JP4910012B2 - データ転送システム、クライアントpc、方法、及びプログラム - Google Patents

データ転送システム、クライアントpc、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ転送システム、クライアントPC、方法、及びプログラムに関し、特に、デジタル放送のチューナを有するサーバからチューナを有さないクライアントPCにIPネットワークを用いて放送内容を転送するシステム、クライアントPC、方法、及びプログラムに関する。
近年、デジタル技術の進展に伴い、地上デジタル放送やワンセグメント放送を、デジタル放送チューナを内蔵したデジタル放送転送サーバから、無線LAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)やIP(Internet Protocol)ネットワークを介してクライアントPC(Personal Computer)にデジタル放送を転送することが提案されている。
IPネットワークを用いた放送転送システムの最大のメリットは、小型ノートPCにおいて、チューナを直接HW(Hard Ware)実装せずにTV放送(Television)の受信が可能になることである。小型ノートPCの重要な特徴は可搬性であるので、放送転送システムにおいても無線LANへの対応が必須となる。
デジタル放送を無線LANで伝送する場合、伝送帯域の狭さや保証が容易でないことが問題となる。デジタル放送は規格上約24Mbpsで伝送され、現行の無線LAN(802.11abgn)では伝送を保証することができない。このため、無線LANでの転送に対しては、デジタル放送の帯域を圧縮する技術が必要となる。
デジタル放送は、音声映像(AV:Audio Visual)ストリーム、字幕、データ放送、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)等が重畳されたMPEG2−TS(Moving Picture Experts Group 2-Transport Stream)として放送されている。このデジタル放送の中で特に広帯域を必要とするのが、映像ストリーム(最大22Mbps)、データ放送(最大4Mbps)である。
映像ストリームについては、既存のHWトランスコーダを用いて2Mbps程度までは問題なく圧縮伝送できる技術が一般的となっている。
特開2006−261763号公報
一方で、データ放送については無線LAN程度の狭帯域を考慮した圧縮方式が提案されていない。現状では以下の2方式が提案、実施されているが、改善の余地がある。
(A)地上デジタル放送IP再送信でのデータES圧縮方式
データ放送ES内のカルーセルの再送周期を長くすることで、データ放送の帯域を数十%に圧縮する。
データ放送の遅延の除去まで考慮された方式であるが、圧縮効率が低いため、無線LAN程度の狭帯域に対する効果は不十分である。
(B)カルーセルでなく、モジュールとして保存することによる圧縮方式(例えば、特許文献1参照。)が挙げられる。
特許文献1記載の発明の主眼は、早送り等の特殊再生時にもデータ放送を動作させることであるが、データ放送のカルーセルの繰り返しを除去して保存できるため、圧縮効率も非常に高い。
しかしながら、無線LANで伝送する場合においては、初期受信やデータ放送の更新時のバーストの影響の考慮がなされていない。
そこで、本発明は、帯域の限られたローカルエリアネットワークでデジタル放送を配信するシステムにおいて、AVを優先してデータ放送の帯域を圧縮しつつ、データ放送の動作を保証することを目的とする。
本発明のシステムは、 映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムであって、前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域で前記サーバによって前記ネットワークを介して伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行し、前記コンテンツ実行部が、前記受信通知受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする ことを特徴とする。
本発明のクライアントPCは、映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記更新通知の受領した時に所定時間以下の短い間隔で前記受信通知を受領して更新されたコンテンツを前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムに用いられるクライアントPCであって、前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域でネットワークを伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行し、前記コンテンツ実行部が、前記受信通知を受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする ことを特徴とする。
