲の再生速度をユーザが歌唱しやすい速度に調節する操作が行われることを主に想定している。さらに、第3実施形態は、スピードコントロールによって再生速度が変更されている期間の歌唱音声も録音・再生可能であることを特徴とする。これを実現するため、歌唱音声の録音データにおいて再生速度が変更された期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に伸縮又は圧縮する。このようにすることで、録音データにおいて過不足する再生時間を調整できる。よって、スピードコントロールによって再生速度が変更されている期間中の歌唱音声の録音を可能にしたうえで、標準の再生速度によるアンコール再生を実現できる。
1…カラオケ装置、2…リモコン端末、12…制御部、16…ハードディスク装置(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、26…マイクロフォン、28…スピーカ、30…MIDI音源、32…ビデオRAM、34…映像再生部、36…モニタ、38…映像制御部、40…メモリ

Claims (5)

  1. カラオケの伴奏楽曲の再生開始から再生終了までに伴うユーザの歌唱音声を録音し、その歌唱音声の録音データの再生と当該録音データに対応する伴奏楽曲の再生とを同じ再生速度で同時に開始し、前記録音データの再生と前記伴奏楽曲の再生とを同時進行させるアンコール再生を行うカラオケ装置であって、
    歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生速度を標準の再生速度から変更する変速操作が行われた場合、再生速度が変更された期間に関する変速時間情報を記録する録音制御手段と、
    前記録音制御手段によって記録された変速時間情報と、当該変更された再生速度と標準の再生速度との比とに基づき、歌唱音声の録音データにおいて再生速度が変更された期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に加工することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させる加工手段とを備え、
    前記加工手段によって加工された録音データによって前記アンコール再生を行うこと
    を特徴とするカラオケ装置。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置において、
    前記録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を早送りする操作が行われた場合、その早送り期間中はユーザの歌唱音声を無音にして録音を行うと共に、早送りされた期間に関する変速時間情報を記録し、
    前記加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて早送りされた期間に該当する部分に、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に対して不足する時間分の無音期間を追加することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させること
    を特徴とするカラオケ装置。
  3. 請求項1に記載のカラオケ装置において、
    前記録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を早送りする操作が行われた場合、その早送りされた期間に関する変速時間情報を記録し、
    前記加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて早送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に伸長させることで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させること
    を特徴とするカラオケ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
    前記録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を遅送りする操作が行われた場合、その遅送り期間中はユーザの歌唱音声を無音にして録音を行うと共に、遅送りされた期間に関する変速時間情報を記録し、
    前記加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて遅送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に対して超過する時間分だけ短くすることで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させること
    を特徴とするカラオケ装置。
  5. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
    前記録音制御手段は、歌唱音声の録音中に伴奏楽曲の再生を遅送りする操作が行われた場合、その遅送りされた期間に関する変速時間情報を記録し、
    前記加工手段は、歌唱音声の録音データにおいて遅送りされた期間に該当する部分を、その期間を標準の再生速度で録音した場合に相当する再生時間長に圧縮することで、一曲分の歌唱音声の録音データの全再生時間長を該当する伴奏楽曲の標準の再生速度における全再生時間長に一致させること
    を特徴とするカラオケ装置。
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