JP4910320B2 - 画像表示装置及び画像表示制御プログラム - Google Patents
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Description
サムネイル画像の切り替えは、オリジナル画像の読み出し及びサムネイル画像の生成処理のため時間を要する。このため、ユーザは、ページめくりの操作から次ページのサムネイル画像が表示されるまで待たされることになる。
しかしながら、特許文献1の発明は、サムネイル画像の絞込み用のツールがなく、サムネイル画像を検索するためには、記録日時や表題の条件を設定するツールを付加することが必要になる。一方、特許文献2の発明は、サムネイル画像の表示に係る時間を短縮したものの、サムネイル画像のコマ番号のみを表示するモードにあってはサムネイルを絞り込むための情報が特許文献1よりも少なくなる。
また、本発明の画像表示装置は、前記信号入力手段が、前記ディスプレイ画面上に表示されたカーソルを移動するシフトキーを含み、サムネイル画像が前記表示対象画像に縮小を含む処理をして生成され、前記サムネイル画像変更手段は、前記シフトキーの操作によって入力される操作信号の入力頻度が前記入力頻度判定手段によってより高いと判定された場合、表示対象画像をより高い縮小率で縮小したサムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示すると共に、前記シフトキーの操作によって入力される操作信号の入力頻度が前記入力頻度判定手段によってより低いと判定された場合、表示対象画像をより低い縮小率で縮小したサムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、前記入力頻度判定手段が、操作信号の入力頻度を、操作信号が入力される時間間隔によって判定し、時間間隔がより短い場合により操作頻度がより高い、時間間隔がより長い場合により操作頻度がより低いと判定することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、表示対象画像に縮小を含む処理をしてサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段を備え、前記サムネイル画像変更手段は、前記入力頻度判定手段によって判定された入力頻度に基づいて前記サムネイル画像生成手段によって行われる縮小処理の縮小倍率を変更することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、表示対象画像に縮小率が異なる縮小処理を含む処理をして生成されたサムネイル画像を保存するサムネイル画像保存手段を備え、前記サムネイル画像変更手段が、前記サムネイル画像保存手段に保存されているサムネイル画像のうち、前記入力頻度判定手段によって判定された入力頻度に対応する縮小率で縮小されたサムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、前記入力頻度判定手段によって操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合、該所定の頻度で操作信号が連続して入力される時間を計時する連続入力時間計時手段を備え、前記サムネイル画像変更手段は、前記連続入力時間計時手段による計時時間が所定の時間に達した場合に前記ディスプレイ画面に表示されるサムネイル画像を変更することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、連続入力時間計時手段は、操作信号が入力される時間間隔がより長くなったことによって操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合と、操作信号が入力される時間間隔がより短くなったことによって操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合とのいずれか一方においてのみ操作信号が連続して入力される時間を計時することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、前記入力頻度判定手段が、サムネイル画像の表示開始または前記サムネイル画像変更手段によるサムネイル画像変更後、所定の時間内は操作信号の入力頻度の判定を停止することを特徴とする。
また、本発明の画像表示制御プログラムは、表示対象となる表示対象画像を加工して得られるサムネイル画像をディスプレイ画面に同時に複数表示させるための画像表示制御プログラムであって、前記ディスプレイ画面上に表示されている画像を制御するための操作信号を入力する信号入力機能と、前記信号入力機能において入力される操作信号の入力頻度に基づいて、前記ディスプレイ画面に表示されるサムネイル画像を変更するサムネイル画像変更機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