本発明の方法は、サーバが、映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信し、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信し、 前記クライアントPCが、前記映像音声と前記コンテンツとをネットワークから受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行し、前記コンテンツを画像に変換し、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示するデータ転送方法であって、前記クライアントPCの受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域でネットワークを伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行し、前記クライアントPCのコンテンツ実行部が、前記受信通知を受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする ことを特徴とする。
本発明のプログラムは、映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムに用いられるクライアントPCのコンピュータに、前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域で前記サーバによって前記ネットワークを介して伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行する手順、前記コンテンツ実行部が、前記受信通知受領すると更新されたコンテンツを画像に変換する手順、を実行させることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、クライアントPCの受信制御部は、コンテンツの転送完了を待ってコンテンツ実行部にコンテンツの更新のためのアップデートを通知するので、タイムアウトすることがなくなり、帯域の限られたローカルエリアネットワークでデジタル放送を配信するシステムにおいて、AVを優先してデータ放送の帯域を圧縮しつつ、データ放送の動作を保証することができる。
本発明に係るデジタル放送転送システムのモジュール単位の更新手順を説明するためのシーケンス図の一例である。 本発明に係るデータ転送システムとしてのデジタル放送転送システムの一実施の形態の概念図である。 図2に示したサーバ2とクライアントPC4のハードウェア構成のブロック図の一例である。 本発明に係るデータ転送システムとしてのデジタル放送転送システムの機能構成の一例である。 本発明に係るデジタル放送転送システムのデータ放送全体の更新手順及び新規受信手順を説明するためのシーケンス図の一例である。 本発明に係るデジタル放送転送システムのイベントメッセージの処理手順を説明するためのシーケンス図の一例である。 DII及びDDB(モジュール)の伝送イメージの一例を示す図である。 (a)は、低負荷時の転送タイミングの一例を示し、(b)は高負荷時の転送タイミングの一例を示す図である。
<特 徴>
本データ転送システムは、受信通知と更新通知とをずらす点にある。
<構 成>
ここで、「データ放送」とは、アナログ放送の場合は、字幕スーパーや文字放送迄含む広い意味を有するが、デジタル放送の場合は、BML主体の部分のみの狭い意味を有する。
すなわち、本明細書での「データ放送」は、ARIB(社団法人電波産業会)のSTD B24で定義されたデジタル放送におけるデータ放送とする。
本発明に係るデータ転送システムとしてのデジタル放送転送システムの一実施の形態の概念図を図2に示す。
図2に示すデジタル放送転送システム1は、アンテナANT及びチューナCHを有するデジタル放送転送サーバ2と、ネットワークL1、L2と、無線LANアクセスポイント3と、クライアントPC4とを有する。
アンテナANTは、デジタル放送を受信するためのアンテナであり、図には衛星デジタル放送を受信するためのパラボラアンテナが示されているが、地上デジタル放送を受信するための八木宇田アンテナでもよい。
無線LANアクセスポイント3は、公知のアクセスポイントである。
ネットワークL1、L2は有線ネットワークでも無線ネットワークでもよい。
クライアントPC4は、図ではノートパソコンが示されているが、デスクトップ型パソコンでもミニノートパソコンでもよい。
図2に示したサーバ2とクライアントPC4のハードウェア構成のブロック図の一例を図3に示す。
図3に示すサーバ2は、チューナ10、Remux11、AVデコーダ12、CPU(Central Processing Unit)13、AVエンコーダ14、及びEthernet(登録商標)15を有する。
チューナ10は、地上デジタル放送もしくは衛星デジタル放送を受信する機能を有する。
Remux11は、選局された放送に対応するPAT(Programmable Association Table)、PMT(Programmable Massaging Table)、デスクランブル処理が行われているES(Elementary Stream)とPCR(Program Clock Reference)とで構成されるパーシャルトランスポートストリーム(Partial Transport Stream)と呼ばれる部分TS(Transport Stream)を出力する。
AVデコーダ12は、AV信号をデコードする機能を有する公知の装置である。
