JP4910910B2 - 永久磁石式発電機の制御装置 - Google Patents
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Description
このため、永久磁石式発電機を自動車用発電機に適用するためには、エンジン回転数が常に変動するにもかかわらず、発電電圧が略一定となるようにする必要がある。
この永久磁石式発電機は、ロータに永久磁石部材を配設し、その永久磁石のN極,S極をカバーするステータの櫛部にそれぞれ巻線を巻回し、N極とS極に対応する巻線の巻回方向を互いに逆に巻回し、ステータと回転変動するロータとの間にステータに対して回転移動する磁束制御籠を配置するとともに、ステータにU,V及びW相から成る複数のコイルを巻き上げ、これらのコイルを並列結線した2種のコイル群を常用コイルと低速コイルに構成し、常用コイルと低速コイルとをスイッチを介して直列に結線し、エンジンのアイドリング等の低速時、中速時及び高速時に応答してスイッチのON・OFFを制御して予め決められた所定の発電電圧を得るように制御し、また、磁束制御籠をステータに対して回転移動させて磁束制御籠とステータとの間の空隙量を制御し、予め決められた一定の発電電圧を得るように制御するものである。
永久磁石式発電機には、ステータの櫛部に巻回した巻数がN1のコイル(以下N1ターンという)と、ステータに対して回転移動可能でこの移動により櫛部へ流れる磁束を制御しうる磁束制御籠とが設けられている。
このような課題に対しては、エンジン回転数に加えて、電気負荷をもパラメータとしてコイルのターン数切り換え制御や籠位置制御を行うことで安定した発電制御を実現することができる。
また、前記制御手段は、前記電気負荷検出手段から出力された電気負荷に対して、前記点火プラグの点火通電時における電気負荷の平均値を加算した値を用いて前記発電量調整手段を制御するのが好ましい(請求項3)。
また、前記制御手段は、前記エンジン回転数に基づいて前記点火通電期間に占めるマスク処理期間を設定するとともに、前記点火通電期間の中心と前記マスク処理期間の中心とが一致するように前記マスク処理の開始時期を設定するのが好ましい(請求項5)。
また、前記制御手段は、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以上の回転領域では前記エンジン回転数の上昇とともに前記マスク処理期間を漸減させるのが好ましい(請求項7)。
また、本発明の永久磁石式発電機の制御装置(請求項3)によれば、点火プラグの点火通電時における電気負荷の平均値を加算することにより、マスク処理期間中における実電気負荷との乖離を是正することができ、より精度の高い制御を実行することができる。
また、本発明の永久磁石式発電機の制御装置(請求項5)によれば、エンジン回転数に応じたマスク処理を実行することができる。つまり、低回転域では点火インターバルが十分にあるため、点火通電時におけるマスク処理時間を長くすることで、検出される電気負荷の安定化を図ることができる利点がある。また、点火通電時の全期間に亘り電気負荷をマスク処理してしまうと、回転数が上昇するにしたがい実電気負荷を計測できる時間が少なくなってしまうので、高回転になるほどマスク処理期間の占める割合が小さくなるように設定することで、実電気負荷を計測できる時間を確保することができる。
また、本発明の永久磁石式発電機の制御装置(請求項7)によれば、点火通電時の全期間に亘り電気負荷をマスク処理してしまうと、回転数が上昇するにしたがい実電気負荷を計測できる時間が少なくなってしまうので、エンジン回転数の上昇とともにマスク処理期間を漸減させることで、実電気負荷を計測できる時間を確保することができる。
また、巻線設定手段を設けることにより電気負荷とエンジン回転数とに基づいて最適な巻線を容易に且つ速やかに設定することができる(請求項9)。
図1〜図10は本発明の一実施形態に係る永久磁石式発電機の制御装置について説明するための図であって、これらの図に基づいて説明する。
本実施形態に係る永久磁石式発電機3は、図2に示すように、自動車用エンジン(以下、単にエンジンと記す)1と、このエンジン1に接続されたトランスミッション2との間に配置されたスタータジェネレータであって、エンジン1の始動用モータとしての機能と、エンジン1により駆動される発電機としての機能とを兼ね備えている。