図1は、本発明の画像表示装置の一実施形態の構成を説明するための図である。なお、本実施形態では、画像表示装置を、コンテンツあるいは複数ページを含む電子書籍等のビューアとして構成するものとする。そして、本実施の画像表示装置は、ビューアとしての表示対象となる表示対象画像を加工して得られるサムネイル画像をディスプレイ画面に同時に複数表示する一覧表示機能を持っている。なお、本実施形態では、表示対象画像を、サムネイル画像加工前の画像であることから以降はオリジナル画像と記す。
また、(b)に示した一覧画面は、(a)に示した一覧画面よりも低い縮小率で縮小されたサムネイル画像を表示する。このため、(a)に示した一覧画面よりも一覧性が低いものの、表示されるサムネイル画像の詳細度は高めることができる。本実施形態では、(b)に示した一覧画面を、ランクBの一覧画面と記す。
また、本実施形態は、前記したシフトキー103、決定キー104を信号入力手段として用い、操作信号の入力頻度に基づいてディスプレイ101に表示されるサムネイル画像を変更する。
すなわち、図2に示したように、一覧画面には、縦方向、横方向の各々に複数のサムネイル画像が表示される。例えば、図2(a)の一覧画面に表示されているサムネイル画像のうち、左上端にあるサムネイル画像p上にカーソル109を表示させ、さらに図中の左方向にカーソル109を移動させるようにシフトキー103を操作すると、画像表示装置は、前画面をディスプレイ101に表示する。
なお、本実施形態では、サムネイル画像のオリジナル画像がディスプレイ101に表示されている場合、十字キー103の左または右のキーを押下するごとにオリジナル画像が前ページまたは後ページに切替わる。
すなわち、画像表示装置は、各ページ画像をオリジナル画像にして生成されたサムネイル画像を複数同時に表示して一覧画面とし、カーソル109と共にユーザに対して表示する。ユーザは、サムネイル画像を検索し、表示させたいページ画像をオリジナル画像として生成されたサムネイル画像が表示されている一覧画面をディスプレイ101に表示させる。
以上の動作において、ユーザは、一覧画面を閲覧し、表示したいページ画像のサムネイル画像が表示されていないと判断した場合、上記したようにシフトキー103を操作し、左上端にあるサムネイル画像または右下端にあるサムネイル画像上にカーソル109を移動させる。そして、さらにカーソルを左または右に移動するよう操作して他の一覧画面を表示させる。
このような傾向から、本実施形態では、シフトキー103が比較的短い時間間隔で押下される場合、目的のサムネイル画像が表示される一覧画面が表示されていないものと解釈する。そして、このような場合には、例えばランクAの一覧性表示画面のように一覧性の高い一覧画面を表示し、1ページにより多くのサムネイル画像が表示されるようにする。このような処理によれば、少ない操作回数で目的のサムネイル画像が表示されている一覧性表示画面をより早く表示することができる。
また、ユーザは、サムネイル画像を早く選択するため、カーソル109が目的のサムネイル画像と離れた位置に表示されているほど高速にカーソル109を移動する傾向がある。本実施形態のシフトキー103は、1回押下するごとに押下された十字キーの方向にあるサムネイル画像を指し示すようにカーソルを移動させる。このため、高速にカーソル109を移動させる場合、ユーザは、シフトキー103を比較的短い時間間隔で、かつ連続して押下することになる。
このような傾向から、本実施形態では、キーが比較的短い時間間隔で押下される場合、目的のサムネイル画像が表示されている一覧性表示画面が表示されている場合にあっても、このサムネイル画像の近くにカーソル109が表示されていないと解釈する。そして、このような場合には、比較的一覧性の高い一覧画面を表示する。このような処理によれば、少ない操作回数で目的のサムネイル画像近くにカーソル109を表示することができる。
図3は、このような動作を実現するための本実施形態の画像表示装置の構成を説明するための機能ブロック図である。図示した構成は、シフトキー103等のキー入力によって入力される操作信号を受け付けるキー入力受付部301、キー入力受付部301が受け付けた操作信号の入力の頻度を操作信号が入力される時間間隔(以降、キー入力間隔と記す)によって判定するキー入力間隔監視部302を備えている。このようなキー入力間隔監視部302は、本実施形態の入力頻度判定手段として機能する。