CPU13は、サーバ2を統括制御する機能を有するものであり、例えば、マイクロプロセッサが挙げられる。
AVエンコーダ14は、デコードされたAV信号をエンコードする機能を有する公知の装置である。
Ethernet15は、Xrox社とDEC社とが考案したLAN規格であるが、ここでは、この規格に基づくケーブル、もしくは集線装置(ハブ)を指す。
クライアントPC4は、ディスプレイ16、CPU17、AVデコーダ18、及びEthernet19を有する。尚、説明上RAM、ROM、I/Oポート、バスライン等は省略されている。
ディスプレイ16は、デジタル放送(番組、字幕スーパー、データ放送等)を表示する装置であり、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、もしくはEL(Electro Luminescence)表示装置が挙げられる。
本システムでは、デジタル放送用のチューナ10を内蔵したデジタル放送転送サーバ2から、無線LAN(もしくは有線LAN)を介してクライアントPC4にデジタル放送を転送する。
本発明に係るデータ転送システムとしてのデジタル放送転送システムの機能構成の一例を図4に示す。
本システムでは、デジタル放送チューナを有するデジタル放送転送サーバ(以下、サーバと表記する。)2と、クライアントPC4とが、LANを用いて接続されている。
サーバ2は、チューナ10を用いて地上デジタル放送(もしくはワンセグメント放送)を受信し、放送されたMPEG2−TS(放送TS)を生成する。放送TS(Transport Stream)は、Remux機能を用いてAVのMPEG2−TSストリームと、データ放送ESと、に分離される。AVのMPEG2−TSストリームはQoS付きのプロトコルで転送する。データ放送ESは、データカルーセル受信部22を経て、データ放送のモジュールとして受信される。受信したモジュールは、AVより優先度の低い通信によって、クライアントPC4に転送される。
クライアントPC4では、AVのMPEG2−TSストリームはAVのデコーダで処理して表示する。同様に、データ放送のモジュールはBML(Broadcast Makeup Language)ブラウザ25にて処理し、データ放送の画面及びその制御として再構成する。
<実施の形態1>
<動 作>
本システムの動作について図を参照して説明する。
図1は、本発明に係るデジタル放送転送システムのモジュール単位の更新手順を説明するためのシーケンス図の一例である。図5は、本発明に係るデジタル放送転送システムのデータ放送全体の更新手順及び新規受信手順を説明するためのシーケンス図の一例である。図6は、本発明に係るデジタル放送転送システムのイベントメッセージの処理手順を説明するためのシーケンス図の一例である。
図1に示すモジュール更新の処理手順の特徴は、コンテンツ実行部(BMLのECMAscript)に対してモジュール更新通知のタイミングを、モジュールの転送完了まで遅延させることである。
すなわち、同図に示すサーバの転送制御部(図5の制御プロトコル/転送プロトコル23に対応)は、クライアントPCの受信制御部(図5の制御プロトコル/受信プロトコル26に対応)との間で、DII更新を行った後、Update通知を行い、更新通知はここでは行わず、モジュールバッファを作成する。受信制御部は、転送制御部に対しモジュールを要求し、転送制御部はモジュールを低速度(AVデータの転送が阻害されない程度の速度)で転送する。
受信制御部は、モジュールの受信が完了した後でクライアント3のコンテンツ実行部(図5のBMLコンテンツ(BMLのブラウザ上で動くECMAscript)28に対応)に更新通知、及び受信通知を行う。コンテンツ実行部は、更新通知から受信通知までのタイムラグが十分に短いので、タイムアウトを生じることなく放送されたアプリケーションを実行させることができる。
通常の受信機では、サーバ2とクライアントPC4とが一体のため、DII(Download Info Indication)の更新のタイミングで更新通知を発行し、モジュールの受信完了で受信通知を発行する。
これに対して、サーバ2とクライアントPC4とを分離したシステムでは、コンテンツが新しいモジュールを参照できるためには、サーバ2とクライアントPC4との間の転送も完了しなくてはならない。AVを優先するため、データ放送のモジュールの転送ビットレートを制限した場合、DIIの更新からモジュール転送完了までのタイムラグは、通常受信機の受信完了までのタイムラグと比べて、非常に大きくなる。このとき、コンテンツのつくりによっては、タイムアウトを発生してしまうことがある。
このタイムアウト発生対策として、DIIの更新に合わせ更新通知を発行するところを、モジュールの転送完了まで遅延させる。この遅延によりタイムアウトを回避できる。
<DII、DBB>
図7は、DII及びDDB(モジュール)の伝送イメージの一例を示す図である。
同図において、複数のDDIとDDBとが交互に配置されている。各DIIは、後に続くDDBの個数や更新情報を有するインデックスであり、1パケットで完結する。これに対してDDBは、DIIのように1パケットで完結せずに、DDB1−1、DDB1−2、DDB1−3、DDB2−1、DDB2−2、DDB2−3、DDB1−1’、DDB1−2’、…と示すように、DDB1−1〜DDB1−3で一つのモジュールが完結し、DDB2−1〜DDB2−3で別のモジュールが完結し、同一のモジュールが所定の回数だけ繰り返される(カルーセル方式)。
