JP2010198257A - 画像処理装置、プログラムおよびファイル作成方法 - Google Patents

画像処理装置、プログラムおよびファイル作成方法 Download PDF

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健一 澤田
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Abstract

【課題】原稿に対する事前作業を不要として原稿読み取り時の操作性を向上させ、複数ページから成る原稿を読み取って分割された複数のファイルを生成できるようにする。
【解決手段】複数ページから成る原稿の基準ページを設定する基準ページ設定部52と、スキャナ部2が生成する画像データのうち、基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録部53と、スキャナ部2が生成する画像データを基準画像と比較して原稿区切りとして検出する原稿区切り検出部54と、その原稿区切りに基づいて、複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を操作パネル3に表示すると共に、操作パネル3からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理部55と、分割位置編集処理部55によって変更された分割位置に基づいて複数のファイルを作成するファイル作成部56とを備える構成である。
【選択図】図4

Description

本発明は、原稿の連続読み取りを行って画像データを生成する画像処理装置、プログラムおよびファイル作成方法に関する。
近年、複合機やMFP(Multi Function Peripheral)などと呼ばれる画像処理装置は、スキャナ部に自動原稿搬送装置(いわゆるADF)を搭載しており、複数枚の原稿を連続的に読み取って複数枚分の画像を電子ファイルとして生成する。従来、このような画像処理装置においてファイルを自動分割するものが公知である。
例えば、複数枚の原稿に白紙ページを予め挿入しておき、画像処理装置が白紙ページを検出した場合に、その白紙ページを区切りとしてファイルを分割するものが知られている(例えば、特許文献1)。また予め文書の向きを変えておき、画像処理装置が文書の向きが変わったことを検出した場合にファイルを分割するものも知られている(特許文献2)。
特開2005−141425号公報 特開平11−213171号公報
しかしながら、上述した従来の技術の場合、画像処理装置において自動でファイル分割を行うためには、予め分割したい位置に白紙原稿を挿入しておくか、或いは文書を重ねる前に文書の向きを変えておく必要がある。そのため、従来は読み取り対象原稿に対する事前作業が必要不可欠であり、画像処理装置でファイルを自動分割する場合の操作性が悪いという問題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決するため、読み取り対象原稿に対する事前作業を不要にして、原稿読み取り時の操作性を向上させると共に、複数ページから成る原稿を読み取って分割された複数のファイルを生成することができるようにした画像処理装置、プログラムおよびファイル作成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成する画像処理装置であって、前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段と、前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段と、前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する原稿区切り検出手段と、前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段と、前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段と、を備えることを特徴としている。
かかる発明によれば、基準ページに基づいて基準画像が登録され、画像データが基準画像と類似していれば、その画像を原稿区切りとして検出し、その検出された原稿区切りに基づいて複数ページ分の画像データが複数のグループに自動分割される。それ故、かかる発明では、従来のようにユーザが予め分割したい位置に白紙原稿を挿入したり、或いは文書を重ねる前に文書の向きを変えたりするなどの事前作業を行う必要がなく、原稿読み取り時の操作性が向上する。またこの場合において、必ずしもユーザが所望する位置が原稿区切りとして検出されないことがあるため、かかる発明では、自動分割によって生成される各グループに含まれる画像を表示手段に表示すると共に、操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更し、その変更された分割位置に基づいて複数のファイルを作成するように構成される。それ故、自動分割された分割位置を調整したうえで複数のファイルを作成することができるようになる。
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記分割位置編集処理手段は、前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて複数のグループに分割を行った際、各グループに含まれるページ数を判別することによって他のグループのページ数と所定ページ数以上異なるページ数のグループを特定し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示する際にその特定したグループの表示を他のグループの表示と異なる態様とすることを特徴としている。
かかる発明によれば、自動分割によって適切な分割が行われていない可能性のあるグループをユーザに対して報知することができるようになる。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置において、前記分割位置編集処理手段は、前記表示手段により各グループに含まれる画像が表示された状態で前記操作入力手段により指定された画像の位置で当該グループを更に2つのグループに分割することを特徴としている。
かかる発明によれば、自動分割によって適切に分割されなかった位置でグループを更に2つに分割することができるようになる。
請求項4にかかる発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置において、前記分割位置編集処理手段は、前記表示手段により各グループに含まれる画像が表示された状態で前記操作入力手段により指定された画像を、当該グループとは別のグループに移動させることを特徴としている。
かかる発明によれば、自動分割によって適切に分類されなかった画像を適切なグループに移動させることができるようになる。
請求項5にかかる発明は、ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成すると共に、ネットワークを介して接続された外部装置に画像処理の一部を分担させるようにした画像処理装置であって、前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段と、前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段と、前記基準画像を指定した状態で前記原稿読取手段が生成した画像データを前記外部装置に送信し、前記外部装置において前記基準画像と前記原稿読取手段が生成した画像データとを比較させることにより、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する処理を行わせる手段と、前記外部装置によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段と、前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段と、を備えることを特徴としている。
かかる発明によれば、画像処理装置において負荷の大きな処理を行う必要がなくなるので、画像処理装置の処理効率が向上し、画像処理装置のスループットが低下することを抑制できるようになる。
請求項6にかかる発明は、ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成する画像処理装置によって実行されるプログラムであって、前記画像処理装置を、前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段、前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段、前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する原稿区切り検出手段、前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段、前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段、として機能させることを特徴としている。
請求項7にかかる発明は、所定の原稿読取手段が複数ページから成る原稿を読み取って生成するページごとの画像データから複数のファイルを作成するファイル作成方法であって、ユーザによる操作入力に基づいて前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する工程と、前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する工程と、前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する工程と、前記原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を表示すると共に、ユーザによる操作入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する工程と、前記変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成する工程とを有することを特徴としている。