また、画像表示装置は、一覧画面のランクやレイアウト、一覧画面の切り替え等を制御するページレイアウト部305を備えている。ページレイアウト部305は、シフトキー103の操作によって入力される操作信号の入力頻度がより高いと判定された場合により高い縮小率で縮小されたサムネイル画像をディスプレイ101上に表示する。そして、シフトキー103の操作によって入力される操作信号の入力頻度がより低い判定された場合には、より低い縮小率で縮小されたサムネイル画像をディスプレイ101上に表示する。
また、図5は、ユーザの状態とキー入力間隔との関係について説明するための図であって、図5(a)は、ディスプレイ101の画面をランクAの一覧画面に切替えるタイミング401を説明するための図である。また、(b)は、ディスプレイ101の画面をランクBの一覧画面に切替えるタイミング402を説明するための図である。(c)は、ディスプレイ101の画面をランクCの一覧画面に切替えるタイミング403を説明するための図である。
この理由を、図5(b)を用いて説明する。すなわち、目的のサムネイル画像が表示されている一覧画面が表示された場合、ユーザは、この一覧画面上の目的のサムネイル画像にカーソル109を合わせるためにシフトキー103を操作する。シフトキー103の操作は、カーソル109がサムネイル画像から遠い場合には比較的頻繁に行われる。
ところで、キー入力間隔のしきい値は、ユーザの操作の意図を推定するために設けられたものであって、例えば、キー入力間隔がしきい値TS2に達した以降、移行判定期間Tj維持されたことによってキー入力の頻度が低下したと判断できる。このため、移行判定期間Tjの計時は、キー入力間隔がしきい値TS2より短い時間からしきい値TS2に達した場合に開始され、しきい値TS2より長い時間からしきい値TS2に達した場合にリセットされる必要がある。
また、本実施形態では、キー入力間隔監視部302が、サムネイル画像の表示開始またはサムネイル画像のランク変更後、所定の時間内はキー入力の頻度の判定を停止する。このような処理は、オリジナル画像等の他の画像から一覧画面へ表示される画像が切り替わったとき、または一覧画面のランクの切り替えがあったとき、ユーザが新たに表示された一覧画面から目的のサムネイル画像を検索するため一次的にキー操作の時間間隔が長くなった場合に詳細性がより高い一覧画面への切り替えが起こることを防ぐためである。
また、本実施形態では、ランクBの一覧画面の表示中、キー入力間隔がしきい値Ts3以上になり、かつ、キー入力間隔がしきい値Ts3以上である期間P6が移行判定期間Tjに達したことにより、タイミング403で一覧画面をランクCの一覧画面に切替えている。
なお、図5において、時間間隔t1、t2等を示す長さは、(a)、(b)、(c)の各々について独立であって、(a)で図示した長さ、(b)で図示した長さ、(c)で図示した長さが互いに相関を持つものではない。
そして、しきい値Tcs以下のキー入力間隔によるキー操作が時間Tcに達した場合、ランクB以上の一覧画面が表示されている場合にも、ユーザは再び目的のページを探してページを切替えているものと判断し、一覧画面をより一覧性の高いものに切替えている。
図示したように、本実施形態の画像表示装置においては、先ず、キー入力受付部301が、文書データを読み込むための指示がなされたか否かを判定する(S501)。判定の結果、指示がされていない場合(S501:No)、指示がなされるまで待機する。
また、ステップS507において、移行判定期間が経過しと判定された場合(S507:Yes)、ディスプレイ制御部307が、図2に(1)として示したランクAの一覧画面を表示する(S508)。そして、ユーザが予期しない一覧画面の変更を防ぐため、キー入力間隔監視部302は、不感帯時間の経過を待って(S509)、ぺージ移行判定タイマ303をリセットし、キー入力間隔の監視を再開する(S510)。
また、キー入力間隔がしきい値Ts2を上回った場合(S512:Yes)、ページ移行判定タイマ303は、サムネイル画像の倍率の移行判定期間の計測を開始する(S513)。そして、キー入力間隔監視部302は、キー入力間隔がしきい値Ts2を下回ったか否か判定する(S514)。この結果、キー入力間隔がしきい値Ts2を下回った場合(S514:Yes)、ぺージ移行判定タイマ303をリセットし、キー入力間隔の監視に戻る。
また、決定キー104が押下されない場合(S528:No)、キー入力間隔監視部302は、キー入力間隔がしきい値Tcsを下回っているか否か判定する(S529)。この結果、しきい値Tcsを下回っていない場合には(S529:No)、ページ移行判定タイマ303をリセットして再度キー入力間隔を監視する。また、しきい値Tcsを下回った場合(S529:Yes)、ページ移行判定タイマ303において連続入力時間の計測が開始される(S530)。そして、連続入力時間が時間Tc以上の時間を上回った場合(S531:Yes)、一覧性がより高いランクBの一覧画面を表示する(S516)。