すなわち、DIIとDDBとは1つのデータES内で時分割して、それぞれ個別に繰り返し送信される。
DIIは1つのデータES内で、特定時間にはただ1つのデータが繰り返し1つのセクションとして伝送される。DIIには、そのデータES内の各DDBのバージョン情報、構成セクション数、及び合計サイズの情報が記載される。
DDBは1つのデータES内で複数存在可能である。それぞれのDDBが複数のセクションに分割されて、DIIよりも長い周期で再送される。
データESを受信する(アップデートを含む)際には以下の手順となる。
(1)DIIを受信し、必要なメモリ数やメモリサイズを検出する。
(2)DIIの内容に従って、DDBのセクションを受信して、合成後にモジュールとして受信完了となる。
<実施の形態2>
図5に示すPMT更新の処理手順の特徴は、データ放送の起動を全モジュールの受信完了まで遅延させることである。
通常の受信機では、PMT更新時に一度データ放送を終了し、更新されたスタートアップモジュール(コンポーネントタグ 0x40、モジュールID 0000)の受信時にデータ放送を再起動する。スタートアップモジュールからは、モジュールの送信周期分待てば参照ができるようになる。
サーバ2とクライアントPC4とを分離したシステムでは、コンテンツが他モジュールを参照できるためには、サーバ2とクライアントPC4との間の転送も完了しなくてはならない。AVを優先するため、データ放送のモジュールの転送ビットレートを制限した場合、スタートアップモジュール転送完了から全モジュール転送完了までのタイムラグは、通常受信機の受信完了までのタイムラグと比べて、非常に大きくなる。このとき、コンテンツのつくりによっては、タイムアウトを発生してしまうことがある。
この対策のために、スタートアップモジュールの転送完了時にデータ放送を再起動するところを、全モジュールの転送完了まで遅延させる。
<実施の形態3>
イベントメッセージの処理手順の特徴は、モジュールの転送中のイベントメッセージを、モジュール転送後まで順序を守って通知することである。
図6に示すようなタイミングでイベントメッセージを受信した場合、そのイベントメッセージはアップデート後のモジュールでしか処理できない可能性がある。受信時点では、コンテンツはアップデート前のモジュールで動作しているため、適切にイベントメッセージを処理できない。
例えば、マラソンの実況放送時における順位の入替が生じたとき等の単発のイベントメッセージの処理の場合が挙げられる。このような場合にモジュールの転送中のイベントメッセージを、モジュール転送後まで順序を守って通知することにより、順位の入替表示がスムーズに行われる。
<実施の形態4>
前述した実施の形態ではモジュール単位での転送について説明したが、図8(a)、(b)のように、モジュール単位で転送せずに単純にデータESをAVと分離してそのまま転送する際、必要があればデータESの遅延を許して優先度を下げた場合にも、同様にDDBの大きな受信遅延が発生する。この場合にも遅延が発生するので、コンテンツ実行部側で実行することで同様の効果が得られる。
図8(a)は、低負荷時の転送タイミングの一例を示し、図8(b)は高負荷時の転送タイミングの一例を示す図である。
データESを流した場合、クライアント側でモジュールを受信するが、モジュールを受信できるタイミングが、遅延させる分だけ間延びすることがある(図3のモジュール受信時間)。この場合でも受信通知と更新通知を遅延させることでタイムアウトを回避させることができる。
<プログラム及び記憶媒体>
以上で説明した本発明にかかるデータ転送システムは、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
例えば、
(1)映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムに用いられるクライアントPCのコンピュータに、
(2)前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域で前記サーバによって前記ネットワークを介して伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行する手順、
(3)前記コンテンツ実行部が、前記受信通知受領すると更新されたコンテンツを画像に変換する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明にかかるデータ転送システムを実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリやHDD(Hard Disc Drive)が挙げられる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である
<効果の説明>
以上において、本実施の形態によれば、クライアントPCの受信制御部は、コンテンツの転送完了を待ってコンテンツ実行部に通知するので、タイムアウトすることがなくなり、帯域の限られたローカルエリアネットワークでデジタル放送を配信するシステムにおいて、AVを優先してデータ放送の帯域を圧縮しつつ、データ放送の動作を保証することができる。
また、録画するときのデータ量が少なくなるという効果も得られる。これは、繰り返し流されるカルーセル方式のデータのうち1回分だけ保存するためである。