上述したように、本発明によれば、複数ページから成る原稿を読み取って画像データを複数のファイルに分割する場合、読み取り対象原稿に対する事前作業を行うことが不要になるので、原稿読み取り時の操作性が向上すると共に、複数ページ分の画像データを複数のファイルに分割してファイル生成を行うことができるようになる。さらに本発明においては、自動分割された分割位置を調整したうえで複数のファイルを作成することができるので、画像処理装置の使い勝手がより一層良くなる。
画像処理装置が組み込まれた画像処理システムの一構成例を示す図である。 画像処理装置に設けられる操作パネルの一構成例を示す図である。 画像処理装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 画像処理装置において複数ページから成る原稿を読み取って複数のファイルに自動分割するための制御部の機能構成を示すブロック図である。 画像処理装置における処理シーケンスを示すフローチャートである。 基準ページ設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 画像読取処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 原稿区切り検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 分割位置編集処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 初期画面表示処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 ファイル作成処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 全9ページから成る原稿を画像処理装置で読み取る場合の各部における処理の概念を示す図である。 全9ページから成る原稿を画像処理装置で読み取る場合の各部における処理の概念を示す図である。 全9ページから成る原稿を画像処理装置で読み取る場合の各部における処理の概念を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 分割位置編集処理部により操作パネルの画像表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第2の実施の形態における画像処理装置の処理概念を示す図である。 第2の実施の形態の画像処理装置において複数ページから成る原稿を読み取って複数のファイルに分割するための機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明するいくつかの実施の形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用される画像処理装置1が組み込まれた画像処理システムの一構成例を示す図である。この画像処理システムは、画像処理装置1と、サーバコンピュータ5および複数のクライアントコンピュータ6(6a,6b,…)とがネットワーク4を介して接続された構成である。図例では、画像処理装置1は、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能、プリンタ機能などの複数の機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる装置である場合を例示しているが、必ずしもこれらの複数の機能を備えたものに限られない。すなわち、画像処理装置1は原稿を読み取ってファイルを作成する機能を備えていれば良いため、例えばスキャナ専用装置であっても良い。
このような画像処理装置1は、複数ページから成る原稿を読み取るためのスキャナ部2を備えている。スキャナ部2は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部21と、その画像読取部21の上部に設けられ、複数ページから成る原稿を1枚ずつ画像読取部21に搬送する自動原稿搬送装置22とを備えている。スキャナ部2は、画像読取部21と自動原稿搬送装置22とが互いに同期した動作を行うことで、自動原稿搬送装置22が複数ページの原稿を1枚ずつ画像読取部21に搬送しつつ、画像読取部21がその搬送中の原稿から画像を読み取ることができるので、原稿の連続自動読み取りが可能な構成となっている。
また画像処理装置1は、その正面側にユーザが操作可能な操作パネル3を備えている。図2は、操作パネル3の一構成例を示す図である。操作パネル3は、ユーザが操作可能な操作キー31と、ユーザに対して各種情報を表示するために液晶表示デバイスなどで構成された画像表示部32とを備えている。画像表示部32の表示画面上にはタッチパネル式の操作キー31aが設けられている。また画像表示部32の周囲には押しボタン式の操作キー31bが設けられている。そして操作パネル3の操作キー31は、タッチパネル式の操作キー31aと、押しボタン式の操作キー31bとを備えることで、ユーザが画像処理装置1に対して各種情報や指示などを入力するための操作入力手段を構成する。また画像表示部32は、画像処理装置1の動作状況などに応じた各種の設定画面などを表示するための表示手段である。ユーザは画像表示部32の表示画面を参照しながら操作キー31を操作することにより、画像処理装置1に対する各種設定などを入力することができる。尚、操作キー31には、ユーザが画像処理装置1に対して例えば原稿の読み取り開始を指示するスタートキー33が含まれる。
図1に戻り、画像処理装置1は、原稿を読み取って生成した画像データを電子ファイルとしてファイル化するように構成されている。そして例えば、操作パネル3を介して原稿のスキャン送信が指示された場合には、原稿を読み取って生成した画像データをファイル化した後、ネットワーク4に接続されている複数のコンピュータ5,6のそれぞれに対してそのファイルを送信することが可能である。例えば、各クライアントコンピュータ6a,6b,…は、個々のユーザに割り当てられたコンピュータである。そのため、原稿を読み取って生成したファイルを特定のユーザに送信したい場合には、操作パネル3を操作してその特定のユーザに割り当てられたコンピュータを宛先として指定することにより、画像処理装置1はその指定されたコンピュータに対して指定されたファイルを送信する。また操作パネル3を介して原稿のFAX送信が指示された場合には、原稿を読み取って生成した画像データを電話回線7に出力し、指定された宛先にFAXデータとして送信するように構成されている。
そして本実施形態の画像処理装置1は、複数ページから成る原稿を読み取ってファイル作成を行う際、ユーザによって指定される基準ページの画像を基準画像とし、その基準画像に類似する画像を原稿区切りとして検出する。そして原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを原稿区切りに基づいて複数のグループに自動分割する。但し、このような自動分割はユーザが所望する分割状態となっていないことがあるため、画像処理装置1は、自動分割した結果、各グループに含まれる画像を画像表示部32に表示し、ユーザが操作パネル3に対して行う、複数のグループの分割位置を変更する操作を受け付ける。そして画像処理装置1はユーザが操作パネル3を操作して変更した分割位置に基づいて最終的に各グループに含まれている画像データをファイル化し、複数のファイルを作成するように構成されている。以下、このような画像処理装置1の詳細について説明する。
図3は、画像処理装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1は、制御部10と、スキャナ部2と、操作パネル3と、画像メモリ41と、ハードディスク装置42と、入出力インタフェース43と、FAXモデム45とを備えており、これらがデータバス46を介して相互にデータ通信可能に接続された構成である。ここで、入出力インタフェース43はネットワーク4に画像処理装置1を接続するためのものであり、FAXモデム45は電話回線7に画像処理装置1を接続するためのものである。
制御部10は、画像処理装置1の動作全般を制御する。この制御部10は、CPU11と、RAM12と、ROM13とを備えており、ROM13には画像処理装置1において実行するためのプログラム14が予め格納されている。CPU11は、ROM13に格納されたプログラム14を読み出して実行することにより、後述する各種の処理を実行する演算処理部(コンピュータ)である。RAM12は、CPU11が各種の処理を実行する際に使用する情報などを一時的に記憶しておくためのものである。
操作パネル3は、上述したように操作キー31と画像表示部32とを備えている。そして画像表示部32の表示画面は制御部10によって制御される。また操作パネル3は、ユーザが操作キー31を操作した場合、そのキー操作に基づくキー信号を制御部10に出力するように構成されている。
画像メモリ41は、スキャナ部2の画像読取部21が複数ページから成る原稿を読み取って出力する1ページごとの画像データを記憶するためのものである。例えば画像読取部21が複数ページから成る原稿を連続的に読み取る場合、画像読取部21から出力される画像データは1ページずつ出力されるため、画像メモリ41は、画像読取部21から1ページ分の画像データが出力される度にそれを順次記憶していくように構成されている。したがって、画像メモリ41には、画像読取部21が読み取ったページの順に画像データが格納されることになる。