ステータ35は、ステータコア35aとこのステータコア35aに巻き上げられた巻線(コイル)34とから構成されている。ステータコア35aは、周方向に離隔するように配置され形成された複数の櫛部35bと、これらの櫛部35b間に形成されたスロット部35cと、隣接する櫛部35bを連結するため周方向に延びるブリッジ部35dとを備え、巻線34はスロット部35bに配置されている。
この磁束制御籠36をハウジング31に対して回転させるために、磁束制御籠36には、図3に示すように、アクチュエータとしてのDCモータ(磁束制御用DCモータ)37がウォームギア38を介して接続され、図5に示すように、このDCモータ37を制御手段としてのコントローラ(スタータジェネレータ制御ユニット)40により制御するようになっている。なお、本実施形態においては、上記コイル34,磁束制御籠36,DCモータ37及びウォームギア38等により、発電機3の発電量を増減させる発電量調整手段6が構成されている。
さて、コントローラ40は、永久磁石式発電機3による発電時には、主にロータの回転速度(即ち、エンジン回転数に応じたロータ回転数)rと、発電電圧Vとに応じて、磁束制御籠36の回転位相の制御とともに、各スイッチ43a〜43cの開閉制御、及び、サブコイル34bのボリューム調整を行うようになっている。
ところで、既に〔発明が解決しようとする課題〕の欄でも述べたように、このような発電機3を自動車に搭載した場合には、車両の電気負荷の変動(ヘッドライトのオンオフやエアコンのオンオフ或いはオーディオのオンオフ等)によって発電特性が変化してしまい、発電制御が不安定となるおそれがあった。
なお、本実施形態においては、具体的には、コイル34は、エンジン回転数の増大又は電気負荷の増大に従い、以下の順番で切り換えられるようになっている。
1.N1ターン
2.N2ターン
3.N2ターン+弱め界磁
4.N3ターン
5.N3ターン+弱め界磁
以下、本装置の要部構成について詳細に説明すると、図6に示すように、コントローラ40には、エンジン回転数(ロータ回転数)を検出するエンジン回転数センサ(エンジン回転数検出手段)4と、バッテリ41から電気機器(図示省略)に供給される電流量(電気負荷)を検出する負荷センサ(電気負荷検出手段)50とが接続されている。ここで、負荷センサ50は、バッテリ41から各種電気機器に供給される電力を検出するする電流センサであって、バッテリ41に付設されている。そして、この電流センサ50により、車両全体に供給される電力量が検出されるようになっている。
また、このコントローラ40には、図6に示すように、巻線設定マップ(巻線設定手段)7,籠位置設定マップ(籠位置設定手段)8,回転数予測手段9,電流マスク部12及びディレイタイマ(遅延時間設定手段)13等が設けられている。このうち、回転数予測手段9は、現在のエンジン回転数Neに基づいて、未来の回転数を予測する手段であって、本実施形態ではこの予測エンジン回転数を用いたフィードフォワード制御により発電機3の作動を制御するようになっている。なお、このような予測エンジン回転数を用いて発電機3の作動を制御するのは、籠位置制御の応答遅れに起因する電圧制御のオーバシュートやアンダシュートを解消するためであって、詳しくは後述する。
また、籠位置設定マップ8は、図1(b)に示すように、各コイルごとにそれぞれ独立したマップとしてコントローラ40に記憶されており、本実施形態においては、上述した5つのコイルのマップM1〜M5として記憶されている。また、各マップM1〜M5には電気負荷と予測回転数とに応じた籠位置(目標籠位置)がそれぞれ記憶されている。そして、上述の巻線設定マップ7からの情報に基づいて、複数のマップの中から現在設定されているコイルに対応するマップを選択すると、このマップから電気負荷と予測回転数とに基づいて目標籠位置を求めるようになっている。なお、言うまでもなく各マップで設定される目標籠位置とは、そのときのエンジン回転数と電気負荷とにおいて発生電圧が規定電圧(14V)となるような籠位置である。
上述の籠位置設定マップ(籠位置設定手段)8において磁束制御籠36の目標位相が設定されると、コントローラ40からアクチュエータ(モータ)37に対して作動制御信号が出力され、これによりアクチュエータ37が作動してウォームギア38を介して磁束制御籠36の位相が変更されることになる。しかし、この目標位相設定から、実際に磁束制御籠36が目標位相に到達するまでには、実際には機構的な要因、例えばモータ37の応答遅れ、ウォームギア38のガタ、磁束制御籠36の慣性、各要素36〜38での摩擦などにより作動遅れ又は応答遅れΔt(例えば300mmsec程度)が生じる。