本発明は、デジタル放送をIPで転送するシステムに利用できる。
1 デジタル放送転送システム
2 デジタル放送転送サーバ(サーバ)
3 無線LANアクセスポイント
4 クライアントPC
10 チューナ
11 Remux
12、18 AVデコーダ
13、17 CPU
14 AVエンコーダ
15、19 Ethernet
16 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、
    前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムであって、
    前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域で前記サーバによって前記ネットワークを介して伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行し、
    前記コンテンツ実行部が、前記受信通知受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする、データ転送システム。
  2. 前記送信部は、前記コンテンツが更新されると1周期分を送信し、次回更新まで当該コンテンツを送信しないことを特徴とする、請求項1記載のデータ転送システム。
  3. 前記送信部は、前記コンテンツのうち前記コンテンツ実行部が独立して変換可能なコンテンツの単位であるモジュールを多重化して送信し、
    前記受信部は、前記モジュールごとに前記更新通知および前記受信通知を発行することを特徴とする、請求項1記載のデータ転送システム。
  4. 前記送信部は、前記モジュールが更新されると前記モジュールの1周期分を送信し、次回更新まで当該モジュールを送信しないことを特徴とする、請求項3記載のデータ転送システム。
  5. 映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記更新通知の受領した時に所定時間以下の短い間隔で前記受信通知を受領して更新されたコンテンツを前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムに用いられるクライアントPCであって、
    前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域でネットワークを伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行し、
    前記コンテンツ実行部が、前記受信通知を受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする、クライアントPC。
  6. サーバが、映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信し、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信し、
    前記クライアントPCが、前記映像音声と前記コンテンツとをネットワークから受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行し、前記コンテンツを画像に変換し、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示するデータ転送方法であって、
    前記クライアントPCの受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域でネットワークを伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知及び前記受信通知を順次前記コンテンツ実行部にを発行し、
    前記クライアントPCのコンテンツ実行部が、前記受信通知を受領すると更新されたコンテンツを画像に変換することを特徴とする、データ転送方法。
  7. 映像音声と所定の周期で繰り返され更新されるコンテンツとからなるデジタル放送を受信するチューナと、前記映像音声と前記コンテンツとをクライアントPCからの要求に応じてネットワークを介して個別に前記クライアントPCに送信する送信部とを有するサーバと、前記映像音声と前記コンテンツとを前記ネットワークを介して受信し、前記コンテンツの更新が開始されたことを示す更新通知および前記コンテンツの更新が終了したことを示す受信通知を発行する受信部と、前記コンテンツを画像に変換するコンテンツ実行部と、前記映像音声と前記コンテンツ実行部で変換された前記画像とを表示可能な表示部とを有するクライアントPCとを備えたデータ転送システムに用いられるクライアントPCのコンピュータに、
    前記受信部が、前記デジタル放送においてコンテンツが占める帯域よりも小さい帯域で前記サーバによって前記ネットワークを介して伝送された前記コンテンツの受信が完了した後、前記更新通知を発行すると共に前記更新通知から所定時間内に前記受信通知を発行する手順、
    前記コンテンツ実行部が、前記受信通知受領すると更新されたコンテンツを画像に変換する手順、
    を実行させることを特徴とする、プログラム。
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