ハードディスク装置42は、画像処理装置1に内蔵された記憶手段である。このハードディスク装置42は、画像処理装置1において生成される分割された複数のファイルを保存することが可能である。そのため、上述したスキャン送信ではなく、例えば複数ページから成る原稿を読み取って生成した複数のファイルをハードディスク装置42に保存することが指示された場合、画像処理装置1は、このハードディスク装置42に分割した複数のファイルを格納して保存する。尚、ハードディスク装置42に保存された複数のファイルは、後にユーザが自身のクライアントコンピュータ6からネットワーク4を介してアクセスすることにより、自身のクライアントコンピュータ6の内部に取り込むことが可能である。
図4は、画像処理装置1において複数ページから成る原稿を読み取って複数のファイルに自動分割するための制御部10の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態ではCPU11がプログラム14に基づく処理を実行することにより、制御部10が、原稿読取制御部51、基準ページ設定部52、基準画像登録部53、原稿区切り検出部54、分割位置編集処理部55およびファイル作成部56として機能する。
原稿読取制御部51は、スキャナ部2を制御して複数ページから成る原稿の連続的な読み取り動作を行わせるものであり、例えば原稿が自動原稿搬送装置22にセットされた状態で操作パネル3のスタートキー33が操作されたことを検知すると、それに伴って原稿の読み取り動作を開始させる。そして原稿読取制御部51の制御によってスキャナ部2が原稿の読み取り動作を開始すると、画像読取部21から出力される1ページごとの画像データが画像メモリ41に格納されていく。
基準ページ設定部52は、操作パネル3からの入力に基づいて複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページ番号を設定する処理部である。例えば、複数ページから成る原稿が複数の章から成り、ユーザが各章ごとにファイル分割を行いたい場合には、操作パネル3を操作して最初の章(例えば「第1章」)のタイトルなどが記載されたページのページ番号を入力する。すると、基準ページ設定部52は、最初の章のページを基準ページとして設定する。
基準画像登録部53は、スキャナ部2が原稿を読み取って画像メモリ41に格納する画像データのうち、基準ページ番号に対応する画像データを基準画像として登録する。例えば、上述したように複数章から成る原稿の最初の章が基準ページとして設定されている場合、基準画像登録部53は、基準ページ番号に基づき、最初の章のタイトルなどが記載されたページの画像を基準画像として登録する。
原稿区切り検出部54は、スキャナ部2が生成して画像メモリ41に格納する各ページの画像データを基準画像と比較し、基準画像と類似する画像のページを原稿区切りとして検出する処理部である。例えば、複数章から成る原稿において章ごとにタイトルページが設けられている場合、各章のタイトルページは互いに類似した画像になると考えられるため、原稿区切り検出部54が基準画像と類似する画像を検出することにより、各章のタイトルページに対応した画像が原稿区切りとして抽出されることになる。
原稿区切り検出部54において基準画像と類似する画像を検出する手法としては、既に公知となっている各種の手法を採用すれば良い。一例を挙げると、予め基準画像の縦方向および横方向のそれぞれについて濃度分布を計算しておき、画像メモリ41に格納される基準画像以外の画像を順次読み出して同様の濃度分布を計算し、その後演算処理を行うことによって基準画像の濃度分布と相関の高い濃度分布の画像を基準画像に類似する画像として特定する手法がある。また、画像全体の濃度ヒストグラムを作成し、基準画像の濃度ヒストグラムと相関の高い濃度ヒストグラムの画像を基準画像に類似する画像として特定する手法もある。またこの他にも、画像パターンのマッチング処理を行うことにより、基準画像と類似する画像を特定することも可能である。このように基準画像と類似する画像を検出することが可能な手法は種々存在し、原稿区切り検出部54は基準画像と類似する画像を検出するために、これら公知の手法のうちのいずれを採用しても良い。
次に、分割位置編集処理部55について説明する。分割位置編集処理部55が行う処理には、主として2つの処理がある。第1の処理は、原稿区切り検出部54が検出した原稿区切りに基づいて、スキャナ部2が原稿を読み取って画像メモリ41に格納した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割する処理である。つまり、この第1の処理により、複数ページから成る原稿の画像は複数のグループに自動分割される。例えば、上述したように最初の章のページが基準ページとして設定された状態で、複数章から成る原稿を読み取った場合、各章のタイトルページに対応した画像が原稿区切りとして検出されているので、この第1の処理では、複数ページ分の画像データを章ごとに複数のグループに分割する。それ故、この場合は各章に含まれるページがそれぞれ異なるグループに分割されることになる。
分割位置編集処理部55が行う第2の処理は、第1の処理によって自動分割が行われた分割状態が、ユーザの望む分割状態となっていない場合があるため、自動分割が行われた分割状態を操作パネル3の画像表示部32に表示すると共に、ユーザが操作する操作キー31からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する処理である。この第2の処理では、あるグループに含まれる画像を他のグループに移動させることが可能である。また原稿区切り検出部54によって原稿区切りとして検出されなかったため、本来は分割されるべき位置で自動分割が行われなかった場合に、本来分割されるべきその位置でそのグループを更に2つのグループに分割することも可能である。またこれとは逆に、原稿区切り検出部54によって誤って原稿区切りとして検出されたため、本来は分割されるべきでない位置で自動分割が行われた場合に、その分割位置を削除して2つのグループを1つのグループに統合することも可能である。したがって、この第2の処理により、複数のグループに自動分割が行われた分割状態を、ユーザが所望する分割状態に変更することができる。
ファイル作成部56は、分割位置編集処理部55によってユーザが所望する分割状態となった後の分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成する処理部である。つまり、分割位置編集処理部55によって最終的にユーザが所望する分割状態となったとき、複数のグループのそれぞれに含まれるページが確定するので、ファイル作成部54は、それら複数のグループのそれぞれに含まれる画像データをグループごとにファイル化し、複数のファイルを作成する。例えば、上述したように複数章から成る原稿を章ごとに分割する場合、分割位置編集処理部55によって章ごとのグループ化が適切な状態となるように分割位置の変更が行われるので、ファイル作成部54はそれらグループを個別にファイル化することで、複数章から成る原稿を章ごとに分割したファイルを作成する。そしてハードディスク装置42に保存することが指定されている場合には、複数章から成る原稿を章ごとに分割して作成した複数のファイルをハードディスク装置42に格納する。
次に上述した画像処理装置1の動作について詳しく説明する。図5〜図17は、複数ページから成る原稿を読み取ってファイル分割を行うことが指定された場合の画像処理装置1における処理シーケンスを示すフローチャートである。これらフローチャートに基づく処理は、CPU11がプログラム14を実行することにより実現される。また図18〜図20は、一例として全9ページから成る原稿9を画像処理装置1で読み取る場合の各部における処理の概念を示す図である。さらに、図21〜図28は、分割位置編集処理部55が上述した第2の処理を行う際に操作パネル3の画像表示部32に表示する画面の一例を示す図である。
まず図5は、上記処理シーケンスのメインルーチンを示すフローチャートである。画像処理装置1は、処理を開始すると、基準ページ設定処理(ステップS1)、画像読取処理(ステップS2)、分割位置編集処理(ステップS3)、ファイル作成処理(ステップS4)の順に処理を行っていき、最終的に複数のファイルが作成されると処理を終了する。
図6は、基準ページ設定処理(ステップS1)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。基準ページ設定処理が開始すると、基準ページ設定部52が機能し、操作パネル3の画像表示部32に基準ページ指定画面を表示する(ステップS11)。この画面は図示を省略するが、ユーザに対して基準ページを入力することを促す表示が行われる。そのため、ユーザはこの基準ページ指定画面の表示に基づいて、操作キー31を操作し、基準ページとなるページ番号(基準ページ番号)を入力する。基準ページ設定部52は、基準ページ指定画面を表示する処理を行った後、操作キー31を介して基準ページ番号の入力を受け付ける状態となっており(ステップS12)、基準ページ番号を入力すると、その入力した基準ページ番号を例えばRAM12などに記憶することで、基準ページを設定する(ステップS13)。以上で基準ページ設定処理が終了する。
例えば図18に示すように複数ページから成る原稿9が1ページ目と、4ページ目と、7ページ目のそれぞれに各章のタイトルページを含んでおり、ユーザが1ページ目を基準ページとして入力した場合、上述した基準ページ設定処理では、基準ページ番号として「1ページ」が記憶される。