ここで、回転数予測手段9ではエンジンの運転状態に応じて2つの予測手法を使い分けており、エンジン1の定常運転時には逐次最小二乗法(第1の予測手法)を用い、また、エンジンの1の過渡運転時には変速機2のトルクコンバータのトルク収支モデル(第2の予測手法)を用いてエンジン回転数を予測するようになっている。これは、第1の予測手法が特にエンジン1の定常運転時に高い精度でエンジン回転数を予測することができ、また、第2の予測手法が特にエンジン1の過渡運転時に高い精度でエンジン回転数を予測できるからである。なお、ここではエンジン回転数の予測手法の詳細な説明については省略する。
ところで、上述したように、巻線設定マップ7及び籠位置設定マップ8では、予測エンジン回転数と電気負荷とに基づいて複数のコイル34から最適なコイルを選択するとともに、最適な籠位置を設定するようになっているが、電気負荷が極めて短い周期(例えば10mmsecオーダー)で大きく変動すると、これら巻線設定マップ7及び籠位置設定マップ8では、選択されるコイルのターン数が頻繁に切り換わることになる。したがって、これに伴い籠位置制御に適用されるマップ(M1〜M5)も頻繁に切り換わるとともに、目標籠位置も頻繁に変動してしまい、安定した電圧制御を行うことができなくなる。
そこで、本実施形態では、上述のように短い周期で大きく電気負荷が変動する電装品、具体的には点火プラグに対して、電気負荷が急激に上昇する期間は電気負荷をそのまま取り込むのではなく、コントローラ40において負荷をマスクするような制御を行うようになっている。
尚、ここでは点火プラグのスパーク時(点火通電時)の電気負荷を直前の値にホールドする方法を例示するが、その手法に限ることなく、点火プラグのスパーク時(点火通電時)の電気負荷を点火プラグの非スパーク時(非通電時)の平均値に設定してもよい。または、予め実験値や経験値から導いた所定値に設定してもよい。
図7(a)において周期的に突出しているのが点火onを指示するパルス信号であって、このパルスタイミングは図示しないエンジンECUから出力される。また、点火onの信号が出力されている時間(或いは、実際に点火プラグが通電している時間)をドエル時間又はドエル角といい、このドエル時間はエンジンECU内でバッテリ電圧に基づいて設定されるようになっている。また、コントローラ40と図示しないエンジンECUとはバスによって相互通信可能に接続されており、電流マスク部12ではドエル時間に関する情報を得ることができるようになっている。
また、上述のようにエンジンECUにはドエル時間がメモリされており、また、ドエル時間中(スパーク期間中)の電流値(電気負荷)についてはエンジンECUで算出されるようになっている。具体的には、エンジンECUでは、点火プラグのドエル時間における消費電流値を積分していくことにより、ドエル時間(即ちマスク期間中)の電気負荷を求めるようになっている。エンジンECUでは、上述のようにしてマスク期間中における電気負荷を算出するとともに、これを単位時間当たりの電気負荷に平均化し、この平均化した値を電気負荷補正部12aに出力するようになっている。
なお、マスク処理した期間における電気負荷増大分の単位時間あたり平均値を予めキャリブレーション等により求めておき、この平均値を加算することで、マスク処理による電気負荷の低下分を相殺するようにしてもよい。また、エンジンECUにおいて、マスク処理した期間における電気負荷に対する非マスク期間における実電気負荷のゲイン(係数)を算出する、又は当該ゲインを予めキャリブレーション等により求めておき、このゲインを電流マスク部12からの出力値に積算するように構成してもよい。
ここで、図8(a)に示すように、エンジン回転数が所定回(第2所定回転数)Ne未満の低回転域では、マスク期間=ドエル時間に設定されるようになっている。つまり、スパーク時には通電時間の全期間がマスク処理されて、通電開始直前時の電気負荷にホールドされるようになっている。換言するとこの運転域では遅延時間=0に設定される。
一方、エンジン回転数が高回転域となると、点火インターバルが減少して、相対的に全運転期間中ドエル時間が占める割合が大きくなる。このため、点火時にドエル時間の全てをマスク処理してしまうと、電気負荷を検出するための時間が大幅に低下してしまい、非通電時の電気負荷を確実に検出することができなくなる。そこで、エンジン回転数Ne1以上の高速域では、多少の電気負荷の変動を犠牲にしても(つまり多少の電気負荷変動が生じても)マスク時間を低減して、電気負荷の検出時間を確保するようにしているのである。
