JP4910637B2 - 基板検査装置及び基板検査方法 - Google Patents
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ここで着色インクの充填にはインクジェット方式により、1列に並んだインクジェットヘッドのノズルからストライプ構造の溝部にタイミングをあわせて着色インクを吐出する製法で形成される。
この着色インクの液面の傾斜は、ストライプ状のブラックマトリックスの配列方向に直行する方向から観察した場合にのみ着色インクの液面が傾斜したスジとして認識される(以下、スジ欠陥と呼ぶ)。
そこでカラーフィルターのスジ欠陥の検査では、ライン照明のライン方向とカラーフィルターのストライプの配列方向を平行に配置し、ストライプの配列に対して基板からの正反射光が垂直になるよう撮像手段であるラインセンサカメラを配置して基板を撮像し画像処理を行うことでスジ欠陥を検出していた。
そのため、例えば、図2に示すように一つの透明基板に二種以上のカラーフィルターの面付けがされると、一つの透明基板上でストライプの配列方向が全て揃うことはなく、基板の検査方向に対して平行するものと直交するものが混在するようになった。
より詳細に述べると、図1(A)に示すようにストライプの配列方向とライン照明のライン方向が平行で正反射光が垂直であるときには、図1(B)(図1(A)の側面図)より、着色インクの液面の傾斜が分かりスジ欠陥として検知することが出来るが、図1(C)に示すようにストライプの配列方向とライン照明のライン方向が直交し、正反射光がストライプと平行にカメラへ入光すると、図1(D)(図1(C)の側面図)より着色インクの液面の傾斜が見えずスジ欠陥を検出することができない。
更にまた、一例として透過性の表示パネルに生じた凹状の欠陥のみを検出する検査装置があるが、この場合も同様に上記スジ欠陥を検出することはできない(特許文献1)。
まず基板の上面にライン照明と撮像手段があり、ライン照明は検査対象基板のストライプ状ブラックマトリックスの配列方向に対して40°以上50°以下、より好ましくは45°を成す方向に設置する。
スジ欠陥の発生方向はストライプ方向に依存するため、ストライプ状のブラックマトリックスの配列方向とライン照明のライン方向が直交すると全く見えなくなってしまうが、上記配置によってストライプ状のブラックマトリックスの配列方向が縦であっても横であっても同条件で検査することが可能となる。
この場合、撮像手段により撮像された基板画像のコントラストはストライプ状のブラックマトリックスの配列方向とライン照明のライン方向が平行である場合と比較して、若干低下するが検査をする上では支障はない。
撮像手段と照明手段、及び基板の配置に関しては、照明手段から基板表面に照明される光の入射角と、基板により反射される光の反射角が同じになる位置にラインセンサカメラを設置する。すなわち、照明手段とラインセンサカメラの基板面に対する傾斜角を等しくして正反射光がラインセンサカメラに入射するように配置する。
ここでライン照明のライン方向と基板のストライプの配列方向に関して、ストライプの配列方向に対して0°から90°まで変化させたときの、撮像手段により撮像した基板画像のコントラストについて図4に示す。
ここで0°とは、ライン照明のライン方向と基板のストライプの配列方向が平行であることを意味し、90°とは、ライン照明のライン方向と基板のストライプの配列方向が直交していることを意味する。
これより、40°以上50°以下の条件においては、コントラストを明確に検出することが出来るので検査をすることが出来る。また45°においてコントラストが最大となるため最も検査条件として適している。
なお、0°から40未満及び50°から90°未満では、コントラストが低くスジ欠陥の検出をすることが出来ない。
ラインセンサカメラは光を受光する感光部が一列だけに配列されたカメラである。使用するセンサの種類には、縮小光学系を用いて結像画像を読み取る縮小型センサと、一対一の光学系を用いて同倍の結像を読み取る密着センサがある。このラインセンサカメラの特長としては、高解像度が容易に実現でき高速走査に適している。
ライン照明としては、発光素子が1列に配置されたものでも、直管の蛍光灯でもよい。また発光素子としては、蛍光灯、ハロゲン電球、LEDが好ましいが他の光源を用いてもよい。
さらに光源であるライン照明から被検査基板までの光路上にはライン照明の上側または下側からの光を遮る遮光板を設け、ラインセンサカメラの視野が、図5の遮光板端部4になるように調整する。