次に図7は、画像読取処理(ステップS2)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。画像読取処理が開始すると、原稿読取制御部51が機能し、操作パネル3のスタートキー33が操作されるまで待機する状態となる(ステップS21)。例えば、この待機中に、複数ページから成る原稿をスキャナ部2にセットすることができる。そしてスタートキー33が押下されると、原稿読取制御部51は複数ページから成る原稿の1ページ分の原稿読み取りを実行する(ステップS22)。これにより自動原稿搬送装置22はセットされた原稿のうちから1枚の原稿をピックアップして画像読取部21に搬送し、画像読取部21がその搬送中の原稿から1ページ分の画像を読み取る。そして画像読取部21が出力する1ページ分の画像データが画像メモリ41に格納される(ステップS23)。例えば図18に示すような複数ページから成る原稿9を読み取る場合、ステップS22,S23により、1ページ分の原稿が読み取られ、画像メモリ41に対してその読み取られた1ページ分の画像データが格納される。
1ページ分の画像データが格納されると、基準画像登録部53が機能し、画像メモリ41に格納された画像データが基準ページ番号の原稿に対応した画像データであるか否かが判断される(ステップS24)。ここで基準ページ番号の原稿であると判断されると(ステップS24でYES)、基準画像登録部53は、画像メモリ41に格納された画像データを基準画像として登録する(ステップS25)。例えば図18の場合、基準ページとして1ページ目が設定されているので基準画像登録部53は、1ページ目の画像データが画像メモリ41に格納されると、その画像データを基準画像として登録する。そしてステップS28に進む。
一方、画像メモリ41に格納された画像が基準ページ番号に対応する画像でないと判断された場合(ステップS24でNO)、基準画像登録部53は、基準画像が既に登録済みであるか否かを判断する(ステップS26)。そして基準画像が登録済みでない場合には(ステップS26でNO)、ステップS28に進む。これに対し、基準画像が登録済みの場合(ステップS26でYES)は、原稿区切り検出部54が機能し、原稿区切り検出処理(ステップS27)を行ってからステップS28に進む。
そしてステップS28では原稿読取制御部51が機能し、原稿に含まれる全ページの読み取りが完了したか否かを判断する。そして未だ全ページの読み取りを完了していない場合は、ステップS22に戻り、次の1ページ分の原稿読み取りを開始してステップS22〜S28の処理を、全ページの読み取りが完了するまで繰り返す。そして全ページの読み取りが完了すると、画像読取処理を終了する。
ここで図7のフローチャートは、基準ページとして原稿の2ページ目以降のページが設定されている場合でも原稿の連続読み取りを継続することができるようになっている。例えば最初の章のタイトルページが原稿の2ページ目以降にあり、原稿の先頭部分には原稿全体のタイトルページや目次などが含まれている場合であって、最初の章のタイトルページのページ番号が基準ページ番号として設定されている場合、原稿全体のタイトルページや目次などを読み取ったときには、ステップS24でNOとなり、さらにステップS26でNOとなるので、ページの連続読み取りを継続することができる。尚、この場合、原稿全体のタイトルページや目次などのページは、最初の章に含まれるページと共にひとつのグループに分割されることになる。尚、原稿全体のタイトルページや目次などのページをまとめて独立したひとつのグループとしても良い。
図8は、原稿区切り検出処理(ステップS27)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。原稿区切り検出部54が、原稿区切り検出処理を開始すると、まず、既に登録されている基準画像を読み出し(ステップS261)、その基準画像と、ステップS23で画像メモリ41に格納された画像データとを比較する処理を実行する(ステップS262)。ここでの処理は、上述したように公知の手法で、ステップS23で画像メモリ41に格納された画像データが基準画像に類似するか否かを評価するための処理である。そして原稿区切り検出部54は、比較した結果、画像メモリ41に格納された画像データが基準画像に類似するか否かを判断する(ステップS263)。ここで基準画像に類似すると判断すると(ステップS263でYES)、原稿区切り検出部54は、読み取った画像(すなわち、ステップS23で画像メモリ41に格納した画像)を原稿区切りとして設定し、区切り情報を例えばRAM12などに記憶して原稿区切りを登録する(ステップS264)。そして原稿区切り検出処理を終了する。これに対し、基準画像に類似しないと判断すると(ステップS263でNO)、原稿区切り検出部54は、特別な処理は行わず、そのまま原稿区切り検出処理を終了する。
例えば図19に示すように画像メモリ41に対して原稿9の1ページ目から9ページ目まで順に画像データが格納されていくとすると、原稿区切り検出部54が上述した原稿区切り検出処理(ステップS27)を行うことにより、画像メモリ41に4ページ目の画像データが格納された時点で、基準画像と類似すると判断し、4ページ目を原稿区切りに設定する。その後、画像メモリ41に7ページ目の画像データが格納された時点で、再び基準画像と類似すると判断し、7ページ目を原稿区切りに設定する。その結果、全ページの読み取りが完了すると、区切り情報には、最終的に図19に示すように4ページ目と7ページ目の2つの画像(若しくはページ)が原稿区切りとして登録されることになる。
次に図9は、分割位置編集処理(ステップS3)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。分割位置編集処理が開始すると、分割位置編集処理部55が機能し、操作パネル3の画像表示部32に対して初期画面を表示するための初期画面表示処理を行う(ステップS31)。
図10は、この初期画面表示処理(ステップS31)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。初期画面表示処理を開始すると、分割位置編集処理部55は、RAM12などに格納されている区切り情報を読み出し(ステップS311)、その読み出した区切り情報に基づいて、読み取った複数ページ分の画像データを複数のグループに分割する(ステップS312)。
例えば図20に示すように、画像メモリ41に対して全9ページ分の画像データが格納されている場合、区切り情報を読み出すと、その区切り情報には4ページ目と7ページ目の2つの画像(若しくはページ)が原稿区切りとして登録されているので、分割位置編集処理部55は、原稿区切りとして登録されている4ページ目と7ページ目の画像がそれぞれ先頭ページとなるように自動分割する。その結果、図20に示すように1ページ目から3ページ目の画像を含むグループ1と、4ページ目から6ページ目の画像を含むグループ2と、7ページ目から9ページ目の画像を含むグループ3の3つのグループが作成される。
ところが、自動分割による分割状態はユーザが所望する分割状態でない場合があるため、これ以降の処理では、自動分割による分割状態を編集するための処理が行われる。
図10に戻り、分割位置編集処理部55は、自動分割によって作成された各グループに含まれる画像の縮小画像(サムネイル画像)を作成する(ステップS313)。この縮小画像は、操作パネル3の画像表示部32に表示するための画像である。そして各グループに含まれるページ数を計算する(ステップS314)。ここでの計算結果は、初期画面に反映されると共に、後述するステップS317でも参照される。そして各グループに対応するファイル番号を付与する(ステップS315)。例えば図20のようにグループ1〜3が作成された場合、グループ1を「ファイル1」、グループ2を「ファイル2」、グループ3を「ファイル3」、のように各グループに対応するファイル番号を付与する。そして分割位置編集処理部55は、ファイル番号1の1ページ目の画像を操作対象に設定する(ステップS316)。ここでの設定は、デフォルト設定であり、後にユーザは操作キー31を操作することにより、操作対象を自由に変更することができる。
次に分割位置編集処理部55は、各グループに含まれるページ数の平均値を算出する(ステップS317)。そして平均値と大幅に異なるページ数のグループがあるか否かを判断する(ステップS318)。ここでは、複数ページから成る原稿を読み取って複数のグループに分割する場合、通常は各グループに含まれるページ数がほぼ均等に分割されることを前提としており、あるグループに含まれるページ数が他のグループのページ数と大幅に異なるような場合には自動分割が正常に行われていない可能性があるので、それを検出する。平均値と大幅に異なるか否かの判断は、具体的には、平均値と所定ページ数以上異なるか否かを判断することにより行われる。またここでは、各グループに含まれるページ数が平均値と大幅に異なるか否かを判断するが、これ以外の判断基準を採用しても良い。例えば、各グループに含まれるページ数の統計をとって最頻出ページ数を算出し、各グループのページ数が最頻出ページ数と所定ページ数以上異なる場合には自動分割が正常に行われていない可能性があると判断しても良い。つまり、ここでは、各グループに含まれるページ数を判別することによって他のグループのページ数と所定ページ数以上異なるページ数のグループが存在するか否かを判断できれば良い。
そして分割位置編集処理部55は、例えば平均値と大幅に異なるページ数のグループが存在せず、各グループがほぼ均等にページ分割されていると判断した場合(ステップS318でNO)、操作パネル3の画像表示部32に対して通常の初期画面を表示するための処理を行う(ステップS319)。そして初期画面表示後、初期画面表示処理を終了する。
これに対し、分割位置編集処理部55は、例えば平均値と大幅に異なるページ数のグループが存在し、各グループがほぼ均等にページ分割されていないと判断した場合(ステップS318でYES)、操作パネル3の画像表示部32に対して警告付きの初期画面を表示するための処理を行う(ステップS320)。このとき、画像表示部32に表示される初期画面は、他のグループのページ数と所定ページ数以上異なるページ数のグループであるとして特定されたグループに対する表示を、他のグループの表示と異なる態様で表示し、自動分割が正常に行われていない可能性のあるグループをユーザに対して報知する。そして初期画面表示後、初期画面表示処理を終了する。