なお、ディレイタイマ13では以下のようにしてディレイ時間Dを設定する。まず、エンジンECUにおいて、ドエル開始(通電開始タイミング)とドエル時間とが設定されると、ディレイタイマ13はエンジンECUからこれらの情報を受け取る。一方、ディレイタイマ13ではエンジン回転数に基づいて、マスク期間を求める。なお、このマスク期間はエンジン回転数Neをパラメータとして設定されるものであって、ディレイタイマ13に予め設定されたディレイ時間設定マップ13a(図9参照)に基づいて設定される。具体的には、このマップでは上述のように所定回転数Ne1以下では全ドエル時間がマスク期間に設定され、エンジン回転数の上昇に伴いマスク期間は減少する(ディレイ時間が漸増する)特性に設定されている。
また、マスク処理部12にはマスク処理禁止部121が設けられている。このマスク処理禁止部121は、エンジン回転数Neが高回転域と判定される所定回転数(第1所定回転数)Ne2(>Ne1)となると、マスク処理自体を禁止して、負荷センサ50で検出された電気負荷をそのまま出力するようになっている。
本発明の一実施形態に係る永久磁石式発電機の制御装置は上述のよう構成されているので、その作用について図10のフローチャートを用いて説明すると以下のようになる。
まず、ステップS101においてエンジン回転数とドエル時間とに基づいて電気負荷のマスク時間を設定する。また、このステップS101では全ドエル時間とマスク期間との中心が一致するように、ドエル開始からマスク開始までのディレイ時間を設定する。
そして、ステップS103ではエンジンECUから点火信号が出力されたか否かを判定し、点火信号を受信するとステップS104に進んで、ディレイタイマをスタートさせる。その後、ステップS101で設定されたディレイ時間が経過したと判定されると、ステップS105に進み電気負荷のマスク処理が実行される。なお、ここでのマスク処理は、電気負荷をマスク処理開始直前に検出された実電気負荷に保持する処理であって、このマスク処理期間は上記直前の電気負荷にホールドされる。
また、このようにして得られた電気負荷は、巻線設定マップ(巻線設定手段)7及び籠位置設定マップ(籠位置設定手段)8に出力され、これら巻線設定マップ7及び籠位置設定マップ8では、上記電気負荷と予測エンジン回転数に基づいてコイル34を設定するとともに、目標籠位置を求め、この目標籠位置となるように籠位置制御が実行される。
また、上述したマスク処理のみでは、マスク処理時における実際の電気負荷の増大分が考慮されていないことになる。そこで、上記マスク処理に加えて点火プラグの点火通電時における電気負荷の平均値を加算することにより、全体として電気負荷のマスク処理期間中による増大分を考慮した電気負荷を得ることができ、より精度の高い発電制御を実行することができる。
また、エンジン回転数に基づいてドエル時間(点火通電期間)に占める全マスク処理期間を設定するとともに、ドエル時間の中心とマスク処理期間の中心とが一致するようにマスク処理期間の開始時期を設定することにより、エンジン回転数に応じたマスク処理を実行することができる。つまり、低回転域では点火インターバルが十分にあるため、点火通電時におけるマスク処理時間を長くすることで、検出される電気負荷の安定化を図ることができる。また、高回転域では点火通電時の全期間に亘り電気負荷をマスク処理してしまうと実電気負荷を計測できる時間が少なくなってしまうので、高回転になるほどマスク処理期間の占める割合が小さくなるように設定することで、実電気負荷を計測できる時間を確保することができる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上述の実施形態では巻線設定マップ7及び籠位置設定8において、パラメータとして予測エンジン回転数を用いているが、この代わりに実際のエンジン回転数を用いてもよい。また、エンジン回転数の予測手法に関しては上述したものに限定されず、種々の手法を適用することができる。
2 トランスミッション
3 モータジェネレータ(永久磁石式発電機)
4 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出手段)
5 負荷センサ(電気負荷検出手段)
6 発電量調整手段
7 巻線設定マップ(巻線設定手段)
8 籠位置設定マップ(籠位置設定手段)