なお、以上述べた本実施形態の画像表示制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、本実施形態の画像表示制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
Claims (7)
- 表示対象となる表示対象画像に、縮小を含む加工をして得られるサムネイル画像をディスプレイ画面に同時に複数表示する一覧表示機能を持った画像表示装置であって、
前記ディスプレイ画面上に表示されている画像を制御するための操作信号を入力する信号入力手段と、
前記信号入力手段を使って入力される前記操作信号の入力頻度を判定する入力頻度判定手段と、
前記入力頻度判定手段によって判定された入力頻度に基づいて、前記ディスプレイ画面に表示される前記サムネイル画像の表示倍率を変更するサムネイル画像変更手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 前記信号入力手段は、前記ディスプレイ画面上に表示されたカーソルを移動するシフトキーを含み、
前記サムネイル画像変更手段は、前記シフトキーの操作によって入力される前記操作信号の入力頻度を示す入力時間間隔がしきい値よりも短いと前記入力頻度判定手段によって判定された場合、前記シフトキーの操作によって入力される前記操作信号の入力頻度を示す入力時間間隔が前記しきい値よりも長いと前記入力頻度判定手段によって判定された場合よりも、前記表示対象画像を高い縮小倍率で縮小した前記サムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示させ、前記入力時間間隔が前記しきい値よりも長いと前記入力頻度判定手段によって判定された場合、前記入力時間間隔が前記しきい値よりも短いと前記入力頻度判定手段によって判定された場合よりも、前記表示対象画像を低い縮小倍率で縮小した前記サムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 表示対象画像に縮小倍率が異なる縮小処理を含む処理をして生成された前記サムネイル画像を保存するサムネイル画像保存手段を備え、前記サムネイル画像変更手段は、前記サムネイル画像保存手段に保存されている前記サムネイル画像のうち、前記入力頻度判定手段によって判定された入力頻度に対応する縮小倍率で縮小された前記サムネイル画像を前記ディスプレイ画面上に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
- 前記入力頻度判定手段によって前記操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合、該所定の頻度で前記操作信号が連続して入力される時間を計時する連続入力時間計時手段を備え、前記サムネイル画像変更手段は、前記連続入力時間計時手段による計時時間が所定の時間に達した場合に前記ディスプレイ画面に表示される前記サムネイル画像の縮小倍率を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 連続入力時間計時手段は、前記操作信号が入力される時間間隔が前記しきい値よりも長くなったことによって前記操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合と、前記操作信号が入力される時間間隔が前記しきい値よりもより短くなったことによって前記操作信号の入力頻度が所定の頻度に達したと判定された場合とのいずれか一方においてのみ前記操作信号が連続して入力される時間を計時することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記入力頻度判定手段は、前記サムネイル画像の表示開始または前記サムネイル画像変更手段による前記サムネイル画像の縮小倍率の変更後、所定の時間内は前記操作信号の入力頻度の判定を停止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 表示対象となる表示対象画像に、縮小を含む加工をして得られるサムネイル画像をディスプレイ画面に同時に複数表示させるための画像表示制御プログラムであって、
前記ディスプレイ画面上に表示されている画像を制御するための操作信号を入力する信号入力機能と、
前記信号入力機能において入力される前記操作信号の入力頻度に基づいて、前記ディスプレイ画面に表示される前記サムネイル画像の表示倍率を変更するサムネイル画像変更機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする画像表示制御プログラム。
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