図21は、初期画面表示処理によって画像表示部32に表示される初期画面の一例を示す図である。図21(a)は通常の初期画面を示しており、図21(b)は警告付き初期画面を示している。まず画面の構成について説明すると、画像表示部32の画面内には、各グループに含まれるページの縮小画像を表示する3つの表示エリア81,82,83が設定される。これら表示エリア81,82,83には、付与されたファイル番号の順序に従って表示対象となるファイル(グループ)が割り当てられ、各表示エリアには割り当てられたファイルに関する情報(例えば、ファイル番号、ファイルに含まれるページ数、ファイルに含まれるページの縮小画像など)が表示される。中央の表示エリア82は、操作対象となるファイル及びページの表示エリアとなっており、その下部には操作対象であることを示す記号表示84が付されている。この記号表示84のさらに下部には、操作対象となるページの詳細情報を表示する操作対象表示欄85が設けられ、ここには表示エリア82で表示されているページの原稿全体でのページ番号と、ファイル内(グループ内)でのページ番号とが表示されている。また操作対象表示欄85の右側には、読み取った原稿全体に関する情報を表示する全体情報表示欄86が設けられ、ここには原稿全体を読み取って分割生成したファイル(グループ)の数と、原稿全体のページ数とが表示されている。
そして画面下部には、ユーザがキー操作可能な複数の操作キー61〜70が表示されている。スクロールの「左へ」キー61又は「右へ」キー62は、各表示エリア81,82,83に表示されるファイルを左へ又は右へ移動させ、表示エリア82に表示する操作対象ファイルを変更するための操作キーである。また画像移動の「前へ」キー63又は「後へ」キー64は、操作対象ページを1つ前のファイル又は1つ後のファイルに移動させて分割位置を変更するための操作キーである。またページめくりの「前へ」キー65又は「後へ」キー66は、表示エリア82の操作対象ページをめくって次のページの縮小画像を表示させると共に、その縮小画像を表示したページを操作対象ページに変更するための操作キーである。画像の「削除」キー67は、操作対象ページの画像(画像データ)を削除するための操作キーである。ファイルの「分割」キー68は、操作対象ページを先頭ページとして操作対象ページを含むファイルを更に2つのファイル(グループ)に分割するための操作キーである。ファイルの「統合」キー69は、操作対象ページを含むファイルを1つ前のファイル又は1つ後のファイルと結合させるための操作キーである。そして「完了」キー70は、分割位置の編集操作が完了したときにユーザが押下する操作キーである。
上述した初期画面表示処理において各グループがほぼ均等にページ分割されていると判断された場合には、図21(a)のような通常の初期画面が表示され、操作対象としてファイル番号1の1ページ目が設定されているので、表示エリア82には、ファイル番号1のファイルが表示されると共に、そのファイルに含まれる1ページ目の縮小画像が表示される。
一方、各グループがほぼ均等にページ分割されていないと判断された場合には、図21(b)のような警告付き初期画面が表示され、自動分割が正常に行われていない可能性のあるグループのファイルに対して警告マーク89が付されている。したがって、ユーザはこの警告マーク89が付されたファイルが正常に自動分割されていない可能性があることを把握しやすく、各種操作キーを操作して編集操作を行う際、効率的に所望する分割状態に編集することができる。
図9に戻り、上記のようにして画像表示部32に初期画面が表示されると、分割位置編集処理部55は、ユーザによってキー操作が行われたことを検知するまで待機する(ステップS32)。そしてキー操作が行われると、「完了」キー70が操作されたか否かを判断する(ステップS33)。「完了」キー70でない場合、分割位置編集処理部55は、編集操作に基づく処理を行う(ステップS34)。ここでは初期画面に表示されている操作キー61〜69のうち、ユーザによって押下された操作キーに応じた処理を行い、表示画面を更新すると共に、必要に応じて区切り情報に登録されている原稿区切りを変更する。そして編集操作に基づく処理が終了すると、編集操作に基づく処理によって区切り情報が変更されたか否かを判断する(ステップS35)。つまり、ここでは複数のグループに自動分割した分割位置が、編集操作に基づく処理によって変更されたか否かを判断する。尚、分割位置の変更には、分割位置の移動が含まれる他、新規に分割位置が追加設定された場合や既存の分割位置が削除された場合なども含まれる。この判断を行った結果、区切り情報に変更がない場合には、そのままステップS32に戻り、次のキー操作が検知されるまで待機する。これに対し、区切り情報に変更がある場合(ステップS35でYES)、分割位置編集処理部55はその変更を区切り情報に反映させて更新し(ステップS36)、ステップS32に戻る。
そして「完了」キー70がキー操作された場合(ステップS33でYES)には、編集操作による変更が反映された区切り情報をRAM12などに保存する(ステップS37)。尚、ステップS36における区切り情報の更新処理で既に保存が行われている場合には、ステップS37の処理はあらためて行う必要がない。そして分割位置編集処理を終了する。
編集操作に基づく処理(ステップS34)の詳細について説明する。図11〜図16は、編集操作に基づく処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。ユーザが「完了」キー70以外の操作キー31を操作した場合、分割位置編集処理部55は、まずスクロールの「右へ」キー62が操作されたか否かを判断する(ステップS501)。そして操作されたキーが「右へ」キー62ではない場合、ステップS502,S503,S504をスキップしてステップS505に進む。これに対し、「右へ」キー62である場合、分割位置編集処理部55は、各表示エリア81,82,83に表示すべきファイルとして、それまでのファイル番号に「1」加算したファイル番号のファイルを設定する(ステップS502)。そして操作対象のファイル番号を「1」加算し(ステップS503)、画像表示部32の表示画面を、ステップS502,S503で設定した内容に基づいて更新する(ステップS504)。
例えば画像表示部32の表示画面が図21(a)に示したような初期画面が表示されているときに、ユーザが「右へ」キー62を操作した場合、上記のステップS502〜S504により、画像表示部32の表示画面は図22に示す画面に遷移する。つまり、各表示エリア81,82,83には、ファイル番号が「1」加算されたファイルが表示されるようになり、操作対象表示欄85には、それまでの操作対象ファイルのファイル番号に「1」加算したファイル(すなわち、表示エリア82に表示されるファイル)の操作対象ページに対応した詳細情報が表示される。したがって、操作対象ファイルが1つ右側のファイルへスクロールしたことになる。このような画面更新が行われると、次にステップS505に進む。
そして分割位置編集処理部55は、スクロールの「左へ」キー61が操作されたか否かを判断する(ステップS505)。そして操作されたキーが「左へ」キー61ではない場合、ステップS506,S507,S508をスキップして図12のステップS511に進む。これに対し、「左へ」キー61である場合、分割位置編集処理部55は、各表示エリア81,82,83に表示すべきファイルとして、それまでのファイル番号から「1」減算したファイル番号のファイルを設定する(ステップS506)。そして操作対象のファイル番号を「1」減算し(ステップS507)、画像表示部32の表示画面を、ステップS506,S507で設定した内容に基づいて更新する(ステップS508)。例えば画像表示部32に対し、図22に示したような画面が表示されているときに、ユーザが「左へ」キー61を操作した場合、上記のステップS506〜S508により、画像表示部32の表示画面は図21(a)に示す画面に遷移する。したがって、操作対象ファイルが1つ左側のファイルへスクロールしたことになる。このような画面更新が行われると、図12のステップS511に進む。
次に分割位置編集処理部55は、ページめくりの「後へ」キー66が操作されたか否かを判断する(ステップS511)。ユーザによって操作されたキーが「後へ」キー66ではない場合、ステップS512〜S515をスキップしてステップS516に進む。これに対し、「後へ」キー66である場合、分割位置編集処理部55は、さらに、現在の操作対象ページに対して「1」加算したページが操作対象ファイル内に存在するか否かを判断する(ステップS512)。ここで「1」加算したページが存在しない場合(すなわち、現在の操作対象ページが操作対象ファイル内での最終ページの場合)、ページめくりは行うことができないので、ステップS513〜S515をスキップしてステップS516に進む。一方、「1」加算したページが存在する場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ページとして「1」加算したページを設定し(ステップS513)、操作対象ページのページ番号を「1」加算する(ステップS514)。そして画像表示部32の表示画面を、ステップS513,S514で設定した内容に基づいて更新する(ステップS515)。
例えば画像表示部32の表示画面が図22に示したような画面であるとき、ユーザがページめくりの「後へ」キー66を操作すると、上記のステップS513〜S515により、画像表示部32の表示画面は、例えば図23(a)に示す画面に遷移する。図23(a)の画面では、操作対象となる表示エリア82に表示されるページが1枚分めくられた状態となり、次のページの縮小画像が表示され、これが操作対象ページとなる。また操作対象表示欄85には、それまでのページ番号に「1」加算したページに対応した詳細情報が表示される。したがって、図23(a)の画面に遷移すると、操作対象ページが1ページ分だけ後側に変化したことになる。