本構成では遮光板が不要となる利点はあるが、一般に光源の端部は光量や光量の均一性が劣ることが多いという欠点もある。
照明手段12およびラインセンサカメラ11は図示のごとく基板上のストライプ方向(本実施例では搬送方向と直交)と45°をなす方向に設置されている。
また、ライン照明1台に対し、ラインセンサカメラ2台以上が対応するような構成も可能である。
ここで図5よりライン照明の発光面には上側からの光を遮断するための遮光板13が設けられているので基板上にスジ欠陥が図5で示すところの右下がりの傾斜41であるとラインセンサカメラ視野は図5の光路21のごとく遮光板13上を見ていることになり得られる画像は暗くなる。一方、基板上にスジ欠陥が右上がりの傾斜42であるとカメラ視野は光路22のごとくほとんど遮蔽されない反射光を見ていることになり得られる画像は明るくなる。
本発明の装置によって得られる画像は、撮像素子の辺と撮像対象物(基板)の辺が45°傾いている撮像配置で撮像するため、撮像画像は実際の基板と比べて45°傾いているが、これは画像処理によって通常の画像に戻すことが可能であり、また逆に検査領域を座標変換して得られた画像そのままに対して検査、判定処理を行うことも可能である。
この間、図示しない画像処理、判定回路によって採取された画像データが処理され、輝度変動の大きい部分が欠陥として検出される。この結果は画面表示、警報ランプ等によって検査員に提示されるとともに通信によって下流工程装置、管理システムに受け渡される。
ライン状照明としては照射幅400mmのLEDライトに集光用のシリンドリカルレンズを装備したものを用いている。照明手段はラインセンサカメラと1対1に対応して2基用いている。
ここでライン照明はカメラ視野が丁度発光面の端部となるよう移動できるように可動範囲31が設けられているので基板上に右下がりの傾斜が生じているとラインセンサカメラ視野は21のごとく光源外を見ていることになり得られる画像は暗くなる。一方、基板上に右上がりの傾斜が生じているとラインセンサカメラ視野は22のごとく発光面を直接見ていることになり得られる画像は明るくなる。
3 カラーフィルター
4 遮光板端部
5 発光面の上端
6 発光面の下端
7 ストライプ状のブラックマトリックス
8 着色インク
11 ラインセンサカメラ
12 照明手段
13 遮光板
14 搬送方向
15 光学系側面図
17 基板
18 ステージ
19 ラインセンサカメラ視野
21 基板上に右下がり傾斜が生じた場合の光路
22 基板上に右上がり傾斜が生じた場合の光路
31 照明手段の可動範囲
40 基板に対して水平な着色膜表面
41 右下がりの傾斜
42 右上がりの傾斜
Claims (4)
- ストライプ状の着色膜群が一または多面付けされた基板の検査装置であって、
基板を保持、移動可能なステージと、
基板の着色膜群形成面に対して光を照射する照明手段と、
基板からの正反射光を捉える位置に配置された撮像手段と、
を備え、
前記ステージは、検査対象である基板を、前記ストライプ状の着色群のうち1の着色群が備えるストライプ方向と直交する方向に移動搬送するものであり、
前記照明手段と前記撮像手段とを結ぶ直線と、前記ステージによる、前記基板の移動搬送方向と直交する方向の成す角θは40°以上50°以下であることを特徴とする基板検査装置。 - 前記照明手段は直線の領域を照らすライン照明であり、前記撮像手段は受光単位が一列に配置されたラインセンサカメラであり、ライン照明とラインセンサカメラは平行に配置され、かつライン照明およびラインセンサカメラは、前記ステージによる前記基板の移動搬送方向と直交する方向に対して成す角がθ+90°であることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
- さらに、前記照明手段から前記撮像手段への正反射光以外の反射光を遮蔽する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
- ストライプ状の着色膜群が一または多面付けされた基板に光を照射しその正反射光から着色膜の欠陥を判定する基板の検査方法であって、
光の照射位置と正反射光の受光位置を結ぶ直線と、前記ストライプ状の着色膜群の1の着色膜群が備えるストライプ方向とが成す角度θを40°以上50°以下の範囲で定め、
これを基板に対する角度として固定し、
前記基板上に面付けされた全ての着色膜群に対し角度θを保ちながら光を照射して着色膜の欠陥を判定することを特徴とする基板検査方法。
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