9 回転数予測手段
11 出力軸(クランクシャフト)
12 電流マスク部
12a 電気負荷補正部
13 ディレイタイマ(遅延時間設定手段)
13a ディレイ時間設定マップ
31 ハウジング
32 永久磁石部材
33 ロータ
33a 隙間
34 巻線(コイル)
35 ステータ
35a ステータコア
35b 櫛部
35c スロット部
35d ブリッジ部
36 磁束制御籠
36a 歯部
37 DCモータ(アクチュエータ)
38 ウォームギア
40 コントローラ又はスタータジェネレータ制御ユニット(制御手段)
41 バッテリ
42 整流器
43 スイッチ
50 電気負荷検出手段
Claims (9)
- 点火プラグによる火花点火により着火する火花点火式のエンジンに接続され、前記エンジンの駆動力により発電する永久磁石式の発電機と、
前記発電機の発電量を増減させる発電量調整手段と、
車両に供給される電気負荷を検出する電気負荷検出手段と、
前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
前記電気負荷検出手段から出力された電気負荷と前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数とに基づいて前記発電量調整手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記点火プラグの非通電時には前記電気負荷検出手段で検出された電気負荷を使用し、前記点火プラグの点火通電時には、前記電気負荷検出手段で検出された電気負荷をマスク処理する
ことを特徴とする、永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記点火プラグの点火通電時には、前記電気負荷検出手段で検出された電気負荷を直前の値にホールドすることでマスク処理を実行する
ことを特徴とする、請求項1記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記電気負荷検出手段から出力された電気負荷に対して、前記点火プラグの点火通電時における電気負荷の平均値を加算した値を用いて前記発電量調整手段を制御する
ことを特徴とする、請求項2記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エンジン回転数が第1所定回転数以上の高回転域では、前記電気負荷のマスク処理を禁止する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エンジン回転数に基づいて前記点火通電期間に占めるマスク処理期間を設定するとともに、前記点火通電期間の中心と前記マスク処理期間の中心とが一致するように前記マスク処理の開始時期を設定する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エンジン回転数が第2所定回転数未満の低回転領域では前記点火通電期間の全期間をマスク処理期間に設定する
ことを特徴とする、請求項5記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以上の回転領域では前記エンジン回転数の上昇とともに前記マスク処理期間を漸減させる
ことを特徴とする、請求項6記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記発電機は、
前記エンジンの出力軸に接続されるとともに永久磁石を備えたロータと、
前記ロータの外周側でハウジングに固定されるとともに巻線を備えたステータと、
前記ステータと前記ロータとの間に配置され前記ステータに対して相対移動して前記永久磁石から前記ステータへ流れる磁束を制御する磁束制御籠とを有し、
前記制御手段は、前記電気負荷と前記エンジン回転数とに基づいて籠位置を設定する籠位置設定手段をそなえている
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の永久磁石式発電機の制御装置。 - 前記巻線は、巻き数及び/又は巻き方向の異なる複数の巻線を有し、
前記制御手段は、前記電気負荷と前記エンジン回転数とに基づいて前記複数の巻線から最適な巻線を選択する巻線設定手段をそなえている
ことを特徴とする、請求項8記載の永久磁石式発電機の制御装置。
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