また、ユーザがページめくりの「後へ」キー66を操作した場合、図22の画面から図23(b)に示す画面に遷移させるようにしても良い。図23(b)の画面では、操作対象となる中央の表示エリア82だけでなく、操作対象以外の表示エリア81,83に表示されているページも一斉に1枚分めくられた状態となり、各表示エリア81,82,83ではそれぞれのファイルに含まれる次のページの縮小画像が表示される。したがって、図23(b)の画面に遷移すると、ユーザは各表示エリア81,82,83の全体を見ながら分割されたページの状態を確認していくことができる。尚、ページめくりの「後へ」キー66が操作された場合、図23(a)と(b)のいずれの画面に遷移させるかを予め設定しておくようにしても良い。このような画面更新が行われると、ステップS516に進む。
そして分割位置編集処理部55は、ページめくりの「前へ」キー65が操作されたか否かを判断する(ステップS516)。そして操作されたキーが「前へ」キー65ではない場合、ステップS517〜S520をスキップして図13のステップS531に進む。これに対し、「前へ」キー65である場合、分割位置編集処理部55は、さらに、現在の操作対象ページに対して「1」減算したページが操作対象ファイル内に存在するか否かを判断する(ステップS517)。ここで「1」減算したページが存在しない場合(すなわち、現在の操作対象ページが操作対象ファイル内での最初のページである場合)、ページめくりは行うことができないので、ステップS518〜S520をスキップして図13のステップS531に進む。一方、「1」減算したページが存在する場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ページとして「1」減算したページを設定し(ステップS518)、操作対象ページのページ番号を「1」減算する(ステップS519)。そして画像表示部32の表示画面を、ステップS518,S519で設定した内容に基づいて更新する(ステップS520)。例えば画像表示部32に対し、図23(a)に示したような画面が表示されているときに、ユーザが「前へ」キー65を操作した場合、上記のステップS518〜S520により、画像表示部32の表示画面は図22に示す画面に遷移する。したがって、図23(a)の画面から図22の画面に遷移すると、操作対象ページが1ページ分だけ前側のページに変化したことになる。また各エリアについて一斉にページめくりを行う場合には、例えば図23(b)に示した画面から図22に示す画面に遷移する。このような画面更新が行われると、図13のステップS531に進む。
次に分割位置編集処理部55は、画像移動の「前へ」キー63が操作されたか否かを判断する(ステップS531)。「前へ」キー63ではない場合、ステップS532〜S534をスキップしてステップS535に進む。これに対し、「前へ」キー63である場合、分割位置編集処理部55は、さらに、現在の操作対象ファイルに対して「1」減算したファイル番号のファイルが存在するか否かを判断する(ステップS532)。ここで「1」減算したファイル番号のファイルが存在しない場合(すなわち、現在の操作対象ファイルがグループ1に対応するファイルである場合)、画像移動を行うことができないので、ステップS533,S534をスキップしてステップS535に進む。一方、「1」減算したファイル番号のファイルが存在する場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ページの画像を操作対象ファイルから削除し、ファイル番号を「1」減算したファイルに移動させる(ステップS533)。この場合、操作対象ファイルに対応したグループの画像が、一つ前のグループに移動することになるので、グループの分割位置が変更される。そのため、分割位置編集処理部55は、ページの移動に伴って原稿区切りを修正するため、区切り情報を変更し、さらに画像表示部32の表示を更新する(ステップS534)。
例えば図22に示すように、ファイル番号2の先頭ページが操作対象ページとなっているとき、ユーザが画像移動の「前へ」キー63を操作すると、上記のステップS533,S534により、画像表示部32の表示画面は、例えば図24に示す画面に遷移する。つまり、図22のファイル番号2の先頭ページがファイル番号1のグループに移動するため、図24の画面では、ファイル番号2に含まれるページ数が「2」になり、操作対象ページはファイル番号2の次のページに変化する。そしてファイル番号1に含まれるページ数が「4」になる。したがって、図22から図24への画面遷移により、ユーザは操作対象ページの画像が、操作対象ファイルから一つ前のファイルに移動したことを確認することができる。このような画面更新が行われると、ステップS535に進む。
そして分割位置編集処理部55は、画像移動の「後へ」キー64が操作されたか否かを判断する(ステップS535)。「後へ」キー64ではない場合、ステップS536〜S538をスキップして図14のステップS541に進む。これに対し、「後へ」キー64である場合、分割位置編集処理部55は、さらに、現在の操作対象ファイルに対して「1」加算したファイル番号のファイルが存在するか否かを判断する(ステップS536)。ここで「1」加算したファイル番号のファイルが存在しない場合(すなわち、現在の操作対象ファイルが最終グループに対応するファイルである場合)、画像移動を行うことができないので、ステップS537,S538をスキップして図14のステップS541に進む。一方、「1」加算したファイル番号のファイルが存在する場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ページの画像を操作対象ファイルから削除し、ファイル番号を「1」加算したファイルに移動させる(ステップS537)。この場合、操作対象ファイルに対応したグループの画像が、一つ後のグループに移動することになるので、グループの分割位置が変更される。そのため、分割位置編集処理部55は、ページの移動に伴って原稿区切りを修正するため、区切り情報を変更し、さらに画像表示部32の表示を更新する(ステップS538)。この場合の画面遷移の一例を図25に示す。例えば図25(a)に示すようにファイル番号2の最終ページを操作対象ページとしているときに、ユーザが画像移動の「後へ」キー64を操作すれば、図25(b)に示すようにファイル番号2の最終ページの画像がファイル番号3のファイルに移動し、ファイル番号2のファイルに含まれるページ数が1ページ減少し、ファイル番号3のファイルに含まれるページ数が1ページ増加した画面に更新される。したがって、図25(a)から(b)への画面遷移により、ユーザは操作対象ページの画像が、操作対象ファイルから一つ後のファイルに移動したことを確認することができる。このような画面更新が行われると、図14のステップS541に進む。
次に分割位置編集処理部55は、画像の「削除」キー67が操作されたか否かを判断する(ステップS541)。「削除」キー67ではない場合、ステップS542〜S547をスキップして図15のステップS551に進む。これに対し、「削除」キー67である場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ファイルから操作対象ページの画像を削除する(ステップS542)。ここでは、複数ページから成る原稿に、例えば不要なページが含まれていた場合、そのページに対応する画像を削除することができる。そして分割位置編集処理部55は、操作対象ページの画像を削除した後、操作対象ファイル内に他のページが存在するか否かを判断する(ステップS543)。ここで他のページが存在する場合には、操作対象ファイルをそのまま保持しておけば良いので、ステップS547に進む。
一方、他のページが存在しない場合(ステップS543でNO)には、操作対象ファイルに含まれるページが全て削除されたことになるため、操作対象ファイルをそのまま保持する必要がなくなるので、ステップS544に進む。この場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ファイルを削除する(ステップS544)。これにより、自動分割された複数のグループのうちのひとつが削除されることになるため、グループの分割位置が変更される。それ故、分割位置編集処理部55は、ファイル(グループ)の削除に伴う原稿区切りを修正するため、区切り情報を変更し(ステップS545)、その後、各グループに対応するファイル番号の付け直しを行う(ステップS546)。そしてステップS547に進む。
そして分割位置編集処理部55は画像表示部32の表示画面を更新する(ステップS547)。この場合の画面遷移の一例を図26に示す。例えば図26(a)に示すようにファイル番号2の最終ページを操作対象ページとしているときに、ユーザが画像の「削除」キー67を操作すれば、図26(b)に示すようにファイル番号2の最終ページの画像が削除された画面に更新される。この場合、ファイル番号2には、削除したページ以外にも、他のページが含まれているため、操作対象ファイル(グループ)の削除は行われず、ファイル番号2に含まれるページ数が1ページ減少した画面に更新される。このような画面更新が行われると、図15のステップS551に進む。
次に分割位置編集処理部55は、ファイルの「分割」キー68が操作されたか否かを判断する(ステップS551)。「分割」キー68ではない場合、ステップS552〜S555をスキップして図16のステップS561に進む。これに対し、「分割」キー68である場合、分割位置編集処理部55は、操作対象ページを先頭として、現在の操作対象ファイル(グループ)を更に2つのファイル(グループ)に分割する(ステップS552)。これにより、自動分割された複数のグループのうちのひとつのグループが更に2つのグループに分割されるので、グループの分割位置が変更される。そのため分割位置編集処理部55は、ファイル(グループ)の更なる分割に伴う原稿区切りを追加するため、区切り情報を変更し(ステップS553)、その後、各グループに対応するファイル番号の付け直しを行う(ステップS554)。そして画像表示部32の表示画面を更新する(ステップS555)。例えば図27(a)に示すようにファイル番号2の最終ページを操作対象ページとしているときに、ユーザがファイルの「分割」キー68を操作した場合、図27(b)に示すようにその操作対象ページを先頭とする新たなファイルが表示され、ファイル番号の付け直しが行われた状態の画面に更新される。図例の場合、新たなファイルにはファイル番号3が付与されており、図27(a)の画面でファイル番号3のファイルが図27(b)の画面ではファイル番号4に付け直しが行われている。このような画面更新が行われると、図16のステップS561に進む。
次に分割位置編集処理部55は、ファイルの「統合」キー69が操作されたか否かを判断する(ステップS561)。「統合」キー69ではない場合、ステップS562〜S5568をスキップして編集操作に基づく処理(ステップS34)を終了する。これに対し、「統合」キー69である場合には、ステップS562に進み、2つのファイルを統合して1つのファイルとする処理を行う。この処理では、まず操作対象ファイルの先頭ページが操作対象ページとなっているか否かを判断し(ステップS562)、先頭ページが操作対象ページとなっていれば、その操作対象ファイルを、ファイル番号が「1」小さいファイルに対して統合する(ステップS563)。そしてステップS566に進む。
一方、操作対象ファイルの先頭ページが操作対象ページでない場合は、さらに、操作対象ファイルの最終ページが操作対象ページであるか否かを判断し(ステップS564)、最終ページが操作対象ページとなっていれば、その操作対象ファイルを、ファイル番号が「1」大きいファイルに対して統合する(ステップS565)。そしてステップS566に進む。また操作対象ページが最終ページでもない場合は、操作対象ファイルを前後いずれのファイルに統合するかが不明であるため、処理を終了する。
ステップS566に進んだ場合、ファイルの統合が行われているので、グループの分割位置が変更される。そのため分割位置編集処理部55は、ファイル(グループ)の統合に伴う原稿区切りの削除を行うため、区切り情報を変更し(ステップS566)、その後、各グループに対応するファイル番号の付け直しを行う(ステップS567)。そして画像表示部32の表示画面を更新する(ステップS568)。例えば図28(a)に示すようにファイル番号2の先頭ページを操作対象ページとしているときに、ユーザがファイルの「統合」キー69を操作した場合、操作対象ファイルであるファイル番号2のファイルがファイル番号1のファイルに統合されるため、図28(b)に示すようにファイル番号1,2の2つのファイルが表示された画面に更新される。図28(b)においてファイル番号1のファイルは統合前のファイル番号1とファイル番号2の2つのファイルに含まれていたページを含むファイルであり、ファイル番号2のファイルは統合前のファイル番号3のファイルに対応する。このような画面更新が行われると、編集操作に基づく処理(ステップS34)を終了する。
尚、図16の例では、操作対象ファイルの先頭ページが操作対象ページとなっている状態で「統合」キー69が操作されると、その操作対象ファイルを1つ前のファイルに統合し、操作対象ファイルの最終ページが操作対象ページとなっている状態で「統合」キー69が操作されると、その操作対象ファイルを1つ後のファイルに統合する場合の処理手順を示しているが、必ずしもこのような処理手順であることには限られない。例えば、操作対象ファイルの任意のページが操作対象ページとなっている状態で「統合」キー69が操作されると、操作対象ファイルを前後いずれのファイルに統合するかを選択させる画面を表示し、その画面に対してユーザが選択操作を行った場合、その選択操作に基づいて操作対象ファイルを前後いずれか一方のファイルに統合するような処理手順としても良い。
図9に戻り、上述した編集操作に基づく処理(ステップS34)が、「完了」キー70以外の操作キー31が操作された場合に繰り返し行われるため、画像表示部32はその都度、表示画面を更新する。それ故、ユーザは操作の都度、更新される各表示エリア81,82,83を確認することにより、各ファイルの分割状態が所望の分割状態となっているかを把握することができるようになる。そしてユーザが所望する分割状態になっていない場合、操作パネル3の操作キー31を操作することによってユーザが所望する分割状態となるように編集することができる。
次に図17は、ファイル作成処理(ステップS4)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。ファイル作成処理が開始すると、ファイル作成部56が機能し、RAM12などに保存されている区切り情報の読み出しを行う(ステップS41)。続いて、画像メモリ41に格納されている画像データの読み出しを行う(ステップS42)。尚、分割位置編集処理部55によって画像の削除が行われた場合、ファイル作成部56が画像メモリ41から画像データを読み出す際には、その画像データは削除されている。そのため、ファイル作成部56は、分割位置編集処理部55によって分割位置の編集処理が行われた後に画像メモリ41に残っている画像データの読み出しを行う。
ファイル作成部56は、区切り情報と画像データの読み出しを終了すると、区切り情報に基づいて各ページの画像を分割し(ステップS43)、分割した単位ごとに1つのファイルを作成することで、複数のファイルを作成する(ステップS44)。そしてファイル作成処理(ステップS4)を終了する。
以上のようにして、複数ページから成る原稿を読み取ってファイル分割を行うことが指定された場合に、各種の処理が行われる。上述したように本実施形態の画像処理装置1は、複数ページから成る原稿を読み取ってファイル分割を行う際、ユーザによって指定された基準ページに基づいて基準画像を設定し、スキャナ部2が読み取る1ページずつの画像データが基準画像と類似していれば、その画像データに対応するページを原稿区切りとして検出する。そして検出した原稿区切りに基づいて全ページ分の画像データを複数のグループに自動分割する。したがって、本実施形態の場合には、従来のようにユーザが予め分割したい位置に白紙原稿を挿入したり、或いは文書を重ねる前に文書の向きを変えたりするなどの事前作業を行う必要がなく、原稿読み取り時の操作性が向上する。
一方、原稿区切りを自動検出することとした場合、必ずしもユーザが所望する位置を原稿区切りとして検出しないことがある。そのため、本実施形態の画像処理装置1は、原稿区切りに基づいて複数のグループに自動分割した結果を操作パネル3に表示すると共に、操作パネル3に対するユーザからの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更するように構成されている。そしてファイル作成部56は、その変更後の分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するので、誤った原稿区切りがそのまま反映された状態で複数のファイルが作成されることはなく、ユーザが所望する分割状態に整えられた複数のファイルが作成される。それ故、複数のファイルをコンピュータ6などに取り込んだ後に分割位置を調整するための作業を行う必要がなくなるので、操作性がより一層向上する。
尚、本実施形態では、図7に示したように1ページ分の原稿読み取りを行いながら、原稿区切り検出処理を行う処理手順を例示したが、必ずしもこのような処理手順には限られず、例えば全ページ分の原稿読み取りが完了した後に原稿区切り検出処理を行うようにしても良い。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態で説明したように、原稿区切り検出処理(図8参照)では、スキャナ部2が読み取った画像データと基準画像とを比較することで画像データが基準画像に類似するか否かを判断する。この判断には、例えば画像の濃度分析やマッチング処理などの負荷の大きな処理が伴う場合があるため、原稿区切り検出処理を画像処理装置1の内部で行うと、画像処理装置1のスループットが低下する可能性がある。そこで本実施形態では、原稿区切り検出処理をネットワーク4に接続されたサーバコンピュータ5に分担させる形態について説明する。尚、本実施形態でも画像処理装置1の全体的な構成などは第1の実施の形態で説明したものと同様である。
図29は、本実施形態における画像処理装置1の処理概念を示す図である。この画像処理装置1は、複数ページから成る原稿9を読み取って複数のファイルにファイル分割することが指定された場合に、ユーザによって指定された基準ページに基づいて基準画像を登録した後、スキャナ部2が生成する画像データをサーバコンピュータ5に送信する。本実施形態では、原稿区切り検出部54がサーバコンピュータ5に設けられており、サーバコンピュータ5は、画像処理装置1から基準画像と画像データとを受信すると、それに伴って原稿区切り検出部54を機能させ、上述した原稿区切り検出処理(図8のフローチャートに基づく処理)を実行する。そして原稿区切り検出処理が終了すると、サーバコンピュータ5から画像処理装置1に対して区切り情報が送信されるようになっている。画像処理装置1は、サーバコンピュータ5から区切り情報を受信すると、それに伴い、上述した分割位置編集処理部55を機能させ、ユーザが所望する分割状態に整えるための処理を行う。つまり、本実施形態の画像処理装置1は、ネットワーク4に接続されたサーバコンピュータ5に画像処理の一部を分担させることができるようになっている。具体的には、基準画像を指定した状態でスキャナ部2が生成した画像データをサーバコンピュータ5に送信し、サーバコンピュータ5において基準画像と画像データとを比較させることにより、基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する処理を行わせる。ここで、基準画像の指定は、基準画像そのものの画像データをサーバコンピュータ5に送信するようにしても良いし、図29に示すように基準ページ番号をサーバコンピュータ5に通知するものであっても構わない。
尚、画像処理の一部を分担させる装置は、サーバコンピュータ5に限らず、クライアントコンピュータ6a,6bであってもよい。またネットワーク4に接続された他の画像処理装置であってもよい。
図30は、本実施形態の画像処理装置1において複数ページから成る原稿を読み取って複数のファイルに自動分割するための機能構成を示すブロック図である。図30に示すように、本実施形態では画像処理装置1のCPU11がプログラム14に基づく処理を実行することにより、制御部10が、原稿読取制御部51、基準ページ設定部52、基準画像登録部53、コマンド送出部59、分割位置編集処理部55およびファイル作成部56として機能する。またサーバコンピュータ5は、原稿区切り検出部54として機能する。
画像処理装置1のコマンド送出部59は、サーバコンピュータ5において原稿区切りを検出させるためのコマンドを生成し、そのコマンドと共に、基準画像を指定した状態で画像データをサーバコンピュータ5に送信することで、サーバコンピュータ5に原稿区切り検出処理を実行させる処理部である。したがって、サーバコンピュータ5は、画像処理装置1からこのコマンドを受信することにより、原稿区切り検出部54を機能させ、基準画像に類似する画像を原稿区切りとして検出し、その結果を区切り情報として画像処理装置1に送信する。
このような構成により、本実施形態の画像処理装置1は、負荷の大きな処理である原稿区切り検出処理を行う必要がなくなるので、処理効率が向上し、スループットが低下することを抑制できるようになる。
尚、本実施形態において上述した部分以外の構成については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。例えば、上記においては主としてユーザが所望する分割状態に整えられた複数のファイルを作成するまでの処理を詳しく述べたが、例えばスキャン送信の場合には、上述した処理によって作成された複数のファイルをネットワーク4経由で複数のクライアントコンピュータ6のうちの指定された宛先に対して送信することも可能である。またFAX送信の場合には、上述した処理によって分割された複数のファイルのそれぞれに含まれる画像をそれぞれ別の宛先に対して送信することも可能である。
また上述した各実施形態において、原稿区切り検出部54が原稿区切り検出処理を行って基準画像と画像データとの比較処理を行う際、各画像からテキストなどの文字情報を削除してから画像比較を行うようにしても良い。例えば各章のタイトルページでは、タイトル名などの文字情報が異なることが通常であるため、画像から文字情報を削除した後に画像比較を行うようにすれば、より高い精度で基準画像に類似する画像を特定することができるようになる。また複数ページから成る原稿の一部にユーザが手書きした部分がある場合には、その手書き部分を削除した後に画像比較を行うことで一段と精度の高い処理が行えるようになる。
1 画像処理装置
2 スキャナ部(画像読取手段)
3 操作パネル
10 制御部
14 プログラム
31 操作キー(操作入力手段)
32 画像表示部(表示手段)
51 原稿読取制御部
52 基準ページ設定部(基準ページ設定手段)
53 基準画像登録部(基準画像登録手段)
54 原稿区切り検出部(原稿区切り検出手段)
55 分割位置編集処理部(分割位置編集処理手段)
56 ファイル作成部(ファイル作成手段)

Claims (7)

  1. ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成する画像処理装置であって、
    前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段と、
    前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段と、
    前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する原稿区切り検出手段と、
    前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段と、
    前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分割位置編集処理手段は、前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて複数のグループに分割を行った際、各グループに含まれるページ数を判別することによって他のグループのページ数と所定ページ数以上異なるページ数のグループを特定し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示する際にその特定したグループの表示を他のグループの表示と異なる態様とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記分割位置編集処理手段は、前記表示手段により各グループに含まれる画像が表示された状態で前記操作入力手段により指定された画像の位置で当該グループを更に2つのグループに分割することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記分割位置編集処理手段は、前記表示手段により各グループに含まれる画像が表示された状態で前記操作入力手段により指定された画像を、当該グループとは別のグループに移動させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  5. ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成すると共に、ネットワークを介して接続された外部装置に画像処理の一部を分担させるようにした画像処理装置であって、
    前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段と、
    前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段と、
    前記基準画像を指定した状態で前記原稿読取手段が生成した画像データを前記外部装置に送信し、前記外部装置において前記基準画像と前記原稿読取手段が生成した画像データとを比較させることにより、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する処理を行わせる手段と、
    前記外部装置によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段と、
    前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. ユーザが操作可能な操作入力手段と、ユーザに対して各種情報を表示する表示手段と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段とを備え、前記操作入力手段からの指示に基づいて複数ページから成る原稿を読み取って各ページの画像データを生成する画像処理装置によって実行されるプログラムであって、前記画像処理装置を、
    前記操作入力手段からの入力により、前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する基準ページ設定手段、
    前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する基準画像登録手段、
    前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する原稿区切り検出手段、
    前記原稿区切り検出手段によって検出された原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を前記表示手段に表示すると共に、前記操作入力手段からの入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する分割位置編集処理手段、
    前記分割位置編集処理手段によって変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成するファイル作成手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 所定の原稿読取手段が複数ページから成る原稿を読み取って生成するページごとの画像データから複数のファイルを作成するファイル作成方法であって、
    ユーザによる操作入力に基づいて前記複数ページから成る原稿のうちで基準となる基準ページを設定する工程と、
    前記原稿読取手段が生成する画像データのうち、前記基準ページに対応する画像データを基準画像として登録する工程と、
    前記原稿読取手段が生成する画像データを前記基準画像と比較し、前記基準画像と類似する画像を原稿区切りとして検出する工程と、
    前記原稿区切りに基づいて、前記原稿を読み取って生成した複数ページ分の画像データを複数のグループに分割し、各グループに含まれる画像を表示すると共に、ユーザによる操作入力に基づいて複数のグループの分割位置を変更する工程と、
    前記変更された分割位置に基づいて各グループに含まれる画像データをファイル化して複数のファイルを作成する工程と、
    を有することを特徴とするファイル作成方法。
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